「お前の買い手が優しいやつで良かったな。超希少なポーションを恵んでもらえたんだ。引き取られる時に感謝しろよ?」  薄暗い牢の中で、屈強な男が腕組みした状態で呟く。この男は性奴隷を顧客に届ける前に、顧客のニーズに合わせて仕込みを行う役割を担っている。そのため、調教師と呼ばれていた。  調教師のすぐ前には、天井から吊るされた鎖で四肢を拘束された狼獣人が横たわっている。拘束具以外の物を身に着けていないのに加えて、股を大きく開いた状態で固定されているため、だらりと垂れた肉棒や肛門が丸見えの状態だ。  あられもない姿で拘束されている、この狼獣人の名はクロード。世界を襲う災厄に立ち向かう力を持つ勇者……だった男だ。  現在のクロードは強力な呪いを掛けられて、著しく弱体化した状態である。その結果、奴隷商に捕らえられてこのような状況に陥ってしまったのだ。 「下衆が……!」  クロードが低く唸りながら調教師を睨みつける。しかし、調教師は涼しげな表情を浮かべたまま、こう言い放った。 「おー怖い怖い。貰ったポーションで手脚を治してやったんだから、感謝してほしいくらいなんだがな」  少し前まで、クロードの四肢は欠損した状態であった。しかし、彼を性奴隷として購入する予定の顧客が、希少なポーションを使って四肢を治す事を望んだようだ。 「まあいいか。さっさと目的を果たすために説明するぞ。お前を引き取る予定のご主人様が望んだ事は二つ。一つは、ポーションでお前の手脚を治す事。もう一つの望みは……」  調教師はクロードの剥き出しの股間を踏みつけた後、こう言葉を続けた。 「全身性感帯の従順なワンコにしてから引き渡してくれ、だってさ」  クロードの目付きがさらに鋭くなる。 「ふざけるな! このクロード、落魄した身なれど堕落するつもりはない!」  誇り高き狼獣人は、目に光を宿したまま高らかに吠えた。その数分後…… 「んお゛お゛っ! やめろっ、指を動かすなぁ……っ!」  クロードは怒張した肉棒をぶるんぶるんと揺らしながら、大量の我慢汁を撒き散らしていた。肛門には調教師の人差し指と中指が挿入されており、激しい抽送が行われる度にクロードが撒き散らす我慢汁の量も増え、青臭さが牢内に広がっていく。 「ケツ穴をほじられてちんぽを硬くしてる淫乱に指図されてもなあ。この様子だと、性奴隷が天職だったみたいだな。良かった良かった」 「そんな訳、ぐっ、うお゛おおぉんっ!?」  調教師の指先が前立腺を強く圧迫した瞬間、クロードの口から悲鳴にも似た遠吠えが漏れた。同時に、鈴口から大量の子種が勢いよく噴出し、彼の黒色の毛皮にぱたぱたと落ちていく。 「呆気なくザーメンをぶっ放しやがってよ。やっぱ淫乱じゃねえか」 「ぐうっ、こんなの、ひっ、何かの、間違いだ……っ!」  当然、仕掛けはあった。調教師がクロードの肛門に指を挿入する際に、獣人を強制的に発情させる効果がある媚薬入りのローションを使用したのである。  性的な感度を何倍にも高めるローションを直腸から吸収した今のクロードの理性は、崩壊寸前だ。 「そうか。淫乱じゃないなら、こんなとこを弄っても感じないはずだよなあ?」 「いぎっ!?」  調教師はクロードの肛門から指を引き抜いた後、彼の左右の乳首を強く摘んだ。射精を終えても硬さを保ったままのクロードの肉棒が、ぴくりと跳ねる。 「おらっ、ちんぽが震えてんぞ。まさか、男のくせに乳首を弄られて感じてるわけじゃないよなあ?」 「違うっ、感じてなど、ぐおおっ!!」  口から漏れる言葉とは裏腹に、クロードの脳は乳首への刺激を快感と認識し、歓喜に震える肉棒からは再び大量の我慢汁が溢れ出した。ローションで濡れた肛門は、ひくひくと開閉を繰り返している。 「おっと、下のお口が寂しそうだな。可哀想だから、俺のちんぽを恵んでやるか」  調教師は下衣を脱ぎ、芯を持った太い肉棒を取り出した。そしてその先端を、小さく開いたクロードの肛門にすりすりと擦り付ける。 「しっかり閉めないと入っちまうぞ」 「やめ……んごおおおっ!?」  湿った音を立てながら、調教師の亀頭部がクロードの秘肉を掻き分けて沈み込む。その刺激だけでクロードは全身をガクガクと震わせて、射精を伴わない絶頂──ドライオーガズムを迎えた。 「ほれ、奥に進んでいくけどケツ穴を締めて止めなくてもいいのか?」 「ひぎっ、あ、ああぁっ……!!」  調教師が軽く体重をかけて腰を前に突き出すだけで、太い肉棒がいとも容易く奥へ奥へと進んでいく。  快感を欲するクロードの肉穴は緩み、雄の生殖器を受け入れるための器官と成り果ててしまったようだ。 「あ〜あ。根元まで入っちまったぞ。もう言い逃れできねえな、淫乱」 「あがっ、あっ……!」  見開いた目から涙をこぼすクロード。そんな彼に気遣う素振りは一切見せず、調教師はピストン運動を開始する。 「がっ! あっ、ふかっ、あ、ああぁぁっ!!」  肉同士がぶつかり合う乾いた音が響く度、クロードの口から艶やかな嬌声が漏れた。その嬌声は調教師の情欲を煽り、クロードの中で肉棒がさらに体積を増していく。 「へへっ、初物を食えるなんて役得だぜ」  下卑た笑みを浮かべながら、調教師はさらに激しく腰を振る。媚薬に侵されたクロードの身体は肉壁を擦られる度に強い快感を得て、小刻みに震え続けた。 「また漏れっ、がっ、あ゛ああああっ!!」  やがてクロードの肉棒は激しく跳ね、鈴口から再び大量の白濁液が噴出した。牢内に漂う青臭さがさらに強くなる。 「あー、たまんねえ。まずは一発、上澄みを注いでやる」  調教師は全体重をかけて腰を前に突き出し、太い肉棒をクロードの最奥にまで捩じ込んだ。 「イくぞ! 中に出すからな、淫乱!!」  クロードの中で肉棒が大きく跳ね、熱い精が迸った。 「んおっ、う、お゛おおおん゛っ!!」  調教師が放った白濁液の量は多く、クロードの腹がみるみる内に膨らんでいく。体内に収まりきらなかった精は結合部から漏れ、冷たい床に熱い水溜りを形成していった。 「ふぅ、具合が良い肉穴だったぜ。でも、全身性感帯の従順なワンコにするには、もっと調教が必要だな」  調教師はそう言って、肉棒をクロードの中から引き抜く。ぽっかりと開いたままの肉穴から、ごぽごぽと卑猥な音を立てながら粘り気が強い子種が流れ出て行った。 「さて、次はどこを開発しようかね」  耳、尻尾、肉棒、睾丸──調教師のギラついた目が、クロードの様々な部位を捉える。 「うあ、あぁ……っ」  光を失ったクロードの目から、一筋の涙が零れ落ちた。  程なくして、自分は心まで性奴隷に慣れ果てる。抗う術は無い。それを悟ってしまったようだ。  ──クロードの買い主が引き取りに来た時、彼はきっと主人が望む姿になっているのだろう。 【了】