GM [大浴場]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
湯女 [大浴場]
"そういう"サービスも質が高い
GM [大浴場]
君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう
また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「ふぅ……」誰もいない大浴場に足を踏み入れて一息つく。実質貸し切りで気が楽というものだ。
今日は冒険者家業はおやすみ。工房にお願いして炉を借りて、趣味の鍛冶をしてきた。その帰りに汗を流しに来たのだ。
剣を鍛えるに足る火力は高温だ。ダークドワーフの身であるため耐えられはするが、それでも汗はかく。さっぱりしたいと思うのは当然であろう。
この汚れた身体でいきなりお湯に浸かるわけにはいくまい。頭からお湯を被り、そっと煤と汗を洗い流していく。
「……髪は、まぁ、良いか、な」
以前、丁寧に髪油を浸透させて手入れして、指通りを良く……なんて、話をしているのを横で聞いたことがある。そういった身だしなみを整えることに興味はなくはない。
でも、“見目を良くする”という行為自体に抵抗が……ほんの少しの恐れがあるのも、確かだった。
「──なさけない、ね」
独りごちて、ざぱっとお湯を被る。石鹸で身体を洗い、清めて。湯船へと向かう。
「はふぅ……」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「───おや」
そこにはひっそりと湯舟につかる女の姿があった
湯気の濃さと気配が薄くて分かりにくかったが
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
溶けるように力を抜く。心地良い。お風呂というものは、本当に良いものだ。
「──あ。先客がいたんだ、ね」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「すまんのぅ。老体は一番風呂を浴びるのが趣味でな」
その女の顔や肉体は幼く見えたが、声が酷く老いていた
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「べつに、いい。ここは私のものでもないんだし、ね」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「邪魔をする気はない。置物か何かだと思ってくれ」
それでも一人だと思ってだいぶ気を抜いていたようなので謝罪
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……それはそれで、つまらないね。そうだね、湯船でゆったりしながら……ちょっと話がしたい、かな」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ほう。この老体でよければ、喜んで」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「私はセレナ。セレナ・クレール・アズライト。お姉さんは?」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ソロモンじゃ。お姉さんという年齢でもないからの…、ババアと呼んでくれてもよいぞ」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……流石にそれは。ソロモンさん、よろしく、ね」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「なんじゃ、礼儀正しくて良い子じゃのう。よろしく、セレナさんや」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「そして…ふふ、話か。そうじゃな、何を話そうかの…」
と、セレナさんの肉の付き方と手を見る
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「…………」
とはいえ、話と言っても、特に話題を思い付くものでもない。人付き合い自体得意ではないのだ。
一人でいると寂しくなる時は多くて、誰かと触れ合いたくはなるけれど。対人経験の少なさは、どうしてもそれを阻害する。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「セレナさんは、冒険者…あるいは傭兵をしておるのか?」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……そうだ、ね。一応冒険者、かな」
「それ以外に生きていく術を、お金を得る手段をしらないから、ね」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「やはりか、中々の腕前と見たぞ」
「ふむん?別にいいのではないか?」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
鍛冶は好きだ。でも、私は鍛治師にはなれなくて。才のないこの身で他にやれることといえば、身体を売ることくらいだろう。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「いくらでもおるじゃろ。一つの仕事だけをして生きていく者なぞ」
一つしかできないという言葉に
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……うん。それはそう。弓を使えた私は、運が良かったんだろう、ね」おかげでこうして生きていけているのだから。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ワシなんかしばらく酒場の日雇いで暮らしておるぞ」
「ま、冒険者の仕事で溜めた金があるからできることじゃがな」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「そうなんだ。……ソロモンさんは、毎日は楽しい?」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「楽しいかと聞かれると…そうじゃな、楽しくはある」
「昼間から酒飲んでぐーたらして、寝て過ごして……」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「じゃが、これに充実感はない。生い先短い老体の楽しみ方じゃな」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……そっか」楽しいけど、充足感はない。それは幸せなのだろうか。
でも、何が良いのかなんて、私にも分からないし。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「セレナさん…呼び捨てにしてもよいか?」
「そちらは楽しくないのかの?」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「呼び捨てで良いよ。私のほうがずっも若輩なんだし、ね」
「楽しいか……そうだ、ね。楽しい時もたまにはある、かな」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ならワシもソロモンと呼び捨てにするがいい」
「あんまり楽しいことはないか、そうか」
言葉の裏を読んで
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
武具を鍛えている時だけは、全てを忘れて楽しむことができる。
週に一度だけ、何も考えずに、見捨てた家族の事も意識から追いやって、ただ無心になれる。
その僅かな時間だけは、確かに幸せだ。幸せでいていいのかは、ともかくとして。
「……わかった、ソロモン」こう言われて、無理に敬称を付けるのも失礼だろう。素直に頷く。
「そうだ、ね。でも、やることはあるから」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「やることがある間は、時間が経つのが早いからのぅ…」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ソイツを失くすとこの老体のようになるからの!」
老人の自虐は始末に負えない
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「ソロモンは、まだまだ戦えそうだけど」身体つきを観察して、溢す。
「どうして、冒険者を引退したの?」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「…ふふふ、秘密じゃぞ?」
「ワシの人生で、成すべきことが全て終わったからじゃ」
冗談めかして
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「成すべきことが、全て終わった……」それは。
「……おめでとう、なのか、な?」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ありがとう、じゃ。合っておるよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
がらがら
「む、先客がいるか」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「そっか。それは……うん、羨ましい、ね」成すべきことを、全て成せずに取りこぼしてきた身としては、彼女は輝いて見えた。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「先程、一つのことしか出来なくても。いくらでも生きられるという話をしたじゃろ」
「だが…それが終われば、あとに残るのはただの後日談だけよ」
「じゃから、セレナや…」
「おっと」
何か言おうとしたようだが、大男に反応する
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
新たに入ってきた人を見て、そっと身体をタオルで隠す。あちらとしても、見て楽しい身体ではないだろうけど。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
こちらは特に隠す様子はない
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「なんだ…冒険者か。戦いの話でもしていたのか?」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「うん、二人。こんにちは」挨拶は大事だ。敵意のないことの、一番簡単な意思表示だから。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「こんにちは。そうじゃよ」
人生という戦いの話をしていた
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「戦いの話……でも、ないかな。なんだろ、生き方の話?」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「つまり戦いの話じゃろ」
カカッ
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
とりあえずざぱざぱと掛け湯で汗を流しつつ
「…この銭湯で人生論を語るのか…」と
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……話題、あまり思い付かなくて」
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
そっちのサービスの話も知ってるのでそうか…この場でか…?という顔
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「浴場はそういう場所であっておろう?たまたま同席した隣人と雑談をして楽しんでもいい場じゃ」
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「…まぁ、冒険者なら大概自分の過去の話をするのが定番だろうな。あの怪物を倒した、だの、あの街を救った、だの。」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……私には、そういう輝かしい功績はない、ね」二人にはあるの? と。
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「俺は傭兵稼業だ、英雄譚は無い。」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「そっちの大男はいくらでもありそうじゃ…と思ったが、そうでもないか」
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
元山賊なんで犯罪歴は多いが…
「…若い女二人かと思ったが、どうも違うな。長命種の類か」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ちなみにワシには輝かしい功績が……ある!」
小さい胸を張って
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
私も投獄された経験はあるが……
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
生まれが生まれなんでロクな経験はしていないが…
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
山賊作って斧振り回そう!と思って作ったので経験表を振っていない。
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「私はドワーフ。長命種ってほどではない、よ」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「じゃが話す気はなーい!秘密にしておきたいからの!」
「ワシは人間じゃよ?ほれほれ」
頭に角とか尖った耳がないことをアピール
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「…ふむ」
試しに全員で浴場に突撃する?
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
なぜ急にそんな話に!?
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
びっくりした
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
いやぁ…男で入ったので…
試しにやってみようと思ったが
ここからムード作って個別温泉入ってするには私が入ってくる時間が遅すぎたんだ!
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「ま、生きて冒険者を続けておれば自慢話などいくらでもできるさ」
なんか良い話風にまとめようとする
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「全部聞いていたら湯あたりしそうだな」多分長命種だろうな、とアタリを付けて
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「凄い、ね」素直に感心する。
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「じゃな。老人の話など長くなるばかりでいかん」
「付き合わせてすまなかったの、セレナ」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「ううん、楽しかった、よ」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
「良い子じゃのう…ああそうじゃ、最後に老婆心ながら」
「やるべき事がある間は、続けておくといい」
「そのうち、何か見つかるさ。ワシがそうだったようにな」
サンスベリア=ソロモン [大浴場]
先程途切れた言葉の続きを告げて、湯から上がり去っていきます
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「…………」生きていくためだけに、食べていくためだけに、冒険者として活動している。それがやるべきことなのかは分からないけど、やらやきゃいけないことなのは確かだ。
「うん、ありがと。参考にする、ね」去っていく背中に手を振りながら。
「……ふぅ」湯に身体を沈める。
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
湯船に浸かりながら。交流する二人を目で追った後に、その後同じ湯に浸るセレナの肢体を見る。
「…おい」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「……何?」声をかけられて、素直にそちらに向く。
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「随分とこの銭湯で談笑していたようだが…この店は男女の交わいも許容する場だ、というのは知っているのか?」
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「…………ぇ」言葉に詰まる。まさかそんなことを言われるとは思っていなかった。
そういうことが許容されている場所なのは知識として知っている。だけど、自分には関係ないことだと。
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
「なんだ、その身体で男にそういった目で見られると思っていなかったのか?」
座っていた状態から立ち上がり、ざぶざぶとセレナの方に歩を進める
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「っ!」その目に、かつて地下で、鍛冶場で浴びたミノタウロスの視線を思い出す。“女”であることを突きつけられた、あの日。
「……ぁ」身体が強張って、身動きが取れず。大男の身体を見上げる。
グゾン・ザ・グレイズオーク [大浴場]
半勃起した肉竿が、セレナの目線の高さで近付いてくる。…が
「…またこの手合いか」ばつが悪そうに視線を逸らした後
「来い」と強張った身体をひょいと持ち上げ、別の浴室に強引に連れていく
セレナ・クレール・アズライト [大浴場]
「や、やめっ……!」抵抗するも、小柄で軽い身体は容易に持ち上げられた。