「うっひゃー!すっごいオーシャンビュー!」 青い空、白い砂浜、そして一面に広がる海。 カンカン照りの常夏ビーチには多くの女性たちだけが思い思いに肌を焼き、ビーチバレーや水泳を楽しんでいた。 「っと、そうだそうだ。ホテルに行かないと……」 元々は仲のいい友達の5人で高校の卒業旅行を計画していた。 旅行代理店で対応してくれたお姉さんはめちゃくちゃ美人でみんなで可愛いとか綺麗だなとか言っておだててたらここがリーズナブルでおすすめだと言われ、確かにお値段そこそこで3泊4日の旅行パックをお願いした。 でも、俺以外の4人は流行性の病気にかかってしまい、誠に残念なことに俺だけが来てしまったのだ……。 ホテルに着いたらさっそくチェックインを━━ん? ホテルの受付に近づくと何やらトラブルだろうか、ムチムチ爆乳で小麦肌の金髪のエッチなねーちゃんに柄の悪い男が3人くらいで絡んでいた。 ここは日本男子として、仲裁するべきではないだろうか?決して!ねーちゃんと仲良くなりたい!とかそういうのではなく! ……いや流石に殴りかかりそうだったら止めなきゃダメでしょ! 「ストップストップストップ!」 無我夢中で殴りかかられる直前に割って入り、来るべき衝撃に備える。 ━━だけど、いつまで経っても殴られる衝撃は来なかった。 恐る恐る目を開けてみると、なんと女性が俺に向かって来た腕を掴んで止めていた。 唸る男に一切表情を変えず、女性は涼しい顔でいた。 そしてパッと手を離すと男は尻餅をつき、そんな男に女性がヌゥッと顔を寄せて何かを伝えた。 「Quit picking on the little guy」 「……Damn it !」 多分捨て台詞を吐いたんだろう柄の悪い男たちはゾロゾロとホテルの奥へと引っ込んでいった。 「Ah〜……って違う違う、君大丈夫?」 「……え?日本人?」 突然女性から日本語で声をかけられたことに驚いていると、女性はそのまま俺に抱きついて来た。 「うわっぷ!?」 「やっぱ日本人だ〜嬉し〜!」 スイカかよって突っ込みたくなるほど大きいおっぱいに抱きつかれると、意識してなくても柔らかさで頭がおっぱいでいっぱいになる。 「あ、ごめんね突然。キミ名前は?」 「……え?あ、ユウです」 「ユウくんね。アタシはアサヒ、よろしくね」 「は、はい。ヨロシクオネガイシマス……」 うぉー金髪美女とお知り合いになってしまったー! 「そうだユウくん、助けてくれたお礼にお姉さんと同じ部屋にしない?」 「え?あ、で、でもたしかツアーを組んでて━━」 「それでしたらこちらで対応しますよ?」 「え?あ、そうなんですか……?だ、だったらよろしくお願いします━━ん?え?同じ部屋?」 突然の出来事に混乱している俺をよそに話を聞いていたらしい受付さんがフォロー?を入れてくれる。 え?こんな美女と同じ部屋……?俺健全な高校生ですよ?襲っちゃうよ?我慢できる自信がないよ? 「あれ?アタシじゃ嫌だった?」 「い、いえ全然!むしろよろしくお願いします!」 「ふふっ、おっけー、じゃアタシと彼同じ部屋ね」 「承りました」 それからあれよあれよと一緒の部屋に向かい、明らかに狭いエレベーターの中でアサヒさんのおっぱいに押し潰されながら彼女の臭いに包まれて股間のものが爆発しそうになった。 「着いたよー。……ユウくん?」 「━━え?は、はい!」 「もーしっかりしてよね?これからいっぱい遊ぶんだから!」 そんなこんなで部屋に着くと、元々予約していたところよりもかなりいい部屋で、ベランダからはビーチが一望でき、設備もかなり良かった。 ……何故かベッドがクイーンサイズだかキングサイズだかのベッド一つだけだったけど。 「そういえばアサヒさんはこれからどうします?」 「んー……一緒にビーチに行かない?」 「ご一緒していいんですか!?」 やった!こんな美女とビーチでデートできるなんて! 「ふふっ、そんなに喜んでくれるなんて〜。じゃ、もうちょっとサービスしたげる」 そういうや否や突然アサヒさんが服を脱ぎ出した。 シャツを捲ってブルン!と赤みがかった小麦肌のスイカが激しく揺れ、その下から先端がちょっと隠れているだけのブラジャーが出て来た。 「うわっ!?ちょちょちょちょ!?」 「んー?どしたの?」 「な、何やってるんですか!?」 「言ったじゃん、サービスだよサービス。ユウくんはお姉さんが欲しいリアクションしてくれるからさ……ほらっ」 そう言ってアサヒさんはすごいローライズパンツのジッパーを下げて、チラッと下にある豹柄のTバックを見せつけて━━ 俺はそこで恥ずかしさが限界に達して荷物を持ってお風呂場に駆け込んだ。 「っ!お、お風呂場で着替えます!」 「(ふふっ可愛い♪)」 深呼吸を繰り返しながら、持って来た水着に着替える。 太ももに赤のラインが入った黒の普通のボクサータイプの水着と日焼け防止のために白の薄手のジャケットを羽織る感じの水着だ。 ……着替えてる途中でアサヒさんが外で着替えてると思うと我慢できなくなって、一度ヌいてからベッドルームに戻った。 「あ、戻って来たね。それじゃあ早速行こうか♪」 「━━」 「?ユウくん?」 水着のアサヒさんを見た時の衝撃は凄まじかった。 虹のグラデーションが掛かった長い金髪を掻き上げ、ハート柄のサングラスを額にあてながらこっちを見て、オレンジ色の瞳でウィンクしてくれた。 鍛えているのか全体的に引き締まり、筋肉が発達している姿は男らしくもあり、それでいて頭ほどもある大きなおっぱいを乳輪がはみ出すほどの小さな虹色のビキニで隠していた。 刺青もしているのか、花やハートをあしらったものが腕や太もも、胸にも掘られており、よりセクシーに見えた。 そしてそのまま下半身に目がいくと━━すごい違和感を感じた。 前からも見えるお尻は大きく締まりが良さそうだったが、股間のところに見慣れた盛り上がりがあった。 ビキニの脇から漏れ、下から押し上げるようにしているそれはどう見てもチンチンだった。 脳の処理が追いつかず、静止して頭を抱えてしまう。 「えっと……アサヒさんて……女性……です……よ、ね……?」 「?あっ!あははっ!そっかそっか!キミ知らないんだ!あはははははっ!」 何かに気づいたアサヒさんが大声をあげて笑い転げる。こっちとしては混乱しているからどいうことなのか教えて欲しいんだけどな……。 「なるほど、合点がいったよ。アタシのことずっと女の子だと思ってたんだ!」 「え?だって……」 「あー……うーんとね……まぁ体のほとんどは女の子……といっても過言ではないかな?」 「?じゃああれですか?両性具有とかフタナリって呼ばれてるような方の……」 「んふー違うんだな〜。アタシは『シーメール』だよ」 チッチッチッと指を左右に揺らしながらアサヒさんが得意げにしている。 『シーメール』っていうのは聞いたことないな……でも女の子じゃないっていうんだったら『ニューハーフ』の別の言い方か? 「シーメール?」 「そ、シーメール。男の体に女の子の要素が乗ってるの。だから声やおっぱい、お尻は基本として脂肪の乗り方……というより乗せ方?とかは女の子なんだけど、唯一、オマンコは着いてないの」 「えーっとじゃあ肉体的には男性……?」 「そ。性器は手術してないから男のままだよ。で〜も〜……恋愛の対象は男の子が良かったり?」 「っ!?」 狙われてる!?と思ってお尻の穴がキュッと閉じ、同時にお尻を両手で隠した。 そんな俺の様子にアサヒさんは吹き出し、ゲラゲラと笑い転げてようやく俺は揶揄われたことがわかった。 「むぅ……アサヒさん!」 「あははっ!冗談!冗談! でも残念なことに、そうやって可愛い子がいるな〜って近寄って来た男を食べちゃう子もいるからサ、これ掛けてあげる」 そう言って手渡して来たのはアサヒさんと同じ臭いがする香水だった。 「……いい匂いです」 「でしょ?これを脇や首、あと股間にも吹きかけたら寄ってこなくなるから」 「……ありがとうございます」 シュッ、シュッと全身に振りかけるとまるでアサヒさんに包まれたような心地になった。 その頃になると、俺も妙な緊張感が薄れ、純粋にビーチを楽しむ気持ちになった。 「そろそろ行こっか?」 「はい!」 アサヒさんはビーチパラソルやらクーラーボックスやらを持っていたので、少しだけ俺も一緒に運ぶ。 2人で一緒にビーチへ出ると、見渡す限り広がる白い砂浜と青い海に圧倒された。 そして、そこかしこにアサヒさんと似たような体型の女性……に見えるのは全員シーメールなんだよ、とアサヒさんが教えてくれた。 「じゃ、準備しよっか。パラソルはそこに差して━━」 瞬く間にビーチパラソルにビーチチェア、丸テーブルに飲み物とセッティングが終わった。 「2人でやると早いね〜。そうだユウくん、早速で悪いんだけど、アタシのお願い聞いてくれない?」 「……変なお願いでなければ」 「んふふっ、大丈夫。オイルを塗って欲しいだけだから♪」 「……それくらいなら……」 「それじゃあ、背中からこのオイルを塗ってくれる?」 「わ、分かりました」 俺がオイルを受け取ると、アサヒさんがビーチチェアの上でうつ伏せになって水着を外した。 彼女の背中は水着のあとも無く小麦色に焼けていて、そこにオイルを垂らしながら塗っていくと、その肌のきめ細やかさや張りに驚いた。 「あんっ♪とっても上手♪」 「あ、ありがとうございます」 こうしていると本当に女性なんだな、と思いながら丹念に塗っていく。 そして時々聞こえる声に否応なく俺の愚息が反応してしまう。 「お尻もお願いね?」 ゴクリと生唾を飲みながら、彼女の丸みを帯びたお尻にもオイルを塗っていく。指が沈む柔らかさと、押し返す弾力はえも言われぬ気持ちよさがあって、つい夢中で塗ってしまった。 「あんっ♪んっ♪ちょっと〜そんなにお尻ばっかり塗らないで?まだ大事なところが残ってるんだから♪」 「す、すいません……えっと次は━━」 「もう、次はこっちよ。前にもたっぷり塗ってちょうだい」 そう言ってアサヒさんが起き上がってしなだれるように座り直す。 少し崩した女の子座りをするアサヒさんの双丘はプルンプルンと揺れ動き、股間のモノさえ気にならなければこのまま流れでエッチしたいくらいだ。 「ほーら、好きなところに塗って?」 再び生唾を飲み、ゆっくりと彼女の肢体を堪能する。 ずっしりと重たいおっぱいを支えるようにオイルを塗ると自然に指が埋まっていき、ピンと勃った乳首を弄ると可愛らしい嬌声がアサヒさんから漏れた。 「あぁん♪んっ♪おっぱい大好きなのね♪」 「……大好きです!」 「ふふっ、ありがとう。で〜も〜、最後に塗ってないところをお願いね♪」 「━━!」 「ちゃんと塗ってくれないと、ここだけ焼けちゃうもの。だからお願い、ね?」 「は、はい」 最後に残った場所、それはそそり立つチンチンだ。俺のより長く太いそれにも塗らないといけない。 流石に直視はしたくないからと、後ろからさせてもらったのだが、彼女のチンチンにオイルを塗っていくと自然とオナニーするような形になってしまった。ドクドクと血管が張っていき、硬さと長さ、太さを取り戻していく。最後に金玉も忘れず入念に━━ 「うふふっ、捕まえた♪」 「ムガッ!?ムムッ!?」 「ほーら♪ちゃんと塗ってくれないと、離してあげないわよ♪」 ━━塗ろうとしたら、突然俺の顔をアサヒさんが脇で挟んできた。 濃厚な汗臭さとオス臭に混ざって柑橘系の爽やかな匂いが鼻腔から脳内に充満していき、それに加えて酸欠で思考が定まらなくなった俺は彼女のチンチンを夢中で扱いてしまった。 「あんっ♪いいわユウくん、すごくいい♪そんなに夢中になっちゃったらアタシ……あっ♪出るっ♪出るっ♪」 ビクン!ビクン!とアサヒさんのチンチンが震えたかと思ったら、ビュルッ!ビュルルルルルッ!と勢いよく射精した。 俺の方も扱いている内に酸欠とアサヒさんの匂いで頭がおかしくなったのか、彼女の射精に合わせてトロッ♪トロッ♪と俺のチンチンから何かが漏れ出した。 そして、アサヒさんの射精が治ると、ようやく俺は彼女の脇から解放された。 「うふふっ♪ありがとうね、ユウくん♪」 「は、はい……」 ボーッとしていると、手についた彼女の精液が気になってくる。俺の普段射精する精液よりもドロッとしてて、量も粘り気も臭いも強かった。 そして思わず口に━━運ぼうとしたところでハッと正気に戻って、手を洗ってすぐ戻ります!と言い残してその場からトイレに向かって走った。 ビーチに併設されたトイレはヤシの木が生い茂る林の中にあって、少し人目につきにくそうだった。 そこまで走ってくると、息を切らしながら改めて彼女の射精した精液を見る。 まだドロッとしていて、手にへばりついている。鼻先に持ってきて臭いを嗅ぐと、ツンとした刺激臭と青臭く栗の花のような臭いがしてくる。 その臭いに当てられたのか、俺は片手で自分のチンチンを扱きながら、そのまま手についた精液を舌で舐めとった。 青臭さと栗の花の匂いがより強く感じられ、飲み込むと喉にへばりつきながら胃に落ちていくのを感じる。 濃い塩味を感じると、そのすぐ後に強いイガイガ感が喉を襲って思わず咳が出た。 だが、不思議と悪くない感じがして、俺はどうにかなってしまったのだろうか?となんとも言えないモヤモヤだけが残った。 「……早く戻ろう」 咳き込んだからか、少し冷静さを取り戻した俺はオナニーする手を止め、アサヒさんも心配するだろうと、手を洗うためにトイレに入る。 そこでは濃い淫臭が充満し、何かを叩きつける音やグチョグチョとした水音、そして嬌声があちらこちらから聞こえてきた。 ここにいたら余計に頭が変になると感じた俺は急いで手を洗って外に出ようとした。 「おいおい、どうしたんだノンケくん?こんなところで1人かい?」 「へ?」 外に出た瞬間、シーメールの人が3人も道を塞ぐように立っていた 「よかったらオレたちがホテルまで連れてってやろうか?」 「い、いえ、待っている人がいるんで……」 「その子には連絡しとくからさ、良いだろう?」 チラリと視線を下げると、3人とも勃起しており、今にも襲いかかってきそうな雰囲気があった。 「すいません急いでるんで……」 「少しくらい付き合ってくれても良いだろう?なぁ?」 ジリジリと追い詰めてくる。このままトイレに入ったら間違いなく犯されるだろうという予感が浮かぶ。 アサヒさんはともかくこんな人たちに無理矢理襲われるのは勘弁だ。 「おい、寄ってたかってなにしてる?」 「あん?……げっ、れ、レイさん……」 今にも襲いかかりそうなシーメールたちを呼び止めたのは目の前の人たちよりも、そしてアサヒさんよりも、色々と大きいツーブロックの髪型をした銀髪のシーメールさんだった。 「どうする?」 「流石にレイさん相手じゃ……」 「……仕方ないか」 『レイ』と呼ばれた人が声をかけると、そそくさとそのシーメールたちは立ち去っていった。 「まったく……『お手付き』くらいの判断もできないのか」 「あ、あの……?」 「ん?ああ、大丈夫だったか?」 「ええ、まぁ……」 「私はレイ、この辺りの……まぁ監視員とでも言っておこうか。キミは?」 「俺は━━」 「おーい!ユウく━━あ!レイ!久しぶり!」 レイさんに自己紹介をしようとしたら、アサヒさんが駆け寄ってきた。 「ん?おお、アサヒじゃないか。何年振りだ?」 「2年振りかな?会えて嬉しいよ」 「私もだ。うん、見違えるくらいだ。先導者として嬉しい限りだ」 「あははは……その節はどうも……」 なんだかアサヒさんの様子がおかしい。 さっきまでの元気がなく、笑顔もどこかぎこちない。レイさんと会って嬉しそうではあるが、しきりに自分の手を強く握ってる。 ひょっとして苦手なのだろうか? 「どうだ久しぶりに会ったんだ、歓迎会をしないか?」 「あはは……えーっと……」 「っと、キミにも聞いていなかったな。どうだろうか?」 「……そうですね……」 うーん、どうもアサヒさんは彼女のことが苦手なのは間違いないようだ。さっきからどことなく上の空だし、何より目が泳いでる。 ……見てられなくなった俺は、彼女を勇気付けるためにそっと手を握った。 「━━せっかくですが、今日は彼女とゆっくり過ごそうと思ってまして……」 「っ!」 「はっはっはっ、そういうことなら仕方ない━━っと、すまない、呼ばれたようだ。また会おう」 遠くからレイさんを呼ぶ声が聞こえ、お互いに手を振って離れた。 「……ちょっとあっちで休みませんか?」 「……うん」 一気にどっと疲れてしまった。これから遊ぶぞーってとこだったけど仕方ない。 あらかじめ準備していたのが功を奏して、パラソルの下で休むことができた。 アサヒさんに飲み物を渡していると、アサヒさんが話しかけてきた。 「……ねぇ、どうして助けてくれたの?」 「?助けたつもりはないんですけど……苦手なんですか?さっきのレイって方」 「……苦手っていうか……アタシ、2年前に初めてここに来たの。で、その時はまだ普通の男で……まぁ調子に乗ってたっていうか……。 ほら、キミと最初に会った時に絡んできたのがいるでしょ?アタシは違うけど、ああいうのを狙ってるシーメールもいてね。トイレなんかに連れ込んで、逆に襲うの。 ……アタシもそんな感じで、ナンパ目的で声を掛けたのがレイで、そのまま友達も呼ばれて……」 「……あー……」 「何回やったか分からないくらい回されちゃってね……。知ってる?シーメールって性欲がものすごく強いの。 アタシの時は最初にバキュームフェラで根こそぎ吸い取られて、そしたらあの長い指でアナルをほじくって……デカチンで何人からも出されて……最後は妊婦になっちゃうくらい……。 でも、気持ちよかったのも確かだったの。それはもう天にも登るほど! だからこの道に引き込んでくれたレイには感謝しているんだけど……」 なんとなく察してしまった。エッチの快感と男に襲われるという恐怖でごちゃごちゃになったんだろう。 だからレイさんのことは気持ちよくしてくれる相手ではあるが、同時に苦手な人でもある……ということなのだろうか? ……この人でも怖いものがあるんだなと思うと途端にアサヒさんが可愛く見えてくる。 なんというか……力になってあげたい。 「……俺で練習しますか?」 「━━え?」 ふと、そんなことを口にしてしまった。 そして口にしてからとんでもないことを言ってしまったことに気づいた。 よくよく考えれば俺自身はどうなんだ?男に欲情するのか? ……いや違うな、男とか女とかじゃなくて、アサヒさんなら間違いなく興奮するんだ。 というか、さっき精液を舐めてオナニーしたし、今更か。 「……それ本気で言ってる?」 「アサヒさんならいいかなって……」 「━━」 「?アサヒさん?」 何故か固まってしまったアサヒさんに声を掛けたり、目の前で手を振ってたりすると、突然再起動したアサヒさんが俺をお姫様抱っこで抱えながら走ってホテルの部屋に戻ってしまった。 「ちょちょちょ!?アサヒさん!?」 そのままアサヒさんは俺をポイとベッドに投げて押し倒すと、そのまま上に馬乗りになって、ギンギンに勃起したチンチンを見せつけて来た。 『肉槍』とか『肉棍棒』とかって表現を薄い本でたまに見かけるけど、なるほど彼女のチンチンは『肉槍』と言うのに相応しい。 色こそ薄橙色の竿と綺麗なピンク色の亀頭だが、長さは30センチを優に超えていて、太さも10センチ近くあるだろう。太い血管がビキビキと張っていて、カリ首のエラがエグい形をしていた。 多分平均的な俺のチンチンよりも太くて逞しい、『オス』の象徴だ。 「いいんだね?本当に?アタシ、止まらないよ?」 「━━いいですよ」 言った、言ってしまった。『これからお前をメスにする』って宣言されてたのにOKしちゃった。 「なんとか優しくするから……壊れないでね?」 そう宣言したアサヒさんの顔がどんどん近づいて来ると、頬を両手で挟まれたまま彼女の柔らかい唇が触れて来た。 そのまま唇の余韻に浸ることもなく、ジュルルッとアサヒさんの長い舌が口の中に入り込んでくる。 舌を絡め、歯茎や口内の至るところを舐め回し、最後はこっちの舌を吸い込むようにして無理矢理アサヒさんの口の中を舐めまわされた。 あまりの情報量の多さにフリーズしていると、アサヒさんは瞬く間に俺の水着を脱がせて、俺のチンチンと自分のチンチンを擦り合わせてきた。 俺のよりも熱くて、硬くて、大きいアサヒさんのチンチンと並ぶと余計に自分の小ささが際立った。 「ほら、よく見て。これが今からユウくんの中に入るオチンポだよ」 「ゴクッ……おっきなチンチン……」 「オ♪チ♪ン♪ポ♪だよ?……咥えてくれる?」 「う、うん」 しゃがんでアサヒさんのオチンポにキスをしてから舌を這わせる。まずはよだれでヌルヌルに━━ 「ふふっ、舐めてくれるのも嬉しいけど━━こうでしょ!」 「んぶっ!?」 アサヒさんが俺の頭を掴むと、そのまま思い切りチンチンを喉の奥まで突き入れてきた。 「ああっ♪ユウくんのノドマンコ気持ちいぃっ♪」 ズロロロロッ!ジュブッ!ジュブッ!と俺の頭をオナホみたいにしてアサヒさんがイラマチオをする。顎が外れるんじゃないかと思うほど口を大きく開けて、独特の青臭さが口全体に広がる。 俺自身は気持ち良くはないが、必死に腰と腕を振っているアサヒさんを見てるとなんだか優越感に浸れた。 が、それも20〜30秒が限界で、それ以上は酸欠でだんだんとふわふわしたきもちになってきた。 「っ!出すよユウくんっ!アタシのザーメン飲み込んで!」 ドビュルルルッ!ドグンッ!ドクッ!ドクッ……、とアサヒさんの精液が喉の奥に流し込まれる。 出し終わると、ゆっくりとオチンポを引き抜いていく。新鮮な空気を吸い込むとそれと一緒に独特の生臭さと強い塩気が口の中いっぱいに広がった。 そうしているうちに限界が来た俺はベッドに倒れ込んでしまい、飲みきれなかったザーメンが口から漏れ出て身体中をべとべとにしてしまった。 フーッ、フーッ、と興奮を抑えているアサヒさんを尻目に、そう言えばと、薄い本で精液を見せつけるように飲むのがエロかった覚えがあった。 「……あさひさんあさひさん」 「ふーっふーっ……あ、ご、ごめんね、苦しかった?」 ちょいちょいと口の中で溜めてたザーメンを指さしてから、アサヒさんに見せつけるように咀嚼する。 プチプチとゼリー状のザーメンをすり潰して飲み込み、ゲフッとザーメン臭がするゲップをしてから、飲み込んだことがわかるようにアサヒさんに口の中を見せつける。 「意外と飲める……あ、でも結構喉が━━アサヒさん?」 「━━あーもう!ユウくんスケベすぎだよ!」 その様子にアサヒさんはかなり興奮してくれたようで、俺のお尻に顔を突っ込むとそのまま肛門をほぐし始めた。 舌で直腸を刺激されると慣れてないせいか敏感に反応してしまい、変な声が何度も出てしまった。 「あっ!?おっ!?おおっ!?」 「もう止まらないからね?ユウくんのアナル、私の形にしてあげる♪」 初めての感覚に戸惑っていると、アサヒさんがコリ、コリ、と俺の中にある『何か』を触ってきた。 ジワ〜っと触れている部分から暖かさと妙な刺激が広がり始め、そうしている間にもズボズボとアサヒさんが俺のアナルを拡張し、入ってくる指が1本から2本、3本と増えていき、ついには4本目まで入ってしまった。 「ユウくんこっちの才能あるみたいね♪もう4本も入っちゃった♪」 「あ、アサヒさぁん、なんだか変なかんじですぅ……」 ムズムズとした疼きがお尻の中から広がってくる。 もっと強い刺激が欲しい。こんなものじゃ物足りない。 「大丈夫♪すぐに気持ち良くしてあげるから♪」 そう言いながら、アサヒさんは俺の金玉を使って玉ズリをしながらオチンポ同士を擦り合わせたり、尻コキをし始めた。 そうしながら俺の肛門に先走り汁をまとわりつかせてドロドロにしながら、ゆっくりとアサヒさんが狙いを定める。 「行くよ━━」 ズブッ、と指よりも太いものがゆっくりと俺の中に入ってくる。 驚くほどスムーズに入ってきたアサヒさんのオチンポはすごく熱くて、ゴリゴリと腸内を削りながら奥の奥まで入り込んできた。 「あはっ!すっごいよユウくん!初めてなのにこんなところまで入っちゃった!」 そう言ってアサヒさんが俺のお腹の上から彼女のオチンポを押す。ヘソよりも上を下から盛り上げているオチンポはすごくエッチで、子宮があったら中に入られてるんじゃないかな……、なんて変なことを考えていた。 「……へぇ〜ユウくん、童貞よりも先に処女貰われちゃったのに興奮してるんだぁ〜♪」 アサヒさんが言うように俺のオチンポも痛いくらい勃起していて、この状況に興奮している自分に驚いた。 そうしていると、完全に勃起した俺のオチンポでアサヒさんが遊び始め、同時に腰も振り始める。 ゴリュ♪ゴリュ♪といやらしい音を立てながらオチンポがお腹の中で動いているというのはとても変な感じだ。 前立腺を刺激されているからか、尿道から体液がピュッ♪ピュッ♪と押し出されていき、クチュ♪クチュ♪とオチンポを扱くアサヒさんの手も段々と激しくなってきた。 「ユウくん♪ユウ♪ユウ♪きもちいいよぉ♪」 「おれも♪きもちいい♪です♪」 ガチピストンというやつなんだろう、お互いに高まりあった興奮で理性が溶け、アサヒさんが体重を掛けながら俺に覆い被さるようにして抱きしめて、ベロチューをしてきた。 子宮のように前立腺と金玉から精液がドクドクと量産されていき、アサヒさんのオチンポも一層硬くなっていくのを感じた。 「出す♪出すよユウ♪妊娠しちゃうまで出すから♪アタシの子供を産んで♪」 「うむ♪うみます♪アサヒさんとのこどもうんじゃいますぅ♪♪♪」 アサヒさんが腰を大きく引き、思い切り叩きつけた次の瞬間、 ドグンッ!ドグンッ!ドピュッビュッ!ドビュルルルルルッ━━ 俺たちは同時に絶頂し、今まで以上の精液が俺の中に流し込まれた。 アサヒさんの精液がお腹の中を遡り、それが熱を持って溜まっていく。ジンジンとした痛みにも似た快感がずっと前立腺から発せられ、それにつられて精液とも潮とも区別がつかない体液がトプットプッ、と尿道から垂れ流される。 最後の一滴まで流し込んだアサヒさんは精液でパンパンに膨らんだお腹からズルリとオチンポを引き抜き、ゆっくりと俺の口元にオチンポを差し出してきた。 「舐めて♪」 言われるがままに俺は身体を起こして、アサヒさんのお尻を掴み、押し込むようにオチンポを喉奥まで咥え込んで深いストロークでフェラチオを始めた。 「ちょっ♪ユウくんってば必死にオチンポしゃぶって可愛すぎ♪」 自分のケツに入っていたことも気にせずにディープフェラをしていると、いつの間にか俺のオチンポがギンギンに勃っていた。 「うふふ、ユウくんのオチンポも元気になっちゃったね♪」 「あ、アサヒさん……アサヒさんの中に入れたいです……」 「……ふふっ、いいわよ」 ニッコリと微笑んだアサヒさんは俺に見せつけるように自身のアナルをほぐしていき、俺はその様子を夢中で見ていた。 よほどアナニーが気持ちいいのか、俺に聞こえるように嬌声を響かせ、瞬く間にアサヒさんのアナルはトロトロになった。 「━━んっ♪ほら。ユウくん、よく見てね。アタシのオ♪ス♪マ♪ン♪コ」 準備ができたアサヒさんは、壁に手を当ててアナルがよく見えるようにしてくれた。 彼女のアナルは巨尻の谷に沈んでいて、それはそれは立派に黒ずんだ縦割れアナルというやつだ。 俺は迷わず鼻と口を突っ込んで、彼女の内を堪能した。 嫌な臭いは無く、むしろ花のような匂いが鼻腔をくすぐった。 そのままジュルルッ、とアナルの中も舐め回し続けていると、唾液と腸液が混ざり合ってアナルの中がヌメってきた。 「━━そろそろ挿入れても大丈夫よ」 「は、はい」 タイミングを見計らってアサヒさんが許可を出してくれる。 ゆっくりと彼女のお尻に合わせて、なかなか入らず尻コキをしてしまったが、何回か擦っていると突然ズブブッ、とオチンポがアナルに飲み込まれた。 「ンハァッ♪アナル童貞、卒業おめでとう♪どう?アタシのオスマンコは」 「あぁっ!アサヒさんの中、滅茶苦茶キツくて気持ちいいです!」 入り口は狭く、そこを越えるとふわトロの直腸が俺のオチンポをギュッと包み込んでくれた。 パチュン♪パチュン♪と腰を打ちつけるごとにお尻をぶつける音が響き、彼女のアナルに夢中になってしまう。 徐々に腰を振る強さが増していき、彼女のデカケツに覆い被さるようにして必死に腰を振る。 「あ、アサヒさん!出します!アサヒさんの中にいっぱい出しますぅ!」 「出せ♪出しちゃえ♪アタシのオスマンコに♪妊娠させちゃうくらい♪いっぱい出してぇ♪♪♪」 ビクン!と射精の瞬間に腰が跳ねると同時にアサヒさんがギューッとアナルを締め上げる。 ドビューッ!ドピュッ!ピュッ!トクッ……、と今までで一番気持ちいい射精をした俺はしばらくアサヒさんの尻から離れられなかった。 ようやく射精の余韻が落ち着いてきた俺は、すでに萎えてしまったオチンポを引き抜くと、黙ってアサヒさんの背中から抱きついた。 「……疲れちゃった?」 「……ちょっとだけ」 「いいのよ、初めてだもの。一緒に寝ましょう?」 アサヒさんに誘われて、ベッドの上で横に並んで眠る。 「……どうかしら?初めての感想は」 「すごく……気持ちよかったです。挿入られるのも、挿入るのも……」 「よかった……実はね、私も童貞だったの」 「……え?」 「レイたちに回された時、アタシはずっと挿入られる側でね……手コキとかフェラはしてもらったけど、挿入たのはユウくんが初めて」 それを聞くと、俺の中でフツフツと得も言えぬ感情が湧いてきた。 この人の初めてを奪い奪われたことになんと無くだけど、すごい嬉しさが込み上げてきた。 きっとこれが好きということなんだろう。 居ても立っても居られなくなった俺は、感情のままアサヒさんに抱きついてキスの雨を降らせた。 「きゃっ、どうしたの?」 「えへへ……嬉しくなっちゃって……俺、アサヒさんのことが好きみたいです」 「っ♪そんなこと言っちゃって……うふふ、お姉さんもユウくんのことが大好きよ♪」 見つめあっているうちに、自然と2人で啄むようなキスから舌を絡ませるものに変わっていき、お互いのオチンポを擦り付けあい始めた。 そのままお互いに挿入て挿入られて、ドロドロになった頃、俺の体力が無くなってようやく2人とも就寝した。 ……まだ旅行は始まったばかり。明日はどうしようか━━。 To be continued ━━