《M∀LICE<P>Cheshire Cat》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、不思議の国のアリスに登場するチェシャ猫がベースとなっている。 性格は一見すると享楽的で悪戯好きの意地悪に感じられるものの、一方でM∀LICEらしく計算高い一面を持つ。 その両方が合わさった結果は「ギリギリ許されそうな範疇の悪戯をする」という内容で出力される。 Cheshire Catがカードの精霊として人間の元へとやって来た場合の対応もその通りであり、基本的には揶揄いを中心としたコミュニケーションになるだろう。 前述の通り、悪戯の内容は相手を見て決める節のある彼女だが、時としてそれが性的なものになる場合がある。 主人が本気で拒絶すれば、計算違いだったと改めて二度とそういった悪戯は行ってこなくなる。 しかし、抵抗が弱かった場合、Cheshire Catは「内心では喜んでいる」と判断する。 こうなるとそれ以降の悪戯は性的なものが中心となっていく。 主人が「悪戯をされることに喜びを感じるタチ」であることが顕著になれば、それはよりエスカレートしていき、最終的には直接押し倒して強引に性交に及んだという事例も確認されている。 なお、一度性交の味を知ってしまうと主人を手放そうとしなくなる。 言葉巧みにマウントを取り、Cheshire Cat>主人という関係を刷り込ませていき、主人が自発的に逃げる道を断とうとするようだ。 また、他のM∀LICEに比べると、猫をモチーフにしているからか母性本能が強い傾向にある。 「悪戯をしていい状況ではない」と判断した場合は、普段からは考えられない程献身的な姿を見せる。 弱点も猫から受け継いでおり、コード型の尻尾の付け根をトントン叩かれると恍惚に浸ってしまう。 その感触に溺れ、悪戯をやめさせられてしまった個体も僅かながら存在するようだ。 《M∀LICE<P>Dormouse》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、不思議の国のアリスに登場する眠りネズミがベースとなっている 。M∀LICEの例に漏れず理知的で、性格にも癖はない。 話しかけると知的で詩的な会話を返してくれるが、高度すぎて我々には理解し難い一面もあるようだ。 欠点として消耗が激しく、意識がハッキリしている時間が限られているという部分が挙げられる。 高頻度で眠たげ、あるいは眠っているのはこれが理由である。 十分なパフォーマンスを出す為に、睡眠の質を上げようと枕などの寝具に拘りを見せる彼女だが、 その一方で「活動できる時間が限られていること」や「睡眠中の無防備さへの不安」などをコンプレックスとしている。 とにかく自分を肯定的に見てくれて、尚且つ安眠を守ってくれる人間こそがDormouseが求める存在である。 カードの精霊として人間の元にふらっと現れた際は、精神的に弱っている場合が殆ど。 同僚のM∀LICEに相談することもできずに焦燥していることだろう。 素直に保護し、「ほんの出来心」に負けず、世話をしてやれば大抵は心を開いてくれる。 ただし、上述の通り理知的なので彼女を苦にしているような心情を漏らすと去ってしまうので要注意。 理想とする異性像も概ねそれに準じている。 睡眠中に襲われないことは勿論のこと、限られた起きている時間でのコミュニケーションでDormouseに好意を抱かせることができれば身を寄せて好意を示してくるようになる。 元にしたのがネズミだからか、意中の相手との性交は生を好み、積極的に子供を増やそうとするようだ。 《M∀LICE<P>March Hare》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、不思議の国のアリスに登場する眠り3月ウサギがベースとなっている。 M∀LICEの中では最も外交的な性格をしており、誰でも臆せず話しかけることができる。 未知のエリアにも果敢に飛び込んでいく様は、ある種の頼もしさすら感じさせられる。 邪険にされてもめげたりしない真性の根明。 March Hareは別段、他者に何かを求めることをせず、これといった異性のタイプも存在しない。 逆に言うと誰でも仲良くなることができる。 しかし、しっかりと「どのくらい好きなのか」という基準は自身の中に存在するため、好意を向けられて告白すれば当然喜ぶし、意志があればカップルになるのは容易である。 ……が、そう美味しい話だけがある筈もなく、 「March Hareと関係を結ぶことに必要な条件」はなくとも、 「March Hareと共に生きていくうえで求められる用件」は存在している。 March Hareはとにかく性交が大好きであり、できることなら一日中でも繋がっていたいとさえ考えている。 また、受け攻めには拘りがない。多少雑に扱われても悦ぶし、まさにウサギのように跳ねて搾り取ることも得意としている。 つまりは、身体が丈夫であったり、彼女を満足させられる程のテクニックを持たないと身が持たないといえる。 幸いにも、March Hareはギブアップされたといって疎遠になるような性格ではなく、以降も会話などを楽しむ関係は維持してくれる。 尚、意外かもしれないが、明確に恋人がいる際に不特定多数との肉体関係を持つような真似をしない理性は備えている。 弱点は耳で、ここを優しく撫でられると蕩けてしまうのだとか。 《M∀LICE<P>White Rabbit》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、不思議の国のアリスに登場する白ウサギがベースとなっている。 何かと上からの難題を押し付けられがちなポジションだが、それはWhite Rabbitの高スペックの証左に他ならない。 しかし、それがストレスになっているのもまた事実であり、常に時間を気にする一種の職業病を抱えている。 そんな有様なので「仕事以外の関係」に飢えているようだ。 カードの精霊として接する人間というのは、安らぎの時間を求める先として絶好の立場である。 素直な対応を心がけていれば、すぐに仲を深めることができるだろう。 性格も真面目であり、仕事を任されるのも納得の付き合いやすさをしている。 気を付けなければならないのは、こちらが彼女に多くを求めないこと。 つい甘えてしまいたくなるかもしれないが、グッと堪えるべき。 また、ストレスを性欲に変換しがち。 なまじそれを表に出さない理性があるせいで抱え込んでしまうので、主人のほうから丁寧に誘ってあげると良好な関係を築くことができる。 時間の把握が癖になっているので、身体を重ねる回数が多くなると、丁度絶頂するタイミングを合わせてくれるようになる。 March Hareと同様に、耳のようなパーツが弱点という共通点があったりする。 《M∀LICE<Q>RED RANSOM》《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、それぞれ不思議の国のアリスに登場する赤の女王と白の女王がベースとなっている。 常に言い争いをしているものの、常に抜群の連携を見せる名コンビ。 当人たちもそれをなんとなく理解しているのか、二人一組で行動している。 RED RANSOMは攻めっ気が強く、サディスティックな性格。 自分に歯向かう者を手玉に取り屈服させることを好む性癖は、効果に如実に表れている。 逆に言えば、簡単に屈服するとつまらないと判定されてしまう。 彼女からの嗜虐に耐えれば耐えるほど、より強く気に入られる傾向にある。 WHITE BINDERは綺麗好きで、整理整頓や掃除が得意。性格は生真面目で、私生活のサポートもこなしてくれる。 一方で潔癖のきらいがあり、フェラや肛門を使ったプレイには強い嫌悪感を示す点に注意。 身だしなみや部屋を綺麗にしておかないと、品性をかなぐり捨てて暴れ散らす光景を拝むこととなる。 二人一組ということは共に生活をする負担も倍なのだが、性交の際も二人で臨んでくれる。 抜群の連携は性交時にも発揮され、倍どころではない快楽に導いてくれるだろう。 競うようにお互いを高め合うのだが、ここでどちらかに優劣をつけた扱いをすると片方が数日間拗ねるので要注意。 《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》 自律型AI「M∀LICE」の一種で、不思議の国のアリスに登場するハートの女王がベースとなっている。 M∀LICEの中では最も気難しい性格をしているが、短期決戦において強力な力を発揮する、なくてはならない存在だ。 癇癪を起こしがちなうえ、表情が変わらなく感情を読み取りづらいので、扱いは困難を極める。 抑えが効かずに癇癪を起こしてしまうのは純粋にそういった気性なのもあるのだが、他者を試している節がその影にある。 事実、死刑を口にしながらも本気で実行した場合は少なく(無いわけではない)、カードの精霊として人間と接する場合は多少の手心は加えてくれる。 HEARTS OF CRYPTERに殴られても肉塊となっていないのであれば、見放されたわけではないといえる。 他者を試す理由は、自身の抑えが効かなくなった際に離れないか……という不安の裏返し。 縁を切られた場合、一人で泣きじゃくる姿を誰にも見せることはないという。 とどのつまり、HEARTS OF CRYPTERは短期決戦型だが、その付き合い方には長期的な変遷を見据える必要があるのである。 そうして完全に心を開いたHEARTS OF CRYPTERは、普段からは信じられない程に甘えてくるギャップを備えている。 身体の密着やキスを好んで幾度となく行うようだ。 その際、嬉しさのあまり泣いてしまうことがあるのだとか。