[一方] GM : 一方、カップル1、カップル2のロールプレイヤーのロールを解禁します
ご自由にどうぞ
濃厚にいちゃつきたいならカップルタブでね!

[一方] ヒラソル : 「わっせ、わっせ」
よいしょー、と忙しなく荷物を運搬している。
ソレイユのぱわーを遺憾なく発揮しているが、少し眠そうだ。

[一方] ヒラソル : ヒラソルは今日が何の祭事かは、あまり理解していないが……しかし、これだけ忙しいのであれば、とても大事なことなのだろう。

[一方] ヒラソル : 荷物を運び終えれば、ふいー、と一息をついた。
……叶うことならば、このまま何事も無いと良いのだが。

[一方] シラルカ : 「大荷物だな。手伝おう」

[一方] シラルカ : 男性のように、素朴な口調で語りかけたのは赤髪のリカントの女だった。さほど小柄ではないはずだが、比較対象が大きいので相対的に小さく見えるだろう。

[一方] ヒラソル : 「あ。ありがとー、です!」
ぱああ、と笑顔をほころばせて。
「あなたも、そくおうはん、ですー?」

[一方] シラルカ : 「予備だ。今の当番ではない」
大柄な男を見上げながら、独特な言葉遣いに僅かに首を傾げる。

[一方] シラルカ : 「も、ということはそちらは即応班か」

[一方] ヒラソル : 「はいー!これから、おやきんですー」
「それいゆ…ですがー、がんばる、します!」
ソレイユ。この大陸ではあまり聞く事のない種族だ。
種族の特性として、太陽のような明るさと筋肉美を備える種族──なのだが、夜に弱い。種族単位で眠くなる。

[一方] シラルカ : 「……聞かない種族だな。夜は苦手か?」
そして一般常識にもそこそこ疎い女はソレイユのことも全然知らなかった。

[一方] ヒラソル : 「はいー、ティダンさまのかご、ないー、なる、よるは、ねむいーです」
太陽に愛されし種族であるが故に、太陽神ティダンの信仰をするものも少なくない。この男もその例に漏れず、信仰している。

「でも、がくせいさんに、のみものーもらいました!くろい、にがいーですが、おきれるーらしい、です!」
起きれる、という言葉とは裏腹に、欠伸を噛み殺してはいる。

[一方] シラルカ : 「ふむ……そういう種族もいるのだな」
興味深げに頷いて、それから後半の言葉に目を細める。
「……ここの学生は何やら怪しげな実験や発明をしていると聞く。飲んで平気なのか」

[一方] ヒラソル : 「じっけん、するひとー、ぼしゅう!と、いってましたー」
「ねむい、ならないー、じっけん、おてつだいできるー、みんな、しあわせです!」

[一方] ヒラソル : ぱあーっと笑顔。

[一方] シラルカ : 「……ならばいいが」
そもそも即応班の募集からしてほぼ毎日のように何かしらの研究失敗に寄る事故が発生しているからだと聞く。あまり信用するのもどうかと思うが。しかし彼は気にした風でもない。体調に異変が起こるまではそう目くじらを立てることでもないだろう。

[一方] シラルカ : 「しかし眠気まじりで重い荷物を運ぶのは安心できないな。少し量を減らすことを勧める。その分は私が補おう」

[一方] ヒラソル : 「ありがと、です!たすかるー、ます」
「……あ。なまえ!ヒラソル!たいようのはなー、なまえです!」

[一方] シラルカ : 「シラルカという。意味は知らん」
荷物を抱えて、歩きだす。
「これはどこに運べばいい」

[一方] ヒラソル : 「シラルカ!おぼえるー、しました!」
「にもつー、しょくどう、はこぶ、します!あとすこしー、おわる、ます」

[一方] シラルカ : 「そうか。では手早く済ませてしまおう。そうすれば少し休息も取れる」
「ところで太陽の花というのは何だ。実物があるのか?」

[一方] ヒラソル : 「んー、んー……こきょう、たいようのはな、いわれるー、おはな。あります」
「きいろいー、おおきいー、です! ヒラソル、すきなはな、です」

[一方] シラルカ : 「そうか。君によく似ていそうだな」
大柄な体躯と金髪を一瞥して、頭の中に巨大な花を描く。空想の太陽の花は、実物を知らないので人が食われそうなサイズになっていた。

[一方] ヒラソル : ぱああー、と笑顔を見せて。
それはそれは、大層嬉しかったのだろう。

[一方] ヒラソル : 「うれしい!とてもー、とても!ありがとー、です!」
まるで無邪気な子供のように笑っている。

[一方] シラルカ : 「思ったことを言っただけだ」
無邪気に喜ぶ男に不愛想に答える。特にヒラソルに対し悪感情があるわけではない。こうして素直に喜んでいる姿を見るのは気分がいい。
「……ところで、君はいくつだ? 年齢だ」

[一方] ヒラソル : 「んん-。ただしい、おぼえる、ないです。でも、にじゅう、いきてるー……はず?」
「ヒラソル、こどものころ、うみー、ながされる、しました。かぞくとおわかれ、しました。なので、ただしいとしー、わからない、ですね」

[一方] シラルカ : 「そうか……20でも年上だな」
全然そうは見えなかった。話し方がたどたどしいせいもあるし、何より表情が無邪気で微笑ましい。若いうちから大柄な種族なのかと思ったが、そうでもないようだ。
「家族がいないのは私も同じだ。生活で苦労はしていないか?」

[一方] ヒラソル : 「ありがとう、です!むかし、やさしい、ぼうけんしゃ、いろいろおしえる、してくれる、しました。だから、たいへんーもある、しますが、がんばれる、してます!」

[一方] シラルカ : 「そうか。いい人に出会えたようだな……む」

[一方] シラルカ : 頭上の耳がピクピク動く。

[一方] シラルカ : 「何やら騒がしいな。ヒラソル、呼ばれているのではないか」
廊下の向こうを指さした。

[一方] ヒラソル : 「む!ありがとう、ですー。シラルカ、みみ、とてもーいい!」
「いってくる、しますー。またあう、しましょう!」
そう言うと、シラルカへと大きく手を振りながら声のする方へと小走りで駆けていった。

[一方] シラルカ : 「ああ、またな……さて。私も休憩するか」
少年のように笑う大柄な男を見送り、荷物を運び終えて。食堂の隅に腰を下ろした。

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「さて……魔域、魔域か」

[一方] エイド・グラスパー : 「この前もあったね。魔法で遠見の窓を作れるんだっけ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「覚えがあったようで何より」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「まぁ、あまり入り口から離れられると見えないが」

[一方] シラルカ : 「……随分と落ち着いているな、お二人」

[一方] エイド・グラスパー : 「ひとまず見るだけ見てみようか。エールと海老のお供だ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「勿論。彼等なら解決できると俺は信じている」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 【オブザーベイション・オブ・アビス】使用

[一方] エイド・グラスパー : 「一介の旅行客にできることなんてたかが知れているさ。座して見守る、とかね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 2d+21+2+2+1+2 奈落魔法行使 (2D6+21+2+2+1+2) > 11[5,6]+21+2+2+1+2 > 39

[一方] シラルカ : 「む……そうか。同席させてもらっても構わないだろうか」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 鏡のようなごく小規模の魔域が現れ、魔域入り口近辺の風景を描き出す。

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「俺は構わんよ」

[一方] エイド・グラスパー : 「右に……上に?かな、同じく」当然のごとく膝の上である

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「どれどれ……ぅわ」

[一方] シラルカ : その位置ならば同じくするのは下になのではなかろうか。そう思った。

[一方] エイド・グラスパー : 「しっとマスク……?」

[一方] シラルカ : 「知っているのか?」

[一方] エイド・グラスパー : 「いや全然……」
「変な名前だねぇ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「いや……知らん」

[一方] シラルカ : 誰も知らないのであった。

[一方] エヴィ・アイオニムス : ここでセージ判定振りたくないよ

[一方] シラルカ : 「……魔域というのはこんなに気軽に開けるものなのか」

[一方] エイド・グラスパー : 「多分違うと思うけどねぇ……うっわ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「本来はもっと面倒な手順を踏む必要があるが……場の状況に大きく左右され──」

[一方] エイド・グラスパー : エヴィ君が聞いたことない声が出た。

[一方] シラルカ : 「……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「──は?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : ガチャ

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……」まじまじ見つめる

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「──は?」

[一方] エイド・グラスパー : 「見間違えの類ではないようだね。残念な事ながら」

[一方] シラルカ : 「見事に鍛え上げられた肉体だな……」

[一方] シラルカ : 「よほど鍛錬を積んだに違いない」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「いや他に気にするところがあるだろう……!?」

[一方] エイド・グラスパー : 「方向性さえ間違えてなければなぁ……って、僕達が言えた筋合いじゃなかったね」

[一方] シラルカ : 「そうなのか? ……まあそうか」

[一方] シラルカ : 「もっと禍々しい上位蛮族のようなものが出てくるかと思っていたが、違ったな」

[一方] エイド・グラスパー : 「ある意味禍々しくはあるね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「禍々しいというか……見苦しいというか……」

[一方] シラルカ : 「ところで彼らの目的が分からんのだが」

[一方] エイド・グラスパー : 「あまりに直球」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「今全部言ってくれたな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : (言葉が聞こえるかまではちょっと分からないけどまぁ聞こえてもいいだろ……)

[一方] シラルカ : 「カップル……ああ」

[一方] シラルカ : 「シルヴァーとチェルシーといったか、仲がよさげだったからな、そういうことか」

[一方] エイド・グラスパー : 「……何というか、ここまでくるといっそ清々しくすらあるね。僕達に似た意志の硬さですらあるように思える」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「比べてくれるなあんなものと」

[一方] シラルカ : 「似ているのか?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「比べてくれるな……!頼むから……!」

[一方] エイド・グラスパー : 「他の省みなさとか……」

[一方] シラルカ : 「……君たちのことはあまり知らないが、そう思うのなら普段の行いは省みた方がいいんじゃないか?」

[一方] エイド・グラスパー : 「ちょっと傍から見た時の様子を客観視させられて真面目に検討してるところだね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「省みた方だ、これでも」エイドを撫でつつ

[一方] シラルカ : 「そうか……」

[一方] エイド・グラスパー : 「そうだねぇ」

[一方] シラルカ : 「省みたうえで相棒からアレと同列という扱いを受けているという認識になるが……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……エイド?」

[一方] エイド・グラスパー : 「……まあ、人目をはばかる分あれよりはいいかな……?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……」うなだれる

[一方] エイド・グラスパー : 「まあ、その」
「僕は好きだよ……」

[一方] シラルカ : 「仲がいいのだな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : ぎゅっ

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「うん……」しょぼくれた返事をした

[一方] エイド・グラスパー : 「よしよし……」

[一方] シラルカ : 「ふむ、なるほど……」二人の様子をしげしげと眺めて「あれがこちらに来たら間違いなく狙われるだろうな、君達」

[一方] エイド・グラスパー : 「まあ、そうだろうね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……」
「現地に行かなくてよかった」

[一方] エイド・グラスパー : 「相応に強そうではあるけど」
「純粋に戦いたくはないね」

[一方] シラルカ : 「そうなのか」のぞき穴を見ながら興味を示している。

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「見るに……そうだな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「相手の力量に応じて力をさらに伸ばす特性がある」

[一方] エイド・グラスパー : 「ふざけた見た目なのに凶悪だよね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「本当に出ていかなくて良かった」

[一方] シラルカ : 「面白いな」

[一方] シラルカ : 「強者の存在は貴重だ。高みを目指そうと思えば道標が存在することは幸福ともいえる」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「それには激しく同意するが……」

[一方] エイド・グラスパー : 「あれがそうだと言われると釈然としないものはあるね」

[一方] エヴィ・アイオニムス : アレでいいのか?という言葉は飲み込んでおいた

[一方] シラルカ : 「しかし分からない。なぜあれはカップルを狙う……?」

[一方] シラルカ : 「モテたいのなら自己研鑽を重ねるべきなのではないか……?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「喚んだ者の特性に影響されたのか……?」

[一方] エイド・グラスパー : 「まず”モテたい”という感覚がよく分からないからねぇ、僕達には」

[一方] エイド・グラスパー : 「好いた相手一人に好かれていればそれでいいと思うのだけど」

[一方] エヴィ・アイオニムス : (同意だとばかりに撫でる)

[一方] エヴィ・アイオニムス : (いいこというじゃないのよしよし)

[一方] エイド・グラスパー : (ごまんえつ)

[一方] シラルカ : 「とはいえ私もあまりその手の話に詳しいわけではない」

[一方] シラルカ : 「二人はどうやって仲を深めたのか、後学のために聞かせてもらえないか」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「えっ」えっ

[一方] エイド・グラスパー : 「そうだねぇ、惹かれたのはどちらかと言えば僕からになるのかな」

[一方] シラルカ : 「ふむふむ」興味深げに頷いている

[一方] エイド・グラスパー : 「彼の瞳がとても綺麗でね。ずっと見ていたくなるくらいに」
「それで共に過ごす時間が増えて行って」

[一方] エヴィ・アイオニムス : (目を泳がせる)

[一方] シラルカ : 「ほうほう」続きを促す相槌。

[一方] エイド・グラスパー : 「僕はそのままの関係でもいいと思っていたのだけどね」
「彼の方も僕を憎からず思っていたって告げてくれてね」

[一方] エイド・グラスパー : 「”この世の何よりお前が欲しい”」
「……こんなことを言われて揺るがない女はいないと思う」ほう、と息を吐いて

[一方] シラルカ : 「情熱的だな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : ガチャ

[一方] エイド・グラスパー : 「照れるとすぐにこうして兜で顔を隠してしまうのはあまりよくない癖だけどね」

[一方] シラルカ : 「そう言う割には楽しそうに見えるが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「しかたないだろぉ……」

[一方] エイド・グラスパー : 「好いた相手というものは、欠点まで愛おしいものだよ」

[一方] シラルカ : 「だそうだが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……あ、その」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「ありがとう……」

[一方] エイド・グラスパー : 「どういたしまして」くすくす、と笑う

[一方] シラルカ : 「では憎からず思っていたの詳細を……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そう、だなぁ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「俺はハイマンだ。今年で20になる」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そんなやつが延命の術を求めていると、まだ生きていたいんだと」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そんなことを言ったとて、鼻で笑われるか憐れまれるのがオチだ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「事実俺はずっとそうした扱いを受けてきた」
「その度に自分の境遇を呪っては、果たせるかも分からない夢を追い続けた」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「エイドだけだ。エイドだけだったんだ」
「まだ生きたいと足掻く俺を憐れまずにいてくれたのは」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「あまつさえ、『君が"死なない"と言うのならそうなんだろう?』なんて言うものだから」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「憎からず、なんて言葉じゃ足りない」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「首ったけだよ、その時から」

[一方] エイド・グラスパー : 「……」言い終わるしばらく前から顔をエヴィ君に押し付けて足をパタパタさせてました

[一方] シラルカ : 「ふむ、なるほど……」うんうんと頷き。

[一方] シラルカ : 「何の参考にもならなかったな」

[一方] エイド・グラスパー : 「……そうかい。それはすまないね……」疲弊

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「聞いといたからにはもう少しオブラートに包んではくれないか……?」

[一方] シラルカ : 「聞く限りほとんど運命の導きとしか言えないだろう」

[一方] シラルカ : 「意図的にどうこうという余地がほとんどない。無論君たちの間に互いを想う気持ちがあったのは間違いないだろうが……」

[一方] シラルカ : 「私にできるのは君たちが末永く結ばれることを祈ることだけだな」

[一方] エイド・グラスパー : 「……ありがとう。その約束なら間違いなくできるから、安心してくれていいよ」

[一方] シラルカ : 「そうか。余計な世話かもしれないと思っていたが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「やってみせるさ。今までは兆し一つ見つかりやしなかったが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「足がかりは見つけられたからな」

[一方] エイド・グラスパー : 「できるさ。僕と君ならね」

[一方] シラルカ : 「応援も不要そうだな……お」覗き窓から観戦

[一方] シラルカ : 「凄いぞ、光線を出している。なんだあれは」

[一方] エイド・グラスパー : 「えっ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……ぅわ」

[一方] シラルカ : 「あれだけの攻撃を受けてもまだ倒れない耐久力もさることながら凄まじい猛攻だ」

[一方] シラルカ : 「魔神というのはあながち嘘でもないらしい」

[一方] エイド・グラスパー : 「何かもう何でもありだね……ふざけた見た目も戦略なのかな……?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「魔域の願いを反映する性質を色濃く有しているのかもな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「奈落魔法は術者の想念に沿った形に異界の力を成形し、効果を発現させるものだ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そういう魔神がいても……まぁ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「おかしくはない」

[一方] エイド・グラスパー : 「ふむ」魔法講義は興味深いので聞く姿勢 相変わらず膝の上だが

[一方] シラルカ : 「ヒラソル……苦戦しているな……」

[一方] エイド・グラスパー : 「ソレイユだっけ。夜はやっぱりねぇ」

[一方] シラルカ : 「ああ、太陽の加護を失うとか聞いたな」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「夜勤に適応できる種族じゃないだろうに……」

[一方] シラルカ : 「地の利を失っているわけか……」

[一方] エイド・グラスパー : 「とはいえ、困難に自ら立ち向かおうとする姿勢は尊敬に値するよ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「小太陽の石でもあれば良かったんだがな。渡しておくべきだったか?」

[一方] シラルカ : 「うむ……この試練を乗り越えることが出来たなら彼の力になることだろう」

[一方] シラルカ : 「……」

[一方] シラルカ : 「思いのほか楽しそうに見えるのは気のせいか……?」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「どうだろうな」
「そろそろ疲れてくる頃合いかもしれんが」

[一方] エイド・グラスパー : 「夜も深いけど、魔神の側にそういう概念はあるのかな……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「もし喚んだものに影響された──というか影響されたようにしか見えないが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「その場合は──おや」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「なんかいい雰囲気じゃないか?」

[一方] シラルカ : 「即応班側も正気を失っているように見えるが、これも魔域か魔神かの力か?」

[一方] エイド・グラスパー : 「そうなのかな?機微には疎いからよくわからないや」

[一方] シラルカ : 「どちらにせよ決着は近そうだ」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「……長い戦いだったな」

[一方] エイド・グラスパー : 「見ているだけでやや疲れたね」

[一方] シラルカ : 「私は楽しかったが」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そうか……」
「強いな、心が」

[一方] シラルカ : 「そうでもない。彼らなら出来ると言ってくれただろう」

[一方] シラルカ : 「素性は知らないが相応の使い手と見受ける。であれば大丈夫だろうと思っていただけだ」

[一方] エイド・グラスパー : 「事実無事に仕事を果たしたわけだしね、彼らは」

[一方] エヴィ・アイオニムス : (あれを見て楽しかったという感想を抱ける心が強い、と言ったつもりなんだが……)

[一方] シラルカ : 「彼らも労ってやるか……」

[一方] エヴィ・アイオニムス : 「そうだな。一番の功労者たちだ」

[一方] エイド・グラスパー : 「そうだね。行くとしよう」