しっとりとした空気が、辺りに広がる。 ベッドの上で待ち受ける少女の下半身は、人間の物では無い。 魚‥‥と言うのも違う。 海洋哺乳類のそれに近い。 「‥‥マスター?立ち止まられると恥ずかしいです‥‥こっちに座って下さい」 促されるまま、ベッドに腰掛ける。 「どうですか?この身体、エリアル‥‥アプカローネから教えて貰ったのですが、やっぱり変‥‥ですか?」 ピンク色の下半身をくねくねと動かしながら、少女は問いかける。 「いや、凄く可愛いよ」 「‥‥可愛い、ですか。良かった」 しっとりとした肌を、ゆっくりと撫でる。 つるつる、或いはキュッキュという音のするような、そんな肌触り。 鱗がある訳でも無く、人の肌ともまた違う。 だけど、ぬくぬくとした温かさを掌に感じる。 「‥‥んっ‥‥くすぐったい、です」 その言葉に手をひっこめかけると、ぐっと掴まれて。 「‥‥いえ。マスターになら、良いです」 彼女の言葉に甘えて、そのまま撫で続ける。 お腹の側から、尾びれの方まで。 「なんだか、不思議な感じです。元の脚だと、くっ付いて無い部分がくっ付いてる感じで」 つるつると滑る肌を撫でながら、ふと疑問に思った事を聞いてみる。 「そう言えばさ、なんでこの姿になったの?」 「それは‥‥その、えっと‥‥お恥ずかしい話ですが‥‥」 ごにょごにょと言い淀むウェンディ。 「‥‥あの、マスター。軽蔑しないで下さいね?」 「うん、約束するよ」 そう答えると、彼女は意を決したように。 「それはその、えっと‥‥イルカのその‥‥おまんこって、名器らしくて‥‥その、えっと」 顔を真っ赤にしながら、彼女は続ける。 「‥‥マスターを気持ちよく出来たらいいな、って」 彼女の言葉に、思わず股間が反応する。 「あっ‥‥マスターの、大きくなってる‥‥良かった」 俺のズボンに手を掛けて、彼女は言う。 「その、指、入れて確かめてください」 言われるがままに、彼女の秘部へと指を差し込む。 「んっ‥‥」 くちゅっと、湿った音が響く。 中は熱くうねる様に、指を包み込んだ。 「‥‥どうですか?」 「凄いな、これ‥‥」 思わずそう呟くと、ウェンディは嬉しそうに、淫靡な笑みを浮かべる。 ぐねぐねと蠢き、まるで奥へとねだるよう吸いつく。ゆっくりと、指を動かす。 「あっ‥‥んっ‥‥♡」 ウェンディの口から甘い吐息が漏れる。 奥へと誘うような膣内の感触に、思わず夢中になって。 「水の中で、っ♡えっちする時にぃ♡水が入って来ないように、ちゅーって♡吸いつくようになってるんですよ♡」 だけど、今は水の中でなくて、ベッドの上。 彼女の語る機能は、ただ快楽を煽る為にだけ機能して。 ぐねぐねと蠢く膣内は、指を奥へ奥へと誘うように吸いつく。 「んっ♡マスターの指っ♡気持ちいいですっ♡」 彼女の中が、ぎゅっと指を締め付ける。 その刺激に思わず、指を動かす速度が上がる。 「あっ♡あっ♡ますっ、たぁ♡もっとぉ♡」 そんな甘い声に誘われるまま、彼女の膣内を貪るように弄り続ける。 そして、限界を迎えて、ズボンを脱ぎ捨てる。 「ますたーっ♡来て♡来てください♡」 蕩けた表情で、待ち遠しそうにするウェンディ。 そこに、思い切り覆いかぶさる。 「あっ♡ますたーのっ、きたぁ♡」 膣内の感触は、先ほどとはまた違う。 ぬるぬると吸いつき、竿全体を舐め回すように蠢く膣内に腰を動かす。 「あんっ♡すきっ♡だいすきっ♡」 ぎゅっと抱きしめられ、更にその上から影糸で縛られ、動きが取れなくなる。 「あっ♡ますたーのっ、いつもよりもっ♡おっきぃ♡」 膣内は激しくうねり、射精をねだるように吸いつく。 腰が動かせないようにぴったりと固定された意味を理解する。 そうしなくても十分な位、彼女の膣の蠢きが激しいのだ。 膣内は隙間無く、ぴったりと竿を咥えこみ、うねる様に吸いつく。 それはまるで膣内全てが別の生き物のようで。 こちらが何も動かさなくても、極上の快感を貪れる。 「ますたーのっ♡おちんちんっ♡膣内でびくびくってしてる♡」 いやらしく笑う彼女の中の、極上の快楽を甘受する。 「ますたーのっ♡出してっ♡私の膣内で気持ちよくなっちゃえ♡」 膣壁が更にぎゅっと竿を締め付け、膣内はぐねぐねとうねり射精を促す。 精巣から尿道へと駆け上がり、そして。 「あっ♡あっあっ♡出てる♡ますたーのせーしっ♡」 どくん、どくんと精液が吐き出される度に、びくんと膣内は震え搾り取るように吸いつく。 「ますたーのっ♡あったかい♡」 惚けた表情で、ぎゅっと体を抱きしめてくるウェンディ。 甘い吐息が、耳をくすぐる。 膣内は未だに蠢き続け、ゆっくりとその刺激を俺に与え続けて。 「えへへ‥‥水の中だと腰が振れないから、おまんこだけで気持ちよく出来るようになってるんですよ♡」 少し気恥ずかしそうに笑うウェンディ。 そんな彼女の頭を撫で、抱き合う。 「んっ♡マスター?」 優しく撫でると、嬉しそうに目を細めるウェンディ。 それがまたいじらしくて、抱きしめる腕に力が入った。 「もっと撫でて欲しいです‥‥♡」 そう言いながら、ぎゅっと腰に脚を絡めてきた。 まだ膣内に挿入されたままの肉棒をきゅっと締め付けて来るので、再び硬さを取り戻すのはそう難しくは無かった。 「あっ♡元気になってる♡」 膣内で大きさを増した事を感じたウェンディが、嬉しそうに声をあげる。 そうして、何度も何度も。 「ますたーっ♡すきっ♡だいすきですっ♡」 彼女の嬌声が、部屋の中に響き渡る。 激しい動きの無い、傍から見ればただ抱き合っているだけのように見える性行為。 主導権を握られ、貪られているのか。 或いは、一切動かずとも、最高の快楽を与える至上の奉仕なのか。 きっと、どちらでも良い。 只管に求めてくれているのか、それとも快楽を与えようとしてくれている、 そのどちらにしても、この少女に愛されている事には違いないのだから。 だからただ、力を抜いて彼女に身を任せた。