ソード・ワールド2.5『ジオガッチャー・エクストリームミッション』プレイレポート
ブルライト地方の東の外れにある、人口1000人程度の中規模の街『ココタウン』。
この街の近郊では、ここ数カ月の間に「超巨大相域」「暴走したジオグラフ」という相域・命脈絡みの事変が集中して発生していた。
その都度冒険者による解決がなされ、持ち帰られた戦利品により命脈利用や「超巨大相域」対策に関する研究も進んでいた。
……そして、相域にまつわる事変も数カ月鳴りを潜めていたところ、突然街全体を異常現象が襲い始める。
一般市民たちが行なう普段の何気ない仕事や作業に、謎の回復と苦痛が伴うようになったのだ。多くの市民にとってこれは謎と言うほかない異常事態。
だが、過去の経験から冒険者ギルドはすぐに察することができた……これもまた命脈の乱れを原因とする超常現象であると。
すぐにユーシズやハーヴェス等のブルライト地方主要都市のギルドに応援を要請、腕の立つ冒険者を街に召喚する。あるいはこの街に居合わせた冒険者もいるかもしれない。
冒険者達よ、この異常現象を調査し、可能なら解決せよ。
これは、TRPG『ソード・ワールド2.5』のオリジナルシナリオによるセッションのプレイレポートになります。
読みやすさの都合で一部の誤字脱字や話の流れを修正してあります。
再配布、再掲載はご自由に。でも自作発言はご遠慮ください。
ブリーフィング
――朝、ココタウンの冒険者ギルド。
冒頭に述べた異常現象の解決のために熟練冒険者たちが招聘され、朝の準備を終えた後にギルドからブリーフィングが設けられる。
セリーナ・イヴェール
“静寂の魔女” セリーナ・イヴェール
種族: スノウエルフ 冒険者レベル: 9 ランク:ハイペリオン
性別: 女 年齢: 23
器用: 15(+2) 敏捷: 25(+4) 筋力: 7(+1) 生命: 16(+2) 知力: 36(+6) 精神: 30(+5)
HP: 45 MP: 80
技能: コンジャラー9 ソーサラー7 セージ7 エンハンサー5 アルケミスト1
戦闘特技: 《魔法拡大/数》《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔力強化Ⅰ》《鋭い目》《弱点看破》
練技: 【アンチボディ】【メディテーション】【ストロングブラッド】【ビートルスキン】【スフィンクスノレッジ】
賦術: 【ヒールスプレー】
秘伝: 《戦域魔導術アンナマリーア》《戦域魔導術ベロニカ》《フローティングフットⅠ・Ⅱ》
ウルシラ地方・ハールーン魔術研究王国の研究員。しかしいまは魔術の研鑽のため冒険者として活動している。
真面目で実直な性格であり、「誰からも認められる最高のウィザード」を目指し、それにふさわしい振る舞いをしようと心がけている。
しかしたまに、年頃の女の子らしい素が出ることもあるようだ。
セリーナ: 「この私が来たからにはもう安心よ。どんな相手だろうと問題ないわ」ふふーん
マリー
“自由従者” マリー
種族: ルーンフォーク 冒険者レベル: 9 ランク:ハイペリオン
性別: 女 年齢: 17
器用: 26(+4) 敏捷: 16(+2) 筋力: 16(+2) 生命: 15(+2) 知力: 24(+4) 精神: 20(+4)
HP: 44 MP: 53
技能: シューター9 マギテック9 スカウト6 レンジャー3 セージ1 エンハンサー1 ダークハンター1
一般技能: ハウスキーパー5 バトラー3 プロスティチュート2
戦闘特技: 《ターゲッティング》《両手利き》《二刀流》《武器習熟A/ガン》《武器習熟S/ガン》《トレジャーハント》
練技: 【キャッツアイ】
操気: 【魔探法】
主武器: 〈ロングバレル+1〉/命中+15/追加D+21
各地を放浪して、自分が認める真の主君を求め探し続けている、自称・自由従者ルーンフォーク。
自己の従者としての価値を高め、そして路銀を稼ぐ為に冒険者の仕事もしており、冒険者ランクは従者としての付加価値のための資格だと半ば思っている。
2Hのロングバレルを主武器とするマギシューだが、ホルスターには大量のデリンジャーも準備されている。
マリー: 「…マリーと申します。任務内容をお伝えくださいませ」
シユウ
“血錆” シユウ
種族: ナイトメア(人間) 冒険者レベル: 9 ランク:センチネル
性別: 男 年齢: 52
器用: 25(+4) 敏捷: 17(+2) 筋力: 23(+3) 生命: 18(+3) 知力: 24(+4) 精神: 18(+3)
HP: 75 MP: 45
技能: ファイター9 デーモンルーラー9 レンジャー5
戦闘特技: 《武器習熟A/アックス》《魔力撃》《頑強》《MP軽減/デーモンルーラー》《足さばき》《タフネス》《サバイバビリティ》
主武器: 〈ブローバ+1〉/命中+14/威力37[12]+14
1人放浪するナイトメア。普段は分厚いプレートアーマーに身を包んでいるが、その下にあるのは赤い目と銀の髪を持つ少年のような姿。
姿に反してだいぶ適当感漂ういい加減な性格ですっとぼけた部分が多く、また非常に忘れっぽい。冒険者となったのは「探し物がある」ため。
魔力撃型のファイターであり、デーモンルーラーではあるが魔神召喚の準備はない。
シユウ: 「命令してくれ、自分で考えるのはどうも苦手なんだ」
イレーナ
イレーナ
種族: スノウエルフ 冒険者レベル: 9 ランク:ハイペリオン
性別: 女 年齢: 80
器用: 19(+3) 敏捷: 24(+4) 筋力: 7(+1) 生命: 15(+2) 知力: 36(+6) 精神: 27(+4)
HP: 44 MP: 65
技能: フェアリーテイマー9(炎光闇) スカウト7 セージ7 アルケミスト5 プリースト2(キルヒア) ドルイド1
一般技能: パフューマー5 ウェザーマン5
戦闘特技: 《魔法拡大/数》《武器習熟A/スタッフ》《バイオレントキャストⅠ》《MP軽減/フェアリーテイマー》《魔晶石の達人》《トレジャーハント》《ファストアクション》《鋭い目》《弱点看破》
秘伝: 《戦域魔導術アンナマリーア》《戦域魔導術ベロニカ》
賦術: 【パラライズミスト】【ヒールスプレー】【バークメイル】【ヴォーパルウェポン】【イニシアティブブースト】
ウルシラ地方・ハールーン魔術研究王国の辺境集落出身のスノウエルフ。しかしその集落は蛮族によって滅ぼされてしまった。
姉2人の犠牲のもと、唯一の生存者として生き延びるも、辛い思い出の残るウルシラを離れて冒険者となる。
――実は前話『ジオガッチャー・カテゴリー2』のPC「エルマ・エラ・イレ」の妹であるが、姉が記憶喪失になりつつも生きていることは互いに知らない。
イレーナ: 「冒険者は揃ったようですね」 ブリーフィングにはいの一番に顔を出して最前列を陣取ってます
受付嬢: 「あら? 貴女、この前の相域事変のときにもいらっしゃらなかったかしら」
イレーナ: 「……?いえ。私はこの街を訪れたのは今回が初めてですよ」 顔の左側の髪を掻き分けて 「この傷痕はご存じないでしょう」
受付嬢: 「……ええ。人違いのようです。失礼しました」
ヴェニイ・リージュ
“鷲掴み” ヴェニイ・リージュ
種族: 人間 冒険者レベル: 9 ランク:センチネル
性別: 男 年齢: 18
器用: 24(+4) 敏捷: 27(+4) 筋力: 13(+2) 生命: 18(+3) 知力: 14(+2) 精神: 18(+3)
HP: 62 MP: 20
技能: グラップラー9 スカウト8 エンハンサー6 ダークハンター5 アルケミスト2 セージ1 バード1
一般技能: ハウスキーパー5 ギャンブラー1
戦闘特技: 《武器習熟A/格闘》《投げ強化Ⅱ》《頑強》《武器習熟S/格闘》《踏みつけ》《追加攻撃》《カウンター》《トレジャーハント》《ファストアクション》
秘伝: 《飛びつき蔦絡み》《纏い蔦寸隙打ち》《巨獣頭槌》《撃爆投獣》《猛進獣殺》《鉄拳鈍輝》《鉄砂拳響》《念武肢》《フローティングフットⅠ・Ⅱ》《アクロバティックアボイドⅠ・Ⅱ》
練技: 【キャッツアイ】【ガゼルフット】【マッスルベアー】【ストロングブラッド】【ケンタウロスレッグ】【デーモンフィンガー】
呪歌: 【サモン・スモールアニマル】
賦術: 【パラライズミスト】【ヒールスプレー】
操気: 【気集中】【魔探法】【気防陣】【念縛術Ⅰ】【念縛術Ⅱ】
主武器: 〈イージーグリップ+1〉/命中+15/威力30[12]+15/投げを強化
とても成人しているようには見えない背の低い人間の男子。
過去にあらゆる敵を打ち砕く剛腕から"崩拳"の二つ名で呼ばれた冒険者に似ているが、体格が全く違うため無関係だろう。
――実は、過去に高位バジリスクの魔眼にかかり、強制的に若返らされてしまったようである。
ヴェニイ: 「得意なのは拳…じゃねえ、投げと関節技。期待はすんな、敵をぶん殴って倒す方面は」
街を覆う命脈の乱れ、そして大地震
ギルドの受付嬢(スノウエルフ)によるブリーフィングが開始される。
冒頭にも書いたとおり、この街全域において4日前より住民の多くが体調不良を訴えている。日常生活の中で突如身体に激痛が走るらしい。
痛む部位は両目や両耳、胸部や下腹部など、人によってもタイミングによってもまちまちだが、必ず左右対で痛くなるようである。
似た前例があったため、命脈の乱れの影響であることは確実とされているが、その乱れの原因はまだ特定できていない。
過去の相域関連の事件では異常気象が同時に確認されたり、蛮族がうろついていたりしていたのだが、今回はまだそのような報告が入っていないのである。
マリー: 「未だ原因が発見されていない事が逆に人為的なもののようにも感じますね」
ヴェニイ: 「隠蔽…」
マリー: 「もしくはピンポイントでその地域を狙うことで射程を伸ばす…等も出来たりするのかも知れませんね」
受付嬢: 「これ以降の調査は熟練冒険者である貴方がたに任せます。情報を得られましたら報酬は一人あたり最低6000G、解決まで行きましたらその倍程度を考えております」
提示した報酬で快諾してくれる冒険者たち。
しかし、受付嬢がさらに詳しい情報共有に入ろうとしたところで、突如街を地震が襲う! 立っていられないほどのすさまじい縦揺れだ。
屋外からは悲鳴といくつかの建物が倒壊する音が聞こえてくるが、ギルドの建物は無事で、梁からホコリが降ってくる程度。
[受け身判定] スカウトorレンジャーorライダー + 敏捷力
難易度:0~ 判定者:PC全員 所要時間:一瞬(反応)
※金属鎧着用者は-4
転倒し、6点の殴打物理ダメージを受けそうになる。受け身判定の達成値分だけ軽減し、さらに防具の防護点を引いて適用する。
平目でしか振れないセリーナのみ、転倒で3点のダメージを受けてしまう。
ところが6ゾロで上手く受け身を取ったはずのイレーナもまた、眼の奥に強烈な痛みを覚え、4点の呪い属性ダメージを受ける。
セリーナ: 「むぎゃ……もー、なんでよーっ!」
マリー: 「みなさん大丈夫ですか」できる従者は転倒などしてはいけないのだ
ヴェニイ: 拳闘士らしい身のこなしで受け身を取り無傷
シユウ: 「大丈夫ですか皆様」思いっきり天井飾りがぶつかるが無傷
イレーナ: 華麗な受け身を取って即座に起き上がる 「問題ありま──ぐっ」
マリー: 「……何か棘でも刺さりましたか?」イレーナの様子を訝しげに見て
シユウ: 「転んだにしてはダメージが大きい気がしますが」
[見識判定] セージorバードorアルケミストorジオマンサー + 知力
難易度:14 判定者:任意 所要時間:一瞬(反応)
※「謎の呪いダメージ」の当事者でないなら-4ペナルティ
※例外的にこの見識判定はジオマンサー技能を用いて行える。また、判定を行なう者が「謎の呪いダメージ」の当事者でありかつジオマンサー技能を1レベル以上持つなら、この判定に自動成功する
成功すると、「謎の呪いダメージ」の具体的内容と発生条件が分かる。
この見識判定に、当事者であるイレーナは問題なく成功。
また、この見識判定で出目7を出したマリーは逆に体調がよくなったように感じた。すでにHPもMPも満タンではあったけれど。
乱された命脈の影響1:【大いなる蛇の目(自身)】
判定、威力表、打撃点のために2dを振り、「ゾロ目」を出した者は、そのたびに「4」点の呪い属性確定ダメージを受ける。
※本来の【地相:大いなる蛇の目】と違い、自身の出目でのみ発動する
ダメージの部位が必要な場合、「体内に左右対で存在する重要器官」の中から1dで決定するが、描写のみに用いられデータ的な影響はない。
1: 睾丸or卵巣 2: 腎臓 3: 肺 4: 眼 5: 内耳 6: その他「対で存在する部位」から任意
乱された命脈の影響2:【七星流れ】
判定、威力表、打撃点のために2dを振り、出目「7」を出した者は、そのたびにHPとMPを「4」点回復する
受付嬢: 「……やはり。来たばかりの貴方がたも相域の影響を受けてらっしゃるようですね。それはそれとして今の地震は……!?」
セリーナ: 「はっ、もしかして私が転んだのも呪いの影響……」
イレーナ: 「それはセリーナが鈍臭いだけです」
マリー: 「しかしこれで個人を狙った攻撃というわけではなさそうだということがわかりました。無差別による攻撃なのか、事故なのか…」
シユウ: 「これだけの事が出来るならその命脈とかいうのを乱してるのもかなり大きい物なのかもね」
さらに、地震の揺れが収まったとみるや、続けざまに外から鋭い雷鳴のような音と「ぎゃあああ!」という悲鳴が聞こえてくる。
外を確認すると、街全体に幾筋もの雷が走り、その度に悲鳴がこだましてくる。おおまかに10秒に1回ペースだ。
雷に撃たれた者は衣服がコゲて頭がパーマになっており、苦痛を訴えるものの命に別状はないが、何発も立て続けに受ければ致命傷となるだろう。
屋内にいれば雷は避けられるようで、住民の避難が進むにつれて落雷の数も減ってくる。
受付嬢はこれを【天相:降雷】であると見抜くが、過去に例を見ない広範囲っぷりに驚いている。
ヴェニイ: 「シャレじゃすまねえだろ、これは…」 街全体に広がる被害に
シユウ: 「これは調べるのも命懸けだ」
マリー: 「目的が見えませんね…経済破壊行為にしては…」見た感じやっぱり無差別?
セリーナ: 「のんびりしてはいられないみたいね。とにかくアタリをつけて動いた方がいいかも」
イレーナ: 「そのアタリを付けられていないのが困りものですが……どうしたものか」
状況が大きく変化したため、受付嬢は依頼の内容を急遽変更。
ただちにこの相域の中心点を見つけ、元凶を特定、可能ならば解消することを依頼する。報酬も12000Gに。
そして、過去の冒険者による調査内容から開発された超広域相域対策アイテム2点を冒険者に渡す。
〈ジオパラソル〉
知名度:18 形状:開くと直径2mほどに広がるパラソル 基本取引価格:非売品
概要:30分だけ相域の被害を免れる(相域の範囲内で30分の安全な準備時間を得られる)
このパラソルを開いて地面に刺すことで、その傘の下にいるキャラクターはあらゆる相域の対象とならなくなる。
ただし、刺してから30分が経過するか、地面から抜くと、効果を失って塵に変わる。また、戦闘中に用いても効果は得られない。
〈ジオパス〉
知名度:18 形状:手のひらに収まる方位磁針 基本取引価格:非売品
概要:超広範囲相域内で命脈の流れと濃度を検出する
この方位磁針は、通常時は針の向きが定まらず動き続けるが、超広範囲相域の中では「付近で最も命脈の流れが強い場所」を指す。
これを適切に読み解くことで、超広範囲相域の影響を免れつつ、その中心部を探り当てることができる。
ちなみにジオマンサーが展開する通常の「相域」内でも針は命脈を探り当てるが、命脈の位置も濃度も絶えず変動し続けるため安置を確保することはまず不可能である。
後述する[探索判定:相域探査]が可能になる。誰か1人が所持品として携行していればよい。
[探索判定:相域探査] スカウトorレンジャーorジオマンサー + 知力
難易度:13~ 判定者:任意 所要時間:10分
※ジオパスを用いた探索のため、ライダーが【探索指令】でこの判定を行なうには騎獣の知能が「人間並み」以上である必要がある
街周辺を探索し、ジオパスの針の動きを読み解いて超広範囲相域の命脈の流れをたどる。命脈の濃い場所を避けることで相域の被害を回避しつつ、中心部を探り当てる。
判定の達成値に従い、以下の成果を得る。
開始時点では「中心部までの距離」は不明であるが、半分以上近づいたならそのことは感覚でわかるだろう。距離を0mにできると中心部を探り当てたことになる。
- 12以下:
- 探索失敗。距離は変わらず、相域の被害を受ける
- 13~16:
- 中心部までの距離-300m、相域の被害を受ける
- 17~19:
- 中心部までの距離-500m
- 20以上:
- 中心部までの距離-700m
この判定に複数人が従事した場合、もっとも良かった達成値を採用できるが、判定した人数によって詰められる距離が割合減少する。
また、1人でも自動失敗だった場合には達成値0扱いとなる。
- 2人:90%
- 3人:80%
- 4人以上:70%
超広域相域による被害
相域の中心点から半径◯◯m空間内で開けた空の下にいる生物のうち無作為に選ばれた3体は、10秒(1ラウンド)に1回、以下の相域の効果を受ける。
- 【天相:降雷】
- 「6」点の雷属性確定ダメージ
- 【地相:泥濘に沈む】
- 1ラウンドの間、移動不可かつ回避力判定-2。地面に接していないならばこの効果は受けない(フローティングフットでも軽減・回避できる)
- 【人相:恐慌】
- 1ラウンドの間、相域発生源に対して与える物理・魔法ダメージが6点減少する。これは精神効果属性(弱)である
さらに同時に、2d6を2回振り、以下から選ばれた相域(不可測相域)2種の効果も受けてしまう。
同じ内容の場合は重複しない。適用順が問題になる場合、「【魂の別離】>出目7以上の相域>その他の相域>【恐慌】」となる。
- 2~3:【地相:大いなる蛇の目】
- 範囲内で誰かが判定・威力表・打撃点の2dを振って「ゾロ目」の出目を出すたび、対象に「4」点の呪い属性確定ダメージ
- 4~5:【天相:因果】
- 対象が他者に物理・魔法ダメージを与えるたび、その1人(1部位)ごとに「3」点の呪い属性確定ダメージ
- 6:【人相:魂の別離】
- 対象が受けるHP・MP回復効果が「4」点減少する(最低0)
- 7:【天相:七星流れ】
- 対象が判定・威力表・打撃点の2dで「出目7」を出すたび、HPとMPが「4」点回復
- 8:【人相:残像】
- 対象は【ブリンク】の効果を受ける
- 9~10:【地相:蜃気楼】
- さらに「炎」「水・氷」「風」「土」「雷」「純エネルギー」からランダムに1属性選ぶ。
対象がその属性から被る物理・魔法ダメージを「-6」点する - 11~12:【天相:空を欺く】【地相:地脈の吸収】【人相:活】
- 雷属性ダメージ無効、HP「8」点回復、MP「4」点回復(ただしMP回復は最大値の半分が上限)
あらためて依頼を受けたPC達は、出発前にギルド屋内にて準備。
イレーナが妖精ドゥナエーを2回召喚、おなじみ「月の舞」バフを全員に付与する。その分のMP消費をシユウが〈魔海草〉を炊くことで回復。
タイラントクリプトからの新アイテム〈ベルガモットティーセット〉がさっそく活躍した……これもイレーナが用意したものだけれど。
さらにイレーナとセリーナが協力して全員にロッセリーニの魔法印を描く。ちなみにこのパーティーは珍しく騎獣やゴーレムといったオトモがいない。
受付嬢: 「おそらく中心点は街の外にある可能性が高いでしょう。街の混乱はギルドや他の冒険者で対応しますので、貴方がたは一刻も早く中心点の割り出しを!」
セリーナ: 「任せておいて。すぐに突き止めて見せるわ、イレーナがね!」
イレーナ: 「ええ。お任せください」 (1人で探索したほうが効率いいので)
ヴェニイ: 「なんでセリーナが自信満々なんだ…?」
セリーナ: 「ふふ、パーティーの成果は全員の成果よ。私の活躍もみんなの成果だから安心してね」
超広範囲相域の中心点を探れ!
複数人で探索に従事すると失敗率は下がるが、進める距離も若干短くなる。探索判定の基準値14のイレーナが1人で判定に携わることに。
1回目は出目7で達成値21、見事700m進みつつ消費していたMPも4点取り戻した。
街の城壁を出て、コンパスの針ははるか北のほうを指している。
イレーナ: 「当然と言えば当然ですが……街の中ではなかったようですね」
マリー: 「街の外からあれだけの意図的な攻撃ができるのであるならば攻城戦に革命が起こりますね」
シユウ: 「無差別だろうから使いどころは限られるね」
マリー: 「士気をくじくのであるならば効果は抜群です。非戦闘員も被害に合うでしょうし」
探索2回目は出目8。相域を回避しつつ累計1400m探索するも、針の振れ方を見るに中間地点にはまだ到達していない様子。
城壁外に広がる農地も越え、だだっ広くなにもない平原が続く。怪しい影や異常気象なども見られない。
マリー: 「探知装置がなければとても見つけることなど不可能ですね」
イレーナ: 「恐ろしい効果範囲です。こうしている間にも街は襲われているのでしょう。急がないと」
セリーナ: 「このアイテムに感謝ね。この調子でどんどん行きましょう」
ヴェニイ: 「警戒はしておくか。向こうさんが追跡者用に罠を張っていないか」
3回目は出目5で達成値19、最大値の20に若干届かなさそうだったが惜しみなく敏捷力増強の指輪を破壊し達成値を上げる。
コンパスが感知する命脈の濃淡のブレが徐々に顕著になってくる……どうやら探索開始から半分以上は近づけたようだ。
続く4回目の判定も問題なく高い出目を出し、累計2800mまで探索が進む。が、ここでGMは異常感知判定を要求する。
[異常感知判定]スカウトorレンジャーorライダー + 知力
難易度:30 判定者:任意 所要時間:一瞬(反応)
※ライダーは【探索指令】騎芸を適用できる状況でのみ判定可能
※失敗しても致命的状況にはならないので気楽にどうぞ
ヴェニイ: 30!?
セリーナ: 15レベルセッションか何か?
当然こんな達成値は誰も成功できないが、シユウ以外の4人は出目7を出し、ちょっぴり回復。
あまりにも何もなく、開けている平原が続くのみ。しかしコンパスは確実に、その平原の中の1点を指し示しており、相当近くまで接近できている。
そして5回目の探索判定でイレーナは5ゾロを出してしまう。判定自体は成功だが、【大いなる蛇の目】でまたしても苦痛を被ってしまう。
痛んだ部位は卵巣。生理痛に似た痛みがお腹の中でうずく。命脈の乱れは、命の営みに関わる重要器官により強く作用するのだ。
イレーナ: 「ず、ぅ……」 その場で少しうずくまる
マリー: 「…大丈夫ですか」背中をさすってあげよう
ヴェニイ: 「! おい、言えよ。傷が深いなら」 必要なら代わると告げる
セリーナ: 「ちょ、ちょっとイレーナ! どうしたの、お腹痛いの? 少し休む? お水いる? あ、チョコあるわよチョコ」
イレーナ: 「お水は頂きます。ありがとうございます」 こくこく……
シユウ: 「また命脈の影響かな、何度も出ると厄介だ」
[異常感知判定]スカウトorレンジャーorライダー + 知力
難易度:22 判定者:任意 所要時間:一瞬(反応)
※ライダーは【探索指令】騎芸を適用できる状況でのみ判定可能
※失敗しても致命的状況にはならないので気楽にどうぞ
GMはもう一度異常感知判定を要求。難易度は下がったものの出目は奮わず、さらにヴェニイがゾロ目を出してしまう。
痛んだ部位は睾丸。金的攻撃を食らったような苦痛が走る!
ヴェニイ: 「ガ、アアッ!?」 苦鳴を上げて片膝をつきます
イレーナ: 「……ヴェニイも被害を受けたようですね」
セリーナ: 「今度はこっち!? だ、大丈夫? お水飲む?」
シユウ: 「どこが痛む?動けそう?」
マリー: 「ここへきて急に痛みが…大丈夫ですか。治療しますか」
ヴェニイ: 「……待ってくれ、少し。立ち上がるのに時間がかかる。…この痛みをイレーナも?」 先ほどのはそういうことか、と納得
イレーナ: 「互いにみなまで言うのはやめておきましょう。その…恥ずかしいので」
ヴェニイ: 「…ふざけやがって。絶対に払わせる。このツケはな」 事件解決のモチベーションがマックスまで上がった!
異常感知判定に成功できなかったため、平原に巧妙に張られた幻影に遠くから気づくことはできなかった。
探索距離が3000mを越えた頃、先を歩くイレーナの足元が突如、地面に埋まったように見える。しかし足元が不安定になる感じはない。
平原に重なって生じている、半径数百m規模のドーム状の「幻影」が平凡な丘の形を形成しているのだ。その下のなにかを隠すために……!
セリーナ: 「幻影……! それもこんな巨大なものが」
シユウ: 「僕も今のでようやく分かった、凄く大きな幻影だ」
ヴェニイ: 「隠してやがったか、随分とお上手に」
マリー: 「これほどのパワーをどうやって…」
幻影の領域内に踏み込むことで、いよいよ相域の中心点に迫ることになる。
PC達は回復やベロニカ遅延発動などの準備を整える。セリーナがロッセリーニの魔法印に仕込むのは安定の【タフ・パワー】だ。
これの行使判定で出目7だったのでMPが少し帰って来る。
蛮族と魔神の融合体!
幻影の帷を越え内部に侵入するPC達は、すぐに『相域の中心点』を目視で発見できる。
ドームの中心には、四足歩行ながら体高10mにも達しようかという超巨大幻獣がいる。そのシルエットはリクガメに似ている。
のっしのっし、悠然と平原を歩き、その度に地響きが轟く。
シユウ: 「…亀だね」
ヴェニイ: 「…デカすぎんだろ」
イレーナ: 「──たしか、2回目の事例は巨大な動物がジオグラフを飲み込んだことによる暴走……」
セリーナ: 「これまでの事例と一致するわね。あれが原因かしら」
マリー: 「今回もあれがジオグラフを飲み込んだということになるのでしょうか」
シユウ: 「正直大きな魔動機みたいなの想像してた、でも亀の方が戦いやすいかな僕には」斧を構える
イレーナ: 「何にせよ──討伐しますよ」
マリー: 「あれを無力化すれば解決…に大きく近づきそうですね」
セリーナ: 「ちょっと可哀そうだけど、少なくとも大人しくさせないとね」
しかし、幻獣に近づこうとしたPC達の前に、3つの影が立ちはだかる。
1人はメリアに似た植物風の髪型と全身の目のようなアザが特徴的な蛮族、アルボル。しかし頭にはツノを生やし、背中からはトンボのような翅が生えている。
残り2つの影は動く骨。スケルトンにも見えなくもないが、コンジャラーであるセリーナはこれを即座に「ドラゴントゥースウォリアー」と見抜いた。
アルボル?: 「待ったー!!」
セリーナ: 「む、蛮族!? やっぱり関係していたのね」
イレーナ: 「……1回目の事例は、アルボルの仕業とのことでしたね」
マリー: 「あなたがこの事件を引き起こしたという認識でよろしいでしょうか」対話を試みよう
アルボル?: 「そのとーり! しかしもうここを嗅ぎつけられたか……思ったより対応が早い。だがもう『アレ』は止められない!」
アルボル?は、超巨大幻獣を指して『真のジオガッチャー、もといジオ=ガルガンチュア』と呼ぶ。
この地に眠っていた太古の幻獣、生ける災害。命脈の乱れにより大破局に匹敵する災厄をこの地にもたらすのだ! と豪語する。
セリーナ: 「大破局!? あれが? いくらなんでもそこまで……」
マリー: 「我々はこの事態の解決の為に派遣された冒険者集団です。ただちに街に対する攻撃を中止してください。さもなくば強硬手段をもって鎮圧します。10秒以内に返答しなければ拒否したファック野郎とみなします」
ヴェニイ: 「随分と優しいな、マリーは」
アルボル?: 「思ったよりは早かったけど冒険者の介入も予想済み。だが私は魔神との融合を果たした選ばれしバルバロイ。こんな田舎の冒険者など敵ではないわ! アーッハッハッハ!!」 マリーに向けて高笑い
シユウ: 「悪い奴で安心したよ」
イレーナ: 「──蛮族は燃やす。灰になるまで」
そんなやり取りの中、シユウが装備している〈蝙蝠の耳飾り〉が反応する。
どうやらもう1体、透明な存在が付近に潜んでいるようだ。
シユウ: 「みんな気をつけて、もう一人いる。姿は見えないけど動く音は聞こえるよ」
イレーナ: 「もう、一人?」
セリーナ: 「透明化ね。味な真似してくれるじゃない」
アルボル?: 「げっ……蝙蝠持ちかよ……!」
[危機感知判定]スカウトorレンジャーorライダー + 知力
難易度:16 判定者:任意 所要時間:一瞬(反応)
※ライダーは【探索指令】騎芸を適用できる状況でのみ判定可能
※透明なキャラクターを認識できる者が1人もいない場合、-4ペナルティ
成功者が1人もいないと、不意討ちをうけてしまう。
ヴェニイ: 「シユウ、ありがとよ。おかげで見つかったぜ…そこか!」
アルボル?: 「なんでこんな手練がこんな迅速に駆けつけて来やがるんだ、想定と違う! 田舎の弱小ギルドだと思ってたのに…!」
アルボル1体が大言壮語を吐く間にもう1人の透明アルボルが不意討ちをする算段だったが、シユウの耳飾りとヴェニイの出目によって挫かれる。
しかしこの危機感知判定でイレーナとセリーナがゾロ目(イレーナは1ゾロ)を出し、地味に体力を削られてしまう。
ともあれミドル戦闘の開始だ!
戦闘開始処理
[魔物知識判定/?アルボル?]セージorライダーorダークハンター + 知力
難易度:19/21 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※ライダー技能による判定では弱点看破は行えない
※この魔物は「分類:蛮族」であり同時に「分類:魔神」でもある。蛮族と魔神に関連する効果が両方とも適用される。1つの効果が両方の分類に影響する場合は累積しない
[魔物知識判定/?不可視の存在]セージorライダーorダークハンター + 知力
難易度:17/19 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※ライダー技能による判定では弱点看破は行えない
※透明なキャラクターを認識できない者は-4ペナルティ、認識できる者も認識手段に付記されたペナルティを被る(蝙蝠の耳飾りなら-2)
※この魔物は「分類:蛮族」であり同時に「分類:魔神」でもある。蛮族と魔神に関連する効果が両方とも適用される。1つの効果が両方の分類に影響する場合は累積しない
[魔物知識判定/?骨のゴーレム]セージorライダー + 知力
難易度:14/19 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※ライダー技能による判定では弱点看破は行えない
※コンジャラー技能を持つ者は自動成功。ただし弱点を見抜くには右の達成値が必要
[魔物知識判定/?超巨大幻獣]セージorライダー + 知力
難易度:18 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※この戦闘では遠方にいるため弱点は見抜けない。後に会敵した際に改めて同判定を行なうこと
[先制判定]スカウトorウォーリーダー + 敏捷力
難易度:18 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※6ゾロによる自動成功なし
戦闘準備にて、会話していたほうのアルボルは森羅魔法【ウィングフライヤー】を竜牙兵2体にかける。
イレーナとセリーナが共にセージ7かつ知力Bも高め。出目にも恵まれ、全モンスターの弱点を見抜く。
先制にも成功するものの、ゾロ目が多く出てしまい、特にイレーナが苦痛を強いられてしまう。
なお、ジオ=ガルガンチュアと呼ばれた超巨大幻獣は100mほど遠方におり、こちらを気にすることなく悠然と歩き続けている。
この戦闘には参加しないが、先述した相域を毎ラウンド戦場にもたらしてくる。
デモニック・バルバロイ:アルボルエルダー=ティキラ (蛮族&魔神、魔物レベル11、以降『笑うアルボル』)
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:敵対的 穢れ:2
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ドレイク語、妖精語、魔神語 生息地:森林
知名度/弱点値:19/21 弱点:物理ダメージ+2点
先制値:18 移動速度:20/40(飛行) 生命抵抗力:13(20) 精神抵抗力:13(20)
| 部位名/攻撃方法 | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
| 本体/武器 | 13(20) | 2d+10 | 12(19) | 9 | 85 | 78 |
- [常]二重分類
- これは「分類:蛮族」であり同時に「分類:魔神」でもある。蛮族と魔神に関連する効果が両方とも適用される。1つの効果が両方の分類に影響する場合は累積しない。
- [主]森羅魔法
- 10レベル/魔力13(20)
- [主]神聖魔法
- 9レベル/魔力13(20)、‡荒天地神ゾラス=バレスを信仰。
- [主]異界の理
- HPを回復させる魔法を、2倍の消費MPを消費することで、回復量と同じダメージを与える魔法として行使する。その際、抵抗種別は「抵抗:半減」となる。
- 魔法適性
-
戦闘特技を習得。
- 常時:《ターゲッティング》《鷹の目》
- 宣言:《魔法収束》《魔法制御》《マルチアクション》《魔法拡大すべて》
- 主動作:《ワードブレイク》
- [補]轟く炎の鎧
- 自身を中心として1エリア(3m)の任意の10体までの対象は、1ラウンドの間、武器を炎属性の魔法の武器として扱い、打撃点を+2する。さらに防護点も+2する。これを使用するとMPを10点消費する。
- [常]飛行
- 近接攻撃の命中力判定と近接攻撃への回避力判定に+1。
- [常]笑い上戸
- 他者が自動失敗するところを見ると笑い出してしまい、これは次の自身の手番終了まで魔法を行使できなくなる。
- [常]不運
-
戦闘ごとにこの魔物以外ではじめて「6ゾロ」を出した者は、その出目が「1ゾロ」に変更されてしまう。
ただし[剣の加護:運命変転]で1ゾロから6ゾロに変えられた出目に対してはこの効果は発揮されず、6ゾロから1ゾロに変更された出目を変転でもう一度6ゾロに変えることはできる。 - [常]消脈のマギスフィアG
- 非戦闘時、これは「ジオ=ガルガンチュア」の相域の対象とならない。
- 戦利品
-
- 自動:悪魔の血晶(800G/赤A)、マギスフィアの欠片(800G/黒白A)
- 2~8:炎の羽(900G/金A)
- 9~12:怨嗟の羽(2400G/金S)
- 13~:虹色の怨嗟の羽(4000G/金赤S)
デモニック・バルバロイ:アルボルシニア=ゴードベル (蛮族&魔神、魔物レベル10、以降『透明アルボル』)
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:敵対的 穢れ:2
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ドレイク語、妖精語、魔神語 生息地:森林
知名度/弱点値:17/19 弱点:物理ダメージ+2点
先制値:16 移動速度:18/- 生命抵抗力:12(19) 精神抵抗力:12(19)
| 部位名/攻撃方法 | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
| 本体/鉤爪 | 12(19) | 2d+11 | 11(18) | 10 | 94 | 32 |
- [常]二重分類
- これは「分類:蛮族」であり同時に「分類:魔神」でもある。蛮族と魔神に関連する効果が両方とも適用される。1つの効果が両方の分類に影響する場合は累積しない。
- [常]完全に透明
-
この魔物は常に透明である。「透明キャラクターを認識できる」と明記されていない限り「知覚」の種別によらず視認できない。透明キャラクターについての処理は基本2 p78を参照。
〈蝙蝠の耳飾り〉のように「透明キャラクターを認識できる」効果を受けている場合、その効果に付記されたペナルティは被るものの、視認できているとして処理する。 - [常]姿なき暗殺者
-
この魔物が潜む場所に近づいた者は難易度16の危機感知判定を行なう。誰もこの魔物を認識できていないならば-4ペナルティを被る。
成功した者がいなかった場合、この魔物は不意討ちを行なう。その場合の不意討ちは以下の手順で行なう。- 戦闘準備行動(この魔物のみ)
- 魔物知識判定(見えている者に対してのみ)
- 初期配置(この魔物側の陣営が必ず先制する)
- 第二戦闘準備行動(この魔物のみ)
- この魔物側の陣営の手番
- [主]妖精魔法
- 7ランク/魔力10(17)、土属性および炎属性
- 魔法適性
-
戦闘特技を習得。
- 常時:《ターゲッティング》《鷹の目》
- 宣言:《魔法拡大/数》《マルチアクション》
- [主]2回攻撃&双撃
- 2回の攻撃を行なう。1回目の攻撃の結果を見てから2回目の対象を選べる。
- [主]猛る炎の盾
- 自分を中心として1エリア(3m)任意5体までを対象とし、炎の壁を立てて、18ラウンドのあいだ防護点を+3する。また、これらのキャラクターに対して近接攻撃や「射程:接触」の効果を使用したキャラクターは、そのたびごとに「5」点の炎属性魔法ダメージをうける。
- [主]空間通過
- 障害物や魔法の効果を受けずに2m移動する。戦闘中には、壁魔法を抜ける程度しか使い道はない。
- [常]消脈のマギスフィアG
- 非戦闘時、これは「ジオ=ガルガンチュア」の相域の対象とならない。
- 戦利品
-
- 自動:悪魔の血晶(800G/赤A)、マギスフィアの欠片(800G/黒白A)
- 2~6:なし
- 7~10:透明な炎の残滓(900G/金A)
- 11~:透明な怨嗟の残滓(2400G/赤金S)
ドラゴントゥースウォリアー (魔法生物、魔物レベル8、以降『竜牙兵』)
タイラントクリプト p146を参照のこと。
大まかにいえば、「◯連続攻撃」と《カウンター》を有する平凡なLv8近接モンスターである。
旧版と違って刃武器に強かったりもしない。
| 自軍後方 | 前線 | 敵軍後方 |
|---|---|---|
| PC全員 | 透明アルボル 竜牙兵A 竜牙兵B |
笑うアルボル |
1ラウンド目先攻 イレーナ
イレーナ: では動きますよ 燃やせ燃やせ燃やせ
《ファストアクション》を成功させたイレーナ。【ウィングフライヤー】をセリーナ、ヴェニイ、シユウにかけつつ。
《バイオレントキャスト》を宣言し、行使判定を+2したうえで【ファイアストーム】を前線に2連発する。
抵抗は余裕で抜き、クリティカルこそしなかったものの良いダメージを叩き出す。
さらに行使判定や威力表で出目7を計3回も出し、MP消費の半分以上を取り戻してしまう。
透明アルボル: 「う熱っ!! 魔族融合で炎に強くなったとは言えこれはー!!」 悲鳴
イレーナ: 「この程度、ですか。皆さん、あとは任せます」
1ラウンド目先攻 マリー
ロングバレルを構え、【キャッツアイ】【ターゲットサイト】からの【ショットガン】射撃!
しかし竜牙兵1体への威力表で1ゾロを出してしまう。まだ月の舞を消費する局面ではないと、これを通す。
4ゾロと1ゾロによりルーンフォーク肺に8点もの苦痛を受けてしまうが、同時にアルボルエルダー=ティキラの「笑い上戸」も発動する。
直撃を受けた方の竜牙兵は崩れ去ってしまう。
マリー: 「うぐっ……し、しかし……アレほどの散弾は避けれないでしょう…」胸を抑えてうずくまる
透明アルボル: 「せっかく透明になれたってのにこのまま犬死にかよぉー!」
1ラウンド目先攻 セリーナ
敵前衛は減ったものの、別エリアからでは透明アルボルを対象に取ることはできない。
魔法生物の竜牙兵には毒が効かないため、【ファイアボール】でダメージを重ねていく。
抵抗は問題なく抜き、もう1体の竜牙兵も爆散、透明なアルボルシニア=ゴードベルも残りHP5まで削れてしまう。
セリーナ: 「透明だろうと居場所がわかれば当てられるわ! 食らいなさい!」 火球を片手に生み出して投擲! 見えない魔物ごと竜牙兵を破壊する!
1ラウンド目先攻 ヴェニイ
ヴェニイは前進しつつ《念武肢》を発動、【オークファルト念闘術】の念糸武器を纏うが、拳装備は即座に解いて〈イージーグリップ〉装着。
練技とともに【念縛術】で透明アルボルを縛り、投げ攻撃を試みる! さすがにここまでバフれば透明による-4ペナルティもほとんど無意味。
威力表で1ゾロを出してしまうも、月の舞バフを消費し、強引に出目3に変更する。これによりアルボルシニア=ゴードベルは力尽きる!
ヴェニイ: 「おい」いつの間にか、姿の見えないはずのそいつの前に。「掴めねえと思ったか?見えねえから」
ヴェニイ: 「甘ぇんだよ」胴体部分?を抱きかかえてバックドロップで地面に叩きつけ!
透明アルボル: 「投げられて死ぬならせめて……おっぱいの大きい女の子に……」 透明存在は動かなくなった
1ラウンド目先攻 シユウ
残るは敵後衛エリアにいるアルボルエルダー=ティキラのみ。
《足さばき》特技を持つシユウは前衛エリアに進みつつ種族特徴[異貌]を使用、召異魔法【アヴェンジャー】でアルボルを狙う。
異貌のおかげで金属鎧ながらも良い達成値を出し、抵抗を抜き、20点もの苦痛を与える。
シユウ: 「よし、届いた」
笑うアルボル: 「ギャハハハハハ!!シャレなってねぇ!!なんで前衛10秒も保たないのぉ!!んほおおおおお!!」 痛めつけられたのになんか笑い転げている
1ラウンド目後攻 ジオ=ガルガンチュア(遠方)
超巨大幻獣ジオ=ガルガンチュアは、この戦闘に直接参加していないが、相域の効果がアルボルとの戦場に降り注ぐ。
相域の対象として選ばれた3体はマリー、シユウ、ヴェニイ。不可測相域ガチャは【残像】と【大いなる蛇の目】。
前衛2人は飛行しているため【泥濘に沈む】が効かず、【降雷】による6点ダメージを被るものの【ブリンク】効果も得てしまう。
ヴェニイ: 「いてえ。が…メチャクチャだな、その力」 災害も恩恵も等しくまき散らすその姿に
マリー: 「あれを制御できれば…いや無理でしょうか」
1ラウンド目後攻 アルボルエルダー=ティキラ
笑うアルボル: って前衛2人ともブリンクやんけー!!
魔神ティキラ由来の「笑い上戸」により、この手番は魔法の行使ができない。
前進して武器攻撃するしかないが、前衛のシユウとヴェニイはどちらもブリンク状態。
仕方なく「轟く炎の鎧」だけ発動しておき、むなしく武器を空振りしておわり。
2ラウンド目先攻 ヴェニイ
もはやほぼ消化試合。消耗を避けるべく、前衛陣から動く。ヴェニイが投げ攻撃からの踏みつけを狙う。
両方とも問題なく命中し、コンボにより一気にHPが半分以上減る!
ヴェニイ: 「クソガキ。受けてもらう。報いを」 腕を捻って地面に放り投げて、その腹を闇狩の力をまとって思いっきり踏みつけます
笑うアルボル: 「せめてお姉さんと呼べー!! …ぐっ、そっちのほうがどう見てもクソガキなのにぃ、なんだこの強さ!!」
2ラウンド目先攻 シユウ
シユウ: 「抵抗すると痛いのが長引きますよお姉さん、当たってくださいね」魔神の魔力を纏って攻撃
《魔力撃》を宣言し近接攻撃。魔力13の追加ダメージはシャレにならない。
しかしあと1歩のところまで痛手を与えるも、トドメには至らず。威力表の出目7により【アヴェンジャー】分の消費は取り戻した。
2ラウンド目先攻 マリー
笑うアルボル: 「あ、アタシを倒してももうジオガッチャーは止まらない! 誘導する役はいなくなるけどこの地に厄災をもたらすことは変わらない! ざまーみろ!!」
早くも捨て台詞を吐き始めるアルボルに向け、マリーは〈デリンジャー〉2丁構えからの【レーザーバレット】射撃。
威力は奮わなかったものの、虫の息であったアルボルエルダー=ティキラにトドメをさした。戦闘終了!
マリー: 「続きは地獄で」BLAM!
笑うアルボル: 「ちくしょう……!」
戦闘後処理
無差別な相域は依然として有効なものの、戦闘を繰り広げていたPC達をジオ=ガルガンチュアは脅威とみなしてはおらず、ゆっくりと歩き続けている。
事前にギルドから支給されていた〈ジオパラソル〉を使用することで、幻獣を見失うことなく30分の休憩時間を得られる。
剥ぎ取りはジオ=ガルガンチュアを倒したあとでまとめて行なうことができる。
イレーナ: 「移動速度は……問題ありませんね。追いつける」
ヴェニイ: 「追いついても止めるのが一苦労だな」 元凶を投げ蹴れたのでひとまず落ち着いた
マリー: 「息継ぎは出来そうですね」
シユウ: 「なるべく万全の状態で挑みたいね」
相域や操気で若干消耗していたものの、HPはイレーナの範囲回復魔法【ウィスパーヒール】で全員全回復できる程度であった。
MPは〈ベルガモットティーセット〉をシユウに渡し、〈魔香水〉を使用してもらうことで迅速に回復。やはり魔香水は飲み物だった…。
結果的にPC達は1分もかからずに体勢を立て直してしまう。
ジオ=ガルガンチュアと対峙せよ!
改めてジオ=ガルガンチュアに接近しようとすれば、向こうの側も敵対する気配に気づき、歩く向きを変える。
クライマックスバトルだ!
戦闘開始処理
[魔物知識判定/ジオ=ガルガンチュア]セージorライダー + 知力
難易度:18/24 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※ライダー技能による判定では弱点看破は行えない
[先制判定]スカウトorウォーリーダー + 敏捷力
難易度:17 判定者:任意 所要時間:一瞬(戦闘準備)
※6ゾロによる自動成功なし
弱点を抜くための難易度は24と高めだが、イレーナがぴたり達成値24を出して看破する。もっとも純エネルギー属性の使い手はいないが…。
先制値は低めのため、《ファストアクション》持ちのイレーナとヴェニイはどちらも成功。
ジオ=ガルガンチュア (幻獣、魔物レベル12、以降『ジオ=G』)
知能:低い 知覚:五感 反応:中立
言語:なし 生息地:山岳、洞窟、地底
知名度/弱点値:18/24 弱点:純エネルギー属性ダメージ+3点
先制値:17 移動速度:20(四足)/- 生命抵抗力:17(24) 精神抵抗力:18(25)
| 部位名/攻撃方法 | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
| 頭部(コア)/牙 | 15(22) | 2d+16 | 15(21) | 12 | 121 | 111 |
| 前半身/脚 | 16(23) | 2d+15 | 14(21) | 11 | 99 | 46 |
| 後半身/脚 | 15(22) | 2d+15 | 14(21) | 11 | 109 | 46 |
●頭部
- [主]妖精魔法
- 12ランク/魔力15(22)、「土」「水・氷」「風」属性を使用、基本妖精魔法は行使できない
- [宣]特殊妖精魔法行使
- 「妖精魔法」で、4ランクまでの特殊妖精魔法(カオス◯◯)を1回行使できるようになる。《ルーンマスター》特技の効果で2回の宣言を行なう際、《魔法制御》と同時に宣言できる。連続した手番には宣言できない。
- 魔法適性
-
戦闘特技を習得。
- 常時:《ターゲッティング》《ルーンマスター》
- 宣言:《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大すべて》
- [常]相克適性
-
戦闘特技《相克の標的》《相克の標的Ⅱ》《相克の別離》を習得。
オリジナル特技《相克の標的Ⅱ》により、相域の対象が3体となる。 - [常]排除の相域(常時)/全エリア(100m)
-
【天相:降雷】【地相:泥濘に沈む】【人相:恐慌】を有し、これらを常に「命脈点:3」ずつ支払ったかのように使用している。移動の形態によらずこの相域は持続する。
すなわち、これらの相域の対象となった者は「雷属性6点確定ダメージ」と、1ラウンドの間「接地している限り移動不可かつ回避力判定-2」「頭部に対する与ダメージ-6点(精神効果(弱))」を被る。
また、戦闘中でない場合は「超広範囲相域」が同時に展開される。半径10kmの範囲に毎ラウンド、その範囲内で「開けた空の下に居る」生物のうち無作為に決定された3体の生物が上記3種の相域(および不可測相域Ⅱ)の対象になる。
この魔物は、戦闘中に相域をキャンセルするかどうかの判断をする場合に限り「知能:高い」として振る舞う。 - [常]不可測相域Ⅱ
-
「排除の相域」の効果を適用する際、2d6を2回振り、以下から選ばれた相域(不可測相域)2種の効果も受けてしまう。
同じ内容の場合は重複しない。また、これらの相域の効果はキャンセルできない。適用順が問題になる場合、「【魂の別離】>出目7以上の相域>その他の相域>【恐慌】」となる。
- 2~3:【地相:大いなる蛇の目】
- 範囲内で誰かが判定・威力表・打撃点の2dを振って「ゾロ目」の出目を出すたび、対象に「4」点の呪い属性確定ダメージ
- 4~5:【天相:因果】
- 対象が他者に物理・魔法ダメージを与えるたび、その1人(1部位)ごとに「3」点の呪い属性確定ダメージ
- 6:【人相:魂の別離】
- 対象が受けるHP・MP回復効果が「4」点減少する(最低0)
- 7:【天相:七星流れ】
- 対象が判定・威力表・打撃点の2dで「出目7」を出すたび、HPとMPが「4」点回復
- 8:【人相:残像】
- 対象は【ブリンク】の効果を受ける
- 9~10:【地相:蜃気楼】
- さらに「炎」「水・氷」「風」「土」「雷」「純エネルギー」からランダムに1属性選ぶ。
対象がその属性から被る物理・魔法ダメージを「-6」点する - 11~12:【天相:空を欺く】【地相:地脈の吸収】【人相:活】
- 雷属性ダメージ無効、HP「8」点回復、MP「4」点回復(ただしMP回復は最大値の半分が上限)
- [常]地脈吸収の相域/全エリア(20m)
-
【地相:地脈の吸収】を有し、これらを常に「命脈点:3」支払ったかのように使用している。移動の形態によらずこの相域は持続する。
これは通常の相域と異なり、必ずこの魔物の部位3つを対象とする(つまり実質的に6点の「再生」として働く)。しかし、HPが0以下となった部位は対象から除外されるため、この魔物の部位1つのHPが0以下となるごとに、他のキャラクター1人を無作為に選んで同量だけHPを回復させる。 - [常]地を欺く(頭部)/全エリア(300m)
-
これは常時、自身の周囲半径300mに高さ15mのドーム状の幻影を発生させている。ドームの外側からでは、このドームは周囲の地形に完全に溶け込み、地形の一部にしか見えず、その下にあるものを隠匿する。
看破しようとした場合には異常感知判定を行なう必要がある。幻影から100mより近くであれば難易度22、以遠であれば難易度30となる。「知覚:魔法」は自動的にこれを看破する。あくまでも幻影のため自由に通過することができ、また幻影を通過した者は自動的にこの幻影を看破する。
●前半身・後半身
- [常]攻撃障害=不可・+4
-
大きさが「部位:頭部」への攻撃を妨げる。頭部への近接攻撃は不可能であり、遠隔攻撃に対しては回避判定に+4を得る。
[部位:前半身][部位:後半身]のいずれかのHPが0になるとこれは「[常]攻撃障害=+4・なし」に軽減され、両方ともHPが0になると完全に失われる。 - [常]地を欺く(脚部)
- これの移動が「制限移動」以下である限り、決して移動の痕跡を残さない。巨体に伴う足音と地響きは依然として存在する(地形にも依るが周囲5km程度まで伝わるだろう)。
- 戦利品
-
- 自動:神紀のジオグラフ(極小)(150G/金A)x2d、神紀のジオグラフ(小)(300G/金A)x1d、剣のかけらx12
- 2~6:神紀のジオグラフ(中)(500G/金A)
- 7~10:神紀のジオグラフ(大)(1500G/金S)
- 11~:神紀のジオグラフ(特大)(4000G/金S)
この世界に血管めいて走る「命脈」そのものから生じた幻獣。
その姿は体高10mにも至る超巨大な四足歩行獣で、シルエットはリクガメに似ているが、体組織は高密度の土でできているようで、見た目の印象ほどには硬くはない。
「意思を持ち動く命脈」と言っても差し支えない怪物で、それ自体は周囲に対して明確な害意・悪意を有さないにも関わらず、ただ存在するだけで人族の文明に多大な被害を及ぼす天変地異である。動き出したジオ=ガルガンチュアの周囲では天候は狂い、災害が頻発し、人々の運命までもが捻じ曲がる。
なお、妖精魔法を行使する力を有しているが、これは厳密には妖精魔法ではない。
通常の妖精使いが妖精を介して世界のマナに干渉し、さまざまな現象を起こすところ、ジオ=ガルガンチュアは自らの力で同等の現象を発生させられるのである。ゆえにジオ=ガルガンチュアの本質もまた妖精に近いといえるが、分類はあくまでも幻獣である(ルーンフォークでもしっかり視認できる)。
この魔物から得られる戦利品〈神紀のジオグラフ〉は、現代に伝わる〈ジオグラフ〉と極めて類似した性質を持つ鉱石であるが、未知の力を秘めていると考えられる。活用するにはさらなる研究が必要だろう。
| 自軍後方 | 前線 | 敵軍後方 |
|---|---|---|
| PC全員 | ジオ=ガルガンチュア |
1ラウンド目先攻 イレーナ
2ターンに1回とはいえ、威力50範囲魔法である【カオススマッシュ】を行使できるジオ=ガルガンチュアは実際脅威である。
初手は先の戦闘と同じメンツに【ウィングフライヤー】を撒きつつ、PC全員に【バーチャルタフネス】。出目3と危ういものの行使成功、最大HPが+16される。
続くファストアクションで【ファイアストーム】、同値で抵抗されかけるも増強の指輪を砕いて無理やり成功させる。
その甲斐あってか、頭部へのダメージが1回クリティカルする! さらに[剣の加護/厳つき氷]で後ろ脚に微ダメージ。
イレーナ: 「幻獣に恨みがあるわけではありませんけどね。燃えろォ!」
1ラウンド目先攻 セリーナ
マリーのショットガンに先立ち、デバフを入れるべく行動。【ビートルスキン】【スフィンクスノレッジ】練技を使用。
そして主動作で操霊魔法【バインドオペレーション】。敵の出目が高く抵抗されるも、抵抗短縮のため1ラウンドは全判定-2ペナルティを被ってしまう。
セリーナ: 「まずは動きを止めるわ! ────停滞!」
ジオ=G: 「…………………」 土塊でできたようなカメ型幻獣は何も喋らずうめき声すら上げない
1ラウンド目先攻 マリー
マリー: 「撃ちます」てきのうごきがにぶい ねらいうち
自バフからの【ショットガン】。命中判定5ゾロで内耳に痛みを覚えるも命中、そして敵頭部の回避もゾロ目のため同様に苦痛を受ける。
クリティカルはしなかったものの、全部位に魔法ダメージを叩き込む。
マリー: 「弱っては来ているようです…が…」散弾をデカいボディの至る所にめり込ませた!
ジオ=G: 「…………!!」 やはり声は上げないが苦しそうに口を開く
1ラウンド目先攻 ヴェニイ
ヴェニイ: 「頑張らないとな。俺も」 後衛ばかりに働かせるわけにはいかない
【気防陣】をPC全員に配りつつ前進、念武肢と〈イージーグリップ〉を装備、魔晶石を砕いて練技による自バフを重ねる。
そして《飛びつき蔦絡み》を宣言し前脚に掴みかかる! 命中し、動きが鈍ったところに追い打ちの《纏い蔦寸隙打ち》パンチで微ダメージ。
続くファストアクション分は回避デバフの重なりまくった前脚にキックの連続攻撃!
命中判定の出目でゾロ目を出しまくり苦痛を被るも2発命中、前脚のHPを残り14まで削ってしまう。
ヴェニイ: 鷲は亀を掴んで空から落とし、甲羅を割って中身を食らうという
ヴェニイ: 「喰えたものじゃなさそうだがな、デカすぎて。だが啄ませてもらおう」 揺らして崩した体勢に、拳と蹴りを駆け上るようにぶち当てた!
マリー: 「海亀の肉や卵は美味なのですが」
1ラウンド目先攻 シユウ
敵の魔法攻撃も恐れず、前進して《魔力撃》を宣言。前脚にトドメをさしにかかる!
回避デバフが重なりまくった結果、出目7対11ですら回避は叶わず。
威力の出目がゾロ目だったため腎臓に苦痛を覚えてしまうが、ジオ=ガルガンチュアの前脚を機能不全に陥れることに成功!
ジオ=G: 「……………!!」 巨体が前のめりになって体勢を崩す
シユウ: 「っ……なるほどこれは、痛いな。でも狙いやすくなった」
1ラウンド目後攻 ジオ=ガルガンチュア頭部
「特殊妖精魔法行使」《魔法制御》を宣言し、【カオススマッシュ】行使。
原初の力、妖精魔法の原理をその身1つで具現化する! まばゆい純エネルギーがその口元に集束して、眼下の前衛陣PCに向けて放たれる。
魔力撃を用いていたシユウは抵抗失敗するものの、ヴェニイは[剣の加護/運命変転]により抵抗成功させる。
ヴェニイへの威力表は6ゾロ、抵抗失敗ならクリティカルするところであった。ダメージは13点と軽微に抑えられ、逆に頭部が4ダメージを受ける始末。
シユウへのダメージは奮わず、《頑強》《タフネス》【バーチャルタフネス】の前には21ダメージもほぼ微傷である。
前脚が戦闘不能なため、「地脈吸収の相域」による回復が1つ分溢れてマリーに与えられる。
イレーナ: がちゃがちゃの時間だあ~
「排除の相域」「不可測相域」の対象はマリー、イレーナ、敵頭部。不可測の内容は【魂の別離】【七星流れ】。
これにより出目7による回復も打ち消される形となり、飛行していない2人は泥濘の回避デバフも被る。当然頭部への降雷等はキャンセル。
イレーナ: 「づぅ~~!街の人達が喰らってたのはこれですか……」
マリー: 「攻撃が多彩に過ぎますね…」ぷすぷす
セリーナ: 「あ、危なかった……あとちょっとよ、頑張って耐えて!」
1ラウンド目後攻 ジオ=ガルガンチュア後半身
通常攻撃しか能のない脚部は、防護が薄くかつ掴みの厄介なヴェニイに蹴りかかる。当然、ヴェニイは《カウンター》を宣言。
【バインドオペレーション】下で対抗判定に勝てるはずもなく、反撃を受けてしまった。
ヴェニイ: 「……鈍いんだよっ!亀がっ!!」 向かい来る蹴り脚にアッパーで軌道を逸らしつつ回避!
2ラウンド目先攻 マリー
| 自軍後方 | 前線 | 敵軍後方 |
|---|---|---|
| イレーナ セリーナ マリー |
ヴェニイ シユウ ジオ=ガルガンチュア |
【恐慌】相域を受け、ジオ=ガルガンチュア頭部への与ダメージが6点減算されてしまう状態のマリー。それでもダメージを出していく他ない。
銃を〈デリンジャー〉2丁持ちに切り替え、【レーザーバレット】2連射。未だ【バインドオペレーション】が有効なため命中。
着実に魔法ダメージを重ね、頭部の残りHPは28。
マリー: 「仕留め損ないました…殿を頼みます」BLAMBLAMBLAM!
2ラウンド目先攻 イレーナ
イレーナ: 「保険、掛けておこうか」
イレーナもまた【恐慌】の影響下にあるため、この手番はサポートに回る。前衛陣に【ウイングフライヤー】を掛け直し。
《戦域魔導術アンナマリーア》からの数拡大【エクステンドヒーリング】によりシユウとヴェニイを28点回復する。
おまけに[剣の加護/厳つき氷]で頭部に3点ダメージを入れる。確定ダメージのため【恐慌】で軽減されない便利な補助攻撃手段だ。
イレーナ: 「動きは制限しておきましたよ」
2ラウンド目先攻 ヴェニイ
ヴェニイは前ラウンドと同じく《飛びつき蔦絡み》を宣言、攻撃障害+4もお構い無しに頭部に掴みかかろうとする。
しかしここで頭部が回避6ゾロ、自動成功してしまう。掴み拘束のパンチというコンボには失敗するものの、ゾロ目分の4点ダメージは痛い。
GM: ゾロ目自動成功でも自滅していくよぉ…誰だこの呪いをまいたやつは!
ヴェニイ: 「だ…ぐ…!?」 痛みを押して突撃したのもあるが、それ以上にやつの動きが早かった…! 「すまん、シユウ!」
2ラウンド目先攻 シユウ
シユウはデーモンルーラーの隠し剣【デモンズテイル】を補助行動で行使。攻撃障害を無視して近接攻撃ができるようになる。《魔力撃》!
だが頭部はまたしても出目11という高い出目で回避しそうになる……が、器用増強の指輪を着用していたシユウはそれを砕き、命中に変える!
シユウ: 「確実に、当てる…!」 腕をしならせガルガンチュアの頭に斧をかます
ジオ=G: 「………!!?」 腕が伸びたように見えた…! 巨体に似合わぬ機敏さで避けようとするも叶わない
魔神の力をまとった変幻自在の一撃が決まり、とうとう致命傷となる。後ろ脚もがくんと折り、地を揺らしながら倒れ伏す超巨大幻獣。
ピリピリと肌で感じられるほどに乱れていた命脈が、ジオ=ガルガンチュアの絶命とともに急速に落ち着いていく。
原初の生命力が抜けていくと、土塊の身体がぼろぼろと地に戻っていく。その背にはいくつもの水晶状の宝石が埋まっている。
戦闘終了!
ヴェニイ: 「沈んだ…な?」 倒したことを確認してから
セリーナ: 「倒した……? よっし、やったわー!」
イレーナ: 「眠れ幻獣よ……」
マリー: 「あれほどのパワーがこれで止まった…原因を取り除けたようですね。お疲れ様でした」
ヴェニイ: 「やるじゃねーかシユウ! まさか腕を伸ばすなんてよー!」
シユウ: 「何が役に立つか分からないものだね、ヴェニィのカウンターもすごかったよ」
マリー: 「動きを止めてくださって助かりました。おかげで狙いやすかったです」
セリーナ: 「こ、これくらい当然よ! なんてったって私は至高の魔導師なんだから!」
戦闘後処理
超広域相域は完全に止まり、もはや時間制限はない。剥ぎ取りに+2補正を得られるイレーナが全魔物の戦利品回収を行なう。
出目も高く、総計16800ガメル分もの戦利品を得られた! 大量の〈神紀のジオグラフ〉がギルドに納品され、相域の研究に大いに貢献することだろう。
またジオ=ガルガンチュアの身体から出てきた〈剣のかけら〉12個は51点の名誉点に変わる。これまた上振れである。
大団円
大量の戦利品を分担しながら運搬し、ココタウンへと帰還する冒険者たち。
相域が止まってすぐ、町民たちは地震被害の復旧に従事していたが、冒険者たちに気づくと盛大に歓迎してくれる。
思わずシユウの背後に隠れてしまうイレーナ。
ヴェニイ: 「なんだ、こえーのか?」 冒険者にしちゃ珍しいなと
イレーナ: 「苦手……」
シユウ: 「苦手ならしょうがないね」
マリー: 「酒場に戻りましょうか。お茶を淹れます」住民の方々には挨拶もそこそこに
ギルドの受付嬢も、迅速に事態を解決してくれた冒険者たちを敬意とともに出迎える。
帰路の道すがらにレポートをまとめていたマリーから、今回の事件の詳細について報告がなされる。
相域を乱していた巨大幻獣が消えたことで、しばらくは同様の事件は起こらないだろうと予想する受付嬢であったが…。
ヴェニイ: 「首謀者みてーなクソガキは潰したし大丈夫だろ…と言いきれないけどな、背景が解明されるまでは」
受付嬢: 「ええ。どのように蛮族がこの幻獣の存在を知り得たか、どうやって目覚めさせたかは追加調査が必要そうです」
セリーナ: 「デモニックバルバロイを誰が生み出したのかも気になるところね」
イレーナ: 「あの技術を持っているのがあのアルボルだけ。とは思えませんね」
シユウ: 「あれは異質だった、ちょっと召異魔法にも近い気はするけど」
マリー: 「別の首謀者がいそうな気はしますが、繋がりそうな物品はもっていませんでしたね」
イレーナ: 「あの幻獣は強力でしたが……あれで大破局を引き起こせられるとは思えませんでしたし。蛮族側か魔神側か分かりませんが期待されていなかったのでは? うまくいけば儲け。のような」
まぁ……実際のところはアルボルエルダー=ティキラこそが首謀者であり、デモニック・バルバロイとなったのも半ば偶然みたいなもので。
どうやってジオ=ガルガンチュアの存在を知り得たかは謎のままだが、裏の首謀者的なのはいない……はずである。今後のシナリオで変わるかもしれないが。
大破局に匹敵する災厄、というのもアルボルの大言壮語である。もっとも放置していれば街の2つ3つは余裕で壊滅する危険度特大の魔物なことも確か。
PC冒険者たちはまぎれもなくココタウンの、いやブルライトの救世主です! と褒めそやす受付嬢。
ヴェニイ: 「よせよ、褒めても酒代しか出ねーぞ」 慣れてる風
セリーナ: 「! やっぱり、そうよね! ふふふ、私がいるんですもの。当然よねー!」
シユウ: 「裏がいてもいなくても、あれだけの幻獣はそうそう次用意はできないだろうから当分は大丈夫じゃないかな」
ヴェニイ: 「…ま。これ以上ここであーだこーだ考えてもしかたねーよ、休もうぜ、飯食って酒飲んで」
イレーナ: 「それも、そうですね。お腹は空きました」
マリー: 「そう致しましょう。ご要望の料理があれば」本職シェフには劣るがハウスキーパーも料理はできます
戦利品売却の分配と依頼達成報酬で、1人15360ガメルもの収入を得たPCたち。さっそくお祝いの宴会に入る!
重い鎧を脱ぎ少年の姿を晒すシユウ、野菜と果物を注文するイレーナ、豪勢にお肉を頼むセリーナ。
ヴェニイも酒を大量に頼もうとするが、相域の影響でひどく内臓を痛めたことを考慮し、スープをメインに注文する。
セリーナ: 「……ってうわぁっ! それ脱げたのね!?」
シユウ: 「うん、脱げるよ」
ヴェニイ: 「脱げるだろ、そりゃ。……あー、そういう事か」 ナイトメアの角を見て
シユウ: 「あれ着ておくと異貌してても騒がれにくいから、外ではあんまり脱がないようにしてるんだよね」
マリー: 「こちらをどうぞ」バルサミコ酢と果汁のドレッシングのフルーツサラダに、オニオンスープに、ローストビーフに、ポテトグラタンに、サンドイッチに、プリン
イレーナ: 「ありがとうございます、マリー。…ヴェニイ、あなたお酒飲める年齢だったんですね」
ヴェニイ: 「おう、とっくに成人してる身だ」
イレーナ: 「すみません、人間の年齢には疎くて。全然そうは見えてなかったです」
見た目と年齢が一致しづらい種族、あるいは来歴の冒険者たち。年齢トークが始まる。
イレーナの方が年上だったことに驚く、同じスノウエルフのセリーナ。むしろセリーナの23歳という若さのほうが驚かれていたが。
同じハールーン出身ながら、エリート街道のセリーナと故郷を失ったイレーナは辿った道も対照的。
故郷の思い出を、過去形として寂しげに語るイレーナの様子にヴェニイは何かを察し……。
ヴェニイ: 「とりあえず飲もうぜ」 酒に逃げることにした
イレーナ: 「私は……控えているので。お二人でどうぞ」
セリーナ: 「もう、そんなこと言わないの。ほら、食べて食べて、せっかくマリーが用意してくれたんだから」
ヴェニイ: 「そうだそうだ」 …だけどまあ、セリーナが世話してるしそこまで重い空気も続かないだろと食事を続行、スープをすする
イレーナ: 「私小食……」 言う間もセリーナが次から次へと押し付けて来る。強く断ることも出来ずに食べることを余儀なくされる
ヴェニイ: 「…あー。すまんセリーナ、取り分けてくれねーか?俺のも」 これくらいの助け舟ならいいか…
セリーナ: 「あら、もちろんいいわよー。ヴェニイももっと食べないと大きくなれないわよ!」170cm前半位
ヴェニイ: 「チビっつったか!いま!」 ムキー!
静かにさりげなく、肉類をヴェニイに押し付けていくイレーナ。
儚げな雰囲気の同族を少しでも笑顔にできただろうか、と案ずるセリーナ。
……ともあれ、相域の具現たるジオ=ガルガンチュアと、それを呼び覚まし地上を闊歩させようとした蛮族たちは共に倒された。ココタウン、ひいてはブルライトの危機は回避されたのだ!
GMの感想
『ジオガッチャー』トリロジー完結編です。レベル5、7ときて今回は冒険者レベル9のレギュレーション。
前2話の「野営→調査→相域突入」の流れから外れ、今回はホットスタートでした。
大ボスの「ジオ=ガルガンチュア」は魔物レベル12の幻獣「クジャタ」を魔改造したものですが、もう少し強くしてもよかったかも…?
回避デバフが豊富で、前脚を折るだけで十分コア部位を狙えるパーティーでした。
多部位と攻撃障害はPC構成によっていろんな戦術が考えられて面白いですね。
しかしデモンズテイルが活躍してるとこ初めて見た……自分でデモルラやるときは決まって不発になるのに。
ミドル戦闘は魔神ティキラを混ぜたことによりギミック戦闘の趣が強くなることは想定してましたが、出目がぴったりとハマり、ほぼ完封になってしまいましたね。
正直いえばゾラス=バレスの特殊神聖魔法でさらにガチャしたかったのですが。
あとタイラントクリプトでようやく2.5にも竜牙兵がやってきたため、ここぞとばかりに手下として並べましたが、さすがに力不足でした。
範囲火力が豊富だと、そのあとに続く前衛陣としても安心できるものなのですね。
直後にPCとして参加した同レベル帯シナリオにおいてPC側の範囲攻撃が皆無だったのもあり、より強く実感しました。
皆さんご存知と思いますが、『ジオガッチャー』シナリオのサブタイトルはすべて映画『シャークネード』シリーズから借用しております。
ですが『ジオガッチャー』はこの3話目をもって完結となります。『ジオガッチャー・フォースの覚醒』には期待しないでください。
シャークネードも4以降は蛇足だと思ってますし…。
PLの皆様にも楽しんでいただけたのでしたら幸いです。あらためまして、お付き合いありがとうございました!
――ソード・ワールド2.5『ジオガッチャー・エクストリームミッション』 fin