カラン、カラン。 真夜中の静寂に、カウベルの乾いた音が響いちゃう。 ボクの首輪に付いたそれが鳴り響く度に、心臓が跳ね上がります。 ボクをおしまいに近付ける破滅の音。 「あ、あ、あ、あ‥‥っ」 どうしようもない羞恥で、身体全身がかっかと火照ります。 「や、だ。やだ、やだ‥‥っ」 ボクは、裸でした。 一糸まとわぬ裸。 服なんて一枚も着てなくて、靴だって履いてない。 「やだよぅ、こんな格好‥‥っ」 首輪に付いたカウベルを鳴らしながら、裸でお散歩する女の子。 ベルの音がする度、誰かに気が付かれないかって不安で仕方ない。 あの時。 夜のお散歩していると、何かが首筋にポトリと落ちてきました。 ぞくっとするような、冷たい感触。 もちもちとした感触と、カサカサと這い回る感触。 「ひ、ひぃっ!」 悲鳴を上げると、服の中に潜り込まれて。 「ひぁ、や。なにこれっ」 服の中で、何かがもぞもぞと動き回っています。 袖に入り込んだから袖を外すと、胸元に入り込んでくる。 ボクの身体を、何か小さなモノが這い回る感触。 「ひぁっ!やだっ。なにこれっ!」 ボクはパニックになっちゃって、カウベルをカランカランと鳴らして、 上半身が裸になるのも気にせず、お洋服を脱ぎ捨てました。 そうしたら、下半身にまで何かが入ってこようとしていて。 ボクは大慌てでお洋服を脱がなきゃいけませんでした。 パンツの中に潜り込んてきて、大切な所に近付いて‥‥ 「やだやだやだやだやだやだ!」 半狂乱になってパンツを引っ張り下ろして、カサカサと蠢いて柔らかいそれ、後から思い返すとヤモリかトカゲみたいな生き物を、とにかく投げちゃって。 外気に触れて、ボクの大切な所はひんやりとしていて。 そんな所に何かが這い回っていた事が気持ち悪くて仕方なかったけど、とりあえず一安心。 でも、その安心はほんのちょっとの間だけでした。 まるで、ボクをいじめるように強い風が吹いたんです。 そして、脱ぎ散らかしたお洋服が吹き飛ばされて。 「あ、あ‥‥」 最終的に、一糸まとわぬ姿のボクが立っていました。 もしこんなところを見つかったら、ボクはおしまいです。 見つけたのが優しい人だったとしても、人を呼ばれたりして‥‥ こうしている事が知り合いに知られたら、ボクはもう変態さんの烙印を押されて、もうお外を歩けなくなっちゃう。 もし、悪い人だったら、きっと沢山酷い事をされて‥‥ そう考えるとベルの音を鳴らしちゃうのが怖くて、ゆっくりゆっくりと歩いていきます。 だけど、そうしていると当然全然前に進めません。 あんまり遅いと、朝が来て人が来ちゃうかもしれない。 そうなったら、もう言い訳できません。 「はぁっ、はぁっ‥‥」 頭がぐるぐるして、ボクの息はどんどん上がっていきます。 早く家に入って、お洋服を着ないと。 そう考えて急ぎ足になると、首輪に付いたカウベルがからんころんと鳴っちゃう。 そして、その音で誰かが来るんじゃないかと思って足が止まっちゃう。 終わる、終わる、終わる。 自分のこれまでの人生が、全部終わっちゃう。 もう、どうしていいかわかんない。 頭が真っ白になって、何かが弾けて。 「う、うぁ。ひぐ。えぐ」 お股がぐちょぐちょに濡れて、足下にぽたぽた雫を落としちゃう。 「うぁ‥‥うぅうううぅ」 ボクは、どうしようもなくなってその場に跪いちゃいました。 恥ずかしさでおかしくなった体は、ぴゅっ♡と潮まで噴いちゃって。 「うぁ、うぁぁ」 何でこうなっちゃったんだろう。 どこで何を間違えたんだろう。 もう、何もわかりません。 「ひぐ‥‥えぐ」 もう、おうち帰りたい。 おうち帰って、毛布かぶって寝ちゃいたい。 だけど、そうしていても、誰かにバレちゃう可能性が高くなるだけ。 何かが、壊れた。 「あは♡あははは♡」 もう、ヤケクソ。 どうにでもなっちゃえ。 カランカラン、とカウベルを大きな音で鳴らしながら、スキップ♡スキップ♡ 音が大きく鳴るのも気にしない、というか、大きな音を鳴らすように大きく跳ねる♡ 「えへへ♡あは♡」 さっきまで胸やお股を隠してた手は、大きく万歳♡足をがくがくさせながら、裸でスキップ♡ 「あははは♡あはぁ♡」 誰か来るかもしれない。 でも、もうどうでもいいや♡ 「えへへぇ♡あは♡」 お股、ううん‥‥おまんこは恥ずかしさで壊れて、すっごく気持ちよくなって。 お股から何か垂れて、頭の中はぽわぽわして、何もかもどうでもいい。 「あはぁ♡あはぁぁ♡」 お家が見えてきて、ほんの少し安心したら、おしっこがしたくなっちゃって♡ 「あはぁ♡おしっこしたぁい♡」 近くにある木に駆け寄って、足を大きく広げて、おまんこを広げて。 「あはっ♡あははっ♡」 しょろしょろとおしっこをしちゃう。 「あはは♡おしっこ、きもちぃ♡」 犬とか猫とかの動物って、こんな気持ちなのかな。 ちょっと、ズルい♡ 「えへへ♡あはぁ♡」 ボクは、お外でもお股を丸出しにしておしっこしちゃうような変態さんになっちゃいました♡ 「あはは♡あはぁぁ♡」 おしっこが地面に吸われて、雫が垂れ落ちていく。 ボクの理性もぜーんぶおしっこと一緒に流れ出ちゃったみたい♡ バレちゃったら、その時はその時♡ 結局。 ボクはあれから、誰にもバレずにお家に帰れた。 風で飛ばされたお洋服が見つかった時はびっくりしたけど、風で洗濯物が飛んでいった事にしておいた。 いつも通り、何とか元に生活に戻れた、筈。 だけど。 ‥‥パンツだけ、見つかったって聞かない。 誰かが、持って帰っちゃったんだろうか。 そして。 ボクも、パンツだけ返って来なかったお洋服と同じように、何処か一つ抜け落ちちゃったみたい。 カラン、カラン。 とっても気持ちいい、夜のお散歩♡ 乳首くにくに弄りながら、裸でお散歩♡ お昼の内にどこならバレないか、ってチェックして。 お昼の間は今までのボクで、夜になると変態さんなボクになっちゃう♡ 自分の破滅を呼ぶためのカウベルを鳴らしながら、今日もボクはお散歩♡