トレーナー殿がぬいぐるみを手作りしてくれました。いつぞやのお返しらしいです。プレゼントしてくれたその手に巻かれた絆創膏が、所々不格好なぬいぐるみが、とても愛おしいと思ってしまいます。
「はぁ～～……おしゅ、おしゅ……かわいいですね……」
むぎゅりと抱きしめてトレーナー殿のぬいぐるみを愛でる。可愛らしい愛おしいふわふわのそれに顔をうずめ頬ずりする。
はあ……おしゅ、おしゅ……。
「……なあ、流石に目の前でそういう風にされるのは少し恥ずかしいのだけれど」
「はっ！？　す、すみません……トレーナー殿のぬいぐるみが愛らしくてつい」
「……まあ喜んで貰えたのなら良かったんだけど……そういえば前にヤエノは自作のぬいぐるみのこと自分の代わりって言ってたけど、ヤエノ的にはそれは俺の代わりってこと？」
「ま、まあ……そうなりますかね？」「そっか……俺にこういうことしたかったのか？」「っ！？　い、いえこれは決して……！」
「ほら目の前に俺がいるんだし直接していいんだぞ？」「――――」
その言葉を聞いた瞬間心の烈火は彼の身体を押し倒していた。
「なーんて冗談――えっ？」
そこから先の記憶は無かった。
おわり