「頼むダンツ！　俺と一緒にファミレス行ってくれねぇか！？」
ポッケちゃんからそう頼まれて、私たちはファミレスに行くことになりました。

「いやー、助かったよダンツ！　おかげで限定パフェが食べられる！」
「どういたしまして、ポッケちゃん！　……でも、パフェ食べるんだったら私がついてこなくても良かったんじゃない？」
「いや、それがよぅ……このパフェ、一人だと注文できねぇんだよ……前はそれで逃しちまったが……ダンツのおかげでやっと食べられる……！　すみませーん」
ウキウキのポッケちゃんが限定パフェを注文します。

「こちらの限定パフェ、カップルさま限定となっておりますが……」「えっ？」
「おう！　俺たちカップルだぜ！」
……えーーっ！？　ど、どどどどういうこと！？
「……ちょ、ちょっとポッケちゃん……！」「いいからいいから、な？　一旦ここは話合わせてくれよ」

「それでは、カップルの証明としてハグをお願いします」
えっ……？　えっ？　なになに、何がどうなってるの？
限定パフェがカップルで？　ポッケちゃんもカップルで？　えっ？
「……わりぃ、ダンツ。少しの間だけ我慢しててくれ」
ポッケちゃんが私の方にだんだんと近づいてきて、ポッケちゃんの真剣な顔が、迫ってきて……。
「……っ」
真剣な眼差しが、ポッケちゃんのちょっと野性味があって格好いいお顔が、ちょっと乱暴だけど優しいポッケちゃんの声が、どんどん、どんどん近づいて……。
「……ぁ……っ、ポッケ、ちゃん……」
ぎゅぅ。優しく、ポッケちゃんに、抱きしめられる。ポッケちゃんの温もりが、直に伝わる……。

「っ……ポッケ……ちゃんっ……」「…………。……これで良いか？」
「はい、ありがとうございます。それではカップル限定パフェ承りました。出来上がりまでお待ちください」

そう言って店員さんは去っていった。
私の身体からポッケちゃんの温もりも去っていった。
それでも、まだ私の顔の熱は残ったままだ。この胸でずっと鳴り響いているはやる鼓動も、まだ。

「いやー、楽しみだな限定パフェ！　二人で山分けらしいぜ？」
ポッケちゃんはこちらの気も知らないでウキウキでメニューのパフェを見つめていた。

「……ポッケちゃんのバカ」
「ん、なんか言ったか？」「……なんでもないよ！　それよりパフェ楽しみだねポッケちゃん！」「ああ！」

おわり