レースで結果を出すこともなく（有馬連覇URA優勝）落ちぶれてしまった私は世間から身を隠すようにトレーナーさんと一緒にメジロシティにある築60年の木造ボロアパート（新築冷暖房Wifi完備）に身を寄せました。
身を隠している私の代わりにトレーナーさんは日夜汗を流し、日銭を稼いでは日々を凌ぐだけの毎日（食べ過ぎ注意）
そしてある日（引越し当日）、アパートのドアがノックされました。
「ここにいらしたんですね、グラスワンダーさん。」
マックイーンさんがそこには立っていました。

「一体何の御用でしょうか…？」
「貴女のトレーナーさんが借金をし、どこかへ行ってしまったのです（名演）」
「そんなっ…！？」
「こうなっては貴女に支払って頂くしかありませんわ！」
突きつけられた紙には恐ろしい数の0が並んていました。到底私の蓄え（約7億円）では支払いできません（できる）
「そんなの無理です…！」
「でしたら…そうですわね！貴女の身体で払っていただきますわ！」
こうして私が連れてこられたのはメジロシティ地下闘技場。
観客（マネキン）で埋め尽くされたその中央でマックイーンさんがマイク片手に宣言をします。
「これよりグラスワンダーさんと覆面戦士（グラトレ）との決闘を行いますわ！勝てば賞金を！そして敗者は勝者に生涯の絶対服従を誓っていただきますわ！（名演）」

勝てば借金は無かったことになる。それが出場の条件でした。
負けた時のことは今知りましたが、もし負けたら一生彼の玩具として扱われるのでしょうか。
しかし相手は人間。決して負けることなど無いでしょう。
動きやすいよう体操服を着た私は、闘技場の地面の感覚を確かめながら中央へと向かいます。
「グラス…いや、交わす言葉は今は無いよ（素）」
覆面の男性（トレーナーさん）はそう（台本と違う台詞を）言うと、軽く肩を回し、ストレッチをしていました。
「そ…それでは、試合開始ですわ！（やや焦りつつも名演）」
開始の合図とともにマックイーンさんが去っていき、私は覆面の男性に向けて突進します。
しかし何ということでしょう、突然身体に力が入らなくなり（演技）そのまま相手の身体へとしなだれかかってしまいました。
「くっ…力が…出ない…！？（精一杯の演技）」
これはきっと相手の覆面戦士が用意した卑劣な罠に違いありません。このまま私は衆人環視（二人きり）の中、されるがままなってしまうのでしょうか。


「…ふふふ」
とても悪そうに笑った覆面戦士は、そのまま私の身体を掴み、そして思い切り放り投げました。
「きゃっ…え…？」
台本に無かった突然の行動に私は身動きが取れませんでした。
「グラス…それでいいのかい？」
覆面を剥ぎ取り、笑みを浮かべたトレーナーさんはそう言いました。
「『わざと』負ける。それが君のしたかったプレイなのかい？グラスワンダー？」
「…ッ！」
笑みの奥から感じる怒気。そしてその言葉の意味を理解し、私の魂は燃え上がりました。
「……トレーナーさん。私は…ッ！！」
立ち上がり不動の姿勢で深呼吸。真っ直ぐに彼を見据え、一瞬の後に全力の突進。言葉では無く全身で返事をします。

「いい子だ。だがそれだけじゃあ駄目だ。」
正面から受け止めたトレーナーさんは数メートル後退しつつも私を止め、そしてそのまま押し返し、互いの距離が開きました。
「なあグラス。ここには私と君しかいない。そうだろう？」
「…いいんですね、トレーナーさん。」
ウマソウルを収斂。ゾーンを展開。勝負服を構築し、薙刀を具現化。
「そうだ。」
万全の装いで構えた私を見て、トレーナーさんはとても嬉しそうに笑いました。
「それと戦いたかった。」
一対の刃の激突が始まります。互いが互いを鞘にせんと打ち合い、産まれた火花一つ一つは絶頂を超える快楽の余韻に過ぎませんでした。

こうして私とトレーナーさんは至福の時間を過ごせました。
武道場はだいぶ壊れちゃいましたけどマックイーンさんは記録を見て「VFXの敗北ですわ！」って喜んでましたね。
エル。貴女もトレーナーさんとお出かけするときは気をつけるんですよ。台本通りには行かないものです。