国連デジモン機関/UNDO(United Nations Digimon Organization) 国連特別総会にて決議された、「デジタルモンスター問題に関するパリ条約」に立脚して結成された、国連直属のデジモン対策機関。 事務局長をアルトゥール・夜城沼が務める。 近年のテイマーの急増や、軍事目的でのデジモンの利用、その他デジモン犯罪全般の被害を顧みて結成された。 国連加盟国内での自由な活動を行う権限を持っており、現地国の対策機関の意向に制限されずデジモンの取り締まり活動を行うことができる。 日本警察より身柄を引き受けた八重練・H・鏡華の記憶から抽出した、旧FE社五行が保有していたテクノロジーを部分的に再現して使用しているため、対デジモン装備のレベルは高い。 本来このような機関は各国の合意が取れず設立出来ないのが常であるが、局長が入念に根回しを行い、 他国よりもデジモン関連政策で優位でありたいし、あわよくば足を引っ張りたいという各国の思惑をうまく利用することで成立している。 本部はスイスのジュネーヴに存在するが、建物の外観はしょぼく、内部もかなり狭い。 しかし、そこのサーバー上には人工再現デジタルワールド『パノプティコン』が存在し、 本部機能の大半や捕縛したデジモンやデジモン犯罪者を収容するための施設等はそちらに存在する。 職員は各国行政機関からの出向人員の他、独自に局長が採用した人員が占める。 発足したばかりということもあり若干人手不足気味。 どのようにデジモンを扱えるか、強いデジモンを扱えるかと言ったこともさることながら、 採用の際には必ず局長が面接して善良であるかどうかを見極めているため、人手不足の原因はそこにもある。 また職員ではないが、デジモンを回収する必要があるほどの危険・未熟なテイマーではなく、尚且つ強力と判断された場合には、 UNDO側の指示に従うことを条件として、外部協力者という扱いで一部業務への協力を要請されることがある。 ────────────────── tips. 八重練・H・鏡華の記憶について 八重練・H・鏡華の肉体は、デジモンとの融合による肉体強化と錬金術による肉体強化が併用されている。 錬金術はエントロピーを逆転させてある種時間の逆行に近いような所業を行う術であるが、 彼女は自らの肉体に対し、その変化を停止させる術を施してデジモンとの融合で発生しうる諸問題を強引に解決していた。 それが偶然にも時間から切り離す効果を生み、改変前の記憶を完全に維持している。 tips. 八重練・H・鏡華の身柄について 八重練・H・鏡華は出頭後、大量殺人と人体実験、及びFE社関連事件の最重要人物として勾留されていたが、 改変の影響が及んだ結果、最重要人物としての扱いになっているが、実際何を行ったのがが不明瞭な人物となってしまった。 扱いに困った上層部の一部の人間が、デジモン関連の事件でもあったことから、 局長に彼女の供述などの情報を横流しし、結果的にUNDOが彼女の身柄を引き受けることになった。 ────────────────── ・パノプティコン スイス・ジュネーヴに存在するUNDO本部のサーバー上に存在する、人工再現デジタルワールド。 デジヴァイスの類を使用せずにデジタル空間上に構成されていて、稼働には多くの電力を使用する。 その都合上、UNDO本部の周りにはバックアップ電源として大量のソーラーパネルと風車が設置されている。 内部は一般的なビルの内装と似たような見た目をしているが窓はなく、壁の外には何もないデジタル空間が存在するのみ。 セクターと呼ばれる区分でいくつかに分けられている。 所定の空間内にアプモンチップの効果を発揮させるシステムが存在し、 例えばパノプティコン内全域では『ゲンゴーモン』のチップの能力でどの言語においても双方向の意思の疎通が可能になっている。 なんらかの災害によって電源供給が寸断された場合、即時に低電力モードが起動、アプモンチップの効果付与システムが部分的に停止される。 この低電力モードでは、バッテリーで20時間の稼働が可能。 緊急時マニュアルでは、10時間以内に復帰の目処が立たなかった場合は全職員の避難が開始されることになっている。 20時間が経過しバッテリーからの給電も完全に停止するとこの空間は崩壊、内部に残された物体や人員は消滅する。 ・セクター1 事務エリア 各国から収集したデジモン犯罪関連の情報の処理などを行っている他、後述のセクター群とのハブエリアになっている。 ここにはUNDO構成メンバーに与えられるライセンスを使用して開くことができるゲートで直接赴くことが可能で、 捕獲したデジモンや逮捕したデジモン犯罪者を迅速に連行することが可能である。 スイス領扱いとなっていて、構成メンバー以外が立ち入る際にはパスポートの提示が必要になる。 ・セクター2 管理エリア 檻房エリアの監視および、パノプティコン内で有効になるアプモンチップの管理などが行われている。 デジモンの立ち入りが制限されるエリアになっていて、ディバイドプロトコルにより内部ではデジモンは耐え難い苦痛を感じる。 クロスローダーやデジヴァイスicなどのデジヴァイスに収納されている状態でも同様で、立ち入る前にデジヴァイスをロッカーにしまうことが義務付けられている。 これはデジモンの要素が混ざっている人間でも同様である。 ・セクター3 飼育エリア 無害と判断されたリアルワールドに迷い込んでしまったデジモンや、善良だが一般人が保有するには危険であると判断されて押収されたデジモンが保護されている。 職員にパートナーデジモンが必要になった場合は、ここに保護されているデジモンから選定されることもある。 ・セクター4 檻房エリア 悪質なデジモン犯罪者や凶暴なデジモンが拘束されている。 巨大な円柱上の構造をしており、パノプティコンという名の由来となった。 ここでは管理エリアに設置されているアプモンチップ『スリープモン』、『ドリーモン』、『カリスモン』の能力を使用し、更生プログラムが実行されている。 ここに立ち入る場合には、複数人のUNDOライセンスを認証してセキュリティを通過しなければならない。 ・セクター0 一部の幹部以外は存在すら知らない極秘エリアの一つ。別名抽出エリア。 セクター4最下層に存在する、八重練・H・鏡華が収容されているエリアである。 このエリアにもアプモンチップの効力は発揮されており、彼女は眠ったまま、記憶の中から技術を抽出されている。