Ccfolia Log
GM
伊達 礼。
今や、“マスターレイス18”の称号を持つ有力なFHのオーヴァードであるキミ。
GM
義父たる“反逆の聖人”アルフレッド・J・コードウェルに呼びだされ、彼の元に馳せ参じたのであった。
伊達 礼
「お呼び出しいただきました!伊達です!」勢いよくバーンと入ってくる
コードウェル博士
「相変わらず、はきはきしている。」
伊達 礼
「取柄です!」
コードウェル博士
「さて、礼。第18の我が子よ。汝に1つ任せたいことがあってな」
伊達 礼
「(私が気に入ることであれば)なんなりと!」
コードウェル博士
「なに、きっと気に入るであろう」
GM
すると、博士の背後の巨大スクリーンにとある孤島が映し出される。
伊達 礼
「これは…デボン州沖の小さな孤島…?」それは誰もいなくなる島だ
コードウェル博士
「今から15年前、まだ私が所属していた頃のUGNは日本の真東に不思議な島を調査した。そこにはオーヴァードによるものと思われる伝説があり、レネゲイドに関する遺跡があるであろうという報告に終わった」
コードウェル博士
「私は、その外界から隔離された島を利用し、レネゲイド研究機関を立ち上げることとした。計画は承認され、居場所を失ったオーヴァードたちの保護施設を兼ね備える建物が建設されたのだ」
伊達 礼
「はー…それはそれは…たぶんきっとよいところ…」
コードウェル博士
「それは次第に規模を拡大してゆき、やがて人間とオーヴァードが共生するためのテスト地域へと変貌していった。いわば、オーヴァードアカデミアか」
伊達 礼
「仲良きことはいいことですからね そのうえで健全に競い合い…」
伊達 礼
「頂点を決めれれば…」うんうん
コードウェル博士
「学園の生徒は現在では2万人に達するという。だが、1つ問題があってな──」
伊達 礼
「問題?」
コードウェル博士
「学園(アカデミア)として機能してから13年の月日が経とうとしているというのに、未だに遺跡を発見できていないというのだ。誰しもがな」
伊達 礼
「えーそんな学校の怪談…」
伊達 礼
「好きですね」
コードウェル博士
「だろう? 賢明なる汝であれば、もう理解しているだろが──これから、汝には学園に編入してもらう」
伊達 礼
「そんな謎の転校生…マジで好きっすね」
コードウェル博士
「学園島にはFHのセルが既に存在している。名を『ディオゲネスクラブ』という。構成員は皆、仮面を装着するしきたりであるようだ。彼らも遺跡を捜しているのだが、それを利用しても構わん。無論、無碍にしてやってもよい」
コードウェル博士
「そう、全ては汝次第である」
伊達 礼
「別口でいってオッケーってことですね」
コードウェル博士
「うむ。我らの“プロジェクト・インフィニティコード”のため、汝を我が子(マスターレイス)として島に送り出す。これが今回の私の意志だ」
伊達 礼
「最終的に成果を持ちかえれば自由と!」
コードウェル博士
頷く
伊達 礼
「まっかせてもらいましょう!」
コードウェル博士
「では、征くとよい。島での生活拠点だが、出身の精査が甘い学生寮を見つけてな。そこへの入寮申請は既にしておいてある。学園島に上陸したならば、そこを訪ねるといい」
伊達 礼
「海路は…まぁなんとかなるでしょう!」イルカとか…クジラとか…
コードウェル博士
「島の遺跡、および遺産をなんとしても見つけ出すのだ。礼よ」
伊達 礼
「委細承知!」
GM
そうして義父の元から飛び出すと、廊下で2人の少女に出くわす。
片方は聖職者の服装をしており、もう片方は羽の生えたゴスロリ服をしていた。
“マスターレイス13”
「まだ魔法があたりまえのように存在し、天かける飛空艇が大空を埋めていた時代の物語・・・お父様に召喚(よ)ばれたんですね。何を要請しれ、世界は混乱と慟哭の渦に叩き込まれたのですか?」
伊達 礼
「ちょいとインディジョーンズを」
“マスターレイス15”
「あー…また大騒ぎになるタイプのやつ…」
伊達 礼
「離島で潜入で学園ものです!」
“マスターレイス13”
「権威ある帝国のギルバート・ピアノ・コンクールで優勝した事のあるこの私も征きたかったな。そして世界は揺れ始める…」
“マスターレイス15”
「露骨に目立つのが二人いたらダメだと思いますよ?」
“マスターレイス15”
「まぁなにはともあれ気をつけて…」戦力的な不安はないが それ以外はだいたい不安だ
“マスターレイス13”
「そんなに大陸に覇をとなえますかね、帝国のイマドキのJCであるこの私…博士……どうして教えてくれなかった? ……どうして死んだ?」
ついていけないことを悔しがっているらしい。
伊達 礼
「まぁまぁここはこの伊達にお任せを 大船に乗ったつもりでいてくださいよ」
“マスターレイス15”
(タイタニック…)
“マスターレイス13”
「せいぜい、成果を出す運命<こと>です。そして天は鳴き、大地は震えるだろう。期待しています。いつの日か世界を救うと信じて─────この絶対的で美しき我が姉妹<スール>」
“マスターレイス15”
「まぁ…私も”欲望”については認めていますからね あなたの良きように力を振るえばいいかと」
伊達 礼
「うむ…友情パワー受け取りました…!」
伊達 礼
笑顔で手を握りぶんぶんしよう
GM
そうして、マスターレイスの連絡グループにも出立の報告をしたのだが、半数からは既読にならず、何名かからは帰ってこなくてもいいという旨の返信があったりなかったりしたようだ。
GM
これが、“マスターレイス18”伊達 礼が学園島へと訪れる切欠であった。
GM
GM
PC②用ハンドアウト
シナリオロイス:コードウェル博士 推奨感情:傾倒/食傷
推奨カヴァー/ワークス:指定なし/FHチルドレン
推奨Dロイス:コードウェルの子
キミはコードウェル博士に見いだされ、“マスターレイス”のコードネームを与えられたチルドレンだ。
“プロジェクト・インフィニティコード”の計画の1つにUGNが設立した“学園”のある太平洋上の孤島に眠るレネゲイドの遺跡が必要不可欠なのだという。
そこで計画の責任者たるコードウェル博士は、己の見出した子供であるキミに対して“学園”への潜入を打診してきた。
興味本位で同意してしまったものの、正体を隠さなければならないキミが潜り込めたのはバンガード寮という曰く付きの学生寮であった。
GM
GM
GM
アメリカ・ベゼスダ州 UGN本部 中枢評議会場
アッシュ・レドリック
「……であるからして、“ナイトフォール”には遺産の早急な確保を命じております」
ヨシュア・ランカスター
「うむ。“反逆の聖人”を騙るコードウェル博士よりも先に多くの遺産を回収、保管しなければUGNは更に状況が悪くなるであろうからな」
代理:フク郎
(訳知り顔で頷くフクロウ)
李 文龍
「しかし、それには1つの問題があってのぉ」
イザベル・リンディ
「問題? それは何かしら?」
アッシュ・レドリック
「学園島のことでしょうね、“応龍”殿」
テレーズ・ブルム
「学園島……あのUGNが運営している孤島の施設ね」
代理:フク郎
(学園島……縁遠い話かな~私には)
と思いながら羽繕いをするフクロウ。
GM
UGN中枢評議会──アクシズのメンバーが招集され、遺産についての議論が交わされていた。
そこに他の議員とは異なり……動物が、とある議席にいた。
李 文龍
「もとはと言えば、あの島はコードウェル博士によって開拓されたも同然。その根源的な目的は、島にあるとされる伝説上のレネゲイド遺跡に関してであったのじゃよ」
イザベル・リンディ
「つまり、帰還してFHに寝返った博士があの島を再び狙っていると?」
李 文龍
「左様」
アッシュ・レドリック
「だが、学園島だと“ナイトフォール”の派遣も難しい。なにせ、島にいる大半が学生共ときた」
GM
しばし膠着する議場。
代理:フク郎
「そうなると……どこかしらの有力なエージェントを派遣することになりそうですかしら」
口を閉じていたフクロウが声を発した。
テレーズ・ブルム
「有力なエージェント……そうよ、それよ! 私に言い考えがあるわ」
GM
まるでどこかのサイバトロン司令官みたいなことを言いだしたのはテレーズ・ブルム。
キミの数少ない友人でもある最年少の議員だ。
代理:フク郎
「……」
その台詞が良いことだった試しなど人類史を紐解いても数少ないだろう。
ヨシュア・ランカスター
「……面白い。ならば大駒を動かすか」
代理:フク郎
「ほほう、腹案があると」
首をくるりとかわいらしくかしげ。
GM
そして、間髪を入れずに議長は承認しようとしている。
ヨシュア・ランカスター
「ではこれにて閉会とする。世界秩序の守護者たらんことを」
GM
中枢評議会は終わり、議長から順に退出していく。
代理:フク郎
「守護者たらんことを~」
羽を振って見送る。
アッシュ・レドリック
「しかし……今回も代理出席か」
白いフクロウへ視線を投げ、ぼそりと呟きながら出て行く。
李 文龍
「フフ……もはや、アニマルオーヴァード議員であることにした方がよいのではないかのぅ」
同じく、小言を残しながら去る。
代理:フク郎
「お歴々と比較して私の本体性能はミソッカスですからね!」
ピー!ピー!と鳴く。
イザベル・リンディ
「……ヤなカンジね。改革派のオジサンたち」
溜息一つ。
代理:フク郎
「まぁ、ちくちく言われても私は構いませんよぉ」
「この席に座れているだけで僥倖ってもんです」
イザベル・リンディ
「カナエ、その調子よ! ところで、テレーズ。いい考えって?」
代理:フク郎
座ってるのはフク郎ですけど。なはは。
などと笑った。
「ああ、そうそう。それは私も聞きたいな」
テレーズ・ブルム
「ああ。それはこれからちょっと話してきます」
GM
少女は足早に議場を出て、とある場所へと向かっていった。
代理:フク郎
「これから」
はて、どこに出かけるというのだろう。
GM
──数分後。
テレーズ・ブルム
「来たわよ、カナエ!」
GM
魔窟と化しているそこへ、来客があったのは言うまでもない。
三稜 鼎
「……」
三稜 鼎
「はああああああ!!??」
ナンデ!?テレーズナンデ!!?
テレーズ・ブルム
「相変わらず散らかってるわね……最後に片づけたの、いつなの?」
足の踏み場に困惑しつつ、一歩一歩突き進んでくる。
三稜 鼎
「え?二か月十六日と6時間弱前」
テレーズ・ブルム
「……。」
絶句
三稜 鼎
「な、なんだよぉ……わざわざこんなところまで来てぇ……」
テレーズ・ブルム
「……あなた、評議会はいつも動物で参加してるけど身体の方は動かしてるの?」
三稜 鼎
「いや?一日一食食べてシャワー浴びる以外は基本お部屋だけど」
だってそうだろう。それが一番私が楽をした上で効率良く『彼等』を動かせるのだから。
テレーズ・ブルム
「ああ、よかった。最近、ニホンで流行しているとかいう『風呂キャン界隈』じゃなかったのね」
三稜 鼎
「さすがに風呂くらいは入るよぉ!」
三稜 鼎
いや……この部屋の有様で言っても説得力は皆無───!
テレーズ・ブルム
「はぁ……。まぁ、置いておくとして。カナエ、学園島の遺産が狙われているって議題は覚えているわね?」
三稜 鼎
「モチロンさ。記憶力には自信があるほうだよ比較的」
テレーズ・ブルム
「そのために、UGN本部から学園島への長期の監査を派遣する必要があるということなの。だから、わかるでしょう?」
三稜 鼎
「な、なにを……?」
いや、いやいやいやいや。
三稜 鼎
そんなまさか!
あるはずもない!
テレーズ・ブルム
「学園島の"遺産"並びに遺跡の調査。それを狙う各勢力の捜査。そして……急激に生徒が増えた学園島の監査」
テレーズ・ブルム
「この目的の為に、カナエ……あなたを学園島に派遣するの。そしてあなたが羽織る役職は──“生徒”よ」
三稜 鼎
ぽく、ぽく、ぽく。
三稜 鼎
「……待ってくれ!?私に此処を──この楽園から離れろって言うのか君は!!?」
三稜 鼎
「──いっ、嫌だぁーっ!!!よしんば教師でも嫌だーっ!」
テレーズ・ブルム
「ええ。だって、アッシュもいっていたでしょう。学生だらけの島だって。だから、調査派遣をするなら学生になってもらうのが一番早いの」
三稜 鼎
「私……学生じゃないんだよ……?」
「33歳アラサーなんだよぉ……?」
テレーズ・ブルム
「大丈夫じゃない。カナエ、15歳の私と会話できているでしょう? 学生もいけるわ!」
三稜 鼎
「いやそれはまずまずの交流ありきのものであって初対面の学生諸君と有効なコミュニケーションをしていけるかはまったくもって未知数でありかなり難易度高いというかウワキツ指数がもうすごいですよテレーズちゃんどうしようね!」
テレーズ・ブルム
「けれどもこの複雑なミッションを同時にこなせるのはカナエ、今のところ貴方だけよ」
三稜 鼎
「ん、んぐぐ、ぐぅ……」
それは、まぁ。
私も分かっては、いるのだ。
三稜 鼎
今ここでゴネたところで何も変わらないし。
そもそも、議員の席に腰を降ろせているのは、彼女のお陰である。
三稜 鼎
脳裏に揺らめく"大恩"の二文字。
拒絶しようと思えば、まぁできる。
三稜 鼎
だけどさぁ。
そんな根性あったら私はとっくの昔に内定出てたと思うんスよね。
三稜 鼎
「わ」
「わ、分かりまし…………………た」
テレーズ・ブルム
「その言葉が聞きたかったわ!」
三稜 鼎
「君がッ!!!!!!言わせたんだろーっ!!!!!!このーっ!!!!!」
三稜 鼎
「……はぁ」
テレーズ・ブルム
「ふぅ……これで、議会でのキャラ被り問題も暫くは解決できそうね」
三稜 鼎
「あーフク郎」
君にちょっと憧れてフクロウ選んだとか口が裂けても言えねぇですけど。
三稜 鼎
「えっ気にしてたの?」
テレーズ・ブルム
「だって、私のサジェスにまでクレームが出てきたのよ。議場が鳥臭いだの鳴き声がうるさいだのなんのって」
肩に乗っているコノハズクをあやしながら
三稜 鼎
「かわいそ……」
あっごめんなさいサジェスさん睨まないで……
テレーズ・ブルム
「でも、こんな改革派の嫌がらせに屈していたらキリがないもの。そういうことだから、カナエも学園島で揉まれてくるといいわ」
三稜 鼎
「……ぅう、分かったよぉ」
「さらば我がサンクチュアリ、またいつか……」
三稜 鼎
「あ、入学っていつになるのかな」
三稜 鼎
引きこもりに季節感とかないよ。
ナイナイ。
テレーズ・ブルム
「今、3月末でしょう? だから、明日には学園島へ」
三稜 鼎
「……」
PCのカレンダーに目をやる。
三稜 鼎
「明日ゥ!!!!?」
テレーズ・ブルム
「入学手続きとか、学生寮への入寮手続きはUGN本部(ここ)の情報部が迅速に取り掛かってるから安心してね」
三稜 鼎
「できるかーっ!!!!覚悟の用意をする時間を要求するーっ!!!!!」
テレーズ・ブルム
「ないのよね、これが」
三稜 鼎
「そっかぁ……」
GM
半ば強引に、学生をやり直すことになったキミ。
自分より半分の年齢の子供たちとやっていけるのだろうか。
GM
GM
PC③用ハンドアウト
シナリオロイス:テレーズ・ブルム 推奨感情:尊敬/不安
推奨カヴァー/ワークス:指定なし/UGNエージェント
UGN本部に所属しているキミは、ある日にUGN中枢評議会のテレーズから召集されて特命を受けた。
“学園”には“遺産”と呼ばれる古代のレネゲイドウイルス関連物や、それが収められているとされる遺跡があるのだという。
FHなどの組織が、それを狙って“学園”への潜入工作が行われているという情報を掴んだらしい。
慢性的な人手不足に悩まされるUGNは、あろうことかキミを“学園”の“生徒”として送り込むことで決定したのだ。
更に、異邦人が紛れても問題視されないだろうと転居先を勝手にバンガード寮へと決めてしまったのである。
GM
GM
GM
ゼノスの拠点の1つになっている洋館。
そこには様々なレネゲイドビーイングが代表者とともに住んでいる。
GM
定時報告のため、キミは主たる“プランナー”へと謁見していた。
都築 京香
「336号(ミミル)さん。私たちはこの惑星(ちきゅう)に住む人間をより理解する必要があると思いませんか?」
ミミル
「同意します。とても興味深いです」
都築 京香
「実は、UGNが南鳥島の北東に位置する島で非オーヴァードとオーヴァードの共生をテストするための実験施設を持っているそうです」
ミミル
「一般権限で検索します… 確認。確かにジャミングされていますが航空写真で建物などが確認できますね」
都築 京香
「公用語は英語と日本語。日本との時差はプラス3時間。気候は関東地方に類似し、成田空港から4~5時間程度で到着する孤島。それを“学園島”と彼らは呼んでいるそうです」
ミミル
「それは何らかの新しい任務に深く関係しますか?」
都築 京香
「336号(ミミル)さん。オーヴァードと非オーヴァードの共生実験だというのに、レネゲイドビーイングが招かれていないのは差別だと思いませんか?」
ミミル
「コメントは差し控えますが、その枠を主張して入り込む余地は十分にあると思われます」
都築 京香
「確かに、『レネゲイドビーイングは生まれたばかりのオーヴァードです。 応援して下さいね☆ お友達にも教えてあげて下さいね。』な状態ではありますが」
都築 京香
「──ですので、此度にゼノスから留学生を出すこととしました。それが、336号(ミミル)さん。あなたですよ」
ミミル
「私でよろしいのですか?」ひゅんひゅんと小さくジャイロ飛行しながら瞬き
都築 京香
「はい。ヒューマンズネイバーがあまり上手く使えない336号(ミミル)さんのようなレネゲイドビーイングこそ、地球人との共生という“プラン”の橋渡しに相応しいのです」
ミミル
「上手く使えないわけではありません、少々ファジイなだけです」 「しかし、内容は理解しました。留学し3年過ごすのみでよいのですか?」
都築 京香
「それだけだと思っていませんよね? はい、その通りです。あの島には……少々、厄介なモノが眠っているとされます」
ミミル
「眠っている…レネゲイトに関連することですか」
都築 京香
「“アイオーン”という名称のレネゲイドに関わる遺跡があるようです。UGNの創設者にしてFHのリエゾンロードとなったコードウェルが長年、調査をしていたとまでは知りえています」
ミミル
「アイオーン…流石に短期的な検索では該当しませんね」
都築 京香
「ですが、今なおその詳細は不明。誰もがお手上げ侍のようです」
ミミル
「UGN等が10年以上調査して情報が出ないとなるとかなり厄介な代物のようですね」
都築 京香
「はい。恐らく年代としてはかなり太古なものかと推察できます。古代種──実は私もそうなのですが──の頃の時代に纏わるものかもしれません」
ミミル
「なんらかの事象がスイッチになっている可能性もありますね。それの調査を行う任務という認識でよろしいですか?」
都築 京香
「ともすれば、過去に滅んだはずの……いえ、“滅ぼされた筈”のウロボロスシンドロームとの関連性も疑わしいですね」
都築 京香
「336号(ミミル)さん。ウロボロスシンドロームはレネゲイドそのものへの脅威と言っても過言ではありません。速やかに調査する必要があります」
ミミル
「調査のみでよいのですか。殲滅や確保の追加任務は必要ですか?」
都築 京香
「そうですね。可能であれば、誰かの手に渡る前に我々ゼノスが確保。それが叶わないというのならば──」
GM
意味ありげに、彼女は微笑んだ。
ミミル
「Rog(了解の意) 準備を行い現地へ向かいます」そうして彼女はタスクリストの一番上にアカデミアのネットワークに潜伏しコネクションを形成したり踏み台を作り出すデーモンを放つのであった
ミミル
「学園内に違和感なく潜伏・調査する必要があるための準備として経費申請を致しますがよろしいですね?」
ミミル
(義体購入費用)
都築 京香
「学園島は立地故か、UGN日本支部の管轄下にあるようです。日本支部長の“リヴァイアサン”に留学希望の旨は伝えておきます。ええ、申請はどうぞ。必要なものがあれば、大手ネット通販を偽装して送り届けますよ。少々、時間はかかるかもしれませんが」
ミミル
「ありがとうございます。ではそちらの申請偽装は必要ありませんね」 「定時連絡と報告書の送信はいつもの方法でお送りいたしますので乱数表をお間違えなきよう」暗号化した圧縮信号で一気に
都築 京香
「336号(ミミル)さん。少々、ここのプロンプトを間違えているような……」
ノイマンなので、瞬時に内容を確認した様子。
ミミル
「……修正を施しました。こちらで」ノイマン同士は解決も早いさ
GM
こうして学園島初のレネゲイドビーイング留学生が誕生したのであった。
しかし、その裏に秘めたる目的は学園島の誰も知らない。
GM
GM
PC④用ハンドアウト
シナリオロイス:都築 京香 推奨感情:連帯感/劣等感
推奨カヴァー/ワークス:指定なし/ゼノスレネゲイドビーイング
“プランナー”の庇護の元、ゼノスに籍を置くレネゲイドビーイングのキミに示された新たなる“プラン”。
それは、UGNが運営するオーヴァードと一般人の共生を目指した実験施設“学園”にて地球人類を学習するというものだった。
しかしながら、その陰にはレネゲイドビーイングの進化の為に島に隠された遺跡の調査および“遺産”の持ち帰りの極秘司令もある。
ひとまず“学園”には入学出来たものの、物珍しいレネゲイドビーイングを受け入れる住居探しに難航してしまう。
どうにか見つけた学生寮は、アカデミアでも変わり者しか住人がいないとされるバンガード寮であった。
GM
GM
GM
──彼の世界には、いつも雨が降っている。
GM
幻覚薬物を撒き散らすソラリスのジャームが暴走した事件に巻き込まれ、その影響により一時は錯乱状態に陥るも、どうにか回復。
しかし、過剰に幻覚薬物を投与させられた影響からか、幻覚状態から完全には脱せられず、オーヴァードではないものの通常の社会復帰が困難となってしまう。
GM
彼がいつも見ている幻覚は『雨』だ。
触れたとしても、自他ともに服も髪も濡れる事はない。ただ、ご丁寧にも傘を差さないと視界が悪くなる始末。
つまり、「視界」と「音」が塗りつぶされている。
GM
そんなキミは荷物を背負い、海岸沿いの民宿にしか見えない建物の入り口の前に立っている。
GM
名を『バンガード寮』。
かのセント・ジョージ寮よりも異端的な人物しかいないとされる学園島の学生寮だ。
GM
少し前まで、春風寮で過ごしていたはずのキミがどうしてここに立っているのかというと──。
GM
GM
3月。
終業式の日。
GM
キミはいつもの腐れ縁と化している男女の友人とともに学食でランチタイムを過ごそうとしていた。
ルーカス・ユン
「んで、どうすんだよ。二人とも、帰省すんのか?」
此花 リリー
「わたしは島に残るかな~。期間短いし」
GM
配膳待ちの列にならびながら、春休みの過ごし方について話し合っているようだった。
有喜多 真
「…俺も。 てか…俺は帰ろうとすると、色々ややこしいし」
ルーカス・ユン
「わかるぜ、真」
なれなれしく肩を叩く
有喜多 真
「いや、絶対分かってないだろ…」
此花 リリー
「ルーカス、ママに逢いに行かないんだ?」
ルーカス・ユン
「ったりめーだろ。つか、今更あってどうすんだよって感じだぜ」
此花 リリー
「そうかな~。家族は大事にした方がいいと思うよ、わたし」
有喜多 真
「俺もそう思うよ。 別に会っちゃいけない理由はないんだろ?」
ルーカス・ユン
「いいんだよ。ハンコーキってやつだ」
有喜多 真
「自分で言うのか?それ」
ルーカス・ユン
「るせぇよ。この優等生さんがよぉ」
笑いながら軽く小突く
有喜多 真
「いてぇし」
此花 リリー
「ふふ、ほんと2人は仲がいいんだから」
ルーカス・ユン
「そういうんじゃねぇよ!?」
有喜多 真
「なんだ、友達だと思ってたのは俺だけ? 俺は悲しい」
ルーカス・ユン
「ああ、まにウケんじゃねぇよ!?」
GM
これが、キミの日常だ。
GM
幻覚症状のせいでダウナー気味な性格となった今のキミに差し出された傘のようなものといえたかもしれない。
GM
しかし、そこへ──。
カミーユ・マルシェ
「どき給え、君たち。邪魔だよ」
GM
並んでいる列へ割り込むように、1人の学生が仰々しくやってきたのだ。
生徒
「あ、あれは十数人しかいないSランクの──!」
生徒
「Rファイトのハイランカーチームの『シュヴァリエ』の代表の──!」
生徒
「“ラ・リュミエール”さんだぁぁぁ──!」
有喜多 真
「Sランクって、学食使うんだな。 いつも市街地の方で食べてるのかと思ってた」あまり気にした様子はない」
此花 リリー
「ちょっと、やめなよ~」
ルーカス・ユン
「んでも、Sランクサマには専用のメニューがあるんだとよ。けっ、何が共生を目的とした学園なんだか」
有喜多 真
「そうなのか… それはすごいな」
GM
オーヴァードと一般人の共存共栄を目的としたオーヴァードアカデミアだが、この学園にはある種のスクールカーストのようなものが存在している。
それが、“ランク”なのだ。
此花 リリー
「実際、Sランクなのは羨ましいよね。わたしなんか、CランクだよCランク」
有喜多 真
「まあ、大半はそうだって言うしな」
ルーカス・ユン
「一応、名目じゃあ生徒の半分は非オーヴァードらしいけどな。ランクもそうだが、どこまで本当なんだか」
有喜多 真
「まあ、そう言うなよ。 オーヴァードだからって良いことばかりじゃないさ」
GM
レネゲイドの力を持たない一般人は裏では『Nランク』なとど侮蔑されている。
しかし、それにもめげずにオーヴァードと渡り合う一般人生徒もいる。
生徒会長たる雲雀 宏一以外にも……。
ルーカス・ユン
「よぉ、ちっひー。今夜、いつものバーでな」
GM
奥からランチプレートを運んでいる生徒に、ルーカスは気安く声をかけた。
朝田 千尋
「おー、了解。まさか一騎打ちってわけじゃないだろ?」
ルーカス・ユン
「ああ、こいつらを連れてってもいいんだが……」
此花 リリー
「だめだめ! 門限破りはタブーなんだから!」
有喜多 真
「てか、今バーって言ったのか?」
ルーカス・ユン
「つれねぇなぁ。せっかく、今日の昼飯はちっひーの奢りなのによ」
懐から3枚の学食券を取り出す。
朝田 千尋
「うちの寮じゃ食事には困らないからなあ。余らせちゃうのも勿体ないし?」
有喜多 真
「それとこれとはまた別の問題な気もする」
GM
ルーカスは一般人ながら頭の回転がいい方で、ダーツやビリヤードのような遊戯も得意としていた。
彼は去年、同じクラスにいたダーツ同好会の朝田 千尋とひょんなことから学食券を賭けにした勝負をしばし行っていたそうな。
ルーカス・ユン
「へ、負け惜しみすんなって。そういうとこが可愛いんだからよぉ、ちっひー」
朝田 千尋
「可愛いって言うな!くっそぉ~」
朝田 千尋
「負けっぱなしじゃあ同好会の名が泣くぜ。この分はきっちり取り返してやるかんな!」
ルーカス・ユン
「そんじゃまぁ、そういうことで? ゴチになりまーす!」
有喜多 真
「……いいのかな、これ」
此花 リリー
「ご相伴にあずかりまーす!」
有喜多 真
「……ま、いいか」
有喜多 真
「悪いな、千尋」
朝田 千尋
「なに、男に二言はなしだ!」
GM
そうして、彼らはようやくランチプレートを獲得し、食にありついた。
此花 リリー
「朝田くん、去年同じクラスだったけど仲いいんだね。ルーカス」
ルーカス・ユン
「いいカモだしな。それに、見ての通り可愛げもある。あれで元は男らしいんだが」
有喜多 真
「なんか誤解されるぞ、その発言」
ルーカス・ユン
「はは、いうなよ。真」
此花 リリー
「朝田くんの寮、たしか海水浴場の近くだったよね」
ルーカス・ユン
「ああ。なんでも、裸エプロンのデカパイが寮母らしいぜ。ったく、羨ましいよな」
寮母さん
きっとこんな感じの美人さんなんだろう、と青少年ならだれもが想像するに違いない。
有喜多 真
「なんだそりゃ……」
ルーカス・ユン
「けどあそこの寮生はそろいもそろって変なヤツしかいないらしい。セントジョージ寮より奇抜ってなんなんだよ、全くなぁ」
有喜多 真
「海沿いは海沿いで大変だって言うしな」
「洗濯物とか」
此花 リリー
「うわぁ……そんな感じなんだ。ちょっと見てみたい気もするけど、やめとこ」
ルーカス・ユン
「なぁ、真。気にするところ、そこか?」
有喜多 真
「何が?」
ルーカス・ユン
「ったく……真は。真面目なんだか、天然なんだか」
有喜多 真
「いや、そんな事を言われてもな」
有喜多 真
「裸エプロンデカパイと言っても、顔もわからん事には」
此花 リリー
「男の浪漫なんじゃないの? 元カレが着てとかいってたけど秒で断ったことある」
ルーカス・ユン
「リリーはリリーで相変わらず男の趣味がイカれてんな」
有喜多 真
「まずいな、一歩返答を間違えるとセクハラになる発言だ」
此花 リリー
「真ってさ、あんまり浮ついた話しないよね~」
ルーカス・ユン
「しゃーねぇだろ、それは」
此花 リリー
「そういうルーカスさんはだいぶ女子の間で噂になってますけど~」
有喜多 真
「羨ましいな。 健康優良不良だ」
ルーカス・ユン
「ほめてんのかよ、それ」
此花 リリー
「真、まさにその通り!ってカンジ」
有喜多 真
「まあ、いいんじゃないか。 危ない薬でもやってるんじゃなければ」
有喜多 真
「やたらめったら、暴れまわるよりは、よっぽど」
ルーカス・ユン
「おうおう言ってくれるじゃねぇか。そんじゃ、今夜は付き合えよ?」
などといいつつ、真のプレートから唐揚げ1個をこっそりと摘まんでいく。
有喜多 真
「ダーツなんてやった事ないぞ」
ルーカス・ユン
「平気平気。あんなもん、ちょっと真ん中めがけて投げるだけだ」
有喜多 真
「それで通るなら、誰でもライフル射撃の金メダリストになるぞ」
此花 リリー
「ルーカスはさぁ。普通の人じゃ、そうはならないって」
ルーカス・ユン
「そうか? ま、オレが手取り足取り教えてやるから安心しろよ」
此花 リリー
「へぇ。やっぱり2人って……」
ルーカス・ユン
「だから、そうじゃねぇって!?」
有喜多 真
「それにルーカスは千尋にお熱らしいしな」
ルーカス・ユン
「ちげーよ! まてよ、真」
此花 リリー
「はは。でも、から揚げは返してあげようね。ルーカス」
ルーカスのプレートから唐揚げを1つ、真の方へ運ぶ。
有喜多 真
「なぬ。いつの間に」
ルーカス・ユン
「隙だらけなんだよ、オマエ」
有喜多 真
「雨音がいつもよりうるさかったという事にしておいてくれ」
此花 リリー
「……真」
ルーカス・ユン
「……あーもう、悪かった悪かった。もうやらねぇから許してくれ、真」
有喜多 真
「そうは言うけどなリリー」
有喜多 真
「さっきのデカパイ衣装がどうたらの方がセンシティブだぞ」
有喜多 真
「だからおあいこという事でな」
此花 リリー
「ちょっと!?」
ルーカス・ユン
「ほんと、オマエはよぉ……」
GM
この気楽に言い合える間柄が、キミにとっては癒しだったかもしれない。
GM
同じ非オーヴァード同士の悪友。そして、一般人であることを気にせず分け隔てなく親しくしてくれる異性の友人。
GM
昼食を終え、寮に戻ろうとする3人は中等部の校門に差し掛かっていた。
ルーカス・ユン
「一週間後には、高等部──か。オレたち」
此花 リリー
「中等部も、あっという間だったね~」
有喜多 真
「色々あったけど、楽しかったな。これまでも」
「これからも、そうだといい」
此花 リリー
「高等部から編入してくる生徒、多いんだって。同じクラスになれるかなぁ、わたし達」
ルーカス・ユン
「寮が同じなんだから、授業まで一緒になる必要ねぇと思うんだがなぁ」
有喜多 真
「まあ、どっちでも一緒っていうのは、いいものだとは思うよ」
GM
建物の外に出ると、また──彼の世界には、いつも雨が降っている。
有喜多 真
「………」傘を差そうか迷ったが…… 手はポケットの中に入れておくことにした
GM
すると、3人の視界に奇妙な光景が飛び込んできた。
ソフィ・メテルラーンク
「……。」
GM
目を引くような美人が、晴天にもかかわらずビニール傘を指して立っていたのだ。
有喜多 真
「……?」
ルーカス・ユン
「おい、あれ……」
有喜多 真
「ああ。日傘じゃない…よな」
此花 リリー
「本当に実在していたんだ……“麗しの君”」
有喜多 真
「うん?」
ルーカス・ユン
「しらねぇのかよ、真?」
此花 リリー
「“麗しの君”って呼ばれている高等部の生徒の噂。友達から聞いたんだけど、誰もいない音楽室で素敵なピアノ演奏してたんだって!」
有喜多 真
「七不思議か?」
ルーカス・ユン
「ん? オレは、この前に市街区のラーメン屋で莫迦みてぇなもやしのタワーのラーメンをすました顔で食べてたのを見たぜ」
有喜多 真
「麗し要素、30秒も保ってないじゃないか」
此花 リリー
「でも、あれだけの美人だから不思議と様になってるんだよね。今だってそうじゃない」
有喜多 真
「髪をこうやって持ち上げてラーメン食べてると…」
「みたいな類の話か?」
ルーカス・ユン
「雨の日の傘を指さずに躍ってもいいとは聞くが、晴れの日にビニール傘を指しているってのは聞いたことねぇよ。でも、まぁ絵になってるよなぁ……不思議とよ」
GM
そんな風に噂話をしていると、“麗しの君”はこちらに近づいてくるのだった。
有喜多 真
「?」
ソフィ・メテルラーンク
「はい。どうぞ」
GM
彼女は、指していたビニール傘をキミに手渡してくる。
有喜多 真
「……」
此花 リリー
「えっ……?」
有喜多 真
「差すと、この二人が気を使うから」と左右に目配せをして
ルーカス・ユン
「おいおいおい……マジかよ」
ソフィ・メテルラーンク
「そんなことは、ないと思うわ」
有喜多 真
「何故?」
ソフィ・メテルラーンク
「それを、口にするのは野暮っていうものではなくて?」
有喜多 真
「……」
ソフィ・メテルラーンク
「では、ごきげんよう」
GM
ビニール傘を手渡して満足したのか、“麗しの君”は踵を返した。
有喜多 真
「あんた、名前は?」
此花 リリー
「……いっちゃった」
ルーカス・ユン
「神出鬼没ってのは本当らしいな。あぁ」
有喜多 真
「…行っちまったよ」
ルーカス・ユン
「で、それ……どうすんだよ。返しに行くか?」
有喜多 真
「まあ気遣いはありがたいけど…」でもなあ
有喜多 真
「うーん……まぁ差すけどさ」
「名前も分からないんじゃな、返す時確かにどうするか」
此花 リリー
「“麗しの君”って噂だとエリュシオン寮にいるらしいよ。あの見た目じゃ納得だけど」
有喜多 真
「そりゃあ、近づきづらいな」
ルーカス・ユン
「ああ、野郎だけじゃ余計にな」
有喜多 真
「リリーなら黙ってればエリュシオン寮だってごまかせるんじゃないか?」
此花 リリー
「無理無理無理! だって空気が違うもん」
有喜多 真
「分かんないだろ。クラバット付けて、オホホホとか言ってればあるいは」
此花 リリー
「まだ真が女装した方がマシだって~」
有喜多 真
「あいにくそういう趣味はないな」
ルーカス・ユン
「興味あるね──じゃねぇのかよ」
有喜多 真
「レッドXIIIの肉球には興味ある」
ルーカス・ユン
「ったく……スクワットしてろよな」
此花 リリー
「ちょっと二人とも、何いってるの~?」
GM
学園島の有名人?からビニール傘を受け取ってしまったキミ。
早めに返した方がいいかもしれない、と夕食後にエリュシオン寮へ向かうことにした。
GM
しかし、それが──全てのはじまりだった。
GM
その日の夜。
リリーは彼氏との予定があると言われ、ルーカスにはダーツバーに急ぐと途中で分かれてしまった。
GM
真はビニール傘を手に、エリュシオン寮の門前で立ち尽くしていた。
GM
暫くすると寮の方が騒がしくなり、1人の女性が建物の中からこちらへとやってくる。
ベアトリス・ハックマン
「……なんだ、キミは。こんな時間に当寮に要件でもあるのか?」
GM
凛々しいその女性は、次代の風紀委員長となったベアトリスという有名な上級生だ。
有喜多 真
「はい、傘を返しに来ました」
ベアトリス・ハックマン
「傘を……。そうか。それで、誰に借りた?」
GM
ここで真は思い出す。
“麗しの君”と呼ばれた上級生の名前を聞き損なったことを。
有喜多 真
「(ルーカスの奴、本当に帰っちまうとは…)」
有喜多 真
「名前は分かりませんが、特徴は……」白髪ロングとか色々述べてみる
ベアトリス・ハックマン
「ふむ……ひょっとすると、ソフィのことか。彼女はよく勘違いされるのだが、エリュシオン寮生ではない」
有喜多 真
「ご存知なんですか?」
ベアトリス・ハックマン
「ああ、“麗しの君”とか呼ばれているんだろう。ソフィは私と同じで新年度からは高等部3年だ。彼女は学園島に元から住んでいた住人なのだという。校舎以外なら教会によくいるそうだ。あの神父なら住処を知っているかもしれないな」
有喜多 真
「会話した事あるのに寮知らない……んですか」
ベアトリス・ハックマン
「……そういうことで、すまないが当寮からはお引き取り願いたい」
有喜多 真
「分かりました、ご迷惑かけます」ぺこ
GM
早速、アテが外れてしまった。
GM
この時間では流石に教会は開いていないだろう。
明日にでも行くしかない……と真は考えたかもしれない。
有喜多 真
夜だしね……仕方ない
有喜多 真
明日改めて出直します
GM
そうして、とぼとぼと春風寮に向かって歩き出した。
GM
ふと、空を見上げる。
有喜多 真
「……?」
GM
空を見上げると、丸い月が赫に染まっていた。
真は知識:天文学の難易度6をどうぞ。
有喜多 真
2dx 技能なし! (2DX10) > 7[6,7] > 7
GM
キミは皆既月食という天文現象なのだと理解するだろう。
GM
珍しいことでもあるものだな、とぼんやり月を見ていると……エリュシオン寮の奥の岬のところに誰かがいるような気がした。
GM
その人影に目を凝らすと、夜風に靡く銀色の髪が特徴的だった。
有喜多 真
「あれは……」
有喜多 真
「………月、か? [よく見えない]……けど」
有喜多 真
「……そして、あれは…… 麗しの君、ってやつかな……」
GM
彼女?に誘われるがままに、脚がそちらへと向いてしまうだろう。
有喜多 真
ではそちらに向かいましょう
傘も返さないといけないことだ
GM
しかし、岬に近づくとその人影は既にいなかった。
有喜多 真
「……あれ?」
GM
だが、キミは赤い月夜に照らされて足元で何かが光っているのを目にするだろう。
有喜多 真
「………」落とし物かな、と思いながら拾う
GM
手にすると、それは鍵のようなものだった。
GM
長さ約12センチの大きさで、その表面には奇妙なアラベスク模様が刻まれている。
有喜多 真
「何だろこれ…… 寮の鍵? にしては何か……」
有喜多 真
「……まあいいや。ついでに渡してあげれば」しまおう
GM
そうして、上着の胸ポケットに鍵をしまい込む。
GM
この場を立ち去ろうとするのだが、急に視界が乱れ、動悸が加速する。
有喜多 真
「………──っ……!?」胸を押さえる
GM
そして、思わず膝を着いてしまった。
GM
薄れゆく意識の中で、キミは──。
ソフィ・メテルラーンク
「……。」
GM
白銀の長髪の女を最後に見たような気がした……。
GM
翌日、道端で倒れていたのを発見されたキミは学園の保健室に運ばれ検査を受けた。
フレデリカ・ソールド
「あんた、たしか一般人生徒だったね?」
GM
“魔女”という異名を持つ保険医のフレデリカが、キミに尋ねる。
有喜多 真
「う……ん?」
有喜多 真
「あなたは、確か保険医の……」
「あれ、俺どうしたんですか……?」
フレデリカ・ソールド
「学生証の登録がそうなってんだよ。ちょいと見させてもらったがね」
キミの学生証を彼女は手渡しで返してくる。
フレデリカ・ソールド
「ああ、あんたは島の最北端の岬で倒れていたのを警備員に発見されてここまで運ばれてきたのさ」
有喜多 真
「倒れてた? ……あんまり体調不良だったって事はないんですが……」
有喜多 真
「……あれ、てか今何時ですか?」
フレデリカ・ソールド
「そりゃあそうだろう。多分、《リザレクト》のお陰だよ。綺麗さっぱりさ」
GM
《リザレクト》。それはオーヴァードの生徒なら誰しもが持っているとされる自己再生の異能(エフェクト)だ。
有喜多 真
「《リザレクト》? そんなバカな。俺はエフェクトの効果はかかってますけど、一般人ですよ」
フレデリカ・ソールド
「いいかい、耳をかっぽじってよぉく聞きな。あんた……検査の結果、オーヴァードの反応が出てたんだよ」
GM
衝撃の事実により、寝ぼけ眼はどっかにすっ飛んでいっただろう。
有喜多 真
「……」
「……オーヴァード、ですか」
有喜多 真
「なんだかな……」
「なんかこう、伝え聞こえてくる話的には、もっと劇的なの想像してたんですけど。【覚醒】って」
フレデリカ・ソールド
「何があったんだい、あの岬で?」
GM
言われて気づきた。たしか、上着の胸ポケットに落とし物の鍵を入れていたはずだと。
有喜多 真
「何が、と言われても……」
GM
しかし、上着の何処を捜してもそのようなものは見当たらなかった。
有喜多 真
「皆既月食を見て、鍵を拾ったぐらいで、劇的なもの……は……」
有喜多 真
「……あれ。何で無いんだ」
フレデリカ・ソールド
「……ちょっといいかい。レントゲン、撮らせてもらえないかい」
有喜多 真
「? まぁ、どうぞ。そういうのは慣れてますから」
GM
そして、レントゲン室で検査が行われ……
フレデリカ・ソールド
「これから聞くことに驚いて腰を抜かすんじゃないよ。あんたの心臓のところに……EXレネゲイドの反応があったさね」
GM
EXレネゲイド。それはレネゲイドウィルスの結晶のようなものだと授業で聞いたことがあるような気がする。
有喜多 真
「………」
有喜多 真
「前にやった検査では、そんな物は見つからなかったはずですが…ていうか」
有喜多 真
「それ、動き回ったりして大丈夫なんですか……? 中で動いたりとか」
フレデリカ・ソールド
「こうしてピンピンしてるじゃあないか。大丈夫さね……たぶん」
有喜多 真
「多分て」
フレデリカ・ソールド
「ま、新学期になったら能力測定があるから詳しくはそこで調べてもらいな! あたしは治す専門だから」
有喜多 真
「そんな大雑把な……」
GM
こうして、キミはオーヴァードへと覚醒してしまった。
GM
それだけで済めばよかったのだが──。
GM
ある時、夜道を歩いていると、不気味な雰囲気を察知した。
“マスターブレイド”
「──我は“マスターブレイド”。ディオゲネスの剣なり!」
有喜多 真
「!?」
GM
仮面をかぶった不審者が刀を手にエントリーしてきたのである。
“マスターブレイド”
「大人しく遺産を差し出すのならば、命だけは助けてやろう」
有喜多 真
「待て待て」
有喜多 真
「会話エアプか? まず遺産とか言われても何がなんだか分からないんだけど」
“マスターブレイド”
「問答無用ッ──! トツカノツルギ、悪鬼突貫!!」
有喜多 真
「聞けよ!!」
GM
このように、急に命を狙われるようになったり──
此花 リリー
「真、大変だよ大変~!」
GM
春風寮の談話室で、リリーが何かを手にやってきた。
有喜多 真
「どうした、リリー?」
此花 リリー
「この手紙が、寮に届いてて……」
GM
1枚の封筒を手渡される。
そこには、有喜多 真に充てられたのかキミの名前が書かれていた。
有喜多 真
「………」怪訝そうな顔で中を開けてみます
GM
それは今時古風なフォントの入り混じった切り貼りの脅迫状だった。
“カルペ・ディエム”
『有喜多 真。あなたが拾った遺産をディオゲネスクラブに差し出して。さもなくば、春風寮に不幸が訪れます。心して。“カルペ・ディエム”より』
有喜多 真
「そもそもディオゲネスクラブって何?」
此花 リリー
「えっ、真知らないの!?」
有喜多 真
「知るわけないだろ! この前まで健康優良非オーヴァードだったんだぞ」
有喜多 真
「……いや健康優良ではないけど」
此花 リリー
「ええっと……た、たしか──学園島で色々と暗躍しているファルスハーツの人たちのこと……って聞いたことあったなぁ」
ルーカス・ユン
「大丈夫か……? オマエ、ほんとによ」
有喜多 真
「大丈夫ではないな……」
有喜多 真
「はぁ……遺産遺産と言うけど、ある場所も分からないのに俺にどうしろっていうんだ」
「とりあえず、手紙は破り捨てたい所だけど……一応、先生に届けておく」
GM
これらは序の口であり、春休みの間にキミは台風の目になったかのように、周囲でトラブルが起こり続けた。
GM
その結果として──。
GM
右の者を退寮処分とする。
有喜多 真
有喜多 真
「えぇ…」
GM
こんな掲示が、寮の談話室に貼られてしまったのだった。
有喜多 真
「マジかよ……」流石に絶句
GM
行くあてのないキミだが、とある学生寮が快く引き取るということで落ち着いた。
GM
そうして、キミは荷物をまとめて春風寮の前に立っている。
数年暮らした学生寮……心残りはあるだろう。
此花 リリー
「寮は変わっちゃうけど、クラスは一緒になろうね!」
ルーカス・ユン
「……。」
有喜多 真
「そんな気分じゃないけど、まあそうなれるといいなって思うよ……」
GM
いつものように明るく振舞おうとするリリー。
しかし、一方のルーカスは珍しく暗い面持ちだった。
有喜多 真
「……?どうした、ルーカス?」
ルーカス・ユン
「……んでもねぇよ。ちょっと昨日、寝れなかっただけだ」
有喜多 真
「そうか。 まぁ、俺としても寮が変わっても疎遠にはなりたくないからさ」
有喜多 真
「学校で会ったらよろしく頼むよ」
ルーカス・ユン
「……真。お前はどんどん先にいっちまうんだな」
此花 リリー
「ルーカス……」
隣の彼の背を優しく撫でる。
有喜多 真
「はぁ?」
有喜多 真
「どこにどう先に進んでるんだ、俺が。 むしろ下がってるだろこれ」
ルーカス・ユン
「っ……さっさと行けよ、オラァ! ……あっちで、元気にやれよ」
有喜多 真
「なんだよもう……」しょうがない、出ていきます
GM
──これが、キミのこれまでの出来事だ。
GM
GM
PC①用ハンドアウト
シナリオロイス:日常 推奨感情:懐旧/疎外感
推奨カヴァー/ワークス:指定なし/指定なし
推奨Dロイス:遺産継承者ないし封具ないし賢者の石
オーヴァードという異能者を隣人にしながら、何処か自分とは無縁そうにしていた一般人の生徒。
キミの過ごしてきた日常は、春の風と共にあっという間に崩れ去ってしまった。
あの時、道端に落ちていた“アレ”にさえ手に触れていなければオーヴァードへと覚醒することはなかったというのに。
それに留まらずトラブルに巻き込まれたキミは春風寮を追い出されて、バンガード寮へと引っ越しする羽目になる。
GM
GM
◆トレーラー
オーヴァードアカデミア。
太平洋上に浮かぶその孤島を目指して、奇怪な輩━━もとい新入生達がやってくる。
新たに始まる生活に、まだ見ぬ隣人達との刺激的な出会い。
そして裏で暗躍する仮面の組織。
少年達の青春絵図を彩るのは友情の輝きか
それとも裏切りが落とす影か。
ようこそ、ここは学園都市。
ヒトとオーヴァードが共存する世界最先端の“日常”の街。
ダブルクロス The 3rd Edition 『Welcome to Academia -Я-』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
GM
GM
PC5&1のOP
PC5とPC1は登場をどうぞ。
朝田 千尋
1D10 登場/リザレクト (1D10) > 1
有喜多 真
1d10 登場 (1D10) > 10
system
[ 朝田 千尋 ] 侵蝕 : 35 → 36
system
[ 有喜多 真 ] 侵蝕 : 37 → 47
GM
真は転寮先の扉を叩いた。
すると、中から出てきたのは見知った顔だった。
朝田 千尋
「来たな、転寮生……ってあれ、見覚えがあるような~……」
有喜多 真
「ん……あれ、確か……」
有喜多 真
「朝田さん……だったっけ」
朝田 千尋
「あの……あれだ!ルカ!ルカとよくつるんでたろ!」
「そう!朝田千尋!でもってお前は……」
有喜多 真
「有喜多。有喜多 真」
「あんまりメジャーな苗字じゃないし、基本皆、真って呼んでるよ」
朝田 千尋
「……真だな!ようこそバンガード寮へ!歓迎するぜ~」
有喜多 真
「ああ」
有喜多 真
「変わり者ばかり、って話だったけど、いい人だね、朝田さん」
朝田 千尋
「いい人?そうかなあ。面と向かって言われるとちょっとむず痒いぜ」
「こちとら自認は夜遊び上等のちょい不良生徒だかんな!」
有喜多 真
「それぐらいなら慣れてるからなあ」
朝田 千尋
「ちゃんとしたダーツの設備、あの店くらいしかないんだよ~」
GM
そういえば、バンガード寮は噂になっている寮母がいた。
彼女にも挨拶は必要だろう。
朝田 千尋
「そうだ!早速一人到着したって寮母さんにも伝えなきゃな!」
有喜多 真
「ああ、噂の人か」
「分かった、会いに行くよ」
GM
そう、確かルーカスが言うには『デカパイで裸エプロン姿』らしい。
有喜多 真
……流石に見た目女子の朝田さんに面と向かってそうは言いづらいな。黙ってついていこう
朝田 千尋
「海辺の寮に住んでるだけあって釣りの腕も確かなんだけどさ」
「泳ぎがすげえ上手いんだ。素潜りで海の幸を取ったり。水中ではまるで人魚みたいに動くんだ」
GM
喋りながら、千尋は真を寮内へと案内する。
有喜多 真
「オーヴァードなのか?」
朝田 千尋
「いんやあ?覚醒者ではないって聞いてるけど」
GM
しかし、この寮母属性が多すぎるっ……!とキミは思っただろう。
GM
居間のような場所に通されると、そこにいたのは──。
カルロス・リョーボ
「ふぅん……ふぅん……ふぅぅん!」
GM
筋トレをしていた、デカパイの裸エプロンの──漢だった。
朝田 千尋
「寮母さん!寮母さーん!春風寮から有喜多君が来てくれたぞ!」
有喜多 真
「………」
カルロス・リョーボ
「よぉ、連れてきてくれたのか千尋。ありがとよ」
有喜多 真
「お邪魔します」まあこんな物だろう。 俺は常に人生を悲観気味に生きてるから、多少の喪失には動じないのだ。
カルロス・リョーボ
「それで、お前が噂の新入生か。オレはカルロス・リョーボ。見ての通り、ここの寮母さんだ」
有喜多 真
「有喜多 真です。りょうb……」
有喜多 真
「……いえ、失礼。【そういう時代】ですもんね」俺はわきまえていた。
カルロス・リョーボ
「そういう時代、か。まぁ、よろしくな!」
汗をタオルで拭ってから、握手を求めた。
有喜多 真
素直に応じましょう 格好に目を瞑ればまともな人ではあるのだから。
朝田 千尋
「変わり者が多い寮なんて言われてるけどさ。その一人一人を海のような優しさで包み込んでくれるハートのでっかい管理人だ!」
有喜多 真
「確かに器は大きそうだな、うん」
カルロス・リョーボ
「照れるじゃねぇか、千尋」
恥ずかしそうに頭を掻く。へぇ、かわいいね…
カルロス・リョーボ
「有喜多 真……真でいいか? お前は島内の人間だから先に引っ越してきたが、残りの新入生は島外からやってくる。だから、入寮は入学式の日だな」
有喜多 真
「分かりました。 新入生以外の他の寮生はどちらに?」
カルロス・リョーボ
「~~♪」
朝田 千尋
「OBの物置になってる部屋もあるけど、部屋数は充分あるし好きな部屋を使っていいぞ~」
有喜多 真
「?」
有喜多 真
「まあ、分かったよ」と朝田さんに
「でも鍵の管理とかは」
朝田 千尋
「~~♪」
GM
やけに鼻歌ばかり聞こえてくる寮だ。
有喜多 真
「???」
カルロス・リョーボ
「自己防衛。国なんかあてにしちゃだめ」
有喜多 真
「何故突然ネットの名言を?」
朝田 千尋
「ま、この建物のセキュリティは見ての通りよ。春風寮みたいに男女で別れてもないしな~」
カルロス・リョーボ
「ここは駆け込み寺のようなもんだ。そういうのを期待していたら、すまねぇ」
有喜多 真
「ああ、そういう」
カルロス・リョーボ
「いいか、風呂は時間で交代だからな。間違えんなよ」
有喜多 真
「……いや、ダメだろ。 朝田さんと俺が居る時点で既に」
有喜多 真
「風呂以前にせめてタコ部屋にしろ男女の敷居ぐらい…」
朝田 千尋
「女子が先。男子が後。時間間違えんなよ!」
カルロス・リョーボ
「ああ、風呂といっても外にある露天風呂だ。オレが掘ってみたら、温泉が湧いたから今はそっちを使ってもらっている」
有喜多 真
「余計にヤバくない?」
有喜多 真
しかも露天風呂、苦手なんだ。
朝田 千尋
「すごいだろ?源泉かけ流しだ。効能は知らない。」
カルロス・リョーボ
「露天っていっても屋根はあるし、囲いもある。ただ、裏地を掘ってみたら温泉が湧いたから拵えてみたようなもんだ」
有喜多 真
「屋根はあるんですか、それならまぁ…」
カルロス・リョーボ
「これでも、ニホンの民宿っぽく作ってみたんだ。いいだろ」
有喜多 真
「まぁ……」
有喜多 真
「いいっすね」
朝田 千尋
「だろ?」気やすく肩を組もうとするが、届かなかったので肩をパンパンと叩く。
カルロス・リョーボ
「よし、今夜は新入生歓迎会の練習をするぞ! 朝、マグロを獲ってきたから今日はマグロパーティだ」
有喜多 真
「マグロを取ってきたって……どうぶつの森じゃないんだから沖に出ないと無理でしょうあれ」
朝田 千尋
「やった!リョーボさんのマグロ刺しだ!」
GM
千尋の反応を見ると、どうやらここの食事は寮母が漁をした成果物なことが多そうだ。
朝田 千尋
「この寮にいたら海鮮に関しちゃ相当舌が肥えるぜ?3年いる俺が言うんだから間違いない」
有喜多 真
「そこはまぁ、期待するけどさぁ…」
GM
学園島の学生寮でもこんなに違うのか……とカルチャーショックを受ける真。
GM
それでも千尋や寮母のような明るい存在に囲まれるのは、今の真に取っては救いだったかもしれない。
GM
GM
PC①用ハンドアウト
シナリオロイス:ルーカス・ユン 推奨感情:友情/食傷
此花リリーやルーカス・ユンとは中等部からの付き合いであり、同じ春風寮の所属だった。
特にルーカスとは肩身の狭い一般人同士ということもあり、深い交流がある。
しかし、その均衡はキミがオーヴァードへ覚醒すると崩れてしまった。
バンガード寮への異動の日、彼の顔には珍しく暗い表情が見え隠れしたような気がする。
GM
PC⑤用ハンドアウト
シナリオロイス:新入生 推奨感情:庇護/不安
学園島にある学生寮『バンガード寮』は、キミくらいしか学生がいない程に閑古鳥が鳴いていた。
だが、新年度を迎えると一気に4人もの入寮生がやってくるという異例の事態を迎えようとしている。
彼らとは上手くやっていけるか。期待と不安でキミは胸がいっぱいになっていた。
GM
GM
PC4のOP
PC4は登場をどうぞ
ミミル
1d10 (1D10) > 2
ミミル
せふせふ
system
[ ミミル ] 侵蝕 : 46 → 48
GM
キミは遥々学園島まで船でやってきた。
そこには他の新入生や職員も同乗しており、土浦菜南という一般人新入生と会話したりしたが、特に巨大なイカジャームに襲われたりすることなんてなく、無事に学園島の港へ到着する。
GM
入学式を終え、生活拠点となる学生寮をあたってみたのだが、どこもレネゲイドビーイングの生徒を受け入れたことがないと言われ、たらいまわし状態になっていた。
麻生 麻美子
「あの……新入生のミミルさん、でよかったかしら?」
ミミル
「寮に関しては自動的に振り分けられると聞いていたので手回ししていませんでした…せめて電力とネットワークが繋がる場所さえあればいいんですけど」
ミミル
「あっはい、私です」
麻生 麻美子
「よ、よかった。レネゲイドビーイングの生徒が来るって聞いていたけれど、本当にドローンの姿をしているのね」
ミミル
「実体ではこの状態が一番効率よく動けるのです」
麻生 麻美子
「あ、私は担任を受け持つことになった麻生 麻美子です。これから1年、よろしくね」
ミミル
「先生だったのですね。ご丁寧にありがとうございます。よろしくお願いします」上部に\挨拶/のホログラムを表示する
麻生 麻美子
「わぁ……すごい! ミミルさん、器用ね」
麻生 麻美子
「……っといけない、忘れるところだった。あのね、先生……1つ心当たりがあるの。ミミルさんでも入れそうな学生寮に」
ミミル
「お任せください」ひゅんひゅんと飛び回り 「それで…私の拠点となる寮が全て拒否されてしまったのですが…」 「まだ寮があるのですか?」
麻生 麻美子
「ちょっと変わっているって有名なところだけれど……」
ミミル
「電力とネットワークがあればひとまず最低限なんとかなります」理想を言えばキリがないが
GM
そうして、麻生先生に紹介状をもらったキミは海水浴場付近の浜辺を低空飛行していた。
GM
キミのナビ機能によれば、学園島北西部のはずれにぽつんと一軒の学生寮がある。名を『バンガード寮』というそうだ。
ミミル
「アカデミアネットの表層の寮紹介のページに記載されていませんね…」 「されど、ナビには普通に表示されています」
ミミル
「これはつまり…おおっぴらには見なかったことにされているということでしょうか」 「それはそれで任務遂行には便利な拠点かもしれませんね」
ミミル
ふよふよとナビに従い向かいましょうね
GM
データ解析をしながら、目的地に向かう途中……まだ春だというのに海水に足が浸かっている人物を発見した。
ソフィ・メテルラーンク
「……。」
GM
潮風に靡く、白銀の長髪。
彼女は独り、波打ち際で黄昏ているように海を眺めていたように見える。
ミミル
「……」撮影器具の気配なし。水温低し 釣り竿や魚用の罠の気配なし
ミミル
「……あの、落とし物を探しているのでしたら手伝いましょうか。簡素ですがスキャナーでサーチしますよ」ふよふよと近くまで飛んで声をかける
ソフィ・メテルラーンク
「あら、何かしら?」
キミの方へシャフ度で振り向く
GM
その顔を見て、何故かキミは……
都築 京香
所属しているレネゲイドビーイング組織、ゼノスの代表たる“プランナー”の姿を幻視する。
ミミル
「海に入ってお困りのようでしたので」まだ耽美というものを理解していません 「………あの、フォークしたブランチ…同位体の方ですか?」
GM
──同位体。
キミは、“プランナー”からとある話しを聞いていた。
この世界には数多くの“プランナー”の同位体が存在しているのだと。
GM
また、一年前まで“プランナー”は大人の女性の姿でFH日本支部長をしていたというデータもある。
きっと目の前の彼女はFHの頃の“プランナー”に似ているのかもしれないと。
ソフィ・メテルラーンク
「よくわからないけれど、それは美味しいものかしら?」
ミミル
「一般的には違いますね。私の勘違いだったようです。失礼しました」ここのブランチは自己を認識していない調整がされているのだろう
ソフィ・メテルラーンク
「そう。気をつけてね。これから、始まるわ──」
GM
渺と風が吹く。そして、彼女の艶やかな髪が凪いだ。
ミミル
「能力検査テストのことでしょうか」ランクを測定するアレ
ソフィ・メテルラーンク
「……ふふ、そうね。そうであるし、そうでもないわ」
ミミル
「他に何か一般行事でない何らかのイベントがあるのでしょうか」ざっと検索した結果確認出来なかったが
GM
すると、陸の方から声が聞こえた。
カルロス・リョーボ
「おーい、そんなところを飛んでいると錆ちまうぞ!」
ミミル
「大丈夫です、粉塵、潮、海中、熱帯雨林にも対応できる特別ボディですので」\安全/
GM
声の主の方に跳んで行き、無事なことを見せつけるキミ。
カルロス・リョーボ
「そっか……悪かったな。オレはここの近くで学生寮を営んでいる──」
GM
男性と話しているとき、ふと背後を見ると……銀髪の女性の姿は、もうそこになかった。
ミミル
「レーダーの範囲内から突然反応ロストしました」 「今あちらに女性がいませんでしたか?」\→/
カルロス・リョーボ
「ん……いや、浜辺にいたのはお前さんだけだな」
ミミル
「……ホログラムだったかもしれませんね」 「もしや、『バンガード寮』の管理人の方ですか?」
カルロス・リョーボ
「ああ。もしかして、うちの新入生か? 歓迎するぜ。ついてきな」
ミミル
「よろしくお願いします 何処の寮もドローンや電子生命体は嫌だと言って追い払われたんです。何らかの根深い問題があると思われます」
カルロス・リョーボ
「安心しな。うちは来るものは拒まねぇし、差別や偏見もねぇ」
GM
そうして、案内された先は──。
GM
GM
全員 侵蝕率+1%で登場してください
変則的ですが、先に顔合わせのミドルシーンです
system
[ 朝田 千尋 ] 侵蝕 : 36 → 37
有喜多 真
なるほろ
system
[ 有喜多 真 ] ロイス : 2 → 3
system
[ 三稜 鼎 ] 侵蝕 : 29 → 30
GM
バンガード寮のテラス席に、学生が数名集まっていた。
GM
机の上には刺身、焼き魚、煮魚と海の幸が山盛りになっている。
カルロス・リョーボ
「よく来てくれたな。オレはここの管理人のカルロス・リョーボだ。食事は毎日、朝と夕は作ってやる。昼飯は購買なり学食なりを使ってくれ」
カルロス・リョーボ
「あとは学生同士で楽しみな。それじゃあ、千尋……在寮生のお前が仕切れよ」
彼女の肩を叩くと建物の中に帰ってゆく。
三稜 鼎
(学生って年齢じゃないんだけどナァ……)
有喜多 真
「…………」
有喜多 真
「……………!!」
伊達 礼
手ぇつけちゃ駄目っすよね?っていう オーラを 出します
朝田 千尋
「ええ?俺が仕切るのぉ!?」
「仕方ないかあ、寮長だもんなあ」
朝田 千尋
「……おほん!」
「えー、本日はお日柄もよく……なんて前置きは置いといて」
「改めてようこそ、バンガード寮へ!」
ミミル
「受け入れてくださりありがとうございます。ミミルと申します。支援AIを元にした電子生命体です。ドローンの姿をしていますが、襲いかかったりしませんし、する機能もありません。ご安心ください」\挨拶/\安全/\安心/
朝田 千尋
「リョーボさんからの紹介もあった通りだけど……俺がこの中では唯一の在寮生になるな。」
「春から高校一年、朝田 千尋!見ての通り訳アリの男子生徒……だ!」
有喜多 真
「れ、レネゲイド……ビーイン、グ…… ……か……」
伊達 礼
「伊達です!礼です!得意分野は荒事全般と日本史!好物は動物全般です!」
三稜 鼎
「み゛」
上ずった声を出してから。
「三稜、鼎」
後ろの髪をシロフクロウに引っ張られている。
伊達 礼
「大丈夫ですよ…世界的にジェンダーは配慮されています」なおこいつはパンセクシャルだ
ミミル
「あの、やはりRBは過去の歴史に何らかの確執を産んでいるのでしょうか」何か引かれている気配
有喜多 真
「あ、あああ?? い、いや、違う、す、すいません。 そうじゃない、んだ」
三稜 鼎
「私は、そうでもないけど」
仕事柄見た。よく見た。
朝田 千尋
「中等部の授業でちらっとやった気がするけど、本物見るのは初めてだなー!」
「オリジン:サイバーってやつか?」
三稜 鼎
(ああ、そういうカリキュラムもやってるのか……)
有喜多 真
「…………」
ミミル
「そうです。分類上サイバーに属します。現在武装も装備していませんし、噛みついたりもしません」
三稜 鼎
挙動不審が一名いるな。
まぁ私の印象がマシになるようで助かるが。
朝田 千尋
「名前聞く限りみんな日本出身なんだな。助かるぜ~」
「この島結構国際色豊かだから、通じにくいこともあんだよな。」
伊達 礼
「島が来る前にも周囲にもいたなぁ 蛇のカッコだったけど」それはリエゾンだ
三稜 鼎
「実は、アメリカから来ましたぁ……なんて」
有喜多 真
「き、帰国子女、ってやつ、ですか」
三稜 鼎
「ん?ああ……そういうものかな」
有喜多 真
「すごいなぁ…」
GM
気づけば、名乗っていないのは真だけになる。
真は、遅れながら自己紹介をする。春風寮から移ってきたことや、ディオゲネスクラブという不審な集団に狙われた経緯も説明するだろう。
ミミル
「すごいですね。私はここが初めての長距離外出、引っ越しなんです」
有喜多 真
「あ、と、ぉ」
「俺は……」かくしかで自己紹介
GM
ディオゲネスクラブという単語に反応するのは、礼だ。
どうやら、この学園島のFHセルはあまり隠匿せずに活動をしているのかもしれない。
伊達 礼
「いきなり襲われたり脅迫状を出されたと…」
三稜 鼎
「ほーん。実のところ私もそんなところ。あんまり外出てなかったもんで」ミミルに対して
有喜多 真
「あ、ああ、えと、はい……」
伊達 礼
「美しくないですね!」
有喜多 真
「美しく?」
GM
礼は後でお礼参りにいくしかねぇ!と思ったことだろう。
三稜 鼎
(美しさが必要なのだろうか……)
ミミル
「脅迫行為ですか。穏やかではありませんね。やはり何らかの差別的な意識が蔓延しているのでしょうか」
朝田 千尋
「え、そんな目に逢ってたのお前。いろいろ大変だったんだな。」
伊達 礼
「果たし状をだしたうえで一騎討ちしていたらかなりいい感じですが 奇襲と脅迫はいただけないですねぇ」
有喜多 真
「い、いや、その……俺なんかは……」
GM
またUGNの施設であるにもかかわらず、暗躍する集団がいることから鼎はそのディオゲネスクラブというのがFHやギルドやSoG辺りの組織を繋がりがあるかもしれないと推察をするだろう。
島の管理がどうなっているのか、責任者へ問いただしてみるのも中枢議員の務めかもしれない。
三稜 鼎
「ははぁ」
アンブッシュはアイサツ前ならオッケー?
まぁ、彼には同情しよう。可哀そうに。
伊達 礼
「なお最善は衆人の前で決闘を申し込むべきでした…」
三稜 鼎
(アグレッシブだなぁ!)
朝田 千尋
「決闘ねえ。一応ルールは厳密に決まってるけど、そういう催しもあるよこの島」
有喜多 真
「………それが『最善』なの?」
三稜 鼎
「え、そんなのあるんだ……」
しらそん……
伊達 礼
「合意のうえで目的を達成せんとするならば」
ミミル
「能力未覚醒の者を決闘と称して衆人の前で力で従える行為はこの島では美しい行為ということなのでしょうか」
朝田 千尋
「『Rファイト』ってんだけど……単純なエフェクトのぶつけ合いだけが種目じゃなくて、色々な分野で競い合うんだよね」
有喜多 真
「へ~……」
三稜 鼎
「ほぉ」
フクロウが餌を求めて髪を引っ張り続けている。
分かった。分かったから!
有喜多 真
「み……………なさんは、その、荒事とかどうですか、好きですか」
伊達 礼
「片方は戦士のようなのでまずはそういう手法をとるべきだということ…」
三稜 鼎
「好きな人いるかぁ……?」
有喜多 真
「ぁっ、ですよね俺も嫌いです!」
伊達 礼
「好きです それ相応の相手とする場合は」
三稜 鼎
「横にいたわ……」
ミミル
「私は戦えませんが、有事の際はお手伝いする機能があります。調整が甘いですが」
朝田 千尋
「荒事ねー。もちろん痛いのは嫌だけど、こんな体になっちゃった以上は、色々とな」
三稜 鼎
ただ───それがもうどうしようもなく避けられないことなのであれば話は別だが。
就活とか。ほら、就活とか。
私は敗北したけど。
GM
しかしそんな荒事好きが、なんとこの場で唯一の上級生だということが判明した。
礼だけは高等部2年生であり、他の面々は高等部1年生だ。
朝田 千尋
「自分の力との向き合い方ってのはどうしても考えていかなきゃいけないもんだし」
「そのなんたらクラブ?みたいなのに絡まれたときの護身手段程度には扱えるようにしてるよ」
伊達 礼
いぇ~
有喜多 真
そうなんだ…!?
朝田 千尋
\先輩/
有喜多 真
「……そうか」
ミミル
\後輩/
三稜 鼎
私はどの表示をすればいいんだろうな
ミミル
「怖いですね…私攫われたりしないでしょうか」
三稜 鼎
景品表示法違反だろ
GM
また、ミミルは先ほどに浜辺で不思議な女性に出逢ったことを話す。
GM
すると、千尋や真がソフィという不思議な上級生が学園にはいることを教えてくるだろう。
ミミル
「なんらかのホログラム投影機能が海辺に仕込まれているのでないかと思われるのですが」
ミミル
これこれしかじかのかくかくうまうまというわけです
朝田 千尋
「あー、あの人かな……?」
三稜 鼎
「……へぇ。そんな人が」
有喜多 真
「その人って……」
有喜多 真
「そうだ、俺もその人に用があったんだった」
三稜 鼎
(どーう考えてもヤバいやつだよぉ)
(えっ今用あるとか言った!?)
有喜多 真
「あ、いや、その……」
朝田 千尋
「ソフィーさんって言ったっけな。うちの寮の人じゃないのかってたまに聞かれるくらいその……変わった噂の多い人だよ。」
有喜多 真
「か、傘を。借りてただけです………」
ミミル
「実在するのですか。一体どのようにしてレーダーの範囲外に一瞬にして離脱したのか気になります」
三稜 鼎
「傘」
雨でも降ってたかな。
GM
目下、キミたちの目的は
・ディオゲネスクラブに対抗する
・ソフィを捜す
となってくるだろう。
伊達 礼
「礼儀正しくてよろしいことですね」刺身を食いつつ
三稜 鼎
ほれほれとさしみを摘まんでは柵に留まっているシロフクロウに餌やりをしている。
ミミル
「ともあれ、これから同じ寮に住む同級生の方がこれからもなんらかの悪意に晒されるのは許せません。情報収集のお手伝いをさせてください」ピピピと青いスキャン光を刺身に当てて味や食感を感じる
有喜多 真
「……………」
代理:フク郎
(足りないが)
朝田 千尋
「それな。春風寮に脅迫状まで届いてたんだろ?
そいつら、うちにも何か仕掛けてくるかもしれないわけじゃん」海鮮に舌鼓を打ちつつ。
三稜 鼎
(うるさいよ)
有喜多 真
「優しいんですね………」
伊達 礼
「まぁそのなんとかクラブにははやいうちにお邪魔しておきましょう」
朝田 千尋
「こうして同じ寮生になったわけだしな!人数が少ない分、結束力を高めていこうって話よ!」
三稜 鼎
「──────それは私か?」
声をかけられたと認知するまで時間がかかる。
「そうかね」
このバード食わないと仕事しないんだからよぉ。
有喜多 真
「え、ええ、はい、それは、もう」
三稜 鼎
「……ここ来て早速トラブルかぁ」>脅迫状
「結束は……まぁ、うん。同じ寮だものな」
有喜多 真
「す、すみません三稜さん。俺のせいで……」
ミミル
「私もこの島のネットワークをより詳細に調べたいので利害は一致しています。お気になさらず」
三稜 鼎
「いいさ別に。逆境は……まぁ嫌いだけど、これまでもあったし」
三稜 鼎
「申し訳ないと思うんだったら頑張ってくれよ?」
代理:フク郎
(飯)
有喜多 真
「は、はいぃっ!」
三稜 鼎
(だーっ!!!分かったよ!)
GM
島外から来た3人は、入寮先がどうなるかと思っていたのだが、入ってしまえば割と居心地は良さそうに感じられただろう。
ここであれば、学生生活を過ごしながら──キミたちの組織からの使命も遂行できるかもしれない。
GM
それとなく遺跡や遺産のことを学園島で過ごしている2人へ訪ねてみれば、
遺跡については知っていないが、遺産はどうやら真が持っているらしく、そしてそのせいでディオゲネスクラブに狙われている事実を聞き取ることができた。
有喜多 真
「持ってる持ってるって言うけど、耳の穴かっぽじってもそんなもの無いぞ」
ミミル
「検査はしたのですか?何らかの強力なパワーを秘めた物質を埋め込まれたかも…」
三稜 鼎
(でも寮追い出されたのぶっちゃけそれのせいだよなぁ……)
(遺産、遺産なぁ……)
ミミル
「あるいは、何か飲んだとか…」
有喜多 真
「レントゲンで心臓の所に変なのがあるっては言われたけどさ…」
朝田 千尋
「それが遺産なんじゃないの?しらんけど~」
GM
──鍵を拾っただけなのに。
有喜多 真
「って言われたけど、飲み込んだ覚えなんかもないんだよ」
三稜 鼎
(もう少し勉強してくるべきだったなァ……)
朝田 千尋
「そもそも遺産って誰のだよ。前に持ち主がいたんじゃないのか?遺産って言うからには。」
ミミル
「意識を失っている間の記録が残っているか調査してみますね」
有喜多 真
「そんな事できるのか?」
ミミル
「監視カメラの映像や目撃情報があるかもしれません」
三稜 鼎
「へぇ」
やるじゃない、と。
そんなニュアンスを含ませて。
GM
ミミルが実行しようとすると、ガガ──と砂嵐が表示される。
そして、自身のレネゲイドが喰われていくのか弱まっていることを感じた。
GM
そう、ミミルは真が件のウロボロスシンドロームなのかもしれないと考えるだろう。
ミミル
「!」バチッと火花が散る 「…情報の閲覧を防がれました。何らかの外的要因による妨害と思われます」ミミルちゃんは歌って踊れて沈黙もできるすごいやつさ
有喜多 真
「それは、なんか異常なのか?」
三稜 鼎
「……防がれた?」
有喜多 真
「あす、すいませんもしかして俺のせいですか……?」
伊達 礼
「足使って探さなということか」
三稜 鼎
「分からん」
ミミル
「ネットワークのブロックによるものではありません。何らかの能力によるものと推測されます」嘘は言ってない
GM
今週、学園で能力測定試験があると聞いている。
その場で、何かが分かるかもしれない。
三稜 鼎
「……そこでハッキリするかもね」
三稜 鼎
しらんけど。
有喜多 真
「……そう、ですか……」
朝田 千尋
「そういえば新学期の能力測定試験が丁度明日からあるし、他の生徒との顔合わせにもなるな」
「俺は見てないけど……月食とか、その日の晩に起きたことを覚えてるやつがいるかもしれない。」
三稜 鼎
どーうごまかしたもんかな、私は。
まぁとりあえずフク郎担いで行けばいいか……
有喜多 真
「………」
ミミル
「気を落とさないでください。別のアプローチで確認するなど手はまだあります。私も乗りかかった船ですので、お手伝いいたします」ふよふよと近くを浮遊
有喜多 真
「え? あ、ああ。うん」
有喜多 真
「気を……落としたわけではないよ、ありがとう」
三稜 鼎
(顔合わせか……)
三稜 鼎
(なぁ!?私ごまかせてんのかなぁ!?テレーズちゃん!!?)
GM
能力測定テストを受けていく傍らで、島のFHセルのディオゲネスクラブや、島の管理をしている学園長や生徒会とお目通りしていこう。
そう、礼と鼎は考えていただろう。
伊達 礼
「まーこちらとしても良い機会なので ほかの学生のお手並み拝見ですな」
朝田 千尋
「なんとかクラブの目撃証言も集まるといいな~」
有喜多 真
「そうだなぁ……」
ミミル
「危険人物の団体ですから、精度はともかく情報は集まりそうです」
三稜 鼎
「……なるべく情報は拾っとくか」
ああ、面倒くさい。
出席とか嫌いなんだ私。
GM