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ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
借り受けた鍵で開かれたその部屋は、場末の酒場の用意する最低限の部屋……と呼ぶに相応しかった。
ともあれ、リリィさんと共に入り、再び鍵をかける。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 借り受けた鍵で開かれたその部屋は、場末の酒場の用意する最低限の部屋……と呼ぶに相応しかった。
ともあれ、リリィさんと共に入り、再び鍵をかける。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「いきなり部屋に連れ込むなんてだいた~ん」面白そうに笑う
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「いきなり部屋に連れ込むなんてだいた~ん」面白そうに笑う
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……聞かれたくない、内容なので」
反対に、表情には緊張が多分に含まれる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……聞かれたくない、内容なので」
反対に、表情には緊張が多分に含まれる。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ふーん……ま、そうだよね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ふーん……ま、そうだよね」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
にこにこ、微笑み。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: にこにこ、微笑み。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「この間の続き?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「この間の続き?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そう……なりますね」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そう……なりますね」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「その前に、ごめんなさい。あの日は私も……かなり混乱していて。無視してしまいました。リリィさんが私を追って部屋の前まで来ていてくれたことも……気付いてました。その上で、無視しました」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「その前に、ごめんなさい。あの日は私も……かなり混乱していて。無視してしまいました。リリィさんが私を追って部屋の前まで来ていてくれたことも……気付いてました。その上で、無視しました」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ごめんなさい」
深く頭を下げる。表情を見るのが怖いから、その方が都合が良くて。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「ごめんなさい」
深く頭を下げる。表情を見るのが怖いから、その方が都合が良くて。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
ヴァレンシアが頭を下げてから、しばらく。少なくとも短い歌を歌い終わる程度には沈黙が流れていた。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: ヴァレンシアが頭を下げてから、しばらく。少なくとも短い歌を歌い終わる程度には沈黙が流れていた。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ヴァレンシアちゃん」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ヴァレンシアちゃん」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「はい」
頭は上げないまま、答える。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい」
頭は上げないまま、答える。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「どうしてほしい?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「どうしてほしい?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「お好きに。どうあれ、リリィさんに咎はなく。あるのは私なので」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「お好きに。どうあれ、リリィさんに咎はなく。あるのは私なので」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ふーん、そっか。じゃあ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ふーん、そっか。じゃあ」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「顔、上げてくれる?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「顔、上げてくれる?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「はい」
従い、顔を上げる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい」
従い、顔を上げる。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
そこにあったのは……いつものリリィの顔ではなかった。柔らかな笑みは消え失せて、凪いだ湖面のように静まり返っている。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: そこにあったのは……いつものリリィの顔ではなかった。柔らかな笑みは消え失せて、凪いだ湖面のように静まり返っている。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「…………」
初めて見る表情に喉が鳴る。何の感情も見えない彼女は初めてだった。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「…………」
初めて見る表情に喉が鳴る。何の感情も見えない彼女は初めてだった。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「私、怒ってるよ。どうしてか分かる?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「私、怒ってるよ。どうしてか分かる?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「む、無視したから……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「む、無視したから……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そうだね、それもある」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そうだね、それもある」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
足りていないらしい。それも、そうか。
「すぐ会いに行かなかったから……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 足りていないらしい。それも、そうか。
「すぐ会いに行かなかったから……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「それもあるね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それもあるね」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「リリィさんは、何も悪くないのにあなたにも当たったから……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「リリィさんは、何も悪くないのにあなたにも当たったから……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「それもあるね。でも一番じゃないな」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それもあるね。でも一番じゃないな」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……隠していたから」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……隠していたから」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「それは別に?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それは別に?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「え?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「え?」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「何か隠し事があるだろうなとは最初から分かってたから」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「何か隠し事があるだろうなとは最初から分かってたから」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「えっ……!?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「えっ……!?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「完璧に隠せていたはず……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「完璧に隠せていたはず……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「内容までは思い至らなかったからビックリしたけどね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「内容までは思い至らなかったからビックリしたけどね」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
ふぅ、と息を一つ。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: ふぅ、と息を一つ。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ヴァレンシアちゃん、私のことバカにしてるでしょ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ヴァレンシアちゃん、私のことバカにしてるでしょ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「えっ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「えっ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「な、なんで……。そんなことありませんよ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「な、なんで……。そんなことありませんよ」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「してるの」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「してるの」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「してません……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「してません……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
じっと見つめる。もちろん言いがかりだ。ヴァレンシアとてそう答えるほかないだろう。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: じっと見つめる。もちろん言いがかりだ。ヴァレンシアとてそう答えるほかないだろう。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
見つめ返す。このまま見つめていると吞み込まれそうな恐怖すら感じる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 見つめ返す。このまま見つめていると吞み込まれそうな恐怖すら感じる。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ヴァレンシアちゃんはさ、人に優しくしてるよね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ヴァレンシアちゃんはさ、人に優しくしてるよね」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……はい。出来得る限りは」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……はい。出来得る限りは」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「困ってる人がいたら率先して助けに行くし、それで自分がどういう損を被るかも考えてない」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「困ってる人がいたら率先して助けに行くし、それで自分がどういう損を被るかも考えてない」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そういう節も……あります」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そういう節も……あります」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「それはどうして?」 ぐらり、首を傾げる。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それはどうして?」 ぐらり、首を傾げる。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……私は」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……私は」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「私は……愛されて育ったので」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私は……愛されて育ったので」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「理由は二つあります。密接に絡まる理由が。でも……一番の理由はそれです。家族が私を愛してくれたからです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「理由は二つあります。密接に絡まる理由が。でも……一番の理由はそれです。家族が私を愛してくれたからです」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
目を細める。「私が聞きたいのはもう一つの方かな」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 目を細める。「私が聞きたいのはもう一つの方かな」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「その身体に関係があることなんじゃない?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「その身体に関係があることなんじゃない?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
瞳が揺れた。大きく。それを明かすには────多大な勇気を必要とする。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 瞳が揺れた。大きく。それを明かすには────多大な勇気を必要とする。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
それでも、彼女の目を見つめながら、両の人差し指で口角を釣り上げた。
────鋭い牙を露出させる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: それでも、彼女の目を見つめながら、両の人差し指で口角を釣り上げた。
────鋭い牙を露出させる。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
すぐに、手を下げて。
「私は……蛮族です。ノスフェラトゥと、人の子。……ラルヴァ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: すぐに、手を下げて。
「私は……蛮族です。ノスフェラトゥと、人の子。……ラルヴァ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……人の領域で蛮族である私が生きてこれた。そして、これからも生きていきます。ならば……少しでも、人に施し、返さなければ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……人の領域で蛮族である私が生きてこれた。そして、これからも生きていきます。ならば……少しでも、人に施し、返さなければ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「私が家族から受けた愛と、恩とを」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私が家族から受けた愛と、恩とを」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ふぅん、やっぱり」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ふぅん、やっぱり」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
さほど驚きはなかった。隠し事があることは予想していたし、その内容も確証はなかったとはいえ一度は聞いた。そして彼女の献身に何か理由があるとすれば、それらは綺麗に符合する。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: さほど驚きはなかった。隠し事があることは予想していたし、その内容も確証はなかったとはいえ一度は聞いた。そして彼女の献身に何か理由があるとすれば、それらは綺麗に符合する。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「想像でしかないけど、いいご家族だったのは分かるよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「想像でしかないけど、いいご家族だったのは分かるよ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……はい、私には、あまりあるほどに」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……はい、私には、あまりあるほどに」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「じゃ、私が娼婦してる理由は……わかるかな?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「じゃ、私が娼婦してる理由は……わかるかな?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
娼婦。一般的にはそれになるルートというのは限られている。……ナイトメアである彼女の場合は。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 娼婦。一般的にはそれになるルートというのは限られている。……ナイトメアである彼女の場合は。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「捨て子で選択肢がなく……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「捨て子で選択肢がなく……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「残念、ハズレ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「残念、ハズレ」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「えっ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「えっ」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「捨て子なのは当たってるよ。けど、拾われた先は優しい神父様だった。私を実の子のように育ててくれた」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「捨て子なのは当たってるよ。けど、拾われた先は優しい神父様だった。私を実の子のように育ててくれた」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「読み書きも教えてくれたし、お金の勘定も教えてくれた。神の教えを説いて、良く生きるようにも教えてくれた。だから、ホントはこんなことしなくても生きていこうと思えば出来るの。これでもちゃんと聖職者だから」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「読み書きも教えてくれたし、お金の勘定も教えてくれた。神の教えを説いて、良く生きるようにも教えてくれた。だから、ホントはこんなことしなくても生きていこうと思えば出来るの。これでもちゃんと聖職者だから」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「う、す、すみません……」
「では、何故……?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「う、す、すみません……」
「では、何故……?」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
薄く微笑む。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 薄く微笑む。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「復讐」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「復讐」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「え」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「え」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「それは……誰への。いえ、何への……?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「それは……誰への。いえ、何への……?」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ちょっと長くなるけど、聞いてくれる?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ちょっと長くなるけど、聞いてくれる?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「はい。もちろんです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい。もちろんです」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
一呼吸挟んで、ゆっくりと言葉を繋ぎ合わせる。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 一呼吸挟んで、ゆっくりと言葉を繋ぎ合わせる。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「昔々、あるところに、一人の女の子がいました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「昔々、あるところに、一人の女の子がいました」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「その女の子は捨て子でしたが、幸運にも神父に拾われて育てられました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「その女の子は捨て子でしたが、幸運にも神父に拾われて育てられました」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「実の親の顔は知りませんでしたが、育ての親を本当の親のように慕っていました。その女の子は……少なくとも。食うに困ることも、自分で寝床を探す必要もありませんでした」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「実の親の顔は知りませんでしたが、育ての親を本当の親のように慕っていました。その女の子は……少なくとも。食うに困ることも、自分で寝床を探す必要もありませんでした」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「けれど、その女の子の頭には小さな角がありました。その女の子はナイトメアだったのです」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「けれど、その女の子の頭には小さな角がありました。その女の子はナイトメアだったのです」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「神父は女の子に、角を隠して生活するように言いました。女の子は当初、その理由は分かりませんでしたが、そうしました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「神父は女の子に、角を隠して生活するように言いました。女の子は当初、その理由は分かりませんでしたが、そうしました」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「けれど、そう大きな街ではありません。噂というのはどこかから漏れるものです。自然と女の子の頭に角があることは、知れ渡っていきました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「けれど、そう大きな街ではありません。噂というのはどこかから漏れるものです。自然と女の子の頭に角があることは、知れ渡っていきました」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……ナイトメアであることがバレたら、どうなるでしょう?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「……ナイトメアであることがバレたら、どうなるでしょう?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……迫害」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……迫害」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
首を小さく横に振る。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 首を小さく横に振る。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「幸いにも、石を投げられるようなことはありませんでした。神父の人徳だったのでしょう。女の子は、追い出されるようなことはありませんでした」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「幸いにも、石を投げられるようなことはありませんでした。神父の人徳だったのでしょう。女の子は、追い出されるようなことはありませんでした」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「だって、ナイトメアは人族ですから。神父様の下で育てられた、聖職者の卵ですから。それを追い出すなんてことができるはずはありません」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だって、ナイトメアは人族ですから。神父様の下で育てられた、聖職者の卵ですから。それを追い出すなんてことができるはずはありません」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
なら、ずっと平穏に過ごせていたのでは……?
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: なら、ずっと平穏に過ごせていたのでは……?
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「街の人たちは女の子を受け入れて、一緒に過ごしました……表面上はね?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「街の人たちは女の子を受け入れて、一緒に過ごしました……表面上はね?」
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「表面上……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「表面上……」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「女の子はある日、なんだかおかしいなと思います。上手くは言えませんが……街の人たちがなんだか、よそよそしいような」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子はある日、なんだかおかしいなと思います。上手くは言えませんが……街の人たちがなんだか、よそよそしいような」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「話しかければ、答えてもらえます。面と向かって、悪口を言われたわけでもありません」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「話しかければ、答えてもらえます。面と向かって、悪口を言われたわけでもありません」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「けれど、皆何かと理由をつけて会話を切り上げます。足早に立ち去っていきます。女の子の手が触れることを嫌がっているようにも見えました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「けれど、皆何かと理由をつけて会話を切り上げます。足早に立ち去っていきます。女の子の手が触れることを嫌がっているようにも見えました」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「女の子がその理由に思い至るまで、さほど時間を必要とはしませんでした」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子がその理由に思い至るまで、さほど時間を必要とはしませんでした」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「だってみんなは仲よくしているのだから。自分がみんなと違う理由なんて一つしかありません」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だってみんなは仲よくしているのだから。自分がみんなと違う理由なんて一つしかありません」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「人々が穢れを忌避していることを確信するのは、全く当然のことでしょう」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「人々が穢れを忌避していることを確信するのは、全く当然のことでしょう」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
……人族と、蛮族の差異なのだろうか。迫害ばかりがあると思っていた。そのようなものも、あるのか。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: ……人族と、蛮族の差異なのだろうか。迫害ばかりがあると思っていた。そのようなものも、あるのか。
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「女の子は悩んだ末、神父に相談しました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子は悩んだ末、神父に相談しました」
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「神父もまた悩んだ末に、言いました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「神父もまた悩んだ末に、言いました」
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「善く生きなさい。人を助けなさい。他者を助ければ回り回ってあなたを助けます。そして善き行いは神が見ています」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「善く生きなさい。人を助けなさい。他者を助ければ回り回ってあなたを助けます。そして善き行いは神が見ています」
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「女の子はその言葉を信じて、より一層、善行に勤しみました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子はその言葉を信じて、より一層、善行に勤しみました」
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「変わらなかった……ですか」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「変わらなかった……ですか」
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「一年が経ちました。二年が経ちました。それから……ふふ、変わりましたよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「一年が経ちました。二年が経ちました。それから……ふふ、変わりましたよ」
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「これまでそっけない態度だったおじさんが、優しくしてくれるようになったんです」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「これまでそっけない態度だったおじさんが、優しくしてくれるようになったんです」
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「以前はどこか煩わしそうだったのに、その日はなんだかいつもよりも長くお話してくれました。それどころか、悩みがないか、助けが必要ではないか、女の子を心配してくれるようになったのです」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「以前はどこか煩わしそうだったのに、その日はなんだかいつもよりも長くお話してくれました。それどころか、悩みがないか、助けが必要ではないか、女の子を心配してくれるようになったのです」
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「ああ、きっとこれまでの努力が報われたのだと……善き行いを人は見ているのだと」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ああ、きっとこれまでの努力が報われたのだと……善き行いを人は見ているのだと」
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「女の子はそう思いました。けれど、そうではないことに気づくのにも、やはり時間はかかりませんでした」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子はそう思いました。けれど、そうではないことに気づくのにも、やはり時間はかかりませんでした」
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「そうではない……?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そうではない……?」
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大きく、息を吐き出す。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 大きく、息を吐き出す。
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「その頃には10も半ばに差し掛かっていましてね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「その頃には10も半ばに差し掛かっていましてね」
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「よく育ちましたよ、身体は」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「よく育ちましたよ、身体は」
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「っ」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「っ」
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「待ってください……そんな!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「待ってください……そんな!」
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「そんな、なんですか?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そんな、なんですか?」
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「そんなことは、あっては……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そんなことは、あっては……」
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おかしそうに、笑みをこぼした。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: おかしそうに、笑みをこぼした。
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「女の子は確信しました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「女の子は確信しました」
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「彼らは穢れを忌避していても、そこに大した理由などないことを」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「彼らは穢れを忌避していても、そこに大した理由などないことを」
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「自身に向けられた好意が、善行を積み重ねてきた結果ではないことも」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「自身に向けられた好意が、善行を積み重ねてきた結果ではないことも」
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「彼らは穢れの正体が何なのかも知らない。嫌うのならば徹底して嫌えばよかったのに。彼らは自分自身の短絡的な感情と欲求で動いている」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「彼らは穢れの正体が何なのかも知らない。嫌うのならば徹底して嫌えばよかったのに。彼らは自分自身の短絡的な感情と欲求で動いている」
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「だから女の子は……もっと人に好かれるようにするようになったのです」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だから女の子は……もっと人に好かれるようにするようになったのです」
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「もはや角があるかなんて関係ありません。笑顔を振りまき、声を高く、しつこいくらいに話しかけ、上機嫌に相槌を打ち」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「もはや角があるかなんて関係ありません。笑顔を振りまき、声を高く、しつこいくらいに話しかけ、上機嫌に相槌を打ち」
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「悩みを聞き、共感を示し、距離を詰めて、手を握り。そして時には体を寄せて」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「悩みを聞き、共感を示し、距離を詰めて、手を握り。そして時には体を寄せて」
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「これまでの何よりも効果がありました」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「これまでの何よりも効果がありました」
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「……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……」
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部屋を見回して、ゆっくりとヴァレンシアに視線を定めた。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 部屋を見回して、ゆっくりとヴァレンシアに視線を定めた。
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「穢れなんて関係ないんですよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「穢れなんて関係ないんですよ」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「誰も穢れのことなんて見えてない。好きな人を好きになって、嫌いな人を嫌いになっているだけ。魂がどうとか、善行がどうとか、愛とか、そんなの全部」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「誰も穢れのことなんて見えてない。好きな人を好きになって、嫌いな人を嫌いになっているだけ。魂がどうとか、善行がどうとか、愛とか、そんなの全部」
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「誰にも見えてないんです」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「誰にも見えてないんです」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
一歩、踏み込み。距離を詰める。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 一歩、踏み込み。距離を詰める。
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止めはしない。その瞳をただ見つめている。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 止めはしない。その瞳をただ見つめている。
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「だから、私は蛮族でも差別しません」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だから、私は蛮族でも差別しません」
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「生まれついて穢れがあるからというのなら、それはおかしいことです。もしそうなら、ヴァレンシアさん」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「生まれついて穢れがあるからというのなら、それはおかしいことです。もしそうなら、ヴァレンシアさん」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
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「あなたにとっては私もまた悍ましく汚らわしく、石を投げられて当然で、その正体を隠して生きなければならない存在ということでしょう」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「あなたにとっては私もまた悍ましく汚らわしく、石を投げられて当然で、その正体を隠して生きなければならない存在ということでしょう」
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「……違います。それは、違う」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……違います。それは、違う」
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「穢れの過多が違う。生まれ持って背負ったそれが違う。リリィさんは人族ですが、私は蛮族。その間には大きな違いがある」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「穢れの過多が違う。生まれ持って背負ったそれが違う。リリィさんは人族ですが、私は蛮族。その間には大きな違いがある」
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「今……私達がそれを実感することができなくとも」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「今……私達がそれを実感することができなくとも」
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「だから?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だから?」
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「だから、私にリリィさんを嫌う理由はありません」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「だから、私にリリィさんを嫌う理由はありません」
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「少なくとも……私の視点においては」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「少なくとも……私の視点においては」
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「あなたは?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「あなたは?」
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「私を嫌う理由はない。なら、あなたは? 私があなたを嫌う理由は?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「私を嫌う理由はない。なら、あなたは? 私があなたを嫌う理由は?」
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「蛮族だからです。私の常識では、そうです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「蛮族だからです。私の常識では、そうです」
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「やっぱり、バカにしてるよね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「やっぱり、バカにしてるよね」
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「……していません」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……していません」
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「しています」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「しています」
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「あなたは私を見ていない。私が何を見て何を思って何を感じているのか、全く見ていない。見ようとしていない」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「あなたは私を見ていない。私が何を見て何を思って何を感じているのか、全く見ていない。見ようとしていない」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「自分が蛮族だから嫌われて当然だと思っている。誰もがそうすると思っている。そうされるべきだと思っている」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「自分が蛮族だから嫌われて当然だと思っている。誰もがそうすると思っている。そうされるべきだと思っている」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「侮辱ですよ、それは」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「侮辱ですよ、それは」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「咎を……。生まれながらにして咎を背負っていたことは……ただの現実です」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「咎を……。生まれながらにして咎を背負っていたことは……ただの現実です」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そうですね。しかし問題はそこではありません」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そうですね。しかし問題はそこではありません」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「あなたが、私を。あなたを忌避し遠ざけると決めつけている」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「あなたが、私を。あなたを忌避し遠ざけると決めつけている」
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
さらに一歩踏み込む。呼気さえ届きそうな至近距離で。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: さらに一歩踏み込む。呼気さえ届きそうな至近距離で。
ヴァレンシア・ルーラル (default) ヴァレンシア・ルーラル
ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
動かない。
「……分かりませんよ、そんなの。誰が、そう思わないかだなんて」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 動かない。
「……分かりませんよ、そんなの。誰が、そう思わないかだなんて」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「私が……!私が一番私に流れる血を嫌ってる!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私が……!私が一番私に流れる血を嫌ってる!」
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「自分を嫌っている」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「自分を嫌っている」
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「一番に自分の本性を嫌っているのに誰かには受け入れて貰えるだろうなんてどうやって思えばいいんですか!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「一番に自分の本性を嫌っているのに誰かには受け入れて貰えるだろうなんてどうやって思えばいいんですか!」
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「あなたにはそんな義理もないと言うのに!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「あなたにはそんな義理もないと言うのに!」
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「そんなの知らないけど」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そんなの知らないけど」
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あっさり言い切った。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: あっさり言い切った。
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「言ったよね、私今怒ってるの」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「言ったよね、私今怒ってるの」
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「ヴァレンシアちゃんがどう思ってるとか関係ないし、自分が好きとか嫌いとかどうでもいいの」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ヴァレンシアちゃんがどう思ってるとか関係ないし、自分が好きとか嫌いとかどうでもいいの」
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「私怒ってるから、ヴァレンシアちゃんの言うことなんて聞いてあげないし、自分が嫌いとか言われてもへーそうあっそって感じ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「私怒ってるから、ヴァレンシアちゃんの言うことなんて聞いてあげないし、自分が嫌いとか言われてもへーそうあっそって感じ」
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「だから……何?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「だから……何?」
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「それが私が腹立ってることとなんか関係あるの!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それが私が腹立ってることとなんか関係あるの!?」
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ヴァレンシアの胸倉を掴み上げ、そのまま迫りよる。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: ヴァレンシアの胸倉を掴み上げ、そのまま迫りよる。
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「ありますよ!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「ありますよ!」
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「ない!」
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「あります!だから、だから私は自分に向けられる好意を理解できない!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「あります!だから、だから私は自分に向けられる好意を理解できない!」
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「でもリリィさんは私のことを想っていてくれたんですね。そしてそれを私が一向に理解も受け入れようもしないから腹を立てた!違いますか!?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「でもリリィさんは私のことを想っていてくれたんですね。そしてそれを私が一向に理解も受け入れようもしないから腹を立てた!違いますか!?」
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「分かってるじゃん! じゃあ! 私は今あなたが大好きなんて話してないのも分かってるでしょ!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「分かってるじゃん! じゃあ! 私は今あなたが大好きなんて話してないのも分かってるでしょ!」
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「ムカついてんのよこっちは! 勝手に蛮族がとか好意が理解できないとか! 的外れもいい所だって!!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ムカついてんのよこっちは! 勝手に蛮族がとか好意が理解できないとか! 的外れもいい所だって!!」
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「仕方ないでしょう!こちとらそれで16年の生を生きて来たんです!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「仕方ないでしょう!こちとらそれで16年の生を生きて来たんです!」
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「言葉にせずに理解できると思わないでください!それはリリィさんが悪いです!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「言葉にせずに理解できると思わないでください!それはリリィさんが悪いです!」
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「16ゥ~~!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「16ゥ~~!?」
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「え全然若……えぇ?」
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「どうしたんですかリリィさん」
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「いや私今23だから……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「いや私今23だから……」
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「私よりずっと人生経験豊富だとは思っていましたが。7つお姉さんだったんですね」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私よりずっと人生経験豊富だとは思っていましたが。7つお姉さんだったんですね」
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「……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「……」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
ちょっと大人げないような気がしてきた今のところ。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: ちょっと大人げないような気がしてきた今のところ。
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「さておき!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「さておき!」
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さておいた。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: さておいた。
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「はい!」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい!」
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受け入れた。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 受け入れた。
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「私はヴァレンシアちゃんのこと嫌いとかじゃないしむしろ全然可愛がってるしめっちゃ頑張ってて超偉いな~と思ってるしなんか抱えてそうで危なっかしいなと思ってたけど嫌いになったことなんて一つもないし蛮族だからどうとかこうとかは考慮に値しないので関係ないから!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「私はヴァレンシアちゃんのこと嫌いとかじゃないしむしろ全然可愛がってるしめっちゃ頑張ってて超偉いな~と思ってるしなんか抱えてそうで危なっかしいなと思ってたけど嫌いになったことなんて一つもないし蛮族だからどうとかこうとかは考慮に値しないので関係ないから!」
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「関係ないからそれで拒否られるとか言い出したら怒るよ!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「関係ないからそれで拒否られるとか言い出したら怒るよ!」
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「これは、私が自分で決めていたというか。避けようとしていたことというか、そういう話でもあるんですけど」
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「……家族に愛して貰ったと、そう言ったでしょう」
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「幸せな生活でした。でも、でも。たった一つだけ許せないことがあったんです」
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「私が蛮族であるせいで……私を愛し、私が愛する家族は蛮族を産んだ家族として生きなければならない。蛮族を受け入れている家族として生きなければならない」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私が蛮族であるせいで……私を愛し、私が愛する家族は蛮族を産んだ家族として生きなければならない。蛮族を受け入れている家族として生きなければならない」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……それがどうしても許せなかった」
「だから、隠し通すことに決めていたんです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……それがどうしても許せなかった」
「だから、隠し通すことに決めていたんです」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「家族に……汚名を被せたくはなかったから」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「家族に……汚名を被せたくはなかったから」
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「それは……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「それは……」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「だから、逃げてしまったこと、無視してしまったことは、リリィさんからの好意が分からなかったからではないんです。それだけを、守りたかった」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「だから、逃げてしまったこと、無視してしまったことは、リリィさんからの好意が分からなかったからではないんです。それだけを、守りたかった」
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「……反面、すぐに会いにいけなかったのは、そういうことですが」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……反面、すぐに会いにいけなかったのは、そういうことですが」
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「……そっか」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「……そっか」
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「はい。ごめんなさい」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい。ごめんなさい」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
掴んでいた手を離して、そのままヴァレンシアを抱きしめる。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 掴んでいた手を離して、そのままヴァレンシアを抱きしめる。
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「怖かったんだね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「怖かったんだね」
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「はい、怖かったです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「はい、怖かったです」
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「まぁ、それでも……私が秘密を言いふらすようなヤツかもしれないと思われてたことに一抹の傷つきを隠せないけれど」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「まぁ、それでも……私が秘密を言いふらすようなヤツかもしれないと思われてたことに一抹の傷つきを隠せないけれど」
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「う……。すみません……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「う……。すみません……」
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「まぁ……うん。でも、さ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「まぁ……うん。でも、さ」
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「ちゃんと話してくれたのは、嬉しい」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ちゃんと話してくれたのは、嬉しい」
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「勇気を……出しました。本当に」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「勇気を……出しました。本当に」
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「打ち明けたのはリリィさんが、初めてです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「打ち明けたのはリリィさんが、初めてです」
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「えらいえらい」 ぽすぽす頭を撫でる。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「えらいえらい」 ぽすぽす頭を撫でる。
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「何故子ども扱い……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「何故子ども扱い……」
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「そういうのが必要かなーって、それに……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そういうのが必要かなーって、それに……」
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「私も昔話したのは、これが初めてかな」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「私も昔話したのは、これが初めてかな」
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「!」
「そう……ですか」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「!」
「そう……ですか」
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「ですが……娼婦をしているのが、何故復讐になるのかの説明は、まだ聞けていないと思うのですが」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「ですが……娼婦をしているのが、何故復讐になるのかの説明は、まだ聞けていないと思うのですが」
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「あんなに語ったのに!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「あんなに語ったのに!?」
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「分かりませんよ……!穢れを嫌ってるくせに身体を差し出せばころっと行くなんて馬鹿野郎どもめってことですか!?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「分かりませんよ……!穢れを嫌ってるくせに身体を差し出せばころっと行くなんて馬鹿野郎どもめってことですか!?」
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「そ、そうだけど……!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そ、そうだけど……!?」
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「みんな偉そうなふりしてるけど雰囲気で動いてる頭スカスカばっかりだってことを証明してやる活動なんだけど……!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「みんな偉そうなふりしてるけど雰囲気で動いてる頭スカスカばっかりだってことを証明してやる活動なんだけど……!?」
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「……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……」
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「リリィさん」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「リリィさん」
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「私は……そのためにあなたの身体を使う行為は、辞めて欲しいと思います」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私は……そのためにあなたの身体を使う行為は、辞めて欲しいと思います」
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「突然のワガママ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「突然のワガママ」
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「当然要求していい我儘だと思っています」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「当然要求していい我儘だと思っています」
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「リリィさんは私のことが大好きで」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「リリィさんは私のことが大好きで」
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「私もリリィさんのことは大好きです」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私もリリィさんのことは大好きです」
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「さっきまでそんな義理ないのにとか言ってたのに急に押し強くなったね……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「さっきまでそんな義理ないのにとか言ってたのに急に押し強くなったね……」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そんな人が復讐のために身体を売っている。嫌だと思うのは、当然だと思います」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そんな人が復讐のために身体を売っている。嫌だと思うのは、当然だと思います」
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「相互理解が足りていませんでしたからね、その時は。今は違います」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「相互理解が足りていませんでしたからね、その時は。今は違います」
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「割り切りがすっぱりしてるタイプだぁ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「割り切りがすっぱりしてるタイプだぁ」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「では、まだうじうじとリリィさんが私を好きになる理由なんてないとしている私の方が良かったですか」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「では、まだうじうじとリリィさんが私を好きになる理由なんてないとしている私の方が良かったですか」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そしたら押し倒して体に聞くけど」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そしたら押し倒して体に聞くけど」
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「別に女の子同士でもイケるしヴァレンシアちゃんのことは最初から狙ってたんだよね~……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「別に女の子同士でもイケるしヴァレンシアちゃんのことは最初から狙ってたんだよね~……」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「……」
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「えっ最初から?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「えっ最初から?」
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「そだよ?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そだよ?」
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「大浴場で会った時からどうやって落としてやろうかな~って」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「大浴場で会った時からどうやって落としてやろうかな~って」
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「そうこうしている間に落とされていたと……」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そうこうしている間に落とされていたと……」
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「陥落しちゃったねぇ」 ぎゅむぎゅむ。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「陥落しちゃったねぇ」 ぎゅむぎゅむ。
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好きにさせている。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 好きにさせている。
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「……ま、そういうことなら別にやめてもいいけど」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「……ま、そういうことなら別にやめてもいいけど」
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「別に娼婦自体は嫌々やってるわけじゃないし、復讐とかやめてもあんまり変わんないよ?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「別に娼婦自体は嫌々やってるわけじゃないし、復讐とかやめてもあんまり変わんないよ?」
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「構いませんよ。そういう心持でするのをやめて頂けるのであれば」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「構いませんよ。そういう心持でするのをやめて頂けるのであれば」
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「それはなんというか……よくありません。心を削っている音がします」
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「まあ不健全なのは認めるけどね……」
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「じゃあ、ヴァレンシアちゃんもこれから自分のこと粗末にしたらダメだよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「じゃあ、ヴァレンシアちゃんもこれから自分のこと粗末にしたらダメだよ」
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「ええ、そうします。今は娘もいることですしね……」
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「ん、よろしい!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ん、よろしい!」
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パッと手を離して、ぐーっと伸びをする。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: パッと手を離して、ぐーっと伸びをする。
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「はーっ、スッキリした!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「はーっ、スッキリした!」
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「すみません、色々、溜めさせちゃいましたね」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「すみません、色々、溜めさせちゃいましたね」
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「ホントだよ~、急に怒って部屋に引きこもってフルシカトするし、その間に同僚は結婚してるし、旦那探しの相談受けたりもするし。友達と喧嘩中にこれ聞かなきゃいけないのかと思うとなんかずっと理不尽にイライラしてさぁ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ホントだよ~、急に怒って部屋に引きこもってフルシカトするし、その間に同僚は結婚してるし、旦那探しの相談受けたりもするし。友達と喧嘩中にこれ聞かなきゃいけないのかと思うとなんかずっと理不尽にイライラしてさぁ」
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「途中は私あまり関係ないような……あ、結婚はおめでとうございます」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「途中は私あまり関係ないような……あ、結婚はおめでとうございます」
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「新婦に伝えておくね~、まぁ、ほら」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「新婦に伝えておくね~、まぁ、ほら」
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「いつもニコニコのリリィちゃんでいるのも大変だったからさ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「いつもニコニコのリリィちゃんでいるのも大変だったからさ」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
離れていた距離を詰めて抱きしめにいく。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 離れていた距離を詰めて抱きしめにいく。
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「うおっとぉ!?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「うおっとぉ!?」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「お疲れ様です。頑張りましたね」
今度はこっちの番だと頭を撫でる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「お疲れ様です。頑張りましたね」
今度はこっちの番だと頭を撫でる。
リリィ・サキナ (default) リリィ・サキナ
リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ふふ……」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ふふ……」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「作戦大成功~!」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「作戦大成功~!」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「作戦?」
手は止めないまま。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「作戦?」
手は止めないまま。
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「やっとヴァレンシアちゃんの方から触ってくれたでしょ?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「やっとヴァレンシアちゃんの方から触ってくれたでしょ?」
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「触って欲しかったんですか」
なでなで。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「触って欲しかったんですか」
なでなで。
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「そりゃあもう、私の魅力でメロメロに……ねっ!」 ウィンクウィンク
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「そりゃあもう、私の魅力でメロメロに……ねっ!」 ウィンクウィンク
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「うーん」
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「不特定多数の人と関係を持つ方に……メロメロにはなりませんかねえ」
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「アッ思ってたよりも反応が厳しい」
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「私を真に落としたいのであれば私だけを見て頂けませんと」
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「……友達としては、大好きですよ?」
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「ワガママお姫様め~」
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「どちらを選ぶのかは、リリィさん次第です」
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「私にだけ愛をくれるというなら、同じだけ返しましょう」
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「ずるいぞ~私だって追いかけられたいかもしれないでしょ~」
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「……これでも、アプローチはしているつもりですよ?」
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「あなたさえよければ、と。そう言っているのですからね」
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「う~~~~ん……まぁ……及第点、かなぁ……」複雑な顔でヴァレンシアの頬をムニムニする
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「う~~~~ん……まぁ……及第点、かなぁ……」複雑な顔でヴァレンシアの頬をムニムニする
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されるがまま。
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「ふふ、すみません。恋愛はしたことがなくて」
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「こんなに人間関係ヘタクソで恋愛してたらどんな大事故起こしてるか分からないよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「こんなに人間関係ヘタクソで恋愛してたらどんな大事故起こしてるか分からないよ」
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「ひ、ひどい」
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「まぁ、それならなおさらかなぁ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「まぁ、それならなおさらかなぁ」
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「ヴァレンシアちゃんも、いきなり私みたいなのに捕まったら大変だし。もうちょっといろいろ勉強してから考えようね」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ヴァレンシアちゃんも、いきなり私みたいなのに捕まったら大変だし。もうちょっといろいろ勉強してから考えようね」
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「そうですか?」
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「私を大好きなリリィさんなら、間違いは起きないだろうと思いましたが」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「私を大好きなリリィさんなら、間違いは起きないだろうと思いましたが」
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「愛嬌で食ってきた女をそんなに簡単に信用したらダメだよ」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「愛嬌で食ってきた女をそんなに簡単に信用したらダメだよ」
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「簡単ではなかったでしょう?さっきまで信用できずに怒らせていたんですから」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「簡単ではなかったでしょう?さっきまで信用できずに怒らせていたんですから」
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「駄目ですよ。私の懐に飛び込んできたのはリリィさんの方なのですから……」
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「あなたが望むのが友愛にせよ、性愛にせよ。私は信用しますし、応えますよ。それはこれから変わることはありません」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「あなたが望むのが友愛にせよ、性愛にせよ。私は信用しますし、応えますよ。それはこれから変わることはありません」
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リリィはしばらく考えた。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: リリィはしばらく考えた。
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ヴァレンシアの好意はありがたいが果たしてこのまま首を縦に振っていいものだろうかと。いや全然普段ならこのままベッドに押し倒してやっちゃうんだけどね。まあ……うーん、そっかぁ。16かぁ、7つも年下だしなぁ。なんか子持ちらしいしな……性愛でもいいけど。嫌じゃないけど
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: ヴァレンシアの好意はありがたいが果たしてこのまま首を縦に振っていいものだろうかと。いや全然普段ならこのままベッドに押し倒してやっちゃうんだけどね。まあ……うーん、そっかぁ。16かぁ、7つも年下だしなぁ。なんか子持ちらしいしな……性愛でもいいけど。嫌じゃないけど
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ふふ、ありがと」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ふふ、ありがと」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
迷った末にお姉さんぶることにした。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 迷った末にお姉さんぶることにした。
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ひとまずは、とても仲のいい友達ってことで。ヴァレンシアちゃんもいっぱい友達が出来たら、また考えさせてもらおっかな」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「ひとまずは、とても仲のいい友達ってことで。ヴァレンシアちゃんもいっぱい友達が出来たら、また考えさせてもらおっかな」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「では、そういうことで」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「では、そういうことで」
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「またウチにも遊びにおいでね。てんちょーも喜ぶだろうし」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「またウチにも遊びにおいでね。てんちょーも喜ぶだろうし」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「そうします」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「そうします」
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離れて、ベッドに沈み込んだ。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 離れて、ベッドに沈み込んだ。
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
緊張の糸が切れると、途端に目蓋が重たくなってくる。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 緊張の糸が切れると、途端に目蓋が重たくなってくる。
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「ぁふ」
無防備に欠伸を晒す。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「ぁふ」
無防備に欠伸を晒す。
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「んふふ、添い寝する?」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「んふふ、添い寝する?」
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「手、出しちゃ駄目ですよ?」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「手、出しちゃ駄目ですよ?」
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「今、選ばなかったのはリリィさんですからね」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「今、選ばなかったのはリリィさんですからね」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「まさかぁ、OKある子にしか手を出さないよ私は」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「まさかぁ、OKある子にしか手を出さないよ私は」
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「では、どうぞ」
端の方へと移動する。
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 「では、どうぞ」
端の方へと移動する。
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
「おじゃましまーす」隣に身を横たえる
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 「おじゃましまーす」隣に身を横たえる
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ヴァレンシア・ルーラル [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
隣に来た身体を抱き寄せる。
「おやすみなさい、リリィさん」
[潰れ客ルーム]ヴァレンシア・ルーラル: 隣に来た身体を抱き寄せる。
「おやすみなさい、リリィさん」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
同じように抱き返しながら。
「おやすみなさい、ヴァレンシアちゃん」
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 同じように抱き返しながら。
「おやすみなさい、ヴァレンシアちゃん」
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リリィ・サキナ [潰れ客ルーム] [潰れ客ルーム]
優しく頬を撫でて、瞼を閉じるまで見つめていた。
[潰れ客ルーム]リリィ・サキナ: 優しく頬を撫でて、瞼を閉じるまで見つめていた。