ジュリオ・リーベルト [メインタブ]
どうやら依頼を手伝ってくれる気になったようだ。それがまた、ジュリウスには嬉しかった。
立場に縛られていなければ、あるいは二人でこうして冒険者をやる未来もあったのだろうか。────いや、彼女は侯爵家のメイドだ。何事もなければ、死んだ兄に仕えていただろう。
「そうだな、行方不明になった者たちの足跡を追い、住民の証言を集めてみよう」
波乱の人生だったが、結果こうして彼女と肩を並べて歩くことができるのだ。そんな小さな幸福をかみしめながら、ジュリウスは捜査を開始するのであった。