第二聖地 仙界浮遊山岳都市 汚染と破壊に満ちた地上を捨て、空にその住処を移した者たちによる都市。 道教をベースにした魔術基盤から来る仙人たちの都市。 現在彼者誰の七星が生存している聖地の一つでもある。 頂点である大星白とその直弟子の四大仙を中心にした仙人達と、そこに至ろうとする導師による国。 いくつかの区画に分かれており、外との交流が極めて少ない上、 彼等は禁欲と善行による昇華を行う事を最大の目的としている為、平穏平和。 既に人間を半分辞めた者ばかりである為、住民のアベレージは高い。 この地で大成するなら、苦行と修行、善行を息をするように出来る者でなければ難しいだろう。 仙道 人の中に潜む潜在能力を最大限に解放し、人を超えた存在へと昇華する為の魔術技法。 超自然的なエネルギーと一体となる事を重視している為、 我欲を捨て、自然にただそこにある物としての世界との一体化が重視されている。 その都合上大成した者は、一個体の生命としては規格外の力を内部に秘めるが、 その力が他者に対して振るわれる事は極めて少ない。 仙人 忘我の境地に至り、人の領域を超えた者達。 絶大な力を持つが、その視座は人の視点を超えており、 自身の為に何かをする、という事はもはや無い。 全体の流れとして世界を見て考える事が多いが、決して全体主義である訳ではない。 導師 仙人の元で修行を行い、その力を高めた者。 忘我の境地に至っておらず、人間らしい者も多い。 厳しい修行により、飛行や導術の行使が可能であり、 一般人と比べればかなりの差がある。 限られた導師のみしか仙人になれない為、導師も上から下でピンキリである。 仙人と導師の力で浮遊都市は維持されている為、 一切の才が無い者を除けば、一度は導師としての修行を積み、 その後仙人を目指す道を選ぶか、そのほかの道を選ぶかを決める。 天柱宮 仙人へと上り詰めた者の住む居住区であり、大星白を中心とした仙人達はここで暮らす。 都市の浮遊も彼等の仙力によって行われており、この浮遊都市の根底である。 中央都 修行者たちが主に過ごす区画であり、物語の舞台。 沢山の導師たちが仙人になる為の修行を続けている 外縁区 修行から脱落した者や、その子孫が過ごす区画。 半分人間を辞めている導師たちと違い、肉体の維持の為の食物等が必要であったりする為、 農業区画等もこの外縁区に含まれる。 ストーリーライン 主人公は中央都で修行を行う少女導師。 彼女は人の心を慮り、人の為に動く事の出来る少女であったが、仙人になる為にはまだ未熟者であった。 それは彼女が他者の為に義憤を抱く事の出来る、所謂仁の人であるから。 自然と合一化し、天命に従い我欲を捨てた仙人になるには、余りに人間らしい少女。 主人公が師の元で修行の日々を過ごす中、浮遊都市が徐々に下降していくという事態が発生する。 余りに長い間空に浮かんできたが、元々は地上にある山故、浮遊を維持できなくなって来たのだ。 仙力の高い者達が住まう天柱宮周りであれば、 このままでは、超人である仙人や、半超人の導師は生きていけるが、外縁区の住民の命が危ない。 外縁区のある三山を捨て、人々を中央都へ避難させる計画が始動するが、主人公は葛藤する。 この選択をすれば人々は救われるが、しかし彼等の日常を捨てさせる事になるし、生活だって苦境に立たされるだろう。 主人公は自然と合一化した仙人達と違い、自分は人と人の中で生き、人を繋ぐと宣言する。 外縁区の人々をまとめ上げた彼女は、師である玄岳の力を借り、外縁区を都市から切り離す。 師という仙人一人分の力と、外縁区の住民が協力して作成した、機械仕掛けの浮遊装置を合わせる事で、単独で浮遊する事が出来るようになった外縁区を率い、 故郷を真の意味で救う為、彼女は他の聖地へに知見を求めて旅立つ。 閉じた世界の中のストーリーラインではあるが、明確な敵は出てこないタイプ。 道教の理想たる仙人(自然と合一化する忘我の化身)と、 儒教の理想たる君主(仁・義・礼・智・信を兼ね備えた者)の器を持った主人公の話。 主人公 未熟な導師であり、仙道を究められていない少女。 困っている人を見捨てられないタイプであり、人助けを苦としない性格。 しかし無我の境地には遠い為、仙人に昇華するのには向いていなかった。 理不尽に怒り、人の痛みに涙する純朴な感性を持つ。 彼女にとって人を救うとは、命だけを守ることではない。 その人が、その人として生きてきた場所、思い出、尊厳、関係性まで含めて守ろうとすること。 そのため、仙人たちから見れば視野が狭く、感情に引きずられているようにも見える。 大星白 彼者誰の七星の一人であり、人である事を完全に辞めた大仙人。 自然と完全に同一化しており、天柱宮の中心にその肉体は鎮座している。 青嵐子 四大仙の取りまとめ役であり、その意思が完全に自然と合一化した大星白に代わって浮遊都市の方針を纏めている。 仙人の理想的な存在と言える人物であり、善悪を超越した自然的な視座から、人々を救う為の方針を決めている。 玄岳 主人公の師匠であり、豪放磊落にして冗談も通じる人柄。 心優しい性格をしているが、仙人故に既に執着は捨てている。 悲劇や理不尽を、仕方のない事として割り切る事が出来る境地にあり、 弟子である主人公が仙人に向いていない事を知っているが、 過去の自分もそうであったが、彼女なら自分とは違う道を進むかもしれない、と考えている。 静雲 主人公の友人の導師であり、仙人になりうると期待の少女。 無我の境地に極めて近い所まで来ており、一見すると冷酷に見えるが、 しかしそれは大局を見た上で、最善の道を選んでいるだけ。 友人である主人公の事は仙人としてはまだまだ、と思いつつも、友人としては好ましく思っている。