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| アンデッドGM |  | 無数の墓石がある。探している誰かの墓があるかもしれない | 2026-08-11 14:14:28 |
| レプト |  | 無数の墓標の合間を、音もなく歩く少年がひとり。 | 2026-08-11 16:04:04 |
| レプト |  | 目当ての場所は――たしか、この辺り。
すぐにわかるはずだ。墓石でなく、木の板を立てたものだから。 | 2026-08-11 16:05:00 |
| レプト |  | 「……ああ、あった」 | 2026-08-11 16:05:11 |
| レプト |  | そちらの方へと近づき、膝を着く。 | 2026-08-11 16:06:01 |
| レプト |  | 「こんばんは。……こんにちは、なのかな」
「ここの時間は、どうなんだろう。まあ、しばらくぶり、とかの方が良いのかな」 | 2026-08-11 16:06:43 |
| レプト |  | 「ともあれ。また来たよ」 | 2026-08-11 16:07:25 |
| レプト |  | 雑巾をどこからともなく取り出すと、然程汚れてもいないそれを軽く拭う。 | 2026-08-11 16:08:34 |
| レプト |  | 「……改めて見ると。そんなに経ってないんだね」
「なんだか、凄く色んなことがあったから」 | 2026-08-11 16:10:20 |
| レプト |  | 「……」 | 2026-08-11 16:10:58 |
| レプト |  | 「まあ、本当に色々あったんだけど……」
「それは、置いておくとして」 | 2026-08-11 16:11:16 |
| レプト |  | 「こほん。……まず真っ先に、言わなきゃいけないことがあったね」 | 2026-08-11 16:11:34 |
| レプト |  | 「姉さんに、会えたんだ。……凄く痩せちゃって、歳も取ってたけど」
「心配性で、頑固で。凄く優しくて……そんなところは、全然変わってなくて」 | 2026-08-11 16:13:01 |
| レプト |  | 「……嬉しかった。凄く」
「姉さんが、君達の分も、って。焼いてくれたから、置いておくね」 | 2026-08-11 16:13:48 |
| レプト |  | 墓前に、焼き菓子の包みを置く。 | 2026-08-11 16:14:03 |
| レプト |  | 「……あとは、そうだね」 | 2026-08-11 16:15:06 |
| レプト |  | 「戻れるかもしれない。元の身体に」 | 2026-08-11 16:15:33 |
| レプト |  | 「……考えられなかったことだから。本当に、びっくりしたけど」
「信じていい相手だと、思う」 | 2026-08-11 16:16:53 |
| レプト |  | 「……だからこそ」 | 2026-08-11 16:17:00 |
| レプト |  | 「そんなものがあるなら……皆も、元の身体に戻せたんじゃないか、って」
「ほんの一瞬、思ってしまったけど」 | 2026-08-11 16:18:04 |
| レプト |  | 「……それでも」
「時を、逆に戻して進めることはできないから」 | 2026-08-11 16:19:02 |
| レプト |  | 「……ね」 | 2026-08-11 16:19:49 |
| レプト |  | 「僕って、生きてていいのかな」 | 2026-08-11 16:19:59 |
| レプト |  | 返答はない。
それでも。 | 2026-08-11 16:20:29 |
| レプト |  | 「……そうだよね。否って言う君達じゃなかった。そうだった」 | 2026-08-11 16:21:03 |
| レプト |  | ふ、と。
おもむろに手を伸ばして……看板の表面。 | 2026-08-11 16:21:27 |
| レプト |  | そこに刻まれた自分の名前を、削り落とす。 | 2026-08-11 16:21:43 |
| レプト |  | 「もう少し、生きてみる。全部終わるまで、じゃなくて」
「生きれるだけ、生きてみようと思う」 | 2026-08-11 16:22:23 |
| レプト |  | 「……だから」
「また来るね」 | 2026-08-11 16:22:51 |
| レプト |  | とだけ、述べて
しばらく、黙祷を捧げた後で | 2026-08-11 16:23:29 |
| レプト |  | 立ち上がり……そのまま、歩き去って行った | 2026-08-11 16:23:42 |