# 【リプレイ&日常ログ】サツキと◯◯の第1回D&Dセッション&反省会の一夜 * **プレイ日時**: 2026年9月7日(月)放課後 〜 翌朝 * **セッション形式**: 1on1(ソロアドベンチャー)+ アフターセッション日常パート * **GM(ダンジョンマスター)**: サツキ(大学2年 / 20歳 / 139.6cm / オタク女子) * **PL(プレイヤー)**: ◯◯(大学2年 / エルフのローグ Lv1) * **舞台**: 大学の旧部室 ➔ サイゼリヤ ➔ ◯◯のアパート --- ## ■ 目次 1. [開幕:旧部室と絶対の審判(GM)](#開幕旧部室と絶対の審判gm) 2. [第1回D&Dソロセッション『嘆きの納骨堂』](#第1回ddソロセッション嘆きの納骨堂) * [一手目:和マンチの洗礼(泥目張り酸欠プラン)](#一手目和マンチの洗礼泥目張り酸欠プラン) * [二手目:後付けの村娘と音響物理の罠](#二手目後付けの村娘と音響物理の罠) * [三手目:火薬トラップ転用と冷酷な弓チク](#三手目火薬トラップ転用と冷酷な弓チク) * [四手目:瀕死の攻防とスケルトン撃破](#四手目瀕死の攻防とスケルトン撃破) * [終局:伝説の『煙燻し戦術』とGM完全降伏](#終局伝説の煙燻し戦術とgm完全降伏) 3. [深夜の反省会:サイゼリヤのマグナム赤](#深夜の反省会サイゼリヤのマグナム赤) 4. [◯◯宅での介抱と深夜のオタク談義](#◯◯宅での介抱と深夜のオタク談義) 5. [翌朝:完全栄養食とリベンジの約束](#翌朝完全栄養食とリベンジの約束) --- ## 開幕:旧部室と絶対の審判(GM) 夕暮れ時の西日が差し込む、勝手に占拠している旧講義棟の備品置き場同然の部室。 机の中央には段ボール製のDMスクリーン(衝立)が立てられ、その向こう側には小柄な身体をパイプ椅子に収めたサツキが座っていた。 140cmに満たない小柄な体躯ゆえ、椅子に腰掛けると足先が床に届かずぶらぶらと揺れている。普段の大学では周囲から距離を置き大人しくしている彼女だが、衝立の前に座っている時だけは違う。誰にもコントロールされない「自分の領域」の主導権を握っているという自負が、その整った横顔に微かな強気さを滲ませていた。 > **サツキ**: 「……時間通りですね、◯◯さん。鍵、ちゃんと内側から閉めました? > 言っておきますけど、D&DにおいてDM(ダンジョンマスター)は、この世界の法であり、物理法則であり、絶対の審判です。卓についている間、あなたのキャラクターの運命……生きるも死ぬも、私の裁定一つにかかっていると思ってくださいね。 > さて、あなたが選んできたキャラクターは何ですか? 戦士か、魔法使いか、盗賊か……」 > > **◯◯**: 「あの、サツキさん。突然誘われてやってきたわけで、めっちゃ雰囲気出してますけど俺何も知らないっすよ」 > > **サツキ**: 「……えっ!? な、何も知らないって……!? じゃあ昨日の『暇なら面白いゲーム教えてやるよ』の『了解』は何だったんですか……!? > ……はぁ、これだから門外漢は。……ま、まあいいでしょう。私が手取り足取り調教……いえ、教えてあげますから。 > この中から好きなのを選びなさい。【戦士】【盗賊】【僧侶】……どれにします?」 > > **◯◯**: 「うーん…じゃあ1人で完結しそうなローグかなぁ」 > > **サツキ**: 「……ふふん、甘いですね◯◯さん! D&Dのローグは味方依存度の高いテクニカルなクラスです。一人で先行したローグが罠を踏んで即死するのは伝統芸能なんですよ。……まあいいでしょう。ダイスはd20、あなたの敏捷力修正は+3、技能は+5です。 > ――では、D&D第1レベル『嘆きの納骨堂』を開始します」 --- ## 第1回D&Dソロセッション『嘆きの納骨堂』 ### 一手目:和マンチの洗礼(泥目張り酸欠プラン) 冷たい雨の降る森の奥、朽ち果てた石造りの地下墳墓。 依頼は行方不明になった村人の捜索、報酬は金貨50枚。 階段を降りた先には、爪痕が無数に刻まれ、鍵穴の周りに黒い煤が付着した重いオークの扉が一つ。 > **サツキ**: 「扉の前に立ったあなたはどう行動しますか? 取っ手に手をかけて開けますか? それとも……?」 > > **◯◯**: 「(和マンチでやってみるか) > 地下ということはここ以外のどこかに給気口があるか、あるいはこの扉の隙間自体しかない可能性が高い。 > そこで1つの確認として、近くの水場と土から泥を作成し扉の隙間を埋めて24時間放置する」 > > **サツキ**: 「…………は? カタンッ(ペンを落とす音) > な……何言ってるんですかあなた!? 泥で目張りして24時間放置って……それ、いわゆる**和マンチ(理屈攻めの搦め手)**じゃないですか!! 初心者ぶって一番タチの悪い遊び方持ち込まないでください!! > 第一にここは納骨堂です! 中にいるのがアンデッドなら呼吸しませんから窒息しません! > 第二に行方不明の村人が中にいたら24時間の酸欠で村人が先に死にます! 依頼失敗でキャラロストですよ!!」 > > **◯◯**: 「ならもう生きている村人は見つけることが出来なかった で終わりでいいんじゃないか? > まぁいいんだけどさ。ちなみにさっきの封をする、という行動はGM権限で無かった事になったの?」 > > **サツキ**: 「な……っ、無かったことになんてしてません!! DMは理不尽な検閲官じゃありませんから行動は受理してます! > お、終わりでいいわけないでしょう……! そ、その時です! > 扉の向こうから『……だ、れか……たす……け……』という、若い村娘の呻き声が聞こえてきました! まだ息があります! 今なら助けられます!! どうしますか!?」 --- ### 二手目:後付けの村娘と音響物理の罠 > **◯◯**: 「そうきたか。か細い声が聞こえる程度の距離しか無いのなら、扉を開けた直後に通路が大変な事になるような事故は起きないだろう。 > 扉そのもののトラップを解除する事は可能だろうから解錠しよう」 > > **サツキ**: 「(こいつ……GMの後付けを理解した上で構造を読んできた……!?) > ……ふ、ふん! では判定です! 火薬トラップの解除と解錠、d20に【+5】を足してください!」 > > **◯◯**: **【ダイスロール:出目17 + 5 = 22(大成功)】** > 「ダイスを振って17が出た。多分解錠は成功しただろう。扉だけを開けて、後ろに下がる」 > > **サツキ**: 「合計22……完璧な解除と解錠です。……どこまでも嫌なほど慎重なんですから。 > カチリと鍵が外れ、扉が開きます。部屋の奥、約6メートル先(20フィート)の石棺の陰に怯えた村娘が倒れています。 > そしてその手前、青白い燐光を宿した**『スケルトン』**が1体、錆びた剣を構えてこちらを向きました! イニシアチブ(先制値)を振ってください!」 > > **◯◯**: 「おいおい、村娘のか細い声が最低6M以上離れて聞こえるのかよ。こいつ村娘じゃないんじゃないか? 殺そうぜ」 > > **サツキ**: 「なっ……なんでそうなるんですかぁぁぁっ!?(机に身を乗り出して足が浮く) > 人命救助に来て要救助者を即射殺する冒険者がどこにいますか!! > そ、それはあなたの種族がエルフだからです! 種族特徴『鋭敏感覚』の超人的聴覚が拾ったんです! 純正の人間です! 殺したらアライメントが悪に落ちてパラディンに討伐されますよ!!」 --- ### 三手目:火薬トラップ転用と冷酷な弓チク > **◯◯**: 「やだよめんどくさい…扉の火薬トラップを利用し、火種を投げてスケルトンに火炎ダメージを与える」 > **【ダイスロール:出目9 + 3 = 12】** > > **サツキ**: 「めんどくさいって何ですか! でも解除した火薬を即席爆弾に転用するとは……! > 判定は合計12! スケルトンのACは13なので直撃は外れました! > しかし足元で爆風が炸裂してスケルトンが怯み、あなたに注意が向きました! 不意打ち扱いであなたのターンです!」 > > **◯◯**: 「サツキ楽しそうじゃん。普段そんな様子全く見せないのに。 > えーそうだなぁ。スケルトンを倒すのはわざわざ敵の陣地である通路でやる必要は無いし、村娘はまだしばらく死にそうにないから…やはり離れる。通路には一切近づかず、スケルトンが飛び出してくるまで弓チクする」 > **【ダイスロール:出目10 + 5 = 15(命中)】** > > **サツキ**: 「(顔を首まで真っ赤にして)た、楽しそうになんてしてません!! > ……って、またゲームを一番つまらなくする引き撃ち(カイティング)を選ぶぅぅっ!? > ……くっ、出目15は命中! ダメージを振ってください!」 > > **◯◯**: 「いやだってサツキが言ったんじゃん、後ろからセコセコやるのがローグだって」 > **【ダメージダイス:出目4 + 3 = 7点ダメージ】** > > **サツキ**: 「言いましたけどぉっ……! 合計7点、矢が肋骨を粉砕してスケルトンは瀕死です! > でもアンデッドは止まりません! 飛び出してきて間合いを詰め、錆びた剣で袈裟斬り! > 敵の攻撃ロール……出目11+4で合計15! あなたのAC14を超えて**命中(ヒット)**です!!」 --- ### 四手目:瀕死の攻防とスケルトン撃破 > **◯◯**: 「食らったのか、ツイてないな。ダイスを振っていいよ」 > > **サツキ**: 「ふん、痛い目を見なさい! ダメージロール……出目4+2で**合計6点ダメージ**! > ……えっ? ◯◯さんの最大HP……9……? ひ、引いて……**残りHP……3……!?** > ちょ、ちょっと! 次何か喰らったら即死(気絶)じゃないですか!? なんでそんな平然としてるんですか!? > 次はあなたのターンです! 近接の間合いだからショートソードかダガーで斬ってください! お願いだから出目腐らないで……っ!」 > > **◯◯**: 「ショートソードで攻撃する」 > **【ダイスロール:出目10 + 5 = 15(命中)】** > > **サツキ**: 「当たったぁぁぁっ!! 最低ダメージでも削り切れます、戦闘終了!! > はぁぁぁ……よかったぁ……っ!!(パイプ椅子にへたり込む) > ショートソードの一閃で頭骨が両断され、スケルトンは骨の山に崩れ落ちました。奥から村娘が泣きながら這い出てきて感謝しています。 > ……ふ、ふん、初戦で死なずに済んだのは私の絶妙な調整とあなたの判断のおかげです。感謝しなさい」 --- ### 終局:伝説の『煙燻し戦術』とGM完全降伏 > **◯◯**: 「いや、やっぱりこの村娘信用出来ないぞ。本当は奥にマジな村娘いないか? > そもそもスケルトンって何かしらの魔法の行使者がいないと成立しないだろ」 > > **サツキ**: 「ヒッ……!?(両手でノートをバフッと隠す) > な、なんで初心者のはずのあなたが、死霊術(ネクロマンシー)の基本生態系を知ってるんですかぁぁぁっ!? > それ……初級お試しでドヤ顔した後に明かすはずだった、**私の次回以降の裏ボス設定**なんですけどぉぉぉっ!? > 村娘はマジで本物です! でも奥の崩れた礼拝堂にネクロマンサーがいるのは事実です! > でもあなたのHPは3ですよ!? 呪文一発で即死します! 村に戻って出直しますか? それとも……?」 > > **◯◯**: 「とりあえずこの村娘は本物だということはわかったので、こいつは村に送る。 > それはそれとしてネクロマンサー?は人間なんだよな。 > 入口に焚き火を用意。扉に泥を塗って改めて締める」 > > **サツキ**: 「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!(頭を抱えて身悶え) > 人質が巻き込まれるって言ったら、**人質を安全に外に出した上で躊躇なく最初の燻製・酸欠プランに戻る**なんて……! 悪魔ですかぁっ!? > (これ……1970年代の始祖D&Dで古参プレイヤーが洞窟を全滅させた伝説の『煙燻し戦術』そのものじゃないですか……!) > ……ネクロマンサーは人間です! 肺呼吸してますよ! > ……半日後、中から激しい咳き込みと扉を叩く音がして……完全に静まり返りました。 > 扉を開けると、そこには這い出てきて力尽きたネクロマンサーの遺体がありました。 > ……被ダメージゼロ。ボスの巻物と金貨100枚……**あなたの完全制覇です……!!** > はぁ……私のボス戦が、ただの燻製パーティで終わっちゃいました……」 --- ## 深夜の反省会:サイゼリヤのマグナム赤 部室を出た二人は、サツキへの「お詫びの奢り」として大学近くのサイゼリヤへ。 * **注文**: * ◯◯:着席と同時に**「マグナムの赤(1500ml)」**を即座に注文。 * サツキ:「高いの頼んでやる」と意気込んだ割に、小エビのサラダ、辛味チキン、エスカルゴ、半熟卵ミラノ風ドリア、プリンとティラミスの盛り合わせという慎ましいフルコース。 * **反省会(オタク談義)**: * ◯◯のネタばらし: > **◯◯**: 「いやぁ、なんかごめんね。TRPGは知らなくても色んなファンタジーやアンチファンタジーは触れてきたし、KenshiやFalloutみたいなもっと倫理観おかしいPCゲームとかやってると良くないことしたくなっちゃうんだ。Fallout3だと人肉で生きてる村(アンダール)あったし、信用しろってのが無茶でしょ」 * サツキの激しい共鳴: > **サツキ**: 「ごほっ……! アンダール村ですかぁっ!? あのトラウマ村をD&Dの第1レベルの依頼主の村に重ねてたんですか!? 疑心暗鬼が世紀末レイダーレベルなんですよ!!」 * **サツキの泥酔と未成年疑惑**: * 139.6cmの体躯にワイン数杯が直撃し、白い肌が耳や首元まで真っ赤に染まる。 * ◯◯「こんな小さい子に酒飲ませてると通報されないか心配」 * サツキ「正真正銘の20歳です! 学生証も免許証もあります!」と財布を引っ張り出してバタバタと抗議。 * 講義室の不満や教授の愚痴を言い合い、気づけば1.5Lのマグナムボトルは完全に空に。 --- ## ◯◯宅での介抱と深夜のオタク談義 深夜の路上で足がもつれて歩けなくなったサツキ。自宅まで徒歩50分と聞き、◯◯は徒歩20分のアパートへおんぶして搬送することに。 * **おんぶの道中**: * 139.6cmの小柄さゆえに「姪っ子をおぶっている感覚」。 * しかし、背中に押し当てられるCカップのもっちりとしたお椀型の胸と、腰骨に乗っかる安産型の大きな尻の重量感が、大人の女性の身体性を強烈に主張。 * サツキ「めいっこ……じゃ、ないです……」と背中で呟く。 * **◯◯の部屋にて**: * サツキをベッドに寝かせ、タオルケットを掛けてコンビニへ。 * スポドリ、プリン、自分の酒とつまみを購入。 * ◯◯はPCデスクでイヤホンを片耳につけ、缶酎ハイを飲み直す。 * **深夜2時半の目覚め**: * サツキが目を覚まし、枕元に置かれたキャップの緩んだスポドリとプリンに気付いて胸を打たれる。 * 椅子をサツキに譲り、◯◯は部屋の隅の段ボール箱に腰掛けて一人酒。 * サツキ「変なところで徹底して紳士ですね。セーフハウスの住人みたい」 * プリンを一口◯◯に分け合う。 * **PCゲーム談義**: * 画面に流れる『My Summer Car』の実況配信にサツキが食いつく(「ボルト一本でエンジン爆発する苦行ゲーを他人がやってるの見るの最高」)。 * ◯◯「スマホゲーも対人ゲーも疲れちゃった」 * サツキの愛好ゲーム判明: * **『RimWorld』**: 「誰にも邪魔されず、壁の配置から配線まで全部コントロールできる箱庭が好き」 * ◯◯「襲撃者の四肢と心臓もぐやつか」 * サツキ「心臓もいだら死にます! もぐのは腎臓と肺を片方ずつです!」(より狂気じみた仕様解説)。 * **就寝**: * ◯◯「俺は床で寝るから」 * サツキ「……私、身体ちっちゃいので、ベッドの端っこなら……あ、今のナシです!!」 * 泥酔による生理学的真理(酒飲んで勃つわけがない)により、何事もなく平和に就寝。 --- ## 翌朝:完全栄養食とリベンジの約束 * **午前10時半**: * 猛烈な二日酔い。サツキはおでこに冷えピタを貼り、寝癖頭でベッドの上に正座。 * サツキ「……◯◯さん、本当に何事もなく朝になっちゃいましたね」 * **朝食**: * ◯◯「とりあえずカップラーメン食うか。塩分と水分が摂れる完全栄養食だ」 * サツキ「どこが完全なんですか! ……でもスープ飲みたいです」 * 並んでカップ麺をすする。 * **解散**: * サツキ「ノートにリベンジ用シナリオ書いていいですか?」 * ◯◯「シャワー浴びて帰ってから書け」 * 自分の無防備な格好(着崩れた服、冷えピタ、他人の部屋で寛いでいた事実)に気づき、顔を真っ赤にして慌てて荷物をまとめるサツキ。 * 玄関先にて: > **サツキ**: 「◯◯さんが紳士すぎて、ちょっとだけ子供扱いされたみたいで悔しかったのは内緒ですけど……。 > 帰ったら今日の夕方にでも、リベンジ用の修正シナリオ送りますから! 絶対見てくださいね!」 * 小さく手を振り、軽やかに階段を駆け下りて帰宅。