メローレス
[静かな林]
林の中にある小さな池。水たまりと言っても差し支えのないような、緑に濁った水場に、人魚風の女がぷかぷかと仰向けに浮かんでいる
メローレス
[静かな林]
冒険者にして旅人であるメローレスは現在、ハーヴェス→ユーシズのモノ運び任務の帰途にある。行きは荷物を濡らさないよう街道を進んだが、帰りはある程度川下りを使えるので楽な道のり。この宿場町には昼飯のために立ち寄ったが、どうやら大きな隊商も逗留しているようだ
メローレス
[静かな林]
いまのメローレスは食休み中。たらふく食べた昼食が今もお腹を重くしている……消化し切るまでこうして、手近な水場で森林浴も兼ねてゆったり過ごそうとしているわけだ。油断すれば昼寝してしまいそうだが、そこまで急ぐ旅路でもない
メローレス
[静かな林]
富栄養により水中には藻がはびこり、透明度はほとんどなく、淡水独特の青臭さが包む。エルフでも身を浴すのをためらうような環境だが、長い時を水とともに過ごしてきたメロにとっては概ねどんな水でも友達といえる。自らの天地使いのわざで清浄な水を生み出すことは可能だが、自然の水に浸かることで得られる安堵というものも確かにある
メローレス
[静かな林]
「……木の森はいいね。ワカメやサンゴの森とは違った趣がある……」 ぷかぷかと白いお腹を水面に光らせながら、茫洋と木漏れ日を見上げる
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
カサ、と草を踏み分ける音がした
なにやら草を籠に入れた少年が水場に近づいてきている
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「…?」
村人に頼まれて薬草採取に来たのだが、なんだろう…
池に何か浮かんでいる…?
メローレス
[静かな林]
ちらり、物音のしたほうを見る。頭が横を向けば、特徴的なエルフ耳がぴんと天を向くのも見えるだろう。小柄な少年の姿を認めるが、それだけでは特段の反応は返さない
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
人型、長耳、こちらを向いた
溺れているわけでもない、生きたエルフ…のはずだ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
だが何故こんな濁った池に?
とりあえずは…
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「こんにちは!」
元気な声で挨拶をしてみます
メローレス
[静かな林]
「おぼッ…」 突如響いた元気すぎる挨拶に驚き、びくっと身を震わせ、仰向けに安定して浮かんでいた身体がにわかに沈む。ばしゃん、と飛沫が立つ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「!?」
あれっ!?余裕そうにしていたエルフなのに急に沈んだ!?
メローレス
[静かな林]
それほど深くない、ヘドロの溜まった水底に人魚の足をついて、上半身だけを水面から覗かせる体勢に持ち直して
メローレス
[静かな林]
「………げ、元気の良い挨拶ではないか。この村の子供か?」 交易共通語で問う。チルド君ほどの声量ではないがよく通る声
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「えっと、もしかしておどろかせてしまいましたか?」
「もうしわけありません」
まずは謝罪から入り
メローレス
[静かな林]
「うん、驚いた。危うく昼飯が逆流……いやなんでもない……大丈夫……」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「いえ、冒険者です!」
「村のひとに頼まれて薬草をあつめていました!」
正式な依頼ではなく、小遣い程度の金でやっている
メローレス
[静かな林]
「ほう、冒険者だったか。メロも冒険者だ。ユーシズからハーヴェスまで帰る最中で、いまは任務はないけどね」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「そうでしたか!」
「あ、もうしおくれました!チルド・ヴァナイルと申します!」
名乗られた?のでこちらも
メローレス
[静かな林]
「メローレス、海エルフだ」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「メローレスさんですね!」
「ところで、メローレスさんはどうしてこの池で…?」
パッと見ただけでも泳ぐのには向いていない
メローレス
[静かな林]
「………ここに水があるからだ」 ちゃぷ、と細い手で池の水を掬ってみる。やはり緑色で汚い
「川の水のほうが綺麗だが、流れない水で休みたいと思ったからだ」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「なるほど…?」
エルフの人は水に浸かるだけで体力が回復する
その水の状態や種類にもこだわりがある人もいるのかも…と種族事情だと受け入れ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「しつれいしました!おじゃましてしまいましたか?」
メローレス
[静かな林]
「ふふ。あまり目立たないようここを選んだというのもあるが、見つかってしまったものは仕方ない。お邪魔になったのは確かだが、構わないよ」 歯に絹着せない率直な物言いをしつつ、池を泳いでチルドのほうへ近づく。地上に上がろうとはしないが
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「ありがとうございます!」
とはいえ邪魔にはなってしまったらしい
本来の目的をこなしていこう
メローレス
[静かな林]
「……薬草採りねぇ。チルドはまだ駆け出し冒険者なのか?」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「いえ!けっこう長くつづけています」
「1年くらいでしょうか」
ウソは言っていない
受け答えをしながら水辺に生えた薬草を鑑別しながら採取している
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
それなりに堂に入った採取のさまだ
レンジャーなのかもしれない
メローレス
[静かな林]
「1年か。それならまだまだこれからってところだろうな……」 エルフの尺度と相手の小さな体躯で、勝手に力量を推察し、内心ちょっとナメて見ている
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「はい!これからもっと強くなりたいですね!」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「メローレスさんはどのくらい冒険者をしているんですか?」
大人というものは会話のキャッチボールができるもの
こちらからも雑談をしかけます
メローレス
[静かな林]
「メロは自分のペースでぼちぼち冒険者稼業をこなして、んー……20年弱かな。ようやくハイペリオンの位を認められた」
メローレス
[静かな林]
「チルドもこつこつ、自分にできる仕事を堅実にこなして、メロと同じところまで登ってくるといいぞ」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「ハイペリオン!すごいですね!」
高位冒険者だ!とキャッキャしている
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「そうですね。お仕事をこなせば強くなれますし、お金もいっぱいかせげますもんね」
メローレス
[静かな林]
「うむ。……まあメロの場合は、冒険者になる前の海暮らしの100年のほうが鍛えられた気がするけどね」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
次に近くの樹々からも探し始める
これはよく似た毒草だからダメで、こっちは取りすぎるとまた生えるまで時間がかかる…
メローレス
[静かな林]
「冒険者が金を稼げるのは確かだが、同じくらい出ていく量も多い……この感覚には未だ慣れないね」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「メローレスさんは魔法使いですか?魔晶石、たくさんつかいますよね…」
純戦士だが高位練体士なのでドカ食いする
メローレス
[静かな林]
「うむ、魔法使いだ。真語をかなり、操霊をほどほどに使いこなす。武器と呼べるものはほとんど握ったことはないな……」 細く白い腕を伸ばして見せつけながら
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「ボクは戦士をしています!」
いったん薬草を入れた籠を下ろして筋肉のコブを作ろうとする
パッと見た感じだとぷにっとしていてコブが出来ているようには見えない
メローレス
[静かな林]
「薬草探しの任を負っているということは野伏も兼ねているようだな」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「はい。|斥候《せっこう》もできますよ!」
むしろそっちのが得意
メローレス
[静かな林]
「将来はどのような冒険者になりたいんだ? 鎧に身を包む重戦士か、軽装で舞う軽戦士か、それとも魔法戦士か……」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「戦うときには鎧をつけてこれをつかっています!」
背中に背負っていたやけに長い袋の1つを外すと、そこから鋼鉄製の錨が出てきた
10フィート棒ではなかったようだ
メローレス
[静かな林]
「………………!!?」 なんだこれは。錨? おおよそ武器には見えないシロモノだが……目を丸くしてしまう
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「こう、ふりまわして敵を倒します!」
身の丈の2倍以上ある錨をブン!と風を切る音と共に素振り
メローレス
[静かな林]
「おわわっ……」 風圧が池に波紋を作る。押し倒されるほどのものではないが、むしろ気圧されてしまって再びバランスを崩す
メローレス
[静かな林]
「……ほ、ほんとに実戦で使えるのか、そんなん……?」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「あ!ごめんなさい!」
もっと距離を取るべきだった
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「はい!それがとりえなので!」
「でも、ボクよりもっと軽くこんな武器をふりまわせる人もいて…|精進《しょうじん》あるのみです」
メローレス
[静かな林]
「…………興味深い少年だ。少し実力を測らせてもらってもいいか?」 じろり。好奇と挑発の視線を向ける
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「じつりょく、ですか?」
「なにをするんです?」
メローレス
[静かな林]
【インスタント・ゴーレム】Lv3/MP10/接触→接触点/6R/即席でゴーレムを作成する
2d6
[静かな林]
SwordWorld2.5 : (2D6) → 10[4,6] → 10
メローレス
[静かな林]
「──|短創《エルサイア》」 水面に手を突っ込み、人魚服の中から何かを探りつつ、短く魔法文明語を唱えると
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
『ビーーーー!!』 肉のゴーレムが飛び出す
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「わ、ゴーレム」
しかも瞬時に作成した
|大魔法使い《ウィザード》じゃないと出来ない魔法だ
メローレス
[静かな林]
「攻撃はさせないが、まあまあすばしっこいぞ。駆け出し冒険者が無理して重武器なんて担いだら当たらないだろうが……チルドは当てられるか?」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「わかりました!ぜんりょくでやらせて頂きます!」
挑発に乗った…というよりはわざわざゴーレムまで出してもらった以上、
全力を出すのが礼儀だと思った
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
『スッ スッ』 草むらの中、チルドの眼の前で挑発的にスウェーを繰り出す
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
とはいえ当てるだけ。キャッツアイとデーモンフィンガーだけ使って殴りかかりましょう
《岩脈正中撃》を宣言して攻撃します
2d6+23+1+1-2 命中
[静かな林]
SwordWorld2.5 : (2D6+23+1+1-2) → 5[4,1]+23+1+1-2 → 28
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
2d+5+0 回避力
[静かな林]
SwordWorld2.5 : (2D6+5+0) → 8[2,6]+5+0 → 13
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
k95tf6+27@9 威力
[静かな林]
SwordWorld2.5 : KeyNo.95c[9]tf[6]+27 → 2D:[6,6 4,2]=12,6 → 28,16+27 → 1回転 → 71
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
:HP-(71-2) 防2
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
HP:45-(71-2)>-24
フラービィ・ゴーレム
[静かな林]
『ビ!?』
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「───ジャアッ!!」
咆哮とほぼ同時に鋼鉄の塊を正面から振り下ろす
流派の技はゴーレムの脆い部分を的確に穿ち…
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
ゴーレムを細かい破片と化して飛び散らせます
メローレス
[静かな林]
「…………………お、おおおお、お………」 絶句するほかない。巨大魔動機の大口径ガンの射撃さえも2発は耐えたゴーレムが、一瞬でミンチに……
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「…これでどうでしょうか!」
フンスフンス
メローレス
[静かな林]
ヘドロの中に棲んでいた魚たちが肉片を食べようとパシャパシャと水面を鳴らす中、メロはただ立ち尽くし、実力の差を本能的に感じてぶるっと全身を震わせ……
「ちょっと漏………ゲフンゲフン。ほ、ほんとうにチルド、駆け出し冒険者なの……?」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「いえ?違いますよ」
「1年くらいは冒険者をずっとしているので!」
おそらく本来取るべき依頼後の数日の休息などをほぼ取っていない
メローレス
[静かな林]
「ずっと……ずっとか……」 それでも冒険者としての稼働日数は自分とそれほど変わらないだろうに、と思ってしまうが
「……いやはや。やはりアルフレイムは広いものだ。思わぬところに思わぬ猛者がいるものだなぁ……この前の海岸も……」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「メローレスさんもすごいですよ!あのゴーレムをすぐ作る魔法、つよくないと使えないですよね!」
褒められたのでこちらも褒め返す
それが大人だ
メローレス
[静かな林]
「……ま、まあそうだな……! 稀な技術であることはたしかだ、同格以上の使い手はほぼ見たことないが……」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
ウンウンと頷いている
ハイペリオン級冒険者はやはり強者…!
メローレス
[静かな林]
「しかし……相当な実力者と見えるが、そんな冒険者も薬草採りなんていう小銭稼ぎをするもんなんだな、冒険者業界って……」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「村のひとに頼まれたので!”正義を成す”それがティダンさまから頂いた使命です」
困っている人を助けるのは正義!
メローレス
[静かな林]
「………それもそのとおりだな。薬草なんて、冒険者にも村人たちにも、あるだけあって困るものではない」
「たまたま請け負う人がいなくて、チルドが従事しているというだけのことなのだろう。……殊勝なことだと思う」 素直に感心しつつ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「えへへ…」
褒められて嬉しそう
まるで子供だ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
そしてその言葉でまだ薬草を集め終えていないことを思い出し
武器を収めてまた薬草採取に戻る
もうそろそろ籠いっぱいだ
メローレス
[静かな林]
「……メロのほうがとんだ邪魔をいれてしまったな。だがいいものを見せてもらった。いつか肩を並べて戦える日が来たらもっといいな」 池の中程まで引っ込みながら
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「そうですね!縁が合いましたら!」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
最終的に池の周囲をぐるっと一周
それで薬草を籠いっぱいに…と
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
最中、メローレスさんがどうしても視界に入る
そして今まで緑の水で見えなかった足がチラリと見えた
メローレス
[静かな林]
「……み、見るなっ、下は……」 普段は人魚の装いを誇らしげに見せつけているが、今だけは視線がそこに向くをの拒絶し、藻の中に隠そうとする
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「変わった水着ですね!」
まさかマーマンなわけない、とある意味真っ当な判断を下した
メローレス
[静かな林]
「そ、そうだ、水着だ。だから……えーと……だいじょうぶ、だ」 何が大丈夫なのか?
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「あ、見ちゃダメでしたか!?ごめんなさい!」
そうだった、半裸だから許可取らないと見ちゃダメか…!
メローレス
[静かな林]
「う、うむ。別の機会にならいくらでも見ていいから……」 もじもじ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「はい…?わかりました、別の機会に…?」
何が別の機会なのか分からなかったがわかりましたと言う
それも大人だ
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「ヨシ!」
何故か微妙になってしまった空気を払拭せんと薬草籠を掲げる
依頼達成!
メローレス
[静かな林]
「に、任務達成か。おつかれさま、チルド」 池の真ん中に立ち尽くしたまま眺めていた
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「はい!あとは村のひとに渡すだけです!」
「ボクはもどりますが、メローレスさんはどうなさいますか?」
薬草採取中ずっと池に入っていた
そろそろ上がったりするのだろうか?
メローレス
[静かな林]
「……も、もう少しだけ休んでから川の方に行くよ。気をつけて帰ってね、チルド」
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
「わかりました!」
「ではまた!縁が合いましたら!」
思ったより疲れていたのかもしれないな
これ以上お話しするとお邪魔してしまう
チルド・ヴァナイル
[静かな林]
最後にまた元気よく別れを告げて退場!
メローレス
[静かな林]
「ええ、また」 去っていく少年を、やはり微動だにせず見送り……
メローレス
[静かな林]
「………………バレてない、よな」 濁り水の中で人魚服の留め具を外し、がぼがぼ、と鳴らしながら布地をゆさぶり、内に溜まった水を入れ替えようとする
メローレス
[静かな林]
「………い、いや。堂々としろメロ。メロは『水』だ。束縛されない自由な水だ。水を『出す』ことに何を恥ずかしがることがある……」
メローレス
[静かな林]
──林の池の富栄養化がまた少し進んだ