「んっ……いいよ、すごく上手っ……そのまま続けて勇太君……っ」 ベッドに腰掛けたファヨンは、股ぐらに顔を埋めさせ秘所に舌を這わさせている少年の後頭部を、汗で微かに湿った柔らかい赤髪を撫でながら、抑え込む。 全身に間断なく巡る甘い痺れと歪んだ高揚で惚けた顔のまま、彼の目を見つめると、潤んだ橙の目から、懇願が見えた。 抑えつける手を名残惜しく緩めると、勇太は顔を離し、荒い呼吸をしばらく続けた。 「ミアーン……でもお姉ちゃんはこれ好きでさ、許して?」 勇太は荒い息のまま何も言わず、目の潤みを拭って俯き、息を整える。 「ねぇ。今日こそ最後までしよ?」 ファヨンは歪みが混ざった笑みで勇太に近づくと、一瞬仰け反りかけた彼の頬に手を添え、強引に唇を重ねる。粘性を帯びた音が鳴り、離した唇の唾液が繋がりの糸を残したまま、ファヨンは勇太をベッドに押し倒し、そのまま覆い被さる。 「やめて、くだ、さい。俺……」 「大丈夫だよ、勇太君」 ファヨンは弱々しく堪え顔を横に向けた勇太の手を自分の乳房に触れさせ、まだ幼げに震えつつも雄を象徴するように反り立つ陰茎に上から秘所を宛てがい、微笑んだ。 「お姉ちゃんも初めてだから」 そしてそのまま純真(わがまま)に身を任せ腰を落とした。 「ぃ……思ったより、痛くないし……やっぱり、気持ちいい」 ぷちりと、緩衝材を潰したような音と共に微かな痛みを感じ、一瞬だけ目を眇めた。だがその痛みも多幸の洪水により押し流され、下腹部から繋がった少年の熱と心地よさが、肉体に穴を開けるような勢いで脳まで突き抜けていく。 「ファヨンさん、抜いてください……血……」 胸なら手を離せない勇太が、彼自身も感じたことのない快感とそれでもなお残る理性と在り方を支えに、弱々しく、ファヨンに懇願した。 サランスロウォヨ(愛らしい)。そう呟いたファヨンは彼との繋がりに視線を落とし、勇太に笑いかけた。 「本当に優しいね、勇太君。でも、全然大丈夫」 跨ったまま彼の手首をほんの少し強く掴んだ。勇太は引き離そうと腕を動かそうとしたが「いいよ。好きにして」と甘く発したファヨンの言葉に、ついに本能に抗うことが出来ず、乳房を揉んた。 「ん……いいよ……もう少し強くしても……」 暖かくも、デジタルワールドでの苦労からか幼さの中に芽生えだした逞しいから繋がる快感。まだもっと、欲しい。下腹部に胸にと流れ続ける圧倒的な多幸に従うがまま、ファヨンは腰を上げ、落とした。 「んっ!ファヨン……さん。待って、それ」 「ヤダ。やめない」 陰茎が暖かく擦れる心地よさを、涙すら見える目で堪える勇太を、イタズラに笑ってファヨンは貪る。 蕩けた声が、止め処無く漏れる。粘性の交じった水音と肉体を優しく打ちつける音が一室に鳴り続け、本が倒れた音を掻き消した。 それからひたすら貪る最中、繋がりが少し、膨らんだように感じた。それからすくま、根元から堪えるような動きがした。 アムハンテドアンジュルコヤ(誰にも渡さない)。ヌグボダサランヘ(誰よりも愛してる) 純真から生まれた一方的で歪みきった愛の言葉を抑え込んだファヨンは動きを止めると、勇太に顔を近づけた。 「いいよ。我慢しなくて。お姉ちゃんが全部受け止めてあげる」 唾を飲み込んだ音が聞こえ、膨らみは更に大きくなると、そのままファヨンはまた強引に唇を重ね、赤い髪を慈しむように、撫でた。 「っぁ……出……」 堪えきれない声と共に勇太の陰茎が震え、熱いものがファヨンの胎に注がれる。ファヨンは堪えきれない快感から高く叫び、唇を重ねた姿勢のまま全身が張り詰め、硬直した。 「っぁ……まだ……続いてる……」 注がれた精の快楽が全身を巡り、胎から溢れたどろりとしたものが皮膚に触れる。唇を離したファヨンは勇太の頭を撫でると、彼は涙目でされるがまま、息を吐いてファヨンの目を見た。 「……ねぇ、気持ちよかった?勇太君」 勇太は目だけを背け、答えなかった。心残りか、それとも本当に理性か。はたまた、恐怖だったか。それでもファヨンは「アタシはすごく良かった」と笑いかけると、彼は目を瞑った。 「っぁ……ねぇ」 それからまた、繋がったままの陰茎が、ほんの少し動いたことにファヨンは口元を歪ませ、顔を背ける勇太の顔を優しく乳房で包み込み、意図せず出た低い声で、告げた。 「もっと、しよ?」