フォス・フィロン
[大浴場2]
カラカラ、と戸を空けて大浴場へと入り、会話が盛り上がっている箇所をチラリと横目で見て、邪魔をしないように流し場へと向かう。
桶でお湯を掬い、タオルに含ませて、髪を包み込むように湿らせていく。熱いお湯を被るのはあまり髪に良くない。
ポンポンと叩くように。ゆっくりと濡らしてから、揉み込むように予洗い。その後、汲んでから時間が経って少し冷めたお湯で、ゆっくりと流していく。
フォス・フィロン
[大浴場2]
再度お湯を掬い、しばし置いて冷ましておくとして。その間に髪に香油を揉み込んでいく。
丁寧に、時間をかけて。しっかりと洗い整えていく。髪は女の命とも言うからの。
桶に指を入れて温度を確認。頷いて、そっとお湯を流し、香油を落としていく。
フォス・フィロン
[大浴場2]
「──ふぅ。気持ちいいの……」
気軽に入ることのできる大浴場がある。それだけで拠点にするに足る理由となる。
続いて身体を洗っていく。肌を磨く、とも言うのぅ。
ルーチア
[大浴場2]
「たのもー!」元気良さそうな子が入ってきて
フォス・フィロン
[大浴場2]
おや。可愛らしい子がやってきたの。
軽く頭を下げて挨拶をしつつ、石鹸の泡で身を包んでいく。
ルーチア
[大浴場2]
「…あっ、ごめんなさい声大きかったですか?」他に人が居ることに気づいて謝って
フォス・フィロン
[大浴場2]
「いんや。元気なのは良いことさね。気にしなくて良いでありんす」
クスクスと笑いながら、指先、足先まで丹念に洗って。お湯を被り、汗や汚れと共に泡を落としていく。
ルーチア
[大浴場2]
「よかった…あ、私はルーチアって言います。今日は巡業でこの辺りに来たんですけど…こんな大きなお風呂があるなんてびっくりしちゃいますた。」ぺこりと会釈を返してからルーチアも自身の身体を洗っていって。白い泡にも黒い肌が奥の方に透けて見えて
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ほむ。わっちはフォスでありんす。よろしくの、ルーチアちゃん」
「気軽に入れる湯処があるのはとてもありがたいことじゃの。存分に愉しみなされ」
ルーチア
[大浴場2]
「はい!分かりましたフォスさん!」
フォス・フィロン
[大浴場2]
元気に応えるルーチアさんに笑いかけて、身体を洗い終えたので湯船へと向かう。チャプン、と浸かって、気持ちよさそうに息を漏らす。
「──はふぅ……」
温まって、だらんと力を抜く。この大浴場は、小型の種族でも入りやすい浅いスペースがある配慮がありがたいのぅ。
ルーチア
[大浴場2]
「えへへ、お湯が温かいなぁ♪」そのまま泡を流して綺麗になって
「近く、失礼しますね」泡を流し終えてフォスの近くに座って
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ふふ。わっちに許可を取る必要はありやせん。お好きになさいまし」
「……先に、巡業、と言っておったの。ルーチアちゃんは、なんの仕事をしているんでありんす?」
のんびりしている時に話しかけられるのを厭う者も多いが、これまでの様子から彼女はそうではないと判断して、そっと話題を提示する。
ルーチア
[大浴場2]
「あ、それはですね『マカジャハット・プロ・グラップリング』って言うんです!フォスさんはご存じだったりしますか?」折りを見て話題にしようと思っていたことに触れられ、嬉しそうに答えて
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ほむ。噂には聞いておるよ。残念ながら、観戦したことはないでありんすが」
ルーチア
[大浴場2]
「なるほど…それなら今度近くで公演をやるのでよかったら見ていってください!1週間ほど居る予定なのでフォスさんの都合が良い時にでも!」
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ふふっ。それもいいのぅ。元々、良いネタになるやもと、気になってはいたし、の」
「ルーチアちゃんのような可愛い子に直接営業されたとなれば、行かないわけにはいかんの」
ちょうど働いてきたばかりで懐には余裕もある。
ルーチア
[大浴場2]
「えへへ、ありがとうございます!フォスさんが楽しんでくれるように精一杯頑張りますね!」力こぶがない腕を張り切って挙げて
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ふふっ。楽しみでありんす」
言いながら、ルーチアさんの身体を観察する。……成熟している、とは言い難い、幼い身体。
「とはいえ、あまり無理はせんようにの」
ルーチア
[大浴場2]
「はい、身体が資本ですから!」子供にしてはしっかりとした身体付きではあるがそれでも特有の柔らかさは残っているのが見える
フォス・フィロン
[大浴場2]
まぁ、まだまだ幼くとも、種族柄わっちよりはおおきいんでありんすが。
「それを意識しているなら、これ以上は年寄りの冷水じゃの」微笑んで。
「ルーチアちゃんの活躍、必ず観に行かせて貰うでありんす」
ルーチア
[大浴場2]
「はい!…あれ、フォスさんって綺麗な人なのに年寄りって?」ふと疑問に思って首を傾げ
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ん? あぁ、まぁ実のところ、年寄りと言うほどではないんでありんすが」
32歳。レプラカーンの寿命を考えれば、まだまだ若輩の枠に入る。
「……小さい子たちと触れ合う機会が多いと、どうしても差を感じてしまっての……」
ルーチア
[大浴場2]
「あ、そうだったんですね。でもフォスさんは綺麗で美しくて素敵な大人だな、って思います!」子供特有の大人への憧れの視線でフォスの事を見て
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ふふ。そう言って貰えると、とても嬉しいのう」
思わず頭を撫でようとして、初対面の相手にすることではないと手を引っ込める。
「ルーチアちゃんも可愛くて、頑張り屋さんじゃもの。そんな子のお手本になれるよう、わっちも頑張らないとの」
ルーチア
[大浴場2]
「おお…これが大人…!カッコいい…!」目を輝かせて
フォス・フィロン
[大浴場2]
……今の、カッコよかったかの……? 首を傾げつつ、曖昧に微笑む。
フォス・フィロン
[大浴場2]
「……とはいえ、大人になることは良いことばかりではないからの。ルーチアちゃんは今のうちに色々と楽しんでくりゃれ」
「若い時にしかできないことは、沢山あるからの」
なんて、また年寄りみたいなことを言ってしまったのぅ。
ルーチア
[大浴場2]
「大人になると出来ないこと…あ、座長さんが最近脂身が辛いって言ってたのはそういう事だった…!?」なんかズレている気もするが自身なりに納得して
フォス・フィロン
[大浴場2]
「クフフ……。確かに、それもそうじゃの……」笑いを堪えつつ。
「……ルーチアちゃんは、グラップリング以外に、したいことはないのかえ?」
ルーチア
[大浴場2]
「グラップリング以外に…うーん、そう言われるとあんまり考えたこと無かったかも…?」まだ一つの事に集中している状態のようで
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ふむり。まだまだ先を決めるのは早いからの。興味が湧くものを見つけて、試してみるのが良いさね」
ルーチア
[大浴場2]
「ふむふむ…あ、この前読んだ冒険小説が面白かったから続きを読んでみたいかも?」
フォス・フィロン
[大浴場2]
「ほむ。それはそれは」
ニタ、と少し意地悪く微笑んで。
フォス・フィロン
[大浴場2]
「冒険物語が好きでありんしたら、その小説の作者には悪いでありんすが……ファンを奪ってしまおうかの」
「──さて、これより語るは、偉大な聖騎士になろうと努力する少女の物語──」
唐突に、壮大な口調で、物語を紡ぎ始める。
ルーチア
[大浴場2]
「おぉ…!」時おりリアクションはするも大人しくフォスの語り口をジッと聞いて
フォス・フィロン
[大浴場2]
これまで見聞きした冒険譚を『語り部』の技能で面白おかしく語る。
フォス・フィロン
[大浴場2]
「──そうしてついに、かの聖騎士は、試練を打ち倒したのであった……」
「──ご清聴、ありがとうござんした」
一つの冒険譚を語り終え、ふぅと息を吐く。
ルーチア
[大浴場2]
「わぁ…すっごく、面白かったです!」興奮して立ち上がり…完全にお話に夢中になった子供の姿のそれであった
フォス・フィロン
[大浴場2]
その反応を見て心が温かくなる。楽しんでもらえるのはやっぱりいいの……。
フォス・フィロン
[大浴場2]
「このように、世には様々な冒険譚が溢れておる。わっちはそんなお話を沢山集めているでありんす」
「いつかルーチアちゃんのことも語れると嬉しいの。だから語りたくなるほと、立派になってくりゃれ」
ルーチア
[大浴場2]
「はい!冒険者もいっぱい頑張ってフォスさんにもきっと届くように目指しますね♪」えへへと微笑んで
フォス・フィロン
[大浴場2]
「とはいえ、先も言ったでありんすが、無理はしないようにの。怪我したら元も子もないでありんす」
「……冒険者もやっているなら、いつか依頼で一緒になることもあるやもしれんの。その時はよろしく頼むでありんす」
ルーチア
[大浴場2]
「はい!その時はよろしくお願いします!」手を差し出して握手を頼んで
フォス・フィロン
[大浴場2]
そっと手を取って握手します
ルーチア
[大浴場2]
しっかりと握りぶんぶんと
「ふぅ…私の方はそろそろ失礼しますね。フォスさんありがとうございました!」
フォス・フィロン
[大浴場2]
「あまり長湯しても疲れるからの。お疲れ様」
ひらひら、と手を振って見送る。わっちはもう少しのんびりしていくでありんす。
ルーチア
[大浴場2]
「はい!フォスさんもお元気で!」最後に元気に挨拶をしてから浴場を後にして