椿姫リメイク 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第一部:第1章〜第2章前半】 ================================================================================ 第1章:五月一日の回帰と、黒き影の嘲笑 ================================================================================  ピピ、ピピ、ピピ――。  無機質な電子音が、規則正しい間隔で鼓膜を叩いている。  水無月椿姫は、重たい瞼をゆっくりと押し上げた。視界に最初に飛び込んできたのは、見慣れた自室の白い天井と、レースのカーテン越しに差し込む、眩いばかりの新緑の陽光だった。  ひやりとした朝の空気が、シルクのパジャマの隙間から滑り込み、陶器のように滑らかな白い肌を撫でていく。華奢な鎖骨の窪みが微かに上下し、その下に備わった、少女の細身な骨格には不釣り合いなほど豊満な双丘が、深い呼吸とともに柔らかな曲線を描いて隆起した。  椿姫は上半身をわずかに起こし、乱れひとつない漆黒の長い髪を耳へと掛けた。頬のラインに沿ってぱつんと切り揃えられた姫カットの毛先が、白い首筋に吸い付くように揺れる。  伸ばした白い指先が、サイドテーブルの上で鳴り続ける目覚まし時計のボタンを押した。静寂が戻る。そして彼女の黒曜石のような瞳は、時計のすぐ隣に置かれた小さな卓上カレンダーへと向けられた。  『5月1日』  赤い数字で印字されたその日付を、椿姫は瞬きひとつせずに見つめた。  昨日まで、そこには『5月31日』という数字が並んでいたはずだった。一ヶ月に及ぶ両親の海外出張が終わり、同時に、椿姫にとっての「世界の終わり」が確定した、あの忌まわしい五月の最終日。  時計の針は午前七時三十分を指している。時間は確かに、三十日分もの過去へと巻き戻っていた。  ――ズルリ、と。  その時、朝の爽やかな光が届かない部屋の四隅で、異様な音が響いた。  壁紙の継ぎ目や家具の隙間に落ちていたはずの単なる「暗がり」が、まるで底なし沼の泥のように粘り気を帯びて蠢き始めたのだ。黒々とした澱みは床を這い、不気味な泡を潰すような音を立てながら、ひとつの巨大な影の輪郭を形作っていく。 『クク……クカカカカ……! 目覚めたか、愚かな娘よ。見たであろう、針は戻った。我の言った通り、貴様の時間は閉ざされたのだ』  鼓膜ではなく、脳髄の奥底を直接爪で引っ掻くような、重く湿った嘲笑の声。  異形の影は、ベッドの上の椿姫を見下ろすように鎌首をもたげた。 『貴様が我が前に跪き、その穢れなき胎を我に捧げ、我が花嫁とならぬ限り……この五月は永遠に繰り返される。何度足掻こうとも同じよ。貴様の時は、この五月の檻の中で永遠に腐ち果てるのだ……!』  常人であれば、悲鳴を上げて腰を抜かすか、正気を失って部屋の隅で震え上がるような怪異の顕現。  しかし、椿姫の表情は少しも動かなかった。ただ、その整った眉がわずかに寄せられ、絶対零度の凍てつくようなひややかな眼差しが、蠢く黒い影へと向けられただけだった。 「……朝っぱらから、虫唾が走る声を聞かせないでいただけますか」  鈴を転がすように澄み切っていながら、刃物のように鋭い声だった。  椿姫はベッドから優雅に足を下ろし、素足のままで冷たいフローリングの床に立った。 「花嫁、ですって? 冗談も休み休み仰って。あなたのような薄汚い澱みの種を宿すくらいなら、今この場で舌を噛み切って死んだほうが、何倍も清々いたしますわ」 『な……っ、貴様、我を誰と心得て――』 「誰であろうと興味はございませんわ。私のこの身体は……髪の毛の一本から、爪の先、まだ誰も触れたことのないこのお腹の奥に至るまで、すべて兄さんお一人のために在るのです。兄さんに貪られ、兄さんに愛されるためだけの聖域なのですよ。泥水のような化け物が、気安く視線を絡めないでくださる?」  椿姫がぴしゃりと言い放つと、部屋の四隅の影は不快げに波打ち、低く唸り声を上げた。だが、彼女のあまりにも揺るぎない拒絶と、その瞳の奥に宿る狂信的なまでの黒い炎に気圧されたように、影はそれ以上近づくことなく壁の染みへと沈み込んでいった。  ひとり残された自室で、椿姫は自らの下腹部にそっと両手を当てた。  脳裏に蘇るのは、巻き戻る前の「一周目」の記憶だ。  五月一日、両親が海外へと発ち、大学生の兄・水無月はじめと二人きりの生活が始まった。椿姫は幼い頃から、周囲が求める「完璧で品行方正な妹」の仮面を被り続けてきた。家事を完璧にこなし、学業でも常に首席を取り、兄の手を少しも煩わせない、誇らしい妹。そうしていれば、いつか兄は自分の価値に気づき、誰よりも特別な存在として一生隣に置いてくれるはずだと信じて疑わなかった。  だが、その愚かな忍耐の果てに待っていたのは、悪夢のような結末だった。  五月二十九日の夜。大学の飲み会の帰り道、はじめは駅裏の廃ビルで、不良グループに襲われ輪姦されていた同じ大学の女子学生――白石結衣を偶然発見し、救い出したのだ。  心身ともにボロボロに引き裂かれ、はじめの腕の中で泣き叫ぶ結衣。生来、傷ついた弱者を見捨てられない過剰なまでの庇護欲を持っていたはじめは、その夜からすべてを投げ打って結衣に寄り添った。『俺が一生、彼女を支える』――そう決意に満ちた目で語る兄の姿を見た瞬間、椿姫の世界は音を立てて崩壊した。  品行方正で、強くて、一人でも生きていける完璧な妹。そんなものは、兄の庇護欲の前には何の引力も持たなかったのだ。 「……ええ、わかっておりますわ。私があの時、ただの『良い妹』として振る舞っていたことが間違いでしたのね」  椿姫の白い指先が、パジャマの布地を強く握りしめる。  時間を巻き戻したあの忌まわしい影の力など、どうでもよかった。重要なのは、今再び『五月一日』の朝が与えられたという事実そのものだ。まだ、あの白石結衣という女が兄の人生に割り込んでくる前の、無垢な一ヶ月間が目の前に広がっている。 「今度こそ……絶対に、誰にも渡しませんわ。兄さんの目も、心も、理性も、その熱い雄としての本能も……すべて私が焼き切って、私なしでは息もできない、私専用の雄に仕立て上げてみせます」  椿姫の赤い唇が、妖艶な弧を描いて歪んだ。  彼女はバスルームへと向かい、洗面ボウルにたっぷりと冷水を張った。躊躇なく顔を浸す。刺すような冷たさが頬を引き締め、頭の中の余計な感傷をすべて洗い流していく。  水から顔を上げ、タオルで丁寧に水滴を拭うと、彼女は鏡の中の自分と向き合った。  水滴に濡れた長い睫毛、吸い込まれそうな黒い瞳、そして白く透き通るような素肌。パジャマのボタンをひとつずつ外し、布地を肩から滑り落とすと、鏡の中には芸術品のように完成された裸体が映し出された。  くびれた細い腰から、なだらかに広がる白い臀部。そして何より目を引くのは、華奢な肋骨の上にたわわに実った、重たげな双丘だった。持ち主の呼吸に合わせてぷるりと震えるその白い果肉の頂には、まだ誰の唇も知らない淡い桜色の蕾が、朝の冷気に触れてちりちりと可愛らしく窄まっている。 「……待っていてくださいまし、兄さん」  椿姫は自室のクローゼットを開けると、引き出しの一番奥にしまわれていた下着を取り出した。  一周目では一度も袖を通すことのなかった、純白の極めて薄い総レースのブラジャーとショーツ。布地は限りなく頼りなく、繊細な花柄の刺繍の隙間からは、下の素肌が透けて見えるほどだった。  ブラジャーのホックを留め、豊かな胸の肉を下から掬い上げるようにしてカップに収める。それだけで、ハーフカップの浅い縁からは白い乳房の半分以上がこぼれ落ちそうに盛り上がり、中央には深々と悩ましい渓谷が刻まれた。  お揃いのレースのショーツに足を通し、細い腰へと引き上げる。薄いレースがまだ乾いている秘裂にぴたりと吸い付き、繊細な糸の凹凸が敏感な粘膜を微かにくすぐった。  その上から彼女が選んだのは、春らしい薄桃色のVネックブラウスと、歩くたびにふわりと揺れる柔らかなシフォンスカートだった。  ブラウスの胸元の開き具合は絶妙で、普通に立っている時は上品に見えるが、少し前屈みになるだけで、レースに包まれた白い双丘の深い谷間が惜しげもなく覗く構造になっている。ウエスト部分はきゅっと絞られており、結果として彼女の豊かな胸の膨らみがより一層強調されていた。  最後に、耳の裏と手首、そして深い胸の谷間の奥へと、普段はつけない甘いバニラとホワイトフローラルが混ざり合った香水をほんの一滴だけ忍ばせる。  身支度を終えた椿姫が部屋のドアを開けると、一階のダイニングキッチンから、食欲をそそる香ばしい匂いが階段を昇ってきた。  焦げたトーストの香り、カリカリに焼かれるベーコンの脂の音、そして丁寧に淹れられた深い珈琲の芳香。  だが、椿姫の鋭敏な嗅覚が真っ先に捉えたのは、そのどれでもなかった。温かい料理の湯気に混じって漂ってくる、兄・はじめの若々しい素肌の匂い。寝起きの微かな汗と、清潔な石鹸の香りが混ざり合った、紛れもない「雄」の体臭だった。 「……っ、はぁ……」  階段の踊り場で、椿姫の足がぴたりと止まった。  鼻腔から吸い込まれた兄の匂いが、肺を満たし、血流に乗って一瞬で全身を駆け巡る。その途端、彼女の下腹部の奥底――子宮の入り口あたりが、きゅうっ、と音を立てんばかりに甘く収縮した。  びくっと細い背中が震え、太腿の内側に熱い血が集まってくる。たった今履き替えたばかりの純白のレースのショーツのクロッチ部分に、じわり、と温かく粘り気のある愛液が滲み出し、冷たい布地を内側からしっとりと濡らしていくのがはっきりとわかった。 (ああ……なんて甘くて、素敵な匂いなのでしょう。一ヶ月間、あの女の隣にいた兄さんからは、こんな優しい匂いは消えてしまっておりましたのに……)  椿姫は乱れかけた吐息を深く飲み込み、濡れた秘所を太腿でそっと擦り合わせながら、何食わぬ顔で階段を降りていった。 「あ、おはよう、椿姫。ちょうど焼けたところだぞ」  キッチンに立っていたはじめが、フライパンから目玉焼きとベーコンを皿に移しながら、明るい笑顔で振り返った。  洗いざらしの少し癖のある黒髪に、優しい目元。Tシャツの上から少し窮屈そうにエプロンを着けたその姿は、長身で肩幅が広く、大学生らしい引き締まった逞しさを感じさせた。 「おはようございます、兄さん。朝からいい匂いがしておりましたわ」  椿姫は完璧な微笑みを浮かべ、テーブルへは着かずに、そのままキッチンに立つはじめのすぐ隣へと歩み寄った。  ふわっ、と。椿姫の纏うバニラとフローラルの甘い香りと、朝の冷気を帯びた白い肌の匂いが、狭いキッチンの空気を塗り替える。はじめが「ん?」と少し驚いたように瞬きをした。 「お料理、ありがとうございます。……あら、兄さん、エプロンの紐が緩んでおりますわ。ほどけてしまっては危ないですから、結び直して差し上げますね」 「え? ああ、悪いな、適当に結んだから……」  はじめが何気なく前を向き直した、その瞬間だった。  椿姫は一歩、また一歩と足音を消してはじめの真後ろへと回り込み――常識的な兄妹の距離感を完全に無視して、その広い背中へと自らの身体をぴたりと密着させた。 「――っ!?」  はじめの背中が、電流でも流れたかのようにびくっと跳ねた。  無理もない。椿姫は背伸びをするようにして両腕をはじめの腰の横から前へと回し、それと同時に、薄桃色のブラウスに包まれた自らの豊満な双丘を、はじめのTシャツ越しの背中へと惜しげもなく押し当てていたのだ。  むにゅり、と。柔らかくて重たい二つの果実が、はじめの硬い背筋と肩甲骨の下あたりで無防備に潰れる。薄いレースのブラジャーとブラウスしか隔てていないため、椿姫の肌の吸い付くような弾力と、37度近い熱い体温が、まるで素肌同士で触れ合っているかのようにダイレクトにはじめの背中へと伝わっていく。  それだけではない。先ほど階段で兄の匂いを嗅いだ時から昂ぶっていた椿姫の桜色の乳首は、すでに蕾を硬く尖らせており、そのぷっくりとした突起が布地越しにはじめの背骨のラインをちりちりと擦り上げていた。 「つ、椿姫……っ? お、おい、ちょっと近すぎないか……っ」  はじめの声が明らかに上擦り、耳の先端から首筋にかけてが、見る間に林檎のように真っ赤に染まっていく。  彼が慌てて一歩前へ逃れようとするが、目の前にはキッチンの調理台があり、後ろからは椿姫の細い腕が腰回りを捕らえているため、身動きが取れない。 「じっとしていてくださいませ、兄さん。動かれると、うまく結べませんわ」  椿姫はわざとゆっくりとした手つきでエプロンの紐を解きながら、さらに一歩踏み込んで、自らの下腹部をはじめの引き締まったお尻へと押し当てた。  吐息が直接かかるほどの間近で、彼女ははじめの肩口に小さな顎を乗せるようにし、甘く湿った声で囁く。 「……兄さんの背中、いつの間にかこんなに広くて、逞しくなっていらっしゃったのですね。昔はもっと小さかった気がいたしますのに……こうして触れていると、なんだかすごく熱くて、私までドキドキしてしまいますわ」 「な、何を言ってるんだお前は……っ、ほら、もう結べただろ、離れろって……!」  椿姫はわざと二、三度、胸の膨らみを左右に揺らしてはじめの背中で乳首を転がしてから、ようやく「はい、できましたわ」と鈴のように笑って一歩離れた。  解放されたはじめは、まるで熱い鉄板から飛び退くようにキッチンの隅へと距離を取り、咳払いを繰り返しながら顔を背けた。その額にはうっすらと汗が滲み、Tシャツの下の胸板が激しく上下している。 (ふふ……可愛い兄さん。たったこれだけで、心臓の音がこちらまで聞こえてきそうですわ)  椿姫は内心で舌なめずりをするような愉悦を覚えながら、優雅な足取りでダイニングテーブルの椅子に腰を下ろした。  向かい合って座った朝食の席でも、はじめは落ち着かない様子で視線を泳がせていた。  正面に座る椿姫が、フォークでベーコンを口に運ぶたび、あるいは珈琲のカップを傾けるためにわずかに前屈みになるたび、薄桃色のブラウスの大きく開いたVネックの隙間から、純白のレースに縁取られた深い胸の谷間がちらちらと覗くのだ。  はじめは必死に皿の上のトーストだけに目を落とそうとしているが、一度意識させられてしまった「妹の成熟した肉体」の残像は、彼の視覚を執拗に引き寄せていた。  椿姫はそんな兄の葛藤をテーブルの上から眺めつつ、テーブルの下で、ひっそりとスリッパを脱ぎ捨てた。  ストッキングも靴下も履いていない、真っ白で滑らかな素足。ほっそりとした足首と、淡い桜色の爪が並んだ華奢な足先が、テーブルの下の薄暗がりを音もなく伸びていく。  そして彼女の柔らかい足の裏が、はじめの履いているグレーのスウェットパンツの裾へと辿り着いた。  スルスル、と。  椿姫の素足の指先が、はじめの足首の素肌に直接触れた。 「――っ、ゲホッ、ゴホッ!」  珈琲を一口飲んでいたはじめが、激しくむせ返ってカップをガチャンとソーサーに打ち鳴らした。  だが、テーブルの下の椿姫の足は止まらない。彼女はまるで甘える猫が身体を擦り寄せるように、しっとりと汗ばんだ柔らかい足の裏を使って、はじめの骨張った足首から、硬い毛の生えた脛へと、スウェットの裾をたくし上げながらゆっくりと這い上がらせていったのだ。  ひやりとした椿姫の足の甲と、熱い足裏の感触が、はじめの脚を挟み込むようにして撫で上げる。脛から膝頭へ、そして膝の裏の敏感な窪みへと、彼女の親指と人差し指がくすぐるように食い込んだ。 「つ、椿姫……っ! あ、足……っ!」  はじめがテーブルの縁を両手で掴み、椅子ごと後ろへ飛び退きそうになる。  椿姫はぱちくりと大きな黒い瞳を瞬かせ、小首を傾げてみせた。 「あら、ごめんなさい兄さん。お行儀悪く足を伸ばしてしまいましたから、当たってしまいましたか? 兄さんの足があまりに温かいものですから、ついうっかり……」  言葉とは裏腹に、彼女の足先はさらに上――はじめの太腿の内側、スウェットの布地が張り詰めた股間のすぐ数センチ手前までをツツーッと爪先でなぞり上げてから、すっと自分の椅子の方へと引っ込められた。  はじめは顔を真っ赤にしたまま口をぱくぱくと開閉させ、「い、いや……わざとじゃないなら、いいんだ……」と絞り出すように言うのが精一杯だった。彼がテーブルの下で自分の太腿を強く押さえつけているのを、椿姫は見逃さなかった。  食事が終わり、食器を片付ける時間になっても、椿姫の静かな侵食は続いた。  「私もお手伝いいたしますわ」とシンクのすぐ隣に並び立った椿姫は、皿を洗うはじめの横で、洗い上がった食器を拭く係を買って出た。  だが、大人二人が並ぶには少し手狭なシンクの前で、椿姫はわざと半歩ほどはじめの側へと体重を預けた。シフォンスカートに包まれた彼女の丸く柔らかいお尻の側面が、はじめの腰から太腿の横へと、ぴたりと吸い付くように密着する。  はじめがスポンジを動かすたびに、二人の腰と尻がむにゅり、と擦れ合う。 「はい、兄さん。次のお皿をいただけますか?」 「あ、ああ……」  泡のついた白い平皿を、はじめが差し出す。  椿姫はそれを受け取る際、皿の縁ではなく、皿を支えているはじめの大きく骨張った手そのものを、自分の両手で包み込むようにして重ね合わせた。  ぬるり、と。  食器用洗剤のきめ細かな泡とぬるま湯が、二人の手のひらの間で卑猥な音を立てて弾けた。  椿姫は皿をシンクの端にそっと置くと、泡まみれになった自分の細い指を、はじめの五本の指の隙間へと一本ずつ、深く絡め取っていった。 「……っ、つ、椿姫、皿は……?」 「兄さんの手にも、泡がたくさん残っておりますわ。こうして擦り合わせれば、綺麗に落ちますでしょう?」  くちゅ、ぬる、ちゅぷ……。  まるで粘膜と粘膜が愛液にまみれて擦れ合っているかのような、生々しく湿った水音がシンクに響く。  椿姫の白く細長い指が、はじめの太い指の股を奥まで抉るように往復し、指の腹で彼の指の背から関節の皺までをねっとりと撫で回す。さらにはじめの中指と薬指の二本を、自分の片方の手のひらできゅっと包み込み、根元から先端へ向かって、泡のぬめりを利用して何度もゆっくりと扱き上げた。  それは誰の目に見ても、単なる手洗いではなく、男性器を愛撫する手つきそのものだった。 「はぁ、っ……お、おい、もういいだろ、水で流すから……っ」  はじめの呼吸が荒くなり、指先が小刻みに震え始める。  水道の蛇口から流れる水で泡を洗い流した後も、椿姫は絡めた指を解かなかった。それどころか、濡れたままのはじめの右手を引き寄せ、彼自身が身につけているエプロンの前当て――ちょうど彼の下腹部のすぐ上あたりへと押し当てて、その布地で二人の手を一緒に拭き始めたのだ。  エプロンの布地越しに、椿姫の指先がはじめの腹筋の下、熱い血液が集まり始めている危険な領域をぐいぐいと圧迫する。 「……すっかり綺麗になりましたわね、兄さん」  椿姫が上目遣いに微笑んで手を離した時、はじめはまるで全力疾走した後のように肩で息をしており、その視線は完全に泳ぎ切っていた。  午後になると、空模様は一変した。  午前中の晴天が嘘のように分厚い灰色の雲が空を覆い、やがて大粒の雨が窓ガラスを激しく叩きつけ始めた。五月特有の春の嵐だった。  ゴロゴロと遠くで雷鳴が轟き、カーテンを閉め切った一階のリビングは、昼間だというのに夕暮れ時のような薄暗さに包まれていた。  椿姫はキッチンで温かいダージリンティーを二人分淹れると、トレイに乗せてリビングへと運んだ。  三人掛けの布張りソファの端に座り、テレビのニュースをぼんやりと眺めていたはじめは、椿姫が入ってくると少し身を硬くした。朝から続く妹の異常なまでの距離の近さに、彼の神経はすでにすり減り、同時に全身の感覚が過敏に研ぎ澄まされていた。 「兄さん、温かい紅茶を淹れましたわ。少し肌寒くなってまいりましたから、どうぞ」 「あ、ああ、ありがとう……」  椿姫はローテーブルにカップを置くと、反対側の空いているスペースではなく、はじめが座っているすぐ隣――太腿と太腿が隙間なく触れ合うほどの至近距離へと、音もなく腰を下ろした。  ソファのクッションが沈み込み、重力に従って椿姫の華奢な身体がはじめの側へと傾く。  ふわり、と。朝よりも体温で温められ、より濃厚に匂い立つバニラと少女の甘い体臭が、はじめの鼻腔を直撃した。  ――ピシャアアアアアン!!  その時、屋敷のすぐ近くで強烈な稲光が閃き、窓ガラスをビリビリと震わせるような轟音が響き渡った。 「きゃあっ……!」  椿姫は小さく愛らしい悲鳴を上げると、反射的に――しかし一分の狂いもない計算された動きで、隣に座るはじめの逞しい右腕へと両手で抱きついた。 「つ、椿姫……!?」 「ご、ごめんなさい、兄さん……っ、私、昔から雷だけはどうしても恐ろしくて……っ、少しだけ、こうしていてもよろしいですか……?」  小動物のように震えてみせながら、椿姫ははじめの二の腕を、自らの豊満な双丘の谷間へと深く挟み込んだ。  むぎゅっ、と。  朝の背中越しの感触とは比較にならないほどの、圧倒的な質量と柔らかさが、はじめの腕全体を包み込む。ブラウスのボタンが弾け飛びそうなほどに張り詰めた二つの白い果実が、はじめの腕の筋肉を左右から押し潰し、薄い布地越しに、再び硬く勃起した桜色の乳首が彼の前腕の素肌にぐりぐりと押し当てられた。 「お、おい、椿姫、もう雷は過ぎたから……っ、腕、離せって……!」 「いやですわ……まだ鳴っておりますもの。兄さんの腕、すごく硬くて、温かくて……こうしてギュッとしていると、安心いたしますの……」  椿姫は潤んだ瞳ではじめの横顔を見上げながら、さらに身体を捻るようにして密着度を深めた。  シフォンスカートが捲れ上がり、彼女の真っ白でむっちりとした太腿の側面が、はじめのスウェットパンツに包まれた太腿の上へと半分乗り上げるような形になる。  熱い吐息がはじめの耳朶を撫で、胸の谷間で腕が扱かれるたびに、はじめの喉仏がゴクリと大きく上下した。彼は目をぎゅっと瞑り、拳を握りしめて必死に理性を保とうと耐えていたが――その身体の反応までは、到底隠しきれるものではなかった。  ビクン、と。  椿姫の太腿の付け根が触れている、はじめの股間の中心部が、スウェットの柔らかい布地を内側から押し上げるようにして、異様な熱さと硬さを伴って膨れ上がってきたのだ。  それは見る間に脈打ちながら巨大さを増し、布地にテントを張るだけでは収まらず、椿姫の柔らかな太腿の肉へと、熱鉄のような硬い輪郭をぐいぐいと押し当ててきた。 「……あっ……」  椿姫はわざとらしく小さな吐息を漏らし、自分の太腿の側面で、その熱く昂ぶった兄の雄の象徴を、確かめるようにそっと押し返した。 「ひっ……!? ま、待て、椿姫、違うんだ、これは……っ!」  はじめが絶望的なまでに狼狽し、真っ赤な顔で腰を引こうとする。だが、椿姫は彼の腕を抱きしめたまま、その逃走を許さなかった。  雷鳴の余韻が響く薄暗いリビングの中で、椿姫は兄の胸元に顔を埋め、彼からは見えない角度で、赤い唇を三日月のように妖しく歪めた。 (ご覧なさい、兄さん。あなたのその真面目で優しい理性が、私のこの柔らかい身体の前で、少しずつ音を立てて崩れていくのを……。まだ一日目ですわ。あと数日もすれば、あなた自身の手で、私のこの服を剥ぎ取らずにはいられなくなりますわよ)  椿姫のレースのショーツは、すでに彼女自身の蜜でぐっしょりと重たく濡れそぼり、ソファのクッションに甘い染みを作らんばかりになっていた。 ================================================================================ 第2章:純潔の贈与――二周目・蜜月の檻(前半) ================================================================================  五月二日から四日にかけてのゴールデンウィークの連休中、水無月家の屋敷は、まさに椿姫が張り巡らせた甘美で逃れようのない蜘蛛の巣と化していた。  両親は海外におり、訪れる客人もない。閉ざされた二人きりの空間で、椿姫は「兄を慕う少し無防備な妹」という役割を徹底的に演じながら、二十四時間絶え間なくはじめの五感を責め立て続けた。  朝の食卓では、前屈みになって皿を並べるたびにブラウスの胸元から深い谷間と純白のレースを覗かせた。  昼間の掃除の時間には、短いショートパンツ姿で床に四つん這いになり、雑巾がけをするたびに、丸く突き出された白い臀部と、むっちりとした太腿の付け根をはじめの視線の先で揺らしてみせた。  そして夜、入浴を終えた椿姫が脱衣所から出てくる時は、さらに露骨だった。  彼女はバスタオルで髪を拭きながら、湯気でほんのりと桜色に上気した素肌に、驚くほど薄手のパジャマを纏ってリビングを横切る。濡れた黒髪の毛先からぽたりと落ちた水滴が、鎖骨の窪みを伝って、豊満な双丘の谷間へと吸い込まれていく。パジャマの生地は湿り気を帯びて肌に張り付き、その下に着用しているレースのブラジャーの透かし模様と、うっすらと透ける乳輪の影までをも、蛍光灯の光の下に浮かび上がらせていた。 「兄さん、お風呂が空きましたわよ。……ふぅ、なんだか今夜は少し火照ってしまって」  そう言ってパジャマの襟元を指先でぱたぱたと扇ぎ、甘い石鹸と少女の雌の匂いを振りまきながら階段を昇っていく妹の後ろ姿を、はじめはただ息を呑んで見送ることしかできなかった。  五月四日の夜、自室のベッドに逃げ込んだはじめは、頭から毛布を被り、荒い息を吐きながら必死に悶えていた。  目を閉じれば、瞼の裏には椿姫の白い肌と、腕に押し当てられたあの信じられないほど柔らかくて重たい乳房の感触、そして洗剤の泡の中で絡み合った指先の湿ったぬめりが、鮮明な映像となって焼き付いて離れない。  股間は連日、痛みを伴うほどに硬く勃起し続けていた。  普通の男子大学生であれば、とっくに自らの手で処理してしまっているはずだった。だが、真面目で妹想いなはじめにとって、実の妹である椿姫の裸体を思い描きながら自慰に耽るなどという行為は、決して越えてはならない禁忌そのものだった。 「くそっ……なんだってんだ、俺は……っ! あいつは妹だぞ、大事な妹なんだぞ……っ!」  はじめはシーツを握りしめ、額に脂汗を浮かべながら、己の肉体の下劣な衝動を呪った。  だが、我慢すればするほど、彼の睾丸の奥には行き場を失った濃厚な白濁液が限界まで溜まり続け、脳髄は「椿姫の柔らかい肉体に触れたい、あの中へ溺れたい」という本能的な渇望で、今にも焼き切れんばかりに煮え滾っていた。  彼の理性の堤防が、あとほんの少しの衝撃で決壊する寸前まで追い詰められていることを、壁一枚隔てた隣の部屋で、椿姫は正確に察知していた。  そして、五月五日の深夜。  外では再び、初夏の訪れを告げるような生温かい雨が、しとしとと屋敷の屋根と窓ガラスを濡らしていた。時計の針は午前一時を回っている。  椿姫は一階の浴室で、いつも以上に念入りに自らの全身を洗い上げていた。  きめ細かな泡で豊かな双丘を撫で回し、指先で桜色の乳首を抓んであらかじめ敏感に尖らせる。太腿を大きく開き、シャワーの温かい水流を直接、無毛で滑らかな秘裂へと当てて、内側の花弁を柔らかくほぐしていく。  浴室を出た彼女は、バスタオルで丁寧に水気を拭き取ると――今夜は、ブラジャーもショーツも、一切の下着を身につけなかった。  素肌の上に直接纏ったのは、真珠のような光沢を放つ、純白のシルクのネグリジェただ一枚。  肩紐が細く、胸元が深く刳れたそのネグリジェは、向こう側が透けて見えるほどに薄く、何の支えもなくなった彼女の豊満な双丘は、歩くたびにたゆん、たゆんと布地の下で淫らなほど大きく揺れ動いた。先端の桜色の蕾は、冷たいシルクの摩擦だけでぷっくりと硬く自己主張し、ネグリジェの表面にくっきりとした二つの突起の影を作っている。そして裾の奥、白い太腿の付け根には、遮る布地が何ひとつない、生まれたままの無防備な秘所が熱く湿った呼吸を繰り返していた。  椿姫は鏡の前で、最後に甘い香水を太腿の内側と胸の谷間に吹きかけると、音もなく階段を昇り、二階の奥にあるはじめの寝室の前へと立った。  ドアノブに白い手をかけ、ゆっくりと回す。鍵はかかっていない。  ギィ……と微かな音を立ててドアが開くと、暗がりの中から、眠れずに寝返りを打つはじめの荒い吐息と、部屋中に充満した若い雄のむせ返るような熱気が流れ出してきた。  椿姫は裸足のままで部屋の中へと滑り込み、後ろ手でドアを閉めた。  そして、ベッドの上でハッと息を呑んで上半身を起こしたはじめの視界の中へと、月明かりと廊下の僅かな光を背に受けて、ゆっくりと歩み寄った。 「……兄さん……」  消え入りそうなほどに細く、それでいて蜜のように甘い声が、夜の寝室に溶けた。  ベッドサイドに佇む椿姫の姿を見た瞬間、はじめの瞳が驚愕に大きく見開かれた。  湯上がりの熱気でほんのりと薔薇色に染まった白い肌。乱れた黒髪の隙間から覗く、潤んだ黒い瞳。そして何より、薄い純白のネグリジェ一枚だけを纏ったその身体は、光の加減で豊かな乳房の輪郭から、くびれた腰、さらには太腿の付け根の奥の淡い影に至るまでが、信じられないほど鮮明に透けて見えていたのだ。 「つ、椿姫……っ!? な、なんだその格好は……っ、こんな夜中にどうしたんだ!?」 「ごめんなさい、兄さん……。雨の音と、さっきの遠い雷がどうしても怖くて……ベッドに入っても、心細くて少しも眠れませんでしたの……。お願いです、少しだけでよろしいですから、兄さんのお傍にいさせてくださいまし……」  椿姫は返事を待つことさえせず、はじめが慌てて掛け布団を持ち上げようとしたその隙間へと、まるで白い蛇が滑り込むようにして、するりと潜り込んだ。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:第2章後半〜第3章前半】 ================================================================================ 第2章:純潔の贈与――二周目・蜜月の檻(後半) ================================================================================  シーツが擦れる乾いた音とともに、布団の中の閉ざされた空間が、一瞬にして椿姫の湯上がりの熱気と、むせ返るような甘いバニラと少女の芳香で満たされた。 「ま、待て、椿姫っ! 一つの布団に入るのはまずいって……っ、俺がソファへ行くから……!」  パニックに陥ったはじめがベッドの端から逃げ出そうと腰を浮かせた、その刹那。  椿姫の白く華奢な両腕が、はじめの首筋へと後ろから絡みつき、逃げるどころか、自らの火照った全身をはじめの広い胸板へと正面から激しく押し当てた。 「――っ、う、あ……!?」  はじめの喉から、声にならない呻きが漏れた。  ブラジャーという拘束を一切持たない、シルクのネグリジェ一枚の下の豊満な双丘が、はじめの薄いTシャツ越しの胸板へと、むにゅり、と信じられないほどの柔らかさで押し潰されたのだ。  ただ柔らかいだけではない。ずっしりとした果実の重みと、湯上がりの38度近いのではないかと思わせるほどの熱い体温、そして完全に硬く尖り切った二つの桜色の乳首が、まるで直接皮膚を突き刺すかのように、はじめの胸の筋肉へとぐりぐりと擦り付けられた。  さらに、ネグリジェの裾が乱れて捲れ上がり、下着を何も履いていない椿姫の真っ白で滑らかな太腿と、すでに内側から熱い蜜を滲ませている無防備な下腹部が、はじめの股間へとぴたりと密着する。 「つ、椿姫……っ、お前、下着……着けてないのか……っ!?」 「……だって、兄さんに抱きしめていただくのに、邪魔な布などいりませんもの」  椿姫は、はじめの顎の下に顔を埋め、その首筋に濡れた赤い唇をそっと押し当てながら、熱に浮かされたような声で囁いた。  ちゅっ、と小さな音を立てて、はじめの喉仏の下を唇で吸い、熱い舌先で汗ばんだ肌をちろりと舐め上げる。 「駄目だ、椿姫……っ! 離れろ、お前は俺の妹なんだぞ……っ! こんなこと、絶対におかしい……っ!」  はじめは必死に理性の残骸にかじりつき、椿姫の肩を掴んで引き剥がそうとした。  だが、彼の口から出る拒絶の言葉とは裏腹に、この四日間で限界まで追い詰められていた彼の肉体は、あまりにも正直に、そして猛烈に反応してしまっていた。  二人の密着した下腹部の間で、はじめのボクサーパンツを内側から引き裂かんばかりに、巨大で熱い雄の塊がドクン、ドクンと脈打ちながら反り上がったのだ。それはまるで真っ赤に焼けた鉄の棒のように硬く、下着を着けていない椿姫の柔らかい下腹部と太腿の付け根へと、薄いネグリジェ一枚越しに凶暴なまでの熱量と圧力を叩きつけていた。 「……ふふ、兄さん。『駄目』と仰りながら、ここはこんなに熱くて、硬くなっていらっしゃいますわよ……?」  椿姫は自らの腰を、まるで媚びる牝猫のようにくねりと揺らし、下着のない秘裂の上の柔らかな丘を、はじめの勃起した肉棒の腹へとぎゅうっと擦り付けた。  ぬるり、と。椿姫の秘所から溢れ出していた透明な愛液がシルクのネグリジェを内側から透過し、はじめのパンツの表面にじわりと熱い湿り気を移していく。 「う、あぁっ……! や、やめろ、動かすな、椿姫……っ!」  はじめの全身が激しく痙攣し、額から大粒の汗が吹き出した。  椿姫はそんな兄の震える右手を、自分の両手でそっと捕らえた。そして、抵抗する力を失いかけていたその大きく骨張った手のひらを、自らのネグリジェの深く開いた胸元から内側へと導き――何の布地も隔てていない、生のままの白い左の乳房へと、ぐっと押し当てさせた。 「――っ!!」  はじめの息が完全に詰まった。  彼の五本の指が、吸い付くようにきめ細かく、そして指の第二関節までがずぶずぶと沈み込んでしまうほどに豊満で柔らかな、妹の乳房の肉を直接掴んでいた。  手のひらの中心では、ぷっくりと硬く勃起した桜色の乳首が、熱い血潮でドクドクと脈打ちながら、彼の皮膚を押し返している。 「触ってくださいまし、兄さん……。この胸も、このくびれたお腹も、柔らかい太腿も……全部、全部、兄さんお一人に触っていただくためだけに、今まで大切に育ててまいりましたの」  椿姫は潤んだ黒曜石の瞳で、すぐ目の前にあるはじめの瞳を真っ直ぐに見つめ上げた。  その瞳の奥には、羞恥や迷いなど少しもなく、ただ兄という存在を根底から喰らい尽くさんとする、底なしの愛と狂信的なまでの独占欲が燃え盛っていた。 「これまでずっと、いい妹のふりをして我慢しておりましたけれど……もう限界ですの。私のこの身体は、髪の毛の一本から、まだ誰も入ったことのないお腹の奥まで、すべて兄さんのものですわ。……もし、兄さんが私を抱いてくださらないのなら、兄さん以外の他の男にこの身体を触れさせるくらいなら……私、今ここで舌を噛み切って死んでしまいますわ」  ――『兄さん以外の男に触れさせるくらいなら、死んでしまう』。  そのあまりにも純粋で、重たくて、逃げ場のない狂おしい告白が、はじめの脳髄の奥底へと突き刺さった。  自分だけを絶対的に必要とし、自分にすべてを捧げて縋りつく、世界で一番美しく無防備な妹。もしここで彼女を拒絶すれば、このガラス細工のように危うく一途な少女は、本当に壊れてしまうかもしれない――。  はじめの中にあった「妹を守らなければならない」という庇護欲と、四日間溜め込まれ続けた「この極上の雌をねじ伏せて犯し尽くしたい」という暴虐なまでの雄の本能が、その瞬間、音を立てて一つに融合し、理性の堤防を粉々に吹き飛ばした。 「……っ、つ、椿姫……っ!!」  次の瞬間、視界がぐるりと回転した。  獣のような低い唸り声とともに、はじめの逞しい腕が椿姫の華奢な肩をベッドのマットレスへと乱暴に押し倒し、その上から、彼の大きくて熱い身体が覆いかぶさってきたのだ。 「あっ……兄、さん……っ、んんっ……!?」  言葉を紡ぐ暇さえなかった。はじめの熱い唇が、椿姫の赤い唇へと、まるで獲物に食らいつくかのような激しさで叩きつけられた。  ちゅぶ、じゅるっ、れろ、ちゅううっ……!  これまで見せたこともないような、荒々しく貪欲なキスだった。はじめの分厚い舌が椿姫の唇を強引にこじ開け、小さな口腔の中へと侵入してくる。椿姫は歓喜に背筋をびくっと震わせながら、自らも赤い舌を 적극적으로絡め返し、兄の熱い唾液を一滴残らず飲み干すように吸い上げた。  二人の唇の隙間から、糸を引く透明な唾液が溢れ出し、椿姫の白い顎から首筋へと伝い落ちていく。 「はぁ、ぷあっ……! 椿姫、お前が悪いんだぞ……っ、もう、止まれないからな……っ!」 「ええ、ええ……っ、止まらないで、兄さん……っ、私を、兄さんの好きに壊してくださいまし……っ!」  血走った瞳で息を荒げるはじめの両手が、椿姫の纏っていた純白のシルクのネグリジェの裾を掴み、一気に胸の上、鎖骨のあたりまで乱暴に捲り上げた。  月明かりが差し込む薄暗い寝室の中に、椿姫の成熟しきった真っ白な裸体が、惜しげもなく晒け出される。  仰向けになってもなお、左右へ流れ落ちることなくこんもりと高い山を描く豊満な双丘。その頂でさくらんぼのように艶やかに尖る、淡い桜色の乳首。キュッとくびれた細いウエストから、なだらかな曲線を描く白い下腹部、そして恥ずかしげもなく左右へ開かれたむっちりとした太腿の付け根には、一本の美しい縦筋――まだ誰の侵入も許したことのない無毛の秘裂が、溢れ出た愛液でテラテラと真珠のように光り輝いていた。 「綺麗だ……っ、椿姫、なんて綺麗な身体をしてるんだ……っ!」  はじめは憑き物が落ちたかのように、あるいは新たな狂気に憑りつかれたかのように、椿姫の白い双丘へと顔を埋めた。  両手で左右の乳房を、指が深く食い込むほどの強さで鷲掴みにし、盛り上がった白い果肉の中心にある桜色の蕾へと、熱い口唇を吸い付かせる。 「ひゃあっ……! あ、兄さんっ、そこ、おっぱい、吸われちゃ……っ、んぁああっ……!」  ちゅぶっ、じゅるるっ、ちゅうううっ……!  赤ん坊が母乳をむさぼるかのような、しかし明確な雄の性欲に満ちた激しい吸引音が部屋に響く。  はじめは左の乳首を口いっぱいに含んで舌先で転がし、前歯で甘噛みしながら、同時に右手の指先で、もう片方の右の乳首を抓み上げ、ねじるように強く扱き上げた。  これまで自分の指でしか触れたことのなかった敏感な蕾を、大好きな兄の熱い舌と荒々しい指で同時に責め立てられ、椿姫の脳天に白い火花が散った。 「あ、あぁっ、すごいですわ、兄さんっ……! 乳首、ちぎれちゃいそう……っ、も、もっと吸って、兄さんの歯型がつくくらい、強く噛んでくださいまし……っ!」  椿姫は自らの両手で、胸にむしゃぶりつくはじめの後頭部を強く抱きしめ、背筋を反らせて乳房を彼の顔へとぐいぐい押し付けた。  真っ白だった彼女の胸元から鎖骨、首筋にかけて、はじめの熱い唇が通った跡に、赤い花びらを散らしたような無数のキスマークが刻み込まれていく。自分の白い肌が「兄の所有物である証」で汚されていく視覚的な悦びに、椿姫の下腹部の奥はさらに激しく疼き、秘裂からは止めどなく透明な蜜が溢れ出してシーツを濡らしていった。  やがて、はじめの荒い吐息が胸元から下腹部へと降りていき、彼の大きく熱い右手が、椿姫の震える白い太腿の内側をゆっくりと撫で上げた。  そしてその指先が、甘い芳香を放つ秘裂の中心へと辿り着く。 「――っ、はぁっ……!」  くちゅり、と。  あまりにも淫らで粘り気のある水音が、静かな寝室に大きく響いた。  はじめの指が触れた瞬間、椿姫の秘所はまるで待ちわびていたかのように熱い愛液をどっと溢れさせ、彼の指先から手のひらまでを一瞬でぬるぬるの蜜まみれにしたのだ。 「す、すごい濡れてるぞ、椿姫……っ。こんなに熱くて、とろとろに溶けてる……っ」 「だって……兄さんの匂いを嗅いだ時から、ずっと、ここが兄さんを欲しがって泣いていたのですもの……っ。ああっ、兄さんの指、太くて、熱い……っ!」  はじめの中指が、ピンク色の柔らかい小陰唇の花弁を割り開き、一番上でぷっくりと包皮を被って震えている敏感な陰核を、蜜のぬめりを利用してくるくると撫で回した。  それだけで椿姫の腰がびくっと大きく跳ね上がり、彼女の口から絹を裂くような甘い嬌声が漏れる。  さらに、はじめの指先はそのまま下へと滑り降り、キュッと窄まった小さな膣口へと触れた。まだ誰の肉棒も受け入れたことのない、処女の証である薄い膜に守られた聖域の入り口。はじめはそこに指の腹を押し当て、溢れ出る愛液を絡め取るようにして、浅く、くちゅくちゅと掻き回した。 「はぁ、あっ、あんっ……! 兄さん、指じゃ、足りませんわ……っ。お願いです、焦らさないで……兄さんの、その一番熱くて硬いところを、私の中にくださいまし……っ!」  椿姫は涙と快楽で潤んだ瞳ではじめを見上げ、自ら両脚の膝を左右へとM字に大きく開いてみせた。  白い太腿の奥で、桜色の秘裂がぱっくりと口を開け、呼吸に合わせてひくひくと収縮しながら、愛する兄の侵入を待ちわびている。  その淫靡で献身的な光景に、はじめの最後の躊躇いは完全に消え去った。  彼は乱暴な手つきで自らのTシャツとボクサーパンツを脱ぎ捨てると、開かれた椿姫の両脚の間へと膝をついて割り込んだ。  ボロン、と。  解放されたはじめの股間から、椿姫がこれまで見たこともないほど巨大で、赤黒く充血し、太い血管が幾重にも浮き上がった凶暴な雄棒が、天井を向いて猛々しく跳ね上がった。先端の大きく張り出した亀頭からは、すでに我慢汁がたらりと糸を引いて垂れ落ち、むせ返るような濃厚な雄の匂いが椿姫の鼻腔を直撃する。 「あ……っ、これが、兄さんの……」  自分の手首よりも太いのではないかと思えるほどの圧倒的な質量に、椿姫は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。だが、恐怖は少しもなかった。むしろ、この凶器のような兄の肉棒が、今から自分の狭く無垢な胎内を押し広げ、引き裂いてくれるのだという想像に、全身が歓喜で粟立った。 「いくぞ、椿姫……。俺、もう加減なんてできないかもしれない……っ。本当に、後悔しないな……?」  はじめが汗だくの顔を近づけ、自分の勃起した肉棒の先端――熱くぬめった亀頭を、椿姫の濡れそぼった秘裂の入り口へと直接あてがった。  熱い。火傷しそうなほどに熱い塊が、敏感な粘膜をぐっと押し広げる。 「後悔など、するはずがございませんわ……。さあ、兄さん。私の初めてを、私のすべてを、兄さんのものにしてくださいませ……っ!」  椿姫が両腕を伸ばし、はじめの汗ばんだ首筋へとしっかりと抱きついた。  それを合図に、はじめが低く唸りながら、重たい腰をゆっくりと――しかし一切の容赦のない、圧倒的な雄の圧力をもって、前へと沈み込ませた。  ズプ……ッ、ギチチ……ッ!  柔らかくとろけていた入り口の花弁を押し開き、巨大な亀頭が、まだ誰も通ったことのない極狭の肉道へと強引にねじ込まれていく。  椿姫の膣内は、兄を迎え入れるためにたっぷりと蜜を湛えていたにもかかわらず、はじめの肉棒の太さは彼女の小さな器官の許容量を遥かに超えていた。内壁の細かい襞がミシミシと音を立てんばかりに限界まで引き伸ばされ、熱い肉塊が少しずつ奥へと侵入してくる。 「んっ、くぅ……っ、あ、あぁっ……!」  そして、亀頭の先端が膣の途中にある、明確な「抵抗」――純潔の証である処女膜へと突き当たった。  はじめが一瞬だけ息を呑み、椿姫の瞳を見つめる。椿姫が涙の滲んだ瞳で、こくり、と深く頷いた、その次の瞬間。  はじめが腰に力を込め、一気に最奥までを貫き通した。  ――ズブ、ブツンッ……! ズチュウウウウッ!! 「ひいっ……!? あ、あああああああっ……!!」  下腹部の中心を、焼けた鉄の杭で直接突き破られたかのような、鮮烈で鋭い裂傷の痛みが走った。  薄い処女膜がぷつりと音を立てて引き裂かれ、そこから滲み出た熱い鮮血と愛液を潤滑油にして、はじめの巨大な肉棒が、根元まで一息に椿姫の処女の膣内へと埋め込まれたのだ。  先端のカリ首が、まだ誰にも触れられたことのない最奥の聖域――小さく閉ざされた子宮口へと、ゴツンッ、と重たい衝撃を伴って激しくキスをした。 「う、あぁっ……! つ、椿姫の中、すごい……っ、熱くて、締まって、指一本動かせないくらい、俺のを締め付けてくる……っ!」  はじめが快楽と興奮に顔を歪め、獣のように荒い息を吐く。  その下で、椿姫は背中をびくっと反らせ、はじめの広い背中に十本の白い爪を、血が滲むほど深く食い込ませていた。目尻からは、純潔を散らされた肉体的な激痛によって、大粒の涙がポロポロと零れ落ち、白い頬を伝ってシーツへと落ちていく。  だが――涙に濡れた彼女の赤い唇は、痛みとは正反対の、身の毛もよだつほどに甘く、狂喜に満ちた三日月の笑みを浮かべていた。 「い、痛い……っ、お腹の奥が、裂けてしまいそうに痛いですわ……っ。でも、ああ……すごく熱くて、兄さんでいっぱいになって……嬉しい、嬉しいですわ、兄さん……っ!」 (入った……っ! ついに、私の中に、兄さんが入ってきた……! この痛みも、流れた血も、すべて私が兄さんの一番最初の女になったという、誰にも消せない刻印ですわ……!)  痛みすらも極上の蜜へと変換していく椿姫の脳髄が、幸福感で真っ白に染まる。  そして、彼女の無垢な胎内が兄の肉棒の形を記憶するようにきゅうきゅうと収縮を繰り返すと、はじめはもはや一秒たりとも静止していることができなくなった。 「はぁ、っ、ごめん、椿姫、動くぞ……っ、気持ちよすぎて、頭がおかしくなりそうだ……っ!」  ズチュッ、グチュ、パァン、パァン、パァンッ!!  はじめが腰を引き抜き、再び最奥までを激しく突き上げる、猛烈なピストン運動が始まった。  引き抜かれるたびに、大きく張り出した亀頭のカリ首が、破れたばかりの処女膜の縁と、敏感な膣壁の無数のヒダを容赦なく逆撫でにして擦り上げる。そして突き込まれるたびに、重たい睾丸が椿姫の白いお尻にバチン、バチンと音を立てて打ち付けられ、先端が子宮の入り口をぐりぐりと抉り抜く。  結合部からは、椿姫の透明な愛液と、破瓜の赤い鮮血が混ざり合い、ピンク色の泡となってじゅぷじゅぷと卑猥な水音を立てながら溢れ出した。 「あっ、あんっ、ひゃああっ……! す、すごいですわ、兄さんっ、そんなに激しく突かれたら……っ、痛いのと、気持ちいいのが、ぐちゃぐちゃになって……っ、あ、あぁああっ!!」  最初は裂けるような痛みだった感覚が、十回、二十回と熱い肉棒で内壁を摩擦されるうちに、急速に、そして暴力的なまでの甘い快楽へと塗り替えられていく。  そもそも椿姫の肉体は、この瞬間のためだけに存在していたのだ。愛する兄の雄棒によって開発されることを待ち望んでいた処女の粘膜は、驚くべき速度でその形状に順応し、突かれるたびに「もっと奥まで、もっと強く」とばかりに、熱くぬめった肉壁ではじめの剛直を吸い上げるように絡みついていった。 「椿姫、椿姫っ……! 好きだ、ずっと我慢してたけど、お前が欲しくてたまらなかった……っ!」 「わ、私もですわ、兄さんっ……! 愛しております、宇宙で一番、兄さんだけを愛しておりますわ……っ! だから、外になんて出さないで……っ、初めてのおつゆは、全部、私の赤ちゃんのお部屋の奥に、注ぎ込んでくださいませ……っ!!」  椿姫は長くて白い両脚を、激しく腰を振るはじめの腰の後ろへとがっちりと絡め、かかとで彼のお尻をぐいぐいと引き寄せて、絶対に外へ引き抜けないようにロックした。  その淫らで必死な拘束が、はじめの射精感を一気に頂点へと押し上げた。 「で、出るっ……! 椿姫の中、一番奥に、全部出すぞ……っ!!」  ズチュウウウウウッ!!  ひときわ深く、骨盤と骨盤が砕けそうなほど強く密着するまで、はじめが腰を最奥へと突き入れた。亀頭の先端が、ぴくぴくと口を開けて待ち構えていた椿姫の子宮口へと、隙間なくぴたりと密着する。  その瞬間――。  ドクンッ!! ビビュルルルルルッ、ドピュ、ビュクウウウウッ!! 「――っ、あああああああっ……!!」  はじめが首筋に太い血管を浮き上がらせて咆哮し、それと同時に、四日間溜め込まれ続けた濃厚で滾るような熱さの白濁液が、怒涛の勢いで椿姫の処女の最奥へと解き放たれた。  ドクン、ドクンと肉棒が太く脈打つたび、火傷しそうなほどに熱い精液の奔流が、直接子宮の内壁をバシャバシャと叩きつけ、小さな胎内をみるみるうちに兄の遺伝子で満たしていく。  お腹の奥を熱い液体で直接撃ち抜かれる圧倒的な衝撃に、椿姫もまた全身を弓のように反らせ、生まれて初めての、脳髄が溶け落ちるような激しい絶頂へと突き落とされた。 「あ、あぁ……っ、熱い……っ、兄さんの熱い命が、私のお腹の中に、こんなにたくさん溢れてまいりますわ……っ、んんっ、はぁああ……っ!」  十数秒にも及ぶ長い射精が終わる頃には、椿姫の子宮も膣内も、一滴の隙間もないほどにはじめの白濁液でたっぷりと満たされていた。  はじめが荒い息を吐きながら、まだ半勃ちのままの肉棒をゆっくりと引き抜くと――くぽっ、と淫らな音がして、ぽっかりと開いたままの椿姫の秘裂から、収まりきらなかった真っ白でドロドロの精液と、破瓜の鮮やかな赤い血がマーブル模様に混ざり合いながら、白いシーツの上へとどろりと流れ落ちた。  純白のシーツを染める、赤と白の背徳的な紋様。  はじめが力尽きたように椿姫の胸元へと顔を埋め、荒い呼吸を繰り返す中、椿姫は彼の汗ばんだ髪を優しく撫でながら、そっと視線だけを部屋の隅へと向けた。  そこでは、月明かりの届かない四隅の暗がりに潜んでいたあの黒い影が、まるで焼かれるような苦悶に震えながら、忌々しそうに壁の奥へと完全に掻き消えていくところだった。 (……見ましたか、部屋の隅の化け物。兄さんの初めても、私の初めても、こうして一つに溶け合いましたわ。兄さんはもう、身も心も、永遠に私から逃れることはできませんのよ)  下腹部の奥でたぷたぷと揺れる兄の精液の重みと熱さを味わいながら、椿姫は恍惚とした勝利の微笑みを夜の闇に咲かせた。 ================================================================================ 第3章:貪り合う兄妹と、開発される肉体(前半) ================================================================================  五月五日の嵐の夜に、実の兄妹という絶対の禁忌を踏み越えてしまってからというもの――水無月家の日常は、文字通り、甘く爛れた「蜜月の檻」へと変貌した。  あの日まであれほど必死に理性を保とうと苦しんでいたはじめの自制心は、一度椿姫の処女の肉体の味を知ってしまったことで、跡形もなく崩壊していた。真面目で禁欲的だった人間が、一度タガを外した時の溺れ方は凄まじかった。  連休が明けてからも、二人の朝は目覚まし時計の電子音ではなく、互いの肌を貪り合う熱い吐息と水音から始まるようになった。  毎朝、午前六時半を過ぎる頃には、隣室から忍び込んできたはじめが椿姫のベッドへと潜り込む。  眠りの中で無防備に緩んでいる椿姫のネグリジェやパジャマの胸元がはだけられ、朝の勃起でギンギンに反り上がったはじめの肉棒が太腿の間に割り込んでくる頃には、椿姫の身体もまた、眠ったままでも兄の匂いに反応して、秘所を蜜でぐっしょりと濡らして迎え入れるようになっていた。 「んっ……ふぁ、兄さん……おはようございます、今日も朝から、おっぱいをそんなに吸われては……っ、あんっ……」  寝起きのとろんとした瞳で椿姫が微笑む下では、彼女の豊満な白い双丘が、はじめの熱い口唇と大きな手によって執拗に揉みしだかれ、吸い上げられている。  初夜からわずか十日あまりが過ぎた五月中旬には、椿姫の肉体は、はじめ専用の「雌」として驚くべき速度で開発され、作り変えられていた。  誰にも触れられたことのなかった桜色の乳首は、毎晩毎朝のように吸われ、甘噛みされ続けたことで、以前よりもほんの少しぷっくりと艶やかに肥大し、ブラウスの布地がわずかに擦れただけでも、ちりちりと甘い痺れを伴って硬く尖るようになっていた。  また、最初はあんなに窮屈で痛みを伴った膣内も、はじめの太く長い肉棒の形を完全に記憶し、彼が亀頭をあてがうだけで、入り口がぱっくりと花開いて奥へと吸い込み、無数の柔らかなヒダがまるで意思を持った生き物のように彼の剛直へうねりつく「名器」へと仕上がっていたのである。  その日――五月十八日の朝、午前七時五十分。  一階の洗面所で、椿姫は登校前の最後の身支度を整えていた。  すでに名門私立高校の清楚な紺色のブレザーと、白いワイシャツ、そして膝丈のプリーツスカートを着用し、鏡の前で漆黒の長い髪を丁寧にブラシで梳かしている。どこから見ても、非の打ち所がない完璧な優等生の姿だった。  だが、洗面所のドアが音もなく開き、その鏡の中に、背後から近づいてくるはじめの姿が映り込んだ瞬間、椿姫の黒い瞳が妖しく細められた。 「……兄さん? どうなさいましたの、そんなにお顔を赤くして。私はあと十分で、学校へ出なければなりませんのに」  椿姫が振り返らずに鏡越しに問いかけると、背後からぴたりと密着してきたはじめの太い両腕が、彼女の制服の上から腰回りを抱きすくめた。  そして、彼のスウェットパンツの股間からは、今朝すでに椿姫のベッドの中で一度たっぷりと射精したはずの雄棒が、再びはち切れんばかりに硬く膨れ上がり、プリーツスカート越しの椿姫の丸いお尻へと、熱い鉄の塊のようにぐりぐりと押し当てられた。 「わるい、椿姫……っ。お前が制服に着替えて、今から外へ出ていくのかと思ったら……どうしても我慢できなくなって……っ」  はじめの荒い息が、椿姫の白い首筋にかかる。  今の彼にとって、この美しく淫らな妹が、自分の手の届かない「学校」という外の空間へ何時間も出ていくこと自体が、耐え難い焦燥と独占欲を掻き立てる種になっていたのだ。その前に、もう一度自分の匂いと精液をこの身体の奥深くまでマーキングしておかなければ気が済まない――そんな雄としての剥き出しの執着が、彼の手を動かしていた。 「ふふ……兄さんったら、昨夜もあんなに何度も出しましたし、今朝もベッドで出したばかりですのに、もうこんなに硬くなさって……。本当に、底なしの欲張りさんですわね」  椿姫は窘めるような口調とは裏腹に、一切の抵抗を見せず、手に持っていたヘアブラシを洗面台の縁へと置いた。  そして自ら洗面台の端に両手をつき、上半身を少し前屈みにして、プリーツスカートに包まれた丸いお尻を、背後の兄へと突き出すような姿勢をとって見せたのだ。 「……ええ、よろしいですわよ、兄さん。遅刻しないように、手早くしてくださるのなら……。学校へ行く前に、私のお腹の奥を、もう一度兄さんの熱いミルクでいっぱいにしてくださいまし」 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第三部:第3章後半〜第4章】 ================================================================================ 第3章:貪り合う兄妹と、開発される肉体(後半) ================================================================================  その淫らな挑発の言葉が終わるよりも早く、はじめの手が椿姫の紺色のプリーツスカートを腰の上まで無造作にたくし上げた。  朝の明るい洗面所の照明の下に、黒のハイソックスの上端と、むっちりとした真っ白な太腿の絶対領域、そして純白のレースのショーツに包まれた桃のような双臀が露わになる。  だが、その清楚な白のショーツのクロッチ部分は、すでに一時間前のベッドでの情事の余韻と、今まさに背後から迫る兄の気配によって滲み出た愛液で、向こう側のピンク色の秘裂が透けて見えるほどにぐっしょりと濡れそぼっていた。  はじめは指先をショーツの細いサイドの紐に引っ掛けると、それを太腿の真ん中あたりまで一気に引き下ろした。  ぴん、と張ったレースの布地が両方の太腿を拘束する足枷のようになり、それと同時に、濡れて光る秘裂の合わせ目からショーツの布地が離れる際、とろりとした透明な愛液の糸が幾筋も長く伸びて煌めいた。 「すぐ終わらせるからな、椿姫……っ!」  はじめが自分のスウェットパンツをずり下ろし、反り上がった熱鉄の剛直を取り出すと、前戯すら省略して、後ろから突き出された椿姫の秘裂へと亀頭をあてがい、腰を一気に前へと突き出した。  ズチュウウウウウッ!! 「んっ、はぁああああっ……!!」  洗面所の鏡がビリビリと震えるかのような、重たくて粘り気のある水音が響き渡った。  一切の抵抗なく、文字通り「根元まで一息に」、はじめの巨大な肉棒が椿姫の膣内へと呑み込まれていく。開発され尽くした彼女の柔らかい肉壁は、侵入してきた兄の雄棒を歓喜とともに迎え入れ、入り口から最奥の子宮口に至るまで、無数のヒダが吸い付くようにぴたりと密着した。 「くぅっ……! なんだよこれ、さっき出したばっかりなのに、お前の中、またこんなに熱くてトロトロじゃねえか……っ!」 「あ、あんっ……だって、兄さんのものが、一番奥まで入ってくると思うだけで、お腹の中が勝手にキュウキュウ鳴いてしまいますの……っ! ああっ、鏡っ、鏡の中で、私、すごいお顔になっておりますわ……っ!」  洗面台の正面にある大きな鏡には、制服のブレザーとワイシャツをきっちりと着込んだまま、下半身だけスカートを捲り上げられ、背後から兄に獣のように犯されている椿姫の姿が、残酷なまでに鮮明に映し出されていた。  それだけではない。はじめの片手が背後から椿姫のワイシャツの胸元へと滑り込み、ボタンを二つ、三つと乱暴に弾き飛ばすように外すと、レースのブラジャーのカップを上からぐいっと引き下げて、たわわな白い双丘を二つとも外へとポロリと露出させたのだ。  パァン、パァン、パァン、グチュ、ズチュウウッ!!  背後から激しく腰を打ち付けられるたび、鏡の中で、制服の胸元からこぼれ出た二つの白い果実が、たゆん、たゆんと上下左右に暴れ回るように揺れ動く。はじめの荒々しい手がその乳房を後ろから鷲掴みにし、コリコリに尖った桜色の乳首を指先で強く抓み上げて引っ張ると、椿姫は背中をびくっと反らせて、快楽に蕩けきったあられもない嬌声を上げた。 「ひゃうっ、あ、あぁっ……! おっぱいも、おまんこも、同時にいじめられたら……っ、す、すぐイッてしまいますわ、兄さんっ……! あっ、そこ、一番奥っ、赤ちゃんのお部屋の入り口、ぐりぐりされて……っ、イク、またイッちゃいますわあああっ!!」  バチン、バチンと下腹部とお尻がぶつかり合う音が加速し、わずか数分の激しい立ちバックのピストンだけで、椿姫の身体はあっという間に絶頂の波へと呑み込まれた。  びくっ、びくびくっ、と細い膝がガクガクと震え、膣内が波打つように激しく収縮して、はじめの肉棒を雑巾を絞るかのように強く締め上げる。 「う、あぁっ、締まるっ……! 俺も、出るぞ、椿姫……っ! これ全部、お前のお腹に入れたまま、学校へ行け……っ!!」 「ええっ、はいっ……! ください、兄さんの熱い精液で、私のお腹をいっぱいに満たして、学校へ送り出してくださいまし……っ!!」  ズププププッ――ドクンッ、ビビュルルルルッ、ドピュ、ビュクウウウウッ!!  最奥の子宮口へと亀頭がねじ込まれ、今朝二度目とは思えないほど大量で濃厚な白濁液が、勢いよく椿姫の胎内へと撃ち込まれた。  朝の7時55分。通学前の洗面所で、制服姿のまま兄の精液を子宮いっぱいに注ぎ込まれるという背徳の極みに、椿姫は鏡の中の自分の蕩けた顔を見つめながら、再び深い絶頂の余韻に身を震わせた。  やがて、はじめが満足げな吐息とともに肉棒を引き抜くと、椿姫の秘裂からは、収まりきらなかった白い精液がとろりと太腿の内側へと溢れ出した。  だが、椿姫はそれをティッシュで拭き取ることさえしなかった。乱れたワイシャツのボタンを留め直し、たくし上げられていたスカートを整えると、太腿の途中に引っかかっていた純白のレースのショーツを、精液が垂れ落ちる秘所へとそのまま直接引き上げて履き直したのだ。 「……いってまいりますわ、兄さん」  ショーツの布地が、溢れ出た兄の温かい白濁液でじっとりと重たく濡れる感触を股間に挟み込んだまま、椿姫は何食わぬ涼しい顔で通学鞄を手に取り、玄関のドアを開けて朝の通学路へと踏み出していった。  学校へ着き、午前の授業が始まっても、椿姫の肉体の内側では「兄との情事」が現在進行形で続いていた。  教室の窓際の席に座り、黒板に向かう教師の説明を聞きながら、椿姫は美しい姿勢でノートにシャープペンシルを走らせている。周囲のクラスメイトや教師の目には、彼女は今日もまた、凛として近寄りがたいほどに清らかな「高嶺の花の優等生」として映っていることだろう。  しかし、机の下に隠されたプリーツスカートの奥では――。 (……んっ……また、奥から、とろりと出てまいりましたわ……)  学校の硬い木の椅子に座り、少し姿勢を変えるたび、彼女の子宮と膣内にたっぷりと溜め込まれたはじめの精液が、体温でぬるぬると温められながら、重力と腹圧に押されて少しずつ外へと押し出されてくるのだ。  くちゅり、と。音のない湿った感触とともに、濃厚な白濁液が膣口から溢れ出し、すでに飽和状態になっているレースのショーツのクロッチ部分をさらにぐっしょりと濡らして、白い太腿の内側へと温かい筋を描いて伝い落ちていく。  鼻を近づければ、自分の制服のスカートの裾から、兄の精液特有の青臭くも甘い栗の花のような匂いが立ち昇ってくるのではないかと錯覚するほどだった。  下腹部の奥は、朝に激しく突かれた余韻で今もじくじくと甘く疼いており、椅子に押し付けられたお尻の奥で、自分の肉体が「兄の雄の刻印」をしっかりと抱え込んでいるという事実が、椿姫の胸を圧倒的な優越感で満たしていた。 (この教室にいる誰も知りませんわ。私が今、下着の中を兄さんの熱いミルクでドロドロに汚しながら、こうして澄ました顔で授業を受けていることなど……。授業中も、私のお腹の中には兄さんの命が生きている。私と兄さんは、もう外の世界の誰にも引き裂くことのできない、一つの生き物なのですわ)  その甘美な秘密は、学校から帰宅した後の夜の時間を、より一層激しく燃え上がらせるスパイスとなった。  五月中旬から下旬にかけて、水無月家の屋敷の中には、もはや二人が交わっていない場所など一箇所も残されていなかった。  夕食後のリビングの柔らかい絨毯の上で。料理を作っている最中のキッチンのカウンターに手をつかせて。あるいは二階へ上がる階段の踊り場で、急に抱きつかれてそのまま押し倒されて。  二人はまるで発情期の獣のように、互いの求めに応じて昼夜を問わず身体を重ね続けた。 「椿姫……愛してる。お前がいないと、俺はもう駄目になる……っ、ずっと、こうして俺のそばにいてくれ……」  毎夜、ベッドの上で椿姫の白い裸体を抱きしめ、その豊かな胸に顔を埋めながら、はじめは熱に浮かされたようにそう囁き続けた。  その言葉を聞くたび、椿姫の心は絶対的な勝利の確信で満たされていった。  部屋の四隅に淀んでいたあの不気味な黒い影は、もはや完全に気配を消し去り、二度と嘲笑の声を響かせることもなくなっていた。 (ええ、私の勝ちですわ。一周目のような、他人の女が入り込む隙間など、今の兄さんの心にも身体にも、少しも残されてはおりませんもの。このまま五月三十一日を越えれば……六月一日の朝が来れば、私と兄さんの永遠の楽園が完成するのですわ)  完璧に兄を飼い慣らし、その心身をすべて手中に収めたという絶対の傲慢。  その甘美な蜜月の陶酔の中で、椿姫は完全に失念していたのだ。  自分の愛する兄・水無月はじめという人間の魂の最も深い底に眠っているものが、単なる「雄としての性欲」などではなく――自分のすべてを犠牲にしてでも傷ついた弱者を救おうとする、呪いのように純粋で残酷な「正義感」であるということを。 ================================================================================ 第4章:五月二十九日の凶変――引き裂かれる楽園 ================================================================================  そして、運命の『五月二十九日』の夜が訪れた。  ダイニングの壁に掛けられたカレンダーは、五月の最後の週を指している。あと二日。今日と明日さえ無事に過ぎれば、あの忌まわしいループの境界線である五月三十一日の深夜零時を、兄と抱き合ったまま越えることができる。  午後九時三十分。  水無月家のダイニングテーブルの上には、椿姫が腕によりをかけて作った色鮮やかな手料理が並べられていた。  その日、はじめは夕方から「大学のゼミの歓迎会があるから、少し遅くなる」と言って出かけていた。ここ数週間、大学が終われば脇目も振らずに真っ直ぐ帰宅し、椿姫の身体を求めていたはじめだったが、先輩からのどうしても断れない誘いだと言い、出発前にも玄関で椿姫の唇を何度も名残惜しそうに奪ってから出ていったのだ。 「もうすぐ十時になりますわね……。兄さん、早く帰っていらっしゃらないかしら。今夜は、お風呂の中でたっぷり可愛がっていただこうと思っておりましたのに」  椿姫は薄手のニットワンピースの胸元をそっと撫でながら、時計の針を見上げて微笑んだ。下着は今日も、はじめが一番気に入っている黒の透けるレースを着けている。  一抹の不安すらなかった。たとえ一週間前と同じ「五月二十九日の夜」であっても、今の兄は心も身体も自分の中毒になっている。寄り道などせず、一秒でも早く自分の温かい布団の中へ帰ってくるはずだと、彼女は疑いもしなかった。  ――プルルルル、プルルルルッ!!  午後十時十五分を回った頃、静かなダイニングに、テーブルの上に置いてあった椿姫のスマートフォンの着信音が鋭く響き渡った。  画面に表示された名前は『兄さん』。  椿姫はぱっと顔を輝かせ、弾むような手つきで通話ボタンをタップした。 「もしもし、兄さん? 今どちらですか? お食事の支度をして待っておりますわ、お風呂もいつでも入れますように――」 『つ、椿姫っ……! すまない、俺だ! 今夜は、家に帰れなくなった!!』  受話器の向こうから飛び込んできたのは、甘い愛の囁きなどではなかった。  遠くでピーポー、ピーポーと鳴り響く救急車のけたたましいサイレンの音と、椿姫がこれまで聞いたこともないほどに激しく動揺し、引きつったはじめの怒鳴り声のような声だった。 「え……? に、兄さん……? その音はなんですの、いったい何が……」 『大学の、同じゼミの女の子が……白石さんが、帰り道に駅裏の廃ビルに連れ込まれて、酷い目に遭ってたんだ……っ! たまたま俺が通りかかって見つけた時には、もう……っ! 今、救急車に同乗して、中央総合病院へ向かってるところなんだ! 警察の事情聴取もあるし、彼女がパニックで俺の手を離そうとしないから、今夜は帰れない! そういうことだから、先に寝ててくれ!!』  ――プツン、ツーツー、ツーツー……。  一方的に通話が切断され、無機質な電子音だけが椿姫の耳元に響き続けた。  ダイニングの時計の秒針が、カチ、カチ、とひややかに時を刻む。  椿姫はスマートフォンを耳に当てたまま、まるで石像にでも変えられたかのように、その場に立ち尽くしていた。 「……しら、いし……さん……?」  ぽろり、と手からスマートフォンが滑り落ち、フローリングの床に乾いた音を立てて転がった。  白石結衣。駅裏の廃ビル。輪姦。救急車。  一周目の五月二十九日の夜に起きた、あの悪夢の出来事と、一分一秒、一言一句違わない現実が、今まさに電話の向こうで繰り返されていたのだ。  全身から、一気に血の気が引いていくのがわかった。先ほどまで兄を想って熱く火照っていた手足の指先が、氷水に浸されたかのようにみるみる冷え切っていき、心臓が早鐘のように激しく肋骨の内側を叩き始める。 「うそ……嘘ですわ、そんなはずは……っ! だって、兄さんは私を愛していると……私なしでは駄目になると、今朝だってあんなに熱く抱いてくださったではありませんか……っ!!」  椿姫は震える手でテーブルの上の車の鍵とコートを掴むと、並べられた手料理をそのままに、靴を履くのももどかしく屋敷を飛び出し、タクシーを拾って深夜の中央総合病院へと向かった。  深夜十一時過ぎの病院の救急外来は、昼間の喧騒が嘘のように静まり返り、冷たい蛍光灯の白い光と、鼻の奥をツンと突き刺すような強烈な消毒液の匂いに満ちていた。  椿姫は乱れた息を整えることさえ忘れ、カツ、カツと廊下に靴音を響かせながら、処置室の前の待合スペースへと駆け込んだ。  そして、そこにいた人物の姿を見つけた瞬間、彼女の足が止まった。  廊下の硬い長椅子に座り、両手で頭を抱えるようにして小刻みに震えている、はじめの姿があった。  今朝、自分の唇を吸い、自分の胸を揉みしだいていたはずの兄。だが、今そこにいる彼の衣服には、廃ビルのものと思われる湿った泥がこびりつき、白いシャツの袖口には、彼自身のものではない、誰かの赤黒い血痕が微かに滲んでいた。 「兄さん……っ!」  椿姫は駆け寄り、長椅子の前に膝をつくと、震えているはじめの両手を自分の温かい手で包み込もうと伸ばした。  いつもなら、椿姫の白い手が触れれば、はじめは安心したようにその手を握り返し、甘い匂いを求めて指先を絡めてくるはずだった。  だが――。 「――っ!?」  椿姫の指先が触れた瞬間、はじめの肩が、まるで汚らわしい害虫にでも触れられたかのように、びくっと激しく強張った。  そして彼は、無意識のうちに、しかし明確な拒絶の力強さをもって、椿姫の手をパッと払いのけるようにして自分の手を引っ込めたのだ。 「あ……っ……」  空を切った椿姫の両手が、虚しく宙に浮く。  ほんの一瞬だけ触れたはじめの指先は、ここ数週間のベッドの中で彼女を愛撫していた時のあの燃えるような熱さを完全に失い、死人の手のように氷のごとく冷え切っていた。  それだけではない。近づいたはじめの全身から立ち昇っていたのは、椿姫が愛してやまない雄の匂いでも、二人が混ざり合った甘い蜜の残り香でもなく――鼻を刺す病院のクレゾール石鹸の匂いと、湿った泥、そして「見知らぬ他人の女の、生々しい涙と絶望の気配」だった。 「……なんで、来たんだ、椿姫。家で寝てろって言っただろ……」  顔を上げたはじめの瞳には、濃い隈が刻まれ、白目が痛々しいほどに赤く充血していた。  その瞳の中に、妹の成熟した肉体を見て情欲に濡れていたあの「雄」の光は、欠片も残っていなかった。 「だって、兄さんがあんなお声でお電話をなさるから、心配で……っ! もう警察の方へはお話しされたのでしょう? でしたら、あとは病院の先生とその方のご家族にお任せして、お家へ帰りましょう、兄さん。お洋服も汚れておりますし、お風呂に入って、私のベッドで……」 「帰れるわけないだろっ!!」  はじめの悲痛な怒号が、静かな病院の廊下に反響した。  椿姫の言葉が、まるで理解不能な異国の言語ででもあるかのように、はじめは顔を歪めて首を振った。 「触らないでくれ、椿姫……。俺、まだ手が震えてるんだ……っ。あいつが……白石さんが、あの暗い廃ビルの床で、何人もの男に押さえつけられて……服を全部ビリビリに引き裂かれて、殴られて、泣き叫びながら犯されてたんだぞ……っ! 俺が見つけた時、あいつ、焦点の合わない目でガラスの破片を握りしめて、自分の首を突こうとしてたんだ……っ!」  はじめは自分の血のついたシャツの胸元を強く掻きむしりながら、憑りつかれたように言葉を吐き続けた。 「心も身体も、ズタズタに壊されてるんだ……っ。救急車の中でも、処置室に入ってからも、男の医者が近づくだけで悲鳴を上げて過呼吸を起こして……俺の手を握っていないと、今にも狂って死んでしまいそうなんだよ……っ!」  その時、処置室の奥にある仮眠用の個室のドアが静かに開き、中から白衣を着た年配の看護師が顔を出した。  開いた扉の隙間、磨りガラスの向こう側に、白いベッドの上で点滴の管を繋がれ、毛布にくるまりながら小刻みに震えている、一人の華奢な女子学生のシルエットがちらりと見えた。 「……水無月さん。すみません、白石さんがまた目を覚まされて、あなたを探して酷く取り乱していらっしゃるんです。『水無月くん、行かないで、私を一人にしないで』って……。申し訳ありませんが、もう少しだけ、そばで手を握っていてあげてもらえませんか」 「はいっ! 今すぐ行きます!!」  看護師の声に、はじめは弾かれたように立ち上がった。  その足元に、実の妹である椿姫が膝をついて座り込んでいることなど、彼の視界からは完全に消え去っていた。  彼は椿姫の方を一度たりとも振り返ることなく、まるで磁石に吸い寄せられる砂鉄のように、真っ直ぐに、そして迷いなく、白石結衣の待つ病室の扉の奥へと駆け込んでいった。  バタン、と閉ざされる白い扉。  廊下に一人取り残された椿姫は、磨りガラスの向こうで、はじめがベッドの脇に膝をつき、泣きじゃくる女の華奢な手を両手で優しく包み込んで、必死に何かを語りかけている黒い影の輪郭を、ただ呆然と見つめていた。 (……ああ……あの目だわ……)  先ほど、病室へと向かったはじめの横顔と背中に宿っていた光。  それは、椿姫の白い乳房を吸い、椿姫の膣内に精液を注ぎ込んでいた時に見せていた、あの甘く堕落した快楽の熱ではなかった。  『傷つき、汚され、自分がいなければ生きていけないほどに壊れてしまった可哀想な弱者を、俺がすべてを投げ打ってでも救い出さなければならない』――そう信じて疑わない、狂気にも似た崇高な使命感と、底なしの庇護欲の炎だった。  その夜、はじめは一歩も病室から出てこなかった。  そして翌日の五月三十日の夕方。  一睡もせずに屋敷へと戻り、リビングのソファに人形のように座り込んでいた椿姫のもとへ、はじめが着替えと洗面用具を取りに、一時だけ帰宅してきた。  玄関のドアを開けて入ってきたはじめは、昨日よりもさらに憔悴しきっていたが、その瞳の奥には、ある種の悲壮な「覚悟」が固まりつつあった。  彼はリビングにいる椿姫と目を合わせようともせず、そのまま二階の自室へ上がってボストンバッグに数日分の衣類を詰め込むと、すぐにまた玄関へと向かおうとした。 「……待ってくださいまし、兄さんっ!」  椿姫はソファから飛び起き、廊下を歩いていくはじめの背中へと、後ろから必死に抱きついた。  昨日までなら、こうして背後から豊かな双丘を押し当てれば、はじめはすぐに呼吸を乱し、振り返って彼女を抱きしめてくれたはずだった。 「兄さん、お願いです、もう病院へなんて戻らないで……っ! その方にはご家族もいらっしゃるのでしょう? なぜ兄さんがそこまでなさる必要があるのですか! 見てくださいまし、兄さん、そんなに酷いお顔をして……。さあ、お洋服を脱いで、私のお部屋へ参りましょう? 私がお胸で抱きしめて、いつものように気持ちよくして、全部忘れさせて差し上げますわ……っ!」  椿姫は涙声で懇願しながら、自分の白い手を、はじめのズボンのベルトの下――昨日まで自分のものだったはずの股間へと伸ばし、その中心を撫で上げようとした。  だが、その手が触れるよりも早く。 「――やめろっ、椿姫!!」  ドンッ、と。  はじめの両手が、椿姫の華奢な両肩を掴み、まるで汚いものを突き放すかのような強い力で、廊下の壁際へと押し戻した。 「っ、あ……!?」  背中を壁に打ち付け、椿姫は信じられないものを見る目で兄を見上げた。  目の前に立つはじめは、苦悶と激しい自己嫌悪に顔を歪め、血走った瞳で椿姫を睨みつけていた。 「やめてくれ、椿姫……っ! 今、お前とそんなことをしたら……俺は、本当に人間のクズになる!! わからないのか!? 白石さんは今、男に無理やり犯されて、心も身体もバラバラに引き裂かれて、生き地獄の中にいるんだぞ!! それなのに、あいつを助けた俺が、家に帰って実の妹とこんな……こんな『汚らわしい快楽』に溺れていていいはずがないだろうがっ!!」  ――『汚らわしい快楽』。  その言葉が鼓膜を貫いた瞬間、椿姫の胸の奥で、何かが決定的に砕け散る音がした。 「……けがらわしい、快楽……ですって……?」  椿姫の唇から、血を吐くような掠れた声が漏れた。  五月五日の夜、痛みに耐えて捧げた処女の血も。毎朝、制服のスカートの中で太腿を濡らしながら愛おしんでいた温かい精液も。毎晩『愛してる、お前がいないと駄目になる』と囁き合いながら溶け合った、あの甘美で狂おしい蜜月の日々も。  すべてが、たった一晩の「見知らぬ女の悲劇」の前に、兄自身の口から『否定されるべき汚らわしい快楽』『恥ずべき肉の過ち』へと貶められたのだ。 「私たちが愛し合ったあの日々が……私が兄さんお一人のために捧げた純潔が……あんな、どこの誰とも知れない他人の女の怪我ひとつで、汚らわしいものに成り下がるというのですか……っ!?」 「怪我ひとつなんかじゃない! 一人の人間の尊厳が、人生が壊されたんだ! お前は強くて、綺麗で、誰にも汚されてなんかないから、そんな残酷なことが言えるんだ! 俺を頼って泣いてる人を、見殺しになんかできるわけないだろ……っ!」  はじめはそう吐き捨てると、ボストンバッグの紐を強く握りしめ、壁際にへたり込む椿姫を二度と振り返ることなく、玄関のドアを荒々しく開けて夕暮れの街へと飛び出していった。  バタン――。  重たいドアが閉まる音が響き、西日の差し込む水無月家の屋敷に、完全な静寂が訪れた。  誰もいなくなった薄暗い廊下の床に、椿姫はぺたりと座り込んだまま、動くことができなかった。  どれほど美しく着飾っても。どれほど豊満で無垢な肉体を捧げても。どれほど淫らに開発されて、兄の性欲を一滴残らず絞り尽くしても。  水無月はじめという男の魂の根底にある「傷つき壊れた弱者への過剰な庇護欲」の前には、完璧で美しく、何ひとつ傷ついていない妹との「幸福な快楽」など、砂上の楼閣のように脆く崩れ去る無価値なものに過ぎなかったのだ。  ――ズルリ、ズルズル……。  その時、夕闇が迫る廊下の四隅から、あの聞き覚えのある粘り気を帯びた音が再び湧き上がってきた。  ここ数週間、完全に消え去っていたはずのどす黒い泥のような影が、壁の染みからぶくぶくと泡立ちながら溢れ出し、絶望に打ちひしがれて座り込む椿姫の白い素足の周りへと、嘲笑うかのように絡みついてきたのだ。 『クク……クカカカカカ……! 見事な道化っぷりであったぞ、娘よ! どれほど純潔を売り渡し、雌犬のように股を開いてみせたところで、結末は同じよ! あの男は決して貴様を選ばぬ! 明日、五月三十一日の夜が更ければ、時は再び五月一日へと巻き戻る……さあ、諦めて我が花嫁となるがいい……!』  脳髄を直接嬲るような黒い影の哄笑。  だが、床に座り込んだままの椿姫の耳には、もはやその化け物の声さえも、遠い世界の雑音のようにしか届いてはいなかった。  彼女の大きく見開かれた虚ろな黒曜石の瞳は、ただ一点――先ほどはじめが吐き捨てた、あの一言だけを反芻していた。  ――『白石さんは今、男に無理やり犯されて、心も身体もバラバラに引き裂かれて、生き地獄の中にいるんだぞ!』  ――『お前は強くて、綺麗で、誰にも汚されてなんかないから、そんな残酷なことが言えるんだ!』 「……あ……ああ、そう……そういうこと、でしたのね……」  薄暗い廊下に、椿姫のぽつりとした呟きが落ちた。  氷のように冷え切っていた彼女の胸の奥底で、絶望の黒い泥の中から、何か別の――あまりにも歪で、悍ましくて、しかし一点の曇りもない「天啓」のような光が、ゆっくりと頭をもたげ始めていた。  兄さんは、綺麗なままの私では満足しない。  兄さんは、幸せに微笑む私よりも、快楽で蕩ける私よりも――『誰かに無惨に汚され、引き裂かれ、心も身体もボロボロに壊されて、兄さんが一生支えてあげなければ生きていけないほどに惨めな被害者』を、何よりも優先して愛するのだ。  ならば。  もし、五月二十九日の夜に廃ビルで輪姦され、ズタズタに壊されるのが、あの白石結衣ではなく――この「私」だったとしたら?  もし、さらにはこの部屋の隅で蠢いている忌まわしい化け物にさえもこの身を投げ出し、人間としての尊厳も純潔もすべて泥まみれに蹂躙され、兄さんの目の前で「世界で一番惨めで壊れた妹」として血の涙を流してみせたなら――? 「……ふ、ふふ……あははははははっ……!」  静まり返った夕暮れの屋敷に、鈴を転がすように美しく、それでいて背筋が凍りつくほどに狂気じみた椿姫の笑い声が響き渡った。  彼女の足元に絡みついていた黒い影が、その異様な気配に気圧されたようにぴたりと動きを止める。 (待っていてくださいまし、兄さん……。次の五月こそは、私があなたのために、世界で一番惨めで、汚らしくて、壊れた可哀想な妹になって差し上げますわ。あなたが一生、罪悪感と庇護欲の鎖に繋がれて、私のそばから一歩も離れられなくなるほどの、最高の地獄を――)  五月三十日の赤い夕日が沈みゆく中、椿姫は自らの白い双丘を両腕で強く抱きしめ、来るべき「三周目の五月一日」を夢見て、恍惚と狂気の入り混じった笑みを浮かべ続けた。 ================================================================================ (第1章〜第4章 完 / 第5章『聖女の殉教』へと続く) ================================================================================ 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第一話:五月三十一日十九時――黄昏の焦燥と、蜜月の残響  秒針が文字盤を刻むたび、私の首筋に冷たい刃が少しずつ食い込んでくるような錯覚があった。  チク、タク、と。  水無月家のリビングダイニングに置かれたアンティークの柱時計は、夕闇が窓ガラスを濃紺に染め上げていくのをひややかに見下ろしながら、無機質な律動を繰り返している。  卓上カレンダーに印刷された『5月31日』という二つの数字を、私は瞬きすら忘れて凝視していた。時刻は午後七時を回ったばかり。この世界が深夜零時の鐘とともに黒い濁流へと呑み込まれ、再びあの忌々しい『5月1日』の朝へと巻き戻されるまで、残された猶予はあと五時間しかなかった。 「……来ないはずがないわ。だって、兄さんの身体は、私のすべてを覚えているもの」  誰に聞かせるでもなく呟いた自分の声は、人気のない部屋の空気のなかでひどく虚ろに響いた。  私は白い指先で、自らの鎖骨から胸元の谷間へとゆっくりと撫で下ろした。薄手の部屋着の上からでも、自分の心臓が早鐘を打っているのがわかる。それは恐怖のせいではない――少なくとも、私はそう自分に言い聞かせていた。これはこれから訪れるはずの、兄・はじめとの濃密な仲直りの夜に向けた昂ぶりなのだと。  思い返せば、この二周目の五月、私は完璧な捕食者として兄を飼い慣らしたはずだった。  一周目の世界で、私がお高くとまった「完璧で潔癖な妹」を演じている間に、兄は白石結衣という儚げで脆い女に心を奪われ、私を置いて去っていった。あの屈辱と絶望の中で時間を遡る力を得た私は、二度目の五月が始まった瞬間から、ためらうことなく兄妹という禁忌の垣根を踏み越えたのだ。  純潔を捧げることなど、兄の魂を繋ぎ止めるための鎖になるのなら安いものだった。  初めての夜、私の処女膜を突き破ったときの兄の戦慄と、罪悪感に歪みながらも快楽に抗えず私の膣内へと熱い精液をぶちまけた瞬間の獣のような喘ぎ声を、私は今でも鮮明に思い出せる。  それからの日々――五月二十八日までの約一ヶ月間は、まさに甘美な泥沼のような蜜月だった。  夜が訪れるたび、私は兄の寝室へ忍び込み、あるいは自分のベッドへと兄を引きずり込んだ。最初は「こんなことは間違っている」「俺たちは兄妹なんだぞ」と苦悶の表情を浮かべていた兄も、私が白い太腿を彼の腰に絡めつけ、濡れそぼった秘唇で彼の剛直を根元まで咥え込むたび、理性の堤防をいともたやすく決壊させた。 『椿姫……っ、ああ、椿姫、お前の中、熱すぎて頭がおかしくなりそうだ……!』 『ええ、おかしくなって、兄さん。私のことしか考えられないくらい、その頭も身体も、全部私でいっぱいに満たして……っ』  幾夜も幾夜も重ねた交わりの中で、兄は私の身体を隅々まで開発し尽くした。  最初は痛みを伴った結合も、数日を経る頃には、兄の指先が私の肌をかすめるだけで甘い痺れが背骨を駆け上がるほどに作り変えられていた。  兄は私の乳房を愛していた。手のひらから溢れるほど豊かに実った白い双丘を、まるで赤子のように貪欲に揉みしだき、淡い桜色の乳首を熱い舌先で転がしては、ぷっくりと硬く充血するまで吸い上げ続けた。乳首を噛み締められるたび、私の子宮の奥がきゅうっと疼き、下腹部に甘い痙攣が走るようになったのも、すべて兄の執拗な愛撫のせいだった。  兄は私の秘所を愛していた。丁寧に整えられた茂みの下にある一筋の縦筋に顔を埋め、鼻先を押し当てて私の匂いを深く吸い込み、桃色の花弁を舌で押し広げては、溢れ出る愛液を音を立てて啜り上げた。敏感な陰核を舌の裏で擦り上げられ、同時に長い指を二本、三本と膣内へねじ込まれて天井の柔肉を掻き回されるたび、私は枕を噛み締め、シーツを握りしめてびくっと背中を反らせながら、何度も潮を吹くほどに絶頂させられた。  そして何より、兄の凶暴なまでに熱く硬い肉棒が、私の最奥――子宮口を直接ノックするように突き上げてくる瞬間の、脳髄が白く焼き切れるような快感。  二十八日の夜など、私たちはほとんど一睡もしないまま、明け方まで四度も交わったのだ。  私の膣内は兄の放った濃い精液でいっぱいに満たされ、結合部から白濁した泡が溢れ出してシーツを汚してもなお、兄は私の腰を掴んでピストンを止めなかった。私もまた、兄の首筋に爪を立て、彼の唇を貪りながら、自分が兄の専用の雌として完全に作り変えられてしまったことに無上の悦びを感じていた。  『一生、お前を離さない』『たとえ地獄に落ちても、椿姫、お前だけを愛し続ける』  私の耳元で掠れた声でそう誓った兄の瞳には、確かに私しか映っていなかった。肉体と快楽という絶対的な鎖によって、私は今度こそ運命を書き換え、白石結衣などという女が入り込む隙間を完全に埋め尽くした――そう、確信していたのだ。  それなのに。  歯車が狂い始めたのは、一昨日の夜――五月二十九日のことだった。  その夜も私は、いつものように兄の帰りを待ちながら、ベッドの上で熱い身体を火照らせていた。しかし、降りしきる雨の中で鳴り響いた一本の電話が、すべての甘美な夢を粉々に打ち砕いた。  白石結衣が、不良グループの男たちに拉致され、廃ビルで凄惨な輪姦被害に遭ったという知らせ。  受話器を握りしめた兄の顔から、一瞬にしてすべての血の気が引き、それまで私に向けていた甘い情欲の熱が、見たこともないような悲壮な使命感へと塗り替えられた瞬間を、私は目の当たりにした。 『ごめん、椿姫! 白石さんが……俺のせいで、白石さんが大変なことになったんだ!』  私の制止を振り切って夜の雨の中へと飛び出していった兄は、その夜、帰ってこなかった。  翌三十日の夜、着替えを取りにわずか数十分だけ帰宅した兄の姿は、まるで別人のようだった。  全身から漂っていたのは、私と愛し合った夜の甘い体臭ではなく、鼻をつく病院の消毒液の匂いと、冷たい外の空気だった。  玄関先で兄の胸に飛びつき、その唇を奪おうとした私を、兄は震える手でそっと、しかし拒絶するように押し留めたのだ。 『待ってくれ、椿姫……今は、そんな気分になれないんだ』 『どうして!? 昨日からずっと病院にいたんでしょう? 疲れているのよ、兄さん。お風呂に入って、私の部屋で休みましょう。私が全部、癒やしてあげるから……』 『だめなんだ。白石さんが……目を覚ますたびにパニックを起こして、男の人を見ると悲鳴を上げるのに、俺の手だけは絶対に離そうとしないんだ。俺があの子のそばにいてやらなきゃ、あの子は舌を噛んで死んでしまうかもしれないんだ……!』  そう言い残して、兄は私の腕をすり抜け、再び病院へと去っていった。  取り残された玄関で、私は自分の両手を見つめたまま立ち尽くしていた。兄の体温が消えた手のひらが、凍りつくように冷たかった。 「……ふざけないで」  リビングのソファから立ち上がった私は、唇を噛み締めながら二階の自室へと続く階段を上った。  白石結衣。あの、いつも頼りなげに微笑み、少し強い風が吹けば折れてしまいそうなほど脆弱な女。  なぜ、あんな女ばかりが兄の心を掻き乱すのか。私はこんなにも美しく、聡明で、家事も完璧にこなし、そのうえ兄が望むままにどんな淫らな姿も晒して、極上の快楽を与え続けてきたというのに。  兄の根底にある、病的なまでの正義感と庇護欲――傷ついた弱者を見れば自分のすべてを犠牲にしてでも救おうとするあの愚かな聖人ぶりが、私の築き上げた肉体の城壁を内側から食い破ろうとしている。 「いいえ、まだ終わっていないわ。まだ五時間ある」  自室の姿見の前に立った私は、ゆっくりと部屋着のボタンを外し、床へと滑り落とした。  鏡の中に映し出されたのは、十六歳の少女の瑞々しさと、男を知り尽くした女の艶めかしさが同居する、一点の曇りもない白い裸体だった。  くびれた腰からなだらかに広がる豊満な臀部、すらりと伸びた白い太腿、そして胸元で誇らしげに張り詰めた双丘。この身体のどこをとっても、あの白石結衣などに劣る場所など少しもありはしない。  兄はただ、一時的なショックと混乱で自分を見失っているだけなのだ。男という生き物が、どれほど崇高な理想や正義を口にしようとも、結局は一度味わった極上の雌の肉体と快楽には逆らえないことを、私はこの一ヶ月で嫌というほど思い知らされたではないか。  今夜、兄は必ず一度帰ってくる。病院の面会時間が終わり、疲れ果ててこの家に戻ってきたとき――私がこの完璧な肉体ですべてを包み込み、あの二十八日の夜以上の狂おしい快楽の渦へと引きずり込めばいい。  頭で考える暇など与えない。白石結衣の泣き顔など、私の熱い膣壁の締め付けと、舌先の奉仕で、脳裏から完全に塗り潰してしまえばいいのだ。 「そうよ……兄さんは私のもの。私の身体をここまで開発して、私なしでは生きられないようにしたのは兄さん自身じゃないの。今さら聖人君子に戻ることなんて、絶対に許さないわ」  私は鏡の中の自分に向かって、妖艶に、そしてどこか狂気を孕んだ瞳で微笑みかけると、そのままバスルームへと足を向けた。  今夜という決戦のために、この肉体を極限まで甘く、淫らな兵器へと仕立て上げる儀式を始めるために。 --- 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第二話:五月三十一日二十時――香油の儀式と、火照る蜜壺の渇望  バスルームには、湯気とともにむせ返るような薔薇と白檀の香りが充満していた。  私は熱い湯を張ったバスタブの中に身を沈め、白い肌が淡い桜色に染まっていくのを感じながら、小瓶に入った特製の香油を手のひらに垂らした。  とろりとした黄金色のオイルを両手で温め、まずは自らの首筋から鎖骨、そして豊かに盛り上がった双丘へとゆっくりと擦り込んでいく。 「んっ……あぁ……」  自分の指先が乳首に触れた瞬間、思わぬほど甘い吐息が唇から漏れた。  三日前まで毎晩のように兄の熱い口内に含まれ、舌先で転がされ、前歯で甘噛みされ続けてきた私の乳首は、ただ自分の指で香油を塗り広げただけで、まるで電流が走ったかのようにびくっと震え、みるみるうちに硬く尖り始めたのだ。  湯気の向こうに、自分の胸を貪る兄の顔が幻のように浮かび上がる。  普段は真面目で優しい兄が、私の乳房を前にしたときだけ見せる、あの余裕を失った獣の目。私の片方の胸を鷲掴みにして形が変わるほど揉みしだきながら、もう片方の乳首をちゅう、ちゅうと音を立てて吸い上げる兄の頭を、私が愛おしく抱き寄せて髪を梳いてやった夜の記憶。 「兄さん……っ、見て、私の胸……兄さんにたくさん虐められたから、こんなに敏感になってしまったのよ……」  私は片方の手で自らの乳房を下から持ち上げ、もう片方の親指と人差し指で、ぷっくりと勃起した乳首をつまみ上げた。  少し力を込めて捻り、引っ張ると、乳首の先端から背骨を通って直接子宮へと繋がる見えない糸が弾かれたように、下腹部の奥がずきんと熱く疼いた。  二日もの間、兄に触れられていない身体は、私が想像していた以上に飢えきっていた。  かつての私であれば、自慰などという行為に耽ることもなければ、男の指や肉棒を求めて身体が勝手に疼くなどということもなかった。しかし、五月の初めから二十八日までの間、兄によって徹底的に快楽を教え込まれ、開発され尽くしたこの肉体は、もはや兄の熱なしではいられないほど淫らに変貌してしまっていたのだ。  私はバスタブの縁に頭をもたせかけ、湯の中で白い太腿をゆっくりと左右に開いた。  香油の塗られた左手が、乳房から滑らかな腹部の曲線を辿り、臍の下を過ぎて、熱い湯の中でもひときわ高い熱を放っている秘所へと降りていく。  指先が柔らかな陰毛をかき分け、ぷっくりと充血した秘唇に触れた瞬間、私の腰がびくっと跳ねた。 「はぁっ、んんっ……! あ、あぁっ……!」  まだ指を挿し入れてもいないというのに、秘裂の入り口からはすでに透明な愛液がとろりと溢れ出し、お湯の中に溶け出していた。  中指の腹で縦筋を上下に撫で上げると、ぬるりとした自分の蜜が指先に絡みつく。私は目を閉じ、今自分の股間に触れているのが自分の指ではなく、兄の節くれだった大きな指であるかのように想像を膨らませた。  兄の指は、いつも最初は優しかった。私が恥ずかしがって太腿を閉じようとするのを、「全部見せてくれ、椿姫」と熱っぽい声で宥めながら押し広げ、濡れた花弁を一枚ずつ確かめるように撫で回すのだ。  そして私が甘い声を漏らし始めると、兄の指先は次第に大胆になり、包皮から顔を出した敏感な陰核を、指の腹でぐりぐりと執拗に擦り上げてくる。 「あっ、んっ……兄さん、そこっ……そこ、駄目ぇっ……!」  自分の人差し指で陰核を弾きながら、私は中指と薬指の二本を、熱くぬめり始めた膣口へと宛がい、ゆっくりと奥へと沈めていった。  くちゅ、と湯の音を掻き消すような粘着質な水音が響き、私の膣肉は異物の侵入を拒むどころか、まるで待ち侘びていたかのようにきゅうっと収縮して二本の指を根元まで咥え込んだ。  熱い。お腹の奥が、熔岩でも流し込まれたかのように熱い。  無数のヒダが指に吸い付き、うねうねと蠢いて、本来そこにあるべきはずの「もっと太くて、もっと硬くて、もっと熱いもの」を求めているのがわかる。 「足りない……っ、私の指なんかじゃ、全然足りないわ……っ! 兄さん、兄さんのあれが欲しいの……っ!」  私は荒い息を吐きながら、右手で乳首を強く抓り上げ、左手の二本の指を膣内で激しく抽挿し始めた。  指先を少し曲げて、兄がいつも肉棒の亀頭で執拗に擦り上げてくれた膣の前壁――ざらついた感触のある一番敏感な場所を、ぐりぐりと強く押し潰すように撫で回す。  その瞬間、脳裏にフラッシュバックしたのは、五月二十八日の夜、兄に組み敷かれて狂ったように腰を振られた記憶だった。  あの夜、兄は私の両脚を肩に担ぎ上げ、私が逃げられないように体重を乗せて、子宮の入り口を直接抉るような深いピストンを繰り返した。ごりっ、ごりっと私の最も深い場所を亀頭でこじ開けられ、熱い精液を直接子宮の中へといっぱいに注ぎ込まれたときの、あの全身の細胞が歓喜に震えるような絶頂感。 「ああっ、んあっ、兄さんっ、きてっ、私の奥に、いっぱい出してぇっ……!!」  私はバスタブの中でびくっと背中を反らせ、お湯を激しく波立たせながら、孤独な絶頂に身を震わせた。  膣内が激しく収縮して自分の指を締め上げ、さらなる愛液がどくどくと噴き出して太腿の内側を熱く濡らしていく。  はぁ、はぁ、と肩で息をしながら、私は天井のライトをぼんやりと見つめた。  一度果てたことで身体の火照りが鎮まるかと思ったのに、現実はまったく逆だった。偽物の絶頂は、かえって「本物の兄の肉棒」に対する猛烈な飢餓感を呼び覚ましただけだったのだ。  子宮が、空っぽのままひくひくと寂しげに痙攣している。  これほどまでに兄を求め、兄のために熟れきった身体を、あの男が拒絶できるはずがない――私は湯から立ち上がり、濡れた白い肌から滴る水滴をバスタオルで丁寧に拭き取りながら、改めてそう自分に言い聞かせた。  しかし、タオルで胸元を拭っていた私の手が、ふと止まった。  肌の表面は香油と湯上がりで火照り、秘所からは今なお甘い蜜が糸を引くほど濡れているというのに、なぜだろう、心臓の一番深い場所だけが、まるで氷の塊を埋め込まれたかのように冷え切っているのだ。  昨夜、玄関先で私を押し留めたときの、兄のあの目。  そこには情欲も、迷いすらもなく、ただ「白石結衣という哀れな犠牲者を救わなければならない」という、凍りつくほど純粋で盲目的な使命感だけが宿っていた。  もしも――万が一にも、この火照った肉体すら、今の兄には届かなかったら? 「……馬鹿なことを考えないで」  私は首を強く振って、胸の奥から這い上がってくる冷たい悪寒を振り払った。  洗面所の鏡の前で長い黒髪を乾かし、艶やかにブラッシングを施す。下着は一切身につけなかった。ブラジャーも、ショーツも履かない一糸まとわぬ全裸のまま、私はクローゼットから取り出した極薄のシルクガウンに袖を通した。  真珠色のそのガウンは、動くたびに白い乳房の膨らみと桜色の乳首の輪郭をうっすらと透かし、前合わせの隙間からは無防備な太腿と、その奥の秘所をいつでも晒け出せるようになっていた。  香水はつけない。兄が一番好んでいた、湯上がりの私の素肌の匂いと、薔薇と白檀の香油、そして太腿を伝う私自身の愛液の甘い香りだけで十分だ。  自室の時計を見ると、時刻は午後八時五十分を過ぎていた。  窓の外では、いつの間にかポツリ、ポツリと冷たい小雨が降り始め、ガラスを濡らす音が静かな部屋に響き始めていた。  私はガウンの紐をゆるく結び直すと、素足のまま階段を降り、リビングの照明を落として玄関へと続く廊下の前に立った。  準備はすべて整った。あとは、私の愛しい兄が帰ってくるのを待つだけだ。 --- 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第三話:二十一時――雨の帰宅と、死臭のごとき他人の匂い  午後九時ちょうど。  雨音が少しずつ強まり始めた玄関先で、カチャリ、と鍵穴にキーが差し込まれる重たい金属音が響いた。  私の心臓が跳ね上がる。来た。兄さんが、帰ってきた。  私はすぐさま表情を作り、唇に柔らかな微笑みを浮かべながら、薄暗い玄関の上がり框へと歩み出た。極薄のシルクガウンがふわりと揺れ、素足の裏にひんやりとしたフローリングの感触が伝わる。  ギィ、とドアが開き、外の湿った夜気とともに、トレンチコートを着た長身の影がゆっくりと中へと入ってきた。 「おかえりなさい、兄さん」  私が極上の甘い声で呼びかけると、ドアを閉めかけていた兄――水無月はじめの肩が、びくりと小さく震えた。  兄がゆっくりとこちらを振り返る。  廊下の仄暗い間接照明に照らし出された兄の顔を見た瞬間、私は思わず息を呑んだ。  そこには、二日間の不眠不休の看病と、警察での事情聴取によって極限まで憔悴しきった男の姿があった。いつもは綺麗に整えられている髪は雨風に煽られて乱れ、落ち窪んだ瞼の下にはどす黒い隈が張り付いている。顎のあたりには無精髭がうっすらと浮かび、瞳からはかつてのような精悍な光が失われ、まるで深い沼の底を彷徨っているかのように虚ろに揺れていた。 「……椿姫、起きてたのか」  掠れた、今にも消え入りそうな声だった。  そして何より私を戦慄させたのは、玄関の上がり框に立ち、透けるようなシルクガウン一枚しか纏っていない私の姿を見てもなお、兄の瞳に少しの情欲の揺らぎも浮かばなかったことだ。  ほんの三日前までは違った。  私がバスローブ姿でリビングに現れただけで、兄は喉仏を上下に動かして生唾を飲み込み、視線を私の胸元や太腿から剥がせなくなって、獣のように荒い息を吐きながら私を壁へと押し付けたのに。  今の兄の視線は、まるでガラス細工か、あるいは道端の石ころでも見るかのように、私の裸体の輪郭を素通りして床へと落ちていた。 「起きているに決まっているでしょう? 兄さんがずっと帰ってこないんですもの、心配で眠れるはずがないわ。さあ、コートを脱いで。雨で濡れてしまっているじゃないの」  私は内心の動揺を必死に押し隠しながら、上がり框から一歩踏み出し、靴を脱いで上がった兄のすぐ目の前へと歩み寄った。  白い指先を伸ばし、兄のトレンチコートの襟元に触れてボタンを外そうとした、その瞬間だった。 「……っ!?」  私の鼻腔を、異質な匂いの塊が暴力的に突き抜けた。  まず感じたのは、五月の終わりとは思えないほど冷え切った雨水の匂い。  次に、鼻の奥がツンと痛むような、病院特有のクレゾール消毒液と薬品の無機質な臭気。  そして、その奥にべっとりと張り付いていたのは――私が最も憎み、最も忌み嫌う、「見知らぬ他人の雌」の生々しい痕跡だった。  安っぽいシャンプーの残り香に混じる、乾いた涙と鼻水の匂い、怯えて掻き毟った皮膚の脂の匂い、さらにはパニックを起こして吐き戻したであろう胃液の酸っぱい残り香。  白石結衣の匂いだ。  この二日間、兄があの女の病室のベッドサイドに付きっきりで座り込み、泣き叫ぶあの女を胸に抱きしめ、背中をさすり、髪を撫で続けてきたことを証明する、おぞましいほどの密着の匂い。  うっ、と胃の底から猛烈な吐き気がせり上がってきた。  視界がぐらりと揺れ、嫉妬と嫌悪で頭の血管が張り裂けそうになる。  私の兄さんなのに。私の香油の匂いと、私の愛液の匂いだけを纏っていればいいはずの兄さんの身体に、なぜあんな薄汚れた被害者の女の匂いが染みついているのか。他の男たちに散々犯され、汚され尽くした女の涙と嘔吐物の匂いを、なぜ私の兄さんがこんなにも大切に抱えて帰ってくるのか。 「……椿姫? どうした、顔色が悪いぞ」  私がコートの襟を掴んだまま小刻みに震えているのに気づき、兄が訝しげに眉を寄せた。  私は奥歯をギリッと噛み締め、爪が自分の手のひらに食い込むほどの力で理性を繋ぎ止めた。ここでヒステリーを起こしてはいけない。怒鳴り散らして白石結衣を罵倒すれば、兄の庇護欲と正義感はますますあの女へと傾いてしまう。  私は深呼吸を一つして、あの忌まわしい匂いを肺の奥へと押し込むと、無理やりに艶やかな笑みを唇に貼り付けた。 「……いいえ、なんでもないの。ただ、兄さんがあまりにも冷たくなっているから、びっくりしてしまって。こんなに濡れたコートを着ていたら風邪を引いてしまうわ」  私は素早く兄のトレンチコートのボタンを外し、その肩から重たく湿った布地を剥ぎ取った。  そのままコートを玄関の隅へと放り出すように置き、私は兄の腕に自らの柔らかい双丘をぎゅっと押し当てながら、彼の手を引いてリビングへと誘った。 「さあ、リビングへ行きましょう。お風呂も沸いているけれど……まずは少し座って、私の体温で温まってちょうだい」  私のガウン越しに押し付けられた豊かな乳房の弾力と、湯上がりの熱い肌の温度が、兄の腕に伝わっているはずだった。  香油の甘い薔薇と白檀の香りが、兄の纏っていた消毒液の臭気を押し返すように立ち昇る。  しかし、私に手を引かれてリビングへと歩いていく兄の足取りは鉛のように重く、私の胸が押し当てられている右腕は、まるで感覚を失った義手であるかのようにだらりと垂れ下がったままだった。 「……シャワーを浴びて、少し着替えたら、またすぐに病院へ戻らなきゃいけないんだ」  薄暗いリビングに入り、ソファの前で立ち止まった兄が、ぽつりとそう零した。  その一言が、私の耳の奥で不吉な鐘の音のように響き渡った。  また、病院へ戻る?  時刻はすでに九時十五分を回っている。今から病院へ戻れば、深夜零時までにこの家へ帰ってくることなど絶対にあり得ない。それはすなわち、この二周目の世界の完全なる敗北――私が一ヶ月かけて築き上げた兄との蜜月が、すべて無に帰すことを意味していた。 「……戻らなきゃいけないって、どういうことなの、兄さん。もう面会時間はとっくに終わっている時間でしょう? ご両親だっていらっしゃるはずよ」 「ご両親も憔悴しきっていて、さっき倒れるように休まれたんだ。それに……白石さんは、ご両親が相手でも錯乱してしまうことがある。どういうわけか、俺が手を握って声をかけているときしか、まともに呼吸もできない状態なんだよ。さっきも、安定剤でやっと眠った隙に、着替えを取りに抜け出してきただけなんだ」  兄は自分の右手――あの白石結衣の手を二日間握り続けていた手を見つめながら、苦痛に満ちた声で言った。 「俺が目を覚ましたときにそばにいなかったら、あの子はまたあの夜の恐怖に引きずり込まれて、今度こそ壊れてしまう。だから、俺は行かなきゃいけないんだ」  兄の言葉の端々から滲み出るのは、白石結衣への恋慕というよりも、さらに根深く、さらに厄介な「贖罪と使命感の狂気」だった。  なぜ、と私は胸の中で血を吐くように叫んだ。なぜ他人の女のために、あなたがそこまで背負い込む必要があるの。  でも、言葉で議論しても無駄なことはわかっていた。今の兄の頭の中を占領しているその歪んだ正義感を破壊できるのは、理屈ではない。  私は無言のまま兄の両肩に手を置き、力を失った彼の身体を、リビングのソファへと押し倒すようにして座らせた。 --- 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第四話:二十一時三十分――裸体の簒奪戦、空振りの誘惑(前編)  リビングの照明はすべて消えていた。  窓の外から差し込む街灯の淡い光と、ガラスを叩く冷たい雨音だけが、密室となった部屋を支配している。  ソファに深く沈み込むように腰を下ろした兄・はじめの前に、私はゆっくりと膝をついた。  フローリングの冷たさが膝頭から伝わってくるが、私の身体の芯は、焦燥と情欲が入り混じった異様な熱で燃え盛っていた。 「……椿姫、何をしているんだ。俺は早くシャワーを――」  立ち上がろうとした兄の言葉を遮るように、私は自分の腰でゆるく結んでいたシルクガウンの紐を、スルスルと引き抜いた。  はらり、と真珠色の薄い布地が左右へと大きくはだけ、私の肩から滑り落ちる。  仄暗い闇の中に、香油を塗り込まれて艶やかに光る私の白い裸体が、一糸まとわぬ姿で浮かび上がった。  たわわに実った二つの乳房が、呼吸に合わせてゆっくりと上下し、その頂にある桜色の乳首は、すでに先ほどの自慰と今の緊張によってぷっくりと硬く勃起している。くびれた腰のラインから続く下腹部には、整えられた黒い茂みがあり、そのすぐ下でしっとりと濡れそぼった桃色の秘裂が、熱い蜜を湛えてひくひくと息づいていた。 「……っ、椿姫……!?」  兄の息が詰まる音がした。  ほら、見なさい。どんなに白石結衣のことで頭がいっぱいでも、私のこの裸体を目の前に突きつけられれば、目を逸らすことなんてできやしない。  私は膝立ちのまま兄の両脚の間へと割り込み、彼の膝の上に置かれていた両手を、自分の手でそっと包み込んだ。 「冷たい手……。病院でずっと緊張していたから、こんなに氷みたいに冷え切っているわ、兄さん」  私は兄の大きな右手を取り、そのまま自らの左の乳房へと導いて、ぐっと強く押し当てた。 「あぁっ……んっ……!」  氷のように冷たい兄の手のひらが、火照りきった私の乳房の柔肉に沈み込んだ瞬間、温度差のショックで私の背筋に激しいゾクゾクとした快感が駆け上がった。  ぷっくりと尖った私の乳首が、兄の手のひらの中心をツンと突き刺すように主張する。  私は兄の左手も取り上げ、同じように右の乳房へと押し当てさせながら、上目遣いに兄の瞳をじっと見つめた。 「触って、兄さん……。私の胸、こんなに熱くて、こんなに硬くなっているの。三日前まで、兄さんが毎晩のようにしゃぶって、甘噛みして、私を狂わせてくれたこの胸よ……。二日間も兄さんに放置されて、寂しくてたまらなかったの」  私は自ら上半身をくねらせ、兄の両手の中で自分の豊かな双丘をたぷんと揺らしながら、手のひらに乳首をぐりぐりと擦りつけた。  薔薇と白檀の香油が兄の手にも移り、ぬるりとした感触とともに濃厚な芳香が二人の間に立ち昇る。  いつもなら、こうして胸を押し当てただけで、兄の指先は条件反射のように私の柔肉を鷲掴みにし、乳首を摘み上げてくるはずだった。  しかし――私の胸に触れている兄の両手は、まるで死人の手のように冷たいまま、指先がただの一度もピクリとも動かないのだ。 「……椿姫、やめろ……。今は、こんなことをしている場合じゃ……」 「こんなことって、なあに? 私たちが五月に入ってから、毎晩欠かさずしてきたことでしょう? 兄さんが私に教えてくれたことじゃないの」  私は兄の弱々しい拒絶を無視して、彼の右手を自分の胸から離すと、そのまま滑らかなお腹の上を滑らせ、熱く湿った自分の股間――太腿の付け根へと誘導した。  ぐっ、と兄の指先を、自分の濡れそぼった秘裂へと直接押し当てる。  くちゅり、と淫らな水音が静かなリビングに響いた。 「んっ、はぁっ……! ほら、わかるでしょう、兄さん……? 私、兄さんの帰りを待ちながら、お風呂の中で兄さんのことを思い出して、こんなにおっぱいやあそこを濡らしていたのよ……」  私は兄の中指と薬指を自分の手で上から押さえつけ、溢れ出る愛液でぬるぬるになった秘唇の間へと食い込ませた。  熱い。私の粘膜はこんなにも熱く燃え上がり、兄の指を飲み込もうとひくひくと蠢いているというのに、それに触れている兄の指は、いつまで経っても凍りついたように冷たいままだった。  それでも私は、兄の膝の上に自分の白い太腿を跨らせるようにして腰を浮かせ、彼の胸元へとぴったりと裸体を密着させた。 「ねえ、兄さん、私を見て。あの病院の冷たい匂いも、あの女のことも、今すぐ全部忘れて……。二十八日の夜みたいに、私の身体の奥まで、壊れるくらい激しく愛してくださいな」  私は兄の首に両腕を回し、彼の無精髭の生えた頬から耳元へと、自分の熱い唇と舌先を這わせた。  ちろり、と兄の耳朶を舌で舐め上げ、そのまま首筋の動脈の上へと湿ったキスを落とす。  肌と肌が触れ合う面積を増やし、私の火照った体温と香油の匂い、そして股間から立ち昇る雌の匂いで、兄の五感を完全に包囲してしまおうとした。 「私のここ……兄さんの熱いあれで、いっぱいに満たされたがっているの。あの日、私の子宮の奥にどくどくって精液を注ぎ込みながら、『一生離さない』『椿姫だけを愛する』って言ってくれたでしょう? 私、今でもあそこが兄さんの形を覚えていて、疼いて仕方がないのよ……っ」  耳元で甘く、淫靡に囁きながら、私は自らの腰をグラインドさせ、濡れそぼった秘裂を兄のジーンズの上から太腿へと擦りつけた。  ぬちゃ、ぬちゃ、と私の愛液が兄のズボンの布地を黒く濡らしていく。  私の乳首は兄のシャツの胸元に擦れ、その摩擦だけで私は甘い吐息を漏らしながら、兄の理性が崩壊する瞬間を今か今かと待ち構えていた。  ここまですれば、どんな男だって――ましてや、一ヶ月間私の身体に溺れきっていた兄であれば、次の瞬間には私の腰を掴み、ソファへと押し倒して貪り始めるはずだった。  だが。  私がどれほど腰を揺らし、どれほど熱い吐息を耳に吹きかけても、兄の身体からは、あの馴染み深い「雄の熱気」が少しも立ち昇ってこなかったのだ。  それどころか、私の裸体を受け止めている兄の胸板は、まるで石像のように硬直し、小刻みに震えていた。  私は耳元から顔を離し、至近距離で兄の瞳を覗き込んだ――そして、そこに浮かんでいたものを見て、背筋が凍りつくのを感じた。 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第五話(第2巻):二十一時四十分――蜜月の記憶と、開発され尽くした雌の証明  至近距離で覗き込んだ兄・はじめの瞳には、私が期待していたような情欲の炎も、理性と本能の狭間で揺れ動く葛藤の色すらも浮かんでいなかった。  そこにあるのは、ただ深い夜の底のように暗い絶望と、何か目に見えない巨大な罰に怯えるかのような恐怖の光だけだった。  なぜ、そんな目で私を見るの。  私の白い乳房は今まさに兄の両手の下で柔らかな弾力を伝え、私の濡れそぼった秘唇は兄の太腿の上で熱い愛液を塗りたくっているというのに。 「兄さん……どうして黙っているの? 私の身体、どこかおかしいかしら。それとも、二日見ない間に、私の抱き方まで忘れてしまったの?」  私は凍りつきそうになる自分の心臓を叱咤しながら、さらに大胆に腰を沈め、兄の膝の上で白い太腿を大きく開いた。  極薄のシルクガウンはすでに私の背中側へと完全に滑り落ち、ソファの座面へと垂れ下がっている。一糸まとわぬ私の裸体は、雨音だけが響くリビングの仄暗い空気の中で、薔薇と白檀の香油を纏って妖しく浮かび上がっていた。  私は兄の冷たい両手首を掴み、もう一度、自分の乳房を強く揉みしだかせるように動かした。 「あぁっ……んっ、そうよ、兄さん、こうして……いつもみたいに、指が沈み込むくらい強く握って……。兄さんが一ヶ月かけて、私をこんなふうに作り変えたんじゃないの」  私は熱い吐息を兄の唇のすぐそばに吹きかけながら、この二周目の五月、私たちがどれほど深く、どれほど淫らに堕ちていったかを、兄の脳髄に直接刻み込むように語り始めた。  忘れさせない。あの白石結衣の涙なんかに、私たちが積み重ねた二十八日間の濃密な交わりの記憶を塗り潰させてたまるものか。 「覚えているでしょう、兄さん? 五月一日の夜、私が初めて兄さんの部屋のベッドに潜り込んだときのこと……。兄さん、最初は『俺たちは兄妹なんだぞ』『こんなことは絶対に駄目だ』って、今の同じように私を突き放そうとしたわよね」  私は兄の首筋に唇を押し当て、鎖骨のくぼみを舌先でちろちろと舐め上げながら囁いた。 「でも、私が下着を脱いで、兄さんの手を私の胸とあそこに導いたら……兄さんの息が急に荒くなって、目が真っ赤に充血して、そのまま私を押し倒したじゃない。私の処女膜を突き破って、奥までずぷずぷって入ってきたときの兄さんの顔、私、今でもはっきり覚えているわよ。苦しそうなのに、気持ちよさそうで……私が痛くて涙をこぼしたら、その涙を全部舌で舐め取りながら、腰を振るのを少しも止めなかったわよね」  あの初めての夜の記憶が蘇るにつれ、私の膣の奥が再びきゅうっと熱く収縮し、兄のジーンズの上にさらなる愛液がじわりと染み出していく。  私は自分の右手を胸から離し、兄の耳の後ろの髪に指を絡めながら、彼の耳孔へと直接甘い声を流し込んだ。 「一度一線を越えてからの兄さんは、本当にすごかったわ……。毎晩、両親が眠りについたあとの深夜になると、足音を忍ばせて私の部屋にやってきて……ドアに鍵をかけた瞬間、私がパジャマを脱ぐのも待たずに服を引き裂くように剥ぎ取って、私の身体を隅から隅までしゃぶり尽くしたじゃない」  私は自分の左手で、ぷっくりと勃起した自らの右の乳首を指先で強く摘み上げ、兄の目の前で見せつけるように引っ張ってみせた。 「ほら、見て、兄さん。この乳首……前はこんなに色が濃くなかったし、少し触られただけでこんなに硬く尖ったりしなかったのよ。兄さんが毎晩、『椿姫の乳首は甘くて可愛いな』って言いながら、歯でカリカリって甘噛みしたり、舌の裏で転がしたり、ちゅうって音が鳴るくらい強く吸い続けたりしたから……今ではブラジャーの布が擦れるだけで、お腹の奥までジンジン疼くようになってしまったの」  んっ、と私は自ら乳首を捻りながら甘い声を漏らし、びくっと背中を小さく反らせた。  白い双丘が揺れ、香油のツヤが暗がりの中でなまめかしく煌めく。  それでも兄の視線が揺らがないのを見て、私はさらに腰を浮かせ、自分の股間を兄の腹部の前へと突き出すようにした。  そして、自らの両手の人差し指と中指を、熱くぬめり立つ秘裂へと添え、桃色に充血した左右の秘唇を、兄の目の前でくぱり、と大きく押し広げてみせたのだ。 「……っ!!」  粘り気のある愛液が、開かれた花弁の間からきらりと細い糸を引き、ぷつんと切れて兄の太腿へと滴り落ちた。  外気に晒された膣口は、まるで生き物のようにひくひくと細かく痙攣し、そのすぐ上にある敏感な陰核は、包皮を押し退けてぷっくりと赤く充血した頭を覗かせている。  かつての潔癖で誇り高かった「水無月椿姫」であれば、死んでも見せることのなかったはずの、最も恥ずかしく、最も淫らな痴態。しかし、兄を繋ぎ止めるためなら、私には羞恥心など少しも残ってはいなかった。 「ここだってそうよ、兄さん……。私のあそこ、こんなにいやらしく口を開いて、つゆが止まらなくなっているのが見えるでしょう? これも全部、兄さんのせいよ。兄さんが毎晩、私の太腿を無理やり押し広げて、ここに顔を埋めて、鼻先まで私の愛液でべとべとにしながら舌をねじ込んできたからじゃないの」  私は片方の手で秘唇を開いたまま、もう片方の人差し指で、露わになった自らの陰核をくるくると撫で回し、そのまま膣口へと指先を浅く抜き差ししてみせた。  くちゅ、ぐちゅ、と静かな部屋の中に、粘膜と愛液が擦れ合う卑猥な水音がいやらしく響き渡る。 「あっ、んんっ……! 兄さんが、私のここを舌で舐め回して、指を二本も三本も入れて、天井の気持ちいいところをぐりぐりって掻き回すから……私、声を殺すために枕を噛み締めながら、シーツをびしょ濡れにするまで何回もイかされたのよ……っ。お風呂場でも、リビングのテーブルの上でも、私の部屋の勉強机の上でも……兄さんは場所なんて構わずに、私の後ろから腰を掴んで、獣みたいに激しく突き上げてきたじゃない……!」  私は指を膣から引き抜き、自分の愛液で濡れ光るその指先を、兄の唇へとそっと押し当てた。  ぬるりとした熱い蜜が、兄の乾いた唇を濡らす。  かつての兄なら、私がこうして指を差し出せば、目を細めてその指を口内に含み、舌で綺麗に舐め取ってから、私の唇を荒々しく奪ってきたはずだった。  二十八日の夜――あの最後の蜜月の夜、兄は私の子宮の奥まで剛直を突き入れ、びくびくと脈打つ先端から熱い精液をこれでもかというほどいっぱいに注ぎ込みながら、私の首筋に顔を埋めて喘いでいたのだ。  『椿姫、お前なしじゃもう生きられない』『お前の中があまりにも気持ちよすぎて、俺の魂まで全部吸い取られてしまいそうだ』と。 「ねえ、舐めて、兄さん……。兄さんが大好きだった、私の味よ。あの夜、私の奥にいっぱい精液を出して、抜いたあともまたすぐに硬くして、朝まで四回も私を抱いたときのことを思い出して……っ!」  私は兄の唇に自分の蜜を塗り広げながら、もう片方の手で彼の頬を包み込み、自らの唇を兄の唇へと重ね合わせた。  少し開いた兄の唇の隙間へ、私は自分の熱い舌を強引に滑り込ませる。  唾液を絡め取り、兄の舌を探し求めて、口内を蹂躙するように深く、濃密に舌を這わせた。  私の胸は兄の胸板に完全に押し潰され、私の濡れた秘所は兄の下腹部に密着して、二人の境界線が溶けてなくなるかのような深い抱擁。  しかし。  私の舌がどれほど熱心に兄の口内を掻き回しても、兄の舌はまるで死んだ魚のように動かず、ただ私の為すがままにされているだけだった。  そして、唇に塗られた私の愛液の匂いに混じって、兄の呼気からはやはり、あの病院の消毒液の匂いと、冷え切った絶望の気配しか漂ってこないのであった。 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第六話(第3巻):二十二時――裸体の簒奪戦と、凍てついた男根の恐怖  唇を離したとき、二人の間に引いた唾液の糸が、仄暗い光の中で虚しく千切れた。  私の荒い呼吸音だけが、雨の打ちつけるリビングに響いている。  なぜなの。なぜ、ここまでしても兄さんの瞳に火が灯らないの。  私は焦燥に駆られるまま、兄のシャツの胸元に手をかけ、ボタンを弾き飛ばさんばかりの勢いで次々と外していった。 「……椿姫、もうやめろ……っ、頼むから、離れてくれ……!」  兄が掠れた声でうめき、私の肩を押し退けようと手を動かした。  しかし、二日間の徹夜で消耗しきっている兄の腕には力がなく、私はその手を振り払うようにして彼のシャツを左右へとはだけさせた。  露わになった兄の引き締まった胸板と腹筋。そこには、数日前まで私が快楽のあまりしがみつき、爪を立てて引っ掻いた赤いミミズ腫れの跡が、まだうっすらと残っていた。  その傷跡を見つけた瞬間、私の胸に歪んだ歓喜と執着が湧き上がった。 「いやよ、離れるものですか! ほら、見て、兄さんの背中にも胸にも、私がつけた爪の跡がまだ残っているじゃないの! これが私たちが愛し合った証拠よ、兄さんが私のものだという刻印なのよ!」  私はその引っ掻き傷の上に自分の唇を押し当て、ちゅうっと強く吸い上げて新たなキスマークを刻みつけながら、兄の胸板から腹部へと舌を這わせながら降りていった。  兄の頭がどれほど白石結衣への罪悪感でいっぱいになっていようとも、男の身体――とりわけ、あの性器だけは嘘をつかないはずだ。  一ヶ月間、毎晩のように私の膣と口で扱き上げられ、精液を搾り取られ続けてきた兄の肉棒に、直接私の唇と舌で奉仕してやれば、本能が理性をねじ伏せて必ず勃起する。一度硬く反り返ってしまえば、あとは私がその上に跨り、熱い膣内へと飲み込んで腰を振り続ければいいのだ。 「私が今すぐ、兄さんの身体に思い出させてあげる……。頭で余計なことを考える暇なんてないくらい、気持ちよくしてあげるから……っ」  私はソファの前に再び深く跪き、兄の両脚の間へと顔を埋めるようにして、彼のジーンズのベルトに手をかけた。  ガチャリ、とバックルを外し、ファスナーを乱暴に引き下ろす。  「やめろ、椿姫……っ!」と兄が腰を引こうとするのを、私は両手で彼の腰骨を強く押さえつけて封じ、ジーンズと下着をまとめて太腿の半ばまで引きずり下ろした。  しかし――下着の下から現れたものを目にした瞬間、私の動きはピタリと止まり、全身の血液が逆流するような戦慄に襲われた。 「……っ、うそ……でしょう……?」  いつもなら、私がこうして膝をついてファスナーに手をかけただけで、すでに下着を突き破らんばかりに大きく膨れ上がり、苦しげに脈打っていたはずの兄の男根が。  私の膣の奥をあれほど凶暴に突き上げ、子宮の形が変わるほど激しく抉り続けてきたあの熱くて逞しい肉棒が。  今は、まるで魂を抜かれた抜け殻のように、冷たく、小さく、力なく萎縮しきったまま、陰毛の間にうずくまっていたのだ。  先走り液の湿り気すら少しもなく、血の気のない皮膚がただひややかに垂れ下がっている。  そんなはずはない。  私の心臓がドクン、ドクンと不協和音を打ち鳴らし、額から冷たい脂汗が滲み出た。  だって、私は今、一糸まとわぬ全裸で兄の目の前にいるのだ。薔薇と白檀の香油を塗り込んだ白い双丘を揺らし、自分自身の愛液で太腿まで濡れそぼらせ、さっきまで兄の目の前で秘唇を押し広げて自慰まで見せたというのに。  それなのに、兄の男根は少しも反応していなかったというのか。 「うそよ……こんなの、ただ疲れているだけだわ……っ。私が触って、お口で温めてあげれば、すぐにいつもみたいに大きくなるはずよ……!」  私は自分に言い聞かせるように呟き、震える白い指先を伸ばして、兄の萎えたペニスをそっと包み込んだ。  冷たい。  指先に触れたその肉塊は、まるで冷蔵庫から出したばかりの肉片のようにひんやりとしていて、いつも私の手のひらを火傷させるほど放っていたあの滾るような熱気が、どこにも感じられないのだ。  私は必死になって指を動かし、柔らかいままの竿を上下に優しく扱きながら、そのまま顔を近づけて、冷たい先端へと自らの熱い唇を押し当てた。 「んっ、ちゅぅっ……れろ、ちゅるっ……んむっ……」  私は口を大きく開け、萎縮したままの兄の男根を根元まで一気に口内へと含んだ。  熱い舌で裏筋を丁寧に舐め上げ、頬をすぼめて強く吸い上げながら、亀頭の先端を舌先でちろちろと転がす。  さらに私は、自分の両手で豊かな乳房を持ち上げ、兄の下腹部へと押し当てながら、口に含んだ肉棒を唇と舌で必死に扱き続けた。  じゅる、じゅぷ、ちゅうっ、と静まり返ったリビングに、私が兄の性器をしゃぶる粘着質な水音だけが虚しく響き渡る。  お願いだから、硬くなって。  お願いだから、いつものように私の口の中でむくむくと膨れ上がって、『椿姫、もう我慢できない』って私の頭を掴んで腰を突き出してきて。  私は涙目になりながら、喉の奥まで兄の先端を押し込み、唾液でべとべとに濡らしながら奉仕を続けた。片方の手は自分の股間へと伸び、焦りと恐怖で冷えそうになる自らの秘所を必死に掻き回して、兄の足元へと愛液を滴らせた。  一分、二分、三分。  私の顎が疲れ、口内が自分の唾液でいっぱいになるまでしゃぶり続けても――私の口の中にある兄の性器は、ただの柔らかい肉の塊のまま、少しの脈動も、少しの膨張も見せなかったのだ。 「……ぷはっ……! ど、どうして……っ、どうして硬くならないのよ、兄さん……っ!?」  口を離した私の唇から、唾液の糸がだらりと垂れ落ちた。  私は信じられないものを見る目で、自分の唾液で濡れ光っているだけの、小さく萎えたままの兄の股間を見つめた。  私の最大の武器。どんな言葉よりも、どんな理屈よりも確実に兄を屈服させ、私だけの虜にしてきたはずの「極上の肉体と快楽」が、今、目の前で完全に無力化されている。  私がどれほど浅ましく裸を晒しても、どれほど淫らに秘所を濡らしてしゃぶりついても、今の兄の身体には少しも届いていないという残酷な事実が、氷の刃となって私の胸を抉った。  見上げると、ソファの上の兄は、自分の股間に顔を埋めている全裸の妹を見下ろしながら、これまで見たこともないほど痛ましげに顔を歪めていた。  そして次の瞬間、兄の落ち窪んだ双眸から、ぽろり、ぽろりと大粒の涙が溢れ出し、無精髭の浮いた頬を伝って流れ落ちたのである。 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第七話(第4巻):二十二時三十分――冷えたコートの檻と、懺悔の涙  ぽた、ぽた、と。  兄・はじめの瞳からこぼれ落ちた熱い涙が、私の白い肩口へと落ちて弾けた。  それは情欲の汗ではなく、ましてや快楽に咽ぶ涙でもない。魂の底から絞り出されるような、深い悔恨と絶望の雫だった。 「……兄、さん……?」  呆然と呟いた私の前で、兄は震える手で自らのズボンと下着を引き上げ、ベルトを締め直した。  私が必死の思いで引き出し、唾液で濡らした性器が、再び布地の奥へと仕舞い込まれていく。それはまるで、私という女そのものが拒絶され、蓋を閉ざされたかのような光景だった。  そして兄は、ソファの脇に立ち上がると、玄関の上がり框近くに私が放り出していたあのトレンチコート――冷たい雨水を吸い込み、病院のクレゾール消毒液と白石結衣の痕跡が染みついたあのコートを拾い上げた。  次の瞬間、兄が取った行動に、私は息を呑んだ。  兄は私の前に跪き直すと、その冷たく湿ったトレンチコートを広げ、一糸まとわぬ私の白い肩から、張り詰めた双丘、そして愛液で濡れそぼる下半身までを、すっぽりと包み込むようにして覆い隠してしまったのだ。 「……っ!? な、何をするの、兄さん……!」  ひやり、と氷水を含んだようなコートの裏地が、香油で火照りきっていた私の素肌に張り付いた。  私が兄を誘惑するために磨き上げ、熱く燃え上がらせていた乳首も、太腿も、秘唇も、すべてが「雨と消毒液と他人の女の匂い」がする重たい布の檻の中へと閉じ込められていく。  兄はコートの襟元を私の首の下でしっかりと合わせ、まるで寒さに震える幼い子どもを労わるかのように、しかし決して私の素肌には直接触れないようにしながら、コートの上から私の両肩をそっと押さえた。 「……冷えるから、これを着ていろ、椿姫。お前に……こんな格好をさせてしまって、本当にすまない」  そう言うと、兄は私の目の前のフローリングに両手をつき、まるで神の前で罪を懺悔する咎人が土下座をするかのように、深く、深く頭を垂れた。  額が床につくほど丸められた兄の背中が、嗚咽とともに激しく震え始める。 「すまない、椿姫……っ。全部、俺が悪かったんだ……。お前を抱いたこと、お前の純潔を奪って、毎晩のようにあの部屋でお前を求めたこと……お前を女として愛しいと思ったことは、嘘じゃない。本当なんだ」  床に落ちる兄の涙が、暗いシミを作っていく。  私は冷たいコートに包まれたまま、身動き一つできずにその言葉を聞いていた。 「でも……っ、俺たちがやったことは、やっぱり絶対に許されない罪だったんだよ……! 同じ血を分けた兄と妹が、親の目を盗んで毎晩獣のように交わり続けるなんて、人の道を外れた、おぞましい近親相姦の罪だったんだ……っ!」  近親相姦の、罪。  その言葉が兄の口から吐き出された瞬間、私の耳の奥でキィンと甲高い耳鳴りが鳴り響いた。  今さら、何を言っているの?  それを承知の上で、私が差し出した身体にむしゃぶりつき、私の膣内に何度も精液を注ぎ込んで『地獄に落ちてもいい』と囁いたのは、他ならぬ兄さん自身だったではないの。 「一昨日の夜、警察から連絡を受けて、病院で白石さんの姿を見たとき……俺は、頭をハンマーで殴られたような気がしたんだ」  兄は床を見つめたまま、震える声で言葉を継いだ。 「あの日、白石さんは俺に相談したいことがあると言って、駅の近くで俺を待っていたらしいんだ。なのに俺は……早く家に帰って、お前と寝ることばかり考えていて、白石さんからのメッセージにも気づかなかった……! 俺が、お前との淫らな快楽に溺れて、お前の身体のことしか頭にない最低の獣になっていたせいで……白石さんはあの不良たちに捕まって、あんなむごたらしい目に遭ってしまったんだ……!!」  兄の両手の爪が、フローリングの板をギリギリと引っ掻いた。  その声には、自分自身の肉欲に対する猛烈な嫌悪と、ほとんど宗教的なまでの恐怖が滲んでいた。 「病院のベッドの上で、白石さんは全身痣だらけで、唇も切れて、服もボロボロに裂かれた後の姿で震えていた……。医者や警官が近づくだけで、あの夜の男たちを思い出して、喉から血が出るほど絶叫して暴れるんだ。それを見たとき、俺は怖くてたまらなくなった……っ。俺たちが兄妹で一線を越えて、神様も道徳も裏切ってあんなふうに乱れていたから……その天罰が、一番純粋で何の罪もない白石さんの上に落ちたんじゃないかって……!」  ああ――そういうことだったのか。  私は冷え切ったコートの中で、自分の唇を血が滲むほど強く噛み締めた。  なぜ兄の男根があれほど冷たく萎縮し、私の裸体を前にしても少しも反応しなかったのか、その理由が今、残酷なほどはっきりと理解できた。  兄の中では今、「私との快楽」と「白石結衣の凄惨な輪姦被害」が、原因と結果――すなわち『罪と罰』として完全に結びついてしまっているのだ。  だから、私の白い乳房を見れば見るほど、私の濡れた秘所を見れば見るほど、兄の脳裏には「妹の肉体に溺れたせいで無垢な少女が犯され壊された」という地獄絵図が蘇り、性欲どころか猛烈な自己嫌悪と恐怖が噴き出していたのである。 「違うわ、兄さん……っ! あの女が不良に襲われたのは、あの女の不注意か、ただの不運よ! 私たちには何の関係もないじゃないの! どうして兄さんがそんな責任を感じる必要があるのよ!?」  私は叫ぶように言い返し、床に頭を垂れている兄の肩を掴んで揺さぶろうとした。  しかし兄は、ゆっくりと顔を上げると、涙で濡れた真っ直ぐな瞳で私を見つめ返した。  その瞳に宿っていたのは、どんな悪意よりも、どんな憎悪よりも残酷な――純粋無垢な『善意』と『正義』の光だった。 【第1部:甘美なる輪廻と「越えられない正義」】 第5章:善意という名の残酷な刃 第八話(第5巻):二十二時四十五分――善意という名の死刑宣告 「関係なくなんかないんだ、椿姫。俺があのときメッセージに気づいて駆けつけていれば、白石さんはあんな目に遭わずに済んだ。そして今、あの子の心は粉々に砕け散ってしまっているんだ」  兄・はじめの声は、奇妙なほど静かで、そして揺るぎない決意に満ちていた。  先ほどまで私との罪に震えていた怯えが、白石結衣という「守るべき弱者」について語り始めた瞬間、殉教者のような使命感へと姿を変えていくのを、私は目の当たりにしていた。 「さっきも言っただろう。今の白石さんは、男性の医師が病室に入ってくるだけで呼吸困難を起こして、点滴の管を自分で引き抜こうとするんだ。それなのに……どういうわけか、俺の声と、俺の手だけは怖がらない。それどころか、俺が少しでもベッドから離れようとすると、幼児みたいに泣きじゃくって、『行かないで、はじめ君がいなくなったら私、死んじゃう』って俺の袖を握りしめて離さないんだよ」  兄の瞳の奥に、痛ましさと同時に、抗いがたいほどの『庇護欲』――自分がこの壊れかけた少女の唯一の救世主であるという、病的なまでの自己犠牲の陶酔が浮かんでいるのを、私は見逃さなかった。  ああ、これだ。  一周目の世界でも、そしてこの二周目の世界でも、私がどうしても越えることのできなかった壁の正体。  水無月はじめという男は、根っからの善人であり、あまりにも歪んだ正義の塊なのだ。自分の快楽や幸福よりも、「自分が手を差し伸べなければ死んでしまうほど弱く、脆く、壊れた存在」を前にしたとき、自分の人生のすべてを投げ打ってでもその盾になろうとする。 「でも……っ、私だって、兄さんがいなければ駄目になるわ! 私だって、兄さんにこんな身体にされて、兄さんなしじゃ生きられないのよ!?」  私の悲鳴のような訴えに対し、兄は――まるで聞き分けのない妹を優しく諭すような、どこまでも穏やかで、どこまでも慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。  そして、私の心臓を根元から抉り抜く、最も残酷な言葉を口にしたのだ。 「……大丈夫だよ、椿姫。お前は、白石さんとは違う」  兄の両手が、濡れたトレンチコートの上から私の両肩をそっと包み込んだ。 「椿姫、お前は昔から、俺なんかよりずっと優秀で、強くて、美しくて、誰よりも賢い自慢の妹だ。どんな困難があっても自分の足でしっかりと立てるし、お前なら、俺みたいな駄目な兄がいなくても、これから先、まっとうな相手を見つけて誰よりも立派に幸せになれる」  ――ピシリ、と。  私の胸の奥で、何かが決定的にひび割れる音がした。  強くて。  美しくて。  誰よりも賢い妹だから、俺がいなくても一人で生きていける。  その言葉は、少しの悪意も、少しの皮肉も含まれていない、兄からの100パーセント純粋な『全肯定』であり『賛辞』だった。  しかし、私にとってそれは、純銀で鍛え上げられた鋭利なナイフとなって心臓の中心を貫く、紛れもない死刑宣告だったのだ。 「な……っ、なにを、言っているの……?」  私の唇から、血の気の失せた声が漏れた。  私がどれほど努力して、兄にふさわしい完璧な妹であろうとしたか。  成績も、容姿も、立ち居振る舞いも、家事の腕前も、すべてを完璧に磨き上げ、そしてこの二周目では、兄を喜ばせるために処女を捧げ、どんな淫らな要求にも応えて、男を狂わせる極上の雌としての肉体すら手に入れたというのに。  その美しさも、その聡明さも、その完璧な肉体すらも――すべてが裏目に出て、「お前は強いから守る必要がない」というレッテルとなって、私自身を切り捨てる凶器に変わったというのか。  強くて完璧な女は、どれほど極上の快楽を与えられても、最後には選ばれない。  この男が魂のすべてを差し出し、一生をかけて寄り添おうとするのは、無력で、愚かで、他人の男たちに犯されて心が粉々に壊れ、「あなたがいなければ死んでしまう」と泣きすがる、あの白石結衣のような女なのだ。 「白石さんは、今この瞬間も、俺が戻ってくるのを病室で震えながら待っている。俺があの子のそばにいてやらなければ、あの子は本当に命を絶ってしまうんだ。だから……椿姫」  兄は私の肩から手を離し、再び床に深く頭を下げた。 「俺たちのこの間違いは、今日で終わりにしよう。5月の間に起きたことは、全部俺が無理やりお前に強いたことだと思って、忘れてくれ。俺はこれから先、一生をかけて白石さんを守り、あの子の傷を癒やすことで、俺が犯したすべての罪を償っていくつもりだ」  すべてを終わらせる。  兄妹の禁忌の交わりを「ただの間違い」「償うべき罪」として封印し、白石結衣のための騎士として生きていく。  そう宣言した兄の顔には、もはや一点の迷いも残っていなかった。  私があれほど執拗にしゃぶり、あれほど熱く擦りつけた愛液の感触すら、兄の中では「二度と繰り返してはならない汚らわしい過去の過ち」として処理されてしまったのだ。 「……ふ、ざけないで……」  私の喉の奥から、地を這うような呻き声が漏れた。  兄がゆっくりと立ち上がり、洗面所の方へと足を向けようとした、まさにその瞬間だった。  私の中で、これまで必死に保っていた「美しく妖艶な妹」という仮面が、音を立てて粉々に砕け散った。 第6章:幾千万の夜を越えて――飽くなき試行と敗北の蓄積 【一:三周目〜五周目・試行A前編――繰り返される破瓜と、浴室での泡まみれの献身】  五月一日の朝を告げる小鳥のさえずりが、レースのカーテン越しに寝室の空気を震わせる。  水無月椿姫が長い睫毛を震わせて瞼を開いた瞬間、彼女の意識を最初に満たしたのは、爽やかな初夏の朝の光ではなく、昨夜――いや、直前の「二周目の五月三十一日」の深夜零時まで、自らの胎内にたっぷりと注ぎ込まれていた兄・はじめの熱い精液の幻影と、全身の粘膜にこびりついて離れない激しい交わりの記憶だった。 「……っ、はぁ、あぁ……っ」  シーツの上で、椿姫は無意識のうちに自らの白い太腿を強く擦り合わせた。  ネグリジェの裾を捲り上げ、恐る恐る白い指先を下腹部の奥、まだあどけなさの残る滑らかな秘裂へと這わせる。  指先が触れたそこには、昨夜まで幾度も兄の太い肉棒を受け入れ、拡げられ、赤く充血してめくれ上がっていたはずの淫らな肉襞の緩みはなかった。少し指先を奥へと沈めてみれば、そこには確かに、まだ誰の侵入も許していない未通の処女膜が、薄く張り詰めた蕾のように無傷のまま存在している。  物理的な肉体は、間違いなく五月一日の朝――兄に抱かれる前の、純潔な妹の身体へと完全に巻き戻されていた。  けれど。  椿姫が浅い吐息を漏らしながら、階下のキッチンから漂ってくる珈琲の香りと、フローリングを踏む兄の規則正しい足音を耳にした途端、彼女の奥深くで『何か』が熱い疼きとなって爆ぜた。  ズキン、と子宮の入り口が甘く痙攣し、無傷であるはずの処女膜の奥から、とろりとした透明な愛液が勝手に滲み出して指先を濡らしたのだ。  乳首はネグリジェの薄い布地を突き上げるほど硬く尖り、喉の奥は兄の滾る雄の匂いを求めてひゅうっと鳴った。 (ああ……覚えている。身体は処女に戻っているのに、私の頭も、胸も、お腹の奥の粘膜も、全部兄さんに抱かれた記憶でいっぱいになっているのだわ……)  二周目の記憶は、夢として消え去るどころか、焼印のように鮮烈に彼女の魂へと刻み込まれていた。  あの甘い蜜月の日々。毎晩のように肌を重ね、お互いの名前を呼び合い、確かに心も身体もひとつに溶け合ったはずの二十九日間。それなのに、五月二十九日の夜に『白石結衣の輪姦事件』が起きた瞬間、兄は傷つき壊れたあの女への庇護欲と正義感に囚われ、最後には妹である自分を振り切って病院へと走り去ってしまった。  なぜ、兄さんは私を置いて行ったのか。  ベッドの端に腰掛け、濡れた指先を唇に含みながら、椿姫の瞳には冷静でありながら底知れぬ執念の炎が宿っていた。 (二周目の私は、普通に恋人同士のように兄さんを愛しすぎてしまった。だから兄さんの中に『純粋な妹を自分の欲望で汚してしまった』という余計な罪悪感が残り、白石結衣という分かりやすい弱者が現れた時に、その罪悪感を贖うようにあちらへ逃げてしまったのだわ)  ならば、やり方を変えればいい。  まだ三周目だ。時間は無限にある。兄が罪悪感を抱く暇もないほど、あるいは他の女のことなど考える余地もないほど、最初の一歩からもっと深く、もっと激しく、兄の理性と本能のすべてをこの白い肉体で絡め取ってしまえばいいのだ。  その決意の通り、三周目から五周目にかけての椿姫は、五月の上旬が訪れるたびに、二周目とは異なる大胆で妖艶な手管をもって兄・はじめの理性を崩しにかかった。  三周目の五月三日の夜。椿姫が選んだ舞台は、湿った湯気が立ち込める水無月家の浴室だった。 「兄さん、お背中をお流しいたしますわ。……いいえ、遠慮なさらないで。ずっと昔みたいに、兄さんと一緒にお風呂に入りたかったのです」  曇りガラスの向こう側から、タオル一枚すら纏わぬ一糸まとわぬ姿で浴室へと滑り込んだ椿姫に、洗い場で髪を洗っていたはじめは「つ、椿姫!? お前、もう子供じゃないんだぞ、何を――」と狼狽えて立ち上がりかけた。  だが、椿姫は兄がタオルで腰を隠すよりも早く、背後からその広い背中へと自らの白い裸体をぴたりと密着させた。 「あっ……!? ちょ、椿姫、胸が……っ」 「ふふ、泡がいっぱいで、滑ってしまいますわね、兄さん」  椿姫はあらかじめ自らの全身にたっぷりと泡立てたボディソープを塗ったくっていた。芳香を放つきめ細やかな白い泡に包まれた豊かな双丘が、はじめの濡れた背筋へとむにゅり、と柔らかく押し潰される。  まだ十九歳の瑞々しい張りを保ちながら、先端の桜色の乳首だけがすでに欲情に充血して硬く勃起している。椿姫は兄の脇の下から白い両腕を回し、彼の胸板から腹筋、そして泡の流れる下腹部へと指先を滑らせながら、背中に押し付けた自らの乳房を上下左右にゆっくりと擦り動かした。  ぬるり、きゅっ、と泡と素肌が擦れ合う官能的な水音が浴室に響く。背中の皮膚を通して、椿姫の熱い体温と、柔らかい脂肪の塊の中で存在感を主張する硬い乳首の感触がダイレクトに伝わり、はじめの呼吸が瞬く間に荒くなった。 「や、やめろ、椿姫……っ、そんなふうに擦り付けたら、俺は……」 「どうなさるのですか? ほら、兄さん……ここが、もうこんなに硬くなっていらっしゃいますのに」  椿姫の細くしなやかな指が、はじめの股間で急速に膨張し、熱い血潮を集めて反り返り始めた肉棒を、泡ごと優しく握り締めた。  ビクンッ、とはじめの腰が跳ねる。  初めて触れるふりをしながらも、椿姫の掌はすでにその熱さも、脈動する血管の浮き上がり方も、先端の鈴口から我慢汁が溢れ出すタイミングさえも知り尽くしていた。彼女は兄の背後から前に回り込むと、風呂椅子に座り込んだ兄の両脚の間に、白い膝を揃えて跪いた。 「つ、椿姫……っ、そこは汚いから、離れろ……!」 「汚くなんてありませんわ。だって、兄さんのすべてですもの。……ほら、お胸でも綺麗にして差し上げますね」  椿姫はうっとりとした潤んだ瞳ではじめを見上げながら、泡まみれの豊かな両胸で、天を突くように勃起した兄の肉棒を左右からむぎゅっと挟み込んだ。  熱く硬い雄の楔が、驚くほど柔らかく弾力のある白い谷間へと深く埋没する。椿姫は両手で自らの乳房を内側に寄せ上げながら、上体を前後に揺らし、泡の潤滑を使って兄の肉棒を扱き上げた。  ずりゅっ、ぬちゅ、と濃密な泡の音が立ち、谷間からひょっこりと顔を出した赤黒い亀頭に、椿姫がピンク色の舌先を伸ばしてちろり、と甘く口づける。 「く、うぅっ……! あ、ああ、椿姫っ……!」 「んちゅ……っ、れろ、ちゅる……っ。ふふ、兄さんのここ、お胸の中でびくっと震えて……とっても熱いですわ。私の乳首にも擦れて、私まで頭がぼうっとしてしまいます……っ」  嘘ではなかった。乳房の谷間で兄の熱量を感じるだけで、椿姫の太腿の付け根からは熱い蜜がとめどなく溢れ出し、浴室のタイルを濡らしていた。  二周目の二十九日間で、何十回となく兄に突かれ、抉られ、開発され尽くした彼女の脳髄は、兄の荒い吐息と雄の匂いを嗅いだだけで、すぐさま『交尾の準備』を完了させてしまうのだ。  これ以上焦らせば兄が胸の中で果ててしまう――その絶妙な限界の瞬間を、椿姫の身体は本能で理解していた。 「兄さん……このまま、お胸で出すのは駄目ですわ。私の、一番奥の初めてを……兄さんに貰っていただきたいのです」 「なっ……!? ま、待て、椿姫、それは駄目だ、俺たちは兄妹で――あっ、あああっ!?」  制止の言葉を最後まで言わせるつもりなどなかった。  椿姫は立ち上がると、風呂椅子に座るはじめの両肩に手を置き、彼の腰の上に跨るようにして白い太腿を大きく開いた。  湯気に濡れて桜色に上気した彼女の秘裂は、すでにシャワーの湯と区別がつかないほど大量の愛液でぬめり、反り返った兄の亀頭を吸い込むようにぱっくりと口を開いている。椿姫は片手で兄の逞しい肉棒の根元を掴み、その先端を自らの膣口へと正確に宛がうと、ためらいなく腰を落とした。  ――ズブッ、ブツンッ!  肉が裂ける鈍い手応えとともに、三度目の『破瓜』の痛みが椿姫の下腹部を鋭く貫いた。 「ひっ……、あ、ぐぅっ……!?」  どれほど記憶の中で慣れ親しんでいようとも、物理的に再生された処女膜が太い凶器によって引き裂かれる痛みは本物だった。椿姫の白い喉元が苦しげに反り、眦から大粒の涙がこぼれ落ちる。結合部からは、白い泡を鮮やかな朱色に染め上げながら、純潔の証である破瓜の血がたらり、と兄の太腿を伝って流れ落ちた。 「つ、椿姫っ!? 血が……っ、お前、本当に入って……抜くぞ、動くなっ!」 「いやっ……! 抜かないで、兄さん、抜いちゃ駄目です……っ!」  慌てて腰を引こうとするはじめの首筋に、椿姫は両腕を強く巻き付けてしがみついた。そして、まだ裂けたばかりのヒリヒリとした痛みが残る膣内を、自らの意志でぎゅううっ、と収縮させて兄の肉棒を締め上げたのだ。 「う、あぁっ……!?」  はじめの口から、驚愕と快楽の入り混じった呻き声が漏れる。  無理もなかった。普通の処女ならば、初めての痛みに硬直して拒絶するはずの膣壁が、椿姫の場合は違ったのだ。  膜が破れた直後の、焼けるような痛みのすぐ裏側から、過去の記憶に呼び覚まされた猛烈な快感が津波のように押し寄せていた。彼女の蜜壺の粘膜は、いま自分を貫いている肉棒の太さも、少し上向きに反り返った角度も、の表面に浮き出た血管の凹凸も、『すべて知っている』と歓喜して波打ち始めていたのだ。 「はぁ、あぁっ……♡ へ、平気です、兄さん……っ。少し、痛かったですけれど……でも、見てくださいませ、私のお腹の奥、もう兄さんの形を覚えていて……こんなに、きゅうきゅうって抱きついてしまいます……っ」  椿姫は涙に濡れた瞳で妖艶に微笑みながら、結合部から血と泡と愛液を混ぜ合わせた淫らな雫を滴らせつつ、ゆっくりと自らの白い腰を上下に揺らし始めた。  ずちゅっ、ぐちゅ、ずぷぷっ……!  浴室の反響の中で、粘膜同士が擦れ合う水音が驚くほど大きく響き渡る。  一度、二度と腰を落とすたびに、処女特有の狭く締まった肉道が、まるで初めから兄専用の鞘として作られたかのように柔らかく解れ、亀頭のカリ首に絡みついていく。椿姫が腰を少し前に傾け、自らの一番感じやすい前壁――過去何十回も兄に抉られて開発されたGスポットの膨らみ――を兄のカリ首にぐりっ、と擦り付けた瞬間、彼女の背筋に甘い電流が走った。 「ひゃんっ、あ、あぁっ♡ そこっ、そこです、兄さんっ……! 兄さんの先っぽが、私のいいところに当たって……あ、あぁっ、痛いの、もう全部、気持ちいいのに変わってしまいましたぁっ……!」 「く、っそ……椿姫、お前、どうしてそんなに……っ、あ、ああっ、中が、熱くて、吸い付いてくる……っ!」  はじめの理性が、泡とともに音を立てて崩れ落ちていくのが分かった。  彼の手が椿姫の白い腰骨を強く掴み、下から荒々しく突き上げ始める。バスチェアがギシギシと軋み、湯船のお湯が飛沫を上げて波立つ。  下から突き上げられるたび、椿姫の豊かな乳房が泡を撒き散らしながら激しく跳ね回り、その桜色の先端が兄の胸板や唇に擦れ合う。はじめはたまらずその乳首に吸い付き、赤ん坊のように強く甘噛みしながら、妹の純潔を散らしたばかりの蜜壺を夢中でピストンした。 (ああ、これよ……この熱さ、この重み、この匂い……っ! 何度時間を巻き戻されても、私の身体は少しも変わらず、兄さんのものなのよ……!)  四周目の夜には、雨に濡れて帰宅した兄のシャツを脱がせながらリビングのソファで押し倒し、半ば強引にズボンのファスナーを下ろして、下着を横にずらしただけの秘裂で四度目の処女を捧げた。  五周目の夜には、兄の部屋で勉強を教えてもらうふりをして机の下に潜り込み、じっくりと時間をかけたフェラチオで焦らし抜いた末に、机に手をついた立ちバックの姿勢で五度目の処女膜を突き破らせた。  どの周回でも、最初に膜が裂ける『ズブッ、ブツン』という鋭い痛みと、内腿を伝う鮮血だけは必ず繰り返された。  けれど、回を重ねるごとに、椿姫の肉体が兄の肉棒に馴染むまでの時間は恐ろしいほど短縮されていった。五周目ともなれば、破瓜の瞬間に痛みで涙を滲ませたその同じ一秒後には、子宮口が兄の亀頭を求めてぱくぱくと降りてきて、そのまま破瓜の痛みと絶頂の快楽が同時に脳髄を焼き切るようになっていたのだ。 「いくっ、兄さん、また、いってしまいますっ……! お湯の中で、私の一番奥に、兄さんの熱い精液をいっぱい、出してくださいませっ……!」 「椿姫っ、椿姫っ……! 出る、くっ、中に出すぞっ……!」  浴室に響く兄の掠れた咆哮。  その直前――はじめの腰が、小刻みに二度、びくっと震える。  (ああ、いま来る――!)  椿姫の膣肉がその癖を完璧に察知し、亀頭の首根っこを万力のように強く締め付けた瞬間。  ドクンッ! ドピュッ、ビュルルルッ……!  沸騰したかのように熱い白濁の奔流が、傷ついたばかりの処女膜の奥、無防備に開いた子宮口へと容赦なく叩き込まれた。  一拍ごとに脈動する肉棒から、濃厚な精液が何度も、何度も吐き出され、椿姫の胎内を内側から押し広げていく。その圧倒的な生命の熱量に貫かれながら、椿姫もまた全身をびくっと震わせ、兄の背中に爪を立てて激しい絶頂へと達した。 「はぁ、あぁっ……♡ あつい……兄さんの精液で、お腹の中がいっぱいになって……幸せですわ、兄さん……」  湯気の中で、精液と破瓜の血が混じり合った薄紅色の雫を結合部から垂らしながら、椿姫は兄の唇を何度も貪るように奪った。  この瞬間、兄は間違いなく自分だけのものだった。彼の瞳には椿姫しか映っておらず、その腕は椿姫の白い裸体を壊れ物のように強く抱きしめていた。  ――それなのに。  三周目も、四周目も、五周目も。  カレンダーが五月二十九日をめくり、駅裏の廃ビルで白石結衣が不良グループに輪姦される事件が起きるたび、すべては砂の城のように崩れ去った。  どれほど毎晩のように浴室で、ソファで、ベッドで肌を重ね、互いの体液を交換し合っていても、傷つき震える白石結衣の姿を前にした瞬間、はじめの瞳にはあの忌々しい『正義感』と『庇護欲』の炎が宿るのだ。  そして五月三十一日の夜、彼は必ず苦渋に満ちた顔で「ごめん、椿姫。俺があの子を支えてやらなきゃいけないんだ」と言い残し、椿姫の元を去っていく。  五周目の五月三十一日、深夜零時。  誰もいない寝室で、部屋の隅から立ち昇る黒い影の嘲笑を聞きながら、椿姫は涙ひとつ流さず、ただ冷たく燃える瞳で自らの下腹部を見つめていた。  まだ足りない。まだ、やり方が甘いのだ。  次の周回では、兄が朝の目覚めから夜の眠りに落ちるまで、一瞬たりとも他の女のことなど考えられないほど、その脳髄の髄まで快楽を刷り込んでやる――。 --- 【二:六周目〜八周目・試行A前編――寝込みを襲う朝駆けの奉仕と、蜜壺の完全暗記】  六周目の五月一日。そして七周目、八周目。  椿姫は、兄が理性の鎧を纏う前の最も無防備な時間帯――すなわち、夜明け前の微睡みの中にある兄の寝込みを襲うことから一日を始めるようになった。  六周目の五月二日、午前五時過ぎ。  まだ窓の外が薄青い朝靄に包まれている時刻、椿姫は薄いシルクのスリップ一枚だけを纏い、音もなく兄・はじめの寝室へと忍び込んだ。  ベッドの上では、はじめが規則正しい寝息を立てて仰向けに眠っている。椿姫はそっと掛け布団の端を持ち上げると、しなやかな白い猫のように布団の内部へと潜り込んだ。  布団の中は、兄の体温と、どこか懐かしい雄の体臭でむせ返るほど温まっていた。  それだけで、椿姫のスリップの下では乳首がぷっくりと膨らみ、下着を着けていない秘裂からは熱い蜜がとろりと太腿を伝い落ちる。すでに過去五回のループで何十回も兄に貫かれてきた彼女の肉体は、この匂いを吸い込むだけで条件反射のように子宮を疼かせ、交尾を渇望するようになっていたのだ。  椿姫は眠る兄の腹部に頬を寄せながら、スウェットのズボンの上から、朝の生理現象でうっすらと膨らみ始めている股間の隆起へと白い手を伸ばした。  音を立てないように慎重にウエストのゴムを引き下げ、ボクサーパンツの隙間から、熱を帯びて半勃ちになっている兄の肉棒をそっと外へと引っ張り出す。  外気に触れてぴくりと震えたそれに、椿姫は愛おしそうに熱い吐息を吹きかけた。 「ん……、ふぁ……っ」  夢の中で何かを感じ取ったのか、はじめが微かに眉を寄せて身じろぎする。  椿姫は微笑むと、ピンク色の小さな舌先を伸ばし、まだ半分ほど皮を被った亀頭の先端――うっすらと透明な我慢汁が滲む鈴口を、ちろり、と優しく舐め取った。  微かな塩気と、独特の渋みを含んだ雄の味。  それを舌の上で転がした瞬間、椿姫の脳裏には過去何十回となくこの先端から吐き出された濃厚な精液の記憶が蘇り、喉の奥がきゅうっと甘く鳴った。  彼女は両手で肉棒の根元を優しく支えながら、温かい唇を大きく開いて、亀頭からカリ首までをゆっくりと口腔内へと含み込んだ。  じゅぷっ……、ちゅる、れろぉ……っ。  静まり返った明け方の寝室に、布団のすぐ下から、粘り気のある卑猥な水音が微かに響き始める。  椿姫の舌は、兄がどこをどう舐められれば一番気持ちよくなるかを、本人以上に知り尽くしていた。まずは亀頭の傘の裏側、最も敏感なカリ首の溝に舌先をぴたりと這わせ、くるくると円を描くように執拗に刺激する。次に、裏筋の真ん中にある小さな窪みを舌の腹で強く押し上げながら、頬を窄めてじゅるるっ、と強い吸引力をかけるのだ。 「う、ん……っ、あ……?」  布団の中で、はじめの腰がびくっと跳ねた。  急速に血液が流れ込み、椿姫の口の中で兄の肉棒がみるみるうちに膨張していく。硬く、太く、熱く。皮膚の下の太い血管がどくどくと脈打ち、椿姫の舌を押し返すほどの逞しい凶器へと変貌していく。  睡眠と覚醒の狭間で、あまりの快感に耐えきれなくなったはじめが、掠れた声を漏らして目を開けた。 「ん、くっ……な、んだ……? あれ、布団の中が、何か……っ!?」  寝ぼけ眼ではじめが掛け布団を捲り上げた瞬間、彼の視界に飛び込んできたのは、自らの股間に顔を埋め、白い頬を窪ませながら反り返った肉棒を一心不乱にしゃぶり上げる妹・椿姫の姿だった。  スリップの肩紐は片方がずり落ち、汗ばんだ白い背中と、シーツに押し潰されて横に広がる豊かな乳房の丸みが露わになっている。そして彼女の赤い唇は、自分の太い肉棒を根元近くまで咥え込み、涎でぬらぬらと光らせながら上下に頭を振っていた。 「つ、椿姫っ!? お前、何をして……っ、あ、あああっ!」  驚いて腰を引こうとしたはじめだったが、椿姫は彼の腰骨を両手でしっかりと押さえつけ、逃がさなかった。それどころか、目を覚ました兄と視線が合うと、肉棒を咥えたまま妖艶に目を細め、じゅぷぷっ、じゅるるっ! とさらに激しく頭を上下させて吸い上げたのだ。 「んっ、ちゅぷ……っ、ぷはぁっ。……おはようございます、兄さん。ふふ、あんまり立派に大きくなっていらっしゃったから、椿姫のお口で挨拶してしまいましたわ」 「お、おはようじゃないだろっ! なんでお前が俺の布団の中に……っ、う、あぁっ、舐めるな、そこは敏感だからっ……!」 「だめですわ。ここ、こうして裏筋を舌で弾いてあげると、兄さんの腰がびくっと跳ねるの……私、ちゃんと知っていますもの。ほら……んちゅ、れろ、じゅるるっ……♡」  なんで知っているのか、などと疑問を挟む余地すら与えない。  椿姫の舌技は、もはや処女のそれではなく、兄という一人の男を悦ばせるためだけに何百時間も研鑽を重ねた熟練の娼婦のそれだった。  唾液をたっぷりと絡ませ、唇の輪で竿をきつく締め付けながら引き抜き、先端の鈴口から溢れ出る我慢汁をちゅ우っと吸い出しては、見せつけるようにごくりと喉を鳴らして飲み干す。  はじめの頭がシーツの上で激しく左右に振られ、布団を掴む指先にギリギリと力がこもる。 「で、出る……っ! 椿姫、もう離せ、口の中に出しちまうぞっ……!」 「お口には出しちゃ駄目ですわ、兄さん。……朝一番の濃い精液は、こっちのお口にくださいませ」  ぽんっ、と小気味よい音を立てて肉棒を口から解放すると、椿姫はそのまま布団の中で身を翻し、仰向けに横たわる兄の腰の上へと跨った。  スリップの裾をたくし上げれば、そこにはすでに自分の愛液でぐしょぐしょに濡れそぼり、ピンク色の肉襞をひくつかせる秘裂が待ち構えている。  兄の肉棒は、椿姫の唾液と我慢汁で黒光りし、今にも爆発しそうなほど限界まで張り詰めていた。 「ま、待て、椿姫っ、それ以上は本当に――」 「あ、んんっ……♡」  六度目の、そして七度目、八度目の破瓜。  椿姫は兄の胸板に白い手をつき、自らの体重を乗せて一気に腰を沈めた。  ズブブッ、ブツンッ……!  やはり処女膜が裂ける抵抗感と、鋭い痛みが下腹部を駆け抜ける。結合部から鮮血が滲み出し、兄の陰毛と自分の太腿を赤く汚す。  だが、八周目ともなれば、椿姫はその破瓜の瞬間にすら、眉ひとつ顰めずに恍惚の微笑みを浮かべることができるようになっていた。 (六回目、七回目、八回目……。もう、痛いのなんて少ししか感じない。それよりも、兄さんの熱いのが、私の膜を破って一番奥の赤ちゃんのお部屋にゴツンって当たるこの感触……ああ、これがないと、私の身体は生きていけない……っ!) 「う、あぁっ……! つ、椿姫、お前、初めてだったのか……!? 血が、なのに、どうしてそんなに動けるんだ……っ!?」 「だって、私のお腹の中、初めから兄さんの形に作られているんですもの……っ♡ ほら、兄さん、感じてくださいますか? 私のここ、兄さんの太さも、反り返り方も、全部暗記しているみたいに……きゅううって、隙間なく絡みついてしまいますわ……っ!」  椿姫は上体を大きく反らし、スリップの胸元からこぼれ出た白い双丘をぷるぷると揺らしながら、騎乗位で激しく腰をグラインドさせ始めた。  ただ上下に跳ねるだけではない。腰を深く沈めた状態で円を描くように骨盤を回し、兄の大きく張り出したカリ首で自らのGスポットと、さらに奥のポルチオを交互にぐりぐりと抉り上げるのだ。  ぐちゅっ、ずちゅっ、ぬちゅるっ……!  処女の鮮血と、後から後から湧き出る大量の愛液が混ざり合い、結合部からはピンク色の泡立った蜜がシーツへと飛び散る。  椿姫の膣内は、文字通り『兄の肉棒の完全な鋳型』と化していた。  兄が快感に耐えかねて腰を浮かそうとすれば、すぐさま入り口の肉輪がきゅっと締まって逃がさず、兄が奥へと突き上げれば、一番奥の柔らかな肉壁が吸盤のように亀頭へと吸い付いて離さない。  どこを擦れば兄の息が詰まるか。どの角度で締め付ければ兄が理性を失うか。  椿姫はまるで楽器を奏でるように自らの蜜壺を操り、眠りから覚めたばかりの兄を、抗いようのない快楽の渦へと引きずり込んでいった。 「あ、あぁっ、すごい、兄さんっ……♡ 朝なのに、こんなに硬くて、熱くて……私の奥、どんどん兄さんの形に作り変えられてしまいますっ……! きて、兄さん、今日も私の最初を破ったお礼に、一番奥に兄さんの精液をいっぱい注いでくださいませっ……!」 「く、あぁっ、椿姫っ……! だめだ、もう、我慢できないっ……!」  はじめが椿姫の腰を両手で鷲掴みにし、下から獣のように激しく突き上げる。  一突きごとに子宮口を直接ノックされ、椿姫は「ひゃうっ、あ、あぁっ♡」と甘い嬌声を上げながら、全身をびくっと震わせて連続で絶頂に達した。  そして、兄の腰が――あの記憶通りのリズムで、二度、びくっと震える。 「あっ、くるっ……♡ 兄さんの精液、きますわっ……!」  椿姫が最後の一絞りとばかりに膣壁を収縮させ、自ら腰を一番深くまで沈み込ませた瞬間。  ドクンッ! ビュルルルッ、ドピュッ、ドクッ……!  朝の濃厚で粘り気の強い精液が、まるで堰を切ったように椿姫の子宮へと勢いよく迸った。  熱い。お腹の奥が火傷してしまいそうなほど熱くて、重たい。  一滴残らず吸い取ろうと蠢く椿姫の子宮口が、脈動する亀頭にちゅうちゅうと吸い付き、最後の一滴まで余さず胎内へと迎え入れていく。 「はぁ、あぁ……っ、ふふ、いっぱい出ましたわね、兄さん……♡」  射精を終えて荒い息をつく兄の胸板に、椿姫は汗ばんだ白い裸体をぺたりと重ね、その唇に幾度も甘いキスを降らせた。  そのまま六周目も、七周目も、八周目も、彼女は毎朝のように兄をフェラチオで起こし、毎晩のように騎乗位で、正常位で、バックで交わり続けた。  一回のループにつき数十回、三周目から八周目までの六回のループだけで、優に二百回を超える絶頂と中出しを、彼女の肉体は経験したことになる。  しかし。  それほどまでに濃厚な肉の契りを重ねてもなお、『五月二十九日』の壁は、少しも揺らがなかった。  どれほど朝一番に精を搾り取っておいても、二十九日の夜になれば、兄は必ず外出し、駅裏の廃ビルで白石結衣を救い出してしまう。そして病院のベッドで泣きじゃくる結衣の手を握った瞬間、兄の心は「快楽に溺れていた妹」から「救わなければならない可哀想な少女」へと完全に切り替わってしまうのだ。  八周目の五月三十一日、深夜零時。  八度目の敗北を迎え、黒い影に呑み込まれながら、椿姫は血の滲むほど強く拳を握り締めていた。 (どうして……っ。普通に愛しても駄目、毎朝毎晩のように身体を求め合っても駄目。兄さんはいつも最後に、『俺はお前を甘やかしすぎた、お前に溺れていたから白石さんをすぐに助けられなかった』って、私との時間を後悔に変えてしまう……!)  ならば。  兄に「対等な恋人」や「愛しい妹」として見てもらおうとするから、兄はそこに道徳的な後ろめたさを感じ、白石結衣への贖罪へと走ってしまうのではないか?  もしも私が、兄に少しの罪悪感も抱かせないほど、自ら進んで淫らに堕ちた『都合のいい性処理の道具』『ただ精液を吐き出すためのペット』として振る舞ったなら――。  九周目の五月一日の朝。  九たび無傷の処女膜を取り戻して目覚めた椿姫の瞳には、もはや清純な妹の面影はなく、自らの尊厳すらも兄を繋ぎ止めるための餌として投げ捨てる、妖しくも哀しい狂気の色が宿っていた。 【三:九周目〜十二周目・試行A後編――徹底奉仕・喉奥イラマチオと玄関での立ちバック】 「兄さん。どうか私のことは、妹でも、守るべき女の子でもなく……ただの『兄さん専用の性処理ペット』だと思ってくださいませ」  九周目の五月一日、その日の夜。  自らベッドの上で九度目の処女膜を兄に突き破らせた直後、椿姫は太腿から破瓜の血と精液を垂らしたままベッドから滑り降り、兄・はじめの足元に白い膝を揃えて跪いた。  見上げる彼女の顔には、これまでのような恥じらいも、恋人めいた甘い切なさもなかった。そこにあるのは、主人の命令を待つ牝犬のように徹底して従順で、どこか壊れたように朗らかな、蕩けきった微笑みだけだった。 「な、何を言ってるんだ、椿姫……っ。ペットだなんて、お前は俺の大切な妹で――」 「いいえ、兄さん。兄さんが私を『大切な妹』だと思うから、私を抱くたびに心が痛んでしまうのですわ。だから、もういいのです。椿姫は、兄さんが気持ちよくなるためだけに存在する玩具ですもの。……ほら、まだ一回出しただけでは、兄さんのここ、少しも鎮まっておりませんわね」  椿姫は跪いた姿勢のまま、ベッドの端に腰掛ける兄の両脚の間へと白い顔を差し入れた。  まだ射精したばかりで、自身の愛液と破瓜の血、そして白濁した精液がべっとりとこびりついている兄の肉棒。普通の少女ならば目を背けるはずのその生々しい汚れを、椿姫は一片の躊躇いもなく、ピンク色の舌を精一杯に伸ばして根元から先端まで丁寧に舐め取り始めたのだ。  れろっ、ちゅる、じゅぷ……っ。  自分の処女血と兄の精液が混ざり合った、鉄錆びた匂いと濃厚な雄の臭気。それを舌の上で味わいながら、椿姫の瞳は歓喜に潤んでいた。  こうして汚れをすべて自分の口で掃除し、兄に一切の後処理すらさせないこと。それが、九周目から彼女が始めた『徹底奉仕』の第一歩だった。  十周目、十一周目、十二周目と周回を重ねるにつれ、椿姫の奉仕はますます過激さを増し、水無月家の日常そのものを歪で甘美な淫蕩の空間へと塗り替えていった。  十二周目の五月中旬。  朝、目覚まし時計が鳴るよりも早く、はじめは股間から喉の奥へと突き上げるような、湿って熱い圧迫感で意識を覚醒させられた。 「ん、ぐっ……!? お、おい、椿姫……っ」  薄目を開けたはじめの視界の下方で、椿姫がベッドの脇に正座し、両手を背中の後ろで組んだまま、朝の勃起で張り詰めた兄の肉棒を、喉の入り口――いや、食道の奥深くまで丸呑みにしていた。  ぐぽっ、じゅるるっ、んぐぅっ……!  それはもはや、舌や唇で優しく愛撫する通常のフェラチオではなかった。  自ら頭を激しく前後に振り、反り返った硬い亀頭で自分自身の狭い喉奥を無理やり押し広げ、抉り上げる『セルフ・イラマチオ』とも呼ぶべき狂気の奉仕だった。 「んぐっ、げほっ……、じゅぷ、ぐぽぉっ……!」  当然、異物を喉の奥まで突き入れられれば、生理的な嘔吐反射が起きる。  椿姫の大きな瞳からは、苦しさにポロポロと大粒の涙が溢れ出し、白い頬を伝ってシーツへと零れ落ちていた。口の端からは、飲み込みきれなくなった大量の唾液が、白く泡立ちながらだらだらと顎を伝い、彼女の無防備に晒された豊かな乳房の谷間へと糸を引いて垂れ落ちていく。  それでも、椿姫は少しも頭を引こうとしなかった。  涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔のまま、苦しそうに鼻腔を膨らませ、充血した瞳でうっとりと上目遣いに兄を見つめながら、自らの喉輪をきゅうきゅうと収縮させて兄の亀頭を扱き上げるのだ。 「ま、待て、椿姫っ……! そんなに奥まで咥えたら苦しいだろ、涙が出てるじゃないか……っ!」  はじめが慌てて彼女の頭を撫で、引き離そうとしても、椿姫は首を横に振って拒絶した。その拍子に、喉の奥に食い込んだ亀頭が食道の粘膜をぐりっと擦り上げ、彼女の喉から「んごっ、くぅんっ♡」と、絞め殺されるような、それでいて恐ろしく官能的な呻き声が漏れた。 (苦しい……っ、息ができない……っ。でも、いいの。私が苦しそうに涙を流しながら、それでも兄さんのものを放さずにしゃぶり続ければ、兄さんの頭の中は『征服感』と『快感』だけでいっぱいになって、他のことなんて何も考えられなくなるもの……っ!)  実際、はじめの腰はシーツの上で激しく痙攣していた。  妹の小さくて温かい口腔を通り越し、本来なら食べ物しか通らないはずの狭くぬめった喉の奥へと亀頭がねじ込まれる感触は、膣内とはまた違う、暴力的で抗いがたい快楽を彼に与えていた。  椿姫が一度だけ、ぷはぁっ、と大きく口を開けて酸素を吸い込む。真っ赤に充血した唇と、兄の亀頭との間に、何本もの銀色の唾液の糸が淫らに架かる。 「はぁ、げほっ、はぁっ……♡ だめですよ、兄さん。遠慮なさらないで、兄さんの手で私の頭を掴んで、もっと奥まで乱暴に突いてくださいませ……っ。椿姫のお口は、兄さんが気持ちよくなるための穴なのですから……っ」 「く、っそ……椿姫、お前、本当に頭がおかしくなるぞ……っ!」  妹のあまりにも献身的で、あまりにも淫靡な懇願に、ついに兄の中の雄の本能が理性のタガを食い破った。  はじめの両手が、椿姫の艶やかな黒髪をわしづかみにする。そして、腰を浮かせて下から突き上げるように、彼女の開いた口へと再び太い肉棒を根元までねじ込んだ。 「んぐぅっ――!? ぶ、じゅぼっ、ぐぽぉっ……♡」  鼻先が兄の下腹部の陰毛に押し潰され、むせ返るような雄の匂いが肺の奥まで満たされる。  はじめが腰を振るたび、ぐぽっ、ぐちゅっ、と喉の粘膜が掻き回される下品な水音が部屋中に響き渡り、椿姫の白い喉仏が、兄の肉棒の形に合わせて異様に膨らみ、上下に蠢く。  苦しさと、兄に乱暴に扱われているという倒錯的な悦びに、椿姫の組んだ両手の指先がぴんと張り詰め、正座した太腿の間からは、誰にも触れられていないというのに熱い愛液がじゅわじゅわと溢れ出して自分の踵を濡らしていた。 「で、出るぞ、椿姫っ……! 離せ、喉の奥に出しちまうっ……!」 「んーっ、んんっ♡(離しません、このまま喉の奥に全部くださいっ)」  椿姫は首を振る代わりに、上目遣いの瞳を三日月のように細めて微笑み、唇の輪と喉の奥を同時にぎゅうっと締め上げた。  直後、はじめの腰が二度、びくっと震える。  ドクンッ! ビュルルルッ、ドピュッ……!  喉の奥深く、食道の入り口へ直接、熱く粘り気のある精液が勢いよく発射された。  普通のやり方ならむせて吐き出してしまうような大量の白濁液を、椿姫は目を見開いたまま、ごくん、ごくん、ごくん……っ、と白い喉を懸命に鳴らして、一滴も外に溢すことなく直接胃袋へと嚥下していった。  五度、六度と脈動が収まるまで全てを飲み干し、最後にゆっくりと唇を離した椿姫は、舌をべーっと突き出して、口の中に精液が少しも残っていないことを兄に見せつけた。 「ぷはぁっ……ごちそうさまでした、兄さん♡ 朝一番の兄さんの精液、とっても濃くて、お腹の奥まで熱くなってしまいましたわ」  その妖艶すぎる笑顔に、はじめは言葉を失い、ただ荒い息をつきながら妹の頭を撫でることしかできなかった。  だが、椿姫の奉仕は朝だけでは終わらない。  夕刻、大学や外出先からはじめが帰宅し、玄関のドアを開けて「ただいま」と足を踏み入れた瞬間――そこには既に、エプロンやブラウスの下には下着を一枚も身につけていない椿姫が、三つ指をついて待ち構えているのだ。 「お帰りなさいませ、兄さん。……外で、他の女の人の顔を見たりなさいませんでしたか? もし見たりなさったのなら、すぐにここで、その記憶を全部洗い流して差し上げますわ」  靴を脱ぐ暇すら与えない。  椿姫は玄関の上がり框に立ち、自らスカートの裾を腰までたくし上げて、下着を穿いていない白い双臀を兄の目の前へと突き出した。  下駄箱の端に両手をつき、背中を反らせてお尻を高く突き出すポーズ。白い太腿の間からは、兄の帰宅を待ち侘びてすでにぐしょぐしょに濡れそぼった桃色の秘裂が、ぱっくりと口を開けて顔を覗かせている。 「つ、椿姫っ、ここは玄関だぞ!? 誰か来たら――」 「鍵は閉めましたわ。それに、兄さんだって……外でずっと、私のお穴のことを考えていらっしゃったのでしょう?」  椿姫は片手を後ろに伸ばし、兄のスラックスのファスナーを器用に下ろすと、すでに半分ほど硬くなりかけていた肉棒を取り出し、手慣れた手つきで数度扱き上げて完全に勃起させた。  そして、自らの濡れそぼった膣口へとその亀頭を誘導し、後ろ向きのままぐっと腰を押し付けた。  ズリュッ……、ズブブブッ!  すでにこの周回でも幾度となく貫かれ、兄の形に馴染みきった蜜壺が、熱い吐息のような水音を立てて兄の肉棒を根元まで一気に呑み込んだ。 「あ、はぁっ……♡ はいっ、たぁ……っ! 兄さん、お帰りなさいませ……っ、私のお腹の中も、兄さんにお帰りなさいって言ってますわ……っ!」 「く、うぅっ……! お前、どれだけ濡らして待ってたんだよ……っ!」  玄関の冷たい空気の中で、二人の結合部だけが一際高く熱を帯び、ぐちゅぐちゅと淫らな音を響かせる。  立ちバックの姿勢は、構造上、兄の反り返った亀頭が椿姫の膣内の最も深い場所と、前壁の敏感な膨らみをダイレクトに抉る体位だった。  はじめがスーツや私服を着たまま、椿姫の白い尻肉を両手で鷲掴みにし、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ! と乾いた肉音を響かせて後ろから激しく腰を打ち付け始める。 「あんっ、ひゃうっ、あ、あぁっ♡ いいっ、いいです、兄さんっ……! 玄関で、靴も脱がずに、まるで犬みたいに後ろから犯されるの、気持ちいいですっ……! もっと、もっと乱暴に突いて、外の記憶なんて全部、私のお穴の中に捨ててしまってくださいませっ……!」  下駄箱の上のインテリアがガタガタと揺れ、椿姫のブラウスのボタンが弾けて、豊かな乳房が重力に従ってぶるん、ぶるんと大きく振り子のように揺れ動く。  彼女は下駄箱の角に額を押し付け、だらりと垂らした舌先から涎を滴らせながら、後ろから打ち込まれる兄のピストンに合わせて自らも淫らに腰を揺すり返した。  一度の帰宅で一回では終わらない。  玄関で立ったまま一発目の精液を子宮に注ぎ込まれると、太腿から白濁液をぽたぽたと廊下に垂らしながらリビングのソファへと移動して二発目。夕食の最中にテーブルの下に潜り込んでフェラチオで三発目。お風呂で四発目。そして夜のベッドで五発目、六発目――。  椿姫は文字通り、兄の睾丸が空になり、頭の中が白い靄で埋め尽くされて何も考えられなくなるまで、一日に五度も六度も彼の精液を搾り取り続けた。  これほどまでに尽くし、これほどまでに快楽漬けにすれば、今度こそ兄は自分なしでは生きられなくなるはずだ。そう信じて疑わなかった。 --- 【四:十三周目〜十五周目・試行A後編――全穴開放・菊門の開発と、極限の献身の果ての敗北】  しかし、十二周目の五月三十一日もまた、結果は同じだった。  ならばと、十三周目から十五周目にかけて、椿姫は自らの肉体に残された『最後の聖域』すらも、兄を繋ぎ止めるための供物として差し出すことを決意した。  十三周目の五月二十日過ぎ、深夜の兄の寝室。  すでにその夜だけで三度も前の穴に中出しされ、お腹の中が兄の精液でいっぱいになっていた椿姫は、シーツの上に四つん這いになると、白い両手で自らの豊満な尻たぶを左右へと大きく押し開いた。  スタンドライトの淡い光の下に晒されたのは、精液をとろとろと溢れさせる桃色の秘裂と、そのすぐ上に位置する、まだ誰も足を踏み入れたことのない、きゅっと固く閉じられた桜色の菊門――後ろの穴だった。 「……つ、椿姫? なにを、そんな格好をして……」  事後の煙草の代わりに水を飲んでいたはじめが、妹のあまりにもあられもない姿に息を呑む。  椿姫は肩越しに振り返り、熱に浮かされたような潤んだ瞳で兄を見つめると、ベッドの脇に用意しておいたローションの小瓶と、通販で密かに買い揃えておいた細い硝子の玩具を指差した。 「兄さん。……私、まだ兄さんに差し上げていない場所がひとつだけございましたわ。ここも……私のお尻の穴も、兄さんの指と、兄さんの熱いもので、兄さんの形に作り変えていただきたいのです」 「なっ……!? ば、馬鹿を言うな、椿姫! そこはそういう場所じゃない、お前が傷つくだけだ!」 「傷ついたって構いませんわ。いいえ、兄さんに傷つけられて、兄さんなしでは閉じられなくなるくらいに壊してほしいのです……っ」  椿姫は自らローションを手に取り、さらに自分の前の穴から溢れ出ている粘り気の強い愛液と精液の混合液を指先にたっぷりと掬い取ると、自らの窄まった菊門へと塗りたくった。  ぬちゃっ、くちゅ、と湿った音が立つ。 「お願いします、兄さん。……もし兄さんがしてくださらないなら、私、自分でこの冷たい玩具を無理やり突っ込んでしまいますわよ? それとも、兄さんの温かい指で、優しく開いてくださいますか……?」  それは、兄の優しさを逆手に取った、甘く残酷な脅迫だった。  妹が自らを傷つけるのを放置できるはずがないはじめは、苦悶の表情を浮かべながらも、震える手でローションを取り、椿姫の白く丸い双臀の間へと指を伸ばした。 「……本当に、痛かったらすぐ言えよ。すぐに止めるからな」 「はい、兄さん……っ。ああ、兄さんの指が、私の一番恥ずかしいところに触れて……っ♡」  はじめのローションに塗れた人差し指が、椿姫の固く閉ざされた蕾へとゆっくりと押し当てられる。  にゅるっ、と第一関節が窄まりを押し広げて侵入した瞬間、椿姫の背筋がびくっと大きく反り返った。 「ひっ、あ、んんぅっ……!?」  前の穴とは全く違う、異物を拒絶しようとする強い括約筋の抵抗と、内臓を直接撫で回されるような奇妙で強烈な違和感。  だが、椿姫はシーツを噛み締めて痛みを堪え、自らお腹の力を抜いて、兄の指を奥へと迎え入れようと必死に尻を揺すった。  十三周目で指一本から二本へ、十四周目では滑らかな硝子のプラグで慣らし、そして十五周目の五月二十五日の夜――椿姫の後ろの穴は、ついに兄の滾る肉棒そのものを受け入れるまでに開発され尽くしていた。 「兄さん……もう、準備はできておりますわ。今日は、前のお穴ではなくて……こっちの、お尻のお穴に、兄さんの精液を捨ててくださいませ……♡」  十五周目のベッドの上。四つん這いになった椿姫が、自ら指を二本入れて柔らかくほぐした菊門を、ひくひくと淫らに開閉させて兄を誘う。  すでに前の穴は、先ほどまでの交わりで注ぎ込まれた精液でいっぱいになり、動くたびにこぽこぽと音を立てて白濁液を滴らせていた。  そのあまりにも背徳的で、完全に牝として開ききった妹の姿に、はじめの股間は再び痛々しいほどに怒張していた。 「椿姫……お前、本当にいいのか……っ」 「ええ、兄さん。椿姫は兄さんの玩具ですもの。お口も、おっぱいも、前も後ろも、全部兄さんの精液を捨てるためにあるんです……っ。だから、遠慮なさらずに、貫いてくださいませ……っ!」  はじめがゴクリと唾を飲み込み、ローションと愛液でぬめる自身の亀頭を、椿姫の後ろの穴へと宛がった。  そして、彼女の白い腰を両手で支えながら、ゆっくりと、しかし確実に体重を乗せて腰を押し進めていく。  ――ズギュッ、メリメリメリッ……! 「あ、ぎ、いぃっ……、あ、あぁぁーーっ♡」  指や玩具とは比較にならない、兄の極太の肉棒が、狭い入り口の肉輪を限界まで押し広げて侵入してくる。  輪ゴムが千切れそうなほど引き伸ばされる強烈な圧迫感と、灼熱の鉄杭を腸の奥まで打ち込まれるような錯覚に、椿姫の口から獣のような嬌声が迸った。  だが、一度カリ首の段差が窄まりを乗り越えてしまえば、その奥に広がっていたのは、前の穴以上に熱く、ぬめり、激しくうねる粘膜の迷宮だった。 「う、あぁっ……!? す、すごい、椿姫っ……! 入り口が信じられないくらい締まって、奥が、焼けるみたいに熱い……っ!」 「はぁ、あぁっ、ひいっ……♡ はいって、ますっ、兄さんの太いのが、私のお尻の奥まで、全部入って……っ! すごい、前の穴のお腹の奥に溜まってる兄さんの精液が、壁越しに、兄さんの肉棒に押されて、ぐちゃぐちゃって動いてますわぁっ……!」  薄い一枚の肉壁を隔てて、前の穴に残された大量の精液と、後ろの穴を抉る兄の肉棒が擦れ合う。  はじめが腰を引き抜き、再びずぶりっ、と奥まで突き入れるたび、椿姫の直腸の粘膜がめくれ上がるように擦られ、前の穴のGスポットまでが裏側から間接的に圧迫される。  前も後ろも、文字通り下腹部のすべての神経が『兄の肉棒の形』に支配される、逃げ場のない異常な快楽。  ずっちゅっ、ぐぽっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……!  一度その禁断の締め付けを味わってしまったはじめのピストンは、次第に理性を失い、荒々しいものへと変わっていった。  彼は椿姫の上半身に覆いかぶさるようにして彼女の白い両腕を背後へ引き絞り、まるで獲物を犯す獣のように、妹の不浄の穴を激しく突きまくった。 「あひっ、あ、あぁっ♡ いいっ、お尻、いいです、兄さんっ……! 私、お尻の穴でイッてしまいますっ、兄さんの玩具にされて、頭が真っ白になってしまいますぅっ……!」 「椿姫っ、椿姫っ……! 俺も、もう駄目だ、お前がいないと、本当に頭がおかしくなるっ……!」  兄の口から漏れたその言葉に、椿姫の胸が歓喜に震えた。  そうだ、それでいい。私なしでは生きられないほど、私という底なしの沼に溺れきってしまえばいい――!  はじめの腰が二度、びくっと大きく震え、直腸の最奥へと亀頭が深く突き刺さる。  ドクンッ! ビュルルルッ、ドピュッ、ドクッ……!  灼熱の精液が、今度は椿姫の後ろの穴の奥深くへと、容赦なくぶちまけられた。腸壁が熱い白濁液を吸い上げるように激しく収縮し、椿姫は目を白黒させながら、前の穴から潮と精液を同時に噴き出して凄絶な絶頂へと達した。  前も、後ろも、口も、胸も。  十五周目の椿姫は、文字通り自らの身体に存在するすべての穴を兄に開放し、一滴の余白も残さず兄の精液で満たされ続けた。  はじめもまた、そんな妹の狂おしいほどの献身に完全に骨抜きにされ、二十八日の夜までは「ずっとこうして二人で暮らそう」と甘い言葉を囁いていた。  ――だというのに。  十五周目の五月二十九日。  やはり駅裏の廃ビルで白石結衣が輪姦される事件が起き、偶然そこを通りかかって彼女を救い出したはじめは、病院から戻ってくるなり、これまで以上の激しい自己嫌悪に顔を歪ませて頭を抱えたのだ。 「俺のせいだ……っ! 俺が、妹のお前をこんなふうに乱れさせて、人間じゃないみたいな快楽に溺れていたから……神様が、何の罪もない白石さんに罰を下したんだ……っ!!」 「え……? な、何を言っているのですか、兄さん……っ、そんなの、関係ありませんわ……!」 「関係あるっ! こんな狂った関係、もう終わりだ! 俺は、自分の罪を償うためにも、一生をかけて白石さんを守らなきゃいけないんだ……っ!」  十五周目の五月三十一日、深夜零時。  前と後ろの両方の穴から、まだ冷めきらない兄の精液をとろとろとシーツに溢しながら、一人置き去りにされたベッドの上で、椿姫は呆然と虚空を見つめていた。  優しく愛し合えば「妹を汚した罪悪感」で逃げられ、自ら進んで淫らな性処理ペットに堕ちれば「快楽に溺れたことへの天罰と贖罪」を理由に逃げられる。  どう転んでも、五月二十九日に『白石結衣が傷つく』という事象が起きる限り、兄の中のメサイア・コンプレックス――弱者を救わなければならないという病的な正義感が、椿姫との何百回もの濃厚な交わりの記憶を、たった一瞬で塗り潰してしまうのだ。  部屋の隅から、黒い影がくつくつと嘲笑う声が聞こえる。  椿姫は震える白い指でシーツを握り締め、血の滲むような声で呟いた。 「……ならば。兄さんの身体をいくら快楽で縛っても無駄だというのなら……五月二十九日の、あの事件そのものを起こさせなければいいのだわ……っ!」  十六周目へと暗転する視界の中で、椿姫の戦いは、肉の誘惑から『世界の因果そのものへの挑戦』へとフェーズを移そうとしていた。 【五:十六周目〜十九周目・試行B前編――因果への挑戦と、見えない壁の不気味な干渉】  十六周目の五月一日。  小鳥のさえずりとともに目覚めた椿姫は、まず習慣のように自らの下腹部に触れ、十五たび再生された無傷の処女膜を確認した。  そして、階下から聞こえてくる兄・はじめの足音を聞いた瞬間、やはり条件反射のように子宮がきゅうっと疼き、太腿の付け根が熱い愛液でしっとりと湿るのを自覚した。 (……身体はもう、完全に兄さんのものになっている。でも、ただベッドの上で兄さんを悦ばせるだけでは、五月二十九日の壁は越えられない)  椿姫はベッドから起き上がると、机の引き出しから一冊の新しいノートを取り出し、これまでの十五回のループで得た『五月二十九日の事件』に関するすべての情報を書き出していった。  被害者は、兄と同じ大学に通う後輩・白石結衣。  事件が起きる日時は、五月二十九日の午後八時半から九時頃の間。  場所は、駅裏の再開発地区に取り残された、築四十年以上の古い雑居ビルの廃墟。  犯人は、その周辺を根城にしている素行不良の若者たちのグループ、計五名。  そして何より重要なのは、その夜、何らかの理由で駅裏を通りかかった兄・はじめが、廃ビルから漏れ聞こえる悲鳴や物音に気づいて中へ踏み込み、ボロボロに輪姦された直後の白石結衣を『第一発見者』として救出してしまうという事実だった。 (白石結衣が傷つかなければ、兄さんのあの厄介な庇護欲が目を覚ますことはない。いいえ、仮に白石結衣がどうなろうと、そもそも事件自体が未然に防がれるか、兄さんがその場に居合わせなければいいのだわ)  もちろん、だからといって五月一日から二十八日までの間、兄との交わりを断つことなど、すでに兄の快楽で飽和しきった椿姫の肉体が許すはずもなかった。  十六周目も、十七周目も、十八周目も、十九周目も。  椿姫は五月一日の夜が来るたびに、自然な誘惑と計算された手管で兄をベッドへと誘い込み、十六度目、十七度目、十八度目、十九度目の処女膜を兄の肉棒に突き破らせた。 「あっ、はぁっ……♡ 兄さん、やっぱり兄さんとひとつになる瞬間が、私、一番生きているって感じますわ……っ」  十六周目の夜、正常位で兄の首筋にしがみつき、白い太腿で兄の腰をがっちりとロックしながら、椿姫は破瓜の血と愛液でぬめる蜜壺を激しく収縮させた。  もはや彼女の膣粘膜は、処女膜が破れる『ブツン』という衝撃そのものを、絶頂へのトリガーとして誤認するまでに調教されきっていた。膜が裂けた瞬間に脳内で甘い火花が散り、兄のカリ首が子宮口を小突くたびに、全身の毛穴から快楽の汗が噴き出す。  昼間は冷静に事件阻止の計画を練り、駅裏の地形や白石結衣の行動パターンを調査しながら、夜になれば兄の腕の中で牝へと戻り、喉奥で、乳房で、前の穴で、後ろの穴で、兄の熱い精液を何十発も受け止め続ける日々。  そうして迎えた、十六周目の五月二十九日の夜だった。  午後八時。椿姫が最初に試みたのは、最も確実で安全なはずの『警察への事前通報』だった。  家では夕食後に兄へ少しアルコール度数の高い食後酒を勧め、リビングで寛がせておきながら、椿姫は「少しコンビニへ行ってきますわ」と傘を差して夜の街へと出た。  駅前の公衆電話ボックスに入り、ハンカチ越しに受話器を取って一一〇番を回す。 『はい、警察です。事件ですか、事故ですか』 「あの、駅裏の古い廃ビルの前を通ったら、若い男の人たちが何人もたむろして、薬物のようなものを使っているのを見ました。それに、女の子を無理やり連れ込もうとしているみたいで……すぐにパトカーを向かわせてください!」  声色を変え、切迫した様子で具体的な場所と状況を告げて受話器を置く。  これでいい。午後八時半に白石結衣があの通りを歩く前に、パトカーがサイレンを鳴らして廃ビルの前に到着すれば、不良グループは蜘蛛の子を散らすように逃げ出すはずだ。  椿姫は物陰から駅裏へと続く大通りを見守り、パトカーの赤色灯が通り過ぎるのを待った。  しかし。  八時十五分になっても、二十分になっても、パトカーは一向に現れなかった。  それどころか、遠くの幹線道路の方から、激しい衝突音と緊急車両のサイレンが幾重にも重なって響いてきたのだ。 「え……? なに、あれ……」  通りすがりの通行人たちがスマートフォンを見ながらざわめいている。「おい、駅前の交差点で大型トラックと乗用車の多重事故だってよ」「道が完全に塞がって、警察も救急車も全部そっちに張り付いてるらしいぞ」。  椿姫の背筋に、ひややかな悪寒が走った。  これまでの十五回のループで、この時刻に駅前の交差点で多重事故が起きたことなど、ただの一度もなかったはずだ。  時計の針はすでに午後八時半を回っている。  慌てて自宅へ引き返そうとした椿姫のスマートフォンが震えた。兄・はじめからのメッセージだった。 『ごめん、椿姫。大学のゼミの友人から、駅裏のあたりで財布を落としたから一緒に探してほしいって緊急の電話が来たんだ。すぐ戻るから先に寝ててくれ』 「う、そ……っ!?」  椿姫が血相を変えて駅裏の廃ビルへと走った時には、すべてが手遅れだった。  多重事故の渋滞を抜けてようやくパトカーが到着するよりもわずかに早く、友人からの電話で呼び出されたはじめが廃ビルの前を通りかかり、中から聞こえた悲鳴に反応して踏み込んでいたのだ。  十六周目の結末も、これまでと少しも変わらなかった。 (偶然……? いいえ、そんなはずがない。じゃあ、次は私が直接、あの女が廃ビルの通りに入るのを止めるわ!)  十七周目の五月二十九日。  椿姫は夕方から白石結衣の通う大学の正門前で張り込み、午後八時前に図書館から出てきた結衣の姿を捉えた。  肩まで伸びた清楚な黒髪に、どこか儚げで守ってあげたくなるような小動物めいた顔立ち。兄が最も弱いタイプの女だと、一目見ただけで理解できた。胸の奥で黒い嫉妬の炎が渦巻くのを必死に抑え込みながら、椿姫は結衣の後を一定の距離を保って尾行し始めた。  駅裏への近道となる暗い路地へ結衣が曲がろうとしたその瞬間に、後ろから声をかけて引き止め、明るい大通りへと誘導するつもりだった。  ところが、結衣が駅前の商店街を抜けたその時である。  それまで星すら見えていた夜空が、文字通り一瞬にして真っ黒な雷雲に覆われ、バケツをひっくり返したような猛烈な豪雨が叩きつけてきたのだ。 「きゃあっ!?」 「っ、なに、この雨……!?」  傘を持たない買い物客や帰宅途中のサラリーマンたちが一斉に悲鳴を上げて走り出し、アーケードの出口付近は激しい人混みと混乱の渦となった。  視界を白く塗り潰すほどの豪雨と、ぶつかってくる人々の傘に阻まれ、ほんの数秒間、椿姫の視界から白石結衣の背中が消えた。  そして椿姫が必死に人混みを掻き分けて路地の入り口へ辿り着いた時には、すでに結衣の姿はどこにもなく――さらに悪いことに、雨宿りの場所を探していた不良グループが、いつもより一本手前の別の空き家へと結衣を引きずり込んでいたのだ。  そして十八周目。  今度は午後八時の時点で、駅裏の廃ビルと周辺の建物すべての火災報知器を片っ端から鳴らし、ボヤ騒ぎを起こして一帯を封鎖しようと試みた。  だが、椿姫が非常ベルのボタンを強く押し込んでも、なぜかその日に限って配線のショートか点検不良でベルは鳴らず、逆に物音に気づいた不良の一人に腕を掴まれそうになって、椿姫自身が危うく路地裏から逃げ出す羽目になった。  十九周目。  ならば兄を一歩も外へ出さなければいいと、二十九日の夜に玄関のドアノブに外側からチェーンロックを二重にかけ、兄の靴をすべて隠し、スマートフォンの電源を勝手に切っておいた。  しかし午後八時半になると、家の前の道路で突然、近所の子供の飼い犬が車に轢かれそうになる騒ぎが起き、窓からそれを目撃したはじめが「危ない!」とベランダから裸足にサンダル履きで飛び降り、逃げた犬を追いかけてそのまま駅裏の廃ビルまで走っていってしまったのだ。 「……おかしいわ。こんなの、絶対におかしい……っ!」  十九周目の五月三十一日、やはり結衣の元へと去っていく兄の背中を見送りながら、椿姫は全身の産毛が逆立つような恐怖を覚えていた。  まるで、目に見えない巨大な『何か』――この世界の因果律そのものが、「五月二十九日に白石結衣が輪姦されて壊れ、それを水無月はじめが発見して救い出す」という筋書きを、どんなに不自然な偶然やノイズをねじ込んででも強制的に実行させようとしているかのようだった。  そして、椿姫が路地裏で呆然と立ち尽くすたび、街灯の届かない暗闇の奥で、あの三十一日の夜に現れる『黒い影』が、音もなく揺らめきながらこちらを嗤っているような気配がしてならなかったのだ。 --- 【六:二十周目〜二十二周目・試行B後編――雨に濡れた敗北と、狂おしい孤独の自慰】  二十周目、二十一周目、そして二十二周目。  椿姫はそれでも諦めず、考えうる限りの物理的介入を繰り返した。  不良グループのリーダー格の男に事前に金を握らせて別の街へ遊びに行かせようとすれば、残りのメンバーが新しい仲間を連れてきて結局同じ場所で結衣を襲った。  白石結衣の自宅マンションを突き止め、大学のロッカーに「今夜、駅裏を通ると命の危険がある」という警告の手紙を入れておけば、その手紙を読んだ結衣は恐怖でパニックになり、あろうことか一番頼りになる先輩である『水無月はじめ』に電話をかけて「駅裏まで迎えに来てほしい」と泣きつき、兄が到着する直前に不良たちに捕まってしまった。  何をしても無駄だった。  どれほど緻密に罠を張り、どれほど必死に夜の街を駆け回っても、すべての歯車は狂った時計のようにただ一つの結末――『傷ついた白石結衣と、彼女を抱きしめる兄』という悪夢の構図へと収束していく。  二十二周目の五月二十九日、午後九時半。  その夜もまた、突然の停電と信号機の故障というあり得ないトラブルによって足止めを食らった椿姫は、冷たい五月の雨に打たれながら、駅裏の廃ビルの向かい側にある路地の暗がりへと遅れて辿り着いた。  すでに廃ビルの前にはパトカーの赤色灯が回り、救急車のストレッチャーが運び出されるところだった。  そして、そのストレッチャーのすぐ傍らには。  自分の着ていたジャケットを脱いで、衣服をビリビリに破かれ、虚ろな目で震えている白石結衣の肩に優しくかけ、その細い手を両手で包み込むように握り締めている兄・はじめの姿があった。 「大丈夫だ、白石さん……っ! もう怖いことはない、俺がずっとそばにいるから、絶対に見捨てたりしないから……っ!」  雨音を切り裂いて届いた兄の、痛切なほどに優しく、熱を帯びた声。  その声を聞いた瞬間、椿姫の胸の奥で、何かが決定的に砕け散る音がした。 (ああ……見て、あの兄さんの目。私を抱いている時でさえ、あんなに真っ直ぐで、あんなに必死な目をしたことなんて、一度もなかったのに……っ)  救急車の扉が閉まり、兄が同乗してサイレンとともに走り去っていく。  残された暗い路地裏で、椿姫は傘も差さずに立ち尽くしていた。冷たい雨が彼女の長い黒髪を濡らし、白いブラウスを肌に張り付かせ、透けた下着のラインを無惨に浮かび上がらせる。  やがて彼女は、魂の抜けた人形のような足取りで、誰もいない水無月家の自宅へと引き返した。  玄関の扉を閉めると、家の中は墓場のように静まり返っていた。  リビングのテーブルの上には、兄が飛び出していく直前まで二人で飲んでいた、まだ少し温もりの残る紅茶のカップが二つ並んでいる。  実はその二時間前――午後六時頃、椿姫はリビングのソファで兄を誘惑し、この二十二周目でもまた、数え切れないほど繰り返してきた濃厚な交わりを終えたばかりだったのだ。  だから、雨で冷え切った彼女の身体の中心――下腹部の奥の蜜壺には、ついさっき兄が吐き出したばかりの精液が、まだ温かく、どろりと溜まったままになっていた。 「……あ、は……っ、あはは……っ」  椿姫は濡れたコートとブラウスを床に脱ぎ捨て、下着もすべて剥ぎ取って、一糸まとわぬ白い裸体のまま、兄の寝室のベッドへと倒れ込んだ。  シーツには、濃厚な兄の体臭と、自分たちの交わりの匂いが染みついている。  それなのに、その匂いの主はいま、病院の白いベッドの脇で、別の女の冷たい手を握り締めているのだ。 「どうして……っ、どうしてなの、兄さん……っ!」  椿姫はシーツに顔を埋め、兄の枕を片手で強く抱きしめながら、もう片方の白い手を自らの股間へと伸ばした。  冷たい雨に打たれて凍えていたはずの肌とは対照的に、彼女の秘裂だけは、嫉妬と絶望、そして二十二回ものループで刷り込まれた異常な発情によって、火傷しそうなほど熱く燃え上がっていた。  くちゅっ、と指先が湿った肉襞を押し広げる。  そこからは、二時間前に注ぎ込まれた兄の白濁した精液と、新たに湧き出した透明な愛液が混ざり合い、いやらしい糸を引きながらとろとろと溢れ出していた。 「どうして……っ、私のここには、まだ兄さんの精液がいっぱい入っているのに……っ! 二十二回も、二十二回も私の処女を破って、何百回もこの中に出して、『椿姫が好きだ』って言ったくせに……っ!」  ずぶっ、と椿姫は自らの中指と薬指の二本を、一気に膣の奥深くまで突き入れた。  そして、まるで自分自身の肉体を罰するかのように、あるいは今も中に残っている兄の感触を無理やり確かめるかのように、荒々しく指を出し入れし始めた。  ぐちゅっ、ずちゅっ、くちゃあっ……!  誰もいない暗い寝室に、彼女が自分の蜜壺を掻き回す虚しくも淫らな水音だけが響き渡る。  開発され尽くした彼女の膣肉は、自分の細い指だけでは到底満たされないほど、兄の太く逞しい肉棒の形を求めて疼いていた。  指先で前壁のGスポットを引っ掻くように強く擦り上げ、空いた左手で自分の豊かな乳房を鷲掴みにして、硬く尖った乳首を爪先でちぎれんばかりに捻り上げる。 「あっ、あぁっ、兄さん、兄さんっ……! こんなに、こんなに私の身体は、兄さんのことしか考えられないのに……っ! どうしてあの女なの!? どうしてあの女ばかり、いつも兄さんに助けてもらえるの……っ!?」  椿姫は自分の下唇を、ぷつりと赤い血が滲むほど強く噛み締めた。  口の端に広がる鉄錆びた血の味。それは、ループのたびに彼女が兄に捧げてきた破瓜の血と同じ味だった。  瞼を閉じれば、廃ビルから運び出される白石結衣の、あの壊れた人形のように無력で、痛々しい姿が脳裏に浮かぶ。  兄は、あの『弱さ』に惹かれるのだ。  どれだけ椿姫が美しく微笑み、どれだけ巧みな舌と蜜壺で兄に快楽を与え、どれだけ完璧な妹として、あるいは従順なペットとして尽くしても、兄の心の最も深い場所にある『傷ついた弱者を救いたい』という聖域の鍵だけは、決して開かない。 「いやだ、いやよ、兄さんを取られたくない……っ! 私のものなのに、兄さんの精液も、兄さんの言葉も、兄さんの未来も、全部ぜんぶ私のものなのにぃっ……!」  くちゅ、ぐちゅっ、ずぼっ、ずぼっ……!  指の動きが狂ったように速くなる。  シーツの上に白い背中をびくっと反らせ、片足を大きく持ち上げて秘裂を丸出しにしながら、椿姫は涙と涎と唇の血で顔をぐしゃぐしゃにして自分の奥を抉り続けた。  嫉妬が苦しい。孤独が寒い。けれど、兄の名前を叫びながら自分の粘膜を虐め抜くその行為は、これまでのどんな甘いセックスよりも強烈で、毒のように痺れる快感を彼女の脳髄へと叩き込んでいた。 「あ、あぁっ、いく……っ、兄さんがいないのに、兄さんの匂いだけで、私、ひとりでイッてしまいますっ……! 兄さん、兄さん、私を見て、私だけを見てぇっ……!!」  ぷしゃあっ!  激しい潮の飛沫がシーツを濡らし、椿姫は誰にも抱きしめられないまま、暗いベッドの上で孤独で狂おしい絶頂へと達した。  びくっ、びくっと幾度も白い裸体が痙攣し、やがて糸が切れたようにぐったりとシーツに沈み込む。  荒い息をつきながら、自分の愛液と兄の残した精液でべっとりと濡れた指先を見つめる椿姫の瞳は、もはや正気の光を失いかけていた。 (……快楽で誘っても駄目。ペットになって尽くしても駄目。事件を止めようとしても、世界が邪魔をして兄さんを外へ連れ出してしまう)  ならば。  残された手段は、もうひとつしかないではないか。 (たとえ兄さんに嫌われても。たとえ力づくでも……五月二十九日の夜が通り過ぎるまで、兄さんの手足を縛り上げて、この部屋から少しも外へ出られないように閉じ込めてしまえばいいのだわ……っ)  冷たい雨が窓ガラスを叩き続ける中、二十三周目へと向かう椿姫の心は、ついに『愛という名の暴力』――監禁という最後の禁忌へと足を踏み入れようとしていた。 【七:二十三周目〜二十六周目・試行C序章――狂気への傾斜と、完璧なる檻の準備】  二十三周目の五月一日。  再び無傷の処女として朝の光の中で目覚めた椿姫は、もはやこれまでのように「どうやって兄の心を惹きつけるか」などと甘い戦略を練ることはしなかった。  彼女の頭の中を支配していたのは、ただ一つ――『いかにして五月二十八日から五月三十一日までの四日間、兄・はじめを水無月家の寝室から少しも外へ出さずに閉じ込め切るか』という計画だった。 (十九周目で玄関に鍵をかけた時は、ベランダから飛び降りられてしまった。つまり、兄さんの手足が自由である限り、世界の歪んだ因果はどんな非常識な手段を使ってでも兄さんを駅裏の廃ビルへと走らせてしまう……)  ならば、兄から『身体の自由』そのものを奪うしかない。  二十三周目と二十四周目、椿姫はまず睡眠導入剤の入手と、その効き目の検証から始めた。  昼間、不眠症を装って市内の複数のメンタルクリニックや内科を回り、処方された睡眠薬を少しずつ溜め込む。さらに、兄の体格と体重に対してどの程度の量を混ぜれば、身体に後遺症を残さず、かつ確実に十時間以上昏睡させることができるかを慎重に見極めた。  二十三周目の五月二十八日の夜には、薬の量がわずかに足りず、夜中に目を覚ました兄が朦朧とした意識のまま自力で縄を緩めて部屋を抜け出してしまった。  二十四周目には、逆に薬を飲ませるタイミングが早すぎて兄に苦味を怪しまれ、ワインを飲み干させることに失敗した。  二十五周目には、手足を縛ったナイロン製のロープが兄の暴れる力でベッドのフレームから外れてしまい、二十九日の午後八時過ぎに拘束を破られた。  二十六周目には、監禁そのものには成功しかけたものの、窓の外で起きた騒ぎに反応した兄が大声で叫び続け、近所の住民に気づかれて警察を呼ばれてしまった。  失敗するたび、椿姫は三十一日の深夜零時に黒い影の嘲笑を浴びながら時間を巻き戻し、次のループでその欠陥をひとつずつ、機械のような精密さで潰していった。  外に声が漏れないよう、兄の寝室の窓には分厚い防音シートと一級遮光カーテンを二重に取り付けた。  拘束具には、皮膚を傷つけずに食い込み、かつ引っ張れば引っ張るほど結び目が固く締まる極太の柔らかな麻縄を選んだ。  そして何より――監禁を始める五月二十八日の夜までの間も、椿姫は決して兄との肉体関係を止めようとはしなかった。いや、むしろ二十三周目から二十六周目にかけては、これから自分が兄に対して行う『裏切り』への罪滅ぼしと、自らの肉体に兄を刻み込む執念から、より一層貪欲に兄の身体を求め続けたのだ。  二十三度目の破瓜、二十四度目の破瓜、二十五度目の破瓜、二十六度目の破瓜。  五月の上旬が訪れるたび、椿姫は兄の腕の中で処女膜を裂かれ、鮮血を流しながら絶頂した。  もはや彼女の白い肉体は、二十六回ものループ――日数にして七百五十日以上、回数にして千回に迫ろうかという兄との濃密な交わりの記憶によって、文字通り細胞の隅々まで造り変えられていた。  普段、服を着てリビングを歩いている時でさえ、ブラジャーのカップの中で乳首は常にぷっくりと充血し、兄の視線が少し肌を撫でただけで、下着のクロッチが熱い愛液でぐっしょりと濡れ透けてしまう。  夜、兄の肉棒が膣内へと滑り込んでくれば、どれほど physically(物理的)には未通の狭い肉道であっても、瞬時に粘膜がとろとろに溶けて兄の形を再現し、亀頭のカリ首に吸い付いて精液を催促する。 (ああ……私の身体は、もう兄さんの精液でいっぱいになって、飽和しているわ。お口も、おっぱいも、前の穴も、後ろの穴も……全部、兄さんの記憶で溢れかえっている。だからこそ、私はどんなことをしてでも、この五月二十九日の壁を越えなければならないのよ……!)  そして迎えた、二十七周目、および二十八周目の五月二十八日の夜。  水無月家のダイニングには、椿姫が腕によりをかけて作ったローストビーフと、芳醇な香りを放つフルボディの赤ワインが並んでいた。  もちろん、この二十八周目においては、あえて五月一日から二十七日までの間、椿姫は兄に「清純で健気な妹」として接し、まだ一度も肉体関係を持たないまま――すなわち、この周回における『処女』を無傷のまま温存して、この夜を迎えていた。  すべては、拘束した兄の上で二十八回目の純潔を捧げ、有無を言わせぬ既成事実と快楽の鎖で彼を縛り上げるためだった。 「本当に美味しいよ、椿姫。いつも俺のためにこんなに尽くしてくれて、ありがとうな」 「ふふ、どういたしまして、兄さん。……さあ、今夜は特別にいいワインを開けたのですから、最後まで残さず飲んでくださいませ」  グラスの中で揺れる深いルビー色の液体には、無味無臭で溶けやすい強力な睡眠導入剤が、致死量には届かないギリギリの分量で精密に混入されていた。  優しい兄は、愛しい妹の微笑みに少しの疑いも抱くことなく、グラスを傾けてその赤い毒を喉へと流し込んだ。  十分、二十分。  食後のデザートを口に運んでいたはじめの手が、ふっと止まる。 「……ん、あれ……? なんだか、急に酷く眠気が……今日、少ししか飲んでないはずなのにな……」 「お疲れが溜まっていらっしゃるのですわ、兄さん。さあ、お肩をお貸ししますから、お部屋のベッドで横になりましょう?」  椿姫は立ち上がってふらつく兄の身体を、しなやかな白い腕でしっかりと支え、二階の兄の寝室へと導いた。  ベッドに横たわらせるや否や、はじめは抗いがたい薬物の泥濘へと引きずり込まれ、深く規則正しい寝息を立て始めた。頬を軽く叩いても、耳元で名前を呼んでも、ピクリとも瞼は動かない。 「……ごめんなさいね、兄さん。でも、これも全部、兄さんが私を置いてどこかへ行ってしまうのが悪いのですよ」  椿姫の瞳から、ふっと日常の柔和な光が消え、暗い情念の炎が揺らめいた。  彼女はまず、部屋のドアの鍵を内側から閉め、さらにドアノブの周囲に用意しておいた補助錠を取り付けた。窓の防音シートと分厚い遮光カーテンが隙間なく閉ざされていることを確認し、兄のポケットからスマートフォンを取り上げて電源を完全に切り、机の奥深くへと封印する。  それから、クローゼットの奥に隠しておいた四本の赤い麻縄を取り出した。  熟睡する兄の服を、一枚ずつ丁寧に脱がせていく。  シャツのボタンを外し、ベルトを抜き、ズボンとボクサーパンツを足首から引き抜いて、兄の引き締まった裸体をシーツの上に晒す。  椿姫は手慣れた手つきで兄の左の手首に柔らかな麻縄を幾重にも巻き付け、ベッドのヘッドボードの左柱へと固く括り付けた。続いて右手首を右の柱へ。さらに両方の足首をそれぞれフットボードの左右の支柱へと引き伸ばし、大の字の姿勢で完全に固定する。  過去数回のループで徹底的に練習した『本結び』と『巻き結び』の複合。どれだけ大人の男が渾身の力で暴れようとも、ベッドのフレームごと破壊しない限り、絶対に抜けることのない完璧な拘束だった。  時計の針は、五月二十八日の午後十一時を指している。  あと一時間で、運命の『五月二十九日』が始まる。  椿姫はベッドの脇に立ち、自らの着ていたワンピースのファスナーをゆっくりと下ろした。  さらり、と布地が床へと滑り落ちる。ブラジャーのホックを外し、レースのショーツを白い太腿から抜き去れば、遮光カーテンで閉ざされた薄暗い寝室の中に、月光のように匂い立つ椿姫の白い裸体が浮かび上がった。  彼女はそのままベッドの上へと這い上がり、大の字に縛り付けられて眠る兄の胸板の上に、自らの熱い柔肌をそっと重ね合わせた。  耳を澄ませば、兄の力強い心臓の鼓動がトクン、トクンと伝わってくる。  この部屋には今、世界中で二人きり。邪魔をする電話も、通り雨も、白石結衣の悲鳴も、何ひとつここへは届かない。  椿姫は恍惚と目を細め、眠る兄の唇を優しく舐めながら、薬が切れて彼が目を覚ますその瞬間を、今か今かと待ち侘びた。 --- 【八:二十七周目〜二十八周目・試行C前編――麻縄の檻と、拘束された兄への一方的な貪り】  五月二十九日の午前十時過ぎ。  重苦しい頭痛と、手首や足首に食い込む異様な圧迫感によって、はじめの意識は深い眠りの底から引き戻された。 「う、くっ……あ、れ……? 手が、動かない……っ!?」  瞼を開いたはじめが最初に見たのは、見慣れた自分の部屋の天井と、窓を完全に塞ぐ黒い遮光カーテンだった。いつもなら朝の光が差し込んでいるはずの部屋が、まるで深夜のように薄暗い。  そして、起き上がろうとして初めて、彼は自分の置かれた異常な状況に気がついた。  全裸に剥かれた自分の両手首と両足首が、太い赤い麻縄によってベッドの四隅の柱へとガッチリと縛り付けられ、少しも身動きが取れなくなっているのだ。  さらに、自分の下腹部の上には、温かい人間の重みが乗っていた。 「……なっ、椿姫!? お前、裸で何を……っ、これはどういうことだ!? この縄を解けっ!」  混乱と恐怖に声を荒らげたはじめの視界の中で、彼の腰の上に跨っていた妹・椿姫が、ゆっくりと上体を起こした。  一糸まとわぬ白い裸体。  艶やかな黒髪が肩から豊かな双丘へと流れ落ち、薄暗いスタンドライトの光に照らされたその瞳は、底知れぬ愛欲と、どこか現実感を失ったような妖しい狂気を湛えて、じっと兄を見下ろしていた。 「おはようございます、兄さん。……よく眠れましたか?」 「おはようじゃないっ! なんで俺をこんなふうに縛ってるんだ!? 昨日の夜、俺はワインを飲んで……まさか、お前、ワインに何か入れたのか!?」 「ええ。兄さんにぐっすり眠っていただくために、少しだけお薬を混ぜさせていただきましたわ」  悪びれる様子もなく、まるで朝の紅茶に砂糖を入れたかのように微笑む妹に、はじめは背筋が凍るような戦慄を覚えた。  ガチャガチャと麻縄がベッドの柱を擦り、はじめが渾身の力で腕を引き抜こうともがく。だが、柔らかくも強靭な麻縄は手首の皮膚にぎゅうっと食い込むばかりで、結び目は少しも緩む気配がない。 「くそっ、ふざけるな椿姫! 何のつもりだ、今すぐこれを解けっ! 今日は大学でゼミの発表もあるし、夕方からは――」 「駄目ですわ、兄さん」  椿姫が白い人差し指を、自らの赤い唇にそっと当てた。 「兄さんがいけないのですよ。だって、自由にして差し上げたら、兄さんはまた私を置いて、外へ出て行ってしまうでしょう? 見ず知らずの誰かのために、私との約束も、私の心も全部捨てて、どこかへ行ってしまうもの」 「な、何を訳の分からないことを言ってるんだ! 俺はどこにも行かない、いつも家に帰ってきてるじゃないか!」 「いいえ、帰ってきませんわ。今日、五月二十九日の夜に外へ出たら、兄さんはもう二度と、私だけの兄さんには戻ってこなくなるのです……っ」  椿姫の瞳が、狂おしいほどの切なさと執着に潤む。  彼女は縛られて暴れる兄の胸板に両手をつくと、その顔の上へと自らの白い顔を近づけた。 「だからね、兄さん。五月が終わるまで……いいえ、ずっとこのまま、このベッドの上で私とだけ繋がっていましょうね」 「やめろ、近づくなっ、椿姫――んぐっ、むぅっ!?」  拒絶の叫びを上げる兄の唇を、椿姫は自らの熱い唇で強引に塞いだ。  歯列をこじ開けるようにピンク色の舌先をねじ込み、逃れようと顔を背ける兄の頬を両手で挟み込んで、無理やり舌を絡み合わせる。  ちゅるっ、じゅぷ、れろぉ……っ!  唾液を流し込むような濃厚で一方的なディープキス。鼻腔を塞ぐほど深く唇を重ねられ、はじめが苦しさに「んんっ、ぷはっ、やめろと言ってるだろ!」と顔を振り払うと、今度は椿姫が上体を低く滑らせ、その豊満な白い乳房を兄の顔面へとまともに押し付けた。 「むぐっ!? ん、んんっ……!」 「ふふ、そんなに大きな声を出したら喉が渇いてしまいますわ。ほら、私のおっぱいで息をしてくださいませ、兄さん……♡」  驚くほど柔らかく、それでいてずっしりとした重みを持つ二つの白い果実が、はじめの鼻と口をすっぽりと覆い隠す。  甘い牝の体臭と、汗ばんだ肌の熱気がダイレクトに顔面を包み込み、呼吸を奪われたはじめが苦しげに首を振るたび、硬く勃起した桜色の乳首が彼の唇や頬をぐりぐりと擦り上げた。  そして――その激しい揉み合いの中で、椿姫の柔らかく湿った太腿の付け根が、無防備に晒されたはじめの股間へと何度も、何度も強く擦り付けられていた。 「く、うぅっ……!? よ、よせっ、腰を擦り付けるなっ……!」  頭では必死に拒絶し、妹の狂気に怯えているはずなのに。  若い健康な雄の肉体は、顔面を柔らかな乳房で圧迫され、股間に熱い女の粘膜と愛液のぬめりを擦り付けられるという極限の性的刺激に抗うことができなかった。  ドクン、ドクンと不本意な血流が集まり、はじめの股間で、肉棒がゆっくりと、しかし確実に頭を持ち上げ、硬く逞しい凶器へと反り返っていく。 「あぁ……♡ 見てくださいませ、兄さん。お口では『やめろ』なんて怖いことを仰っているのに、兄さんのここは、もうこんなに硬く大きくなって……私のお穴に入りたがってびくっと震えていますわ」 「ち、違うっ、これは勝手にお前が触るから……っ! やめろ、椿姫、本当にこれ以上は一線を越えるぞ、俺たちは兄妹なんだぞっ!」 「一線なんて……もうとっくに、何十回も越えていますわよ、兄さん」  椿姫は兄の顔から乳房を離すと、勝ち誇ったような、それでいて泣き出しそうなほど妖艶な微笑みを浮かべて腰を浮かせた。  彼女の白い太腿の間からは、すでに先ほどからのキスと密着だけで溢れ出した透明な愛液が、糸を引いて兄の腹筋へとぽたぽたと滴り落ちている。  椿姫は片手で、生理現象によって限界まで勃起した兄の肉棒を根元から掴み、自らのまだこの周回では破られていない『二十八回目の処女』の入り口へと、その太い亀頭をぴたりと宛がった。 「ま、待てっ! やめろ椿姫、本当にやめろっ、抜――あ、あああっ!?」  兄が腰を逃がそうにも、両足首は麻縄でベッドの柱に縛り付けられている。  逃げ場のない兄の肉棒の上へと、椿姫は自らの体重をすべて乗せて、一気に白い腰を落とした。  ――ズブッ、ブツンッ! 「あ、ぐっ、はぁぁっ……♡」  二十八回目の破瓜。  薄く張り詰めた処女膜が、兄の硬い亀頭によって強引に突き破られ、鮮やかな朱色の血が結合部からぷつりと溢れ出す。  だが、椿姫は痛みに顔を顰めるどころか、膜が裂けたその瞬間に、背中をびくっと大きく反らせて歓喜の吐息を漏らした。 「う、そだろ……っ、血が……椿姫、お前、初めてなのに、なんでっ……!?」 「あ、はぁっ……♡ やっと、やっと繋がれましたわ、兄さん……っ! 痛くなんてありません、だって私のお腹の中は、ずうっと前から、兄さんのこれを入れるためだけに出来ているんですもの……っ!」  嘘ではなかった。  縛り付けられて驚愕に目を見開くはじめの下腹部で、処女膜を破られたばかりの椿姫の膣内は、まるで飢えたイソギンチャクのように熱くぬめり、幾重もの肉襞をうねらせて兄の肉棒に吸い付いていた。  どれほど兄が「やめろ」と叫び、手足の麻縄を軋ませて暴れようとも、一度この極上の蜜壺に呑み込まれた肉棒は、さらなる快楽を求めて勝手に脈動してしまう。  ずちゅっ、ぐちゅ、ぬちゅるっ……!  椿姫は縛られた兄の胸板に両手をつき、破瓜の血と大量の愛液でぬらぬらと光る結合部を見せつけるように、一方的に腰を振り始めた。  縦に、横に、そして円を描くように。  過去二十七回のループで完璧に暗記した『兄を最も早く狂わせる角度』で、カリ首をGスポットに擦り付け、子宮口を亀頭の先端に押し当てる。 「く、うぅっ……! や、やめろ、動くな椿姫っ……! 俺は、お前なんかとこんなこと、したくないのに……っ、あ、あああっ!」 「ふふ、嘘つきですわ、兄さん……♡ したくない人のものが、どうして私の中でこんなに硬く膨らんで、私の奥をコンコンってノックするのですか? ほら、もうすぐ五月二十九日の夜が来ますわよ。……今夜は一晩中、外で何が起きても絶対に聞こえないくらい、私が兄さんの頭の中を快楽でいっぱいにして差し上げますからね……っ!」  時計の針が、午後八時を回る。午後八時半を回る。午後九時を回る。  駅裏の廃ビルで何が起きているかなんて、どうでもいい。  椿姫は揺れる豊かな乳房から汗を飛び散らせながら、縛り付けられて快楽に喘ぐ兄の上で、何度も、何度も腰を振り続け、無理やり射精させては、萎えることすら許さずに口と膣で再び勃起させ、文字通り夜が明けるまで兄の精液を貪り尽くしたのだった。  そうして、二十八周目の『五月二十九日の夜』は、ついに兄が一度も家の外へ出ることなく通り過ぎていった。  だが――その先に待っていた二十九周目の結末こそが、椿姫の魂を本当の意味で地獄の底へと叩き落とすことになるのだった。 【九:二十八周目〜二十九周目・試行C中編――閉ざされた密室の狂宴と、束の間の勝利の幻想】  遮光カーテンで外界の光も音も完全に遮断された兄の寝室は、むせ返るような男女の体臭と、シーツに染み込んだ大量の精液と愛液、そして鉄錆びた破瓜の血の匂いで満たされていた。  二十八周目、そしてさらなる完璧を期して全く同じ手順で兄を拘束した二十九周目の五月二十九日の夜。  時計の針が午後九時を回り、十時を回り、やがて日付が変わる深夜零時を過ぎてもなお、椿姫はベッドの四隅に麻縄で縛り付けられた兄・はじめの身体の上から少しも降りようとはしなかった。 「はぁ、はぁっ……♡ ほら、兄さん、もう三回目が出たばかりですのに、私のお腹の中でまたこんなに硬くなっていらっしゃいますわ……っ」 「く、うぅっ……やめ、ろ、椿姫……っ、もう、出ない、頭がおかしくなる……っ!」  はじめの声は、長時間の拘束と、望まぬまま強制的に繰り返される絶頂によって、すでに掠れきっていた。  両手首と両足首に巻き付いた赤い麻縄は、彼が快楽と拒絶の間で身をよじるたびに皮膚へと食い込み、うっ血したような赤い痕を刻んでいる。  一方、その腰の上に跨る椿姫の白い裸体は、汗と愛液でぬらぬらと妖しく輝き、まるで精気を吸い取る夢魔(サキュバス)のような圧倒的な生命力を放っていた。  先ほどからすでに三度、はじめは妹の蜜壺の容赦ない締め付けに屈し、その最奥へと大量の精液を吐き出させられていた。  だから、二人の結合部からは、膣内に収まりきらなくなった白濁液が、二十九回目の破瓜の鮮血と混ざり合ってマーブル模様の泡を立て、ぐちゅっ、ずちゅっ、と椿姫が腰を揺らすたびに、はじめの下腹部からシーツへとだらしなく溢れ出している。 「頭がおかしくなっても構いませんわ。いいえ、外のつまらないことなんて全部忘れて、私の身体のことだけしか考えられないくらい、おかしくなっていただきたいのです……♡」  椿姫はうっとりと目を細め、自らの白い両手で、汗ばんだ豊かな乳房を激しく揉みしだいた。  むにゅっ、と指が柔らかい脂肪に食い込み、先端の桜色の乳首がぷっくりと充血して反り返る。彼女はその片方の乳首を、仰向けに縛られた兄の唇へとぐっと押し付けた。 「ん、むっ……!」 「吸ってくださいませ、兄さん。ほら、赤ん坊みたいに私のおっぱいを吸って、腰は私のお穴の中でびくっと震わせていれば、それでいいのですよ……っ」  顔を背けようとする兄の唇の隙間に、硬く勃起した乳首をぐりぐりとねじ込む。  同時に、椿姫は膣内の肉襞を波打たせ、兄の敏感になりきった亀頭のカリ首を、奥の子宮口でちゅうちゅうと吸い上げるように圧迫した。 「あ、ぐ、うぅっ……!」  過敏になった神経を直接撫で回されるような強烈な快感に、はじめの首筋に太い血管が浮き上がり、思わず目の前にあった妹の乳首を歯列で強く噛み締めてしまう。 「ひゃんっ……♡ あっ、いいですわ、兄さんっ、もっと強く噛んで、吸ってくださいませっ……!」  乳首に走る鋭い痛みが、そのまま下腹部の蜜壺へと直結し、椿姫の膣壁がさらに激しく収縮する。  彼女は兄の頭に片手を添えて自らの乳房へと抱き寄せながら、もう片方の手を後ろへ回し、兄の袋――精液を造り出す急所を、指の腹で優しく転がすように揉みほぐした。  先ほどから何度も絞られたはずのそこが、妹の執拗で巧みな愛撫によって再びきゅっと引き締まり、熱い滾りを尿道へと送り出そうと蠢き始める。 (ああ……嬉しい。もう五月二十九日が終わったわ。時計の針は、もう五月三十日の午前一時を回っている……!)  壁の掛け時計をちらりと盗み見た椿姫の胸に、これまで味わったことのない強烈な安堵と、勝利の陶酔感が込み上げてきた。  ついにやったのだ。  三周目から数えて二十七回ものループの間、どんなに快楽で誘っても、どんなにペットとして尽くしても、どんなに街を駆け回って事件を止めようとしても、決して越えることのできなかった『五月二十九日の壁』。  どの周回でも、この時刻にはすでに兄は駅裏の廃ビルで白石結衣を救い出し、病院のベッドの脇で彼女の手を握っていたはずだった。  けれど今、この二十九周目の世界では――兄はこうして自分の部屋のベッドに縛り付けられ、白石結衣の存在すら思い出すことなく、妹である自分の白い肉体の中で快楽に喘いでいる! 「あはっ、ふふふっ……♡ 兄さん、私だけの兄さん……っ! もう誰も、私たちの邪魔はいたしませんわ。外の世界なんて、もう無くなってしまったも同じですもの……っ!」  歓喜に震える椿姫の腰の動きが、一段と激しさを増す。  ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずちゅるっ……!  白い尻肉が兄の股間に打ち付けられるたび、溢れ出た精液と愛液が飛沫となって飛び散る。  二十九回ものループで、何百回、何千回と兄の肉棒を受け入れてきた椿姫の蜜壺は、もはや生き物のように自立して動き、兄が最も弱い裏筋の窪みとカリ首の段差を、無数のヒダで絡め取って離さない。 「う、あぁっ……! ま、待て、椿姫っ、また、出ちまう……っ、これ以上は、本当に無理だっ……!」 「無理なんかじゃありませんわ! 一滴残らず、全部私のお腹の中にくださいませっ……! 兄さんの精液で、私のお腹をいっぱいに満たして、どこにも行けないようにしてくださいませっ……♡」  椿姫が上体を大きく反らし、黒髪を乱しながら最後の一絞りとばかりに深く腰を沈め込む。  直後、麻縄で四肢を張られたままのはじめの身体が、ベッドの上で大きくびくっと跳ね上がった。  ドクンッ! ビュルルっ、ドピュッ……!  四度目の射精。もはや先ほどまでのような白く濃厚な塊ではなく、少し透明がかった水っぽい精液が、それでも驚くほどの勢いで椿姫の子宮口へと叩き込まれる。  限界を超えた空撃ちに近い射精の快感に、はじめは目を白黒させ、喉の奥からくぐもった呻き声を漏らしながら、ぐったりとシーツの上へと脱力した。 「あ、はぁぁっ……♡ 熱い……四回目なのに、まだこんなに出してくださるなんて……やっぱり兄さんは、私のことが大好きなのですね……っ」  椿姫はうっとりと微笑みながら、まだ微かに痙攣している兄の肉棒を膣内に咥え込んだまま、ゆっくりと上体を倒して兄の胸板へと頬をすり寄せた。  そのまま彼女は、渇ききった兄の唇に、ベッドサイドに用意しておいたミネラルウォーターを自らの口に含んで、口移しで少しずつ流し込んでやった。  ちゅっ、んく、んく……っ。  縛られて首しか動かせないはじめは、生きるための本能で、妹の赤い唇から注がれるぬるい水を、彼女の唾液ごと飲み干すしかなかった。  そうして夜が明け、五月三十日の朝が訪れた。  午前十時頃、さすがに一晩中犯され続けて泥のように眠っていたはじめが、再びうっすらと目を開けた時、椿姫はすでにシャワーを浴びて清潔なエプロンドレスに着替え、温かいコンソメスープと柔らかいパンを乗せたトレイを手にベッドの脇に座っていた。 「おはようございます、兄さん。……お腹が空いたでしょう? 今、私が食べさせて差し上げますからね」 「……つ、椿姫……。お前、まだこんなことを続ける気か……。頼む、もう正気に戻ってくれ。警察に突き出したりしないから、この縄を解いてくれよ……」  疲れ果てた声で懇願する兄に、椿姫は聖母のような、それでいて少しも隙のない微笑みを返した。 「正気ですわ、兄さん。私はこれまでで一番、頭がすっきりしておりますもの。……さあ、あーん、してくださいませ」  スプーンでスープを掬い、兄の口元へと運ぶ。  もし手首の縄を片方でも解けば、その瞬間に兄は椿姫を押し倒して部屋から飛び出していくだろう。だから彼女は、排泄の世話から食事の介助に至るまで、兄の四肢の麻縄を少しも緩めることなく、すべて自分の手で行うつもりだった。  あと丸二日――五月三十一日が終わる深夜零時まで、こうしてこの密室で兄を飼い慣らし続ければいい。  そうすれば、白石結衣という女と兄が接点を持つこともなく、時間はついに『六月一日』という未知の未来へと進むはずなのだ。  椿姫の胸は、二十九周目にして初めて掴みかけた『勝利』の確信で高鳴っていた。  そう――その数分後、ほんの些細な油断から、あの残酷な現実がテレビの画面越しに突きつけられるまでは。 --- 【十:二十九周目・試行C後編――突きつけられた凶報と、絶対零度のひややかな軽蔑】  それは、五月三十日の正午を少し回った頃のことだった。  兄にスープとパンを食べさせ終えた椿姫は、トレイを片付けるついでに、部屋の中に籠もった空気を少しでも紛らわせようと、何気なく壁際の小さな液晶テレビの電源をリモコンで入れた。  もちろん、いつもなら昼のバラエティ番組が流れているはずのチャンネルだった。  ところが。 『――繰り返します。昨夜遅く、市内・駅裏の再開発地区にある空きビルで、近くを通った住民から「女性のうめき声がする」との通報があり、駆けつけた警察官が、複数の男に暴行されて倒れている市内の女子大生・白石結衣さん(十九)を発見しました』  アナウンサーの硬く無機質な声が、静まり返った寝室に響き渡った瞬間。  トレイを持った椿姫の足が、凍りついたようにピタリと止まった。  そしてベッドの上では、縛られたまま虚ろに目を閉じていたはじめが、弾かれたようにガバッと顔を起こし、テレビの画面へと視線を釘付けにした。 「……え……? な、なんだって……? 白石、結衣……!?」  画面には、見覚えのある駅裏の廃ビルと、ブルーシートで覆われた規制線の映像が映し出されている。  アナウンサーの声は、さらに残酷な続報を読み上げていった。 『白石さんは市内の総合病院へ搬送されましたが、精神的なショックが極めて激しく、今朝午前六時頃、搬送先の病院の隙を見て屋上へと上がり、そのまま地上へと飛び降りた模様です。白石さんは全身を強く打って意識不明の重体となっており、警察は昨夜の集団暴行事件との関連を――』  ピッ、と椿姫が慌ててリモコンの電源ボタンを押した時には、もうすべてが手遅れだった。  真っ暗になったテレビの画面の前に立ち尽くす椿姫の背後で、ベッドのフレームが、ガタガタガタッ! とこれまでとは比較にならないほどの凄まじい音を立てて揺れ動いた。 「う、そだ……っ、嘘だろ、白石さんが、昨夜、駅裏で……っ!?」  はじめの目が、血走って見開かれていた。  彼は引き千切れんばかりの力で両手首の麻縄を引っ張り、手首の皮が擦り剥けて赤い血が滲むのも構わず、机の上――昨日の夜、椿姫が彼のポケットから取り上げて置きっぱなしにしていたスマートフォンの方向へと首を伸ばした。  実は椿姫が昨夜電源を切ったつもりになっていたそのスマートフォンは、再起動のボタンが誤って押されたままになっており、ロック画面の上には、昨夜の午後八時二十分――まさに事件が起きる直前の時刻に届いていた一件のメッセージ通知が、冷たい光を放って表示されていたのだ。  遠くからでもはっきりと読めるその通知の文字列を、はじめの視力が捉えた。  『差出人:白石結衣 / 水無月先輩、ごめんなさい、今、駅裏の道で変な人たちに後ろをつけられてて、怖くて……もし近くにおられたら、助けてもらえませんか……』 「……あ……、あぁああああっ……!!」  はじめの喉から、人間が出すとは思えないような、血を吐くような絶叫が迸った。 「来てた……っ! 昨日、あの子から、助けを求めるメッセージが来てたのに……っ!! 俺が、俺が普通に起きてスマホを見ていれば、すぐに駅裏へ走っていけば、あの子は犯されずに済んだのに……っ!!」 「ち、違います、兄さん……っ! あれは、どんなに止めようとしても勝手に起きてしまう事故のようなもので、兄さんのせいなんかじゃ――」  慌てて駆け寄り、兄の頬に触れようとした椿姫の白い手を。  はじめは、まるで汚らわしい害虫でも振り払うかのように、激しく首を振って拒絶した。 「触るなっ!! その汚い手で、俺に触るな、椿姫っ!!」  ビリビリと部屋の空気を震わせるほどの怒号。  そして、次の瞬間にはじめが椿姫へと向けた『瞳』を見た途端、椿姫は心臓を氷の刃で抉られたかのように息を呑み、その場に立ちすくんだ。  これまでの二十八回のループで、椿姫は兄のさまざまな瞳を見てきた。  優しく妹を慈しむ瞳。情欲に溺れて蕩ける瞳。罪悪感に揺れる瞳。そして、縛り付けられて混乱し怯える瞳。  だが、いま目の前の兄の瞳に宿っているのは、そのどれでもなかった。  愛でもなく、庇護欲でもなく、ただの恐怖ですらない――絶対零度の、ひややかな軽蔑と、底知れぬ憎悪の光だった。 「お前だ……。お前が、俺に睡眠薬を飲ませて、こんなふうに縛り付けたせいで……白石さんは、誰にも助けられずに、一晩中あの暗いビルで獣みたいな連中に犯されて、絶望して屋上から飛び降りたんだ……っ!」 「い、いや……っ、私は、ただ兄さんが遠くへ行ってしまうのが怖くて……兄さんを愛していたから……っ!」 「それを愛なんて呼ぶな!! お前がやったことは、自分の浅ましい性欲のために、何の罪もない女の子を見殺しにしたんだ! お前は……お前は人殺しと同じだ、椿姫っ!!」  ――人殺し。  その言葉が、椿姫の鼓膜を突き破り、脳髄の奥深くでガン、ガン、と不協和音のように反響した。  違う。私は十九周目から二十二周目まで、何度もあの女を助けようとした。警察も呼んだ、尾行もした、非常ベルも押した。  それなのに、世界があの女をどうしても犯させるから、兄さんがいつも私を捨ててあの女のところへ行ってしまうから、だから私は、兄さんを守るためにこうして縛るしかなかったのに!  そう叫び返そうとしても、ループの記憶を持たない兄には、何ひとつ伝わるはずがなかった。  二十九周目の兄にとっての真実はただ一つ。『妹の椿姫が異常な性欲で自分を監禁したせいで、自分を頼ってきた後輩の少女が輪姦され、自殺未遂に追い込まれた』という、動かしようのない残酷な事実だけだった。 「……解け。今すぐこの縄を解け、椿姫。俺は病院へ行く」 「だ、め……っ、駄目です、兄さん……! 解いたら、兄さんはもう二度と、私のところへは戻ってきてくださらないでしょう……!?」 「当たり前だ!! お前なんかの顔、もう二度と見たくない! 妹だとも思わない! たとえこの縄を解かなくても、俺の心は金輪際、お前なんかには少しも向けないからな……っ!!」  そう吐き捨てたのを最後に、はじめはぷつりと糸が切れたように口を閉ざし、椿姫から視線を完全に外して、ただ無機質な天井の一点だけを見つめ始めた。  名前を呼んでも、頬を撫でても、涙ながらに謝っても、彼の瞳は死んだ魚のようにひややかに凍りついたまま、二度と椿姫の顔を映そうとはしなかった。  ――ああ、見て。  自分が現場に居合わせた時よりも、さらに深い、さらに救いようのない絶望と贖罪の鎖が、兄の魂を白石結衣へと縛り付けてしまった。  『自分が監禁されていたせいで救えなかった』という強烈な悔恨が、白石結衣を兄の中で絶対的な『殉教者』へと押し上げ、反対に椿姫を、兄の人生で最も忌むべき『加害者(モンスター)』へと貶めてしまったのだ。  五月三十日の夜が過ぎ、そして最後の審判の日である、二十九周目の五月三十一日が幕を開けた。  心も魂も完全に閉ざしてしまった兄の前で、椿姫は震える手で自らのエプロンドレスを脱ぎ捨て、最後の、そして最も凄絶な交わりへと身を投じるしかなかった。 --- 【十一:二十九周目・試行C終幕――血を吐くような逆レイプと、凍りつく絶頂】  二十九周目の五月三十一日、午後十一時過ぎ。  深夜零時のリセットまで、残された時間はあと一時間を切っていた。  遮光カーテンに閉ざされた兄の寝室には、重苦しい沈黙だけが澱のように溜まっている。  ベッドの上では、丸三日間にわたって四肢を麻縄で縛り付けられたままのはじめが、ピクリとも動かず、まるで魂を抜かれた蝋人形のように無機質な瞳で天井を見つめていた。  その兄の腰の上に、一糸まとわぬ椿姫が、ゆっくりと白い太腿を開いて跨った。 「……兄さん。お願いですから、何か仰ってくださいませ。怒鳴ってもいい、私をぶってもいいですから……そんな、私がそこにいないみたいなひややかな目で、天井を見ないでくださいませ……っ」  返事はない。  はじめは瞬きすら最小限に抑え、自分の腹の上に跨る妹の存在を、視覚からも聴覚からも完全に抹殺しているかのように振る舞っていた。  その徹底した拒絶と軽蔑が、椿姫の胸をナイフで切り刻むように痛めつける。ポロポロと、彼女の大きな瞳から熱い涙が溢れ出し、白い頬を伝って、兄の無表情な胸板へとぽたぽたと零れ落ちた。 「う、そよ……こんなの、嘘ですわ……っ。だって、兄さんの身体は、私を覚えているはずなのに……っ!」  椿姫は涙を拭おうともせず、震える白い両手で、兄の股間に横たわる肉棒へと触れた。  心はどれほど妹を憎み、軽蔑していようとも。  過去二十九日間にわたって開発され、また直近の三日間で何十回となく妹の粘膜によって扱き続けられた若い雄の肉体は、椿姫の温かい指先が裏筋を撫で上げ、濡れた秘裂の熱気が亀頭に触れただけで、条件反射のようにドクンと脈打ち、ゆっくりと硬さを取り戻していく。  だが、それは決して愛や欲望による勃起ではなかった。ただの脊髄反射、ただの生理現象として、肉塊が血を集めて膨張しているに過ぎなかった。 「ほら……っ、ほら、兄さんっ! やっぱり兄さんのここは、私のことが好きなんですわ……っ! お口ではあんな酷いことを言っても、私のお穴に入れば、いつものように『椿姫、好きだ』って言ってくださるに決まっています……っ!」  それは、自分自身に言い聞かせるための、痛々しいほど空虚な妄言だった。  椿姫は生理現象で反り返った兄の肉棒を掴むと、すでに自分の涙と同じくらい大量の愛液で濡れそぼり、一昨日の破瓜の傷がまだ癒えきらずに赤く爛れている自らの膣口へと宛がい、一気に腰を沈めた。  ズリュッ、グチュウッ……!  重く湿った水音とともに、兄の太い肉棒が根元まで椿姫の蜜壺へと呑み込まれる。  傷口が擦れるチリチリとした痛みと、内臓を押し上げられるような圧倒的な充実感。  二十八回のループですべての形を暗記しきった彼女の膣壁は、侵入してきた兄の肉棒を歓喜して迎え入れ、即座に無数のヒダを絡みつかせてきゅうきゅうと締め上げた。  ――それなのに。  根元まで深く繋がったというのに、下から見上げる兄の顔は、眉ひとつ動かず、吐息ひとつ漏らさず、ただ氷のようにひややかな無表情のまま天井を見つめていたのだ。 「っ、あ、あぁ……っ! どうして……っ、どうして何も感じないふりをするのですか、兄さん……っ!」  椿姫は悲鳴のような声を上げながら、必死に白い腰を上下に振り始めた。  ぐちゅっ、ずちゅっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……!  豊かな双丘が激しく揺れ、乱れた黒髪が汗ばんだ白い肌に張り付く。  結合部からは、まだ滲み続けている二十九回目の破瓜の血と、透明な愛液、そして昨日までに注ぎ込まれた古い精液の名残が混ざり合い、ピンク色の泥のようになってシーツへと飛び散った。  椿姫は、自分が知っている限りの『兄を悦ばせるテクニック』のすべてを、泣きじゃくりながら総動員した。  腰を深く落としてカリ首でGスポットを抉り、骨盤を前後にグラインドさせて子宮口で鈴口にキスをし、さらには膣内の筋肉を波打たせて根元から先端までを絞るように扱き上げる。  いつもなら、こうすれば兄は「ああっ、椿姫、すごいぞ」と顔を歪め、腰を浮かせて彼女の名前を呼んでくれたはずだった。 「ちがう、私は人殺しなんかじゃありません……っ! 私はただ、兄さんを愛しているだけ……っ、兄さんに、私だけを見てほしかっただけなのに……っ! お願い、私を見て、いつものように椿姫って呼んで……っ! 見ないで、そんなひややかな目で、私の向こう側の天井なんか見ないでぇっ……!!」  椿姫は兄の胸板にすがりつき、涙と鼻水と涎でぐしゃぐしゃになった顔を兄の首筋に擦り付けながら、血を吐くような思いで腰を振り続けた。  どうして。どうしてあの女が犯されて死にかけただけで、私と兄さんが積み重ねてきた何百回もの夜が、全部なかったことになってしまうの?  二十八回も、この処女膜を兄さんに破らせて。  何百発も、このお腹の奥に兄さんの精液を受け止めて。  私の脳も、胸も、喉も、前の穴も、後ろの穴も、全身の細胞がひとつ残らず『兄さん専用』に作り変えられてしまったというのに――どうして兄さんの心の一番奥にある『鍵』だけが、どうしても開かないの!?  ぐちゅっ、ずぼっ、ぐちゅるっ……!  物理的な摩擦の限界が近づき、人形のように沈黙を守っていたはじめの下腹部で、肉棒が勝手に膨張して最後の痙攣を始めた。  射精の直前に、兄の腰が小刻みに二度、びくっと震える――あの愛おしい癖が、今夜もまた正確に繰り返される。  だが、はじめの唇からは喘ぎ声ひとつ漏れることはなく、その瞳は最後まで少しも椿姫を見ようとしないまま。  ドクンッ……、ビュルッ、ドピュッ……。  まるで壊れた機械が汚水を排出するかのように、熱のない、しかし物理的には確かな温度を持った精液が、椿姫の激しく収縮する子宮の奥へと吐き出された。 「あ……、あぁ、あああぁぁっ……!!」  お腹の奥に熱い精液を受け止めながら、椿姫の身体もまた、鍛え上げられた牝の条件反射によって、猛烈な絶頂の痙攣に襲われた。  背中がびくっと反り返り、膣内が激しく脈動して兄の肉棒から最後の一滴まで精液を搾り取る。  肉体は、間違いなく過去最高に近いほどの激しい快楽でイッている。  それなのに、椿姫の心臓だけは、絶対零度の氷の中に沈められたかのようにミシミシと凍りついていた。  愛する兄の精液でお腹をいっぱいに満たされながら、これほどまでに寒く、これほどまでに孤独で、これほどまでに虚しい絶頂が、この世にあっていいはずがなかった。  やがて痙攣が収まり、椿姫が力なく兄の身体から腰を浮かせると、完全に萎えた肉棒がずりゅっと抜け落ち、ぽっかりと開いた彼女の秘裂から、血の混じった白濁液がどろりとシーツの上へ溢れ出した。  縛られたままのはじめは、事後の余韻に浸ることもなく、ただ黙って顔を横に向け、椿姫に背を向けるようにして目を閉じた。  二十九回目の敗北。  それは、兄が病院へ走り去ったこれまでのどの周回よりも残酷で、決定的な『詰み』の証明だった。  時計の秒針が、カチ、カチ、と五月三十一日の午後十一時五十九分を刻み始める。  部屋の四隅の暗闇から、これまでで最も濃密で、最も巨大な『黒い影』が、まるで勝利を確信した捕食者のように、音もなく立ち昇り始めていた。 【十二:二十九周目・深夜十一時半――凍てつく沈黙と、涙のお掃除フェラチオ】  午後十一時二十五分。  五月三十一日の終わりまで、残された時間はあと三十五分しかない。  遮光カーテンで閉ざされた兄の寝室には、秒針が時を刻むカチ、カチ、という無機質な音と、椿姫の荒く途切れがちな呼吸音だけが響いていた。  ベッドの四隅に赤い麻縄で縛り付けられたまま、顔を横に向けて固く目を閉じている兄・はじめ。  その股間からは、つい先ほど椿姫が泣きながら腰を振って無理やり吐き出させた精液と、二十九回目の破瓜の鮮血、そして大量の愛液が混ざり合った薄紅色の粘液が、太腿の付け根を伝ってシーツへと冷たく広がり始めていた。  そして、彼の傍らに膝をついた椿姫の白い太腿の間からもまた、子宮の奥に収まりきらなかった熱のない精液が、とろり、とろりと止めどなく溢れ出し、彼女の脛を白く汚している。 「……いや、よ……。こんな終わり方、絶対に嫌ですわ、兄さん……っ」  椿姫は震える声で呟くと、シーツの上を這うようにして、縛られた兄の両脚の間へと再び白い身体を滑り込ませた。  このまま何もしなければ、あと三十分で深夜零時の鐘が鳴り、あの『黒い影』が現れてすべてを五月一日の朝へと巻き戻してしまう。  もちろん、巻き戻れば、兄が自分に向けたあの絶対零度のひややかな軽蔑の記憶も、「お前は人殺しと同じだ」という呪いのような言葉も、兄の頭からは消え去るだろう。  けれど、椿姫自身の魂からは絶対に消えない。  せめて、この二十九周目が終わる最後の瞬間までに、ほんの一秒でもいいから、兄の身体に温もりを取り戻したかった。自分の肉体がどれほど深く、どれほど狂おしく兄のすべてを記憶し、兄のためだけに存在しているかを、その肌に刻み直したかった。 「兄さん……汚れてしまいましたわね。今、椿姫のお口で、綺麗に舐めて差し上げますから……」  椿姫は兄の股間に白い顔を埋めると、射精を終えて半ば萎えかけ、血と精液と愛液でドロドロに汚れた兄の肉棒へと、躊躇いなくピンク色の舌を伸ばした。  れろっ……、ちゅる、じゅぷ……っ。  舌先に広がるのは、濃厚な栗の花のような精液の匂いと、自分自身の処女膜が裂けて流れた血の生臭い鉄の味、そして甘酸っぱい牝の蜜の味だった。  九周目から十五周目にかけて、来る日も来る日も『従順な性処理ペット』として兄の足元に跪き、何百回となく繰り返してきたお掃除フェラチオ。  椿姫の舌は、まるで極上のスイーツを味わうかのように、陰毛の根元にこびりついた白濁の雫から、竿の側面に張り付いた赤い血の筋、そしてまだ敏感なままのカリ首の裏側までを、少しの汚れも残さぬよう丹念に舐め清めていった。 「ん、く……っ」  顔を背けて目を閉じていたはずのはじめの喉から、微かに苦悶の吐息が漏れる。  射精直後の、最も神経が過敏になっている亀頭を、温かい湿った舌で執拗に転がされ、鈴口に残った精液をちゅ우っと強く吸い出される刺激は、人間の意志で我慢できるものではなかった。  びくっ、とはじめの腰がシーツの上で跳ね、麻縄がギリギリと音を立てる。 「ちゅぷ、れろぉ……っ、ほら、兄さん……綺麗になりましたわ。……でも、見てくださいませ、私が舐めて差し上げたら、またお口の中でこんなに熱く、硬くなってきてしまいました……♡」  椿姫は涙で濡れた頬を兄の太腿に擦り付けながら、口腔内で再び血を集めて膨張し始めた肉棒を、喉の奥まで深く咥え込んだ。  ぐぽっ、じゅるるっ、んぐぅっ……!  十二周目の朝にそうしたように、自らの喉輪を押し広げ、食道の入り口で亀頭を締め付けるような深いイラマチオ。  酸素が欠乏して頭がクラクラし、苦しさに涙と涎が顎から滝のように溢れ出す。けれど、椿姫にとってその苦しさは、生きている実感そのものだった。 (ああ……私の喉の奥、兄さんの形を全部覚えているわ。どのくらいの角度で首を傾ければ、兄さんの反り返った先っぽが喉の奥の柔らかいところに気持ちよく当たるか……だって、何百回もしゃぶって、何百回もこの喉で兄さんの精液をごっくんしてきたんですもの……っ!)  椿姫は片手を伸ばして、兄の引き締まった袋を優しく揉みほぐしながら、もう片方の白い手を自らの股間へと滑らせた。  そこでは、つい先ほど二十九回目の破瓜を終えたばかりの秘裂と、十三周目から十五周目にかけて兄に開発された後ろの菊門が、熱い精液と愛液に塗れてひくひくと淫らに蠢いている。  彼女は自らの指にたっぷりと溢れた精液を絡め取ると、それを後ろの窄まり――桜色の菊門へと塗り込み、中指をずぷりと第一関節まで突き入れた。 「んぐっ、じゅぷぷっ……! ぷはぁっ……はぁ、兄さん、見てくださいませ……っ。私のお尻の穴も、兄さんに教えていただいた通り、今もこんなに柔らかく開いて、兄さんのものを欲しがってひくひくしているのですよ……っ」  もちろん、この二十九周目の世界では、椿姫はまだ後ろの穴を兄に開発させてはいなかった。  だから物理的には、そこは未開発の固く閉ざされた蕾であるはずだった。  それなのに――過去二十八回のループで、何十回となく兄の指と玩具と極太の肉棒を呑み込み、腸の奥まで精液を注ぎ込まれてきた『魂と神経の記憶』が、肉体の物理的な制約すらも凌駕していたのだ。  椿姫が自分の指を二本に増やし、くちゅくちゅと後ろの穴を掻き回すだけで、括約筋はまるで兄の肉棒を迎え入れる時のようにとろとろと緩み、直腸の粘膜が熱く充血して甘い快感を脳髄へと送り込んでくる。 「このお口も……このおっぱいも……前の穴も、後ろの穴も……っ!」  椿姫は再び完全に勃起した兄の肉棒から口を離すと、涎の糸を引きながら兄の上半身へと這い上がり、その無表情な顔のすぐ目の前で、自らの白い乳房を両手で強く鷲掴みにした。  ぷっくりと勃起した桜色の乳首から、まるで目に見えない蜜が滴り落ちているかのように、艶めかしい光沢を放っている。 「全部、ぜんぶ、兄さんが作った身体なのですよ……っ! 兄さんは覚えていらっしゃらないでしょうけれど、私はもう二十八回も、この処女を兄さんに捧げて、何百回も兄さんに抱かれて、頭のてっぺんから足の先まで、兄さんの快楽と精液でいっぱいに満たされてきたのです……っ!」  もちろん、そんなループの告白が、いまのはじめの耳に届くはずもない。  彼にとっては、自分を監禁して白石結衣を見殺しにした狂った妹が、理解不能な妄想を口走りながら、自分の身体の上で淫らに乱れているようにしか見えなかっただろう。  はじめは固く目を閉じたまま、奥歯をギリギリと噛み締め、必死に妹の存在を無視し続けようとしていた。  だが、椿姫は止まらなかった。  止まれるはずがなかった。  時計の針は、午後十一時四十分を指している。あと二十分で、この二十九周目の世界は終わる。  ならば、最後の最後の一秒まで、この飽和しきった肉体のすべてを使って、兄の精液を最後の一滴まで吸い尽くしてやる――! --- 【十三:二十九周目・深夜十一時四十五分――二十八回の記憶の奔流と、魂を削る最後の交尾】 「兄さん……最後にもう一度だけ、私の全部を感じてくださいませ……っ!」  椿姫は縛られた兄の胸板の上に跨る向きを逆にし、自らの白い双臀を兄の顔面の上へと突き出すような体勢――いわゆるシックスナインに近い逆騎乗位の姿勢をとった。  そのまま彼女は、兄の目の前に自らの濡れそぼった秘裂と、指でほぐしたばかりの桜色の菊門を惜しげもなく晒しながら、後ろ手で兄の怒張した肉棒を掴み、再び自らの前の穴へとずぶり、と深く沈み込ませた。 「あ、はぁぁっ……♡ はいっ、たぁ……っ! 一日に五回目でも、兄さんのもの、私の中でこんなに熱くて、硬いですわ……っ!」  背面騎乗位に近い角度で挿入された兄の肉棒は、通常の騎乗位とは全く異なる角度――すなわち、反り返った亀頭が椿姫の後ろ側の肉壁、直腸との境目にある最も深い性感帯をぐりぐりと抉る形で、彼女の蜜壺を押し広げた。  ずちゅっ、ぐちゅ、ぬちゅるっ……!  椿姫が腰を上下に揺らすたび、先ほど注入されたばかりの精液と破瓜の血が泡立ち、結合部からいやらしい水音が部屋中に響き渡る。  そして彼女は、ただ腰を振るだけでは飽き足らず、上半身を前に倒して兄の股間――先ほど自分が綺麗に舐め上げたばかりの兄の袋と、肉棒の根元へと再び赤い唇を吸い付かせたのだ。  自分の膣内で兄の肉棒の中間から先端までを締め上げながら、自分の唇と舌で、膣から出ている根元の竿と玉袋を同時に舐めしゃぶるという、極限の全身奉仕。 「んちゅっ、れろ、じゅるるっ……♡ あ、んんっ、おく、あたっ、て……っ!」  椿姫が腰を跳ね上げるたびに、兄の顔面のすぐ真上で、彼女の白く丸い尻肉がたぷん、たぷんと激しく揺れ動く。  そして、結合部から溢れ出した白濁の精液と愛液の雫が、重力のままにぽたぽたと垂れ落ち、目を閉じて顔を背けようとするはじめの頬や唇の上へと容赦なく降り注いだ。 「く、うぅっ……!? や、やめろ、椿姫っ、汚い、顔の上で腰を振るなっ……!」  さすがに顔面へ直接体液を滴らされた屈辱と、股間の根元から先端までを口と膣で同時に責め立てられる異常な快感に、人形のように沈黙を守っていたはじめの口から、苦悶の呻きが漏れた。  だが、椿姫は泣き笑いのようなくしゃくしゃの顔のまま、さらに激しく腰をグラインドさせ、舌先で兄の玉袋の裏側から会陰部にかけての敏感な筋を執拗に舐め上げた。 (ああ……全部、思い出せるわ。私がこれまで、兄さんと重ねてきた二十八回の五月のすべてが、今、このお腹の奥でひとつに溶け合っている……っ!)  激しいピストンの快楽の中で、椿姫の脳裏には、走馬灯のようにこれまでの周回の記憶が鮮烈な五感の奔流となって蘇っていた。  初めて兄の部屋を訪れ、震えながら純潔を捧げた二周目の夜。  泡まみれの浴室で、双丘を擦り付けて三度目の処女膜を破らせた三周目の夜。  夜明け前の布団に潜り込み、寝起きの兄をフェラチオでイカせてから跨った六周目の朝。  涙と涎を垂らしながら喉奥まで肉棒を呑み込み、玄関で犬のように後ろから突かれて日に六度も中出しされた十二周目の日々。  そして、お尻の穴まで兄の形に作り変えられ、前も後ろも精液でいっぱいに満たされて気絶するほどイキ狂った十五周目の夜。  それらの記憶は、単なる頭の中の映像ではなかった。  いま兄の肉棒を締め付けている膣壁のヒダひとつひとつ、乳首の先端の神経、舌の味蕾、そして子宮口の粘膜そのものに、消えない『肉の刻印』として完全に定着していたのだ。  たとえ時間が何度巻き戻されようとも、たとえ処女膜が物理的に何度再生されようとも、水無月椿姫という女の魂と肉体は、すでに一滴の余白も残さず『兄・はじめの所有物』として完成し、飽和しきっている――! 「あ、あぁっ、いくっ、兄さん、またイッてしまいますっ……♡ たとえ兄さんが私を憎んでも、私を人殺しだって呼んでもっ……私の身体は、兄さんのことしか愛せないのですっ……! お口も、おっぱいも、前も後ろも、私の中のぜんぶが、兄さんの精液を欲しがって泣いているのですよぉっ……!!」  ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅるっ……!  狂気と絶望、そして底知れぬ愛着が入り混じった椿姫の腰使いは、もはや人間の限界を超えていた。  膣内が灼熱の溶鉱炉のように熱くうねり、亀頭のカリ首を万力のように強く締め上げながら、子宮口が真空状態を作るかのように鈴口へと吸い付く。  どれほど心で妹を拒絶していようとも、雄としての急所をそこまで完璧に、そこまで狂おしく搾り上げられて、耐えられる男などこの世に存在するはずがなかった。 「く、あ、あああっ……!! ち、くしょう……っ、なんで、こんな奴に、俺の身体は……っ!」  はじめの首筋がのけぞり、四肢を縛る麻縄が千切れんばかりにピンと張り詰める。  そして――彼の腰が、二度、びくっと大きく震えた。 「あっ、くるっ……♡ ください、兄さんっ、この二十九周目の最後の精液も、全部私の赤ちゃんのお部屋にくださいませぇっ……!!」  椿姫が上体を起こし、背中をびくっと限界まで反らせて、自らの最奥へと兄の亀頭を深く迎え入れた瞬間。  ドクンッ! ビュルルルッ、ドピュッ、ドクッ……!  本日五度目となる、魂を削り出すような熱い精液が、椿姫の子宮の奥深くへと勢いよく迸った。  同時に、椿姫の眼前にチカチカと白い火花が散り、彼女は喉も裂けよとばかりに甘い絶叫を上げながら、前の穴から大量の潮と白濁液を噴き出して、二十九周目最後の、そして最も激しい絶頂へと達した。  びくっ、びくっ、と二人の裸体が幾度も重なり合って痙攣し、やがて嵐が過ぎ去った後のように、椿姫の白い身体が兄の胸板の上へと崩れ落ちる。  時計の針は、ちょうど午後十一時五十八分を指していた。  荒い息をつきながら、椿姫はゆっくりと兄の上から滑り降り、縛られたまま再び目を閉じて顔を背けた兄の隣へと、横たわった。  彼女の白い太腿の間からは、二十八回のループで何百発となく注ぎ込まれ、そして今夜また限界まで満たされた兄の精液が、赤い破瓜の血と混じり合いながら、シーツの上へと温かい小さな泉を作っていた。  カチ、カチ、カチ……。  秒針が、午後十一時五十九分へと重なる。  その瞬間、部屋の温度がすうっと氷点下のように下がり、遮光カーテンの隙間や天井の四隅から、インクをぶちまけたような濃密な『黒い影』が、音もなく立ち昇り始めた。  だが、不思議なことに。  精液に塗れた白い手で自らの下腹部をそっと撫でながら、その巨大な黒い影を見上げる椿姫の瞳には、もはや先ほどまでの取り乱した涙はなく、どこか恐ろしいほどに澄み切った、静かな光が宿り始めていたのだった。 五周目の夜には、兄の部屋で勉強を教えてもらうふりをして机の下に潜り込み、じっくりと時間をかけたフェラチオで焦らし抜いた末に、机に手をついた立ちバックの姿勢で五度目の処女膜を突き破らせた。  ズブッ、ブツンッ……!  背後から一気に根元まで貫かれた瞬間、下腹部の奥でまたしても処女の証が引き裂かれる鋭い痛みが火花のように散った。机の上に広げられた参考書やノートの上に、椿姫の口端から溢れた甘い吐息と、堪えきれない涙の雫がぽたぽたと落ちる。  だが、その痛みが苦痛として脳に届くよりも早く、彼女の蜜壺は歓喜の痙攣を起こしていた。 「あ、あぁっ……♡ は、入りましたわ、兄さん……っ。私の、五回目の初めて……また兄さんの太いので、お腹の一番奥までいっぱいにされております……っ」  もちろん、「五回目」という言葉は声にならない吐息の中に紛れ込ませて飲み込む。  背後で荒い息を吐くはじめは、妹の純潔を奪ってしまった衝撃と、処女とは思えないほど熱くねっとりと絡みついてくる膣肉の感触に、すでに理性の大半を焼き切られていた。 「つ、椿姫……っ、痛いんじゃないのか……? 血が、また……」 「いいえ、ちっとも……っ。だって私のここ、初めから兄さんの形に合わせて作られたみたいに……ほら、兄さんが少し動くだけで、きゅうって吸い付いて離さないでしょう……? 遠慮なさらないで、兄さん。このまま後ろから、私をめちゃくちゃに突いてくださいませ……っ♡」  椿姫は机の端に白い指先を食い込ませ、プリーツスカートを自ら腰の上まで捲り上げて、桃のように丸く白い臀部をはじめの股間へとぐいっと押し付けた。  ずちゅっ、ぐちゅ、ずぷぷっ……!  破瓜の鮮血と、机の下での焦らしフェラチオの時から止めどなく溢れ出ていた透明な愛液が混ざり合い、結合部から薄紅色の泡となって太腿の内側を伝い落ちていく。  立ちバックの姿勢は、通常の体位よりもはるかに深く、鋭い角度で肉棒が膣奥へと侵入してくる。はじめが腰を引いて突き入れるたび、反り返った亀頭のカリ首が膣の前壁を容赦なく抉り、すでに過去の周回で完全に開発され尽くした感度の塊――Gスポットの膨らみを正確に擦り上げた。 「ひゃうっ、あ、あぁっ♡ そこっ、後ろからされると、いつもより深くまで届いて……っ、あ、ああっ、兄さんの先っぽが、私の赤ちゃんのお部屋の入り口を、こつこつってノックしておりますわ……っ!」 「く、っそ……っ、椿姫、お前の中、すごすぎて……っ、あ、駄目だ、もう出そうだ……!」  ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と硬い肉と柔らかい臀部がぶつかり合う音が、静かな夜の勉強部屋に淫らに反響する。  椿姫の脳髄は、背後から自分を犯している兄の肉棒のすべてを完璧に記憶していた。長さも、太さも、熱を帯びて脈打つ血管の浮き方も、そして――射精の直前に、兄の腰が二度、びくっ、びくっと小刻みに震える癖までも。 (ああ、来る……っ。兄さんの熱いのが、また私のお腹の中に注がれる……!)  はじめの腰が二度震え、指先が椿姫の細い腰骨に白くなるほど食い込んだその瞬間、椿姫は自ら膣壁を極限まで収縮させ、子宮口を兄の鈴口へとぴたりと密着させた。  ドクンッ、ドビュルルルッ、ドクッ、ドクッ……!  焼けるように熱い精液の奔流が、傷ついたばかりの処女膣の最奥へと直撃し、子宮の中を白濁の熱でいっぱいに満たしていく。椿姫は背筋を弓なりに反らせ、机の上のノートを握り潰しながら、脳が真っ白に弾けるような絶頂の波に身を任せた。  ――だが、それでも足りなかった。  六周目の五月一日には、朝のキッチンでエプロン姿の兄を背後から抱きすくめ、朝食の火を止めさせたままダイニングテーブルの上に仰向けに寝転び、自ら両脚をM字に開いて六度目の処女を捧げた。  七周目には、眠っている兄の布団の中に一糸まとわぬ全裸で潜り込み、寝ぼけ眼の兄の股間に顔を埋めて濃厚な朝駆けフェラチオで勃起させると、そのまま馬乗りになって七度目の処女膜を自らの重みで貫いた。  八周目には、わざと制服のブラウスのボタンを弾けさせて兄の視線を釘付けにし、放課後のリビングで制服を着たままの着衣セックスに持ち込み、八度目の鮮血をソファのクッションに滲ませた。  毎回、五月一日の朝に目が覚めた瞬間、彼女の肉体は物理的には「まだ誰にも触れられていない未通の処女」へと巻き戻っている。  それなのに、ひとたび兄の部屋から足音が聞こえたり、朝の「おはよう」という低い声が鼓膜を震わせたりしただけで、椿姫の乳首は服の下でちりちりと硬く勃起し、下腹部の奥が甘く疼いて、純白のショーツがじっとりと愛液で濡れそぼってしまうのだ。  ループを繰り返すたび、彼女の肉体には「兄に貫かれ、兄に掻き回され、兄の精液を注ぎ込まれた記憶」が、消えない烙印のように幾重にも積み重なっていった。八度目の破瓜を迎える頃には、膜が裂ける痛みすらも、脳髄を直接痺れさせる極上の媚薬へと完全に変質していた。 (これでいい……これで今度こそ、兄さんは私から離れられないはずだわ。だってこの一ヶ月、毎日、毎晩、こんなにも深く愛し合って、何十回も私のお腹の中に兄さんの赤ちゃんのもとを注ぎ込んでいるのですもの……)  しかし、残酷な時計の針は、八周目の世界でも寸分の狂いなく『五月二十九日』を刻んだ。  その夜、どれほど甘い声で引き止めようとしても、はじめは大学のゼミの集まりへと出かけ、帰り道に駅裏の廃ビルで輪姦されていた白石結衣を救い出してしまったのだ。  そして五月三十一日の夜。蒼白な顔でリビングに立ったはじめは、震える声で椿姫に告げた。 『ごめん、椿姫……。俺、お前が実の妹なのに、欲望に負けてお前の純潔を奪って……毎日あんなふうに溺れてた。俺がそんな罪深いことをしてたから、バチが当たったんだ。俺はもう、これ以上お前を汚すわけにはいかない。白石さんを……あの傷ついた子を、俺が一生かけて支えて償うよ』  深夜零時。黒い影の哄笑とともに世界が闇に呑み込まれる瞬間、椿姫は血の滲む唇を噛み締めながら、ひとつの結論に至っていた。 (……そう。私が『普通の恋人』のように愛し合い、兄さんに『清らかな妹を汚してしまった』という罪悪感を残すから、兄さんはあの女への人道的な贖罪へと逃げてしまうのね)  ならば、やるべきことはひとつだった。  兄に「妹を汚した」と後悔させる隙間すら与えないほど、自分の方から徹底的に堕ちてみせればいい。自らのプライドも、羞恥心も、人間としての尊厳すらもすべて投げ捨てて、兄のどんな歪んだ性欲も笑顔でしゃぶり尽くす『従順で淫靡な性処理ペット』になればいいのだ。 ================================================================================ ■ 九周目〜十五周目:徹底奉仕・全穴開放の性処理ペットルート ================================================================================ 「……んっ、ちゅる、じゅぷっ……んぐっ、んぅっ……♡」  九五月十日、午前六時半。  水無月はじめが重たい瞼を開けたとき、視界に入るよりも先に、下半身を包み込む信じられないほど熱く湿った感触と、粘っこい水音が彼の意識を覚醒させた。  驚いて上半身を起こし、掛け布団を捲り上げたはじめは、そのまま息を呑んで固まった。  シーツの上、自分の開いた両脚の間に、一糸まとわぬ全裸の椿姫が四つん這いになって顔を埋めていたのだ。  すでに九周目の五月一日の夜に九度目の破瓜を済ませていた彼女は、毎朝こうして兄が目覚めるよりも早く部屋に忍び込み、朝立ちした兄の肉棒を口だけで奉仕して起こすのを日課にしていた。  しかも、その奉仕の仕方は、これまでの周回とは比較にならないほど下品で、献身的で、徹底していた。 「あっ……お、おい、椿姫、またお前、そんな格好で……っ!」 「んふっ……♡ おはようございます、兄さん。まだ動かないでくださいませ……今、朝の溜まったミルクを、椿姫のお口でぜんぶ綺麗にお掃除して差し上げますからね……あむっ、じゅるるっ、ぐぽっ……!」  椿姫は黒い長い髪をシーツの上に乱れさせながら、濡れた黒曜石の瞳で兄をじっと上目遣いに見つめたまま、再び大きく口を開けて肉棒を根元まで呑み込んだ。  ただ舌で舐めるだけではない。彼女は自らの小さな顎を限界まで開き、亀頭を狭い喉の奥――食道の入り口へと直接ねじ込むディープスロートを、自ら進んで繰り返していたのだ。  ぐぽっ、じゅぶっ、ごぷっ、じゅるるるっ……!  苦しさに椿姫の目尻から生理的な涙がポロポロと零れ落ち、口の端からは泡立った唾液と我慢汁が糸を引いて兄の玉袋からシーツへと垂れ落ちていく。喉の粘膜が凶悪な亀頭に押し広げられるたび、「おえっ、んぐっ」と小さなえずきが漏れるが、椿姫は決して首を引こうとはしなかった。それどころか、自らの白い両手で兄の腰を掴み、自分の頭を前後に激しく振って、喉輪でカリ首を扱き上げていく。 (ほら、見て、兄さん……っ。私は兄さんのためなら、こんなふうに涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにして、喉の奥まで犯されるのだってこんなに嬉しいのですよ……っ。だから、私を汚したなんて思わないで。私は初めから、兄さんの性欲を処理するためだけの牝犬なのですから……!) 「く、うぅっ……! 椿姫、そんなに奥まで咥えたら苦しいだろ、離れろって……っ、あ、駄目だ、出る、出ちまう……!」  はじめが悲鳴のような声を上げ、腰が二度、びくっ、びくっと震えた。  その合図を完璧に読み取った椿姫は、少しも顔を離さず、むしろ鼻先が兄の恥毛に埋まるほど深く頭を押し付け、喉の奥で鈴口をぴたりと受け止めた。  ドクンッ! ドビュルルルッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……!  濃厚で青臭い朝の精液が、椿姫の喉奥へと直接ぶちまけられる。気管に入りそうになるほどの圧倒的な白濁の量を、椿姫は目を白黒させながらも、こくん、ごくん、ごくんっ、と喉を鳴らして一滴残らず嚥下していった。  すべてを飲み干し、ゆっくりと唇を離すと、ピンク色の舌先から白い糸がすうっと伸びた。椿姫は自分の口の中に何も残っていないことを見せるように「あーん」と口を開け、それから鈴口に残った最後のひと雫をちゅっと吸い取って、蕩けるような笑顔を浮かべた。 「んっ……はぁ♡ ごちそうさまでした、兄さん。今朝のミルクも、とっても濃くて、熱くて、美味しかったですわ……♡」  そのあまりにも淫靡で従順な姿に、はじめの理性は日を追うごとに溶解していった。  十周目、十一周目、十二周目と周回を重ねるごとに、椿姫の「性処理ペット」としての奉仕はエスカレートの一途を辿った。  兄が大学から帰宅すれば、玄関のドアが閉まった瞬間に三つ指をついて出迎え、靴すら脱がせないままズボンのファスナーを下ろしてしゃぶりつき、そのまま玄関のたたきに手をついて立ちバックで犯させた。  リビングで兄がテレビを見ている時は、常に全裸に首輪やエプロンだけを着けた姿で足元に侍り、兄が少しでも股間を膨らませれば、即座にパイズリや素股、騎乗位で精を搾り取った。  そして十三周目の中旬には、椿姫はついに、自分自身の身体に残されていた「最後の未開の地」すらも兄へと差し出した。 「あ、あぁっ……♡ に、兄さん、見てくださいませ……私のお尻の穴、兄さんの指を二本も咥え込んで、こんなにひくひくしておりますわ……っ」  夜のベッドの上。四つん這いになり、胸と顔をシーツに擦り付けながら高く尻を突き上げた椿姫が、自分の両手で白い臀部の肉を左右に大きく押し広げていた。  すでに愛液と精液でぐしょぐしょに濡れそぼった前の秘裂のすぐ上、本来ならば排泄のためだけに存在する淡い桜色の菊門に、ローションで濡れたはじめの指が二本、第2関節までずぶずぶと飲み込まれている。 「つ、椿姫……本当にいいのか? こんな後ろの穴まで……お前、おかしくなっちまうぞ……」 「おかしくなんかありませんわ……っ、んっ、くぅっ♡ だって、前のお穴が兄さんのミルクでいっぱいになっても、まだ兄さんがしたくなった時、この後ろのお穴も使えれば……兄さんはいつでも、私の身体の好きなところに気持ちよく出せるでしょう……? だからお願いです、兄さん……椿姫のお尻の穴も、兄さんの形に作り変えてくださいませ……っ♡」  十三周目の五日間をかけて、椿姫は自らのアナルにローションと小さなガラス製のプラグを挿れ続け、兄の巨根を受け入れられるように必死に拡張を重ねていたのだ。  はじめがゴクリと唾を飲み込み、指を引き抜いて、代わりにローションでぬめり輝く自らの怒張の先端を、妹の窄まった菊門へとあてがった。  ずっ、ずぶっ、ずぷぷぷっ……!  処女膜とはまた違う、入り口の括約筋が限界まで押し広げられる強烈な圧迫感と、内臓を直接逆撫でされるような異物感に、椿姫の全身がびくんと跳ねた。 「ひぐっ、あ、あぁぁぁっ……!! は、入っ、て……っ、お尻に、兄さんの太いのが、ずぶずぶって入ってきますぅっ……!」 「う、うわっ……し、締まりが、前と全然違う……っ! 入り口が信じられないくらいキツくて、奥は吸盤みたいに吸い付いてくる……っ!」  はじめが唸り声を上げながら、ゆっくりと、しかし確実に腰を沈めていく。  腸壁が兄の肉棒の形に沿って押し広げられ、やがて根元まで完全に呑み込まれた瞬間、椿姫の目から熱い涙が溢れ出した。だが、彼女の顔に浮かんでいたのは苦痛ではなく、自分の肉体のすべてを兄の所有物として捧げ尽くしたという、狂おしいほどの恍惚だった。 「はぁ、はぁ、あぁっ……♡ 動いて、くださいませ、兄さん……っ。ふふ、そんなに遠慮がちに突かないで……今夜も、明日も、私のこのお口も、おっぱいも、前のお穴も後ろのお穴も、ぜんぶ兄さんのミルクを一滴残らず受け止めるためだけに開いているのですから……あ、あぁっ、ひゃんっ♡」  ぐちゅっ、ずぼっ、ずちゅっ、ぱんっ、ぱんっ……!  はじめが腰を動かし始めると、直腸の粘膜と、薄い壁一枚を隔てたすぐ隣にある膣壁とが同時に擦り上げられ、椿姫は前からも後ろからも逃げ場のない異常な快楽の渦へと叩き込まれた。  前の秘裂からは、触れられてもいないのに透明な潮と愛液がぷしゃぷしゃとシーツへ噴き出し、後ろの穴は兄のペニスをきゅうきゅうと締め上げて離さない。一日に五度も六度も、前と後ろの穴を交互に使われ、全身の穴という穴に兄の濃厚な精液を注ぎ込まれる日々。  十四周目、十五周目と進む頃には、はじめも「椿姫、お前がいないと俺はもう頭がおかしくなる……!」と獣のように妹の白い肉体を貪り尽くすようになっていた。 (勝ったわ……! ここまで兄さんの雄としての本能を私で満たし、一滴の精液も残さないほど毎日搾り取っているのですもの。あの女なんかが入る隙間は、もう一ミリだって残っていないはずよ……!)  だが――十五周目の『五月二十九日』の夜。  またしても、悪夢は繰り返された。  廃ビルで輪姦され、ボロボロになって泣き叫ぶ白石結衣を抱きかかえて帰ってきたはじめは、自分の部屋で裸に首輪だけを着けて待っていた椿姫の姿を見た瞬間、まるで恐ろしい化け物でも見たかのように顔を青ざめさせ、その場に崩れ落ちて頭を抱えたのだ。 『……俺のせいだ。俺が、実の妹のお前をこんなふうに狂わせて、毎日畜生みたいに快楽に溺れていたから……神様が俺に罰を下すために、何の罪もない白石さんをこんな目に遭わせたんだ……! ごめん、椿姫、もう終わりにしよう。俺は一生、白石さんに償って生きていく……!』  バタン、と閉ざされるドアの音。  残されたベッドの上で、お尻の穴から兄の精液をたらたらとシーツに垂れ流しながら、椿姫は虚空を見つめて乾いた笑いを漏らした。 「……あは、あはははは……っ。嘘でしょう……? 優しく愛しても駄目、プライドを捨てて牝犬になって尽くしても、今度はそれが『神様の罰』になるというの……?」  どれほど兄の肉体を快楽で飼い慣らそうとも、五月二十九日に『白石結衣が傷つく』という事件が起きた瞬間、兄の魂の根底にある異常なまでの庇護欲――傷ついた弱者を救わなければならないという呪いのような正義感――が、椿姫との何百回もの濃厚な交わりの記憶をすべて一瞬で塗り潰してしまうのだ。 ================================================================================ ■ 十六周目〜二十二周目:因果への挑戦と、見えない壁の絶望 ================================================================================ 「……なら、簡単ですわ。兄さんの心をどうにかしようとするからいけないの。五月二十九日の夜に、あの白石結衣という女が襲われる事件そのものを、物理的に消し去ってしまえばいいのです」  十六周目の五月一日、朝日に照らされた自室で目覚めた椿姫は、これまでとは全く異なる光を瞳に宿していた。  過去十五回のループによって、彼女は五月二十九日の夜に起きる事件のタイムスケジュールと場所を、秒単位で把握していた。  午後八時四十分、大学の図書館を出た白石結衣が、近道をするために駅裏の再開発エリアにある廃ビルの路地へと入る。そこでたむろしていた五人組の不良グループに捕まり、廃ビルの三階へと引きずり込まれる。そして午後九時十五分、飲み会を抜け出して同じ路地を通りかかったはじめが、彼女の悲鳴を聞きつけて突入するのだ。  十六周目の五月二十九日。  椿姫は午後八時の時点で駅前の公衆電話に入り、ハンカチ越しに受話器を握って110番通報を行った。 『駅裏の廃ビルで、不良グループが女の子を襲おうとしています! 刃物を持っているかもしれません、今すぐパトカーを向かわせてください!』  これで警察が現場を封鎖すれば、事件は未然に防がれ、兄が白石結衣と劇的な出会いを果たすこともないはずだった。  ――しかし。  その夜、椿姫が傘を差して廃ビルから少し離れた街角で様子を見守っていると、信じがたいことが起きた。  サイレンを鳴らして駅裏へ向かっていたはずのパトカーが、現場のわずか二つ手前の交差点で、突然飛び出してきたトラックと乗用車の玉突き事故に巻き込まれて完全に足止めされてしまったのだ。  そして、まるでその事故を避けるかのように、不良グループは普段とは違う裏門から白石結衣を廃ビルへと引きずり込み、午後九時十五分、どこからともなく現れたはじめが、やはり第一発見者としてビルの中へと飛び込んでいったのである。 「……な、に、これ……? 偶然……? そんなはずがないわ……!」  十七周目の五月二十九日。椿姫は自ら大学のキャンパス付近で待ち伏せし、図書館から出てきた白石結衣に直接声をかけて引き止めようとした。  だが、結衣の背中まであと十メートルに迫ったその瞬間、突然バケツをひっくり返したような猛烈なゲリラ豪雨が降り出し、同時に駅前のイベント帰りの大群衆が雪崩のように二人の間を遮った。  その時、椿姫の視界の端で、雨に濡れたアスファルトの黒い影が――あの自室の四隅に現れる怪異の澱みと全く同じ粘り気を持った暗がりが――ズルリ、と不気味に蠢いて彼女の足首に絡みついたような錯覚が走った。  はっとして足元を見下ろし、顔を上げた時には、もう白石結衣の姿はどこにもなかった。  十八周目は、昼間のうちに廃ビルの入り口に頑丈な南京錠とチェーンを巻きつけて封鎖した。すると不良たちはすぐ隣の空き店舗の地下室へと結衣を連れ込み、結局そこで同じ凌辱劇が繰り広げられた。  十九周目は、廃ビルの火災報知器を鳴らした。二十周目は、不良グループのリーダー格の男に事前に睡眠薬入りの飲料を送りつけた。二十一周目は、兄・はじめの靴を隠し、玄関の前で泣き真似をして外出を引き止めようとした。  だが、何をどうしても無駄だった。  リーダーの男が眠れば残りの四人が結衣を襲い、兄を引き止めれば『どうしても今日中に返さなきゃいけないゼミの重要書類を思い出した』『親友が倒れたって連絡が来た』と、まるで何かに操られたかのように外へ飛び出し、必ず結衣が犯されている現場へと辿り着いてしまうのだ。  まるで、この世界そのものが。  目に見えない巨大な歯車が、『白石結衣は無惨に輪姦されて壊れなければならず、水無月はじめはそれを救い出して彼女に心を奪われなければならない』という絶対の脚本を、力ずくで強制しているかのようだった。  二十二周目の五月二十九日、午後十時。  またしても介入に失敗し、冷たい夜の雨に打たれてずぶ濡れのまま無人の水無月家へと帰ってきた椿姫は、照明もつけない暗い兄の寝室へと足を踏み入れた。  今頃、兄は警察署か病院で、あの白石結衣の震える肩を抱きしめ、優しい声で慰めているに違いない。 「……はぁ、はぁ……っ、どうして……どうしてなのよ……っ」  椿姫はびしょ濡れのブラウスとスカートを乱暴に剥ぎ取り、冷え切った白い裸体のまま、兄のベッドへと倒れ込んだ。  シーツには、今朝まで自分が散々兄と交わり、何度も中出しされた時の甘い体臭と精液の残り香が染みついている。椿姫は兄の枕に顔を埋め、その匂いを肺の奥まで必死に吸い込みながら、自らの震える右手を濡れそぼった股間へと伸ばした。  くちゅっ、ぐちゅ、ずぷっ……!  外は凍えるような雨だというのに、椿姫の秘裂は、兄への狂おしい執着と嫉妬の熱で火傷しそうなほど熱く滾っていた。  中指と薬指の二本を、すでに二十一回も兄に処女を奪われ、兄の形を完璧に記憶した蜜壺へと一気に突き入れる。同時に、左手の中指を背後へと回し、十三周目以降に開発され尽くした菊門の中へもずぶりと沈めた。 「あ、あぁっ……! いやぁ、自分の指なんかじゃ、全然足りないっ……! もっと太くて、硬くて、熱い兄さんのあれじゃなきゃ、私のお腹の疼きは収まらないのにぃっ……!」  誰もいない真っ暗な部屋で、自分の前と後ろの穴を自らの指で激しく掻き回しながら、椿姫は枕を噛み締めて涙を流した。  くちゅ、ぐちゅ、じゅぷっ、じゅぷっ……と虚しい水音だけが暗闇に響く。  これほどまでに兄を愛し、これほどまでに全身の粘膜を兄専用に作り変え、未来すら知って奔走している自分が、なぜこんな冷たいベッドで一人きりで指を突っ込んでいるのか。なぜ、今日たまたま路地を歩いただけのあの白石結衣という女ばかりが、兄の温かい腕の中に抱かれ、兄のすべての庇護欲を独占できるのか。 (許せない……許せない、許せないわ……っ! 世界がどれだけあの女を兄さんに会わせようとしても、私の兄さんは、私のものよ……っ!) 「あっ、あぁっ、兄さん、兄さん、兄さんっ……!! 私を見て、私のなかに出して、私だけを愛してよぉっ……!!」  唇からぷつりと赤い血が滲むほど強く歯を食いしばりながら、椿姫は自らのGスポットと直腸の壁を同時に強く引っ掻き、背中を弓なりに跳ねさせて、孤独で惨めな潮吹き絶頂を散らした。  荒い息をつきながら、ぐったりとシーツに沈み込んだ椿姫の瞳は、暗闇の中で底知れぬ狂気の光を帯びてぎらついていた。 「……そう。偶然や運命が、どうしても兄さんの足をあの場所へ向かわせるというのなら……もう、兄さんの足そのものを、この部屋から一歩も動けないように縛り上げてしまえばいいのだわ」 ================================================================================ ■ 二十三周目〜二十八周目:眠り薬と麻縄、愛という名の監禁 ================================================================================  カチャリ、と。  重たい金属の擦れる音と、手首に食い込む繊維の感触に、水無月はじめは混濁した意識の底からゆっくりと浮上した。  頭が鉛のように重く、こめかみの奥がズキズキと脈打っている。確か昨夜――五月二十八日の夜、椿姫が「両親が送ってくれた特別な紅茶を淹れましたわ」と微笑んで差し出したカップを飲み干したところで、急に抗いがたい睡魔に襲われたはずだった。 「……う、ん……? ここ、は……俺の部屋……? おい、なんだこれ、手が動かないぞ……!?」  目を覚ましたはじめは、自分の置かれた異常な状況に気づいて愕然とした。  窓には分厚い遮光カーテンが隙間なく引かれ、昼か夜かも分からない薄暗い部屋のベッドの上で、彼は一糸まとわぬ全裸に剥かれ、両手首と両足首を鮮やかな緋色の麻縄でベッドの四隅の柱へと厳重に縛り付けられていたのである。  大の男が全身の力を込めて暴れても、絶妙な結び目で固定された麻縄はミシミシと音を立てるだけで、一ミリも緩む気配がない。 「椿姫っ! おい、椿姫、いるのか!? これはどういうことだ、ふざけるな、早くこの縄を解け!!」  はじめが恐怖と怒りに駆られて叫んだ、その時だった。  ベッドの足元の暗がりから、ふわりと甘いバニラとフローラルの香りが漂い、白く透き通るような裸体が音もなくシーツの上へと這い上がってきた。 「……ふふ、やっと目を覚まされましたのね、兄さん。ずいぶんよく眠っていらっしゃいましたわ。もう、五月二十九日の午後九時を過ぎたところですのよ」  一糸まとわぬ姿で、大股に開かされたはじめの腰の上へと優雅に跨ったのは、紛れもない妹・椿姫だった。  二十三周目から始まり、これで六度目となる『監禁ルート』――二十八周目の夜。  椿姫の白い裸体は、これまでの度重なる周回と洗練の果てに、もはや人間離れした妖艶さと、背筋が凍るような静かな狂気を纏っていた。たわわに実った豊満な双丘は薄暗い照明の下で真珠のように艶めき、その先端の桜色の蕾はすでにぷっくりと硬く充血している。そして、兄の下腹部の真上に位置する彼女の秘裂からは、まだ何もしていないというのに、透明な愛液がとろりと糸を引いて兄の素肌へと垂れ落ちた。 「つ、椿姫……!? お前、なんで裸なんだ……っ! それに二十九日の夜って、俺は丸一日眠ってたのか!? スマホはどこだ、ゼミの飲み会は……っ!」 「スマートフォンなら、電源を切って私の部屋の金庫にしまってありますわ。飲み会には『急な高熱が出たから欠席する』と、私が兄さんの代わりに連絡しておきました」  椿姫はうっとりとした微笑みを浮かべながら、縛られて身動きの取れない兄の胸板へと白い両手を這わせ、そのまま上半身を倒して、自らの重たく柔らかい乳房を兄の顔面へとむぎゅっと押し付けた。 「んぐっ、む、うぅっ……!? よ、よせ、椿姫、息が……っ!」 「兄さんがいけないのですよ。だって、自由にして差し上げたら、兄さんはまた私を置いて、あの夜の中へ飛び出していってしまうでしょう? だから……五月が終わるまでのあと三日間、このベッドの上で、私とだけずっと繋がっていましょうね」  椿姫は兄の必死の抗議を、深く、ねっとりと絡みつくようなディープキスで強引に塞いだ。  嫌がって顔を背けようとする兄の顎を片手で押さえつけ、こじ開けた唇の隙間へ自らの熱い舌をねじ込む。れろ、ちゅる、じゅぷっ、と兄の舌を吸い上げ、唾液を流し込みながら、下半身では自分の濡れそぼった秘裂の割れ目を、まだ柔らかいままの兄のペニスへとぐちゅぐちゅと擦り付け始めた。 「んんっ、んむっ……! (や、やめろ、椿姫……っ!)」 「ぷはっ……♡ はぁ、はぁ……駄目ですわ、兄さん。口では嫌がっていても、私がこうして柔らかいおっぱいを押し付けて、熱いおまんこを擦り付けると……ほら、兄さんのここ、すぐビクビクって脈打って、こんなに大きく硬くなってしまうじゃありませんか……♡」  恐怖と混乱で頭がパニックになっているにもかかわらず、二十代の健康な青年の肉体は、妹の完璧な肢体と粘膜の摩擦に抗えず、無참にもムクムクと血を集めて反り返り始めていた。  椿姫はその凶悪に膨れ上がった怒張を白い指先で優しく握りしめ、自らの腰を少し浮かせると、亀頭の先端を自らの秘裂の入り口へとぴたりとあてがった。 「や、やめろっ、椿姫!! 俺たちは兄妹なんだぞ、こんな縛り付けて無理やりなんて、お前どうかしてる……っ!!」 「ええ、どうかしておりますわ。兄さんを愛しすぎて、もうとっくに頭の中まで兄さんでいっぱいになってしまっているのですもの……っ。さあ、いきますわよ、兄さん。私の二十七回目の……いいえ、私の一生に一度の初めて、また兄さんに差し上げますわね……っ♡」  はじめが制止の声を上げるよりも早く、椿姫は躊躇なく自らの白い腰を一気に一番下まで突き落とした。  ズブッ、ブツンッ、ズチュウウウッ……!! 「あ、あぁぁぁっ……♡♡ く、うぅっ、は、入ったぁ……っ! やっぱり、兄さんのこれ、私のお腹の形にぴったりですわぁ……っ!」 「ぐ、あ、あああっ……!? な、なんだこれ、血が……っ、椿姫、お前、初めてなのに、なんでそんなに奥まで一気に……っ!」  二十七回目の破瓜の鮮血が、兄の白い下腹部とシーツを真っ赤に染め上げる。  だが、椿姫は眉ひとつ顰めることなく、恍惚と蕩けきった笑顔を浮かべたまま、拘束されて逃げられない兄の上で淫らに腰をグラインドさせ始めた。  ぐちゅっ、ずぷっ、ずちゅるるっ、ぱんっ、ぱんっ……!  彼女の膣内は、もはや物理的な処女膜の有無など関係なく、兄のペニスを最も効率よく、最も狂おしい快感で責め立てるための極上の肉壺へと完成されていた。腰を前後に揺らしてはカリ首でGスポットを抉り、円を描くように腰を回しては無数のヒダで肉棒の幹全体を扱き上げ、さらには意図的に膣の入り口だけをきゅうっと締めて、兄の理性を容赦なく削り取っていく。 「う、うそだろ……っ、やめろ、動くな、椿姫……っ! あ、ああっ、中が、すごく熱くて、うねって……っ、俺、こんなの我慢できるわけ……っ!」 「我慢なんか、なさらなくていいのですよ、兄さん……っ♡ あっ、あんっ、ほら、手足は縄で縛られて動けなくても、兄さんの先っぽは私のお腹の中で、こんなに嬉しそうにビクビク暴れておりますわ……っ。そのまま、私の赤ちゃんのお部屋に、兄さんの熱いミルクを全部ぶちまけてくださいませ……っ!」  パンッ、パンッ、パンッ、と椿姫が激しく腰を打ち付けるたび、豊かな双丘が目の前でぶるぶると暴れ回り、その桜色の乳首がはじめの視界を揺さぶる。  縛り付けられた屈辱と、妹を傷つけている罪悪感、そして脳髄が溶けるような粘膜の快楽がぐちゃぐちゃに混ざり合い、はじめは麻縄が千切れんばかりに腕を引き絞りながら、獣のような呻き声を上げて腰を二度震わせた。 「く、うぅぅっ……、で、出るっ、椿姫、抜いてくれ、中に出しちまうっ……!!」 「抜かせませんわっ……♡ ぜんぶ、ぜんぶ私のなかに、出してぇっ……!!」  ドクンッ! ドビュルルルッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……!  逃げ場を失ったはじめの肉棒から、大量の精液が椿姫の子宮へと激しく噴き上がった。椿姫は兄の胸板に爪を立て、長い黒髪を振り乱しながら、お腹の奥を熱い白濁で満たされる至福に身を震わせて絶頂した。  だが、彼女の貪りは一度の射精では終わらなかった。  二十八周目の五月二十九日の夜から三十日の朝にかけて、椿姫は縛り付けたままの兄の上から一度も降りようとせず、萎えかけた肉棒を口と胸で再び勃起させては、何度も、何度も、精液が空っぽになって透明な水しか出なくなるまで、一方的に犯し続けたのである。 ================================================================================ ■ 二十九周目:軽蔑の瞳と、血を吐くような逆レイプ ================================================================================ (……うまくいった。二十八周目までで睡眠薬の量も、縄の縛り方も完璧に調整できたわ。そしてこの二十九周目も、五月二十九日の夜は完全に乗り切った……!)  二十九周目の五月三十日、正午過ぎ。  水無月家のキッチンで、兄に食べさせるための消化の良いスープを作っていた椿姫の唇には、確かな勝利の笑みが浮かんでいた。  昨夜――二十九周目の五月二十九日の夜も、彼女は兄を睡眠薬で眠らせてベッドに拘束し、一晩中その身体を貪り尽くして外へ一歩も出さなかった。これで、兄はあの廃ビルへ行くこともなく、白石結衣という女と出会うこともなかったはずだ。あと一日半、五月三十一日の深夜零時さえこのまま乗り切れば、この忌まわしいループの檻は砕け散り、六月一日からは兄と二人だけの永遠の蜜月が始まるに違いない。  椿姫はトレイにスープの皿とスプーンを乗せ、鼻歌を歌いながら二階の兄の寝室へと向かった。  ドアの鍵を開けて中へと入る。ベッドの上では、両手両足を緋色の麻縄で縛られたままのはじめが、荒い息をつきながら横たわっていた。 「兄さん、お腹が空いたでしょう? 温かいスープを作ってまいりましたわ。私がスプーンで、あーんって食べさせて差し上げますね」  椿姫が微笑みながらベッドサイドへ歩み寄った、その時だった。  トレイの端に置いてあった椿姫自身のスマートフォンが、ブブッ、と小さく振動し、画面にニュースアプリの速報通知を浮かび上がらせた。  そしてそれとほぼ同時に、部屋の中の空気を入れ替えるために椿姫がリモコンでつけたばかりの壁掛けテレビから、アナウンサーの緊迫した声が部屋中に響き渡ったのである。 『――繰り返します。昨夜未明、市内の駅裏にある再開発ビルの廃墟で、地元の大学に通う女子大生・白石結衣さん(20)が、複数の男らに暴行される事件が発生しました。白石さんは通行人の通報により病院へ搬送されましたが、今朝早く、収容先の病院の屋上から飛び降り、現在、意識不明の重体となっています。警察は――』  ガシャンッ、と。  椿姫の手から、スプーンが床へと滑り落ちた。  ベッドの上で、縛られたままテレビの画面を凝視していたはじめの瞳が、信じられないものを見るように大きく見開かれ、次の瞬間、全身から血の気が引いて真っ青に染まった。 「……し、白石、さん……? う、嘘だろ……昨夜、駅裏の廃ビルで……っ!?」  はじめの脳裏に、一昨日の夕方、睡眠薬を飲まされる直前に自分のスマートフォンに届いていた一通のメッセージが鮮明に蘇った。  同じゼミの大人しい女子学生・白石結衣から届いていた、『水無月くん、明日の夜、ゼミの後に少しだけ相談に乗ってくれませんか? 最近、変な男の人たちにつけられていて怖くて……駅裏のあたりで待っています』という、必死のSOSのメッセージが。 「あ……あ、あああああっ……!! そうだ、あの子、俺に助けを求めてたのに……っ! 明日、相談に乗ってくれって、メッセージを送ってきてたのに……っ!!」  ガタガタガタッ! とベッドの柱が折れんばかりに揺れ、はじめが喉から血を吐くような絶叫を上げた。  手首の皮が剥け、真っ赤な血が麻縄に滲むのも構わず、彼は狂ったように暴れ回りながら、ベッドの脇に立ち尽くす椿姫を睨みつけた。 「お前かっ!! お前が俺に薬を盛って、こんなふうに縛り付けたせいで……俺がスマホを見られなかったせいで、白石さんは誰にも助けられずに、あんな連中に犯されて、屋上から飛び降りたんだぞ!! お前が殺したんだ、お前は人殺しと同じだ、椿姫ええええっ!!」 「っ……!? ち、ちが、ちがいます、兄さん、私は、そんなつもりじゃ……っ!」  椿姫は弾かれたように首を振った。  だが、はじめの双眸に宿っていたのは、これまでの二十八回の周回で一度も見たことのない色だった。  そこには、妹への愛情も、肉欲に溺れる熱も、あるいは妹を汚してしまったという優しい罪悪感すらも、微塵も残っていなかった。あるのはただ、自分の最も大切にしていた信条を踏みにじり、無垢な弱者を死の淵へと追いやった『醜悪な加害者』を見る、絶対零度のひややかな軽蔑と、底知れぬ憎悪だけだった。 「黙れっ!! 触るな、俺に近づくな、この化け物!! お前なんか妹じゃない、顔も見たくない、消えろ、俺の前から消えろぉっ!!」  その言葉が鼓膜を貫いた瞬間、椿姫の胸の奥で、何かが決定的に砕け散る音がした。  ――そして、二十九周目の五月三十一日、午後十一時三十分。  外はまた、冷たい雨が窓ガラスを叩いていた。  薄暗い寝室のベッドの上で、はじめはもう暴れることも叫ぶこともやめ、まるで魂の抜けた木偶人形のように、虚ろで無機質な瞳を白い天井へと向けたままピクリとも動かなかった。  その兄の冷たい腰の上で、椿姫は一糸まとわぬ裸体のまま、ボロボロと大粒の涙をこぼしながら、必死に、狂ったように自らの腰を上下に振り続けていた。  ぐちゅっ、ずちゅ、ずぷっ、ぱんっ、ぱんっ……!  膣内は、二十八回目(二周目から数えて二十八度目)の破瓜の鮮血と、悲しみと焦燥の中で分泌された愛液でぐしょぐしょに濡れそぼり、物理的な摩擦だけで勃起させた兄の肉棒を根元まで呑み込んでいる。 「ちがう……っ、ちがうの、兄さん……っ! 私は、人殺しなんかじゃ……っ、私はただ、兄さんを愛しているだけなの……っ! 兄さんが、あの女のところへ行ってしまうのが嫌で……私だけを見てほしかっただけなのにぃっ……!」  ぽろぽろと零れ落ちる椿姫の温かい涙が、仰向けに寝たままのはじめの頬や胸板を濡らしていく。  だが、はじめは瞬きひとつせず、椿姫の顔を視界に入れようとすらしない。どれほど椿姫が豊かな乳房を揺らし、膣壁をきゅうきゅうと締め上げて快感を与えようとしても、彼の心はすでに、病院の集中治療室で生死の境を彷徨っている白石結衣の元へと完全に飛んでしまっていた。 「見ないで、そんな、何も映っていない冷たい目で、天井を見ないでよぉっ……! 私を見て、お願いだから私を見て、兄さん……っ! いつものように、優しい声で『椿姫』って呼んで、私の頭を撫でてよぉっ……!!」  椿姫は泣きじゃくりながら上半身を倒し、兄の冷え切った唇に何度もキスを降らせ、自分の胸を兄の胸板に擦り付けながら、血を吐くような思いで腰を打ち付け続けた。  ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぼっ、ずぼっ……!  二十八回もの周回で兄のすべてを暗記した彼女の蜜壺は、持ち主の心がどれほど引き裂かれていようとも、正確に兄の弱点であるカリ首の裏側と亀頭を扱き上げ、男性器としての生理的な射精反射を強制的に引き出していく。 「……っ、く……」  無機質だったはじめの眉がわずかに歪み、その腰が、いつもの癖の通りに二度、びくっ、びくっと小さく震えた。  次の瞬間、ドクンッ、ドビュルルルッ……と、熱い精液の塊が椿姫の子宮の奥深くへと吐き出された。  しかし、射精の瞬間でさえ、はじめは顔をプイと横へと背け、まるで汚物でも吐き出すかのように唇を噛み締めたまま、椿姫と一度も目を合わせようとはしなかった。 「あ……あ、あぁぁ……っ……」  お腹の奥に、兄の焼けるように熱い精液がたぷたぷと広がっていく。  肉体は反射的に甘い痙攣を起こし、膣壁が兄のペニスをきゅうっと絞って絶頂を迎えているというのに、椿姫の心臓は、氷の刃で突き刺されたかのように冷たく凍りついていた。  これまでのどの周回よりも残酷で、どの敗北よりも惨めで、魂の底まで虚しさに抉られる二十九回目の絶頂だった。 ================================================================================ ■ 二十九周目・深夜零時:飽和した肉体と、三十周目への暗転 ================================================================================  チクタク、チクタク、と。  壁掛け時計の秒針が、五月三十一日の午後十一時五十九分を刻んでいる。  縛られたまま無言で顔を背け続ける兄の隣へ、椿姫は力なく崩れ落ちるように横たわった。白く華奢な太腿の内側からは、たった今注ぎ込まれたばかりの白濁した精液と、二十八度目の破瓜の赤い血が混ざり合い、どろりとした桃色の雫となってシーツの上に染みを広げている。  ――ズルリ、ズルズルッ……。  その時、雨音に混じって、部屋の四隅の暗がりから、これまでで最も濃密で、最も巨大な『黒い影』がぬめりを帯びて立ち昇ってきた。  それはもはや単なる壁の染みではなく、部屋全体の空間を押し潰すような圧倒的な質量を持って、ベッドの上で涙に暮れる椿姫を見下ろしていた。 『クク……クカカカカカ……! 二十九度目の敗北だな、愚かな娘よ』  脳髄を直接揺さぶる、重く湿った嘲笑。 『見たであろう。優しく愛しても駄目、プライドを捨てて淫らな牝犬として尽くしても駄目、事件そのものを止めようとしても駄目、そして力ずくで縛り付けて犯しても駄目だ。……貴様がどれほどその白い肢体を捧げ、どれほど兄の精を吸い尽くそうとも、あの男の心の奥底にある「鍵」は決して開かぬ。さあ、どうする? まだ同じことを、何十回、何百回と繰り返すつもりか?』  黒い影の言葉は、残酷なまでに正確だった。  椿姫は涙で濡れた頬をシーツに擦り付けたまま、震える白い手を伸ばし、自らの下腹部へとそっと当てた。  二周目からこの二十九周目まで、実に二十八回にわたって兄に処女を捧げ、昼も夜も関係なく、前の穴にも、後ろの穴にも、口の中にも、胸の上にも、何百発という兄の熱い精液を注ぎ込まれてきた肉体。  たとえこの後、零時の鐘が鳴って五月一日の朝へと時間が巻き戻り、物理的な処女膜が再生したとしても、椿姫の魂と、全身の細胞の隅々にまで染み込んだ『兄の記憶』は決して消えない。彼女の身体はもう、髪の毛の一本から子宮の粘膜のひだ一つに至るまで、他の誰のものにもなり得ないほど、兄・水無月はじめの存在で完全に飽和しきっていた。 (……そうよ。私の身体は、もうとっくに全部、兄さんのものになったわ。これ以上、私がどれだけ新しい手管で兄さんを誘惑しても、どれだけ兄さんを襲って縛り付けても、結末は少しも変わらない……)  ゴーン……ゴーン……と、遠くから深夜零時を告げる幻の鐘の音が響き始める。  視界がゆっくりと黒い泥のような闇に浸食されていく中、椿姫は、自分の頭上で勝ち誇ったように揺らめく『黒い影』を、不意に凍りつくような鋭い眼差しで見つめ返した。 (……待って。おかしいわ。どうして……どうしてこの化け物は、ここまで正確に兄さんの心の動きを知っているの? どうして私が事件を止めようとした時、まるで私の思考を先読みしたみたいに、この影が邪魔をしてきたの……?)  そして何より――。  これほどまでに自分が『兄を襲う捕食者』『兄を縛る強い女』として振る舞うたびに、兄の心が自分から離れ、あの傷ついて壊れた白石結衣へと惹きつけられていくのだとしたら。  自分がこれまで二十九回のループの中で、たった一つだけ、絶対に選ぼうとしなかった『立ち位置』は何だったのか。  ゴーン……と最後の鐘の音が鳴り響き、世界が完全に暗転するその刹那。  絶望のどん底に沈んでいた椿姫の黒曜石の瞳の奥に、これまでのどの狂気よりも深く、暗く、そして甘美な『悪魔の天啓』へと繋がる最初の光が、ちりりと妖しく瞬いていた。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(一)  ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ――。  無機質な電子音が、静まり返った朝の空気を規則正しく切り裂いている。  そこには情緒もなければ、慈悲もない。ただ正確に刻まれたデジタルのパルスが、鼓膜の表面を乾いた針で突くように反復されるだけだ。  レースのカーテン越しに差し込む五月の陽光は、昨日までの重苦しい闇が嘘であったかのように明るく、清らかで、残酷なまでに無垢だった。窓の外からは、新緑の葉を揺らす爽やかな風の音と、遠くで囀る小鳥たちの呑気な声が微かに届いている。世界のすべてが新しく始まる季節の朝を謳歌しているかのような、どこまでも平穏な日常の風景。  しかし、天蓋付きのベッドに横たわる水無月椿姫にとって、その電子音は処刑台の扉が開く合図にも等しい呪いの響きだった。  シーツの上に投げ出されていた白い指先が、わずかに、本当に少しだけ震えながら持ち上がる。  関節の一つ一つに鉛が詰まっているかのように重く、それでいて神経の末端だけが過敏に研ぎ澄まされた奇妙な感覚。椿姫はゆっくりと腕を伸ばし、サイドテーブルの上で鳴り続ける目覚まし時計のストップボタンに指の腹を乗せた。  カチリ、と小さなプラスチックの感触が伝わり、電子音が途絶える。  訪れた静寂の中で、椿姫はすぐには身を起こさず、横たわったまま視線だけを滑らせて、時計の隣に置かれた卓上カレンダーを見つめた。  白い紙の上に印刷された、見飽きるほどに繰り返された数字。  『5月1日』。  その文字が網膜に焼き付いた瞬間、椿姫の喉の奥から、声にならない熱い吐息がふっと漏れた。 (……三十回目。三十回目の、五月一日ですわね)  頭蓋の奥底で、ガラスの破片を擦り合わせるような乾いた思考が反響する。  二十九回。二十九回もの一ヶ月間を、彼女はこの閉ざされた時間の檻の中で生き、足掻き、愛し、狂い、そして敗北してきた。日数にすれば約九百日、時間にすれば二万時間を超える歳月を、たった一人の男――血の繋がらない兄である水無月はじめの心と肉体を手に入れるためだけに費やしてきたのだ。  瞼を閉じれば、ほんの数秒前まで自分がいた『二十九周目の五月三十一日』の夜の光景が、網膜の裏側に鮮烈な極彩色の地獄絵図として蘇ってくる。  ――あれは、狂気と呼ぶほかない夜だった。  手を尽くして白石結衣との接点を断ち、偶然を装って兄を誘惑し、肉体の快楽で彼を縛り付けようとした試みがすべて水泡に帰した後。追い詰められた椿姫が最後に選んだのは、兄の自由そのものを物理的に奪い去るという、むき出しの暴挙だった。  眠り薬を混ぜた紅茶で兄の意識を奪い、彼の部屋のベッドの四隅に、太い麻縄でその手足を縛り付けた。  目を覚ました兄が混乱し、「椿姫、これはどういうことだ!? 何をしているんだ!」と叫ぶ声を聞きながら、彼女は一糸まとわぬ姿で彼の腰の上に跨がったのだ。  拒絶される前に、言葉を封じるように唇を重ね、まだ完全には硬くなりきっていなかった兄のペニスを、自らの手で扱き立てて無理やり勃起させた。そして、泣き叫びたい衝動を喉の奥に押し殺しながら、濡れそぼった自らの秘裂へと、その熱く逞しい剛直を根元まで一気に呑み込んだ。 『やめてくれ、椿姫……っ! こんなこと、おかしいぞ! 俺たちは兄妹なんだ、目を覚ませ!』 『いやですわ、兄さん……っ! 私はずっと、最初からあなただけの女ですもの! 他の誰にも渡さない、あなたの目も、心も、この熱いものも、全部私のものですわ……っ!』  縄がベッドのフレームに食い込み、ギリギリと軋む音。  逃れようと暴れる兄の腰を、椿姫は自らの白い太腿で万力のように挟み込み、容赦なく腰を打ち据え続けた。  肉と肉がぶつかり合う湿った音が部屋中に響き渡り、結合部からは愛液が泡立って溢れ出し、兄の下腹部をぐしょぐしょに濡らした。兄の理性がどれほど妹を拒絶しようとも、男の生理現象だけは残酷なほど正直だった。椿姫の熟れきった膣壁が、過去のループで記憶した兄の弱点を的確に締め上げ、カリ首を子宮口で何度も吸い上げるたびに、兄の喉からは苦悶と快楽が綯い交ぜになった呻き声が漏れたのだ。  一度、二度、三度と、兄は縄で縛られたまま、妹の膣内へと不本意な射精を繰り返した。  どくどくと脈打つ熱い精液が子宮の奥底をいっぱいになるまで満たしていく感触に、椿姫は涙を流しながら恍惚と絶望の狭間で微笑んでいた。これでいい、このまま彼を壊してでも、私なしでは生きられない肉体に作り替えてしまえばいい、と。  だが――五回目の射精を終え、精根尽き果てて荒い息を吐く兄の瞳を覗き込んだ瞬間、椿姫の心臓は氷の刃で貫かれた。  そこにあったのは、快楽に溺れた男の濁った眼差しではなかった。  怒りですらなく、憎悪ですらなく、ただ目の前にいる存在を「人間ではない何か」として見るような、絶対零度のひややかな軽蔑の光だった。 『……お前は、もう俺の妹じゃない』  掠れた、しかし氷のように澄み切った声で、兄は言った。  汗と涙と愛液にまみれ、彼の胸板の上に手をついていた椿姫の身体が、びくっと凍りついた。 『人の心を踏みにじり、自由を奪って、自分の欲望だけを押し付ける……。椿姫、お前がやっていることは、人殺しと同じだ。俺の知っていた優しい椿姫を、お前が殺したんだ』  ――お前は、人殺しと同じだ。  その言葉が鼓膜を震わせた瞬間、世界からすべての音が消え失せた。  兄の瞳には、白石結衣に向けるような温かい慈愛も、妹に向ける無邪気な庇護欲も、かけらほども残っていなかった。ただ、取り返しのつかない汚物を見るような、底知れぬ虚無と拒絶だけがそこにあった。  その直後、時計の針が五月三十一日の深夜零時を回り、世界は暗転して――そして今、この『三十回目の五月一日』の朝へと叩き戻されたのである。 「……っ、はぁ……、はぁ……っ」  ベッドの上で、椿姫の薄い胸が激しく上下していた。  白い指先が、掛けていた羽毛布団のシーツを強く、爪が食い込むほどに握り締めている。  乱れた呼吸はなかなか整わない。喉の奥がカラカラに渇き、それでいて全身の毛穴からはじっとりと冷や汗に似た甘い汗が滲み出していた。  人殺しと同じ。  兄のあのひややかな声と眼差しが、脳髄の内側に焼き付いて離れない。胸の中央にぽっかりと空いた黒い穴から、冷たい風が吹き抜けていくような感覚。どれほど彼を愛し、どれほど彼のためにすべてを捧げても、力づくで奪えば奪うほど、本当に欲しかったはずの『彼の心』は永遠に手の届かない彼方へと遠ざかっていく。 (……無駄でしたわね。すべて、何ひとつとして、意味がなかった)  二十九回分の試行錯誤。  最初は、ただ健気にアプローチするだけの無力な妹だった。  二周目、三周目と重ねるうちに、未来の知識を使って彼を助け、理想の女性を演じようとした。  それでも白石結衣という少女が現れるたびに兄の『庇護欲』はそちらへと吸い寄せられ、絶望した椿姫は、やがて自らの肉体を武器にすることを覚えた。夜の寝室に忍び込み、お風呂場で密着し、朝勃ちした彼の剛直を口に含み、ついには処女を捧げて夜通し交わり続けた周回もあった。  白石結衣を排除しようと画策した周回もあった。そして前周のように、兄そのものを監禁して犯し尽くした周回さえも。  そのすべてが、この『五月一日』の無機質な電子音の前では、最初から存在しなかったかのように白紙へと還される。  けれど。  椿姫は握り締めていたシーツからゆっくりと力を抜き、震える指先を自らの下腹部へと滑らせた。  薄絹のネグリジェの上から、平坦で滑らかなお腹にそっと触れる。  世界はリセットされた。カレンダーは五月一日に戻り、階下にいる兄の記憶からも、昨夜のあのおぞましい監禁劇と軽蔑の言葉は綺麗に消去されているはずだ。  そして何より、椿姫自身のこの肉体もまた、物理的には『兄をまだ知らない、傷ひとつない未通の処女』へと完全に巻き戻されている。  そのはずなのに――。 「……んっ……、あ、ぁ……っ」  ネグリジェの布地越しに下腹部をわずかに押さえただけで、椿姫の唇から、艶めかしく湿った吐息が漏れた。  腰の奥が、びくっと小さく跳ねる。  おかしい。物理的には一度も男を受け入れたことのない、純潔そのものの肉体に戻っているはずなのだ。処女膜は傷ひとつなく再生し、膣道は指一本通すことすら窮屈なほどに狭く閉ざされ、子宮はまだ異物の侵入を知らない無垢な蕾であるはずなのに。  それなのに、なぜ、こんなにもお腹の奥底が熱く、重く、切なく疼いているのか。 (覚えている……っ。私の身体が、昨日の夜までのことを、少しも忘れずに覚えていますわ……っ)  脳裏に蘇る記憶と連動するように、椿姫の骨盤の奥で、見えない火種がじりじりと燃え上がっていた。  昨夜、縄で縛り付けた兄の上で激しく腰を振り乱していた時の、あの感覚。  膣壁を押し広げ、粘膜のヒダの一つ一つを裏返すように擦り上げてきた、兄の剛直の圧倒的な太さと硬さ。血管が浮き出た竿の熱さと、子宮口を何度もノックしてきた丸く張った亀頭の感触。そして、絶頂の瞬間にビクビクと脈打ちながら、熱い精液を子宮の奥底へと叩き込んできたあの奔流の重み。  それらが単なる「頭の中の記憶」としてではなく、今まさにそこに挿入されているかのような生々しい「肉体の幻痛」となって、椿姫の秘所の奥を激しく掻き回しているのだ。  シーツの中で、椿姫は無意識のうちに白い太腿をぴたりと閉じ、ゆっくりと擦り合わせた。  すべらかな肌と肌が触れ合い、その中心にある秘裂がわずかに圧迫される。  ただそれだけの動作だった。まだ指一本触れてさえいない。  にもかかわらず、下着のクロッチ部分が、内側から溢れ出した温かい液体によって、じわりと重く湿っていくのを椿姫ははっきりと知覚した。 「……はぁ、ぁ……っ。なんて、浅ましい身体……」  自嘲するように呟きながらも、太腿を擦り合わせる動きを止めることができない。  一度スイッチが入った神経系は、過去二十九回分のループで刷り込まれた快楽の回路を自動的に駆け巡っていく。  何百回、何千回と兄の指に愛撫され、兄の舌に舐め回され、兄の性器に貫かれ続けてきた記憶。物理的な肉体がどれほど処女へと巻き戻されようとも、脳と脊髄、そして骨盤内の末梢神経に至るまで刻み込まれた『雌としての開発の記憶』だけは、決してリセットされることはないのだ。  太腿を強く交差させ、恥骨のあたりに力を込めるたびに、閉ざされたはずの膣口がひくひくと勝手に収縮する。  そこにあるはずのない兄のペニスを求めて、内部の柔らかい肉壁が虚空を締め上げ、子宮口が飢えた口のようにぱくぱくと開閉しているのが自分でも分かる。下着の布地はすでに愛液でぐっしょりと濡れ透け、太腿の付け根にぬるりとした粘り気のある感触を広げていた。  甘く、どこか青臭い、発情した処女の蜜の香り。それがシーツの隙間から立ち昇り、椿姫自身の鼻腔をくすぐる。 (身体は傷ひとつない処女なのに……私の心と神経は、もうとっくに兄さんの精液で犯され尽くしている……)  なんという倒錯だろう。  世間の誰が見ても、水無月椿姫は品行方正で成績優秀、塵ほどの汚れも知らぬ深窓の令嬢であり、事実その肉体には純潔の証が確かに存在している。  だがその実態は、三十回目の五月一日を迎えた時点で、すでに実の兄との幾千万の交わりによって隅々まで耕され、兄の匂いと味と形なしでは生きていけないほどに淫らに染め上げられた、完全なる『兄専用の雌』だった。  しかも、その開発の果てに行き着いたのが、昨夜の「お前は人殺しと同じだ」というひややかな拒絶なのだという事実が、椿姫の胸をマゾヒスティックな痛みと絶望で締め付ける。  拒絶された。軽蔑された。どれほどこの身体が兄を求めて蜜を滴らせようと、兄の心は決して私を受け入れない。  その残酷な現実と、それでもなお兄の幻影に反応して勝手に濡れそぼっていく自らの肉体とのギャップに、椿姫の背筋を甘く冷たい戦慄が駆け上がった。 「……起きなければ、いけませんわね」  どれほどシーツの中で太腿を擦り合わせていても、この疼きが満たされることはない。  椿姫は深く息を吸い込み、肺の中の熱く澱んだ空気を吐き出すと、ゆっくりと上体を起こした。  肩から掛け布団が滑り落ち、朝の光が彼女の姿を照らし出す。  乱れなき艶やかな黒髪。陶器のように滑らかな白い肌。しかし、長い睫毛に縁取られたその大きな瞳の奥には、十八歳の少女が持つはずのない、二十九回分の絶望と狂気を煮詰めたようなひややかな光が、深い沼の底のように澱んでいた。  彼女はベッドの端に腰掛け、シーツの皺を丁寧に伸ばす代わりに、部屋の向こう側――壁際に据え付けられた大きな姿見(全身鏡)へと、そのひややかな視線を向けた。  自分という存在が今、どれほど歪で、どれほど哀れで、どれほど淫らな怪物に成り果てているのか。  三十回目の戦いを始める前に、まずはその現実を、自らの目と指先で克明に確かめなければならなかった。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(二)  ベッドの端から滑り降りた椿姫の素足が、毛足の長い絨毯を踏みしめる。  五月一日の朝の空気は、肌を撫でるには少しだけひんやりとしていた。そのわずかな温度差すらも、今の椿姫の過敏になりきった神経には、まるで誰かの見えない指先が素肌をなぞっているかのような生々しい刺激となって伝わる。  一歩、また一歩と、部屋の壁際に据え付けられたアンティーク調の大きな姿見に向かって歩き出す。  足を前に進めるたび、閉じていた左右の太腿が離れ、そしてまた擦れ合う。  そのわずかな摩擦のたびに、すでに愛液でぐっしょりと湿った下着のクロッチが、充血して敏感になった秘唇の表面をぬるりと撫で上げた。 「……っ、ん……」  鼻腔の奥で小さく息を詰まらせ、椿姫は眉根を寄せた。  ただ歩いているだけなのに。ベッドから鏡までの、わずか数メートルの距離を移動しているだけなのに、下腹部の奥底では熱い鉛の塊がごろごろと転がるような重苦しい疼きが渦巻いている。  太腿の内側には、下着の布地が吸い込みきれなくなった透明な蜜が、細い糸を引きながらにじみ出していた。一歩踏み出すごとに、ねっとりとした粘液が肌と肌の間で小さな音を立てるような錯覚さえ覚える。  かつて――まだループが始まる前の一周目の五月一日には、自分の身体がこんな風にだらしなく蜜を垂れ流す構造になっているなんて、夢にも思わなかった。あの頃の椿姫にとって、性欲とは遠い世界の卑俗な出来事であり、自分には無縁の汚らわしい衝動のはずだったのだ。  それが今や、どうだろう。  姿見の正面に立ち止まり、椿姫は鏡の中に映る自分の姿を真っ直ぐに見据えた。  そこには、淡いパールピンクの薄絹のネグリジェを纏った、一人の美少女が立っていた。  腰まで届く豊かな黒髪は、寝起きでありながら不思議なほど艶やかにまとまり、朝の光を吸って濡れた鴉の羽のように輝いている。顔の輪郭は繊細で、通った鼻筋も、桜の花びらを重ねたような唇も、すべてが非の打ち所のない均衡を保っていた。  学校では誰もが羨望の眼差しを向ける「完璧な優等生・水無月椿姫」。  そして家庭にあっては、血の繋がらない兄を一途に慕い、家事を完璧にこなす「自慢の可愛らしい妹」。  だが、鏡の中の少女の瞳だけは、その完璧な造形から決定的に逸脱していた。長い睫毛の影に沈む黒曜石の瞳には、少女らしい無邪気な輝きなど少しも残っていない。二十九回分の絶望、二十九回分の狂気、そして昨夜、最愛の兄から「人殺しと同じだ」と突き放されたトラウマが、ひややかな澱となって底知れぬ深淵を形作っている。  椿姫はゆっくりと両手を持ち上げ、自らの肩にかかったネグリジェの細いストラップに指をかけた。  そのまま、左右の肩から外側へと、薄絹の紐をそっと滑り落とす。  さらさらと微かな衣擦れの音を立てて、重力に従ったネグリジェが胸元から腰へ、腰から太腿へと流れ落ち、足元の絨毯の上に白い花びらが散るように溜まった。  続いて、椿姫は腰に手を伸ばし、愛液で重く湿ったシルクのショーツの端に指を引っ掛ける。  ゆっくりと下着を引き下ろしていくと、秘裂に密着していたクロッチ部分から、ツーッと透明な愛液の糸が幾筋も伸びた。朝の光を受けてきらりと光るその淫らな架け橋は、ショーツが膝の高さまで降りたところでぷつんと切れ、微かな飛沫となって白い太腿の内側に跳ねた。  足首からショーツを抜き去り、一糸まとわぬ完全な裸体となって、椿姫は再び鏡の中の自分と向き合った。 「…………」  言葉はなく、ただ静かな吐息だけが鏡面をわずかに曇らせる。  鏡の中に映し出されているのは、陶器のように滑らかで、少しの曇りもない白い素肌だった。  華奢な鎖骨のラインから、少女らしいくびれを描く細い腰、そしてすらりと伸びた長い脚に至るまで、そこにはただの一つの傷跡も、痣も、鬱血の痕さえも残っていない。  それがどれほど異常で、どれほど残酷なことか、椿姫自身が一番よく知っていた。  なぜなら、ほんの数時間前――二十九周目の五月三十一日の深夜まで、この白い素肌は見るも無残に荒れ果てていたのだから。  縄で縛り上げた兄の上で狂ったように腰を振り続け、兄が拒絶の言葉を吐くたびに、椿姫は自らの胸や腕を掻き毟りながら泣き叫んだ。兄の腰を掴んでいた指先は力を込めすぎて爪が割れ、血が滲んでいた。太腿の内側は、幾度もの激しい交わりと、溢れ出した愛液と、中出しされた後に逆流してきた大量の精液とでドロドロに汚れていたはずだ。  それ以前の周回でもそうだ。  十周目では、兄の気を引くためにわざと階段から転げ落ちて足首を捻挫し、青黒い痣を作った。  十八周目では、夜通し兄に組み敷かれて首筋から乳房の裏側に至るまで、数え切れないほどの赤い吸いつき痕(キスマーク)と歯型を刻み込まれた。  二十四周目では、兄の剛直を喉の奥まで乱暴に突き込まれ、涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら、窒息寸前の苦しさと快楽に悶え狂った。  それらすべての「愛し合った証拠」も、「狂気の傷跡」も、五月一日の朝が来るたびに、まる最初から何ひとつ起きなかったかのように綺麗に拭き消されてしまう。 (何も残っていない……。兄さんと交わしたあんなにたくさんの夜も、流した血も、涙も、私の肌の上には、少しの痕跡も残ることが許されないのね)  ひややかな視線で鏡を見つめたまま、椿姫は自らの両手をゆっくりと持ち上げた。  白い指先が、自らの胸元へと向かう。  華奢な体つきに反して、椿姫の胸には、同年代の少女たちと比べてもひときわ豊かで柔らかな双丘が実っていた。下からすくい上げるように両の掌を添えると、つきたての餅のように吸い付くような弾力とともに、ずしりとした甘い重みが掌いっぱいに広がる。  椿姫は鏡の中の自分の目をじっと見つめながら、自らの乳房をゆっくりと揉みしだいた。 「……っ、ん、あぁ……っ」  白い指が柔らかな肉に沈み込み、その形を歪ませた瞬間、早くも椿姫の吐息が熱を帯びて乱れた。  本来ならば、自分の手で自分の胸を触ったところで、くすぐったさすら感じないはずなのだ。  だが、今の椿姫の乳房は違っていた。  指の腹で乳房の側面から中央へと優しく撫で上げていくだけで、皮膚の下に張り巡らされた無数の神経がチリチリと焼けつくような甘美な信号を脳へと送り込んでくる。  なぜならこの双丘は、過去二十九回のループの中で、何百時間も兄の大きく骨張った掌によって揉み解され、その指の形と力加減を細胞の隅々まで記憶させられているからだ。  椿姫の脳裏に、かつての周回での甘い記憶が鮮やかにフラッシュバックする。  あれは十二周目の夜、雨に濡れて帰ってきた兄を浴室へと誘い込み、泡まみれの身体を背後から押し付けた時のこと。そして十五周目の夜、兄のベッドに潜り込み、「椿姫のここ、こんなに柔らかくて綺麗だな」と熱に浮かされたような声で囁かれながら、夜明けまで胸を愛撫され続けた時のこと。  兄の熱い掌が乳房全体を包み込み、少し乱暴なくらいの力で鷲掴みにする感触。  そして、熱く湿った兄の唇と舌が、その頂点にある桜色の突起に吸い付いてきた時の、脳髄が溶け落ちるような快感――。 「……あ、んっ……!」  記憶を呼び起こしただけで、まだ指先が触れてもいないというのに、鏡の中で二つの桜色の乳首がぷくりと充血し、誇らしげに頭をもたげるのが見えた。  椿姫はゴクリと喉を鳴らし、震える人差し指と親指を伸ばして、その凛と立ち上がった乳首の先端に――ほんの少しだけ、かすめるように触れた。  バチッ、と火花が散るような衝撃。  たったそれだけ。自らの指先が、自らの乳首の表面を少し撫でただけだというのに、椿姫の華奢な背骨がびくっと跳ね上がり、頭のてっぺんから足の爪先まで電撃のような快感が駆け抜けた。 「ひっ……、あ、ああっ……! んんっ……!」  膝から力が抜けそうになるのを必死に堪えながら、椿姫は自分の胸を抱きしめるようにして悶えた。  指先が触れた瞬間、桜色の先端は瞬時にキュッと硬く尖り、まるで小さな果実のようにコリコリとした硬度を持った。そこを親指の腹でくるくると円を描くように転がし、爪先で軽く弾いてみる。  すると、乳首の根元から直接、下腹部の子宮へと見えないピアノ線が繋がっているかのように、チリチリとした鋭い快楽の波が一直線に下りていき、骨盤の奥をぎゅっと締め上げるのだ。 (ああ……っ、なんてこと……。私の指なのに、少し触れただけで、こんなに……っ)  鏡の中の自分は、すでに頬を桜色に染め上げ、潤んだ瞳で荒い息を吐いていた。  ひややかだったはずの眼差しが、肉体から湧き上がる抗いがたい快楽の熱によって、とろりとした雌の色香に侵食されていく。  椿姫は左右の乳首を同時に指先で摘まみ上げ、少し強めに引っ張りながら、捻るように刺激を与え続けた。  「んっ、ふぁ、あぁっ……、兄さん、兄さんっ……」  無意識のうちに、唇から兄を呼ぶ声がこぼれ落ちる。  自分の指で摘まんでいるはずなのに、椿姫の感覚の中では、それはすでに兄の熱い唇とざらついた舌に置き換わっていた。  ちゅる、じゅぷ、と音を立てて乳首を吸い上げられ、前歯で甘噛みされ、舌先で転がされた何百回もの記憶。兄の唾液でびしょ濡れになった乳輪の冷たさと、その直後に吹きかけられる熱い吐息の温度差。  肉体は傷ひとつない処女に戻っているというのに、乳首の神経だけは、兄に吸い尽くされた熟れた雌の感度を完全に維持している。それどころか、ループを重ねるごとに記憶の層が幾重にも塗り重ねられ、一度目のループの時とは比較にならないほど、異常なまでの過敏さへと研ぎ澄まされているのだ。 「はぁ、はぁ……っ、んくっ……! ここも、もう、兄さんの形しか覚えていない……っ」  強く摘まみ上げた乳首から指を離すと、充血しきった先端は濃い薔薇色に染まり、ぷるぷると震えながら朝の空気の中で屹立していた。  そこには痛みにも似た甘い余韻がジンジンと渦巻いており、心臓がドクンドクンと打つたびに、乳首の先端まで脈動しているのが分かる。  だが、椿姫の肉体が抱える本当の「飽和」と「飢餓」は、この胸の疼きなどほんの序の口に過ぎなかった。  椿姫は、片方の手で自らの乳房を鷲掴みにして乳首を弄び続けながら、もう片方の手をゆっくりと胸の下から滑り落としていった。  肋骨の浮き出た華奢な胸郭をなぞり、キュッとくびれたウエストを通り過ぎ、滑らかな臍のくぼみを指先でなぞる。  指が下へと降りていくにつれて、皮膚の温度が異様なほど高くなっていくのが分かった。  平坦で真っ白な下腹部。そのすぐ内側には、昨夜まで兄の濃厚な精液をいっぱいになるまで注ぎ込まれ、いっぱいと音を立てそうなほどに満たされていたはずの、小さな子宮が収まっている。  今、その袋の中は空っぽだ。五月一日の朝へと巻き戻されたことで、あんなに必死に搾り取った兄の遺伝子は、一滴残らず消滅してしまった。  その「空虚さ」が、椿姫の子宮を狂おしいほどの飢餓感で震わせていた。  そしてついに、椿姫の白い指先は、自らの下腹部の最果て――朝の光の中でしっとりと濡れそぼる、無毛に近い淡い茂みの奥、 closedされた純潔の秘所へと辿り着いた。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(三)  姿見の前に立つ椿姫は、白い太腿をゆっくりと左右に開き、自らの最も秘められた場所を鏡面へと晒した。  朝の清らかな陽光が、少女の股間を遠慮なく照らし出す。  本来ならば、まだ誰の目にも触れたことのないはずの、淡い桜色をした清純な蕾。左右対称に並んだ綺麗な小陰唇はぴたりと閉ざされ、外の世界からの侵入を拒むかのように慎ましやかな形を保っている。  しかし、その可憐な造形とは裏腹に、秘裂の合わせ目からはすでに透明で粘り気のある愛液がとめどなく溢れ出し、ぷっくりと膨らんだ花びらの表面をぬらぬらと光らせていた。  椿姫が呼吸をするたび、下腹部の奥が微かに震え、その振動に合わせて秘裂の下端から蜜の雫がぷくりと膨らんでは、重力に引かれて白い太腿の内側へと落ちていく。 「……見ていられませんわね。ほんとうに、なんて淫らな場所……」  鏡の中の自分に向かって、椿姫はひややかな声で呟いた。だが、その声の最後には、どうしても隠しきれない甘い震えが混じってしまう。  下腹部へと滑らせていた右手の指先が、ついにその濡れそぼる秘裂の割れ目へと触れた。  くちゅり、と。  静かな部屋の中に、粘膜と愛液が絡み合う小さくも鮮明な水音が響く。  指の腹に伝わるのは、火傷しそうなほどの熱気と、とろけるように柔らかな肉襞の感触だった。  椿姫は中指と人差し指を揃え、溢れ出す蜜を塗り広げるようにして、秘唇の上端から下端へとゆっくりと指を滑らせた。 「……っ、あ、んんっ……!」  包皮の下で充血し、すでに硬く勃起していた小さな陰核(クリトリス)に指の腹が少し触れただけで、椿姫の腰がびくっと跳ねた。  目の前がチカチカと明滅するような、鋭くも甘美な電流。  この小さな肉の突起もまた、兄の指先と舌先によって、執拗なまでに開発され尽くした場所だった。  ある周回の夜、兄は椿姫の両脚をM字に大きく開かせ、そこに顔を埋めて、まるで甘い果実を啜るように何十分もこの突起を舐め上げ続けた。『椿姫、ここが好きなのか? こんなに硬くなってるぞ』と囁かれながら、舌先で高速に弾かれ、唇で強く吸い上げられ、潮を吹くまで責め立てられた記憶。  その記憶が神経の束に直接刻み込まれているため、自分の指で少し撫でただけでも、脳が勝手に「兄の舌に舐められている」と錯覚し、通常の何倍もの快楽物質を分泌してしまうのだ。  だが、椿姫が今この瞬間に確かめたかったのは、外側の快感ではなかった。  彼女は荒い息を吐きながら、ぬるぬると滑る中指の先端を、秘裂のさらに奥――閉ざされた膣口へとゆっくりと沈めていった。  左右の肉襞を押し分け、指先が核心へと辿り着く。  そこには、柔らかくも確かな張力を持った薄い膜――『処女膜』が、傷ひとつない完全な状態で存在していた。 (……やはり、戻っていますわね。昨日の夜まで、あんなに兄さんのもので押し広げられて、精液でいっぱいになっていた場所なのに……)  椿姫は鏡の中の自分の顔を凝視しながら、中指の腹で、その未通の処女膜の入り口をそっとなぞった。  物理的な構造だけを見れば、ここは間違いなく、まだ一度も男性器を受け入れたことのない純潔の聖域だ。指一本を入れることすら躊躇われるほどに狭く、固く閉ざされた蕾。  普通の処女であれば、ここに異物が触れれば恐怖と緊張で身がすくみ、痛みを感じるはずの場所である。  しかし――椿姫の中指が、その処女膜のわずかな隙間をなぞった瞬間。  ぐちゅっ、と内側から熱い蜜が噴き出し、閉ざされているはずの膣口が、まるで意思を持った生き物のようにひくひくと蠢いたのだ。 「あ……っ、はぁ、あぁっ……!」  椿姫の瞳が大きく見開かれる。  まだ指を中に入れてさえいない。ただ入り口の縁をなぞっただけなのに、処女膜のすぐ奥にある膣壁のヒダが、自らの指を奥へと吸い込もうとして、びくっと激しく脈打っているのが指先に伝わってきたのである。  それは、肉体の構造と神経の記憶が引き起こす、極限の倒錯だった。  入り口には処女膜がある。けれど、その奥に続く膣道も、さらに最奥に控える子宮口も、過去二十九回のループの中で、水無月はじめという男の熱く逞しい剛直の形を、少しの狂いもなく完全に暗記していた。  どれだけの夜を、あの人と重ねてきただろう。  初めて兄と結ばれた五周目の夜、処女膜を破られた瞬間の裂けるような激痛と、それ以上に胸を満たした「ついに兄さんの女になれた」という狂おしいほどの歓喜。  あの時はまだ未熟だった椿姫の膣内は、兄の立派すぎるサイズを受け止めるだけで精一杯で、動くたびに血と愛液が混じり合ってシーツを汚した。  けれど、六周目、七周目、十周目とループを繰り返し、毎回「処女を散らされる痛み」を味わいながらも、椿姫の肉体は驚異的な速度で兄のペニスへと順応していった。  どの角度で腰を傾ければ兄のカリ首が一番気持ちいい場所を擦り上げるのか。  どのタイミングで内壁を締め上げれば、兄が理性を失ってうわ言のように『椿姫、椿姫っ』と名を呼びながら腰を突き上げてくるのか。  そして、兄が限界を迎えて射精する瞬間、どのように子宮口を降ろして亀頭の先端に吸い付けば、一滴残らずその熱い精液を子宮の奥へと飲み干すことができるのか。  何百回、何千回という交わりの果てに、椿姫の膣内は、兄の性器を悦ばせ、そして自らも極上の快楽を得るためだけの『専用の名器』へと完全に作り替えられていたのだ。  それなのに、五月一日の朝が来るたびに、肉体だけは無理やり「未通の処女」へとリセットされる。  その結果として生まれたのが、この「傷ひとつない処女膜の奥で、熟れきった雌の肉壁が飢えて疼いている」という、おぞましくも甘美な怪物としての肉体だった。 「……っ、ん、あぁ……っ、見て、兄さん……。あなたのせいで、私の身体は、こんなにおかしくなってしまいましたわ……」  誰に聞かせるでもなく、椿姫は鏡の中の自分に向かって熱っぽい声で囁いた。  そして、入り口をなぞっていた中指の先に、ほんの少しだけ力を込める。  処女膜を傷つけないよう、その中心にあるわずかな隙間へと、指の第一関節を――ほんの少しだけ、押し込むようにして膣口を押し広げた。  ――ズキュンッ!  その瞬間、椿姫の脳天を白い閃光が突き抜けた。 「ひぐっ……!? あ、あああっ……!! んんっ――!!」  指先が膣口を少し押し広げた、ただそれだけの刺激だった。  にもかかわらず、そのわずかな「挿入感」を知覚した瞬間、椿姫の子宮が骨盤の奥でびくっと大きく跳ね上がったのだ。  まるで待ち焦がれていた恋人の訪れを歓迎するかのように、狭い膣道が一気に収縮し、第一関節までしか入っていない椿姫自身の指を、奥へ、もっと奥へと引きずり込もうとして猛烈な吸引力で吸い付いてくる。  同時に、堰を切ったように大量の愛液が膣奥から溢れ出し、指の隙間を伝って噴き溢れた。  とろりとした熱い蜜が、秘裂から溢れ、白い太腿の内側をツーッと一筋、二筋と伝い落ち、膝の裏を通り過ぎて足元の絨毯へとポタポタと滴り落ちていく。 「はぁ、はぁっ……、あ、あぁ……っ! すごい……っ、少し、指先を入れただけなのに……っ」  椿姫は鏡の前で、ガクガクと震える膝を必死に支えながら、荒い息を繰り返した。  鏡の中に映る自分の姿は、もはや完璧な優等生などではなかった。  片手で豊かな乳房を揉みしだいて薔薇色の乳首を尖らせ、もう片方の指を自らの処女の秘所に浅く突き入れ、白い太腿を愛液で濡らしながら恍惚と苦悶に顔を歪める、一人の発情した雌の姿がそこにある。  指先を包む膣内の粘膜は、自分の体温とは思えないほど熱く、そして細かく波打つように痙攣していた。  少し指を動かして内壁のヒダをくちゅりと擦るだけで、背骨の根元から頭の芯までが痺れるような快感が突き上げてくる。 (足りない……っ。こんな細い指なんかじゃ、全然足りませんわ……っ!)  快感が強まれば強まるほど、それに比例して、胸を掻き毟りたくなるような激しい「欠落感」と「飢餓感」が椿姫を襲った。  違う。私のここが求めているのは、自分の細くて頼りない指なんかじゃない。  もっと太くて、もっと硬くて、血管が浮き出るほどに怒張した、兄のあの凶暴なまでの熱塊だ。  処女膜を無理やり突き破り、狭い肉道をミチミチと押し広げながら、容赦なく最奥の子宮口まで一気に貫いてくる、あの圧倒的な質量。  膣壁のすべてが兄の形に押し潰され、息もできないほどの圧迫感と快楽で満たされる、あの感覚。  それ以外の刺激では、今の椿姫の肉体は決して本当の意味で満足することなどできないのだ。  椿姫は唇を強く噛み締め、膣口を少し押し広げたままの中指を小刻みに揺らしながら、親指の腹を勃起した陰核へと強く押し当てた。  ぐちゅ、くちゅ、ちゅぷ、と、朝の静かな部屋に、少女が自らを慰める淫らな水音がリズムを刻み始める。  鏡の中の自分が、涙目でこちらを見つめ返している。  指を動かすたび、過去二十九回のループで体験した、ありとあらゆる種類の交わりの記憶が走馬灯のように脳裏を駆け巡った。  ある時は、勉強を教えてもらうふりをして机の下に潜り込み、兄のジッパーを下ろして、蒸れた雄の匂いが立ち込めるペニスを喉の奥まで咥え込んだ。喉仏を押し広げる太い竿の感触と、苦しさに涙を流しながらも鼻腔いっぱいに吸い込んだ兄の匂い。そして、口の中いっぱいに放たれた、濃くて塩辛い精液の味。ごくり、ごくりと喉を鳴らしてそれを飲み干した時、食道から胃の腑へと落ちていった熱い塊の感覚まで、今の椿姫の喉奥は鮮明に覚えている。  またある時は、通常の交わりだけでは飽き足らず、あるいは兄にさらなる背徳の快楽を教え込むために、後ろの蕾――直腸にまで兄の剛直を受け入れたことさえあった。引き裂かれるような異物感と、お腹の奥を直接抉られるような倒錯的な快感。前も後ろも、口も、胸も、文字通り身体のすべての穴と粘膜が、水無月はじめという男のためだけに開かれ、調教され、完成させられていた。 「あっ、んっ、ふぁ、あぁっ……! 兄さん、兄さんっ……、どうして……っ!」  指の動きが激しさを増す。  左手で摘まみ上げた乳首を強く引っ張り、右手の親指で陰核を潰すように擦り上げながら、中指で処女膜の縁と膣口の浅い場所を執拗に掻き回す。  愛液はもはや雫ではなく、途切れない細い流れとなって太腿を伝い落ち、足の甲を濡らしていた。  白い素肌が全体にわたって薄紅色の紅潮を帯び、鎖骨のくぼみには玉のような汗が滲み始める。  こんなにも身体は兄を求めているのに。  こんなにも神経の隅々まで、兄の女として完成しきっているのに。 (どうして……っ、どうして兄さんは、私を選んでくださらないの……っ!?)  快楽の波が頂点へと駆け上がっていく中で、椿姫の胸を突き上げたのは、血を吐くような絶望と悲鳴だった。  二十九回も繰り返した。  優しく微笑む理想の妹にもなった。命を懸けて彼を守る献身的な女にもなった。彼を快楽の沼に沈める淫らな娼婦にもなった。そして最後には、彼を縛り上げて犯す狂気の捕食者にさえなった。  自分の持てるすべて――純潔も、誇りも、理性も、人間としての尊厳さえもすべて投げ打って、この肉体を兄専用の器へと作り替えたというのに。  なぜ、兄の心という扉だけは、どれだけ叩いても、どれだけ体当たりしても、少しも開こうとしないのか。  なぜ彼は、あんなにも無力で、あんなにも浅薄で、このループの苦しみなど何ひとつ知らない白石結衣なんかに、あんなにも優しい『庇護欲』の眼差しを向けるのか。  そしてなぜ、私には『お前は人殺しと同じだ』という、あのひややかな瞳しか向けてくれないのか――! 「あ、くぅっ……、い、いく……っ、兄さんのこと、考えただけで、私の身体、勝手にいってしまいますわ……っ、あああっ――!!」  思考と官能が限界を超えてスパークし、椿姫の華奢な身体が鏡の前でびくっと大きく反り返った。  膣口に浅く差し込まれた指を、未通の肉壁が万力のような力でぎゅううっと締め上げる。  同時に、骨盤の奥で子宮が激しく収縮を繰り返しながら、強烈な絶頂の痙攣が全身を駆け抜けた。  ぷしゅっ、と小さな音を立てて、秘裂から透明な潮と愛液の混じり合った飛沫が弾け飛び、正面の姿見のガラス面の下方を濡らした。 「はぁ……っ、あ、あぁ……っ、んん……っ」  数十秒にわたる長い痙攣の波が過ぎ去るまで、椿姫は片手を鏡の縁につき、もう片方の手を濡れそぼった秘所に当てたまま、激しく肩を揺らして喘ぎ続けた。  絶頂の余韻で、頭の中が真っ白に痺れている。  指先を引き抜くと、中指は根元まで愛液でべっとりと濡れ光り、そこから伸びた粘液の糸が太腿との間で揺れていた。  しかし、それだけ激しく達したにもかかわらず、下腹部の奥の疼きは少しも鎮まってはいなかった。むしろ、兄のペニスと精液なしに迎えた空虚な絶頂は、子宮の空っぽさをより一層残酷に際立たせるだけでしかなかった。  椿姫は乱れた黒髪をかき上げ、汗ばんだ顔を上げて、再び鏡の中の自分を見た。  涙で濡れた睫毛の奥で、先ほどまでの恍惚の熱が急速に引き、代わりに氷のようなひややかな理性の光が戻ってくる。  そして――まさにその時だった。  鏡の中に映る、朝の光に満ちたはずの自室の四隅。  その光の届かないわずかな死角から、まるで底なしの沼から湧き上がるタールのように、どろりとした『黒い影』がゆらりと立ち昇るのを、椿姫の瞳は鏡越しに捉えたのである。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(四)  絶頂の余韻がまだ抜けきらない椿姫の裸体は、朝の陽光の中で妖しいほどの艶めかしさを放っていた。  陶器のように滑らかな白い素肌は、内側から湧き上がる官能の熱によってほんのりと桜色に上気し、鎖骨のくぼみや豊かな双丘の谷間には、細かい真珠のような汗の粒がじっとりと浮かんでいる。  激しく上下する胸の頂では、先ほどまで自らの指先で執拗に虐め抜いていた二つの乳首が、濃い薔薇色に充血してぷるぷると震えていた。そして、わずかに開かれたままの白い太腿の間――傷ひとつない未通の処女膜を奥に秘めた花びらからは、絶頂の痙攣によって押し出された濃厚な愛液が、まだあとからあとから途切れることなく溢れ出し、太腿の内側に幾筋もの濡れた軌跡を描き続けている。  その甘く淫らな雌の匂いが立ち込める部屋の中に、突如として、異質な「冷たさ」が 침食してきた。  姿見のガラス越しに映る、自室の四隅。  朝の明るい光が本来なら届くはずの壁紙の角から、まるで現実の空間そのものが腐食して溶け出したかのように、どろりとしたタール状の『黒い影』がゆらり、ゆらりと立ち昇っていた。  それには明確な目もなければ、鼻も口もない。ただ、光という光をすべて吸い込む底なしの闇の塊が、重力に逆らうようにゆらめきながら、天井近くまで不気味な背丈を伸ばしていく。  影が膨張するにつれて、室内の温度が急速に奪われていくのが分かった。  五月の爽やかな朝の空気が、まるで氷室の底に閉じ込められたかのように重く、湿り気を帯びた嫌悪すべき冷気へと変質していく。  その冷気が、一糸まとわぬ椿姫の足元を這い上がり、汗ばんだばかりの白い肌の表面をざわりと撫でた。  直後、鼓膜を揺らす物理的な音波としてではなく、椿姫の頭蓋骨の内側に直接へばりつくような、粘り気のある不快な声が響き渡った。 『ククク……目が覚めたか、我が愛しき花嫁よ』  幾重にも重なった低い男の声のようでもあり、あるいは男女の区別すらつかない無数の囁き声の集合体のようでもある、おぞましい響き。  四隅の黒い影が、まるで獲物を囲い込む檻の格子のようにゆらめきながら、鏡の前に立つ椿姫の裸体をじっと見下ろしている。  目などないはずなのに、椿姫には、その闇の奥から放たれる粘つくような視線が、自分の乳房や、愛液で濡れ光る太腿、そしてひくひくと収縮を繰り返す秘裂の割れ目を、隅々まで舐め回すように凝視しているのがはっきりと感じ取れた。 『またしても無様な朝を迎えたな、椿姫。二十九度目の夜も、結局はあの男の心を手に入れることは叶わなかったか。……ククク、哀れよのう。どれほどその白い肌を汚し、どれほど浅ましく腰を振り、縄で縛り上げて精液を搾り取ろうとも――何度繰り返そうと、あの男はお前を選ばぬ』  黒い影が、嘲笑うように大きく波打つ。  その言葉の一つ一つが、椿姫の胸の奥にある生々しい傷口――昨夜、兄から「お前は人殺しと同じだ」とひややかに突き放されたばかりの痛烈なトラウマを、錆びたナイフで抉るように撫で上げていく。 『理解したであろう? 人間の男などという脆く愚かな器に、お前のその深すぎる愛を受け止めきることなどできはせぬ。あの男が求めているのは、お前のような強く完璧な女ではなく、ただ守られて涙を流すだけの無力な小娘なのだ。……さあ、もう無駄な足掻きはやめよ。今度こそ、その熟れきった身と魂を、神たる余に捧げよ。余の花嫁となれば、お前をその苦しみから永遠に解き放ってやろうぞ……』  ――神たる余に捧げよ。我が花嫁となれ。  その粘つく台詞を聞くのは、これで正確に三十回目だった。  この不可解な『五月のループ』が始まった最初の一周目から、この黒い影は常に椿姫の部屋の隅に淀んでいた。  当初、怪異の存在など信じていなかった椿姫にとって、それは文字通り理解を超えた恐怖の対象であり、自らの平穏な日常と兄との未来を脅かす「外敵たる悪神」そのものだった。  一周目の五月末、白石結衣が暴漢に襲われる事件をきっかけに兄が結衣と結ばれ、失意のどん底にいた椿姫の前にこの影が現れて最初のループを引き起こした時、彼女は恐怖に震えながらもそれを拒絶した。  二周目、三周目と繰り返す中で、影は事あるごとに椿姫の部屋に現れては、『お前が余の花嫁とならぬ限り、この五月は永遠に終わらぬ』『あの男と結ばれる未来など万に一つも存在せぬ』と呪詛のように囁き続けた。  これまでの二十九回のループにおいて、椿姫がこの不気味な怪異に対して取ってきた態度は、常に一貫していた。  すなわち――徹底的な嫌悪と罵倒、そして無視である。  「黙りなさい、薄汚い化け物。誰があなたなんかに指一本触れさせるものですか。虫唾が走りますわ」  そう吐き捨てて、影の存在を視界から締め出し、ただひたすらに兄・はじめを振り向かせるための計画に没頭してきたのだ。  たとえ影がどれほど不気味に笑おうと、椿姫にとっては「兄の心を手に入れ、白石結衣とのイベントを乗り越えて六月一日を迎えさえすれば、この悪神の呪いも打ち破れるはずだ」という確信があった。だから、怪異の言葉など耳を貸す価値もないノイズとして処理してきたのである。  実際、これまでの二十九回であれば、今のこの瞬間も、椿姫はすぐに足元のネグリジェを拾い上げて裸体を隠し、「消えなさい、覗き見趣味の下劣な影!」と一喝してバスルームへと向かっていたはずだった。  しかし。  三十回目の五月一日を迎えた今日――椿姫は、動かなかった。  足元に落ちた薄絹のネグリジェを拾おうともしなければ、自らの白い手で豊かな乳房や濡れそぼった秘所を隠そうともしない。  愛液が太腿の内側を伝い落ちる一糸まとわぬ姿のまま、椿姫は鏡の前でピタリと動きを止めていた。 『……ほう? どうした、椿姫。ついに罵る気力すら失せたか。それとも、昨夜あの男から「人殺し」と蔑まれた傷が深すぎて、心まで壊れてしまったかのう? ククク……』  影が勝ち誇ったようにざわめき、冷気の密度をさらに強める。  だが、椿姫の唇からは、悲鳴も、罵倒も、嗚咽も漏れなかった。  ただ、鏡の中に映る彼女の黒曜石の瞳から、先ほどまでの自慰の熱気が完全に消え失せ、代わりに底知れぬ氷の湖面のような、恐ろしいほどに澄み切った『ひややかな光』が宿っただけだった。  椿姫は、鏡の縁についていた指先をそっと離した。  そして、一糸まとわぬ裸体のまま、ゆっくりと、まるで精密機械の歯車が回るかのように滑らかな動作で踵を返し、背後の部屋――四隅に黒い影が渦巻く室内へと、正面から向き直ったのである。 「…………」  無言のまま、椿姫は部屋の隅に立つ黒い影を凝視した。  これまで二十九回のループの中で、彼女がこうして自分の意思で真正面から怪異と向き合い、その輪郭をじっと観察したことなど、ただの一度もなかった。いつも視線を逸らし、関わること自体を拒絶していたからだ。  だが今、兄を縄で縛り上げて犯すという「捕食者としての最後の手段」すらも完全に破綻し、『どんな手段を用いても、兄に直接働きかけるだけでは彼の庇護欲という鍵は開かない』という事実を骨の髄まで理解した椿姫の頭脳は、全く別の方向へとその鋭利な刃を向け始めていた。 (兄さんを快楽で堕とすことも、事件を先回りして防ぐことも、兄さんを監禁することも、すべて試して、すべて失敗した。……ならば、私がこれまで前提としていた『ルール』そのものに、何か決定的な見落としがあるはずですわ)  椿姫の頭蓋の奥で、ひややかな知性が、猛烈な速度で回転を始める。  彼女が持つ最大の武器は、兄を誘惑するこの熟れきった肉体だけではない。約九百日分、二十九回にわたるループの記憶すべてを少しの欠落もなく保持し、分析することができる、異常なまでに強靭な記憶力と論理的思考力だ。  椿姫は、黒い影のゆらめきをひややかな眼差しで見つめながら、過去二十九回分のデータを脳内で高速に検索し、照合していった。  一周目、五月末の夜。  五周目、初めて兄と交わった夜。  十二周目、浴室で兄を誘惑した夜。  二十周目、自分の部屋に兄を引き入れ、机の上で後ろから貫かれながら喘いでいた夜。  そして二十九周目、ベッドに縛り付けた兄の上で泣きながら腰を振り続けていた、昨日の夜。  それらの記憶の断片を一つ一つ再生していくうちに、椿姫は、これまであまりにも当たり前すぎて疑問にすら思わなかった『ある一つの奇妙な共通点』に気がついた。  パチリ、と脳内の回路が繋がる音がした。 「……ねえ、あなた」  静まり返った部屋の中に、椿姫の声が凛と響いた。  それは、恐怖に震える少女の声でもなければ、快楽に溺れた雌の声でもない。テストの答案用紙に記されたわずかな論理的矛盾を見つけ出した時の、水無月椿姫という優等生本来の、静かでひややかな声だった。 『……なんだ、小娘。ようやく余に許しを請う気になったか?』  影がゆらりと揺れ、上から目線の尊大な響きで応じる。  だが椿姫は、その脅し文句などまるで聞こえていないかのように、少しだけ首を傾げて言葉を続けた。 「神を名乗るわりには、ずいぶんと奇妙なことですわね」 『なに……?』 「だって、そうでしょう? あなたは最初の一周目から今日に至るまで、三十回もの間、ずっと同じことばかりを繰り返していらっしゃる。『その身を余に捧げよ』『余の花嫁となれ』『お前は余のものだ』と、耳にタコができるほど同じ台詞を並べて、私を脅迫し続けてきたわ」  椿姫は一歩も動かず、ただそのひややかな瞳だけで黒い影を射抜きながら、核心へと切り込んだ。 「けれど……なぜあなたは、これまでの二十九回の間で、一度たりとも私に指一本触れようとなさらないの?」 『――っ!?』  その問いかけが放たれた瞬間。  部屋の四隅で不気味に波打っていた黒い影の動きが、ぴたりと凍りついたように止まったのを、椿姫は見逃さなかった。 「おかしいとは思わなくて? あなたは時間を巻き戻すほどの強大な力を持った『神』なのでしょう? そして、私のこの身体と魂が欲しくてたまらないのでしょう? それなのに、なぜいつも部屋の隅の暗い場所に突っ立って、口先だけで『身を捧げよ』と繰り返すばかりなの?」  椿姫の声が、少しずつ温度を下げながら、鋭い氷の棘となって影へと突き刺さっていく。  彼女は自らの白い手で、まだ愛液に濡れて光っている自分の太腿の付け根をそっと撫で、そのまま豊かな乳房の下へと手を添えてみせた。見せつけるように、しかしどこまでもひややかな態度で、彼女は問いを重ねる。 「私が夜ごと、兄さんの理性を奪おうとしてこの部屋で乱れていた時も、あなたはそこにいたわね。私が兄さんの下で喘ぎ、処女を散らされ、子宮がいっぱいになるまで兄さんの精液を注ぎ込まれていた時も……あなたは怒り狂って兄さんを引き剥がすどころか、ただ部屋の隅で、じっと指を咥えて見つめているだけだった」 『そ、それは……余は寛大なる神ゆえに、お前が自らの意思で絶望し、余の胸へと屈服してくるのを待ってやっているのだ! 下賤な人間の男との戯れなど、余にとっては取るに足らぬ――』 「嘘をおっしゃい」  ピシャリと、椿姫は影の言い訳を遮った。  その声には、一切の迷いも恐れもなかった。 「もしあなたが本当に私を欲している外敵の怪物や悪神なのだとしたら、自分の花嫁が他の男に何百回も抱かれて、その男の精液で染め上げられていくのを黙って見ているはずがないわ。……いいえ、それどころか、今この瞬間だってそうよ。私は今、あなたの目の前で、服ひとつ着ずに、すぐそこに手を伸ばせば触れられる場所で、自らを慰めて絶頂したばかりなのよ? なぜ、力づくで私を押し倒して犯そうとしないの? なぜ、その黒い影の手を伸ばして、私のこの白い肌を奪おうとしないの?」  問い詰められた黒い影が、ざわざわと不規則なノイズを立てて揺らめいた。  二十九回のループの中で一度も向けられたことのない「論理的な追及」を前にして、絶対的な捕食者として振る舞っていたはずの怪異が、明らかに言葉に詰まり、動揺の色を隠せずにいたのである。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(五)  静まり返った朝の寝室で、目に見えない力関係が音を立てて軋み、そして逆転しつつあった。  これまで二十九回のループの間、部屋の四隅に淀む『黒い影』は、常に絶対的な優位者としてそこに君臨していた。時間を巻き戻すという人知を超えた現象の支配者であり、椿姫がどれほど足掻こうとも『結局お前は敗北する』と上から見下ろして嘲笑う、忌まわしい悪神。  椿姫自身もまた、兄・はじめの心を手に入れることだけにすべての神経を注ぎ込むあまり、この影が放つ不気味な存在感を「関わってはならない外敵の呪い」として無意識に恐れ、遠ざけてきたのだ。  だが――三十回目の五月一日を迎え、兄を縄で縛り上げて犯すという最後の手段すらも『人殺しと同じだ』というひややかな拒絶によって打ち砕かれた今、椿姫の心には、もはや失うことを恐れるような脆い感情は少しも残っていなかった。  最愛の兄から人間扱いされず、汚物を見るような目で見下されたあの夜の絶望に比べれば、部屋の隅で揺れているだけの黒い影など、少しも恐ろしいものではなくなっていたのである。 『だ、黙れ、小娘……っ! 余は神ぞ! 時を統べ、お前の運命を掌の上で転がす超越者に向かって、なんたる不敬な口を利くか!』  椿姫の脳内に響く声が、明らかな苛立ちと焦燥を帯びて大きく膨れ上がった。  四隅の黒い影が激しく波打ち、室内の温度がさらに数度下がったかのように冷たい風が吹き荒れる。威嚇するように影の背丈が伸び、天井の隅を黒く塗り潰していく。  もしこれが十周目や二十周目の椿姫であったなら、その威圧感に眉をひそめ、忌々しそうに顔を背けていたことだろう。  しかし、一糸まとわぬ裸体で立つ今の椿姫は、まばたきひとつせず、ひややかな黒曜石の瞳でその影の揺らぎをじっと観察し続けていた。 「ええ、そうやって大きな声を張り上げて威嚇なさるのね。……でも、不思議ですわ。あなたがそうやって怒鳴れば怒鳴るほど、私の頭の中の疑問は確信へと変わっていくの」  椿姫は、自らの白い胸の前で軽く腕を組むようにして、豊かな双丘をわずかに持ち上げながら静かに語りかけた。  まだ絶頂の余韻が残る身体は、少し動くだけでも敏感な乳首が自分の腕の肌に擦れ、甘い痺れを引き起こす。太腿の内側を伝う愛液もまだ乾いておらず、ひんやりとした空気に触れて自分の蜜の温度が冷めていくのが分かった。  そんな無防備極まりない姿のまま、彼女は完璧な論理のメスで怪異の化けの皮を切り裂いていく。 「考えてみれば、おかしなことだらけでしたわ。あなたは自分を『神』と呼び、私を『花嫁』と呼ぶ。けれど、あなたが現れるのはいつも、私がこの部屋で一人でいる時か、あるいは私の心が絶望や快楽で大きく揺れ動いている時だけ。他の誰の目にも見えず、兄さんの前に姿を現して邪魔をすることさえ一度もなかった」 『それは当然であろう! 余が見初めたのはお前ただ一人、他の矮小な人間など余の眼中にはないわ!』 「いいえ、違うわね。眼中にないのではないわ。……あなたは、私以外の人間には干渉することができない。それどころか、この私に対してさえ、言葉で脅しをかけること以外に、物理的な力を及ぼすことが少しもできないのでしょう?」 『なっ……何を馬鹿なことを……!』 「だって、証拠が揃いすぎているもの」  椿姫の唇の端に、氷の花が咲くような、美しくもひややかな微笑みが浮かんだ。  二十九回分の記憶のアーカイブから引き出された無数の事実が、一つの仮説に向かって一直線に収束していく。 「思い出してごらんなさいな。五周目の夜、私が初めて兄さんのベッドに忍び込んで、処女を捧げた時のことを。あの時、あなたは部屋の隅で『やめろ、お前は余の花嫁だ』と喚いていたわね。けれど、兄さんの熱いものが私の処女膜を突き破って、私が痛みと歓喜で泣き叫んだ瞬間、あなたはどうなさった? ただ影を震わせるだけで、兄さんの身体を突き飛ばすことも、私の脚を閉じさせることもできなかったわ」  椿姫はさらに言葉を継ぐ。その声は、まるで自らの淫らな過去を朗読するかのように艶やかで、それでいて刃のように鋭かった。 「十八周目の夜もそうよ。私がこの部屋の机の上で、兄さんに後ろから激しく突かれて、おっぱいも秘所も兄さんの指と精液でぐしょぐしょに汚されていた時。あなたはすぐそこの壁の隅にいたわね。自分の花嫁だと主張する女が、目の前で他の男に犯されて、『兄さん、もっと奥まで突いて、精液でいっぱいにして』って浅ましくおねだりしていたのに……あなたはただ、そこで見ていることしかできなかった」 『ぐ、うぅっ……! あれは、お前がどれほど汚れても余が受け入れてやるという慈悲を――』 「いいえ、慈悲なんかじゃないわ。無力なだけよ」  ひややかに言い放ち、椿姫は組んでいた腕をほどいた。  白い素肌が再び完全に露わになる。  鎖骨から胸元、くびれた腰から平坦な下腹部、そして今なお透明な愛液をきらめかせている純潔の秘裂まで、すべてを怪異の眼前に晒したまま、椿姫はゆっくりと右足を前へと踏み出した。  一歩。  毛足の長い絨毯の上を、椿姫の小さな素足が静かに踏みしめる。  目指す先は、バスルームでもなければ、クローゼットでもない。  タールのような黒い影が最も濃く渦巻き、氷のような冷気を放っている、自室の北側の隅――怪異の 바로足元だった。 『……っ!? な、何を……何をする気だ、小娘!』  椿姫が自分に向かって真っ直ぐに歩き出したのを見て、黒い影の声が裏返ったような響きを帯びた。  これまでの二十九回のループで、椿姫から影へと近づいてきたことなど一度たりともなかったのだ。常に影が一方的に湧き出し、椿姫がそれを忌み嫌って背を向ける――それが、この部屋の変えようのない「定石」であったはずなのに。  二歩、三歩と、椿姫は迷いのない足取りで距離を詰めていく。  歩くたびに、豊かな双丘がふわりと柔らかく弾み、薔薇色に尖った乳首が空気を切り裂く。太腿の内側に付着していた愛液が、脚を交互に前に出す動きに合わせてねっとりと擦れ合い、微かな水音を立てた。  本来ならば、悪神の前に差し出された極上の生贄そのものの姿であるはずなのに、そこに漂う空気はまるで逆だった。  追い詰めているのは一糸まとわぬ少女であり、追い詰められているのは異形の影の方だった。 「何をそんなに慌てていらっしゃるの? 私はただ、あなたのすぐそばに行って差し上げようとしているだけなのに」  椿姫はひややかな眼差しで影を見据えたまま、さらに歩みを進める。 「あなたは今しがた、『今度こそその身を余に捧げよ』とおっしゃったわね。ええ、いいわ。もしあなたが本当に私を支配する神で、私に触れる力を持っているのなら……ほら、今ここで、この身体を奪ってみせなさいな」 『ち、近づくな……っ! ええい、近づくなと言っているであろう、小娘! 余の神威に恐れおののかぬか! これ以上踏み込めば、お前の魂を八つ裂きにして――』  椿姫との距離がわずか一メートルほどに縮まった瞬間。  驚くべきことが起きた。  部屋の隅にどっしりと居座っていたはずの黒い影が、びくっと激しくその輪郭を乱し、まるで椿姫の接近から逃れようとするかのように、背後の壁紙へとへばりつくようにして後退したのである。 「……まあ」  椿姫の瞳が、獲物の弱点を見抜いた捕食者のように細められた。  びくっと跳ねるようにして後退した影。  声に混じる、隠しようのない明白な動揺と怯え。  やはりそうだ。この怪異は、私が自分から踏み込んでくることを想定していない。それどころか、私に接触されること自体を極端に恐れている――! 「神威ですって? 笑わせないでちょうだい。私が一歩近づいただけで、そんなにびくっと震えて壁に張り付いているくせに」  椿姫は立ち止まらなかった。  恐怖など少しもなかった。むしろ、二十九回もの間、自分の絶望と狂気を特等席で嘲笑い続けてきたこの忌まわしい存在の正体を暴き出してやりたいという、強烈な知的興奮と嗜虐的な衝動が、彼女の白い肢体を前へと突き動かしていた。  最後の一歩を踏み出す。  椿姫の白い爪先が、黒い影が渦巻く部屋の最奥――濃密な闇の領域へと、躊躇うことなく踏み込まれた。 『や、やめろぉっ――!!』  頭蓋の奥で、影の悲鳴にも似た絶叫が木霊する。  しかし、椿姫の魂が八つ裂きにされることもなければ、黒い触手が彼女を捕らえて犯すこともなかった。  ただ、そこには――常軌を逸した『氷水のような冷気』の塊が、渦を巻いて淀んでいるだけだった。  ざわり、と。  影の領域に素肌を晒して踏み込んだ瞬間、その絶対零度にも似た冷気が、椿姫の白い足首へと絡みつき、そこからまるで生き物のように太腿へ、下腹部へ、そして剥き出しの豊かな乳房へと一気に這い上がってきたのである。 「……っ、ふ、ぁ……っ!」  あまりにも鮮烈な冷たさに、椿姫の唇から小さな吐息が漏れた。  先ほどまで激しい自慰の熱で火照りきっていた白い素肌が、一気に氷水へと浸されたかのような極端な温度差。  冷気が足首からふくらはぎを撫で上げ、まだ愛液でぬるぬると濡れていた太腿の内側を通り過ぎる。その瞬間、皮膚の表面に無数の小さな鳥肌が立ち、毛穴という毛穴がキュッと引き締まった。  さらに冷気は、無防備に晒された秘裂の割れ目をも容赦なく撫で上げた。熱く充血し、ひくひくと蠢いていた処女の粘膜に氷のような空気が触れ、その刺激によって膣口がびくっと収縮し、奥から新たな熱い蜜がじわりと押し出される。  そして、豊かな乳房の膨らみを包み込むように冷気が渦巻いた瞬間――すでに薔薇色に充血していた二つの乳首が、その冷たさに反応して、痛いほどにキュッと硬く、極限まで引き締まって尖ったのだ。  熱い肉体と、凍てつくような怪異の冷気。  その二つが肌の上で直接ぶつかり合い、溶け合う感覚は、まるで氷の指先を持った見えない誰かに全身を隈なく愛撫されているかのような、奇妙で倒錯的な官能を伴っていた。  だが――その冷気の中心に立ち、自らの素肌で『黒い影』の質感に初めて直接触れた椿姫の脳髄を貫いたのは、恐怖でもなければ、単なる肉体的な快感でもなかった。  ドクン、と。  胸の奥で、心臓が一度だけ、大きく跳ねた。  椿姫は目を見開き、自分の素肌を撫で上げるその『冷たさ』の正体を、呆然と、しかし誰よりも的確に理解し始めていた。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(六)  黒い影が渦巻く部屋の隅で、一糸まとわぬ椿姫の白い裸体は、目に見えない氷の奔流に包まれていた。  ひゅう、と音のない風が素肌の表面を滑り抜けていく。  足首から這い上がった冷気は、愛液で濡れた太腿の内側を冷たく撫で上げ、そこかしこに細かな鳥肌を立たせながら、無防備に開かれた秘裂の粘膜へと直接触れ続けていた。  内側は兄を求めて火傷しそうなほど熱く燃え盛っているのに、外気に晒された花びらの表面と陰核の先端だけが、氷の刃を押し当てられたかのように冷たい。その極端な温度のコントラストが、椿姫の骨盤の奥にある神経を異様な形で刺激し、膣道がびくっと小刻みに収縮を繰り返す。  さらに、胸元を包み込む冷気の渦が、豊かな双丘の柔らかな肉を撫で回し、その頂点で充血している桜色の乳首をきゅうっと締め上げていた。 「……っ、はぁ……、ん、んん……っ」  椿姫は自らの胸に手を当てることもせず、ただ両腕を自然に垂らしたまま、その冷気の愛撫を全身で受け止めていた。  冷気に晒された乳首は、これ以上はないというほど硬く尖り、少し空気が揺れるだけでもジンジンと痺れるような甘い痛みを脳へと送ってくる。  もし誰かがこの光景を外から見たならば、全裸の美少女が何もない部屋の隅に立ち尽くし、ひとりでに身を震わせて吐息を漏らしているという、異様で狂気じみた場面に映ったことだろう。  だが、当の椿姫の意識は、肉体の表層で起きているその倒錯的な快感よりも、はるかに深く、はるかに本質的な場所へと潜り込んでいた。 『は、離れろ……っ! なぜだ、なぜお前は余の瘴気に触れて平気でいられる!? 普通の人間の娘ならば、心も身体も凍りついて発狂しているはずなのだぞ……っ!』  壁際に追い詰められた黒い影が、混乱と恐怖を隠せない声で喚き散らす。  その黒い輪郭はもはや神としての威厳など完全に失い、まるで強い光に照らされた陽炎のように、びくっと不規則に揺らいでは薄れかけていた。  椿姫はゆっくりと瞼を閉じ、自分の白い肌を包み込んでいるこの『冷たさ』の質感を、心の舌で舐め取るようにして丁寧に味わった。  冷たい。確かに、氷水のように冷たい。  けれど――おかしいのだ。  他人の手や、外の世界からやってきた異質な化け物の力に触れた時ならば、必ず感じるはずの「異物感」や「拒絶反応」が、この冷気には少しも存在しないのである。  むしろ、素肌から染み込んでくるこの冷たさは、椿姫の血管の中を流れる血液や、骨の髄、そして魂の形そのものに、驚くほどぴったりと馴染んでいく。まるで、最初から自分の一部であったものが、外側からもう一度自分の中へと還ってきているかのような、奇妙な懐かしさすらあった。 「……冷たいわ。ええ、本当に、凍えてしまいそうなほど冷たいですわね」  閉じていた瞼をゆっくりと持ち上げ、椿姫はぽつりと呟いた。  その黒曜石の瞳には、もはや影に対する敵意すら浮かんでいなかった。ただ、長く探し求めていたパズルの最後のピースを、思いがけない場所で見つけ出したかのような、静かで深い納得の光だけがあった。 「けれど……これは、化け物の瘴気なんかじゃないわ」 『な、なに……?』 「あなたはこれを『神の威光』だとか『呪いの瘴気』だとかおっしゃりたいのでしょうけれど、私を騙すことはできませんわ。だって、この冷たさ……私は、誰よりもよく知っているもの」  椿姫の脳裏に、すべての始まりとなった『あの日』の記憶が、少しの色褪せもなく鮮明に蘇る。  それは、二十九回のループを重ねるよりも前――まだ時間の巻き戻しなど起きる前の、最初の一周目の五月三十一日の夕暮れだった。  あの日のことを、椿姫は一秒たりとも忘れたことはない。  五月の中旬に起きた暴漢事件で兄・はじめが白石結衣を助け出し、それ以来、兄の視線と関心は急速にあの儚げで無力な少女へと傾いていった。  椿姫は必死だった。それまで十八年間、「完璧で自慢の妹」として兄の隣という特等席を守り続けてきた彼女は、突然現れた侵入者に兄を奪われまいとして、それまで以上に献身的に家事をこなし、優しく微笑み、兄の世話を焼いた。  だが、椿姫が「完璧で強い妹」として振る舞えば振る舞うほど、兄は『椿姫はしっかりしているから安心だな。それに比べて結衣は、俺が守ってやらないとダメなんだ』と、残酷なまでに無邪気な笑顔で結衣のもとへと駆けていったのだ。  そして迎えた、一周目の五月三十一日。  夕暮れの公園の物陰で、椿姫は見てしまったのだ。  涙を流して震える白石結衣の華奢な肩を、兄がその逞しい両腕で力強く抱きしめる瞬間を。  『もう大丈夫だ、結衣。これからは俺が、一生お前のそばにいて守ってやるから』  兄のその言葉を聞いた瞬間――木々の陰に隠れていた椿姫の中で、何かが決定的に壊れ、そして凍りついた。  本当なら、その場に飛び出して泣き叫びたかった。  『いやよ! 兄さんは私のものよ! その女から手を離して、私だけを見て!』と、子どものように地面に転がって駄々をこね、結衣の髪を掴んで引き剥がしたかった。  けれど、水無月椿姫という少女が十八年間かけて作り上げてきた「完璧な優等生」「聞き分けの良い理想の妹」という強固な仮面が、それを許さなかった。  声を上げてはならない。取り乱してはならない。兄を困らせるような見苦しい妹であってはならない。  そうやって、喉の奥からせり上がってくる血を吐くような絶叫と、熱いマグマのような嫉妬と絶望を、無理やり胸の奥底へと押し込め、分厚い氷の蓋をして閉じ込めた時――。  あの瞬間、椿姫の心臓を内側からギュッと鷲掴みにした、あの絶対零度の冷たさ。  涙すら凍りつき、指先の感覚がなくなり、世界の色がすべて白黒に反転してしまったかのような、あの底知れぬ孤独と絶望の冷気。 「……ええ、間違いないわ」  椿姫は、自らの白い胸の中央――心臓が脈打つ場所へと、そっと右手を添えた。  今、部屋の隅で渦巻き、彼女の裸体を撫で上げているこの黒い影の冷気は、あの日、兄を白石結衣に奪われて泣き叫びそうになった自分の心を必死に押し殺した時の『胸の奥底の冷たさ』と、少しの狂いもなく、完全に同じ質感、同じ温度、同じ匂いをしていたのだ。 「冷たい……けれど、この冷気、私にはとても馴染み深いものですわ。だってこれは……あの日、兄さんを奪われて泣き叫びそうになった私の、胸の奥底の冷たさそのものですもの」 『――っ!! ち、違う! 余は神だ! お前ごとき人間の小娘の感情などと一緒にするでないわ!!』  影が狂ったように膨張し、否定の叫びを上げる。  しかし、椿姫が自分の胸に手を当てて静かに微笑むと、その黒い影の輪郭もまた、まるで椿姫の呼吸や鼓動と完全にリンクしているかのように、ドクン、ドクンと波打っているのが見て取れた。  ドクン、ドクン、ドクン――。  部屋の隅で、椿姫の心臓が激しく、しかし澄み切ったリズムで脈打つ。  冷気の中に立ち尽くすうちに、自分の白い素肌という境界線が少しずつ溶けて曖昧になり、自分自身の内面(こころ)と、目の前に広がる外の世界とが直接繋がっていくような、奇妙で全能感にも似た感覚が全身を駆け巡った。  なぜ、この影は私に触れられないのか?  なぜ、私以外の人間には見えず、干渉もできないのか?  なぜ、私が兄に拒絶されて絶望するたびに現れて、『もう諦めて余に身を捧げよ』と囁くのか? (まさか……そんなことが……?)  あまりにも途方もない、けれどすべての矛盾を一瞬で氷解させる一つの真理が、椿姫の脳裏に天啓のように閃きかけた。  もし、この黒い影が外からやってきた悪神などではなく――あの日、私が胸の奥に閉じ込めた絶望と、兄を決して諦めたくないという狂おしい執念が生み出した『私自身の影』なのだとしたら?  そして、この終わらない五月という時間の檻そのものが、神の呪いなどではなく――。  椿姫が、その決定的な核心へと指先を届かせようとした、まさにその時だった。  ――トントントン、トントントン、トン。  突如として、部屋のドアの向こう、一階のキッチンから、リズミカルで軽快な「音」が響いてきたのである。  それは、まな板の上で包丁が動く、どこまでも日常的で、どこまでも平和な朝の生活音だった。 「……っ!」  その音を聞いた瞬間、深い思考の海へと沈んでいた椿姫の意識が、一気に現実の肉体へと引き戻された。  続いて、階段の下から、朝の空気を震わせる明るく澄み切った若々しい青年の声が、二階の自室にまで朗らかに響き渡ってきた。 「椿姫ー! もう起きてるかー? 朝ごはんできたぞー! 早く降りてこい、特製フレンチトーストが冷めちゃうぞー!」  ――水無月はじめの声だった。  ほんの数時間前、二十九周目の最後の夜に、縄で縛り上げられながら『お前はもう俺の妹じゃない』『お前がやっていることは人殺しと同じだ』と、あのひややかな瞳で椿姫を拒絶し、切り捨てたはずの兄。  その兄が今、すべての記憶を綺麗にリセットされ、妹が昨夜どんな狂気に手を染めたのかも知らず、ただ無邪気で優しい「いつものお兄ちゃん」として、一階から彼女の名を呼んでいる。  そのあまりにも無垢で、あまりにも眩しい明るさが、記憶のすべてを一人で抱え込んでいる椿姫の胸を、どんな刃物よりも鋭く、残酷に締め付けた。  そして同時に――その兄の声を聞いた瞬間、椿姫の「完全に開発されきった処女の肉体」が、彼女の理性を裏切るかのように、激しいパブロフの反射を起こしたのである。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(七) 「椿姫ー! まだ寝てるのかー? 早く降りてこないと、俺が全部食べちゃうぞー!」  階段の下からもう一度響いてきた兄・はじめの声は、五月の青空をそのまま音にしたかのように屈託がなく、温かい慈愛に満ちていた。  その声が鼓膜を揺らした瞬間、部屋の隅の冷気の中に立っていた椿姫の身体が、びくっと大きく震えた。  恐怖で震えたのではない。ましてや、黒い影の瘴気に当てられたのでもない。  ただ、その「声」を聞いたという、たったそれだけの事実によって――椿姫の骨盤の奥深くに収まった小さな子宮が、まるで直接手で鷲掴みにされたかのように、ぎゅううっと切なく収縮したのである。 「……っ、あ、んん……っ!」  椿姫はたまらず下腹部を両手で押さえ、その場に小さくうずくまりそうになるのを必死で堪えた。  ドクン、と。  子宮口が激しく脈打ち、先ほど鏡の前で一度絶頂して出し切ったはずの秘所の奥から、新たに湧き上がった熱い愛液が、どろりと音を立てんばかりに分泌されたのだ。  冷気で引き締まっていたはずの未通の膣壁が、一瞬にして火傷しそうなほどの熱を取り戻し、ぬるぬるとした蜜で内側から溢れ返っていく。閉じ合わせた白い太腿の隙間を、温かい液体が再びツーッと伝い落ち、ふくらはぎへと流れ落ちていく感触が鮮明に伝わってきた。 (うそ、でしょう……っ。声、を……兄さんの声を聞いただけなのに……っ)  椿姫は唇を噛み締め、熱く潤んだ瞳で自室のドアを見つめた。  ドアの下のわずかな隙間から、一階のキッチンで兄が作っている朝食の香りが、朝の空気の対流に乗ってふわりと漂ってくる。  フライパンの上で溶けた芳醇なバターの香り。焦げた砂糖と甘いバニラエッセンス、そしてたっぷりと回しかけられたメープルシロップの濃厚で甘い香り。  その食欲をそそる幸せな香りに混じって、椿姫の研ぎ澄まされた嗅覚は、微かな、けれど絶対に間違えるはずのない『兄の匂い』を正確に捉えていた。  洗い立てのシャツの柔軟剤の奥にある、水無月はじめという健康な青年の、清潔で少しだけ汗ばんだ雄の体臭。  その匂いが鼻腔をくすぐり、階下からトタトタとスリッパを鳴らしてテーブルへと皿を運ぶ兄の足音が聞こえてくるたび、椿姫の身体はまるで条件反射を刷り込まれた実験動物のように、勝手に発情し、勝手に蜜を滴らせていく。  一糸まとわぬ裸体のまま、椿姫はふらふらと吸い寄せられるように歩き出し、自室のドアの前へと辿り着いた。  そして、白い木の扉に自らの火照った額と、硬く尖ったままの薔薇色の乳首をそっと押し当てた。 「……っ、はぁ、あぁ……っ、兄さん……」  ひんやりとした木の扉に豊かな双丘が押し潰され、敏感な乳首が擦れる。  その向こう側――階段を一つ降りただけの場所に、あの人がいる。  昨夜、あれほど残酷な言葉を吐き、椿姫の心をズタズタに引き裂いた張本人が、今は何もかも忘れて、妹のためにエプロンを締め、鼻歌を歌いながら朝食を並べているのだ。  椿姫の脳裏に、昨夜の兄の顔と、今この瞬間に階下にいるであろう兄の笑顔とが重なり合い、胸が張り裂けそうなほどの痛みと愛おしさを引き起こす。  『お前は、人殺しと同じだ』  あんなにひややかな目で拒絶された。  どれほど涙を流して腰を振っても、どれほど膣内を締め上げて精液を搾り取っても、彼の心は少しも手に入らなかった。その絶望は、骨の髄まで染み渡っているはずなのに。  それなのに、なぜ。  なぜ私の身体は、あの人の明るい声を聞いただけで、こんなに浅ましく子宮を疼かせてしまうのだろう。 (あんなに酷いことを言われたのに……私のことを人殺しだと呼んだ人の声なのに……っ、どうして、この声を聞くだけで、私の身体は兄さんを求めてしまうの……っ)  扉に胸を押し当てたまま、椿姫は自らの右手を再び股間へと滑らせた。  止めようとしても、指が勝手に動いてしまう。  中指の腹で秘裂をなぞると、そこは先ほど鏡の前で慰めた時以上に、ぐっしょりと大量の愛液で濡れそぼっていた。  まるで、階下にいる兄の声を「これから交わる合図」だと肉体が勝手に誤認し、いつあの太く逞しい剛直が突き込まれても傷つかずに受け入れられるよう、必死に準備を整えているかのようだ。  実際、過去二十九回のループの中で、この『五月一日の朝のフレンチトースト』は、椿姫にとって特別な意味を持つ記憶と強く結びついていた。  ある周回では、朝食の席でわざとシロップを指先に垂らし、それを兄の目の前で淫らに舐め取って見せることで、彼の視線を釘付けにした。  またある周回では、朝食を作ってくれたお礼と称して背後から兄に抱きつき、エプロン越しにまだ朝の生理現象で硬さが残っていた彼の股間へと、自らの柔らかいお尻をぐりぐりと擦り付けたこともある。  さらに別の周回では、ダイニングテーブルの下に潜り込み、兄がフレンチトーストを食べている最中にスウェットのズボンを引き下ろして、朝の濃厚な精液を喉の奥へと射精させたことさえあったのだ。  甘いバニラとバターの香りは、椿姫の神経系にとって、そのまま『兄のペニスの匂い』と『口いっぱいに広がる熱い精液の味』を呼び起こすトリガーとして完全に定着してしまっていた。  だから、階下からその香りが漂い、兄の足音と声が響いてくるだけで、彼女の喉の奥がきゅうっと渇きを覚えて唾液を分泌し、乳首が硬く尖り、処女の秘所がだらしなく口を開いて蜜を垂れ流してしまう。 「んっ……、はぁ、はぁ……っ、欲しい……。兄さん、兄さんの熱いもので、私の中をまたいっぱいにしてほしい……っ」  扉に額を預けたまま、椿姫は濡れ光る指先で自らの秘唇をくちゅくちゅと掻き回し、恥骨の奥で暴れる子宮の疼きを鎮めようと浅く腰を揺らした。  しかし、いくら指で表面を撫でても、お腹の奥底に広がる底なしの飢餓感は少しも満たされない。  そこに在るべきものが、無いからだ。  二十九周目の夜まで、確かにこの膣道を押し広げ、子宮口に密着して熱い精液を注ぎ込んでくれていた、あの人の確かな重みと熱。  そして何より、今すぐこのドアを開けて階段を駆け下り、彼の胸に飛び込んでいきたいという狂おしいほどの衝動。  だが――今のまま階段を降りていったところで、待っている結末は同じだ。  もし今、彼を押し倒して朝から肉体を貪れば、彼の肉体は快楽に反応して勃起し、私の膣内に精液を吐き出すかもしれない。けれど、その果てに待っているのは、白石結衣への逃避か、あるいは昨夜のようなひややかな軽蔑と破滅でしかない。  二十九回の敗北が、その冷厳な事実を嫌というほど証明している。 「……っ、ふぅ……、はぁ……」  椿姫は、扉に押し当てていた身体をゆっくりと引き離した。  そして、秘裂をなぞっていた右手の指先をピタリと止め、大きく、深く息を吸い込んでから、長く吐き出した。  まだ子宮は切なく収縮を繰り返している。太腿の内側は愛液で濡れ、乳房の先端はジンジンと熱を持って疼いている。兄を求める雌としての本能と執着は、少しも消えてはいないし、これからも消えることはないだろう。  けれど、椿姫の瞳の奥には、その肉体の渇望すらも冷たく統御する、強靭な理性の光が完全に戻っていた。 (ええ、わかっていますわ。どれほどこの身体が兄さんを求めて泣き叫ぼうと、焦って同じ過ちを繰り返すわけにはいかない)  椿姫はドア越しに、階下に向かって声を張り上げた。  先ほどまで指で秘所を弄り、淫らな吐息を漏らしていた少女と同一人物とは到底思えないほど、澄み切った、鈴を転がすような可憐で完璧な妹の声だった。 「――はい、兄さん! 今起きましたわ! すぐ着替えて降りてまいりますから、少しだけ待っていてくださいませ!」  一階から、「おう、待ってるぞー!」という兄の明るい返事が戻ってくる。  その声を聞き届けた瞬間、椿姫の表情から「可愛い妹の笑顔」がすとんと抜け落ち、氷のようにひややかで、それでいて妖しいほどに美しい本来の顔へと戻った。  彼女はゆっくりと振り返り、自分の部屋の天井近くを見上げた。  そこには、先ほど椿姫に冷気の中へと踏み込まれ、正体の核心を突かれたことでパニックに陥った『黒い影』が、まるで居場所を失った蝙蝠の群れのように、天井の隅へと逃げるように散り散りになって張り付いていた。  二十九回のループの間、あれほど威丈高に椿姫を見下していた怪異が、今は一糸まとわぬ少女のひややかな視線から逃れるようにして、天井の角で小さく震えている。  その滑稽なまでの逆転劇を見上げながら、水無月椿姫は、三十回目の朝にして初めて、心の底からの笑みを唇に浮かべた。 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第7章:三十回目の五月一日――摩耗する精神と怪異の変異(八) 「ふふ……逃げましたわね、自称・神様」  天井の四隅へと散り散りに後退し、壁紙の模様に溶け込むようにして息を潜めている黒い影を見上げながら、椿姫はひややかに微笑んだ。  その声はもはや、怪異に怯える生贄のものではなかった。檻の構造に気づき、看守の弱点を掴んだ囚人が、立場を逆転させる瞬間特有の静かな愉悦に満ちている。 「あれほど威勢よく『身を捧げよ』『余の花嫁となれ』と迫っておきながら、いざ私が裸のままで懐に飛び込んでみれば、指一本触れることもできずに天井まで逃げ出すなんて……。ずいぶんと可愛らしい神様もいたものですわね」  天井の隅で、黒い影がびくっと悔しげに震えるのが見えた。  だが、先ほどまでのように尊大な声で言い返してくることはない。椿姫が自らの素肌でその冷気に触れ、『これはあの日、私が胸の奥底に閉じ込めた冷たさそのものだ』と言い当てた瞬間から、影の側が持っていたはずの「未知なる怪異としての優位性」は完全に崩壊していたのだ。 「いいわ、今はそこに隠れていらっしゃいな。あなたが何者なのか、そしてなぜこの部屋に現れて私を脅し続けていたのか……その答えは、少しずつ分かってまいりましたから」  椿姫は天井から視線を外すと、何事もなかったかのように優雅な足取りでクローゼットへと歩み寄った。  観音開きの扉を開け、備え付けの引き出しから清潔な白いタオルを取り出す。  まずは、先ほどからの自慰と、階下の兄の声を聞いたことによる反射でべっとりと濡れそぼっていた自らの太腿の内側を、タオルで丁寧に拭き取っていく。  白い肌の上を滑るタオルの乾いた繊維が、まだ充血して熱を持っている秘裂の縁をかすめるたび、腰の奥がびくっと小さく跳ね、甘い痺れが背筋を昇る。  どれほど頭脳がひややかな理性を取り戻そうとも、二十九回分のループで兄のペニスと精液の味を刷り込まれたこの肉体の感度だけは、少しも衰えることがない。拭き取っても拭き取っても、秘所の奥からはじわりと新たな湿り気が滲み出してくる。 「……本当に、困った身体ですわね。でも、この疼きこそが、私が二十九回もの間、どれほど深く兄さんを愛し、兄さんと交わってきたかの唯一の証明でもあるのだから」  椿姫は自らの下腹部を愛おしそうに一度だけ撫でると、引き出しから純白のレースがあしらわれた清楚なブラジャーとショーツを取り出した。  水無月椿姫という「完璧な優等生」にふさわしい、汚れなき白の下着。  まず、足元からショーツに脚を通し、白い太腿に沿ってゆっくりと引き上げる。  柔らかなシルクのクロッチが、まだしっとりと湿っている未通の秘裂にぴたりと密着した。傷ひとつない処女膜を守りながら、その奥で兄の形を記憶してひくつく淫らな肉壁を、純白の布地の中へと封じ込める。  続いて、豊かな双丘をブラジャーのカップへと収め、背中でホックを留めた。  先ほどまで自分の指と怪異の冷気によって虐め抜かれ、薔薇色に硬く尖っていた二つの乳首が、ブラジャーのカップの内側にきゅうっと押し付けられる。布地と先端が擦れ合うわずかな刺激だけで、胸の奥が甘く疼き、吐息が漏れそうになるのを椿姫は涼しい顔で飲み込んだ。  下着の上に、白いブラウスを羽織り、ボタンを下から順番に一つずつ留めていく。  さらに、折り目の正しいプリーツスカートに足を通し、最後に胸元で赤いリボンを少しの歪みもなく綺麗に結ぶ。  仕上げに、姿見の前に戻って手櫛で豊かな黒髪を整えれば――そこに立っていたのは、先ほどまで鏡の前で脚を開いて指を突き入れ、愛液を散らして絶頂していた淫蕩な雌の姿など微塵も感じさせない、どこからどう見ても非の打ち所のない『清楚で完璧な美少女・水無月椿姫』だった。 (……これでいいわ。この完璧な仮面の下で、私の乳首がどれほど硬く勃起していようと、下着の中が兄さんを求めてどれほど濡れそぼっていようと、誰にも分かりはしないのですから)  椿姫は鏡の中の自分を見つめながら、過去二十九回の戦いを静かに総括した。  第一部とも呼ぶべきこれまでの二十九周は、言ってみれば「兄・はじめという標的」に対して、正面から力業で挑み続けた歴史だった。  彼に尽くし、彼を誘惑し、処女を捧げ、あらゆる体位と奉仕で彼の肉体から精液を搾り取り、白石結衣を排除しようと画策し、そして最後には彼を縄で縛り上げて監禁するにまで至った。  妹として、女として、そして捕食者として取り得る手段は、すべてやり尽くしたと言っていい。  その結果として突きつけられたのが、『どんな手段を用いても、外側から無理やりこじ開けようとする限り、兄の庇護欲という鍵は決して開かない』という冷厳な事実だった。 「兄さんを快楽で堕とすことも、事件を力づくで防ぐことも、兄さんを監禁することも……すべて無駄だった」  椿姫は制服のスカートの上から、自らの下腹部にそっと手を当てた。  絶望して諦める? いいえ、まさか。  二十九回分の記憶と、これほどまでに兄専用に開発されきった肉体を抱えておきながら、今さら「普通の妹」に戻って白石結衣に兄を譲り渡すことなど、天地がひっくり返ってもあり得ない。 「……なら、答えは別の場所にあるはずですわ」  椿姫のひややかな視線が、鏡越しに映る部屋の天井の隅――薄く淀む黒い影へと向けられる。  これまでずっと、戦うべき相手は「白石結衣」であり、攻略すべき対象は「兄・はじめ」だとばかり思い込んでいた。  だが、そもそもなぜ、この『五月』は終わらないのか?  なぜ、五月三十一日の深夜零時になると、時計の針は必ず五月一日の朝へと巻き戻るのか?  なぜ、この黒い影は私にしか見えず、私に指一本触れることもできないくせに、『身を捧げよ』『あの男を諦めよ』と繰り返すのか?  そして何より――なぜあの影の冷気は、一周目の五月末に私が胸の奥底に押し込めた絶望の冷たさと、少しの狂いもなく同じだったのか? (もし、この閉ざされた五月という檻そのものが、外敵の仕業ではなく、私自身の心と深く関わっているのだとしたら……)  視点が変われば、世界の見え方は一変する。  これまでただの背景、あるいは忌まわしいノイズとして切り捨ててきた「怪異」と「ループの法則」の中にこそ、この膠着した状況を根底から覆すための最大のヒントが隠されているに違いない。  力づくで兄を縛り上げるのではなく、兄の心の奥底にある『庇護欲』のメカニズムそのものを解き明かし、そしてこの終わらない五月のルールを私自身のものとして完全に掌握すること。  椿姫の胸の奥で、二十九周目の夜のトラウマによって凍りついていた歯車が、今、まったく新しい方向へと力強く回転を始めた。  それは、盲目的に愛を求めて暴走する少女からの脱却であり、自らの内なる深淵と怪異の正体へと踏み込んでいく、ひややかで知的な心理戦の幕開けだった。 「待っていてくださいませ、兄さん」  椿姫は鏡の中の自分に向かって、うっとりと、しかし背筋が凍るほどに深く妖しい微笑みを浮かべた。  制服のブラウスの下で、豊かな乳房の先端が再びちりっと熱く疼き、純白のショーツに包まれた秘所がきゅうっと切なく収縮する。その雌としての疼きすらも、今の彼女にとっては、次なる戦いへと向かうための甘美な燃料にほかならなかった。 「二十九回すべて失敗したのなら、三十回目は戦い方を変えるまでですわ。あなたを苦しめることも、あなたに軽蔑されることもない……兄さんの心と身体を、本当の意味で私だけのものに縛り付ける『本当の鍵』を、必ず私が見つけ出して差し上げますわ」  小さく呟き、椿姫は鏡の前から踵を返した。  朝の光が差し込む自室のドアへと向かい、真鍮のドアノブに白い手をかける。  ガチャリ、と静かな音を立てて扉を開けると、一階のダイニングから漂ってくる甘いフレンチトーストの香りと、兄の温かい気配が、先ほどよりもさらに濃密に彼女の全身を包み込んだ。  まずは、顔を洗って、完璧な妹の笑顔を作るために洗面台へと向かおう。  その洗面台の鏡の前で、自分を追い詰め続けてきたあの『黒い影』と再び対峙し、その化けの皮を完全に剥ぎ取ってやるために。  三十回目の五月一日。  傷ひとつない未通の肉体に、二十九回分の淫らな記憶とひややかな知性を宿した少女は、乱れなき足取りで廊下へと踏み出し、自らが自らにかけた呪いの核心へと向かって静かに歩き始めた。 (第7章・完/第8章『怪異の正体――私が私にかけた呪い』へ続く) 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(1) ================================================================================  三十回目の五月一日、午前八時三十分。  水無月家の二階にある洗面所は、北向きの高い小窓から差し込む淡い朝の光に満たされていた。直射日光の届かないその空間は、一階のダイニングキッチンに満ちていた温かな生活の匂いとは隔絶された、ひややかで静謐な空気を湛えている。  階下からは、時折、規則正しい水の音や、食器が触れ合う軽やかな音が微かに響いてきていた。朝食を終えた兄・水無月はじめが、椿姫の制止も聞かずに「たまには俺が片付けるよ」と笑ってシンクに立ち、そのまま洗濯機を回してベランダへ洗濯物を干そうとしている音だ。  無邪気で、優しく、少しの疑いも持たずに「平和な五月の朝」を謳歌している兄の気配。  そのあまりにも無垢な日常の音が遠くで鳴り響いているからこそ、今、二階の洗面所の鏡の前に立つ水無月椿姫の周囲に漂う異様な緊張感は、より一層際立っていた。  椿姫は、洗面台の大きな鏡の前に真っ直ぐに立ち、そこに映る自分自身の姿を瞬きひとつせずに見つめていた。  乱れひとつない漆黒の長い髪は、朝のブラッシングによって濡れたような艶を放ち、頬のラインに沿って切り揃えられた姫カットの毛先が、透き通るような白い肌にくっきりと黒い影を落としている。  先ほど二階の廊下で、部屋の隅から湧き出したあの「黒い影」の冷気に自ら踏み込んだ時の感覚が、まだ彼女の全身の皮膚に生々しく残っていた。  外から襲いかかる氷のような冷気。常人であれば魂まで凍りついて逃げ出すはずのその絶対零度の澱みの中に足を踏み入れた瞬間、椿姫の胸の奥を貫いたのは、恐怖ではなく――痛烈なまでの『既視感』だった。  あの冷たさを、自分は知っている。  他人の手によって作られた冷気ではない。遥か遠くの異界から迷い込んだ悪神の吐息などでもない。あれは、かつて自分がこの胸の奥底で確かに味わい、血を吐くような思いで噛み締めた、自分自身の心臓の凍結感そのものだったのだ。 「……ふぅ……」  椿姫の桜色の唇から、小さく熱い吐息が漏れた。  鏡の中の自分を見つめる黒曜石の瞳が、ひややかに細められる。  白いブラウスの第一ボタンと第二ボタンは、先ほど冷気に当てられた火照りを鎮めるかのように外されており、華奢な鎖骨の窪みと、その下に息づく豊満な白い双丘の上部が、朝の淡い光の中でなまめかしく浮かび上がっていた。  第7章で怪異の冷気に触れ、その中心に脈打つ「熱」と「冷たさ」の正体に気づきかけた瞬間から、椿姫の身体の奥底では、今まで経験したことのない異様な疼きが鎌首をもたげていた。  まるで、自分の身体のすぐ内側にもうひとりの自分が潜んでいて、皮膚の裏側からじっとりと熱い指先で撫で回されているかのような、むず痒くも淫らな感覚。  呼吸をするたびに、薄いレースのブラジャーに包まれた豊かな乳房がゆっくりと上下し、その頂にある淡い桜色の蕾が、まだ誰にも触れられていないにもかかわらず、布地の裏側でちりちりと硬く尖り始めていた。  ――ズルリ……。  その時だった。  洗面所の背後に続く、日の当たらない薄暗い廊下の隅で、聞き慣れた粘着質な音が響いた。  床の木目と巾木の境界線に落ちていた黒い影が、まるで熱を持ったコールタールのようにどろりと溶け出し、重力を無視して壁面を這い上がり始めたのだ。  ぶくぶくと不気味な気泡を膨らませ、破裂させながら、光を吸い込む絶対的な黒の塊が洗面所の入り口へと滲み出してくる。  室温が、すうっと下がった。  洗面台の鏡の端がうっすらと白い曇りを帯び、椿姫の裸の首筋や、スカートの裾から伸びる白い太腿の肌に、ひやりとした冷気の粒が纏わりつく。 『……クク……何をじっと鏡など見入っている、愚かな娘よ……』  脳髄の奥を直接撫で上げるような、低く湿った声が響いた。  過去二十九回のループの中で、幾度となく椿姫を嘲笑い、『その身を余に捧げよ』『我が花嫁となれ』と脅迫し続けてきた、忌まわしき怪異の声。  黒いタール状の影は、洗面所の入り口を塞ぐようにゆらゆらと立ち昇り、鏡の前に立つ椿姫の細い背中へと、その不定形な触手を伸ばそうと蠢いた。  だが。  椿姫は振り返らなかった。  驚いて肩を震わせることも、嫌悪に眉をひそめて睨み返すこともしない。  ただ、正面の鏡の中――自分の白い喉元と、そのすぐ背後に黒々と立ち込める澱みのコントラストを、驚くほど静かな、ひややかな瞳で映し出していた。  そして彼女は、鏡越しに、その不定形な黒い影の塊の中で「目の位置」とおぼしき二つの深い空隙へと、自らの視線をぴたりと重ね合わせたのである。 「……もう隠れなくて結構ですわ」  鈴を転がすように澄み切った声が、狭い洗面所に凛と響き渡った。  椿姫の視線は、少しも揺らがなかった。鏡のガラス板を一枚隔てて、自分の瞳と、背後の影の空隙とが一直線に結ばれる。 「そのようなおどろおどろしい化け物のふりなど、もうおよしなさいな。あなたが何者なのか……いいえ、あなたが『どこ』から湧き出たものなのか、今ここで確かめさせていただきますわ」 『……ほう? 何を血迷ったかと思えば、また愚かな強がりか。我は時を統べ、因果を弄ぶ高次の存在……貴様ごとき人間の小娘が、我の深淵を覗き見ることなど――』 「ええ、ええ、そうやって威丈高に振る舞うのも、実に滑稽ですわね」  椿姫は、ふっと唇の端をわずかに持ち上げた。  それは恐怖を押し殺した虚勢の笑みではなかった。  まるで、鍵のかかった自分の秘密の日記帳を、自分自身の手でそっと開く時のような――後ろ暗さと、甘美な背徳感と、胸の奥がきゅっと締め付けられるような切ない疼きを孕んだ微笑みだった。  不思議なことに、鏡越しにその黒い影を見据えれば見据えるほど、椿姫の身体からは一切の防衛本能が抜け落ちていった。  蛇に睨まれた蛙のような硬直はどこにもない。それどころか、背後に立ち込めるその黒い澱みが放つ冷気を吸い込むたび、彼女の肺の奥は甘い麻痺に満たされ、下腹部の奥――まだ兄以外の誰にも触れさせたことのない処女の聖域が、とくん、とくん、と熱く脈打ち始めるのだ。 (ええ……間違いないわ。この冷たさ、この重苦しい澱み……外から私を脅かしていた敵なんかじゃない。だって、こんなにも私の呼吸と、私の胸の痛みと、少しの狂いもなく重なり合っているのですもの……)  椿姫はゆっくりと右手を持ち上げ、鏡に映る自分自身の白い喉元から、鎖骨の間、そしてブラウスの隙間から覗く豊かな胸の谷間へと、自らの指先を滑らせた。  しっとりとした自分の肌は、朝の冷気に触れながらも内側からじんわりと汗ばみ、指先が触れただけでぴくりと敏感に跳ねる。  その椿姫の指の動きに連動するように、背後に浮かぶ黒い影の輪郭が、びくっ、と微かに波打ったのを、彼女の黒曜石の瞳は見逃さなかった。 「私がこうして自分の胸に触れると……あなたも、同じ場所が疼くのではありませんこと?」 『な……っ、何を戯言を……!』  影の声が、初めてわずかに上擦った。  椿姫は答えを待たず、開いたブラウスの隙間から、薄いレースのブラジャーに包まれた自らの左の乳房を、白い手のひらでそっと下から掬い上げた。  たわわに実った柔らかな果肉が、指の間からぷるりと零れそうに歪む。人差し指と中指の腹で、レース越しにぷっくりと膨らんだ乳首の突起を軽く挟み、くにゅり、と押し潰すように転がした。 「っ……ん、はぁ……っ」  自分の指で自分の乳首を弄っただけなのに、背後の黒い冷気がそのまま皮膚から染み込んできたかのように、背骨を伝って強烈な電流が駆け上がった。  椿姫の白い頬がほんのりと桜色に染まり、長い睫毛が濡れたように震える。  同時に、背後の黒い影が「ググッ……」と苦悶のような、あるいは恍惚を堪えるような低い唸り声を漏らし、タール状の表面を激しく泡立たせたのだ。 「ふふ……やっぱり。隠しようがございませんわね」  椿姫は乳首を摘んでいた指をゆっくりと離し、乱れたブラウスの襟元を直すこともしないまま、くるりと踵を返した。  目の前にある黒い影は、椿姫が正面から向き直った途端、まるで光を恐れるかのように洗面所の隅へとわずかに後退りした。一階のベランダからは、はじめが物干し竿にハンガーをかけるカチャカチャという軽快な音と、鼻歌のような微かな吐息が風に乗って聞こえてくる。 「ここでは兄さんに声が聞こえてしまいますわね。……いらっしゃい。私の部屋で、最後までお話しいたしましょう」  椿姫はまるで飼い慣らした獣か、あるいは自分自身の影法師に命じるような穏やかでひややかな声でそう告げると、黒い澱みのすぐ脇を通り抜け、迷いのない足取りで二階の奥にある自室へと向かった。  彼女の素足が廊下のフローリングを踏むたび、純白のレースのショーツの奥では、すでに滾り始めた熱い蜜がじわりと滲み出し、太腿の内側を甘く湿らせていた。         *        *        *  カチャリ、と。  自室のドアを閉め、内側から確実に鍵を回す金属音が、静かな部屋に響いた。  窓には厚手のレースのカーテンが引かれ、五月の眩しい陽光はやわらかく濾過されて、部屋の中を白昼夢のような仄暗い乳白色で満たしている。  椿姫が鍵から手を離して振り返ると、ドアの下のわずかな隙間や、ベッドの下の暗がりから、再びあのタールのような黒い影がずるずると這い出してきていた。逃げ出すこともできず、かといって椿姫に襲いかかることもできないまま、まるで磁石に引き寄せられる砂鉄のように、彼女の足元から部屋の隅にある全身鏡(姿見)の周辺へと集まっていく。 『……貴様、何を企んでいる。密室に閉じこもったところで、我の呪縛から逃れられるわけでは――』 「逃げる? 私がいつ、あなたから逃げると申しましたの?」  椿姫は部屋の真ん中に立ち、腕を軽く組んで、豊満な双丘をぐっと押し上げるような姿勢のまま、姿見の脇で揺らめく黒い影をひややかに見下ろした。  彼女の頭脳は今、かつてないほど澄み渡っていた。  過去二十九回、合計で九百日近くにも及ぶ五月のループ。その中で彼女が積み重ねてきた試行錯誤の記憶が、まるで精密なパズルのピースのように、ひとつの決定的な「解」に向かって収束しつつあった。 「私はただ、答え合わせをしているだけですわ。過去二十九回の『五月』で起きた、いくつもの不自然な現象についての、ね」  椿姫はゆっくりと一歩を踏み出し、ベッドの縁に腰を下ろした。  柔らかなマットレスが沈み込み、スカートの裾がふわりと捲れ上がって、ストッキングを履いていない真っ白な太腿が露わになる。彼女は脚を組むこともせず、少しだけ膝を開いて座ると、目の前の影に向かって淡々と言葉を紡ぎ始めた。 「最初は、あなたの言葉をそのまま信じておりましたわ。あなたは時を操る異界の悪神か何かで、私を屈服させて花嫁にするために、この五月一日からの一ヶ月間を牢獄のように繰り返させているのだと。……ええ、だからこそ私は、あなたの鼻を明かし、兄さんを完全に私のものにしてこのループを打ち破ろうといたしました」  椿姫の脳裏に、初期のループ――『試行A』の記憶が鮮やかに蘇る。  一周目で「ただの品行方正な妹」でいたせいで白石結衣に兄を奪われたと悔やんだ椿姫は、二周目から十数周目にかけて、自らの持つ女の武器を惜しみなく解放した。  毎朝のキッチンでの密着から始まり、バスルームでの不意打ちの洗体奉仕、夜ごとの添い寝、そして柔らかな乳房や白い太腿、甘い唇と舌を使った徹底的なまでの快楽の刷り込み。  思い出すだけでも、椿姫の下腹部の奥がきゅうっと甘く疼いた。  兄・はじめの理性が少しずつ溶け、荒い息を吐きながら「椿姫……っ」と自分の名前を呼んで、その逞しい腕で抱きしめてくれた夜。兄の熱く脈打つ雄の象徴を、この白い双丘の谷間に挟み込み、唾液とオイルでぬるぬるに光らせながら扱き上げ、顔中から胸元まで真っ白な精液で汚された時の、脳が痺れるような多幸感。 「っ……ん……」  記憶の中の兄の精液の匂いと熱量を思い出しただけで、椿姫の呼吸がわずかに乱れた。  ベッドのシーツを掴んでいた右手がいつの間にか自らの太腿の上へと滑り、捲れたスカートの奥、純白のレースのショーツに包まれた秘裂の上へとそっと添えられる。  布地はすでに、彼女の無意識の興奮によってじっとりと湿り気を帯び、熱を持っていた。 「あの時の兄さんは……確かに私に夢中になっておりましたわ。毎晩のように私の部屋を訪れ、私の胸に顔を埋め、私の舌先や指先が与える快楽に溺れて、私なしでは眠れないほどに蕩けてくださっていた。……それなのに」  椿姫の瞳に、ひややかな光が宿る。  甘く緩みかけていた声のトーンが、一気に氷点下へと引き戻された。 「それなのに、五月二十九日の夜になると、必ずすべてが水泡に帰したのです。どれほど前の晩に兄さんの精を最後の一滴まで搾り取っていても、どれほど私との甘い約束を交わしていても……兄さんは必ず、何かに引き寄せられるようにあの駅裏の廃ビルへと通りかかり、不良たちに輪姦されていた白石結衣を見つけ出してしまった。そして、傷ついたあの子を見た瞬間、私と積み重ねた濃密な日々など最初からなかったかのように、『俺があの子を支えなきゃいけないんだ』と、あの子の元へ走ってしまったのですわ」  椿姫の白い指先が、ショーツの上から自らの秘裂をぐっと強く押し付けた。  痛みにも似た圧迫感が敏感なクリトリスを刺激し、彼女の背中がぴくりと震える。悔しさと嫉妬、そしてそれを上回る執念が、彼女の身体の内側でどろどろと渦巻いていた。 「だから私は、次の『試行B』へと移りましたわ。色仕掛けだけでは足りないのなら、そもそもあの忌まわしい事件そのものを物理的に起きないようにしてしまえばいい、と」  十数周目から二十数周目にかけて、椿姫はあらゆる手段を使って『五月二十九日の事件』を未然に防ごうと奔走した。  不良グループの溜まり場を事前に調べて警察に匿名で何度も通報した周回。  白石結衣という女子学生の行動パターンを完璧に把握し、事件当日に彼女を別の場所へ誘導したり、足止めしたりしようとした周回。  さらには、廃ビルの入り口に南京錠をかけ、周囲に監視の目を張り巡らせた周回さえあった。 「……けれど、どうでした? 結果は、気味が悪いほどにすべて同じでしたわ」  椿姫はゆっくりと立ち上がり、部屋の隅で沈黙を守り始めた黒い影へと一歩ずつ近づいていった。  彼女の歩くたびに、ブラウスの胸元が大きく揺れ、甘いバニラと少女の汗が混じり合った芳醇な香気が密室の中に立ち込める。 「私が警察に通報すれば、パトカーはなぜか直前の交通事故に巻き込まれて到着が遅れた。私が白石結衣を足止めしようとすれば、必ず予想外のトラブルが割り込んで彼女を見失い、気がつけば彼女は別のルートからあの廃ビルへと迷い込んでいた。……そして何より異常だったのは、兄さんですわ」  椿姫は黒い影のすぐ目の前――あと少しで爪先が黒いタールの端に届きそうな距離で足を止めた。 「私が事件の夜、兄さんの飲み会をキャンセルさせようとしても、電車の遅延や友人の急病といった偶然のノイズが幾重にも重なって、兄さんは必ずあの時刻、あの廃ビルの前を通ることになった。……まるで、この世界の因果律そのものが、『白石結衣は必ず襲われなければならず、水無月はじめは必ず第一発見者としてその被害者を救わなければならない』と、絶対のルールとして固定しているかのように!」 『……フン、それがどうしたというのだ。我の力をもってすれば、人間の運命を元の軌道に引き戻すことなど造作もないこと――』 「ええ、本当にそうかしら?」  影の虚勢を、椿姫の鋭い声が鮮やかに切り裂いた。  彼女の黒曜石の瞳が、影の奥底を射抜くように細められる。 「ならばお聞きしますわ、自称・悪神様。私がその次に試みた『試行C』……五月二十八日から兄さんに睡眠薬を盛って、この部屋のベッドに手足を縛り付けて監禁した周回のことを、まさかお忘れではありませんわよね?」  黒い影が、びくっ、と大きく形を震わせた。  二十五周目から二十九周目にかけて、論理的な事件回避が不可能だと悟った椿姫が選んだ、狂気の強行手段。  物理的に兄を一歩も家の外に出さなければ、第一発見者になりようがない。そう考えて、彼女は愛する兄を眠らせ、ベッドの柱に柔らかな縄で拘束し、自分だけの密室に閉じ込めたのだ。  眠る兄の無防備な身体に跨がり、縛られたまま目覚めて困惑する兄の唇を塞ぎ、泣きながら、あるいは微笑みながら、兄の熱い肉棒を自らの太腿や乳房、唾液まみれの舌で徹底的に奉仕し続けた、あの甘美で狂おしい監禁の日々。 「あの時、何が起きたか……あなたならよくご存知のはずですわね」  椿姫の白い手が、自らのブラウスの残りのボタンへと伸びた。  ぷちり、ぷちり、とボタンが一つずつ外され、白い布地が左右へと開かれる。  露わになったのは、純白の薄い総レースのブラジャーに包まれた、今にも零れ落ちそうなほど豊満な双丘と、きゅっとくびれた滑らかなウエスト、そして呼吸に合わせて繊細に波打つ白いお腹だった。  影の冷気が直接素肌に吸い付き、椿姫の白い肌に細かい鳥肌が立つと同時に、乳首がレースを突き破らんばかりにぷっくりと勃起する。 「兄さんをこの部屋に縛り付けていたはずなのに……五月二十九日の夜、突然この家の近くでガス爆発のような事故が起き、窓ガラスが割れ、駆けつけた救急隊員や警察官によって兄さんは保護されてしまった。それだけではありませんわ。病院へ搬送される途中の兄さんの目の前に、ちょうど廃ビルから運び出されてきたばかりの白石結衣のストレッチャーが通りかかるという、天文学的な確率の『偶然』まで引き起こして、無理やり二人を出会わせた!」  椿姫は一歩、黒い影の中へと素足を踏み入れた。  じゅわり、と。  冷たいタールのような影が彼女の白い足首に絡みつき、ふくらはぎから膝の裏、そしてスカートの内側の太腿へと、冷たくて熱い奇妙な感触が這い上がってくる。 「あっ……んっ……!」  足首から這い上がる影の感触に、椿姫の全身の神経がびりびりと甘く痺れた。  冷たいはずなのに、その冷気が触れた場所から順番に、まるで兄の熱い手のひらで撫で回された時のような猛烈な発情の熱が湧き上がってくるのだ。太腿の内側が震え、レースのショーツのクロッチが、溢れ出した愛液でぐっしょりと重たく濡れそぼっていく。  それでも椿姫は、荒くなる吐息を必死に整えながら、決定的な問いを影へと突きつけた。 「ねえ、答えてくださいませ! 悪神を名乗るあなたに、世界の物理法則や因果をそこまで捻じ曲げる力があるのなら……なぜ、最初から白石結衣という女の存在そのものをこの世界から消し去らなかったの!? なぜ、私を絶望させて花嫁にしたいはずのあなたが、そこまで必死になって『あの事件』と『兄さんが被害者を救うという構図』だけを、壊れたレコードのように守り続けたのですか!?」  密室に、椿姫の凛とした、しかし熱く潤んだ声が反響した。  逃げ場のない論理の包囲網。  黒い影は、椿姫の白い足首に絡みついたまま、まるで急所を突かれた生き物のように激しく波打ち、そして――完全に沈黙した。  化け物の嘲笑も、威圧的な呪詛の言葉も、もうそこにはなかった。  ただ、部屋を満たすひややかな空気の中で、椿姫自身の荒い呼吸音と、影が微かに震える音だけが、重なり合うように響いていたのである。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(2) ================================================================================  沈黙が、密室の空気を濃密な蜜のように重たく変えていく。  黒い影は、椿姫の白い足首からふくらはぎへと絡みついたまま、反論の言葉ひとつ返すことができずにぶるぶると震えていた。  一階からは、洗濯物を干し終えたらしいはじめがリビングへと戻り、マグカップに新しい珈琲を注いでいるのか、穏やかな日常の気配が微かに伝わってくる。  その平和な響きを感じながら、椿姫は自らの胸の前で、開いたブラウスの裾をそっと握りしめた。 「……黙り込んでしまいましたわね。ええ、答えられないのも無理はございませんわ」  椿姫の黒曜石の瞳が、足元から這い上がる黒い澱みを見つめ、そしてゆっくりと正面の姿見――そこに映る、肌を半ばさらけ出し、頬を薄紅に染めた自分自身の姿へと向けられた。 「だって、あなたは外からやって来た悪神などではないのですもの。私の質問に答えられないのは、あなたが無知だからではなく……それを口にしてしまえば、あなたという『仮面』が完全に剥がれ落ちてしまうからですわよね?」  足首に絡みつく黒い影が、ぎゅうっ、と一段と強く締まった。  だが、そこに痛みはない。むしろ、自分自身の最も敏感な神経の束を直接撫で上げられたような、背筋がゾクゾクと粟立つ甘美な刺激となって、椿姫の下腹部へと突き上げてくる。 「ふぁ……っ、んん……っ」  椿姫の赤い唇から、堪えきれない甘い吐息が零れた。  黒い影の冷たい触手のような先端が、彼女の白いふくらはぎから膝頭を撫で、シフォンスカートの内側へと音もなく滑り込んできたのだ。  ひやりとした感触が、内股の柔らかい皮膚をなぞる。  外敵に触れられているのなら、潔癖で兄以外の何者も受け付けない椿姫の肉体は、即座に激しい拒絶反応を示し、吐き気すら催していたはずだった。彼女はこの身体のすべてを――髪の毛の一本から、白い乳房、まだ男を知らない処女の秘裂、そして後ろの窄まったけつまんこに至るまで――すべて兄・はじめ一人に捧げるためだけの聖域として守り抜いてきたのだから。  それなのに、今、スカートの内側に侵入してきたこの黒い影の感触に対して、彼女の肉体は拒絶するどころか、まるで「ずっと昔から知っていた自分自身の一部」を迎え入れるかのように、とろりとした熱を帯びて開き始めているのだ。 「……なぜ、あなたに触れられても、私の身体は穢れたと感じないのか。……なぜ、今朝あの廊下の冷気に踏み込んだ瞬間、私の心臓はあんなにも懐かしそうに跳ねたのか」  椿姫は、開いたブラウスの上から、自分の左胸――激しく鼓動を打ち始めた心臓の真上に、白い手のひらをぴたりと押し当てた。  トクン、トクン、と。  手のひらの下で、自分の心臓が熱く、速く脈打っている。  そして彼女は、ゆっくりと瞼を閉じた。  三十回目の五月一日の朝から、時間を遡る。二十九周目、二十周目、十周目、二周目……すべての試行錯誤の記憶を巻き戻し、彼女がこれまで無意識のうちに心の奥底の開かずの扉に封じ込めていた、『一番最初の記憶』へと、自らの意識を深く、深く沈めていった。 「思い出しますわ……。すべての始まりだった、あの夜のことを……」  閉じた瞼の裏側に、鮮烈な闇と、網膜を焼き切るような絶望の光景が蘇る。  それは『一周目』の五月三十一日の深夜だった。  両親が翌朝には海外出張から帰国するという、二人きりの生活の最後の夜。  五月二十九日に駅裏の廃ビルで白石結衣を救い出してからというもの、兄・はじめはほとんど家に帰ってこなかった。病院のベッドで錯乱し、男たちの影に怯えて泣き叫ぶ結衣のそばに付きっきりになり、食事も睡眠も削って彼女の手を握り続けていたのだ。  そして、五月三十一日の夜遅く。  ようやく水無月家の玄関のドアが開き、疲れ果てた、しかしどこか異常なほどの使命感に瞳を輝かせたはじめが帰ってきた。  リビングで一人、冷めきった夕食を並べて兄の帰りを待ち続けていた椿姫に、はじめはこう告げたのだ。  ――『ごめんな、椿姫。せっかくの二人きりの一ヶ月だったのに、最後は全然構ってやれなくて』  ――『でも……俺、決めたんだ。白石さんは、あの夜、心も身体もめちゃくちゃに壊されてしまった。俺がそばにいてやらなきゃ、彼女は本当に死んでしまうかもしれない』  ――『お前は昔から優秀で、しっかり者で、俺なんかがいなくても一人で立派に歩いていける自慢の妹だ。だから……俺は、俺のこれからの時間を全部使ってでも、白石さんを支えていこうと思うんだ』  ドクンッ!!  記憶の中の兄の声が脳裏に再生された瞬間、現在の椿姫の心臓が、肋骨を内側から叩き割らんばかりの激しさで跳ね上がった。 「っ……あ、ああ……っ!」  椿姫の白い喉元がひきつり、胸を押さえた指先が、ブラジャーのレースに食い込むほど強く握りしめられた。  思い出した。  あの瞬間、自分の身体の中で何が起きたのかを、少しの曖昧さもなく思い出したのだ。  「自慢の妹」「一人で立派に歩いていける」――兄が何の悪気もなく口にしたその言葉が、鋭利な氷の刃となって椿姫の胸を突き刺し、彼女の心臓を一瞬にして絶対零度へと凍りつかせた、あの感覚を! 「あの日……兄さんが自分の部屋へ戻った後、私は……この部屋に駆け込んで、鍵をかけて……っ」  椿姫は目を見開き、荒い息を吐きながら、よろめくようにベッドの縁へと膝をついた。  スカートの内側に這い込んでいた黒い影が、彼女の記憶の奔流と呼応するように、太腿の付け根から純白のレースのショーツの表面へとべったりと張り付く。  冷たい。  あの夜、心臓が凍りつき、全身の血液が逆流して、指先から順番に感覚がなくなっていった時の、あの死ぬほど冷たい絶望の温度と、今自分の太腿に絡みついている影の温度は、完全に同じだった。  一周目の五月三十一日の深夜。  自室のベッドに倒れ込んだ椿姫は、兄から借りていた大きめのワイシャツを顔に押し当て、声を殺して、喉の奥から血の塊を吐き出すように泣き狂ったのだ。  なぜ。なぜ、私がこんなにも兄さんを愛しているのに。  小学生の頃から、いいえ、物心ついた時からずっと、私の世界には兄さんしかいなかった。兄さんに褒められたくて勉強し、兄さんの好みの味を覚えて料理を作り、兄さんにふさわしい美しい女になりたくて、誰からの告白も一瞥もくれずに切り捨てて、この白い肌も、大きく育った胸も、まだ誰も知らないおまんこも、けつまんこの窄まりさえも、すべて兄さんのために綺麗に磨いて待っていたのに!  それなのに、どうして。  どうして、たった一日、運悪く不良に襲われて汚されただけの見ず知らずの女に、私の十数年分の愛と献身が一瞬で奪われなければならないの!? 「嫌……っ、嫌よ……っ! そんなの、絶対に認めない……っ!」  現在の椿姫の唇から、一周目の夜の絶叫がそのまま漏れ出した。  彼女の白い素肌が、内側から噴き出す凄まじい熱量によってみるみるうちに紅潮していく。  思い出す。あの最初の夜、ベッドの上で兄のシャツを噛み締めながら、自分がどれほど狂おしく、どれほど醜く、どれほど激しく自分の身体を掻きむしって悶え狂ったかを。  あの夜、椿姫は生まれて初めて、狂気じみた自慰に耽ったのだ。  兄をあの女に奪われるという恐怖と嫉妬で頭がおかしくなりそうになりながら、兄の匂いが染み込んだシャツに顔を埋め、自分の手でブラウスの胸を引き裂くように開け放ち、まだ誰にも吸われたことのない乳房を乱暴に揉みしだいた。  『兄さん、兄さん、私のここを見て! あの女なんかより、私の胸のほうがずっと綺麗で柔らかいのよ! 私のおまんこのほうが、まだ誰のモノも入れたことがない、兄さん専用の熱い場所なのよ……っ!』  そう心の中で叫びながら、涙と鼻水と唾液で顔をぐちゃぐちゃにして、下着の中に指を突っ込み、処女の秘裂を何度も、何度も擦り上げた。 「はぁっ、あぁ……っ、思い出すだけで、お腹の奥が……っ!」  追体験する記憶の熱に浮かされ、現在の椿姫の右手もまた、無意識のうちに自らのレースのショーツの脇をずらし、熱く濡れそぼった秘裂の粘膜へと直接触れようとしていた。  くちゅり、と。  自分の指先が、たっぷりと愛液を湛えた小陰唇のひだに触れた瞬間、そこに絡みついていた黒い影の冷気と、自分の指の熱とが混ざり合い、脳天を突き抜けるような快楽の火花が散った。 「ひゃうっ……! んっ、くぅ……っ!」  椿姫はベッドのシーツに片手をつき、背中をぎゅーっと反らして甘い悲鳴を上げた。  ドクン、ドクン、と。  彼女の心臓の激しい拍動が、耳の奥で鐘のように鳴り響く。  いや、耳の奥だけではない。  部屋全体を満たしている黒い影の冷気が、椿姫の心拍と少しの狂いもなく同期して、ドクン、ドクンと重低音の脈動を打ち始めていたのだ!  窓ガラスが微かに震え、姿見の表面が水面のように波打つ。  あの一周目の五月三十一日、深夜零時を迎える直前。  時計の針が『6月1日』へと進み、兄が白石結衣の男になる未来が完全に確定しようとした、その最後の瞬間。  涙と愛液にまみれてベッドの上で痙攣しながら、水無月椿姫が魂の底から絞り出した、血を吐くような祈り――いいえ、世界そのものに対する凄絶な『呪い』の言葉が、今、彼女の脳裏に一字一句違わず蘇った。 「『嫌……っ! 兄さんが私以外の女のものになるなんて、絶対に嫌……!!』」  椿姫は、自らの胸を掻きむしりながら、鏡に向かってその言葉を叫ぶように繰り返した。 「『時間を戻して!! 五月一日に戻して!! あの女に出会う前の兄さんを返して!! 兄さんを誰にも渡さないで……っ、たとえ世界を壊してでも、私自身を呪ってでも、兄さんを私のものにするまで、この五月を絶対に終わらせないでぇっ……!!』」  ドクンッ!!  叫びとともに、部屋の中の黒い影が爆発的に膨れ上がった。  思い出した。  あの瞬間、自分の胸の奥底――心臓と子宮を繋ぐ深い深淵の底で、何か決定的な『枷』が弾け飛ぶ音がしたのだ。  常軌を逸した執念。兄に対する狂おしいまでの独占欲と、純潔を捧げられなかった絶望とが臨界点を突破し、椿姫の内に眠っていた未知の異能――時間と因果そのものを自らの深層意識の望むままに捻じ曲げ、固定する『現実改変・時間遡行の超能力』を暴走させた、あの原初の瞬間! 「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……っ……」  肩で大きく息をしながら、椿姫はゆっくりと顔を上げた。  汗ばんだ額に漆黒の髪が張り付き、開け放たれたブラウスの下では、レースのブラジャーから半分以上も零れ出た白い乳房が、荒い呼吸に合わせてたぷん、たぷんと激しく揺れている。  ショーツの隙間から秘裂に差し込まれたままの自分の指先は、熱い蜜でぬるぬるに濡れ光り、太腿の内側へと透明な糸を引いて垂れ落ちていた。  しかし、それだけ身体を淫らに火照らせながらも、椿姫の黒曜石の瞳だけは、驚くほど深く、静かに澄み切っていた。  彼女は、ベッドの脇から姿見の前へと集まり、自分の心拍に合わせてドクン、ドクンと脈打っている黒い影を見つめた。 「……もう、化け物のふりはおよしなさい」  椿姫の声は、震えてはいなかった。  むしろ、長年の謎が解けたことによる圧倒的な納得感と、自分の内側にこれほどまでの強大な力が秘められていたのだという、暗く歪んだ全能感に満ち溢れていた。 「外から来た悪神などが、あの夜の私の心臓の凍りつくような冷たさを、少しの狂いもなく再現できるはずがありませんもの。……あなたは、外から私を閉じ込めた牢番なんかじゃない」  椿姫は秘裂からぬるりと指を引き抜き、愛液で濡れたその白い指先を、目の前の黒い影へと真っ直ぐに突きつけた。 「あなたは……あの一周目の最後の夜、兄さんを奪われて発狂しそうになった私自身が、時間を引きちぎってでも兄さんを繋ぎ止めるために生み出した、私自身の『超能力』……いいえ、私の深層意識の執念そのものですわね!」  その言葉が密室に響き渡った瞬間。  ピタリ、と。  部屋中の黒い影の動きが、完全に止まった。  一秒、二秒と、張り詰めた静寂が流れる。  そして次の瞬間――黒いタールの塊の奥底から、今までのような濁った化け物の声ではない、まったく別の『音』が漏れ出してきたのである。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(3) ================================================================================  『……ふ……っ、ふふ……』  黒い影の奥から漏れ出してきたその音に、椿姫は微かに息を呑んだ。  それは、これまで二十九回のループの間ずっと彼女の脳髄を引っ掻いていた、あの重く濁った悪神のダミ声ではなかった。  澄み切っていて、どこか気高く、それでいて聞く者の背筋を甘くゾクゾクさせるような、鈴を転がすような美しいソプラノの響き。  他でもない、水無月椿姫自身の『声』だった。  『……クク、アハハハハハッ! アハハハハハハハッ!!』  美しい笑い声が、密室の中に高らかに響き渡る。  不思議なことに、あれほど大きな声で笑っているにもかかわらず、その声は部屋の壁やドアを突き抜けて一階のはじめの耳に届く気配がまったくない。まるで、この部屋そのものが椿姫の精神の内側と直結したひとつの閉じた宇宙になってしまったかのようだった。  笑い声とともに、部屋の四隅や床に広がっていたタール状の不定形な黒い影が、猛烈な勢いで収束を始めた。  ずるずる、しゅるしゅると音を立てて、黒い澱みが一箇所――部屋の隅に置かれた大きな姿見(全身鏡)の表面へと吸い寄せられていく。  鏡のガラス面にべったりと張り付いた黒い影は、まるで水面下に沈んでいた像が浮かび上がるように、急速にその輪郭を引き締めていった。  椿姫はベッドから立ち上がり、乱れたブラウスの前を開け放ったまま、吸い寄せられるように姿見の正面へと歩み寄った。  午前九時三十分。  レースのカーテン越しに差し込む柔らかな光の中で、鏡の表面がゆらり、と波紋を描いて揺らぐ。  そこに映し出されていたのは、白いブラウスを肌蹴させ、純白のレースの下着から豊満な乳房を零れ出させた現実の椿姫だけではなかった。  鏡の中の椿姫のすぐ隣――いいえ、鏡の中の椿姫の像そのものと重なり合うようにして、漆黒の喪服にも似た艶やかなドレスを纏い、白い肌と対照的なほど鮮烈に紅く染まった唇を歪めて、妖艶に目を細めた『もう一人の椿姫』が立っていたのである。  顔立ちも、頬のラインに沿った姫カットの黒髪も、華奢な骨格に不釣り合いなほどたわわに実った双丘の曲線も、現実の椿姫と少しの狂いもなく同じだった。  ただひとつ違うのは、その黒曜石の瞳に宿る光だ。  「品行方正で完璧な妹」という表層の理性を一切合切かなぐり捨て、兄を独占するためなら世界そのものを焼き尽くすことも厭わない、剥き出しのエゴと狂気、そして底なしの性欲と執念だけを煮詰めたような、妖しくも神々しい『黒き聖女』の姿がそこにはあった。 『ようやく気づいたか、愛しい我が本体よ』  鏡の中の黒い椿姫――深層意識のシャドウが、紅い唇を艶やかに動かして語りかけた。  その声は、鏡の表面から響くと同時に、現実の椿姫自身の頭蓋の内側からも直接反響していた。 『いかにも、余は貴様だ。二十九回もの間、悪神の仮面を被って貴様を脅かし、煽り立ててきたが……その正体は、あの一周目の五月三十一日の夜、兄をあの女に奪われ、血の涙を流して世界を呪った貴様自身の超能力、貴様の執念そのものよ』 「私が……私自身の執念で、この終わらない五月を作り出していたというの……?」  椿姫は鏡のすぐ目の前に立ち、ガラスの向こうで微笑むもう一人の自分と、至近距離で視線を絡ませた。  普通の人間であれば、自分が怪異の正体であり、自分自身の狂気が世界をループさせていたのだと知った瞬間、自己嫌悪か恐怖に打ち震えていたことだろう。  だが、水無月椿姫という少女の魂は、そもそも常人の枠には収まっていなかった。  鏡の中のシャドウから真実を告げられた瞬間、椿姫の胸の奥底から湧き上がってきたのは、恐怖でも絶望でもなく――底知れぬほど甘美で、暗く歪んだ『安堵』と『歓喜』だったのだ。 (ああ……そうだったのね。やっぱり、そうだったのね……!)  椿姫の白い頬が、歓喜の熱でぱっと薔薇色に染まった。  彼女の赤い唇が、鏡の中のシャドウとそっくり同じ、妖艶で背徳的な弧を描いてゆっくりと綻ぶ。 「ふふ……あはっ……! なんてことでしょう。私を邪魔していた外敵など、最初からどこにもいなかったのね。あの忌まわしい五月三十一日の夜、私の祈りは……いいえ、私の呪いは、本当に世界をねじ伏せて時間を巻き戻していたのね……!」 『クク、そうだとも。貴様がどれほど表向きは淑やかな妹を装っていようと、貴様の魂の底にある欲望は少しも誤魔化せぬ。「兄・はじめを絶対に誰にも渡さない」「たとえ時間を永遠の檻に閉じ込めてでも、あの男を私だけのものにする」……その狂おしい願いこそが余を生み出し、この五月の支配者たらしめているのだ』  シャドウが鏡の中で一歩前に踏み出すと、驚くべき現象が起きた。  鏡のガラス面がまるで温かいゼリーのようにぷるりと歪み、鏡の中から、黒い半透明のレースを纏ったような美しい白い腕が、現実の空間へとニュッと伸びてきたのである。 「あっ……!」  鏡から伸びてきたシャドウの指先が、現実の椿姫の白い顎先から喉元へと、そっと触れ、絡みついた。  ひやりとした冷気と、それと同時に走る、自分自身の体温そのもののような甘美な電流。  外から別の誰かに触れられているのではない。「自分自身の無意識」「自分自身の剥き出しの性欲」が形を持って現れ、自分自身の肉体を直接愛撫し始めたのだという、言葉にできないほどの倒錯感が、椿姫の脳髄を一瞬で真っ白に焼き切った。 「んっ……、はぁ……っ、あぁ……っ!」  シャドウの細く長い指が、椿姫の首筋から鎖骨の窪みをなぞり、そのまま開け放たれたブラウスの胸元へと滑り込んでいく。  自分の身体のことは、自分が一番よく知っている。  どこをどう撫でられれば一番鳥肌が立つのか。どのくらいの強さで皮膚を押されれば、呼吸が止まるほど気持ちいいのか。表層の椿姫自身すら意識していなかったような微細な性感帯の数々を、深層意識の結晶であるシャドウは、少しの狂いもなく熟知していた。 『ほら、素直になれ、我が半身よ。貴様はずっと、こうして兄に乱暴に、そして甘く暴かれたくて堪らなかったのだろう?』  シャドウのもう片方の腕も鏡の中から伸びてきて、現実の椿姫の細い腰を背後へ引き寄せるように抱きすくめた。  そのままシャドウの指先が、椿姫の背中に回って純白のレースのブラジャーのホックを、ぱちん、と軽やかな音を立てて外す。  支えを失ったブラジャーが肩からゆるりと滑り落ち、ブラウスの袖とともに床へと落ちていった。  露わになったのは、少女の華奢な胴体にはあまりにも贅沢すぎるほど豊満に実った、真っ白な一対の双丘だった。持ち主の荒い呼吸に合わせてたぷり、と重たげに揺れるその頂には、淡い桜色の乳輪と、すでに硬くぷっくりと充血した乳首が、朝の光の中で淫らに自己主張している。 「あ、ああ……っ、私が、私自身に触れられているのに……どうして、こんなに……っ!」  椿姫の膝ががくがくと震え、鏡の表面に自らの額を預けるようにして前のめりに凭れかかった。  ひやりとした鏡のガラスに、熱く火照った額と、無防備に突き出された白い乳房の先端が、むにゅり、と押し潰されるように密着する。  ガラスに押し付けられた自分の桜色の乳首が、鏡の中のシャドウの黒いドレスの胸元とぴたりと重なり合う。  そして、鏡の中から伸びたシャドウの二つの手のひらが、現実の椿姫のたわわな乳房を、両側からむんずと鷲掴みにした。 「ひゃああっ……!? んんっ、あっ、あぁっ……!」  指が、白い果肉に深々とめり込む。  自分で自分の胸を揉むのとは比較にならないほど生々しく、それでいて自分の神経と直結しているがゆえに、触れた側と触れられた側の両方の快感が倍増して脳へとフィードバックされる、狂気じみた快楽のループ!  シャドウの指先が、柔らかいたわわな胸肉を下から持ち上げ、円を描くように激しく捏ね回しながら、親指と人差し指で左右の乳首を同時に摘み上げた。 『見ろ、椿姫。こんなにも硬く尖らせて……端から端まで、兄に吸われ、噛まれ、弄ばれることだけを夢見て育った、実に卑しいおっぱいではないか』 「ち、違いま……っ、あっ、んんっ! 卑しくなんか……っ、これは、兄さんの、兄さんだけの……ひゃうっ!」  シャドウの爪先が、ぷっくりと膨れ上がった桜色の乳首の先を、こりっ、と甘く引っ掻いた。  それだけで、椿姫の背中がぎゅーっと反り返り、頭のてっぺんから足の爪先までチリチリとした強烈な痺れが駆け抜ける。  乳首を転がされるたびに、胸の奥から子宮の入り口へと見えない熱い糸が引っ張られるように繋がり、下腹部の奥が、きゅうっ、きゅうっ、と音を立てて収縮を繰り返した。 『隠すなと言っているだろう。余は貴様なのだからな。……ほら、一階から聞こえるあの音を聞いてみろ』  シャドウが鏡の中から上半身を乗り出すようにして、現実の椿姫の耳元へと紅い唇を寄せた。  ひやりとした吐息が耳介をくすぐり、そのままちろり、と冷たくて熱い舌先が耳たぶを舐め上げる。  その言葉に誘導されるように、椿姫の鋭敏になった聴覚が、一階のリビングから微かに響いてくる兄・はじめの気配を捉えた。  ページをめくる紙の音。おそらく、大学の講義のレポートか課題の資料を読んでいるのだろう。時折、椅子が軋む音や、「ふぅ……」という兄の低い吐息のような気配までが、静かな家の中を伝って二階の密室まで昇ってくるような錯覚に陥る。 「あ……っ、兄さん……っ、兄さんが、すぐ下に……っ」 『そうだ。すぐこの床の下に、貴様が世界を壊してまで手に入れようとしている愛しい兄がいる。何も知らず、二階で可愛い妹が自分自身の影に乳房を揉みしだかれて発情しているとも知らずにな……クク、たまらぬであろう?』 「あぁっ……! や、やめて……っ、そんなふうに言われたら、私……おまんこが、止まらなくなってしまいますわ……っ!」  シャドウの淫靡な囁きと、左右の乳首を執拗にひねり上げ、引っ張り上げる指技に、椿姫の理性は脆くも崩れ去っていった。  自分自身の深層意識に暴かれる、自分の最も淫らで本能的な性癖。  彼女は「見られること」「見せつけること」、そして「兄の気配を感じながら背徳的な快楽に溺れること」が、魂の底から大好きだったのだ。  シフォンスカートの下で、純白のレースのショーツはもはや限界を超えて愛液を吸い込み、内股を伝って透明で粘り気のある蜜が、たらり、と白いふくらはぎへと垂れ落ちていった。  シャドウの片手が乳房から離れ、滑らかなお腹の曲線からへその窪みをなぞり、そのままシフォンスカートのウエストのホックへと伸びる。  シュルリ、と。  薄いスカートが腰から滑り落ち、椿姫の足元に柔らかい布の輪を作った。  今や、鏡の前の椿姫の身体に残されているのは、愛液でぐっしょりと濡れ透けて、下の桜色の秘裂の形がくっきりと浮き上がった純白のレースのショーツただ一枚だけだった。  そしてシャドウの黒い半透明の指先は、その最後の布地さえもゆっくりと引き下ろし、まだ誰も足を踏み入れたことのない処女の秘所と、その奥に隠されたさらなる蜜壺へと、容赦なく迫ろうとしていたのである。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(4) ================================================================================  ちゃぷり、と。  静まり返った二階の密室に、到底お嬢様の部屋から響くとは思えないほど粘り気のある水音が鳴った。  鏡の中から伸びてきたシャドウの黒い半透明の指先が、現実の椿姫の腰骨に引っかかっていた純白の総レースのショーツに指をかけ、ゆっくりと、焦らすように下へと引き下ろし始めた音だった。 「あ……っ、んん……っ」  椿姫は、ひやりとした姿見のガラス面に自らの白い額と豊満な乳房を押し付けたまま、羞恥と興奮に濡れた黒曜石の瞳で、鏡の中に映し出されるその光景を食い入るように見つめていた。  極薄のレースの布地が、丸みを帯びた白い臀部から太腿の付け根へと滑り落ちていく。  その瞬間、ショーツのクロッチ部分と、椿姫の熱く充血した秘裂との間に、きらきらと光る透明な愛液の糸が幾筋も張り詰められ、ぷつん、ぷつんと音を立てて弾けた。  太腿の半ばまで下ろされたショーツが、白い肌を締め付けるように絡みつく。  そして、レースのカーテン越しの淡い陽光の下に、水無月椿姫がこれまで兄・はじめ以外の誰にも――いいえ、過去二十九回のループの中でさえ、最後の一線だけは頑なに守り続けてきた『処女の聖域』が、完全に無防備な姿を晒け出した。 『……ふふ、見事な眺めではないか、椿姫。見ろ、自分の手で隠してきたその秘密の花園が、今どれほど卑しく口を開いているかを』  鏡の中の黒い椿姫――シャドウが、現実の椿姫の耳元に紅い唇をぴったりと寄せ、甘い毒のような吐息を吹きかけた。  シャドウの片腕が椿姫の細いウエストを抱き上げ、もう片方の手が彼女の白い右の太腿の裏側へと回り込む。そのまま、まるで赤子に排泄を促すかのように、あるいは愛人に自らの秘所を陳列させるかのように、椿姫の右脚をぐっと高く持ち上げさせ、鏡のすぐ脇に置かれたベルベット張りのドレッサースツールの上へと乗せさせたのだ。 「ひゃっ……! あ、足を開かせないで……っ、鏡に、ぜんぶ映ってしまいますわ……っ!」 『映しているのだよ。だって貴様は……いいえ、私たちは、こうして自分の綺麗な身体を、一番恥ずかしい場所を、見せつけるのがたまらなく好きなのであろう?』 「っ……! そ、そんなこと……っ、あぁっ……!」  否定しようとした椿姫の言葉は、熱い吐息となって溶け消えた。  なぜなら、片足を高くスツールに乗せ、鏡に向かって自らの股間をぱっくりと開け放ったその瞬間、彼女の背骨を駆け上がったのは、羞恥を遥かに凌駕する猛烈な『被視姦の快楽』だったからだ。  鏡の中には、一糸まとわぬ白い裸体を晒し、たわわな双丘をガラスに押し潰して、片足を大きく開いた自分自身の淫らな姿が、少しの曇りもなく映し出されている。  まだ一度も陰毛を生やしたことのない、あるいは少女特有の滑らかさを保った真っ白な恥丘の下には、淡い桜色をした縦の筋――処女のおまんこが、内側から溢れ出す熱い蜜でぬるぬると艶めかしく光っていた。  普段は上品に閉じているはずの小さな花びらのような小陰唇が、発情の熱によってぷっくりと充血して膨らみ、少しだけ左右に押し開かれている。その中心のほんのわずかな隙間からは、まだ誰の肉棒も受け入れたことのない処女膜の奥の、鮮やかな紅色の粘膜がちらちらと覗いていた。  そしてさらにその下、股間の最も深い谷間の奥には、愛液の雫が伝い落ちて濡れそぼった、小さく可愛らしい桜色の菊座――けつまんこの蕾までが、椿姫の荒い呼吸に合わせて、ひくっ、ひくっ、と生き物のように収縮しているのがはっきりと見て取れたのである。 「ああ……っ、見えてる……っ、私のおまんこも、けつまんこも……鏡の中で、こんなに、はしたなく開いて……っ!」  椿姫の白い頬が、熟れた林檎のように真っ赤に染まった。  自分で自分のその言葉を口にした途端、脳の奥で何かがぷつんと弾け、おまんこの奥から新しい愛液が、どくん、と音を立てて噴き出した。  透明で粘度の高い蜜が、桜色の秘裂から溢れ出し、下のけつまんこの皺をなぞるように伝って、スツールに乗せていない左足の太腿の内側へと、たらーり、と熱い筋を描いて流れ落ちていく。 『クク……言葉にするだけで蜜を漏らすとはな。いつもは「兄さん、兄さん」と清純な妹の仮面を被っておきながら、その実態は、自分の開いたおまんこを鏡で見つめるだけで濡れそぼる変態女ではないか』  鏡の中のシャドウが、妖艶に目を細めて嘲笑う。  だが、その声には冷たい蔑みではなく、自分自身の愛おしい淫乱さを隅々まで肯定し、甘やかすような深い慈愛と共犯の響きが込められていた。  シャドウの黒い半透明の指先が、ゆっくりと下がり、椿姫の開かれた太腿の付け根――鼠径部の柔らかい皮膚へと触れた。 「んっ……! はぁ、あぁっ……!」  ひやりとした影の指が、熱く火照った内股をなぞる。  その温度差が、椿姫の皮膚感覚を極限まで鋭敏に引き上げた。  シャドウの中指と薬指が、溢れ出した愛液を掬い取るようにして、下から上へと――けつまんこのすぐ脇の会陰から、ぷっくりと膨らんだおまんこの縦筋へと、ぬるり、と這い上がったのだ。 「ひゃうっ……! あっ、そこっ、いきなりおまんこに触っちゃ……んんっ!」  くちゅ、くちゅり、と。  自分の指先でありながら、自分の意志とは無関係に動く「深層意識の指」が、敏感に充血した小陰唇のひだを優しく、しかし執拗に押し広げ、撫で上げる。  表層の椿姫が自慰をする時は、いつもどこか遠慮がちに、あるいは兄の指を想像しながら恐る恐る触れていた場所だった。  しかしシャドウの指には、一切の遠慮も躊躇もなかった。  椿姫が本当はどれほど強く擦られたがっているか、どの角度で粘膜を引っ張られれば脳が蕩けるかを完全に把握している指先が、たっぷりの愛液を潤滑油にして、桜色の花びらをねっとりと捏ね回す。 『ほら、鏡から目を逸らすな、椿姫。貴様のおまんこが、余の指にどうやって絡みついてくるか、その目でしっかりと見届けるのだ』 「み、見てますわ……っ、んあっ、あぁっ! 私のおまんこが、黒い指に、くちゅくちゅって広げられて……っ、綺麗なのに、すごく、いやらしいですわ……っ!」  椿姫は鏡のガラスに押し付けた額をすりすりと揺らしながら、熱に浮かされた瞳で自分の股間を見つめ続けた。  鏡の中では、半透明の黒い指が、白い太腿の間で鮮やかな桜色の粘膜を左右に押し広げている。  指先が動くたびに、くちゅ、ぬちゅ、という卑猥な水音が密室に響き、小さな膣口が「もっと奥まで」とねだるようにパクパクと開閉する。  同時に、背後の椿姫の豊満な双丘を掴んでいたシャドウのもう片方の手が、ガラス面に押し潰された白い乳房を横からぎゅうっと揉みしだき、硬く勃起した乳首を指の腹でぐりぐりと転がした。 「あぁっ! む、胸も一緒は……っ、乳首と、おまんこが、繋がって……っ、ひゃああっ!」  上から下へ、下から上へと、快楽の電流が背骨を往復する。  椿姫の華奢な背中がぎゅーっと反り返り、豊かな乳房が鏡のガラス面でたぷんと大きく弾んだ。ガラスの表面に、彼女の熱い汗と、乳首の先から滲んだわずかな脂が、白く淫らな跡を残す。 『これしきのことで乱れるな。まだ入り口を撫でただけではないか。……ほら、貴様が毎晩、兄の逞しい指や舌を夢見て擦り続けてきた、一番弱い豆はここだろう?』  シャドウの指先が、おまんこの上端――小さな包皮の下でパンパンに充血し、赤いルビーのように顔を覗かせていたクリトリスへと辿り着いた。  そのまま、黒い人差し指と中指が、その敏感な突起を上下から挟み込み、薄皮ごとくにゅり、と優しく押し潰すように擦り上げた。 「~~~っ!! あ、あああっ!! そこっ、クリトリス、すごいですわっ……!!」  声にならない絶叫が、椿姫の喉から迸った。  スツールに乗せていた右足の爪先がピンと伸び、支えている左足の膝がガクガクと笑う。  クリトリスに触れられた瞬間、それが「冷たい影の指」であることさえ忘れさせるほどの、焼けるような快感の塊が下腹部全体を直撃したのだ。  なぜなら、シャドウの指の動きは、椿姫がこれまで二十九回のループの中で「兄・はじめにこうやって舐めてもらった時が一番気持ちよかった」「こうやって指で弾かれた時に頭がおかしくなりそうだった」と記憶していた、すべての快楽の最高潮のパターンを、少しの狂いもなくトレースして再現していたからだった! 「あっ、んんっ! これ、兄さんの……っ、兄さんに舐めてもらった時と、同じ動き……っ! どうして、そんなことまで……っ、ひゃうっ、あぁんっ!」 『クク、当たり前であろうが。貴様が兄に愛撫されて蕩けた記憶は、すべて余の記憶でもあるのだ。あの男の熱い舌が、貴様のこの小さな豆をどうやって吸い上げ、どうやって転がしたか……余は細胞のひとつひとつまで完璧に覚えておるぞ』  シャドウが妖しく微笑みながら、クリトリスを摘んだ指先を、まるで舌先でチロチロと高速で舐め上げるかのように細かく振動させた。  じゅる、くちゅ、ちゅぷ、と愛液が泡立つ音が響く。  椿姫の脳裏に、過去のループで兄・はじめの顔を自らの太腿の間に挟み込み、その真面目で優しい兄に、自分のおまんこをむしゃぶりつくように舐めさせた時の記憶が鮮烈にフラッシュバックした。  兄の少しざらついた熱い舌。  最初は戸惑いながらも、椿姫が甘い声で「兄さん、そこ、もっと舐めてくださいませ……っ」とねだるたびに興奮して鼻息を荒くし、溢れ出る妹の蜜を喉を鳴らして飲み干してくれた、あの至福の瞬間。  今、鏡の前で自分のシャドウにクリトリスを責められているのに、椿姫の感覚の中では、まるで股間に兄の熱い顔が埋まっていて、兄の舌と自分の影の指とで同時にむしゃぶり尽くされているかのような錯覚が渦巻いていた。 「あぁっ、兄さんっ、兄さん……っ! 好きですわ、おまんこ舐められるの、大好きですわ……っ! もっと、もっと私のおまんこ、ぐちゃぐちゃにしてくださいませ……っ!」  椿姫は半ばうわ言のように愛する兄の名を呼びながら、自らの腰を前後に激しく揺すり始めた。  逃げるどころか、シャドウの黒い指先に向かって、自分から濡れそぼった秘裂をぐいぐいと擦り付けていく。  鏡の中の黒い椿姫は、そんな本体の淫らな盛りようを満足げに見下ろしながら、さらに深く、さらに背徳的な領域へとその黒い手を伸ばしていった。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(5) ================================================================================  『ふふ……本当に救いようのないほど淫らな身体だな、我が本体よ。兄の名前を口にしただけで、こんなにもおまんこから蜜を噴き出すとは』  鏡の中のシャドウが、紅い唇を艶やかに歪めて囁く。  その直後、姿見のガラス面が大きく波打ち、鏡の中からさらに一対の黒い半透明の腕がニュッと伸びてきた。  人間の物理法則を超越した、超能力(シャドウ)ならではの異形の愛撫。  四本になった黒い腕が、一糸まとわぬ椿姫の白い裸体へと一斉に絡みついた。  上の一対の手は、鏡に押し付けられた豊満な双丘を両側から鷲掴みにし、柔らかいたわわな果肉を絞り上げるように揉みしだきながら、硬く尖った桜色の乳首を指先で執拗にひねり上げる。  そして下の一対の手は、片足を高くスツールに乗せてぱっくりと開かれた股間へと滑り込み、一方は充血したクリトリスと処女の膣口を、もう一方は――滴り落ちる愛液でぬるぬるに濡れ光った後ろの窄まり、けつまんこの蕾へと真っ直ぐに伸びていったのである。 「ひゃうっ!? あ、あっ、待って……っ、う、後ろまで触るなんて……っ!」  シャドウの細く長い中指の腹が、おまんこのすぐ下でひくひくと収縮していた桜色のけつまんこの皺に、ぷにり、と押し当てられた。  瞬間、椿姫の全身に、クリトリスや乳房を責められた時とはまったく質の異なる、背골の芯がゾクゾクと凍りついてから一気に沸騰するような、強烈な倒錯の電流が駆け抜けた。 『待てだと? どの口が言うか、椿姫。貴様が過去のループの中で、兄に後ろから抱きしめられながら、このけつまんこまで指で弄ばれて、どれほど浅ましい声でヨガり狂ったか……余が知らぬとでも思ったか?』 「あ、ああっ……! そ、それは……っ、んんっ!」  図星を突かれ、椿姫の白い顔が耳の先まで真っ赤に沸騰した。  彼女の肉体は、生まれつき異常なまでに感度が高く、全身が性感帯の塊と言っても過言ではなかった。そして過去二十九回のループの中で、兄・はじめに様々な形で愛撫され、奉仕を重ねるうちに、前のおまんこだけでなく、後ろのけつまんこの粘膜さえも、指先が触れただけで甘い痺れを放つ極上の性感帯としてすっかり開発されきっていたのだ。  シャドウの指先は、椿姫のおまんこから止めどなく溢れ出る熱い愛液をたっぷりと絡め取ると、それを潤滑油にして、けつまんこの窄まった入り口をくるくると円を描くように撫で回した。 「んっ、くぅ……っ、あぁ……っ! けつまんこ、ぬるぬるして……っ、指が、入ってきそうですわ……っ!」  くちゅ、ぬぷり、と。  愛液で十分に湿り、熱を持って緩み始めたけつまんこの蕾に、シャドウの黒い中指の先端が、第一関節までゆっくりと沈み込んでいく。  処女のおまんこはまだ兄の肉棒のために純潔の膜を守っているが、後ろのけつまんこにはそれを阻む膜はない。きゅうっと指先を締め付ける熱い括約筋の輪が、自分自身の影の指を、まるで待ち侘びていた恋人の指ででもあるかのように、ねっとりと吸い付くように迎え入れた。 「あぁっ……! は、入ってる……っ、私のけつまんこに、私の指が……っ、んああっ!」 『どうだ、椿姫。乳首も、クリトリスも、おまんこの入り口も、そしてこの卑しいけつまんこも……すべて同時に、自分自身の欲望に犯される気分は!』  シャドウの四つの手が、完璧なハーモニーを奏でるように一斉に動き出した。  左右の乳房がたぷん、たぷんと激しく揺さぶられ、乳首が爪先でカリカリと引っ掻かれる。  同時に、前のおまんこでは、黒い人差し指が処女膜の手前の浅い膣口――最も神経が集中する入り口のひだと前壁のGスポットの端を、くちゅくちゅと小刻みに掻き回しながら、親指の腹でクリトリスをぐりぐりと押し潰す。  そして後ろのけつまんこでは、第二関節までずぶりと飲み込まれた黒い中指が、内壁の熱い粘膜を抉るように回転しながら、膣との薄い隔たりである肉壁を裏側からぐいぐいと圧迫し始めたのだ! 「ひゃあああっ!! あっ、あぁっ、すごっ、すごすぎますわっ……!! ぜんぶ、ぜんぶ気持ちいい場所ばかり、いっぺんにされて……っ、頭が、おかしくなってしまいますわぁっ……!!」  椿姫は鏡のガラス面に両手をつき、華奢な背中をぎゅーっと極限まで反らして、鈴を転がすような美声で淫らな嬌声を響かせた。  自分の声なのに、密室の魔法によって外へは漏れず、すべて部屋の中で反響して自分の耳へと返ってくる。  その自分の喘ぎ声が、さらなる催淫剤となって彼女の脳髄を溶かしていく。  ガタン、と。  その時、一階のリビングから、はじめが椅子から立ち上がり、キッチンへ飲み物を取りに行くような微かな足音が床下から伝わってきた。  すぐ数メートル下に、最愛の兄がいる。  もし今、兄が何かの用事で階段を昇ってきて、この部屋のドアノブに手をかけたらどうなるだろう。  鍵のかかったドアのすぐ向こうで、自慢の清楚な妹が、一糸まとわぬ全裸で姿見に乳房を押し付け、片足をスツールに上げて股間をぱっくりと開き、おまんことけつまんこの両方を愛液まみれにして、見えない自分の影に犯されながら白目を剥きかけている――そのあまりにも淫靡で狂気じみた光景を想像した瞬間、椿姫の興奮は限界を突破した。 『ほら、兄が動いたぞ、椿姫。ここであの男を呼んでみるか? 「兄さん、私のおまんことけつまんこを見てください」と叫んでみるか?』 「あ、あああっ!! み、見せたいっ……! 兄さんに、こんなにはしたなく濡れてる私のおまんこも、けつまんこも、ぜんぶ見せつけたいですわっ……!! でも、今はっ、あぁっ、シャドウの指が、気持ちよすぎて……っ!」  シャドウが鏡の中から、自らの紅い唇を現実の椿姫の白い首筋へと押し当て、ちゅううっ、と音を立てて強く吸い上げた。  冷たくて熱い吸着力。  首筋から鎖骨、そして鏡のガラス越しに重なり合った乳房の谷間へと、シャドウの舌が這い回る感触がダイレクトに伝わってくる。 『貴様が兄を誰にも渡したくないと願う限り、この五月は終わらぬ。余は貴様の欲望の器なのだからな。さあ、我慢せずにイけ、我が本体よ。貴様自身の狂おしい愛と性欲の深さを、その身体で味わい尽くすのだ!』  シャドウの囁きとともに、おまんこの浅い入り口とクリトリスを責める指、そしてけつまんこの奥を抉る指が、まるでミキサーのように激しく連動して粘膜を掻き回した。  ぐちゅ、じゅぷ、ずちゅ、くちゅるっ……!  処女の秘裂からは、もはや雫ではなく、透明な小川のように愛液が溢れ出し、けつまんこに出入りする黒い指を泡立つほど白濁させていく。  前と後ろの穴を隔てる薄い肉壁が、両側からシャドウの指に挟み込まれてくにゅくにゅと揉み潰され、その刺激が子宮の入り口へと直撃した瞬間――。 「っ、あ、あああああっ!! 来ますわっ、すごいのが、お腹の奥からっ……!! 兄さんっ、兄さん、私っ、私の中で、イっちゃいますわあああっ……!!」  ビクンッ、ビクビクンッ!!  椿姫の白い裸体が、感電したかのように激しく跳ね上がった。  背中をぎゅーっと反らし、美しい黒髪を振り乱しながら、彼女は自分自身のシャドウの腕の中で、猛烈な絶頂の奔流へと呑み込まれていった。  ぷしゃあっ、と。  強く引き締まったおまんこの入り口から、熱い潮のような愛液が勢いよく噴き出し、目の前の姿見のガラス面をびしゃびしゃと濡らして、そこに映る黒い椿姫のドレスの裾へと降り注ぐ。  けつまんこの括約筋も、飲み込んだシャドウの中指をちぎれんばかりの強さでギチギチと締め付け、乳首からクリトリス、子宮の奥、そして足の爪先に至るまで、全身のあらゆる神経が真っ白な快楽の閃光に焼き尽くされていった。 「はぁっ……! あっ、んんっ……、あ、あぁ……っ……」  十数秒にも及ぶ長い、深い痙攣。  おまんこもけつまんこも、ひくひくと小刻みに収縮を繰り返し、そのたびに新しい蜜がとろりと溢れ出しては白い太腿を伝い落ちていく。  スツールに乗せていた右足から力が抜け、椿姫の華奢な身体が、糸の切れた操り人形のように鏡の前でずるずると崩れ落ちそうになった、その時だった。  ――ふわり、と。  鏡のガラス面が、まるで水面の幕が開くように大きく揺らぎ、その中から『黒いドレスを纏ったもう一人の椿姫(シャドウ)』の上半身、そして全身が、半ば実体化した冷たくて甘い質量を持って現実の部屋へと滑り出してきたのである。  シャドウは、絶頂の余韻で震える現実の椿姫の白い裸体を、背後から、そして正面へと回り込むようにして、自らの黒いドレスの胸元へと優しく、しかし逃がさない強さで抱き留めた。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(6) ================================================================================  「はぁ……っ、ん、くぅ……っ……」  激しい絶頂の余波に身を震わせながら、椿姫は自分自身のシャドウ――黒い喪服のようなドレスを纏ったもう一人の自分に抱きかかえられ、鏡の前から数歩離れたベッドの縁へとゆっくりと誘われた。  ぽすん、と柔らかなマットレスの上に白い臀部が沈み込む。  汗と愛液でしっとりと濡れ光る現実の椿姫の素肌に、シャドウの纏う黒いドレスの冷たいシルクのような感触が擦れ合い、鎮まりかけていた皮膚の感覚を再びちりちりと逆撫でした。 『ふふ……見事なイきっぷりだったぞ、我が本体よ。鏡が貴様の蜜ですっかり汚れてしまったではないか』  シャドウはベッドに座り込んだ椿姫の両膝の間に、自らの黒いドレスに包まれた脚を割り込ませるようにして立ち、上から覗き込むようにして微笑んだ。  同じ顔、同じ黒髪、同じ黒曜石の瞳。  ただ、一方は一糸まとわぬ純白の裸体で頬を薔薇色に染めて喘ぎ、もう一方は漆黒のドレスを纏って妖艶な支配者の笑みを浮かべている。  シャドウの白い手が伸び、椿姫の汗ばんだ顎先をそっと掬い上げた。  そして、逃げる隙も与えず、鏡から抜け出した黒い聖女は、現実の椿姫の桜色の唇へと、自らの紅く染まった唇をぴたりと重ね合わせたのである。 「んっ……!? んむっ、ちゅう……っ、れろ、んぅ……っ!」  唇が重なった瞬間、椿姫の瞳が大きく見開かれ、すぐにトロンと熱っぽく細められた。  自分自身の唇の柔らかさ。  そして、少し開いた歯列の隙間から滑り込んできたシャドウの舌は、ひやりと冷たいのに、絡み合った途端に椿姫自身の体温と同じ熱を帯びて、彼女の舌をねっとりと吸い上げてきた。  ちゅう、じゅる、れろ、ぴちゃ……っ。  密室に、少女同士――いいえ、自分自身と深層意識とが交わす、背徳的で淫靡なディープキスの水音が響き渡る。  自分の舌の動かし方の癖も、上顎のどこを舐められれば背筋がゾクッとするかも、すべてが完全に一致している。シャドウの舌先が椿姫の舌の裏側を甘くくすぐり、溢れ出る唾液を交換し合うたびに、椿姫のおまんこの奥が再びきゅうっと疼き、シーツの上に新しい愛液の染みを作った。  同時に、シャドウの片手が椿姫の豊かな左の乳房を優しく揉みほぐし、もう片方の手が、まだひくひくと余韻で震えている太腿の間の秘裂とけつまんこの周辺を、まるで労わるようにゆっくりと撫で回し続けている。  過去の経験から、椿姫はただ激しいだけの行為よりも、こうして体温と吐息を溶かし合うような、緩やかで甘い愛撫がたまらなく好きだった。  シャドウはそのことも完璧に理解しており、先ほどまでの嵐のような責めから一転して、椿姫の全身を甘い蜜の海で包み込むような、ねっとりと優しい愛撫で彼女の魂を蕩かしていく。 「ぷはっ……、はぁ、はぁ……っ、んっ……私の唇って、こんなに柔らかくて、甘い味がしましたのね……」  長い接吻の果てに唇が離れると、二人の唇の間に銀色の唾液の糸が艶めかしく伸びて、ぷつりと切れた。  椿姫はシャドウの黒いドレスの胸元に自らの白い頬を預け、自分の乳房を揉みしだくシャドウの腕にそっと自らの白い手を重ねながら、うっとりとした吐息を漏らした。  恐怖や違和感は、もはや欠片も残っていなかった。  自分の内側に眠っていた狂気と超能力(シャドウ)を完全に受け入れ、肉体的にも精神的にも融解し合ったことで、椿姫の心には、まるで世界そのものを自分の掌の上に載せているかのような、深く静かな全能感が満ち始めていた。  だからこそ。  甘い快楽のさざ波に身を委ねながらも、椿姫の黒曜石の瞳の奥には、再びあの極めて明晰でひややかな知性の光が、鋭く蘇ってきたのである。 「……ねえ、もう一人の私。あなたとこうしてひとつに重なり合って、ようやくすべてが腑に落ちましたわ」  椿姫は、自分の乳首を甘く転がし続けるシャドウの指先を見つめながら、静かに、しかし核心を射抜く声で問いかけた。 「時間を巻き戻していたのが私の超能力であり、あなたが私の深層意識そのものなのだとすれば……ひとつだけ、どうしても確認しておかなければならないことがありますの」 『ほう……何だ? 言ってみろ、我が本体よ』  シャドウは面白そうに目を細め、椿姫のおまんこの縦筋を指の腹でくちゅりと撫で上げながら答えた。  椿姫は「んっ……」と小さく甘い声を漏らして腰を揺らしながらも、視線だけは少しも逸らさずにシャドウの瞳を見据えた。 「なぜ、あの事件は必ず起きるの? もし私の超能力が、一ヶ月分の時間を丸ごと巻き戻し、ガス爆発を起こしてまで世界の因果を書き換えるほど万能なのなら……どうしてあなたは、最初から『五月二十九日の事件』そのものをこの世界から消し去ってしまわなかったの?」  それは、先ほど洗面所からこの部屋へ戻ってきた時に椿姫が突きつけた疑問の、さらに一歩奥にある本質的な問いだった。  敵が外の悪神なら「嫌がらせのため」で説明がつく。  だが、時間を戻しているのが「兄を誰にも渡したくないと願う椿姫自身の無意識」であるならば、邪魔者である白石結衣が襲われる事件など、最初から起きないように因果を改変すればいいはずだ。事件さえ起きなければ、兄・はじめが白石結衣を救うこともなく、二人はただの同じ大学の顔見知り程度のまま、平和に五月を終えられるはずではないか。  それなのに、なぜ「私自身の深層意識」が、二十九回もの間、頑なに白石結衣が廃ビルで輪姦されるあの凄惨な事件を起こし続け、兄をその現場へと向かわせ続けたのか?  椿姫の問いかけに、シャドウの指先がぴたりと止まった。  そして、鏡から抜け出した黒き聖女は、まるでまだ真実に辿り着けない幼い妹を哀れむかのように――あるいは、最も残酷で最も甘美な秘密を打ち明ける共犯者のように、ゆっくりと紅い唇を開いたのである。 『……消せるわけがなかろう、椿姫』  シャドウの声は、驚くほど静かで、そして底知れぬほどひややかだった。 『なぜなら、余は……いいえ、貴様の深層意識は、最初から骨の髄まで知り抜いていたからだ。「兄・水無月はじめという男の本質」をな』 「兄さんの……本質……?」 『そうだ。思い出してみろ、椿姫。試行Aで、貴様があの男を毎晩のようにその白いおっぱいと甘い舌で奉仕し、精液を最後の一滴まで搾り取って、快楽でドロドロに蕩けさせた時のことを』  シャドウの指が、再び椿姫の濡れそぼったおまんこの入り口を、ずぷり、と浅く押し広げた。  「あっ……」と椿姫の背中が震える。 『あの男は確かに、貴様の若い肉体が与える極上の快楽に溺れた。貴様の胸に顔を埋めて喘ぎ、貴様なしでは夜も眠れぬほどに欲情していた。……だがな、椿姫。あの男は、それで貴様に「一生を捧げる」と誓ったか? 貴様のために「自分の人生のすべてを投げ打つ」と決意したか?』 「っ……! そ、それは……」  椿姫の言葉が詰まった。  脳裏に蘇るのは、試行Aの数々の周回での、兄・はじめの表情だ。  どれほど激しい快楽を教え込んでも、どれほど毎晩のように甘い吐息を交わしても、翌朝になれば、兄はどこか罪悪感に揺れる優しい目をして、「椿姫、こんなことは本当はよくないよな……俺がちゃんとしなきゃな」と呟いていたのだ。  そして五月二十九日の夜、廃ビルでボロボロに壊された白石結衣を見つけた瞬間、兄は椿姫と重ねた快楽の日々など一瞬で振り切って、迷いなく「傷ついた被害者」のもとへと駆け寄っていった。 『認めたくなかっただけで、貴様の魂の底は最初から気づいていたのだよ』  シャドウは、椿姫の白い頬を両手で包み込み、その黒曜石の瞳の奥底へと残酷な真理を流し込むように囁いた。 『水無月はじめという男はな、どれほど極上のセックスや快楽を与えられようとも、それだけで魂の底から女に縛り付けられるような浅い男ではない。あの男が、自分の理性を焼き切り、道徳も未来もすべて投げ打って、ひとりの女に一生を捧げる絶対のスイッチは、この世にただひとつしか存在しないのだ』  ゴクリ、と。  椿姫の白い喉が鳴った。  シャドウの紅い唇が、耳元で決定的な言葉を紡ぐ。 『――それは、「取り返しのつかないほど残酷に壊された弱者を、自分だけが救い出し、一生守ってやること」。ただそれだけだ』  ドクンッ!!  心臓が、凍りつくような衝撃とともに跳ね上がった。  椿姫の全身の皮膚が粟立ち、開かれたままの秘裂とけつまんこが、恐怖にも似た強烈な戦慄でキュウッと収縮する。  シャドウの声は、容赦なく続いた。 『もし、五月二十九日に何も起きず、無傷で平和な日常のまま五月が終わればどうなる? あの男は、優秀で、美しく、何の傷もない完璧な貴様のことを、「俺がいなくても立派に生きていける自慢の妹」として微笑ましく見守り、やがてはどこかの別の女と健全な恋をして、貴様のもとから去っていくだろう。……快楽で誘惑しても同じだ。無傷で強い貴様がいくら色仕掛けをしようと、あの男の「庇護欲」という最大の急所は、少しも刺さらぬのだからな!』 「あ……っ、ああ……っ……」  椿姫の瞳が、驚愕と、そしてあまりにも深い『納得』によって大きく見開かれていく。  なぜ、事件が消えなかったのか。  なぜ、自分の超能力が、どれほど世界を捻じ曲げてでも「五月二十九日の輪姦事件」と「兄が第一発見者として被害者を救う構図」だけは絶対に消去せず、頑なに守り続けていたのか。  その本当の理由が、今、雷光のように椿姫の脳髄を貫いた! 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(7) ================================================================================  「私が……私自身の執念で、あの忌まわしい事件をこの世界に縫い留めていた、というの……?」  椿姫の桜色の唇から零れ落ちた声は、もはや震えてはいなかった。  むしろそれは、二十九回もの永きにわたる五月の迷宮の中で、ずっと探し求めていた最後の鍵穴に、ぴたりと黄金の鍵が収まった瞬間のような――深く、静かで、背筋が凍るほどに澄み切った響きを帯びていた。  ベッドの縁に腰掛けたまま、椿姫は自らの白い太腿の間へと視線を落とした。  そこには、鏡の中から抜け出してきたもう一人の自分――漆黒の喪服めいたドレスを纏ったシャドウの白い手が添えられており、現実の椿姫の熱く充血したおまんこのひだを、まるで自分の所有物を愛でるかのようにゆっくりと撫でさすっている。  くちゅ、ぬちゅり……と。  静かな二階の密室に、粘膜と愛液が擦れ合う生々しい水音が途切れることなく響いていた。  一階からは、洗濯物を干し終えた兄・はじめがリビングの掃除機をかけ始めたのか、遠く低くモーターの駆動音が伝わってくる。時折、家具を少しずらすような生活音や、兄の穏やかな気配が床板越しに微かな振動となって届くたび、二階のベッドの上で全裸を晒している椿姫の皮膚は、ちりちりと焼けるような背徳感に粟立った。  あんなにも優しくて、真面目で、家庭的な兄。  私のことを誰よりも大切に思い、「椿姫は俺の自慢の妹だ」と無邪気に笑って頭を撫でてくれる兄。  けれど、その優しさの奥底にある『水無月はじめという男の本質』は、平和で無傷な日常の中では決して目を覚まさないのだ。 『ようやく理解できたようだな、我が本体よ』  シャドウは、椿姫の両膝をさらに左右へと大きく押し広げさせながら、その白い肩口へと自らの顎を乗せるようにして密着してきた。  黒いドレスの冷たいシルクの感触が、椿姫の汗ばんだ豊かな乳房の側面を擦り、すでに硬く尖りきっている桜色の乳首をじわりと圧迫する。 『貴様がどれほど完璧な料理を作ろうと、どれほど成績優秀で品行方正な妹を演じようと、あの男は貴様に「人生のすべて」を捧げたりはしない。……いや、それどころか、試行Aで貴様が恥も外聞も捨てて夜ごとあの男の寝室に忍び込み、この白いおっぱいで男のモノを挟み、甘いおまんこの蜜の匂いで誘惑して、舌と唇で何十回と精液を搾り取ってやった時でさえ……あの男の魂の根っこは、少しも貴様のものにはなっていなかった』 「っ……、ああ……っ、そうですわね……っ」  椿姫は、シャドウの冷たくも熱い指先が自分のおまんこの入り口をくちゅくちゅと掻き回す感触に吐息を漏らしながら、ひややかな知性の光宿る黒曜石の瞳を細めた。  彼女の記憶力は、過去の経験から異常なまでに研ぎ澄まされている。  一度味わった快楽も、一度噛み締めた絶望も、兄の指の温度も、吐息の匂いも、何ひとつ忘れることはない。すべてが現在進行形の生々しさで彼女の肉体に刻み込まれている。  だからこそ、シャドウの言葉がどれほど残酷な事実を突いているか、椿姫には痛いほど分かった。  試行Aの数々のループで、椿姫は自分の持つ女の武器のすべてを使って兄を蕩けさせた。  バスルームで泡まみれの白い乳房を兄の背中に押し付け、驚いて固まる兄の股間に白い手を伸ばして、熱く膨れ上がった肉棒を優しく握りしめた日々。  最初は「だ、駄目だ椿姫、俺たちは兄妹なんだぞ……!」と必死に理性を保とうとしていた兄が、椿姫の献身的で緩やかな愛撫と、上目遣いの潤んだ瞳、そして「兄さんのおちんちん、こんなに熱くて硬くなっておりますわ……私が気持ちよくして差し上げます」という直接的で甘い囁きに抗えず、ついにはうめき声を上げて彼女の口の中や胸の谷間に白濁の精をぶちまけた、あの数々の夜。  あの時の兄は、間違いなく椿姫の肉体に溺れていた。  しかし、行為が終わって賢者タイムが訪れるたび、兄の瞳には必ず深い『罪悪感』の色が浮かんでいたのだ。  「ごめんな、椿姫……。お前はこんなに綺麗で、将来だって嘱望されている完璧な女の子なのに、兄貴の俺がこんなふうに甘えて、お前を汚すような真似をして……」と。  兄にとって、椿姫は最後まで『強くて無垢で、完成された存在』だった。  だからこそ、五月二十九日の夜に駅裏の廃ビルで、不良たちに輪姦され、服を引き裂かれ、精液と泥にまみれて心身ともにボロボロに壊された白石結衣を見つけた瞬間――兄の中の過剰なまでの『庇護欲』と『救済者としての本能』が爆発し、椿姫と重ねた甘い快楽の記憶などすべて吹き飛ばして、白石結衣のもとへと走り去ってしまったのだ。 「兄さんが本当に求めていたのは……快楽を与えてくれる完璧な女ではなく、自分がそばにいて守ってやらなければ息もできないほど無惨に壊された、哀れな生贄でしたのね……」  椿姫が静かにそう呟いた瞬間、彼女のおまんこの奥――まだ誰も踏み入ったことのない処女膜のさらに奥にある子宮口が、きゅうっ、と音を立てんばかりに激しく収縮した。  どくん、と新しい愛液の塊が湧き出し、シャドウの黒い指先をぬるりと濡らす。 『その通りだ、椿姫。だから余は――貴様の深層意識であるこの超能力は、過去二十九回のループにおいて、ただの一度も「五月二十九日の輪姦事件」を消去しなかったのだよ』  シャドウは満足そうに喉を鳴らして笑い、椿姫の細い背中をベッドのマットレスへとゆっくりと押し倒した。  ぽすん、と白い背中がシーツに沈み込み、長い漆黒の髪が扇のように枕元へと広がる。  椿姫は少しも抵抗しなかった。それどころか、自分の上に覆いかぶさってくるもう一人の自分の瞳を真っ直ぐに見つめ返しながら、自らの白い両手を自分の太腿の裏側へと回し、膝を胸の近くまでぐっと抱え込むようにして、自分のおまんことけつまんこをシャドウの目の前へと惜しげもなく開け放ったのである。 「見て……っ、もう一人の私。あなたが暴き出した真実を聞いただけで、私のおまんこ、こんなにもいやらしく口を開いて、蜜を垂れ流しておりますわ……っ」  椿姫の白い頬は薔薇色に紅潮し、全身からは少女特有の甘い体香と、発情したメスならではの生々しい女の匂いがむせ返るように立ち昇っていた。  過去の経験から、椿姫は自分の秘密の場所――熱く濡れそぼったおまんこや、ひくひくと窄まるけつまんこを、こうして白日の下に晒し、見せつけることがたまらなく好きだった。  婉曲な言い回しや、恥ずかしがるふりをして手で隠すようなまだるっこしい真似は大嫌いだ。自分が今どれほど欲情していて、どこがどう濡れているのかを直接的な言葉で口にし、相手の視線が自分の粘膜に釘付けになる瞬間、彼女の脳髄には何物にも代えがたい高揚感が駆け巡るのだ。  ベッドのすぐ横に置かれた全身鏡には、シーツの上で自ら両足をM字に大きく開き、真っ白な太腿の付け根にある桜色の秘裂と、その下の小さなけつまんこの蕾までを丸見えにしている椿姫のあられもない姿が、くっきりと映し出されていた。  ぷっくりと充血した小陰唇のひだは、内側から溢れ出す透明な愛液でコーティングされ、部屋の淡い光を反射してキラキラと淫靡に輝いている。  その中心の小さな処女膜の孔からは、呼吸のたびに、とろり、とろりと粘度を増した熱い蜜が糸を引いて溢れ出し、会陰の柔らかい溝を伝って、すぐ下のけつまんこの細かい皺へと流れ込んでいた。 『クク……本当にどうしようもないほど淫らで、愛おしい本体だこと。自分の深層意識がどれだけ歪んでいたかを知って、恐怖するどころか、おまんこを洪水のように濡らして見せつけるとはな』  シャドウは黒いドレスの裾を揺らしながら、椿姫の大きく開かれた白い太腿の間へと、自らの顔をゆっくりと沈めていった。  同じ顔、同じ黒髪を持つもう一人の自分が、自分の股間に顔を埋める。  そのあまりにも倒錯的で幻想的な光景を、椿姫は枕元の頭をわずかに起こし、そして横の姿見に映る映像と交互に見比べながら、期待に胸を弾ませて待ち受けた。 「はぁっ、あぁ……っ、だって、あなたは私ですもの……っ。私が一番してほしくて、一番気持ちよくなれることを、誰よりも知っているのはあなたですわ……っ。だから、早く……私のおまんこ、あなたの舌でたっぷり舐めてくださいませ……っ」  椿姫が甘い声でねだった、その直後だった。  シャドウの紅く染まった唇が、椿姫の熱く濡れそぼったおまんこの花びらへと、ぴたりと吸い付くように押し当てられた。 「ひゃああっ……!! んっ、あああっ……!!」  ちゅううっ、じゅるるっ……!  静かな寝室に、お嬢様の部屋とは到底思えないほど下品で甘美な吸引音が響き渡った。  シャドウはまず、椿姫の膨らんだ左右の小陰唇を自らの唇で丸ごと咥え込み、内側に溜まっていた熱い愛液を、まるで極上のスープでも啜るかのように一気に吸い上げたのである。  ただ乱暴に舌を動かすのではない。  過去の経験から、椿姫が激しいだけの単調な刺激よりも、こうして粘膜の隅々まで慈しむような、緩やかで甘い愛撫を何よりも好むことを、シャドウは骨の髄まで知り抜いていた。  だからこそ、シャドウの舌は驚くほどねっとりと、ゆっくりとした速度で、椿姫の秘裂の下端から上端のクリトリスまでを、べろぉっ、と幅広く舐め上げたのだ。 「あぁっ、んんっ……! すごいですわっ、舌が……っ、私のおまんこのひだを、下から上まで全部開いて……っ、あああっ!」  椿姫の華奢な背中が、マットレスの上でぎゅーっと甘く反り返った。  太腿の裏側を掴んでいた自らの白い手に力が入り、M字に開かれた脚がさらに大きく左右へと押し広げられる。  シャドウの舌先は、最初はひやりとした影の冷たさを帯びているのに、椿姫の熱い粘膜に触れた瞬間に人肌以上の甘い熱量へと変わり、敏感なひだの裏側を一枚ずつ丁寧に捲り上げていく。  れろ、ちゅう、ぴちゃ、じゅるる……っ。  自分の股間で鳴り響く水音が、椿姫の聴覚を直接犯し、脳の奥をピンク色の霧で満たしていく。  おまんこを舐めてもらうこと。  それは椿姫にとって、数ある性的な快楽の中でも特別に愛してやまない、至高の悦楽だった。  自分の一番恥ずかしくて、一番温かい秘密の粘膜を、相手の熱い唇と舌で直接味わわれ、そこから溢れ出る生々しい女の匂いも愛液もすべて肯定されるように飲み干される感覚。 「はぁっ、んあっ、そこっ……! 小陰唇の裏側、舌の先でちろちろってされるの、たまらないですわ……っ! もっと、もっとゆっくり、ねっとり舐めて……っ!」 『ふふ……んむっ、ちゅう……っ、れろぉ……っ。ここであろう、椿姫。貴様がいつも、兄の舌にこうして吸い上げられるのを夢見て、自分の指で慰めていた場所は……』  シャドウが股間に顔を埋めたまま、くぐもった声で囁くと、その振動が直接おまんこの粘膜から骨盤の奥へと響き、椿姫は「ひゃうっ!」と甘い悲鳴を上げて腰を跳ねさせた。  シャドウの舌先が、ぷっくりと包皮を押し上げて顔を覗かせている桜色のクリトリスの根元へと這い寄り、その周囲を円を描くようにゆっくりと、焦らすように舐め回し始める。  直接先端を強く弾くのではなく、周囲の柔らかい薄皮ごと唇で優しく咥え込み、舌の腹でくにゅり、くにゅりと柔らかく押し潰すような、緩やかで甘い責め。 「あ……っ、あぁっ、それっ、好きですわ……っ! 激しくされるより、そうやって優しく、甘く溶かすみたいに舐められるのが……っ、頭の中まで、とろとろになってしまいますわ……っ!」  椿姫の黒曜石の瞳が、快楽の涙でうるうると潤み、その視線の先にある全身鏡の中では、黒いドレスのもう一人の自分が、純白の裸体を晒した本体の股間にむしゃぶりついている姿が映し出されていた。  だが、熱に浮かされた椿姫の網膜の上では、その黒い髪のシャドウの後頭部が、いつしか洗いざらしの黒髪をした愛しい兄――水無月はじめの姿へと、甘美な幻覚となって重なり始めていたのだ。  そう、あれは七周目や十二周目の『試行A』の夜だった。  兄のベッドに忍び込み、「兄さん、私のおまんこが熱くて眠れませんの……兄さんの舌で、冷ましていただけませんか?」と、パジャマの下に何も履いていない下半身を兄の顔の上へと跨がらせた、あの背徳の夜。  最初は顔を真っ赤にして戸惑っていた兄が、目の前に晒された妹の無毛の綺麗なおまんこと、そこから漂う濃厚な甘い匂いに理性を失い、震える唇を秘裂へと押し当ててきた時の、あの熱い吐息。  「つ、椿姫……っ、すごい、こんなにもう濡れて……」と呟きながら、不器用にも一生懸命に舌を伸ばし、椿姫が「あぁっ、兄さん、そこですわ、もっとゆっくり舐めてくださいませ……っ」と甘い声で導くままに、夢中で妹の蜜を啜り続けた兄の姿! 「兄さん……っ、あぁ、兄さんっ……! おまんこ、おまんこ気持ちいいですわ……っ! 兄さんに舐めてもらうの、私、誰よりも大好きですの……っ!」  椿姫は自らの片手を伸ばし、股間に顔を埋めているシャドウの黒い髪を、まるで愛しい兄の頭を抱き寄せるかのように優しく撫でながら、濡れそぼったおまんこをぐいぐいと相手の唇へと押し付けた。  シャドウはそんな本体の妄想と歓喜をすべて受け止めるように、さらに深く唇を密着させ、処女膜のすぐ手前の浅い膣口へと、細く尖らせた舌先を、ぬるり、と滑り込ませたのである。 「ひゃあああっ!? な、中っ……! おまんこの中に、舌が入って……っ、あ、あああっ!!」  ずぷっ、じゅるるっ、れろ、ちゅううっ……!  処女膜を傷つけないぎりぎりの浅い入り口の粘膜を、シャドウの温かい舌先がぐるりと内側からなぞり、奥から湧き出してくる新鮮な愛液を直接舌の上へと受け止めていく。  指で触れられるのとは全く違う、柔らかく湿った舌の筋肉の感触。  それが自分のおまんこの内壁をぬるぬると押し広げ、吸い上げてくる快感に、椿姫の全身は甘い電流に貫かれたようにビクビクと震え上がった。 『んふっ……ちゅう、じゅるっ……凄い蜜の味だぞ、椿姫。兄の名前を呼んだ途端に、おまんこの奥から新しい蜜がどくどくと溢れ出てきたではないか』  シャドウはいったん膣口から舌を引き抜くと、椿姫の愛液でテラテラと濡れ光る自らの唇と顎を見せつけるように少しだけ顔を上げた。  シャドウの紅い唇と、椿姫の桜色のおまんこの間には、幾筋もの白く濁りかけた愛液の糸が長く伸びて、朝の光の中で淫靡に煌めいている。 『だがな、椿姫。貴様がこうしておまんこを舐められて蕩けている間にも……貴様の脳の奥にある「真実の計算式」は、もう次の答えを弾き出しているのであろう?』  シャドウは妖艶に微笑みながら、今度はその濡れた舌先を、おまんこの下の会陰へと滑らせた。  そして、愛液が伝い落ちてしっとりと濡れそぼっていた、小さく可愛らしい桜色の菊座――けつまんこの窄まりへと、熱い舌の腹をべったりと押し当てたのである。 「あっ……!? ひゃうっ、そ、そこは、けつまんこですわ……っ! おまんこだけじゃなくて、けつまんこまで舐めちゃ……んんっ、あぁっ!!」  椿姫の白い臀部が、シーツの上でびくんと大きく跳ね上がった。  おまんこから溢れた蜜をたっぷりと纏ったシャドウの舌が、几帳面に閉じていたけつまんこの細かい皺を、ゆっくりと、まるで花びらを一枚ずつ解きほぐすかのように舐め回し始めたのだ。  れろ、ぴちゃ、ちゅううっ……と、後ろの孔を直接吸い上げられる倒錯的な水音が響く。  過去の経験から、椿姫の肉体は隅々まで開発されており、おまんこだけでなく、この後ろのけつまんこもまた、触れられるだけで脳の芯が痺れるほどの強烈な性感帯となっていた。  しかも、今シャドウがしているように、おまんこのクリトリスを片方の指の腹で優しくくにゅくにゅと撫で回されながら、同時にけつまんこの蕾を温かい舌でねっとりと舐め上げられる『二穴同時愛撫』は、彼女の理性を最も甘く、最も確実に溶かし尽くす極上の責めだった。 「はぁっ、あぁっ……! けつまんこ、舌でちろちろってされて……っ、お尻の奥まで、じんじんって熱くなってしまいますわ……っ! 私、おまんこも、けつまんこも、どっちも気持ちよすぎて……っ、あ、あああっ!」  椿姫は抱え込んでいた両膝をガクガクと震わせ、鏡に向かって自分のおまんことけつまんこがシャドウの指と舌によって同時に蹂躙される様を見せつけながら、甘い吐息とともに思考の深淵へと落ちていった。  そうだ。シャドウの言う通りだ。  けつまんこの皺を舌先で甘くくすぐられ、おまんこから熱い蜜を止めどなく溢れさせながら、椿姫の明晰な頭脳は、先ほど突きつけられた『兄・水無月はじめの本質』から導き出される、たったひとつの恐るべき結論を、すでに冷たいほどはっきりと見据えていたのだ。 (兄さんの心を永遠に縛り付ける絶対のスイッチが、『取り返しのつかないほど残酷に壊された弱者を救い、一生守ること』なのだとしたら……) (そして、私の深層意識の超能力が、兄さんを私のものにするための『舞台装置』として、どうしても五月二十九日のあの輪姦事件を消さずに残していたのだとしたら……)  ちゅううっ、ずぷっ……!  シャドウの舌先が、椿姫の柔らかくほぐれたけつまんこの入り口を少しだけ押し広げ、浅く内部へと侵入してきた。  「んあああっ!!」と椿姫の喉から甘い嬌声が迸り、おまんこの入り口がパクパクと激しく収縮して透明な蜜をシーツへとぶちまける。  その強烈な快楽の閃光の中で、椿姫の唇は、自らの魂の底に隠されていた『本当の望み』を、うわ言のように紡ぎ出していた。 「……私、知っていたのね。……ううん、私自身の無意識が、最初からずっと、そのためにこの五月を繰り返させていたのね……っ」  股間からゆっくりと顔を上げたシャドウの黒曜石の瞳と、ベッドの上で乱れ咲く椿姫の瞳とが、熱い吐息の向こう側でぴたりと重なり合った。  まだ、終わりではない。  真実の扉は開かれたばかりであり、二人の椿姫が交わす背徳の儀式は、ここからさらに深く、甘い泥沼の奥底へと沈み込もうとしていた。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(8) ================================================================================  「はぁ……っ、ん、あぁ……っ、けつまんこの中まで、舌が……っ、ぬるぬるって動いて……っ!」  ベッドの白いシーツの上で、椿姫は自らの両手で太腿の裏側をぐっと抱え込み、M字に大きく開いた股間を天井と横の姿見へと晒け出したまま、全身を桃色に染めて悶えていた。  彼女の白い太腿の間では、黒いドレスを纏ったもう一人の自分――シャドウが、椿姫の股間に深く顔を埋め、緩やかで甘い、しかし少しの休みも与えない執拗な舌技で、本体の二つの秘孔を交互に、あるいは同時に責め立てている。  れろ、ちゅう、じゅるるっ、ぴちゃ……っ。  静かな午前の光が差し込むお嬢様の寝室に、粘度の高い愛液と唾液が混ざり合う淫靡な水音が響き渡り、むせ返るような生々しい女の匂いが部屋の隅々にまで充満していた。  一階からは、掃除機を終えたらしい兄・はじめがフローリングをモップで拭いているのか、時折スリッパのパタパタという穏やかな足音が聞こえてくる。  壁一枚、床一枚を隔てたすぐ下に、自分が命よりも愛している兄がいる。  その兄に聞かれてしまうかもしれないというスリルと、鏡の中に映る自分の開け放たれたおまんことけつまんこを見せつけているという被視姦の興奮が、椿姫の感度を常軌を逸した領域へと引き上げていた。 『んふ……っ、ちゅう、れろぉ……っ。どうした、椿姫。先ほどまでの威勢はどこへ行った? けつまんこの入り口を舌でほぐされながら、おまんこの豆を擦られるだけで、もう腰が勝手に跳ねておるではないか』  シャドウは、椿姫の小さく窄まったけつまんこの蕾からいったん唇を離すと、唾液と愛液でキラキラと濡れ光るその桜色の菊座に、熱い吐息をふうっと吹きかけた。  「ひゃうっ……!」と椿姫の白いお尻が可愛らしく跳ね、けつまんこの穴がキュウッ、キュウッと生き物のように収縮する。  そのすぐ上では、シャドウの白い右手の中指と薬指が、椿姫のぷっくりと充血したおまんこの花びらを左右に押し広げ、人差し指の腹で、包皮から飛び出した赤いクリトリスを、とろけるように優しい力加減でくるくると撫で回し続けていた。 「あぁっ、だって……っ、あなたが、私の弱いところばかり、正確な順番で攻めてくるからですわ……っ! んっ、ああっ、そこっ……クリトリスの横の筋を、爪を立てずに指の腹でゆっくり撫で上げてから、おまんこの入り口を舌で吸い上げるの……っ、私、それされると、頭が真っ白になってしまいますのに……っ!」  椿姫は枕の上で漆黒の長い髪を乱しながら、甘い嬌声を上げた。  シャドウは再び、大きく開かれた椿姫のおまんこへと紅い唇を密着させ、処女膜の奥から止めどなく溢れ出してくる熱い愛液を、じゅるるっ、と音を立てて吸い上げた。  舌の腹をいっぱいに広げ、会陰の付け根から膣口、小陰唇の内側、そしてクリトリスの先端までを、まるでソフトクリームでも舐め上げるかのように、下から上へとゆっくり、ねっとりと這い上がらせる。  この緩やかで甘いリズム。  ガツガツと乱暴に突き立てるのではなく、粘膜のひだ一枚一枚の温度を確かめ、愛液のぬめりをたっぷりと馴染ませながら、じわじわと快楽の波を高めていく愛撫。  それはまさに、椿姫がこれまでの人生と過去のループの経験の中で「一番気持ちよくて、一番愛されていると感じられる」と確信していた、理想の愛撫そのものだった。 『クク……れろ、ちゅうっ……当然であろう。貴様の身体は余の身体であり、貴様の記憶はすべて余の記憶なのだからな。……ほら、思い出してみろ、椿姫。貴様がなぜ、これほどまでにおまんこを舐められることに執着しているのかを』  シャドウの唇が、椿姫のクリトリスを優しく甘噛みするように咥え込み、舌先でちろちろと裏筋をくすぐりながら囁いた。  その瞬間、椿姫の脳裏に、過去の経験――これまでのループの中で兄・はじめと重ねてきた、濃厚で甘い記憶の数々が鮮烈に蘇った。  なぜ、自分はこんなにもおまんこを舐めてもらうのが好きなのか。  それは、おまんこを舐めさせるという行為が、相手に対して自分の最も無防備で生々しい『メスとしての本質』を突きつけ、それを丸ごと受け入れさせる究極の支配であり、同時に究極の従属でもあるからだ。  試行Aのループの中で、椿姫は自分の純潔――処女膜だけは「兄さんが心の底から私だけのものになり、一生を誓ってくれた最後の夜に捧げるため」に頑なに守り抜きながらも、それ以外のあらゆる性的な行為を兄と貪り尽くした。  ある周回の雨の日の午後。  リビングのソファで読書をしていた兄・はじめの前に、椿姫はスカートだけをたくし上げ、下着を履いていない真っ白な下半身を晒して立ったのだ。  「兄さん、見てくださいませ。兄さんのことを考えていたら、私のおまんこ、こんなにとろとろに濡れてしまいましたの」  そう言って、兄の目の前で自らの両指をおまんこのひだに添え、桜色の粘膜をぱっくりと左右に開いて見せつけた時の、兄の息を呑む音。  真面目な兄の瞳が、妹の綺麗に整った無毛の秘裂と、そこから糸を引いて垂れ落ちる透明な愛液に釘付けになり、ゴクリと喉仏が上下したあの瞬間、椿姫の全身は爆発しそうなほどの優越感と快楽で震えた。  そして、そのままソファに座る兄の両肩に自らの白い太腿を乗せるようにして跨がり、兄の顔面へと自分のおまんこをむぎゅっと押し付けたのだ。  「舐めてくださいまし、兄さん。私のここ……兄さんの温かい舌で、隅々まで綺麗にしてほしいですわ……っ」  兄の鼻先に、自分の生々しい女の匂いを直接嗅がせ、逃げ場をなくした状態で舐めさせた時の至福の感覚!  最初は遠慮がちに舌先を伸ばしていた兄が、椿姫の甘い喘ぎ声と、頭を優しく撫でる手のひらに煽られて、やがて両手で椿姫の白いお尻をガッシリと掴み、鼻息を荒くしながらむしゃぶりつくようにおまんこを舐め回し始めた時の、あの天にも昇るような悦び! 「あぁっ、覚えておりますわ……っ! 全部、全部覚えています……っ! 兄さんの熱い鼻息が、私のおまんこに直接かかって……っ、兄さんが私の愛液を、ごくごくって喉を鳴らして飲んでくれた時のことも……っ、ひゃああっ!」  記憶の中の快楽と、今まさに股間で蠢いているシャドウの舌の感触とが、椿姫の神経回路の中で完全にひとつに重なり合った。  過去の記憶は決して上書きされない。  一周目の絶望も、二周目以降の甘いセックスの記憶も、すべてが昨日のことのように鮮明なまま、三十回目の現在の椿姫の肉体を内側から炙り立てる。  じゅるるっ、ちゅううっ、れろ、れろぉ……っ!  シャドウの舌が、さらに激しく、しかしあくまで滑らかで甘いタッチを保ったまま、椿姫のおまんこ全体をしゃぶり尽くしていく。  同時に、シャドウの左手の指先が、先ほど舌でたっぷりと唾液を塗り込んでおいた椿姫のけつまんこの窄まりへと伸び、その小さな桜色のリングの中心を、指の腹でくにゅり、くにゅりと優しく押し込むようにマッサージし始めた。 「んっ、くぅうっ……! おまんこを舐められながら、けつまんこを指でいじられるの……っ、すごいですわ……っ! お腹の奥と、お尻の奥が、薄い膜一枚で全部繋がって……っ、あ、あああっ!」  椿姫は快楽に耐えきれず、ベッドのシーツを片手でギュッと握りしめ、もう片方の手を自らの豊満な白い乳房へと伸ばした。  見せつけるように胸を張り、自分の白い指で、たわわな乳房の肉をぎゅうっと鷲掴みにする。  指の間から柔らかい果肉がむにゅりと溢れ出し、頂点で硬く勃起した桜色の乳首を、自らの人差し指と親指で摘んで、くいくいと引っ張り上げた。  横の姿見には、シャドウに股間を貪られながら、自分で自分の乳房を揉みしだき、M字開脚でおまんことけつまんこをひくつかせている椿姫自身の姿が、少しの隠すところもなく映し出されている。  「なんていやらしい姿かしら……」と頭の一角で思いながらも、その自分の淫らな姿を見れば見るほど、おまんこの奥から湧き出る蜜の量は増すばかりだった。 『ふふ……見ろ、椿姫。貴様のおまんこ、余の舌に吸い付くようにひくひくしておるぞ。……だがな、これほど開発され尽くし、男を悦ばせる術を知り抜いた貴様の肉体をもってしても、あの五月二十九日の夜には勝てなかったのだ』  シャドウは、椿姫のクリトリスを唇でちゅうっと吸い上げながら、濡れた瞳で上目遣いに椿姫を見つめた。  快楽の絶頂へと向かう緩やかな坂道を登り詰めながら、シャドウの言葉が、甘い毒のように椿姫の耳から脳髄へと染み込んでいく。 『思い出せ。試行Aの最後の夜――五月二十八日の夜にも、貴様はあの男の部屋で、一晩中あの男と睦み合ったであろう? あの男の熱い肉棒を貴様の白い太腿の間で擦り上げ、おまんこの花びらに亀頭を擦り付けて、いわゆる素股で何度も何度も射精させてやったはずだ』 「っ……! え、ええ……っ、あぁっ! 私の太腿とおまんこの外側が、兄さんの熱い精液で真っ白にドロドロになるまで……っ、朝まで、何回も……っ!」 『そうだ。あの男は「椿姫、愛してるよ……お前なしじゃもう駄目かもしれない」とまでうわ言のように呟いていた。貴様はそれで、ようやく勝ったと思った。……だが、翌日の五月二十九日の夜、どうなった?』  ずぷっ……!  シャドウの左手の中指が、たっぷりの愛液を潤滑油にして、椿姫のけつまんこの窄まりへと、第一関節までゆっくりと沈み込んだ。 「いやああっ……!? あ、あああっ! けつまんこに、指が……っ、入って……っ!」  きゅううっ、と椿姫の直腸の入り口がシャドウの指を強く締め付ける。  処女のおまんことは違う、全周から吸い付くようなけつまんこ特有の甘く重たい圧迫感と、粘膜を押し広げられる倒錯的な快感に、椿姫の瞳が白黒と揺れた。  シャドウはけつまんこに差し込んだ指をゆっくりと前後に抜き差ししながら、おまんこの入り口には右手の中指を浅く添え、二本の指で膣と直腸の間の薄い壁を挟み込むようにして、冷혹な事実を突きつけた。 『五月二十九日の夜、大学の飲み会の帰りに、あの男は駅裏の廃ビルから聞こえる悲鳴を聞いた。貴様が「今夜は早く帰ってきて、また昨日の続きをしましょうね」と甘いメッセージを送っていたにもかかわらず、あの男は迷わず廃ビルへ飛び込み、不良たちに犯されて泣き叫ぶ白石結衣を抱き起こしたのだ!』 「やっ……、あ、あああっ……! 言わないで……っ、ううん、もっと言って……っ! あの日、病院に駆けつけた私に、兄さんがどんな顔をしたか……っ!」 『あの男はな、前日の夜まで貴様のおまんこの蜜を舐め、貴様の白い肌に精液をぶちまけていたくせに……ボロボロに傷ついた白石結衣の手を握りしめながら、貴様に向かってこう言ったのだ。「椿姫、ごめん。俺たちがしてたことは、やっぱり間違ってたんだ。俺は兄貴として、そして一人の人間として、こんなふうに傷ついた白石さんを見捨ててお前と溺れるわけにはいかない」とな!!』  ぐりゅっ、と!  シャドウの指が、椿姫のけつまんこの内壁――膣の裏側にある最も敏感なスポットを、腹側から優しく、しかし確実に押し上げた。  同時に、シャドウの熱い舌が、パンパンに勃起したクリトリスを丸ごと口の中に含み、ちゅううっ、と強烈な吸引力で吸い上げたのである! 「~~~っ!! あああっ、イクっ、イっちゃいますわっ……!! 兄さんの馬鹿っ、私のことだけ見てくれない兄さんの馬鹿ぁっ……! なのに、おまんことけつまんこが、こんなに気持ちよくて……っ、イク、イクゥッ……!!」  過去の屈辱と嫉妬の記憶が、シャドウの甘美な二穴責めと化学反応を起こし、椿姫の下腹部で巨大な白い火花となって炸裂した。  背中がぎゅーっと極限まで反り返り、豊かな双丘が天井に向かって大きく突き出される。  ぷしゃあっ、と音を立てて、処女のおまんこの入り口から透明な潮と愛液が勢いよく噴き出し、股間に顔を埋めるシャドウの頬から胸元までをびしょびしょに濡らした。 「はぁあああっ……! んくぅっ、あ、あぁ……っ、けつまんこが、指を噛んで……っ、止まらないですわ……っ!」  絶頂の波が、一度だけでなく、二度、三度と緩やかで重たいうねりとなって椿姫の骨盤の奥を駆け巡る。  おまんこの膣口がパクパクと開閉して蜜を吐き出し、それに連動してけつまんこの窄まりがシャドウの中指をギュウギュウと絞り上げた。  なかなか終わらない長いオーガズムの中で、椿姫は涙と汗に濡れた頬を震わせながら、自分の胸の奥底で渦巻く『黒い炎』の正体を、かつてないほど鮮明に見つめていた。  そうだ。  あの瞬間――試行Aでどれほど兄に快楽を与えても、たった一晩の「被害者との出会い」によってすべてを覆されたあの瞬間に、私の深層意識は完全に理解してしまったのだ。  水無月はじめという男にとって、『快楽』はいつだって『罪悪感』とセットであり、いざとなれば切り捨てられるものでしかない。  しかし、『傷つき、壊された弱者を救うという大義名分と庇護欲』だけは、兄が決して抗うことのできない、魂の絶対的な鎖なのだと! 『はぁ……っ、ふふ、見事な絶頂だ、椿姫。貴様の蜜、こんなにも熱くて甘いぞ』  シャドウは、椿姫の愛液で濡れそぼった自らの唇をぺろりと舌で舐め取り、まだけつまんこに指を差し込んだままの体勢で、ぐったりとベッドに横たわる椿姫の上半身へとゆっくりと這い上がってきた。  そして、荒い息を吐く椿姫の耳元に紅い唇を寄せ、次なる深淵の扉を開くように囁いたのである。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(9) ================================================================================  「はぁ……っ、ん、くぅ……っ、まだ、けつまんこの中に、あなたの指が……っ」  激しい絶頂の余波に白い肢体をぴくぴくと痙攣させながら、椿姫は熱っぽく潤んだ黒曜石の瞳で、自分の上に覆いかぶさってきたシャドウを見上げた。  ベッドのシーツには、椿姫のおまんこから噴き出した透明な愛液が大きな濃い染みを作り、そこから立ち昇る甘酸っぱくも濃厚なメスの匂いが、二人の周囲に霧のように立ち込めている。  シャドウは、漆黒のドレスの胸元を椿姫の汗ばんだ豊満な双丘へとむぎゅっと押し付けながら、椿姫のけつまんこに第一関節まで沈めていた左手の中指を、さらにゆっくりと、第二関節から根元近くまで、ずぷぷ……っと深く滑り込ませた。 「あ……っ、あぁっ……! ふ、深いですわ……っ、けつまんこの奥まで、指が全部入って……っ、んんっ!」  椿姫の白い喉元が反り、甘い吐息が漏れる。  決して乱暴な挿入ではない。  おまんこから溢れ出た大量の愛液と、先ほどまでシャドウが丁寧に塗り込んでいた唾液とが混ざり合い、ぬるぬるの極上の潤滑油となって、本来なら異物を拒むはずの後ろの孔を、とろけるように甘く押し広げていくのだ。  過去の経験から、椿姫のけつまんこはすでに何度も開発され、その粘膜のひだの一つ一つが、おまんこにも劣らないほど鋭敏な性感帯へと作り変えられていた。  それは、これまでの二十九回のループの中で、兄・はじめに対して「処女膜のあるおまんこは最後の夜まで取っておきたいけれど、それでも兄さんとひとつに繋がりたい」と願った椿姫が、自ら兄を誘導して開発させた背徳の聖域でもあった。 『ふふ……見ろ、椿姫。貴様のけつまんこ、余の指をまるで待ち侘びていたかのように、奥へ奥へと吸い込んでいくぞ』  シャドウは椿姫の耳朶を紅い唇でちゅうっと甘く吸い上げながら、けつまんこの中に埋まった中指の腹を、ゆっくりと腹側――すなわち、すぐ隣にある処女の膣の壁側へと向けて、くいっ、くいっと優しく撫でるように動かした。  ずちゅ、ぬちゅり、と。  お尻の孔からとは思えないほど粘り気のある、いやらしい水音がシーツの上で響く。 「ひゃうっ……! あっ、そこっ……! けつまんこの中から、おまんこの裏側を、指の腹でトントンって押されると……っ、まだ何も入っていないおまんこの奥まで、きゅううって鳴ってしまいますわ……っ!」  椿姫は自らの白い両足を、シャドウの黒いドレスの腰へと絡みつけるようにして大きく開き、自分のお尻の孔がもう一人の自分の指を咥え込んでいる姿を、ベッド脇の全身鏡へと見せつけるように腰を浮かせた。  鏡の中には、白い太腿の付け根でぱっくりと花開いた桜色のおまんこと、そのすぐ下で黒い半透明の指を根元まで飲み込み、指の動きに合わせて周囲の可愛い菊座の皺をぷるぷると震わせているけつまんこの姿が、鮮明に映し出されている。  おまんこからは、けつまんこの内壁が刺激されるたびに、たらーり、たらーりと新しい透明な蜜が押し出されるように垂れ落ち、シーツをさらにびしょ濡れにしていく。  その光景を自分の目で見つめることが、椿姫にとってはどんな媚薬よりも強烈な興奮剤だった。 「ああ……っ、すごいですわ……っ、私のけつまんこ、鏡の中で、あなたの指をこんなに深く咥え込んで……っ、おまんこからも、おつゆが止まりませんわ……っ!」 『クク、本当に見られるのが大好きな変態お嬢様だな、貴様は。……だが、その素直で貪欲なところが、余はたまらなく愛おしいぞ』  シャドウは微笑みながら、空いている右手のひらを、椿姫の白い下腹部――ちょうど子宮と直腸が重なり合うあたりの柔らかい皮膚の上へと、ぴたりと重ねた。  そして、外からは手のひらで優しくお腹を温めるように撫でさすり、内側からはけつまんこに挿れた中指で膣の裏壁をゆっくりとマッサージするという、内外からの緩やかで甘い挟み撃ちの愛撫を始めたのである。 「んああっ……! はぁ、あぁっ……! お腹の上から押さえられながら、けつまんこの奥を撫でられるの……っ、あ、あたたかくて、深くて……っ、意識が溶けてしまいそうですわ……っ!」  激しいピストンではなく、まるで胎内の奥底をゆっくりと揺り動かすような、深く甘いストローク。  椿姫の全身の筋肉から余計な力が抜け、代わりに骨盤の奥の神経だけが極限まで研ぎ澄まされていく。  その甘美な陶酔の波の中で、シャドウは椿姫の瞳をじっと覗き込み、先ほどの思考の続きを促すように、静かな声で語りかけた。 『さあ、椿姫。こうして身体の奥底まで余とひとつに溶け合いながら、最後まで言葉にしてみせよ。……試行Aで快楽による籠絡が失敗に終わった後、貴様は試行Bで何を試みた? そして、なぜ余はそれをことごとく邪魔した?』 「……っ、はぁ、はぁ……っ、試行Bで、私は……『もし白石結衣があの廃ビルで襲われさえしなければ、兄さんの庇護欲が刺激されることもない』と考えて……っ、んっ、あぁっ……!」  けつまんこの中の指が、くにゅり、と甘い角度で曲がり、椿姫は言葉を切って熱い吐息を漏らした。  しかし、彼女はすぐに潤んだ瞳にひややかな理性の光を宿し直し、快楽に喘ぎながらも、自らの記憶を正確に辿っていった。 「私は……五月二十九日の夜より前に、匿名の通報であの不良グループを警察に逮捕させようとしましたわ。……白石結衣の後をつけて、彼女が駅裏の路地に近づかないように声をかけたこともありました。……それでも駄目ならと、兄さんの珈琲に睡眠薬を混ぜて、兄さんをこの家のベッドに縛り付けて監禁した周回すらありましたわ……っ!」 『そうだ。貴様の表層の意識は、必死になって「事件そのもの」を消し去り、あるいは「兄と被害者の接触」を断とうと足掻いた。……だが、そのたびに何が起きた?』 「私が不良を通報すれば、なぜか別のチンピラたちが白石結衣をあの廃ビルへ引きずり込みましたわ……っ。私が兄さんを監禁すれば、家の前で都合よくガス爆発が起きてドアが吹き飛び、目を覚ました兄さんは、まるで目に見えない赤い糸に引っ張られるかのように、真っ直ぐあの廃ビルへと走っていった……っ!」  ずぷっ、ずちゅっ、くちゅり……っ。  シャドウは椿姫のけつまんこに、中指だけでなく、ぬるぬるに濡れた薬指の先端をも添え、二本の指で後ろの窄まりをゆっくりと押し広げながら、深く頷いた。 「ひゃうっ……! ゆ、指が二本に……っ、けつまんこ、広がって……っ、あ、あああっ!」 『そう。それこそが、貴様自身の超能力――この余が引き起こしていた「因果の強制補正」だ』  シャドウの二本の指が、椿姫の熱く締め付けるけつまんこの粘膜を、ゆっくりと、少しの痛みも与えないほど丁寧に押し広げながら、奥へと沈み込んでいく。  二本の指で直腸の壁を左右に軽く押し開かれる感覚に、椿姫の処女のおまんこまでが内側から圧迫され、まるで二本の肉棒で前後から同時に犯されているかのような錯覚が彼女の脳髄を揺さぶった。 『貴様の表層の頭脳は、「事件さえ起きなければ平和に兄と暮らせる」と浅はかな計算をしていた。だが、貴様の魂の根源にあるこの余(シャドウ)は、絶対にそれを許さなかった。なぜなら――もし本当に事件を消してしまえば、水無月はじめという男は永遠に「ただの優しい兄」のまま終わり、決して貴様に命を捧げる「貴様だけの番(つがい)」にはならないと知っていたからな!』 「あ……っ、あああっ……! だから、私の無意識は……っ、私がどんなに事件を止めようとしても、超能力を暴走させてまで、必ずあの場所で『誰かが輪姦される事件』を起こし続けていたというのね……っ!」 『その通りだ、我が本体よ。あの男を狂わせ、道徳も血の繋がりもすべて踏み越えさせて、ひとりの女に一生を縛り付けるためには――どうしても、「五月二十九日の夜、駅裏の廃ビルで、不良たちに無惨に輪姦されて壊される哀れな女」という『舞台装置』が不可欠だったのだ!』  ずぷぷっ、ぐりゅっ……!  シャドウの二本の指が、椿姫のけつまんこの奥深くでゆっくりと回転し、同時に右手の親指が、愛液でドロドロに濡れたおまんこのクリトリスをむぎゅっと押し潰した。 「んああああっ!! そ、そこっ、けつまんこ二本で掻き回されながら、豆を潰されたら……っ、頭が、頭がおかしくなってしまいますわっ……!!」  椿姫はベッドの上で白い首を激しく振り乱し、自分の両手で自分の豊かな乳房を掴んで、硬く勃起した両方の乳首を同時にぎゅうっと捻り上げた。  乳首、クリトリス、おまんこの入り口、そして二本の指を飲み込んだけつまんこの奥。  全身の性感帯が一斉に甘美な悲鳴を上げ、その快楽の嵐の中で、椿姫の脳裏にはひとつの『パズル』が鮮やかに浮かび上がっていた。  舞台装置は、絶対に消せない。  兄・水無月はじめが、廃ビルの扉を開け、そこで不良たちに凌辱されてボロボロになった女を見つけ出し、激しい義憤と庇護欲に駆られてその女を抱きしめ、『俺が一生、この子を守る』と魂に誓う――その因果のレールだけは、兄の本質が変わらない限り、そして椿姫の超能力が兄を求め続ける限り、絶対にこの世界から消えることはないのだ。  では。  なぜ、過去二十九回のループはすべて『失敗』に終わり、五月三十一日の夜に椿姫が絶望して時間を巻き戻すことになったのか? 「はぁっ、はぁっ……っ、当たり前、ですわ……っ」  けつまんこを二本の指でゆっくりと抜き差しされ、ずちゅ、ぬちゅという卑猥な水音を部屋中に響かせながら、椿姫の薔薇色に染まった唇が、憑き物が落ちたかのように妖艶な笑みを形作った。 「だって……その『舞台装置』の真ん中で、兄さんに抱き起こされていたのが……私ではなく、白石結衣という赤の他人だったからですわ……っ!」  ピタリ、と。  シャドウの指の動きが、けつまんこの一番深い場所で止まった。  鏡から抜け出した黒き聖女の瞳が、歓喜と陶酔に大きく見開かれる。 『……クク、アハハハハ!! 言ったな、椿姫! ついに自分の口で、そこまでの真理に辿り着いたか!!』  シャドウは歓喜の声を上げると、椿姫のけつまんこから二本の指を、ずぽんっ、と甘美な音を立てて引き抜いた。  ぽっかりと一瞬だけ口を開けた桜色のけつまんこが、名残惜しそうにひくひくと収縮し、おまんこから垂れてきた愛液を吸い込んで艶めかしく光る。  シャドウはそのまま椿姫の両手首を掴んでベッドから上半身を引き起こさせ、部屋の隅に立つ大きな全身鏡(姿見)の前へと、再び彼女を連れ出したのである。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(10) ================================================================================  時計の針は、午前十時四十分を回り、正午に近い光がレースのカーテンを白く輝かせていた。  一階からは、掃除を終えた兄・はじめがリビングの窓を開けて風を通し、自分の部屋で大学の課題レポートのタイピングを始めたのか、静かで規則正しいキーボードの打鍵音が微かに響いてきている。  その平和で無垢な日常のすぐ真上で。  水無月椿姫は、一糸まとわぬ純白の裸体のままベッドから降り、大きな全身鏡(姿見)の真ん前へと立たされていた。  愛液と汗でしっとりと濡れた彼女の素肌は、淡い陽光を受けて真珠のような艶を放ち、歩くたびに豊満な双丘がたぷんと重たげに揺れ、太腿の内側からは先ほどの絶頂で溢れ出た蜜が、きらきらと透明な筋を引いてふくらはぎまで伝い落ちている。 『さあ、鏡を見ろ、椿姫。これが、すべての迷いを振り払った貴様自身の姿だ』  シャドウは、鏡の前に立つ椿姫の背後からではなく――今度は椿姫のすぐ正面へと回り込み、鏡に対して二人の横顔と裸の側面がすべて映し出されるような位置で、椿姫の身体を正面から抱きしめた。  いや、それだけではない。  シャドウが自らの肩口で指を鳴らすと、彼女が纏っていた漆黒の喪服のようなドレスが、まるで黒い霧のようにスッと溶けて消え去り、現実の椿姫と寸分違わぬ、もうひとつの『完璧で淫らな純白の裸体』が露わになったのである。 「あっ……! あなたまで、裸に……っ、んんっ!」  二人の椿姫が、姿見のすぐ横で正面からぴたりと肌を重ね合わせた。  たわわに実った白い乳房と乳房が、むぎゅっ、と音を立てんばかりに押し潰れ合い、硬く勃起した桜色の乳首と乳首とが、お互いの先端を擦り合わせる。 「ひゃうっ……! ち、乳首と乳首が、擦れて……っ、自分の胸なのに、すごく柔らかくて、熱いですわ……っ!」 『ふふ、それだけではないぞ。ほら、脚をもっと開いて、余の腰に絡めろ』  シャドウに命じられるまま、椿姫は片足を上げてシャドウの細い腰へと絡みつけ、シャドウもまた同じように脚を開いて、二人の股間――愛液でぐっしょりと濡れそぼった二つの処女のおまんこ同士を、ぴたりと密着させたのだ。  くちゅり、ぬちゅっ……!  花びらと花びらが直接重なり合い、パンパンに充血したクリトリス同士が、互いの粘膜のぬめりを介してぐりぐりと擦れ合う!  いわゆる『貝合わせ』の体勢で、現実の椿姫と深層意識のシャドウとが、全身鏡の前に立ちながら下半身を密着させ、緩やかで甘いリズムで腰を揺らし始めたのである。 「あぁっ、んんっ……!! お、おまんこと、おまんこが、くっついて……っ、くちゅくちゅって、音が……っ! 私のクリトリスに、あなたのクリトリスが当たって……っ、こんなの、気持ちよすぎますわ……っ!!」  椿姫はシャドウの白い首筋に腕を回し、横の全身鏡へと顔を向けた。  鏡の中には、まったく同じ顔、同じ黒髪、同じ豊満な乳房を持った二人の美少女が、互いの白い裸体を隙間なく密着させ、重なり合った乳房をたぷたぷと揺らしながら、股間の秘裂をねっとりと擦り合わせている、この世のものとは思えないほど耽美で背徳的な光景が映し出されていた。  しかも、二人が片足を上げて腰を前後にグラインドさせるたび、重なり合ったおまんこの隙間からは白く泡立った愛液がぷくぷくと溢れ出し、そのすぐ下にある二つのけつまんこの蕾までもが、垂れ落ちる蜜に濡れてひくひくと同時に収縮しているのが丸見えになっているのだ。  見せつける快楽。  そして、鏡に映る自分自身の淫らな肉体を視覚で味わいながら、自分の最も弱い粘膜を同じ温度の粘膜で優しく擦り上げられる、究極の自己愛(ナルシシズム)の極致。  ぬちゅ、くちゅ、ちゅぷ、じゅるる……っ。  二人の股間が擦れ合う水音が、一定のリズムを刻んで密室に響き渡る。  シャドウは激しく腰を打ち付けるようなことはせず、椿姫が最も好む、とろけるように緩やかで甘い円運動で腰を揺らし、クリトリスの先端と小陰唇のひだを、じわじわと熱く溶かすように愛撫し続けた。 「はぁっ、あぁっ……! すごいですわ、これ……っ、おまんこ同士が吸い付いて、離れるたびに、ちゅぷって音がして……っ、お腹の奥が、ずっときゅうきゅう鳴っておりますわ……っ!」 『気持ちよかろう、椿姫。余と貴様は、もはや何の隠し事もない完全にひとつの存在だ。……さあ、この極上の快楽の中で、最後の答え合わせをしようではないか』  シャドウは、椿姫と乳首を擦り合わせ、おまんこをぬるぬると重ね合わせたまま、その白い指先を伸ばして、椿姫の汗ばんだ顎先をそっと持ち上げた。  至近距離で、二つの黒曜石の瞳が絡み合う。  相手の瞳の中に、快楽で頬を染めながらも、底知れぬ狂気と知性を湛えた自分自身の顔が映り込んでいる。  椿姫は、重なり合った股間から突き上げてくる甘い痺れに背筋を震わせながらも、自分のシャドウの瞳を真っ直ぐに見据え、静かに、しかし凛とした声で最後の問いを投げかけた。 「……ええ。ここまで来れば、もう私にも分かりますわ。……なら、教えてちょうだい、もう一人の私」  椿姫の白い指が、シャドウの頬へとそっと添えられる。 「あなたが……いいえ、私自身の深層意識が、一周目の終わりから三十回目の今日に至るまで、化け物の仮面を被ってまで私にずっと突きつけ続けてきた、あの言葉」  くちゅり、と。  椿姫は自ら腰を甘くひと揺すりし、シャドウのクリトリスに自分のクリトリスを強く擦り付けながら、その言葉を口にした。 「――『その身を余に捧げよ』『その穢れなき胎を我に捧げ、我が花嫁となれ』。……あなたが外の悪神ではなく、兄さんを独占したいと願う私自身の無意識なのだとすれば、あの言葉は一体、私に何をしろと命じていたの?」  静寂が、二人の間に落ちた。  ただ、密着した二つの豊かな乳房が荒い呼吸で擦れ合う音と、結合したおまんこから愛液が床へと滴り落ちる、ぴちゃ、ぴちゃ、という小さな水音だけが響いている。  シャドウの紅い唇が、ゆっくりと、実に残酷で、そしてこの世のどんな蜜よりも甘い弧を描いて歪んだ。 『ふふ……ククク……! まだ分からぬふりをするか、我が愛しき本体よ。いや、貴様の頭脳はもうとっくに答えに辿り着いていながら、そのあまりにも甘美で恐ろしい結論を、余の口から直接聞いて絶頂したいだけであろう?』 「っ……、ん、あぁっ……!」  シャドウが腰をぐっと押し付け、二つの秘裂が隙間なく圧着されると、椿姫のけつまんこまでがキュウッと締まり、背筋に甘い電流が走った。  シャドウは椿姫の耳元へと唇を寄せ、片方の手を二人の重なり合った股間の間へと滑り込ませると、二人のクリトリスとおまんこのひだをまとめて指先でくちゅくちゅと掻き回しながら、悪魔の福音とも言うべき言葉を囁き始めた。 『いいか、椿姫。よく聞け。……先ほど確認した通り、水無月はじめという男を永遠に縛り付けるための条件は二つだ』  シャドウの指が一本、椿姫の濡れそぼった処女の膣口を、トントンと優しく叩く。 『ひとつ。あの男は、無傷で強い女がいくら快楽で誘惑しても、決してその魂までは渡さない。あの男が自分の人生のすべてを投げ打って愛するのは、「取り返しのつかないほど残酷に壊され、自分がいなければ生きていけない哀れな被害者」だけだ』 「ええ……っ、んっ、そうですわね……っ」 『そしてふたつ。だからこそ、貴様の超能力は、五月二十九日の夜に駅裏の廃ビルで起きる「不良グループによる輪姦事件」と、「兄が第一発見者として現場に飛び込み、犯された被害者を救い出す」という因果の舞台装置を、決して消さずに残し続けてきた』  シャドウのもう片方の手が、椿姫の白いお尻の谷間へと回り込み、愛液で濡れ光るけつまんこの窄まりを、指の腹でくるくると甘く撫で回した。 「あぁっ……! け、けつまんこも、一緒は……っ、んんっ!」 『さあ、椿姫。条件はすべて揃っておる。……快楽で兄を飼い慣らすことは不可能なのだ。無傷の聖女のままで、いくらこの綺麗なおまんこやけつまんこを兄に見せつけて誘惑しても、五月二十九日の夜に「別の被害者」が現れれば、兄は必ずそちらへ奪われる。……ならば!』  シャドウは、椿姫の顎を掴む指にぐっと力を込め、鏡の中の自分たちの姿を見据えさせながら、決定的な問いを突きつけた。 『――ならば、五月二十九日の夜に、兄を手に入れるために貴様が差し出すべき「生贄」とは何だ? あの廃ビルの床の上で、白石結衣の代わりにボロボロに壊され、兄に救い出されるべき「被害者」とは、一体誰のことだ!?』  ドクンッ!!  その言葉が鼓膜を震わせた瞬間、椿姫の脳髄の奥底で、これまで彼女を縛り付けていた最後の『常識』と『倫理』の鎖が、音を立てて粉々に砕け散った! 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(11) ================================================================================  ――『ならば、五月二十九日の夜に、兄を手に入れるために貴様が差し出すべき「生贄」とは何だ? あの廃ビルの床の上で、白石結衣の代わりにボロボロに壊され、兄に救い出されるべき「被害者」とは、一体誰のことだ!?』  シャドウが耳元で囁いたその言葉は、雷撃となって椿姫の頭蓋を突き抜け、背骨を伝って子宮とけつまんこの最深部までを一気に駆け抜けた。 「あ……っ、あ、あああっ……!!」  全身鏡の前で、シャドウと純白の裸体を密着させ、おまんことおまんこを貝合わせで擦り合わせていた椿姫の身体が、ビクンッ、と大きく跳ね上がった。  恐怖ではない。嫌悪でもない。  それは、これまで二十九回のループの中で、自分が無意識のうちにずっと目を背け、それでも魂の底では最初から望んでやまなかった『究極の答え(禁忌の天啓)』に、ついに正面から触れてしまったことによる、脳が焼き切れるほどの法悦と戦慄だった。 「生贄……っ。兄さんに救い出されるべき、被害者……っ」  椿姫の潤んだ黒曜石の瞳が、鏡の中に映る自分自身の白い裸体を、舐め回すように見つめる。  これまで兄・はじめ一人のために綺麗に磨き上げ、誰の指一本触れさせずに守り抜いてきた、透き通るような白い肌。  華奢な肋骨の上にたわわに実った、重たく柔らかい豊満な双丘と、その頂でピンク色に勃起している無垢な乳首。  そして、白い太腿の付け根で熱い愛液をとろとろと溢れさせている、まだ男を知らない処女のおまんこと、開発され尽くしてひくひくと窄まる桜色のけつまんこ。  『その身を余に捧げよ』『その穢れなき胎を我に捧げ、我が花嫁となれ』。  一周目の終わりからずっと、黒い影が化け物の声で椿姫に要求し続けていた言葉の『本当の意味』が、今、すべてのパズルのピースを伴って完全に反転した! 「ああ……っ、そういう、ことでしたのね……っ!」  椿姫の桜色の唇が、わなわなと震えながら、恍惚とした笑みを形作っていく。  なぜ、自分の深層意識(シャドウ)は、化け物の仮面を被ってまで『その穢れなき処女の身体を差し出せ』と迫っていたのか。  外から来た悪神に処女を捧げろという意味などではなかったのだ。  兄・水無月はじめが、無傷で強い女には決して魂を渡さず、『取り返しのつかないほど残酷に凌辱され、壊された哀れな被害者』にしか一生を捧げない男なのだとすれば。  そして、五月二十九日の夜に起きるあの輪姦事件という舞台装置が、兄の庇護欲を爆発させるためにどうしても不可欠なのだとすれば。  兄を白石結衣から奪い返し、永遠に、死ぬまで、その心も人生も罪悪感もすべて『水無月椿姫ひとりだけ』に縛り付けるための、唯一にして絶対の方法は――! 『ふふ……見ろ、椿姫。その恐ろしい答えを思い描いた途端、貴様のおまんこから、まるで堰を切ったように熱い蜜が噴き出してきたぞ』  シャドウが妖艶に目を細め、二人の重なり合った股間の間に差し込んだ指を、くちゅっ、ぬちゅり、と緩やかで甘いリズムで動かした。  確かに、椿姫の処女のおまんこからは、先ほどまでとは比べ物にならないほど大量の、白く濁った濃厚な愛液がどくどくと溢れ出し、シャドウのおまんこと絡み合って、二人の太腿をびしょ濡れにしていた。 「ひゃうっ……! だ、だって……っ、そんなの、考えちゃいけないことなのに……っ、私の身体が、私の子宮と、おまんこと、けつまんこが……『それしかない』って、勝手に熱くなって……っ、あ、あああっ!」  椿姫は、鏡の前でシャドウの首筋にしがみつきながら、自らの腰を前後に甘く揺すり続けた。  シャドウはそんな椿姫の身体を優しく支えながら、今度は二人で鏡のガラス面へと向き直るように体勢を変えた。  ひやりとした大きな姿見のガラス面に、現実の椿姫の白い背中ではなく、今度は再び正面からの向きで――しかし今度は、シャドウが椿姫の背後にぴったりと重なり、背後から椿姫の両脇の下へと白い腕を回し、椿姫の片足を再び横のドレッサースツールの上へと高く乗せさせる体勢をとったのである。  鏡の中には、白い裸体の椿姫のすぐ背後に、寸分違わぬもう一人の裸の椿姫(シャドウ)が重なり合い、四つの豊かな乳房が上下に連なるように揺れ、大きく開かれた椿姫の股間にシャドウの両手が這い回る、万華鏡のように淫靡な光景が映し出された。 『さあ、椿姫。まだ言葉にするのが怖いか? ならば、余が貴様のその素直で淫らな肉体に、直接教えてやろう』  シャドウの白い両手が、背後から椿姫の全身を包み込むように動き始めた。  しかし、その動きはどこまでも緩やかで、甘く、ねっとりとしていた。  過去の経験から、椿姫が激しいだけの乱暴な扱いよりも、こうして全身の神経をひとつずつ解きほぐすような、甘く優しい愛撫でじっくりと追い詰められることを何よりも好むからこそ、シャドウは最高の恋人であり共犯者として、椿姫の肉体を甘やかしていく。  まず、シャドウの背後の胸が椿姫の背中にぴたりと密着し、シャドウの硬く尖った二つの乳首が、椿姫の肩甲骨の下の敏感な肌をちりちりと擦り上げる。  そして、前から回されたシャドウの左手が、椿姫のたわわな右の乳房を下から優しく掬い上げ、手のひら全体で柔らかい果肉をたぷたぷと揺らしながら、人差し指と中指の腹で桜色の乳首を挟み込み、とろけるような優しさでくにゅり、くにゅりと転がし始めた。 「んっ……、はぁ、あぁ……っ! 胸、気持ちいいですわ……っ、そんなに優しく、ゆっくり乳首を転がされたら……っ、おっぱいの奥から、甘い痺れが全部おまんこに降りてきてしまいますわ……っ!」 『それだけではないぞ。ほら、鏡を見ろ。貴様の大好きな、一番恥ずかしい場所がどうなっているか』  シャドウの右手が、スツールに片足を乗せてぱっくりと開かれた椿姫の白い股間へと滑り込んだ。  そこでは、無毛の滑らかな恥丘の下で、桜色の小陰唇が充血してぷっくりと膨らみ、少しの隙間もなく愛液でテラテラと光り輝いている。  シャドウはまず、その右手の親指の腹を、包皮から顔を覗かせた赤いクリトリスの上へとそっと乗せ、圧力をかけすぎないように注意しながら、愛液のぬめりを使ってくるくる、くるくると円を描くように撫で回した。  同時に、残る人差し指と中指の二本を、処女のおまんこの入り口へと浅く添える。  破瓜の痛みを伴う処女膜の奥へは決して無理に押し込まず、その手前の、最も神経が集中している入り口の柔らかい粘膜のひだと、膣口の上壁にある敏感な膨らみの手前だけを、指の腹でくちゅ、くちゅり、と甘く撫で上げるのだ。 「あぁっ、そこっ……! 処女膜の手前の、おまんこの入り口を、指の腹でくちゅくちゅって優しく撫でられるの……っ、私、それ大好きですわ……っ! 奥まで入っていないのに、おまんこが勝手に指を吸い込もうとして、きゅうきゅうって締まってしまいますわ……っ!」  椿姫は鏡の中の自分を見つめながら、白い太腿をさらに大きく開き、自分のおまんこがシャドウの指に甘く弄ばれる様を、自分自身の網膜へと焼き付けていく。  そしてさらに、シャドウは自分の左手を椿姫の乳房から離すと、その濡れた指先を椿姫の股間のさらに下――愛液が伝い落ちてぬるぬるに湿った、桜色のけつまんこへと伸ばしたのである。  ずぷぷ……っ、と。  先ほど二本の指でたっぷりと解きほぐされたばかりの椿姫のけつまんこは、シャドウの左手の中指が触れた途端、まるで熱い口づけでも返すかのように、ちゅぷりと音を立ててその指を根元まで飲み込んだ。 「ひゃああっ……!! ま、また、けつまんこに指が入って……っ、おまんこの入り口と、クリトリスと、けつまんこの奥……っ、三箇所ぜんぶ同時に、ゆっくり撫でられて……っ、あ、あああっ!!」  くちゅ、ぬちゅ、ずちゅり……っ。  鏡の前で、二人の椿姫が重なり合いながら奏でる粘着質な水音が、密室の空気を濃密なエロスの渦へと変えていく。  一階からは、兄・はじめが席を立ってキッチンへお湯を沸かしに来たのか、ヤカンに水を入れるジャーッという音が微かに聞こえてくる。  すぐ下の階で、愛する兄が平和な日常を送っているその同じ瞬間に、自分は鏡の前で全裸を晒し、おまんことけつまんこを同時に指で掻き回されながら、兄の人生を永遠に簒奪するための『最も狂った天啓』に耽っている――! 『どうだ、椿姫。おまんこの豆と入り口を甘く撫でられながら、大好きなけつまんこの奥を指でゆっくり掻き回される気分は……』  シャドウは椿姫のうなじに熱いキスを落としながら、両手の指を完全にシンクロさせ、波が寄せては返すような、緩やかで甘いリズムで三つの性感帯を同時に責め立てた。  けつまんこの中の中指が、直腸の壁越しに処女の膣の奥をぐうっと押し上げると、おまんこの入り口に添えられた二本の指へと、内側から熱い愛液がどくん、どくんと押し出されてくる。 「はぁっ、あぁっ、すごいですわ……っ! 激しくないのに、ゆっくりなのに……っ、気持ちよさが、お腹の底からじわじわって広がって、逃げ場がどこにもありませんわ……っ! 私のおまんこも、けつまんこも、とろとろに溶けてしまいます……っ!」 『ふふ、溶けろ、椿姫。これまでの二十九回のループで貴様を縛っていた「無傷のままで兄に愛されたい」という甘い幻想など、すべてこの蜜と一緒に溶かして流し去ってしまえ』  シャドウの声が、快楽で蕩けきった椿姫の脳髄の奥底へと、決定的な楔(くさび)を打ち込むように響く。 『なぜなら、貴様はもう気づいているはずだからだ。……もし、五月二十九日の夜、あの廃ビルで不良たちに襲われ、白い肌を泥と精液で汚され、ボロボロに引き裂かれて泣き叫んでいるのが、白石結衣ではなく――「水無月椿姫」だったら、どうなるかをな』 「っ……!! あ、ああああっ……!!」  その具体的な光景をシャドウの言葉によって突きつけられた瞬間、椿姫の全身を、これまでのどんな絶頂をも凌駕するほどの強烈な背徳の電流が駆け抜けた。  鏡の中に映る自分の美しい裸体。  この兄のためだけに守ってきた純白の乳房が、おまんこが、けつまんこが――もし、兄の目の前で『取り返しのつかないほど無惨に壊された被害者』として横たわっていたとしたら?  そして、そこに駆けつけた兄・はじめが、見ず知らずの白石結衣に対してさえ一生を捧げようとしたあの過剰なまでの庇護欲と、大切な妹を守れなかったという一生消えない贖罪の意識を、すべて『椿姫ひとり』に向かって爆発させたとしたら……!?  ドクン、ドクン、ドクンッ!!  心臓が早鐘のように鳴り響き、おまんこの奥から熱い蜜が滝のように溢れ出す。  まだ第8章のこの段階では、それは言葉にするのも恐ろしい『悪魔の問いかけ』の輪郭に過ぎない。  しかし、椿姫の魂と肉体は、その暗黒の天啓が持つ圧倒的な甘美さに、すでに抗いようもなく魅了され、激しい絶頂の渦へと呑み込まれようとしていた。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(12) ================================================================================  「あ……っ、あああっ……! 私、私が……っ、兄さんの前で、壊れた生贄に……っ!?」  全身鏡の前で、片足をスツールに高く乗せ、股間のおまんことけつまんこを鏡に向かって大きく開け放ったまま、椿姫は熱に浮かされたうわ言のようにその言葉を繰り返した。  背後から密着するシャドウの白い指が、椿姫のクリトリスとおまんこの入り口をくちゅくちゅと甘く撫で回し、もう片方の手の中指が、けつまんこの深い場所をぬるぬると緩やかに抉り続けている。  普通のお嬢様であれば、自分が誰かに襲われて傷つけられるかもしれないなどという想像をしただけで、恐怖に震えて欲情など一瞬で冷めてしまうはずだった。  しかし、水無月椿姫は違う。  過去の経験から、彼女の愛と恋は明確に切り分けられており、彼女の魂のすべては『兄・水無月はじめを永遠に自分のものにする』という、ただ一点の至上命題のためだけに存在していた。  そのためならば、自分自身の肉体がいかなる快楽に塗れようと、いかなる背徳の舞台の上で踊ろうと、それは彼女にとって恐怖ではなく――兄の魂を永遠に絡め取るための『最も甘美な殉教』へと昇華されてしまうのだ! 『クク……見ろ、椿姫。口では驚いたようなことを言いながら、貴様のけつまんこは余の指をちぎれんばかりに締め付け、おまんこからは透明な蜜が床に水たまりを作るほど滴り落ちておるぞ』  シャドウは背後から椿姫の白い首筋に唇を這わせ、耳の裏の敏感な皮膚をちゅうっと吸い上げながら、意地悪く、しかし愛おしそうに囁いた。  実際、鏡の中に映る椿姫の股間は、目を覆いたくなるほど淫らな状態になっていた。  シャドウの指がクリトリスと膣口を優しく撫でるたび、ぷっくりと充血した桜色の花びらがぱくぱくと開閉し、処女膜の奥から湧き上がる熱い愛液が、まるで蛇口が壊れたかのようにとめどなく溢れ出している。  その蜜が会陰を伝い、シャドウの中指を根元まで咥え込んでいるけつまんこの周囲を泡立つほどに濡らし、スツールに乗せていない左足の太腿の内側からフローリングの床へと、ぴちゃ、ぴちゃ、と絶え間なく滴り落ちていたのだ。 「はぁっ、あぁっ……! だって……っ、兄さんが、私だけを見てくれるなら……っ! 白石結衣なんかじゃなくて、私の手だけを握って、『俺が一生、椿姫を守る』って、あの目で誓ってくれるなら……っ、んあああっ!」  想像しただけで、椿姫の子宮の奥が、きゅううっ、と激しく疼いた。  一周目の五月三十一日の夜、病院から帰ってきた兄が見せた、あの何者にも揺るがない決意に満ちた瞳。  試行Aでも、試行Bでも、二十九回のループの中でただの一度も自分には向けられることのなかった、あの『すべてを投げ打ってひとりの女を守る雄の目』が、もし自分だけに向けられるとしたら!  そして、罪悪感と庇護欲によって完全に理性のタガが外れた兄に、抱きしめられ、慰められ、その熱い肉棒をこの処女のおまんこへと迎え入れることができるとしたら――! 『ふふ……その通りだ、我が本体よ。余が最初から貴様に告げていた『その身を余に捧げよ』という言葉はな、外なる神への生贄のことではない。……貴様がこれまで後生大事に守ってきた「無傷で完璧な妹」という殻を破り捨て、貴様自身の欲望と狂気――すなわち、この余(シャドウ)の導くままに、その純潔の肉体を『兄を狂わせるための究極の舞台装置』へと捧げよ、という意味だったのだ!』  シャドウの言葉とともに、背後から椿姫を愛撫していた指の動きが、最後の絶頂へと誘うように、さらに濃密で甘いストロークへと変わった。  けつまんこに沈められた中指が、直腸の奥の最も敏感な壁を、ゆっくりと、しかし逃がさない強さでぐうっと腹側へと押し上げる。  同時に、おまんこの入り口を撫でていた人差し指と中指が、処女膜のすぐ手前の粘膜をくちゅりと押し広げ、親指の腹がパンパンに張り詰めたクリトリスを、甘い力でくにゅり、くにゅりと続けざまに押し潰した。 「ひゃあああっ!! あ、あああっ、そこっ、すごいですわっ……!! けつまんこの奥と、おまんこの入り口と、クリトリスが、全部ひとつに繋がって……っ、あ、頭が、溶けてしまいますわっ……!!」  椿姫の華奢な背中が、シャドウの胸に抱かれたまま、ぎゅーっと大きく反り返った。  鏡の中で、重なり合った二人の椿姫の白い乳房がたぷんと大きく弾み、椿姫の口から甘い涎がたらりと顎へと垂れ落ちる。 『さあ、イけ、椿姫! 余と貴様がふたつに分かれていた時間は、これで終わりだ。……貴様が自分の本当の狂気を受け入れた今、余は再び貴様の胸の奥へと還り、貴様と完全にひとつの「黒き聖女」となる!』  シャドウは、背後から椿姫の顔を横へと向けさせると、喘ぎ声を上げる椿姫の桜色の唇へと、自らの紅い唇を深く、激しく重ね合わせた。 「んむっ……!! ちゅううっ、れろ、じゅるるっ……んあああっ!!」  舌と舌が絡み合い、唾液が交換される濃厚なディープキス。  その瞬間、椿姫の身体を包んでいたシャドウの白い裸体が、輪郭から順番に、黒と金の入り混じった美しい光の粒子へと変わり始めたのである!  しかし、消えていくのではない。  シャドウの唇から流れ込んでくる熱い吐息と、おまんことけつまんこを同時に責め立てていた指先の甘美な感触が、そのまま実体を伴ったエネルギーの奔流となって、椿姫の唇から、乳首から、クリトリスから、おまんこの粘膜から、そしてけつまんこの最深部から、現実の椿姫の肉体の内側へと、ずぶずぶと吸い込まれるように溶け込んでいったのだ! 「んんんっ――!? ぷはっ、あ、あああああっ!! 入って、きますわっ……! あなたが、私の中に、おまんこと、けつまんこと、胸の奥に、全部溶けて入ってきて……っ、ひゃああああっ!!」  それは、単なる自慰や愛撫の絶頂を遥かに超えた、『魂と超能力の完全なる融合(合一)』がもたらす、超常的なオーガズムの爆発だった。  シャドウが持っていた二十九回分の狂おしい執念と、開発され尽くした性感帯の記憶、そして時間を巻き戻す強大な異能のすべてが、熱いマグマとなって椿姫の子宮と心臓へと流れ込んでくる! 「イクっ……!! イク、イク、イっちゃいますわぁっ……!! おまんこも、けつまんこも、ぜんぶ、ぜんぶ気持ちいいっ……!! ああああああっ――!!」  ぷしゃああああっ!!  鏡のガラス面に向かって、椿姫の大きく開かれた処女のおまんこから、透明な潮が美しい弧を描いて勢いよく噴き出した。  ビシャビシャと音を立てて鏡の表面が愛液で濡れそぼり、そこに映る椿姫自身の恍惚とした痴態を白く霞ませていく。  背中がぎゅーっと極限まで反り返り、スツールに乗せた右足の爪先から頭のてっぺんまで、全身の神経という神経が白い快楽の稲妻に焼き尽くされる。  おまんこの膣口がひくひく、ぱくぱくと激しく痙攣して熱い蜜を吐き出し続け、後ろのけつまんこもまた、まるで見えない極太の塊を締め付けるかのようにキュウキュウと収縮を繰り返した。 『ふふ……これで、我らは完全にひとつだ、椿姫……』  最後に残ったシャドウの甘い囁き声と、黒い光の粒子の最後のひとひらが、激しく上下する椿姫の白い豊かな乳房の谷間――心臓の真上へと、スッと吸い込まれるように溶けて消えていった。 「はぁ……っ、あ、ああ……っ、んくぅ……っ……」  長い、あまりにも長く甘い絶頂の波が、幾度となく椿姫の身体を揺さぶり続け、やがて彼女は鏡の前の床へと、愛液に濡れた白い太腿を崩すようにしてへたり込んだ。  静まり返った正午前の密室には、もはやタールのような黒い影も、鏡の中のもう一人の姿もどこにもなく――ただ、濃密なメスの香りと、すべてを悟り、すべてを受け入れたひとりの美しき少女の荒い吐息だけが残されていた。 『椿姫(リメイク版)〜聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教〜』 【第二部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 ================================================================================ 第8章:怪異の正体――私が私にかけた呪い(13) ================================================================================  三十回目の五月一日、午前十一時。  レースのカーテン越しに差し込む正午前の陽光は、先ほどまでよりも一段と明るく、静まり返った二階の自室を柔らかな白い光で満たしていた。  全身鏡(姿見)の前のフローリングの床に、水無月椿姫は一糸まとわぬ純白の裸体のまま、横座りのような姿勢でゆっくりと息をついていた。  あれほど部屋中を圧迫していた氷のような冷気も、四隅に蠢いていたタール状の黒い澱みも、そして鏡から抜け出してきた黒き聖女(シャドウ)の姿も、今はもうどこにもない。  それらすべては、先ほどの魂まで蕩け落ちるような超常的な絶頂の果てに、本来の持ち主である椿姫自身の肉体――その豊かな白い乳房の奥と、熱く脈打つ子宮の深淵へと、一滴残らず還っていったのだ。 「はぁ……っ、ふぅ……っ……」  椿姫が深く息を吐き出すたび、汗と愛液でしっとりと濡れたたわわな双丘が、柔らかな曲線を描いて上下する。  彼女の周囲には、少女の清潔な石鹸の香りを塗り潰すほど濃厚に、発情し、幾度もイき狂った後の生々しい女の匂いが立ち込めていた。  床の上には、彼女の処女のおまんこから噴き出した透明な潮と粘り気のある愛液が小さな水たまりを作り、そこに浸った彼女の白い太腿やふくらはぎの肌を、ぬるぬると艶めかしく光らせている。  椿姫はゆっくりと顔を上げ、目の前の全身鏡を見つめた。  ガラスの表面には、先ほど彼女が潮を吹いた時に飛び散った愛液の雫が幾つも張り付き、きらきらと光を反射しながらゆっくりと垂れ落ちている。  そして、その濡れたガラスの向こう側に映っているのは――頬を薔薇色に染め、長い黒髪を汗ばんだ首筋に張り付かせながらも、かつてないほど深く、静かで、ひややかな全能感に満ちた黒曜石の瞳を輝かせる、椿姫自身の姿だった。 「……私が、私自身に呪いをかけていた」  椿姫は、鏡の中の自分に向かって、鈴を転がすように澄み切った声で静かに呟いた。  彼女は床からゆっくりと立ち上がると、鏡のガラス面に再び歩み寄り、自らの白い両手を持ち上げて、その華奢な指先をじっと見つめた。  この手が、時間を巻き戻していたのだ。  この胸の奥に宿る、兄・水無月はじめへの狂おしいまでの愛と独占欲が、世界の因果律そのものを捻じ曲げ、三十日間の五月の檻を作り出し、二十九回もの試行錯誤を繰り返させていたのだ。  外から来た悪神になど、最初から脅かされてはいなかった。  すべては、自分の望み通りだった。兄を白石結衣という赤の他人に奪われる未来を絶対に認めず、兄が心も身体も人生のすべてを自分に捧げる『完璧な結末』に辿り着くまで、自分自身の超能力が世界を終わらせずに守ってくれていたのだから。 (なら……この呪いを解き、兄さんを永遠に私のものにする方法も、最初から私の中にしかなかったわけですわね)  椿姫の赤い唇が、うっとりとした、しかし背筋がゾクッとするほど妖艶な弧を描いた。  彼女は鏡を見つめたまま、その白い右手をゆっくりと下ろし、自分の豊かな左の乳房をそっと撫でた。  先ほどシャドウが溶け込んでいった胸の奥は、まるで小さな太陽を飲み込んだかのようにポカポカと温かく、指先が桜色の乳首に軽く触れただけで、びくん、と甘い電流が背骨を駆け上がる。 「んっ……、はぁ……っ。シャドウとひとつに戻ったせいで、身体の感度が、さっきまでよりもずっと鋭くなってしまっておりますわ……」  そのまま彼女の白い指先は、滑らかなお腹の曲線から無毛の白い恥丘へと滑り降り、まだ熱い蜜をとろとろと垂れ流し続けている処女のおまんこへと触れた。  くちゅり、と。  自分の指先が、充血してぷっくりと膨らんだ小陰唇のひだを優しく押し広げる。  かつての表層の椿姫なら、自慰をする時にもどこか「清純な妹」としての無意識のブレーキがかかっていた。  だが、深層意識のシャドウと完全に一体化した今の椿姫には、そんな遠慮や迷いは少しも残っていなかった。  彼女は鏡に向かって自らの脚を肩幅以上に大きく開き、左手の指でおまんこの花びらをぱっくりと左右に押し広げて、その中心にある鮮やかな紅色の処女膜と膣口を鏡の中へと見せつけながら、右手の中指をその浅い入り口へと、ぬるり、と這わせた。  同時に、おまんこから溢れ出る愛液を指先で掬い取り、そのまま後ろのまだひくひくと収縮を繰り返している桜色のけつまんこの蕾へと指を伸ばして、二つの穴を自らの指で交互に、緩やかで甘いリズムで撫でさすったのである。 「あ……っ、んんっ……、私のおまんこも、けつまんこも……こんなに熱くて、とろとろで……っ」  くちゅ、ぬちゅり、と。  自分の指が自分の粘膜を愛撫する水音を聞きながら、椿姫は鏡の中に映る自分の『無傷で美しい裸体』を、まるで芸術品の最終確認でもするかのような、ひややかで熱っぽい眼差しで見つめ続けた。  兄・水無月はじめという男の『急所』。  それは、快楽ではない。献身でもない。  ただひとつ――『取り返しのつかないほど残酷に壊された弱者を救い出し、その一生を背負って守ること』。  白石結衣があの男に選ばれた理由は、白石結衣が魅力的だったからではない。ただ、五月二十九日の夜、あの駅裏の廃ビルで、不良たちに輪姦されてボロボロに壊された『被害者』の席に、たまたま白石結衣が座っていたからに過ぎないのだ。  ならば。  その『被害者の席』を、最初から奪い取ってしまえばいい。  兄の過剰なまでの庇護欲も、守れなかったという一生消えない罪悪感も、そしてボロボロに傷ついた少女を抱きしめて慰める甘美な救済の権利も――他の誰にも、少したりとも渡すものか。 「兄さんのその優しい心も、庇護欲も、全部、全部私のものですわ……。見ず知らずの女のために使わせるくらいなら、私がこの身体で、残らず奪い尽くして差し上げます……」  おまんこのクリトリスを指の腹で優しく撫で上げ、けつまんこの窄まりをくにゅりと押さえながら、椿姫の瞳の奥に、暗く美しい『禁忌の天啓』の炎がゆらりと燃え上がった。  この純潔の肉体を、どうやって使い、どうやって兄の目の前に差し出すべきなのか。  まだ具体的な計画の細部は、これからの時間の中で冷たく緻密に練り上げていくことになる。しかし、向かうべき『聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教』への扉は、今この瞬間、鏡の前で完全に開け放たれたのだ。  ――トントン、と。  その時、階下から階段を昇ってくる軽やかな足音が響き、自室のドアの向こう側から、世界で一番愛おしい男の優しい声がかけられた。 「椿姫ー? まだ着替え中か? もうすぐ十一時過ぎるし、そろそろ昼飯の準備でもしようかと思ってさ。昨日買っておいたパスタでいいか?」  何も知らない、無邪気で穏やかな兄・はじめの声。  ドアのすぐ向こう側に立つ兄の気配と、その若々しい雄の体臭が、鍵のかかったドアの隙間から微かに流れ込んでくる。  その声を聞いた瞬間、椿姫のおまんこの奥が、きゅううっ、と甘く切なく収縮し、指先を濡らす愛液がさらにひとすじ、たらりと太腿を伝って床へと落ちた。 「……っ、はぁ……」  椿姫は、おまんことけつまんこからゆっくりと自らの指を引き抜くと、その愛液でぬるぬるに光る指先を自らの桜色の唇へと運び、ちゅうっ、と小さな音を立てて舐め取った。  自分の蜜の、甘酸っぱくて生々しい味が舌の上に広がる。  それから彼女は、床に落ちていたタオルで素早く、しかし丁寧に全身の汗と愛液を拭き取り、新しい純白のレースの下着とブラウスを身に纏いながら、少しの乱れもない、完璧で清楚な「自慢の妹」の声を作って、ドアの向こうの兄へと微笑みかけた。 「ええ、兄さん! 今すぐ参りますわ。……兄さんとご一緒のお昼ご飯、とても楽しみにしておりますね」  カチャリ、とドアの鍵を外す前に、椿姫はもう一度だけ全身鏡を振り返った。  鏡の中の彼女は、誰よりも清らかで無垢な聖女の微笑みを浮かべながら――その瞳の奥底で、愛する兄を永遠の檻へと閉じ込めるための、甘く残酷な決意を煌めかせていた。 (第8章・完/第9章へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(壱)  三十回目の五月一日、午前十一時。  水無月家の二階にある水無月椿姫の自室は、初夏の陽光をレースのカーテンで柔らかく濾過し、まるで琥珀色の蜜の底に沈んでいるかのような静けさに満たされていた。  つい先刻まで、この部屋には異様な緊張感が張り詰めていた。第8章で椿姫が直面したおぞましくも甘美な真実――この水無月家に巣食い、時に物理法則さえ歪めていた「怪異」の正体が、他ならぬ椿姫自身の深層意識、すなわち『兄・はじめを誰にも渡したくない』という執念が具現化した超能力(シャドウ)であったという事実。それを暴き出した直後の彼女の肉体は、知的な興奮と、背筋を駆け上がる異様な官能の熱によって、熱い鉛を流し込まれたように重だるく火照っていた。  椿姫は自室のベッドの上に、乱れた姫カットの黒髪を扇のように広げて倒れ込んでいた。  清楚な学園の制服は、呼吸のたびに大きく上下する豊かな胸元で苦しげにボタンを軋ませ、プリーツスカートの裾は太腿の付け根近くまで無防備にめくれ上がっている。そこから覗く白い素肌は、うっすらと浮かび上がった汗の粒によって桜色に上気し、部屋の空気そのものに彼女の持つ生々しい女の匂いを濃厚に溶かし込んでいた。  一階のキッチンからは、トントンと小気味よくまな板を叩く音や、フライパンの上でオリーブオイルが跳ねる微かな音、そして兄・水無月はじめが機嫌よく口ずさむ鼻歌が、床板を伝って微かな振動とともに届いてくる。  平和で、無邪気で、何の疑いもない休日の昼下がり。  だが、ベッドの上に横たわる椿姫の瞳は、天井の模様を見つめたまま、二十九回分もの途方もない時間の記憶――何百回、何千時間と積み重ねられた兄との濃密な交わりの記憶を、狂おしいほどの鮮明さで反芻していた。 (どうして……っ。どうしてなの、兄さん……)  椿姫の白い指先が、無意識のうちに自らの下腹部へと這い下りる。  スカートの生地の上からでも、その奥にある子宮がキュウキュウと音を立てんばかりに収縮し、熱い血潮を集めて疼いているのが分かった。  彼女の記憶力は、過去のどんな些細な出来事も、肌を掠めた吐息の温度も、粘膜が擦れ合う水音も、すべてを完璧に記録している。過去のループでの経験が上書きされて消えることなど決してない。二十九回の五月を繰り返し、そのたびに兄を誘惑し、兄の理性を溶かし、兄のベッドで、あるいはこの自室のベッドで、リビングのソファで、浴室で、玄関先で、数え切れないほど身体を重ねてきた。そのすべての記憶が、今この瞬間も現在進行形の感覚として彼女の神経回路に焼き付いているのだ。  まぶたを閉じれば、あの甘美で緩やかな、それでいて魂の芯まで蕩けさせるような交わりの光景が、すぐ目の前に浮かび上がる。  あれは確か、十回目のループの五月半ばだっただろうか。それとも二十回目のループの、雨の降る夜だっただろうか。  いいえ、どのループでも同じだった。椿姫が兄の懐へと滑り込み、潤んだ瞳で見上げながら、自らの秘密の場所――誰にも見せたことのない、兄だけのために存在する桜色の秘裂を、自分の指で左右にぱっくりと押し広げて見せつけたときの、兄のあの息を呑むような表情。 『ほら、兄さん……見てくださいまし。椿姫のおまんこ、兄さんのことを考えただけで、こんなにとろとろに泣いていますのよ……っ』  記憶の中の椿姫は、恥じらいと誇らしさが入り混じった熱い吐息を漏らしながら、白い太腿をM字に大きく開いて、兄の視線を自らの最奥へと釘付けにしていた。  見せつけるのが好きだった。自分の肉体がどれほど兄を求めて熟れているか、どれほど淫らに蜜を滴らせているかを、大好きな兄の瞳に焼き付ける瞬間がたまらなく快感だった。婉曲的な表現などまだるっこしくて使わない。自分の欲望を、生々しい女の匂いとともに直接ぶつけることこそが、兄の理性のタガを外す最も確実な方法だと知っていたから。  淡いピンク色の粘膜が、呼吸に合わせてひくひくと脈打ち、透明で粘り気のある愛液がぷっくりと膨らんだクリトリスの包皮から、小さな膣口へと糸を引いて垂れ落ちていく。さらにはそのすぐ下にある、キュッと窄まった薄桃色のけつまんこまでもが、兄の視線に晒される羞恥と興奮でひくひくと収縮するのを見せつけた。 『つ、椿姫……お前、なんてことを……っ』 『だめですわ、目を逸らさないで、兄さん……。私のおまんこも、けつまんこも、全部兄さんのものなんですから。まずはお口で……あなたの熱い舌で、ここをたっぷり可愛がってくださいまし……っ』  そうして始まった、気も遠くなるほど長くて甘いクンニリングスの記憶。  思い出すだけで、現在の椿姫の太腿の内側がびくっと震え、ショーツのクロッチ部分にじわりと熱い染みが広がる。  兄・はじめは、一度タガが外れると、驚くほど献身的で執拗な愛撫を見せる男だった。椿姫の両腿をがっしりと抱え込み、その熱い吐息を直接秘裂に吹きかけながら、まずは外側のふっくらとした大陰唇から、内側の薄い花びらのような小陰唇へと、舌先で丁寧に、ゆっくりと愛液を掬い取るように舐め上げていくのだ。  ちろっ、れろ、じゅるるっ……と、静かな部屋に響き渡る粘っこい水音。  激しいだけの乱暴な扱いは、椿姫の好みではなかった。お互いの体温と粘液が溶け合い、神経の先端がじんわりと痺れていくような、緩やかで甘い、ねっとりとした愛撫。兄のざらついた舌の表面が、敏感に充血したクリトリスの先端を優しく転がし、そのまま包皮ごと唇で咥え込んで、ちゅううっと甘く吸い上げる。 『あぁっ、んぁああっ……! そこっ、兄さんのお口、すごいですわ……っ! おまんこ舐められるの、大好き……っ、もっと、もっと舌を平らにして、下から上までべろべろって舐めてくださいまし……っ!』  記憶の中の自分が上げた甘い嬌声が、現在の椿姫の鼓膜の裏で反響する。  兄の舌は、ただクリトリスを責めるだけでは終わらなかった。溢れ出る蜜を喉を鳴らして飲み干しながら、今度は柔らかく窄まった膣口へと舌先を突き立て、浅い場所にある敏感なヒダを一枚一枚解きほぐすように、ぬるぬると蠢きながら侵入してくる。さらに、鼻先でクリトリスをぐりぐりと押し潰しながら、顎の先から垂れた唾液と愛液の混合液で濡れそぼったけつまんこの皺まで、舌の腹でねっとりと撫で上げるのだ。  前も後ろも、兄の温かい舌と唾液でべとべとに塗り込められ、全身の毛穴が開くような甘い痺れが背骨を駆け上がっていく。  そして、十分に濡れそぼり、膣全体が兄の形を求めてぱっくりと口を開けたところで、兄の逞しい肉棒がゆっくりとあてがわれる。  最初の挿入――破瓜の瞬間の記憶も、二十九回分すべてが鮮明に残っている。  亀頭が処女膜に突き当たり、ぐっと腰が沈み込むときの、身が裂けるような熱い痛みと、それを瞬時に凌駕する『兄とひとつになれた』という圧倒的な充足感。  ぷつり、と膜が破れ、純潔の証である鮮血が白い太腿を伝ってシーツに赤い花を咲かせる。その痛みに眉を寄せながらも、椿姫は兄の背中に白い腕を回し、脚を腰に絡みつかせて、奥へ、もっと奥へと兄を招き入れた。  一度結ばれてしまえば、あとは毎晩が果てしない蜜月の連続だった。  激しいピストンで無理やりイかされるようなセックスではない。お互いの肌の温もりを確かめ合うように、ゆっくりと、深く、根元まで時間をかけて沈み込み、亀頭の先端が子宮口にこつんとキスをするまで押し込まれる、緩やかで甘い交わり。  兄の太く熱い肉棒が、膣内の無数のヒダをゆっくりと押し広げ、奥の奥まで隙間なく埋め尽くす感覚。抜くときも、まるで粘膜そのものを引きずり出すかのようにじれったいほどの速度で引き抜かれ、カリ首がGスポットをゆっくりと引っ掻き上げていく。 『あ、ぁあ……っ、兄さん、深いですわ……っ。あなたのが、私のお腹の奥までぜんぶ埋まって……っ、ぎゅーっと抱きしめて、このまま溶け合ってしまいましょう……っ』 『椿姫……っ、すごいぞ、お前の中、熱くて、とろとろに絡みついてきて……っ、俺、もうお前なしじゃ生きられない……っ!』  そう、兄は確かにそう言ったのだ。  一度や二度ではない。十回目のループでも、十五回目のループでも、二十五回目のループでも、二十九回目のループでも!  毎晩のように椿姫の部屋を訪れ、あるいは自分のベッドへと椿姫を引きずり込み、憑りつかれたように彼女の白い肢体を貪り尽くした。  椿姫の豊かな乳房に顔を埋めて赤子のように乳首を吸い続け、椿姫が自ら開いて見せつけるおまんこに顔を突っ込んで窒息するほど愛液を舐め取り、さらには椿姫の甘い誘いに乗せられて、後ろの穴――けつまんこにまでローションと愛液を塗りたくり、その太い肉棒を根元までねじ込んで喘いでいたではないか。  けつまんこをゆっくりと押し広げられ、腸壁越しに膣の裏側を圧迫されるあの倒錯的な快楽の中で、兄は椿姫の耳元に熱い息を吹きかけながら、何度も、何度も、ドクドクと脈打つ熱い精液を彼女の胎内へ、けつまんこの奥深くへ、そして白い喉の奥へと注ぎ込んだ。  事後の気怠い熱気の中で、汗と精液と愛液の匂いに塗れながら、兄は間違いなく椿姫の髪を撫で、恍惚と罪悪感に潤んだ瞳で『ずっとお前だけを守る』と囁いていたのだ。 「……なのに」  現在の自室のベッドの上で、椿姫の唇から、ひややかな、それでいて血を吐くような呟きが漏れた。  これほどまでに開発し尽くした。  自分の肉体も、兄の性癖も、すべてを知り尽くし、男が一生忘れられないほどの極上の快楽を、純潔の血とともに何百回と捧げてきた。  それなのに、なぜ?  なぜ、どのループにおいても、月末の五月二十九日にあの女――白石結衣が目の前に現れた瞬間、兄のあの熱狂は憑き物が落ちたように冷めきってしまうのか?  なぜ、前日の夜まで『お前なしでは生きられない』と喘いで椿姫の子宮に精液を注ぎ込んでいたはずの男が、白石結衣の涙を見た途端、椿姫との甘い蜜月をすべて『妹を相手に犯してしまったおぞましい過ち』『許されざる近親相姦の罪』として切り捨て、ためらいもなく結衣の元へと走り去ってしまうのか!? 「はぁ、んっ……っ、悔しい……っ、どうしてですの……っ」  思考が核心に近づこうとするたび、それと反比例するように、椿姫の肉体は過去の記憶のフラッシュバックによって激しい飢餓感に襲われていた。  なんという皮肉だろうか。  今、この三十回目の五月一日の時点では、椿姫の肉体は物理的にはまだ一度も男を知らない「無傷の処女」へとリセットされている。膣の入り口には、薄く張り詰めた処女膜が確かに存在している。  だというのに、彼女の脳髄と、脊髄から伸びるすべての性感神経、そして下腹部の奥で脈打つ子宮と膣粘膜、さらにはけつまんこの内壁に至るまで、二十九回分のループで徹底的に開発され尽くした『雌としての記憶』がそのまま引き継がれているのだ。  ただ自室のベッドに寝転がり、過去のセックスを思い出したというだけで、彼女の身体はすでに兄に抱かれる準備を完璧に整えてしまっていた。 「んっ、ふぁ……っ、あ、あつ……っ」  椿姫はたまらず、自らの制服のブラウスの上から、大きく膨らんだ双丘を両手でぎゅっと鷲掴みにした。  柔らかい脂肪の塊が指の間からむにゅりと溢れ出し、その頂点にある乳首が、ブラジャーのカップの裏地を突き破らんばかりにぷっくりと硬く勃起しているのが分かる。  手のひらで円を描くように乳房を揉みしだきながら、中指の腹でブラウスの上から乳首をこり、こり、と強く擦り上げる。  たったそれだけの刺激で、背骨の根元から頭のてっぺんまで、チリチリとした甘い電流が駆け抜けた。  感度が良すぎるのだ。二十九回ものループの間、兄の舌と指によって何千回と愛撫され、吸い上げられ、甘噛みされてきた彼女の乳首も、クリトリスも、膣内も、けつまんこも、すべてが異常なまでの性感帯へと造り変えられている。  椿姫は荒い息を吐きながら、片方の手をブラウスの胸元から滑り込ませ、ブラジャーのカップを強引に下へと引き下げた。  ぽろん、と弾けるように露わになったのは、透き通るように白い肌の乳房と、その先端でさくらんぼのように赤く艶めいて尖りきった乳首だった。  自分の指先で、その敏感な突起をきゅっと摘み上げ、少し引っ張るようにして捻ってみる。 「ひゃ、あぁんっ……! んんっ、乳首、じんじんする……っ」  自分の指なのに、脳裏には兄の大きく無骨な指先と、熱い舌の感触が鮮やかに蘇る。  椿姫はもう片方の手を、めくれ上がったプリーツスカートの奥、純白のシルクのショーツへと伸ばした。  指先がクロッチ部分に触れた瞬間、ちゃぷっ、と微かな水音がした。  まだ直接触れてもいないのに、記憶を反芻しただけで、ショーツの股布はすでに粘り気のある愛液でぐっしょりと濡れ透け、太腿の内側にまでぬるりとした蜜が漏れ出していたのだ。  生地の奥から立ち昇る、むせ返るような濃厚なメスの匂い。清楚で可憐な優等生の皮の下に隠された、誰よりも淫らで生々しい女の匂いが、自室のベッドの上にふわりと広がる。 (ああ、なんてだらしないおまんこ……。まだ五月一日が始まったばかりですのに、私ったら、兄さんのちんぽを思い出してこんなに濡らしてしまって……)  だが、その自己嫌悪すらも、今の椿姫にとっては極上のスパイスでしかなかった。  彼女はベッドの上で膝を立て、M字に大きく脚を開くと、まるで目の前に兄がいるかのように、濡れ透けたショーツの股布を自らの視線で見下ろした。  見せつける相手がいない密室でありながら、自分の淫らに濡れた秘所を自分の目で確認するだけで、下腹部の奥がぎゅーっと締め付けられるように疼く。  椿姫はゆっくりと、濡れて肌に張り付いたショーツの脇を人差し指でずらし、ぷっくりと膨らんだ秘裂を冷たい外気へと晒した。  にゅるり、と、ショーツの裏地と秘裂の間で透明な愛液が幾筋もの銀の糸を引き、朝日を浴びた露のようにきらきらと輝く。  綺麗に揃った恥毛の下で、淡い桜色の大陰唇がしっとりと濡れそぼり、その隙間から、すでに充血して包皮から顔を覗かせたクリトリスと、蜜を湛えてひくつく小さな膣口、そしてその下で愛液の雫を受けて濡れ光るけつまんこが、一列に並んで息づいていた。 「はぁ、はぁ……っ、んっ……。こうして開いて見せるだけで、おまんこの奥がキュウキュウ鳴いてしまいますわ……」  椿姫は白い指先を2本揃え、自らの秘裂の左右にあてがうと、くぱぁ、と音を立てて花びらを大きく押し広げた。  ピンク色の粘膜が外気に触れてびくびくと震え、奥から新たな愛液がじゅわっと湧き出してシーツにぽたりと落ちる。  なぜ、これほどまでに兄専用に仕上げられた極上の肉体を持ってしても、兄の心を最期の瞬間に繋ぎ止めることができなかったのか。  椿姫は開いたままの秘裂の入り口――無傷の処女膜が張られた小さな孔の周りを、中指の腹でぬるり、ぬるりと円を描くように撫で回しながら、その胸の奥底にある「黒い深淵」へと問いかけた。 (ねえ、もう一人の私……。第8章で私を脅かし、この家を歪めていた私自身の影(シャドウ)よ。あなたなら、知っているのでしょう? 私が二十九回ものループで、どこで計算を誤っていたのかを……)  指先がクリトリスのすぐ横を掠める。  ぴくん、と白い腰が跳ね、甘い吐息が漏れるのと同時に、椿姫の胸の奥底――心臓の裏側あたりから、氷のようにひやかで、それでいてタールのように粘りつく『もう一つの声』が、彼女の脳髄に直接響き渡った。 『……くくっ。まだ分からないのか、表層の私よ。そんな生ぬるい自分の匂いの中で、過去の甘い思い出に浸って股を濡らしているから、お前はいつまで経ってもあの男の本質が見えないのだ』  それは、紛れもなく椿姫自身の声でありながら、一切の迷いも感傷も削ぎ落とした、深層意識(シャドウ)のひややかな囁きだった。  シャドウの声は、椿姫の神経を直接撫で回すように、甘く残酷に言葉を継ぐ。 『思い出してみろ。お前は二十九回のループで、何をしてきた? 兄の好む料理を作り、兄の望む清楚で完璧な妹を演じ、そして夜になれば、兄が夢見る最高の娼婦となってその白い肢体を惜しみなく差し出した。おまんこを見せつけ、舐めさせ、けつまんこまで開発させ、あの男が欲しがる快楽のすべてを完璧な形で与え尽くした』 「ええ……そうですわ。兄さんは毎晩、私の身体の虜になって、腰を振って、私の名前を呼びながらイっていました……! 私のセックスに、一点の曇りも不足もなかったはずですわ!」 『そうだ。お前の与えた快楽は完璧だった。どの女よりも深く、甘く、あの男の肉体を満足させた。……だが、その結果がどうだった?』  シャドウの問いかけに、椿姫の指がぴたりと止まる。  濡れそぼった膣口が、きゅうっと切なげに収縮した。 『二十九回すべてにおいて、五月二十九日に白石結衣という女が現れた瞬間、あの男はお前との何百回もの絶頂を「ただの肉欲の過ち」としてゴミ箱に捨てた。なぜか? 答えは単純だ。水無月はじめという男の魂の「急所」は、下半身にも、胃袋にも、プライドにも存在しないからだ』  どくん、と椿姫の心臓が大きく跳ねた。  同時に、一階のキッチンから、香ばしいニンニクとオリーブオイルの香り、そしてお湯が沸騰する音が微かに漂ってくる。  そこには、今まさに生きている、三十回目の兄・はじめがいる。  そして、この部屋のすぐ隣には――今朝までその兄が眠り、兄の体温と、汗と、オスの匂いが濃厚に染み付いた『兄の寝室』がある。 『知りたいのだろう? あの男の急所がどこにあるのかを。なぜお前が二十九回も負け続けたのか、その構造のすべてを』  深層意識のシャドウが、椿姫の下腹部の奥を内側からくすぐるように囁く。  まるで黒い触手が子宮の入り口を優しくノックしたかのような錯覚に、椿姫は「あ、んっ……!」と声を漏らし、全身をぎゅーっと反らせた。 『ならば、こんな自分の部屋で、自分の匂いだけを嗅ぎながら指を動かしていても無駄だ。行け、椿姫。隣の部屋へ。あの男の抜け殻が転がり、あの男の生々しいオスの匂いが充満するベッドの上へ。そこで自分の肉体と記憶を徹底的に解剖しろ。お前がどれほどあの男に狂わされているか、そしてあの男がどれほど歪んだ生き物であるかを、絶頂の果てに暴き出すのだ……!』 「……っ、はぁ、はぁ……っ、兄さんの、お部屋……」  その言葉を聞いた瞬間、椿姫の瞳に、理性を焼き切るような妖しい焔が灯った。  そうだ。ここではない。  私が今すぐ行くべきなのは、兄の匂いが一番濃い場所。兄が毎晩無防備に眠り、過去ループで私を何百回と組み敷いた、あのベッドの上だ。  椿姫は荒い息を吐きながら、愛液でぬるぬるに濡れた指先を自らの唇へと運び、ちろり、と赤い舌を出してその蜜を舐め取った。甘酸っぱく、どこか鉄錆にも似た発情期のメスの味が、舌の上でじんわりと広がる。  ショーツの乱れを直すことさえもどかしく、ただスカートの下の濡れそぼった股間から熱い蜜を太腿に垂らしたまま、椿姫はベッドからゆっくりと足を下ろした。  立ち上がった瞬間、重力に従って、膣の入り口に溜まっていた愛液が、つぅっ……と白い太腿の内側を伝って膝裏へと流れ落ちる。  その淫らな感触に身を震わせながら、椿姫はふらふらと、しかし獲物を狙う捕食者のように音のない足取りで、自室のドアへと向かった。  廊下に出ると、一階からの生活音がさらに鮮明に聞こえてきた。 「ふんふーん♪ 今日のパスタはベーコンとキノコのペペロンチーノにするかー」  そんな呑気な独り言とともに、フライパンを振る小気味よい音が響いている。  兄・はじめは、二階の廊下で妹がショーツをぐしょぐしょに濡らし、瞳をとろんと潤ませて自分の寝室へと忍び込もうとしていることなど、夢にも思っていない。  その圧倒的な非対称性――兄の無邪気な日常と、自分の抱える二十九回分の淫靡な記憶と執念のコントラストが、椿姫の背徳感を極限まで煽り立てた。 (待っていてくださいまし、兄さん……。今、あなたの匂いの中で、あなたの心の鍵の形を……この身体で完全に解き明かしてみせますわ……っ)  椿姫の白い手が、隣室――『水無月はじめの寝室』のドアノブに、そっとかけられた。  カチリ、と小さな音を立ててラッチが外れ、禁断の密室への扉が、ゆっくりと内側へと開かれていく――。 (第9章・その2へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(弐)  三十回目の五月一日、午前十一時三十分。  ギィ……と微かな音を立てて開いたドアの隙間から、椿姫は滑り込むようにして兄・水無月はじめの寝室へと足を踏み入れた。  背後でドアを閉め、内側からそっと鍵をかける。カチリ、という金属音が響いた瞬間、そこは一階の明るい日常から完全に切り離された、背徳の密室へと変わった。  カーテンが半分閉められたままの薄暗い室内には、今朝まで兄がここで眠っていたという生々しい痕跡が、そのままの形で残されていた。  無造作に蹴り飛ばされたタオルケット、頭の形に窪んだままの枕、シーツの上に落ちた数本の黒い髪の毛、そしてベッド脇のランドリーバスケットに放り込まれた、兄が昨夜から今朝にかけて着ていたTシャツとトランクス。  そして何より――遮蔽された部屋の空気そのものに、若く健康なオスの体臭と、寝汗の混じった温かく濃厚な匂いが、むせ返るほどに充満していた。 「あ……っ、ん、ぁあ……っ」  その空気を胸いっぱいに吸い込んだ瞬間、椿姫の白い喉がひくっと震え、甘く掠れた吐息が唇の隙間から漏れ出した。  鼻腔の奥の粘膜から、直接脳髄の快楽中枢へと突き刺さるような、強烈なフェロモンの刺激。  ただ兄の部屋の空気を吸っただけだというのに、椿姫の下腹部の奥――二十九回分の交わりの記憶を刻み込まれた子宮が、ギューッと音を立てて痛いくらいに収縮した。  まるでパブロフの犬のように、彼女の肉体は「兄の匂い=これから犯され、愛され、精液を注ぎ込まれる合図」として完全に条件付けられていたのだ。  膝から力が抜けそうになるのを必死で堪えながら、椿姫はふらふらとベッドの脇へと歩み寄った。  一歩踏み出すごとに、先ほど自室で濡らしたショーツの股布が、ぷっくりと充血した秘裂と擦れ合い、ぬちゅっ、くちゃっ、と小さな水音を立てる。太腿の内側を伝う愛液の量は、この部屋に入った途端に倍増し、今ではストッキングを履いていない白い素足を伝って、ふくらはぎのあたりまで温かい雫が垂れ落ちてきていた。 (ああ……兄さんの匂い……。濃くて、温かくて、少し汗ばんでいて……っ。頭がクラクラしてしまいますわ……っ)  椿姫の瞳は、すでに熱に浮かされたようにとろんと潤み、頬は鮮やかな桜色に染まっていた。  彼女はまず、ベッドへ飛び込む前に、脇に置かれたランドリーバスケットへと白い手を伸ばした。  そこには、兄が今朝脱ぎ捨てたばかりの黒いボクサートランクスと、白い綿のTシャツが無造作に丸められている。  椿姫は震える指先でそのボクサートランクスを拾い上げると、ためらうことなく、そのフロント部分――兄の太く逞しい肉棒と、精液をたっぷりと蓄えた陰嚢が今朝まで包み込まれていた布地を、自らの鼻先と唇にぎゅーっと押し当てた。 「んんっ……! はぁ、すぅっ……っ、あぁ、兄さんの、おちんぽの匂い……っ」  深く、深く息を吸い込む。  柔軟剤の香りなどとうに消え去り、そこには純粋な男の性器の匂い――少し蒸れたような、甘酸っぱくも雄々しい、独特の体臭が濃厚に染み付いていた。  その匂いを嗅いだ瞬間、椿姫の背筋を稲妻のような快感が駆け抜け、立っているまま腰がびくびくっと激しく痙攣した。  たまらず椿姫は、兄のトランクスの股間部分に赤い舌を這わせ、布地をじゅるっと音を立てて舐め上げた。自分の唾液で湿った布地から、さらに強いオスの匂いが立ち昇り、彼女の理性を端から溶かしていく。 「はぁ、んっ……好きですわ、兄さん……。この匂いを嗅ぐと、私のおまんこ、兄さんのあの太くて熱いおちんぽを思い出して、勝手にひくひくしてしまいますの……っ」  椿姫は片手で兄のトランクスを顔に押し当てて匂いを貪りながら、もう片方の手で自らの制服のプリーツスカートを腰までたくし上げた。  部屋の隅には、兄が身だしなみを整えるために使っている全身を映す姿見(鏡)が置かれている。  薄暗い部屋の中で、その鏡の表面に、スカートをたくし上げて白い太腿と濡れ透けた純白のショーツを晒す椿姫自身の姿がくっきりと映し出された。  顔には兄のトランクスを押し当て、胸元はブラウスのボタンが外れて白い谷間と桜色の乳首が半分こぼれ落ち、下半身は愛液でぐっしょりと変色したショーツが秘裂に食い込んでいる――普段の清楚で完璧な妹の姿からは想像もつかない、浅ましくも淫靡なメスの姿。 (見て……鏡の中の私。こんなふうに兄さんのお部屋で、兄さんの下着を嗅ぎながらおまんこを濡らして……なんていやらしい妹なのかしら……っ)  だが、椿姫は昔から「見られること」も「見せつけること」も大好きだった。  大好きな相手に自分の秘密の場所を晒し、その視線で犯されることに無上の悦びを感じる彼女の性癖は、今、鏡の中の自分――すなわち深層意識のシャドウが宿る鏡像に対してさえ、猛烈な興奮を引き起こしていた。  椿姫は鏡に向かって正面から向き直ると、トランクスを口に咥え直し、両手で自らのショーツのサイドを掴んで、ゆっくりと太腿の半ばまで引き下ろした。  ぱちん、とゴムが素肌に当たる小さな音とともに、これまで布地に抑え込まれていた濃厚なメスの匂いが、兄の部屋のオスの匂いの中へと一気に拡散した。  ショーツのクロッチが秘裂から剥がれる際、とろりとした透明な愛液が何本もの濃厚な糸を引き、鏡の前でキラキラと光りながらちぎれて落ちる。  椿姫は足を肩幅よりも広く開き、腰を少し前に突き出すようにして、鏡の中の自分――そしてその奥から自分を見つめているかのような「兄の気配」に向かって、自らの白い指先で秘裂の左右を引っ張り、ぱっくりと開帳してみせた。 「んっ、ふぅ……っ。ほら、兄さん……見てくださいまし。椿姫のおまんこ、兄さんのお部屋の匂いを嗅いだだけで、こんなにとろとろに溶けていますわ……っ」  トランクスを口元から少しずらし、うっとりとした瞳で鏡を見つめながら、椿姫は淫らな独り言を紡ぐ。  鏡の中に映る彼女の秘所は、物理的には傷ひとつない処女のそれでありながら、二十九回分の開発の記憶によって、まるで熟れきった娼婦のように鮮やかなピンク色に充血し、ぬめぬめと愛液を光らせていた。  ぷっくりと膨らんだクリトリスは包皮を押し上げて誇らしげに勃起し、その下の小さな膣口は、入り口を塞ぐ薄い処女膜の奥から、とぷ、とぷっ、と止めどなく透明な蜜を湧き出させている。  そして、開かれた秘裂のさらに下、白いお尻の谷間の中心に位置するけつまんこもまた、垂れ落ちてきた愛液でしっとりと濡れそぼり、まるで呼吸をするかのように、きゅっ、きゅっ、と細かく窄まりを震わせていた。 「おまんこだけじゃありませんわ……。ほら、ここ……兄さんにたくさん開発していただいた、椿姫のけつまんこも……見てくださいまし……っ」  椿姫は片方の手を後ろへと回し、白いお尻の肉をぐっと横に引き開いて、鏡の中にけつまんこのピンク色の皺までくっきりと映し出した。  過去のループで、兄の指や舌、そして最後にはあの太い肉棒まで受け入れて喘ぎ狂った記憶が、けつまんこの粘膜を内側から熱く灼いている。  前のおまんこも、後ろのけつまんこも、どちらも兄に犯される快楽を完全に記憶しており、「早く入れて」「早くかき回して」と競い合うようにひくついているのだ。  椿姫は鏡を見つめたまま、中指と薬指の二本を揃え、まずは濡れそぼったおまんこの縦筋に沿って、上から下へとゆっくりと撫で下ろした。  にゅるっ、くちゃ……と、空気を含んだ粘っこい水音が静かな寝室に響く。  指の腹が、勃起したクリトリスの先端を少し掠めただけで、椿姫の白い背中がぎゅーっと反り返り、太腿がガクガクと震えた。 「ひゃうっ……! あ、ぁあんっ……! すご、少し触っただけですのに……っ、クリトリス、びりびりって来ますわ……っ!」  なんという感度だろうか。  自室で触れたときよりも、はるかに強い快感の波が下腹部から脳天へと突き抜けていく。  兄の部屋にいるという背徳感と、鼻腔を満たす兄の体臭、そして鏡に自分の痴態を見せつけているという倒錯的な興奮が、彼女の性感神経を何倍にも増幅させていた。  椿姫は荒い息を吐きながら、指先でクリトリスの包皮を優しく剥き、露わになったピンク色の小さな蕾を、親指と人差し指でそっと挟み込んだ。  そのまま、自分の愛液を潤滑剤にして、くちゅ、くちゅ、と柔らかく捏ね回す。  鏡の中の椿姫が、快感に顔を歪め、赤い舌を少し出してあえぎ声を漏らす。 「あぁっ、んっ、んんっ……! 兄さん、兄さんっ……! いつもみたいに、ここ、兄さんの舌でぺろぺろって舐めてくださいまし……っ! 椿姫のおまんこ、兄さんのよだれでぐしょぐしょになるまで、吸い上げてほしいですの……っ!」  彼女はもう片方の手に持っていた兄のトランクスを再び顔に押し当て、その匂いを肺の奥まで吸い込みながら、おまんこを弄る指の動きを速めた。  くちゃ、くちゃ、じゅぷっ、ぐちゅるっ……!  二本の指がクリトリスから滑り降り、膣口のすぐ手前、尿道口周辺の敏感な粘膜をタッピングするように叩き、そのままさらに下へと滑って、濡れたけつまんこの入り口をくるくると撫で回す。  おまんこから溢れ出た愛液を、指先でけつまんこの皺へと塗り込んでいく作業。  ぬるぬるとした自分の蜜がけつまんこの窄まりを濡らし、指の腹が中心の小さな窪みをぐっと押し込むたびに、お尻の奥から背骨へと、前とは違う重くて甘い痺れが駆け上がっていく。 「ふぁ、あぁっ……! けつまんこも、気持ちいい……っ。兄さんに舐められて、指を入れられて、開発されたところ、ぜんぶ覚えていますわ……っ。あ、ぁんっ、こんなふうに両方いっぺんに撫でたら、私、立つこともできなくなってしまいます……っ!」  鏡の中で、椿姫の白い太腿が小刻みに痙攣し、開かれた秘裂から、ぷしゃっ、と小さな飛沫を上げて愛液が吹きこぼれた。  床に敷かれた兄のラグマットの上に、ぽた、ぽたと熱い蜜が滴り落ち、濃い染みを作っていく。  だが、立って鏡を見つめながらの表面的な愛撫だけでは、彼女の奥底――二十九回分の記憶を抱えて狂おしく疼く膣の深奥と子宮の飢餓感を満たすことは到底できなかった。  もっと、兄の近くに。  もっと、兄の体温と匂いに全身を包まれながら、この処女膜の奥で暴れ回る雌の本能を解放しなければならない。 「はぁ、はぁ……っ、んっ……。ベッド……兄さんの、ベッドへ……」  椿姫は太腿の半ばに引っかかっていた濡れたショーツを、足首から完全に抜き去り、床へと脱ぎ捨てた。  そして、手には兄のトランクスとTシャツをしっかりと握りしめたまま、すぐ横にある兄のベッド――今朝まで兄が眠っていた、乱れたままのシーツと毛布の海へと、その火照りきった白い肢体を投げ出すようにして滑り込ませたのだった。 (第9章・その3へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(参)  三十回目の五月一日、午前十一時四十五分。  ぼふっ、と柔らかい音を立てて、椿姫の肢体が兄・はじめのベッドへと沈み込んだ。  シーツの上に広がった黒髪が乱れ、たくし上げられた制服のプリーツスカートの下から、下着を脱ぎ去って完全に無防備となった白い下半身が露わになる。  ベッドの中は、部屋の空気以上に濃厚な「兄そのもの」の匂いで満たされていた。  椿姫はまず、兄が頭を乗せていた枕へと両腕を伸ばし、それを胸元に抱き寄せるようにして、その窪みへと自らの顔を深く、深く埋め込んだ。 「んんっ……! はぁ、あぁっ……兄さん、兄さんの匂い……っ、すごい……っ!」  枕カバーに染み込んだ、兄の髪の匂い、頭皮の皮脂の匂い、そして眠っている間に 흘した汗の匂い。  それらが一気に鼻腔を満たし、椿姫の脳髄を甘い麻痺へと突き落とす。  彼女は枕に顔を擦り付け、まるで兄の首筋にキスをするかのように枕カバーをちゅっ、ちゅっ、と吸いながら、下半身をシーツの上で淫らにくねらせた。  まずは、丸まったタオルケットの端を白い太腿の間に挟み込み、すでに愛液でぐしょぐしょに濡れそぼったおまんこを、その布地へとぎゅーっと押し付ける。 「あ、ぁあんっ……! こすれて、気持ちいい……っ。兄さんの毛布に、椿姫のおまんこのお汁が、どんどん染み込んでしまいますわ……っ」  腰を前後にゆっくりとグラインドさせるたび、タオルケットの少しざらついたパイル生地が、ぷっくりと勃起したクリトリスと、充血して開いた小陰唇をねっとりと擦り上げる。  くちゃ、ぬちゅっ、ずりゅっ……と、布地が粘液を吸い込んで擦れるいやらしい音がベッドの上に響き、タオルケットの表面があっという間に愛液で黒く濡れ光っていく。  過去のループで、兄の腰の上に跨り、緩やかで甘い騎乗位で腰を揺らしていたときの記憶が、そのまま下半身の動きとなって再現されていた。  おまんこを見せつけながら、兄の太い肉棒を根元まで咥え込み、膣壁全体でぬるぬると扱き上げていたあの至福の時間。  だが、今股間に挟まっているのは柔らかいだけの布切れであり、膣の奥を抉り、子宮口をノックしてくれるはずの熱い肉棒はどこにもない。 「はぁ、はぁっ……足りない……っ。こんなの、全然足りませんわ……っ! 兄さん……兄さんのおちんぽが欲しい……っ、あぁっ、お腹の奥が空っぽで、お腹が空いて死んじゃいそう……っ!」  飢餓感に耐えかねた椿姫は、股間のタオルケットを蹴り飛ばすと、枕に顔を埋めたまま片膝を大きく立て、自らの白い指を濡れそぼった秘所へと沈めた。  過去二十九回のループで、兄の唇と舌によって何百回と吸い尽くされ、甘噛みされてきた彼女のクリトリスは、指先がほんの少し触れただけで、パンパンに鬱血して限界まで勃起していた。  椿姫は中指の先で、その過敏になりきった赤い突起を、カリ、カリ、と弾くように刺激した。 「ひゃああっ!! あ、ぁあっ、そこっ、すごっ……!」  指先で弾くたびに、電撃のような鋭い快感が腰の奥を直撃し、椿姫の白い背中をベッドの上でぎゅーっと反り返らせる。  彼女はもう片方の手を自らの口元へと運び、赤い舌を突き出して、人差し指と中指にたっぷりと自らの唾液を塗りたくった。  れろ、じゅるるっ……と指を舐め上げて唾液でぬるぬるに光らせると、その手を再び股間へと戻す。  狙うのは、クリトリスではない。  その下にある、愛液をぷくぷくと泡立たせながらひくついている、小さな膣口――物理的にはまだ誰の侵入も許していない「処女膜」が張られた、禁断の入り口だった。 「んっ、ふ、ぅう……っ。身体は処女に戻っているのに……私のおまんこの中は、兄さんの形を全部覚えているんですもの……っ。この膜の奥が、うずいて、うずいて、どうしようもないんですの……っ」  椿姫は震える吐息を漏らしながら、唾液と愛液でまみれた人差し指の先端を、処女膜の真ん中に開いた小さな孔(小孔)へとあてがった。  そして、兄の枕の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、その小さな隙間へと、自らの指をズブッ、と強引にねじ込んだ。 「っ、く、あぁああっ……!! い、痛っ……、んんっ、あぁあっ……!」  物理的に塞がっている処女膜の縁がピンと張り詰め、今にも引き裂かれそうになる鋭い痛みが下腹部を貫いた。  少しでも太いものを入れれば破れてしまうその薄い膜を、破らないようにギリギリの力加減で押し広げ、指一本分だけを膣内へと滑り込ませる。  入り口の処女膜が指の根元をキリキリと締め付ける痛み。  しかし、その膜を一枚越えた奥にある膣粘膜は――二十九回分のループで兄の太い肉棒に何百回とピストンされ、開発され尽くした記憶を持つ無数のヒダは、異物の侵入に驚くどころか、歓喜に震えて指へと絡みついてきたのだ。 「あ、あぁっ……! 痛いのに……入り口は処女膜が突っ張って痛いのに、中はっ、おまんこの中は、こんなにトロトロに溶けてっ……! 兄さんのおちんぽだって勘違いして、私の指をぎゅうぎゅうって噛んでいますわ……っ!」  なんという倒錯的な肉体だろうか。  純潔の膜を残したまま、その奥の粘膜だけが熟れきった雌として狂い咲いている。  椿姫が膣内に差し込んだ人差し指を、第一関節から第二関節、そして根元までゆっくりと奥へ進め、お腹側の壁――少しザラついたスポンジ状の膨らみであるGスポットを、指の腹でぐいっ、ぐいっと押し上げるように撫で回した。  途端に、膣の奥から熱い愛液がどっと噴き出し、処女膜の隙間を押し広げるようにして外側へと溢れ出してくる。  グチュッ、クチュルル、ジュプッ、グチュチュッ……!  指を一本抜き差しするたびに、兄の静かな寝室に、信じられないほど淫らで粘っこい水音が響き渡った。  処女膜の輪っかが指の節に引っかかってピリピリとした痛みを走らせるたび、その痛みがそのまま脳内で快楽のシグナルへと変換され、Gスポットを擦り上げる甘美な痺れと混ざり合って、椿姫の理性を真っ白に染め上げていく。  太腿の内側は、止めどなく溢れ出る愛液で白濁して泡立ち、そこから伸びた粘りつく蜜の糸が、兄の青いベッドシーツの上にべっとりと落ちて大きな濡れ染みを広げていった。 「あぁっ、んぁあっ、兄さん、兄さんっ……! 見て、椿姫のおまんこ、兄さんのシーツの上で、こんなにいやらしい音を立てて泣いていますのよ……っ! 指一本じゃ、ぜんぜん足りませんわ……っ! もっと太くて、熱くて、硬い、兄さんのおちんぽで、この邪魔な膜をぶち抜いて、一番奥の子宮までぎゅーっと押し込んでくださいまし……っ!」  椿姫は枕に顔を押し付けたまま、涎を垂らして必死に腰を振った。  前のおまんこに差し込んだ人差し指でGスポットをぐりぐりと抉りながら、同時に親指の腹で勃起したクリトリスを潰すように擦り回す。  さらに、それだけでは飽き足らず、彼女のもう片方の手が、愛液が垂れ落ちてぬるぬるになったお尻の谷間――けつまんこへと伸びた。  処女膜がある前の穴には、破瓜を避けるために指を一本しか入れられない。  だが、後ろの穴――過去のループで兄にたっぷりと開発されたけつまんこには、邪魔な膜など存在しないのだ。 「んっ、ふ、あぁっ……! 前が指一本しか入らないなら……後ろの、けつまんこも使わないと、おかしくなってしまいますわ……っ」  椿姫はおまんこから溢れ出たばかりの熱い愛液を中指にたっぷりと掬い取ると、それをひくつくけつまんこの窄まりへと塗り込み、ためらうことなくズプリ、と第一関節まで指を沈めた。 「あ、ひぃいっ……! 入った……っ、けつまんこにも、指、入って……っ!」  きゅううっ、と強い括約筋が指を締め付けるが、二十九回分の開発の記憶を持つ直腸の粘膜は、すぐにその侵入を受け入れ、ぬるりとした腸液と愛液を絡ませて指を奥へと吸い込んでいく。  椿姫は荒い息を吐きながら、前のおまんこに左手の人差し指を、後ろのけつまんこに右手の中指を突き立て、薄い膣壁と腸壁を挟んで、二本の指を同時にグチュグチュと抜き差しし始めた。  ズプッ、グチュルッ、ぬちゅっ、じゅぷぷっ……!  前と後ろ、二つの穴から同時に奏でられる卑猥な水音。  処女膜を軋ませながらGスポットを抉る鋭い快感と、けつまんこを押し広げて直腸の奥から膣の裏側を圧迫する重く鈍い快感が、下腹部の中心でひとつに溶け合い、爆発的な奔流となって全身を駆け巡る。  椿姫の白い太腿がガクガクと激しく震え、足の指先がシーツを掴むようにぎゅーっと丸まった。 「あぁっ、いいっ、これすごいですわ……っ! おまんことけつまんこ、両方で指を噛んで……っ、中で、指と指が薄い壁越しにゴリゴリって当たって……っ! 兄さんっ、兄さんのおちんぽ、どっちの穴でもいいですから、早く挿れてくださいまし……っ! 椿姫、イっちゃう、自分の指で、兄さんのベッドを汚しながらイっちゃいますわ……っ!」  自分の指による二穴同時の激しいピストンに、椿姫が最初の絶頂の波へと呑み込まれそうになった、まさにその時だった。  正午を告げる時計の針が重なる瞬間――彼女の背後のシーツに落ちていた「黒い影」が、まるで沸騰するタールのように、ぶくり、と不気味な音を立てて盛り上がってきたことに、快楽に狂う椿姫はまだ気づいていなかった。 (第9章・その4へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(肆)  三十回目の五月一日、正午ちょうど。  兄・はじめのベッドの上で、自らの前後の穴に指を突き立てて悶え狂う椿姫の周囲で、空間の温度がふっと揺らいだ。  彼女の白い肌から立ち昇るむせ返るような発情の熱気と、シーツを濡らす愛液の匂いに呼応するかのように、ベッドの下やシーツの皺に落ちていた「黒い影」が、ぬるり、と生き物のように蠢き始めたのだ。  ちゃぷ、どろり……と、粘度の高い液体が溢れ出すような幻聴が響く。  次の瞬間、シーツの影から、タールのように黒く、それでいてどこか半透明な艶を持った無数の「触手」が音もなく這い出し、悶える椿姫の白い手首と足首へと、ひややかに絡みついた。 「っ!? あ、なに、これ……っ、きゃああっ……!」  椿姫が驚いて身を引こうとしたときには、すでに遅かった。  数本の黒い触手が彼女の両手首をおまんことけつまんこから強引に引き剥がし、頭上の枕の左右へと縫い止めるように押さえつける。さらに別の一対の触手が、彼女の白い太腿と足首にぐるぐると巻き付き、膝を深く折り曲げたまま、左右へと限界まで――誰の目にも秘所のすべてが丸見えになる極限のM字開脚の形へと、ベッドの上で押し広げさせたのだ。 「はぁ、んっ……! いや、なにをするの……っ、これ、私の……私の影(シャドウ)……っ!?」  拘束された椿姫の背後から、さらに濃い影の塊がむくりと立ち上がった。  それは見る間に人間の輪郭を形作り、乱れた姫カット、白い肌、そして椿姫とまったく同じ顔立ちをした「黒い椿姫」――第8章で鏡の奥から彼女を嘲笑っていた深層意識のドッペルゲンガーとなって、背後から椿姫の身体へとねっとりと覆いかぶさってきた。  その肌は氷のようにひややかでありながら、内側には椿姫自身が押し殺してきた何十倍ものどす黒い情欲の熱を孕んでいる。  黒い椿姫は、背後から表層の椿姫の首筋に冷たい顎を乗せ、その桜色に染まった耳たぶを赤い舌でちろり、と舐め上げながら、ひややかに嘲笑った。 『くくっ……見ろ、この浅ましい姿を。兄が階下で無邪気に昼食を作っているというのに、その兄のシーツの上で、処女の割れ目を自分で掻き毟ってヒイヒイと啼いているとはな』 「っ、やめて……っ、私を、そんな目で見ないで……っ!」 『なぜ止める? お前は「見られること」が大好きなはずだろう、椿姫。誰よりも自分の淫らな肉体を見せつけ、おまんこもけつまんこも晒け出して悦ぶのが、お前の本性ではないか。ほら、お前の大好きな「視線」で、隅々まで犯してやるぞ……』  黒い椿姫が低く囁くと同時に、その背中から伸びた数本の半透明の触手が、拘束されて無防備に突き出された椿姫の胸元へと這い寄った。  シュルルッ、と触手の先端が制服のブラウスの隙間へと潜り込み、内側から外側へと一気に力を込める。  ビリィッ! パァンッ!  乾いた音を立ててブラウスの前ボタンがすべて弾け飛び、さらにその下の純白のブラジャーまでもが触手の怪力によって真ん中から真っ二つに引き裂かれた。  拘束から解き放たれた豊かな双丘が、ぷるんっ、と大きく弾んで外気へと晒される。  うっすらと汗を浮かべた白い乳房の頂点には、先ほど自分で弄っていたせいですでに赤く充血し、ぷっくりと硬く尖った桜色の乳首が、助けを求めるように震えていた。 「あ、ぁあっ……! おっぱい、丸出しにされちゃ……っ、ひゃううんっ!!」  恥じらいの言葉を最後まで言わせるつもりなどないかのように、二本の細い触手が左右の乳首へと同時に襲いかかった。  ただ触れるだけではない。触手の先端が小さな吸盤のようにぱっくりと口を開き、ぷっくりと勃起した左右の乳首を、根元の乳輪ごと「じゅぷっ!」と音を立てて吸い込んだのだ。  そして、真空状態になった触手の内部で、無数の細かいヒダが乳首の先端をカリカリと引っ掻きながら、時計回り、反時計回りへと執拗に捻り回し始めた。 「あ゛っ、あぁああっ!! ち、乳首っ、吸われて、捻られてっ……! ひやっ、冷たいのに、中がぬるぬるしてっ……あぁんっ!!」  氷のようにひややかな触手の感触と、火照りきった乳首の熱が混ざり合い、これまでに味わったことのない異様な快感が乳腺の奥から脳天へと突き抜ける。  まるで赤子と淫魔に同時に乳を吸われているかのような錯覚。  ちゅるるっ、じゅぷぷっ、きゅううっ……と、触手が乳首を強く吸い上げるたび、椿姫の白い胸板がぎゅーっと反り返り、乳房の形がいびつに歪むほど揉みしだかれる。 『ほら、どうした? 乳首を吸われるだけで、もうおまんこから新しい蜜が垂れてきているぞ。過去のループで、兄にこうして乳首を吸われながら腰を振っていた時のことを思い出しているのか?』 「ち、ちが……っ、あぁっ、だって、私の乳首、兄さんにたくさん吸われて、開発されて……っ、そんなに強く、ぎゅーって引っ張られたら、おまんこの奥までジンジンしてきちゃいますわ……っ!」  白状するように喘ぐ椿姫の顎を、背後の黒い椿姫の白い指がぐいと掴み、無理やり後ろへと振り向かせた。  すぐ目の前にある、自分とまったく同じ顔。ただその瞳だけが、底なしの深淵のように暗く、ひややかな光を湛えている。  次の瞬間、黒い椿姫の唇が、喘ぐ椿姫の唇へと重ねられた。 「んっ……!? ふ、んんぅっ……! じゅるっ、れろ、ちゅううっ……!」  自分の分身であるシャドウとの、濃厚で倒錯的なディープキス。  黒い椿姫の少し冷たい舌が、椿姫の口内へと強引にねじ込まれ、驚きに震える彼女の赤い舌へとねっとりと絡みつく。  まるで鏡の中の自分と舌を交わしているかのような、めまいがするほどの自己愛と背徳感。  最初は逃れようと首を振っていた椿姫だったが、舌の裏側や上顎の敏感な粘膜を、自分自身の最も気持ちいい場所を知り尽くしたシャドウの舌で執拗に舐め回されると、あっという間に瞳をとろんと潤ませ、自らも積極的に舌を絡め返し始めた。 「んちゅっ、じゅるるっ……ぷはぁっ……! あ、ぁあんっ、私の舌、すごい……っ、私がどこを舐められたら一番感じるか、ぜんぶ知っていて……っ、んちゅううっ!」  二人の椿姫の唇の隙間から、入り混じった透明な唾液が糸を引いて垂れ落ち、白い顎から首筋、そして触手に揉みしだかれる豊かな乳房の谷間へと伝い落ちていく。  口内を自分の分身に蹂躙され、両乳首を触手に吸い上げられながら、椿姫の下半身はさらなる地獄――いいえ、極上の快楽の深淵へと引きずり込まれていった。  M字に大きく開脚させられた白い太腿の間へ、三本目の触手がぬるりと這い寄ってきたのだ。  その触手は、先ほど椿姫が自分の指で弄り回し、愛液でぐしょぐしょに濡れ光っている秘裂の上を、下から上へとゆっくりと這い上がった。  そして、包皮から完全に飛び出して赤く勃起しきったクリトリスへと辿り着くと、その小さな突起の根元に、細いミミズのような触手の先端を幾重にもぐるぐると巻き付けた。 「ひっ……!? あ、あぁああっ!! だめっ、クリトリスに巻き付いたらっ……、抜けなくなっちゃ……ひゃあああっ!!」  根元をきゅっと縛り上げられたことで、クリトリスの先端は逃げ場を失った血液によってさらにパンパンに膨れ上がり、通常の二倍近い大きさになってぷるぷると震え出す。  ほんの少し風が当たるだけでもイってしまいそうなほど過敏になったその先端を、別の平べったい舌のような触手が、べろり、べろり、と上下左右から挟み込むようにして高速で擦り上げ始めた。  ジュルッ、クチュチュッ、ビチュルルルッ……!!  人間の指や舌では到底不可能な、隙間なく密着した状態での超高速の摩擦と吸引。  それは、椿姫自身が深層意識の底で「こうされたら絶対に頭がおかしくなってイってしまう」と夢想していた、究極のクリトリス責めの具現化だった。 「あ゛っ、あぁああっ!! すごっ、クリトリス、すごいですわっ……!! そんなにっ、ぐるぐるって巻いて、先っぽをべろべろされたらっ……! あ、あぁっ、おしっこ、おしっこ出ちゃうくらい気持ちいいっ……!!」  椿姫は黒い椿姫の唇から口を離し、天井を仰いで白い喉をぎゅーっと反らせながら絶叫に近い嬌声を上げた。  だが、どれだけ暴れようとしても、四肢に絡みついたタール状の触手は万力のようにビクともせず、むしろ彼女が腰を跳ねさせるたびに、開かれた股間をさらに大きく、天井と鏡の両方に見せつけるような角度へと固定していく。  おまんこの入り口――処女膜の小孔からは、クリトリスと乳首への激しい同時責めによって、まるで蛇口が壊れたかのように透明な愛液がどくどくと吹きこぼれ、シーツの上に小さな水たまりを作っていた。 『くくっ、いい声で鳴くじゃないか、椿姫。だが、これで終わりだと思うなよ? お前のその熟れきった雌の肉体には、まだ「空いている穴」があるだろう……?』  耳元で囁かれる、ひやかで甘い宣告。  その言葉と同時に、椿姫の背後――ベッドのシーツの最も暗い影の底から、これまでの触手とは比較にならないほど太く、黒々と脈打つ「二本の巨大な触手」が、ぬめるような粘液を滴らせながら鎌首をもたげた。  一本の先端は、処女膜に守られた前の穴(おまんこ)の入り口へ。  そしてもう一本の、まるで兄・はじめの勃起した肉棒をそのまま模したかのように太く逞しい触手の先端は――愛液に濡れてひくひくと開閉を繰り返す、後ろの窄まり(けつまんこ)へと、ピタリと照準を合わせていた。 (第9章・その5へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(伍)  三十回目の五月一日、午後零時十五分。  兄・はじめの寝室は、今や完全に異界と化していた。  一階のキッチンからは、ジュウジュウとベーコンを炒める音と、香ばしいニンニクの香りがかすかに漂ってきているというのに、二階のベッドの上では、M字に開脚拘束された椿姫が、自らの深層意識(シャドウ)が生み出した黒い触手によって、全身の性感帯を余すところなく嬲り尽くされていた。 「はぁ、あぁっ……! ま、待って、そっちの太いのは……っ、後ろの穴(けつまんこ)には、大きすぎますわ……っ!」  椿姫の潤んだ瞳が、自分の白い太腿の間で鎌首をもたげる極太の触手を捉えて見開かれる。  その触手は、椿姫の記憶の中に深く刻み込まれた「兄・はじめの勃起した肉棒」と寸分違わぬ太さと、カリ首の張り出し、そして浮き上がった血管の凹凸までをも忠実に再現していた。  違うのは、それがタールのように黒く半透明であり、表面からひややかでぬるぬるとした大量の粘液を分泌していることだけ。  背後の黒い椿姫が、椿姫の震える下腹部を背後から撫で回しながら、耳元でひややかに囁く。 『大きすぎるだと? 嘘をつくな、椿姫。お前のそのけつまんこは、前のループでも、その前のループでも、兄のこの太い肉棒を根元まで咥え込んで、よだれを垂らして歓喜していたではないか。ほら、正直な身体に聞いてみろ……』  黒い椿姫の言葉とともに、その極太の触手の先端――兄の亀頭の形をしたひややかな先端が、おまんこから垂れ落ちた愛液で濡れ光るけつまんこの窄まりへと、そっとあてがわれた。  ぬるり、と先端が菊門の皺をほんの少し掠めた、その瞬間だった。 「ひゃ、あぁあんっ……!!」  椿姫の白い腰がびくっと跳ね、拒絶するどころか、彼女のけつまんこはまるで待ち焦がれていた恋人を歓迎するかのように、びくびくっと花弁のように自ら窄まりを開いたのだ。  二十九回分のループで、兄の指と舌、そして熱い肉棒によって徹底的に開発され尽くしていた後ろの穴。そこには処女膜のような物理的な障壁など存在せず、ただ「兄の形をしたものに貫かれたい」という強烈な雌の記憶だけが渦巻いていた。  ズブゥッ……! ゴボォッ、ズチュルルルッ……!!  重く、粘っこい水音を立てて、黒い極太の触手が、開いたけつまんこの中へと一気に雪崩れ込んだ。  入り口の括約筋を押し広げ、ひややかでぬめる体表が直腸の熱い粘膜を隙間なく擦り上げながら、第一の屈曲部を越え、さらに奥のS状結腸の入り口近くまで、ゴボリと音を立てて根元まで飲み込まれていく。 「あ゛っ、あ゛ぁあああっ!! は、入ったぁっ……! けつまんこに、兄さんのと同じ太さのやつが、奥までズボズボって入ってきちゃいましたわぁっ……!!」  お腹の底がひっくり返るような、圧倒的な充満感と拡張感。  最初こそ、ひややかな触手の温度に腸壁がびっくりしてきゅううっと激しく収縮したが、数秒もすると、その冷たさがかえって直腸内の異常な熱気を際立たせ、ぬるぬるとした粘液の摩擦が耐え難いほどの快楽へと変わっていく。  しかも、それで終わりではなかった。  黒い椿姫は、拘束していた椿姫の片方の手首を少しだけ緩めると、その白い指を無理やり椿姫自身のおまんこへと誘導した。 『さあ、後ろの穴は埋まったぞ。だが、前の穴――お前の大好きな兄に捧げるはずの処女のおまんこが、羨ましそうにパクパクと口を開けているではないか。自分の指と、私の細い触手で、膜を破らずに一番奥まで掻き回してやれ……!』 「あ、ぁあっ……! そんな、前も後ろもなんて……っ、いやああああっ!!」  椿姫の自分の人差し指が再び処女膜の小孔へとねじ込まれると同時に、その指に絡みつくようにして、細くしなやかな軟体状の触手が二本、にゅるにゅるっと処女膜の隙間を潜り抜けて膣内へと侵入してきた。  細い触手は、処女膜を傷つけないよう巧みに形を変えながら膣の内部へと到達するやいなや、膣内でぷくりと膨張し、無数の柔らかい突起を生やして、二十九回分の記憶で疼き狂う膣壁のヒダとGスポット、さらには最奥で降りてきている子宮口(ポルチオ)へと直接吸い付いたのだ。  ジュプッ、グチュルルッ、ズチュッ、ゴリュウウッ……!!  前のおまんこでは、自分の指と膨張した触手が処女膜を軋ませながらGスポットと子宮口を執拗に扱き上げ、後ろのけつまんこでは、兄の肉棒サイズの極太触手が、大音量の水音を立てて激しいピストン運動を開始した。  薄い膣壁と腸壁の一枚隔てた両側から、太い触手と自分の指がゴリゴリと擦れ合い、内部の性感帯を挟み撃ちにして押し潰していく。 「あ゛あ゛っ、ひぃいいっ!! すごっ、なにこれぇっ、前も、後ろも、おまんこもけつまんこも、ぜんぶパンパンに詰まってっ……!! なかで、ゴリゴリって擦れてっ、子宮がっ、お尻の奥から兄さんの太いので押されて、潰れちゃいますわぁっ……!!」  あまりの快感の暴力に、椿姫の理性が音を立てて崩壊していく。  彼女の嬌声が一階にまで響き渡りそうになった瞬間、黒い椿姫の触手が、ベッドの上に落ちていた「兄・はじめの脱ぎ捨てた白いTシャツ」を拾い上げ、大きく開いた椿姫の口へと、ぐいっと押し込んだ。 「んぐっ!? んんーっ、んっ、ふごぉっ……!!」  口いっぱいに広がる、兄の汗と体臭が染み込んだ綿シャツの感触。  椿姫は猿轡のようにそのシャツを咥え込まされ、溢れ出る自らの唾液でシャツをべとべとに濡らしながら、鼻腔から直接、兄の濃厚なオスの匂いを肺の奥深くまで吸い込み続けた。  視覚は鏡に映る自らの全裸同然のM字開脚姿に支配され、嗅覚と味覚は兄のシャツとトランクスの匂いに満たされ、聴覚は自らの股間から響くグチュグチュという淫靡な水音と背後のシャドウの囁きに埋め尽くされ、そして触覚は――乳首、クリトリス、おまんこ、けつまんこの全穴同時凌辱によって、逃げ場のない極限の快楽地獄へと叩き込まれる。  ズチュッ、グチュルルッ、パァンッ、ズブブブッ!!  けつまんこを犯す極太の触手が、まるで発情した兄の腰遣いそのもののように、緩急をつけながら深く、重く奥の粘膜を抉り抜く。  抜くときには腸壁のヒダを外へと引きずり出すようにカリ首を引っ掛け、押し込むときにはお尻の肉が波打つほどの勢いで根元までズブリと沈み込む。  そのたびに、腸壁越しに圧迫された膣内の触手と椿姫の指が、おまんこの内壁をぎゅーっと強く擦り上げ、クリトリスに巻き付いた触手が高速で先端を弾き飛ばす。 「んん゛っーー!! んぐぅっ、あ゛っ、ひぃいっ……!!(兄さんっ、兄さんっ、すごいっ、おまんこもけつまんこも、両方いっぺんにイっちゃいますわっ……!!)」  声にならない絶叫が、兄のTシャツを噛みしめる歯の隙間から漏れ出した。  白い太腿が痙攣を通り越して激しくバタつき、背中がベッドから浮き上がるほどぎゅーっと反り返る。  そして、けつまんこの最奥と、膣内の子宮口を、二つの触手が同時に「ぐりっ!」と強く突き上げた瞬間――椿姫の脳内で、真っ白な閃光が弾け飛んだ。  プシャアアアアッ!! ビュルルルルッ……!!  限界を超えた絶頂の波とともに、大きく開かれた秘裂から、愛液と透明な潮が噴水のように勢いよく吹き上がった。  ぷしゃっ、じょぼぼっ、と音を立てて噴き出した熱い潮が、シーツをびしょ濡れにし、部屋の隅の姿見の鏡面にまで飛沫を散らす。  椿姫は兄のTシャツを咥えたまま、美しい瞳を白黒させてほぼ白目を剥き、口の端からだらだらと透明な涎を垂らしながら、全身をガクガクと激しく痙攣させて狂気のアクメへと達した。 「ん゛っ、んん゛っ……! あ、ひっ、くぅううっ……!!」  一度イったくらいでは、深層意識の触手は攻撃を止めない。  痙攣して通常の何倍もの力で締め付けるおまんことけつまんこの中を、触手はさらに容赦なくグチュグチュとかき回し、過敏になりきった粘膜に追い打ちの快感を叩き込んでいく。  二回、三回、四回と、息を継ぐ暇さえ与えられない連続絶頂。  処女膜がギリギリまで引き伸ばされる鋭い痛みと、けつまんこを根元まで貫かれる背徳の悦びが完全に融合し、椿姫の魂を肉体の檻から解き放つようなトランス状態へと押し上げていった。  その極限のエクスタシーの真っ只中で――まるで嵐の目に入ったかのように、椿姫の意識の最も深い場所に、氷のように澄み切った「絶対的な覚醒」の瞬間が訪れようとしていた。 (第9章・その6へ続く) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第9章:構造の解明――兄・はじめという男の「急所」(陸・完)  三十回目の五月一日、午後零時四十五分。  激しい嵐のような連続絶頂の波が少しずつ引き始め、兄・はじめの寝室には、ちゃぷ、くちゅっ、という粘液の滴る音と、椿姫の荒く熱い吐息だけが木霊していた。  口に押し込まれていた兄のTシャツがぽろりとシーツの上に落ち、唾液で濡れ光る赤い唇から、掠れた甘い声が漏れる。 「はぁ、あぁっ……、んっ、くぅ……っ」  椿姫の白い肢体は、いまだにM字に開かれたまま、数秒おきにびくっ、びくっと強い余韻の痙攣を繰り返していた。  おまんこの奥にある子宮は、まるで見えない精液を必死に吸い上げようとするかのようにキュウキュウと収縮を続け、処女膜の小孔から白濁した愛液をどくどくと吐き出し続けている。後ろのけつまんこもまた、根元まで咥え込んだ極太の触手をきゅううっと甘く締め付け、直腸の熱で温められた粘液を太腿の裏側へと溢れさせていた。  しかし――肉体がこれほどまでに淫らな快楽の沼に沈みきっているというのに、絶頂のピークを突き抜けた椿姫の脳髄は、まるで氷の刃で研ぎ澄まされたかのように、異常なほどクリアに冴え渡っていた。  俗な雑念も、感傷も、甘い期待も、すべてが先ほどの狂乱のアクメによって焼き尽くされ、残ったのは純粋でひややかな「論理」と「洞察」の結晶だけ。  背後から椿姫の裸の胸元を抱きしめ、その桜色の乳首を細い触手でちろちろと愛撫し続けながら、深層意識のシャドウ――黒い椿姫が、耳元で静かに囁いた。 『……ようやく分かったか、表層の私よ』  その問いかけに対し、椿姫は荒い息を吐きながら、しかし先ほどまでの嬌声とは打って変わった、驚くほどひややかで落ち着いた声で言葉を紡いだ。 「……ええ。分かりましたわ。こんなにも単純で、こんなにも残酷な構造だったなんて……」  椿姫の視線が、天井の虚空を見つめる。  その瞳には、過去二十九回分のループにおける兄・はじめのすべての言動、すべての表情、すべてのセックス、そして月末に白石結衣を選んだすべての瞬間が、ひとつの完璧な数式となって浮かび上がっていた。 「兄さんは……女にどれほど極上の『快楽』を与えられても、決してその女の奴隷にはならないのですわね」  言いながら、椿姫は自分のおまんこからまだ抜けていない自分の指を、ゆっくりと動かした。  くちゅり、と処女膜が擦れ、Gスポットが甘く疼く。  これほどまでに男を狂わせる器を持ち、二十九回ものループで、何百回と兄に純潔を捧げ、おまんこもけつまんこも兄好みに開発し尽くして、毎晩のように『お前なしでは生きられない』と喘がせてきた。  それでも月末に必ず敗北した理由。 「兄さんが本当に求めているもの……。あの人の魂の最深部にある『急所』を解錠する鍵は、美貌でも、献身的な家事でも、脳が溶けるような甘いセックスでもなかった……」 『そうだ。言ってみろ、椿姫。あの水無月はじめという男の、歪みきった本性を』 「兄さんが本当に求めているのは……『自分が守ってあげなければ、今すぐ死んでしまうほど無力な弱者』……! 無残に壊れ、泥の中に倒れ伏し、兄さんという神様に救われることだけを待つ哀れな生贄……っ!」  そう口にした瞬間、椿姫の背筋を、先ほどの絶頂とはまた別の、ぞくりとするような戦慄と歓喜が駆け抜けた。  すべてが繋がった。  水無月はじめという男の善良さ。誰にでも優しく、困っている人を放っておけず、妹を何よりも大切にする穏やかな性格。  椿姫がこれまで「兄さんの素敵なところ」として無条件に崇拝し、愛していたその性質の根底にあったのは、高潔な道徳心や博愛などでは決してなかったのだ。  それは、『自分が誰かの唯一の救世主(メサイア)でありたい』『自分がいなければ生きていけない弱い存在を庇護することで、自分の存在価値と全能感を満たしたい』という、底なしの業――【メサイア・コンプレックス】に他ならなかったのだ! 『くくっ、その通りだ。よく見抜いたな』  背後のシャドウが、褒美を与えるかのように、椿姫のけつまんこに突き刺さっていた極太の触手を、ずりゅっ……とゆっくりと引き抜き始めた。 「あ、ぁあんっ……! ぬ、抜けていく……っ、けつまんこのヒダが、引っ張られて……っ、んんっ!」  ゴボッ、ズチュルッ、と粘っこい音を立てて、直腸の奥を埋めていた巨大な質量が少しずつ後退していく。  カリ首の段差が括約筋の裏側を強く引っ掻き、最後に「ぽんっ!」と音を立てて先端が完全に引き抜かれると、ぽっかりと開いたままのけつまんこから、白濁した粘液と愛液の混合液がどろりとシーツへと垂れ落ちた。  同時に、前のおまんこに侵入していた細い軟体触手も、処女膜の小孔をちろちろとくすぐりながらにゅるりと引き抜かれていく。  前後の穴から一気に異物が失われた強烈な喪失感に、椿姫の白い腰がびくびくっと震え、空っぽになった膣と直腸が「もっと欲しい」と訴えるようにひくひくと開閉を繰り返す。  その余韻に身を任せながら、椿姫の思考はさらに深く、鋭く、過去の敗因を解剖していった。 「……ひきかえ、これまでの二十九回の私は、どうでしたかしら」  椿姫の唇に、自嘲とも取れる薄い笑みが浮かぶ。 「学園では成績優秀、品行方正で誰もが羨む完璧な美少女。家に帰れば料理も掃除も完璧にこなす理想の妹。そして……夜のベッドの上でさえ、兄さんを誘惑し、おまんこを見せつけ、兄さんをリードして快楽の沼へと引きずり込む『圧倒的な強者』として振る舞っていましたわ」  そう、これまでの椿姫は、あまりにも強く、あまりにも完璧すぎたのだ。  たとえベッドの上でどれほど従順に兄に尽くし、甘い声で啼いてみせても、その根底には常に『私が兄さんを気持ちよくさせてあげている』『私の完璧な肉体とテクニックで兄さんを虜にしている』という、捕食者としての余裕と強さがあった。  だからこそ――兄・はじめは、椿姫の肉体に溺れ、毎晩のように精液を注ぎ込みながらも、その無意識の奥底でこう判断していたのだ。  『椿姫は強い。あいつは完璧だ。だから、たとえ俺がいなくても、あいつは一人で立派に生きていける』と。  そして五月二十九日、不良たちに絡まれ(あるいは悲惨な境遇に追い詰められ)、涙を流して震える「無力で壊れそうな弱者」である白石結衣が目の前に現れた瞬間、兄のメサイア・コンプレックスが爆発的に作動する。  『椿姫は一人でも生きていけるが、この結衣という少女は、今ここで俺がすべてを捨てて救ってやらなければ死んでしまう!』  その歪んだ救世主願望の前では、強者である椿姫と重ねた何百回もの甘いセックスなど、むしろ「自分の高潔な救世主としての立場を汚す、妹との恥ずべき肉欲の過ち」へと一瞬で反転し、切り捨てられる運命にあったのだ! 『そうだ。それこそが、お前が二十九回繰り返しても絶対に越えられなかった壁の正体だ』  背後の黒い椿姫が、ゆっくりと椿姫の身体から離れていく。  手足と乳房に絡みついていたタール状の触手も、さらさらと黒い霧のようにほどけ、椿姫の白い胸の谷間――心臓の奥の深淵へと、音もなく吸い込まれるように沈んでいった。 『あの善良な男が一生を差し出し、魂のすべてを捧げて執着するのは、自分を気持ちよくしてくれる強い女ではない。「自分が手を差し伸べなければ泥の中で息絶えてしまう、哀れで無残に壊れた生贄」だけなのだ……』  午後一時。  シャドウが完全に胸の奥へと消え去ったあとの兄の寝室には、静寂が戻っていた。  ベッドの上には、引き裂かれたブラウスから汗ばんだ白い双丘と赤く充血した乳首を晒し、たくし上げられたスカートの下で、愛液と潮でぐしょぐしょに汚れたシーツの上に太腿を広げて横たわる椿姫だけが取り残されていた。 「はぁ……っ、ふふ……、あはははは……っ」  静かな部屋に、鈴を転がすように美しく、それでいて背筋が凍るほどひややかな椿姫の忍び笑いが響いた。  彼女はゆっくりと上半身を起こし、自分の股間の下でぐっしょりと濡れそぼった兄のシーツを、白い手のひらでそっと撫でた。  ちゃぷっ、と指先に絡みつく、自分自身の濃厚な愛液。  椿姫はその濡れた指先を再び自分のおまんこへと這わせ、まだひくひくと痙攣している処女膜の入り口と、ぽっかりと余韻を残すけつまんこの周りを優しくなぞりながら、うっとりとした、しかし完全に覚醒した瞳で独りごちた。 「そういうことでしたのね、兄さん……。私がどれほど完璧な聖女でいても、どれほど淫らで都合のいい雌になっても、あなたが最期に私を選ばなかった理由……。あなたは、『無残に壊れた女』しか本気で愛せない、残酷で優しい救世主様だったのですわ」  指先にたっぷりと付着した自らの蜜を、椿姫は赤い舌を出して、ちろり、と優雅に舐め取った。  兄の匂いと、自分自身の絶頂の味が混ざり合った、甘美な毒の味。  これまでの二十九回分の悔恨は、もう欠片も残っていなかった。なぜなら、敵の城壁の構造も、兄・水無月はじめという男の魂の「鍵穴の形」も、今この瞬間、一点の曇りもなく完全に解明されたからだ。 「兄さんの心の鍵の形が、完全に分かりましたわ」  椿姫の唇に、聖女と悪魔が同居したような、ひややかに歪んだ確信の笑みが浮かぶ。 「兄さんを永遠に手に入れるために必要なのは、極上の快楽でも、完璧な献身でもない。『兄さんがいなければ息もできないほど、無残に踏みにじられて壊れた被害者の姿』……ただそれだけですのね」  その時だった。  一階の階段の下から、明るく無邪気な兄・はじめの声が、扉越しに元気よく響いてきた。 「椿姫ー! パスタ茹で上がったぞー! 冷めないうちに降りてこいよー!」  自分がいま寝室のベッドをどれほど妹の淫水で汚されているかも知らず、妹のために昼食を作って呼ぶ、最高に優しくて善良な兄の声。  椿姫は、下腹部の奥に残るドロドロとした熱い疼きも、太腿の内側を伝う愛液もあえて拭おうとはしなかった。  引き裂かれた胸元だけを手元のカーディガンで無造作に隠し、濡れそぼったおまんことけつまんこをスカートの下で直接外気に晒したまま、彼女はゆっくりとベッドから立ち上がった。 「……はい、兄さん! 今すぐ参りますわ!」  一階へ向かって返すその声は、これまでのどのループよりも甘く、可憐で、一点の曇りもない「理想の妹」の響きをしていた。  しかし、寝室の扉を見つめる彼女の瞳の奥には、獲物の急所を完全にロックオンした捕食者のひややかな光が宿っている。  『壊れた弱者しか愛されないのなら――あの白石結衣が座るはずだった「無残な被害者の座」を、私が丸ごと簒奪してしまえばいい』。  純潔の膜の奥で熱い蜜を滴らせながら、椿姫の思考は、かつて絶対に考えたくなかった禁断の領域――【第10章:被害者の座の簒奪】という悪魔の天啓へと、まっすぐに突き進んでいくのだった。 (第9章・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第一部:昼食の食卓と、蜜を滴らせる無垢の仮面)  五月の柔らかな陽光が、水無月家の二階から一階へと続く木製の階段に、淡い金色の縞模様を落としていた。午後一時三十分。時計の針が規則正しく時を刻む音さえも、今の水無月椿姫にとっては、自らの胎内で脈打つどろりとした熱の拍動と重なって聞こえていた。  つい先刻まで、彼女は兄・水無月はじめの寝室という聖域であり禁忌の密室で、兄の体臭が染み込んだ枕に顔を埋め、自らの指先で秘所を掻き回し、狂乱の自慰に耽っていた。三十周目という果てしない時間の牢獄の中で、兄の「メサイア・コンプレックス」――すなわち、傷つき壊れた弱者でなければ愛することができないという残酷なまでの急所を突き止めた直後の肉体は、まるで嵐が過ぎ去った後の海原のように、表面は静まり返っていながらも、その深淵では激しい潮流が渦巻いていた。  椿姫は階段を降りる前に、自分の姿を廊下の姿見に映して確かめた。乱れていた黒髪は一本のほつれもなく梳かし直され、清楚な制服のプリーツスカートも、皺ひとつないように整えられている。襟元のリボンはきっちりと結ばれ、誰が見ても非の打ちどころのない、品行方正で健気な「自慢の妹」そのものの姿がそこにはあった。だが、その涼やかな瞳の奥底には、決して陽の光では照らし出せない暗黒の焔が、ちろちろと音を立てて燃え盛っている。  一段、また一段と階段を降りるたび、スカートの下で太腿の内側が擦れ合い、ぬるりとした粘り気のある感触が白い肌を伝った。先ほどの自慰で溢れ出した愛液が、清潔な綿の下着をすっかり湿らせ、なおも閉じきらない秘唇の隙間から、熱い吐息のようにじわりじわりと湧き出し続けているのだ。普通ならば不快に感じるはずのその湿り気さえ、今の椿姫には、兄という存在を自らの肉体の最も深い場所に繋ぎ止めている証のように思えてならなかった。 「……ふ、ぅ……っ」  階段を降りきったところで、下腹部の奥がぎゅーっと収縮し、椿姫は思わず手すりを強く握りしめた。一階のダイニングキッチンからは、オリーブオイルでニンニクを炒める香ばしい匂いと、酸味の効いたトマトソースがグツグツと煮える温かな音が漂ってくる。そして、フライパンを揺すりながら鼻歌まじりに調理を進める兄・はじめの気配。  その日常の象徴のような温かな気配を肌で感じた瞬間、椿姫の背筋に電撃のような戦慄が走り、それと同時に、開発され尽くした彼女の肉体が勝手な反応を示した。下着のクロッチ部分がさらに重たく湿り、太腿の付け根に熱い雫が伝い落ちそうになる。このまま食卓に着けば、兄の目の前で自分の発情の匂いを撒き散らしてしまうかもしれない――そう理性では危惧しながらも、彼女の足はダイニングへ直行するのではなく、吸い寄せられるように廊下の奥にある洗面所へと向かっていた。  カチリ、と小さな音を立てて洗面所の内鍵を閉める。  昼下がりの洗面所は、曇りガラスの小窓から差し込む白い光に満ち、清潔な石鹸の香りと、わずかに残る兄のシェービングフォームの爽やかな匂いが混ざり合っていた。椿姫は鏡の前に立ち、自らの紅潮した頬を見つめた。  兄の部屋で散々イキ狂ったはずなのに、階下から聞こえる兄の物音や、これから兄の手料理を口にするという事実だけで、彼女の身体は再び火照り始めていた。いや、違う。過去二十九回のループの中で、兄を想い、兄の幻影に抱かれ、あるいは自らの深層意識である「黒い影」に弄ばれながら、幾度となく繰り返してきた孤独で濃厚な自慰の数々が、彼女の肉体を極限まで敏感な雌の器へと作り変えてしまっていたのだ。初めての痛みを怖がるような浅薄な無垢さなど、とうの昔に焼き尽くされている。彼女の肉体は、兄というただ一人の男を受け入れ、絡め取り、骨の髄までしゃぶり尽くすためだけに研ぎ澄まされた、生々しい女の楽器そのものだった。 「兄さん……っ、私の、兄さん……」  椿姫は声を殺し、鏡の中の自分を見つめたまま、右手をゆっくりと自らの唇へと運んだ。その指先には、二階の兄の部屋で自らの蜜壺を掻き回した際の、甘酸っぱく濃厚な牝の匂いが微かに残っている。彼女は赤い舌先を伸ばし、人差し指と中指の腹を、まるで兄の指を舐めるかのようにねっとりと舐め上げた。  ちゅう、と小さな音を立てて指先を吸うと、自分の愛液の味とともに、兄の寝具に染み込んでいた彼の体臭の記憶が脳髄を直撃した。それだけで、乳房の先端が制服のブラウスの下でぷくりと硬く勃起し、ブラジャーのレース生地を内側から押し上げる。  我慢できなくなった椿姫は、洗面台の縁に片手をつき、もう片方の手でプリーツスカートの裾をたくし上げた。白い太腿が露わになり、その奥にある純白のショーツが鏡に映し出される。ショーツの中央、秘裂が当たる部分はすでに透明な愛液でぐっしょりと濡れ透け、淡い桃色の粘膜の縦筋がうっすらと浮き上がって見えていた。 「あ……っ、こんなに、濡れてしまって……さっき、あんなに出したばかりですのに……」  独り言ちる声は、熱に浮かされたように甘く掠れていた。椿姫はスカートの裾を顎の下で咥えて固定すると、濡れたショーツのクロッチを横にずらし、自らの秘所を鏡の前に晒け出した。  糸を引くほど濃厚な愛液が、ずらされた布地と秘唇の間で幾筋もの銀色の橋を架け、ぷつんと切れて太腿の内側へと滴り落ちる。外気に触れた小陰唇は充血して艶やかな薔薇色に膨らみ、呼吸に合わせてひくひくと生き物のように蠢いていた。  ダイニングからは、トントンとまな板の上でパセリか何かを刻む兄の包丁の音が聞こえてくる。壁一枚隔てた向こう側に、愛しい兄がいる。自分のために昼食を用意してくれている無防備で優しい兄が、すぐそこにいるのだ。その背徳的な状況が、椿姫の羞恥心と興奮を限界まで煽り立てた。  彼女は左手の指で、ぷっくりと包皮から顔を覗かせているクリトリスを摘み上げ、同時に右手の二本の指を、濡れそぼった膣口へとあてがった。 「んっ……く、ぅぅ……っ!」  ずぷっ、と湿った音を立てて、中指と薬指が熱い肉壺の中へと沈み込んでいく。一切の抵抗もなく、むしろ指先を奥へ奥へと吸い込もうとするかのように、膣内の柔肉がぬめり気を帯びて絡みついてきた。幾度となく自らの指で開発し、兄の雄を受け入れるためにほぐし続けてきた膣壁は、指の腹が擦れるだけで敏感に波打ち、甘い電流を腰の奥へと走らせる。  椿姫は鏡の中の自分の淫らな姿――制服を着たままスカートを咥え、片足を洗面台のステップに少し乗せて秘所を大きく開き、自らの指で蜜壺を抉っている姿――を凝視しながら、指を緩やかに、しかし深く抜き差しし始めた。  くちゅ、ぐちゅっ、と粘膜が擦れ合う卑猥な水音が洗面所に響く。その音が兄に聞こえてしまうのではないかというスリルに胸を高鳴らせながら、彼女はクリトリスを弄る指先の動きを速めた。丸く膨らんだ陰核の先端を爪の腹でカリカリと引っ掻くように刺激し、次いで指の腹でぐっと押し潰すように揉みしだく。 「はぁっ、んんっ……! 兄さん、兄さんっ……私のここ、兄さんのことばかり考えて、ずっと、こんなに熱いの……っ」  スカートの裾を咥えた口元から、くぐもった吐息と涎が垂れ落ちる。膣内に挿し入れた二本の指をぎゅーっと曲げ、前壁にあるザラついた感触のGスポットを執拗に擦り上げると、椿姫の膝がガクガクと震え始めた。  それだけではない。彼女の親指は自然とさらに下へと伸び、秘裂の下にある窄まった菊座――けつまんこの入り口へと触れ、溢れ出た愛液を塗り広げるようにくるくると円を描いた。 「ひぅっ……! そ、そこも……っ、あぁっ……」  けつまんこの周囲に集まる無数の神経がチリチリと焼けつくような快感を送り出し、膣内の収縮が一段と激しくなる。前の穴を指で掻き回しながら、けつまんこの皺を指先でほぐし、少しだけ浅く親指の先端を押し込むと、前後の感覚が混ざり合い、頭蓋の奥が真っ白に明滅するような倒錯した悦楽が押し寄せた。  ダイニングから、「椿姫ー? そろそろできるぞー!」という兄の朗らかな声が響く。  その声を聞いた瞬間、椿姫の脳裏に、兄の無邪気な笑顔と、自分のこの浅ましくも淫らな姿との落差が鮮烈に焼き付き、それが最後の引き金となった。 「んんっーーっ!! いきます、兄さんの声で、また、いっちゃうぅ……っ!」  声にならない絶叫を喉の奥で押し殺し、椿姫の白い肢体が洗面台の前でぎゅーっと反り返った。膣肉が挿し込まれた二本の指を万力のように強く締め付け、けつまんこがひくひくと激しく開閉を繰り返す。ぷしゃっ、と音を立てて透明な潮が指の隙間から迸り、洗面台の白い陶器と床のマットを濡らした。  激しい痙攣が数十秒にわたって全身を駆け抜け、椿姫は洗面台の縁にしがみついたまま、荒い息を吐き続けた。鏡の中には、瞳を潤ませ、頬を朱に染め、恍惚に蕩けきった「女の顔」をした自分が映っている。  やがて震えが収まると、彼女はまるで何事もなかったかのように冷静な手つきでトイレットペーパーを取り、自らの秘所と太腿、そして洗面台に飛び散った蜜を綺麗に拭き取った。濡れたショーツはそのまま履き直し――その冷たく湿った感触こそが、これから兄と対峙する上での密かな枷であり快楽の源となる――スカートの裾を下ろし、再び完璧な「優等生の妹」の仮面を貼り付けた。 「はい、兄さん! 今行きますわ!」  鈴を転がすような、澄み切った愛らしい声で返事をし、椿姫は洗面所の扉を開けてダイニングキッチンへと足を踏み入れた。  ダイニングのテーブルの上には、湯気を立てる鮮やかな赤色のトマトパスタが二人分、白い皿に盛り付けられていた。ニンニクとバジルの食欲をそそる香りが部屋いっぱいに広がり、窓から差し込む午後の日差しが、グラスに注がれた冷たい水の表面をキラキラと輝かせている。  エプロンを外しながらこちらを振り返った兄・はじめは、いつものように屈託のない、太陽のように温かな笑顔を浮かべていた。 「遅かったな、椿姫。ほら、伸びないうちに食べようぜ。はい、フォーク」 「ありがとうございます、兄さん。まあ、とても美味しそうですこと」  椿姫は兄から銀色のフォークを受け取る際、わざと自らの指先を兄の指に少しだけ触れさせた。たったそれだけの接触で、先ほど洗面所で絶頂を迎えたばかりの秘所が再びきゅうっと疼き、湿ったショーツの中で新たな愛液がじわりと滲み出る。  向かい合って椅子に腰を下ろした瞬間、濡れた下着の布地が充血した秘唇とけつまんこにぴたりと張り付き、ひんやりとした感触の後に、じわじわと体温で温まっていく淫靡な感覚が下半身を支配した。椿姫は背筋を伸ばし、清楚に膝を揃えて座りながらも、テーブルの下で密かに太腿の内側に力を込め、敏感になったクリトリスを下着の縫い目に擦りつけた。  その時、向かいに座ったはじめが、ふと眉をひそめて椿姫の顔を覗き込んできた。 「……あれ? 椿姫、なんだか顔が赤いぞ? 熱でもあるのか?」 「え……っ?」  はじめは何の躊躇いもなく椅子から少し腰を浮かせ、テーブル越しに身を乗り出すと、その大きくて骨張った素手を、椿姫の額へとぴたりと当てた。  前髪をかき分け、白い額に直接触れた兄の掌。  ごつごつとした男らしい指の感触と、そこから伝わってくる圧倒的な体温。そして、先ほどまで料理をしていたために微かに漂うオリーブオイルの香りと、その奥にある兄自身の汗と肌の匂い。  その温もりが額に触れた瞬間、椿姫の全身を激しい電流が駆け抜けた。テーブルの下で、揃えていた彼女の太腿の内側がぎゅーっと震え、閉じ合わせていた秘唇の隙間から、熱い愛液がぷっくりと少し漏れ出し、ショーツの繊維へと吸い込まれていく。  つい十数分前まで、二階の寝室で彼の枕に顔を埋めて貪っていた匂い。そして洗面所で彼の声を聞きながらイキ狂った記憶。それらが目の前にある「生身の兄の体温」と直結し、椿姫の呼吸が一瞬にして浅く、熱いものへと変わった。そのまま兄の手首を掴み、その指を自分の口の中へ、あるいはスカートの下の泥濘へと導いてしまいたいという狂おしい衝動が、喉元までせり上がってくる。 「うーん、ちょっと温かい気もするけど……大丈夫か? 朝もなんだか様子がおかしかったし、無理してないか?」 「だ、大丈夫ですわ、兄さん……っ。少し、階段を急いで降りてきたものですから、それで体が火照っているだけですの。ご心配をおかけしてごめんなさい」  椿姫は必死に声を繕い、可憐な微笑みを浮かべてみせた。すると、はじめは「そうか、ならいいんだけどな」と安心したように笑い、額から手を離して自分の席へと座り直した。  兄の掌が離れた後の額には、まるで焼き印を押されたかのような熱が残っていた。その悪意なき善意、どこまでも純粋で無防備な妹想いの優しさ。それが今の椿姫にとっては、どんな劇薬よりも激しく執念の火に油を注ぐ猛毒となっていた。  ――この手だ。この温かい手、この優しい瞳、この人を気遣うことしか知らない愚かで愛おしい魂。これを、他の女に……あの白石結衣なんかに、絶対に渡してなるものか。  その執念が胸の奥で黒く渦を巻いた、まさにその時だった。  陽だまりに満ちたはずのダイニングの空気が、椿姫の視界の中でだけ、ぐにゃりと歪んだ。  向かいの席でパスタをフォークに巻きつけている兄・はじめの背後。白い壁紙に落ちていたはずの日常の影が、まるでタールのようにどろりと盛り上がり、人の形――椿姫自身と瓜二つの輪郭を持った「黒い影」となって揺らめき立ったのだ。  もちろん、はじめにはその影は見えていない。彼は無邪気に「いただきます!」と手を合わせ、美味しそうにパスタを口へと運んでいる。だが、椿姫の耳元には、テーブルを挟んでいるはずのその黒い影から、氷のようにひややかな、それでいて甘美な毒を含んだ囁き声が直接響いてきていた。 『――見よ、我が半身よ。この男の無邪気な優しさを。傷つき、熱を出しているかもしれないというただそれだけの兆候にさえ、これほどまでに心を砕き、手を差し伸べずにはいられない哀れな性分を』  黒い影は、はじめの背後からその肩へと黒い靄のような腕を回し、嘲笑うかのように唇を歪めた。椿姫はフォークを握る手に力を込め、影の言葉を無視しようとパスタを一口すくい上げ、口へと運んだ。  トマトの酸味と甘み、そしてニンニクの風味が舌の上に広がる。兄が自分のために作ってくれた、温かくて優しい味。しかし、それを咀嚼する彼女の耳元で、影はさらに残酷な事実を突きつけてくる。 『美味しいか? 兄の手料理はさぞかし蜜の味がするであろうな。だが、忘れるなよ。あと二十八日だ。あと二十八日経てば、五月二十九日のあの夜がやってくる。そうすれば、先ほど貴様の額に触れたその温かい手は、貴様ではなく、白石結衣の涙を拭うために使われるのだぞ』  ぴくり、と椿姫の肩が跳ねた。  脳裏に、過去二十九回のループで嫌というほど見せつけられてきた地獄の光景が蘇る。五月二十九日の夜、不良たちに襲われ、服を裂かれ、心身ともにボロボロに傷ついた白石結衣。彼女を見つけ出し、自分の上着を着せかけ、泣きじゃくる彼女を胸に抱きしめて「俺が絶対に守るからな」と誓う兄・はじめの姿。  一度そのスイッチが入ってしまえば、メサイア・コンプレックスの塊である兄は、すべてを投げ打って白石結衣という「哀れな被害者」の騎士となり、隣にいる健康で優秀な妹・椿姫のことなど、ただの「手のかからない家族」として背景へと押しやってしまうのだ。 『どれだけ貴様が美味しい料理を作ろうと、どれだけ美しい下着を身につけて誘惑しようと、あの男の魂は「壊れた弱者」の悲鳴にしか共鳴しない。第九章で貴様自身がその目で確かめた通りだ。健康で、完璧で、何ひとつ傷ついていない優等生の妹など、あの男の救済本能の前では無価値な石ころに等しいのだよ』  影のひややかな声が、椿姫の胸の奥を抉る。それと同時に、影から伸びた目に見えない黒い触手が、テーブルの下へと這い進み、椿姫のスカートの中へと忍び込んできたかのような幻触が彼女を襲った。  もちろんそれは深層意識が見せる感覚の幻影に過ぎない。しかし、極限まで神経が昂ぶり、発情しきっている椿姫の肉体にとって、その幻触は現実の接触以上に生々しい快感となって下半身を直撃した。 「っ……! ん、くぅ……っ」  パスタを飲み込む喉がひきつり、椿姫はテーブルの下で自らの左手を太腿の間へと滑り込ませた。  兄はすぐ目の前で、スマホに届いた友人のメッセージか何かをちらりと見ながらパスタを食べている。少し視線を下げれば、椿姫の肩が微かに震え、片手がスカートの下に隠れていることに気づいてしまうかもしれない。そんな極限の緊張感の中で、椿姫はまるで黒い影の誘いに操られるかのように、自らの指先で湿ったショーツの上から秘裂を強く押し撫でた。  ぐちゅり、と布地越しにも分かるほど大量の愛液が溢れ出し、指の腹を濡らす。 『ほら、どうした? 目の前に愛しい兄がいるというのに、貴様にできるのはそうやってテーブルの下で惨めに自分の股間を弄ることだけか? 二十八日後には他の女のものになる男を前にして、ただ指を咥えて見ているつもりか?』  影の挑発に、椿姫の瞳が暗い熱を帯びて細められた。彼女は兄の顔をじっと見つめた。パスタのソースを口の端に少しつけながら、無防備に微笑む兄。  「美味しいか、椿姫?」と尋ねる兄の声に、彼女はスカートの下でクリトリスを強く押し潰しながら、とろけるような笑顔で答えた。 「ええ、兄さん……っ。とっても、美味しくて……体の芯から、熱くなってしまいますわ……」  その言葉は紛れもない本心だった。兄が作ってくれたパスタが自分の食道を通って胃の腑へと落ち、兄の作り出したものが自分の血肉になっていくという感覚だけで、子宮の奥がぎゅーっと疼き、小刻みな絶頂に近い痙攣が下腹部を駆け抜けていく。  彼女はフォークを持った右手で優雅に食事を続けながら、テーブルの下の左手では、ショーツの脇から指を滑り込ませ、直接ぬめり気を帯びた粘膜を撫で回し始めた。兄の視線がこちらを向くたびに指の動きを止め、兄が皿に目を落とすたびに、くちゅりと音を立てないように慎重に、しかし深く膣口とクリトリス、そしてけつまんこの周辺までを指先で愛撫する。  兄と同じ食卓を囲み、同じものを食べながら、兄に気づかれないように秘所から蜜を滴らせるという倒錯した背徳感。椅子に敷かれたクッションにまで愛液の湿り気が染み出してしまいそうなほどの興奮の中で、椿姫は自らの魂を焦がす狂信的な誓いを、幾度も胸の内で反芻していた。  ――渡さない。絶対に、誰にも渡さない。この優しい兄さんを、永遠に私の檻の中に閉じ込めるためなら……私は、どんな地獄にだって堕ちてみせる。たとえこの身がどうなろうとも、兄さんの瞳に映る世界を、私一色で塗り潰してみせるわ。  だが、どうやって?  過去二十九回のループで、白石結衣が襲われる事件そのものを未然に防ぐ試みはすべて失敗した。警察に通報しても、不良たちを事前に排除しようとしても、「世界の修正力」とでも呼ぶべき不可解な因果の奔流によって、必ず五月二十九日の夜に悲劇は引き起こされ、あるいは別の形で白石結衣が傷つき、兄がそれを救うという結末へと収束してしまった。  事件を止めることはできない。そして、兄の心にある「傷ついた弱者を救わずにはいられない」というメサイア・コンプレックスのスイッチを消すこともできない。  ならば、どうすればいいのか。  フォークに巻きつけた最後のパスタを口に運び、ごくりと飲み込んだその瞬間――椿姫の脳髄を、天を裂く稲妻のような、あまりにもおぞましく、あまりにも完璧な「ひとつの閃き」が貫いた。  ――事件を止める必要なんて、ないのではないかしら?  ――兄さんの庇護欲のスイッチをオフにする必要も、ない。  ――ただ、兄さんが守るべき『対象』そのものを……すり替えてしまえばいいのではなくて?  思考がそこまで達した瞬間、椿姫の全身からサーッと血の気が引き、直後、血管という血管が沸騰したかのような猛烈な熱が吹き上がった。  五月二十九日の夜。あの薄暗い廃ビルの裏路地で、白石結衣が不良たちに襲われるはずのあの現場。  そこに、白石結衣を行かせず、代わりに「私」が行けばいいのではないか?  私が、あの男たちに襲われ、服を裂かれ、泥に塗れて、兄さんがいなければ息もできないほど無惨に壊れた「悲劇の被害者」になれば――。 『――そうだ!! その通りだ、我が半身よ!!』  突如として、兄の背後にいた黒い影が、天井に届くほど大きく膨れ上がり、歓喜に狂ったように両腕を広げて哄笑した。  影の声はもはや囁きではなく、椿姫の頭蓋骨の内側を直接打ち鳴らす鐘の音のように轟き渡った。 『よくぞ辿り着いた! それこそが唯一にして絶対の解! 白石結衣から「悲劇のヒロイン」の座を奪い取るのだ! 世界がどうしても五月二十九日の夜に「生贄」を求めるというのなら、そしてあの男が「傷ついた生贄」しか愛せないというのなら――貴様自身がその祭壇に上がり、泥濘の男どもにその身を蹂躙させればよい!!』  テーブルの下で、椿姫の指が秘所の奥深くへとずぶりと突き刺さったまま硬直した。  他の男たちに、犯される。  兄以外の、見知らぬ下劣な男たちの手に、この白い肌を触れさせ、純潔を散らされ、汚らわしい欲望の捌け口にされる。  その具体的なイメージが脳裏をよぎった瞬間、胃の底からせり上がるような強烈な恐怖と嫌悪感に、椿姫の喉がひゅうっと鳴った。処女としての誇り、兄だけのために守り抜いてきた無垢な肉体を、ドブネズミのような男たちに差し出すなど、死ぬよりもおぞましい冒涜だ。  しかし――。  その吐き気がするほどの恐怖と全く同じ質量で、いや、それを凌駕するほどの圧倒的な熱量をもって、もう一つの甘美なビジョンが彼女の脳髄を焼き尽くした。  ボロボロに壊され、泣きながら震える自分を、兄・はじめが見つけ出す瞬間。  蒼白な顔で駆け寄り、「椿姫! ごめん、俺がついていたのに……っ! もうどこにも行かない、俺が一生、お前を守るからな!」と叫んで、自分を壊れ物のように抱きしめる兄の腕の力強さ。  妹であり、かつ「自分が一生をかけて償い、庇護しなければならない絶対的な被害者」となった自分を、兄はもう二度と手放すことはできない。白石結衣など見向きもせず、大学も、将来も、人生のすべてを「壊れた妹・椿姫」に捧げて、永遠に自分の檻の中で生きることになるのだ。 「あ……っ、あぁ……っ!」  恐怖と歓喜。嫌悪と陶酔。相反する二つの極端な感情が脳内で大爆発を起こし、椿姫の秘所は、指を動かしてすらいないのに、テーブルの下でぶしゃっと音を立てんばかりに大量の蜜を噴き出した。  太腿がガクガクと震え、目の前の景色がチカチカと明滅する。このままここに座っていれば、今すぐこの場で、兄の目の前で白目を剥いて絶頂し、狂ったように笑い出してしまうかもしれない。 「……ご、ごちそうさまでした、兄さんっ!」  椿姫は弾かれたように椅子から立ち上がった。スカートの下では、溢れ出た愛液が一筋、太腿の内側をツツーッと伝い落ちていくのが分かった。  驚いて目を丸くするはじめに対し、椿姫は震える唇を必死に抑え、今にも崩れ落ちそうな膝を叱咤しながら頭を下げた。 「とても美味しかったですわ……っ。あの、少しだけ、まだ頭がぼんやりいたしますので……お部屋で休んでまいりますね……っ!」 「え? あ、ああ、そうしろ! 皿洗いは俺がやっておくから、ゆっくり寝てろよ、椿姫!」  兄の優しい声を背中に受けながら、椿姫は逃げるようにダイニングを飛び出し、二階の自室へと続く階段を駆け上がった。その背後には、獲物を仕留めた悪魔のように歓喜に震える黒い影が、ぴたりと張り付いて離れなかった。 (第一部・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第二部:階段の踊り場に咲く倒錯の華と、背徳の予行演習)  椅子から立ち上がった水無月椿姫の膝は、生まれたての小鹿のように頼りなく震えていた。  「ゆっくり寝てろよ、椿姫!」という兄・はじめの屈託のない優しい声が、鼓膜を撫でるだけでは飽き足らず、直接彼女の子宮の入り口をノックしているかのように甘く、重たく響く。  そのままダイニングを走り去るつもりだった。そうしなければ、今すぐこの場でスカートをたくし上げ、兄の足元に跪いて「私を壊してください、私をあなただけの被害者にしてください」と泣き叫んでしまいそうだったからだ。  しかし、テーブルの上に残された空の皿に目が留まった瞬間、椿姫の中の「献身的な妹」という習性と、それ以上に「兄の体温にもう一度だけ触れてからでなければ自室へ引き下がれない」という飢えた牝の本能が、彼女の足を止めさせた。 「あ……っ、いいえ、兄さん。せめて、お皿だけでもシンクへお運びいたしますわ。作っていただいた上に、片付けまで丸投げしては、私の気が済みませんもの」 「おいおい、いいってば。顔が赤いんだから無理するなよ」 「本当に、これだけですの。すぐにお部屋へ参りますから……」  椿姫は強引に二枚の皿とフォークを重ねて持ち上げると、先に立ってキッチンカウンターの向こう側、シンクの前に立った兄のすぐ背後へと歩み寄った。  狭いキッチンスペースには、先ほどまでパスタを茹でていた湯気の湿り気と、オリーブオイルの残り香、そして何よりも兄・はじめの若い雄としての体臭が濃密に立ち込めていた。蛇口からジャーッと勢いよく水が流れ出し、ステンレスのシンクを叩く音が二人の周囲に音のカーテンを作り出す。  椿姫は皿をシンクの脇に置いた。だが、すぐにはその場を離れなかった。  すぐ目の前には、洗い物を始めようと袖をまくっている兄の広い背中がある。薄いTシャツの生地越しに、引き締まった肩甲骨の輪郭や、背骨のラインがうっすらと浮かび上がっていた。  兄の背後には、さっきまでテーブルの向こう側で嘲笑っていた「黒い影」が、まるで陽炎のように揺らめきながら立ち昇り、椿姫の視線を兄のうなじへと誘導していた。 『触れてみろ、椿姫。これが貴様が二十九回の人生すべてを賭けて求め続け、そしてあと二十八日後には白石結衣に奪われるはずだった男の背中だ。だが、今の貴様は違う。「答え」を見つけた貴様には、この男を永遠に所有する権利があるのだぞ』  ひややかな影の囁きが、熱い吐息となって椿姫の耳朶を嬲る。  椿姫の瞳から、理性の光がすうっと消え失せ、代わりに底なしの執着と色欲のぬめりが浮かび上がった。彼女は一歩、音もなく前に踏み出すと、洗い物に集中している兄の背中へと、自らの上体をそっと預けるように密着させた。 「……ん? どうした、椿姫? まだフラつくのか?」 「ええ……っ、少しだけ、立ち眩みがしてしまって……。ごめんなさい、兄さん、ほんの少しだけ、こうさせてくださいまし……」  か細い、今にも倒れてしまいそうな病弱な妹の声を演じながら、椿姫は兄の背中に自らの豊かな双丘をぎゅーっと押し当てた。  制服のブラウスとブラジャーの薄い布地越しに、柔らかくて弾力のある二つの果実が、兄のたくましい背筋へとむにゅりと潰れるように形を変える。その圧迫感だけで、すでに硬く尖っていた左右の乳首が布地と激しく擦れ合い、ジンジンと痺れるような甘い痛みが胸の奥から下腹部へと突き抜けた。  はじめは「おいおい、大丈夫かよ。動くなよ、今手を拭いて部屋まで連れて行ってやるからな」と焦ったように言いながら、濡れた手をタオルで拭こうとする。そのわずかな隙を突いて、椿姫は兄の脇の下からそっと両腕を回し、彼の腰で結ばれているエプロンの紐へと指先を絡ませた。  そして、兄の背中に顔を埋め、汗ばんだTシャツの上から、彼の肌の匂いを肺の奥底まで深く、深く吸い込んだ。 「はぁ……っ、ん、んん……っ♡」  水の流れる音に紛れて、彼女の唇から熱い吐息が漏れる。  鼻腔を満たす兄の匂い。背骨の硬い感触。それを感じながら、彼女の脳裏で再生されていたのは、甘い兄妹の語らいではなく、先ほど脳髄を貫いたあの「悪魔の天啓」――五月二十九日の夜、薄暗い廃ビルで見知らぬ男たちに組み敷かれ、無惨に犯されている自分自身の姿だった。  ――この優しい背中を、誰にも渡さないためなら。  ――この温かい腕に、一生私だけを抱きしめさせるためなら。  ――私は、あの男たちの汚い手でこの胸を揉みしだかれ、この白い太腿をこじ開けられて、泥水のような精液を注ぎ込まれる「哀れな被害者」になってみせる……っ!  その倒錯した決意が胸を焼いた瞬間、兄の腰に回していた椿姫の片手が、スルスルと自分のスカートの下へと滑り込んだ。  兄の背中に乳房を押しつけ、頬を擦り寄せたまま、彼女は自分のプリーツスカートの前側をわずかに持ち上げ、兄のお尻のすぐ後ろ、ほんの数センチしか離れていない空間で、ぐっしょりと濡れそぼったショーツの中へと指を差し入れたのだ。  くちゅり、と指先が熱くぬめった肉壺の入り口を捉える。  もし今、兄がくるりと後ろを振り返れば、妹が自分の背中にしがみつきながら、スカートの中に手を入れて必死にオナニーをしているという異常極まりない光景を目にすることになる。しかし、その破滅的なリスクすら、今の椿姫にとっては極上の媚薬でしかなかった。  彼女は左手で兄の腰骨のあたりをしっかりと掴み、自らの下腹部を兄のお尻へと押しつけるようにしながら、右手の二本の指で充血しきったクリトリスと小陰唇を激しく扱き上げた。 「あ、くぅ……っ、兄さん……っ、兄さんの背中、とっても温かいですわ……っ」 「そりゃお前が熱っぽいから余計にそう感じるんだろ。ほら、手は拭いたぞ。肩を貸すから――」 「い、いいえっ! もう、大丈夫ですのっ! 兄さんの温もりをいただいたら、不思議と目が覚めましたわ……っ!」  兄が振り返るほんの一瞬前に、椿姫は素早くスカートから手を引き抜き、何食わぬ顔で一歩後ろへと下がった。  振り返ったはじめの目には、頬を桜色に染め、少し潤んだ瞳で健気に微笑む妹の姿しか映らない。そのすぐ脇で、椿姫の右手の指先が、スカートの下から引き抜かれたばかりで愛液に濡れ光り、太腿の横で細い銀の糸を引いていることなど、純朴な兄が気づくはずもなかった。 「そうか? でも無理は禁物だからな。ちゃんとベッドに入って休めよ」 「はい、兄さん。……本当に、ごちそうさまでした」  深々と一礼し、椿姫は今度こそキッチンを後にした。  ダイニングの扉を閉め、廊下へと出た瞬間、彼女の顔から「無垢な妹」の微笑みが剥がれ落ち、代わりに激しい喘ぎを堪える苦悶と悦楽の表情が浮かび上がった。  一歩踏み出すごとに、太腿の内側を伝う愛液が膝の裏にまで達しそうなほど溢れ出している。兄の背中に胸を押し当てた感触がまだ乳房の先端に残っており、ブラウスの下で乳首がヒリヒリと疼いて仕方がない。  彼女はふらつく足取りで階段へと向かい、手すりに掴まりながら二階へと登り始めた。  一段、二段、三段……。  足を上げるたび、スカートの中にこもった自分自身の濃厚なメスの匂いがふわりと立ち昇り、鼻腔をくすぐる。  そして、階段のちょうど中間にあるL字型の踊り場に差し掛かった時だった。  二階の廊下の窓から差し込む逆光の中で、椿姫の足元に伸びていた影が、ぐにゃりと立体的な質量を持って立ち上がった。 『――逃げるなよ、我が半身。まだ自室に辿り着く前だというのに、貴様のそのみだらな肉体は、すでに「あの日」の予行演習を求めて疼いているではないか』  頭上から降ってきたそのひややかな声と同時に、見えない巨大な手が椿姫の両肩を掴み、踊り場の絨毯の上へと彼女を押し倒した――少なくとも、椿姫の主観的な感覚の中では、それは絶対的な物理力を持った襲撃として感じられた。 「あっ……!? や、やめ……っ!」  声を殺して悲鳴を上げながら、椿姫は階段の踊り場に膝をつき、そのまま上体を低く落として四つん這いのような姿勢をとらされた。  一階のキッチンからは、まだジャーッという水道水の音と、ガチャガチャと食器を洗う兄の物音が聞こえている。階段の下を覗き込めば、すぐそこは一階の廊下だ。もし兄が何かを思い出して階段の下まで来れば、踊り場で四つん這いになって尻を突き出している椿姫の姿が丸見えになってしまう。  そんな極限の露出状況に近い踊り場で、黒い影は椿姫の背後に覆いかぶさるように広がり、彼女のプリーツスカートを腰の上まで無造作にめくり上げた。 「ひっ……! こ、こんなところで……兄さんが、すぐ下にいるのに……っ!」  椿姫は絨毯に両手をつき、必死にスカートを下ろそうとした。だが、彼女自身の深層意識が具現化した黒い影に、彼女の肉体が逆らえるはずもなかった。それどころか、彼女自身の右手が、まるで影に憑依されたかのように背後のスカートを押さえつけ、自らの白いお尻と、愛液でぐっしょりと濡れ透けた純白のショーツを、階段の下の空間へ向けて無防備に突き出させていたのだ。 『見ろ、この浅ましい姿を。兄がすぐ下で皿を洗っているというのに、貴様はこうして尻を突き出し、見知らぬ男どもに後ろから犯される瞬間を待ち望んでいるのだ。教えてやろう、椿姫。五月二十九日の夜、白石結衣の代わりに廃ビルへ赴いた貴様が、最初にどのような扱いを受けるかをな』  影の囁きとともに、踊り場の空気そのものが粘り気を帯びた黒い舌へと変わったかのような、強烈な幻触が椿姫の臀部を襲った。  まず、濡れ透けたショーツの布地が、見えない力――いや、椿姫自身の左手の指によって、乱暴に食い込まされるように横へとずらされた。  ぷるんと露わになったのは、すでにたっぷりと蜜を湛えて薔薇色に充血した秘裂と、そのさらに奥、白い臀肉の谷間にひっそりと隠された桃色の菊座――けつまんこだった。  階段の下から吹き上げてくるわずかな隙間風が、剥き出しになった二つの粘膜をひやりと撫でる。その露出の羞恥に、椿姫の太腿がぎゅーっと引き締まり、けつまんこの窄まりがキュッと小さく収縮した。 『ふん、綺麗な穴をしているではないか。お嬢様育ちの気高い妹が、まさかこんな下品な穴までヒクつかせて発情しているとはな。あの夜の不良どもは、貴様のその澄ました顔を泥靴で踏みつけながら、この無垢な割れ目も、その下のけつまんこも、すべて唾液と精液でドロドロに汚し尽くすのだぞ』 「いや……っ、言わないで……っ! そんな、汚らわしいこと……私は、兄さんのために……兄さんに愛されるために、仕方なく……っ、あ、あぁっ!?」  言葉を最後まで紡ぐことはできなかった。  影が送り込む鮮烈なイメージの奔流とともに、ざらついた分厚い舌が、突き出された彼女の秘裂を下から上へと――膣口からクリトリス、そして後ろのけつまんこに至るまで――べろり、と一気に舐め上げたような錯覚が走ったのだ。  もちろん実際にそこにあるのは、極限まで研ぎ澄まされた彼女の神経が作り出した幻覚と、彼女自身の指先の動きだ。しかし、過去三十周のループの中で、幾度となく自らの肉体を開発し、性感帯という性感帯をすべて目覚めさせてきた椿姫の身体は、その「見知らぬ男に後ろから舐め回される」というおぞましいイメージに対して、信じがたいほどの感度で反応してしまった。 「んくっ、はぁぁっ……! やめ、あそこ、舐めちゃ、いやぁ……っ!」  踊り場の絨毯を爪で引っ掻きながら、椿姫は腰を激しく揺らした。  頭の中では、タバコと安酒の臭いを漂わせた下卑た男が、自分の白いお尻に顔を埋め、鷲掴みにした臀肉を左右に大きく押し広げて、鼻息を荒くしながらけつまんこの皺に舌先をねじ込んでくる映像が、まるで現実の出来事のように再生されている。  汚い。気持ち悪い。兄以外の男にそんな場所を見られ、舐められるなんて、死んだ方がマシだ。  そう思うのに、その屈辱が深まれば深まるほど、脳の奥の報酬系が狂ったように火花を散らし、「これで兄さんが私を哀れんでくれる」「これだけ酷く汚されれば、兄さんは一生私を抱きしめて離さない」という甘美な確信へと変換されていくのだ。 『ほら、口では嫌がりながら、前の穴から滝のように蜜が溢れているぞ。それをそのまま、後ろのけつまんこに塗り込んでやれ。あの日、複数の男どもに囲まれた時、前の穴だけでは済まないかもしれないのだぞ? 後ろの穴までたっぷりと開発しておかなければ、途中で気を失って、兄が駆けつける前に壊れすぎてしまうからなぁ!』 「ひっ、あ、あぁ……っ! けつまんこ、だめ、そこは、まだ……っ!」  影の命じるままに、椿姫の右手の中指が、自身の膣口から溢れ出るぬるぬるの愛液をたっぷりと掬い取り、そのまま後ろのけつまんこの入り口へと這い上がった。  ぬちゅり、と熱い粘液が菊座の皺を濡らす。  椿姫は日頃から、自らの肉体をあらゆる快楽に耐えうる、そして兄のすべてを受け入れられる完璧な器にするため、秘裂だけでなく後ろのけつまんこにまで指を這わせ、密かに開発を重ねてきていた。だが、今この瞬間のように、「見知らぬ暴漢たちに輪姦されるための予行演習」として自分のけつまんこを弄るのは、これまでとは比較にならないほどの背徳感と屈辱を伴っていた。  指の腹でくるくると菊座をマッサージすると、最初は固く閉ざされていた括約筋が、愛液の潤滑と自らの異常な興奮によって、少しずつ、とろけるように緩んでいく。  そして、ぬぷっ……と小さな音を立てて、中指の第一関節がけつまんこの中へと呑み込まれた。 「あ、ぐぅっ……! は、入っ、たぁ……っ♡」  階段の踊り場で、制服のスカートを腰までまくり上げ、お尻を突き出したまま、自分のけつまんこに指を突き入れる美少女。  一階からは、ちょうど兄が洗い物を終えて手を拭いているのか、水道の音が止まり、スリッパでキッチンを歩く足音が聞こえてきた。  ――兄さんが、動く。もしかしたら、私の様子を見に、階段の下まで来るかもしれない。  その恐怖が、椿姫の括約筋をぎゅーっと強く収縮させた。締め付けられた中指が、けつまんこの内壁の熱く柔らかい粘膜を擦り、背骨を直接電流で撫で上げるような強烈な快感を発生させる。 『抜くなよ、椿姫。もっと奥まで指を入れろ。そしてもう片方の手で、前の穴も同時に掻き回すのだ。ほら、兄の足音が近づいてくるぞ。兄に見つかるかもしれない恐怖の中で、他の男に二穴を犯される想像をしながらイッてみせろ!』 「あぁっ、むり、無理ですわ……っ! 兄さん、来ないで……うそ、来て、私を見て……っ!」  支離滅裂な譫言を唇からこぼしながら、椿姫は床についていた左手までも股間へと伸ばした。上体を支えるものを失い、彼女は踊り場の絨毯に胸と顔を擦りつけるような、文字通りの「土下座」に近い屈辱的な四つん這いの姿勢になりながら、左手の二本の指を前の膣口へとずぶりと突き入れた。  前の蜜壺に二本。後ろのけつまんこに一本。  二つの穴が同時に満たされ、薄い肉壁一枚を隔てて、自分の指同士が体内で擦れ合う感触。  くちゅ、ぐちゅっ、ぬちゅぅっ……と、先ほどの洗面所よりもはるかに下品で粘り気のある水音が、静まり返った階段の空間に響き渡る。 「んんっ、はぁっ、あぁっ……! こすれ、てるぅ……っ! 前と、うしろ、けつまんこの中、指が、当たって……っ!」  椿姫は絨毯に顔を押しつけ、開いた口からだらだらと涎を垂らしながら、両手の指を交互に、あるいは同時に激しくピストンさせ始めた。  前の穴では、二本の指がGスポットを抉りながら子宮口を目指して深く突き進み、後ろのけつまんこでは、中指が第二関節、そして根元近くまでズブズブと呑み込まれ、直腸の粘膜を引っ掻くように掻き回す。  頭の中の幻影はますます鮮明になっていく。薄暗い廃ビル。自分の頭髪を掴んで床に押しつける男と、背後から腰を掴んでけつまんこに太い肉棒をねじ込んでくる別の男。  「嫌だ、やめて!」と泣き叫ぶ自分の声と、そのすぐ後に続く「これで兄さんが私のものになる!」という魂の歓喜の絶叫。  その二重構造の妄想が、階段の下から聞こえる兄の「椿姫ー、お茶でも淹れて持っていこうかー?」という呑気で優しい声と重なった瞬間、椿姫の脳内で何かが決定的に弾け飛んだ。 「い、いっ……!! だいじょうぶ、ですわ、兄さんっ……!! 私、いま、すごく……っ、気持ちよく、眠れそうですのぉぉーーっ!!」  前半だけは必死に声を張り上げて兄に返事をし、後半は絨毯に口を押し当てて、声にならない絶叫を上げた。  全身の筋肉がぎゅーっと限界まで張り詰め、突き出された白いお尻が激しく痙攣する。  膣内が左手の指を万力のように締め上げると同時に、けつまんこも右手の指を根元まで咥え込んだまま、パクパクと狂ったように収縮を繰り返した。  ぷしゃあっ!! と、指の隙間から熱い潮が勢いよく噴き出し、踊り場の絨毯に黒々とした染みを作り出す。前と後ろ、二つの穴から同時に押し寄せる暴力的で底なしのエクスタシーに、椿姫は瞳を白黒させ、舌を突き出して、数十秒もの間、獣のように身を捩り続けた。 「はぁ……っ、ひぅ、あ……っ、あぁ……」  一階から「そうか、じゃあ何かあったら呼べよー」という兄の声と、リビングのソファに腰を下ろすような遠ざかる物音が聞こえてくる。  絶頂の嵐が過ぎ去った踊り場で、椿姫はぐったりと絨毯に頬をつけ、荒い息を吐いていた。  前と後ろの穴からゆっくりと指を引き抜くと、くぽっ、ぬ츱っ、と淫らな音がして、開いたままの膣口とけつまんこから、泡立った愛液がとろりと溢れ出して太腿を濡らした。  絨毯についた潮の染みを見つめながら、椿姫の瞳には、もはや引き返すことのできない狂気の光が、静かに、しかし燦然と輝き始めていた。  彼女は震える手でスカートを下ろし、壁に手をついて立ち上がると、今度こそ誰にも邪魔されない「拷問と悦楽の聖域」――二階の自室へと向かって、重い足を引きずるように歩き出した。  自室のドアを開け、背後でカチリと内鍵を回す。  その金属音は、これまでの二十九回のループにおける「ただ兄を追いかけ、白石結衣に敗北し続けてきた無力な妹」としての自分に別れを告げ、自らを悪意の泥濘へと投げ込む「狂気の殉教者」へと生まれ変わるためのゴングの音でもあった。  午後二時三十分。  カーテンを閉め切った椿姫の自室は、昼間だというのに薄暗く、甘やかな少女の部屋の香りと、彼女自身の股間から漂う濃厚なメスの匂いが混ざり合い、むせ返るような熱気を孕んでいた。  椿姫はドアに背を預けたまま、ズルズルと床に崩れ落ちそうになる身体をなんとか支え、部屋の奥にあるベッドへと視線を向けた。  そこには、彼女の背中から分離した「黒い影」が、まるで部屋の主人であるかのように巨大に膨れ上がり、天井と四方の壁をドロドロとした暗黒の闇で塗り潰しながら、彼女を手招きして待っていた。 『さあ、来い、我が半身よ。ここからが本当の「天啓」の儀式だ。五月二十九日の夜、貴様が白石結衣の代わりに体験することになるあの地獄を……貴様のその敏感に開発されきった肉体に、一足早く、克明に刻み込んでやろうではないか』  影の声が部屋全体に反響する。  椿姫はゴクリと唾を飲み込み、自らの胸元に手を当てた。心臓が早鐘のように打ち鳴らされている。怖い。これから自分が想像し、体験しようとしていることのおぞましさに、指先が氷のように冷たくなる。  だが、その冷たさとは裏腹に、下腹部の奥底はマグマのように熱く滾り、先ほど踊り場でイッたばかりだというのに、膣口もけつまんこも、さらなる激しい蹂躙を求めてひくひくと疼いていた。  「兄さんを、私だけのものにするためなら……」  呪文のようにそう呟きながら、椿姫はふらつく足で歩み寄り、自らのベッドの上へと、まるで断頭台に昇る生贄のように身を投げ出した。 (第二部・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第三部:廃ビルの幻影と、純潔を嬲る漆黒の触手)  ベッドのマットレスが、水無月椿姫の華奢でありながら女らしい丸みを帯びた肢体を受け止め、かすかに軋んだ音を立てた。  いつもなら、洗い立てのシーツから漂うフローラルな柔軟剤の香りに包まれ、兄・はじめのことを想いながら甘い微睡みへと落ちていくはずの場所。しかし今、午後二時三十分のこの密室において、彼女のベッドは最も過酷で、最も淫靡な「殉教の祭壇」へと姿を変えていた。  天井を見上げた椿姫の視界が、ぐにゃりと黒く塗り潰されていく。  部屋の隅から湧き上がった「黒い影」――彼女自身の深層意識に巣食うもう一人の椿姫が、まるで墨汁をぶちまけたかのように天井と四方の壁を覆い尽くし、パステル調の可愛らしい壁紙も、勉強机も、本棚も、すべてを「五月二十九日の夜、白石結衣が襲われるはずだったあの薄暗い廃ビルのフロア」へと変貌させていくのだ。  鼻腔をくすぐっていた柔軟剤の香りが消え失せ、代わりにコンクリートに染み付いたカビの臭い、雨水の饐えた臭い、そして――安物のタバコのヤニと、発酵したアルコール、何日も風呂に入っていないような男たちの脂ぎった汗の臭いが、圧倒的なリアリティをもって椿姫の肺へと流れ込んできた。 「っ、う……! けほっ、なに、この臭い……っ、気持ち悪い……っ!」  椿姫は思わず片手で口元を覆い、シーツの上で身をよじった。  もちろん、これらはすべて彼女の脳が引き起こしている極めて精巧な共感覚的幻覚(シミュレーション)に過ぎない。過去二十九回のループの中で、彼女は五月二十九日の事件現場を何度も調査し、白石結衣を襲った不良グループの素性も、彼らがたむろしていた廃ビルの環境も、すべて克明に記憶していた。その記憶の断片を、黒い影が容赦なく引き出し、五感のすべてを支配する仮想空間として再構築しているのだ。  暗闇の中から、複数の不気味な影がぬうっと立ち上がった。  それは、兄・はじめの清潔で引き締まった体躯とは似ても似つかない、ずんぐりとしていたり、異様に骨張っていたりする、下劣な男たちのシルエットだった。暗がりの中でぎらつく幾つもの濁った眼球が、ベッドの上に横たわる椿姫の制服姿を、まるで路上に捨てられた肉塊でも見るかのような下卑た欲望で舐め回す。 『さあ、始まるぞ、椿姫。これが五月二十九日の夜、白石結衣の身代わりとなってこの場所へ踏み込んだ貴様を待ち受ける現実だ。逃げることは許されん。声を上げて助けを呼んでも、あの男が駆けつけてくるのは、貴様がこいつらに散々犯され、ボロボロの雑巾のようにされた後なのだからな!』  頭上から降り注ぐ影のひややかな宣言とともに、暗闇から伸びた何本もの黒い触手――男たちの粗暴で節くれだった腕の幻影が、椿姫の身体へと一斉に襲いかかった。 「ひっ……! いや、触らないでっ! 来ないでぇっ!」  椿姫は悲鳴を上げて手足をばたつかせたが、見えざる黒い腕は彼女の両手首を掴んで頭の上へと乱暴に押さえつけ、さらに別の腕が彼女の制服の襟元へと無遠慮に指を掛けた。  ビリィッ!! と、繊維が引き裂かれる生々しい音が鼓膜を劈く。  現実には、押さえつけられたはずの椿姫自身の両手が、まるで他人の意思に乗っ取られたかのように自らのブラウスのボタンを乱暴に引きちぎらんばかりの勢いで外し、胸元を大きく左右へと開け放っていた。  ひんやりとした空気が、露わになった白い鎖骨と、純白のレースのブラジャーに包まれた豊かな双丘へと吹きつける。 『へへっ、見ろよこの女、優等生みたいなツラしやがって、こんなエロいおっぱい隠してやがったぜ……!』 『たまんねぇな、白石って女を狙ってたはずが、こんな極上の獲物が飛び込んでくるとはよぉ!』  シャドウが作り出した幻影の男たちの下品な笑い声と、ヤニ臭い熱い息遣いが、椿姫の顔面や首筋に直接吹きかけられる。  兄・はじめの爽やかで優しい吐息とは正反対の、吐き気を催すような汚らわしい雄の臭気。ザラついたタコのある分厚い手のひらが、彼女の白い首筋から鎖骨、そしてブラジャーの上から盛り上がる乳房の斜面へと、ねっとりと這い回った。 「いやぁ……っ! 汚い、その手で私に触らないで……っ! 私の身体は、兄さんの、兄さんだけのものなのに……っ!」  椿姫は首を左右に激しく振りながら、嫌悪感に全身を総毛立たせた。  しかし、黒い影は容赦なくブラジャーのカップを下へとずり下げ、たわわに実った二つの白い果実を、薄暗い廃ビルの空気の中へと完全に露出させた。  ぷるん、と弾みながら跳ね出た乳房の頂には、すでに先ほどからの興奮で淡い薔薇色に充血し、ぷっくりと硬く尖った乳首が誇らしげに屹立している。  それを隠そうとする間もなく、左右から伸びてきた二本の太い黒い触手――男たちの脂ぎった両手が、彼女の柔らかい乳房を根元から乱暴に鷲掴みにした。 「あ、ぐぅっ……!? い、痛っ……、やめて、そんなに強く、掴まないでぇ……っ!」  指が白い肉に深く食い込み、形が歪むほど強く揉み潰される。  優しさなど微塵もない、ただ雌の肉体を所有し、痛めつけ、快楽を貪るためだけの暴力的な揉みしだき。現実の椿姫の両手が、自分の乳房を爪が立つほど強く掴み、捏ね回し、さらに左右の乳首を親指と人差し指でギュッと摘み上げて、ちぎれんばかりに引っ張り上げた。  ピリッとした鋭い痛みが乳腺を貫く。だが、その痛みが脳に達した瞬間、椿姫の脳内では、あの恐るべき「殉教の回路」が火花を散らして作動した。  ――ああ、痛い。苦しい。汚い。こんな風に乱暴におっぱいを揉まれて、乳首を引っ張られて……私は今、白石結衣の代わりに傷つけられているんだわ。  ――この痛みが強ければ強いほど、この屈辱が深ければ深いほど、あとで兄さんが私を見つけた時、兄さんは罪悪感と憐憫で狂いそうになって、私のこの胸に顔を埋めて泣いてくれるのね……っ! 「はぁっ、あ、あぁっ……♡ いや、なのに……っ、なんで、おっぱいの奥、こんなに熱く……っ!」  嫌悪の涙が睫毛を濡らす一方で、強く捻り上げられた乳首からは、痛みではなく甘美な電流が幾筋もほとばしり、背骨を通って直接子宮の奥へと突き刺さった。  すでに階段の踊り場での絶頂でぐっしょりと濡れていたショーツの中が、再び熱い蜜で満たされ、お尻の下のシーツにじっとりとした染みを広げていく。  幻影の男の一人が、彼女の片方の乳房へと顔を埋め、ザラついた舌で乳輪から乳首へとベロベロと舐め回し、ついには前歯でカリカリと乳首の先端を甘噛みしながら、赤ん坊のように下品な音を立てて吸い上げてきた。 「ひゃ、あぁぁっ……! 吸わないでっ、兄さんにも、まだ吸ってもらったことないのにぃ……っ! あ、んんっ、乳首、バカになっちゃう……っ!」  背中がぎゅーっと反り返り、椿姫は自分の手で自分の乳首を激しく転がし、抓り上げながら、甘い悲鳴を上げた。  兄以外の男に初めての場所を奪われていく絶望感と、それによって兄の永遠の愛を買い取ることができるという狂信的なエクスタシー。その二つが交互に彼女を殴りつけ、呼吸は見る間に乱れ、白い胸元が激しく上下する。  だが、黒い影が演出する地獄のシミュレーションは、そんな生ぬるい愛撫だけでは終わらなかった。 『おっと、胸ばかり可愛がっていては、この生意気な口が寂しがるというものだ。ほら、椿姫。あの夜、男どもは泣き叫ぶ貴様の口を塞ぐために、何をねじ込んでくると思う?』  影の嘲笑とともに、椿姫の顔のすぐ横に、ぬらぬらと黒光りする巨大な塊――血管が浮き出し、先端から臭いのきつい先走り液を垂れ流す、見知らぬ男の醜悪な肉棒の幻影が突きつけられた。  むっとするほどの濃厚な雄の臭気、洗っていない恥垢と汗が混ざり合ったような強烈な悪臭が鼻を突き、椿姫は「う、くっ……」と本気でえずきそうになった。 「い、いや……っ! そんなの、口になんて、絶対に入れさせない……っ! 私の唇は、兄さんとキスするためのものよ……っ!」  固く唇を閉ざし、顔を背けようとする椿姫。しかし、黒い影の触手が彼女の顎を乱暴に鷲掴みにし、両頬を強く押し潰して、強引にその小さな口をこじ開けさせた。  そして、拒絶する暇さえ与えず、黒く太い擬似肉棒が、彼女の赤い唇を押し広げ、白い歯列をこじ開けて、温かな口腔内へとズブリとねじ込まれたのだ。 「んぐっ!? む、ぐぅぅっ……!! げほっ、お、おぇっ……!!」  もちろん、実際に彼女の口の中へと突き入れられたのは、彼女自身の左手の親指と人差し指、中指を束ねた三本の指であり、それを包む黒い影の濃密な幻触だった。  しかし、今の椿姫の脳にとっては、それは紛れもなく「見知らぬ下劣な男の太い肉棒」そのものだった。口いっぱいに広がる塩辛くて生臭い先走り液の味(実際には自分の愛液が染み付いた指の味だが、幻覚がそれを男の汚液へと書き換えている)。舌の上を押し潰す、硬くて熱い肉塊の感触。  さらに影は、彼女の頭髪を掴んで後ろから押さえつけるかのように、その擬似肉棒を容赦なく喉の奥深く――食道の入り口へと向かってズブズブと突き入れてきた。 「んっ、んぐぅっ、ごほっ、げほっ……! く、くる、しぃ……っ、のど、おかしゅ、なるぅ……っ!」  涙がポロポロと目尻から溢れ出し、頬を伝って耳へと流れ落ちる。  口の端からは、飲み込めなくなった大量の唾液がだらだらと糸を引いて溢れ出し、顎から白い首筋、そして剥き出しになった乳房の谷間へと汚らしく垂れ落ちていく。  喉奥を直接抉られる苦しさに、窒息しそうな恐怖が込み上げる。男たちの「おいおい、いい喉してんじゃねぇか、もっと奥まで咥えろよ!」という下卑た罵声が頭の中で反響する。  普通の少女ならば、ただ恐怖と苦痛に泣き叫ぶだけの凄惨な口腔凌辱。  しかし、椿姫の瞳は、涙に濡れながらも、異様なほどの妖しい光を放って宙を睨みつけていた。  ――ああ……っ、私、今、知らない男の人のアレを、お口にねじ込まれてる……っ。  ――こんなに苦しくて、涎まみれで、惨めで……でも、もし私がこんな風に喉の奥まで汚されたって知ったら、兄さんはどうするかしら?  ――きっと、狂ったように怒って、泣いて、私の唇を何度も何度も自分の唇で拭うようにキスしてくれるわ。「椿姫、汚い思いさせてごめんな、俺が全部綺麗にしてやるからな」って、一生私の唇を離してくれなくなるわ……っ!!  その狂気的な連想が脳髄を駆け巡った瞬間、喉を突かれる苦痛が、脳内で一気に甘美なマゾヒズムの快感へと反転した。  「んぐっ、ちゅぷ、じゅるるっ……♡」と、椿姫はえずきながらも、なんと自ら赤い舌を伸ばし、口内の擬似肉棒(自らの三本の指と影の触手)の裏筋へとねっとりと舌先を絡みつかせたのだ。  嫌悪しているはずの男の象徴を、兄の愛を手に入れるための「聖なる儀式」として自らしゃぶり、唾液で濡らし、喉の奥をぎゅーっと収縮させて締め付ける。  それと同時に、空いていた彼女の右手は、すでにスカートをたくし上げ、ぐっしょりと濡れそぼったショーツを膝下まで引き下ろして、剥き出しになった自らの秘所へと伸びていた。 「んんっ、じゅぷ、ぐちゅっ……! ふ、ぐぅっ、あ、あぁっ……♡」  口の中では擬似肉棒を喉奥までピストンさせてオエオエと涙と涎を撒き散らしながら、股間では自らの右手で膨れ上がったクリトリスを激しく弾き、小陰唇を引っ張り回す。  上下の口で同時に繰り広げられる、自己完結型の凌辱と快楽の嵐。  喉の粘膜が擦れる感触と、クリトリスの神経が火花を散らす感触が脳内で完全にシンクロし、椿姫の腰がベッドの上で激しく跳ね上がった。 「んぐぅっーーっ!! ん、んんっ、いくっ、お口、犯されながら、いっちゃうぅぅっ!!」  くぐもった絶叫とともに、椿姫は口内の指を強く噛み締め、唾液を泡立たせながら、下半身からぷしゃっと熱い潮を噴き出して小絶頂を迎えた。  ビクビクと全身を痙攣させ、ようやく口から指(擬似肉棒)を引き抜くと、唇と指の間には白く濁った唾液の糸が幾重にも架かり、彼女の顔半分は涙と涎でぐちゃぐちゃに濡れ光っていた。 「はぁ、はぁ、げほっ……あ、あぁ……っ、私、お口だけで、こんな風にイッてしまって……っ」  荒い息を吐きながら、椿姫は呆然と天井の闇を見つめた。  だが、黒い影は彼女に息をつく暇さえ与えない。むしろここからが、この「悪魔の天啓」の核心であり、最大の恐怖と快楽が待つ本編なのだと言わんばかりに、影の触手が彼女の足首へと絡みついた。 『口でイッた程度で満足するなよ、我が半身。本番はこれからだ。貴様が白石結衣から「被害者」の座を完全に簒奪するためには、その最も大切な場所――兄だけのために取っておいたはずのその無垢な処女の割れ目を、ドブネズミどもの肉棒で突き破られなければならないのだからな!』  影の言葉とともに、椿姫の両脚が、見えない怪力によって左右へと大きく、文字通りM字の形に押し広げられた。  片方の足首にあったショーツは無造作に蹴り脱がされ、ベッドの上には、制服のブラウスとブラジャーをはだけて白い乳房を晒し、スカートだけを腰に残して下半身を完全に丸出しにした椿姫の淫らな姿があった。  大きく開かれた白い太腿の付け根。そこには、すでに何度も絶頂を迎えて薔薇色に充血し、だらだらと透明な蜜をシーツへと垂れ流している無垢な割れ目と、その下でひくひくと呼吸するように収縮を繰り返す桃色のけつまんこが、何の遮蔽物もなく廃ビルの幻影の中へと晒け出されていた。 「い、いや……っ! 見ないで、閉じさせて……っ! そこだけは、そこだけは、本当にだめ……っ!」  椿姫は必死に両脚を閉じようと太腿の内側に力を込めた。だが、黒い影の腕が彼女の膝の内側をガッチリと押さえつけ、少しも閉じることを許さない。  そして、大きく開かれた彼女の股間の正面に、ひときわ巨大で、黒々と脈打ち、亀頭が禍々しく張り出した「黒い擬似肉棒」がぬうっと姿を現した。  その先端が、椿姫の濡れそぼった秘裂の入り口――まだ誰の雄も受け入れたことのない、小さく窄まった膣口へと、ぴたりと押し当てられた。 「ひぃっ……!! あ、あぁっ、やめて、当たってる……っ! 太い、そんなの、入らない……っ、やめてぇっ!!」  ごつごつとした亀頭の輪郭が、柔らかい小陰唇を押し広げ、敏感な膣口の粘膜に直接擦りつけられる幻触。  「見知らぬ男たちに犯される」「純潔を奪われる」という、女性にとって最も根源的で圧倒的な恐怖が、椿姫の心臓を氷の手で鷲掴みにした。全身がガタガタと悪寒のように震え、本能が「逃げろ!」と警鐘を乱打する。  兄・はじめのために守り抜いてきた処女。いつか兄と結ばれるその日に、兄の優しく温かい腕の中で捧げるはずだった、世界でたった一つの宝物。それを、こんな名前も知らない不良たちの、臭くて汚い肉棒で突き破られてしまうなんて。 『怖いのか、椿姫? ならばやめるか? 今ここで膝を閉じ、おとなしく無傷の優等生に戻ればいい。そうすれば二十八日後、白石結衣があの男どもにその処女を散らされ、代わりに兄の生涯の愛を手に入れるだけだ。さあ、選べ! 純潔を守って兄を失うか、それとも純潔を泥に捨てて兄のすべてを手に入れるか!!』  影の過酷な二者択一が、椿姫の脳髄を灼熱の鉄槌で打ち据えた。  兄を失う。兄が白石結衣を抱きしめ、白石結衣と愛し合い、自分のもとから永遠に去っていく。  その光景を思い浮かべた瞬間――椿姫の中の恐怖は、一瞬にして「それだけは絶対に許さない」という狂気的な執念の業火によって焼き尽くされた。 「……っ、あげない……っ! 兄さんは、私のものよ……っ! 白石結衣なんかに、絶対に、少しだって渡すものですか……っ!!」  そう叫んだ瞬間、驚くべきことが起きた。  恐怖で固く閉ざされようとしていたはずの彼女の下腹部の奥底――子宮の入り口から膣壁の全面にかけてが、まるでダムが決壊したかのように、どくどくと音を立ててドロドロの濃厚な蜜を噴き出し始めたのだ。  「見知らぬ男に犯される恐怖」そのものが、「これで兄さんを永遠に縛り付けられる」という究極の報酬と直結し、彼女の肉体は自ら進んで凌辱を受け入れるための潤滑液を、これでもかとばかりに溢れ出させていた。 『ふはははは! 見ろ、このスケベな肉体を! 口では嫌がり、涙を流しながら、貴様の蜜壺は「早く私を壊して、兄さんの被害者にしてください」と涎を垂らして歓迎しているぞ! ならば望み通り、その無垢な入り口を抉り開けてやろう!』  影の声とともに、膣口にあてがわれていた黒く硬い触手(擬似肉棒)が、ドロドロの愛液を巻き込みながら、ズブ、ズブズブッ……と、処女膜の手前の浅い粘膜を押し広げるように、少しだけ、しかし確実な質量をもって突き入れられた。  同時に、先ほどまで彼女の胸を弄んでいた二本の黒い触手が、再び彼女の豊かな双丘へと飛びつき、今度は先ほど以上の暴力的な力で、白い乳房を根元から乱暴に揉み潰し、乳首をギリギリと捻り上げた。 「あ、いっ……!? は、入って、くるぅ……っ!! おっぱい、潰れちゃう……っ、あそこ、広がって、裂けちゃうぅぅ……っ!!」  椿姫の白い肢体が、ベッドの上でぎゅーっと限界まで反り返った。  実際には、彼女自身の指と、極限まで膨張した影の幻触が、膣口の最も敏感な入り口の肉ヒダを押し広げ、処女膜のすぐ手前をぐりぐりと浅く抉っている状態だ。だが、その「少しだけ突き入れられ、今にも最後の一線を突破されそうになっている」という寸止めの凌辱感と、両方の乳房を乱暴に揉みしだかれる圧迫感が重なり合い、彼女の脳髄には、実際に太い肉棒で処女を貫かれかけているのと同等の、目が眩むような衝撃と快楽が走り抜けていた。 「いやぁっ、兄さん、兄さんっ……! 見て、私、知らない男の人のものが、あそこに、少し入って……っ! おっぱいも、こんなに乱暴に揉まれて……っ、でも、あぁっ♡ これ全部、兄さんのためなのよぉ……っ!!」  グチュ、ズチュッ、と浅い膣口を太い塊が前後し、そのたびに大量の白濁した愛液が泡立ちながらシーツへと溢れ出す。  乳房を揉み潰す触手は、彼女の乳首を爪で引っ掻くように刺激し続け、椿姫は涙と涎にまみれた顔で歓喜とも苦悶ともつかない笑みを浮かべながら、さらなる深い奈落――後ろのけつまんこをも巻き込んだ「二穴同時凌辱」の狂乱へと、自ら進んで足を踏み入れていくのだった。 (第三部・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第四部:二穴を貫く擬似輪姦の嵐と、狂乱の潮吹き殉教アクメ)  午後三時を告げる時計の針の音が、水無月椿姫の自室――いや、今や暗黒の瘴気と男たちの下卑た獣臭に満ちた「五月二十九日の廃ビル」の空間に、遠く掠れて響いた。  ベッドの上で仰向けに組み敷かれ、白い双丘を乱暴に揉み潰されながら、無垢な処女の入り口を黒い擬似肉棒で少し浅く抉られていた椿姫は、すでに涙と涎、そして自らの股間から噴き出した愛液で全身を濡らし、激しい喘ぎを繰り返していた。  しかし、彼女の深層意識である「黒い影」が主宰するこの凌辱のシミュレーションは、まだほんの序の口に過ぎなかった。 『――さて、我が半身よ。前からの眺めも悪くはないが、あの夜の暴漢どもは、お上品な正常位だけで満足するような連中ではないぞ。貴様のような気高いお嬢様のプライドを最も効率よくへし折る体位が何か、教えてやろう』  頭上から響くひややかな声とともに、椿姫の両腰に、鉄の万力のような黒い触手――男たちの太く節くれだった両手がガッチリと食い込んだ。  そして、「あっ、や、やめて……っ!」と抵抗する間もなく、彼女の華奢な身体はベッドの上で強引にくるりと裏返され、シーツに両手と両膝をつく「四つん這い」の姿勢へと無理やり変えさせられたのだ。  背中に張り付いていた制服のブラウスは無惨にはだけ、ブラジャーのホックも外れかかって、豊かな二つの乳房が重力に従ってベッドのシーツへとぷるんと垂れ下がる。そして何よりも屈辱的だったのは、彼女の腰に残されていたプリーツスカートが、見えない手によって背中の中央まで無造作にたくし上げられ、彼女の白く丸みのあるお尻が、背後に立つ幻影の男たちの視線の前に、完全に無防備な状態で突き出されたことだった。 「ひっ……! いや、後ろからなんて……見ないで、お尻、見ないでぇっ……!」  椿姫は羞恥に顔を真っ赤に染め、シーツに顔を埋めてお尻を低く落とそうとした。  だが、背後に回り込んだ黒い影の触手が、彼女のくびれた腰を乱暴に掴んでグッと高く引き上げさせ、さらに左右の白い臀肉を両手でガシッと鷲掴みにすると、それを左右へとぎゅーっと力任せに引き剥がした。  ぷりっ、と柔らかいお尻の肉が大きく開かれ、その谷間に隠されていた最も恥ずかしい二つの秘所が、薄暗い廃ビルの空気の中へと完全に開帳される。  下側には、先ほどからの責めで薔薇色に充血し、白濁した濃厚な蜜をだらだらと糸を引いてシーツへと垂れ流している無垢な割れ目。  そしてそのすぐ上、引き剥がされた臀肉の真ん中には、細かい桃色の皺を寄せ、呼吸に合わせてひくひく、きゅうきゅうと小刻みに収縮を繰り返している不浄の蕾――けつまんこが、まるで男の侵入を待ち侘びるかのように露わになっていた。 『くくっ、見ろよこの眺めを! 表向きは学園の聖女様みたいに澄ましている水無月椿姫が、一皮剥けばこんな風に四つん這いで尻を突き出し、前の穴からも後ろのけつまんこからもスケベな匂いを撒き散らしているぞ!』 『たまんねぇなぁ! おい、前の処女膜は一番最後にたっぷり味わうとして、まずはこの生意気なけつまんこから先に躾けてやろうぜ!』  幻影の男たちの下品な哄笑が耳元で炸裂し、突き出された白いお尻の肌に、ヤニ臭い熱い吐息が直接吹きかけられる。  それどころか、ざらついた誰かの手のひらが彼女の臀肉をバシンッ! と乾いた音を立てて平手打ちし、白い肌に赤い紅葉のような手形を浮かび上がらせた。 「ひゃうっ!? い、痛いっ……! やめて、お尻、叩かないでぇ……っ!」  臀部を走る鋭い痛みと、お尻の穴まで丸見えにされているという極限の羞恥。しかし、その叩かれた衝撃が骨盤を通じて子宮と直腸を揺らした瞬間、椿姫の膣口から再びぷっくりと熱い愛液が溢れ出し、太腿の内側を伝って膝へと流れ落ちた。  「叩かれて濡れるなんて、なんて浅ましいメスだ」と嘲笑う影の声とともに、開かれた彼女のけつまんこの入り口へと、ぬらぬらと黒光りする極太の触手――見知らぬ男の脂ぎった巨根の先端が、ぐりっ、と音を立てて押し当てられた。 「あ、ぁっ……!? そ、そこは、だめぇ……っ! そこは、お尻の穴よ……っ、そんな太いの、入るわけないわ、やめて、やめてぇっ!!」  椿姫はシーツを掴む手に力を込め、必死に腰を前に逃がそうとした。  先ほど階段の踊り場で、自分の指を一本入れてほぐしたばかりだとはいえ、今けつまんこの入り口に押し当てられている黒い触手(幻影の肉棒)の太さと硬さは、指一本などとは比較にならないほどの凶悪な質量を持っていた。  しかし、彼女の深層意識である黒い影は、彼女の逃走を決して許さない。 『逃げるな、椿姫! 五月二十九日の夜、貴様は複数の男どもに囲まれるのだぞ! 一人が前の穴を犯している間、もう一人が黙って見ていると思うか? 貴様のその口も、前の蜜壺も、そしてこの後ろのけつまんこも、すべて同時に男どもの肉棒で塞がれ、精液を注ぎ込まれるのだ! さあ、兄を独占するための聖なる苦痛だ、残らず受け入れろ!!』  影の号令とともに、椿姫自身の右手が、まるで悪魔の糸に操られた人形のように背後へと回り、自らのけつまんこの入り口へと伸びた。  彼女は前の穴から溢れ出しているドロドロの愛液を右手の指全体にたっぷりと塗りたくると、人差し指と中指、そして薬指までも束ねた太い指の塊を――彼女の脳内では、背後の男が腰を突き出してねじ込んでくる黒光りする極太の肉棒そのものとして――自らのけつまんこへと、ズブゥッ!! と一気に押し込んだのだ。 「あ、いぃっ!? だめっ、あぁぁっ……!! お、お尻が、裂けちゃう……っ!! やめて、兄さん以外のものなんて、入れたくないのにぃぃ……っ!!」  喉が張り裂けんばかりの悲鳴が、密室のベッドの上に響き渡った。  固く窄まっていたけつまんこの括約筋が、強引に押し込まれた太い異物によって限界までぎゅーっと押し広げられ、焼けるような拡張痛と、内臓を直接逆撫でされるような強烈な異物感が下半身を貫く。  「痛い、苦しい、裂ける!」と脳の表層が悲鳴を上げる。しかし、長年にわたるループの中で自らの手で開発し続けてきた彼女のけつまんこの粘膜は、その暴力的な侵入に対して、痛みと同時に、背骨が溶け落ちるようなおぞましいほどの快感を発生させていた。  ズブ、ズブズブッ……と、愛液を潤滑油にして、太い触手(束ねられた指と影の幻触)が第一関節、第二関節、そして根元深くまで直腸の奥へと呑み込まれていく。  括約筋が異物を押し出そうとして必死に収縮するたび、逆にその締め付けが太い肉塊の表面の血管や凹凸(指の関節)を強く扱き上げる形となり、けつまんこの入り口から奥の粘膜までがチリチリと火花を散らすように疼き始める。 『ほら見ろ、裂けるどころか、貴様のけつまんこは男の肉棒を根元まで咥え込んで、離すまいとパクパク締め付けているではないか! だが、これだけで終わりだと思うなよ。前のお留守になっている穴にも、たっぷりとご馳走をくれてやろう!』 「ひっ、あ、あぁっ……!? ま、待って、お尻だけで、頭がおかしくなりそうなのに……前まで、同時にされたら……っ!」  椿姫の哀願を嘲笑うかのように、黒い影は彼女のもう片方の手――シーツを掴んでいた左手を強引に引き剥がし、四つん這いのまま大きく開かれた彼女の前の割れ目へと導いた。  前の膣口は、後ろのけつまんこを拡張される衝撃と興奮によって、すでにパカッと淫らに口を開き、中から熱い蜜をとめどなく溢れ出させていた。  そこへ、椿姫自身の左手の二本の指――幻影の中では、二人目の男が下から潜り込むようにして突き入れてくる、もう一本の硬い肉棒――が、ずぷぷっ!! と音を立てて深く沈み込んだ。 「あ、くぅぅっーーっ!! は、入ったぁ……っ! 前にも、うしろのけつまんこにも、どっちも、太いのが入って……っ!!」  四つん這いのまま、両手を自分の股間と臀部へと回した椿姫の上体は、支えを失ってシーツの上へと崩れ落ち、枕に顔を押しつけながらお尻だけを高く突き出す「完全なる雌伏のポーズ」となった。  前の穴には左手の指が深く突き刺さり、後ろのけつまんこには右手の太く束ねた指(と影の極太触手)が根元までねじ込まれている。  そして、黒い影の容赦ないリズムに合わせて、前と後ろの二つの穴への「同時ピストン」が激しく開始された。  グチュッ、ズチュッ、ヌプッ、ズブズブッ!!  部屋の中に、まるで本当に複数の男たちが一人の少女を寄ってたかって輪姦しているかのような、激しく、下品で、粘り気のある水音が響き渡る。  前の指が引き抜かれる時には後ろの触手が奥まで突き込まれ、後ろが引き抜かれる時には前がGスポットを強く抉り上げる。あるいは、前と後ろが同時にズンッ! と奥まで突き入れられ、膣壁と直腸壁という薄い一枚の肉壁を隔てて、二本の硬い肉塊が体内でゴリゴリと激しく擦れ合う。 「だめっ、あぁっ、ひいっ……!! こすれ、てるぅ……っ! お腹の、中で、前とけつまんこが、挟まれて、潰れちゃうぅぅ……っ!!」  椿姫は枕を歯で噛み締め、涙と涎をシーツに撒き散らしながら、狂ったように首を振った。  それだけではない。黒い影が作り出した廃ビルの幻影の中では、三人目、四人目の男たちが彼女の周囲を取り囲んでいた。  一人は、シーツの上で揺れる彼女の垂れ下がった白い乳房を下から鷲掴みにし、硬く勃起した左右の乳首を指先で強く弾きながら、乱暴に引っ張り回す。  もう一人は、枕に顔を埋めて喘ぐ彼女の頭髪を掴んで無理やり顔を上げさせ、開いたままの彼女の口へと、再びあの臭いのきつい先走り液を垂らす肉棒をねじ込み、頬を叩きながら喉奥を犯してくる。  前も、後ろのけつまんこも、胸も、口も。  全身のあらゆる性感帯と穴という穴を、兄以外の見知らぬ下劣な男たちに同時に蹂躙され、玩具のように扱われる「擬似輪姦の極致」。 『どうだ、椿姫! これが貴様が選んだ道だ! 白石結衣が受けるはずだった地獄を、貴様がすべて引き受けるのだ! ほら、男どもの熱い精液が、貴様のけつまんこの奥にも、口の中にも、その白い顔や胸の上にも、泥水のようにぶちまけられるぞ!!』 「んぐっ、あ、あぁぁっ……!! いや、やめて、汚さないでぇ……っ! 私、兄さんの妹なのに、こんな、不良たちの便器みたいに、二穴も犯されて……っ、あ、んんっ♡」  言葉では必死に拒絶を叫んでいるのに、彼女の腰は、自らお尻を後ろへとグイグイと突き出し、けつまんこに突き刺さった太い触手をより深く、より激しく呑み込もうと淫らにグラインドしていた。  直腸の奥の粘膜が抉られるたび、目の前がチカチカと黄色や紫の火花で明滅し、人間としての理性がボロボロと音を立てて崩れ落ちていく。  そして、その崩壊していく理性の隙間から、彼女が魂の底から渇望してやまない「最後の救済のビジョン」が、鮮烈なフラッシュバックとなって脳髄を埋め尽くした。  ――見える。私には、はっきり見えるわ。  五月二十九日の夜。廃ビルの冷たいコンクリートの床の上で、男たちに散々犯され、制服はズタズタに引き裂かれ、白い肌も、髪の毛も、そして開いたままの秘裂やけつまんこの中までも、男たちの白濁した精液と泥水でドロドロに汚されて、ボロ雑巾のように震えている私。  そこへ、荒い息を吐きながら、血相を変えて飛び込んでくる一つの影。  「椿姫ーーっ!!」  悲痛な叫び声とともに駆け寄ってくる、愛しい兄・はじめ。  兄さんは、私のその無惨で、哀れで、目も当てられないほど壊れきった姿を見て、絶望のあまり顔を蒼白にし、ボロボロと大粒の涙をこぼすの。  そして、自分の上着を脱いで私の汚れた裸体を包み込み、臭い精液の匂いも厭わずに、私をその温かい胸の中へと、骨が軋むほど強く、強く抱きしめてくれるのよ。  「ごめん、椿姫……っ! 俺が、俺がもっと早く気づいていれば……っ! もう大丈夫だ、もうどこにも行かない! お前がどんなになっても、俺が一生、俺の命に代えても、お前だけを守り抜くからな……っ!!」  兄さんの熱い涙が、私の頬に落ちる。兄さんの震える唇が、私の額に、瞼に、何度も何度も落とされる。  その瞬間、白石結衣なんていう女の存在は、兄さんの世界から永遠に消滅するの。兄さんの正義感も、庇護欲も、罪悪感も、生涯の愛も、すべて「世界で一番かわいそうな被害者になった妹・椿姫」ただ一人のために捧げられることになるのよ……っ!! 「あ……っ、あぁぁっ♡ 兄さん……っ、兄さん、兄さんっ!!」  その究極のビジョンが脳裏に完成した瞬間、椿姫の表情から一切の苦悶が消え去り、代わりに聖女が天上の光に打たれたかのような、あまりにも美しく、あまりにも狂気に満ちた法悦の微笑みが浮かび上がった。  前と後ろの穴を掻き回す彼女自身の両手の動きが、目にも留まらぬほどの猛烈な速度へと加速する。 「兄さん、私を見てっ!! 私が、白石結衣の代わりに、こんなに壊れちゃったよぉ……っ!! お口も、おっぱいも、前のおまんこも、うしろのけつまんこも、知らない男の人たちにぐちゃぐちゃに犯されて、もう兄さんなしじゃ息もできないくらい、壊れちゃったのぉ……っ!! だから、だから、私を一生守ってぇっ!! 私だけを愛してぇぇーーっ♡♡」  魂の底からの絶叫が部屋を揺るがした、まさにその瞬間。  椿姫の脳髄の中心で、真っ白な稲妻が大爆発を起こした。 「ひ、いぃっーーっ!! い、いくぅっ!! けつまんこで、兄さんの被害者になって、いっちゃうぅぅっ!! あ、あぁぁぁーーーっ♡♡!!」  四つん這いになっていた椿姫の白い背中が、ぎゅーっと限界まで反り返り、頭が背中にくっつきそうなほどの異常な角度で硬直した。  次の瞬間、前の膣口から左手の指が弾き出されるほどの勢いで、ブシャアアアッ!! と大量の透明な潮が噴水のように迸った。  一度だけではない。  ぷしゃっ、ぶしゃあっ、じょぼぼぼっ……!! と、まるで栓の壊れた蛇口のように、痙攣する秘裂から熱い潮と愛液が際限なく噴き出し、ベッドのシーツをたちまち水浸しにしていく。  同時に、後ろのけつまんこは、根元まで突き刺さった太い触手(右手の指)を、まるで噛みちぎらんばかりの猛烈な力でぎゅーっと締め上げ、直腸の粘膜全体を波打たせながら、 끝없는(果てしない)肛門絶頂の痙攣を繰り返した。 「あ、がっ、あぁっ、ひぅっ……♡ とま、らないぃ……っ、しお、出ちゃう、お尻も、おまんこも、ぜんぶ、いっしょに、いくぅぅっ……♡♡」  激しい痙攣の波が、第一波、第二波、第三波と容赦なく彼女の肉体を襲う。  椿姫の涼やかだった瞳は完全に上転して白目を剥き、赤い舌がだらりと口元から突き出され、涎が顎から滝のように滴り落ちる。  幻影の中では、周囲の男たちが彼女のけつまんこの奥や顔面、背中に向けて、ドクドクと熱い白濁液をぶちまけ、その汚辱のシャワーを浴びながら、すぐ目の前で泣き叫ぶ兄・はじめの幻影が彼女の名前を呼び続けていた。  嫌悪と歓喜、恐怖と全能感、純愛と凌辱。人間が耐えうる限界をはるかに超えた感情と快楽の奔流の中で、椿姫は水浸しのベッドの上に崩れ落ち、なおもヒクヒクと白いお尻を跳ねさせながら、長い、あまりにも長い狂乱の絶頂の海へと沈んでいった。 (第四部・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第五部:『その身を余に捧げよ』の真実と、鏡像の半身との甘美なる合一)  午後三時三十分。  水無月椿姫の自室を支配していた「廃ビルの悪夢」の幻影が、潮が引くように少しずつ薄れ、元のパステル調の壁紙と学習机のある少女の部屋へと戻っていく。  しかし、ベッドの上に残された惨状だけは、それが単なる白昼夢などではなく、彼女の肉体と魂を根底から作り変えてしまった紛れもない現実の儀式であったことを雄弁に物語っていた。  シーツの中央には、椿姫の秘所から噴き出した大量の潮と愛液によって、地図のように巨大な濃い染みが広がり、マットレスの奥までぐっしょりと水浸しになっていた。部屋中に立ち込めているのは、もはや柔軟剤の香りではない。極限まで発情し、何度も連続で絶頂を迎えた若い雌の肉体から放たれる、むせ返るほどに生々しく、甘酸っぱく、濃厚なメスの匂いだった。 「はぁ……っ、はぁ……っ、ん、くぅ……っ……」  椿姫は水浸しのシーツの上に、四つん這いから横向きに崩れ落ちたような格好で横たわり、肩を大きく上下させて荒い呼吸を繰り返していた。  制服のブラウスは肩から滑り落ち、汗と愛液で濡れ光る白い双丘が露わになっている。その先端の乳首は、散々引っ張られ捻り上げられたせいで、通常の倍近い大きさになって赤く腫れ上がり、シーツの布地がわずかに擦れるだけでビクンと甘い痙攣を引き起こすほど過敏になっていた。  そして、背中までたくし上げられたプリーツスカートの下。無防備に投げ出された白い太腿の付け根では、自身の両手の指がようやく引き抜かれたばかりの前の割れ目と、後ろのけつまんこが、どちらもぽっかりと小さく口を開いたまま、ひくっ、ひくっ、と余韻の収縮を繰り返していた。  特に、太い指の塊を根元までねじ込まれて激しく掻き回されたけつまんこは、桃色の粘膜が少し外へとめくれ上がったまま熱く充血し、そこから前の秘裂へと向かって、泡立った白濁の愛液がとろりと糸を引いて垂れ落ちている。  全身から力が抜け、指先ひとつ動かすことすら億劫なほどの圧倒的な脱力感。  だが、その肉体的な疲労とは裏腹に、椿姫の瞳は驚くほど澄み切って、天井の白いクロスをじっと見つめていた。  視界の端、ベッドの脇の空間で、これまで彼女を責め立てていた「黒い影」が、ゆらゆらと陽炎のように揺らめきながら一つの形を結んでいく。  それはもはや、不気味な触手や見知らぬ暴漢たちのシルエットではなかった。  そこに立っていたのは、椿姫自身と全く同じ顔、同じ背丈、同じ黒髪を持ちながら、全身を夜の闇のような漆黒のドレスに包み、唇にひややかで、それでいて慈愛に満ちた微笑みを浮かべた「もう一人の椿姫」――彼女の深層意識(シャドウ)そのものの姿だった。 『――見事だったぞ、我が半身よ。あの激しい凌辱の幻影から逃げ出すこともなく、前も後ろのけつまんこもすべて差し出し、兄を独占するための快楽へと昇華してみせた。貴様のその狂気、褒めてつかわす』  黒い椿姫は、ベッドの縁にそっと腰を下ろし、シーツの上で喘ぐ表層の椿姫の汗ばんだ黒髪を、まるで母親が幼い我が子を撫でるかのような優しい手つきで梳かした。  そのひんやりと心地よい指先の感触に目を細めながら、椿姫はかすれた声で唇を開いた。 「……ええ。私、やっと……やっと分かりましたわ。あなたが……いいえ、あなたが最初から私に告げていた、あの言葉の本当の意味が……」  椿姫の脳裏に、この三十周目のループが始まった最初の瞬間――いや、それ以前から幾度となく耳元で響き渡っていた、あの不気味で荘厳な宣告の言葉が蘇る。  ――『その身を余に捧げよ』。  ずっと、それは時間を巻き戻す超越的な怪異か悪魔が、ループの代償として自分の命や魂を要求している脅迫の言葉なのだとばかり思っていた。得体の知れない化け物に身体を乗っ取られるのではないか、化け物の生贄にされるのではないかと、心のどこかで怯え、警戒し続けてきた。  しかし、今、この水浸しのベッドの上で、すべてのピースがカチリと音を立てて完璧に噛み合ったのだ。 『ふふっ、そうだ。ようやく気づいたか、愛しき私よ』  黒い椿姫は、満足げに喉を鳴らして微笑み、椿姫の顔を上から覗き込んだ。その漆黒の瞳には、椿姫自身の魂の深淵がそのまま鏡のように映し出されている。 『余は怪異でもなければ、外からやってきた悪魔でもない。余は、二十九回ものループの中で兄・はじめを白石結衣に奪われ続け、血の涙を流しながら絶望し、それでもなお「どうすれば兄さんを私のものにできるのか」と狂おしく問い続けた、貴様自身の魂の結晶だ。そして、余が最初から貴様に告げていた「その身を余に捧げよ」という言葉――』  黒い椿姫の赤い唇が、椿姫の耳元へと近づき、甘い吐息とともに真実を紡ぎ出す。 『それは、神や悪魔の生贄になれということではない。「あのメサイア・コンプレックスの兄を永遠に縛り付けるため、水無月椿姫という少女が持つ気高い純潔も、お嬢様としてのプライドも、処女としての誇りも、すべて余――すなわち貴様自身の狂気的な愛の祭壇に生贄として差し出せ」という、貴様自身の魂からの宣告だったのだよ』 「……私の、魂からの、宣告……」  椿姫の胸の奥で、熱い塊がじんわりと広がり、目尻から一筋、透明な涙がこぼれ落ちた。  それは恐怖の涙ではなかった。  長きにわたる孤独な戦いの果てに、ついに「絶対の真理」へと到達した殉教者だけが流すことを許される、法悦と安堵の涙だった。 「そうでしたのね……。『余に身を捧げよ』とは、そういうことでしたのね……。私の誇りも、私の初めても、この白い肌も、すべて兄さんを手に入れるための生贄として悪意の泥濘へ差し出せという……他の誰でもない、私自身の覚悟の言葉だったのですわ……」  自分がどれほど深く、どれほど歪に、そしてどれほど純粋に兄・はじめを愛していたのか。  兄を手に入れるためなら、見知らぬ男たちに輪姦されて「壊れた被害者」になることすら厭わないという結論を、自分の深層意識は最初から導き出していたのだ。ただ、表層の意識である「清廉潔白な妹・椿姫」がそのあまりにも過激な処方箋を受け入れられるようになるまで、三十周という時間と、第9章での兄の本性の解明、そして今日この瞬間の天啓が必要だったというだけのこと。 『そうだ。もう迷うことはない。余と貴様は、今この瞬間をもって完全に一つとなった。激しい嵐の予行演習は終わった……さあ、ここからは、尊い殉教を決意した貴様のその傷つき火照った肉体を、余が優しく、甘く、骨の髄まで愛してやろう』  黒い椿姫がそう囁いた瞬間、ベッドの上の空気が一変した。  先ほどまでの暴力的で粗暴な「男たちの凌辱」の気配が完全に消え去り、代わりに、うっとりするほど芳醇で、緩やかで、真綿で首を絞めるように甘い「自己愛と倒錯の空間」が二人を包み込んだのだ。  黒い椿姫は、横たわる椿姫の身体の上へと、しなやかな猫のように覆いかぶさった。  自分自身と全く同じ重み、同じ柔らかさを持ったもう一人の自分の肉体が、裸同然の椿姫の肌へとぴたりと重なり合う。  豊かな双丘と双丘がむにゅりと押し潰れ合い、硬く尖った四つの乳首が互いの胸の谷間で擦れ合った。 「あ、ふぅ……っ♡ あ、たたかい……っ、私が、私を抱きしめて……っ」  激しいセックスや乱暴な責めよりも、本当はこうして愛する存在に優しく包み込まれ、緩やかで甘い愛撫の中で溶けていくことを何よりも好む椿姫の本来の性癖が、シャドウの温もりに触れたことで一気に花開いた。  黒い椿姫は、涙と涎で汚れた椿姫の頬を自分の舌先でぺろりと優しく舐め取り、そのまま彼女の少し開いた唇へと、自らの唇を深く重ね合わせた。 「んっ……ちゅう、れろ……っ、じゅる、んふぅ……っ♡」  鏡の中の自分自身と交わす、どこまでも甘く、ねっとりとしたディープキス。  先ほどまでの、喉奥をえぐるような乱暴な擬似肉棒の感触とは対極にある、柔らかくて熱い舌同士の絡み合い。黒い椿姫の舌が椿姫の口腔内へと滑り込み、先ほど酷使されたばかりの舌の付け根や上顎を、労わるように優しく撫で回す。  唾液と唾液が混ざり合い、ちゅぷ、れろぉ、と甘い水音が唇の隙間から漏れるたび、椿姫の脳内には、これが「すべての事件が終わった後、自分を一生守ると誓ってくれた兄・はじめと交わす、永遠の誓いのキス」であるかのような幸福な錯覚が広がっていった。 『んちゅ……ぷぁ。可愛いぞ、椿姫。ほら、あんなに乱暴に揉み潰されたおっぱいも、余が優しく吸って癒やしてやろう……』  黒い椿姫は唇を離すと、濡れた舌を這わせながら椿姫の白い首筋から鎖骨、そして赤く腫れ上がった左の乳房へと降りていった。  そして、ぷっくりと肥大した乳首を、今度は決して痛くしないように、温かい唇でそっと包み込み、ちゅうぅっ……と甘く緩やかに吸い上げた。 「あぁっ……♡ ん、んんっ……! そこ、さっき、いじめられたばかりだから……っ、そんなに、優しく吸われたら、おっぱいの奥、溶けちゃいますわ……っ♡」  椿姫は黒い椿姫の頭を抱きしめ、自分の胸へとさらに強く押し当てながら、シーツの上で身をよじった。  舌先で乳首の先端をちろちろと転がされ、時折ふっと温かい息を吹きかけられるたび、乳腺の奥から蜜のような快感が湧き出し、先ほどとは違う、じんわりと全身を痺れさせるような甘い熱が下腹部へと降りていく。  そして、黒い椿姫のしなやかな白い手――実際には椿姫自身の右手と左手が、まるで別人の手のような優美さで動きながら――彼女の白いお腹から太腿の内側をゆっくりと撫で下ろし、再び蜜を湛え始めた前の割れ目と、後ろのけつまんこへと辿り着いた。 『見てみろ、椿姫。さっきあんなに潮を吹いてイキ狂ったばかりだというのに、余に優しくキスされただけで、またこんなに愛液が溢れ出しているぞ。後ろのけつまんこも、ほら……指が触れただけで、可愛い口をきゅうきゅうと窄めて欲しがっている』 「あ、んっ……♡ だ、だって……っ、あなたが、あまりにも優しく触るから……っ。兄さんに、守られているみたいで、安心したら、また……っ、あ、あぁっ♡」  黒い椿姫の指先(自分自身の指)は、先ほどのように乱暴に突き入れるのではなく、まるで最高級の絹を扱うかのように繊細なタッチで、充血した小陰唇のひだを一枚ずつ撫で広げ、ぷっくりと剥き出しになったクリトリスの周りを、愛液を使ってくるくると緩やかに円を描くように愛撫し始めた。  同時に、もう片方の手の中指の腹が、熱く腫れぼったいけつまんこの入り口の皺を、トントンと優しく叩くように触れ、浅く少しだけ指の先端を差し込んでは、すぐに抜くという焦らすような動きを繰り返す。 「ふ、あぁっ……♡ や、やさしい……っ、んんっ、そんな、ゆっくり、撫でられたら……っ、さっきの激しいのより、もっと、奥まで、ジンジンしてきますわ……っ♡」  激しい嵐の後の肉体に与えられる、緩やかで甘い極上のスロー・セックスのような愛撫。  開発され尽くし、感度が一万倍にも跳ね上がった椿姫の粘膜は、そのわずかな摩擦の一つ一つを逃さず捉え、脳髄を桃色の霧で満たしていく。  前の膣口に、人差し指が一本だけ、ぬぷぅ……っと時間をかけて、少し、また少しとゆっくり沈み込んでいく。指の腹が膣壁の柔らかなヒダを一枚ずつ確かめるように撫で上げ、同時にけつまんこにも中指が一本、とろけるような緩やかさで第一関節まで滑り込む。  くちゅ……ぬちゅぅ……と、静かで粘り気のある水音が、二人の重なり合う吐息の間に響く。 『気持ちいいだろう、椿姫。余は貴様のすべてを知っている。どこをどういう速さで撫でれば貴様が最も甘く乱れるかも、どんな言葉を囁けば貴様の子宮が歓喜に震えるかもな。……さあ、耳を澄ませ。五月二十九日の夜を越え、すべてを捧げた貴様が手に入れる、永遠の楽園の音だ』  黒い椿姫は、椿姫の耳朶を甘噛みしながら、前後の指をまるで揺りかごを揺らすかのように、ゆったりと、しかし深く粘膜に絡みつかせるように動かし続けた。 『傷ついた貴様を、兄・はじめは一生自分の部屋に匿い、誰の目にも触れさせないように抱きしめ続ける。朝起きる時も、食事をする時も、眠りにつく時も、あの男は貴様のそばを決して離れない。そして夜になれば……「椿姫、怖い夢を見たのか? 大丈夫だ、俺がここにいるぞ」と言って、貴様のその傷ついた身体を、今の余と同じように、どこまでも優しく、どこまでも甘く、一晩中愛撫し続けてくれるのだ……』 「あ……っ、あぁぁっ……♡ 兄、さん……っ、兄さんが、私を、一晩中、優しく……っ♡」  その甘美極まりない未来の情景が脳裏に広がった瞬間、椿姫の全身の毛穴という毛穴が開き、魂そのものが甘い蜜となって溶け出していくような感覚に包まれた。  先ほどの凌辱シミュレーションが「地獄の業火による絶頂」だとするならば、今彼女を襲っているのは「天上の至福による絶頂」だった。  前と後ろの穴に差し込まれた指が、緩やかなリズムを保ったまま、最も敏感な粘膜の急所を同時にきゅうっと優しく押し撫でる。 「あ、んんっ……♡ いく……っ、また、いっちゃいますわ……っ! 今度は、すごく、甘くて、深くて……兄さんの優しさに包まれながら、溶けて、いっちゃうぅ……っ♡♡」  椿姫は黒い椿姫(自らの半身)の背中にぎゅーっと抱きつき、その唇を自ら求めて深く吸い合いながら、緩やかに、しかしどこまでも深く背中を反らせた。  ぷくっ、とろり……と、前の秘裂から、先ほどのような激しい噴水ではなく、温かな泉が湧き出るように大量の透明な潮と蜜が音もなく溢れ出し、二人の絡み合う太腿の間をじんわりと温めていく。  膣内とけつまんこが、挿し込まれた指を柔らかく、しかし吸い付くような極上の密着感でぎゅーっと包み込み、波紋が広がるように幾度も幾度も甘美な収縮を繰り返した。 「んふぅっ……、ちゅう……っ、はぁ、あぁぁ……っ♡♡」  唇を重ねたまま、甘い吐息と震えを分かち合い、二人の椿姫は一つの肉体へと溶け合うようにして、長く穏やかな絶頂の余韻に身を委ね続けた。  やがて、いつの間にか黒い椿姫の姿は霧のように椿姫自身の肉体の中へと吸い込まれるように消え、ベッドの上には、満足げな、しかしどこか人間離れした妖艶な微笑みを浮かべる水無月椿姫ただ一人が残されていた。 (第五部・完) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】 第10章:悪魔の天啓――「被害者」の座の簒奪(第六部:覚醒する肉体の拒絶と、兄の写真を抱く涙の浄化自慰)  午後四時。  窓のカーテンの隙間から差し込む陽光の角度が傾き、白かった光がわずかに琥珀色の夕暮れの気配を帯び始めていた。  水無月椿姫は、愛液と潮でぐっしょりと濡れそぼったベッドの上から、ゆっくりと上体を起こした。  深層意識の半身である「黒い椿姫」との甘美で濃厚な合一の余韻が、まだ全身の皮膚の表面に温かい膜のように残っている。しかし、ベッドの縁から白い足を下ろし、フローリングの床に素足の裏が触れた瞬間――そのひんやりとした現実の感触が、彼女の脳髄を覆っていた桃色の狂気の靄を、急速に引き剥がしていった。 「……っ、はぁ、はぁ……」  立ち上がった椿姫の膝が、ガクガクと激しく震える。  彼女は振り返り、自分が今しがたまで転がり回っていたベッドの上を見つめた。  そこにあるのは、目も当てられないほど淫らで、浅ましい惨状だった。大きくめくれ上がったシーツには、彼女自身の秘裂から噴き出した透明な潮と粘り気のある愛液が幾重にも重なって巨大な水溜まりのような染みを作り、そこから立ち昇る濃厚なメスの匂いが部屋中に充満している。  自分の身体に目を落とせば、清楚だったはずの制服のブラウスは無惨にはだけ、ブラジャーからこぼれ出た白い双丘には、自分の爪で引っ掻いた赤い筋と、自分の唾液や愛液が乾きかけた光沢が張り付いていた。さらに、たくし上げられたままのプリーツスカートの下では、太腿の内側が膝のあたりまでぬるぬると濡れ光り、開いたままの膣口と後ろのけつまんこからは、立ち上がった重力に従って、とろりとした白濁の蜜が一筋、白いふくらはぎを伝って床へと滴り落ちた。  ぽたり。  床に落ちた愛液の小さな音が、静まり返った部屋に響いた瞬間。  椿姫の全身の毛穴という毛穴が逆立ち、氷水を浴びせられたかのような激しい鳥肌が、足先から頭のてっぺんまでを一気に駆け上がった。 「……あ……っ、私、何を……」  震える唇から、か細い声が漏れる。  頭の中では、先ほど深層意識の影とともに導き出した「完璧な解」が、まだ明確な輪郭を持って輝いている。  ――五月二十九日の夜、白石結衣の代わりに廃ビルへ行き、不良たちに襲われて「悲劇の被害者」の座を奪い取る。そうすれば、メサイア・コンプレックスを持つ兄・はじめは、罪悪感と庇護欲によって一生私の檻の中に閉じ込められ、永遠に私だけのものになる。  論理としては完璧だ。過去二十九回のループでどうしても破れなかった壁を突破する、唯一にして絶対の処方箋。 「被害者の座を奪えば、兄さんは一生私のものになる。……けれど、それは……それは、本当に実行できることなの……?」  椿姫は自分の両手で、剥き出しになった自らの白い肩をぎゅーっと抱きしめた。  妄想の快楽とトランス状態から覚めた「現実の肉体」が、今になって、自分がしようとしていることの本当の意味を理解し、猛烈な悲鳴を上げ始めたのだ。  さっきベッドの上で体験したのは、あくまでも自分の指と、自分の脳が作り出した幻影による「シミュレーション」に過ぎない。自分の指だからこそ、自分の都合のいいように快楽のツボを撫で、痛みを快感へと変換し、最後に優しい半身に抱きしめられて甘い絶頂を迎えることができた。  だが、五月二十九日の夜に待っている「現実の凌辱」は、そんなご都合主義のオナニーではない。  そこにいるのは、自分の意思など少しも通じない、凶暴で、不潔で、情け容赦のない本物の生身の男たちだ。  ヤニと腐った酒の臭いを吐き散らす見知らぬ男たちの、垢にまみれたザラついた手が、この白い肌を本気で殴りつけ、引き裂く。  兄・はじめ以外の男の、どんな病気を持っているかも分からない汚らわしい本物の肉棒が、兄のために守り抜いてきたこの無垢な処女膜を、情け容赦なくズタズタに突き破り、子宮の奥まで土足で踏み荒らす。後ろのけつまんこにまで、本物の臭い精液をドクドクと注ぎ込まれ、抜け殻のようにコンクリートの床に打ち捨てられる。 「……っ、う、うぷっ……! お、おぇぇっ……!!」  想像が具体的な「現実の肉体的感触」として脳裏をよぎった瞬間、椿姫の胃の底から、鉛のように重たく酸っぱい猛烈な嘔吐感がせり上がってきた。  彼女は口元を両手で必死に押さえ、その場の床にぺたりと膝から崩れ落ちた。  肩を激しく揺らし、涙目になりながら「うっ、げほっ、おぇっ……」と空えずきを繰り返す。先ほど兄が作ってくれた美味しいトマトパスタの記憶さえも、男たちの汚らわしい精液や体臭の想像によって汚染されそうになり、全身がガタガタと悪寒に震えて止まらない。 「いや……っ、嫌よ、そんなの、絶対に嫌ぁ……っ! 汚い、気持ち悪い、怖い……っ! 兄さん以外の男の人になんて、指一本だって触れられたくないのに……っ! 私の初めては、私の白い身体は、全部、兄さんだけのものなのにぃ……っ!!」  床に突っ伏し、シーツの端を握りしめて泣きじゃくる椿姫。  処女を穢されることへの本能的な恐怖と、生理的な嫌悪感。それは、どれほど彼女の精神が狂気に染まろうとも、清らかに育てられた少女の肉体が当然のように示す、あまりにもまっとうで激烈な拒絶反応だった。  しかし――。  その吐き気と震えの真っ只中で、ふと、一階のリビングから、かすかな物音が天井板を通して伝わってきた。  テレビのバラエティ番組か何かの音と、それを見て「ははっ」と屈託なく笑う、兄・はじめの低く優しい笑い声。  その声を聞いた瞬間、えずいていた椿姫の身体がピタリと止まった。  涙で濡れた彼女の瞳が、床の上からゆっくりと持ち上げられ、部屋の隅にある学習机へと向けられる。  彼女は四つん這いのまま、濡れた太腿を引きずるようにして学習机の下へと這い寄り、震える手で一番下の引き出しを開けた。  その奥に大切に隠されていたのは、数枚の「兄・はじめの写真」――寝顔や、部活帰りの笑顔、家族旅行の時に撮った写真――と、以前椿姫が指を切った時に兄が貸してくれ、そのまま返さずに隠し持っていた、兄のイニシャル入りの青いハンカチだった。 「兄さん……っ、兄さん、兄さん……っ!」  椿姫は宝物を抱きかかえるようにそれらを取り出すと、窓辺の壁に背中を預けて床に座り込み、兄の写真を自らの裸の双丘の谷間へとぎゅーっと押し当てた。  そして、兄のハンカチを顔に押し当て、そこに微かに残る兄の匂い――いや、何度も自分が顔を埋めたことで自分の涙と兄の記憶が混ざり合った匂い――を、肺が張り裂けそうなほど深く吸い込んだ。  ――嫌だ。他の男に犯されるなんて、吐き気がするほど嫌だ。  ――でも、もし私がそれを拒んで、無傷のまま五月二十九日を迎えたらどうなるの?  ――今、階下で笑っているあの優しい兄さんは、白石結衣のものになってしまう。あの温かい笑顔も、あの強い腕も、すべて白石結衣に奪われて、私はまた、あの冷たい孤独の牢獄に取り残されるのよ……っ!  嘔吐感と、喪失の恐怖。  純潔を守りたいという肉体の悲鳴と、純潔をドブに捨ててでも兄を独占したいという魂の渇望。  二つの相反する感情が、椿姫の胸の中で正面衝突し、火花を散らしてせめぎ合う。このままでは頭が引き裂かれ、本当に発狂してしまいそうだった。  その極限の苦しみから逃れるため、そして自らの肉体に刻まれかけた「他人の男の汚らわしいイメージ」を、「兄への純愛の快楽」で無理やり上書きして浄化するため――椿姫の右手は、再び、抗いがたい引力に導かれるように自らの股間へと伸びていた。 「あ、うぅ……っ、兄さん、助けて……っ! 私、怖いよぉ……っ、でも、兄さんを失うのは、もっと怖いのぉ……っ!」  椿姫は、兄のハンカチを自らの口に押し込んでギリギリと歯で噛み締め、左手では兄の写真を自分の硬く尖った左の乳首へと直接擦りつけながら、右手の指を、まだ愛液でぬるぬるに濡れている自らの秘裂へと突き入れた。  窓辺の床の上、傾き始めた夕陽に照らされながら、彼女は大きく両膝を開き、ボロボロと大粒の涙をこぼしながら、必死に自分の蜜壺を掻き回し始めたのだ。  くちゅっ、ぐちゅっ、じゅぷっ……!  先ほどまでの「凌辱の妄想」とは違う。今、彼女が涙とともに思い描いているのは、ただひたすらに兄・はじめの姿だけだった。  写真の角が、過敏になった乳首の先端をカリカリと引っ掻き、ハンカチを咥えた口からは「んんっ、ふぐぅっ……!」とくぐもった嗚咽が漏れる。 「兄さん……っ、私、本当は、兄さんにしか触られたくないの……っ! 私のこの白いおっぱいも、このおまんこも、うしろのけつまんこも……全部、兄さんの指と、兄さんの熱いアレで、優しく愛してもらうために、こんなに敏感に育てたのにぃ……っ!」  ハンカチが口からポロリと落ち、椿姫は泣き濡れた顔で、自分の胸に押し当てた兄の写真を見下ろした。写真の中の兄は、何も知らずに優しく微笑んでいる。  その笑顔を見つめた瞬間、彼女の右手の動きがさらに激しさを増した。  人差し指と中指が膣内のGスポットを狂ったように擦り上げ、同時に薬指と小指が、その下の開いたままのけつまんこの入り口へと滑り込み、前後の穴を同時に激しく抉り立てる。  ――兄さん、見て。私、他の男に犯されるのが怖くて、吐きそうで……でも、兄さんを諦めることなんて絶対にできないから、こうして兄さんの写真でおっぱいを擦りながら、自分の穴をほじって、恐怖を快楽で塗り潰しているのよ……っ!  ――お願い、兄さん。もし私が本当にあの日、あの男たちに汚されて、ボロボロになって帰ってきたら……絶対に、私を見捨てないでね?  ――汚いなんて思わないで、私のこのけつまんこの奥まで他の男の精液で汚されても、兄さんの舌と兄さんの愛で、全部綺麗に上書きしてね……っ!! 「あ、あぁぁっ……♡ 兄さん、好きぃっ……! 怖いけど、嫌だけど、兄さんのためなら、私、おまんこも、けつまんこも、全部捧げるからぁ……っ! だから、今だけは、兄さんの顔を見ながら、イカせてぇぇっ……♡♡」  純愛と狂気、恐怖と快楽が涙とともに溶け合い、今日何度目かも分からない激しい絶頂の波が、窓辺に座り込んだ椿姫の腰を直撃した。  背中が壁の上でぎゅーっと反り返り、兄の写真を胸に強く抱きしめたまま、開かれた股間からぷしゃあっ!! と再び透明な潮が夕陽の中へと噴き上がった。  キラキラと琥珀色の光を反射しながら飛び散る潮の雫が、フローリングの床を濡らし、彼女の白い太腿を濡らしていく。膣内とけつまんこが自分の指をぎゅーっと締め付け、涙と鼻水と涎にまみれた顔で、椿姫は「兄さん……っ、兄さん……っ♡」と何度も愛しい人の名を呼びながら、ガクガクと全身を震わせ続けた。  やがて、激しい痙攣が少しずつ収まり、部屋には再び静寂が戻ってきた。  窓の外を見れば、午後四時の太陽が西の空へと傾き、部屋の中を血のように赤い夕焼けの光で染め上げている。  椿姫は床に座り込んだまま、胸に抱いた兄の写真と、自分の愛液で濡れ光る右手の指先を交互に見つめた。  絶頂の快楽によって一時的に麻痺していたものの、彼女の胸の奥底では、まだ「兄を独占するための究極の手段(被害者の座の簒奪)」と、「見知らぬ男に処女を奪われることへの激しい肉体的嫌悪」という二つの巨大な錘が、天秤の両皿に乗ってギシギシと音を立てて揺れ動いていた。  ――あと、二十八日。  五月二十九日の夜まで、残された時間はあと二十八日間。  本当に私は、あの廃ビルへ足を踏み入れ、自らの純潔をドブネズミどもに差し出すことができるのか? それとも、恐怖に負けて兄を白石結衣に明け渡してしまうのか?  兄への純愛と、処女を穢されることへの肉体的嫌悪。二つの感情が血を吐くように激突する、さらなる過酷な内的葛藤――「純潔の天秤」へと、水無月椿姫の三十周目の運命は、今、音を立てて加速し始めていた。 (第六部・完) 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第一幕:洗面所の拒絶と胃液の薫り)  三十回目の五月一日、午後四時。  西に傾き始めた夕陽が、水無月家の廊下を血のように赤黒く染め上げていた。自室のベッドの上で「白石さんではなく、この私が被害者の座を奪い取る」という悪魔の天啓に撃ち抜かれた椿姫は、その狂おしいほどの全能感と陶酔の絶頂から、わずか数分後には底なしの奈落へと突き落とされていた。  妄想の熱狂が急速に冷えていくにつれ、脳裏に浮かび上がったのは、美しい悲劇のヒロインとして兄・はじめに抱きしめられる甘美な結末ではなく、そこに至るまでに必ず通過しなければならない「現実の凌辱」の生々しいディテールだった。  見知らぬ男たちの、汗と脂にまみれた太い指。  煙草と安酒、そして獣のような精臭を漂わせる荒い吐息。  それらが、自分の白い肌を押し倒し、衣服を引き裂き、まだこの三十回目の世界では兄にさえ触れさせていない無垢な秘所へと、怒張した汚らわしい肉塊を力づくでねじ込んでくる――。 「……っ、う、おえっ……!」  突如として、みぞおちの奥底から鉛の塊がせり上がってくるような激しい痙攣が椿姫を襲った。  彼女は青ざめた顔で片手を口元に当て、もう片方の手で喉を掻きむしるようにしながら、自室の扉を乱暴に押し開けて廊下へと飛び出した。足元が覚束ない。スリッパが脱げてフローリングの冷たい床に白い靴下の足裏が滑り、壁に肩をぶつけながらも、椿姫は転がり込むようにして一階の洗面所へと駆け込んだ。  背後の引き戸を閉める余裕すらなかった。彼女は白い陶器の洗面ボウルに両手をつき、華奢な背中をぎゅーっと波打たせながら、喉の奥からせり上がってくるものを一気に吐き出した。 「おえっ……! げほっ、ごほっ……う、ぇえっ……!」  びちゃり、と鈍い水音を立てて、白い陶器の上に赤みを帯びた吐瀉物がぶちまけられた。  昼食のときに、兄のはじめが微笑みながら作ってくれたトマトパスタの未消化の欠片と、黄色く濁った胃液、そして苦い胆汁が混ざり合い、ツンと鼻腔を刺す強烈な酸臭が洗面所の狭い空間に立ち込める。  一度始まった嘔吐の波は、椿姫の意思とは無関係にその華奢な肉体を内側から苛み続けた。胃袋が雑巾を絞り上げるようにぎゅーっと収縮し、食道が逆流する胃酸に焼かれてヒリヒリと爛れるような痛みを訴える。 「はぁ、はぁっ……う、おえっ……けほっ、げほっ……!」  吐くべき固形物がなくなっても、胃の痙攣は少しも収まらなかった。透明で粘り気のある唾液と、黄色い胃液ばかりが唇の端からだらだらと糸を引いて垂れ落ち、洗面ボウルの底を汚していく。  全身の毛穴という毛穴から、氷水のように冷たい脂汗がどっと噴き出していた。制服のブラウスの背中が汗でじっとりと肌に張り付き、膝頭がガクガクと震えて今にも床に崩れ落ちそうになる。陶器の縁を掴む指先は血の気を失って白く変色し、爪がカチカチと硬い音を立てて滑った。 「いや……っ、嫌、嫌ですわ……っ! おえっ……うぅっ……!」  涙で視界が滲む中、椿姫の脳裏には、過去のループで仄聞した「白石さんが廃工場で男たちに輪姦された」という凄惨な事件の断片が、自分自身の肉体の上に重ね合わされてフラッシュバックしていた。  なぜ、私が。  なぜ、水無月椿姫という気高く清らかな存在が、あんな路傍の石ころにも劣る下賤な豚どもの下に組み敷かれなければならないのか。  兄のはじめを救うため。兄の心を白石さんという被害者から引き剥がし、自分だけのものにするため。頭ではその論理が完璧な方程式として成立していることを理解している。だが、二十九回のループを経てなお「兄さんだけの純潔な妹でありたい」と願い続けてきた彼女の魂と肉体が、そのあまりにもおぞましい手段に対して、激しい生理的拒絶を起こしていたのだ。 「はぁ……っ、あ、うぅ……兄、さん……っ」  椿姫は震える右手で蛇口のレバーをひねった。ジャーッという勢いのある水流が洗面ボウルに迸り、兄が作ってくれた昼食の残骸と胃液を渦を巻いて排水口へと飲み込んでいく。  彼女は冷たい水を両手で掬い、何度も何度も口をゆすいだ。しかし、どれほど水を吐き出しても、舌の奥にこびりついた胆汁の苦味と胃酸の酸っぱさは少しも消えてくれない。それどころか、口の中を冷水が満たすたびに、それが見知らぬ男たちの粘つく精液や唾液であるかのような錯覚に襲われ、再び喉の奥がひゅうっと引き攣った。 「う、くっ……けほっ……あ、はぁ……っ」  濡れた顔を上げると、正面の大きな洗面鏡に、見るも無惨な少女の姿が映し出されていた。  艶やかだった黒髪は冷や汗で額や頬に乱れ張り付き、いつもは凛として澄み渡っている瞳は、涙と充血で赤く腫れ上がっている。白い頬は病人みたいに青ざめ、小さく震える桜色の唇からは、洗い流しきれなかった唾液がきらりと銀色の糸を引いて顎先へと伝い落ちていた。 (これが……私……? 兄さんを奪い返すために、悪魔の知恵を手に入れたはずの、私の顔なの……?)  鏡の中の自分と目が合う。  その瞬間、椿姫の胸の奥で、恐怖と嫌悪がどす黒い渦を巻き、それが奇妙な倒錯の熱へと変換されていくのを彼女は感じた。  嘔吐によって激しく上下していた胸元が、苦しげな呼吸とともに大きく波打っている。喉元が焼けつくように苦しく、制服の襟元がまるで首輪のように気道を締め付けてくる。 「くる、しい……っ、あ、はぁっ……」  椿姫は背後の洗面所の引き戸に手を伸ばし、カチリと内鍵を閉めた。  密室になった瞬間、張り詰めていた糸がぷつりと切れ、自分の呼吸音と水道から滴る水滴の音だけが耳元に大きく響き始める。  彼女は震える指先を自分の首元へと這わせ、制服のリボンを乱暴に引き解いた。さらにブラウスの第一ボタン、第二ボタンへと指をかけ、布地を引き千切るような勢いで次々と外していく。プチッ、と小さな音を立ててプラスチックのボタンが一つ弾け飛び、洗面所の床を転がった。  大きく開かれたブラウスの胸元から、汗ばんだ白い鎖骨と、レースのブラジャーに包まれた豊かな双丘の谷間が露わになる。 「はぁ、はぁっ……私、の……身体……っ」  椿姫は鏡の中の自分を見つめたまま、まだ冷たい水と唾液で濡れている自らの右手を、ゆっくりと自分の喉元へと押し当てた。  ごくり、と唾を飲み込むたびに、華奢な喉仏が指先の下で小さく上下する。胃液を吐き出したばかりの食道が、まだ微かに痙攣しているのが手のひら越しに伝わってくる。  もし、あの計画を実行に移せば。  この細く白い首筋は、見知らぬ男たちの太く毛深い腕によって締め上げられるのだ。呼吸すら許されず、汚れた指を口の中にねじ込まれ、今こうして胃酸に爛れている喉の奥へと、臭い立つ肉棒を容赦なく突き入れられることになる。 「いや……っ、考えたくもない……そんなの、死ぬよりおぞましいですわ……っ!」  言葉ではそう激しく否定しながらも、椿姫の指先は、まるで何かに憑りつかれたかのように自らの唇へと這い上がっていた。  彼女は人差し指と中指を揃え、半開きになった自分の唇の間へと、ずぷりと滑り込ませた。  すぐさま、温かく湿った舌に自らの指先が触れる。つい先ほどまで吐瀉物を吐き出していた口の中は、異様な熱を帯びてぬるぬると滑った。椿姫は鏡の中の自分の目を睨みつけながら、その二本の指をゆっくりと舌の奥、喉ちんこの近くまで深く押し込んでいった。 「んぐっ……! げほっ、ん、うぅっ……!」  再び強い嘔吐反射が起き、全身がびくりと跳ねる。涙が目尻からぽろぽろと零れ落ち、鼻の奥がツンと痛む。  それなのに、椿姫は指を抜かなかった。むしろ、自分を罰するかのように、あるいはこれから訪れる地獄の予行演習を強いるかのように、自分の指で自らの喉奥をぐりぐりと掻き回し、舌の表面を強く押し下げた。  ちゃぷ、じゅるっ、と唾液が溢れ出し、指の股を伝って手首から肘へと垂れ落ちていく。口元から溢れた透明な粘液が、開け放たれたブラウスの胸元へとぽたり、ぽたりと落ちて、白い双丘の谷間をぬるりと濡らした。 (こんな風に……私は、あの豚どもの肉棒を咥えさせられるの……? 兄さんにしかキスされたくないこの唇を、兄さんの名前しか呼びたくないこの舌を、見知らぬ男たちの汚い欲望を処理するための穴として使われるというの……!?)  激しい屈辱と生理的な嫌悪に、背筋がゾクゾクと粟立つ。  だが、喉奥を自らの指で犯し、窒息しそうな苦しさに顔を歪めるその瞬間、彼女の腹の底――吐き気で収縮していたはずの胃のさらに下、子宮のあたりが、きゅうっと奇妙な疼きを伴って締め付けられたのである。  それは、三十回目の巻き戻しによって肉体的には完全な処女へとリセットされていながら、魂に刻み込まれた二十九回分の記憶――兄のはじめと幾度となく重ねた濃密な情事の記憶と、それによって開発され尽くした「女の悦び」の記憶――が、極限の恐怖と苦痛をトリガーにして誤作動を起こした瞬間だった。 「ん、はぁっ……! な、んで……っ、私、気持ち悪いのに……吐きそうなのに……っ」  椿姫は唾液まみれの指を口から引き抜いた。ぷつん、と太い銀の糸が唇と指先の間で張られ、そして切れる。  彼女は荒い息を吐きながら、その唾液でぬめり光る右手を、そのまま自分の胸元へと滑らせた。ブラジャーのカップの上からではなく、レースの縁に指を引っ掛けて乱暴に引き下げ、豊かな白い乳房を二つとも冷たい空気の中へと晒け出す。  洗面所の蛍光灯の青白い光の下で、椿姫の双丘は驚くほど白く、そして痛々しいほど無防備に震えていた。その頂に咲く淡い桜色の乳首は、嘔吐の苦しみと寒気、そして名状しがたい倒錯の興奮によって、すでにぷっくりと硬く勃起し、自己主張するように尖っている。 「これ、も……っ、この胸も……兄さんのものなのに……っ」  椿姫の左手もまた、ブラウスの裾から胸へと伸び、彼女は自らの両手で二つの乳房をわしづかみにした。  優しく撫でるような愛撫ではない。自分の大切な宝物を、他人に奪われる前に自分の手で壊してしまおうとするかのような、暴力的で自虐的な揉みしだきだった。  白い柔肉が指の間からむにゅりと溢れ出し、爪の先が柔らかい皮膚に深く食い込む。先ほど口の中から引き抜いたばかりの右手の唾液が、左の乳首と乳輪にぬるりと塗りたくられ、ひんやりとした気化熱が敏感な突起を鋭く刺激した。 「あ、くぅっ……! 痛、い……っ、んんっ……!」  爪を立てて乳房を強く握り潰すたびに、鋭い痛みが胸を走る。しかし、唾液で濡れた指の腹で硬く尖った乳首をぐりぐりと押し潰し、指先で強く摘まみ上げて引っ張ると、痛みはすぐさま甘く痺れるような電流へと変わり、背骨を駆け下りて下半身へと突き抜けていった。  鏡の中の椿姫は、ブラウスの前をはだけさせ、ブラジャーをずり下げて白い双丘を露出し、口元を唾液で光らせながら自分の乳首を虐めるという、およそ清楚な優等生とはかけ離れた淫らで退廃的な姿を晒している。 (見て……私のこんな姿。まるであの化け物――鏡の中の黒い私が言った通りだわ。私は兄さんを独占するためなら、自分の身体をどんな風に扱ったって構わないというの……? いえ、違う、違いますわ! 私は嫌なの! 兄さん以外の男に触れられるなんて、こうして想像するだけで全身に虫が這うほどおぞましいのに……っ!)  思考では必死に拒絶を叫んでいるのに、彼女の指先はまるで他人の手であるかのように執拗に自分の胸を責め立てていた。  右手の親指と人差し指で、唾液に濡れた左の乳首をぎゅっと摘まみ、爪の間で芯を潰すように強く捻る。同時に左手では、右の乳房の付け根から先端へ向かって爪を立てて引っ掻くように扱き上げた。白い肌の上に、見る間に赤いミミズ腫れのような筋が幾重にも浮かび上がる。  その痛々しい赤い痕が、まるでこれから見知らぬ男たちに乱暴に揉みしだかれた後の凌辱の刻印のように見えて、椿姫の呼吸はさらに浅く、熱く乱れていった。 「はぁ、あっ、んんっ……! いや、なのに……っ、なんで、乳首、こんなに硬くなって……っ、あぁっ……!」  洗面ボウルに腰を預けるようにして立たなければ、今にも膝から崩れ落ちてしまいそうだった。  そして、椿姫の意識は、否応なく自らの下半身――プリーツスカートの奥深くで、先ほどからじっとりと不快な熱と湿り気を帯び始めている「そこ」へと向けられた。  嘔吐のときに腹筋と骨盤底筋が激しく収縮したせいだけではない。喉を犯す苦しさと、乳房に爪を立てる自虐の痛みが、彼女の二十九回分の記憶を持つ肉体を確実に発情させていたのだ。 「う、そ……っ、濡れて、いるの……? 私が、あんなおぞましい想像をして、吐いたばかりなのに……っ」  椿姫は左手で自分の乳房を押し潰したまま、唾液で濡れた右手を、ゆっくりと制服のプリーツスカートの裾へと滑らせた。  太腿の外側をなぞると、冷や汗でじっとりと湿ったストッキングの感触がある。彼女はストッキングの上から太腿の内側へと指を這わせ、そのままスカートの奥、純白のショーツに包まれた股間へと手のひらを押し当てた。  ぐっ、と布地越しに秘裂を圧迫した瞬間、椿姫の口から、吐き気とはまったく質の異なる、甘く濁った吐息が漏れた。 「あ、んっ……! あぁ、熱い……っ」  ショーツのクロッチ部分は、すでに彼女の膣口から滲み出た粘り気のある愛液によって、じっとりと温かく湿っていた。  三十回目の朝に目覚めたばかりのこの肉体は、まだ男性器を一度も受け入れたことのない、無傷の処女である。にもかかわらず、その奥底に眠る感覚は、過去のループで兄のはじめに愛され、抱かれ、開発された記憶を鮮明に覚えていた。そして今、男たちに犯されるという極限の恐怖と自己嫌悪が、倒錯したスパイスとなってその記憶を呼び覚まし、無垢なはずの蕾から不浄な蜜を溢れさせていたのだ。 「いやぁっ……! 汚い、汚いですわ……っ! こんなの、私の身体じゃない……っ!」  椿姫は涙を零しながら、ショーツの脇から指先をねじ込み、湿った布地を横にずらして直接自らの秘所へと触れた。  ぬちゃり、と厭らしい水音が洗面所に響く。  まだ毛並みの柔らかい恥丘の下、ぴったりと閉じた白い大陰唇の間が、まるで熱い油を塗ったかのようにぬるぬると滑った。椿姫の中指が、その熱い割れ目を上下に強く擦り上げる。  恐怖で全身の筋肉が硬直しているからこそ、秘所の粘膜の熱さと柔らかさが際立っていた。彼女は自分の愚かな肉体を懲らしめるように、過敏になったクリトリスの包皮を乱暴に剥き、露出した小さな突起を爪の先でカリカリと引っ掻き、指の腹でぐりぐりと強く押し潰した。 「ひっ、あぁっ……! い、痛いっ……でも、あ、あぁんっ……!」  鋭い刺激に腰がびくんと跳ね、お尻が背後の洗濯機にぶつかってガタンと音を立てる。  椿姫は鏡の中の自分から目を逸らすことができなかった。  そこには、胃液を吐いたばかりの青白い顔で涙を流しながら、片手で赤い爪痕だらけの乳房を揉みしだき、もう片方の手をスカートの中に突っ込んで自分の秘所を激しく弄り回す、狂気に取り憑かれた少女の姿があった。 (こんな場所を……兄さん以外の誰にも見せたことのない、私のこの秘密の場所を……あの男たちに暴かれるのね。無理やり足を広げられて、汚い目で隅々まで見られて、そして……っ)  指先がクリトリスから滑り落ち、ぬるつく愛液を絡め取りながら、割れ目の最も深い場所――小さな膣口へと辿り着く。  そこには、薄いけれど確かな抵抗感を持つ「処女膜」が存在していた。  椿姫の中指の先が、その純潔の証である薄い膜の縁を、トントンと小突くように撫でる。少し指を押し込もうとするだけで、まだ誰のものも受け入れたことのない狭い入り口がきゅうっと収縮し、ピリッとした処女特有の痛みが走った。 「あ、うぅっ……! ここ、に……私の、初めてが……っ」  この三十回目の世界における、水無月椿姫の純潔。  本来の予定であれば、やがて訪れる甘い夜に、最愛の兄・はじめの優しく逞しい腕に抱かれながら、愛の言葉とともに捧げるはずだった、何よりも尊い宝物。  それを。この傷ひとつない処女膜を。  名前も知らない、顔も知らない、ただ獣のような性欲だけを滾らせた下劣な男たちの、太く醜い肉棒によって、力づくでブチ破らせるというのか。  ブツッ、と膜が引き裂かれる音。太腿を伝って流れる破瓜の鮮血。痛みに泣き叫んでも少しも腰を止めず、むしろ処女を犯す愉悦に顔を歪めてピストンを繰り返す男たちの姿――。 「――っ、おえぇっ!!」  再び、強烈な吐き気が下腹部から喉元へと突き上げた。  椿姫はスカートの中から手を引き抜き、洗面ボウルへと再び覆いかぶさった。しかし、もう胃の中には何も残っていない。ただ「げほっ、おえっ」という空えずきの苦しい音と、透明な胃液が数滴、陶器の上にぽたぽたと落ちるだけだった。  愛液で濡れた右手の指先が、洗面ボウルの冷たい縁を掴む。鼻先には、自分の吐瀉物の酸っぱい匂いと、指先にまとわりついた自分自身の生々しい女の匂いが混ざり合って漂っていた。  吐き気と発情。  純潔への執着と、兄への狂おしい独占欲。  その二つが洗面ボウルの上でぐちゃぐちゃに攪拌され、椿姫の理性を少しずつ溶かしていく。 「はぁ、はぁっ……私、どうしたら……っ」  彼女は洗面台の冷たい陶器に、火照った自分の頬と、そしてはだけた胸元の白い双丘をべったりと押し付けた。  ひやりとした陶器の冷たさが、爪痕で赤く腫れた乳房と勃起した乳首を冷やし、それがかえって異常な快感を呼び起こす。さらに彼女は、スカートをたくし上げ、愛液でぐしょぐしょになったショーツの股間を、洗面台の下の冷たい扉の表面へとぐっと擦り付けた。 「ん、くぅっ……! 冷たい……っ、でも、熱いのが、止まらない……っ」  冷たい化粧板に熱い秘裂を押し付け、腰を小さく前後に揺らす。ショーツの布地がクリトリスと膣口に食い込み、先ほど自分の指で触れたばかりの処女膜の奥が、ずきずきと脈打つように疼いていた。  このままではおかしくなってしまう。  胃酸の匂いが染み付いたこの制服を着たままでは、自分の肉体にまとわりつく男たちの幻影と、この悍ましい発情から逃れることなどできない。 「あら、わなきゃ……っ。全部、脱いで……冷たい水で、この汚い妄想も、吐き気も、全部洗い流さなければ……っ!」  椿姫は洗面台から身を引き剥がすと、よろめく足取りで洗面所の奥にある浴室の曇りガラスの折れ戸へと向かった。  まだ午後四時半になろうという時刻。当然、浴槽にはお湯など少しも張られておらず、そこは昨日の湿気と冷たい空気だけが澱む、薄暗い密室だった。  椿姫は浴室の扉を開ける前に、その場で制服のスカートホックを外した。チャックを下ろすと、紺色のプリーツスカートが重力に従ってすとんと床に落ちる。  続いて、ボタンが弾け飛んだブラウスを肩から脱ぎ捨て、汗と涙と唾液に汚れた靴下とストッキングを乱暴に剥ぎ取った。  洗面所の床に、普段の几帳面な彼女からは考えられないほど無造作に、制服の残骸が散らばっていく。  残ったのは、ずり下がったレースのブラジャーと、愛液でクロッチ部分がべっとりと重たく濡れ透けた純白のショーツだけだった。 「はぁ、はぁ……っ」  鏡を見れば、下着姿の少女が、自分の太腿の内側を伝う透明な雫に怯えるように肩を震わせている。  椿姫は背中に手を回してブラジャーのホックを外し、それを床に落とした。そして最後に、自分の純潔を守る最後の砦であるかのように股間に張り付いていた白いショーツに両手の親指をかけ、ゆっくりと太腿から足首へと引き下ろした。  ショーツが秘唇から離れる瞬間、ツーッと粘り気のある愛液の糸が何本も引かれ、冷たい空気が無防備になった白い秘裂を直接撫で上げた。 「ひゃ、んっ……!」  生まれたままの全裸となった椿姫は、自らの白い双丘を両腕で隠すように抱きしめながら、薄暗い浴室の扉を押し開け、冷え切ったタイルの床へと素足を踏み入れたのだった。 (一万文字担保・追加官能描写:洗面所での脱衣と鏡面への密着自慰)  だが、浴室へと片足を踏み入れた瞬間、その足裏を刺したタイルの氷のような冷たさに、椿姫は思わず息を呑んで足を引いた。  全裸の肌が外気に晒され、ぷつぷつと細かい鳥肌が二の腕から太腿へと広がっていく。それなのに、股間の中心――つい今しがたショーツを剥ぎ取ったばかりの秘裂だけは、まるでそこだけ別の生き物が棲みついているかのように、じっとりと熱い蜜を止めどなく溢れさせていた。 「な、んで……っ、全部脱いだのに……寒いはずなのに、ここだけ、こんなに熱くて……っ」  浴室に入る前に、椿姫はもう一度だけ、洗面所の大きな鏡の前へと引き寄せられるように歩み寄った。  全裸の自分を、正面から直視する。  吐き気で痙攣していたおへその周りの白いお腹は、薄い筋肉のラインを浮き上がらせながら小刻みに震えていた。そのすぐ上では、自分で引っ掻いた赤い爪痕が残る豊かな乳房が、呼吸に合わせてたゆんと揺れ、先端の乳首は冷気に晒されてさらに硬く、痛々しいほど赤く充血して尖っている。  そして、視線を下へと落とせば、スラリと伸びた白い太腿の付け根に、うっすらとした黒髪の茂みがあり、その下に、まだ誰にも汚されたことのない綺麗な縦筋――一本の淡いピンク色の秘裂が、愛液でテラテラと光りながら閉じられていた。 「これが……私の、全部……。兄さんにだけ、捧げるはずだった、私の身体……」  椿姫は一歩、また一歩と洗面台に近づき、ついには全裸の胸と下腹部を、洗面台の縁と鏡のガラス面へと直接押し付けた。  洗面ボウルの冷たい陶器に下腹部が当たり、少し背伸びをするような姿勢になると、彼女の豊かな双丘が正面の鏡にむにゅりと押し潰される。  ひゃっ、と小さな悲鳴が漏れた。鏡のガラスは驚くほどひんやりとしていて、押し潰された乳房の熱を急速に奪っていく。硬く尖った二つの乳首が鏡の表面にぐりぐりと擦り付けられ、ガラスの上に唾液と汗の混じった白い曇りの輪を作った。 「あ、んっ……! 冷たい、ですわ……っ、鏡が、おっぱいに当たって……っ」  鏡に乳房を押し付けたまま、椿姫は自分の顔をガラスのすぐ近くまで寄せた。自分の吐息で鏡が白く曇り、そのすぐ下で、自分の白い双丘がガラス越しに平たく潰れているのが見える。  誰かに背後から羽交い絞めにされ、冷たいガラス窓や壁に胸を押し付けられて犯される――そんな被虐的なシチュエーションが脳裏をよぎった瞬間、椿姫の腰がひとりでにクネリと揺れた。  鏡の表面を、硬くなった乳首がキュッ、キュッと微かな音を立てて滑る。自分の体重を預けて胸を擦り付けるたびに、乳輪の奥の乳腺がじんと痺れ、その刺激が直通の回路を通って股間の秘裂へと落ちていく。 「はぁ、あっ、んっ……! いや、私、何を……っ、こんなところで、鏡におっぱいを擦り付けて……っ」  自己嫌悪の言葉を吐きながらも、彼女の右手は再び自らの股間へと伸びていた。と同時に、左手は後ろへと回され、プリッと張り出した白い双臀の谷間――まだ一度も異物を受け入れたことのない、もう一つの窄まりへと指先を這わせていた。  もし、複数の男たちに襲われるのなら。  白石さんが味わったというあの地獄を、自分が身代わりとなって引き受けるのなら。  男たちの欲望は、前の処女膜を引き裂くだけでは到底収まらないだろう。口を犯され、前のおまんこを犯され、そしてこの後ろの「けつまんこ」にまで、脂ぎった太い肉棒を容赦なくねじ込まれるに違いないのだ。 「ひ、ぃっ……! そんなの、嘘……っ、こんな後ろの穴まで、あんな奴らに……っ」  椿姫の左手の中指が、お尻の谷間の奥にある小さな菊座――けつまんこの皺を、恐る恐るなぞった。  そこは前の秘裂から垂れ落ちてきた愛液と、全身から噴き出した冷や汗によって、すでにぬるりと湿っていた。指の腹でその固く閉じた窄まりをぐっと押すと、敏感な粘膜がびくんと収縮し、背筋に悪寒とも快感ともつかない強烈な電撃が走る。  前の秘裂には右手の中指と薬指を当て、クリトリスと処女膜の入り口をぐちゅぐちゅと掻き回しながら、後ろのけつまんこには左手の中指の先端をぐりぐりと押し当てる。 「あ、あぁっ……! 前も、後ろも……っ、自分の指なのに、こんなに、怖くて……っ、んんっ……!」  鏡に押し付けた乳房が、荒い呼吸と腰の揺れに合わせて上下に滑り、ガラス面に白い皮脂と汗の跡を塗り広げていく。  左手の中指の第一関節が、ぬるつく愛液を潤滑剤にして、けつまんこの固い括約筋をぎゅーっと押し広げ、ずぷりと浅く飲み込まれた。  異物感と、お尻の穴を広げられるという圧倒的な羞恥に、椿姫の顔が真っ赤に染まり、目尻から新たな涙が溢れ出す。  狭い。苦しい。こんな小さな後ろの穴に、男の太い性器が押し込まれたら、自分は本当に内側からもぎ裂かれて壊れてしまうのではないか。  その恐怖が頂点に達したとき、けつまんこが指先をきゅうっと強く締め付け、それと連動して前の膣口もまた、まだ破られていない処女膜の奥でひくひくと激しく痙攣した。 「ひゃ、あぁっ……! な、なにこれ……っ、お尻の穴、指が入っただけで……前のおまんこまで、きゅうって締まって……っ!」  鏡の中の少女は、ガラスに乳房を押し潰し、涙と唾液でぐちゃぐちゃになった顔を歪めながら、自らの前後の穴を指で弄び、小さな絶頂の波に膝をガクガクと震わせていた。  ぷしゅっ、と前の秘裂から透明な愛液が勢いよく溢れ出し、太腿の内側を伝って洗面所の床のバスマットへとぽたぽたと滴り落ちる。  一頻り身体を震わせた後、椿姫は鏡からずるずると剥がれるようにして身を引き、自分の前後の穴から指を引き抜いた。  両手の指先は、自分の粘液で糸を引くほどべっとりと汚れている。  その生々しい女の匂いと、先ほど吐き出した胃液の酸っぱい残り香が混ざり合う洗面所で、椿姫はしばらくの間、荒い息を吐きながら立ち尽くしていた。  そして彼女は、今度こそ迷うことなく、その汚れた全裸のまま、薄暗く冷え切った浴室のタイルの上へと足を踏み入れ、内側から折れ戸をぴしゃりと閉ざしたのだった。 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第二幕:冷えたタイルの自虐愛撫と純潔の検分)  カチャリ、と浴室の折れ戸が閉まる音が、湿った密室にひどく冷たく反響した。  午後四時半。窓のない、あるいは高い位置に小さな明かり取りのすりガラスがあるだけの浴室は、夕暮れの薄闇がすでに色濃く立ち込め、まるで海の底に取り残されたかのような閉塞感に満ちていた。  まだ誰もお湯を張っていない空っぽのバスタブが、白い棺のように静まり返っている。換気扇も回しておらず、昨夜の入浴の名残である微かな石鹸の香りと、排水溝の奥から立ち昇ってくる湿ったコンクリートの匂いが、じっとりと重たい空気となって椿姫の全裸の肌にまとわりついた。 「っ……さむ、い……っ」  素足の裏から伝わる床タイルの冷たさは、まるで氷の板の上に立たされているかのようだった。  洗面所で鏡に胸を押し付け、自らの前後の穴を指で弄んだばかりの椿姫の肉体は、表面は冷気で鳥肌が立つほど冷え切っているというのに、体の芯――子宮と膣の奥底、そしてけつまんこの粘膜だけが、炭火を埋め込まれたようにチリチリと熱く燻り続けている。  彼女は一歩、また一歩と浴室の中央へと進み、たまらずその場に白い膝をついた。  ゴツン、と硬いタイルが膝頭を打ち、ひやりとした冷気が太腿から下腹部へと駆け上がる。椿姫は床にぺたんと女の子座りをするように腰を下ろすと、自分の白い双丘を両腕でぎゅーっと押し潰すように抱きしめ、小さく丸まった。 「はぁ、はぁっ……ここなら、誰も……兄さんにも、見られませんわ……」  冷たいタイルにお尻の柔肉と太腿の裏側がべったりと密着する。  座り込んだ拍子に、先ほどから溢れ続けていた愛液がぷちゅりと音を立てて秘裂から押し出され、自分の太腿と冷たいタイルの隙間にぬるりと広がった。自分の体液がタイルの目地に沿って冷えていく感触が、たまらなく惨めで、そしてどうしようもなく卑猥だった。  椿姫は膝をついたまま、震える視線を自分の胸元へと落とした。  両腕で強く抱きしめられた豊かな乳房が、腕の上でむにゅりと盛り上がり、白い肌の上に先ほど洗面所で引っ掻いたばかりの赤い爪痕が痛々しく浮かび上がっている。 「この、白い肌を……見知らぬ男たちの、脂ぎった手が這い回るの……?」  ぽつりと呟いた自分の声が、浴室のタイル壁に反響して耳へと返ってくる。  その言葉がトリガーとなり、彼女の脳裏には再び、おぞましくも鮮明な凌辱のシミュレーションが映し出された。  薄暗い廃工場のコンクリートの上、あるいは不潔な男たちの溜まり場で、力づくで押さえつけられる自分の姿。  兄のはじめの、あの長くて綺麗な、いつも自分を優しく撫でてくれた指とは似ても似つかない、爪の間に黒い垢が詰まった太く節くれだった男たちの指が、この白い乳房に無遠慮に武骨に食い込んでくるのだ。 「いや……っ、嫌ですわ、そんなの……っ!」  椿姫はかぶりを振りながら、自分の両手の爪を、自らの白い双丘へとさらに深く食い込ませた。  自分の手でしているはずなのに、まるでその忌まわしい男たちの手が自分の胸を鷲掴みにしているかのような錯覚が彼女を襲う。  嫌悪を振り払おうとすればするほど、指の力は強まり、柔らかい乳房の肉が指の間から歪な形に盛り上がった。皮膚の下の毛細血管が悲鳴を上げ、白い肌に新たな赤い鬱血の筋が幾重にも刻み込まれていく。 「あ、くぅっ……! いた、い……っ、私の胸……兄さんだけの、おっぱいなのに……っ!」  痛みが皮膚を焼く。しかし、その鋭い痛覚は、二十九回分の記憶によって開発された彼女の脳内で、瞬く間に甘美でどろりとした被虐の快楽へとすり替えられてしまった。  椿姫の呼吸が荒くなり、開いた唇から熱い吐息とともにだらりと唾液の糸が垂れ落ち、自分の乳房の谷間へとぽたりと落ちる。  彼女は自分の唾液で濡れた谷間から乳房の先端へと指を滑らせ、冷気と興奮で小石のように硬く尖りきった二つの乳首を、両手の親指と人差し指で同時にぎゅーっと摘まみ上げた。 「ひゃ、あぁっ……! ん、くぅぅっ……!」  背中がぎゅーっと反り返り、冷たいタイルの上で膝がガクガクと擦れる。  彼女は容赦なく自分の乳首を引っ張り、ねじり、爪の先でその敏感な頂を潰すように強く圧迫した。  もし男たちに犯されるなら、彼らはきっと私のこの乳首を、まるで玩具か何かのように乱暴に引っ張り回し、汚い歯で噛みつき、唾液でベトベトになるまで吸い上げるに違いない。  そう想像しただけで、胃の奥が再びきゅうっと縮み上がるような嫌悪感が込み上げるのに、摘まみ上げられた乳首からはチリチリと焼けるような快感の火花が散り、子宮の奥が呼応してドクンドクンと激しく脈打つのだ。 「なんで……っ、私、こんなに嫌がっているのに……っ! 男たちのことなんて、考えるだけで吐き気がするのに……どうして身体は、こんなに熱くなってしまいますの……っ!」  椿姫は片手で自分の右の乳首を引っ張り上げながら、もう片方の手で左の乳房を下から強く揉みしだき、さらには自分の首筋や鎖骨にまで爪を立てて赤い痕をつけていった。  白い肌が、自分の爪によって見る間に赤く傷つき、汚されていく。  それは「他の誰かに汚されるくらいなら、その前に私自身の手で傷つけてやる」という悲痛な防衛本能であり、同時に「これから生贄として捧げられる自分の肉体が、どれほどの苦痛に耐えられるか」を試すような、歪んだ自虐の儀式でもあった。 「はぁ、はぁっ……胸だけじゃ、ありませんわ……。一番、大切な場所……私の、純潔……」  椿姫は乳首から指を離すと、荒い息を吐きながら浴室の洗い場の隅――鏡の下の棚に置かれていた、丸いプラスチック枠の手鏡へと手を伸ばした。  普段は入浴中に顔のパックをしたり、襟足の産毛を処理したりするために使っている、ごくありふれた手鏡。  彼女はそれを震える手で掴むと、冷たいタイルの床の上、自分の両膝の間へとそっと置いた。そして、今まで固く閉じていた白い太腿を、まるで錆びついた蝶番を開くかのようにギシギシと震わせながら、左右へと大きく押し広げたのである。 「あ、うぅ……っ」  M字に開かれた脚の間、床に置かれた手鏡の丸いガラス面の中に、水無月椿姫の最も秘められた女性器が、残酷なほどくっきりと映し出された。  椿姫は両手を自分の膝の裏に回し、太腿をぎゅーっと胸の方へと抱え込むようにして、鏡の中の自分の秘裂を食い入るように見つめた。  白い太腿の付け根、恥骨の上を覆う控えめな黒髪の茂みは、流れ落ちた愛液と汗によってしっとりと濡れそぼり、束になって肌に張り付いている。  そしてその下には、ふっくらとした白い大陰唇と、その間からわずかに顔を覗かせる淡い桜色の小陰唇、さらには一番奥でひっそりと息づく純潔の蕾が、自分の溢れさせた透明な蜜でテラテラと淫らに光っていた。 (これが……この三十回目の私の、おまんこ……。まだ誰の指も、誰の肉棒も、兄さんのものさえ受け入れていない、真っ白で無垢な私の処女……)  椿姫はごくりと喉を鳴らし、右手を手鏡の上へと伸ばした。  そして、人差し指と中指の腹を、鏡に映る自分の左右の秘唇へとそっと添え、ゆっくりと、まるで花びらを一枚ずつ剥ぎ取るかのように左右へと押し開いた。  くちゅり、と粘り気のある愛液の糸が左右の粘膜の間で幾重にも張り渡され、ぱっくりと開かれた赤い肉襞の奥が、浴室の薄暗い照明の下に晒け出される。 「あ、はぁっ……! み、見えて、いますわ……私の、処女膜……」  左右に大きく広げられた小陰唇の奥、小さな膣口の入り口を塞ぐようにして、瑞々しく張り詰めた淡いピンク色の薄い膜――傷ひとつない純潔の処女膜が、呼吸に合わせてひくひくと小さく震えているのが手鏡の中にはっきりと見えた。  三十回目の五月一日の朝、時間を巻き戻して目覚めたときに再生された、正真正銘の処女。  過去の二十九回のループの中で、椿姫はこの純潔を、いつも必ず最愛の兄・はじめに捧げてきた。ある周回では甘い恋人同士としてベッドの中で、またある周回では強引に兄を誘惑してその理性を壊した夜に。兄の熱い肉棒がこの薄い膜を突き破り、破瓜の痛みとともに二人きりの絶対的な絆が結ばれるあの瞬間こそが、椿姫にとっての至上の幸福だったのだ。  それなのに。  この三十回目のループの兄には、まだこの指先ひとつ触れさせていないというのに。 「なぜ……っ、なぜ、兄さんではないの……っ!? なぜ私は、この一番綺麗な初めてを、あんな下賤で汚らわしい男たちの肉棒に引き裂かせなければならないの……っ!!」  悔しさと恐怖で、目から大粒の涙がぼろぼろと零れ落ち、手鏡のガラス面を濡らした。  もし、あの計画を実行すれば、この鏡に映っている繊細な桜色の粘膜は、無慈悲な暴力の前に晒されることになる。  優しさなど微塵もない男たちの手が、今自分がしているよりもずっと乱暴にこの太腿を左右へ引き裂き、唾液すら塗らずに、あるいは汚い痰を吐きかけて、太く黒ずんだ亀頭をこの小さな膣口へと押し当ててくるのだ。  そして、どれほど「やめて、兄さん助けて」と泣き叫ぼうとも、腰を掴まれて一気に奥まで貫かれ、この大切な処女膜は無惨な肉片となって引き千切られる。 「いやぁっ……! 嫌、嫌ですわ……っ! そんなの、考えたくもない……っ!」  椿姫は悲鳴のような声を上げながら、自分の秘唇を押し広げていた右手の指先に、自虐的な力を込めた。  爪の先が柔らかい小陰唇の粘膜に食い込み、彼女は自分の手でその薄い肉びらを強く引っ張った。  ピリッとした鋭い痛みが股間を走る。まるで男たちに秘唇を乱暴に引っ張り広げられているかのような痛みに、椿姫の白い太腿がビクビクと痙攣した。  さらに彼女は、開かれたままの自分の秘裂へと左手の中指を伸ばし、その先端を、手鏡に映る処女膜の表面へと直接押し当てた。 「ひっ、あぁっ……! あ、そこ、膜に、当たって……っ!」  ぬるりと愛液に濡れた中指の腹が、薄い処女膜の中央にある小さな孔の縁を、ぐっと奥へと圧迫する。  まだ指の先端が数ミリめり込んだだけだというのに、処女特有の狭い膣口は異物の侵入を拒むようにきゅうっと強く収縮し、膜が引き伸ばされるツンとした痛みが下腹部から背骨へと駆け上がった。  痛い。自分の細い指一本でさえ、これほどまでに狭く、そして膜が張っていて苦しいのだ。  それなのに、ここへ大人の男の、手首ほどもある太さの肉棒がねじ込まれたらどうなってしまうのか。しかも一人ではなく、二人も、三人も、代わる代わる突き入れられたとしたら――。 (壊れて、しまう……っ! 私のおまんこ、あの豚どものおちんちんの形に、ぐちゃぐちゃに広げられて、壊されてしまいますわ……っ!)  極限の恐怖が脳裏を支配する。しかし、それとまったく同時に、彼女の処女膜のすぐ奥にある膣壁と、二十九回分の快楽を記憶しているGスポットが、指先からの圧迫に反応してじゅわっと熱い愛液を噴き出させた。  ちゃぷっ、と手鏡の上に透明な雫が垂れ落ち、鏡に映る自分のおまんこの像を波紋で揺らす。 「な、んで……っ、怖いのに、痛いのに……どうしてお汁が止まらないの……っ! この、淫乱なおまんこ……っ、兄さん以外の男に犯される想像をして、濡れるなんて……っ!」  椿姫は自分の裏切り者のような肉体を罰するため、右手で小陰唇を左右に強く引っ張り広げたまま、左手の親指の腹を、勃起して包皮から飛び出していたクリトリスへと乱暴に押し付けた。  そして、中指の先で処女膜の入り口を浅くぐりぐりと抉りながら、親指でクリトリスを潰すように激しく扱き始めたのである。  ぐちゅっ、ぬちゅっ、くちゅっ、と浴室の静寂の中に、粘膜と愛液が擦れ合う生々しく下品な水音が響き渡る。 「あ、あぁっ、んっ……! いや、痛いっ、気持ち、わるい……っ、でも、あぁんっ……!」  手鏡の中には、自らの指で処女膜の入り口をほじくり返され、赤く充血した粘膜をひくつかせて蜜を垂れ流す、自分の浅ましい女性器が克明に映っている。  椿姫はそれを見つめ続けた。目を逸らすことを自分に許さなかった。  これほどまでに綺麗で、これほどまでに無垢で、そしてこれほどまでにいやらしく蜜を溢れさせる自分のおまんこ。これがもうすぐ、見知らぬ男たちの見世物にされ、彼らの欲望を受け止めるための肉壺として使われるのだという現実を、視覚と触覚の両方から自分の脳髄へと無理やり焼き付けていく。 「ここ、を……っ、こうやって、広げられて……っ、汚い目で、全部見られて……っ、あ、あぁっ……!」  彼女は右手の指も使って、自分の大陰唇と小陰唇を限界まで左右へと引き広げた。  処女膜の奥の赤い膣肉が外気に触れ、ひやりとした浴室の空気が直接膣口へと流れ込んでくる。その圧倒的な露出感と羞恥心に、椿姫の顔は耳まで真っ赤に火照り、全身の皮膚が粟立った。  そして彼女の視線は、手鏡に映る秘裂のさらに下――愛液が幾筋も伝い落ちている会陰のラインを越えて、白いお尻の谷間の奥でひっそりと窄まっている「けつまんこ」へと吸い寄せられていった。 「……っ、あそこ、も……っ」  先ほど洗面所で少しだけ指を入れたばかりの、淡い色素沈着を帯びた小さな菊座。  上から垂れ落ちてきた愛液によって、その細かい皺の一つ一つがぬるぬると光り、呼吸に合わせてまるで生き物のようにひくひくと収縮しているのが鏡の端に映っていた。  椿姫は、自分の秘裂を広げていた右手の人差し指と中指にたっぷりと愛液を絡め取ると、そのぬめり光る二本の指を、手鏡で見つめたまま、ゆっくりと自らのけつまんこへと這わせた。 「あ、うぅっ……! 鏡に、お尻の穴まで、映って……っ」  女の子座りを崩し、両膝をさらに大きく左右へ開いて腰を少し浮かせると、手鏡の真正面に、開かれた前のおまんこと、指先が当てられた後ろのけつまんこの両方が、並んでくっきりと映し出された。  なんと無様で、なんと下品な格好だろう。  もし今、兄のはじめがこの浴室の扉を開けたら、普段は清楚で誇り高い妹が、冷たいタイルの上で四つん這いに近いM字開脚をして手鏡を覗き込み、自分の前後の穴を同時に指で弄っているこの狂態を見て、一体どんな顔をするだろうか。  しかし、これから自分が迎えようとしている地獄は、これよりも遥かに惨めなのだ。  男たちはきっと、前の処女を奪うだけでは飽き足らず、この後ろのけつまんこまで無理やりこじ開け、前と後ろの二つの穴に同時に肉棒を突き入れて、自分を串刺しにするに違いない。 「いや……っ、そんなの、死んでしまいますわ……っ! お尻の穴なんて、そんな、太いものが入る場所じゃ……っ、ひぐっ、あぁっ……!」  恐怖に震えながらも、椿姫の右手の中指は、愛液で滑りを良くしたけつまんこの窄まりへと、ずぷり、と押し込まれていた。  洗面所のときよりも深く、第二関節まで一気に指をねじ込む。  きゅうぅっ! と後ろの括約筋が猛烈な力で自分の指を締め付け、異物を押し出そうとして激しく蠕動した。腸壁の粘膜は熱く、そして前のおまんことは違う独特の窮屈さと、背筋がゾワゾワと逆立つような異常な倒錯感をもたらす。  椿姫は手鏡の中で、自分のけつまんこが自分の指を咥え込み、ピンク色の皺がぴんと張り詰めている様を直視した。 「はぁ、あっ、んぐっ……! はい、ってる……っ、私のお尻の穴に、指が……っ」  左手の中指は前の処女膜の入り口を浅く圧迫してクリトリスを擦り、右手の中指は後ろのけつまんこに深く埋め込まれて、前後の穴を隔てる薄い壁――膣と直腸の間の肉壁を、内側から挟み込むようにしてぐりぐりと擦り合わせた。  その瞬間、椿姫の脳天に、白い火花が散るような強烈な快感と苦痛の奔流が突き抜けた。 「ひゃ、あぁぁっ――!! な、なにこれぇっ、あ、あぁっ……!」  けつまんこの中に入れた指を曲げて前側へと引っ掛けると、まだ指を入れていないはずの前の膣壁が、薄い粘膜越しに内側から強く押し上げられるのだ。  処女膜を傷つけないまま、後ろの穴から間接的に前のGスポットと子宮口の下を抉られるという、あまりにも淫らで背徳的な刺激。  椿姫は手鏡の上で腰をガクガクと揺らし、両手の指を交互に前後へとピストンさせ始めた。  ずぼっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ、じゅぷっ……!  前のおまんこから溢れ出した大量の愛液が、会陰を伝って後ろのけつまんこへと流れ込み、指が抜き差しされるたびに白い泡を立てて下品な水音を響かせる。 「いや、あぁっ……! やめ、なきゃ……っ、こんな、変態みたいなこと……っ、お尻の穴で、感じるなんて……っ、あ、あぁんっ……!」  彼女はさらに自分を追い詰めるように、後ろのけつまんこに入れていた中指の横に、人差し指の先までも無理やりねじ込もうとした。  ミチッ、と狭い菊座が限界まで押し広げられ、裂けるような鋭い痛みが走る。  男たちの肉棒は、この指二本よりもまだずっと太いのだ。それを力づくでねじ込まれる痛みを想像しながら、彼女は歯を食いしばり、涙と鼻水と唾液で顔をぐちゃぐちゃにして、自らのけつまんこを二本の指でぐりぐりと拡張していく。 「い、痛いっ……! 裂け、ちゃう……っ、お尻、裂けちゃいますわぁっ……! でも、あ、あぁっ、奥が、前の奥まで、擦れて……っ!」  冷たい浴室のタイルの上で、少女の白い肉体がぎゅーっと海老反りになり、また丸まって痙攣する。  手鏡を跨いだまま、彼女は自分の腰を激しく上下させ、前のクリトリスを左手のひらで乱暴に押し潰しながら、後ろのけつまんこに突き入れた二本の指を根元までずぷずぷと抜き差しした。  痛みと恐怖、純潔を失うことへの絶望、そして二十九回分の記憶がもたらす抗いがたい肉体の悦びが、すべて一つに溶け合って彼女の理性を焼き切っていく。 「あ、くぅっ、いく……っ! こんな、惨めな格好で、お尻と、おまんこいじって……っ、兄さん、ごめんなさい、私、いっちゃいますわぁっ……!」  ぷしゅぅぅっ――!!  限界まで張り詰めていた子宮がぎゅーっと収縮し、処女膜の小さな孔から、透明な愛液がまるで潮を吹くかのように勢いよく噴き出した。  飛び散った熱い蜜が、床に置かれた手鏡のガラス面をびしゃびしゃに濡らし、そこに映っていた椿姫自身の淫らに開かれた秘裂とけつまんこの姿を白く濁らせて覆い隠していく。  彼女は両手の指を前後の穴に食い込ませたまま、冷たいタイルの上に横倒しに崩れ落ち、全身をビクビクと激しく跳ねさせながら、仄暗く孤独な絶頂の余韻に喘ぎ続けた。 (一万文字担保・追加官能描写:冷たいバスチェアへの騎乗とタイル床での匍匐自慰) 「はぁ……っ、はぁ、あぁ……っ、う、ぅ……」  どれくらいの間、そうして冷たいタイルの上に転がっていたのか分からない。  絶頂の熱が引いていくにつれ、汗と愛液で濡れそぼった白い肌に、浴室の容赦ない冷気が再び牙を剥き始めた。  ガタガタと奥歯が噛み合わずに鳴る。自分の股間から流れ出た温かい液体が、タイルの目地を伝って自分のお尻や太腿の下で氷のように冷たくなっていくのが分かる。  椿姫はけつまんこに埋まっていた右手の二本の指を、ずぽっ、と粘っこい音を立てて引き抜いた。ぽっかりと開いたままになりかけた小さな菊座が、冷たい空気に触れてひくひくと収縮し、ゆっくりと閉じていく。 「私……なにを、しているのでしょう……。兄さんを救う方法を考えていたはずなのに……ただ、自分のおまんことけつまんこを、自分の指で汚して……っ」  手鏡を見れば、ガラスの表面には自分の吹き出した愛液と、垂れ落ちた唾液が混ざり合い、白く泡立った汚らしい水溜まりができていた。  その惨めな光景に、再び胸の奥から黒い自己嫌悪がせり上がってくる。  だが、一度火のついた二十九回分の記憶を持つ肉体の疼きは、指での一度や二度の絶頂では少しも鎮まってはいなかった。むしろ、処女膜を破らないように浅く焦らすような刺激ばかりを繰り返したせいで、膣の奥底――まだ誰にも触れられていない深い場所が、「もっと強く押し潰してほしい」「何か硬いもので奥まで満たしてほしい」と、狂おしいほどの飢餓感を訴えて疼き続けているのだ。 「う、あぁ……っ、まだ、疼く……っ。こんなの、異常ですわ……っ」  椿姫は震える手で床を支え、ゆっくりと上体を起こした。  すぐ横には、プラスチック製の白いバスチェア(風呂椅子)と、洗面器が置かれていた。  彼女の充血した瞳が、そのバスチェアの硬く角張った縁へと吸い寄せられる。  まるで夢遊病者のように、椿姫は四つん這いのまま這いずり、そのバスチェアの前へと移動した。床のタイルの上を、彼女の白い膝と、愛液で濡れた脛がズルズルと擦れて赤い跡を残す。  そして彼女は、バスチェアの硬いプラスチックの角へと、自らの熱く腫れ上がった股間を、上から跨るようにしてそっと押し当てたのである。 「ひゃ、んっ……! つ、冷たいっ……硬い、ですわ……っ!」  プラスチックの冷たく硬質な角が、柔らかい大陰唇を押し潰し、その奥のクリトリスと恥骨へとゴツリと食い込んだ。  指の柔らかさとは違う、無機質で容赦のない硬さ。  椿姫はバスチェアの縁に股間を乗せたまま、自分の体重をゆっくりと下へと預けていった。  ぐぅっ、と硬い角が秘裂の中心にめり込み、左右の肉びらが押し広げられて、敏感なクリトリスと処女膜の入り口がプラスチックの表面に直接擦り付けられる。 (これ……まるで、無理やり硬いものに押し付けられているみたい……っ。男たちの、硬くなったあれも……こんな風に、私のここを容赦なく押し潰してくるのかしら……っ)  彼女は両手で自分の白い双丘を再び鷲掴みにし、傷だらけの乳房を乱暴に揉みしだきながら、バスチェアの角の上で腰を前後にグラインドさせ始めた。  キュッ、クチュッ、ヌチュッ……と、プラスチックの表面で愛液が滑る音が響く。  自分の体重をかけて腰を揺らすたびに、硬い角がクリトリスをゴリゴリと押し潰し、恥骨から会陰、そして先ほど二本の指で広げたばかりのけつまんこの入り口までを、一本の線を描くように強く擦り上げていく。 「あ、あぁっ、んんっ……! か、硬いのが、おまんこに食い込んで……っ、いたい、のに……っ、腰が、止まりませんわぁっ……!」  冷たいバスチェアの角は、椿姫の体温と溢れ出る熱い蜜によってすぐさま温められ、ぬるぬると光る粘液の跡でベトベトに汚れていった。  彼女は髪を振り乱し、口元から唾液を垂らしながら、まるで目に見えない男の太腿に跨って腰を振っているかのように、一心不乱にバスチェアへと股間を擦り付け続けた。  さらに彼女は、片手を後ろへと回し、自分のお尻の肉を片方だけぐっと横に引っ張り上げて、けつまんこの窄まりを直接バスチェアの角へと押し当てた。 「ひぐっ、あぁっ……! お尻の穴、にも……角が、めり込んで……っ!」  硬いプラスチックの角が、緩んだばかりのけつまんこの入り口にぐっと食い込み、括約筋を押し広げるような圧迫感を与える。  前のおまんこを擦り上げ、後ろのけつまんこを角でぐりぐりと圧迫し、もう片方の手では自分の乳首を千切れんばかりに引っ張り上げる。  浴室の薄闇の中で、全裸の少女が風呂椅子に跨って喘ぎ狂うその姿は、気高い聖女などでは到底なく、ただ兄への執着と陵辱への恐怖に狂わされた、哀れな一匹の牝でしかなかった。 「はぁ、あっ、んっ、あぁっ……! わたし、壊れてる……っ、兄さんを、守るためなのに……こんな、お風呂場の椅子でおまんこ擦って、感じてるなんて……っ!」  涙が頬を伝い、顎から落ちてバスチェアの上にぽたぽたと弾ける。  腰の動きがどんどん速くなり、プラスチックの椅子が床のタイルの上でガタガタと音を立てて揺れた。  クリトリスが擦り切れるかと思うほど強く角に押し付け、彼女は背中をぎゅーっと反らせて、二度目の激しい痙攣を迎えた。 「あ、あぁぁっ――!! んくぅぅっ……!!」  声にならない悲鳴を噛み殺しながら、椿姫はバスチェアの上からずるりと滑り落ち、再び冷たいタイルの床へと四つん這いに崩れ落ちた。  荒い息を吐きながら、彼女は自分の吐瀉物の匂いがまだ微かに残る唇を、冷たいタイルの床へと直接押し当てた。  お尻を高く突き上げ、胸と頬を床のタイルにべったりと密着させる、まるで犬か奴隷のような惨めな匍匐の姿勢。  その彼女の目の前にある排水溝の暗い穴の奥から、何か黒く粘り気のあるものが、ズルリ、と音を立てて這い出してこようとしていることに、この時の椿姫はまだ気づいていなかった。 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第三幕:影の蠢きと裏切りの自己問答)  午後五時。  浴室の天井の隅で、換気扇のプロペラがブォォン……という低く鈍い回転音を響かせていた。  冷たいタイルの床に胸と頬をべったりと押し付け、お尻を高く突き上げた四つん這いの姿勢のまま、椿姫は荒い息を繰り返していた。  バスチェアの角に股間を擦り付けて達したばかりの彼女の秘裂からは、まだとろりとした愛液が糸を引いて垂れ落ち、床のタイルの上に小さな水溜まりを作っている。その透明な粘液が、タイルの緩やかな勾配に従って、すーっと洗い場の隅にある丸い排水溝の方へと流れていった、その時だった。  ――ズルリ、ちゃぷ……。  換気扇の唸り声とは明らかに異なる、粘度の高い液体が蠢くような異音が、排水溝の暗い穴の奥から響いた。  椿姫はびくりと肩を震わせ、タイルに押し付けていた顔をわずかに上げた。  薄暗い浴室の隅、金属製の目皿の隙間から、まるで腐敗した原油か溶けたアスファルトのような、真っ黒でドロドロとしたタール状の「影」が、重力に逆らってモコモコと湧き出してきていたのだ。 「……っ、あ、なたは……っ!」  椿姫の喉がひゅうっと鳴る。  見間違うはずもない。それは第10章で自室の姿見の奥から現れ、椿姫に「自らが被害者となって兄を永遠に縛り付けろ」という悪魔の天啓を吹き込んだ、彼女自身の深層意識の化身――黒い影(シャドウ)であった。  排水溝から溢れ出た黒いタールは、タイルの床の上を音もなく這い進み、椿姫の白い爪先へと到達した。  ひやり、と氷のように冷たく、それでいてナメクジの腹のようにぬめり気のある感触が、彼女の足の指の間へと絡みついてくる。 「いや……っ、来ないで……っ!」  椿姫は足を引こうとしたが、二度もの激しい自慰と嘔吐によって体力を奪われた膝はガクガクと震えて力が入らない。  その隙に、黒いタール状の影は何本もの細い帯となって彼女の白い足首をぐるぐると巻き込み、ふくらはぎから膝頭、そして先ほどまで自分の手で弄んでいたばかりの柔らかな太腿の内側へと、ズルズルと這い上がってきた。  同時に、洗い場の正面にある縦長の浴室鏡の表面が、まるで黒い墨汁を内側からぶちまけられたかのようにブワリと黒く染まった。  椿姫が震える右手を伸ばし、自分の吐息と湯気で白く曇っていた鏡の表面を乱暴に拭い去ると――そこには、全裸で四つん這いになって震えている自分自身の姿ではなく、漆黒の豪奢なドレスに身を包み、氷のようにひややかな瞳でこちらを見下ろしている「もう一人の自分(黒い椿姫)」の姿が映し出されていた。 『……なんという無様だ、水無月椿姫』  鏡の中の黒い椿姫が、赤い唇を三日月のように歪めて、ひややかに語りかけてきた。その声は空気を震わせるのではなく、直接椿姫の頭蓋骨の内側と、熱く疼いている子宮の奥底へと反響する。 『自室であれほど高らかに「被害者の座を奪い取る」と宣言しておきながら、いざ現実の男どもの姿を想像した途端に、胃液を吐き散らして逃げ出すとはな。挙げ句の果てに、こんな冷たい浴室に閉じこもり、風呂椅子に股間を擦り付けて一人でイキ狂うなど……クク、これが兄の唯一無二を自称する気高き妹の姿か?』 「だ、黙りなさい……っ! あなたが、あんなおぞましい知恵を私に吹き込んだから……っ!」  椿姫は涙と唾液で濡れた顔を上げ、鏡の中のシャドウを必死に睨みつけた。  しかし、彼女の太腿を這い上がっていた黒いタール状の影は、すでにその白い内腿の付け根にまで達しており、彼女の開かれたままの股間――愛液でぬるぬると光る大陰唇の外側を、冷たい舌で舐め上げるようにツルリと撫で上げた。 「ひゃ、んっ……! や、やめて、触らないで……っ!」 『触るなだと? ここは余自身の肉体でもあるのだぞ。貴様が先ほどから自分の指で散々にほじくり返していた、この淫らに濡れそぼった牝穴も、後ろの卑しいけつまんこも、すべては余と貴様が共有している器に過ぎぬ』  シャドウが鏡の中で指を軽く振ると、椿姫の足首と手首に絡みついていた黒いタールがギュッと収縮し、まるで黒い革の拘束具のように彼女の四肢を床のタイルへと縛り付けた。  身動きを封じられた椿姫は、鏡の真正面で、胸を張り、両膝を大きく左右に開いたM字開脚の姿勢を強制される。  冷たい影の触手が、彼女の白いお尻の下から回り込み、会陰のラインをなぞって、先ほど二本の指を受け入れて緩んでいたけつまんこの窄まりを、ぷにゅりと冷たい先端で圧迫した。 「あ、くぅっ……! いや、そこ、お尻の穴……っ、押さないで……っ!」  椿姫は必死に首を振りながら、胸の奥で渦巻いていた最大の疑問――自分の魂を二つに引き裂こうとしている根源的な問いを、血を吐くような声で鏡の中のシャドウへとぶつけた。 「答えて、私の中の化け物……っ! あなたの言う通りにしたら、確かに兄さんは私を憐れんで、私から離れられなくなるかもしれませんわ! でも……でも、よく考えてみなさいよ!! これは、兄さんへの『浮気』ではないの!? 兄さん以外の男の汚らわしい肉棒を、この身体に受け入れるなんて……死ぬよりおぞましい『裏切り』ではないの!?」  叫ぶたびに、椿姫の白い双丘が激しく揺れ、自分でつけた赤い爪痕がズキズキと疼く。  彼女の瞳からは、悔しさと恐怖の涙が次々と溢れ出していた。 「私は、二十九回の人生のすべてで、兄さんだけを愛してきましたわ! どのループでも、私の初めては必ず兄さんに捧げてきたし、兄さん以外の男に指一本触れさせたことなんてありませんでした! なのに、この三十回目の兄さんには、まだキスひとつ、指先ひとつ触れさせていないのに……なぜ、見知らぬ豚のような男たちに、私の処女を破らせなければならないの!? そんなの、兄さんに対する最大の裏切りですわ!! それに……っ!」  椿姫は荒い息を継ぎ、さらに言葉を継いだ。 「それに、自ら進んでそんな男たちの前に身体を投げ出すなんて……結局、あなたが最初から言っていた『化け物(あなた)に我が身を明け渡す』のと、一体何が違うというのよ!! 私はあなたの操り人形になんて、絶対になりませんわ!!」  浴室のタイル壁に、椿姫の悲痛な叫びがわんわんと反響する。  しかし、鏡の中の黒い椿姫は、その必死の抗議を聞いても少しも表情を変えなかった。いや、むしろ哀れな迷い子を見るような、どこまでもひややかで残酷な慈悲すら感じさせる瞳で、全裸の椿姫を見下ろしていた。 『……浮気、だと? 裏切り、だと? クク、アハハハハハッ! どこまでも愚かで、どこまでも自分の可愛さしか見ておらぬ小娘よ!』  シャドウが笑うと、椿姫の股間と胸元に絡みついていた黒いタールの触手が、一斉に蠢き始めた。  二本の太い影の帯が、椿姫の白い双丘に下から巻き付き、彼女の豊かな乳房をぎゅーっと絞り上げるように圧迫する。さらに別の細い触手が、彼女の赤い爪痕の上を冷たく撫で回し、勃起した二つの乳首を同時にキュッと巻き取って締め上げた。 「ひっ、あぁっ……! いた、い……っ、おっぱい、千切れちゃう……っ!」 『よく聞け、椿姫。貴様が言う「浮気」とは何だ? 兄以外の男に心を許し、快楽を貪ることか? ならば安心しろ。貴様がこれから味わうのは、甘い恋の火遊びなどではない。ただの「事故」であり、一方的な「暴力」であり、兄を繋ぎ止めるための血塗られた「殉教」だ』  黒い触手の一本が、椿姫の白い首筋をスルスルと這い上がり、彼女の顎をグイッと上へと持ち上げた。  そして、抗議のために開かれていた彼女の桜色の唇の間へと、氷のように冷たく、そして粘액にまみれた黒い触手の先端が、ズプリ! と容赦なくねじ込まれたのである。 「んぐぅっ――!? む、ぐっ、んんっ……!!」  突然口の中を塞がれ、椿姫は目を見開いて悶絶した。  口の中に侵入してきた影の触手は、まさに大人の男の怒張した肉棒そのものの太さと硬さを持っていた。それが彼女の柔らかい舌を上から強く押し潰し、先ほど胃液を吐き出してヒリヒリと荒れていた口腔の粘膜を撫で回しながら、容赦なく喉の奥――食道の入り口へとグイグイと突き進んでくる。 『ほら、味わってみろ。これが「他人の男に口を犯される」ということだ。貴様のその綺麗な唇が、兄の名前を呼ぶためではなく、下賤な男どもの肉棒を扱き、汚らわしい精液を飲み下すための便器として使われる感覚だ』 「んごっ……! げほっ、おえっ……ん、むぐぅっ……!」  喉ちんこを太い触手の先端でグリグリと突かれ、先ほど自分の指を入れたときとは比較にならないほどの猛烈な嘔吐反射が椿姫を襲った。  胃が激しく痙攣し、喉が締め付けられて息ができない。鼻からフガフガと荒い息を吸い込もうとするが、触手は彼女の口の中でさらに太く膨張し、顎の関節が外れそうなほど大きく口を開けさせたまま、前後にズボズボと激しいピストンを開始した。  じゅるっ、ごぽっ、ぐちゅっ、ぢゅるるっ……!  大量の唾液が口の端から泡立って溢れ出し、顎から首筋、そして黒い触手に縛り上げられた白い双丘の上へとだらだらと垂れ落ちていく。  苦しい。吐きそうだ。こんな冷たくてヌメヌメした異物を喉の奥までねじ込まれるなんて、屈辱で気が狂いそうになる。  それなのに――喉奥を犯されて涙と唾液を垂れ流す椿姫の股間では、なんと彼女自身の秘裂が、苦痛に比例するようにじゅわじゅわと熱い愛液を噴き出させていたのだ。 『クク……見ろ、口ではおえおえとえずきながら、下の口からはこんなにだらしない涎を垂れ流しておるぞ。貴様がどれほど「兄さん以外の男は嫌だ」と叫ぼうとも、貴様のその二十九回分の記憶に汚染された淫乱な肉体は、力づくでねじ伏せられ、陵辱されることの快楽に抗えぬのだ』  シャドウのひややかな声とともに、下半身に絡みついていた別の触手が動いた。  二本の細い触手が、椿姫の左右の小陰唇を内側から引っ掛けるようにして掴み、鏡の真正面に向かって、彼女の純潔の秘裂をぱっくりと左右へ引き広げたのである。 「んんーっ!! むぐっ、ふ、ぅぅっ……!!」  口を犯されたまま、椿姫は恥ずかしさと恐怖で全身をぎゅーっと硬直させた。  先ほど自分で手鏡を使って見たのとは訳が違う。今は正面の大きな浴室鏡の中に、黒い触手によって四肢を拘束され、口に太い黒い肉棒のような塊を咥え込まされ、さらに股間の肉びらを左右に大きく引っ張り広げられて、傷ひとつないピンク色の処女膜と、その下でひくつくけつまんこの両方を丸出しにしている自分自身の全裸が、全身像として克明に映し出されているのだ。 『貴様は問うたな。「化け物に身を明け渡すのと何が違うのか」と。……何も違わぬよ、椿姫』  鏡の中の黒い椿姫が、すっとガラスの表面へと近づいてくる。  と同時に、椿姫の開かれた秘裂の中心――ぷっくりと勃起したクリトリスと、その下の小さな処女膜の入り口へと、先端が細かく枝分かれしたイソギンチャクのような黒い触手がピタリと吸い付いた。 「いやあ、あぁっ……!? んぐっ、んんっ……!!」  吸盤のような触手がクリトリスを真空状態にしてチュウウッと強く吸い上げ、同時に無数の細かい繊毛が、処女膜の表面と小陰唇の裏側をザラザラと一斉に撫で回す。  それだけではない。彼女のお尻の谷間へと回り込んでいたもう一本の太い触手が、愛液で濡れそぼったけつまんこの窄まりへと先端を押し当て、回転しながらズプリ、ズプリと直腸の奥へと侵入してきたのである。 「んぐぅぅっ――!! お、おえっ、あ、あぁっ……!!」  口と、けつまんこ。  純潔である前の膣口だけを残して、上下の二つの穴を同時に太い影の触手によって貫かれ、椿姫の白い肉体は串刺しにされた蝶のようにビクビクと跳ね上がった。  けつまんこに侵入してきた触手は、先ほどの自分の指二本よりもさらに太く、表面にはゴツゴツとした血管のような起伏が浮き出ていた。それが狭い括約筋をミチミチと容赦なく押し広げ、腸壁の粘膜を冷たい粘液で塗りたくるようにして奥へ奥へと進んでいく。 『余は貴様自身の欲望だ。兄・はじめを他の女に奪われるくらいなら、たとえ自分がどんな泥水にまみれようとも、どんな男どもの肉便器に成り果てようとも、兄の心の一番深い場所に「消えない傷跡」として居座り続けたいと願う、貴様の最も純粋で最も醜悪なエゴそのものなのだ!』  シャドウの言葉に合わせて、口の中の触手と、けつまんこの中の触手が、全く同じリズムでズチュッ、ズボッ、グチュウッ! と激しく抜き差しされる。  喉の奥を突かれるたびに食道が押し広げられ、けつまんこの奥を突かれるたびに直腸の壁越しに前の処女膣が内側から強く圧迫される。  そして、開かれたままの処女膜の入り口とクリトリスは、吸い付いた触手によって執拗にチュパチュパと吸引され、撫で回され続けていた。 (いや、だ……っ、苦しい、冷たい、気持ち悪い……っ! なのに、お尻の穴が、こんなに太いのに広げられて……前の、おまんこの奥まで、ゴリゴリって擦れて……っ!)  椿姫の瞳が涙で潤み、視界が歪む。  しかし、正面の鏡は曇ることなく、口から白い泡と唾液を吹き出し、乳房を黒い帯で縛り上げられ、M字に開いた股間から透明な愛液をダラダラと垂れ流して悶える彼女の姿を、残酷なまでに鮮明に映し出し続けていた。 『見ろ、椿姫。その鏡の中の顔を。貴様がどれほど気高い聖女のふりをしようと、これが貴様の本性だ。もし貴様がそのちっぽけな「処女膜」とやらを惜しんで何もしなければ、二十八日後の五月二十九日、この鏡に映るのと同じ無惨な凌辱を、白石というあの女が受けることになる』  口の中の触手が、ズポッ! と音を立てて一気に引き抜かれた。  椿姫の唇から、大量の唾液が太い糸を引いて床のタイルへとぶちまけられる。 「ぷはっ……! げほっ、ごほっ、はぁ、はぁっ……! あ、あぁっ……!」  新鮮な空気を求めて激しく咳き込む椿姫だったが、下のけつまんこに埋め込まれた太い触手と、クリトリスを吸い上げる触手の動きは少しも止まらない。むしろ、口が自由になったことで、彼女の喉からは抑えようのない、甘く濁った悲鳴のような喘ぎ声が浴室中に響き渡った。 「いやぁっ……! お尻、抜いてぇっ……! そんなに、奥までズボズボされたら、私のお尻の穴、バカになってしまいますわぁっ……!」 『黙れ。まだ話は終わっておらぬぞ』  口から抜けた触手が、今度は椿姫の顎の下から首筋へと巻き付き、彼女の顔を無理やり正面の鏡へと向けさせた。  そしてシャドウは、椿姫の耳元で、まるで甘い愛の言葉でも囁くかのように、どこまでもひややかに、逃げ場のない真実を突きつけたのである。 『白石が男どもに犯されれば、兄のはじめはどうする? 過去の二十九回のループで、貴様は嫌というほど見てきたはずだ。あの優しすぎる兄は、傷ついた白石を抱きしめ、「俺が一生お前を守る」と誓い、貴様という妹の存在など綺麗に忘れてあの女の騎士(ナイト)になるのだぞ!』 「――っ!! やめ、て……っ、言わないでぇっ……!!」  その言葉は、どんな肉体的な苦痛よりも深く、鋭く、椿姫の心臓を抉った。  脳裏に、過去のループの悪夢が蘇る。  病院のベッドで泣きじゃくる白石さんの肩を優しく抱き寄せ、自分の方など少しも振り返らずに「椿姫、お前は強い子だから一人で大丈夫だよな」と告げた、あの時の兄の背中。  あの絶望。あの孤独。呼吸の仕方さえ分からなくなるほどの、世界から切り離されたような喪失感。 『さあ、天秤にかけろ、水無月椿姫!!』  シャドウの声が浴室の空気をビリビリと震わせ、それと同時に、けつまんこを犯していた触手がさらに一回り太く膨れ上がり、前のおまんこの処女膜のすぐ手前――浅い膣の入り口にも、別の硬い突起がグイッとねじ込まれた。 「いや、あぁっ――!! は、入ってくるっ、前も、後ろもぉっ……!!」 『片方の皿に乗っているのは、見知らぬ豚どもにその白い肌を舐め回され、誇り高き処女膜を引き裂かれ、前も後ろも口も精液まみれにされて汚される、ほんの数時間の肉体的苦痛と屈辱だ! そしてもう片方の皿に乗っているのは、そのちっぽけな純潔を綺麗に守ったまま、兄を永遠に白石に奪われ、二度と一番にはなれずに指をくわえて見ているだけの、死ぬまで続く絶望の人生だ!!』  ズチュッ、グチュッ、ズボッ、ゴリッ……!  けつまんこの奥深くで触手が激しく暴れ回り、直腸の壁を抉りながら、前の膣壁を内側から容赦なく押し潰す。同時に、処女膜の表面を押し広げるように当てられた突起が、破れるか破れないかのギリギリの強さで小さな孔をグリグリと掻き回し、クリトリスが千切れそうなほど強く吸い上げられた。 「あ、あぁっ、いやぁっ……! 考え、られないっ……お尻とおまんこ、同時に掻き回されて、頭が、まっしろに……っ!」 『逃げるな! 答えろ、椿姫! 貴様にとって、その股間の薄い皮一枚と、兄・はじめの人生のすべて……どちらが重い!? 兄以外の男に抱かれることが「浮気」だと抜かすなら、兄が他の女を抱きしめて愛を囁くのを許すことは何なのだ!? 貴様のそのくだらないプライドのために、また兄をあの女に差し出すつもりか!?』 「ちが、うっ……! 差し出し、たくなんかないっ……! 兄さんは、私のもの……っ、私の、すべてなのにぃっ……!」  涙が滝のように頬を伝い落ちる。  シャドウの突きつける論理は、あまりにも残酷で、そして一点の曇りもなく正しかった。  自分が「処女を汚されたくない」「見知らぬ男に抱かれるなんておぞましい」と躊躇しているのは、結局のところ、兄を愛しているからではなく、自分自身のプライドと身の安全を可愛がっているからに過ぎないのではないか。  もし本当に、魂の底から兄・はじめを愛し、独占したいと願うのなら。  たとえこの白い肉体がどれほど泥にまみれようと、たとえ下劣な男たちの肉棒で処女膜をズタズタに引き裂かれようと、それによって兄の心を永遠に自分に縛り付けられるのなら、喜んでその地獄へ飛び込むべきではないのか――! 「あ、くぅっ……! でも、こわい……っ、やっぱり、怖いですわ……っ! 兄さん以外の人に、ここを、貫かれるなんて……っ、ひゃ、あぁんっ!!」  恐怖と葛藤の狭間で、椿姫の肉体は触手の容赦ない責め苦によって、再び望まぬ絶頂の淵へと追い詰められていく。  黒い帯に縛られた二つの乳房は鬱血して赤黒く腫れ上がり、その先端の乳首は触手の繊毛にチリチリと擽られて、母乳でも出そうなほど感覚が研ぎ澄まされていた。  そして下半身では、けつまんこを太い触手に完全に支配され、出入りするたびにピンク色の直腸の粘膜が外へとめくれ上がりそうになりながら、前の処女膣からは止めどなく愛液が溢れ出している。 (一万文字担保・追加官能描写:鏡面への強制密着とシャドウによる全身性感帯の徹底開発) 『まだ迷うか。ならば、貴様のその臆病な肉体に、これから味わうことになる「牝としての絶望と悦び」をもっと深く刻み込んでやろう』  鏡の中の黒い椿姫が冷たく微笑むと、椿姫の四肢を縛り上げていた影の触手が、彼女の全裸の身体を床からグイッと持ち上げた。  そして、先ほど洗面所で彼女が自分でしたのと同じように――しかし今度は一切の加減のない暴力的な力で、椿姫の前面を浴室の縦長の鏡へとバン! と強く押し付けたのである。 「あ、ぐぅっ……! か、鏡が、つめた……っ、んんっ!!」  ひやりと冷たい浴室鏡のガラス面に、椿姫の赤い頬と、縛り上げられて突き出された白い双丘、そして汗ばんだお腹がべったりと押し潰された。  ガラスに押し付けられた乳房が平たく広がり、硬く勃起した二つの乳首が鏡の表面に強く擦り付けられる。  しかも、彼女の後ろからは、黒い影の塊がまるで大柄な男の上半身のような形をとって覆いかぶさり、彼女のお尻を背後から強く押さえつけて、腰だけを後ろへ突き出させる「立ちバック」のような姿勢を強制したのだ。 『見ろ、目の前の鏡を。貴様の乳房が潰れ、そのすぐ向こうに余の顔がある。そして貴様の後ろでは、顔も知らぬ男どもがこうして貴様の腰を掴み、後ろから容赦なく突き上げてくるのだ』 「いや、あぁっ……! 離して、後ろから、押さえつけないでぇっ……!」  鏡に胸と顔を押し付けられて前へも動けず、背後からは冷たく巨大な影の質量にのしかかられて逃げることもできない。  その完全な拘束状態の中で、椿姫のけつまんこに突き刺さっていた太い触手が、これまで以上に激しく、重たいストロークでズボズボと腰を打ち付けるようにピストンを始めた。  ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずぼぉっ……!  濡れた肉と影がぶつかり合う音が浴室に響き渡り、その衝撃のたびに、椿姫の白い双丘が鏡のガラス面の上で上下にズルズルと擦れ動く。  キュッ、キュッとガラスと乳首が擦れる音。自分の体温で曇った鏡に、自分の乳首と乳房の形がくっきりと描き出され、それがピストンのたびに乱暴に塗り潰されていく。 「あ、ひゃっ、あぁっ……! おっぱい、鏡で擦れて、ヒリヒリしますわぁっ……! お尻も、おく、奥まで当たって……っ!」  さらに、背後から覆いかぶさった影から何本もの細い触手が伸び、椿姫の全身のあらゆる性感帯へと一斉に襲いかかった。  二本の触手が彼女の脇の下から前へと回り込み、鏡と乳房の隙間に無理やり滑り込んで、押し潰された乳首をガラスとの間でゴリゴリと挟み潰すように転がす。  別の触手は彼女の耳たぶと白い項(うなじ)に吸い付き、氷のように冷たい舌で耳の穴の奥までジュルジュルと舐め回しながら、敏感な脇腹から太腿の付け根、そして鼠径部のリンパ節に沿ってゾワゾワと這い回った。 「ひぃっ、あ、あぁっ……! 耳、だめぇっ……! そこ、兄さんにしか、触れさせたくない場所なのにぃっ……!」  そして、最も太く獰猛なもう一本の触手が、後ろから彼女の閉じた太腿の間へと割り込み、鏡と下腹部の隙間で熱く濡れそぼっている前の秘裂――処女膜の入り口とクリトリスを、下から上へと持ち上げるようにして激しく擦り上げた。  文字通り、隙間のない全身への同時陵辱。  処女膜というたった一枚の薄い境界線だけを残して、口も、耳も、首筋も、乳房も、乳首も、脇腹も、クリトリスも、浅い膣口も、そして後ろのけつまんこの最奥までもが、黒い影によって完全に支配され、蹂躙し尽くされていく。 『どうだ、椿姫! これが男どもに組み敷かれ、全身を玩具にされる感覚だ! 嫌か? 惨めか? だが、この惨めさの果てにこそ、兄・はじめの永遠の愛と庇護が待っているのだぞ! 貴様がこの苦痛に耐え、処女を捧げて傷つけば傷つくほど、兄は貴様を抱きしめて涙を流すのだ!』 「あ、あぁっ、兄、さん……っ! 私、兄さんのためなら……っ、でも、これ、気持ちよすぎて、こわいぃっ……!」  けつまんこの奥を突く触手が、直腸の壁越しに子宮の真裏をゴリッ、ゴリッと強く抉り上げる。  処女であるはずの前の膣が、後ろからの圧迫によってまるで本当に肉棒で犯されているかのように錯覚し、誰も入っていないはずの膣内がギュウウッと激しく収縮して、処女膜の隙間から愛液をドクドクと吐き出した。  鏡のガラス面を、椿姫の口から垂れた唾液と、目から溢れた涙が伝い落ち、押し潰された乳房の谷間を濡らして、そのまま下腹部と鏡の間で泡立つ愛液と混ざり合う。 「いくっ……また、お尻で、いっちゃいますわぁっ……! 化け物に、全身ぐちゃぐちゃにされて……っ、あ、あぁぁっ――!!」  全身がぎゅーっと弓のように反り返り――いや、鏡に押し付けられたままぎゅーっと硬直し、椿姫は三度目の、これまでで最も深く激しい絶頂へと突き落とされた。  ぷしゅっ、びちゃびちゃっ! と前の秘裂から噴き出した透明な潮が、鏡の下部と床のタイルを激しく濡らす。  けつまんこが触手を万力のように強く締め付け、全身の筋肉がガクガクと痙攣して、目の前がチカチカと明滅した。 「あ……っ、はぁ、はぁ……う、ぅ……」  絶頂の波が過ぎ去ると同時に、彼女の身体を鏡に押し付けていた影の拘束が、ふっと緩んだ。  支えを失った椿姫の白い肉体は、鏡のガラス面に自分の汗と唾液と愛液の跡をべったりと残しながら、ズルズルと床へと滑り落ちた。  しかし、彼女はそのままタイルの上に倒れ込むことはしなかった。  異常な熱と快楽に脳を焼かれ、このままでは本当にこの黒い影の言いなりになって気が狂ってしまうという本能的な危機感が、彼女に最後の力を振り絞らせたのだ。 「つ、冷たい水を……っ! 頭から、水を浴びなければ……っ!」  椿姫は床を這うようにしてシャワーのカランの下へと移動すると、震える右手を伸ばし、まだお湯に切り替わっていない「水」の蛇口を、力任せに全開へとひねったのだった。 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第四幕:冷水シャワーの洗礼とシャドウの侵蝕責め)  午後五時三十分。  キュッ、と金属のカランが限界までひねられると同時に、頭上のシャワーフックに固定されたヘッドから、まだ給湯器の火が通っていない氷のように冷たい水道水が、激しい水圧を伴ってザァァァッ!! と一斉に降り注いだ。 「ひっ――!? あ、くぅぅっ……!!」  頭頂部から肩、そして火照りきっていた白い双丘へと、無数の氷の針のような水流が容赦なく叩きつけられる。  あまりの冷たさに、椿姫の肺から空気が一気に押し出され、彼女は心臓を鷲掴みにされたように目を白黒させてその場にうずくまった。  まだ五月に入ったばかりの水道水は、夕暮れの冷え込みも相まって、体温を奪うには十分すぎるほど冷たかった。  先ほどまで汗と唾液、そして自らの愛液でぬるぬると汚れていた黒髪が、一瞬にして冷水を含んで重たく濡れそぼり、まるで黒い海藻のように彼女の青白い頬や首筋、そして豊かな乳房へとべったりと張り付いていく。 「はぁ、はぁっ……つ、冷たい……っ、でも、これで……っ!」  椿姫はガタガタと震える両腕で自分の肩を抱きしめながら、降り注ぐ冷水のカーテンの中で必死に顔を上げた。  冷たい水が額から瞼、そして半開きになった唇へと流れ込み、口の中に残っていた胃液の酸味と、先ほど影の触手に喉奥を犯されたときの悍ましい感触を洗い流していく。  白い素肌の表面に付着していた粘液も、水流に打たれて泡立ちながら太腿を伝い、タイルの床へと流れ落ちていく。  これでいい。  この刺すような冷たさで、自分の浅ましい発情も、二十九回分の記憶が引き起こす異常な疼きも、そしてあの「見知らぬ男たちに処女を捧げる」という狂った天啓も、すべて凍りつかせて消してしまえばいいのだ。  ――だが。  椿姫のそんな悲痛な願いを嘲笑うかのように、彼女の肉体は冷水の中でまったく逆の反応を示し始めていた。 「あ、んっ……! な、んで……っ、おっぱい、こんなに、痛いくらいに尖って……っ」  頭から降り注ぐ冷たい水の粒が、彼女の白い双丘の上で激しく弾ける。  すると、冷気による急激な収縮と、水圧による連続的な打撃刺激が重なり合い、彼女の二つの乳首は引っ込むどころか、まるで小石か氷の結晶のようにカチカチに硬く勃起し、痛々しいほど赤く充血してピンと上を向いてしまったのだ。  シャワーの水流がその硬くなりきった乳首の先端をバチバチと直撃するたびに、針で突かれるような鋭い痛みとともに、乳腺の奥からジーンと痺れるような異常な快感が湧き上がってくる。  それだけではない。  外側の皮膚が氷のように冷やされれば冷やされるほど、体の芯――下腹部の奥にある子宮と、愛液を溢れさせ続けていた膣腔、そして先ほど太い影の触手に拡張されたばかりのけつまんこの内部だけが、まるで熱湯を注ぎ込まれたかのようにカァッと熱く燃え上がり、その温度差によって気が狂いそうなほどの疼きを生み出していたのである。 「う、そ……っ、こんなに冷たい水を浴びているのに……っ、お腹の奥が、熱い……っ! 消えてくれませんわ……っ!」  椿姫はたまらず、壁のフックからシャワーヘッドを乱暴に引き抜いた。  そして、震える右手でそのシャワーヘッドを握りしめると、何を思ったか、冷水が勢いよく噴き出す散水板を、自らの熱く疼く股間――開いた太腿の間の秘裂へと、至近距離から直接押し当てたのである。 「いや、あぁっ――!! つ、冷たいぃっ、あ、あぁっ……!!」  ジョロロロッ! と激しい水圧の冷水が、無防備な小陰唇と、包皮から剥き出しになったクリトリス、そして純潔の処女膜の入り口へと直撃した。  この熱を冷まさなければ。このおまんこの奥で疼いている、二十九回分の卑しい記憶を、冷たい水で洗い流してしまわなければ。  そう思ってやったはずの行為だった。  しかし、強い水圧の冷水が過敏になりきったクリトリスをマシンガンのように打ち据え、処女膜の小さな孔へと冷たい水が押し込まれた瞬間、椿姫の脳髄を貫いたのは、鎮静ではなく、暴力的なまでの「冷水責め」の快楽だった。 「あ、あぁっ、いやぁっ……! み、水が、おまんこに当たって……っ、冷たいのに、クリトリスが、ビリビリって……っ!」  シャワーヘッドを股間に押し付けたまま、椿姫の白い太腿がガクガクと痙攣し、腰がひとりでに前へと突き出される。  冷たい水流が秘裂の粘膜を押し広げ、中から溢れ出る熱い愛液を瞬時に冷やしながら弾き飛ばしていく。熱い粘膜と氷のような水流がぶつかり合うその極端なコントラストが、彼女の神経を麻痺させ、痛みと快感の境界線を完全に破壊していた。  彼女は熱に浮かされたように、シャワーヘッドの角度を少しずつ変え、水流をクリトリスから膣口、そして会陰を越えて後ろのけつまんこの窄まりへと滑らせた。 「んくぅっ、あぁっ……! お尻の穴にも、冷たいお水が……っ、中まで、入ってきそうですわぁっ……!」  先ほどまで太い触手を咥え込んでいたけつまんこは、冷水の刺激に驚いてきゅうっと強く収縮するが、強い水圧がその皺の一つ一つを洗い上げるように刺激し、直腸の入り口をひんやりと冷やしていく。  左手では、冷水に打たれて石のように硬くなった自分の乳首を爪で強く摘まみ上げ、右手ではシャワーヘッドを股間に押し付けて冷水でクリトリスとけつまんこを責め立てる。  ザーザーと響くシャワーの水音の中で、全裸の少女が髪を振り乱し、青白い肌を鳥肌立たせながら悶え喘ぐその光景は、もはや正気の沙汰ではなかった。  ――その時である。 『クク……冷水を浴びて正気に戻るどころか、シャワーの水圧でオナニーを始めるとはな。どこまで救いようのない牝だ、貴様は』  背後から、シャワーの水音よりも冷たく、そして重苦しいシャドウの声が響いた。  ハッと椿姫が振り返ろうとした瞬間、洗い場の床に溜まっていた冷たい水溜まりが、まるで生き物のように真っ黒なタールへと変質し、彼女の足元から無数の黒い触手がブワッと一斉に立ち昇った。 「きゃ、あぁっ――!?」  椿姫の右手からシャワーヘッドが叩き落とされ、床の上で暴れながら冷水を撒き散らす。さらに頭上の配管からも再び冷水が降り注ぎ始める中、背後から伸びた十数本もの太い影の触手が、椿姫の白い両手首と両足首、そして細い腰へと瞬く間に絡みついた。  そして、そのまま彼女の全裸の肉体を持ち上げると、浴室の冷たいタイル壁へと、背中からバン!! と乱暴に叩きつけるように押し付けたのである。 「あ、ぐっ……! い、痛いっ……背中が、冷たい……っ!」  氷のように冷え切った壁のタイルに、濡れた背中とお尻がべったりと密着する。  両腕は頭の上へと高く引き上げられて左右に開かれ、両脚もまた、足首を触手に掴まれて壁の上で大きくM字に開かされたまま、タイルへと縫い留められるように固定された。  まるで十字架に架けられた罪人か、あるいは解剖台の上に磔にされた実験動物のような、完全無防備で屈辱的な拘束姿勢。  頭上からは容赦なく冷水シャワーが降り注ぎ、彼女の顔から胸、そして大きく開かれた股間へと滝のように流れ落ちていく。 「いや……っ、離して、離しなさいっ……! さむい、冷たいですわ……っ!」  椿姫が壁の上で必死に身を捩ると、彼女の真正面の空間――降り注ぐ冷水のカーテンの向こう側に、黒い影が凝縮し、シャドウの姿がゆらりと浮かび上がった。  シャドウは、壁に磔にされてガタガタと震える椿姫のすぐ目の前まで歩み寄ると、その白い顎を氷のように冷たい指先でクイッと持ち上げ、耳元へと唇を寄せてひややかに囁いた。 『その通りだ、椿姫。先ほど貴様は「化け物に身を明け渡すのと何が違うのか」と叫んだな。……余が「余に身を捧げよ」と言ったのは、まさにこのことよ』  シャドウの黒い瞳が、至近距離で椿姫の怯える瞳を射抜く。 『貴様がその誇り高き純潔を、見知らぬ豚どもの泥靴の下に投げ出し、汚濁と陵辱に塗れさせて生贄となること……それこそが、兄・はじめの魂を永遠に貴様へと縛り付ける唯一の呪いであり、聖なる儀式なのだ。そして今、余がその儀式の予行演習を、この冷たい水の中で完遂してやろう』 「よ、予行演習……っ? やめて、何を……っ、ひゃ、あぁっ!?」  椿姫の悲鳴が浴室に木霊した。  彼女の大きくM字に開かされた白い太腿の間へと、床から伸び上がったひときわ太く、そして表面が氷のように冷たくヌメった黒い触手の群れが、一気に押し寄せてきたのである。  まず二本の触手が、彼女の濡れそぼった大陰唇と小陰唇を左右へと乱暴に引き裂くように押し広げた。  冷たいシャワーの水が、剥き出しになった赤い膣口と、その奥で震える純白の処女膜へと直接降り注ぐ。  そして、その中心へと、先端が亀頭のように丸く膨らんだ氷のように冷たい触手が、狙いを定めるようにピタリと押し当てられた。 「いや、あぁっ……! そこは、だめっ……! そこは、私の処女が……兄さんのための、初めてがある場所なのよぉっ……! やめて、入れないでぇっ!!」  椿姫は首を激しく振って懇願した。  これまでの自慰でも、そして先ほどの鏡の前での責めでも、処女膜の奥へと本格的に何かをねじ込まれることだけはなかった。  だが今、股間に当てられている影の触手は、明らかにその薄い膜を押し広げ、彼女の「純潔」そのものを侵蝕しようとしていた。 『喚くな。貴様が男どもの前に出たとき、連中が「やめて」と言われて止まるとでも思っているのか? ほら、味わえ……これが、処女を力づくで抉じ開けられる痛みだ!』  グイッ、ズプリ……!  シャドウの無慈悲な声とともに、氷のように冷たくヌメった触手の先端が、椿姫の小さな膣口へと力づくでねじ込まれた。 「い、ぎゃ、あぁぁっ――!! いた、痛いぃっ、冷たい、裂けちゃうぅっ……!!」  喉が張り裂けんばかりの絶叫が上がった。  触手の先端は、処女膜を完全に突き破って消し去ることこそしなかったものの、その薄い膜の中央にある小さな孔を限界までぎゅーっと押し広げ、膜が今にもブチブチと引き千切れそうになるギリギリの太さと深さで、浅い膣内へとグリグリとめり込んできたのである。  処女膜が内側から強く引っ張られる、焼けるような激痛。  しかも、侵入してきた触手は氷のように冷たく、それが本来なら熱い血液が通っているはずの処女の膣壁を内側から容赦なく凍えさせる。 「あ、ぐっ、うぅぅっ……! いた、い……っ、おまんこ、千切れちゃいますわ……っ! 冷たいのが、入って、ぐりぐりって……っ!」  涙と冷水が混ざり合って椿姫の顔を洗い流す。  しかし、地獄はそれだけでは終わらなかった。  前の処女膜を押し広げられて激痛に喘ぐ彼女の身体がぎゅーっと硬直した瞬間、もう一本の、さらに太く節くれだった黒い触手が、彼女のお尻の谷間を割り、後ろのけつまんこの窄まりへと一気に根元まで突き上げられたのだ。 「ひ、いっ――!? あ、あぁぁっ、お尻もぉっ……!?」  ズボォッ!! と重たい音を立てて、氷の塊のような触手が直腸の最奥までを一気に貫いた。  前の膣口は処女膜を押し広げられる浅く鋭い激痛に苛まれ、後ろのけつまんこは腹の底まで届く太く冷たい異物によって完全に埋め尽くされる。  さらに、彼女の頭上から降り注ぐ冷水シャワーの中で、別の数本の触手が彼女の白い双丘に巻き付き、石のように硬くなった二つの乳首に吸い付いて、冷たい水と一緒にチュウウッと乱暴に吸い上げ始めた。 「いやぁっ、あ、あぁっ……! つめ、たいっ、痛いっ……! なのに、なにこれぇっ……!」  椿姫の脳内で、感覚のパニックが起きていた。  外からは冷水シャワーが降り注ぎ、前後の穴にねじ込まれた触手も氷のように冷たい。処女膜は引き裂かれそうな激痛を訴えている。  それなのに――その氷のような触手が、浅い膣口の内側にあるGスポットと、直腸の壁越しにある子宮の裏側を、同時にゴリゴリと強く抉り始めた途端、彼女の体の芯から、まるでマグマのような異常な熱がドクンドクンと噴き出してきたのである。 『ほら、どうした椿姫! 痛いか? 冷たいか? だが、貴様のその処女膜の奥からは、なぜこんなにも熱い蜜が滝のように溢れ出しておるのだ!?』  シャドウが冷たく言い放つ通り、椿姫の処女膜を押し広げている触手の周りからは、冷水とは比較にならないほど熱く粘り気のある愛液が、じゅわっ、どくっ、と次々に湧き出し、冷たい触手の表面をぬるぬると温めていた。  処女膜が引っ張られるキリキリとした痛みと、冷水による凍えるような寒気。その極限のストレスの中で、彼女の二十九回分の記憶を持つ性感帯だけが異常な興奮状態に陥り、苦痛をそのまま強烈な性的快感へと変換して暴走し始めていたのだ。 「ちが、うっ……! これ、は……っ、痛いのと、冷たいのが、混ざって……っ、お腹の芯が、勝手に、熱くなって……っ、あ、あぁんっ!!」  壁に磔にされたまま、椿姫の白い腰が触手のピストンに合わせてガクガクと跳ねる。  前の触手は、処女膜の縁を引っ掛けるようにして浅く小刻みにズチュ、ズチュ、と出し入れされ、そのたびに薄い膜がピンと張って、破瓜寸前の鋭い痛みと痺れを膣口に走らせる。  同時に、包皮を剥かれたクリトリスには別の細い触手が巻き付き、氷水の中でその敏感な豆をギリギリと締め上げては、先端を高速で弾き続けた。  そして後ろのけつまんこでは、太い触手が容赦のないフルストロークでズボズボと抜き差しされ、冷え切ったお尻の穴を摩擦熱で火傷しそうなほど激しく擦り上げていく。 「あ、ひゃっ、あぁっ……! ま、前のおまんこ、膜が、引っ張られて、痛いぃっ……! でも、クリトリスとお尻が、気持ちよすぎて……っ、あたま、おかしくなっちゃいますわぁっ……!」  苦悶と快楽が入り混じった、濁った喘ぎ声が、シャワーの水音と混ざり合って浴室のタイル壁に反響する。  濡れそぼった黒髪が顔に張り付き、その隙間から覗く椿姫の瞳は、焦点が合わずに白黒と上を向いていた。  冷水に打たれながら、白い双丘が触手の揉みしだきによって赤く変形し、硬く尖った乳首が引っ張られてビクビクと震える。  もし、本当に男たちに輪姦されるときも、こんな風になるのだろうか。  最初は処女膜を破られる激痛と、汚らわしい男たちに組み敷かれる恐怖に泣き叫びながら――やがてこの二十九回分の記憶を持つ淫乱な肉体が、男たちの乱暴なピストンと複数穴への同時挿入に反応してしまい、痛みの奥から湧き上がる快楽に負けて、豚どもの下でみっともなくイキ狂ってしまうのではないだろうか。 『そうだ。貴様は必ずイキ狂うぞ、椿姫』  彼女の胸の内を読み取ったかのように、シャドウが耳元で残酷に囁いた。 『貴様がどれほど心で兄を想っていようと、男どもの太い肉棒でこの処女膜をブチ破られ、熱い精液を子宮に注ぎ込まれれば、貴様のその開発され尽くした身体は歓喜に震えて絶頂するのだ。その究極の自己嫌悪と背徳の中でこそ、貴様は本物の「悲劇の聖女」へと生まれ変わるのだよ!』 「いや、あぁっ……! そんなの、絶対、嫌ですわぁっ……! 男たちの、おちんちんでイクなんて……っ、私は、兄さんだけの……っ、いや、あぁぁっ――!!」  言葉の途中で、前の処女膜を押し広げていた触手が、少しだけ深くグイッと奥へと踏み込み、同時にけつまんこの触手が直腸の最奥を強く突き上げた。  前後の粘膜が挟み撃ちにされ、処女膜が千切れるかと思うほどの激痛と、子宮を直接揺さぶられるような重たい快感が同時に炸裂する。 (一万文字担保・追加官能描写:冷水下の連続絶頂とシャドウによる疑似破瓜・疑似中出し責め) 「あ、あぁっ、抜いてぇっ……! そこ、これ以上奥に入れたら、膜が、破れちゃいますわぁっ……!」  椿姫は壁に押し付けられたまま、背中をぎゅーっと反らせて絶叫した。  しかしシャドウの触手は少しも容赦しない。もちろん、ここで本当に処女膜を破ってしまっては、本番である男たちとの凌辱劇で流すべき「純潔の血」が失われてしまう。だからこそシャドウは、膜が破れないギリギリの張力を保ったまま、その薄い膜の裏側と膣口の輪を、無数の細かい突起でザラザラと削るように擦り上げたのだ。  それは、実際に処女を奪われるよりもある意味で残酷な、永遠に終わらない「破瓜寸前の拷問」であった。 「ひぃっ、あ、あぁっ……! ま、膜の裏側、擦れて……っ、痛いのに、おまんこの入り口、ジンジンして……っ!」  さらに、彼女の大きく開かれた両脚の太腿の内側や、冷水に打たれて震えるお腹の上を、何本もの黒い触手が這い回り、白い肌の上にまるで縄の跡のような赤い鬱血のラインを刻み込んでいく。  二本の触手が彼女の左右の乳首を強く挟み込み、牛乳を搾るかのように根元から先端へとギュウウッと扱き上げた。  冷たい水の中で、乳首の先端がぷっくりと膨れ上がり、あまりの刺激の強さに乳腺の奥がチリチリと焼けつくような錯覚に襲われる。 「あ、くぅっ、おっぱい、痛いっ……! 乳首、千切れちゃいますわ……っ! 冷たいお水と、この化け物の触手で、私の身体、ぐちゃぐちゃに……っ!」  そして、彼女の口元へと再び一本の太い触手が迫り、喘ぎ声を上げていた桜色の唇へとズプリとねじ込まれた。  ただし今度は、喉奥まで一気に突き入れるのではなく、彼女の舌の上で亀頭のような先端をぐりぐりと押し付け、口の中いっぱいに「氷のように冷たく、そして鉄錆と精臭の混じったような粘液」をドクドクと吐き出し始めたのである。 「んぐっ!? ん、むぐぅっ……! ごくっ、んんっ……!!」  口の中が冷たい粘液で満たされ、息をするためにはそれを飲み込むしかない。  椿姫が涙を流しながら喉を鳴らしてその不気味な液体を嚥下すると、シャドウが耳元で満足げに笑った。 『クク、いい飲みっぷりだ。本番では、その何倍もの濃くて臭い男どもの精液を、口からも、前のおまんこからも、後ろのけつまんこからも、溢れるほど注ぎ込まれるのだぞ。ほら、下の穴にもたっぷりと注いでやろう!』  その言葉と同時に、椿姫の処女膜の入り口に押し当てられていた触手と、けつまんこの最奥まで突き刺さっていた太い触手が、ビクン、ビクンと激しく脈打ち始めた。  そして次の瞬間――。  プシュウウウッ、ドクドクドクッ!!  前後の二つの穴へと、まるで本物の射精のような勢いで、大量の黒い粘液――しかし今度は氷のように冷たいのではなく、火傷しそうなほど熱い粘液が、一気に注ぎ込まれたのである。 「いやあ、あぁぁっ――!!? んぐっ、あ、あぁっ……!!」  口を塞がれたまま、椿姫の全身が感電したかのように激しく跳ね上がった。  外からは氷のように冷たいシャワーの水が降り注いでいるというのに、処女膜の隙間から膣内へと押し込まれた液体と、けつまんこの奥深くへとぶちまけられた液体は、まるで溶けた鉛のように熱く、彼女の内臓を内側からドロドロに溶かしていくかのような錯覚をもたらした。  前の膣腔が熱い液体でパンパンに満たされ、まだ破られていない処女膜が内側の圧力によってぷっくりと外へと膨らむ。  後ろの直腸もまた、大量の熱い粘液によって風船のように押し広げられ、お腹の奥がいっぱいと音を立てて重たくなる。 (あ、熱い……っ! 外はこんなに冷たいのに、お腹の中だけ、熱い精液みたいなのが、いっぱいに入ってきて……っ! 処女膜の奥が、熱いので満たされて……っ!)  冷気と灼熱。  激痛と快楽。  純潔を守りたいという悲鳴と、犯され尽くしたいという肉体の本能。  そのすべてが臨界点を突破し、椿姫の頭の中で真っ白な閃光が弾けた。 「んんっ、んぐぅぅっ――!! あ、あぁぁぁっ……!!」  口から触手が抜けると同時に、椿姫は首をぎゅーっと後ろへ反らせ、冷水シャワーの飛沫の中で、魂が抜けるほど激しい絶頂へと達した。  処女膜の小さな孔から、注ぎ込まれた熱い粘液と彼女自身の愛液が混ざり合い、白い泡を立てながらピューッと勢いよく噴き出す。  同時に、けつまんこから太い触手がズポッと引き抜かれると、ぽっかりと開いたままになったお尻の穴からも、白濁した熱い粘液がどろどろと太腿の裏側を伝って垂れ落ちてきた。  壁に磔にされたまま、椿姫の白い四肢がガクガクと小刻みに痙攣し、目からは涙が、口からは唾液が、そして前後の穴からは淫らな蜜と粘液が止めどなく溢れ出し、冷水シャワーに打たれて洗い場の床へと流れ落ちていく。 「あ……っ、はぁ、はぁ……っ、あ、あぁ……」  まだ続く余韻の痙攣に、白い双丘が波打ち、硬く尖った乳首が冷水の中でビクビクと震えている。  これほどまでに激しく、これほどまでに惨めにイかされたというのに、彼女の身体を壁に縫い留めていたシャドウの触手は、まだその拘束を解こうとはせず、彼女の太腿の間で次の責め苦を狙うかのようにぬるぬると蠢いていた。  ――まさに、その時だった。  コン、コン。  シャワーの水音と、換気扇の鈍い回転音を切り裂くようにして、浴室の外――洗面所(脱衣所)の引き戸が、外側から軽くノックされる音が響いたのである。 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第五幕:扉越しの呼び声と、光と奈落の分水嶺)  午後六時。外はすでに日が沈みかけ、水無月家の廊下には夕暮れの静寂が満ちていた。  コン、コン――と、洗面所の引き戸を優しく叩く音がもう一度響き、それに続いて、椿姫がこの世で最も愛してやまない、屈託のない温かい声が扉越しに届いた。 「椿姫ー? お風呂、長くないか? さっきからずっとシャワーの音ばっかりしてるけど、湯あたりでもしてないか?」  兄・水無月はじめの声だった。  リビングで大学のレポートを片付けていた彼が、夕方からずっと浴室にこもったまま出てこない妹の体調を気遣って、わざわざ様子を見に来てくれたのだ。  そのあまりにも無垢で、あまりにも優しい兄の声を聞いた瞬間、冷水シャワーの下で壁に磔にされていた椿姫の全身が、雷に打たれたかのようにびくんと激しく震えた。 (あ……っ、兄、さん……っ!?)  血の気が引く。  もし今、兄が心配して洗面所の戸を開けようとしたら――幸い洗面所の内鍵は閉めてあるが、万が一にもこの浴室の中を覗かれたらどうなるか。  洗面所の床には、ボタンが千切れ飛んだブラウスや、愛液でぐしょぐしょに濡れたショーツが散乱している。そして曇りガラスの折れ戸の向こう側では、全裸の自分が爪痕だらけの白い双丘を晒し、前後の穴から白濁した粘液と愛液を垂れ流しながら、黒い影の触手に絡みつかれているのだ。 「つ、椿姫? おーい、聞こえてるか?」  返事がないことを訝しんだのか、洗面所の引き戸の向こうで、兄の気配がさらに近づき、ドアノブに手がかけられるような微かな金属音がした。  答えなければ。今すぐ、何事もないいつもの清楚な妹の声で、兄を安心させてリビングへと追い返さなければ!  椿姫が必死にシャワーのカランを止めようと視線を動かした、まさにその瞬間――。 『クク……良いところに来たではないか、貴様の愛しい兄上が。さあ、声を聞かせてやれ、椿姫。ただし……この状態で、な』  シャドウのひややかな囁きとともに、一度は引き抜かれていた黒い触手が、再び椿姫の下半身へと襲いかかった。  しかも今度は、声を上げさせようとするかのように、先ほどよりもさらに太く膨れ上がった触手が、まだぽっかりと緩んでいた後ろのけつまんこへと、ズボォッ!! と根元まで一気に突き刺さり、別の二本の触手が彼女の過敏になりきったクリトリスと、処女膜の入り口へと同時に吸い付いたのである。 「んぎっ――!? ふ、ぐぅぅっ……!!」  危うく飛び出しそうになった絶叫を、椿姫は自分の唇を血が滲むほど強く噛みしめることで、辛うじて喉の奥へと押し殺した。  しかし、彼女の意思に反して、けつまんこの最奥を突かれた衝撃で白い背中がぎゅーっと反り返り、壁のタイルに後頭部がゴツンとぶつかる。  さらにシャドウは、椿姫の片手を拘束から解き放つと、その手を誘導して無理やりシャワーのカランをひねらせ、ザァァァッという水音をピタリと止めさせてしまったのだ。  水音が消えたことで、浴室の密室には、不気味なほどの静寂が降り立った。  今や、少しでも喘ぎ声を漏らせば、あるいは触手が彼女の濡れた粘膜を掻き回す「ぐちゅっ、ぬちゅっ」という卑猥な水音が少しでも大きく響けば、曇りガラスの折れ戸と狭い洗面所を隔てたすぐ向こうにいる兄の耳に、すべて筒抜けになってしまう! 『ほら、どうした? シャワーが止まったぞ。早く返事をせねば、心配した兄上が鍵を壊して入ってくるかもしれぬぞ?』  シャドウが耳元で悪魔のように囁きながら、椿姫のけつまんこに埋め込んだ太い触手を、わざとゆっくりと、粘막の襞を一つ残らず裏返すようなねっとりとした動きでズチュウウッ、グチュウウッと抜き差しし始めた。  同時に、白い双丘に巻き付いた触手が、冷水で硬くなっていた二つの乳首を爪で引っ掻くようにコリコリと転がし、クリトリスに吸い付いた吸盤がジュルジュルと音を立てて敏感な豆を吸い上げる。 (や、めて……っ! いま、兄さんがそこにいるのに……っ! こんな、お尻とおまんこを同時にいじられたら、声が、出てしまいますわ……っ!)  椿姫は涙目で首を振り、自由になった右手で自分の口元を必死に押さえた。  しかし、扉の向こうからは、再び兄の優しい声が響く。 「椿姫? シャワー止まったな。大丈夫か? なんか気分でも悪いのか?」  答えなければならない。  椿姫は口元を押さえていた右手をゆっくりと下ろし、腹の底――今まさに太い触手によって直腸の壁越しにゴリゴリと抉り上げられている下腹部に必死に力を込めて、震える声帯からどうにか言葉を絞り出した。 「だ、大丈夫……ですわ……兄、さん……っ」  声を出すために喉を開いた瞬間、けつまんこの中の触手が、直腸の奥の一番敏感な場所――前の処女膣のGスポットの真裏にあたる部分を、グイッ! と強く押し上げた。 「――っ、ん、くぅっ……!」  語尾が甘く裏返りそうになり、椿姫は慌てて自分の舌を噛んだ。  自分の声が、こんなにも艶めかしく、こんなにも熱く湿っていることに、自分自身で身の毛がよだつ。  扉の向こうの兄に怪しまれないよう、彼女は壁の上で触手に股間をぐちゃぐちゃに掻き回されながら、必死に平静を装って言葉を続けた。 「す、少し……考え事を、しておりましたの……。お湯に、浸かって……すぐ、上がりますから……っ、んっ……」  話している最中も、シャドウの責め苦は少しも止まらない。  それどころか、「兄と会話をしている」という極限の緊張感と背徳感が、椿姫の二十九回分の記憶を持つ肉体をかつてないほど鋭敏にさせていた。  薄い扉のすぐ向こうには、自分が世界で一番愛している兄がいる。  その兄に「大丈夫ですわ」と清楚な妹の声で嘘をつきながら、実際には全裸で壁に押し付けられ、処女膜の入り口からだらだらと愛液を垂れ流し、後ろのけつまんこを極太の異物でズボズボと犯されて、快感に膝をガクガクと震わせているのだ。 「そうか、考え事か。まあ、あんまり長湯してのぼせるなよ。昼のパスタ、ちょっと量多かったかなって気になってたんだ。夕飯、何がいいか考えておいてくれよな」  兄の声は、どこまでも温かく、日常の光そのものだった。  昼に作ってくれたトマトパスタのことを、兄はまだ気にかけてくれていたのだ。自分がさっき、その大切なパスタを洗面ボウルにすべて吐き出してしまったことも知らずに。  その優しさが胸に染み渡ると同時に、シャドウが椿姫の耳元で、氷の刃のような言葉を突き立てた。 『聞こえたか、あの優しい声を。「夕飯、何がいいか考えておいてくれ」だと。……だがな、椿姫。貴様がこのまま純潔を守って指をくわえていれば、二十八日後の夜、あの優しい声は貴様ではなく、病院のベッドにいる白石に向かってかけられるのだぞ。「お前が元気になったら、何でも好きなものを作ってやるからな」とな!』 「――っ!!」  椿姫の瞳がカッと見開かれた。  そうだ。知っている。そのセリフを、自分は過去のループで実際に聞いたことがある!  男たちに犯されて心を閉ざした白石さんの枕元で、兄のはじめが涙ぐみながら、まるでお姫様に誓いを立てる騎士のように語りかけていたあの光景。そして、病室のドアの隙間からそれを見つめることしかできなかった、あの時の自分の凍りつくような孤独。  あれを、また繰り返すのか?  この扉の向こうにいる優しい兄を、あと二十八日後に、またあの女に奪われるというのか!? 『嫌だろう! 死ぬより嫌なはずだ! ならばイけ、椿姫! 兄の声を聞きながら、兄を独占するために汚れる覚悟を決めて、その淫乱な身体で絶頂してみせろ!!』  シャドウの叱咤とともに、けつまんこの中の触手が高速でピストンを始め、処女膜の入り口に押し当てられた突起が小さな孔をぐりぐりと抉り、さらに二本の触手が彼女の左右の乳首を千切れんばかりに強く引っ張り上げた。 「んっ、んんっ――!!(あ、兄さんっ、いかないで、私を見てぇっ……!!)」  扉の向こうで、「じゃあ、先リビング戻ってるぞー」という兄の声と、遠ざかっていくスリッパの足音が響く。  その足音を耳で追いながら、椿姫は声を完全に押し殺し、口を大きくパクパクと開けて空気だけを吐き出しながら、無音の、しかし脳髄が焼き切れるほど激しい「サイレント絶頂」へと突き落とされた。  ビクン! ガクン! と白い全身が壁の上でぎゅーっと反り返り、処女膜の隙間から透明な愛液がピューッと音を立てて飛び散る。  けつまんこが触手を極限まで締め上げ、お尻の奥から脳天へと突き抜ける白い快感の稲妻に、彼女は白目を剥きそうになりながら、自分の右手の甲に歯を立てて必死に悲鳴を噛み殺し続けた。  兄の足音が完全に廊下の奥へと消え去った瞬間、椿姫の身体を縛り上げていたシャドウの触手が、霧が晴れるようにスッと消滅した。 「ぷはっ……! はぁ、はぁ、あぁっ……! に、兄、さん……っ!」  支えを失った椿姫は、冷たいタイルの床へとドサリと崩れ落ちた。  しかし、彼女の目はもはや浴室の鏡を見てはいなかった。  彼女の視線は、浴室の曇りガラスの折れ戸の向こう――つい今しがたまで兄・はじめが立っていた、洗面所の扉の方へと釘付けになっていた。  扉の向こうの清らかな日常の世界と、自分が今転がっている冷たく汚らわしい浴室の地獄。  だが、その地獄を通らなければ、あの扉の向こうの光は、二十八日後に永遠に他人のものになってしまうのだ。  そのとき、椿姫の胸の奥で、男たちに犯されることへの生理的な恐怖よりも、「兄を失う未来への絶対的な恐怖」の方が、天秤の皿をガツンと音を立てて一気に傾けたのである。 (一万文字担保・追加官能描写:脱衣所への匍匐と兄のシャツを使った倒錯・背徳の匂いフェチ自慰) 「はぁ、はぁっ……兄、さん……っ、行かないで……私を、置いていかないで……っ」  椿姫は冷水と愛液で濡れそぼった全裸のまま、浴室の折れ戸を押し開け、四つん這いで洗面所(脱衣所)の床へと這い出した。  洗面所の空気には、まだほんのりと、扉越しに声をかけてくれた兄・はじめの温かい気配が残っているように感じられた。  彼女は床に散らばった自分の制服の上を這いずり、先ほどまで兄がすぐその向こう側に立っていた洗面所の引き戸へと辿り着くと、その木製の扉の内側に、自分の濡れた頬と白い双丘をべったりと擦り付けた。 「兄さん……っ、兄さん、兄さん……っ」  まるで扉の向こうにいる兄に肌を重ねようとするかのように、彼女は冷たい引き戸の板に自分の乳首を押し付け、熱い吐息を吹きかける。  そして、ふと視線を横へと動かした椿姫の目に、洗濯機の横に置かれた白いランドリーバスケット(洗濯カゴ)が飛び込んできた。  そのカゴの一番上には、兄のはじめが今日大学から帰ってきたときに脱いで放り込んだばかりの、水色のオックスフォードシャツと、灰色のTシャツが丸めて入れられていたのである。 「あ……っ、兄さんの、お洋服……」  椿姫の瞳が、狂おしいほどの執着の熱を帯びてぎらりと光った。  彼女は震える手をランドリーバスケットへと伸ばし、兄が数時間前まで肌につけていたそのシャツとTシャツを、まるで聖遺物か何かのように両手で抱きしめて引きずり出した。  そして、そのまま洗面所の床にへたり込むと、兄のシャツの襟元に自分の顔を深く埋め、思い切り鼻から息を吸い込んだのである。 「ん、はぁぁっ……! 兄さんの、匂い……っ、兄さんの汗と、柔軟剤の、優しい匂いがしますわ……っ」  つい先ほどまで嗅いでいた自分の胃液の酸っぱい匂いや、浴室の湿った排水溝の匂いとはまったく違う、太陽の光と兄の体温が染み込んだ、甘く清潔な匂い。  その匂いが鼻腔から脳髄へと流れ込んだ瞬間、椿姫の下腹部が、今日一番の激しい疼きをもってギュウウッと収縮した。  この匂いだ。  私が二十九回のループのすべてを捧げて愛し抜き、そしてこの三十回目の世界で、何があっても、どんな汚い手段を使ってでも絶対に手に入れなければならないのは、この兄さんの匂い、兄さんの体温、兄さんのすべてなのだ! 「私、裏切りなんかじゃありませんわ……っ! 兄さんを、あの女から守るため……兄さんを、一生私だけのものにするためなら……っ!」  椿姫は片手で兄のTシャツを顔に押し当ててその匂いを深く吸い込みながら、もう片方の手で持っていた兄の水色のシャツを、自らの開いた太腿の間――まだシャドウの熱と自分の愛液でぐしょぐしょに濡れている秘裂へと、ぐっと押し当てた。  柔らかい綿のシャツの布地が、彼女の腫れ上がった小陰唇とクリトリス、そして処女膜の入り口へと密着し、溢れ出ていた透明な蜜をじゅわっと吸い込んで濃い染みを作る。 「あ、んっ……! 兄さんのシャツに、私のお汁が、染み込んで……っ」  なんて背徳的な行為だろう。  兄が着ていた清潔なシャツを、自分の全裸の股間にあてがい、さらにはその布地を細くねじって縄のようにすると、彼女はそれを自分の前の秘裂から後ろのけつまんこの谷間へと食い込ませるようにして、前後にギシギシと擦り動かし始めたのだ。  いわゆる「綱オナニー」のように、兄のシャツが彼女のクリトリスと膣口、そして緩んだばかりのけつまんこの入り口を一꺼に擦り上げる。 「はぁ、あっ、んんっ……! 兄さん、ごめんなさいっ……兄さんのお洋服、私のおまんことお尻の穴で、こんなに汚して……っ、あ、あぁっ……!」  彼女はさらに、顔に押し当てていた兄のTシャツの端を口に咥え、唾液で濡らしながら、空いた片手で自分の白い双丘を乱暴に揉みしだいた。  頭の中では、二つのまったく相反する映像が、猛スピードで交互に明滅している。  一つは、見知らぬ男たちに組み敷かれ、この処女膜を無惨に引き裂かれて泥のように犯される自分の姿。  そしてもう一つは、その傷つき汚れた自分の身体を、扉の向こうにいる優しい兄・はじめが涙を流しながら抱きしめ、「椿姫、俺が一生お前を守るからな」と永遠の愛を誓ってくれる至福の姿。  恐怖と恍惚。凌辱の痛みと独占の悦び。  その二つが、兄のシャツの匂いを媒介にして完全に一つに融合し、椿姫の理性を「狂気の殉教者」へと作り変えていく。 「そうですわ……っ、背に腹は、代えられませんもの……っ! 兄さんを失うくらいなら、あんな男たちに処女を破られることくらい、なんでもありませんわ……っ!」  シャツを股間に食い込ませる手の動きが激しさを増す。  兄のシャツのボタンの硬い部分が、ちょうど彼女のクリトリスと処女膜の入り口にゴリゴリと引っかかり、布地が擦れるたびに小さなボタンが敏感な豆を強く弾き飛ばす。  さらに彼女は、シャツの袖の部分を丸めて、自分の後ろのけつまんこの入り口へとぐいぐいと押し込み、兄の匂いが染み付いた布で自分のお尻の穴まで満たそうとした。 「あ、あぁっ、兄さんのシャツ、ボタンが、クリトリスに当たって……っ! お尻にも、兄さんの匂いが、入ってきますわぁっ……!」  洗面所の床の上で、全裸の少女が兄の洗濯物にまみれ、片足を洗濯機にかけながら激しく腰を振って悶え狂う。  もし男たちに犯されるときも、心の中ではこうして兄さんの匂いを思い出し、兄さんの名前を呼びながら耐え抜けばいい。  私の処女膜を破るのが誰の肉棒であろうと、私のこの身体も、このおまんこも、このけつまんこも、すべては最初から最後まで、兄・はじめのためだけに存在しているのだから! 「兄さんっ……私、あなたのものになるために、壊れてきますわ……っ! 世界で一番、惨めで哀れな妹になって、あなたの心を、一生縛り付けて差し上げます……っ! あ、あぁっ、いく、兄さんの匂いで、いっちゃいますわぁっ――!!」  口に咥えていた兄のTシャツを強く噛みしめ、椿姫は背中をぎゅーっと反らせて、歓喜と絶望が入り混じった強烈な絶頂へと達した。  ぷしゅぅっ、じゅわぁぁっ……!  股間に押し当てられていた兄の水色のシャツが、椿姫の秘裂から噴き出した大量の熱い愛液を吸い込み、まるでバケツの水を被ったかのようにべっとりと重たく濡れ透けていく。  全身をビクビクと痙攣させながら、彼女は愛液と涙と唾液でぐちゃぐちゃになった兄のシャツを胸に抱きしめ、しばらくの間、洗面所の床で荒い息を吐き続けていた。  やがて、ゆっくりと瞼を開いた椿姫の瞳からは、先ほどまでの怯えや迷いは完全に消え失せ、そこには底知れぬ深淵のような狂気と、どこまでもひややかな殉教者の覚悟が、静かに宿っていたのだった。 第11章:純潔の天秤――嘔吐と自己問答 ――(第六幕:熱湯の抱擁と、殉教者の萌芽)  午後六時三十分。  自分の愛液と唾液、そして涙でぐしょぐしょに濡らしてしまった兄のシャツを、椿姫はまるで何事もなかったかのように丁寧に畳み、洗濯機のドラムの一番奥深くへとそっと隠し入れた。後で自分一人でこっそり洗えば、兄に気づかれることはない。  同様に、床に散乱していた自分の制服や、ボタンの取れたブラウス、濡れ透けた下着もすべて拾い上げてまとめると、彼女は再び全裸のまま浴室へと戻り、折れ戸を静かに閉めた。  浴室の中から、先ほどまであれほど執拗に彼女を責め立てていた黒い影(シャドウ)の気配は、すでに跡形もなく消え去っていた。  なぜなら、もはや外部からの脅しや強制など必要ないほどに、水無月椿姫という少女の魂そのものが、その黒い影と完全に同化し、一つのひややかな決意へと結晶化していたからである。 「……お湯を、張りましょう。このまま凍えて風邪でも引いたら、兄さんに余計な心配をかけてしまいますもの」  椿姫は落ち着いた手つきで給湯器のスイッチを入れ、温度設定を普段よりもずっと高い「四十四度」へと引き上げた。  バスタブの栓を閉め、蛇口をひねると、ゴォォォッという音とともに、真っ白な湯気をもうもうと立ち昇らせる熱湯が勢いよく浴槽へと注ぎ込まれ始める。  みるみるうちに浴室の冷え切った空気が白く濃い湯気で満たされ、先ほどまで彼女の乱れた姿を映し出していた鏡も、白いタイル壁も、すべてが乳白色の霧の向こうへとぼんやりと霞んでいった。  やがてバスタブに並々と熱い湯が張り終えると、椿姫は蛇口を止め、その湯気を立てる水面へと、自らの白い素足をゆっくりと沈めた。 「……っ、あ、つぅっ……!」  冷水シャワーと冷たいタイルによって氷のように冷え切っていた足先からふくらはぎへと、無数の針で刺すような強烈な熱湯の刺激が駆け上がる。  普通の人間なら思わず足を引っ込めてしまうような熱さだったが、椿姫は少しも躊躇することなく、そのまま膝、太腿、腰、そして豊かな白い双丘へと、自らの全裸の肉体を倒れ込むようにして熱湯のバスタブへと深く沈めていった。  ザバァァン……と熱いお湯がバスタブの縁から勢いよく溢れ出し、洗い場のタイルの上を流れていく。 「あ、はぁぁぁ……っ……あつ、い……っ、んんっ……」  肩までどっぷりと熱湯に浸かった瞬間、椿姫の口から、魂が溶け出すような深く長い吐息が漏れた。  凍えて青白くなっていた白い素肌が、四十四度の熱湯に包まれて一瞬にして鮮やかな桜色――いや、茹で上がったような艶めかしい朱色へと染まっていく。  皮膚の表面で、先ほど自分が立てた爪痕や、シャドウの触手に擦られた跡が、熱いお湯に触れてヒリヒリと甘く疼いた。  ましてや、散々に弄び尽くされ、充血して腫れ上がっていた彼女の粘膜――二つの乳首と、純潔の処女膜を守る秘裂、そして後ろのけつまんこの入り口にとって、この刺すような熱湯の抱擁は、それ自体が一つの暴力的なまでの愛撫に他ならなかった。 「ん、くぅっ……! お湯が、しみて……っ、おまんこも、お尻も、ジンジンしますわ……っ」  バスタブの中で膝を軽く曲げ、背もたれに後頭部を預けると、お湯の浮力によって彼女の豊かな白い双丘がぷかりと水面に浮かび上がり、ゆらゆらと妖艶に揺れた。  その頂にある二つの乳首は、熱湯に包まれてもなお少しも柔らかくなることはなく、むしろ血行が急激に良くなったことでさらに赤くぷっくりと膨張し、お湯の表面から小さな赤い果実のようにツンと顔を覗かせている。  椿姫は、お湯の中でゆらめく自分の白い身体を、静かに見下ろした。  そして彼女は、自分の右手をゆっくりと持ち上げると、左の胸のふくらみ――心臓の鼓動がドクン、ドクンと力強く脈打っているその場所へと、そっと手のひらを当てた。  深く、静かに、肺の奥の空気をすべて吐き出す。  白い湯気の中で、彼女の濡れた唇が、誰に聞かせるでもなく、ただ自分自身の運命に刻印を打つようにして、ぽつりと動いた。 「……背に腹は、代えられませんわ」  その声は、驚くほど澄み渡り、そして氷のようにひややかだった。  嘔吐と涙、恐怖と絶頂の嵐が吹き荒れた果てに、椿姫の瞳からは、少女らしい迷いや感傷が完全に消え去っていた。 「私のこの処女膜も、この白い肌も、すべては兄さんに捧げるためにあったもの。……けれど、これを綺麗に守ったままでは、兄さんの心はあの白石という女に奪われてしまう。ならば、答えは最初から一つしかありませんでしたのね」  彼女は湯船の中で、自分の両手を二つの乳房へと添え、今度は爪を立てるのではなく、まるでこれから戦場へと送り出す高価な生贄の供物を慈しみ、清めるかのように、お湯の中でゆっくりと、ねっとりとその柔らかい双丘を撫で回し始めた。  熱いお湯が指と乳房の隙間を滑り、ぬるりとした極上の感触を生み出す。 「兄さんを失うくらいなら、私はどんな泥水だって飲み干して差し上げます。見知らぬ豚のような男たちに、この胸を揉みしだかれ、唾液でベトベトにされ、そして……このまだ兄さんにも触れさせていない処女を、力づくで引き裂かれるとしても……ええ、喜んで差し出してあげますわ」  そう口にした瞬間、椿姫の腹の底から、これまでとは比較にならないほど深く、重たく、そしてどこまでも甘美な「殉教者のエクスタシー」が、熱い湯のように湧き上がってきた。  怖いからこそ、おぞましいからこそ、その地獄を兄のために自ら進んで引き受ける自分が、たまらなく気高く、たまらなく愛おしく、そしてたまらなく淫らに思えるのだ。 (一万文字担保・追加官能描写:熱湯のバスタブ内での「生贄の自己調教」と完全なる覚悟の絶頂) 「……ええ、どうせあの男たちに差し出すのですもの。本番で無様に気絶してしまったりしないように……そして、男たちが私の身体にたっぷり溺れて、確実に『凄惨な被害者』を作り上げてくれるように……今のうちに、私自身の手で、この生贄の身体を隅々まで確かめておきましょう」  椿姫の瞳に、妖しくもひややかな光が宿る。  彼女はバスタブの縁に両足を引っ掛けるようにして、お湯の中で自分の白い太腿を、今までで最も大きく、最も無防備に左右へとパカッと開いた。  ちゃぷん、と熱いお湯が波打ち、水中で完全に開かれた彼女の股間――淡いピンク色の秘裂と、その下の小さなけつまんこの窄まりへと、四十四度の熱湯が直接流れ込んでいく。 「あ、んっ……! あついお湯が、おまんこの、ひだの奥まで……っ」  彼女はまず、両手の親指と人差し指で、水面から突き出ている自分の二つの乳首をぎゅっと摘まみ上げた。  熱湯で温められて柔らかくなった乳輪の皮膚と、芯まで熱を持って硬く尖った乳首を、指の腹でねっとりと潰すように捏ね回す。  先ほどまでの冷水での鋭い痛みとは違う、脳がとろけるような甘く重たい快感が、乳腺から胸の奥へとじわじわと広がっていく。 「ん、はぁっ……私のおっぱい……。男たちは、この胸を見て、どんな風に興奮するのかしら……。こんな風に、お湯で柔らかくなった私のおっぱいを、汚い手で乱暴に鷲掴みにして、乳首を歯で噛んで引っ張るのね……っ」  彼女は自分の言葉を実演するように、右手で自分の右の乳房を強く握り込み、バスタブのお湯から持ち上げて、自分の口元へとぐっと引き寄せた。  そして、自分の豊満な乳房の先端――赤く充血した自らの右乳首を、自分の桜色の唇でぱくりと咥え込み、熱い舌でちろちろと舐め回しながら、前歯で甘噛みしてチュウウッと強く吸い上げたのである。 「んちゅっ……じゅるっ、ん、ふぅっ……! あ、自分の乳首、吸うの、すごく、えっちですわ……っ」  自分の舌で自分の乳首を転がし、吸い上げる。  口の中の温かさと、乳首から伝わる鋭い快感がループして、椿姫の背筋がぞくぞくと震えた。  こうして男たちに乳首を吸われながら、自分の下のおまんこは、彼らの太い肉棒によって容赦なく突き上げられるのだ。  椿姫は自分の乳首を口に含んでちゅぱちゅぱと音を立てて吸い続けながら、両手を水中へと沈め、大きく開かれた自らの股間へと指先を伸ばした。  お湯の中だというのに、彼女の秘裂の周りは、溢れ出る濃厚な愛液によって周囲のお湯よりもさらにぬるぬると粘度を増していた。  彼女は左手の二本の指で左右の小陰唇をぱっくりと押し広げ、お湯の流れを直接「処女膜」へと当てながら、右手の中指と薬指を揃えて、その純潔の入り口へとそっと差し入れた。 「んんっ……! ふ、ぐぅっ……!」  乳首を咥えたまま、椿姫の腰がお湯の中でぎゅーっと浮き上がる。  熱湯によって粘膜が十分に温められ、しかも先ほどシャドウの触手によって散々に入り口を拡張されていたせいで、彼女の小さな膣口は、処女膜を破らない浅い部分までなら、二本の指の先端をぬるりと柔らかく咥え込むことができるようになっていた。  中指と薬指の腹で、お湯に揺れる薄い処女膜の縁を内側から優しく、しかし執拗になぞり回す。  この薄い皮一枚。  あと数日か、十数日のうちに、私が自ら仕組んだ舞台の上で、見知らぬ男たちの肉棒によってブチ破られ、鮮血を流すことになる、私の「切り札」。 「はぁ、あっ……んちゅっ、ぷはっ……! 綺麗、な膜……っ。これが破れるとき、きっとすごく痛いのでしょうね……。でも、その痛みこそが、兄さんの心をあの女から引き剥がし、一生私へと繋ぎ止める鎖になりますのよ……」  口から自分の乳首を離した椿姫は、うっとりとした、それでいてどこか壊れた聖女のような微笑みを浮かべながら、水中で自分の処女膜の入り口と、そのすぐ上にあるGスポットの先端を、二本の指でくちゅくちゅと掻き回し始めた。  お湯の中で指を動かすたびに、ちゃぷっ、ごぽっ、と水圧が膣口を押し広げ、熱いお湯が処女膜の小さな孔から膣の奥へと少しずつ入り込んでくる。  膣内にお湯が満ちていくその奇妙な感覚は、まるで男たちに中出しされ、熱い精液で子宮の入り口までいっぱいに満たされているかのようなリアルな錯覚を彼女に与えた。 「あ、んっ……! お湯が、おまんこの中に入ってきて……っ、まるで、あいつらの熱い精液を、中に出されているみたいですわ……っ」  そして彼女の左手は、前の秘裂からさらに下へと滑り落ち、水中のお尻の谷間――先ほどまで極太の影の触手に貫かれていた「けつまんこ」へと向かった。  熱いお湯の中で、けつまんこの窄まりはすっかり緊張を解き、柔らかくふやけたようになってひくひくと息づいていた。  椿姫はそこに左手の中指を当てると、少しの抵抗もなく、ずぷり、と根元まで一気に指を沈み込ませた。さらに彼女は、その隣に薬指を添え、二本の指を同時に自分のお尻の穴へとねじ込んでいったのである。 「あ、はぁぁっ……! お尻の穴、お湯の中で、こんなに柔らかく広がって……っ、二本とも、根元まで入ってしまいましたわ……っ」  バスタブの縁に両足を引っ掛け、大股開きになった水中での二穴同時オナニー。  右手は前の処女膜の入り口とクリトリスをお湯ごと激しく掻き回し、左手は後ろのけつまんこに二本の指を根元まで突き入れて、お湯を直腸の中へと送り込むようにズボズボとピストンを繰り返す。  ちゃぷん、ざぶん、とバスタブのお湯が大きく波打ち、そのたびに水面に浮かんだ彼女の白い双丘がたゆん、たゆんと激しく揺れ動いた。 「あっ、んんっ、はぁっ……! すご、い……っ、前のおまんこも、後ろのけつまんこも、お湯の中でぐちゃぐちゃに広がって……っ!」  けつまんこの中に入れた二本の指を大きく開くと、お尻の穴が輪っかのように広がり、そこへ四十四度の熱いお湯がごぽりと流れ込んでくる。  直腸の粘膜が熱湯に直接洗われ、内側から火傷しそうなほどの熱と快感が腹部全体へと広がっていく。  彼女はさらにその指を曲げて、直腸の壁越しに前の処女膣を強く押し上げ、右手との間で自分の薄い肉壁を挟み潰すようにして激しく扱き上げた。 (あぁ、兄さん……見ていらっしゃいますか、私のこの浅ましくて、気高い姿を……。私はもう、少しも迷いませんわ。このおまんこも、このけつまんこも、すべてあの豚どもに差し出して、ぐちゃぐちゃに犯されて、一番惨めで哀れな被害者になってみせます……!)  嘔吐から始まったこの二時間半の葛藤は、今、熱い湯船の中で、完全なる「自己肯定」と「狂気の悦楽」へと昇華されていた。  男たちに犯されることは、兄への浮気でも裏切りでもない。  それは、自分の全身全霊が兄・はじめの所有物であるからこそ行う、究極の献身であり、白石さんという簒奪者から「悲劇のヒロイン」の座を奪い返すための、最も合理的で最も美しい聖戦なのだ! 「あ、あぁっ、兄さん、兄さんっ……! 私、あなたのものになるために、いきます……っ! このお湯の中で、私の迷いを全部溶かして、生まれ変わりますわぁっ……! あ、あぁぁっ――!!」  バスタブの中で、椿姫の白い肉体がぎゅーっと美しく反り返った。  お湯の中から彼女の腰が浮き上がり、大きく開かれた秘裂から、お湯よりもさらに熱い絶頂の潮がピューッと水中に噴き出す。  後ろのけつまんこが二本の指を壊れるほど強く締め付け、前の処女膜がひくひくと激しく痙攣しながら、彼女は熱い湯気の中で、今日最も深く、そして最も澄み切った絶頂を迎え入れていた。 「はぁ……っ、はぁ、あぁ……っ……」  やがて痙攣が静まり、波打っていたバスタブのお湯が再び穏やかな水面を取り戻す。  椿姫は前後の穴からゆっくりと自分の指を引き抜き、お湯の中で軽く手を洗うと、バスタブの縁に腕を乗せ、そこへ自分の濡れた顎をちょこんと乗せた。  茹で上がったようにほんのりと桜色に染まった白い肌。  濡れて艶めく黒髪。  そして、白い湯気の向こうを見つめるその瞳には、もはや一点の曇りも、一片の恐怖も存在してはいなかった。あるのはただ、最愛の兄を永遠に自らの檻へと閉じ込めるための、底知れぬ狂気と、どこまでもひややかで美しい殉教者の覚悟だけだった。 「……ええ、分かりましたわ。兄さんを手に入れるためなら……私、世界で一番惨めに壊れて差し上げます」  静かにそう呟くと、水無月椿姫は唇の端に、聖女のように清らかで、悪魔のように艶めかしい微笑みを浮かべ、ゆっくりと湯船から立ち上がったのだった。  物語は、彼女がその狂気を完璧な論理へと組み上げる第12章――『殉教者のロジック』へと、今まさに突入しようとしていた。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(1) 【第2部:深淵の鏡像と、禁忌の天啓】  三十周目の五月一日、午後七時少し前。  水無月家の浴室から立ち上る湯気は、先ほどまでの暗鬱とした絶望や、胃の腑を裏返すような激しい嘔吐の苦しみを、まるで最初から存在しなかったかのように綺麗さっぱりと洗い流していた。  脱衣所の曇りガラスの向こうで、水無月椿姫はバスタオルを手に取るよりも早く、洗面台の大きな鏡の前に一糸まとわぬ姿で歩み寄っていた。  白い素肌には、熱いシャワーの名残である大粒の水滴が幾つも玉になって弾け、浴室の暖かな湿気を吸い込んだ頬は、まるで春先の桃の花びらのように淡い薄紅へと染まっている。濡れた艶やかな黒髪が肩から鎖骨、そして豊かに盛り上がった双丘の上へと貼り付き、そこから滴り落ちた雫が、ぷっくりと薔薇色に充血した乳首の先端を伝って、滑らかなお腹の曲線へと滑り落ちていく。  鏡の中に映る自分の顔を、椿姫はじっと見つめた。  つい数十分前まで、あんなにも蒼白に引き攣り、見知らぬ男たちの汚らわしい肉棒に蹂躙される未来を幻視してガタガタと震えていた少女は、もうそこにはいなかった。  代わりに鏡の中からこちらを見つめ返しているのは、底知れぬ歓喜と、すべてを凌駕する圧倒的な勝利の確信に満ちた、眩いばかりに晴れやかな微笑みを浮かべる「聖女」の姿だった。 「ふふ……あははっ。なんて不思議なのでしょう。あんなに怖くて、あんなに吐き気がして、死んでしまいたいとすら思ったのに……」  椿姫はうっとりと目を細め、自分の白い両手を、まだ湯気の立つ自らの乳房へと添えた。  ふわりと柔らかく、それでいて内側から張り詰めるような弾力を持った双丘が、彼女自身の細い指の間からむにゅりと零れ出す。  地獄を潜り抜ける覚悟を決めた瞬間、心の中に垂れ込めていた鉛色の暗雲は跡形もなく吹き飛び、その隙間から、目が眩むような黄金色の光――『これで兄さんを、誰にも邪魔されずに一生私のものにできる』という至上の多幸感が、津波のように全身の血管へと流れ込んできたのだ。 「んっ……あぁ、熱い……っ。身体の奥が、まるで焚き火をくべられたみたいに、ぽかぽかして……ううん、ちりちりと焦げるみたいに甘く疼いていますわ……」  恐怖という重石が外れた肉体は、反動によって恐ろしいほど敏感に花開いていた。  椿姫は鏡の中の自分と視線を絡ませたまま、両手の親指と人差し指で、すでにツンと硬く尖り始めていた左右の乳首をきゅっと摘まみ上げた。 「ひゃうっ……♡ んぅ、あぁっ……!」  ただ軽く指の腹で転がしただけなのに、背筋を甘い稲妻が駆け抜け、つま先が脱衣所のバスマットの上でぴんと伸びる。  二十九回ものループの中で、愛する兄・はじめの大きな手によって幾度となく愛撫され、彼の熱い舌先で甘く転がされ、吸われ続けてきた記憶が、この三十周目のまだ誰にも触れられていないはずの乳房の細胞一つ一つにまで、鮮烈な魂の刻印として焼き付いている。  指先で乳首をこりこり、くにくにと捏ね回すたび、鏡の中の椿姫の瞳がとろりと潤み、半開きの赤い唇から熱い吐息が漏れる。 「兄さん……私の優しい兄さん……。あなたが過去の時間で私に教えてくれた気持ちよさが、今、私をこんなに幸せにしてくれていますわ……っ」  片方の手を乳房から滑らせ、濡れたお腹のくびれを撫で下ろして、椿姫は自らの股間――まだ幼さを残しながらも、内側から熟れた果実のように妖艶な香りを放つ秘裂へと指先を伸ばした。  お風呂で綺麗に洗ったばかりだというのに、白い太腿の付け根はすでにしっとりと熱い湿り気を帯びていた。  人差し指と中指の腹で、ふっくらとした大陰唇をそっと押し開く。すると、まるで朝露を含んだ薔薇の花弁が開くように、鮮やかなサーモンピンクの粘膜が露わになり、そこから透明で粘り気のある愛液が、とろり、と一筋の糸を引いて太腿の内側へと垂れ落ちた。 「あぁっ……♡ 見て、まだお風呂から上がったばかりなのに、もうこんなにおまんこが濡れて……。兄さんの顔を見る前から、兄さんの一生を手に入れられるって考えただけで、私のここ、嬉しくて涙を流していますわ……っ」  椿姫は鏡に向かって少しだけ腰を突き出し、自らの指先でぷっくりと勃起したクリトリスの包皮を優しく剥き上げた。  露わになった敏感な紅い真珠を、濡れた中指の腹でくるくると円を描くように撫で回す。 「んんっ♡ あ、あぁっ、いい……っ、気持ちいいですわ……っ!」  くちゅ、ちゅぷ、と小さな水音が洗面所に響く。  恐怖に震えていた時の冷たい汗とはまるで違う、甘く芳醇な雌の匂いが、湯気と混ざり合って脱衣所いっぱいに立ち込めていく。  指先をクリトリスから少し下へと滑らせ、ひくひくと呼吸するように収縮を繰り返すおまんこの入り口――まだ三十周目の処女膜が傷つかずに残っている小さな窄まりへと、指の腹をぐっと押し当てた。  くちゅり、と粘膜が指先を吸い込むように絡みつく。さらにそのすぐ下、淡い桃色の皺が寄ったけつまんこの蕾にまで溢れ出した蜜が伝い落ち、椿姫が小指の先端でその蕾をちょんと突くと、お尻の奥までがキュウッと甘く締め上がった。 「はぁっ、んぅっ……♡ だめ、ここでイッてしまったら、兄さんをお待たせしてしまいますわ……。でも、もう一回だけ……兄さんの声を聞く前に、この幸せな疼きを少しだけ鎮めないと、歩けなくなってしまいますもの……っ」  椿姫は片手で自分の乳首を強く引っ張り上げながら、もう片方の手の中指でクリトリスを激しく上下に扱き上げた。  鏡の中で、白い乳房がたぷんと揺れ、ピンク色の乳首が指の間で真っ赤に充血し、閉じきれない太腿の隙間からは透明な雫がぽたぽたとバスマットへと落ちていく。 「あ、あぁっ、兄さんっ♡ これからあなたのところへ行きますわ……っ。あなたの前で、世界で一番幸せな妹として笑うために……んっ、くぅぅっ、イク、軽くイッちゃいますわぁっ……♡」  びくん、びくんっ! と腰が細かく跳ね、おまんこの奥がきゅうっと強く収縮して、指先を熱い愛液がどぷりと濡らした。  背中をぎゅーっと反らせ、甘い吐息を鏡に向かって吐き出した椿姫は、満足そうに目を細めると、指先に光る自らの蜜をぺろりと舌先で舐め取った。  甘酸っぱくて、どこか鉄のような熱を帯びた、自分自身の蜜の味。  彼女はバスタオルで手早く身体を拭き、下着と部屋着のワンピースを身につけると、何事もなかったかのような、いいえ、天上の幸福を胸に秘めた聖女のような澄み切った笑顔を浮かべて、一階のダイニングキッチンへと向かったのだった。         ◇ 「お、椿姫。お風呂、すっきりしたみたいだな。さっきまでちょっと疲れてるみたいだったけど、顔色もすごく良くなったぞ」  午後七時十分。一階のダイニングキッチンへと足を踏み入れた椿姫を迎えたのは、エプロン姿でコンロの前に立ち、温かな湯気を立てるシチューの鍋を木べらでかき混ぜている兄・水無月はじめの優しい笑顔だった。  その声を聞いた瞬間、椿姫の心臓が、とくん、と大きく甘く跳ねた。  コンロの火に照らされた兄の横顔。少し長めの前髪、優しげに細められた瞳、エプロンの紐が結ばれた広い背中と、袖をまくったたくましい前腕の筋。  ああ、生きている。私の兄さんが、今ここにいて、私のために温かいご飯を作ってくれている。  そして、あと二十八日後に訪れる「あの日」を私が計画通りに潜り抜けさえすれば、この優しい笑顔も、このたくましい腕も、この人のこれからの何十年という人生のすべてが、白石結衣のものではなく、永遠に私だけのものになるのだ! 「ええ、兄さん! お湯にゆっくり浸かったら、頭の中のモヤモヤが嘘みたいに消えて、すごくすっきりしましたわ。……ああ、いい匂い。今日の夕食はクリームシチューですのね?」 「ああ、椿姫が好きな鶏肉とマッシュルームをたっぷり入れておいたぞ。もうすぐできるから、座って待っててくれ」 「いいえ、私もお手伝いしますわ、兄さん」  椿姫は弾むような足取りでキッチンへと歩み寄り、コンロの前に立つはじめのすぐ背後へと立った。  手伝うと言いながら、彼女は食器棚に手を伸ばすふりをして、自らの柔らかい身体を兄の広い背中へと、ぴたりと密着させた。 「お、おい、椿姫? ちょっと近すぎないか、危ないぞ」 「ふふ、だって兄さんの背中があんまりにも温かそうで、なんだか甘えたくなってしまったんですもの。……少しだけ、こうしていてもいいでしょう?」  椿姫は悪戯っぽく笑いながら、エプロンの上から兄の腰へと両腕を回し、自らの頬を兄の肩甲骨の間へとすり寄せた。  薄い部屋着のワンピースと、レースのブラジャー越しに、椿姫の豊かな双丘が兄の背中にむにゅりと押し潰される。  脱衣所で一度軽くイッたばかりだというのに、兄の体温と、兄の首筋から漂う清潔な石鹸と汗の混じった男らしい匂いを胸いっぱいに吸い込んだ途端、椿姫の乳首は再びブラジャーのカップの中でツンと硬く勃起し、布地を内側から押し上げた。 (あぁっ……♡ 兄さんの背中、こんなに広くて、こんなに硬くて、こんなに温かい……。私、この背中に何百回も抱きしめられて、この腕の中で何百回も愛されたんですわね……)  はじめは「まったく、甘えん坊だなあ」と苦笑しながらも、妹を振り払うことはせず、鍋の火を弱めてくれている。  その兄の無防備な優しさが、椿姫の脳髄をさらなる多幸感で痺れさせた。  彼女は兄の背中に頬を押し当てたまま、誰にも見えない自分の下半身を、そっと兄のお尻から太腿の裏側へと擦り寄せた。  穿いたばかりの純白のシルクのショーツは、脱衣所からここまで歩いてくる数分の間に、すでにじっとりと熱い愛液で湿り始めていた。  椿姫は両足を少しだけクロスさせ、自らの白い太腿の付け根で、濡れたショーツのクロッチ部分をぎゅっ、ぎゅっと挟み込むように圧迫した。 (んっ……♡ くちゅって、下着の中で音がしてしまいそう……。兄さんのすぐ後ろで、兄さんに抱きつきながら、私のおまんこ、またどんどんとろとろのお汁を出していますわ……)  太腿に力を入れて擦り合わせるたび、ショーツの柔らかい布地が充血したクリトリスとぷっくり膨らんだ小陰唇に食い込み、ぬるりとした粘液を広げていく。  彼女は兄の背中に押し当てた乳房を、呼吸に合わせてわざとゆっくりと上下に揺すった。ブラジャーの中で硬く尖った乳首が擦れ、下腹部では太腿の圧迫によっておまんこの入り口とけつまんこの蕾までがじわじわと熱を帯びていく。 「……椿姫? なんだか息が荒くないか? のぼせたのか?」 「え、ええっ……! そうみたいですわ、お風呂で少し温まりすぎたのかもしれませんわね。ふふ、でも、兄さんにくっついていたら、なんだかとっても幸せな気持ちになってしまって……」  声がうわずりそうになるのを、椿姫は必死に笑顔で取り繕った。  しかし、その言葉とは裏腹に、彼女は兄のエプロンの紐の結び目に自分の下腹部をぐっと押し当て、その硬い結び目の感触をワンピースとショーツ越しにクリトリスへとぐりぐりと擦りつけていた。 (あぁっ、これ、いいっ……♡ 兄さんのエプロンの結び目が、ちょうど私の一番敏感なところに当たって……っ。兄さんはお料理をしているだけなのに、私は兄さんの背中で勝手に気持ちよくなっていますわ……♡)  くちゅり、とショーツの中で一段と濃い愛液が溢れ出し、布地を完全に貫通して太腿の内側へと温かい雫が伝う。  椿姫は兄の背中に顔を埋めたまま、声を出さずに目を閉じ、つま先立ちになってエプロンの結び目にクリトリスを強く押し付けた。  びくっ、びくんっ……!  おまんこの奥が甘い痙攣を起こし、けつまんこの穴までがきゅっとすぼまって、立ったまま二度目の小さな絶頂が彼女の背筋を駆け抜けた。 「……よし、シチューできたぞ。お皿に盛るから、椿姫はテーブルについててくれ」 「は、はいっ……♡ 今、座りますわね、兄さん……っ」  全身に広がる甘い痺れと、股間に貼り付くぐっしょりと濡れたショーツの感触を味わいながら、椿姫はとろけるような笑顔で兄の背中から離れ、ダイニングテーブルの椅子へと腰を下ろした。         ◇  午後七時二十五分。  テーブルの上には、湯気を立てる白いクリームシチューと、焼きたてのバターロール、そして彩り鮮やかなサラダが並んでいた。 「いただきます、兄さん」 「ああ、いただきます」  向かい合って座り、スプーンを動かす二人。  ダイニングの暖色の照明の下で、椿姫は一点の曇りもない、花が咲くような笑顔ではじめと会話を交わしていた。 「んーっ、美味しいですわ! 鶏肉がほろほろで、ホワイトソースもすごく濃厚で……兄さんのお料理は、やっぱり世界一ですわね」 「はは、大げさだな。でも、椿姫がそんなに美味しそうに食べてくれるなら、作った甲斐があるよ。ほら、麦茶も入れておいたからな」 「ありがとうございます、兄さん」  はじめがピッチャーからグラスへと冷たい麦茶を注いでくれる。その何気ない仕草の一つ一つを、椿姫はまるで宝石を愛でるかのようにうっとりとした瞳で見つめていた。 (ああ、なんて愛しい私の兄さん。もう大丈夫よ。私が全部引き受けて、あなたを一生離さないようにしてあげるからね)  テーブルの上では、清楚で可憐な妹が上品にスプーンを口へと運んでいる。  しかし、テーブルクロスに隠されたその下――はじめの視線が決して届かない暗がりの中では、まったく別の、淫靡で狂おしい祝祭が密かに繰り広げられていた。  椅子の座面の上で、椿姫の白い太腿は一見すると行儀よく閉じられているように見えたが、その実、スカートの裾は太腿の付け根までたくし上げられ、彼女の左手の指先は、すでにぐっしょりと濡れそぼったシルクのショーツの脇から、直接自らの秘裂へと滑り込んでいたのだ。 (くちゅ……って、すごい……。シチューよりもずっと濃厚で熱い私のお汁が、指にこんなに絡みついてきますわ……♡)  右手でスプーンを持ってシチューを口に運びながら、テーブルの下の左手では、中指と薬指の二本が、熱く充血した大陰唇の間をゆっくりと上下に往復していた。  ぬちゅ、くちゅり、と指先が粘膜を撫でるたび、粘度を増した愛液が糸を引き、ショーツのクロッチ部分をずっしりと重く湿らせていく。 「どうした、椿姫? なんか今日、すごくニコニコしてるな。学校で何かいいことでもあったのか?」 「ええ、そうですわね。……特別なことがあったわけではないのですけれど、こうして兄さんと一緒に温かいご飯を食べられることが、どれだけ幸せなことなのだろうって、改めて噛み締めていたところですの」  鈴を転がすような澄んだ声で答えながら、椿姫はテーブルの下で中指の腹をぷっくりと膨れ上がったクリトリスへと強く押し当て、ぐりっと円を描くように捻った。 (んっ、あぁっ……♡ 兄さんの目を見つめながら、兄さんと楽しくおしゃべりしながらおまんこをいじるの、頭が変になってしまいそうなくらい気持ちいいですわ……っ!)  処女としての純潔を他の男に奪われるという未来の恐怖は、すでに彼女の脳内で「兄を永遠に手に入れるための神聖な生贄の儀式」へと完全に書き換えられていた。  だからこそ、今この瞬間に兄から向けられる無邪気な好意や優しさのすべてが、未来の「完全なる独占」を約束する前불(まえぶれ)として、彼女の性感を際限なく煽り立てる媚薬へと変わっていたのだ。  彼女はシチューの温かいホワイトソースを舌の上で転がしながら、テーブルの下で自分の指先をおまんこの入り口へと沈めた。  ずぷっ、と第一関節まで指が飲み込まれる。  入り口の処女膜が指の太さにきゅうっと引き攣れるような抵抗を見せるが、そのわずかな痛みすらも、今の椿姫にとっては脳髄を甘く痺れさせる極上のスパイスでしかなかった。 「このマッシュルームも、すごく香りがいいですわね、兄さん……んっ、ふふ、熱くて、とろとろで、喉の奥まで幸せになってしまいますわ」 「そうか? まだ鍋におかわりあるから、遠慮せずにたくさん食べろよ」  兄が嬉しそうに笑う。その笑顔を見た瞬間、椿姫はスカートの中で指を第二関節までズブッと押し込み、おまんこの上壁――ぷっくりとザラついた感触のあるGスポットを、指の腹でトントン、グイグイと押し上げた。 (ひゃうっ、あ、あぁっ♡ 声、出ちゃうっ……! 兄さんの優しい笑顔を見ながらGスポットを突くの、最高ですわ……っ! おまんこの奥が、兄さんの指と、兄さんの熱いあれを思い出して、きゅうきゅうって指を噛んでいますわ……っ!)  椅子の革張りの座面に、ショーツから溢れ出した愛液がじわりと染み出し、太腿の裏側がぬるぬると滑る。  おまんこの中を掻き回す水音がテーブルの上にまで聞こえてしまいそうで、椿姫はわざとサラダのレタスをシャキシャキと噛む音を立てながら、スカートの中で指の動きをさらに速めた。  くちゅ、ぐちゅ、ぬちゅっ、と濃厚な蜜が泡立ち、指の付け根から手のひら全体が彼女自身の熱い愛液でベトベトに濡れそぼっていく。  さらに、溢れ出した蜜はお尻の割れ目へと流れ落ち、座面に押し付けられたけつまんこの窄まりをぬるぬると潤していた。椿姫がお尻の筋肉をきゅっと締めると、椅子の座面の圧迫と愛液のぬめりによって、けつまんこの入り口までがむず痒いような甘い快楽を発し始める。 (ああ、兄さん……私の身体、前も後ろも、こんなにいやらしく熟れていますわ。三十周目のこの身体は、まだ兄さんに抱かれていないはずなのに……私の魂が覚えている二十九回分の快楽が、おまんこの壁のひだ一つ一つにまで染み込んでいるんですもの……!)  その時、はじめがふと手を伸ばし、椿姫の口元についたわずかなシチューのソースを、親指の腹でそっと拭い取った。 「ほら、口元にソースついてるぞ。昔からそういうところは変わらないよな、椿姫は」 「あ……っ♡」  兄の温かい指先が唇に触れた、その刹那だった。  椿姫の脳裏に、過去二十九回のループで経験した、兄との数え切れないほどの情事の記憶が、堰を切ったように鮮烈なフラッシュバックとなって押し寄せた。         ◇  ――あれは十周目の夏、今日と同じように二人きりで夕食を食べていた夜のことだった。  あの時の椿姫は、兄への想いを抑えきれずに食卓の下から兄の股間へと足を伸ばし、そのままこのダイニングテーブルの上で、兄に押し倒されたのだ。  テーブルクロスが引き剥がされ、食器が床へと滑り落ちる音の中で、兄のたくましい手が椿姫のスカートを捲り上げ、濡れそぼった下着をずり下ろした。 『つ、椿姫……お前、こんなになるまで濡らして……もう我慢できないぞ……!』  荒い息を吐く兄の股間から現れた、赤黒く怒張し、脈打つ血管が浮き出た見事な肉棒。  その焼けつくように熱い亀頭が、テーブルの端に仰向けに寝かされた椿姫のおまんこの入り口へとあてがわれ、ズブズブズブッ! と粘膜を押し広げて最奥の子宮口まで一気に貫いた時の、あの頭が真っ白になるほどの衝撃と多幸感。 『あぁっ、兄さんっ、兄さんの太いのが、おまんこの一番奥まで入ってっ……♡ 好き、大好きですわ兄さんっ、もっと突いて、私のおまんこを兄さんの形に作り変えてくださいましっ……!』  テーブルがギシギシと軋むほど激しく腰を打ち付けられ、兄の熱い先走り液と自分の愛液が混ざり合って白い泡を立て、最後には子宮の奥深くへと、どくん、どくん、どぴゅるるっ! と火傷しそうなほど大量の精液を注ぎ込まれた、あの至福の記憶。  それだけではない。十八周目の夜には、まさに今自分が座っているこのダイニングチェアに膝をつき、椅子に座った兄の股間に顔を埋めて、あの雄々しい肉棒を喉の奥まで咥え込んだ記憶もある。  むせ返るような雄の匂い。舌先で亀頭の裏筋をちろちろと舐め上げ、鈴口から溢れ出る塩辛いカウパー液を吸い取り、頬をすぼめてジュポジュポと激しく吸引した時の、兄の苦悶と快楽に歪んだ顔。  そして、口いっぱいに放たれた濃厚で白濁した精液を、一滴もこぼさずに舌の上で転がし、ごくん、ごくんと喉を鳴らして飲み干した時の、全身が内側から兄の遺伝子で満たされていくような圧倒的な充足感――。 (あぁっ……♡ 思い出しましたわ、全部、全部覚えていますわ……! このキッチンでも、このテーブルの上でも、この椅子の上でも、私は何十回、何百回と兄さんの熱いおちんちんを受け入れて、兄さんの精液でお腹の奥までパンパンに満たされたんですもの……っ!)  鮮烈すぎる記憶の奔流が、今この三十周目の肉体の神経回路と完全にリンクし、激しいスパークを引き起こした。  テーブルの上で、椿姫は自分の唇に触れたはじめの親指を、まるで過去ループで彼の肉棒を咥え込んだ時のように、あむっ、と赤い唇で甘く咥え込み、その指先を温かい舌でちろりと舐めた。 「っ!? つ、椿姫……?」 「ふふ……ごめんなさい、兄さん。あんまり美味しいソースだったから、兄さんの指ごと舐めてしまいましたわ」  いたずらっぽく微笑んで兄の指を解放した瞬間、テーブルの下では、椿姫の左手が限界を超えたスピードでおまんこの中を激しくピストンしていた。  二本の指がズブズブと根元まで出入りし、親指の付け根が充血しきったクリトリスをぐちゃぐちゃと押し潰す。  さらに、彼女はテーブルの下で両足のつま先をきゅっと絡ませ、椅子の座面に押し付けられたけつまんこの穴を、自分の意志でひくひく、きゅうきゅうと激しく収縮させた。 (イクっ……♡ 兄さんの前で、兄さんの指を舐めただけで、私、またイッちゃいますわっ……! 過去二十九回分の兄さんのおちんちんの感触が、今おまんこの中で蘇って……あ、あぁっ、子宮が降りてきて、指の先にキスしてるぅっ……♡) 「……椿姫、お前、やっぱりちょっと顔が赤いぞ? 本当に大丈夫か?」 「え、ええっ……! 大丈夫、ですわ、兄さん……っ、ただ、シチューが温かくて、すごく、すごく美味しくて……んっ、ふぅぅっ……♡」  言葉の途中で、椿姫の全身がテーブルの下でびくんっ! と大きく跳ねた。  声を殺すために奥歯をぐっと噛み締め、テーブルの上の右手はスプーンを握りしめたまま、スカートの中の左手をおまんこの最奥までぐいっと突き刺す。  ぷしゅっ、じょぼっ……!  指の隙間から、堰を切ったように熱い愛液の奔流が噴き出し、シルクのショーツを完全に水浸しにして、椅子の座面へと温かい水溜まりを作った。  おまんこの内壁が万力のように二本の指をぎゅうぎゅうと締め上げ、同時にけつまんこの蕾までがパクパクと開閉しながら甘い痙攣を繰り返す。  背中をぎゅーっと反らせそうになるのを必死に堪え、椿姫は潤んだ瞳で兄を見つめたまま、5秒、10秒、15秒と続く濃厚な絶頂の波を、誰にも気づかれずに足の指を丸めて受け止めきったのだった。         ◇  午後七時五十分。  食事を終えた二人は、並んでシンクの前に立ち、食器の後片付けをしていた。 「いいってば、椿姫。洗うのも俺がやるから、椿姫はリビングで休んでろよ」 「だめですわ、兄さん。作っていただいたのですから、片付けくらいは私にもさせてくださいまし。……ほら、兄さんが泡で洗って、私がお湯ですすぐ係ですわね」  シンクの前に横並びになり、はじめがスポンジで洗ったお皿を、椿姫が隣で受け取ってシャワーの水流ですすいでいく。  ジャーッ、という心地よい水音がキッチンに響き渡る。  その水音は、今の椿姫にとって、自らの身体が立てる淫らな音を掻き消してくれる最高のカーテンだった。  なぜなら、彼女の股間に貼り付いたショーツは、先ほどの食卓での絶頂によって完全に飽和状態に達しており、一歩足を動かすたびに、くちゅ、ぬちゅっ、と粘り気のある水音を立てて太腿の内側へと愛液を滴らせていたからだ。 (あぁ……♡ すごく濡れて、太腿を伝って膝の裏までお汁が垂れてきそうですわ……。でも、恥ずかしくなんてありません。だってこれは、私がどれだけ深く、どれだけ狂おしく兄さんを愛しているかの証拠ですもの……!)  椿姫はお皿をすすぎながら、シンクの前で自然に距離を詰め、自分の左半身を兄の右半身へとぴたりと寄り添わせた。  そして、お皿を水切りカゴへ置く動作に紛れて、ワンピースに包まれた自分の丸く柔らかいお尻の片側を、兄のジーンズ越しの腰から太腿の側面へと、むにゅり、と押し当てたのだ。  お尻の割れ目の奥、濡れたショーツが食い込んだけつまんこのすぐ近くが、兄の硬い骨盤のあたりに擦りつけられる。 (んっ……♡ 兄さんの腰、硬くて頼もしくて……お尻を擦りつけるだけで、けつまんこの奥までじんじんしてきますわ……っ)  彼女はさらにお皿をすすぐ手の動きに合わせ、腰を小さく、円を描くようにくねくねと揺らした。  兄の腰に自分のお尻をぐっと押し付けるたび、その反動で太腿の付け根が閉まり、ぐっしょりと濡れたショーツのクロッチが、敏感に腫れ上がったおまんこの唇とクリトリスをぬるぬると擦り上げる。  しかも、彼女の左手はシンクの縁に置かれているようでいて、実はエプロンのポケットの奥からワンピースの布地を押し下げ、下腹部のすぐ上――子宮のあたりをぐっと押さえつけていた。  外からお腹を押さえつけ、後ろからはお尻を兄の腰に擦りつけ、下からは濡れそぼった下着で秘裂を圧迫する。  まるで自分の身体全体をひとつの淫具に変えてしまったかのような巧みな動きに、椿姫の呼吸は再び熱く乱れ始めた。 「……ふぅ、こんなもんかな。ありがとな、椿姫。二人でやるとやっぱり早いや」 「え、ええ……っ。兄さんと一緒なら、お皿洗いだって、こんなに楽しくて……んっ、気持ちよく……いいえ、心地よくできてしまいますわね……♡」  はじめがタオルで手を拭き、隣に立つ椿姫の頭を「よしよし」と優しく撫でた。  その大きな手のひらが頭頂部に触れ、髪を梳くように撫で下ろされた瞬間、椿姫の脳天から尾てい骨まで、真っ白な快感の電流が突き抜けた。 (あ、あぁっ♡ 兄さんに頭を撫でられながら、お尻を擦りつけて……また、またイッちゃいますわぁっ……♡)  水道の蛇口を閉める直前、最後の水流の音に紛れて、椿姫は兄の腰にお尻をぎゅーっと強く押し付け、太腿を限界まで交差させておまんこを締め上げた。  じゅぷっ、とろぉっ……!  ショーツの布地が受け止めきれなくなった熱い蜜が、ついに太腿の内側を伝ってツーッと一筋、白い素肌の上を滑り落ちていく。  膝がガクガクと震えそうになるのをシンクの縁に手をついて支えながら、椿姫は頬を真っ赤に染め、うっとりと蕩けきった瞳で兄を見上げた。 「このあと、リビングでハーブティーでも淹れようと思うんだけど、椿姫も飲むか? カモミールとレモングラスのブレンドがあるんだ」 「まぁ、素敵ですわね、兄さん! ええ、ぜひいただきますわ。……私、少しだけお手洗いに行ってから、すぐリビングへ向かいますわね」  太腿を伝う熱い蜜の感触に、内股で立ち尽くしながらも、椿姫の声はどこまでも明るく、幸福な響きに満ちていた。  彼女の胸の奥では、すでに完成しつつある「殉教者のロジック」が、次なるさらなる狂乱と法悦の祝祭を求めて、甘く激しく脈打っていたのだった。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(2)  午後八時五分。  一階のリビングには、カモミールとレモングラスの爽やかで甘い香りがふわりと漂っていた。  テレビからはバラエティ番組の賑やかな笑い声が控えめな音量で流れ、三人掛けの布張りソファには、ティーカップをテーブルに置いたはじめが寛いだ様子で腰を下ろしている。 「お待たせ、兄さん。まあ、とってもいい香りですわね」  一度洗面所へと立ち寄り、太腿の内側に垂れた愛液だけをティッシュで軽く押さえてきた椿姫は、しかし、あえてぐっしょりと濡れそぼったシルクのショーツは履き替えないまま、リビングへと戻ってきた。  なぜなら、股間に張り付くその温かく湿った布地の感触こそが、彼女にとって「今この瞬間も、自分の身体は兄への愛で溢れ返っている」という甘美な証だったからだ。 「ほら、熱いうちに飲めよ。カモミールはリラックス効果があるから、夜もぐっすり眠れるぞ」 「ありがとうございます、兄さん。……あの、隣に座ってもいいかしら?」 「ん? ああ、もちろん。広いんだから好きに座れよ」  はじめが言ったにもかかわらず、椿姫は広いソファの端ではなく、兄のすぐ隣――太腿と太腿がぴたりと触れ合うほどの至近距離へと腰を下ろした。  座った瞬間、ソファの柔らかいクッションが沈み込み、椿姫の股間に密着した濡れたショーツが、くちゅり、と小さな音を立てておまんこの粘膜へと食い込む。 (んっ……♡ 座っただけで、またお汁がじわって滲んでしまいましたわ……。でも、こうして兄さんの太腿に自分の脚をくっつけていると、兄さんの体温がそのまま私のおまんこに伝わってくるみたいですわ……)  椿姫は両手で温かいティーカップを包み込み、ふぅ、と息を吹きかけてから、その琥珀色の液体をゆっくりと口に含んだ。  こくり、と白い喉が上下し、温かいハーブティーが食道を通って胃の腑へと落ちていく。  その瞬間、椿姫の脳裏に、過去のループで幾度となく味わった「もうひとつの温かい液体」の記憶が鮮やかに蘇った。  ――あれは二十二周目の冬、まさにこのリビングのソファの上でのことだ。  あの夜、毛布にくるまって映画を見ていた二人は、いつの間にか激しいキスを交わし、椿姫はソファに座る兄の両脚の間に跪いて、彼のジッパーを下ろした。  むわりと立ち上る、熱く蒸れた雄の匂い。  パンツから弾け出た兄のたくましい肉棒は、先端の鈴口から透明で粘り気のある我慢汁をとろりと垂らし、椿姫の目の前でビクン、ビクンと脈打っていた。  それを両手で恭しく包み込み、温かい舌を伸ばして亀頭の先端をぺろりと舐め上げた時の、あの塩辛くて甘い味。  そして、頬をすぼめて根元まで深く咥え込み、喉の奥で亀頭を締め付けながらジュポジュポと激しく頭を振って奉仕した末に、兄が『くっ、椿姫、出る、口の中に出すぞっ!』と呻いて放った、あの濃厚で白濁した精液の奔流。  どぷっ、どぴゅるるっ、と口内いっぱいに広がった熱くてドロドロの兄の種を、椿姫はうっとりと目を細めながら、今このハーブティーを飲むのとまったく同じように、ごくん、ごくんと喉を鳴らして最後の一滴まで美味しそうに飲み干したのだ。 (あぁっ……♡ そうでしたわ、私、このソファの前で、兄さんのおちんちんから出る熱いミルクを、何回も何回もごっくんしたんですわね……♡)  記憶と現実が重なり合い、椿姫はハーブティーを飲み込むたびに、自分の喉の奥が兄の亀頭に突き上げられているかのような錯覚に襲われた。  彼女はカップをテーブルに置くと、自然な仕草を装って兄の右肩へと自分の頭を預け、テーブルの下で自分の右手をそっと自分の太腿の間へと滑り込ませた。  隣にいるはじめはテレビの画面に目を向けており、肩に凭れてきた妹の頭を「眠くなってきたのか?」と優しく撫でている。  そのすぐ横で、椿姫はワンピースの上から自分の股間を指先でぐっと押さえつけ、兄の太腿の側面に自分の左脚を擦りつけながら、小刻みに腰を揺らし始めた。 (んぅっ……♡ 兄さんのすぐ隣で、兄さんに甘えながら、口の中では兄さんの精液の味を思い出して、おまんこはこんなにぐっしょり……。私、本当にいやらしい妹ですわね。でも、これくらい兄さんを愛していなければ、あの二十九回ものループを生き抜くことなんてできませんでしたもの……!)  指先でワンピースの布地ごと濡れたショーツをクリトリスに擦りつけ、同時にお尻の穴――けつまんこの筋肉をきゅっ、きゅっとリズミカルに締め上げる。  兄の肩に預けた椿姫の唇から、テレビの音声に紛れるほどの小さな、しかし熱っぽく湿った吐息が「んっ……はぁ……っ♡」と漏れ続けた。  やがて、兄の太腿がテレビの笑いのシーンでわずかに揺れ、その振動が椿姫の密着した下半身へと伝わった瞬間、彼女の秘所はたまらずきゅうっと収縮し、ショーツの中へさらに新しい蜜をどろりと吐き出した。 「……ふあぁ。なんだか本当に体がポカポカして、眠くなってきてしまいましたわ、兄さん」 「はは、お風呂上がりでハーブティーも飲んだからな。今日はもう部屋に戻って、早めに休むといいぞ」 「ええ、そうしますわね。……おやすみなさい、兄さん。また明日、ですわ」  立ち上がった椿姫は、兄の頬に自分の柔らかい唇が触れそうなほど顔を近づけて微笑むと、股間に熱い蜜の塊を抱えたまま、優雅な足取りでリビングを後にし、二階の自室へと続く階段を上っていった。         ◇  午後八時三十分。二階、椿姫の自室。  カチリ、と内側からドアの鍵が回される音が、静かな部屋に響いた。  外の世界から完全に遮断された、彼女だけの聖域であり、密室。  椿姫はドアの前からゆっくりと歩き出し、部屋の隅に置かれた大きな姿見の前を通り過ぎて、白いレースの天蓋がついたベッドの縁へと腰を下ろした。  その瞬間、彼女の背後の空間が、まるで水面に黒いインクを垂らしたかのようにゆらりと歪み、そこから「もう一人の椿姫」――漆黒のドレスを纏い、妖艶で誇らしげな微笑みを浮かべた深層意識のシャドウが、音もなく姿を現した。 『くくっ……ふははは! いやはや、見事な演技だったな、椿姫。一階であの男を前にして、あんなにも無垢な笑顔を浮かべながら、下着を洪水のように濡らして何度もイッてしまうとは……!』  シャドウの声には、かつて第11章で椿姫を責め立てていた時の棘や嘲笑は微塵もなかった。  あるのは、同じ魂を分かち合う最良の共犯者に対する、底知れぬ賛嘆と親愛の情だけだった。  椿姫はベッドの上でふわりと微笑むと、スカートの裾を自らのお腹の上までたくし上げ、白い太腿の付け根に食い込んだシルクのショーツへと両手をかけた。 「ふふ、演技なんて人聞きの悪いことを言わないでくださる? あの笑顔は、一点の嘘もない私の本心ですわ。だって、あんなに優しくて愛しい兄さんが、もうすぐ永遠に私だけのものになるのですもの……嬉しくて笑みがこぼれてしまうのも、身体が勝手に蜜を流してしまうのも、当然のことでしょう?」  そう言いながら、椿姫は自らの腰を少し浮かせ、ぐっしょりと濡れ透けて肌色に張り付いていたショーツを、ゆっくりと太腿から膝、そして足首へとずり下ろした。  ぱちん、と細いゴムが弾けるような音を立てて、ショーツが脱ぎ捨てられる。  その瞬間、彼女の熱く充血した秘裂と、手の中に丸められたショーツのクロッチ部分との間に、銀色に光る粘り気のある愛液の糸が幾筋も長く伸び、ぷつり、と切れて太腿の内側へと垂れ落ちた。  部屋の中に、カモミールの香りを上書きするような、むせ返るほど濃厚で甘い「発情した雌の匂い」がぶわっと広がる。 「あぁ……見て、こんなに濡れて……。下着がまるで水の中に落としたみたいに重たくなっていますわ」  椿姫は脱ぎ捨てたばかりの自分のショーツを顔の近くへと持ち上げ、その濡れそぼったクロッチ部分に鼻先を近づけて、すぅっ、と深く息を吸い込んだ。  自分自身の秘所から溢れ出た、生々しく熱い蜜の匂い。  彼女はうっとりと目を閉じると、まだ温かいその布地に自らの赤い舌を這わせ、染み込んだ愛液をちゅぷ、れろっ、と音を立てて舐め取った。 「んっ……♡ 甘くて、すこし酸っぱくて……兄さんを想って流した私のお汁、とっても熱い味がしますわ……」  片手で濡れたショーツを握りしめたまま、椿姫はもう片方の手を自らの胸元へと差し入れ、ワンピースの胸ボタンをパチン、パチンと外して、ブラジャーのカップをグイッと下へと引き下げた。  ぽろん、と弾けるように露わになった二つの白い乳房。その頂点では、すでに限界まで充血したピンク色の乳首が、部屋の空気の冷たさに触れてキュッと硬く蕾を引き締めている。  椿姫はベッドの上に浅く腰掛けたまま両脚をだらりと開き、自分の指先で露わになったばかりの乳首を摘まみ上げながら、もう片方の手の中指を、糸を引くほど濡れたおまんこの縦筋へとそっと這わせた。 「んぅっ……♡ あぁ、指が触れただけで、おまんこがパクパクって口を開けて、指を欲しがっていますわ……。ねえ、もう一人の私。さっきお風呂の中で見つけた『真実』を、もう一度ここで、私のこの身体自身に言い聞かせてあげましょう」 『ああ、そうだな。言葉にしろ、椿姫。貴様が辿り着いた、誰にも論破できない無敵の論理を、その淫らで聖なる肉体に刻み込むがいい!』  シャドウに促され、椿姫はゆっくりとベッドから立ち上がった。  前をはだけたワンピースが肩から滑り落ち、床へと落ちて白い布の輪を作る。  背中ホックを外されたブラジャーもその後を追い、いまや椿姫は、月明かりと控えめな間接照明が照らす自室の真ん中で、一糸まとわぬ完全な全裸となって、大きな姿見(鏡)の前へと歩み寄った。         ◇  鏡の中には、息を呑むほどに美しく、そして妖艶に熟れきった少女の裸体が映し出されていた。  濡れた黒髪が白い肩から背中へと流れ、豊かな双丘は呼吸のたびにふわりと上下し、くびれた腰から張り出した丸いヒップラインへと続く曲線は、どんな彫刻よりも甘美な誘惑を放っている。  そして、少し開かれた白い太腿の付け根には、周囲の肌よりも一段と濃い薔薇色に火照った秘裂が、ぷっくりと膨らんだ花弁を濡らして、きらきらと光る蜜の雫を今まさに太腿へと滴らせていた。  椿姫は鏡の前に立ち、自らの白い両手で、自分の首筋から鎖骨、豊かな乳房、滑らかなお腹、そして熱く湿った下腹部へと、まるで世界で一番高価な宝物を扱うかのように、愛おしそうにゆっくりと撫で下ろした。  その瞳には、迷いも、恐怖も、罪悪感も、文字通り少したりとも残っていなかった。 「これは――浮気なんかじゃありませんわ」  静かな部屋に、椿姫の澄み切った、それでいて熱を帯びた声が響き渡る。  彼女は鏡の中の自分を見つめながら、右手のひらで自分の左の乳房をむにゅりと揉みしだき、左手の指先を、濡れそぼったおまんこの入り口へとそっとあてがった。 「だって、私の魂も、私の心も、そしてこの肉体に刻まれたすべての快楽の記憶も……過去二十九回のループで、すでに残らず兄さんに捧げ尽くしてあるのですもの!」 「んっ……♡」  言葉とともに、彼女の左手の中指が、ぬぷり、と熱い粘膜を押し分けておまんこの入り口へと沈み込む。  同時に、右手の指先がピンク色の乳首を強く抓り上げ、鏡の中の椿姫の頬がぱっと濃い朱色に染まった。 「一度目のループから数えて、私は二十八回も、兄さんに処女を捧げましたわ。二十八回も、あの優しくてたくましい兄さんの腕の中で、兄さんの熱いおちんちんに処女膜を貫かれて、破瓜の血を流して、涙が出るほどの幸せの中で女にしてもらいました!」  くちゅ、ぐちゅっ、と鏡の前で指が動き始める。  椿姫は自分の言葉に酔いしれるように、おまんこの入り口を中指と薬指で押し広げ、ぷっくりと勃起したクリトリスを親指の腹でぐりぐりと強く擦り上げた。 「はぁっ、あぁっ……♡ 何百回、いいえ、何千回と兄さんに抱かれて、この乳首も、このおまんこも、このお尻の穴(けつまんこ)も、すべて兄さんの指と、兄さんの舌と、兄さんのおちんちんの形に開発され尽くした身体ですわ……! 何百回も兄さんの熱い精液を子宮の奥まで注ぎ込まれて、細胞の隅々まで兄さんの匂いと味で染め上げられた、兄さん専用の聖杯ですのよ……!」  鏡のすぐ背後で、黒い椿姫(シャドウ)が恍惚とした笑みを浮かべ、白い椿姫の背中へとぴたりと身体を密着させた。  シャドウの冷たくも燃えるように熱い両手が、背後から椿姫の脇の下をくぐり抜け、彼女の豊かな双丘をわしづかみにする。 「あぁっ♡ んんっ……!」 『その通りだ、椿姫! 貴様の身体の本質は、すでに水無月はじめそのものだ! 過去二十九回分の記憶が魂に刻まれている以上、貴様の処女も、貴様の純潔も、とっくの昔にすべてあの男の手の中にある!』 「ええ、そうですわ! だから、この三十回目のループの肉体という『器』が、たった一度、あの廃ビルで名もなき獣たちの泥に塗れたところで……私の本質は少しも汚れませんわ! 兄さんに捧げた私の純潔は、誰にも奪うことなんてできないのですもの!」  椿姫の声は、次第に歓喜の震えを帯びて高まっていく。  彼女は背後のシャドウに両乳首を激しく捏ね回されながら、自らの両手を股間へと伸ばし、鏡に向かって自分の白い太腿をぐっと左右に押し開いた。  さらに指先でふっくらとした大陰唇と小陰唇を左右へと大きく引っ張り、ピンク色に充血してヒクヒクと蠢く膣口と、そのすぐ下で愛液に濡れて艶めかしく窄まるけつまんこの蕾を、鏡の中の自分自身へと惜しみなく見せつけた。 「見て……っ♡ これが、兄さんを永遠に手に入れるための、私の聖なる生贄の器……! この最後のループの兄さんに、この三十回目の処女膜を破ってもらえないことだけは、少しだけ悔しいけれど……でも、この薄い膜を少しばかり引き裂かれるだけで、兄さんのこれからの五十年、六十年の人生のすべてを永遠に買い取れるのだと思えば……っ、そんなもの、あまりにも安い手付金にすぎませんわっ!」 『見事だ、椿姫! それこそが余たちの真実、誰にも汚せぬ不滅の純愛だ!!』  シャドウが歓喜の声を上げ、背後から椿姫の首筋へと熱い舌を這わせた。  恐怖が完全に消滅した脳内に、限界を超えたドーパミンとエンドルフィンが爆発的に溢れ出し、椿姫の視界がキラキラと輝く黄金色の光で満たされていく。  もはや、二十八日後に待ち受ける凌辱の未来すらも、彼女にとっては「兄の心を永遠に自分の鎖で縛り上げるための、最高に甘美な勝利のパレード」にしか見えなかった。         ◇ 「あはっ、あはははっ……♡ 気持ちいい、頭の中がしゅわしゅわして、幸せでいっぱいになってきますわ……っ!」  鏡の前で立ったまま、椿姫はシャドウの手と自分の手を重ね合わせ、四つの手で自らの全身を狂おしく愛撫し始めた。  シャドウの右手が椿姫の両乳首を交互に強く弾き、爪先でカリカリと甘く引っ掻き回す。  シャドウの左手は椿姫のお尻の割れ目へと背後から滑り込み、愛液でぬるぬるに濡れたけつまんこの蕾を、中指の腹でくるくる、ぐいぐいと執拗にほぐし始めた。 「ひゃうっ♡ あ、あぁっ、けつまんこ、そこっ、シャドウの指が、お尻の穴をくちゅくちゅってしてっ……♡」 『くくっ、ほら、もっと力を抜け、椿姫。過去ループであの男にも散々いじられて、すっかり開発された淫らなけつまんこだろう? こうして入り口を撫でるだけで、指を吸い込もうとしてヒクヒクと口を開けているぞ』  背後からけつまんこの入り口にシャドウの指先が浅くズブリと差し込まれ、同時に前からは、椿姫自身の右手の中指がおまんこの入り口を押し広げ、左手の人差し指と中指が、勃起しきったクリトリスを挟み込んで高速で上下に扱き上げた。  くちゅっ、じゅぷっ、ぐちゅぐちゅっ!  鏡の前で、白い太腿がガクガクと震え、開かれた秘裂から透明な蜜が糸を引くどころか、ぽたぽた、じょぼじょぼと床のフローリングへと音を立てて滴り落ちていく。  鏡に映る自分の顔は、これまでの人生で一番と言っていいほど淫らに蕩けきり、それでいて一点の陰りもない至上の幸福感に輝いていた。 「あぁっ、兄さんっ♡ 私の身体、見てくださっていますか……っ? あなたのことを想うだけで、あなたとこれから一生一緒にいられるって確信しただけで、私の乳首も、おまんこも、けつまんこも、こんなに喜んでとろとろになっていますわ……っ!」  椿姫が顔を後ろへとねじり、背後に密着するシャドウの唇へと自らの唇を重ね合わせる。  ちゅっ、じゅるっ、れろぉっ……!  自分自身の鏡像であるシャドウと、熱い唾液を絡め合う濃厚なディープキス。  舌と舌が絡み合うたび、彼女の脳裏には、過去のループで兄に初めて処女を捧げた夜――あの甘く切なく、そして脳髄が焼き切れるほど気持ちよかった初夜の記憶が、圧倒的なリアリティをもって蘇ってきた。  ――『痛かったらすぐ言えよ、椿姫……っ』  ――『いいえ、兄さん……来て、私の中に入って、私を兄さんの女にしてくださいまし……♡』  ――ゆっくりと、しかし確実に処女膜を押し破って侵入してきた、兄の熱くて硬い肉棒の感触。  ――パチン、と膜が弾ける鋭い痛みの直後、膣壁のひだをすべて裏返すように最奥まで埋め尽くされた時の、あの息もできないほどの陶酔。  ――そして、破瓜の血と愛液でぬるぬるになったおまんこの中で、兄の肉棒が何度も何度も激しく膨張し、子宮の入り口に亀頭をぐりぐりと押し付けながら、熱い生命の種をドクドクと注ぎ込んできた、あの絶対的な一体感! 「んむぅっ♡ ぷはっ、あぁぁっ! 兄さんっ、今、おまんこの中に、兄さんの熱いのが入ってきてるみたいに感じますわっ……! 二十八回分の破瓜の喜びと、何百回分もの中出しの記憶が、全部、全部いっぺんに私のお腹の中で爆発してっ……♡」 『イッてしまえ、椿姫! 誰に遠慮することがある! これは貴様が自らの手で掴み取った、絶対なる勝利の前祝いの絶頂だ!!』 「ええっ、イキますわっ、兄さんのために、兄さんのものになる私の身体を祝福して、イッちゃいますわぁぁっ……♡♡」  椿姫は鏡の前で片足を大きく踏み出し、背中をシャドウの胸へとぎゅーっと反らせながら、クリトリスを爪先で強く潰すように扱き上げ、同時におまんことけつまんこに差し込まれた指をぐいっと奥へ突き上げた。  その瞬間――。  びくんっ! ぷしゅぅぅぅ――っ!!  開かれたピンク色の秘裂のすぐ上、小さな尿道口とおまんこの入り口から、きらきらと光る透明な潮が、弧を描いて前方の姿見へと勢いよく吹き飛んだ。 「あ、あぁぁぁっーー♡♡ で、出てるっ、お潮がっ、鏡にぴゅーって飛んでっ……あはっ、あははははっ♡♡」  ピシャッ、ビシャビシャッ! と鏡のガラス面を熱い潮が濡らし、そこから幾筋もの雫となって滑り落ちていく。  立ったまま膝をガクガクと震わせ、おまんことけつまんこの両穴を限界までキュウキュウと締め上げながら、椿姫はシャドウの腕の中で甘く長い絶頂の嬌声を上げ続けた。  しかし、この鏡の前での潮吹き絶頂すらも、今夜これから始まる本当の「祝祭」のほんの幕開けにすぎなかったのだ。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(3)  午後九時。  椿姫は自室の壁のスイッチに手を伸ばし、パチン、と間接照明の明かりを落とした。  部屋を包み込んだのは、レースのカーテン越しに窓から差し込む、青白く澄み渡った五月一日の月明かりだけ。  その幻想的な月光のスポットライトが、ベッドの中央へと歩み寄った椿姫の、一糸まとわぬ白い裸体を鮮やかに浮かび上がらせていた。  先ほど鏡の前で吹き散らした潮と愛液の名残で、彼女の太腿の内側からふくらはぎにかけては濡れた真珠のように艶めかしく光り、一歩足を踏み出すたびに、まだ閉じきらないおまんこの唇から、とろり、と新しい蜜が湧き出しては足首へと伝い落ちていく。 「あはっ、あははは! 兄さん、私、嬉しい……! これで兄さんは一生私のものよ! 誰にも邪魔されず、白石結衣にも奪われず、あなたが死ぬその瞬間まで、いいえ、死んだ後の魂まで、ぜんぶ、ぜんぶ私のものなんですわ……!」  ベッドの純白のシーツの上へと飛び込むように仰向けに倒れ込んだ椿姫は、歓喜のあまり声を上げて笑いながら、自らの豊かな双丘へと両手を伸ばした。  ここからはもう、誰の目も気にせず、声を殺す必要すらない、彼女とシャドウだけの「勝利の祝祭」の時間だ。  椿姫は両手の五本の指をいっぱいに広げ、自分の左右の乳房を根元からむんずとわしづかみにすると、まるで自分自身の肉体を祝福し、同時に激しく責め立てるかのように、力任せにむにゅっ、ぐにゅぅっと揉みしだき始めた。 「んっ、あぁっ♡ 私の胸、すごく熱くて、こんなに柔らかくて……っ。過去二十九回のループで、兄さんが『椿姫のおっぱいは最高だな』って言いながら、毎日毎日揉んで、吸って、甘やかしてくれたおっぱいですわ……♡」  白い双丘が彼女の指の間からたぷん、たぷんと激しく波打ち、その頂点で真っ赤に充血して屹立する二つの乳首が、月明かりの下でひときわ淫らな存在感を放っている。  椿姫は乳房を強く絞り上げるように圧迫しながら、両親指と人差し指の爪先を立て、その敏感に尖りきった乳首の先端を、カリッ、コリコリッ、と容赦なく引っ掻き回した。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ♡♡ いいっ、爪でカリカリってすると、乳首の先っぽから胸の奥を通って、おまんことけつまんこの奥までビリピリって電気が走りますわっ……!」  痛みに近いほど強い刺激。しかし、脳内が多幸感の麻薬で満たされている今の椿姫にとっては、乳首を爪で引っ掻く刺激すらも、兄の歯先で甘噛みされている記憶へと直結し、全身を震わせる極上の快楽へと変換されていく。  彼女は両乳首を指先でぎゅーっと上へと引っ張り上げ、ちぎれそうなほど伸ばしてから、パチンと指を弾いた。  びくんっ! と上半身が大きく跳ね、開かれた唇から甘い吐息とともにキラキラと光る唾液の糸が垂れ落ちる。 「はぁっ、んっ、すごい……っ、乳首だけで、もう一回イッてしまいそう……♡ ねえ兄さん、見て、私のおっぱい、兄さんに吸われたくてこんなにピンピンに勃起して、先っぽがジンジンって脈打っていますわよ……っ!」  椿姫は自分の首を限界まで下へと傾け、自らの両手で左の乳房をぐいっと持ち上げると、自分の赤い唇と舌先を、そのぷっくりと腫れ上がった自分の左乳首へとちろりと這わせた。 「んちゅっ……れろ、ちゅぷっ……♡ あぁっ、自分で自分の乳首を舐めるの、おっぱいの先っぽと舌の両方が気持ちよくて、頭がふわふわしてきますわ……っ!」  自分の舌で自分の乳首を転がし、ちゅぅっと強く吸い上げながら、右手の爪先では右の乳首を激しく弾き続ける。  おまんこの奥がキュウキュウと音を立てそうなほど激しく収縮し、まだ指一本触れていないというのに、股間からは熱い愛液がどくどくと溢れ出して、純白のシーツに黒々とした濡れ染みを広げていった。 「んんっ、ちゅるっ……♡ あ、あぁっ、乳首でっ、まずは兄さんの大好きなこのおっぱいで、一回イキますわっ……♡ んくっ、あぁぁぁっーー♡♡」  左乳首を自分の前歯で甘く噛み締め、右乳首を爪で強く潰した瞬間、椿姫の背中がベッドの上でぎゅーっと反り返り、乳房の芯から弾けた甘い絶頂の波が全身を駆け巡った。         ◇ 「はぁ、はぁっ……♡ あは、おっぱいだけでイッちゃいましたわ……。でも、こんなのまだ始まりにもなりませんわね……!」  乳首イキの余韻でとろりと潤んだ瞳を輝かせながら、椿姫はベッドの上で上半身を少し起こし、ヘッドボードに背をもたれかけさせると、自らの白い両脚を、月明かりに向かってこれ以上ないほど大きく「M字」に全開にした。  膝を曲げ、かかとをシーツに突き立てて大きく開かれた股間。  そこには、先ほどからの度重なる絶頂によって真っ赤に充血し、花弁がめくれ上がるほどぷっくりと膨れ上がったおまんこと、そこから溢れ出た愛液にまみれてぬるぬると光るピンク色のけつまんこが、丸見えの状態で晒し出されていた。  自分の秘密の場所を、月明かりと、ベッドの脇で微笑むもう一人の自分(シャドウ)へと惜しみなく見せつけるという露出の快感が、椿姫の羞恥心を完全に焼き切り、さらなる興奮の炎を燃え上がらせる。 「ほら……見て、シャドウ。そして、一階にいる私の愛しい兄さん……♡ 私のおまんこ、こんなにぱっくりと開いて、中のお汁が止まらなくて、ぐちょぐちょになっていますわ……!」  椿姫は左手で自分の左太腿をぐっと外側に押さえつけ、秘裂がさらに大きく開くように固定すると、右手の人差し指と中指を揃え、その一番上――包皮が完全に剥けて、小さな紅い果実のようにぷるぷると震えているクリトリスへと指先を伸ばした。  すでに愛液でたっぷり濡れた指の腹が、クリトリスの先端にぬるりと触れる。 「ひゃあっ♡ んっ、くぅぅっ……! すごっ、クリトリス、もうパンパンに硬くなってて、触っただけで腰が浮いちゃいますわっ……♡」  彼女は声を抑えることなく、部屋中に響き渡るような甘い嬌声を上げながら、二本の指でクリトリスを挟み込み、くちゅ、くちゅ、ぬちゅちゅっ、と粘液の音を立てて小刻みに、そして執拗に擦り上げ始めた。  ただ表面を撫でるだけではない。時折、指の腹でクリトリスを根元へとぐっと押し潰すように圧迫し、そこから円を描くようにグリグリと掻き回し、かと思えば指先で包皮ごとつまみ上げて、ちゅぱっ、と音を立てて弾く。  二十九回のループで、兄の指と舌に何千回と愛撫され、どこをどの角度で、どれくらいの強さで擦れば一番頭がおかしくなるかを、彼女自身の指は完璧に熟知していた。 「あ、あぁっ♡ ここっ、こうしてクリトリスの左側を強めにこすりながら、先っぽを爪の腹でトントンってするとっ……♡ あはっ、おまんこの奥から、熱いお汁がじょぼじょぼって湧き出てきますわっ……!」  言葉通り、クリトリスを責め立てるたび、そのすぐ下でパクパクと開閉する膣口から、透明で糸を引く愛液が泉のように噴き出し、けつまんこの溝を伝ってシーツへと流れ落ちていく。  くちゅ、ぐちゅ、じゅぷ、ぴちゃっ……!  静かな夜の自室に、少女が自らのおまんこを弄り回す卑猥な水音と、荒く甘い喘ぎ声だけが淫らな音楽のように響き渡る。  左手で自分の片方の乳首を抓り上げ、右手でクリトリスを高速で扱き上げながら、椿姫はM字に開いた腰をシーツの上でいやらしく上下左右にグラインドさせた。 「兄さんっ、兄さんっ♡ 気持ちいいよぉっ、兄さんを想ってするオナニー、世界で一番気持ちいいですわぁっ……! もうすぐ、このおまんこも、このクリトリスも、一生兄さんだけのものになるって思ったら、嬉しくて、幸せで、クリトリスが溶けちゃいそうですわっ……♡♡」  ぷしゅっ、と小さな潮がクリトリスのすぐ下から弾け飛び、椿姫の太腿を濡らす。  そして、極限まで高められた興奮の中で、彼女はついに、濡れそぼった右手の指先をクリトリスから下へと滑らせ、ひくひくと蠢くおまんこの入り口へとあてがった。         ◇  月明かりの下で、ピンク色の小さな膣口が、まるで呼吸をする生き物のようにきゅっ、ぱくっ、と収縮を繰り返している。  その入り口には、三十周目の肉体が持つ「処女膜」が、まだ誰の肉棒も受け入れないまま、瑞々しい薔薇色のひだとして残っていた。  しかし、椿姫の瞳には一片の躊躇もなかった。  彼女は自分の愛液でぬるぬるに光る右手の人差し指と中指の二本をぴったりと揃え、その先端をおまんこの入り口へとぐっと押し当てると――。 「あはっ……♡ ほら、入りますわよ、私の指……っ。過去二十九回分の、兄さんのおちんちんの記憶を思い出しながら、奥までズブッて……っ!」  ズブッ、ズチュウウウッ!!  一息に、二本の指が熱くぬめり気のある粘膜を押し広げ、根元まで深々と突き入れられた。 「いやあうっ……♡♡ あ、あぁぁっ、はいったぁっ、指二本、いっぺんにズブッて入りましたわぁっ……!!」  狭い処女膜の入り口が、二本の指の太さにびっくりしたようにギュウッと引き攣れ、チリッとした鋭くも甘い痛みが下腹部を貫く。  だが、そのわずかな痛みすらも、今の椿姫にとっては「兄さんに二十八回も貫かれた破瓜の記憶」を呼び覚ますための最高に甘美なトリガーでしかなかった。  指を根元まで飲み込んだおまんこの内部は、まるで溶岩のように熱く、そして驚くほど柔らかく熟れきっていた。  無数の細かいひだが、侵入してきた二本の指に「待っていました」とばかりにねっとりと絡みつき、四方八方からちゅうちゅう、ぎゅうぎゅうと吸い付くように締め上げてくる。 「はぁっ、んんっ♡ すごっ、私のおまんこ、処女のはずなのに、中がこんなにとろとろで、指をぎゅーぎゅーって噛んで離しませんわ……! だって、このおまんこの魂は、もう何百回も兄さんの太くて熱いおちんちんを咥え込んで、兄さんの形を完璧に覚えているんですものね……♡」  椿姫はベッドの上でM字開脚の姿勢のまま、突き入れた二本の指を、グチュッ、ズチュッ、グチュグチュッ! と激しく前後に出し入れし始めた。  指を引き抜くたびに、ピンク色の粘膜が指に吸い付いてめくれ上がりそうになり、再び突き入れるたびに、奥に溜まった大量の愛液が指のピストンによって掻き出され、白く泡立ちながら股間からシーツへと溢れ出していく。  クチュッ、グチュグチュッ、ジュプッ、ズチュウッ!  先ほどまでのクリトリス責めとは比較にならないほど大きくて生々しい水音が、部屋中にいやらしく反響する。  彼女はただ出し入れするだけでなく、膣内で二本の指をハサミのように少し開き、おまんこの上壁にあるザラザラと膨らんだGスポットと、さらにその奥、指先がやっと届くか届かないかの場所で降りてきている子宮口(ポルチオ)の入り口を、交互にグイグイ、トントンと強く押し上げた。 「あぁっ、そこっ♡ おまんこの天井っ、兄さんのおちんちんのカリ首がいっつも引っかかって、ゴリゴリって擦り上げてくれた場所っ……! あ、あぁっ、指で掻き回すだけで、あの時の気持ちよさが全部蘇ってきてっ……んっ、イク、またおまんこの中でイッちゃいますわぁっ……♡♡」  膣壁が激しい痙攣を起こし、二本の指を折れんばかりにギュウウウッと搾り上げる。  どぷっ、じょぼっ! と指の隙間から熱い蜜が噴き出し、シーツの上の染みがさらに大きく広がっていった。         ◇  一度おまんこの中での絶頂を迎えた椿姫は、荒い息を吐きながら、膣内でひくつく肉壁をなだめるようにゆっくりと二本の指を引き抜いた。  ぬぷっ……ちゅぽんっ!  小さな栓を抜くような音とともに引き抜かれた彼女の右手は、指先から手のひら、さらには手首のあたりまで、自分自身の濃厚な愛液と白い泡でドロドロに濡れ光っていた。  月明かりの下で、二本の指の間には白濁した蜜の糸が幾重にも張っている。  椿姫はその濡れそぼった自分の右手を、うっとりとした瞳で見つめながら、自らの顔の前へと持ち上げた。  むわりと鼻腔をくすぐる、甘酸っぱくて濃厚な雌の香り。 「ふふ……あはっ♡ 見て、これ全部、兄さんを想って私のおまんこが流した嬉し泣きのお汁ですわ……。まるで、兄さんにたっぷり中出しされた後みたいに、白く泡立って、とろとろ……」  彼女は赤い唇を半開きにし、そこからピンク色の温かい舌を長く突き出すと、自らの愛液でまみれた人差し指と中指を、下から上へとねっとりと舐め上げた。 「んっ……れろぉっ、ちゅぷ、じゅるるっ……♡」  指に絡みつく自分の蜜を舌の上で転がし、ちゅうちゅうと音を立てて吸い取る。  そしてそのまま、彼女は二本の指を、自分の口の中へとズブリと深く咥え込んだ。  その瞬間、椿姫の脳裏にフラッシュバックしたのは、過去のループで兄のたくましい肉棒を夢中でフェラチオしていた時の、あの熱狂的な記憶だった。 (んむっ、ちゅぼっ、じゅぽっ……♡ あぁ、こうやって指を咥えていると、口いっぱいに広がった兄さんの熱いおちんちんの感触を思い出しますわ……! 硬くて、熱くて、血管がドクドクって脈打ってて……先っぽの鈴口から出るしょっぱい我慢汁を、私が舌先でちろちろって舐め取ってあげると、兄さん、いつも『ああっ、椿姫、上手いよ、気持ちいいよ』って私の頭を撫でてくれたんですもの……♡)  椿姫は目を細め、自分の二本の指を兄の肉棒に見立てて、頬をすぼめながらジュポッ、ジュポッ、チュルルッ! と激しい音を立てて吸引し、舌を巧みに絡みつかせた。  さらには指先を喉の奥(ディープスロート)までぐいっと押し込み、「んぐっ、げほっ……んちゅぅっ♡」と涙目でえずきながらも、喉の粘膜で指先をきゅうっと締め付ける。  口からは唾液と愛液が混ざり合った透明な糸がだらりと顎へと垂れ落ち、豊かな双丘へとぽたぽたと落ちていく。  左手は休むことなくM字に開いた股間へと戻っており、口の中で自分の指をフェラチオしながら、左手の指先では再びおまんこの入り口とクリトリスをくちゅくちゅと弄り回していた。         ◇ 「ぷはぁっ……♡ はぁ、はぁっ、お口もおまんこも、兄さんが欲しくてたまらなくなってしまいましたわ……! ねえ、もっと、もっと私の身体を全部使って、兄さんのものになるお祝いをしなくちゃ……!」  口から引き抜いたばかりの、唾液と愛液でぬるぬるになった右手の指二本を、椿姫は再び迷うことなく自らのおまんこへとズブッと根元まで突き入れた。  そして同時に、今までクリトリスを撫でていた左手を、さらにその下――おまんこのから溢れ出た蜜でたっぷりと潤い、ピンク色の蕾をひくひくと震わせていた「後ろの穴(けつまんこ)」へと這わせたのだ。 「んっ、あぁっ♡ 私のけつまんこも……過去のループで、兄さんに『椿姫の後ろの穴も、全部俺のものにしたい』って言われて、指やローターや、そして兄さんの太いおちんちんで、散々開発してもらった大事な場所ですわ……♡」  三十周目のこの肉体ではまだ一度も使っていないはずのけつまんこだったが、おまんこから垂れ落ちた大量の愛液が天然のローションとなり、その窄まりはすでに柔らかくほぐれていた。  椿姫は左手の中指の先端を、ぷっくりと皺の寄ったけつまんこの入り口へとあてがい、くるくると円を描いてから、ぬぷり、ずぶぶっ……と第一関節、そして第二関節までゆっくりと押し込んだ。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ♡♡ は、入ったぁっ、前のおまんこに指二本、後ろのけつまんこにも指が入って、私の下の穴、ふたつとも指でいっぱいになっちゃいましたわぁっ……!!」  前と後ろ、二つの穴を同時に自らの指で貫くという過激で淫靡な快感。  おまんことけつまんこを隔てる薄い一枚の肉壁を、右手と左手の指の腹で前後から挟み込み、グイグイ、ゴリゴリッと同時に擦り上げる。 「あ、あぁっ♡ すごっ、前と後ろの壁が、指で挟まれて擦れると、おまんこだけじゃ絶対に出ないような、お尻の奥から脳みそまで突き抜ける変な声が出ちゃいますわっ……! あはっ、あはははっ♡ 気持ちいい、兄さん、見て、私、自分の指で前も後ろもグチュグチュにかき回して、こんなにハッピーに乱れていますわよっ!!」  グチュッ、ズチュッ、ヌチュッ、グポッ!  右手がおまんこのGスポットを激しく叩き、左手がけつまんこの直腸壁をぐりぐりと押し広げる。  M字に開かれた白い両脚が、快感のあまりベッドの上でバタバタと跳ね、豊かな二つの乳房が激しい呼吸に合わせてたぷんたぷんと揺れ動く。  もはや彼女の頭の中には、苦悩も恐怖も欠片すら存在しない。あるのは「この最高に敏感で淫らな身体ごと、兄さんの人生を丸ごと手に入れるのだ」という全能感と、全身の神経を焼き尽くすような祝祭のエクスタシーだけだった。 「いくっ、またイキますわっ♡ おまんことけつまんこ、両方で指をぎゅーって締め付けてっ、兄さんの名前を呼びながらイッちゃいますわっ!! 兄さんっ、大好きっ、愛してますわ兄さんっ……あ、あぁぁぁっーー♡♡」  椿姫はベッドの上で全身をぎゅーっと極限まで反らせ、両手の指を二つの穴の奥深くへと突き刺したまま、ぷしゅっ、じょぼぼっ! と再び熱い潮と愛液をシーツへと撒き散らしながら、狂おしいほどの歓喜の絶頂へと駆け上がっていった。  そして、その激しい喘ぎ声に呼応するように、ベッドの脇で揺らめいていた黒い椿姫(シャドウ)の輪郭が、ゆっくりと濃密な「黒い霧」へと姿を変え始めたのだった。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(4)  午後九時二十分。  幾度目かの激しい絶頂の波が引いたあとも、椿姫の肉体に宿った熱狂は冷めるどころか、まるで薪をくべられた炉心のようにますますその温度を高めていた。  純白だったベッドのシーツは、いまや彼女のおまんこから噴き出した潮と粘り気のある愛液によって広範囲にわたってぐっしょりと濡れ透け、月明かりを反射して淫靡な水溜まりのように光っている。  しかし、椿姫はその濡れたシーツの上で満足して休むようなことはしなかった。 「はぁ、はぁっ……♡ まだ、まだ足りませんわ……。仰向けだけじゃなくって、もっと私の恥ずかしいところを全部さらけ出して、兄さんに後ろから犯してもらった時のことも、全部この身体に思い出させてあげなくちゃ……♡」  彼女は熱く火照った身体をゆっくりと反転させると、シーツの上に両手と両膝をつく「四つん這い」の姿勢をとった。  さらに、胸と頬をシーツへと低く擦りつけるように沈み込ませ、その反動で、白く丸みのある豊かなお尻を、月明かりが差し込む窓の方へ向かって、ぐいっと高く突き出したのだ。  膝を左右に大きく開いたことで、突き出されたお尻の割れ目の下には、花弁がめくれ上がってトロトロに濡れそぼったおまんこと、そのすぐ上で呼吸するようにヒクヒクと窄まりを震わせるピンク色のけつまんこが、縦に並んだ二つの淫らな蕾としてくっきりと露わになった。  たぷんと重力に従って垂れ下がった二つの豊かな乳房は、先端の乳首を濡れたシーツの布地へと直接擦りつけ、椿姫が呼吸をするたびにシーツの上で甘く転がる。 「あぁっ……♡ この格好、大好きですわ……。過去のループで、兄さんに『椿姫のお尻、すごく綺麗でエロいぞ』って言われながら、後ろから腰を掴まれて、犬みたいに四つん這いでパンパンって突いてもらった時の格好ですもの……♡」  椿姫はシーツに頬を押し当ててうっとりと微笑みながら、自らの右手を後ろへと回し、突き出したお尻の割れ目の上から、自分のおまんこへと指を伸ばした。  四つん這いで腰を高く上げているため、おまんこの角度は仰向けの時とはまったく異なり、後ろから差し入れた中指と薬指の二本が、ズブッ、グチュウッ! と驚くほど深い場所――子宮の入り口のすぐ手前まで一気に到達する。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ♡♡ う、後ろから指を入れると、おまんこの一番奥の、兄さんのおちんちんの先っぽがコツコツって当たった場所に、指が直接届いてっ……♡」  彼女は左手でシーツを強く握りしめ、お尻を高く突き出したまま、後ろから差し入れた右手の指を激しくピストンさせ始めた。  ズチュッ、グチュグチュッ、ジュポッ、ズブブッ!  四つん這いの股間から、白く泡立った愛液が指の動きに合わせて飛び散り、太腿の内側を伝ってシーツへとぽたぽたと滴り落ちる。  同時に、シーツに押し付けられた左右の乳首が、彼女自身が腰を前後に振る動きによって布地と激しく擦れ合い、「んっ、あぁっ、シーツにおっぱいが擦れて、乳首までじんじんしますわっ……♡」と甘い嬌声を漏らさせた。  お尻の頂点にあるけつまんこの蕾も、おまんこの激しい収縮に連動してきゅっ、ぱくっ、とひくつき、今にも何かを飲み込みたそうに艶めかしく口を開けかけている。  その時だった。 『くくっ……ふはははは! 何という淫らで、何という神聖な眺めだ、椿姫! 自分自身の指だけでは、その二十九回分の記憶が詰まった聖杯を満たすには、いささか手が足りぬようだな!』  ベッドの周囲に立ち込めていた「黒い椿姫(シャドウ)」の霧が、突如として生き物のようにざわめき立った。  それはもはや単なる幻影や心象風景ではなかった。  恐怖を完全に克服し、表層意識と深層意識が一つの「殉教と独占のロジック」によって完全に統合されたことで、シャドウが持つ快楽の権能が、椿姫の神経系そのものと直結し、圧倒的なリアリティを持った「黒い触手」の群れへと具現化したのだ。 「あ……っ♡ 来て、シャドウ……っ! あなたは私、私はあなた……! 二人で一緒に、この兄さん専用の身体を、頭の先から足の先まで、お祝いしてあげましょう……っ♡」  椿姫が歓喜の声で呼びかけた瞬間、黒い霧の中から、艶めかしい光沢を帯びた無数の「黒い触手」がスルスルと伸び上がり、四つん這いになった椿姫の白い裸体へと一斉に絡みついた。  まず動いたのは、先端がイソギンチャクや吸盤のように柔らかく開いた二本の細い触手だった。  その二本は、シーツに押し付けられていた椿姫の上半身を背後から抱き起こすように持ち上げると、月明かりの下にぷるんと揺れた二つの豊かな乳房へと巻き付き、真っ赤に勃起した左右の乳首へと、ちゅぽんっ! と同時に吸い付いたのだ。 「ひゃあぁぁっ♡♡ んっ、あ、あぁっ!? な、なにこれっ、おっぱいの先っぽ、吸い付かれてっ……♡」  触手の先端が乳首を根元の乳輪ごとすっぽりと包み込み、内部を真空状態にして、ちゅぅぅっ、じゅるるっ! と強烈な吸引力で吸い上げる。  それだけではない。吸い上げられた乳首の先端を、触手の内側に生えた無数の細かな突起が、まるで兄の熱い舌先が高速で転がしているかのように、ちろちろ、れろれろ、こりこりっと執拗に舐め回し、甘噛みし始めたのだ。 「あ、あぁっ♡ すごっ、乳首、ちゅーちゅーって吸われて、おっぱいの奥から何か出ちゃいそうっ……♡ 過去のループで、兄さんに一晩中おっぱいを吸われ続けた時よりも、もっと強くて、もっと甘くて……んんっ、おっぱいだけで頭がとろけちゃいますわぁっ……♡♡」  二本の触手が乳房全体を根元からぎゅうぎゅうと揉みしだきながら、先端の乳首をちゅぷちゅぷと音を立てて吸い続ける。  そのあまりの快感に、椿姫が膝立ちのまま背中をぎゅーっと反らせた、まさにその瞬間だった。         ◇  彼女の背後――高く突き出された白いお尻の割れ目の奥へと、先ほどの乳首の触手よりもはるかに太く、まるで兄の怒張した肉棒そのもののようにたくましい、ぬめり気のある「極太の触手」がスルスルと這い寄ってきた。  その先端が狙いを定めたのは、前のおまんこではなく、おまんこから溢れ出た愛液でぬるぬるに光りながらヒクヒクと震えていた、後ろの穴――「けつまんこ」だった。 『ほら、椿姫。貴様のおまんこは、自分の指で兄の感触を思い出している最中だろう? ならばこの後ろのけつまんこは、余が二十九回分の記憶ごと、根元までたっぷりと可愛がってやろう!』 「あっ、あぁっ♡ けつまんこに、太いのが当たって……っ! ええ、来て、シャドウっ! 私のお尻の穴も、兄さんに開発された大事な性感帯ですもの……遠慮なんてしないで、奥までズボッて入れてくださいませっ……♡」  椿姫が自らお尻を後ろへとぐいっと突き出し、けつまんこの括約筋を意識的にふわりと緩めた、その刹那。  ぬぷり……ズブズブズブッ、ゴボリッ!!  愛液と触手自身の温かい粘液をたっぷりと纏った極太の触手が、ピンク色のけつまんこの窄まりを押し広げ、一切の躊躇もなく、一息に直腸の奥深くまで根元まで飲み込まれた。 「いやああぁぁっ♡♡ あ、あぁっ、お、お尻ぃっ、けつまんこに、太いのがゴボッて奥まで入ってきちゃいましたわぁっーー♡♡」  おまんことは違う、排泄の器官を太い異物で逆流するように埋め尽くされる、倒錯的で圧倒的な圧迫感。  しかし、過去のループで兄の指や肉棒によって開発され尽くした魂の記憶を持つ椿姫にとって、直腸の粘膜を隙間なく押し広げられるその感触は、苦痛ではなく、背骨の芯を直接撫で回されるような気が狂うほどの快楽だった。  けつまんこの入り口が、侵入した太い触手の周囲にぴっちりと吸い付き、ピンク色の肉リングとなってキュウキュウと締め付ける。  さらに、直腸の奥へと入った触手が、まるで生き物のように内部でうねり、S字結腸の手前の敏感な壁を、内側からぐりぐり、ごりごりっと太い胴体で擦り上げた。 「あひっ、あ、あぁぁっ♡♡ けつまんこの中っ、うねうねって動いてっ、おまんこの裏側を、後ろからグイグイって押されていますわっ……! すごっ、お尻の穴なのに、まるで子宮のすぐ裏を直接撫でられてるみたいでっ……♡」  椿姫の右手は、まだ自分のおまんこの中に二本の指を突き入れたままだった。  そのため、後ろのけつまんこに侵入した極太の触手が動くたび、薄い肉壁一枚を隔てたおまんこの中の自分の指に、触手の太くて硬い感触がゴリゴリと直接伝わってくるのだ。  前のおまんこは自分の指で、後ろのけつまんこはシャドウの極太触手で、そして左右の乳首は吸引触手で同時に責め立てられる。  すでに常軌を逸した快楽の渦の中にいた椿姫だったが、シャドウの祝福の蹂躙は、まだそれだけでは終わらなかった。         ◇ 「はぁっ、んっ、兄さんっ、私の身体、前も後ろもおっぱいも、全部気持ちよくてっ……んむっ!?」  歓喜の喘ぎ声を上げていた椿姫の赤い唇へと、上方から伸びてきたもう一本の艶めかしい触手が滑り込み、彼女の口内へとズブリと侵入したのだ。 「んむぅっ♡♡ んぐっ、ちゅぼっ、じゅるるっ……!」  口の中へと入ってきた触手は、まるで情熱的な恋人の舌のように椿姫のピンク色の舌へとねっとりと絡みつき、彼女の甘い唾液を掻き回しながら、その先端を喉の奥へとぐいぐい押し込んできた。  口を塞がれ、くぐもった嬌声が鼻腔から「んんっ♡ んفぅぅっ♡」と漏れ出す。  上からは口と喉奥を犯され、真ん中では両乳首を吸われ、下ではおまんことけつまんこを同時に貫かれる。  文字通り、身体に存在するすべての穴と突起を埋め尽くされた「完全なる串刺し」の状態の中で、椿姫は苦しがるどころか、自らの舌を口内の触手へと積極的に絡みつかせ、ちゅうちゅう、じゅぽじゅぽと音を立てて吸い付き始めた。 (んむぅっ♡ あ、あぁっ、これっ、お口の中まで兄さんのおちんちんでいっぱいにされてるみたいですわっ……♡)  口内を満たす触手の感触と、おまんことけつまんこを突き上げる激しいピストンが、彼女の脳内で、過去二十九周の中で最も激しく、最も濃密だった「あの日」の記憶を鮮烈にスパークさせた。  ――あれは二十五周目の梅雨、激しい雨が窓を叩きつけていた週末のことだった。  あの時、椿姫と兄・はじめは、金曜日の夜から日曜日の朝まで、食事と最低限の水分補給以外のすべての時間を、この水無月家のベッドの上で裸のまま絡み合って過ごしたのだ。  一回イッても、二回イッても、兄の熱い肉棒は椿姫のおまんこの中から引き抜かれることなく、膣内で硬さを取り戻しては再び腰を打ち付けてきた。  すでに十回以上も中出しされ、おまんこの中が兄の濃厚な精液でいっぱいに満たされているというのに、兄が後ろから激しく突くたび、結合部から白濁した精液と愛液がグチュグチュ、ジョボジョボと泡立って溢れ出し、シーツを真っ白に染め上げた。  さらには、おまんこが精液でいっぱいになると、兄は『椿姫、後ろの穴にも出していいか……っ?』と囁き、精液でぬるぬるになった肉棒をそのまま椿姫のけつまんこへと根元まで突き入れ、直腸の奥深くにまでドクドクと熱い種を注ぎ込んだのだ。  前も後ろも兄の精液でパンパンに満たされ、口では兄の汗ばんだ首筋や唇を舐め続けながら、一晩で何十回イッたかも分からないほど果て続けた、あの狂おしいほどの愛と快楽の記憶――! (あぁっ、思い出しましたわっ……♡ あの雨の日の、兄さんの止まらないピストンと、お腹の奥まで火傷しそうだった熱い精液の感触っ……! 今、私の身体の中で、あの時の快感が何十倍にもなって暴れ回っていますわっ……♡♡)  口内の触手が一度ちゅぽんと引き抜かれ、椿姫の唇から長い唾液の糸が銀色に輝きながら垂れ落ちた。 「ぷはぁっ、はぁ、はぁっ♡♡ 兄さんっ、兄さんっ! 気持ちいいっ、私、けつまんこもおまんこも、おっぱいもお口も、全部兄さんに犯されてるみたいで、もう頭がおかしくなっちゃいますわぁっ!!」 『くくっ、まだだ、椿姫! まだ貴様の前の穴には、貴様自身の指しか入っていないではないか! さあ、指を抜いて、その脚をもっと大きく開け! 二十九回分の記憶のすべてを、今ここで爆発させてやる!!』  シャドウの掛け声とともに、けつまんこを貫いていた極太の触手が、ズチュッ、ゴボゴボッ! と直腸の粘膜をめくり上げるようなストロークで激しくピストンを開始した。 「ひゃغっ、あ、あぁぁっ♡♡ けつまんこ、そんなに激しくズボズボってされたらっ、お尻の穴がバカになっちゃいますわっ……! んっ、くぅぅっ、イク、けつまんことおっぱいで、またイッちゃいますわぁっ……♡♡」  四つん這いのまま、椿姫の腰がガクガクと激しく跳ね、おまんこから抜きかけた右手の指の隙間から、ぷしゅっ、ぷしゅぅっ! と熱い潮がシーツへと吹き出した。  けつまんこの内壁が極太の触手を万力のように締め上げ、両乳首を吸われながら、椿姫はまたしても強烈な絶頂の渦へと飲み込まれていった。  そして、そのままシーツの上へと崩れ落ちそうになった彼女の身体を、シャドウの無数の触手が空中でふわりと受け止め、今夜最大のクライマックスとなる「完全合体・全穴蹂躙」の体勢へと抱え上げたのだった。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(5)  午後九時四十分。  月明かりが差し込むベッドの上で、椿姫の白い裸体は、黒い霧から無数に伸び上がったシャドウの触手によって、まるで女王の玉座に抱かれるかのように空中で大の字に近い「背面駅弁(M字開脚)」の姿勢へと持ち上げられていた。  両膝は左右の腋の下へと深く折り曲げられるほど大きく開かれ、ピンク色に充血してめくれ上がったおまんこと、すでに極太の触手を根元まで飲み込んでパンパンに広がったけつまんこが、正面の鏡と月光に向かって完全に無防備な状態で晒し出されている。  左右の乳房には吸引触手がぴたりと吸い付き、ぷっくりと膨れ上がった乳首を真空状態でちゅるちゅる、じゅぷじゅぷと休むことなく吸い上げ続けていた。 「あはっ、あはははっ……♡ すごっ、身体が浮いて、私のおまんこもけつまんこも、全部丸見えになっちゃっていますわ……! でも、もっとしてっ、私の右手と、シャドウの触手で、私のおまんこも一番奥まで埋め尽くしてちょうだいっ……♡」  椿姫は空中で開かれた自らの股間へと右手を伸ばし、すでに自分の指二本が入っていたおまんこの入り口へと、さらに中指・薬指に加えて人差し指までを添え、そこへシャドウの細くしなやかな二本の触手を同時に絡みつかせた。  ぬぷっ、ズブズブズブッ、グチュウウウッ!!  三十周目の処女膜がギリギリまで引き伸ばされながらも破れない絶妙な角度で、椿姫自身の指二本と、シャドウのぬめり気のある触手二本が一体となって、熱く熟れきったおまんこの最奥――降りてきた子宮口(ポルチオ)のすぐ目の前まで一気に侵入した。 「いやああぁぁっ♡♡ あ、あぁっ、前もっ、おまんこの中も、指と触手でパンパンに埋まりましたわぁっーー♡♡」  前の穴(おまんこ)には自らの指と触手、後ろの穴(けつまんこ)には極太の触手。  二つの穴が同時に限界まで押し広げられたことで、膣と直腸を隔てる薄い一枚の肉壁が、前後から同時にグイグイ、ゴリゴリッと凄まじい圧力で挟み込まれた。  さらに、もう一本の先端が細かく枝分かれした触手が、むき出しになったクリトリスへと吸い付き、超高速のバイブレーションを伴いながら紅い真珠をぐりぐりと擦り上げ始める。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ♡♡ なにこれっ、前と後ろ、同時にゴリゴリって擦られてっ、クリトリスもビリビリって震えてっ……♡ こんなの、気持ちよすぎて、頭の中のネジが全部弾け飛んじゃいますわぁっ……!!」  グチュッ、ズチュッ、ゴボッ、ジュププッ、ズチュウウッ!  部屋中に、まるで嵐の夜の水車のような猛烈な水音が響き渡る。  前の穴と後ろの穴が交互に、あるいは同時にピストンされるたび、椿姫の白いお腹が内側からポコッ、ポコッと形が浮き出そうなほど突き上げられ、結合部からは白く泡立った愛液と粘液が滝のようにシーツへと降り注いでいく。  そして再び、上方から降りてきた触手が彼女の開かれた赤い唇へと滑り込み、舌を絡め取りながら口内を犯し始めた。 「んむぅっ♡♡ んっ、あぁぁっ……! 気持ちいい、兄さんのこと想うだけで、頭がおかしくなっちゃうぅっ!!」  口を塞がれながらも、心の声と実際の喘ぎ声が混ざり合って部屋に木霊する。  この極限の快楽の嵐の中で、椿姫の脳裏には、かつて第11章であれほどまでに彼女を恐怖させ、嘔吐させたはずの「二十八日後の廃ビルでの凌辱の未来」が浮かび上がっていた。  しかし――驚くべきことに、今の彼女の脳髄は、その「男たちに犯される未来のイメージ」すらも、恐怖ではなく、全身の性感を何百倍にも燃え上がらせるための「極上の薪(スパイス)」へと完全に反転させていたのだ。 (あぁっ……♡ そうよ、二十八日後、あの廃ビルで、私のこの三十周目の器は、名前も知らない獣みたいな男たちに押し倒されて、服を破かれて、汚いおちんちんをねじ込まれるんですわね……っ。でもっ、あはっ、それが何だというのでしょう!? 男たちが私の上でどれだけ必死に腰を振っても、私の魂は今この瞬間と同じように、兄さんのことだけを考えて、兄さんの名前を心の中で呼びながら、兄さんのために流す殉教の蜜で男たちを溺れさせてやるのですわっ……!) (そしてっ、ボロボロに汚された『世界で一番かわいそうで、世界で一番けなげな妹』になった私を、兄さんが泣きながら抱きしめてくれた時……っ! 兄さんの優しい心も、兄さんの正義感も、兄さんの罪悪感も、そして兄さんのこれからの人生のすべてが、永遠に私の鎖に繋がれて、私だけのものになるんですものっ!! ああ、なんて素晴らしい、なんて完璧なハッピーエンドなのでしょう!!)  マゾヒスティックな殉教の陶酔と、サディスティックなまでの独占の全能感が、おまんことけつまんこを同時に突き上げる物理的な快感と完全に融合し、椿姫の脳内で眩いばかりの黄金のスパークを引き起こした。         ◇ 『そうだ、椿姫! それでこそ余の半身、それでこそ愛の狂信者だ! さあ、もっと締め付けろ! 貴様のおまんこもけつまんこも、今まさに兄の肉棒を二本同時に咥え込んでいると思え! 出し惜しみはなしだ、貴様の身体の中に溜まった歓喜の蜜を、残らずぶちまけて絶頂しろ!!』 「んむっ、ぷはぁっ♡♡ ええっ、イキますわっ、吹きますわっ! 兄さん、見ていてくださいませっ、これが、あなたを一生愛し抜く私の、幸せの絶頂ですわぁぁっーー♡♡」  シャドウの触手が、一段と激しいギアを入れた。  おまんこの中に差し込まれた椿姫自身の二本の指を、触手が外側から包み込むように固定し、そのままの状態で、おまんこの天井にあるGスポットと、最奥のポルチオの入り口を、毎秒十数回という人間離れした速度でタッピングし、激しく掻き回したのだ。  同時に、けつまんこを根元まで貫いていた極太の触手が、直腸の奥でカリ首を大きく膨張させ、おまんこの裏側を後ろからドスンドスンと容赦なく突き上げる。  クリトリスを包む触手は吸引力を最大にし、両乳首を吸う触手は乳房が千切れんばかりに強く引っ張り上げた。 「あ、あ、あぁぁぁっ!? だめっ、そこっ、前と後ろから同時にGスポットとポルチオを叩かれたらっ、おしっこの場所じゃなくって、おまんこの奥の扉が、ぜんぶ開いちゃいますわぁっーー♡♡」  下腹部の奥底で、何か巨大な熱い塊が、臨界点を超えて一気に弾け飛んだ。  椿姫は空中で抱え上げられたまま、白い背中をぎゅーっと極限まで反らせ、両足のつま先をピンと伸ばして――。 「あひぃぃぃっ♡♡ イク、イクイクイクゥッ!! 兄さんっ、愛してるっ、潮が、お潮が止まりませんわぁぁっーー♡♡」  ぷしゅっ――ピュルルルルッ、ジョボボボボッ!!  大きく開かれたM字開脚の股間、おまんこの入り口と尿道口のあたりから、まるで栓の壊れた噴水のように、透明で熱い大量の潮が、勢いよく前方へと吹き飛んだ。  一筋や二筋ではない。  おまんこの中の指と触手がグチュグチュと掻き回すたび、ピュルルッ! ビシャアアッ! ジョボボボッ! と、凄まじい水圧を伴ったスプラッシュが弧を描いて空中に舞い散り、ベッドの足元を越えて、部屋のフローリングや姿見の鏡にまでバシャバシャと音を立てて降り注いでいく。 「あはっ、あぁぁっ♡♡ で、出てるっ、私のおまんこから、お潮がこんなにピューピューって飛んでっ……♡ 止まらないっ、おまんこもけつまんこもキュウキュウって締まるたびに、奥からどんどん熱いのが湧いてきてっ……あぁぁぁっ♡♡」  一度目の大量潮吹きが終わるよりも早く、シャドウの触手は痙攣する彼女の肉体を少しも休ませることなく、さらに深く、さらに激しく全穴をピストンし続けた。  潮を吹き散らした直後の、神経がむき出しになったかのように過敏なおまんことけつまんこの粘膜を、容赦なくゴリゴリと擦り上げられる。         ◇ 「いやっ、あ、あぁぁっ♡♡ ま、待ってっ、今イッたばかりなのにっ、そのままおまんことけつまんこをズボズボってされたらっ……♡ あっ、あぁっ、また来るっ、二回目の波が、すぐそこまで来てますわぁっーー♡♡」  椿姫の美しい瞳が快感のあまりとろりと上転し、白目を剥きかけになる。  半開きの赤い唇からは、口内の触手が引き抜かれた跡に沿って、きらきらと光る甘いよだれがだらりと顎から胸元へと垂れ落ちた。  しかし、その表情は苦痛に歪んでいるのではなく、天上の楽園に昇りつめた聖女のような、どこまでも眩しく、どこまでも狂おしい法悦の笑顔に満ちていた。 「兄さんっ♡ 兄さん、愛してるっ! 大好きよ兄さんっ!! 見て、私こんなに濡れて、兄さんのこと想うだけでお潮をこんなに吹いちゃった……っ! あ、あぁっ、二回目イクっ、けつまんこの奥でイッちゃいますわぁっーー♡♡」  びくん、びくん、びくぅぅんっ!!  再び背中がぎゅーっと跳ね上がり、おまんこから二発目の潮がピュルルッ! とシーツへと噴き出す。  けつまんこの内壁が極太の触手を締め上げすぎて、お尻の穴からまで熱い腸液と愛液が混ざり合った泡がグチュグチュと噴きこぼれた。  だが、絶頂の連鎖は止まらない。  脳内のリミッターが完全に外れた椿姫の身体は、呼吸をするたびに新しいオーガズムの波へと飲み込まれ、三度目、四度目と、切れ目のない多重アクメの螺旋へと突き落とされていった。 「あはっ、あはははっ♡♡ イクっ、またイッちゃうっ、三回目っ、四回目も一緒に来ちゃいますわっ!! 兄さんは私のものっ! 兄さんの心も、身体も、おちんちんも、これからの人生も、ぜんぶ、ぜんぶ私のものよぉっ!! あ、あぁぁっ、いやああぁぁぁっーー♡♡♡」  ぷしゅぅぅっ、じょぼぼぼっ!!  三度目、四度目の潮がたて続けに噴き出し、全身が壊れた人形のようにガクガク、ビクビクと激しく痙攣する。  白い素肌は頭の先から足のつま先まで真っ赤な紅潮に染まり、汗と、愛液と、よだれと、吹き散らした大量の潮によって、彼女の全身はまるで油を塗ったかのように月明かりの下でぬらぬらと輝いていた。         ◇  やがて、数十秒にも及ぶ長い長い四重絶頂の嵐がようやく穏やかな波へと変わり始めた頃。  椿姫の身体を支えていた無数の黒い触手が、ふわりと優しい霧へと戻りながら、彼女のぐったりとした裸体を、潮と愛液でぐっしょりと濡れたベッドのシーツの上へとそっと横たえた。  ずぷっ……ちゅぽんっ……。  おまんことけつまんこからすべての触手と指がゆっくりと引き抜かれると、限界まで酷使された二つの穴は、すぐには閉じることができず、ピンク色の粘膜を覗かせたまま「くぱぁ……」と小さく口を開けてヒクヒクと呼吸していた。  そこから、最後の一絞りのような濃厚な白濁した愛液が、とろぉり、とシーツへと溢れ出す。 「はぁ……っ、はぁ……っ、んぅ……♡ あ、あは……すごかった……。私、こんなに連続で、こんなに幸せな気持ちでイッたの、三十回のループで初めてかもしれませんわ……♡」  シーツの上に横たわり、荒く甘い息を吐く椿姫のすぐ隣へと、黒い霧から再び人間の姿――「もう一人の椿姫」へと戻ったシャドウが、同じように一糸まとわぬ全裸の姿で滑り込んできた。  月明かりの下、ベッドの上で向かい合って抱き合う、二人の椿姫。  シャドウは愛おしそうに微笑みながら、汗とよだれに濡れた椿姫の頬を撫で、その半開きの唇へと、自らの唇をそっと重ねた。 「んっ……ちゅ、れろ……んふふっ……♡」 『よくやったな、椿姫。なんと甘美で、なんと誇り高い絶頂だ。貴様の魂も肉体も、いまや完全に一つに溶け合い、無敵の聖女へと生まれ変わったぞ』  二人の椿姫は、互いの豊かな乳房をむにゅりと押し付け合い、硬く尖った乳首と乳首を擦り合わせながら、まだ小刻みに痙攣している互いの太腿を絡ませ合った。  シャドウの指先が、椿姫のまだ熱く開いたままのおまんこの入り口とクリトリスを「よしよし」とあやすように優しく撫でさすり、椿姫もまた、シャドウの首筋へと腕を回してうっとりと目を細める。  自己愛と、兄への絶対的な狂愛が完全に一致した、至福のまどろみ。  そして、その甘い余韻の中で、椿姫の大きく潤んだ瞳の奥には、少しずつ――しかし確実に、すべてを見通し、すべてを支配する者の「ひややかで澄み渡った知性」の光が宿り始めていたのだった。 第12章:殉教者のロジック――「私の全身はすでに兄さんのもの」(6)  午後十時。  嵐のような絶頂の余韻が静かに漂うベッドの上で、椿姫は愛液と潮でぐっしょりと濡れたシーツに白い裸体を横たえたまま、ゆっくりと深い呼吸を繰り返していた。  ふわりと上下する豊かな双丘の頂点では、まだ充血の引かないピンク色の乳首がぷっくりと艶めかしく尖り、少し開かれた白い太腿の間では、散々掻き回されて熱を持ったおまんことけつまんこの二つの穴が、時折思い出したように「きゅっ、ひくっ……」と甘い余韻の収縮を繰り返している。  しかし、先ほどまで快楽に白目を剥きかけていた椿姫の瞳には、いまや一切の曇りのない、氷の結晶のようにひややかで、どこまでも澄み渡った知性の光が宿っていた。 「さあ……今夜の祝祭はここまでにして、明日からの三十周目の生き方を決めなければなりませんわね」  椿姫は静かにそう呟くと、自らの右手をゆっくりと下腹部へと滑らせ、まだ熱く濡れそぼっているおまんこの花弁へと指先を添えた。  先ほどまでの狂乱のピストンとは違う、自分の肉体を冷静に点検し、同時に慈しむような、優しくゆったりとした指遣い。  中指の腹でぷっくりと腫れたクリトリスをそっと撫でさすり、薬指の先で、まだ少しだけ口を開けているけつまんこの柔らかい蕾をくるくると円を描くように摩る。 「んっ……♡ まだこんなに敏感で、指がちょっと触れただけで、おまんこの奥がきゅうって鳴ってしまいますわ……」  余韻で過敏になりきった粘膜は、ただ優しく撫でられるだけでも、背筋にゾクゾクとした甘い電流を走らせる。  椿姫はその心地よい微弱な快感を味わいながら、隣で微笑むシャドウを見つめ、第3部――運命の五月二十九日に向かうこれからの二十八日間の「ひややかな行動計画(ハニー・トラップの青写真)」を、一つ一つ言葉にして紡ぎ始めた。 「これまでの二十九回のループでは、私はいつだって兄さんのことが好きでたまらなくて、自分から兄さんに甘えて、色仕掛けをして、夜中に兄さんのベッドに忍び込んでは、この身体を捧げてきましたわ。……でも、明日からのこの三十周目では、そういった淫らな誘惑は一切禁止にします」 『ほう……くくっ、なるほどな。あえて兄には指一本触れさせぬ、というわけか』 「ええ、そうですわ。明日からの私が演じるのは――『兄を心の底から密かに慕いながらも、妹という立場をわきまえて、決して一線を越えようとしない、世界一健気で、無垢で、純粋無垢な妹』ですの」  そう語りながらも、椿姫の指先は自らのおまんこの入り口へと浅く第一関節まで滑り込み、ぬちゅ、くちゅり、と熱い蜜を掻き回していた。  言葉のひややかな計算高さと、指先が奏でる淫靡な水音とのギャップが、室内に異様なほどのエロティシズムを醸し出す。 「兄さんに、私に対する性的な罪悪感を少しも抱かせてはいけませんわ。『俺が椿姫を女にしてしまった』ではなく、『こんなにも純粋で、こんなにも無垢で、俺のことを一途に信じてくれていた天使のような妹が、俺が白石結衣なんかにかまけていたせいで、身代わりに廃ビルへ連れ込まれて、無残に汚されてしまった』――そう思わせなければなりませんもの……♡」  椿姫の唇に、ぞっとするほど美しく、そして底知れぬ魔性を秘めた微笑みが浮かぶ。  兄・水無月はじめが持つ最大の弱点にして最大の美徳――すなわち「優しすぎる正義感(メサイア・コンプレックス)」を、極限まで肥大化させ、逃げ場のない罪悪感の檻へと作り変えるための完璧な設計図。 「んっ、あぁっ……♡ 想像してみて、シャドウ。私が毎日、兄さんのためにお弁当を作って、清楚な笑顔で『兄さん、いってらっしゃい』って送り出して、けなげに尽くせば尽くすほど……二十八日後に私がボロボロになって帰ってきた時、兄さんの心はどれほど深く抉られ、どれほど強く私に縛り付けられることでしょう……っ!」  その未来の光景を思い描いた瞬間、彼女の脳髄に再び甘いドーパミンが駆け巡り、優しく撫でていたはずの右手が、思わずおまんこの中のGスポットをグイッと強く押し上げた。 「ひゃうっ……♡ ん、んんっ……! あは、それを考えただけで、おまんこがまたキュウキュウって締まって……今イッたばかりなのに、余韻でまた軽くイッちゃいますわ……♡」  びくん、びくんっ……と白い太腿がシーツの上で甘く震え、おまんこの入り口から新しい蜜がとろりと溢れ出して、けつまんこの蕾を再びぬるぬると濡らした。         ◇ 「ふぅ……っ♡ そしてね、明日からの二十八日間、兄さんに淫らに迫るのを禁止するということは……この私の身体にとっても、これまでにない最高の『焦らし』になりますわ」  軽い絶頂の波をやり過ごした椿姫は、シーツの上で仰向けのまま、自分の左手で自らの左の乳房をむにゅりと掴み、右手の指をまだ熱いおまんこの中からぬぷりと引き抜いて、その濡れた指先で自分の下腹部――子宮があるあたりを、外側からぐっと押さえつけた。 「考えてもみてちょうだい。過去二十九回のループで、あれほどまでに兄さんのおちんちんの味を覚え込まされて、今日もこんなに激しくイキまくった私のこの淫らな身体が……明日から二十八日間、すぐ目の前に大好きな兄さんがいるのに、キスひとつ、ハグひとつ我慢して、清らかな妹を演じ続けるのですわよ……?」 『くくっ……ふははは! それはたまらんな、椿姫! 毎日兄の顔を見つめ、兄の匂いを嗅ぎながら、決して触れられぬまま二十八日間も焦らされ続ければ、貴様のその熟れきったおまんこも、けつまんこも、乳首も、欲求不満と期待でどうなってしまうことか!』 「ええ……きっと、頭がおかしくなるほど敏感になって、毎日パンツがぐっしょり濡れて、夜にこうして一人で慰めるだけではとても鎮まらないほど、身体の芯から発情しっぱなしになってしまいますわ……♡」  椿姫はうっとりと目を細め、自分の肉体を極限まで焦らし、禁欲させるという新たな倒錯の快楽に身を震わせた。  彼女は両手の指先で、自分の左右の乳首を再びきゅっと強く摘まみ上げ、同時に両脚の太腿をぴったりと閉じて、濡れそぼったおまんことけつまんこを自分の太腿の肉でぎゅううっと圧迫した。 「んぅっ……♡ そうやって二十八日間、限界まで焦らして、焦らして、焦らし抜いた果てに……あの廃ビルで生贄の儀式を潜り抜けて、ついに病院のベッドか、この部屋で、涙を流す兄さんに抱きしめられた時……っ。そして、兄さんが私を慰めるために、ついに私の身体を求めた時……っ! 二十九回分の記憶と、二十八日間の禁欲が爆発して、私はきっと、神様ですら味わったことがないほどの快楽で、兄さんと一つになれるのですわ……♡」  太腿を擦り合わせ、乳首を引っ張りながら、椿姫は自分の未来に待ち受ける「究極の交わり」を幻視して、甘い吐息とともに再び背中をぎゅーっと反らせた。  太腿の隙間から、じゅぷっ、と泡立った愛液が押し出され、お尻の下のシーツをさらに温かく湿らせる。  禁欲の誓いそのものをオカズにして達する、倒錯的で知的なオーガズムだった。         ◇  午後十時二十分。  椿姫はゆっくりとベッドから身体を起こし、シーツの上から立ち上がった。  一糸まとわぬ白い裸体には、まだ汗と愛液と潮の艶めかしい光沢が宿っており、彼女が床のフローリングへと素足を下ろした瞬間、閉じきらないおまんこの唇から、とろり、と一筋の透明な蜜が太腿の内側を伝って膝へと滑り落ちた。  後ろの穴――極太の触手に散々開発されたけつまんこも、まだ熱くぽっかりと緩んだ余韻を残しており、一歩歩くたびにお尻の肉が揺れて、その敏感な粘膜同士がぬるりと擦れ合う感触が、彼女の背筋に甘い痺れを送り込んでくる。 「んっ……♡ 歩くだけで、おまんこから蜜が垂れて、けつまんこの奥までキュウってしますわ……。でも、この火照りを、五月一日の夜の風で少しだけ冷ましてあげましょう」  椿姫は服を着ることなく、全裸のまま優雅な足取りで自室の窓辺へと歩み寄った。  レースのカーテンをさらりと引き開ける。  すると、ガラス窓の向こうに広がる夜の住宅街の景色と、空に浮かぶ満月に近い白い月が、彼女の目の前に現れた。  二階の窓とはいえ、もしも向かいの家の誰かや、夜道を歩く誰かがふと見上げれば、月明かりに照らされた椿姫の豊かな双丘も、ピンク色に尖った乳首も、そして愛液で濡れ光る股間の秘裂も、すべて見られてしまうかもしれない。  しかし、「見られること」「見せつけること」が大好きな椿姫の本能は、その危険な露出の状況に怯むどころか、むしろ胸の奥をゾクゾクとした高揚感で満たしていった。 「ふふ……誰も見ていない夜の街に向かって、こんなに淫らに濡れた裸を見せつけるなんて……私、本当に悪い女の子ですわね……♡」  椿姫は窓ガラスに自らの白い胸をむにゅりと押し付けるようにして立ち、ガラスのひんやりとした冷たさを火照った乳房と乳首で味わいながら、クレセント錠を外して、窓をすーっと半分ほど開け放った。         ◇  午後十時二十五分。  開かれた窓から、五月一日の夜風が、ふわりと部屋の中へと吹き込んできた。  春から初夏へと移り変わる季節特有の、少しひんやりとしていて、どこか草花の青々しい匂いを含んだ夜の風。  その夜風が、絶頂の連続で火傷しそうなほど熱く火照っていた椿姫の白い素肌を、首筋から鎖骨、豊かな乳房、くびれたお腹、そして愛液に濡れた太腿の間へと、まるで透明な手のひらのように優しく撫で上げていった。 「あ……っ♡ んぅ、あぁっ……! 風が、冷たくて、気持ちいい……っ♡」  濡れた乳首に夜風が直接吹きつけた瞬間、気化熱によって先端がキュウッと急速に冷やされ、乳房の芯がたまらずビクンと跳ねる。  さらに、彼女は窓枠に両手をつき、開かれた窓の隙間へ向かって少しだけ腰を突き出し、足を肩幅に開いた。  すると、外の冷たい夜風が、彼女の濡れそぼったおまんこの花弁と、まだ熱くひくついているけつまんこの入り口へと、直接すーっと吹き抜けたのだ。 「ひゃうっ……♡♡ あ、あぁっ、おまんこと、けつまんこに、外の夜風が直接当たってっ……! さっきまであんなに熱かった粘膜が、風で撫でられるだけで、ゾクゾクって鳥肌が立っちゃいますわ……♡」  誰にも見られていないはずの夜の窓辺で、夜風に秘所を晒し、愛撫される快感。  椿姫は窓枠を掴んだまま、片手をそっと自分の股間へと伸ばし、夜風でひんやりと冷やされたクリトリスとおまんこの入り口を、自分の温かい指先でくちゅり、と撫で上げた。  冷たい風と、熱い指先と、おまんこの奥から湧き出る熱い蜜の温度差が、彼女の神経を狂おしいほど甘く刺激する。  彼女は外の街並みを見下ろしながら、お尻を後ろへと突き出し、窓枠に乳房を擦りつけながら、指先でクリトリスとおまんこをくちゅくちゅと弄り、後ろのけつまんこをきゅっ、きゅっと締め上げた。 「んっ、はぁっ……♡ 夜の街を見ながら、風におまんこを舐めてもらいながら……あぁ、もう一回、静かにイッちゃいそうですわ……♡」  その時、彼女の背後で揺らめいていた黒い椿姫(シャドウ)が、ふわりと音もなく進み出て、窓辺で腰を震わせる椿姫の背中へと重なり合った。 『さあ、椿姫。夜は更け、運命の時計の針が動き出すぞ。余はもはや貴様の外にいる影ではない。貴様の心臓そのものとなり、その血潮となって、最後の一秒まで貴様と共に歩もう』 「ええ……来て、私の愛しい半身。私たちはもう、二人で一人の完全なる『水無月椿姫』ですわ……!」  シャドウの身体が、温かい黒い光となって、椿姫の背中から胸の奥――ドクドクと脈打つ彼女の心臓へと、すーっと溶け込むように吸い込まれていく。  表層意識と深層意識が、魂の最も深い場所で完全に融合した、その瞬間。  椿姫の脳天からつま先まで、これまでのどんな自慰や触手の快楽をも凌駕する、全能感と法悦のエクスタシーが稲妻のように駆け抜けた。 「んんっ……あ、あぁぁぁっ……♡♡」  声を殺した甘い吐息とともに、窓辺に立つ彼女の白い太腿がビクビクッと細かく痙攣し、おまんこからぷしゅっ、と小さな潮と熱い蜜が噴き出して、窓の下の床へと煌めきながら滴り落ちた。         ◇  午後十時三十分。  最後の甘美な絶頂の震えが静かに収まったあと、椿姫は夜風に艶やかな黒髪をなびかせながら、窓の向こうに広がる夜景の彼方をじっと見つめた。  遠くに見える、ネオンが滲む街の灯り。  その一角にある、薄暗い駅裏の廃ビル――いまから二十八日後の五月二十九日の夜、彼女が自らの意志で足を踏み入れ、自らの肉体を生贄として捧げることになる「約束の祭壇」の方向だった。  シャドウと完全に一体化した椿姫の胸の奥には、もはや一欠片の恐怖も、迷いもなかった。  あるのは、すべてを掌の上で転がす支配者の余裕と、愛する兄を永遠に自分のものにするという絶対的な幸福の確信だけ。  月明かりを浴びた彼女の赤い唇に、まるで天から舞い降りた天使のように無垢で、そして深淵の魔王のようにひややかな、完璧な微笑みが浮かび上がる。 「待っていなさい、白石結衣。そして、あの夜に私を犯す名もなき獣たち」  夜風に乗せて放たれたその声は、どんな音楽よりも甘く、どんな刃よりも鋭く宵闇へと溶けていった。  彼女は自分の白い胸元をそっと抱きしめ、まだ熱い蜜を滴らせている自らの聖杯(おまんこ)の疼きを愛おしそうに感じながら、高らかに勝利の宣戦布告を締めくくった。 「私のこの身体を泥濘に沈め――兄さんの一生を、残らず買い取って差し上げますわ」 (さあ、始めましょう。三十回目の、そして最後の五月。私は世界で一番かわいそうな妹になって、兄さんの正義感ごと、骨の髄まで食い尽くして差し上げます)  三十周目の五月一日、夜。  聖女の簒奪、あるいは純潔の殉教の論理はここに完成し、物語はいよいよ運命のカウントダウンが刻まれる【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】へと、その禁断の幕を開けるのだった。 【第2部・完】 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(1)  五月二日の朝、窓から差し込む陽光はどこまでも透明で、水無月家のダイニングキッチンを清らかな光で満たしていた。  三十回目の五月。  私――水無月椿姫は、換気扇の低い駆動音と、鍋の中で 경쾌に踊る出汁の香りに包まれながら、まな板の上に置かれた鮮やかな緑色の葱に包丁を入れていた。トントン、と規則正しく響く音は、まるでこれから始まる長い戦いの秒読みのようでもあり、あるいは私自身が自らに課した厳格な修道院の鐘の音のようでもあった。  私の白い肌を包むのは、糊の利いた清潔な白いブラウスと、膝下まである清楚な紺色のスカート。そしてその上から、一点の染みもない純白のエプロンを身につけている。黒髪は一本の乱れもなく丁寧に梳かされ、鏡の中に映る私の姿は、誰が見ても非の打ち所がない「無垢で健気な妹」そのものだった。  けれど、その清潔な布地のすぐ内側で、私の肉体がどれほど卑猥な熱を孕み、どれほど浅ましく疼いているかを知る者は、この世界にただ一人――私自身しかいない。  ひややかな計算を巡らせる私の頭脳とは裏腹に、二十九回ものループの中で兄・はじめに開発され尽くした私の身体は、目覚めた瞬間からずっと、飢えた獣のように熱い吐息を漏らし続けていたのだから。 (落ち着きなさい、椿姫。今日から始まるのは、これまでのどのループとも違う、最も気高く、最も残酷な殉教のための日々ですわ)  私は胸の奥底で、静かにとぐろを巻くもう一人の自分――黒い影と完全に溶け合った深層の意識と対話を交わしながら、味噌汁の火を弱めた。  二十九回目のループの果てに、私はついにひとつの真理へと辿り着いた。  兄さんを私だけのものにするためには、私が兄さんを誘惑してはいけない。私が兄さんを監禁してもいけない。私が主導権を握って兄さんの肉体を貪り、快楽の檻に閉じ込めようとすればするほど、兄さんの心は「妹を犯してしまった」という罪悪感や、「異常な事態への恐怖」によって歪み、いつか必ず壊れてしまう。そして何より、五月末に待ち受けるあの忌まわしい惨劇――白石結衣という女が引き起こす運命の歯車を、完全に私の都合のいい形へと簒奪することはできないのだ。  だからこそ、私は決めた。  この三十回目の世界で、私は「少しの汚れも知らない、兄を純粋に慕う無垢な白百合」を演じ切る。  そして五月二十九日、白石結衣の身代わりとなってあの廃ビルへと赴き、獣たちの前にこの無垢な肉体を投げ出すのだ。徹底的に犯され、穢され、壊された「哀れで清らかな被害者」となるために。  月末に私が変わり果てた姿で発見されたとき、兄さんにこう思わせなければならない。 『あんなに純粋無垢で、俺を真っ直ぐに慕っていた清らかな妹を、俺の不注意で地獄に晒してしまった』と。  その極限の罪悪感と、生涯をかけても償いきれないほどの自己犠牲的な庇護欲こそが、兄さんの魂を永遠に私へと縛り付ける最強の鎖になる。兄さんが自らの意志で私を抱きしめ、他の男たちに塗られた汚濁を自分の精液で洗い流そうと狂おしく腰を振るようになるための、これは完璧に計算された罠なのだ。 「……ふっ、んんっ……」  思考を巡らせただけで、下腹部の奥がぎゅーっと収縮し、純白の綿ショーツのクロッチ部分に、ぬるりとした熱い粘液が滲み出るのがわかった。  私は思わずシンクの縁に指先を添え、小さく息を呑んだ。  肉体的には、今の私は傷ひとつない完全な処女だ。おまんこの入り口にはまだ破られていない処女膜が張り詰めており、男の性器を受け入れた経験は、この三十周目の肉体には存在しない。  だというのに、私の脳髄と神経系、そして粘膜のひだの一つ一つには、過去二十九回のループで兄さんと重ねた何百回、何千回という交わりの記憶が鮮烈に焼き付いているのだ。  兄さんの太くて硬い肉棒が、私の狭いおまんこを押し広げ、子宮口を何度もノックしたときの、あの頭が真っ白になるような衝撃。  兄さんの熱い精液が、ドクドクと脈打ちながら私の最奥をいっぱいに満たしていったときの、とろけるような幸福感。  そして、私の敏感な乳首を兄さんの舌先が転がし、けつまんこの窄まりにまで指を這わせて私を狂わせた、あの濃密な夜の記憶。  それらすべてが「魂の記憶」として私の肉体に刻み込まれているせいで、私は処女でありながら、どんな熟女よりも淫らに開発された「飢えた処女」になってしまっていた。  今朝も、起きてすぐの洗面所で、私は自分の身体の異常な感度に直面したばかりだった。  顔を洗い、朝の身支度を整えるため、パジャマを脱いで洗面所の鏡の前に立ったときのことだ。  ひんやりとした朝の空気が素肌に触れただけで、私の白い乳房の頂にある淡い桜色の乳首が、ぷっくりと膨らみ、みるみるうちに硬く尖り始めたのである。 (なんてこと……。ただ空気にあたっただけで、兄さんに吸われているみたいに疼くなんて……)  鏡の中の私は、頬をほんのりと紅潮させ、自分の胸元を見つめていた。  形良く盛り上がった双丘は、呼吸に合わせてわずかに上下している。その先端の乳首は、まるで今すぐ兄さんの熱い唇で咥え込まれるのを待っているかのように、ツンと上を向いて主張していた。  私は清潔な白いブラジャーを手に取り、それを胸にあてがおうとした。だが、カップの内側の柔らかい布地が、硬く勃起した乳首の先端にさらりと擦れた瞬間――。 「ひゃうっ……! ん、くぅっ……!」  背骨を甘い電流が駆け抜け、私は洗面台の縁に手をついて腰を折った。  ただ下着を着けただけなのに。少し布が擦れただけなのに、乳首から繋がる神経が直接おまんこの奥へと響き、誰も触れていないはずの秘裂がぱっくりと口を開いて、透明な愛液をツーッと太腿の内側へ垂らしたのだ。  鏡に映る自分の太腿を、きらりと光る淫らな蜜の筋が滑り落ちていく。  その光景はあまりにも倒錯的で、私の股間はますます熱く充血していった。  普段のループの私なら、そのまま洗面所の床に座り込み、自分の指をおまんこに突き入れて、兄さんの名前を呼びながら激しく掻き回していただろう。あるいは、まだ眠っている兄さんの寝室へと忍び込み、布団の中に潜り込んで、朝立ちした兄さんの肉棒を喉の奥まで咥え込んでいたはずだ。  けれど、今回は違う。  私は震える手でティッシュを取り、太腿を伝う愛液を拭き取ると、おまんこの入り口に当ててじわりと滲み続ける蜜を吸い取らせた。ペーパーが熱い分泌液を吸って透けていく感触すら、今の私には強烈な刺激となり、クリトリスの包皮がむず痒く疼いてたまらない。 (駄目よ、椿姫。拭くだけ……擦っては駄目。少しだって自分に快楽を与えてはならないの。この疼きも、この苦しいほどの渇きも、すべては月末に兄さんを永遠に手に入れるための供物なのだから……っ)  おまんこのひだがヒクヒクと蠢き、そのすぐ後ろにあるけつまんこの窄まりまでが、熱を持ったようにキュウキュウと締まる。二十九回のループの中で、私は兄さんに前だけでなく後ろの穴まで愛撫され、二本の指で同時に掻き回される悦びさえ教え込まれていた。だから一度発情のスイッチが入ると、おまんこもけつまんこも区別なく、下腹部全体がひとつの巨大な性感帯となって暴れ出すのだ。  私は奥歯を噛み締め、清潔な純白の綿ショーツを履き、その上からスカートとブラウスを身につけた。下着のクロッチがすでに熱い湿り気を帯び始めているのを無視して、私は「聖女の仮面」を顔に貼り付けたのだった――。  そんな朝の密かな悶絶を胸の内に秘めたまま、私はダイニングへと降りてきた兄さんの足音を聞いた。  階段を降りてくる、少し重みのある、けれど聞き慣れた愛おしい足音。  ガチャリ、とリビングの扉が開く。  その瞬間、私の鼻腔に、寝起きの兄さんの匂い――温かい布団の匂いと混ざり合った、若く健康なオスの体臭がふわりと流れ込んできた。 (あ……っ、兄さんの匂い……!)  脳の芯が痺れるような感覚とともに、私のおまんこの奥がドクンと大きく脈打った。  しかし、私は振り返りざま、少しの動揺も見せることなく、澄み切った鈴のような声で微笑みかけた。 「おはようございます、兄さん。よく眠れましたか?」 「ああ、おはよう、椿姫。……って、もう朝飯できてるのか? 早いな」  寝癖のついた髪を軽く掻きながら、はじめ兄さんが少し驚いたように目を見張る。  無防備に開いたパジャマの襟元から、兄さんのたくましい鎖骨と、うっすらと汗ばんだ胸板が覗いている。  私は視線をそこへ釘付けにしたい衝動をひややかに抑え込み、あえて兄さんの瞳だけを真っ直ぐに見つめて、控えめに小首を傾げた。 「ええ、今日はとてもお天気が良かったですから、少し早く目が覚めてしまいましたの。さあ、お顔を洗ってきてくださいな。すぐにお味噌汁をよそいますから」 「サンキュ。助かるよ」  兄さんが優しい笑顔を浮かべて洗面所へと向かう。  その背中を見送った瞬間、私の口元からふっと吐息が漏れた。  以前のループ――たとえば二周目や三周目の私なら、ここで兄さんの背中に後ろから抱きつき、まだ柔らかい私の胸を押し付けたり、「エプロンの紐が解けてしまったから結んでくださいな」と甘えてうなじを見せつけたりしていたところだ。  けれど、今の私はそれをしない。  兄さんとの間に、完璧に節度を保った「理想の妹」としての距離感を引く。  そうすることで、兄さんの中にある「妹を女性として意識してしまうかもしれない」という警戒心を完全に解きほぐし、ただ純粋で無垢な愛情だけを育て上げるのだ。  やがて顔を洗って戻ってきた兄さんと向かい合い、あるいは並び立つようにして、私は食卓に小鉢や焼き魚、湯気の立つ味噌汁を並べていった。 「わあ、すごいな。旅館の朝食みたいだぞ、これ」 「ふふ、大袈裟ですわ、兄さん。でも、兄さんに毎日元気に大学へ通っていただきたいですから、栄養のバランスだけはしっかり考えましたのよ」  私がエプロンの前で両手を重ね、おっとりと微笑むと、兄さんは本当に嬉しそうに目を細めた。  そして、席に着く直前、兄さんの大きな右手がすっと伸びてきて――私の頭頂部に、ぽんと優しく乗せられた。 「椿姫、なんだか最近すごくしっかりしたな。いつもありがとうな」  わしゃわしゃ、とまではいかない、壊れ物を扱うような優しい手つきで、兄さんの手のひらが私の黒髪を撫でる。  その瞬間。 (――っ!!)  私の背骨を、先ほどの洗面所での比ではないほど強烈で甘い電撃が駆け抜けた。  スカートの下で、揃えられた私の白い太腿の内側が、びくっと激しく引き攣る。  兄さんの手だ。  大きく、温かく、少しだけゴツゴツとした、オスの手。  過去二十九回のループで、私の乳房を鷲掴みにし、乳首を摘まみ上げ、私のおまんこのひだを押し広げて、クリトリスを狂おしく擦り上げてくれた、あの大好きな兄さんの手!  頭頂部から伝わる兄さんの体温が、私の頭蓋骨を突き抜け、そのまま子宮の入り口へと直撃したかのようだった。  おまんこの奥がキュウウウッと音を立てんばかりに締め付けられ、処女膜の奥から熱い愛液がどぷっ、と塊になって溢れ出す。  純白の綿ショーツのクロッチが、一気に重たく湿り、熱い粘液が布地を透過して太腿の付け根にぬるりと広がる感触が鮮明に伝わってきた。 (あぁっ……! 抱きつきたい……っ! 今すぐこの手を掴んで、私のブラウスの胸元に導いて、硬くなった乳首を触らせたい……! この広い胸板に顔を埋めて、兄さんの匂いを肺がいっぱいになるまで吸い込みたい……っ!)  全身の毛穴が開き、皮膚という皮膚が兄さんの愛撫を求めて悲鳴を上げる。  そのまま腰を砕けさせて兄さんの足元に崩れ落ち、ズボンのファスナーを引き下ろして、朝露に濡れたペニスをしゃぶりつきたいという猛烈な衝動が、喉元までせり上がってきた。  しかし、私の奥底に潜む黒い影が、ドクン、ドクンという心臓の鼓動を通じて甘美に囁きかける。 『耐えろ、椿姫。ここで膝を折れば、ただのふしだらな妹に戻るだけだ。兄のその優しい手に、今は少しの性的な汚れも付着させるな。あなたが清らかであればあるほど、月末にその黒髪が泥と他人の精液に塗れたとき、兄は狂ったようにあなたを愛さずにはいられなくなるのだから――』  私は奥歯をギリッと噛み締め、全身の震えを完璧に統御した。  おまんこからは絶え間なく蜜が糸を引いて溢れ出し、けつまんこの周りまでがじっとりと汗と愛液で蒸れているというのに、私の顔には、一点の曇りもない「聖女の微笑み」が咲いていた。 「……ふふ、兄さんにそう言っていただけると、早起きした甲斐がありましたわ。さ、冷めないうちに召し上がってくださいな」 「おう、いただきます!」  兄さんは私の頭から手を離し、椅子に腰を下ろして箸を取った。  頭頂部から兄さんの手の温もりが消えた瞬間、私は言いようのない喪失感と、生殺しにされた肉体の疼きに眩暈を覚えた。  椅子に座ると、愛液でぐしょぐしょに濡れたショーツの布地が、私自身の体重によっておまんこの割れ目にぴたりと密着し、むにゅり、といやらしい感触を伝えてくる。  冷え始めた愛液と、新たに湧き出す熱い愛液が混ざり合い、座っているだけでクリトリスや小陰唇が布地と擦れ合って、じわじわとした快感が腰の奥に溜まっていく。 「うん、美味い! このだし巻き卵、本当に絶妙な甘さだな。椿姫は良いお嫁さんになれるぞ」 「まあ、兄さんったら……。私はまだ、お嫁に行くことなんて考えておりませんわ。こうして兄さんのお世話をしているだけで、十分幸せですもの」  私はお椀を両手で上品に持ち上げ、味噌汁を一口啜りながら、潤んだ瞳を伏せた。  嘘ではない。ただ、私が望んでいるのは「いつか他家に嫁ぐ妹」などではなく、「兄さんの人生と魂を永遠に絡め取り、死ぬまで兄さんの精液を受け止め続ける唯一無二の女」であるというだけの話だ。  朝食の間中、兄さんが美味しそうに箸を進める姿を眺めながら、私はテーブルの下で太腿をぎゅっと閉じ合わせていた。  兄さんの咀嚼する音、喉仏が上下する動き、時折見せる無邪気な笑顔。  そのすべてが私にとっては極上の催淫剤であり、朝食が終わる頃には、私のショーツはまるで失禁でもしたかのように重たく濡れそぼっていたのだった。         *  兄さんが朝食を終え、自室へ着替えに戻った後、私はシンクに立って食器を洗っていた。  スポンジに洗剤を含ませ、泡立てる。そのきめ細かな泡の感触すら、今の過敏になりきった私の指先には、どこか官能的な連想を呼び起こさせる。  と、そのときだった。 「椿姫、悪い、ハンカチどこにしまったっけ? いつもの引き出しに見当たらなくてさ」 「あ、兄さん。そちらは昨日のうちに洗って、アイロンをかけておきましたの。今、お持ちしますわね」  私は濡れた手をエプロンで拭きながら振り返ろうとした。  だが、兄さんはすでにキッチンのすぐ後ろまで歩いてきていたようで、振り返った私の身体と、兄さんの大柄な身体が、ほんのわずかな隙間を残して至近距離で向かい合う形になった。 「おっと、ごめん。近かったな」 「い、いえ……」  狭いキッチンの通路。背後にはシンクがあり、目の前にはお出かけ前の清潔なシャツを着た兄さんが立っている。  兄さんが一歩踏み込んだせいで、兄さんの胸板と私のエプロンに包まれた胸が、触れ合うか触れ合わないかという極限の距離に近づいた。  兄さんの体から立ち昇る、制汗スプレーの爽やかな香りと、その奥にある消しきれないオスの熱気。  そして、上から私を見下ろす兄さんの、大きく澄んだ瞳。 (ち、近い……っ! 兄さんの息が、私の前髪にかかってる……っ!)  ドクン、と心臓が跳ね上がり、私の全身の血液が一気に沸騰した。  エプロンの胸当てとブラウスの下で、私の乳首がぷっくりと膨れ上がり、布地を内側から押し上げるように硬く尖る。もし兄さんが視線を少し下に落とせば、ブラウスの上からでも私の乳首が勃起していることに気づいてしまうかもしれない。  さらに恐ろしいことに、私の下半身は、兄さんに追い詰められたようなこの閉塞感に激しく反応し、おまんこの奥から新たな蜜をどろりと吐き出したのだ。  朝食のときに濡れたショーツは、もはや限界を超えていた。クロッチの布地が吸い込みきれなくなった粘度の高い愛液が、ついにショーツの脇のゴムを乗り越え、私の白い太腿の付け根へと、つーっ……とひとすじの熱い線を描いて垂れ落ちたのである。 (あ、ああっ……! 垂れてる……っ、兄さんの目の前で、おまんこのお汁が太腿を伝って垂れ落ちていくわ……っ!)  太腿の内側を滑り落ちる愛液のくすぐったくも淫らな感触に、私は膝がガクガクと震えそうになるのを必死で堪えた。  おまんこの入り口がパクパクと開閉し、「兄さんのおちんちんを挿れて、ここを塞いで」と声なき悲鳴を上げている。お尻の割れ目の奥でも、けつまんこがひくひくと収縮を繰り返し、太腿を伝う愛液の一部が臀部の方へと回り込んで、敏感な菊門のひだをぬるりと濡らしていく。  もし今、兄さんが私の肩に手を置いたり、腰に触れたりしたら、私は間違いなくその場にへたり込み、スカートをたくし上げて「私のここを見てください、兄さんのせいでこんなにびしょ濡れなんです」と泣き叫んでしまうだろう。 「どうした、椿姫? 顔が少し赤いみたいだけど……風邪でも引いたか?」  兄さんが心配そうに眉を寄せ、私の額に手を伸ばそうとする。  その手が触れれば、私の理性の堤防は決壊する。  私は反射的に、けれど決して拒絶とは思われないほど自然で控えめな動作で、半歩だけ横に身体をずらし、兄さんの手のひらから逃れた。 「い、いいえ! なんでもありませんわ、兄さん。ただ、少しお湯を使って洗い物をしておりましたから、のぼせてしまっただけですの。ほら、ハンカチはリビングの籠の中に畳んでありますわ。今すぐお持ちしますわね!」  私は鈴を転がすような明るい声を絞り出し、太腿を伝う愛液が床に滴り落ちないよう、内股に力を入れてすり足に近い上品な歩みでキッチンを抜け出した。  歩くたびに、左右の太腿の内側がぬちゃり、と音を立てて擦れ合い、伸びた愛液の糸が切れてはまた繋がる。  リビングの籠からアイロンがけされたハンカチを取り出し、兄さんに手渡すときも、私の指先はわずかに震えていた。だが、兄さんはそれに気づくことなく、「ありがとう、椿姫。じゃあ行ってくるよ」と爽やかに笑って玄関へと向かっていった。 「いってらっしゃいませ、兄さん。お気をつけて」  玄関の三和土で深く頭を下げ、扉が閉まる音が響いた瞬間――。 「はぁっ……はぁっ、あぁぁっ……!」  私は玄関の上がり框に手をつき、その場にぺたりと横座りに崩れ落ちた。  聖女の仮面が剥がれ落ちた私の顔は、猛烈な性欲と焦燥によって真っ赤に染まり、瞳はトロンと潤んで焦点が合っていなかった。  スカートの裾から覗く白い太腿には、透明で粘り気のある愛液が幾筋も光りながら乾きかけており、床に押し付けられたお尻の下では、ぐしょ濡れのショーツが冷たいフローリングの感触をじかに伝えてきている。 (なんて苦しいの……っ。兄さんがすぐそこにいたのに……兄さんの温かい手が、もう少しで私に触れるところだったのに……っ!)  私は自分の胸元を両手でぎゅっと抱きしめた。  エプロンの上からでもわかるほど、私の乳房は熱く張り詰め、先端の乳首はジンジンと痛むほど硬く尖っている。  おまんこの奥は、主を失った空虚さにヒクヒクと痙攣し、まるで空気を吸い込んでは吐き出すように、ぷちゅ、くちゅ、と微かな水音を立てていた。 「触りたい……っ、おまんこに指を挿れて、兄さんの名前を呼びながらめちゃくちゃに掻き回したい……っ。でも、駄目……っ、絶対に駄目ですわ……!」  私は震える唇を噛み、自分の太腿を強く擦り合わせるだけで、決して下着の中には手を入れなかった。  太腿を圧迫すると、膨らんだ大陰唇がむぎゅっと押し潰され、その間に挟まれたクリトリスが濡れたクロッチの布地に擦れて、チリチリとした焦れったい快感が走る。ただそれだけの刺激で、私のおまんこからはまたしてもぷしゃっと熱い蜜が吹き出し、ショーツの染みをさらに大きく広げていった。  イクことは許されない。指で直接触れることも許されない。  ただひたすらに、兄さんへの渇望と、満たされない肉体の疼きを、この純潔の器の中に溜め込み続けるのだ。  それが、五月二日の朝――私の三十回目のループにおける、甘美で残酷な禁欲の幕開けだった。         *  それから数日間、私は水無月家の家事を完璧にこなしながら、兄さんの前では「一点の曇りもない清廉な妹」を演じ続けた。  朝は誰よりも早く起きて朝食を作り、兄さんを笑顔で送り出す。  昼間は家中の掃除と洗濯を済ませ、夕方には買い物に行って、兄さんの好物を並べた夕食を用意する。  これまでのループで私が時折見せていたような、どこか妖艶で纏わりつくような視線や、兄さんのパーソナルスペースに強引に踏み込むような振る舞いは一切封印した。  私が一歩引いて、慎ましく、健気に尽くせば尽くすほど、はじめ兄さんの私に対する態度は、驚くほど柔らかく、そして深い慈愛に満ちたものへと変わっていった。 『椿姫は本当にいい子だな』 『お前みたいに素直で可愛い妹がいて、俺は幸せ者だよ』  兄さんがそう言って微笑むたび、私の心の奥底にあるひややかな演出家は満足げに頷き、同時に私の肉体は、兄さんの言葉ひとつで子宮をキュウキュウと鳴らして発情した。  そして五月上旬のある夜、二人きりの夕食の席で、その「焦らしの責め苦」はひとつの頂点を迎えることになる。  ダイニングテーブルの上には、私が腕によりをかけて作ったロールキャベツと、温かいコンソメスープ、そして彩り豊かなサラダが並んでいた。 「うわあ、ロールキャベツか! これ、手間がかかるのにすごいな。いただきます!」 「ふふ、じっくり煮込みましたから、お肉まで柔らかくなっておりますわよ。たくさん召し上がってくださいね、兄さん」  向かい合って座る食卓。  照明の温かい光の下で、兄さんは本当に美味しそうにロールキャベツを頬張りながら、今日の大学の講義のことや、サークル仲間の他愛のない失敗談などを無邪気に語ってくれた。  私はスプーンでスープを静かに口に運びながら、「まあ、大変でしたわね」「ふふ、楽しそうですこと」と、上品な相槌を打つ。  テーブルの上に出ている上半身だけを見れば、それはどこにでもある、仲睦まじく清らかな兄妹の団欒風景だった。  しかし、テーブルクロスに隠された食卓の下――私の下半身は、夕食が始まったときからずっと、異様な熱気に包まれていたのだ。  私は椅子に浅く腰掛け、膝とくるぶしをぴたりと揃えて、行儀よく足を収めていた。  今日履いているのは、清潔な白いソックス……ではなく、お風呂上がりのような素足に、室内用のスリッパを軽く引っ掛けただけの状態だった。スカートはふくらはぎの真ん中あたりまであるフレアスカートで、座ると膝頭から下の白い素足が、テーブルの下の薄暗がりの中に無防備に晒されている。  一方、向かいに座る兄さんは、大学から帰ってきてリラックスした部屋着のスウェットパンツに着替えていた。  兄さんは脚が長い。だから普通に椅子に座って足を伸ばすと、テーブルの下の空間は、兄さんの長い脚によって大半が占領されることになる。  事件が起きたのは、兄さんが「それでさ、ゼミの教授がまた面白いこと言い出して――」と笑いながら、無意識にテーブルの下で足を組み替えたときだった。  すっ、と動いた兄さんの右足。  そのスウェットの裾と、その中にある兄さんの硬く引き締まったふくらはぎが、行儀よく揃えられた私の素足のふくらはぎに――ほんの少し、擦れるように触れ合ったのである。 (――っ!?)  ビクンッ、と私の肩が跳ねそうになるのを、私はスープのスプーンを握りしめることで必死に抑え込んだ。  兄さんは自分が私の足に触れていることにすら気づいていないのか、あるいは「妹の足に少し触れたくらい、なんでもない」と無自覚に思っているのか、足を引こうともせず、そのまま私の素足にスウェットの裾をぴたりと密着させたまま話を続けている。  ほんの少しの接触。  ただ、兄さんの履く柔らかいスウェットの布地が、私の素足の皮膚に触れているだけ。  だというのに、布越しに伝わってくる兄さんの確かな体温と、スウェットの下にあるオスの筋肉の硬さが、私のふくらはぎの皮膚から直接血管へと流れ込み、全身の血を一瞬で沸騰させたのだ。 (あ……っ、あぁっ……! 兄さんの足が……私の素足に、触れてる……っ!)  私の脳裏に、過去二十九回のループで兄さんと素肌を絡み合わせた幾百もの夜の記憶が、濁流のようにフラッシュバックした。  ベッドの上で、私のこの白い脚を、兄さんの毛深くたくましい脚が外側から押し広げたときの感触。  私のふくらはぎが兄さんの腰に巻き付き、抜け出せないようにホールドしながら、おまんこの奥で兄さんの熱い射精を受け止めたときの記憶。  さらには、兄さんが私の足を肩に担ぎ上げ、丸見えになったおまんことけつまんこを激しいピストンで突き上げながら、私のふくらはぎや足首に熱いキスを降らせた、あの狂おしい交わりの数々!  ズキンッ、と下腹部の奥が激しく疼き、私のおまんこの入り口にある処女膜の奥で、子宮口がきゅんっと音を立てて収縮した。  と同時に、閉じ合わされた秘唇がカッと熱を帯び、堰を切ったようにじわじわと、いや、どくどくと熱い愛液を分泌し始めたのである。 (や、やだ……っ、出ちゃう……っ! 足が少し触れてるだけなのに、おまんこが兄さんの肌を思い出して、勝手にお汁を垂れ流してる……っ!)  私は逃げることもせず、かといって自分から足を動かして擦り寄ることもせず、ただ彫刻のようにピタリと足を止めたまま、兄さんのふくらはぎの温もりを受け止め続けた。  もしここで私が足を引けば、兄さんに「意識している」と勘づかれるかもしれない。逆に擦り寄せれば、清純な妹の仮面が揺らいでしまう。  だから私は、ただ耐えるしかなかった。  兄さんが身振り手振りを交えて話すたび、テーブルの下の兄さんの足もわずかに動き、スウェットの布地が私の素足のふくらはぎを、さらり、ずりっ、と微かに撫で上げる。  そのわずかな摩擦が起きるたびに、私の乳首はブラウスの下でぷくりと膨らんで硬さを増し、おまんこのひだはヒクヒクと蠢いて、濃厚な愛液をショーツのクロッチへと吐き出し続けた。  最初はさらりとしていた分泌液は、焦らしと興奮が続くにつれてどんどん粘度を増し、糸を引くようなトロトロの蜜へと変わっていく。  座面と私のお尻の間で押し潰されたショーツのクロッチ部分が、熱い愛液をたっぷりと吸い込んで透け、私の割れ目の形そのままに、太腿の付け根へとペタリと張り付く感触。  さらには、溢れ出た蜜がお尻の割れ目の方へと伝い落ち、椅子の上でむず痒く収縮するけつまんこの入り口までをも、ぬるぬると濡らしていく。 「――でさ、結局そのレポートは来週に持ち越しになったんだよ。いやあ、焦ったな。……ん? どうした椿姫、ロールキャベツ、食べないのか?」 「え……っ? あ、いいえ、あんまり兄さんのお話が面白かったので、つい聞き入ってしまいましたわ。ふふ、いただきますね」  私は聖女のように清らかで穏やかな微笑みを浮かべ、ナイフとフォークを動かしてロールキャベツを小さく切り分けた。  そしてそれを口に運び、咀嚼する。  口の中では温かいロールキャベツの肉汁が広がっているのに、私の意識の九割は、テーブルの下で兄さんの足に触れているふくらはぎと、愛液でぐしょぐしょに泥濘んだ自分のおまんこに集中していた。  口の中のものを飲み込むたび、連動して膣壁がキュウッと締まり、ショーツの中で「にゅるっ」と粘液が動く感覚がある。  こんなに清楚な顔をして、兄さんの話をニコニコと聞いている妹が、実はテーブルの下で兄さんの足が少し触れただけで発情し、パンティを愛液で透けさせながらおまんこをヒクヒクさせているなんて――。  そのあまりにも激しいギャップと倒錯感に、私の背筋はぞくぞくと粟立ち、禁欲によって研ぎ澄まされた神経が、苦しいほどの快楽の波に晒されていく。 (ああ、兄さん……私の愛しい兄さん……。今の私は、あなたの足が少し触れただけで、こんなに下品におまんこを濡らす淫乱な豚ですわ……。でも、あなたは知らない。私がこんなに濡れていることも、月末にこの濡れたおまんこを、あなた以外の男たちに無理やりこじ開けさせて、あなたを一生縛り付けるための生贄になることも……っ)  心の中でどす黒い独占欲と殉教の恍惚を反芻するたび、私の子宮はさらなる蜜を絞り出し、ショーツの湿り気は冷たい椅子の座面にまで染み出してしまいそうなほどになった。  さらに私の試練はそれだけでは終わらなかった。  夕食が終盤に差し掛かり、私が食後の紅茶を淹れようと立ち上がろうとした、その直前のことだ。  兄さんが「あ、デザートに昨日買ってきたプリンがあったよな! 俺が取ってくるよ」と言いながら、勢いよく立ち上がろうとして――手元にあったお冷やのグラスに、肘をコツンとぶつけてしまったのである。 「おっと、やべっ!」  カシャン、とグラスが傾き、中に少し残っていた冷たい水が、テーブルの端からこぼれ落ちた。  それは兄さんの側ではなく、ちょうど向かい側に座っていた私のスカートの裾――膝のすぐ上のあたりへと、ぱしゃりとかかってしまったのだ。 「うわ、ごめん椿姫! 冷たかったろ!?」 「きゃっ……! い、いいえ、少しだけですから大丈夫ですわ、兄さん!」  兄さんは大慌てでテーブルの上のティッシュ箱から何枚もティッシュを引き抜くと、なんとそのままテーブルの脇へと回り込み、私の椅子のすぐ前に片膝をついてしゃがみ込んだのである。 「ほら、すぐ拭かないとシミになるかもしれないし、風邪引くぞ。じっとしてて」 「あ、兄さんっ、自分で拭けますから……っ!」  私の制止も聞かず、兄さんは心配そうに眉をひそめながら、ティッシュを重ねた手で、私のスカートの膝上のあたりをトントンと優しく押さえ始めた。  私は椅子に座ったまま、硬直するしかなかった。  なぜなら今、私のすぐ目の前――開けばすぐにおまんこが見えてしまいそうな私の両膝の真ん前に、兄さんの顔があるのだ! (ひっ……、あ、あああっ……!!)  呼吸が止まりそうになった。  兄さんが膝の上の水分を拭き取るたび、兄さんの温かい手のひらが、濡れたスカートの布地越しに私の太腿の表側をぐっ、ぐっと押さえる。  そして何より恐ろしいのは、兄さんの鼻先が、私の股間からわずか数十センチの距離に近づいていることだった。  今の私のおまんこは、さっきまでの足の接触によって限界まで発情し、濃厚で甘酸っぱい処女の愛液を大量に分泌して、ショーツをぐしょぐしょに濡らしているのだ。  スカートという薄い布一枚を隔てたすぐ奥で、むせ返るようなメスの匂い――兄さんの遺伝子を求めて蒸れ上がったおまんこの匂いが、熱気とともに立ち込めていた。 (匂っちゃう……っ! そんなに顔を近づけたら、私のおまんこの匂いが、兄さんの鼻に届いてしまうわ……っ!)  羞恥と恐怖、そして「嗅ぎ取られてしまいたい」という破滅的な興奮がごちゃ混ぜになり、私の頭の中は火花が散ったように真っ白になった。  見下ろせば、懸命に私の膝を拭く兄さんのつむじと、広い肩幅が見える。  その構図は、過去のループで兄さんが私の股間に顔を埋め、スカートの中に頭を突っ込んで、私のおまんこを舌でベロベロと舐め回してくれたときの体勢と、まったく同じだった。 『椿姫、お前の中、すごく甘くていい匂いがするよ……』 『ほら、足を広げて。兄さんが全部綺麗に舐めてあげるから……』  脳内で、かつての兄さんの甘い囁きと、じゅるっ、れろぉっと私のおまんこのひだを吸い上げた舌の感触が鮮明に蘇る。  その瞬間、私の身体は完全に「これからクンニをされる」と錯覚してしまい、閉じ合わせていたはずの太腿の力がふっと抜けそうになった。  おまんこの中の肉壁が、見えない兄さんの舌を求めてウネウネと蠢き、クリトリスの包皮がぷっくりと剥けて、ショーツの布地にグリグリと押し付けられる。  ぷちゅっ、と小さな音を立てて、ひときわ濃い愛液が処女孔から溢れ出し、お尻の穴――けつまんこの窄まりまでが、ひくっ、ひくっと淫らに収縮を繰り返した。 「……よし、水だったからシミにはならなそうだな。念のため、下まで染みてないか?」  兄さんがふと顔を上げ、至近距離から私の瞳を見つめて尋ねてきた。  その瞬間、兄さんの手が、スカートの裾のすぐ際――私の素足の膝頭から、太腿のほんの入り口あたりに、さらりと触れた。 「……っ、んんっ……!!」  私は唇を噛み、声にならない吐息を鼻から抜いた。  全身がびりびりと震え、もう少しでそのまま腰を浮かせて、兄さんの顔面に私の濡れそぼった股間を押し付けてしまうところだった。  もし今、兄さんがスカートの裾をほんの少しめくり上げれば、そこには水ではなく、私自身の淫らな蜜でぐっしょりと透けた純白のショーツと、糸を引くほど濡れた太腿の内側が晒されることになる。  心臓が早鐘のように打ち鳴らされ、ブラウスの下の乳首がキリキリと痛むほど勃起する。 『耐えろ、椿姫。ここで乱れてはすべてが水の泡だ。微笑め。清らかな妹として、兄の優しさに感謝するのだ』  心臓の鼓動とともに響く黒い影の冷ややかな声に、私はハッと我に返った。  そして、潤んだ瞳からあふれそうになる色香を必死で「無垢な恥じらい」へと変換しながら、膝をぴたりと閉じたままで、控えめに首を横に振った。 「だ、大丈夫ですわ、兄さん。エプロンの裾とスカートが少し濡れただけで、お肌までは染みておりませんから……。そんなにお気になさらないでくださいな。私がすぐに着替えてまいりますわ」 「そうか? 本当にごめんな、せっかく美味しいご飯を作ってくれたのに」 「ふふ、兄さんがお優しいから、私、ちっとも冷たくありませんでしたわよ。さ、お紅茶を淹れますから、お席に戻ってくださいな」  私が優しく促すと、兄さんはようやく立ち上がり、「じゃあ、お言葉に甘えて」と照れくさそうに自分の席へと戻っていった。  私はそのまま立ち上がり、キッチンへと背を向けた。  立ち上がった瞬間、椅子に押し付けられていたおまんこから圧力が抜け、溜まっていた愛液がどろっ、と一気にショーツの網目を通り抜けて、太腿の内側へと流れ落ちた。 (あ……っ、はぁっ……! すごい量……っ、おまんこが、涙を流してるみたいに止まらないわ……っ!)  ケトルのお湯を沸かし、ティーポットに茶葉を入れる間も、私の太腿の内側は愛液でぬるぬると滑り、少し足を動かすたびに、にちゃっ、くちゅっ、と自分にしか聞こえないほど小さな粘着音がスカートの中で響いていた。  お尻の割れ目にまで回り込んだ蜜が、けつまんこのひだを濡らし、歩くたびに左右のお尻の肉が擦れ合って、後ろの穴までがむず痒い快感に苛まれる。  それでも私は、何事もなかったかのように香り高い紅茶を淹れ、兄さんの前にカップを置いた。  兄さんのすぐ隣で、兄さんの体臭と優しさに包まれながら、誰にも知られずに下着をぐしょ濡れにして悶え続ける――。  この極限の禁欲と背徳の焦らしこそが、私の肉体をますます鋭敏に研ぎ澄まし、月末の惨劇に向けた狂おしいエネルギーへと変わっていくのを、私はひりつくような恍惚とともに噛みしめていたのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(2)  紅茶を飲み終え、夕食の後片付けを済ませた頃には、時計の針は午後九時を回っていた。 「椿姫、俺、先にお風呂もらっちゃっていいか?」 「ええ、もちろんですわ、兄さん。お湯 加減もちょうど良くしてありますし、新しいバスタオルも脱衣所の棚に出してありますわよ」 「サンキュ。じゃあ、お先に!」  兄さんが鼻歌交じりに浴室へと向かう。  扉が閉まり、やがてシャワーの勢いよく流れる音が家の奥から響き始めた。  私はキッチンの布巾を丁寧に漂白し、シンクの水滴をひとつ残らず拭き上げながら、そのシャワーの音にじっと耳を澄ませていた。  ザーッ、という水音の向こうで、今まさに兄さんが服を脱ぎ、あの引き締まった筋肉質な裸体を湯気に晒している。  広くて頼もしい肩、うっすらと腹筋の割れたお腹、そして太腿の付け根で堂々と存在感を放つ、あの熱くてたくましいオスの象徴――。  過去のループでは、私は毎日のように「兄さん、お背中を流しますわ」と当たり前のような顔をして浴室に乱入し、泡まみれになった自分の乳房を兄さんの背中に擦り付け、そのまま湯船の縁に手をついて後ろから貫かれていた。あるいは、シャワーを浴びる兄さんの前に跪き、お湯と一緒に兄さんの濃い精液を喉の奥まで飲み干していたのだ。 (あぁ……っ、行きたい……。今すぐあのすりガラスの扉を開けて、兄さんの濡れた身体に抱きつきたい……っ)  シンクの前に立ったまま、私は自分の下腹部を片手でぎゅっと押さえた。  夕食のときに濡れそぼったショーツは、まだ履き替えていない。  冷えかけた愛液がドロリと割れ目に張り付き、そこへまたしても浴室からの水音に刺激された新しい蜜がじわり、じわりと湧き出して、股間はずっと不快なほど湿り続けている。  けれど、私は深呼吸をして、その衝動を胸の奥底へと沈めた。  今の私は、兄さんの入浴中に覗き見をしたり、ましてや一緒に入ろうとしたりするようなふしだらな女ではない。兄さんがお風呂から上がるのをリビングで静かに待ち、「いいお湯でしたか?」と冷たい麦茶を差し出す、どこまでも清廉で健気な妹なのだ。  やがて三十分ほどが過ぎ、髪をタオルで拭きながら、湯上がりの兄さんがリビングへと戻ってきた。  ほんのりと赤みを帯びた肌、シャンプーの爽やかな香り、そしてお風呂上がりの熱気とともに立ち昇る、濃厚な兄さんの体臭。 「ふぅー、さっぱりした! 椿姫、次に入っていいぞ」 「はい、ありがとうございます。ほら、兄さん、冷たい麦茶を入れておきましたわ。湯冷めなさらないうちに、髪を乾かしてくださいね」 「おう、いつも気が利くなぁ、椿姫は」  グラスを受け取る兄さんの指先と、私の指先が、触れ合わないように注意しながらも至近距離に近づく。  それだけで私のおまんこの奥がきゅっと鳴いたが、私は涼しげな笑顔を崩さず、着替えのパジャマと新しい下着を抱えて脱衣所へと向かった。  脱衣所の扉を閉め、内側からカチリと鍵をかけた瞬間。  私の周囲を取り囲んだのは、兄さんがさっきまでここにいたという圧倒的な「痕跡」だった。  むわっと立ち込める湿った温かい湯気。その湯気の一粒一粒に、兄さんの肌から蒸発したフェロモンが溶け込んでいるかのように錯覚する。  私は震える手でブラウスとスカートを脱ぎ、白いブラジャーのホックを外した。  解放された二つの乳房は、まるでそれ自体が生き物であるかのようにぷるんと弾み、先端の桜色の乳首は、すでに誰かに吸い上げられた後のようにぷっくりと膨れ上がって、硬く尖っていた。  そして、一番の問題である純白の綿ショーツに指をかける。  親指をゴムに引っ掛け、ゆっくりと太腿の付け根に沿って引き下ろした、そのときだった。  ――ぴちゃっ、ねとぉっ……。  静かな脱衣所に、信じられないほど卑猥な粘着音が響いた。  夕食の最中からずっと愛液を吸い込み続けていたクロッチの布地が、私のおまんこの割れ目と小陰唇にぴったりと貼り付いており、それを引き剥がした拍子に、白く濁りかけた濃厚な蜜が幾筋もの銀色の糸を引いたのである。  つーっ、つーっ、と伸びた愛液の糸は、ショーツが膝のあたりまで降りてもまだ切れず、私の赤い秘裂と、ぐっしょり濡れたクロッチの間を淫らな蜘蛛の巣のように繋いでいた。 「はぁっ……、んんっ……! な、なんてはしたないのかしら……っ」  私は自分の股間を見下ろし、あまりの惨状に息を呑んだ。  まだ誰の指も、誰の肉棒も受け入れていないはずの無垢な処女のおまんこ。  それなのに、私の花びらは充血してぷっくりと腫れ上がり、閉じているはずの割れ目がほんの少しだけだらしなく緩んで、その隙間から今もなお、とろりとした透明な蜜を玉のように滲ませている。  太腿の内側は、乾いた愛液と新しく垂れた愛液でぬるぬると光り、お尻の割れ目の奥――けつまんこの周りまでが、じっとりと汗と粘液で濡れそぼっていた。  脱ぎ捨てたショーツを手にとってみれば、クロッチの部分は完全に透明になるほど蜜を吸って重たくなっており、そこから立ち昇るむせ返るようなメスの匂いに、私自身がクラクラと眩暈を覚えるほどだった。 (ただ兄さんとご飯を食べて、足が少し触れて、膝を拭いてもらっただけなのに……。私のおまんこは、まるで兄さんに何時間も愛撫され続けたみたいに、こんなにトロトロに溶けてしまっているわ……)  私はその汚れたショーツを、兄さんの目につかないよう自分の洗濯ネットの奥深くへと押し込み、一糸まとわぬ裸体で浴室の扉を開けた。  浴室の中は、さらに濃密な「兄さんの空間」だった。  濡れたタイル、鏡に残る曇り、そして浴槽にたっぷりと張られた温かいお湯。  私はまずシャワーで軽く汗を流すと、まるで聖なる儀式に臨むかのように、兄さんが入ったばかりの湯船へと、白い素足をゆっくりと沈めた。 「あ……っ、あぁぁっ……♡」  肩までお湯に浸かった瞬間、私の喉から、昼間は決して出さないような甘く蕩けた吐息が漏れ出た。  温かいお湯が、私の全身の皮膚をくまなく包み込む。  これはただのお湯ではない。さっきまで兄さんの裸体を包み、兄さんの汗や皮脂、オスの匂いが溶け込んだお湯だ。  お湯の中に身を沈めることは、私にとって、兄さんの全身の皮膚と粘膜で隙間なく抱きしめられることと同義だった。  お湯の温もりが、過敏に尖った二つの乳首を優しく撫で回し、お湯の中でふわりと浮いた私の白い乳房を、まるで兄さんの大きな手のひらが下から支え上げているかのように揺らす。  そして下半身では、温かいお湯が私の太腿の隙間へと流れ込み、愛液でぬるぬるになったおまんこのひだと、熱を持ったけつまんこの窄まりを、じわぁっと優しく解きほぐしていく。 (ああ……っ、兄さんのお湯が、私のおまんこにキスをしてる……っ。中まで……おまんこの入り口の、処女膜のすぐそこまで、兄さんの匂いが溶けたお湯が染み込んでくるわ……っ)  私は湯船の中で膝を抱えるようにして座り、目を閉じて深く息を吸い込んだ。  お湯が揺れるたび、股間の割れ目に微かな水流が当たり、充血したクリトリスの包皮をちょろちょろと刺激する。  それだけで、私の子宮はきゅううっと甘く疼き、お湯の中だというのに、おまんこの奥から新しい愛液がぷくっ、とろりっと湧き出して、温かいお湯へと溶け出していくのがわかった。  兄さんの成分が溶けたお湯に、私の処女の蜜が混ざり合う。  このお湯の中でだけ、私たち兄妹の体液は誰にも邪魔されずに交わり合っているのだと思うと、私の背筋にぞくぞくとした歓喜の震えが走り、お尻の穴までがキュウキュウと音を立てそうなほど強く収縮した。  しかし、本当の試練は、湯船から上がって身体を洗うときに訪れた。  私は洗い場の椅子に腰を下ろし、ボディタオルに兄さんと同じボディソープをたっぷりと含ませて、きめ細かな泡を立てた。  兄さんと同じ匂いのする泡。  それを、私は自分の白い素肌へと乗せていく。首筋から鎖骨へ、そして、熱く張り詰めた二つの乳房へと。 「んっ……、ふぁ、あぁっ……!」  泡をまとった柔らかいタオルが、胸のふくらみを撫で上げた瞬間、私の身体がびくっと跳ねた。  タオルを使うことすら、今の私の乳首には刺激が強すぎたのだ。  私はタオルを置き、泡だらけになった自分の両手のひらで、直接おっぱいを包み込むようにして洗い始めた。  ぬるり、むにゅっ、と自分の手のひらの下で、豊かに実った乳房が形を変える。  ただ清潔にするために洗っているだけ――そう自分に言い聞かせているのに、手のひらの真ん中に、硬く勃起した乳首がコリッ、と当たるたび、脳の奥にチカチカと白い火花が散った。 (駄目……っ、乳首を摘まんじゃ駄目よ、椿姫……。ただ泡で撫でるだけ……洗うだけなの……っ)  私は自制心を振り絞り、指先で乳首を弄ぶことを必死に禁じた。  けれど、手のひらを滑らせるたびに、どうしても桜色の突起が掌底に引っかかり、くにゃり、と押し潰されてはピンと跳ね返る。そのたびに、乳首の先端から甘い電撃が胸の奥へと突き抜け、太腿の付け根がガクガクと震え出した。  そして、泡まみれの手は、そのままお腹を滑り降りて――一番洗わなければならない、そして一番触れてはならない、股間の秘所へと到達する。 「はぁっ、はぁっ……、くぅ、んんっ……!」  私は洗い場の椅子の上で、少しだけ左右の足を開いた。  朝からの愛液と汗で汚れきったそこを、清潔に洗い流さなければならない。月末に無垢な生贄として捧げられるその日まで、私の身体は常に誰よりも清潔で、いい匂いのする聖女の器でなければならないのだから。  私はたっぷりの泡をすくい取ると、それを震える右手で、自分のふっくらとした大陰唇の上へと乗せた。 「ひゃうっ……!! あ、あぁぁっ……!」  自分の指の腹が、泡越しに熱い割れ目に触れた瞬間、私は浴室に声が響かないよう、左手で自分の口元を強く塞いだ。  熱い。火傷しそうなほど、私のおまんこは熱く充血していた。  本来なら、割れ目のひだを一枚一枚押し広げ、こびりついた愛液を丁寧に洗い流すのが正しい作法だ。  私は中指と薬指の腹を揃え、決して「中」には入れないよう、またクリトリスを強く擦りすぎないよう、極限の注意を払いながら、縦の割れ目に沿って、すーっ、すーっ、と泡を滑らせた。  ――ぬるっ、くちゅ、にゅるるっ……。  泡の滑らかさと、私のおまんこから溢れ出し続ける愛液のぬめりが混ざり合い、指先が信じられないほど淫らに滑る。  小陰唇の薄いひだに指の腹が触れるたび、まるで兄さんの舌先で舐め上げられているかのような錯覚に陥り、腰が勝手に椅子から浮き上がりそうになる。  一番上の敏感な突起――包皮から顔を覗かせたクリトリスに、泡まみれの指がほんの少し掠めただけで、私の視界は真っ白に明滅し、おまんこの入り口がパクパクと開閉して、指を中へと飲み込もうと蠢いた。 (挿れたい……っ! このまま中指をずぷっと奥まで突き入れて、処女膜のすぐ手前まで掻き回したい……っ! クリトリスを親指と人差し指で摘まんで、イッてしまうまでめちゃくちゃに扱き上げたい……っ!)  悪魔のような誘惑が、耳元で激しく囁く。  これほど濡れて、これほど準備が整っているのだ。ほんの数十秒、指を速く動かせば、私は今日一日溜め込んだすべての鬱憤を晴らすような、激しい絶頂を味わうことができるだろう。  だが、私の心臓の奥で、黒い影がひややかに、そして甘美に私を制止する。 『指を入れるな、椿姫。ここで自分の指でイッてしまえば、あなたの飢餓感は満たされ、瞳からあの狂おしい潤みが消えてしまう。洗うだけだ。表面の汚れだけを洗い流し、奥底の炎はそのまま燻らせ続けろ――』 「んんっ……、ふ、ぅぅっ……!」  私は口を塞いだ左手の手のひらを噛みながら、涙目で自分の秘所を「洗う」だけの動きを続けた。  決してクリトリスを往復させず、決して膣口に指先を沈めず、ただ表面を優しく撫でるだけ。  その中途半端で生殺しのような接触が、かえって私の神経を狂わせた。  指が割れ目の下端を通り過ぎ、会陰を越えて、お尻の割れ目の奥――けつまんこの窄まりへと泡を運んだとき、私の我慢は限界に近づいた。  きゅうっ、と固く閉じられた菊門のひだに、泡まみれの中指の腹が触れる。  おまんこから垂れた愛液ですでに濡れていたけつまんこは、泡の感触にびっくりしたようにヒクヒクと収縮し、指先をきゅっと吸い込むような動きを見せた。  前のおまんこも、後ろのけつまんこも、ただ表面を泡で撫でられただけで、中を貫かれることもなく放置される。  私は大急ぎでシャワーを手に取り、少しぬるめのお湯で股間の泡を洗い流した。  シャワーの水流が割れ目を直撃しないよう、太腿の上からお湯を伝わせて流す。それでも、お湯と一緒に泡が流れ落ちる感触だけで、おまんこの奥がキュウウッと疼き、洗い流したそばからまた新しい透明な愛液が、処女孔からとろりと顔を覗かせるのだった。         *  お風呂から上がった私は、清潔な新しいショーツ――もちろん、少しの飾り気もない純白の綿ショーツを履き、肌触りの良いパジャマに袖を通した。  ブラジャーは着けない。パジャマの下は素肌のままだ。  そのため、歩くたびに柔らかいパジャマの布地が、お風呂上がりで敏感になりきった乳首の先端にさらさらと擦れ、私はリビングへ戻るまでの短い廊下ですら、何度も足を止めそうになった。 「兄さん、お風呂、空きましたわよ」 「おう、お疲れ。髪、ちゃんともう乾かしたのか? 偉いな」  リビングのソファでくつろいでいた兄さんが、優しく微笑みかける。  私は兄さんの隣――ただし、決して身体が密着しすぎないよう、クッションひとつ分の絶妙な距離を空けた場所――に、ちょこんと行儀よく腰を下ろした。  お風呂上がりの私の肌からは、兄さんと同じボディソープとシャンプーの香りが立ち昇っている。  自分の身体から兄さんと同じ匂いがするという事実だけで、私の新しいショーツのクロッチには、早くもじんわりとした熱い湿り気が広がり始めていた。  しばらくの間、私たちはテレビのバラエティ番組を眺めながら、穏やかな時間を過ごした。  と、CMに入ったタイミングで、私がふと自分の指先を見つめているのに気づいた兄さんが、テーブルの上の小箱に目を留めた。 「ん? 椿姫、爪、伸びてるのか?」 「あ……ええ。お風呂上がりの柔らかいうちに切っておこうと思っておりましたの」  私がテーブルの上の爪切りに手を伸ばそうとすると、兄さんがひょいとそれを先に手に取り、悪戯っぽく、けれど優しい目をして言った。 「貸してみろよ。久しぶりに、俺が切ってやるよ」 「え……っ? でも、兄さん、私はもう子供ではありませんわ……」 「いいじゃないか、昔はよく俺が切ってやっただろ? 椿姫は深爪しやすいからな。ほら、手、出して」  兄さんがソファの上でこちらに向き直り、大きな手のひらを差し出してくる。  その無邪気で保護者のような提案に、私の心臓はドクンと大きく跳ね上がった。  断る理由はどこにもない。むしろ、「兄さんに甘える無垢な妹」を演じる上で、これほど自然で、兄さんの庇護欲をくすぐるシチュエーションはないだろう。  私は頬をほんのりと染め、「……もう、兄さんったら。では、お願いいたしますわね」と小さく微笑んで、自分の右手を兄さんの手のひらの上へと乗せた。  その瞬間。  兄さんの大きくて温かい左手が、私の白く華奢な手を下から優しく包み込み、親指の腹で私の人差し指の先端をきゅっと固定した。 (あ……っ、あぁっ……!)  指先が触れ合っただけなのに、私の脳髄に電流が走った。  お風呂上がりで血行が良くなり、神経が極限まで昂ぶっている私の身体にとって、兄さんの指が私の指を握りしめる感触は、まるで全裸で抱きしめられているかのような強烈な刺激だった。  パチン、パチン……。  静かなリビングに、兄さんが私の爪を切る小気味よい音が響く。  兄さんは真剣な眼差しで私の指先を見つめ、白い爪の端を少しずつ丁寧に切り揃えていく。  そのために、兄さんの顔が私の手元へと近づき、兄さんの鼻から漏れる温かい吐息が、私の手の甲や手首の内側に、ふぅっ、と微かに吹きかかるのだ。 (ひっ……、い、息が……っ! 兄さんの熱い息が、私の手首にかかってる……っ!)  手首の内側の薄い皮膚が粟立ち、そこから繋がる血管を通って、甘い痺れが一気に胸の奥と股間へと駆け巡った。  パジャマの下で、ノーブラの私の乳首がぷっくりと膨れ上がり、布地をツンと押し上げる。  そしてソファに座り合わせた下半身では、せっかく履き替えたばかりの新しい純白のショーツに、処女孔から溢れ出た熱い愛液が、じわぁっ……と音を立てるように染み込んでいった。  パチン、と人差し指の爪が切り終わり、兄さんの親指が、切り口を確かめるように私の指の腹から爪先を、さらり、と優しく撫でる。  そして次は中指へ。  兄さんの指が、私の中指を根元から先端へと、すーっ、と扱き上げるように移動して、指先を固定した。 (――っ!! な、なによ、その触り方……っ!)  兄さんには少しの他意もない。ただ次の指へ持ち替えただけだ。  なのに、私の中指を兄さんの温かい指が根元から撫で上げたその動きは、かつてのループで、兄さんが私の中指を自分の口に含んで濡らし、それを私のおまんこへと導いたときの、あの卑猥な手つきと完全に重なってしまったのだ。  それどころか、私の中指そのものが「私のおまんこ」や「私のクリトリス」になったかのような錯覚すら引き起こされた。  兄さんが私の中指の先端をぎゅっと摘まむたび、私の股間のクリトリスが同じように摘ままれたかのようにビクンと跳ね、パチンと爪が切られる衝撃に合わせて、子宮の奥がきゅううっと強く収縮する。 「……うん、椿姫の爪、綺麗だな。ピンク色で、桜の貝殻みたいだ」 「あ……、そ、そうですか……? ありがとう、ございます、兄さん……」  声が震えないように答えるのが、やっとだった。  私はソファの上で太腿をぎゅっと閉じ合わせ、パジャマのズボンの下で、自分の太腿の内側同士を必死に擦り合わせていた。  薬指、小指、そして親指へ。  右手から左手へと移り、十本の指すべてを兄さんの大きな手に握られ、撫でられ、吐息を吹きかけられ続ける拷問のような時間。  私の呼吸は少しずつ浅く、熱くなり、鼻から抜ける息に「んっ……」「ふぅっ……」という微かな甘いノイズが混じりそうになるのを、奥歯を噛み締めて飲み込み続けた。  おまんこの中からは、まるで蛇口が壊れたかのように透明で粘り気のある蜜が絶え間なく溢れ出し、新しいショーツのクロッチは、夕食のときと同じように、あっという間にぐしょぐしょの泥濘へと変わってしまった。  お尻の割れ目にまで愛液が伝い落ち、ソファの柔らかいクッションに押し付けられたけつまんこの入り口が、ぬるぬるとした湿り気の中でヒクヒクと切なく蠢いている。 「よし、最後はやすりで少し整えて……っと。はい、おしまい!」  兄さんが最後の親指の爪をやすりで滑らかに整え、その指先をぽんと軽く叩いて手を離した。  解放された私の両手は、まるで激しい性交の後のようにじっとりと汗ばみ、指先まで真っ赤に充血していた。 「……ありがとうございます、兄さん。とても綺麗に切っていただきましたわ」 「どういたしまして。じゃあ、俺もそろそろ部屋に戻ってレポートの続きやるかな。椿姫も、あんまり夜更かしするなよ」 「はい。おやすみなさいませ、兄さん」  兄さんが立ち上がり、私の頭をもう一度だけぽんと撫でて、二階の自室へと上がっていく。  その足音が階段の上へと消えた瞬間、私はソファの背もたれにぐったりと寄りかかり、丸くなった爪先で自分の胸元をぎゅっと掻き抱いた。 「はぁっ……、はぁっ……、あぁぁっ……! 指を、触られただけなのに……っ、お風呂に入ったばかりなのに、もうパンティが、おまんこのお汁でぐしょぐしょですわ……っ!」  誰もいなくなったリビングで、私はパジャマのズボンの上から自分の股間を強く押さえつけた。  手のひらに伝わるのは、布越しでもわかるほどの異常な熱気と、ぐっしょりと濡れたクロッチの卑猥な感触。  少し押さえただけで、内部で溜まっていた愛液が「くちゅっ」と音を立て、クリトリスがパジャマの縫い目に擦れて、全身がぎゅーっと反り返りそうなほどの快感が走った。  しかし、私はそこでも決して下着の中に手を入れることはせず、濡れそぼったショーツを履いたまま、フラフラと立ち上がって自分の部屋へと向かったのだった。         *  そして季節は五月の中旬へと差し掛かり、新緑の香りが風に乗って水無月家の窓を揺らすようになった。  あの日以来、私の「無垢な妹の演技」と、その裏で進行する「肉体の激しい発情と禁欲」は、日を追うごとにその純度と狂気を増していた。  兄さんは完全に私を「手のかからない、世界一清らかで健気な妹」だと信じ込み、私に向ける笑顔には少しの警戒心も、少しの性的な翳りもなかった。  だが、私の肉体は限界に近いところまで追い詰められていた。  十日以上も、兄さんのすぐそばで暮らしながら、一度も抱かれず、一度もキスをされず、それどころか自分自身の指で慰めることすら一秒たりとも許されない日々。  私の五感は異常なまでに研ぎ澄まされ、特に「嗅覚」と「触覚」は、兄さんの存在を感知するたびに暴走を起こすようになっていた。  五月中旬のある晴れた日の午後。  兄さんが朝から大学へ出かけており、水無月家には私一人しかいなかった。  静まり返った家の中。私は午後の家事として、脱衣所の洗濯機の前に立っていた。  これから洗濯機を回すために、脱衣籠の中に溜まった衣類を仕分けようとしていたのだ。  籠の中には、私が着た清楚なブラウスやタオルの他に――兄さんが昨夜まで着ていた部屋着のスウェット、大学へ着ていったTシャツ、そして、兄さんの股間を直接包んでいた黒いボクサーパンツが、無造作に放り込まれていた。  誰もいない、昼下がりの密室。  換気扇の低い音だけが響くその空間で、籠の中の兄さんの衣類を見つめた瞬間――私の顔から、「完璧な妹の仮面」が音もなく剥がれ落ちた。 「……兄さんの、お洋服……」  私の白い手が、吸い寄せられるように脱衣籠の中へと伸びた。  そして、兄さんが昨日一日中着ていた、少し汗の染み込んだグレーのTシャツを、そっと掬い上げた。  布地はまだ、兄さんの体温の記憶をかすかに留めているかのように柔らかい。  私は周囲に誰もいないことを確認するまでもなく、そのTシャツの首元と、脇の縫い目のあたりを両手で広げると、そこへ自分の顔を――白い鼻梁と唇を、ぐっと深く押し当てた。  ――すぅぅぅっ……、はぁぁぁっ……♡  肺の奥の奥まで、Tシャツに染み込んだ空気を思い切り吸い込む。  その瞬間、私の脳天を、ハンマーで殴られたかのような強烈な衝撃が貫いた。 「あぁ……っ! あぁぁっ、兄さんの匂い……っ♡ 兄さん、兄さん……っ!!」  鼻腔いっぱいに広がったのは、柔軟剤の甘い香りなどではない。  それを突き破って主張する、ツンとした汗の酸っぱい匂いと、皮脂の匂い、そして何よりも、若く健康なオスの濃厚な体臭――フェロモンの塊だった!  二十九回のループの中で、私が兄さんの胸板に顔を埋め、首筋を舐め回し、射精の瞬間に兄さんの脇の下にしがみついて吸い込み続けた、あの狂おしいほど大好きなオスの匂い!  ドクンッ!! と、下腹部の奥が激痛にも似た激しさで脈打った。  Tシャツの匂いを一吸いしただけで、私の脳内では麻薬のような快楽物質がドバドバと溢れ出し、膝から力が抜けて、洗濯機の前の床にぺたりとへたり込んでしまった。  スカートがふわりと広がり、床の上でM字に近い形で折れ曲がった私の太腿の間で、綿ショーツに包まれたおまんこが、ひくっ、ひくっと激しく痙攣を始める。 「はぁっ、すぅっ……んんっ♡ いい匂い……っ、兄さんの汗の匂い、頭がおかしくなりそうですわ……っ♡」  私は床に座り込んだまま、Tシャツの脇の部分に鼻をこすりつけ、犬や猫がマタタビに狂うかのように、何度も何度も荒い息で兄さんの匂いを貪り続けた。  嗅げば嗅ぐほど、私の肉体は「今すぐ兄さんに交尾をされる」と錯覚して、凄まじい勢いで受け入れ態勢を整えていく。  ブラウスの下で、ブラジャーに包まれた乳房が熱く膨張し、乳首がカリカリに硬くなってカップの裏地を擦り上げる。  そして股間では、閉じ合わされた小陰唇の間から、透明で熱い愛液が「どろっ……ぷちゅっ……」と音を立てて噴き出し、ショーツのクロッチを一瞬でぐっしょりと濡らしていった。  それだけではない。私の震える手は、脱衣籠の底にあったもうひとつの獲物――兄さんが昨夜脱ぎ捨てたばかりの、黒いボクサーパンツへと伸びていた。  それを引っ張り出し、Tシャツの代わりに、そのボクサーパンツのフロント部分――兄さんの太くて熱い肉棒と、重たい睾丸がずっと押し付けられていた袋状の部分――へと、私は自分の鼻と唇を直接押し付けたのである。 「んんっーーっ!! あ、あぁぁっ……♡ こ、濃い……っ、兄さんのおちんちんの匂いが、こんなに濃く染み付いてる……っ♡」  Tシャツの比ではなかった。  そこからは、むせ返るようなオスの性器の匂い――蒸れた陰毛の匂いと、わずかに滲んだカウパー氏腺液の甘く青臭い匂いが、直接私の粘膜を焼き尽くすかのように立ち昇っていた。  私は目を白黒させながら、ボクサーパンツのクロッチの裏地に舌先をチロリと伸ばし、兄さんの肉棒が触れていた布地を、まるで本物のペニスを舐めるかのように、れろっ、じゅるっ、と唾液で濡らしながら吸い上げた。  その瞬間、私の下腹部に、雷が落ちたかのような激しい疼きが走った。  痛い。おまんこの奥が、子宮の入り口が、兄さんの肉棒を求めてギューッと雑巾のように絞られ、激痛に近いほどの渇望で暴れ回っている。  私はボクサーパンツを顔に押し当てたまま、スカートの中で左右の太腿をぎゅううっと強く閉じ合わせ、前後に激しく擦り合わせた。  ――くちゅっ、ぬちゃあッ、ぐちゅ、にゅるっ……!  太腿を擦り合わせるたびに、愛液でいっぱいになったショーツのクロッチが、ふっくらと腫れ上がった大陰唇とクリトリスを押し潰し、脱衣所にいやらしい水音が響き渡る。  おまんこから溢れた蜜はお尻の割れ目にまで達し、床に押し付けられたけつまんこの窄まりまでもが、熱い粘液に塗れてパクパクと息をするように開閉していた。 「あぁっ、あぁっ……! 疼く……っ、おまんこが疼いて、おかしくなっちゃう……っ! 兄さん、兄さんのおちんちん、ここに入れてぇっ……!」  右手が、勝手にスカートの裾へと伸びかけた。  このままショーツの脇から指を滑り込ませ、熱く充血したクリトリスを弾き、ぬるぬるの処女孔に指を突き入れてしまいたい。兄さんのボクサーパンツの匂いを嗅ぎながら、自分の指で激しくおまんこを掻き回したら、どれほど気持ちよくイけるだろうか!  だが――私の右手は、スカートの裾に触れる直前で、ピタリと止まった。  そして、震えるその右手を、左手が強い力で掴み取り、まるで手錠をかけるかのように、自分の胸元――兄さんのTシャツとボクサーパンツを抱きしめた胸の上へと、ぎゅっと引き戻して握りしめたのである。 「……っ、駄目、よ……っ! 今は、指一本、入れてはならないの……っ!」  私は血が滲むほど唇を噛み締め、涙の浮かんだ瞳で天井を睨みつけた。  そうだ。ここで自分を慰めてしまっては駄目なのだ。  この狂おしいほどの飢餓感。おまんこが張り裂けそうなほどの焦燥。指一本触れられないまま、匂いだけで発情し、愛液を垂れ流すことしかできないこの惨めで甘美な渇きこそが、月末の生贄――あの廃ビルでの四十八時間の地獄を耐え抜き、そしてその果てに兄さんの狂信的な愛を引き出すための、最も純粋な炎になるのだから! 「んっ、くぅぅっ……! 触らないわ……っ、絶対に、指なんて入れない……っ! 兄さんの匂いだけで……こんなに中がキュウキュウ鳴いて、お汁が止まらないのに……っ、このまま、耐え抜いてみせますわ……っ!」  私は両手を胸元で固く握りしめ、兄さんの衣類を顔に押し付けたまま、ただ太腿の内側だけをギリギリと擦り合わせて悶絶した。  指で直接触れないからこそ、クリトリスには決定的な刺激が与えられず、絶頂のすぐ手前の苦しい高原状態が永遠に続く。  子宮がドクドクと脈打ち、おまんこの肉壁が「何かを締め付けたい」とばかりに空気を噛んでウネウネと波打ち、そのたびに濃厚な処女の蜜が、どろり、どろりとショーツから溢れ出して、私の白い太腿と脱衣所の床を濡らしていった。  やがて十数分後。  私は荒い息を吐きながら、ゆっくりと顔から兄さんの衣類を離した。  自分の唾液と涙で少し湿ってしまった兄さんのボクサーパンツとTシャツを、私は愛おしそうに撫でると、何食わぬ顔で洗濯槽の中へと入れ、洗剤を注いでスタートボタンを押した。  ゴォォ……と水を注ぐ音が響き始める。  私は立ち上がり、乱れたスカートを整え、洗面所の鏡に向かって、乱れた髪を櫛で丁寧に梳かした。  鏡の中に映る私の頬はまだ赤く上気し、瞳は濡れたように妖しく光っていたが、私は何度か深呼吸を繰り返すことで、それを再び「静かで清らかな聖女の微笑み」へと塗り替えていった。  ただ、スカートの下のショーツだけは、まるで水の中に飛び込んだかのように冷たく重たく濡れそぼり、歩くたびに太腿の内側でねっとりと糸を引き続けていたのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(3)  洗濯機が規則正しい音を立てて回り始めたのを背中で聞きながら、私は脱衣所を出て、掃除機と新しいシーツを抱えて二階へと上がる階段を踏みしめた。  一段、また一段と足を上げるたび、スカートの下で大変なことになっている純白のショーツが、私のおまんこの割れ目にねっとりと食い込み、むちゅっ、くちゅっ、と卑猥な音を立てる。  先ほど脱衣所で兄さんのTシャツとボクサーパンツの匂いを貪ったせいで、私の処女孔からは今もなお、とろりとした透明な愛液が途切れることなく湧き出し続けていた。  本来なら、今すぐ自分の部屋に入って新しいショーツに履き替えるべきなのだろう。  けれど、私はあえてそれをしなかった。  冷え始めた愛液と、新しく滲み出る熱い蜜が混ざり合い、クロッチの布地が自分の小陰唇やクリトリスにベタベタと張り付くこの不快で淫らな感触こそが、私に「自分は兄さんの匂いだけで発情する浅ましいメスであり、同時に月末まで決して満たされてはならない生贄である」という事実を、一歩歩くごとに思い出させてくれるからだ。  二階の廊下に出た私は、自分の部屋の扉を通り過ぎ、突き当たりにある兄さん――水無月はじめの自室の扉の前に立った。  コンコン、と誰もいないはずの扉を形式的にノックし、「兄さん、お掃除に入りますわね」と小さく呟いてから、静かにドアノブを回す。  これもまた、私が自らに課した「完璧な妹」としてのルーティンだった。たとえ兄さんが留守であっても、無断で部屋を漁るような真似はせず、ただ甲斐甲斐しく部屋の掃除とベッドメイキングだけを行う。  しかし、一歩その部屋の中へと足を踏み入れた瞬間――私の理性は、再び猛烈なオスの残り香の嵐に晒されることになった。 (あ……っ、部屋中が、兄さんの匂いでいっぱいですわ……っ)  締め切られていた六畳間の空気は、昼下がりの日差しに温められ、兄さんが今朝までここで眠っていたという濃密な気配をそのまま閉じ込めていた。  脱衣所の洗濯物が「汗と性器の生々しい匂い」だとしたら、この部屋の空気は、兄さんの呼吸や体温、髪の匂いや普段使っている整髪料の香りが混ざり合った、「兄さんの生活そのものの匂い」だった。  私は掃除機を部屋の隅に置くと、まずは窓を少しだけ開けて換気をする……ふりをして、実際にはカーテンを半分閉めたまま、陽光が斜めに差し込むベッドの傍らへと歩み寄った。  乱れたままの掛け布団と、兄さんの頭の形に少し窪んだ枕。  今日の私の仕事は、この枕カバーとシーツを新しいものに交換することだ。  私はベッドの縁に膝をつき、まずは掛け布団をめくり上げた。  ふわり、と布団の中から立ち昇ったのは、今朝まで兄さんの温かい裸体に近いパジャマ姿を包み込んでいた、むせ返るような寝床の熱気とフェロモンだった。 「んっ……、はぁぁっ……♡」  ただ布団をめくっただけなのに、その空気を吸い込んだ私の肺が甘く痺れ、ブラウスの下の乳首がツンと硬く尖る。  私の視線は、シーツの上に落ちていた一本の短い黒髪――兄さんの髪の毛に釘付けになった。  私は震える指先でその髪の毛をそっと摘まみ上げると、まるで聖遺物に口づけするかのように、自分の唇へと触れさせた。  そしてそのまま、シーツを剥がす手が止まり、私は吸い寄せられるようにベッドの上へと上半身を倒し込み、兄さんが今朝まで頭を乗せていた枕へと、自分の顔を深くうずめたのである。 「あぁっ……、兄さん……っ、兄さんの枕……っ♡」  枕カバーからは、兄さんの頭皮の匂いと、シャンプーの残り香、そして寝汗の匂いが混ざり合った、頭がクラクラするような甘い香りがした。  私はベッドの縁に立ったまま上半身だけをマットレスに投げ出し、お尻を高く突き出すような無防備な四つん這いに近い体勢で、枕に頬を擦り付け、唇を押し当てて深く息を吸い込んだ。  このベッドは、過去二十九回のループの中で、私が何百回となく兄さんに押し倒され、組み敷かれ、朝から晩まで犯され続けた「蜜月の祭壇」そのものだ。  目を閉じれば、瞼の裏に鮮明な記憶が蘇る。  この枕に私が頭を乗せ、上から覆いかぶさってきた兄さんの熱い唇に口を塞がれながら、舌をねっとりと絡み合わせた記憶。  私の白い両脚がこのマットレスの上にM字に押し広げられ、兄さんの太くて逞しい肉棒が、濡れそぼった私のおまんこへとずぷずぷと沈み込んできたときの、あのシーツが軋む音と激しいピストンの衝撃! 『椿姫、お前の中、すごく熱くて締まるよ……っ』 『兄さんっ、もっと突いて……っ! 椿姫のおまんこ、兄さんのおちんちんで壊してくださいまし……っ♡』  脳内で再生される過去の自分自身の喘ぎ声と、兄さんの荒い吐息。  それは単なる妄想ではなく、私の魂が実際に経験した「記憶」だからこそ、肉体へのフィードバックは凄まじかった。 「ひゃうっ……! あ、あぁっ……、おまんこが、覚えてる……っ! このベッドの上で、兄さんにいっぱい突かれたこと、私のおまんこが勝手に思い出して……っ!」  お尻を高く突き出した私のスカートの中で、ぐしょ濡れのショーツに包まれた秘裂が、ヒクッ、ヒクヒクッと激しく脈打ち始めた。  まるで見えない兄さんの肉棒が後ろから突き入れられているかのように、処女膜の奥の膣壁がウネウネと波打ち、子宮口が何度もきゅううっと下がってきては、架空の亀頭に吸い付こうと口を開閉する。  そのたびに、私の処女孔からは新しい愛液が「どぷっ、とろろっ……」と溢れ出し、すでに飽和状態だったショーツのクロッチから染み出して、太腿の内側を伝い始めた。  それだけではない。お尻を突き出した体勢のせいで、割れ目から溢れた熱い蜜が、今度は上ではなく前――クリトリスの包皮の上へと流れ落ち、同時に一部は会陰を伝って、丸見えになるような角度で突き出されたけつまんこの窄まりへと、ぬるりと流れ込んでいったのだ。 「んんっ、くぅぅっ……! お尻の穴まで、濡れて……っ、ひくひくしてる……っ!」  過去のループで、このベッドの上で四つん這いにさせられ、後ろから兄さんにおまんこを突かれながら、同時に親指の腹でけつまんこの入り口をぐりぐりと弄ばれた記憶が蘇る。  私の菊門は、垂れてきた自分の愛液の温もりを「兄さんの指」や「兄さんの唾液」だと勘違いし、きゅうっ、ぱくっ、と卑猥に窄まりを動かして、存在しない指を奥へと飲み込もうと蠢き始めた。  私は枕を抱きしめたまま、ベッドの角――マットレスの少し硬い縁の部分に、自分の下腹部と股間をぐっと押し付けそうになった。  今、このまま腰を少し前に進めれば、スカートとショーツ越しに、ベッドの縁が私の充血したクリトリスと大陰唇にぴったりと当たる。そこに体重をかけて腰を前後に揺すれば、手を使わなくても、兄さんの匂いに包まれたこのベッドの上で、簡単に絶頂へと昇り詰めることができるだろう。  事実、私の腰は本能的に前へと動き、スカートの布地がベッドの縁にふわりと触れ、その奥にある熱いおまんこの丘が、マットレスの弾力をわずかに感じ取った。 (あ……っ、気持ちいい……っ。このまま、ベッドの角に擦り付けたら……っ!)  全身の毛穴がぶわっと開き、背筋がぎゅーっと反り返りそうになる。  だが、まさに体重を乗せようとしたその瞬間――私の胸の奥底で、ドクン、と冷たい心臓の鼓動が鳴り響いた。 『何をしている、椿姫。兄の聖域であるこのベッドを、あなたの浅ましいオナニーで汚すつもりか?』  黒い影のひややかな声が、沸騰しかけた私の脳髄に氷水を浴びせる。 『思い出せ。今のあなたは、兄の部屋を健気に掃除するだけの、清らかで無垢な妹だ。もしシーツにあなたの愛液の染みひとつでも残してみろ。もしこの部屋に、メスの発情した匂いを少しでも残してみろ。兄の無意識はそれを嗅ぎ取り、あなたという「聖女」の虚像に亀裂が入るのだぞ』 「――っ、はぁっ、はぁっ……! そ、そうですわね……っ、私としたことが、なんて浅ましい……っ!」  私はハッと目を見開き、まるで焼けた鉄板から飛び退くかのように、ベッドの縁から自分の腰をガバッと引き離した。  寸前のところで摩擦を奪われたクリトリスと膣口が、行き場を失った快感にビクビクッと激しく痙攣し、抗議するように熱い愛液をぷしゃっとショーツの中へ吐き出す。  私は膝をガクガクと震わせながら立ち上がり、自分の唇を強く噛み締めた。  指一本入れないどころか、ベッドの角に擦り付けることすら許されない。  こんなにもおまんこが疼き、子宮が兄さんの精液を求めて泣き叫び、けつまんこまでがヒクヒクと口を開閉しているというのに、私はそのすべてを「ただ耐え忍ぶ」ことしかできないのだ。 「ふぅっ……、んっ……。お掃除を、続けなくては……」  私は涙で潤んだ瞳を瞬きで払い、震える手で枕カバーを外し、シーツを四隅から丁寧に剥がし始めた。  屈み込んでマットレスの角からシーツを抜くたび、スカートの中のぐしょ濡れのショーツが私のおまんこにぴたりと張り付き、にちゃっ、くちゅっ、と粘着音を立てる。  新しい清潔な白いシーツを広げ、ピンと皺ひとつなくベッドに敷き詰めていく作業は、まるで私自身の淫らな肉体を「純潔」という名の白い布で無理やり封印していく儀式のようでもあった。  しかし、ベッドメイキングを終えた私を待っていたのは、さらなる甘美な拷問だった。  次は、部屋の隅にある兄さんの勉強机の周りを片付け、拭き掃除をする番だ。  私は固く絞った雑巾を手に、兄さんの学習机の前へと歩み寄った。  机の上には、大学の専門書やノート、パソコン、そして兄さんが昨夜まで使っていたペンや、飲みかけのままになっていたマグカップが置かれている。  私はまず、机の上の消しゴムのカスや埃を丁寧に拭き取った。  そして、ふと目の前にある兄さんのデスクチェア――兄さんがいつも座って勉強している回転椅子に目を留めた。 (ここは、兄さんがいつも座っている場所……)  掃除機をかけるために椅子を動かそうとして、背もたれに手をかけたとき、私の足がふらりとよろめいた。  朝からずっと立ちっぱなしで家事をし、しかも絶え間ない発情と禁欲の緊張に晒され続けていた私の身体は、知らず知らずのうちに消耗していたのだ。  私はほんの少しだけ息を整えるつもりで、その兄さんのデスクチェアに、そっと腰を下ろした。  ――むにゅっ、じゅわぁっ……。  座面に体重が乗った瞬間、私の股間で、たまらなく卑猥な感触が広がった。  兄さんのデスクチェアの座面は、少し硬めのクッション素材に黒いメッシュの布地が張られたものだった。  そこに座ったことで、脱衣所とベッド脇での発情によって限界まで愛液を吸い込んでいた私の綿ショーツが、私自身の体重でギュッと押し潰され、さらにその上のスカート生地までをも透過しそうなほどの熱気と湿り気が、座面との間に閉じ込められたのである。 「あっ……、んんっ……! い、椅子が……っ、兄さんの椅子に、私のおまんこが押し付けられて……っ!」  いつも兄さんのお尻と太腿を受け止めているその座面に、今、私のおまんことけつまんこが、薄い布地越しにぴったりと密着している。  まるで兄さんの太腿の上――膝の上に直接またがって座っているかのような錯覚が、私の脳を激しく揺さぶった。  過去のループでは、勉強中の兄さんのこの椅子に私が無理やり割り込んで、兄さんの膝の上に後ろ向きや前向きに座り、机の下でズボンから引きずり出した兄さんの肉棒をおまんこに咥え込んだまま、「兄さん、お勉強を続けてくださいな♡」と腰をゆっくりとグラインドさせたことが何度もあった。  そのときの記憶――座面が軋む音と、下から突き上げてくる兄さんの亀頭のゴツゴツとした感触が、今まさに座っているこの椅子から直接私のおまんこへと蘇ってきたのだ。 「はぁっ、はぁっ……♡ あぁ、兄さん……っ、ここで、私のおまんこに挿れたまま、レポートを書いてくださいましたわよね……っ」  私は椅子に座ったまま、机の上に置かれていた兄さんの愛用のボールペンに、そっと指先を伸ばした。  兄さんの指の脂が馴染んだ、プラスチックの軸。  私はそのペンを持ち上げると、兄さんが考え事をするときによくやっている癖と同じように、ペンの先端を自分の柔らかい唇へと、ちょんと触れさせた。  そして、誰にも見られていないことをいいことに、私は少しだけ口を開け、そのペンの軸の端を、自分の赤い舌先でチロリ、と舐めたのである。 (あぁっ……♡ 兄さんの指の味がする……っ。かすかに、塩っぱくて……兄さんの味がしますわ……っ)  本当はただのプラスチックの味しかするはずがないのに、私の過敏な味覚はそこに兄さんの痕跡を感じ取り、全身をぶるぶると震わせた。  ペンの端を唇で咥え、舌先で転がす。  その動きは、そのまま兄さんのペニスの亀頭を口に含み、尿道口やカリの首を舌で愛撫するフェラチオの動きへと繋がっていく。  口の中でペンをちゅぱ、れろっ、と舐め上げるたび、私の喉の奥がゴクリと鳴り、連動して下半身のおまんこの入り口が、キュウウウッ! と痛いくらいに強く収縮した。  さらに私の目は、机の端に置かれたマグカップへと向いた。  昨夜、兄さんが部屋に戻る前に飲んでいたコーヒーのカップだ。中にはもう数滴の茶色い液体が残っているだけだったが、カップの縁には、間違いなく兄さんの唇が触れた跡が残っている。  私はペンを元の位置に丁寧に戻すと、今度はそのマグカップを両手で恭しく持ち上げた。  そして、取っ手の位置から計算して、右利きの兄さんが確実に唇をつけていたであろう縁の部分に、自分の唇をそっと重ね合わせた。 「んっ……、ちゅっ……、れろぉっ……♡」  冷え切った陶器の縁を、自分の熱い唇で挟み込み、兄さんの唇の跡を舌先で優しく舐め取る。  間接キスなどという可愛らしい言葉では到底言い表せない、まるで兄さんの唇そのものを貪り食うかのような、粘っこく倒錯的な口づけ。  マグカップの底から漂う冷めたコーヒーの苦い香りと、カップの縁に残る兄さんの微かな気配が、私の唾液と混ざり合って喉を滑り落ちていく。  その瞬間、椅子の上でじっと耐えていた私の下半身が、ついに限界を迎えて大きく跳ねた。 「ひゃんっ……! あ、あぁっ、駄目っ、またお汁が……っ!」  ぷちゅっ、どろろっ……!  処女膜の奥から、今日何度目かもわからない濃厚な愛液の塊がドッと噴き出し、ショーツのクロッチを完全に決壊させたのである。  溢れ出た熱い蜜は、スカートの裏地をじわりと湿らせ、お尻の下で押し潰されて、なんと兄さんのデスクチェアのメッシュ座面にまで、ほんのわずかな湿り気と熱を伝えてしまったのだ。  お尻の割れ目の奥でも、けつまんこがキュウキュウと激しく締まり、溢れた愛液が菊門のひだの間に入り込んで、座面に押し付けられるたびに「ぬちゅっ」と小さな音を立てる。  ブラウスの下では、硬く勃起した二つの乳首がブラジャーのカップを内側から突き破らんばかりに主張し、呼吸をするたびに胸が苦しくなるほどジンジンと疼いていた。 (あぁっ、あぁっ……! 椅子が……兄さんの椅子が、私のおまんこの熱で、湿ってしまうわ……っ!)  私は大慌てでマグカップを机に戻し、弾かれたようにデスクチェアから立ち上がった。  慌てて座面を見下ろすと、幸いにもスカートが厚手だったおかげで、目に見えるような水染みは残っていなかった。  しかし、座面にそっと手のひらを当ててみると、そこには私の股間が押し付けられていた形そのままに、異常なほどの熱気と、ほんのわずかな湿り気、そして――鼻を近づければ確実にわかってしまうほど濃厚な、発情したメスの甘い匂いが移ってしまっていたのである。 「はぁっ、はぁっ……、い、いけませんわ……っ! こんな匂い、兄さんに気づかれたら……っ!」  私は固く絞った雑巾で、自分の股間が温めた座面をゴシゴシと必死に拭き上げ、さらに消臭スプレーを軽く吹きかけて、窓を大きく開け放った。  五月の爽やかな風が部屋の中に吹き込み、私が撒き散らした淫らな熱気を少しずつ外へと運び出していく。  その風に当たりながら、私は自分のスカートの下で、冷たい風によって急激に冷やされていくぐしょ濡れのショーツと、それでもなお熱く疼き続けるおまんこのギャップに、ぶるりと激しく身震いした。  掃除機をかけ終え、何事もなかったかのように整然と片付いた兄さんの部屋を後にするとき、私の太腿の内側は、乾いた愛液の結晶と新しく出た蜜でベタベタに張り付き、一歩歩くごとに処女の肉体を苛む甘美な枷となっていたのだった。         *  そうして家中の掃除と洗濯を終え、ようやく履き替えた新しいショーツもまたうっすらと湿らせながら、私は夕方の買い出しへと出かけた。  五月中旬の夕暮れ時。  茜色に染まり始めた空の下、駅前のスーパーマーケットで今夜の夕食の材料――新鮮な牛肉やじゃがいも、玉葱などを買い込んだ私は、少し重たい買い物袋を両手に提げて、駅前通りを水無月家へと向かって歩いていた。  夕方の涼しい風が、私の黒髪と清楚なフレアスカートの裾を優しく揺らす。  すれ違う近所の人々や商店街の店主たちは、私を見るなり「あら、椿姫ちゃん、今日も晩ご飯のお買い物? 偉いわねえ」「お兄ちゃんも鼻が高いわね」と、口々に温かい声をかけてくれる。  私はその一つ一つに、「ええ、ありがとうございます」「ふふ、兄さんの好物を作ろうと思いまして」と、少しの曇りもない清らかな笑顔で会釈を返した。  誰の目にも、私は「優しくて健気な、理想の美少女」として映っている。このスカートのすぐ下で、今日だけで三枚目になる純白のショーツが、兄さんを想うだけの淫らな分泌液でじっとりと湿り、おまんこの奥が今もなおドクドクと脈打っていることなど、神様ですら見抜けないだろう。  と、駅前通りの角を曲がったときだった。  前方の駅から歩いてくる人波の中に、見慣れた、そして誰よりも愛おしい長身のシルエットを見つけたのは。 「あ、椿姫!」 「まあ、兄さん! 今、帰りでしたの?」  大学帰りの兄さん――はじめが、私を見つけてパッと顔を輝かせ、小走りに駆け寄ってきた。  肩には通学用のバッグをかけ、爽やかな笑顔を浮かべている。  兄さんは私の目の前に立ち止まるなり、私が両手に提げていた重たい買い物袋に目を留め、当たり前のように手を伸ばしてきた。 「すごい荷物だな。ほら、荷物、俺が持つよ。女の子がこんな重たいもの持って歩くなよ」 「あ、でも、兄さんもお疲れでしょうに……」 「いいからいいから! 俺の妹に力仕事なんてさせられないって」  兄さんが私の手から買い物袋を奪い取る。  その際、袋の持ち手を握っていた私の指の上に、兄さんの大きくて温かい手が重なり、ギュッと軽く握り込むようにして袋を引き取った。 (んっ……!)  外気の中で少し冷えていた私の指先に、兄さんの熱い体温がじわりと移る。  たったそれだけの接触で、私の下腹部の奥がキュウッと音を立てて締まり、新しいショーツのクロッチに、ぷちゅっと熱い愛液の雫が滲み出た。  しかし、私がその甘い疼きに目を細めかけた、まさにその直後のことだった。  私たちが並んで歩き出そうとした駅前通りの向こう側――夕暮れの雑踏の中を、一人の女子大生が友人たちと談笑しながら歩いてくるのを、私の目はひややかに捉えたのである。  明るい茶色がかった柔らかな髪、華やかで可愛らしいファッション、そして周囲の目を惹く無邪気な笑顔。  ――白石、結衣。  兄さんと同じ大学に通う同級生であり、過去二十九回のループにおいて、私がどれほど兄さんを誘惑しようとも、どれほど策を弄しようとも、五月の終わりには必ず兄さんの心を惹きつけ、あるいはあの忌まわしい廃ビルの惨劇の引き金となって、私たちの運命を狂わせ続けた「宿敵」の女。  私の心臓が、先ほどまでの性的な興奮とはまったく別の、氷のように冷たくどす黒い殺意に近い感情でドクンと脈打った。  隣を歩く兄さんもまた、ふと向こう側から聞こえてきた華やかな笑い声に気づき、何気なくそちらへと視線を向けた。 「あ、白石さんだ。……あっちはサークル帰りかな」  兄さんが小さく呟き、白石結衣の姿を目で追おうとする。  まだ五月中旬のこの段階では、兄さんと結衣の間には特別な接点は生まれていない。ただの「顔見知りの綺麗な同級生」という認識だ。  けれど、ここで兄さんの視線をあんな女に一秒たりとも奪わせておくわけにはいかない。  私はすぐさま、しかし決して焦りや嫉妬を感じさせない、どこまでも無垢で愛らしい妹の声色で、兄さんのシャツの袖口を、自分の指先でほんの少し――ちょん、と控えめに引いた。 「兄さん? ……あの、今夜は兄さんの大好きな、お肉じゃがにしようと思いますの。新じゃががとっても美味しそうでしたから、たくさん煮込みますわね」  私が上目遣いに兄さんを見上げ、鈴を転がすように微笑みかけると。  兄さんは、向こう側を歩く白石結衣への関心をあっさりと断ち切り、すぐに私の方へと向き直って、目尻を下げて笑ったのである。 「おっ、肉じゃがか! いいなぁ、椿姫の作る肉じゃが、味が染みてて世界一美味いんだよな。楽しみにしてるよ」  白石結衣たちは、こちらに気づくことすらなく、そのまま通りの向こうへと通り過ぎていった。  兄さんはもう、振り返りもしない。ただ自分の袖をちょんと引いた、健気で可愛い妹のことだけを見つめている。 (……ええ、そうですわ、兄さん。今はまだ、私の完全な勝ちですわね。あんな女には、少しだって目もくれない)  私は可憐な笑顔の裏で、ひややかに勝利の美酒を味わった。  これまでのループのように、私が兄さんに肉体関係を迫って兄さんを困惑させていたときは、兄さんは無意識のうちに「家庭内の重苦しい空気」から逃れるように、外の世界にいる明るく健全な白石結衣へと心を傾けてしまっていた。  だが、この三十周目は違う。  水無月家は、兄さんにとって世界で一番居心地が良く、清らかで、無償の愛に満ちた安息の場所だ。私が完璧な聖女として兄さんに尽くしている限り、兄さんが他の女に脇目を振る隙間など、少しも存在しない。  もっとも――私が何もしなければ、五月二十九日の夜、あの日だけは運命の悪戯によって、兄さんは廃ビルで襲われかけた白石結衣を助け出し、その吊り橋効果と庇護欲によって結衣と結ばれてしまうのだが。  だからこそ、その二十九日の「被害者」の座すらも、私が結衣から完全に簒奪するのだ。 「……ん? どうした、椿姫」  私が袖口から指を離そうとしたとき、買い物袋を片手にまとめ直した兄さんが、空いた方の大きな手で、私の袖を引いていた小さな手を――上からすっぽりと、優しく包み込むように握りしめたのである。 「あっ……、兄さん……?」 「椿姫の手、ちょっと冷たいな。夕方はまだ風が冷えるから、風邪引かないようにしなきゃな。ほら、家までこうして温めてやるよ」  兄さんは少しもいやらしい意味などなく、ただ大切な妹の冷えた手を温める保護者として、私の手を自分の温かい手のひらでぎゅっと包み、そのまま自分のポケットの近くへと引き寄せた。  夕暮れの帰り道。並んで歩く兄妹の、あまりにも微笑ましく清らかな手繋ぎ。  けれど、兄さんの温かい手のひらに包まれた私の手からは、ドクン、ドクンと激しい脈動が伝わり、私の下半身は、白石結衣から兄さんを奪い返した優越感と、兄さんの無自覚な庇護欲の心地よさによって、今日一番の激しい発情の渦へと叩き込まれていた。 (ああ……っ、兄さんの手……なんて温かくて、なんて優しいのかしら……っ!)  胸が締め付けられるように苦しくなり、同時に、おまんこの奥の奥――子宮の入り口が、兄さんの優しさに溶かされたかのようにトロトロと緩んで、熱い愛液をどくどくと吐き出し始める。  歩くたびに、繋いだ手から兄さんの体温が流れ込み、それがそのまま私の乳首を硬く勃起させ、股間の割れ目をぬるぬると濡らしていく。  新しいショーツのクロッチは、家に着くまでのわずか十数分の道のりで、またしても重たく湿り、太腿の内側が歩くたびに「にちゃっ、くちゅっ」と擦れ合うほどになってしまった。  お尻の割れ目にまで愛液が回り込み、けつまんこの窄まりがキュウッと締まっては、夕方の涼しい風をスカートの中に感じながらひくひくと震える。 (こんなに優しい兄さんの手を……あと十数日で、私は永遠に壊してしまうのね。この白い私の手が、あの廃ビルの冷たい泥水と、見知らぬ男たちの汚らわしい精液でドロドロに濡れたとき……兄さんは、今日私の手を温めてくれたこの思い出を噛み締めながら、どれほど絶望し、どれほど狂おしく私を抱きしめてくれるのかしら……っ♡)  夕陽に照らされた兄さんの横顔を見上げながら、私はひややかに、そしておまんこから熱い蜜を垂れ流すほどの狂おしい恍惚とともに、運命の五月二十九日へのカウントダウンを胸に刻みつけていたのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(4)  夕暮れの帰り道、兄さんの大きくて温かい手にずっと右手を包まれたまま、私たちは水無月家の玄関へと辿り着いた。 「ただいま。ほら、椿姫、手、少しは温まったか?」 「ええ、兄さんのおかげでポカポカですわ。ありがとうございます」  玄関の三和土で、兄さんが名残惜しそうに私の手を離す。  しかし、温まったどころか、私の全身は沸騰しそうなほどの熱気に包まれていた。  白石結衣という宿敵の影を兄さんの視界から消し去り、その直後に兄さんから手を握られて歩いた十数分間。私のスカートの下では、おまんこが喜びと発情の涙を流し続け、純白のショーツはすでに冷たく重たい布切れと化して私の割れ目に張り付いていた。  靴を脱いで廊下に上がる際、少し屈み込んだ拍子に、ショーツのクロッチから溢れ出た粘度の高い愛液が、にゅるっ、とお尻の割れ目の方へと滑り落ち、敏感なけつまんこの窄まりをぬるりと濡らした。 (くぅっ……、はしたない……。早くお台所に立って、エプロンを着けなくては……っ)  私は内股に力を入れて愛液が垂れ落ちるのを防ぎながら、買い物袋を受け取ってキッチンへと入った。  手を洗い、白いエプロンを身につけて、宣言通り夕食の「肉じゃが」の調理に取り掛かる。  牛肉と新じゃが、玉葱、人参、しらたきを鍋に入れ、甘辛い出汁と醤油、みりんを加えてコトコトと煮込んでいく。  やがてキッチン全体に、家庭的で食欲をそそる甘辛い香りが立ち込め始めた頃、一度部屋に着替えに行っていた兄さんが、リラックスしたTシャツとスウェット姿でダイニングへと降りてきた。 「うわぁ、いい匂いだなあ! お腹ペコペコだよ」 「ふふ、もうすぐ味が染みますから、もう少しだけお待ちになってくださいね」  私が鍋の蓋を開け、菜箸でじゃがいもの煮え具合を確かめていると、兄さんが「どれどれ」と言いながら、私のすぐ背後へと歩み寄ってきたのである。 「おー、本当に美味しそうだ。新じゃががホクホクしてそうだな」  狭いキッチンのコンロ前。  兄さんは私のすぐ後ろに立ち、私の肩越しに鍋の中を覗き込んだ。  その瞬間、私の背中に、兄さんのTシャツ越しの体温と、広い胸板の気配がぴたりと迫った。  距離にしてわずか数センチ。触れ合ってはいない。兄さんはちゃんと「妹の身体に不用意に触れない」という紳士的な距離を保っている。  けれど、後ろから覆いかぶさるように鍋を覗き込むその体勢は、私の後頭部やうなじに兄さんの熱い吐息を直接吹きかけ、さらに――私の丸いお尻のすぐ後ろに、兄さんのスウェットに包まれた股間が位置するという、極限の焦らしの構図を作り出していたのだ! (ひっ……、あ、ああっ……! う、後ろに、兄さんが……っ! 私がほんの少しお尻を後ろに突き出したら、兄さんのあそこに、お尻が当たってしまうわ……っ!)  菜箸を持った私の手が、ぶるりと細かく震えた。  うなじに吹きかかる兄さんの鼻息が、私の背骨を上から下へと撫で下ろすような錯覚を呼び起こす。  過去のループで、キッチンに立つ私の背後に忍び寄った兄さんが、そのまま私のスカートをたくし上げ、エプロン姿のまま後ろからずぷずぷと肉棒を突き入れてきた「立ちバック」の記憶が、鮮烈に脳裏をよぎった。  あのときも、コンロの上では肉じゃがやシチューが煮えていて、私は鍋の縁を掴みながら、お尻を兄さんの腰にパンパンと打ち付けられ、おまんこから愛液を床に撒き散らして喘ぎ狂ったのだ。  その記憶が呼び水となり、私の処女孔がキュウウウッ! と音を立てて収縮した。  エプロンの紐できゅっと絞られたウエストの下で、お尻の肉がむず痒く震え、おまんこの割れ目だけでなく、すぐ後ろにあるけつまんこの窄まりまでが、背後の兄さんの存在を感じ取ってヒクヒクと開閉を始める。  まるで私のお尻の穴と前のおまんこが、背後に立つ兄さんの股間から放たれるオスの磁力に引っ張られているかのようだった。 「あの……兄さん、ちょうど今、お味見をしようと思っていたところですの。一つ、召し上がってみますか?」 「え、いいのか? じゃあ、味見係を拝命しようかな」  私は背後のプレッシャーから逃れるため、そして同時に、この倒錯的な状況をさらに楽しむために、小皿に煮えたばかりのじゃがいもと牛肉を少しだけ取り分け、菜箸でそれを挟んで、少しだけ後ろを振り返った。  至近距離にある兄さんの顔。  私は自分の左手を兄さんの顎の下にそっと添えながら、「はい、あーん、ですわよ。お熱いので気をつけてくださいね」と、聖女のように清らかな笑顔でじゃがいもを差し出した。 「あ、ああ……サンキュ。あーん……っと。はふっ、ん、あちちっ、でも、すごく美味い! 甘辛さが絶妙だよ、椿姫」  兄さんが少し照れながらも、私の差し出した箸からじゃがいもを口に含み、幸せそうに頬を緩める。  そのとき、兄さんの熱い唇が菜箸の先端に触れ、同時に、兄さんが少し前かがみになった拍子に――兄さんのスウェットの太腿のあたりが、私のスカートの後ろ裾に、ふわりと触れたのである。 (んんっーーっ♡)  お尻の丸みに、スカートの布地越しに伝わる兄さんの下半身の気配。  そして、私の目の前で、私が作った料理を美味しそうに咀嚼し、ゴクリと喉を鳴らす兄さんの姿。  「兄さんに餌付けをしている」「兄さんの身体の一部になるものを、私の手で口に含ませている」という献身の悦びと、後ろから迫るオスの圧迫感が混ざり合い、私のブラウスの下の乳首は、ブラジャーの裏地に擦れてジンジンと熱く疼いた。  そして股間では、ぷちゅっ、とろろっ……と、またしても新しい愛液の塊が処女膜の奥から吐き出され、ショーツのクロッチから溢れて太腿の内側をツーッと滑り落ちていく。 (ああ、兄さん……そんなに無邪気に笑わないで……。あなたのすぐ目の前で、この清らかなエプロンの下で、私のおまんこはあなたのおちんちんが欲しくて、こんなにドロドロのお汁を垂れ流しているのですわよ……っ♡)  私は太腿の内側を濡らす熱い蜜の感触に膝を震わせながら、顔だけは少しも崩さず、「まあ、良かったですわ。では、すぐにご飯をよそいますから、テーブルでお待ちになっていてくださいね」と、穏やかに兄さんを促したのだった。         *  そのような綱渡りのような日々が続く中、五月中旬のある日の夕方、さらに私の理性を極限まで試すような出来事が起きた。  その日は午後から急に雲行きが怪しくなり、夕方には激しい通り雨が街を襲った。  私はすでに買い物を済ませて家にいたのだが、大学へ行っていた兄さんは折り畳み傘しか持っておらず、激しい風雨の中を帰ってくることになったのである。  ガチャリ、と玄関の扉が開く音。  私が「お帰りなさいませ、兄さん!」と、あらかじめ用意しておいた大きめのバスタオルを二枚抱えて玄関へと駆けつけると、そこには案の定、肩から下までずぶ濡れになった兄さんが立っていた。 「うわあ、参ったよ。駅から歩いてる途中でバケツをひっくり返したみたいな雨になっちゃってさ」 「まあ、大変……! 兄さん、そんなお姿のままでは風邪を引いてしまいますわ。さあ、すぐにお鞄を置いて、その濡れたシャツをお脱ぎになって!」  私は玄関の上がり框に膝をつき、まずは兄さんの濡れた鞄を受け取って床に置くと、手にしていたふわふわのバスタオルを広げ、兄さんの濡れた頭と肩へとすっぽりとかぶせた。  そして、タオルの上から兄さんの頭をわしゃわしゃと優しく拭き始める。 「お、おいおい、椿姫、自分で拭けるって」 「いけませんわ! 兄さんはいつも大雑把にしか拭かないんですもの。ほら、シャツも肌に張り付いてしまっていますわ。早くボタンを外して、脱衣所でお風呂に入る準備をなさってくださいな」  私が「お姉さん」のように甲斐甲斐しく、かつ有無を言わせぬ健気さで迫ると、兄さんは「はいはい、わかったよ」と苦笑しながら、玄関の廊下で濡れたカッターシャツのボタンに手をかけた。  しかし、雨で冷えた指先が少し震えて、ボタンがうまく外れないでいる。  それを見た私は、「もう、貸してくださいまし」と一歩前に進み出て、兄さんの胸元に自分の白い両手を伸ばし、上から順番にシャツのボタンをプチ、プチ、と外し始めたのである。 (あ……っ、あぁっ……!)  自分で言い出したこととはいえ、いざ兄さんの胸元に手を入れると、私の心臓は破裂しそうなほど激しく打ち鳴らされた。  ボタンを一つ外すごとに、雨に濡れて半透明になった白い肌着と、その下に盛り上がる兄さんの逞しい大胸筋、そして引き締まった鎖骨が露わになっていく。  雨水の冷たさと、その奥から furiously に立ち昇る兄さんの熱い体温が混ざり合い、濡れたオスの肌特有の、生々しくも獣めいた匂いが私の鼻腔を直撃した。  私が最後のボタンを外し、濡れたシャツと肌着を兄さんの肩から脱がせると、目の前には、雨の雫を弾く兄さんの引き締まった上半身の裸体が晒された。  いつもなら絶対に目を逸らすか、すぐに脱衣所へ行かせるところだ。  けれど今の私には、「風邪を引かせないように妹が必死で世話を焼いている」という完璧な大義名分がある。  私は二枚目の乾いたバスタオルを広げると、それを自分の両手に巻きつけるようにして、兄さんの濡れた首筋から鎖骨、そして広い胸板へと、直接タオルを押し当てて水滴を拭き取り始めたのだ! 「ん、おい、椿姫、くすぐったいって……」 「じっとしていてくださいな、兄さん。お肌がこんなに冷たくなっておりますわ……」  私は必死で「心配でたまらない妹」の声色を保ちながら、タオル越しに自分の手のひらを、兄さんの熱い胸板へと密着させた。  タオル一枚隔てたすぐ下にある、硬く引き締まった筋肉の弾力。  そして、兄さんの左胸の奥から伝わってくる、ドクン、ドクンという力強い心臓の鼓動。  私の手のひらが兄さんの胸を撫で回し、時折、兄さんの小さな乳首の突起をタオル越しにさらりと掠めるたび、兄さんの息が「ふっ……」とわずかに詰まるのがわかった。  だが、それ以上に狂おしい反応を示していたのは、他ならぬ私自身の肉体だった。 (はぁっ……、あぁっ……♡ 兄さんの胸……っ、なんて硬くて、なんて熱いのかしら……っ!)  兄さんの濡れた裸体を拭くために、私は兄さんに極限まで近づき、少し背伸びをするような体勢になっていた。  そのため、兄さんの腕や脇腹から垂れた雨の雫や、まだ濡れているズボンのベルト付近の湿り気が、私の着ている清楚な白いブラウスやスカートの前側へと、じわりと移ってしまったのである。  冷たい雨水が私のブラウスの胸元をわずかに湿らせる。  その冷たさと、目の前にある兄さんの裸体の熱気のコントラストによって、私のブラウスの下の二つの乳首は、まるで氷と火で同時に責められたかのように、ぷっくりと限界まで膨れ上がり、カリカリに硬く勃起してしまったのだ。 (や、やだ……っ! ブラウスの胸元が濡れたら、透けてしまうわ……っ! ブラジャーを着けているとはいえ、こんなに乳首がピンピンに尖っていたら、兄さんに見えてしまう……っ!)  その羞恥と恐怖が、かえって私の性感帯を激しく刺激した。  見られるかもしれない。兄さんのすぐ目の前で、兄さんの身体を拭きながら、乳首をビンビンに勃起させているはしたない妹の姿がバレてしまうかもしれない。  そう思った瞬間、私の下腹部の奥がぎゅーっと音を立てて痙攣し、おまんこの入り口から、熱い愛液が「どぷっ、じゅわぁっ……」と大量に噴き出したのである。  スカートの下で、私の白い太腿がビクビクッと震える。  雨に濡れた兄さんの身体は冷たいのに、私のおまんこから溢れ出る蜜は、まるで溶岩のように熱く、ショーツのクロッチを一瞬でぐしょぐしょの沼地へと変えてしまった。  タオルを動かす私の腕が揺れるたび、私の豊かに実った乳房もブラウスの下でぷるぷると揺れ、硬くなった乳首がカップの裏地と擦れ合って、チリチリとした甘い火花を散らす。  おまんこのひだがパクパクと開閉し、溢れた愛液がお尻の割れ目にまで伝い落ちて、立ったままの体勢でキュウッと締まったけつまんこの入り口を、ぬるぬると淫らに濡らしていく。 「……よし、もう大丈夫だよ、椿姫。あとは脱衣所でズボンも脱いで、すぐシャワー浴びるから。ありがとうな、おかげで生き返ったよ」  兄さんが私の手からバスタオルを受け取り、優しく微笑んでそのまま脱衣所へと向かっていった。  バタン、と脱衣所の扉が閉まり、やがて熱いシャワーの音が響き始める。  一人、玄関の廊下に取り残された私は、兄さんが脱ぎ捨てていったばかりの「雨と兄さんの汗でぐっしょり濡れたカッターシャツと肌着」を床から拾い上げると、その場に膝をついて、その冷たく濡れたシャツに自分の顔を深く押し当てた。 「んんっ……、はぁぁっ……♡ あ、兄さん……っ、兄さんの裸、素敵でしたわ……っ♡」  雨水と混ざり合った兄さんの体臭を、肺の奥まで一気に吸い込む。  冷たいシャツの感触がほてった頬に心地よく、しかし私の股間は、今すぐそのシャツを丸めておまんこに押し当てたいほどの猛烈な疼きに暴れ回っていた。  私は床に正座に近い形で座り込み、自分のかかと――スリッパを脱いだ素足のかかとを、スカートの上から、愛液でぐしょ濡れになった自分のおまんことけつまんこの間に、ぐっと押し当てそうになった。  かかとで圧迫すれば、どんなに気持ちいいだろう。  けれど、私は寸前のところで腰を浮かせ、両手で濡れた兄さんのシャツを胸に抱きしめたまま、お尻を宙に浮かせた中腰の体勢で、ただひたすらに太腿の内側を震わせて耐え抜いた。  ――ぽたっ……。  そのとき、あまりにも大量に分泌された私の愛液が、ついにショーツのクロッチと太腿の隙間を完全に突破し、私の白い素足のふくらはぎの内側を伝って、玄関の廊下のフローリングの上へと、ひとすじの透明な雫となって滴り落ちたのである。 「あっ……! はぁっ、はぁっ……、た、垂れてしまいましたわ……っ!」  床に落ちた、きらりと光る小さな蜜の玉。  それは雨の雫ではなく、紛れもなく私のおまんこが兄さんの裸体を見て流した、処女の淫水だった。  私は真っ赤に染まった顔でその雫を見つめ、大急ぎでポケットからハンカチを取り出して床を拭き取ると、自分の太腿の内側に張り付いた粘液の感触に身を震わせながら、逃げるようにキッチンへと戻っていったのだった。         *  そうして昼間から夕方にかけて、幾度となく兄さんの気配や匂い、些細な接触によって生殺しの発情を繰り返した日の、深夜。  時計の針が午前一時を回り、水無月家のすべての明かりが消え、静寂が家全体を包み込んだ頃。  二階にある私の自室――白を基調とした清楚で可愛らしい少女の部屋のベッドの上で、私は一人、本当の「地獄」であり「至福」でもある禁欲の儀式と向き合っていた。  窓のカーテンはきっちりと閉められ、月明かりだけがカーテンの隙間からわずかに差し込んでいる。  ベッドの白いシーツの上に横たわる私が身につけているのは、レースのあしらわれた純白のネグリジェただ一枚だけだった。  ブラジャーはもちろん、昼間あれほど何度も濡らしたショーツすらも、今の私は履いていない。  なぜなら、ショーツを履いていれば、寝返りを打つたびにクロッチの布地が勝手にクリトリスやおまんこのひだに擦れ、無意識のうちに「布によるオナニー」になってしまうからだ。  徹底的な禁欲を自らに課した私は、夜、ベッドに入るときは下着を脱ぎ、ネグリジェの下は完全に一糸まとわぬ素肌の状態で横たわることにしていた。  しかし、その「何も触れていないはずの解放感」は、今の私の肉体にとっては、どんな拷問器具よりも残酷な責め苦となっていた。 「はぁっ……、はぁっ……、ん、くぅぅっ……!」  静まり返った暗い部屋に、私の熱く湿った吐息だけが響く。  昼間に脱衣所で嗅いだ兄さんのTシャツとボクサーパンツの濃厚なオスの匂い。  兄さんの部屋の椅子に座って舐めたマグカップの感触。  夕暮れの帰り道に優しく包み込まれた手のひらの温もりと、雨に濡れた兄さんのたくましい胸板の感触。  それら今日一日のすべての記憶と刺激が、夜の静寂の中で私の肉体の奥底でじっくりと発酵し、今、全身の血液をマグマのように沸騰させていたのだ。  薄いネグリジェの布地の下で、私の白い乳房は呼吸に合わせて大きく上下し、その頂にある二つの乳首は、まるで小さな石粒のように硬く、痛々しいほどに尖りきっていた。  私が息を吸って胸が膨らむたび、ネグリジェの柔らかいシルク調の布地が、その過敏になりきった乳首の先端を、さらり……とほんの少しだけ撫でる。 「ひゃっ……、あ、あぁっ……! 駄目、おっぱいが、擦れて……っ!」  ただ呼吸をしたことによる布地のわずかな摩擦。  それだけで、私の乳首から背骨へと甘い稲妻が走り抜け、下腹部の奥――子宮がドクン、ドクンと激しく拍動して、存在しない兄さんの肉棒を求め続ける。  ネグリジェの裾の下、シーツの上に投げ出された私の白い両脚は、無意識のうちに少しだけ開かれ、その真ん中にある無垢な処女の秘所は、周囲の空気を焦がしそうなほどの熱気を放っていた。  ショーツを履いていないため、ふっくらと充血した大陰唇と、その間から顔を覗かせた赤い小陰唇は、じかに夜の空気に晒されている。  誰の指も触れていないのに、おまんこの入り口は「ぱくっ、くちゅっ……」と生き物のように蠢き、中から溢れ出た透明で濃厚な愛液が、お尻の割れ目を伝って、直接ベッドの白いシーツへと、じわぁっ……と温かい染みを作って広がっていた。 (触りたい……っ! ああ、神様、お願いですから、一秒だけでいいから、私の指をここへ触れさせてくださいまし……っ!)  おまんこの一番上にあるクリトリスが、包皮を押し上げてぷっくりと勃起し、ジンジン、ズキズキと脈打っている。  今、右手をすっと下ろして、その小さな豆を指先でちょんと弾いたなら。あるいは、ぬるぬるに濡れそぼった処女孔に指を一本だけ差し入れて、熱くうねる膣壁を撫で上げたなら、どれほど楽になれるだろう。  私の両腕が、本能に突き動かされて、震えながらお腹の上へと降りていこうとする。  だが――。 「……っ、駄目よ、椿姫……っ! 手を、下ろしては駄目……っ!!」  私はギリッと奥歯を噛み締め、自らの意志で、震える両手を頭の上へと高く伸ばし、ベッドのヘッドボードの柵を、両手の指先でぎゅっと掴み取ったのである!  手錠こそないものの、自ら両腕を頭上に固定し、秘所へ手を伸ばすことを絶対に許さない「自己緊縛」の体勢。  両腕を高く上げたことで、ネグリジェの布地が引っ張られ、私の二つの乳房がぐっと持ち上げられて、硬く尖った乳首がさらに強く布地に押し付けられた。 「んんっーーっ!! あ、あぁっ、乳首が……っ、引っ張られて、気持ちいい……っ♡」  皮肉なことに、手を封じるために取ったその体勢が、私の胸を強調し、脇の下から乳房にかけてのラインを無防備に晒け出す形となって、私の被虐的な興奮をさらに煽り立てた。  私はヘッドボードの柵を爪が白くなるほど強く握りしめ、目を固く閉じて、荒い息を吐き続けた。 『そうだ、それでいい、椿姫。触るな。指一本触れさせず、ただ頭の中で兄の姿を思い描け――』  心臓の鼓動とともに響く深層の声に従い、私は真っ暗な瞼の裏に、愛しいはじめ兄さんの姿を鮮明に映し出した。  昼間嗅いだあのボクサーパンツの中から現れる、太くて、硬くて、血管の浮き出た兄さんの熱い肉棒。  それが、今まさに私の開かれた両脚の間に割り込み、濡れそぼった私の処女孔へと、ずぷっ……と亀頭を押し当ててくる幻覚。 「あ……っ、あぁっ……♡ 兄さん……っ、兄さんのおちんちんが、私のおまんこの入り口に、当たってる……っ♡」  私はシーツの上で、誰にも触れられていない自分の腰を、くねり、と淫らに揺らした。  脳内で、過去二十九回のループで味わった何百回ものピストン運動が、超高精細な映像と触覚の記憶として一気に再生される。  ずぷずぷずぷっ! と私の狭い膣肉を押し広げ、一番奥の子宮口をゴツゴツとノックする兄さんのペニス。  ぱん、ぱん、ぱんっ! と私の白いお尻に兄さんの下腹部が打ち付けられる音と、部屋中に響き渡る粘着質な水音。  そして、私の乳首を吸い上げながら、「椿姫、愛してるよ、お前しか見えない」と耳元で囁く兄さんの熱い吐息! 「ひゃうっ、あぁっ、あぁぁっ……!! 触っちゃ駄目……っ、出しちゃ駄目なのに……っ! 兄さんの形を思い浮かべただけで、おまんこの中が、勝手に動いて……っ!!」  奇跡であり、狂気でもあった。  私の指は頭上のヘッドボードを掴んだまま、少しも股間には触れていない。太腿すらも、布擦れを防ぐために少し開いた状態で固定している。  つまり、私の股間には物理的な摩擦は「ゼロ」なのだ。  それなのに、私の膣壁は、脳内で再生される兄さんのピストンに合わせて、勝手にギューッ、ギューッと激しく収縮し、まるで本物の肉棒を締め上げているかのようにウネウネと波打ち始めたのである!  処女膜が張り詰めた入り口がパクパクと開閉し、そのすぐ後ろにあるけつまんこの窄まりまでが、おまんこの収縮に連動して、きゅうっ、ひくひくっ、と激しく痙攣を繰り返す。  子宮がドクドクと下がってきては、架空の精液を求めて口を開き、クリトリスが空気のわずかな揺らぎだけでビクンビクンと跳ね上がる。 「あ、あぁっ……! くる……っ、触ってないのに、兄さんを想うだけで……っ、なにか、すごいの、きちゃうぅっ……!!」  足の指先がシーツをギュッと掴み、私の白い背中が、ベッドの上でぎゅーっと極限まで反り返った。  頭上の柵を掴んだ両腕がガクガクと震え、ネグリジェの胸元で二つの乳首が火を噴くような熱さになる。  そして次の瞬間――指一本触れぬまま、ただ兄さんへの狂おしい渇望と記憶の再生だけによって、私の肉体は、底なしの禁欲絶頂(ドライアクメ)の渦へと突き落とされたのだった。 「んんっーーーーっ!! あ、あぁぁぁっ……♡♡」  声にならない絶叫を押し殺し、私は目を剥いて全身をビクンッ、ビクンッと激しく跳ねさせた。  膣壁がキリキリと痛むほどの強さで連続して痙攣し、誰もいない空間に向かって、私の処女孔から熱い愛液が「どぷっ、どろろろっ……!」と塊になって溢れ出し、お尻の割れ目を伝って白いシーツをぐっしょりと濡らしていく。  けつまんこもまた、絶頂の波に巻き込まれてキュウキュウと強く締まり、全身の神経がチカチカと白い光に焼き尽くされる。  しかし――それは、普通のオナニーやセックスで得られる「すっきりとした解放」とは、まったく異なるものだった。  イッているのに、少しも満たされない。  おまんこがこんなに激しく痙攣して愛液を吐き出しているのに、肝心の「中」は空っぽのままで、兄さんの肉棒の感触も、熱い射精の重みも、どこにも存在しないのだ!  絶頂の波が引いた後に残ったのは、以前よりもさらに深く、さらに狂おしくえぐられた「圧倒的な飢餓感」と、子宮の奥がヒリヒリと焼け付くような空虚な疼きだけだった。 「はぁっ……、はぁっ……、あ、あぁ……っ。イッたのに……全然、足りませんわ……っ。もっと苦しい……っ、もっと兄さんが欲しくて、おまんこが泣いておりますわ……っ♡」  私はシーツの上にぐったりと背中を落とし、自分の愛液で冷たく濡れたお尻の下の感触を味わいながら、涙の滲んだ瞳で恍惚と微笑んだ。  この満たされない苦悶こそが、私の肉体を極限の「乾いたスポンジ」へと変えていく。  これほどまでに兄さんに飢え、これほどまでに純潔のまま焦らされ続けた私の肉体が、月末にあの廃ビルで獣たちに無理やりこじ開けられ、そしてその後に兄さんの腕の中へと救い出されたとき――私のおまんこと心は、どれほど凄まじい熱量で兄さんを飲み込むことができるだろうか。  私は震える手で乱れたネグリジェの裾を直し、まだヒクヒクと余韻に震えるおまんことけつまんこをそのままに、狂おしい熱帯夜の眠りへと落ちていったのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(5)  翌朝、小鳥のさえずりとともに目を覚ました私は、ベッドから起き上がるなり、自分が横たわっていた白いシーツの中央に目を落とした。  そこには、昨夜の深夜、指一本触れぬまま兄さんの幻影に貫かれて達した「禁欲絶頂」の痕跡が、くっきりと地図のような染みとなって残っていた。  すでに乾き始めてはいたものの、シーツの布地は私の処女孔から溢れ出た濃厚な愛液によって少し硬くなり、鼻を近づけずとも、甘酸っぱく淫らなメスの匂いがふわりと立ち昇ってくる。  それと同時に、ネグリジェの下で一晩中空気に晒されていた私のおまんことけつまんこもまた、乾いた愛液が薄い膜のようにひだに張り付き、起き上がろうとして太腿を動かした拍子に、ぴりっ、ねとっ、と皮膚が引き剥がれるような生々しい感触を伝えてきた。 「んっ……、はぁっ……。朝から、なんて淫らな匂いなのかしら……」  私は誰にも見られないうちに素早くシーツを剥がし、洗面所で下半身をぬるま湯で綺麗に洗い流してから、新しい純白の綿ショーツとブラジャー、そして清潔なブラウスとスカートを身につけた。  しかし、昨夜のドライアクメによって「満たされないまま絶頂する」という回路を開かれてしまった私の肉体は、昨日までよりもさらに一段階、異常な感度へと進化してしまっていたのである。  ぬるま湯で割れ目にこびりついた愛液を洗い流したときの、お湯がクリトリスを掠めたわずかな刺激だけで、すでに私のおまんこの奥はドクドクと脈打ち始め、履き替えたばかりの新しいショーツのクロッチには、部屋を出る前から早くも透明な我慢汁のような蜜がじわりと滲み出ていたのだ。  その日の午前中、兄さんが大学のサークル活動に出かけた後、私は一階の和室にアイロン台を広げ、兄さんの洗い上がったワイシャツやハンカチにアイロンをかけていた。  シューッ、と霧吹きで水を吹きかけ、高温に熱せられたアイロンを白いワイシャツの襟元から袖口へと滑らせていく。  ジュワッ、と立ち昇る白い蒸気。  その熱い湯気とともに、洗濯してもなお繊維の奥の奥にかすかに残っている兄さんの体臭――清潔な洗剤の香りと混ざり合った、微かなオスの匂いが、あったかい蒸気となって私の顔面へと吹き上がってきた。 (あ……っ、あぁっ……♡ 温かい……っ、兄さんのシャツが、まるで兄さんが今ここに着ているみたいに、熱くなっていくわ……っ)  和室の畳の上に正座をしてアイロンをかけていた私の身体が、蒸気を受けるたびに少しずつ熱を帯びていく。  正座という体勢は、私のお尻の重みがそのまま自分のかかとの上へと乗る体勢だ。  もちろん、私は直接かかとを股間に押し付けるようなはしたない座り方はしていない。ちゃんと背筋を伸ばし、左右のかかとを少し開いて、その間に綺麗にお尻を収める「上品な妹の正座」をしている。  だというのに、アイロンを動かすために上半身を前後に少し揺らすたび、スカートの下で愛液を含んで膨らんだショーツのクロッチが、畳の上で閉じ合わされた太腿の付け根にむぎゅっ、むぎゅっと挟み込まれ、さらには自分の素足の土踏まずやくるぶしのあたりに、お尻の割れ目の奥――けつまんこの周辺が、布越しにじわりと押し付けられるのだ。 「ふぅっ……、んっ……。この胸ポケットのあたりは、兄さんの心臓がいつもドクドクと動いている場所ですわね……」  私はアイロンを置き、熱々に温まったばかりのワイシャツの胸元に、自分の白い手のひらをそっと押し当てた。  火傷しそうなほどの熱さが手のひらから伝わり、それがそのまま私のブラウスの下の乳首へと飛び火する。  ブラジャーのカップの中で、私の二つの乳首はすでにぷっくりと硬く勃起しており、アイロンがけのために右腕を動かすたび、胸の筋肉が動いてブラジャーと乳首が擦れ合い、チリチリとした甘い電流を流し続けていた。  シャツの襟元を綺麗に折り畳みながら、私はふと、そのまだ温かい襟首に自分の鼻先を近づけ、すぅっと息を吸い込んだ。  昨日の夜、雨に濡れたこのシャツのボタンを私が外し、その下に現れた兄さんの逞しい胸板をタオルで拭いた記憶が蘇る。  ――どぷっ、にゅるるっ……。 「ひゃうっ……! あ、また、お汁が……っ!」  正座をしたまま、私の腰がびくっと跳ねた。  昨夜の禁欲絶頂の後遺症で、私のおまんこの入り口は、少しでも兄さんの記憶に触れるとすぐに緩んでしまうようになっていたのだ。  溢れ出た熱い愛液がショーツのクロッチを突き抜け、正座で折りたたまれた太腿とふくらはぎの間に、ぬちゃあっと広がる。  自分の温かい愛液が、自分の素足のふくらはぎを濡らしていく感触。  私はアイロンを持った手を止め、畳の上で正座したまま、両手を自分の膝の上にきっちりと揃えて置き、目を閉じてその猛烈な疼きに耐えた。 (駄目……っ、腰を揺らしては駄目よ。このままかかとにおまんこを擦り付けたら、昨夜みたいに、またイッてしまうわ……っ)  おまんこの中の肉壁が、ヒクッ、ヒクヒクッと勝手に収縮を繰り返す。  昨夜、指も触れずにイッてしまったせいで、私の膣壁は「自分が収縮するだけで快感を得られる」ということを覚えてしまっていた。  キュウウウッ、と自分の意志とは無関係に膣が締まり、連動して後ろのけつまんこまでがきゅうっと窄まる。その内臓の蠢きだけで、背筋にぞくぞくとした甘い痺れが駆け上がり、軽い小さな絶頂のような波が、何度も下腹部を揺らすのだ。  私は額にうっすらと汗を浮かべながら、ピシッと背筋を伸ばした美しい正座の姿勢のまま、スカートの下で密かに愛液を垂れ流し、兄さんのワイシャツ一枚一枚に、私の歪んだ愛と祈りを込めるようにアイロンをかけ続けたのだった。         *  そして週末――五月中旬の日曜日。  大学が休みのその日、昼食を終えた後の水無月家のリビングには、穏やかで気怠い午後の日差しが差し込んでいた。  兄さんはリビングのラグの上に寝転がり、クッションを枕にして、スマホで動画を見たり雑誌をめくったりしながら、休日らしいリラックスした時間を過ごしている。  私はそんな兄さんのそばに、淹れたての緑茶と和菓子を乗せたお盆を持って歩み寄った。 「兄さん、お茶が入りましたわよ。少し休憩なさってはいかが?」 「おっ、サンキュ、椿姫。……うーん、なんか天気がいいと、昼飯食ったあとって眠くなるよな」  兄さんが大きく伸びをして、ゴロンと仰向けになる。  その無防備な姿を見下ろしていた私は、ふと、テレビボードの引き出しに入っている「あるもの」に目を留めた。  この三十周目のループにおいて、兄さんに「あんなに俺を慕って甘やかしてくれた、無垢で優しい妹」という記憶をさらに深く、決定的に刷り込むための、絶好のスキンシップ。  私はお盆をローテーブルに置くと、引き出しから細い竹製の「耳かき」と綿棒を取り出し、ラグの上にぺたんと上品に横座りをして、兄さんに微笑みかけた。 「兄さん、もしよろしければ……久しぶりに、お耳掃除をして差し上げましょうか?」 「え、耳かき? はは、懐かしいな! 昔はよく椿姫にやってもらったけど……いいのか?」 「ええ、もちろんですわ。兄さん、最近大学のレポートでお疲れのご様子でしたから、少しゆっくりなさってくださいな。ほら、どうぞ」  私は自分が座っているフレアスカートの上――揃えられた太腿の上を、ぽんぽん、と白い手で軽く叩いて見せた。  膝枕への誘い。  これまでのループの私なら、ミニスカートやショートパンツを履いて生足の太腿を露出し、兄さんの頭を乗せた瞬間に太腿の肉で兄さんの頬を挟み込むような、あからさまに性的な誘惑を行っていた。  けれど今日の私は、膝下まである清楚なベージュのフレアスカートを履き、布地でしっかりと肌を隠した、どこまでも健全で家庭的な「妹の膝枕」を用意したのだ。  兄さんは少しの警戒心も抱くことなく、「じゃあ、お言葉に甘えて……」と嬉しそうに笑うと、ずるり、と身体を移動させ――私のスカートに包まれた太腿の上へと、ごろんと無防備に頭を乗せてきたのである! (――っ!! あ、あぁっ……!!)  ずしり、と私の太腿の上に、兄さんの頭の心地よい重みが乗った瞬間。  私の下腹部の奥で、ドクンッ! と巨大な鐘が打ち鳴らされたかのような衝撃が走った。  近い。  あまりにも、近すぎる!  兄さんは仰向けの状態で私の膝の上に頭を乗せ、少しだけ顔を横に向けてリラックスしている。  つまり、兄さんの後頭部から首筋が私の太腿の真ん中あたりに乗っており、兄さんの顔の横側――鼻や唇のある部分が、私の太腿の付け根、すなわち「スカートの下で愛液に濡れている私のおまんこ」から、わずか十数センチしか離れていない場所にあるのだ! (ひっ……、こ、こんなに近いなんて……っ! 私の太腿のすぐ付け根に、兄さんのお顔が……っ!)  私は耳かきを持った右手が震えそうになるのを必死で抑え、左手を兄さんの黒髪にそっと添えて、兄さんの耳の中を覗き込んだ。  上から見下ろすと、私の二つの乳房がブラウスの下で膨らみ、もし兄さんがそのまま真上を向けば、私の胸の谷間や、硬くなり始めた乳首のラインが視界のすぐ上に入ってしまう角度だ。 「……では、始めますわね、兄さん。動くと危ないですから、じっとしていてくださいね」 「おう……よろしく頼むよ。……あー、なんか椿姫の膝、柔らかくていい匂いがするな……」  兄さんが目を閉じ、安心しきった声でぽつりと呟いた。  それと同時に、兄さんが深く息を吸い込み、そして「ふぅーっ……」と長い吐息を鼻から吐き出した。  その温かい兄さんの鼻息が、私のフレアスカートの布地を通り抜け、太腿の付け根の内側――純白のショーツに包まれた私のおまんこのすぐそばへと、じわぁっと吹きかかったのである! (んんっーーっ!! あ、あぁっ、駄目っ、息が……っ! おまんこのすぐ横に、兄さんの熱い息がかかってる……っ!)  私の背骨を、目もくらむような甘い電流が駆け上がった。  兄さんが言った「いい匂い」というのは、もちろん私のスカートから漂う柔軟剤の香りのことだろう。  けれど、今の私のスカートの中からは、柔軟剤の香りだけでなく、朝からずっと滲み続けていた私自身の「処女の愛液の匂い」が、私の体温で蒸されて濃厚に立ち昇っているのだ。  兄さんが私の太腿の上で呼吸をするたび、兄さんは知らず知らずのうちに、私の発情したおまんこの匂いが混ざった空気を肺へと吸い込んでいることになる!  その恐ろしくも甘美な事実に気づいた瞬間、私の処女孔がパクッと口を開き、熱い愛液が「どろっ、ぷちゅっ……」と音を立てんばかりに溢れ出した。  私は耳かきを兄さんの耳の穴へとそっと差し入れ、カリ、カリ、と優しく丁寧な手つきで耳掃除を始めた。  指先は、少しの狂いもなく「器用で優しい妹」の動きをトレースしている。  しかし、私の下半身は、太腿の上に乗った兄さんの頭の重みと温もりによって、まさに地獄のような快楽の渦に巻き込まれていた。 「……んー、気持ちいいなぁ……。椿姫の耳かき、本当に上手いよな……」  兄さんがうっとりと喉を鳴らし、気持ちよさそうに頭を――私の太腿の上で、ぐりっ、とほんの少しだけ動かした。  その瞬間。  兄さんの後頭部の硬い骨と、首筋の温かい肌が、私の左右の太腿の内側をぐっと押し広げるように擦り上げ、その振動が、太腿の付け根のすぐ奥にある私の「充血しきったクリトリス」と「濡れそぼった大陰唇」へと、直撃したのである! 「……っ、ふ、んんっ……♡」  私は危うく耳かきを持った手を止めそうになり、慌てて自分の下唇を強く噛んだ。  今、兄さんの頭が動いた拍子に、私の太腿の肉が引っ張られ、愛液でぐしょ濡れになったショーツのクロッチが、私のクリトリスの包皮を「ずりっ」と強く擦り上げたのだ。  しかも、兄さんの頭の重みが私の太腿を押さえつけているため、私の下半身は完全にロックされ、おまんこの割れ目が常にきつく圧迫された状態になっている。  少し呼吸をするだけで、圧迫されたおまんこの中から新しい蜜がにゅるにゅると押し出され、お尻の割れ目を伝って、ラグの上に横座りしている私のお尻の下へと流れ落ちていく。  お尻の穴――けつまんこの窄まりもまた、自分の体重と兄さんの頭の重みによって床に押し付けられ、熱い愛液にまみれてキュウウウッ、ヒクヒクッと淫らに収縮を繰り返していた。 (あぁっ……、なんてことなの……っ。兄さんに膝枕をしてあげているだけなのに……私の太腿は、まるで兄さんのお顔でおまんこを押し潰されているみたいに、気持ちよくてたまらないわ……っ!)  カリ、カリ、と耳かきを動かしながら、私の視線は、自分の太腿の上に乗っている兄さんの無防備な寝顔――閉じられた瞼と、形の良い唇、そして上下する喉仏へと注がれていた。  もしこれが過去二十九回のループなら、私はこのまま耳かきを放り出し、自分のスカートをたくし上げて、兄さんの顔面の上に直接またがっていただろう。そして、このぐしょ濡れの処女のおまんことけつまんこを兄さんの鼻と口に押し付け、「兄さん、私のおまんこを舐めてくださいまし♡」と腰をグラインドさせて顔面騎乗をしていたはずだ。  今だって、私の股間と兄さんの唇との間には、わずか十数センチの距離と、薄いスカートとショーツの布地しか存在しない。  私がほんの少し腰を浮かせ、太腿の付け根を兄さんの顔の方へとずらせば、兄さんの鼻先に、私の熱く湿った股間がぴったりと押し当てられることになる。 『動かすな、椿姫。ただその重みに耐えろ。兄があなたの膝の上で、無垢な赤子のように眠りに落ちるまで、聖母のように微笑んで耳を掻き続けろ――』  心臓の奥から響く黒い影の命令に、私は全身をガクガクと震わせながら従った。  片方の耳が終わり、「兄さん、反対のお耳をどうぞ」と優しく声をかける。  兄さんは「んー……サンキュ……」と半分眠りかけた声で答え、私の太腿の上でゴロンと寝返りを打った。  ――ずりっ、むぎゅぅっ……! 「ひゃっ……、ん、くぅぅっ……!!」  兄さんが顔の向きを変えた瞬間、私の太腿の上に、これまで以上の強い摩擦と圧力が加わった。  しかも、寝返りを打って反対側の耳を上にしたということは――今度は、兄さんの顔(鼻と口)が、私の外側ではなく、私のお腹の方――つまり、私の股間の割れ目の方へと、まともに向き合う形になったということだ! (――っ!? ま、前を向いた……っ! 兄さんのお顔が、私のおまんこの、すぐ真正面に……っ!!)  私の心臓が爆発しそうなほど跳ね上がった。  兄さんは目を閉じてうとうとしているが、その鼻先は、私の太腿の付け根――スカートの布地が谷間のように窪んでいる、まさに股間の真正面からわずか数センチのところに埋もれるような形になっている。  兄さんが「すぅーっ……、はぁーっ……」と寝息を立てるたび、兄さんの熱い呼気が、スカートの布地を突き抜けて、私の愛液でいっぱいになったショーツのクロッチへと、直接吹き付けられるのだ! (あ、あああっ……!! 熱い……っ! 兄さんの寝息が、私のおまんこに直接かかってる……っ! 匂っちゃう、絶対に匂ってるわ……っ! こんなに目の前で、私のおまんこがくちゅくちゅ鳴いて、お汁を垂れ流しているのに……っ!)  極限の羞恥と、頭が沸騰するような倒錯的な快感。  私は反対側の耳に耳かきを入れようとしたが、指先が震えて危ないので、柔らかい綿棒へと持ち替えた。  綿棒で兄さんの耳の入り口をくるくると優しく撫で回す。  その自分の指先のくるくるという動きが、そのまま自分のクリトリスやおまんこの入り口を撫で回されているかのように脳内で変換され、さらに股間に吹きかかる兄さんの規則正しい寝息が、まるで見えない舌で絶え間なくクンニをされているかのような強烈な錯覚を引き起こした。  ブラウスの下で、私の乳房は呼吸のたびに激しく揺れ、ブラジャーの中でカリカリに勃起した乳首が、ジンジンと熱く脈打っている。  そしてスカートの下では、昨夜開発されてしまった「触らずにイク回路」が、兄さんの寝息と頭の重みによって、勝手に作動し始めてしまったのである! (や、やだ……っ、駄目よ、椿姫……っ! 今は昼間なのよ、しかも太腿の上に兄さんが乗っているのに……っ! おまんこ、締まっちゃ駄目ぇっ……!)  必死で止めようとしても、一度暴走を始めた処女の肉体は止まらなかった。  兄さんの「すぅーっ、はぁーっ」という寝息のリズムに合わせて、私の膣壁がギューッ、ギューッと勝手に収縮し、子宮口が下がってきては、ショーツのクロッチを内側からパクパクと噛むように蠢く。  お尻の割れ目の奥でも、けつまんこの窄まりがきゅううっと強く締まり、おまんこから溢れ出た大量の愛液が太腿の付け根を伝って、兄さんの頬が乗っているすぐ数センチ横のスカートの裏地へと、じわじわと染み出し始めたのだ。 「んっ……、ふ、ぅぅっ……!(イク……っ、兄さんに膝枕したまま、おまんこに寝息をかけられただけで、私、またイッてしまいますわ……っ!)」  兄さんはすでに、すやすやと気持ちよさそうな寝息を立てて、私の膝の上で完全に眠りに落ちていた。  その無防備な兄さんの黒髪を左手で優しく撫でながら、私は右手の綿棒をそっと床に置き、声を殺して、上半身だけをわずかにぎゅーっと反らせた。  ――びくんっ、びくびくっ……、どぷぅっ……♡  太腿を少しも動かすことはできない。なぜなら、太腿を震わせれば、上で眠っている兄さんが起きてしまうからだ。  私は足の筋肉を石のように硬直させて表面上の揺れを完全に封じ込め、ただ骨盤の奥にある「膣壁」と「子宮」と「けつまんこ」だけを、内側から激しく痙攣させるという、神業のような無音のドライアクメを迎えたのである!  声は少しも出さず、ただ鼻から熱く湿った吐息を「ふぅーーーっ……♡」と長く吐き出すだけ。  しかしスカートの下では、絶頂を迎えた処女孔から、白く濁りかけた濃厚な愛液がどろり、どろりと大量に吐き出され、ショーツのクロッチを完全に水没させて、お尻の下のスカート生地にまで温かい水溜りを作っていた。  そのすぐ数センチ上で、兄さんは何も知らずに「ん……椿姫……」と寝言を呟きながら、幸せそうに眠り続けている。 (はぁっ……、はぁっ……♡ 眠っている兄さんのすぐお顔の横で、こんなにたくさんお汁を出してイッてしまうなんて……。でも、見て、兄さん。私の顔は、今、世界で一番優しくて清らかな、聖母のような笑顔ですわよ……♡)  私は絶頂の余韻でヒクヒクと蠢き続けるおまんことけつまんこの熱を噛み締めながら、太腿の上で眠る愛しい兄さんの黒髪を、いつまでも優しく、慈愛に満ちた手つきで撫で続けていたのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第13章:最終ループの幕開け――「無垢で健気な妹」の仮面と禁欲の疼き(6)  膝枕での耳かきという、甘美で危険な休日の午後を乗り切った後も、私の「聖女の仮面」と「狂おしい禁欲」の日々は途切れることなく続いていった。  五月のカレンダーが一枚、また一枚とめくられていくにつれ、水無月家の中における私の立場は、もはや揺るぎない「完璧で無垢な妹」として完成されつつあった。  兄さん――水無月はじめは、私が毎朝作る料理を心から楽しみにし、大学から帰れば真っ先に「ただいま、椿姫」と私の姿を探し、私の頭を撫で、私の笑顔を見ることで一日の疲れを癒やすようになっていた。  兄さんの瞳に映る私は、少しの汚れも知らず、ただ兄を純粋に慕い、健気に尽くしてくれる清らかな白百合そのものだ。  もし今、誰かが兄さんに「お前の妹は、毎日お前の洗濯物の匂いを嗅いで発情し、お前に頭を撫でられただけでパンティを愛液でぐしょ濡れにしている淫乱な女だぞ」と告げたとしても、兄さんは本気で怒り出し、決して信じようとはしないだろう。  けれど、その信頼が深まれば深まるほど、私の肉体が抱える「渇き」は、もはや常軌を逸した領域へと達していた。  五月十九日の深夜――日付が変わって、カレンダーが『五月二十日』へと移り変わった、午前二時過ぎのことだった。  その夜もまた、私は自室のベッドの上で一糸まとわぬ素肌に純白のネグリジェだけを着て、指一本触れぬまま悶々と身体を火照らせていたのだが、どうしても抑えきれない衝動に突き動かされ、音もなくベッドを抜け出したのである。  素足のまま、冷たい廊下を歩く。  ネグリジェの下には、ショーツすら履いていない。  そのため、歩くたびに夜のひんやりとした空気がスカートの裾から入り込み、私の白い太腿の内側を撫で上げ、すでに熱く湿り始めているおまんこの割れ目と、その奥のけつまんこの窄まりを直接くすぐった。  私が向かった先は、廊下の突き当たりにある、兄さんの寝室だった。  私はドアノブにそっと手をかけ、ミリ単位の慎重さで、少しの音も立てずに扉を開けた。  そして、幽霊のように静かな足取りで部屋の中へと滑り込み、ベッドで熟睡している兄さんの傍らへと歩み寄ったのである。 「すぅー……、すぅー……」  暗がりの中で、兄さんの深く規則正しい寝息が響いている。  五月の下旬に近づき、夜も少し汗ばむようになってきたせいか、兄さんはタオルケットをお腹のあたりまで蹴り下げ、薄い半袖のTシャツと柔らかいスウェットのハーフパンツという無防備な姿で、大の字に近い形で眠っていた。  過去のループ――特に十周目以降の私なら、このまま当たり前のように兄さんの布団の中へと潜り込み、眠っている兄さんのスウェットを引き下ろして、無防備な肉棒を口に含む「夜這い」を毎晩のように仕掛けていた。  だが、今夜の私は、決してベッドの上には乗らない。  私は兄さんのベッドのすぐ脇の床に、白い素足の膝をついて、まるで祭壇の前に額づく修道女のように静かに跪いたのである。 (兄さん……私の愛しい、はじめ兄さん……)  ベッドのマットレスの高さは、床に跪いた私の胸から顔の高さにちょうど一致していた。  私はベッドの縁に両手を置き――ただし、決して自分の股間には手が触れないよう、両手の指先でシーツの端をぎゅっと掴んだまま――眠っている兄さんの顔へと、自分の顔をゆっくりと近づけた。  距離、わずか五センチ。  兄さんの鼻から吐き出される、熱く湿った寝息が、私の唇と頬に直接吹きかかる。  昼間の洗濯物やシーツに残っていた「残り香」ではない。今まさに、生きた兄さんの肺から吐き出され、兄さんの熱い皮膚から刻一刻と発散され続けている、新鮮で濃厚な「生のオスの匂い」だ! 「はぁっ……、んんっ……♡」  その息を自分の口を開けて直接吸い込んだ瞬間、私の脳髄がチリチリと焼け付くような快感に襲われ、床に跪いたまま、ネグリジェの下のおまんこから「どぷっ……」と熱い愛液の塊が溢れ出た。  ショーツを履いていないため、溢れ出た粘度の高い蜜は、何の障害物もなく私の白い太腿の内側をツーッと伝い落ち、そのまま膝頭を越えて、兄さんの部屋のフローリングの床へと、ぽたっ、ぽたっ、と静かに滴り落ちていく。  私の視線は、眠っている兄さんの顔から、ゆっくりと下へと移動した。  Tシャツの下で上下する厚い胸板。タオルケットから食み出した引き締まったお腹。  そして――スウェットのハーフパンツに包まれた、兄さんの股間。  若い健康な男性が深い眠りについている深夜二時。  驚くべきことに、いや、当然と言うべきか、兄さんの柔らかいスウェットのフロント部分は、睡眠中の生理現象――いわゆる夜間の勃起によって、ぐっと大きく、テントのように力強く盛り上がっていたのである! (あ……っ、あぁぁっ……!! お、大きくなってる……っ! 兄さんのおちんちんが、スウェットの下で、あんなに硬く膨らんでますわ……っ!)  私の瞳が、暗がりの中で妖しく見開かれた。  スウェットの薄い布地を内側から押し上げている、太くて長い円柱形のシルエット。  亀頭のカリの段差までがうっすらとわかりそうなほど、兄さんの肉棒は熱く充血し、ズボンの中で窮屈そうに脈打っている。  私は唾をゴクリと飲み込み、シーツの端を掴んだまま、自分の顔をその「兄さんの股間の膨らみ」からわずか数センチの距離へと近づけた。  むわっ、と立ち昇る、スウェット越しの猛烈なオスの熱気と、蒸れた性器の匂い。  すぐ目の前にある。  あと少し――ほんの数センチ首を前に伸ばせば、私の唇が、布越しの兄さんの亀頭にキスをすることができる。  手を伸ばしてスウェットのゴムを引き下ろせば、あの熱くて逞しい肉棒がボロンと跳ね出し、私はそれを喉の奥まで咥え込んで、兄さんの甘い先走り汁を味わうことができるのだ! 「あぁっ……、舐めたい……っ、お口いっぱいに頬張って、兄さんの濃いミルクを、喉の奥に直接びゅーびゅーって出してほしい……っ! それか、このままベッドに乗って、私のおまんこに、その硬いおちんちんを根元までずっぽり挿れたい……っ!」  ネグリジェの下で、私の二つの乳房は張り裂けそうなほど膨張し、硬く勃起した乳首が、自分の荒い呼吸で揺れるネグリジェの布地に擦れて、火傷のような熱を持っていた。  床に跪き、少しお尻を後ろに突き出した体勢の私の股間では、ショーツのないむき出しの秘裂がぱっくりと口を開き、垂れ落ちる愛液が何本もの銀色の糸を引いて床と私のおまんこを繋いでいる。  お尻の割れ目の奥でも、けつまんこの窄まりが夜の空気に晒されたまま、きゅうっ、ぱくっ、と激しく収縮を繰り返し、前のおまんこから回り込んできた熱い愛液に濡れてぬるぬると光っていた。  しかし――私は、触れなかった。  目の前にある兄さんの勃起した股間に、唇を少しも触れさせず、指先ひとつ触れさせず、ただ五センチの距離からその熱気と匂いだけを全身で浴び続けたのである。 『見るだけだ、椿姫。嗅ぐだけだ。その立派な兄の凶器は、今のお前が味わっていいものではない。お前が月末に獣たちに蹂躙され、ボロボロの被害者になって帰ってきたその夜に、兄が涙を流しながらお前の胎内を浄化するために突き立てる「救済の槍」なのだ。今はただ、その形を目に焼き付け、お前の空っぽの子宮を疼かせろ――!』  心臓の奥で鳴り響く黒い影の声に、私は涙をこぼしながら頷いた。  そうだ。我慢するのだ。  こんなにも目の前に兄さんの熱いおちんちんがあるのに、触れることも、舐めることも許されない。  私はシーツの端を握りしめたまま、床の上で膝を少し開き、自分の太腿の内側にも一切触れさせない状態で、ただ脳内で「目の前の兄さんの肉棒に貫かれる自分」を幻視して、おまんことけつまんこを内側からギューッ、ギューッと締め上げた。 「んっ……、くぅっ……、ふぁ、あぁぁっ……♡」  兄さんの寝息のリズムと、目の前の股間の膨らみがかすかに脈打つ動きに合わせて、私の膣壁が激しく痙攣する。  触れずにイクことすら、今夜の私は寸前のところでグッと堪え、絶頂のすぐ手前の「一番苦しくて、一番おまんこが疼く状態」を何十分も維持し続けた。  ぽたっ、ぽたっ、と私の処女孔から床へと滴り落ちる愛液の音が、静かな寝室に小さく響く。  やがて私は、床に落ちた自分の愛液を、持参していたティッシュで少しの跡も残らないように綺麗に拭き取ると、眠り続ける兄さんに一度も触れることなく、再び幽霊のように静かに部屋を出て、自分の部屋へと戻ったのだった。         *  自室へと戻った私は、扉を閉め、深く息を吐き出して呼吸を整えた。  先ほどまでの熱狂的な発情がまだ全身の血管の中で渦巻いているのを、ひややかな理性で上から押さえつけるようにして、私はまず、昨夜と同じように自分の愛液で少し湿っていたベッドの寝具を綺麗に整え直した。  そして、部屋の隅にある学習机の前へと歩み寄り、壁に掛けられたカレンダーの前で足を止めた。  カーテンの隙間から差し込む青白い月明かりが、カレンダーの数字を冷たく照らし出している。  今日の日付は、『5月20日』。  その下に続く、5月下旬の空白のマス目。  そして、一番下の段の週末にある、運命の日――『5月29日』。  私はその数字を、氷のように澄み切った、それでいて底知れぬ狂気を湛えた瞳でじっと見つめた。  五月二日から始まったこの三十回目のループも、すでに三週間近くが経過しようとしている。  この約二週間半の間、私は一度たりとも兄さんを誘惑せず、一度たりとも自分の指で秘所を慰めず、ただひたすらに「無垢で健気な妹」の仮面を被り続けてきた。  その結果、私の肉体は今、どうなっているか。  私はカレンダーの前から少し横へ移動し、クローゼットの扉に取り付けられた全身鏡(姿見)の前に立った。  そして、身につけていた純白のネグリジェの肩紐を、ゆっくりと自分の白い指先で滑り落とした。  ――さらり……。  シルク調の白い布地が、私の素肌を撫でながら足元へと滑り落ち、床の上に白い花びらのように重なる。  月明かりの差し込む鏡の中に、一糸まとわぬ私の全裸が映し出された。  乱れのない艶やかな黒髪。  透き通るような、一点の傷も汚れもない白い素肌。  華奢な鎖骨の下で、少女の清らかさと成熟した女の色気を同時に備えて豊かに盛り上がる、二つの美しい乳房。  キュッとくびれた細いウエストから、なだらかな曲線を描いて広がるヒップラインと、すらりと伸びた白い太腿。  それは、まさに「無垢な聖女」と呼ぶにふさわしい、完璧な美少女の裸体だった。  しかし、その細部に目を凝らせば、この肉体がどれほど異常な「飢餓状態」にあるかは一目瞭然だった。  白い乳房の頂にある淡い桜色の乳首は、誰も触れていないのに、まるで常時吸引器で吸い上げられているかのようにぷっくりと膨張し、先端が痛々しいほど硬く尖って、月明かりの下でピンと上を向いている。  そして、揃えられた白い太腿の付け根――まだ体毛の薄い、少女らしいふっくらとした丘の中央にある縦の割れ目。  本来なら固く閉じているはずのその秘裂は、二週間以上に及ぶ絶え間ない発情と焦らしによって、小陰唇が熱く充血してぷっくりと腫れ上がり、今この瞬間も、閉じきらない隙間から透明で粘り気のある愛液を「とろり……つーっ……」と太腿の内側へと垂れ流し続けていたのだ。  私は鏡の前に立ったまま、自分の両手を背中の後ろで組み、決して胸や股間に指が触れないように固定した上で、自分の脚をほんの少しだけ――肩幅程度に開いてみせた。  ――くちゅっ、ねとぉっ……。  貼り付いていた左右の太腿と大陰唇が引き剥がされ、その間に溜まっていた濃厚な愛液が、鏡の前でキラキラと銀色の糸を引いた。  少し脚を開いただけで、むき出しになったクリトリスが夜の空気に触れてビクンと跳ね、処女膜が張り詰めたおまんこの入り口が、パクッ、パクッと生き物のように開閉するのが鏡越しにもはっきりと見えた。  さらに、太腿の隙間からわずかに覗くお尻の割れ目の奥でも、愛液と汗でぬるぬるに濡れたけつまんこの窄まりが、おまんこの動きに連動してヒクヒクと細かく痙攣している。  太腿の内側は、さっき兄さんの寝室で垂らした愛液と、今新しく溢れ出た蜜でテラテラと艶めかしく光り、むせ返るような甘いメスのフェロモンが、私の足元から部屋中へと立ち昇っていた。 (……完璧ですわ)  私は鏡の中で、顔をほんのりと紅潮させ、股間から愛液の糸を引きながらも、口元だけにひややかで気高い微笑みを浮かべる自分の姿を見つめた。  肉体は極限まで飢えきり、神経の一本一本が、まるで張り詰めたバイオリンの弦のようにピリピリと研ぎ澄まされている。  指一本入れずに耐え抜いたこの二週間半の禁欲によって、私の処女の肉体は、少しの刺激で爆発するほどの感度と、底なしの渇望を蓄えた「最高の火薬庫」へと仕上がったのだ。 「兄さんは今、私を世界で一番清らかで、無垢で、手のかからない可愛い妹だと信じ込んでいるわ……」  静かな部屋に、私の鈴のような、けれどどこか妖しい響きを帯びた独り言が落ちる。  兄さんの中には今、私に対する「性的な罪悪感」は少しも存在しない。ただ純粋な家族愛と、「俺がこの無垢な妹を守ってやらなければならない」という強い庇護欲だけが、美しく培養されている。 「この、傷ひとつない無垢な蕾が……月末のあの日、兄さんの不注意によって、あの薄汚い廃ビルで無残に踏みにじられた時……」  私は鏡の中の自分の白い肌を見つめながら、五月二十九日の夜に起こるであろう光景を、うっとりと脳裏に描いた。  この透き通るような白い乳房が、見知らぬ下劣な男たちの泥だらけの手で乱暴に鷲掴みにされ、兄さんにさえ吸わせなかったこの桜色の乳首を、獣たちの汚い口で噛みちぎらんばかりに吸い上げられる光景。  そして、兄さんのために二十九回のループの記憶を抱えたまま純潔を守り抜いたこの処女のおまんこが、そしてまだ誰も受け入れたことのない後ろのけつまんこが、四十八時間という気の遠くなるような時間の中で、何人もの男たちの凶暴な肉棒によって無理やりこじ開けられ、処女膜を破られ、汚らわしい精液でいっぱいに満たされて壊されていく光景――! 「あぁっ……、んんっ……♡」  その凄惨な凌辱の未来を想像した瞬間、私のおまんこは恐怖にすくむどころか、その先に待つ「究極の報酬」を予感して、鏡の前でぷしゃっと熱い愛液を吹き出した。  そうだ。獣たちに徹底的に犯され、壊され、泥と精液に塗れたボロボロの人形となって、私は兄さんに発見されるのだ。 『俺のせいだ……! あんなに清らかで、あんなに俺を慕ってくれていた無垢な椿姫を、俺が守れなかったせいで、こんな地獄に晒してしまった……!!』  兄さんは血の涙を流して絶望し、自分の人生のすべてを投げ打ってでも私を救おうとするだろう。  そして、他の男たちの精液で汚された私のおまんこを、けつまんこを、子宮の奥の奥までを、兄さん自身の熱い肉棒と精液で「上書き」し、浄化するために、狂ったように私を抱き潰してくれるのだ! (その時こそ……兄さんの心も、身体も、魂も、未来永劫、私だけのものになりますわ……♡)  鏡の前で、私の膣壁がキュウウウッ! と歓喜に震えて収縮し、太腿の内側を新たな蜜の筋がツーッと滑り落ちて、足元のネグリジェを濡らした。  あと少しの辛抱だ、私の身体。  その「狂信的な上書きの夜」を迎えるためには、まず、五月二十九日の惨劇の舞台装置を、私の手で完璧に整えなければならない。  本来の被害者となるはずだった宿敵――白石結衣を巧妙に排除し、兄さんの目を欺き、私のスマートフォンを廃棄する準備を整え、そして私自身が「哀れな身代わりの生贄」としてあの廃ビルへと足を踏み入れるための、ひややかで緻密な最終工作。  私は鏡の前で大きく深呼吸をすると、床から純白のネグリジェを拾い上げ、再びその清らかな白い布地で、愛液に濡れそぼった自分の淫らな裸体を覆い隠した。  聖女の仮面は、最後の一秒まで決して剥がしてはならない。  カレンダーの『5月29日』を見据える私の瞳の奥で、純潔の殉教へと向かう黒い炎が、静かに、そして激しく燃え上がっていた。 (第13章・完/第14章へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(1) ■ 第一節:盤面の工作――白百合を盤外へ追いやる白い指先 五月の下旬に入り、街路樹の青葉がいっそう色濃く繁る季節となっても、水無月椿姫の胸の奥底には、決して溶けることのない氷の結晶が張り詰めていた。しかし、その氷のすぐ下には、三十回目の人生のすべてを賭けて兄・水無月はじめの魂を永遠に簒奪しようとする、煮えたぎる熔岩のような狂おしい情念が渦巻いている。 五月二十日の放課後。椿姫は大学から数駅離れた繁華街の雑居ビルに入る、薄暗いインターネットカフェの完全個室ブースに身を潜めていた。 普段の彼女なら決して足を踏み入れることのない、煙草のヤニと安っぽい芳香剤、そして見知らぬ男たちの体臭が微かに染み付いた密室である。清潔な学生服に身を包み、艶やかな黒髪を肩口まで綺麗に整えた深窓の令嬢然とした椿姫の姿は、その退廃的な空間の中で異様なほど白く浮き上がって見えた。 防音扉の内側で鍵をカチリと閉めると、椿姫は狭い革張りのリクライニングシートに深く腰を下ろし、目の前のモニターを見つめた。 画面の青白い光が、彼女の白い素肌と、長い睫毛に縁取られた涼やかな瞳を照らし出す。その唇には、誰にも見せることのない、ひややかで酷薄な微笑が浮かんでいた。 「白石結衣さん……あなたが背負うはずだった凄惨な宿命を、今からわたくしがすべて買い取って差し上げますわ」 誰に聞かせるでもなく、甘い吐息のような声で呟く。 椿姫の脳裏には、過去二十九回にわたるループの中で嫌というほど見せつけられてきた『正史』の記憶が、鮮明な烙印となって焼き付いていた。 本来の歴史において、五月二十九日の夜、駅裏の廃ビルへと引きずり込まれ、四人の不良たちに四十八時間近くにわたって凌辱され尽くすのは、兄と同じ学部に通う儚げな少女――白石結衣であった。そして、その痛ましい事件をきっかけにして、正義感と庇護欲の塊である兄・はじめは傷ついた結衣に深く同情し、やがて彼女を生涯の伴侶として愛するようになるのだ。 どれだけ椿姫が完璧な妹を演じても、どれだけ身の回りの世話を焼き、献身的に尽くしても、あの五月二十九日の夜に白石結衣が『悲劇の聖女』として完成されてしまう限り、兄の心の最深部は永遠に結衣のものになってしまう。 ならば、どうすればよいのか。答えはあまりにも単純で、そして狂気に満ちていた。 白石結衣をあの夜のタイムラインから完全に排除し、水無月椿姫自身がその『生贄の祭壇』へと上がるのだ。赤の他人である結衣が犯されてもなお、兄は一生をかけて彼女を愛し抜いた。ましてや、実の妹であり、ここ数週間にわたって無垢で健気な姿を徹底的に刷り込んできた椿姫が、兄の飲み会の夜にその身を汚されたとしたら――兄の罪悪感と庇護欲は完全に臨界点を突破し、二度と他の女など見向きもしなくなるに違いない。 椿姫の白い指先が、キーボードの上を滑るように踊った。 過去二十九回のループの中で、彼女は白石結衣という人間のあらゆる個人情報を調べ上げ、記憶の引き出しに完璧にファイリングしていた。結衣のスマートフォンの番号、メールアドレス、所属しているボランティアサークルの連絡網、さらには遠く離れた地方都市で暮らす結衣の母親の連絡先や、その母親が抱えている持病の通院スケジュール、親戚関係の些細なトラブルに至るまで、すべてを把握している。 まず椿姫は、海外の匿名サーバーを経由した使い捨てのメールアドレスと、音声変調ソフトを通したIP電話を用いた。 最初に仕掛けたのは、結衣が所属するサークルの月末のミーティング日程に関する攪乱工作だった。サークルの代表者のアカウントに酷似したアドレスから、結衣個人宛てに『二十八日から三十日までの活動が急遽休止になった』という巧妙な偽装連絡を入れる。 さらに決定打として、結衣の故郷にある総合病院の事務方を装い、結衣の母親の携帯電話へと連絡を入れたのである。『先日の定期検査の結果について、ご家族も同席の上で二十九日の午前中にどうしても医師から説明したい事項がある』という、緊急性を帯びた、しかしパニックを起こさせない程度に計算し尽くされた通知。そして同時に、結衣のスマートフォンへは、地元の商店街の福引事務局を装った当選メールとともに、帰省用の高速バスと特急列車の指定席チケットがすでに手配されたかのような誘導リンクを送りつけた。 母親からの不安げな電話を受けた心優しい結衣は、サークルの予定が空いたことも重なり、何の疑いもなく五月二十八日の夕方には実家へと帰省することになる。そして三十日の夜まで、安全な故郷の家で母親と共に過ごすのだ。 その間、彼女が五月二十九日の夜に駅裏の路地を通ることは絶対にない。 「ふふ……なんて呆気ないのでしょう。人の運命なんて、ほんの少し指先を動かすだけで、こんなにも簡単に書き換えられてしまうのね」 モニターの隅に表示された送信完了のログを見つめながら、椿姫はうっとりと目を細めた。 これで、本来の生贄であった白石結衣は盤面から消えた。五日後の夜、あの廃ビルの前を通りかかる無防備な女は、この世で水無月椿姫ただ一人となる。 自分の手で、自分を凌辱の檻へと送り込むための手配書を書き上げたのだ。その事実を脳が明確に認識した瞬間、椿姫の背筋を、氷の刃で撫で上げられたような強烈な悪寒と、それとは正反対の、焼け付くような甘い疼きが同時に駆け上がった。 「あ……っ、んぅ……っ」 思わず、小さな吐息が唇から漏れる。 ここ数週間、兄の前で『清純で無垢な妹』を演じ切るために、椿姫は自室での自慰すら厳しく禁じ、肉体の欲望を徹底的に封じ込めてきた。その過酷な禁欲の反動は、彼女の白い肉体を異常なまでに過敏な火薬庫へと変えていたのだ。 『自分が白石結衣の代わりに、見知らぬ獣のような男たちに組み敷かれ、処女を奪われ、玩具のように犯され続ける』 その確定した未来を思い描いただけで、下腹部の奥にある子宮がきゅうっと音を立てるように収縮し、純白のコットンショーツのクロッチ部分に、じわりと熱く粘り気のある愛液が滲み出したのである。 「いけませんわ……こんな、不潔な場所で……っ。わたくしは、兄さんのための清らかな妹ですのに……っ」 頭ではそう否定しながらも、椿姫の呼吸はみるみるうちに浅く、熱っぽく乱れていった。 個室ブースの狭い空間には、自分の荒い吐息と、パソコンの冷却ファンの低い駆動音だけが響いている。壁一枚隔てた向こう側には、見知らぬ利用客が何人も潜んでいるのだ。もし少しでも大きな声を出せば、すぐに誰かに気づかれてしまう。 しかし、その危うい状況そのものが、自ら退路を断って破滅へと突き進む今の椿姫の倒錯した精神を、たまらなく甘美に煽り立てた。 椿姫は震える左手を伸ばし、モニターの画面に白石結衣のSNSのプロフィール写真を表示させた。 画面の中で、清楚で無垢な微笑みを浮かべている白石結衣。本来ならば、この可憐な顔が恐怖と苦痛に歪み、涙と涎と精液に塗れるはずだったのだ。 椿姫の右手が、ゆっくりと自身の制服のプリーツスカートへと伸びた。 衣擦れの微かな音を立てて、紺色のスカートが太腿の付け根までたくし上げられる。 薄暗いモニターの光の中に、ストッキングを穿いていない、吸い付くように滑らかで白い太腿が露わになった。普段は膝下まで丁寧に隠されている深窓の令嬢の脚が、安っぽい黒革のシートの上で無防備に開かれる。 太腿の間で、純白のショーツの真ん中がすでにぐっしょりと濡れ透け、その下の淡い桃色の秘裂の形がくっきりと浮き彫りになっていた。 「はぁ……っ、んっ……白石さん、見ていらっしゃいますか……? あなたの代わりに、わたくしのこのおまんこが……あの獣たちに引き裂かれますのよ……っ」 椿姫は熱に浮かされたような瞳でモニターの中の結衣を見つめながら、白い人差し指と中指を、濡れそぼったショーツのクロッチの上から自らの秘所へと押し当てた。 くちゅ、と湿った厭らしい音が、静まり返ったブースの中に小さく響く。 それだけで、椿姫の華奢な肩がびくりと大きく跳ねた。禁欲によって極限まで感度が高まったおまんこは、布越しに少し指の腹が触れただけでも、電流が走ったかのような鋭い快感を脳髄へと叩き込んでくる。 「ひっ……あ、あぁっ……! な、なんですの、これ……っ、少し触れただけですのに……おまんこが、こんなにジンジンして……っ」 我慢できなくなった椿姫は、スカートの裾を片手でぎゅっと噛むように持ち上げ、もう片方の手でショーツの脇をぐいと横にずらした。 湿り気を帯びた布地が秘唇から剥がれる瞬間、糸を引く透明な愛液がきらりと光り、むせ返るような濃厚な処女の雌の匂いが狭いブースの空気へと溶け出した。 露わになったのは、まだ一度も男の肉棒を受け入れたことのない、綺麗に閉じた淡い桜色の縦筋だった。しかし、その清純な見た目とは裏腹に、秘裂の入り口は呼吸するようにひくひくと蠢き、奥からは止めどなく熱い蜜が湧き出して、下のお尻の割れ目の方へとつーっと伝い落ちている。 椿姫は白い指先を、まずはぷっくりと充血して包皮から顔を覗かせているクリトリスへと這わせた。 コリ、と指の腹でその小さな突起を弾く。 「んくっ……! あ、あぁっ……そこ、駄目ですわ……っ、クリトリスが、まるで焼けた鉄を押し当てられたみたいに熱くて……っ!」 声を殺すために、椿姫は自分の左手の甲を口元に強く押し当てた。白い歯が自らの肌に食い込み、くぐもった熱い吐息が指の隙間から漏れ出す。 モニターの中では、何も知らない白石結衣が穏やかに微笑んでいる。 『この子の代わりに、私が犯される。五日後の夜、私のこの敏感なクリトリスも、まだ誰も知らないおまんこも、汚い男たちの太い指や、臭い性器でめちゃくちゃに抉られるのだ』 そう強く念じながら、椿姫は中指の腹でクリトリスをぐるぐると円を描くように激しく擦り立てた。 にゅる、くちゅ、ちゅぷ……っ。 溢れ出る愛液が潤滑油となり、指先が滑らかに敏感な豆を嬲り続ける。 普段の清楚な椿姫からは想像もつかないほど貪欲に、彼女は腰をシートの上で小さく揺すり、自ら指の刺激を求めておまんこを擦りつけていた。 「んんっ、ふぁ……っ、白石さん……あなたは、綺麗なお身体のままでいなさい……っ。あの男たちの臭い息も、乱暴な手つきも、おまんこを引き裂く痛みも……全部、全部わたくしが味わって差し上げますわ……っ!」 倒錯した優越感と、死刑台へと向かうマゾヒスティックな恐怖が頭の中で混ざり合い、椿姫の理性をドロドロに溶かしていく。 やがて彼女の指は、クリトリスだけでは飽き足らず、蜜でぬかるんだ桃色の秘裂の入り口へと滑り降りた。 ぴちゃ、と音を立てて、細く白い中指が自らの膣口へと沈み込む。 「あ……っ、う、あぁっ……! 入って、きますわ……っ、わたくしのおまんこに……指が……っ」 第1関節、そして第2関節までが、熱くうねる粘膜に吸い込まれるようにして埋まっていく。そのすぐ奥には、まだ無傷のまま守られている処女膜の繊細な抵抗感があった。 五日後には、この薄い膜が、見知らぬ不良たちの凶暴な肉棒によって無惨に突き破られるのだ。兄のためとはいえ、自分の最も大切な純潔が泥靴で踏みにじられるような未来。その恐怖に涙を滲ませながらも、椿姫のおまんこの内壁は、侵入してきた自分の指をまるで男のペニスであるかのようにきゅうきゅうと締め付け、歓迎の蜜をさらに大量に分泌した。 それだけではない。椿姫の指先から溢れ出た愛液は、おまんこの下にある小さな菊門――まだ誰の目にも触れたことのない、淡い色素のけつまんこの皺へとたっぷりと流れ込んでいた。 椿姫は中指でおまんこの浅い部分をくちゅくちゅと掻き回しながら、薬指の先端をその濡れたけつまんこの入り口へとそっと押し当てた。 「ひゃうっ……!? あ、あぁ……お尻まで……っ、わたくしのけつまんこまで、愛液でべとべとになって……っ」 もし四人の男たちに二日間も監禁されれば、前のおまんこだけでなく、この恥ずかしいけつまんこまで犯され、作り変えられてしまうかもしれない。 そう想像した途端、椿姫の薬指は、ぬるりと濡れたけつまんこの窄まりを押し広げ、第一関節までずるりと潜り込んでいた。 「んぎっ……! あ、あぁっ、凄いですわ……っ、おまんこと、けつまんこの両方に指が入って……っ、こんなはしたないこと、兄さんが知ったら……っ!」 前後の穴を同時に自らの指で犯しながら、親指の付け根でクリトリスをぐりぐりと押し潰す。 くちゅ、ぐちゅ、ずぷっ、じゅぷぷっ……! 防音ブースの中に、とても深窓の令嬢が立てているとは思えない、粘り気のある卑猥な水音が響き渡る。 椿姫は革張りのシートの上で、白い太腿をM字に大きく開き、背中をぎゅーっと反らせた。制服のブラウスの胸元が大きく盛り上がり、その下の豊かな双丘が激しい呼吸に合わせて上下に波打つ。 「イク……っ、イッてしまいますわ……っ! 白石さんを追い出して、わたくしが身代わりに犯されると思うだけで……おまんこもけつまんこも、こんなに喜んで……っ、あ、あぁっ、兄さん、兄さん……っ!」 絶頂の波が、足先から頭のてっぺんまでを一気に駆け抜けた。 椿姫は左手を口に押し当てたまま、全身を激しく痙攣させ、背中をぎゅーっと極限まで反らせて無言の絶叫を上げた。 ぷしゅっ、と音を立てて、中指が埋まったおまんこの隙間から透明な潮と愛液が勢いよく噴き出し、ずらした純白のショーツと黒革のシートをびっしょりと濡らしていく。同時に、薬指を咥え込んでいたけつまんこも、ひくひく、きゅうきゅうと熱い収縮を繰り返し、彼女の脳髄に目が眩むような背徳の快楽を刻み込んだ。 「はぁ……っ、はぁ……っ、んっ……ぁ……」 幾度もの激しい痙攣の果てに、椿姫はぐったりとシートの背もたれに身体を預けた。 モニターの画面の中では、相変わらず白石結衣が何も知らずに微笑んでいる。 椿姫は涙で潤んだ瞳でその写真を見つめ、自分のおまんことけつまんこから引き抜いた、愛液でぬるぬるに光る指先をそっと唇へと運び、ちろりと赤い舌で舐め取った。 甘酸っぱく生臭い、自分自身の蜜の味。それは、盤面の上から邪魔なヒロインを完全に排除した、冷酷で淫らな勝利の味でもあった。 ■ 第二節:白百合の退場と、旧校舎トイレでの追撃自慰 それから三日後の、五月二十三日の午後。 初夏の陽射しが眩しく降り注ぐ大学のキャンパスで、椿姫は中庭の大きな欅の木の陰に立ち、正門へと続くレンガ敷きの並木道を静かに見守っていた。 風が吹くたびに、彼女の長い黒髪がさらさらと揺れ、清潔な制服用ブラウスの襟元を撫でていく。通りすがりの学生たちは皆、絵画から抜け出してきたような美貌の少女に目を奪われ、憧れの視線を向けていたが、椿姫の意識はただ一点――正門の方へと歩いていく一人の女子大生の後ろ姿にのみ集中していた。 淡いパステルカラーのワンピースを着て、少し大きめのボストンバッグを肩にかけた、儚げで大人しい少女。 白石結衣だった。 結衣は時折、不安そうにスマートフォンを確認しながら、足早に駅の方角へと向かっている。 椿姫が仕掛けた幾重もの匿名工作が見事に噛み合い、彼女は予定よりもずっと早く、今日から月末にかけて実家へと帰省することになったのだ。もう彼女が五月二十九日の夜にこの街へ戻ってくることはない。 (さようなら、白石結衣さん。どうぞその無傷で清潔な身体のまま、平凡で安全な人生を歩みなさいな) 欅の木の影から、椿姫はひややかな瞳でその背中を見送った。 (あの夜の痛みも、引き裂かれる処女の血も、四十八時間にわたる泥濘の絶望も、そして――その果てに手に入る兄さんの生涯の愛と十字架も。すべて、わたくしが横取りして差し上げますわ) 結衣の姿が正門の向こうへと完全に消え去った瞬間。 椿姫の胸の中で、巨大な歯車がガチャンと音を立てて噛み合い、決して逆回転することのない運命の秒読みが始まった。 もう、身代わりはいない。あの廃ビルで獣たちの餌食になるのは、確実に自分自身なのだ。 「っ……あ、はぁ……っ」 結衣の姿が見えなくなった途端、椿姫の下腹部を、再びあの暴力的なまでの疼きが襲った。 まるで、自分の子宮そのものが『生贄になること』を渇望し、歓喜に打ち震えているかのようだった。太腿の付け根がじんじんと熱を持ち、朝穿いてきたばかりの清潔なシルクのショーツが、あっという間に熱い蜜で湿っていくのが分かる。 「ま、まだ授業が残っておりますのに……っ、こんなにおまんこが疼いてしまっては、歩くことすら……っ」 椿姫は火照る頬を伏せ、逃げるようにして中庭から離れた。 彼女が足早に向かったのは、キャンパスの端にある、今はあまり使われていない古い研究棟の一階――その一番奥にある、薄暗い多目的トイレだった。 重い引き戸を閉めて内側からしっかりと施錠すると、そこは外の喧騒から完全に切り離された、ひんやりとしたタイル張りの密室となった。 椿姫は鞄を床に置くことすらもどかしく、便器の前に立つと、制服のスカートを腰までたくし上げた。 白い太腿の内側には、すでにショーツの隙間から溢れ出した透明な愛液が、幾筋もの光る線を描いて垂れ落ちていた。 「はぁ、はぁ……っ! 白石さんは、もういなくなりましたわ……っ。これで本当に、わたくしがあの男たちに犯されるしかなくなったのですわ……っ!」 自分自身にその事実を言い聞かせるように囁きながら、椿姫はシルクのショーツを膝の上まで一気に引き下ろした。 冷たいトイレの空気が、剥き出しになった熱いおまんこと、小さなけつまんこに直接触れ、椿姫は「ひゃんっ!」と可愛らしい悲鳴を上げた。 彼女は洋式便器の蓋の上に片足を乗せ、自分の秘所を大きく開くような淫らな姿勢をとった。深窓の令嬢が、大学の古びたトイレの中で、誰にも見せない秘部を 스스로曝け出している。その強烈なギャップと背徳感が、彼女の脳髄をさらなる狂乱へと突き動かした。 「見て、兄さん……っ、わたくしのおまんこ、兄さんを独占できると思うだけで、こんなにお下品に口を開いておりますわ……っ」 椿姫は両手の指を使い、左右の秘唇をくぱぁと大きく押し広げた。 鮮やかなピンク色の粘膜が外気に晒され、充血してぷっくりと膨れ上がったクリトリスが、まるで助けを求めるかのようにひくひくと震えている。膣口からは、とろりとした濃厚な処女蜜がとめどなく溢れ出し、下のけつまんこの皺を濡らして、白い太腿の付け根へと滴り落ちていく。 椿姫は右手の親指と人差し指で、その勃起したクリトリスをむぎゅっと摘み上げ、左手の二本の指――人差し指と中指を、一気に濡れそぼった膣穴へと突き入れた。 「いやああっ……!? あ、あぁっ、二本……っ、指が二本も、おまんこにぃっ……!」 くちゅり、ずぶぶっ! と、これまで以上の太さの異物が、狭い処女の膣道を容赦なく押し広げる。 先日のネットカフェでの自慰よりもさらに深く、激しく、椿姫は自分のおまんこを責め立てた。五日後に迫った凌辱の本番では、こんな細い指などではなく、大人の男の太く逞しい肉棒が、容赦なくこの小さな穴をこじ開けてくるのだ。 「こんなの……っ、あんな不良たちの太いモノに比べたら、まだ全然……っ! もっと、もっと広げなければ、本番で壊れてしまいますわ……っ、んあっ、あぁっ!」 椿姫は涙目で喘ぎながら、二本の指を膣内でハサミのように少し開き、柔らかく熱いひだをぐりぐりと扱き上げた。 処女膜のすぐ手前の、ぷっくりと膨らんだGスポットを指の腹で何度も強く押し上げるたびに、腰が勝手に跳ね上がり、便器に乗せた白い太腿がガクガクと震える。 さらに彼女は、クリトリスを摘んでいた右手を下へと滑らせ、愛液でぐしょぐしょに濡れたけつまんこの入り口へと中指を突き立てた。 「ひぐっ……! あ、あぁっ、けつまんこも……っ、お尻の穴も、一緒にぃっ……!」 ずぷり、と右の中指がけつまんこの窄まりを貫き、直腸の熱い粘膜へと沈み込む。 前のおまんこには二本の指、後ろのけつまんこには一本の指。薄い壁一枚を隔てて、自分の指同士が粘膜越しに擦れ合う異様な感覚に、椿姫の瞳が白黒と明滅し、開いた口端からキラキラと光る涎が糸を引いて垂れ落ちた。 ぐちゅ、じゅぷ、ずぼっ、くちゅぷっ……! 古いトイレの個室に、激しく粘膜を掻き回す淫靡な水音と、椿姫の押し殺した嬌声が反響する。 彼女は全身を汗ばませ、額に張り付いた黒髪を振り乱しながら、まるで目に見えない暴漢たちに犯されているかのように激しく腰を振り続けた。 (ああ、もう戻れませんわ……っ! 白石結衣は消えた……っ、わたくしが、わたくしだけが、あの廃ビルで四人の獣に輪姦されるのですわ……っ! おまんこも、けつまんこも、お口も、全部犯されて、ボロボロの肉便器にされて……そして、兄さんの心を永遠にわたくしだけのものにするのですわ……っ!) 狂気と恍惚が完全に一つに溶け合った瞬間、椿姫の子宮が激しく収縮し、脳天を白い稲妻が突き抜けた。 「あ……っ、あぁっ、イク、イッちゃいますわぁっ……! 兄さん、兄さんっ、わたくしの純潔、兄さんのために捧げますわぁっ……!」 背中をぎゅーっと反らせ、つま先立ちになった椿姫のおまんこから、指を押し返すほどの勢いで大量の潮がぷしゃあっと噴き出した。 トイレのタイルの床に、ぱしゃぱしゃと音を立てて透明な飛沫が散り、水たまりを作っていく。けつまんこもまた、突き込まれた中指をちぎれんばかりに強く締め付け、前後の穴からの同時絶頂が、彼女の白い肢体を幾度も激しく跳ね上がらせた。 やがて嵐のような快感の波が引いていくと、椿姫は便器の蓋に手をつき、肩で荒い息をしながら、床に広がった自分自身の淫らな水たまりを見下ろした。 その瞳には、もはや一片の迷いもなかった。第1の駒である白石結衣の排除は、この甘美な絶頂とともに、完璧に完了したのである。 (第14章・その1 完/その2へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(2) ■ 第三節:食卓の宣告と、テーブルの下に隠された蜜の滴り 五月二十四日の夜。水無月家のダイニングルームには、温かいシチューの香りと、穏やかなクラシック音楽の調べが満ちていた。 椿姫が丹精込めて作った夕食を前に、兄の水無月はじめは満足そうに相好を崩し、スプーンを動かしている。白いエプロンを着けた椿姫は、その向かい側に端正な姿勢で腰掛け、兄の一挙手一投足を慈しむような眼差しで見つめていた。 誰の目から見ても、そこにあるのは仲睦まじく幸福な兄妹の団欒そのものだった。ここ数週間、椿姫が徹底して演じ続けてきた『無垢で健気で、兄を純粋に慕う可憐な妹』という仮面は、はじめの心から過去のループにおけるいかなる違和感をも完全に拭い去り、絶対的な信頼と強い庇護欲を植え付けることに成功していたのである。 「ああ、そうだ椿姫。来週の金曜……五月二十九日のことなんだがな」 パンをちぎりながら、はじめがふと思い出したように口を開いた。 その日付を耳にした瞬間、椿姫の心臓がドクンと大きく脈打ち、エプロンの下に隠された白い乳房の先端が、ブラジャーのカップの中でぷくりと硬く尖った。しかし、彼女の表情は少しも揺らぐことなく、小首を傾げて鈴の鳴るような声を返した。 「二十九日の金曜日、ですか? 兄さん、何かご予定がおありですの?」 「うん、ゼミの歓迎会も兼ねた飲み会が駅前の居酒屋であってね。どうしても幹事の手伝いで最後まで残らなきゃいけないから、帰りは二十二時過ぎくらいになると思うんだ。だからその日は、僕の分の夕飯は気にしないで、椿姫だけで先に食べててくれよ」 穏やかな兄の声。妹を気遣う、何気ない日常の言葉。 だが椿姫にとって、その言葉は『処刑台の扉が開く時刻』を告げる福音に他ならなかった。 正史において、はじめがその駅前の居酒屋で酒を酌み交わしているまさにその時間帯、駅から少し離れた裏路地の廃ビルでは、白石結衣が不良グループに拉致され、地獄の凌辱が始まっていたのだ。そして今、白石結衣という駒を盤外へ排除したこの三十回目の世界では、その時刻に駅裏を通る椿姫自身が、結衣の代わりにその檻へと引きずり込まれることになる。 「まあ……そうでしたのね。分かりましたわ、兄さん。でも、あまり飲みすぎてお身体を壊さないでくださいね。わたくし、兄さんのお帰りをずっとお待ちしておりますから」 清楚な微笑みを浮かべてそう答えた椿姫の言葉には、恐ろしい二重の意味が込められていた。 だが、妹を疑うことなど微塵も知らないはじめは、「ありがとう、椿姫は本当に優しいな」と嬉しそうに目を細めるだけだった。 その無防備な兄の笑顔を見つめているうちに、椿姫の下腹部が、またしても抗いがたい熱を持って疼き始めた。 (兄さんは何も知らない……。自分がこれから、大好きな妹を四十八時間の地獄へと置き去りにすることになるなんて、少しも疑っていないのですわ……っ) その残酷なまでのギャップが、椿姫の脳髄に強烈な背徳の媚薬となって注ぎ込まれる。 彼女は優雅に微笑んで紅茶のカップを口元に運びながら、左手をそっとダイニングテーブルの下へと滑らせた。 白いテーブルクロスに隠された暗がりの中で、椿姫はスカートの裾をたくし上げ、すでに熱く湿り始めていた純白のショーツのクロッチへと指先を這わせた。 目の前では、兄が美味しそうにシチューを食べている。テーブルの板を一枚隔てたすぐ下では、その自慢の清純な妹が、自分の秘所に指を押し当ててひそかに喘いでいるのだ。 (んっ……あ、あぁ……っ、兄さんの目の前で触ると、どうしてこんなにおまんこが熱くなりますの……っ) 声に出せないスリルが、感度を何倍にも跳ね上げる。 椿姫は紅茶を一口飲むふりをして熱い吐息を誤魔化しながら、テーブルの下でショーツの布地を脇へずらし、充血してぷっくりと膨らんだクリトリスを人差し指の腹でぐりりと押し潰した。 ぴくん、と白い太腿が椅子のの上で跳ねる。 「んっ……ふぅ……」 「ん? どうした椿姫、紅茶が熱かったか?」 「あ……い、いいえ、兄さん。少しだけ、湯気にむせてしまいましたの。ふふ、お恥ずかしいですわ」 しとやかに微笑んでみせる椿姫の太腿の間では、今まさに中指がぬるりと熱い膣口へと沈み込み、粘り気のある愛液が指を伝って椅子の座面へと糸を引いていた。 音を立てないように、ごくゆっくりと、しかし深く粘膜を押し広げるように指を抜き差しする。 『五日後の夜、兄さんが居酒屋で笑っているまさにその瞬間、私のこのおまんこは、見知らぬ男たちの太い肉棒で突き破られ、処女の血と精液でドロドロに汚されるのだ』 目の前にいる清潔で優しい兄の姿と、自分の股間を犯すであろう粗暴な獣たちの幻影。その二つを頭の中で重ね合わせるたび、椿姫の膣肉はきゅうきゅうと指を締め付け、お尻の穴――小さなけつまんこまでが、物欲しそうにひくひくと収縮を繰り返した。 椿姫はテーブルの上の兄から視線を外さないまま、中指で自分のおまんこの入り口をくちゅくちゅと掻き回し、親指でクリトリスを強く摘み上げた。 「あ、あの、兄さん……二十九日の夜は、お迎えに行かなくてもよろしいのですか……?」 わざとらしく兄に話しかけながら、自分の指先でGスポットをぐっと強く抉る。言葉の途中で下腹部から突き上げてくる強烈な快感の波に、声が微かに震え、甘い鼻にかかった吐息が混じる。 「ああ、夜は駅裏の方も治安が悪いからね。椿姫みたいな可愛い子が夜道を出歩いたら危ないから、絶対に家で大人しくしてるんだよ」 「はい……っ、兄さんの言いつけ通り……おとなしく、しておりますわ……っ、んんっ……」 『おとなしく』と言ったまさにその瞬間、椿姫はテーブルの下で背中をぎゅーっと張り詰めさせ、声を殺したまま最初の小さな絶頂を迎えていた。 くちゅっ、と音もなくおまんこから熱い蜜が溢れ出し、ずらしたショーツと白い太腿の内側をびっしょりと濡らす。 『家で大人しくしている』どころか、その夜、自分は兄の言いつけを破って夜の街へと足を踏み入れ、駅の裏で待ち構える四人の獣たちの前に、この無垢な肉体を自ら差し出しに行くのだ。兄の優しい言葉を踏みにじり、その優しさを永遠の罪悪感へと反転させるための背徳の快楽に、椿姫は椅子の座面を愛液で濡らしながら、うっとりと瞳を潤ませていた。 ■ 第四節:退路の焼却――「助けを呼ばない」という狂気の設計と、兄の衣類に塗れる夜 夕食を終え、後片付けを済ませた夜の二十二時過ぎ。 自室へと戻った椿姫は、部屋の鍵を内側からしっかりと閉めると、学習机の上に置かれた自分のスマートフォンをじっと見つめた。 机の上のスタンドライトだけが灯る薄暗い部屋の中で、彼女の白い顔には、先ほどまでの可憐な妹の仮面はなかった。そこにあるのは、自らの運命を最も残酷な形で設計しようとする、ひややかで、かつ狂信的な殉教者の眼差しだった。 「……以前のわたくしは、なんて浅はかで甘ちゃんだったのかしら」 椿姫は、自身の過去の構想――まだ覚悟が決まりきっていなかった頃の計画を思い返し、自嘲するように唇を歪めた。 当初、彼女はこう考えていたのだ。五月二十九日の夜、白石結衣の身代わりとして廃ビルに引きずり込まれる直前、あるいは犯され始めた直後に、スマートフォンを使って兄へSOSのメッセージと位置情報を送る。そうすれば、駅前の居酒屋にいる兄は血相を変えて廃ビルへと駆けつけ、不良たちから自分を救い出してくれるだろう、と。 処女を奪われるか奪われないかの瀬戸際で兄に助け出され、その腕の中で泣き崩れる。そうすれば、あまりにも過酷な四十八時間の輪姦という地獄をすべて味わうことなく、適度な傷とトラウマだけで兄の庇護欲を独占できるのではないか――そんな甘い計算が、確かにどこかにあったのだ。 「駄目よ。……そんな中途半端な悲劇では、絶対に駄目ですわ」 椿姫は机の上のスマートフォンを、白い指でぎゅっと強く握りしめた。 「もし兄さんが途中で駆けつけて、あの悪漢たちを追い払ってしまったらどうなる? 兄さんの中には、『俺が間に合った』『俺が椿姫を助け出した』という救済の余地が、ヒーローとしての自己満足が残ってしまうではありませんか」 過去二十九回のループで、白石結衣があれほどまでに兄の心を縛り付けた本当の理由は何か。 それは、はじめが彼女を『助けられなかった』からだ。居酒屋で楽しく酒を飲んで帰ったその裏で、結衣が丸二日間も誰にも気づかれず、廃ビルの冷たい床の上でボロ雑巾のように犯され尽くしたという『取り返しのつかない事実』があったからこそ、はじめの正義感は砕け散り、生涯消えない贖罪の十字架となって彼女への献身へと変わったのである。 「中途半端に助けられては意味がないのよ。傷が浅ければ、いつか時が癒やしてしまう。兄さんが『もう自分の人生のすべてを捧げて償うしかない』と絶望するためには……誰が見ても手遅れになるまで、わたくしが徹底的に壊され尽くしていなければなりませんわ」 椿姫は過去のループの記憶を正確に辿った。 あの駅裏の廃ビルに警察官が踏み込み、監禁されていた被害者が発見されるのは、事件発生から約四十数時間が経過した『五月三十一日の昼過ぎ』――近隣住民からの別件の不審者通報によるパトロールがきっかけだった。 つまり、二十九日の夜にスマートフォンを捨ててあの廃ビルへ足を踏み入れれば、三十一日の昼に警察が来るまでの丸二日間、この世の誰一人として椿姫を助けに来ることはできなくなる。 四人の凶暴な不良たちに囲まれ、逃げ場のない密室で、四十数時間にわたって昼も夜もなく犯され続ける地獄。おまんこも、けつまんこも、口も、白い肌のすべてが彼らの精液と唾液と小便に塗れ、意識が飛ぶまで輪姦され続ける確定した未来。 「スマホは……現場に入る直前、駅裏の路地の深い排水溝へ捨てましょう。電源を切り、SIMカードを抜いて、誰からの電波も届かない泥水の底へ沈めるの。そうすれば、兄さんがどれだけわたくしに電話をかけても、メッセージを送っても、返ってくるのは無機質なアナウンスだけ……」 想像するだけで、恐怖で全身の毛穴が粟立ち、奥歯がガチガチと鳴りそうになる。 自らの手で、唯一命綱である通信手段を破棄し、丸二日間の輪姦地獄への片道切符に署名するのだ。これ以上ない『退路の完全焼却』であった。 だが、その底知れぬ恐怖が頂点に達した瞬間、椿姫の脳内でスイッチが切り替わり、恐怖はそのまま、脳髄を焼き切るような強烈な性的興奮へと変換された。 「あ……っ、はぁ、はぁ……っ! 怖い……っ、死ぬほど怖いですわ……っ! 四十時間も、あんな獣たちに休む間もなく犯され続けるなんて……わたくし、きっと途中で気が狂ってしまいますわ……っ!」 椿姫は机の前から立ち上がると、よろめくような足取りでクローゼットの奥へと向かった。 そして、誰にも見つからないように隠していた小さな木の箱の中から、一枚の白いワイシャツと、紺色のボクサーパンツを取り出した。それは数日前、洗濯物の中からひそかに抜き取っておいた、兄・はじめの使用済みの衣類だった。 椿姫はそのままベッドの上へと倒れ込み、兄のワイシャツに顔を埋めて、深く、貪るようにその匂いを吸い込んだ。 「すぅ……っ、はぁ……っ、あぁ、兄さんの匂い……っ、優しくて、清潔で、わたくしの大好きな兄さんの匂いですわ……っ」 五日後の夜から二日間、自分はあの廃ビルで、不良たちの煙草とアルコールとイカ臭い精液の悪臭の中に沈められる。だからこそ今、兄の匂いに包まれることが、たまらなく甘美で、そして切ないほど淫らな刺激となって彼女の肉体を貫いた。 椿姫はベッドの上で、自分の制服のリボンを解き、ブラウスのボタンを震える指で外して左右へ大きくはだけさせた。 さらにプリーツスカートとショーツを足首まで一気に脱ぎ捨て、上半身はブラウスとブラジャーだけ、下半身は一糸まとわぬ生まれたままの姿を晒した。 彼女はブラジャーのホックを外すと、白く柔らかな双丘を露わにし、その先端でさくらんぼのように赤く充血した乳首に、兄のボクサーパンツをぎゅっと押し当てた。 「んっ、あぁっ……! 兄さんの下着が、わたくしの乳首に擦れて……っ、はぁ、あぁっ……!」 ざらりとした布地の感触と、そこに微かに残る兄の体臭が、過敏になった乳首を刺激する。 椿姫は左手で兄のボクサーパンツを自分の鼻先と口元に押し当てて呼吸しながら、右手をゆっくりと股間へと伸ばした。 すでに彼女の白い太腿の付け根は、先ほどダイニングでイッた時の愛液と、今新たに湧き出してきた蜜とが混ざり合い、テラテラと淫靡な光を放って濡れそぼっていた。 「兄さん……わたくし、スマホを捨てますわ……っ。兄さんに助けを呼ばないって、今決めましたの……っ! 二十九日の夜、兄さんがお友達と楽しくお酒を飲んでいる間、わたくしはスマホも持たずに、あの廃ビルで処女を散らしますわ……っ!」 言葉にして自らの退路を焼き払うたび、おまんこの奥がキュウウッと音を立てて疼く。 椿姫はベッドのシーツの上に仰向けになり、両脚を自分の胸につくほど大きくM字に開脚した。その姿勢によって、桃色の秘裂だけでなく、その下にある小さなけつまんこの皺までもが、部屋のスタンドライトの光の下に完全に露わになる。 「あぁ、見てくださいまし……っ。誰にも助けられない二日間の地獄を想像しただけで、わたくしのおまんこ、こんなにぱっくりと口を開いて、蜜を垂れ流しておりますわ……っ」 椿姫の白い中指と薬指が、ぬぷり、と音を立てて自らの膣穴へと根元まで一気に突き刺さった。 「ひゃうっ……! あ、あぁっ、深い……っ、指が、おまんこの一番奥まで……っ!」 すでに一日に何度も自慰を繰り返している彼女の膣内は、処女でありながら驚くほど柔らかくほぐれ、二本の指を熱い粘膜のひだでねっとりと絡め取ってくる。 しかし、椿姫はそれだけでは満足しなかった。丸二日間、四人の男たちに休む間もなく輪姦され続ける本番では、こんな優しい刺激で済むはずがないのだ。 彼女は兄のワイシャツの袖口を自分の口に咥えて噛み締めながら、膣内の二本の指を、まるでピストンのように激しく、荒々しく抜き差しし始めた。 ぐちゅっ、じゅぷっ、ずぼぼっ、くちゅるっ……! 静かな夜の自室に、粘膜と愛液が撹拌される下品極まりない水音が響き渡る。 さらに椿姫は、兄のボクサーパンツを顔に乗せたまま、空いた左手の指に自分の唾液をたっぷりと塗りたくると、それをヒクヒクと蠢くけつまんこの入り口へと持っていった。 「んんっ、ふぐっ……! 四十時間も監禁されたら……きっとあの男たち、前のおまんこだけじゃなくて、わたくしのけつまんこにも、太いおちんちんを突っ込んできますわ……っ! 二本の棒で、前と後ろを同時に串刺しにされて……っ、あ、あぁっ!」 過酷な凌辱の幻影に脳を灼かれながら、椿姫は左手の中指をけつまんこへとずぷりとねじ込み、続いて薬指の先までをもその狭い菊門へと押し込んだ。 「んぎいいっ……!? あ、あぁっ、けつまんこが、裂けちゃいますわ……っ! お尻の穴に指が二本も入って……っ、おまんこの指と、ぶつかっておりますわぁっ……!」 前のおまんこに二本、後ろのけつまんこに二本。 計四本の白い指が、椿姫の無垢な股間を同時に押し広げ、ぐちゅぐちゅと容赦なく掻き回していく。 それはまさに、四人の不良たちに四方から取り囲まれ、すべての穴を同時に犯され尽くす五日後の未来を、自らの肉体に予習させるかのような狂気の自慰だった。 「はぁっ、あぁっ、いいですわ……っ! もっと、もっとわたくしを壊して……っ! 途中で誰も助けに来ない、警察が来る三十一日の昼まで、ずっと、ずうっと犯されっぱなしのお人形になりますわ……っ!」 ワイシャツを噛み締めた口端から涎がだらだらと溢れ出し、白い顎から首筋、そして激しく揺れる乳房の谷間へと伝い落ちていく。 椿姫は両手の四本の指を交互に激しく突き入れながら、手のひらの付け根で勃起しきったクリトリスをゴリゴリと乱暴に擦り上げた。 痛みすら伴うほどの強い刺激。しかし、退路を完全に焼き払った彼女の脳髄は、その苦痛をも至上の快楽へと変換し、果てしない絶頂の螺旋へと彼女を巻き上げていく。 「兄さんっ、兄さんっ……! わたくし、もう逃げられませんわ……っ! 自分でスマホを捨てて、自分で地獄へ飛び込みますの……っ! ですから、三十一日にボロボロになったわたくしを見つけたら……一生、一生わたくしだけの奴隷になってくださいませね……っ! あ、あぁっ、イク、またイッちゃいますわぁっ……!」 全身がビクンと跳ね上がり、椿姫はベッドの上で背中をぎゅーっと反らせた。 前のおまんこから、ぷしゃあっ! と大量の愛液と潮が噴水のように吹き上がり、シーツと自分のお腹、さらには胸元に抱きしめた兄のワイシャツまでもびっしょりと濡らしていく。 同時に、二本の指を咥え込んだけつまんこが異常な強さで収縮し、直腸の奥から突き上げるような鈍く重い絶頂感が、彼女の意識を真っ白に塗り潰した。 「あ……っ、う、あぁぁ……っ、んくぅ……っ」 白目を剥きかけながら、椿姫は幾度も腰をしゃくり上げ、前後の穴からだらだらと蜜を垂れ流したまま、兄の衣類の中に顔を埋めて痙攣し続けた。 ■ 第五節:深夜のバスルーム――純潔を捧げるための秘かなる調教 しかし、その夜の椿姫の狂熱は、一度の絶頂では到底収まらなかった。 『スマホを捨てて、丸二日間誰にも助けられない状況を自ら作る』という決断を下したことで、彼女の肉体は完全にタガが外れたように火照り続け、子宮の奥がさらなる責め苦を求めて疼いてやまなかったのだ。 深夜一時過ぎ。家の奥にある兄の寝室から規則正しい寝息が聞こえてくるのを確認すると、椿姫は濡れたシーツから起き上がり、一糸まとわぬ全裸のまま、足音を忍ばせて一階のバスルームへと向かった。 脱衣所の扉を閉めて鍵をかけ、曇りガラスの向こうの浴室へと足を踏み入れる。 ひんやりとしたタイルの感触が、素足の裏から心地よく伝わってきた。 椿姫はシャワーの蛇口をひねり、まずは少し冷たい水を自分の頭から浴びた。 「ひっ……! あ、んんっ……」 冷水が長い黒髪を濡らし、白い肩から豊かな乳房、そしてくびれた腰を通って、まだ熱く充血している股間へと流れ落ちていく。 それは五日後、あの薄暗く冷え切った廃ビルのコンクリートの上で、服を剥ぎ取られて晒されるであろう屈辱の冷たさのシミュレーションだった。 「あの場所には、温かいお湯なんてありませんわ……。冷たい床の上で、汚い男たちの汗と精液だけをかけられて、わたくしは二日間を過ごすのですわね……」 椿姫は濡れた黒髪をかき上げながら、浴室の洗い場の床にぺたんと座り込んだ。 そして、シャワーの温度を今度は少し熱めに切り替え、その強い水流を、大きく開いた両脚の間の桃色の秘裂へと直接叩きつけた。 「きゃうっ……!? あ、あぁっ、シャワーが、クリトリスに直接当たって……っ、んあぁっ!」 無数の熱い水の粒が、包皮から剥き出しになった敏感なクリトリスと、ひくつく膣口、そしてけつまんこの皺をマシンガンのように連続で打ち据える。 椿姫は洗い場のタイルに片手をつき、もう片方の手で自分の濡れた乳房を鷲掴みにすると、硬く尖った乳首を指先でちぎれんばかりに強く捻り上げた。 「あぁっ、凄いですわ……っ! おまんこが、お湯に犯されて……っ、もしこれが、あの男たちの熱いおちんちんだったら……わたくし、どうなってしまいますの……っ!」 椿姫はシャワーヘッドを床に置くと、浴室の棚の奥に隠しておいた、一本の透明なガラス製の細長いボトル――普段はバスオイルを入れている、滑らかな円筒形のガラス瓶を手に取った。 大人の男の肉棒ほどの太さがある、ひんやりとして硬いガラスの筒。 彼女はそれをシャワーのお湯で温めると、自分の愛液がたっぷりと溢れ出しているおまんこの入り口へと、その丸みを帯びた先端を押し当てた。 「処女膜は……本番であの獣たちに破らせるために、今はまだ残しておかなければなりませんわ……。でも、入り口と、後ろのけつまんこなら……っ」 椿姫は荒い息を吐きながら、ガラス瓶の先端で自分の秘唇をぐちゅぐちゅと押し広げ、処女膜のほんの少し手前の浅い部分まで、その太いガラスの塊をぐっと押し込んだ。 「んぎっ……! あ、あぁっ、太い……っ! 指なんかより、ずっと太くて硬いのが、わたくしのおまんこの入り口を押し広げて……っ!」 ミチミチと粘膜が限界まで引き伸ばされる感覚に、椿姫は快感と恐怖の入り混じった悲鳴を上げた。五日後には、これと同じか、あるいはもっと太く脈打つ生身の肉棒が、この先の処女膜を容赦なく突き破り、子宮の奥までねじ込まれてくるのだ。 彼女はそのままガラス瓶を抜き取ると、自分の愛液でぬるぬるに濡れたその先端を、今度は後ろのけつまんこの入り口へとあてがった。 「お尻の穴なら……どれだけ奥まで入れても、処女は失われませんわ……っ。あの男たちに二日間も輪姦されても壊れないように、わたくしのけつまんこ、今のうちにたくさん広げておかなければ……っ!」 狂気じみた理屈を呟きながら、椿姫は四つん這いの姿勢になり、お尻を高く突き出すと、ガラス瓶の先端をけつまんこへとぐっと押し込んだ。 「いやあっ……!? あ、あぁっ、入っ、てきますわ……っ! けつまんこに、こんな太いガラスが……っ、んぐぅっ、あぁぁっ!」 ずぷ、ずぷぷっ、と窄まりが限界まで押し広げられ、淡いピンク色の粘膜がガラスの表面に吸い付きながら、太い異物を直腸の奥へと飲み込んでいく。 先ほど二本の指でほぐしていたとはいえ、本物の肉棒に近い太さの塊がけつまんこを貫く感覚は強烈で、椿姫は洗い場の床に顔を擦り付け、涙と涎を垂れ流しながら激しく身悶えした。 「あ、あぁっ、お腹の中が、ガラスでいっぱいですわ……っ! けつまんこが、こんなに太いのに犯されて……っ、前のおまんこまで、中から圧迫されておりますわ……っ!」 彼女は四つん這いのまま、右手でけつまんこに突き刺さったガラス瓶をズボズボと抜き差しし、左手の指で、すぐ下にあるおまんこのクリトリスと膣口を狂ったように掻き回した。 浴室の中に、シャワーの水音と混ざり合って、ぐちゅぐちゅ、ずぷずぷという淫らな粘膜の音が反響する。 鏡に映る自分の姿は、濡れた黒髪が白い背中に張り付き、桃色のお尻を高く突き出して自らけつまんこを犯し続ける、完全なる牝犬の姿そのものだった。 (見て、兄さん……っ、わたくし、五日後にスマホを捨てて、こんなふうに四つん這いにされて、後ろから何人もの男に犯されるのですわ……っ! 誰にも助けを呼ばずに、四十八時間ずっと、おまんこもけつまんこも彼らの肉便器にしてもらうのですわ……っ!) その究極の自己犠牲と背徳の妄想が、椿姫の肉体を本日何度目かの、しかし最も激しい絶頂へと突き上げた。 「イクっ、イッちゃいますわぁっ……! けつまんこで、こんな太いのでイッちゃいますわぁっ……! 兄さん、兄さんっ、わたくしを、一生離さないでくださいませねぇっ……!」 四つん這いのまま背中をぎゅーっと反らせ、椿姫は声にならない絶叫を上げた。 けつまんこがガラス瓶を万力のように強く締め付け、直腸の奥が激しく痙攣すると同時に、前のおまんこから再び大量の透明な潮がジョボジョボと音を立てて洗い場のタイルへと噴き出した。 湯気と愛液の匂いが立ち込める深夜のバスルームで、椿姫はけつまんこに太いガラス瓶を咥え込んだまま床に崩れ落ち、幸福そうに、そして狂気に満ちた瞳でうっとりと微笑みながら、熱い余韻の波にいつまでも震え続けていた。 (第14章・その2 完/その3へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(3) ■ 第六節:夕暮れの裏路地と、命綱を呑み込む泥濘の排水溝 五月二十六日の放課後。空が茜色から不気味な逢魔が時へと移ろい始める頃、水無月椿姫は大学のキャンパスを出て、普段の通学路とは正反対の方向――駅の裏手に広がる寂れた旧市街の路地裏へと、一人で足を踏み入れていた。 表通りの華やかなネオンや買い物客の賑わいからわずか数百メートル外れただけだというのに、その一角はまるで時代から取り残されたかのように薄暗く、湿った空気と淀んだ静寂に支配されていた。 清潔な紺色の学生服に身を包み、艶やかな黒髪を夕風に揺らして歩く椿姫の姿は、ひび割れたアスファルトや錆びついたトタン塀が並ぶ路地裏において、場違いなほど白く、そして危ういほどの可憐さを放っていた。 もし誰かが今の彼女を見れば、道に迷った深窓のお嬢様にしか見えなかっただろう。しかし、その涼やかな瞳の奥には、これから自分が飛び込むことになる『処刑場』の地形と、自らの退路を完全に断つための仕掛けを一つずつ確認していく、ひややかで緻密な計算の光が宿っていた。 「……ここですわね」 路地の曲がり角、古びた街灯のすぐ下に足を止めた椿姫は、足元のアスファルトの切れ目に視線を落とした。 そこには、重い鉄製の格子蓋が一部欠けて歪んだ、深く暗い側溝――地下の下水道へと直結する排水溝が口を開けていた。 格子の隙間から覗き込むと、はるか下の暗闇に、黒く濁った泥水と腐った落ち葉が溜まっているのが見え、鼻を突くようなドブの臭気が微かに立ち昇ってくる。 「三日後の五月二十九日の夜……わたくしはこの角を曲がる直前に、ここでスマートフォンの電源を切り、この排水溝の底へと投げ捨てるのですわ」 椿姫は通学鞄の中から自分のスマートフォンを取り出し、鉄格子の隙間の真上にそっとかざしてみた。 今、この指先の力をほんの少し抜けば、スマートフォンは暗闇の中へと吸い込まれ、二度と手の届かない泥水の底へと沈んでいく。 二十九日の夜、それを実行した瞬間から、水無月椿姫という少女はこの世界から完全に孤立するのだ。兄のはじめがどれほど心配して電話をかけようと、どれほど必死にメッセージを送ろうと、電波は遮断され、位置情報も途絶える。そして三十一日の昼に警察がパトロールで踏み込んでくるまでの四十数時間、彼女にはただ、四人の暴漢たちによる終わりのない輪姦の地獄だけが与えられる。 「ふふ……あぁ、なんて恐ろしくて、なんて完璧な設計なのでしょう……っ」 排水溝の黒い穴を見つめているうちに、椿姫の呼吸が次第に熱を帯び、白い頬が夕焼けの色以上に赤く染まっていった。 ドブの臭いすらも、これから自分が堕ちていく泥濘の予告編であるかのように感じられ、下腹部の奥がズキズキと甘く疼き始める。 周囲を見回しても、この袋小路に近い裏路地には人影ひとつない。 椿姫はスマートフォンを鞄にしまうと、錆びたトタン塀に背中を預け、立ったままの姿勢で制服のプリーツスカートの裾をそっと持ち上げた。 夕闇が迫る路地裏の冷たい空気が、白い太腿の素肌を撫で上げる。 彼女の下着――純白のコットンショーツは、駅裏の路地に足を踏み入れた時点からすでにじっとりと湿り、クロッチの中央には透明な愛液の染みが広がっていた。 「んっ……あ、あぁ……っ、まだ廃ビルに着いてもおりませんのに……スマホを捨てる場所を見ただけで、わたくしのおまんこ、こんなに泣いておりますわ……っ」 椿姫は片手でスカートをたくし上げたまま、もう片方の手の指をショーツの股布の上から押し当て、ぷっくりと膨らんだクリトリスと、蜜を溢れさせる秘裂の筋をくちゅくちゅと撫で回した。 人気のない路地裏とはいえ、ここは完全な屋外である。もし万が一、誰かが角を曲がって入ってくれば、清楚な女学生がスカートをまくって股間をまさぐっている浅ましい姿がすべて見られてしまう。 だが、その露出のスリルと、『三日後にはこの路地のすぐ先で、もっと酷く恥ずかしい姿を男たちに晒し尽くすのだ』という予感が、彼女の羞恥心を麻痺させ、快感の感度だけを異常なまでに研ぎ澄ませていた。 椿姫はショーツの脇を少しだけ指で引き下げ、ぷるんと外気に飛び出した赤いクリトリスを、爪の先でカリカリと引っ掻くように刺激した。 「ひっ……! あ、あぁっ……外のお空気が、クリトリスに当たって……っ、んくぅっ!」 トタン塀に背中を擦り付けながら、彼女は立ったまま太腿をモジモジとすり合わせ、人差し指の先端をぬるりと濡れた膣口へと浅く差し込んだ。 同時に、溢れ出た愛液が太腿の付け根からお尻の割れ目へと伝い落ち、キュッと窄まった小さなけつまんこの入り口を冷たく濡らしていく。 「あぁ……ここで命綱を捨てて、わたくしは誰にも助けられない牝になりますのね……っ。兄さん、兄さん……わたくしのおまんこ、もう準備ができておりますわ……っ、んんっ!」 排水溝の暗い穴を見下ろしながら、椿姫はクリトリスを指の腹で強く押し潰し、立ったままガクガクと膝を震わせて、最初の小さな絶頂に達した。 ぷちゅっ、と膣口から熱い蜜が溢れ出し、ショーツのクロッチをさらに重たく濡らす。 しかし、これはまだほんの序章に過ぎなかった。彼女の本当の目的地――三日後の夜に自らの純潔を散らすことになる『祭壇』は、この路地をさらに奥へと進んだ先に待ち構えているのだから。 ■ 第七節:廃ビルへの潜入――死臭と獣の気配が満ちる檻、そして汚れた寝床での乳房露出 乱れた呼吸を整え、スカートの裾を直した椿姫は、再びゆっくりと歩き出した。 路地の突き当たりを曲がると、そこには周囲の古い木造家屋から見捨てられたように聳え立つ、灰色の鉄筋コンクリート造りの三階建ての廃ビルがあった。 かつては何かの雑居ビルだったのだろうが、今は窓ガラスのほとんどが割れ落ちてギザギザの破片を晒し、薄汚れた外壁には赤や黒のカラースプレーで下品な落書きや呪詛のような文字が殴り書きされている。建物の周囲には、腐ったゴミ袋や空き缶、壊れた自転車などが無造作に打ち捨てられ、夕闇の中でまるで巨大な墓標のような不気味な威圧感を放っていた。 ここが、正史において白石結衣が四十八時間にわたって監禁・凌辱された現場であり、そして三日後の五月二十九日の夜、水無月椿姫が自らの意志で足を踏み入れることになる『地獄の檻』だった。 「……やっと、来ましたわね」 椿姫の心臓が、肋骨を内側から叩き割らんばかりの激しさでドクドクと脈打ち始めた。 恐怖で指先が氷のように冷たくなる。足がすくみ、本能が「今すぐここから逃げ出せ」とけたたましく警鐘を鳴らしている。 だが、その瞬間――廃ビルの二階の割れた窓の奥から、野太く下卑た男たちの笑い声が、夕暮れの空気を震わせて漏れ聞こえてきたのである。 『ギャハハハ! マジかよ、あいつそんなことでパクられたのかよ!』 『あーあ、なんかクソ退屈だな。どっかにイイ女でも落ちてねーかなあ』 『だよなぁ、最近マジで溜まってんよ。誰でもいいから、若い女捕まえて朝までハメ倒してえぜ』 ガシャン、と空き缶を蹴り飛ばすような乱暴な物音と、痰を吐き捨てる音。 間違いない。あの二階にたむろしている四人組の男たちこそが、三日後の夜に椿姫をこの廃ビルへと引きずり込み、彼女の処女を奪い、四十八時間にわたって輪姦し尽くすことになる不良グループその人だった。 「っ……! あ、あぁ……っ」 生身の獣たちの声を直接耳にした途端、椿姫の全身を、雷に打たれたかのような激しい戦慄が貫いた。 全身の毛穴が一斉にキュッと引き締まり、白い首筋から背中にかけて鳥肌が立つ。 『あの中にいる男たちに、私は犯されるのだ。あの下品な声で笑いながら、私のこの制服を引き裂き、白い肌を泥だらけの手で掴み、まだ誰も入れたことのない私のおまんこに、彼らの汚い肉棒を次々とねじ込んでくるのだ』 それはもはや、頭の中の抽象的な計画ではなかった。すぐ頭上の階に実在している、圧倒的で暴力的な現実だった。 普通の少女であれば、その場で悲鳴を上げるか、一目散に逃げ出していたことだろう。 しかし、椿姫の足は、逃げるどころか、まるで磁石に吸い寄せられるかのように廃ビルの薄暗いエントランスの中へと踏み出されていた。 ガラスの破片と砂埃が散乱する床を、革靴の音を一切立てないように極限まで注意を払いながら、一歩、また一歩と奥へ進む。 廃ビルの内部には、湿気たカビの臭いと、安酒の饐えた臭い、そして不良たちが吸い散らかした煙草のヤニの悪臭が濃密に立ち込めていた。 二階へと続く階段のすぐ脇、一階の奥まった小部屋の入り口を覗き込んだ椿姫は、息を呑んでその場に立ち尽くした。 その薄暗い小部屋のコンクリート床の上には、黄色く変色し、あちこちに黒ずんだ染みや白濁した液体の乾いた跡がこびりついた、古びたマットレスが一つ敷かれていた。 そしてそのマットレスの周囲には、まだ新しそうな煙草の吸い殻や、飲みかけのペットボトル、さらには――使用済みのコンドームの空き箱と、白く濁ったゴムの残骸がいくつも散乱していたのである。 (ここ……っ。正史でも、そして三日後の夜も……わたくしはあの汚いマットレスの上に押し倒されて、四十八時間ずっと犯され続けるのですわ……っ!) 二階からは、依然として不良たちの粗暴な話し声と、ドンドンと床を踏み鳴らす音が響いてくる。天井のひび割れから、パラパラとコンクリートの白い粉が椿姫の黒髪の上へと落ちてきた。 すぐ頭上に犯人たちがいるという極限の緊張感。そして、目の前にある『自分が輪姦される予定の寝床』。 その二つの現実が重なり合った瞬間、椿姫の脳髄の中で、恐怖のリミッターが完全に弾け飛んだ。 「はぁ……っ、あ、あぁ……っ! 駄目、ですわ……っ、こんなに、怖いのに……っ、足が震えて、止まりませんのに……どうして、おっぱいとおまんこが、こんなに熱くなってしまいますの……っ!」 椿姫は小部屋の入り口の柱の陰に身を潜め、目の前の汚れたマットレスを食い入るように見つめながら、震える両手を自分の制服のブラウスの胸元へとかけた。 プチ、プチ、と音を立てて、白い指がブラウスのボタンを上から順番に外していく。 清楚な紺色のリボンが緩められ、白いブラウスが左右へと大きくはだけられると、その下から、純白のレースのブラジャーに包まれた豊満な双丘が露わになった。 椿姫はさらに、ブラジャーのカップをぐいと下へと引き下げた。 ぽろん、と弾けるようにして、カビと煙草の悪臭が満ちる廃ビルの薄闇の中に、一点の曇りもない真っ白な乳房が二つ、無防備に晒け出された。 その頂にある淡い桜色の乳首は、廃ビルの冷たい空気と、二階から響く男たちの声に当てられて、すでに小豆のようにぷっくりと硬く勃起し、痛々しいほどに充血している。 (ああ、見てくださいまし……っ。三日後には、あの獣たちの汚い手と、煙草臭い口にしゃぶり尽くされるわたくしのおっぱいが、もうこんなに硬くなって、凌辱を待ち侘びておりますわ……っ!) 椿姫は柱の冷たいコンクリートに背中を押し付けながら、自分の両手で露わになった白い乳房をぐっと下から鷲掴みにした。 指がめり込むほど強く柔肉を揉みしだき、親指と人差し指の先で、勃起した左右の乳首を同時にぎゅっと摘み上げる。 「んくっ……! あ、あぁっ……乳首、気持ちいいですわ……っ! こんな、男たちの声が聞こえるすぐ下で、おっぱいを出して……っ、もし今、あの人たちが階段を降りてきたら、わたくし、その場で捕まって、前倒しで輪姦されてしまいますわ……っ!」 その恐ろしい想像が、かえって彼女の乳首に走る快感を何倍にも増幅させる。 椿姫は声を漏らさないように下唇を血が滲むほど強く噛み締めながら、自分の乳首を左右に引っ張り、爪の先でコリコリと先端を弾き続けた。 二階で「ガ하ハ!」と男たちの笑い声が上がるたび、まるでその声に乳首を直接舐め回されているかのように錯覚し、椿姫の白い胸がびくん、びくんと淫らに跳ねる。 そして、乳首から送られる甘い電流はそのまま下腹部へと直結し、彼女の股間からは、もはやショーツが吸い込みきれないほどの愛液が、太腿の内側を伝ってツーッと靴下の方へと流れ落ち始めていた。 ■ 第八節:階段下の暗がり――精液の臭気に咽びながらの、前後二穴・声殺し絶頂 しかし、乳房への愛撫だけでは、廃ビルの空気によって火をつけられた椿姫の肉体の疼きは到底収まらなかった。 二階から聞こえる不良たちの足音が、時折階段の方へと近づいてくるような気配を見せる。 椿姫ははだけたブラウスから白い乳房を飛び出させたまま、這うようにして階段のすぐ真下――崩れたコンクリートブロックと古タイヤが積み重なった、最も暗く狭い死角へと身を滑り込ませた。 そこは、二階へと続く鉄骨階段のすぐ裏側だった。 もし不良たちが階段を降りてくれば、彼女の頭のわずか数十センチ上を、彼らの泥靴が踏みしめていくことになる。 しかも、その階段下の床には、不良たちが投げ捨てたばかりのまだ生温かい煙草の吸い殻と、彼らが自慰か女を連れ込んだ際に飛ばしたであろう、乾ききっていない白濁液の染みがティッシュペーパーと共に転がっていた。 むせ返るようなニコチンの臭いと、青臭く生々しいオスの精液の臭気。 「う、あぁ……っ、くさ、いですわ……っ。こんなに下品で、獣みたいな匂い……っ。三日後には、この臭い液体が、わたくしのおまんこの中にも、けつまんこの中にも、お口の中にも、何十回も注ぎ込まれるのですわね……っ」 椿姫はその汚れた床の上に、制服のスカートが砂埃で汚れるのも構わず、ぺたんとM字に脚を開いて座り込んだ。 そして、床に落ちている精液の染みがついたティッシュペーパーからほんの少しの距離まで自分の顔を近づけ、その強烈なオスの臭気を鼻孔いっぱいに吸い込みながら、純白のショーツを片方の足首まで一気に脱ぎ捨てた。 完全に剥き出しになった椿姫の股間は、薄暗い階段下の闇の中でも分かるほど、愛液でぐしょぐしょに濡れ光っていた。 淡い桃色の秘唇は充血してめくれ上がり、その下の小さなけつまんこまでが、流れ落ちた処女蜜に塗れてひくひくと卑猥に口を開閉させている。 頭上の階段がギシッと鳴り、二階で不良の一人が「おい、そろそろ腹減らねえか?」「もうちょいしたら駅前行くかあ」と話す声が、すぐ上から降ってきた。 (すぐそこにいる……っ! 私を四十八時間犯し尽くす男たちが、すぐそこにいるのに……私はその足元で、おっぱいもおまんこも丸出しにして、自分の指で慰めている……っ!) 狂気と倒錯の極致だった。 椿姫は左手で自分の飛び出した乳房の乳首を強く捻り上げながら、右手の三本の指――人差し指、中指、薬指を揃え、唾液と愛液でぬるぬるに濡らすと、そのうちの人差し指と中指をおまんこの膣口へ、そして薬指をすぐ下のけつまんこの窄まりへと、同時にあてがった。 「んっ……ふ、ぐぅっ……!」 ずぷり、ぐちゅっ……! 微かな水音を立てて、前のおまんこに二本の指が、後ろのけつまんこに一本の指が、同時に根元まで突き刺さった。 二階の男たちに絶対に聞こえてはならないという極限のプレッシャーの中で、椿姫は自分のブラウスの襟元を口に咥えて必死に声を殺しながら、三本の指を同時に激しく動かし始めた。 くちゅ、じゅぷ、ずぷぷっ……! すぐ頭上で男たちが歩き回る振動が、階段の鉄骨を伝って椿姫の背中に響いてくる。 その振動に合わせて、彼女は自分のおまんことけつまんこを三本の指でグチュグチュに掻き回し、掌の付け根で勃起したクリトリスをぐりぐりと容赦なく押し潰した。 (ああ、凄いですわ……っ! あの男たちの足音を聞きながら、あの男たちの精液の匂いを嗅ぎながらするオナニー、頭がおかしくなるくらい気持ちいいですわ……っ! 三日後には、このおまんこの処女膜が突き破られて、けつまんこにも太いおちんちんを突っ込まれて、二日間ずっと、息をする暇もないくらい犯され続けるのですわ……っ!) 恐怖で涙がポロポロと零れ落ち、白い頬を伝って砂埃の床へと落ちていく。 死ぬほど怖いのに、おまんこの中は溶けたバターのように熱くぬめり、処女膜の手前の粘膜が指に吸い付いて離れない。けつまんこもまた、薬指の関節をきゅうきゅうと締め付け、もっと太いものを、もっと乱暴な凌辱をと求めて浅ましく蠢いている。 「んんっ、ふぐっ、うぅっ……!(兄さん、兄さん……っ! わたくし、ここで壊されますわ……っ! 兄さんに助けを呼ばずに、この獣たちの肉便器になって、ボロボロにされてから、兄さんの腕の中へ帰りますわ……っ!)」 その時、二階でガタン! と椅子が倒れるような大きな音が響き、男たちが階段の方へと近づいてくる気配がした。 『今すぐ止めなければ見つかる!』 脳がそう叫んだ瞬間、逆に椿姫の肉体は、見つかるかもしれないという究極の恐怖をトリガーにして、凄まじい絶頂の渦へと飲み込まれていった。 「んぎっ――!! 〜〜〜っ!!」 ブラウスの布地を噛み千切らんばかりに食いしばり、椿姫は階段下の狭い暗がりで背中をぎゅーっと反らせ、全身を硬直させて無言の絶頂を迎えた。 ぷしゅっ、じょぼぼっ……! 指が突き刺さったおまんこの隙間から、抑えきれない透明な潮と愛液が勢いよく噴き出し、廃ビルの乾いたコンクリートの床に黒々とした水たまりを作って広がっていく。 けつまんこもひくひくと激しく痙攣し、前後の穴から同時に押し寄せる脳が焼けるような快感に、椿姫は涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔を歪ませ、頭上を通り過ぎていく男たちの気配に震えながら、何度も、何度も腰を跳ね上げ続けた。 ■ 第九節:壊れた洗面所の鏡――冷たい陶器に秘肉を擦りつける『生贄の予行演習』 二階の不良たちが再び部屋の奥へと戻り、トランプか何かを始めたらしい騒ぎ声が遠ざかるのを確認してから、椿姫はようやく階段下の暗がりから這い出した。 しかし、彼女の狂乱の『下見』はまだ終わってはいなかった。 片足に引っかかったままの濡れたショーツを一旦手に取り、スカートのポケットへと無造作に押し込むと、椿姫はノーパンのまま、そしてブラウスの前をはだけて白い乳房を露出させたままの淫らな姿で、一階の一番奥にある薄暗い洗面所へと足を踏み入れた。 そこは、かつてビルのテナントが使っていた共同の洗面所兼トイレだった。 壁のタイルはあちこちが剥がれ落ち、並んだ三つの白い陶器製の洗面台は、長年の埃と水垢で薄汚れている。そして正面の壁には、斜めに大きなひび割れが入った巨大な鏡が掛けられていた。 椿姫はそのひび割れた鏡の前に立ち、夕闇の薄明かりの中に浮かび上がる自分自身の姿をじっと見つめた。 鏡の中にいるのは、清楚な黒髪を乱し、涙と涎で頬を濡らし、制服のブラウスから真っ白な乳房と赤い乳首を丸出しにした、見るも無惨で淫靡な少女の姿だった。 さらに椿姫は、自分の両手でプリーツスカートの裾をたくし上げ、顎の下で挟み込むようにして固定した。 ノーパンの下半身が完全に露わになり、白い太腿の内側をキラキラと光る愛液と潮の跡が幾筋も汚しているのが、ひび割れた鏡にはっきりと映し出される。 「……これが、三日後のわたくしの姿ですわね。いいえ、三日後はこんな綺麗なものではありませんわ……服はビリビリに破かれ、身体中を殴られたり噛みつかれたりして痣だらけになり、この白い肌も黒髪も、あの男たちのドロドロの精液で真っ白に染め上げられるのですわ……」 椿姫は鏡の中の自分と視線を合わせたまま、片方の足を、目の前の冷たく汚れた陶器製の洗面台の縁へとぐっと乗せた。 大きく片脚を上げたその姿勢によって、彼女の桃色の秘裂と、その下の小さなけつまんこが、鏡に向かってぱっくりと開かれる。 「見てごらんなさい、椿姫……。これが、兄さんの愛を永遠に手に入れるために、あなたが差し出す生贄のおまんこと、けつまんこですわよ……」 彼女は両手の指を股間へと伸ばし、人差し指と中指で左右の小陰唇を摘むと、鏡に向かって「くぱぁ」と音が聞こえるほど大きく左右へと引っ張り開いた。 外気に晒された膣口は、先ほどの激しい絶頂の余韻でまだひくひくと収縮を繰り返し、奥の処女膜の向こう側から、とろりとした白濁混じりの愛液が止めどなく湧き出している。 椿姫はそのまま、開いた自分のおまんこを、冷たい陶器製の洗面台の角へと直接ぐっと押し当てた。 「ひゃうっ……!? あ、あぁっ……冷たい、ですわ……っ! 汚れた洗面台に、わたくしのおまんこが直接くっついて……っ、んあぁっ!」 ひんやりとした硬い陶器の感触と、表面のざらついた埃が、剥き出しのクリトリスと敏感な粘膜を容赦なく刺激する。 衛生観念など、今の椿姫の頭からは完全に吹き飛んでいた。どうせ三日後には、この廃ビルの汚れた床の上を這いずり回らされ、不潔な男たちの性器を何十回もねじ込まれるのだ。今さら少しばかりの埃や冷たさが何だというのか。 椿姫は洗面台の角に自分のおまんこを強く擦りつけながら、腰を前後にグラインドさせ始めた。 くちゅ、ぬちゅ、ずりっ……と、陶器の表面が彼女の愛液で濡れ光り、硬い角がクリトリスをゴリゴリと押し潰していく。 同時に彼女は、片手を後ろへと回し、鏡に映る自分のお尻の割れ目――ヒクヒクと蠢くけつまんこの中へと、中指と薬指の二本を再びずぷりと突き入れた。 「あ、あぁっ……! 鏡の中で、わたくしが自分のおまんこを洗面台に擦りつけて、けつまんこをほじっておりますわ……っ! なんて、なんて浅ましい牝なのでしょう……っ!」 ひび割れた鏡の中の自分が、快感に顔を歪ませ、赤い舌を突き出してハァハァと犬のように喘いでいる。 三日後、この場所で四人の男たちに囲まれた時、自分はどんな顔をして犯されるのだろうか。最初は痛くて泣き叫ぶかもしれない。けれど、四十時間も犯され続ければ、きっとこの敏感すぎる身体は男たちの肉棒の味を覚えさせられ、鏡の中の自分と同じように、おまんこからもけつまんこからも涎を垂らしてイキ狂わされるに違いない。 「いいですわ……っ、そうなっても構いませんわ……っ! どれだけおまんこがバカになるまで犯されても、どれだけけつまんこを広げられても……わたくしの心だけは、魂だけは、永遠に兄さんのものですから……っ! むしろ、わたくしが汚されれば汚されるほど、兄さんはわたくしを聖女として崇め、一生わたくしの前から逃げられなくなるのですわ……っ!」 倒錯しきった殉教の論理が、椿姫の脳髄を甘美な麻薬のように満たしていく。 彼女は洗面台の角にクリトリスを激しく打ち付け、後ろのけつまんこに突き入れた二本の指をズボズボと抜き差ししながら、空いた片手で自分の白い乳房の乳首をちぎれんばかりに引っ張り上げた。 乳首、クリトリス、膣口、そしてけつまんこ。 四つの性感帯を同時に、廃ビルの冷気と汚濁の中で責め立てられ、椿姫の身体はあっという間に二度目の限界へと追い詰められていった。 「イク……っ、また、廃ビルでイッちゃいますわぁっ……! 二階の獣たちに聞こえないように、おまんことけつまんこから、お潮を噴いてイッちゃいますわぁっ……!」 椿姫は鏡の中の自分を見つめたまま、背中をぎゅーっと反らせ、開いた口を手で塞いで無言の絶叫を上げた。 ぷしゃあっ、じょぼぼぼっ……! 洗面台の陶器を激しく濡らしながら、おまんこから大量の潮が噴き出し、床のタイルへと滝のように流れ落ちていく。 けつまんこも二本の指を激しく締め上げて痙攣し、椿姫は片足を洗面台に乗せたままガクガクと全身を震わせ、ひび割れた鏡の前で、自ら選んだ地獄の予行演習に酔いしれながら果てていった。 (第14章・その3 完/その4へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(4) ■ 第十節:日没後の廃ビルエントランス――崩れた壁際に潜む白い生贄 洗面所での倒錯した自慰を終えた椿姫が、乱れたブラウスのボタンを留め直し、ポケットにしまっていた湿ったショーツを再び穿き直して廃ビルのエントランス付近へと戻ってきた頃には、外の空はすでに群青色の宵闇へと完全に沈み込んでいた。 五月二十六日の日没後。 割れた窓枠から吹き込んでくる夜風はひんやりと冷たく、廃ビルの内部に淀んでいたカビと煙草と埃の臭いを巻き上げて、椿姫の長い黒髪を揺らした。 本来ならば、下見はこれで十分に終わったはずだった。今すぐこの不気味な廃ビルから抜け出し、明るい表通りへと戻って、温かい夕食と優しい兄が待つ水無月家へと帰るべきなのだ。 しかし、椿姫の足はエントランスの出口の手前でピタリと止まり、どうしてもそこから外へ踏み出すことができなかった。 なぜなら、ちょうどその瞬間、二階の奥からドタドタという複数の荒々しい足音と、不良たちの下卑た話し声が階段の方へと近づいてきたからである。 「っ……! 降りて、きますわ……っ!」 椿姫は息を呑み、反射的にエントランスの脇――崩れ落ちたコンクリート壁の残骸と、錆びついた鉄製のロッカーが重なり合ってできた、深く狭い物陰へと身を滑り込ませた。 冷え切ったコンクリートの壁に背中をぴったりと預け、気配を完全に殺して息を潜める。 直後、ギシギシと鉄骨の階段を軋ませながら、四人の若い男たちが一階のエントランスホールへと降りてきた。 ロッカーのわずかな隙間から、椿姫の震える瞳が男たちの姿を捉える。 茶色や金髪に染めた乱れた髪、だらしなく着崩したジャージや革ジャン、そして何よりも――飢えた野犬のようにギラついた、粗暴で凶悪な目つきをした四人の男たち。 彼らが立ち止まったのは、椿姫が隠れているコンクリート壁の裏側から、わずか数メートルしか離れていないエントランスの中央付近だった。 『あーあ、マジでシケてんなあ今日。パチンコもボロ負けだしよお』 『おい、誰か女いねーのかよ。誰でもいいからさあ、このビルに連れ込んでみんなで回そうぜ』 『ギャハハ! いいねえそれ! この前みたいにさあ、お高くとまった清楚系の女が一番最高なんだよな。最初は泣いて嫌がるくせによ、四人で朝から晩までぶち込み続けたら、最後には自分からケツ振ってチンポおねだりすんだからよお!』 『あー、クソ、そんな話してたらマジで勃ってきたわ。どっかに一人で歩いてるバカな女いねーかなあ!』 下品な笑い声と共に、男の一人が股間をボリボリと掻くような音と、床にツバを吐き捨てる音が響く。 壁の向こう側で息を潜める椿姫の心臓は、まるで早鐘のように激しく打ち鳴らされ、今にも口から飛び出してしまいそうだった。 (あ、あの人たちですわ……っ! 間違いありません、三日後の夜、わたくしをこの場所へ引きずり込んで、四十八時間ずっと回し続ける四人の獣たちですわ……っ!) 彼らが口にした『お高くとまった清楚系の女を連れてきて、四人で朝から晩までぶち込み続ける』という生々しい言葉。 それはまさに、三日後の五月二十九日の夜から三十一日の昼にかけて、この水無月椿姫の身に一言一句違わず降りかかる現実そのものだった。 もし今、ここで足元のガラス片をほんの少し踏んで音を立ててしまえば、予定より三日早く、今この瞬間からその地獄が始まってしまう。 死刑執行人のすぐ隣に身を潜めているような、背筋が凍りつくほどの絶対的な恐怖。 ガタガタと震えそうになる膝を必死に抑え込みながら、しかし――椿姫の肉体の最深部では、その極限の恐怖を燃料として、先ほどまでとは比較にならないほど巨大で黒い快楽の炎が、ゴウッと音を立てて燃え上がっていたのである。 ■ 第十一節:壁一枚向こうの獣たち――恐怖に涙しながら始まる、狂乱の自触と秘蜜 (怖い……っ、死ぬほど怖いですわ……っ! あんな、獣みたいな男たちに……わたくしのこの白い身体が、押さえつけられて、引き裂かれてしまうなんて……っ!) 椿姫の大きな瞳から、恐怖の涙がポロポロと溢れ出し、白い頬を伝って流れ落ちた。 しかし、涙を流して震えているその上半身とは裏腹に、彼女の下腹部はまるで焼けた炭を飲み込んだかのように熱く疼き、子宮が「早く、早くあの男たちの種をちょうだい」と叫んでいるかのように激しく収縮を繰り返していた。 『兄を手に入れるための生贄の儀式』として、彼女の肉体そのものが、これから起こる凄惨な凌辱を心の底から渇望してしまっていたのだ。 「んっ……ぁ……っ」 男たちがまだすぐ近くで煙草に火をつけ、紫煙を吐き出しながら駄弁っているというのに。 椿姫の震える白い右手は、まるで自分のものではない生き物のように、ゆっくりと自身の制服のプリーツスカートへと伸びていった。 冷え切ったコンクリートの壁に背中を強く預けたまま、彼女はスカートの裾をたくし上げ、闇の中に白い太腿を露わにした。 壁の向こうから漂ってくる、男たちが吸う安煙草の鋭い臭いが、ロッカーの隙間を通って椿姫の鼻腔をくすぐる。 そのオスの匂いを吸い込んだ瞬間、彼女の純白のショーツのクロッチは、すでに先ほどまでの自慰の残り香と、新たに湧き出した大量の愛液とによって、重たく、そして熱く濡れそぼっていた。 (駄目ですわ……っ、すぐそこに、あの男たちがいるのに……っ! こんなところで触ったら、匂いや音で気づかれてしまいますわ……っ!) 理性が必死に制止しようとする。だが、禁欲の反動と死の予感に酔いしれた彼女の指先は止まらなかった。 椿姫は左手で自分の口元を強く塞ぎ、涙で濡れた瞳でロッカーの隙間の向こう――煙草を吹かす四人の男たちの背中を見つめながら、右手の白い指を、ぐっしょりと湿ったショーツの中へと滑り込ませた。 くちゅり……と、熱くぬめる自身の秘肉に指先が触れる。 ただそれだけのことで、椿姫の背筋を凄まじい電流が駆け抜け、塞いだ手のひらの内側で「ひっ……ぁ……」と掠れた甘い喘ぎが漏れた。 彼女の指先が触れたクリトリスは、恐怖と興奮のあまり、包皮を完全に押し退けて小豆ほどの大きさにまで硬く尖りきっていた。 その敏感な先端を、人差し指の腹でほんの少し擦り上げる。 「んくっ……! ぁ、あぁ……っ!」 『なあ、来週の金曜あたりさあ、駅前の飲み屋街の裏あたりで張ってみようぜ。あそこ、たまに酔っ払った女とか、一人で近道しようとする女が通るだろ』 『おう、いいなそれ! 来週の金曜の夜な、絶対ヤバい女捕まえて、ここのマットレスで全員のザーメンが空になるまで犯しまくろうぜ!』 壁の向こうから聞こえてきたその会話に、椿姫の心臓がドクン! と爆発したかのように跳ね上がった。 来週の金曜――五月二十九日の夜。 今、目の前で彼らが口にしたその計画こそが、正史で白石結衣を襲い、そしてこの世界では椿姫が自ら飛び込んでいく運命の計画そのものだったのだ。 自分の処女が奪われる日時と場所が、犯人たちの口から直接宣言されるのを、すぐ隣の物陰で聞きながらクリトリスを擦っている。こんな狂気的なシチュエーションが、この世のどこにあるというのか。 (ここで……っ、三日後の夜、わたくしの処女膜は、あの四人の男たちに引き裂かれますのね……っ! あの太い腕で押さえつけられて、嫌だと言っても許してもらえず、おまんこの一番奥まで汚いおちんちんをねじ込まれて、お腹の中をドロドロの泥水みたいな精液で満たされるのですわ……っ!) 恐怖に涙をボロボロと零しながら、椿姫は震える中指と薬指を、濡れそぼる秘唇の奥へと深く押し当てた。 にゅぷっ、と熱い粘膜が指を飲み込み、子宮がびくっと大きく跳ねる。 あまりにも大量に分泌された粘り気のある愛液が、ショーツの布地を通り越し、椿姫の白い指を伝って、足元の冷たいコンクリートの床へと、ポタリ、ポタリと音を立てて滴り落ちた。 ■ 第十二節:コンクリートの床へ滴る処女蜜――泥水を受胎する幻覚と無言の痙攣 ポタ、ポタ、ポタ……っ。 薄暗い廃ビルの片隅で、深窓の令嬢の股間から溢れ出した処女蜜が、砂埃にまみれたコンクリートの床を黒く濡らしていく。 すぐ数メートル先では、不良たちが「ギャハハ!」と下品に笑い合っているというのに、椿姫の右手はもはや完全に制御を失い、ショーツの中で自分のおまんこを激しく、貪欲に責め立てていた。 「んんっ……っ、ふ、ぐぅっ……!(怖い……あんな男たちに犯されるなんて、死ぬほど怖いですのに……どうして、わたくしのおまんこはこんなに熱くて、こんなに濡れてしまいますの……っ!)」 椿姫は冷たいコンクリート壁に後頭部を押し付け、涙でぐしゃぐしゃになった顔で天井を見上げながら、中指と薬指でおまんこの入り口をくちゅくちゅと押し広げ、同時に親指の腹で硬く尖ったクリトリスをぐりぐりと容赦なく捏ね回した。 くちゅ、じゅぷ、ぬちゅっ……という微かな水音が、不良たちの話し声の合間に混じる。 もし彼らが一歩でもこちらへ近づけば、この淫らな水音と、むせ返るような処女の雌の匂いに気づかれてしまうだろう。 だが、椿姫は指を止めるどころか、さらにショーツの後ろ側へと薬指を滑らせ、愛液でべとべとに濡れた小さなけつまんこの入り口へと、その指先をずぷりとねじ込んだのである。 「ひぐっ……!? っ、〜〜〜っ!!」 声にならない悲鳴を手のひらの中に飲み込み、椿姫の白い太腿がガクガクと激しく痙攣した。 人差し指でクリトリスを弾き、中指でおまんこのGスポットを抉り、そして薬指でけつまんこの熱い窄まりを掻き回す。 三つの急所を一本の右手で同時に嬲りながら、彼女の脳裏には、三日後の夜にこの場所で繰り広げられるであろう凄惨な輪姦の光景が、まるで今体験している現実であるかのように鮮烈に映し出されていた。 (わたくし、あのマットレスの上で全裸に剥かれて……一人目の男におまんこの処女を破られて、血と精液を混ぜ合わされて……っ! 二人目の男には、このけつまんこに無理やり太いおちんちんをねじ込まれて、前と後ろを同時にピストンされて……っ! 三人目と四人目の男には、髪の毛を掴まれてお口の中に臭いおちんちんを突っ込まれて、喉の奥まで精液を飲まされるのですわ……っ!) それを四十八時間、警察が来る三十一日の昼まで、休む間もなく何十回も繰り返されるのだ。 完全に壊れた肉便器へと堕とされる未来。 しかし、その地獄の果てには、変わり果てた妹の姿を見て絶望し、一生涯すべての愛と人生を椿姫ただ一人に捧げて償い続ける、愛しい兄・はじめの姿がある。 (兄さん、兄さん……っ! わたくし、兄さんを永遠に手に入れるためなら、喜んでこの身体を泥水に沈めますわ……っ! ですから見ていてくださいませ、わたくしが獣たちの前で、生贄としてイッてしまうところを……っ!) 壁の向こうで、不良たちが「よし、じゃあそろそろ行くか」「おう、また金曜の夜にここ集合な!」と声を掛け合い、出口の方へと歩き出した。 その足音がすぐ近くを通り過ぎる、まさにその瞬間。 自らを地獄へと捧げる確定した実感が、椿姫の脳髄を真っ白な閃光で焼き尽くし、背筋が凍るほど甘美で強烈な背徳のアクメが彼女の全身を貫いた。 「んんんっ――!! っ、ぁ、あぁぁっ……!!」 口元を塞いだ左手の指の隙間から、熱い吐息と涎が溢れ出す。 椿姫はコンクリートの壁に背中を預けたまま、全身をぎゅーっと極限まで反らせ、つま先立ちになって激しく痙攣した。 ショーツの中で、中指が埋まったおまんこがギチギチと収縮し、ぷしゅっ、じょぼぼっ! と大量の愛液が溢れ出して、純白のショーツを完全に水浸しにしながら太腿を伝い、コンクリートの床へと滴り落ちていく。 けつまんこもまた薬指をちぎれんばかりに締め付け、不良たちが廃ビルから出ていく足音を聞きながら、椿姫は壁際で立ったまま膝をガクガクと震わせ、果てしない絶頂の波に溺れ続けた。 ■ 第十三節:獣たちの残り香の上で――四つん這いの牝犬が捧げる、純潔の事前奉納 やがて、不良たち四人の下卑た笑い声と足音が廃ビルの外へと遠ざかり、周囲には再び、夜の不気味な静寂と湿った闇が戻ってきた。 しかし、壁際で絶頂の余韻に震えていた椿姫は、彼らがいなくなったことで安堵するどころか、むしろ胸の奥から湧き上がるさらなる狂おしい衝動に突き動かされていた。 「はぁ……っ、はぁ……っ、行って、しまいましたわね……。三日後の金曜日の夜に、またここへ集まる、と……」 椿姫は濡れそぼったショーツを穿いたまま、ふらつく足取りで物陰から這い出した。 そして彼女が向かったのは、先ほどまであの四人の不良たちが立ち止まって煙草を吸い、ツバを吐き散らかしていたエントランスの中央――そして、そのすぐ奥にある、あの薄汚れたマットレスが敷かれた小部屋だった。 小部屋の床には、彼らが二階から降りてくる前に吸い捨てたらしい、まだほんのりと熱を残した煙草の吸い殻と、空き缶、そして精液の染みがこびりついたマットレスがそのまま残されている。 空間全体が、先ほどまでそこにいた四人の若いオスの熱気と、汗と、ニコチンの臭いでむせ返るようだった。 「ここが……三日後の夜、わたくしの処女が散らされる祭壇ですわね……っ」 椿姫はその汚れたマットレスの前に立つと、まるで神聖な儀式を行う巫女のような、それでいて完全に発情しきった牝犬のような瞳で、自らの制服のスカートを腰までたくし上げた。 そして、愛液と潮でぐっしょりと重たくなった純白のショーツを、今度こそ完全に脱ぎ捨てて、その汚れたマットレスの上へとぽいっと投げ出したのである。 清潔な深窓の令嬢の下着が、不良たちの精液で汚れたマットレスの上に重なる。ただその視覚的な倒錯だけで、椿姫の剥き出しになったおまんこから、再びとろりとした蜜が糸を引いて垂れ落ちた。 「んっ……あ、あぁ……っ。わたくし、三日後にはこのマットレスの上で、あの四人にどんなふうに犯されますの……? きっと、顔も見たくないって後ろ向きに押し倒されて……犬みたいに四つん這いにされて、後ろから突かれますわよね……っ」 椿姫は自らの妄想に導かれるように、その薄汚れたマットレスの端へと膝をつき、そのまま上半身を低く倒して、お尻を天井へと高く突き出す『四つん這い(バック)』の姿勢をとった。 ブラウスの胸元からは再び白い乳房がぽろりとこぼれ落ち、汚れたシーツの上に彼女の美しい頬と黒髪が擦り付けられる。 そして、高く突き上げられた白く丸いお尻の真ん中では、桃色の秘裂と、その上の小さなけつまんこが、誰もいない廃ビルの暗闇に向かって無防備に、そして浅ましくぱっくりと口を開いていた。 「はぁ、はぁ……っ! すごい……っ、マットレスから、あの男たちの汗と精液の臭いが、ぷんぷんしてきますわ……っ! この匂いの中で四つん這いになっているだけで、もう自分が犯されているみたいですわ……っ!」 椿姫は汚れたマットレスに顔を埋め、そこに染み付いた不良たちの臭いを胸いっぱいに吸い込みながら、両手を自分の股間の後ろへと回した。 左手の中指と薬指を、蜜が滴り落ちるおまんこの膣口へ。 そして右手の中指と薬指を、すぐ上でひくひくと蠢くけつまんこの窄まりへ。 四つん這いでお尻を高く突き出したまま、彼女は後ろから自分の両手で、おまんことけつまんこに二本ずつ、計四本の指を一気に根元までズブリと突き刺した。 「いやああっ……!? あ、あぁっ、もう誰もおりませんから、声を出しても平気ですわ……っ! あぁっ、おまんこもけつまんこも、四本の指で同時に犯されて、気持ちいいですわぁっ……!」 これまで必死に押し殺していた甘い嬌声が、誰もいなくなった夜の廃ビルの中に、鈴を転がすような、しかし淫靡極まりない響きとなって木霊した。 ぐちゅっ、じゅぷぷっ、ずぼっ、ぐちょっ……! 椿姫は四つん這いのまま、まるで見えない大男に後ろから腰を掴まれて激しくピストンされているかのように、自分でお尻を前後にバンバンと振り立て、両手の四本の指で前後の穴を狂ったように掻き回し始めた。 「あぁっ、もっと、もっと突いてくださいませっ……! 三日後の夜、スマホを捨ててここへ来るわたくしを、四人の太いおちんちんで、おまんこもけつまんこもグチャグチャに壊してくださいませっ……! 処女膜を破って、子宮の奥まで汚い精液をたっぷり注ぎ込んで、四十時間ずっと、わたくしをあなたたちの肉便器にしてくださいませぇっ……!」 完全にタガが外れた淫語を廃ビルの闇へと叫び散らしながら、椿姫はマットレスの上で涎を垂らし、白い乳房をブランブランと揺らして自らの二穴を責め抜き続けた。 前のおまんこの入り口は二本の指で限界まで広げられ、すぐ奥の処女膜が指先に触れてジンジンと熱い火花を散らす。後ろのけつまんこは、すでにすっかり開発されたかのように二本の指を根元まで飲み込み、直腸の粘膜が指の動きに合わせてにゅるにゅると淫らに絡みつく。 (これでいいのですわ……っ! この廃ビルに、わたくしの蜜と淫らな声をたっぷりと染み込ませておくの……っ! そうすれば三日後、わたくしは絶対にここから逃げ出したりしない……っ! 自ら進んでこのマットレスの上に転がり、兄さんを永遠に縛り付けるための最高の被害者として、綺麗さっぱり処女を散らすことができるのですわ……っ!) 狂気と陶酔が臨界点を突破し、椿姫の全身を、この日最も巨大な絶頂の津波が飲み込んだ。 「イクっ、イッちゃいますわあああっ!! 廃ビルのマットレスの上で、おまんことけつまんこ同時にイッちゃいますわあああっ!! 兄さん、兄さんっ、わたくしの全部、兄さんのために捧げますわあああっ!!」 四つん這いのまま背中をぎゅーっと極限まで反らせ、椿姫は廃ビルの天井に向かって絶叫した。 ぷしゃあああっ!! じょぼぼぼぼっ!! 高く突き出したお尻の割れ目から、まるでお漏らしでもしているかのように大量の透明な潮と愛液が勢いよく噴き出し、不良たちの汚れたマットレスとコンクリートの床を、彼女の熱い処女蜜でびっしょりと染め上げていく。 ガクガクと四肢を震わせ、けつまんことおまんこに四本の指を突き刺したまま、椿姫はマットレスの上に崩れ落ち、獣たちの残り香と自分の蜜の匂いが混ざり合う悪臭の中で、失神したかのようにうっとりと目を閉じて痙攣し続けた。 (第14章・その4 完/その5へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(5) ■ 第十四節:帰宅と兄の無垢――「何も知らない保護者」の温もりと、濡れた下着の秘密 廃ビルの薄汚れたマットレスの上で、幾度となく激しい絶頂と潮吹きを繰り返した椿姫が、ようやく乱れた制服と黒髪を完璧に整え直して水無月家の玄関へと辿り着いたのは、夜の二十時を少し回った頃だった。 夜の冷たい外気に吹かれながら歩いてきたことで、火照りきっていた白い頬はどうにか普段の落ち着きを取り戻していたが、スカートの内側に穿き直した純白のショーツは、廃ビルで噴き出した大量の愛液と、汚れたマットレスから移った微かな埃とによって、じっとりと重たく、そして生温かく彼女の秘所に張り付いていた。 歩くたびに、くちゅ、と布地と粘膜が擦れ合う淫らな感触が下腹部をくすぐる。 しかし椿姫は、玄関のドアノブに手をかけた瞬間、深く息を吸い込み、その顔に『一点の曇りもない、無垢で可憐な深窓の令嬢』の仮面をぴたりと張り付かせた。 ガチャリ、と静かに扉を開けて中へと足を踏み入れる。 「ただいま戻りました、兄さん」 柔らかく澄んだ声が玄関ホールに響くと、すぐにリビングの奥からパタパタとスリッパの音が近づいてきて、エプロン姿の兄・はじめが心配そうな顔を出した。 「おかえり、椿姫! ずいぶん遅かったじゃないか、連絡もないから何かあったんじゃないかって心配したぞ」 そう言って駆け寄ってきたはじめは、玄関の上がり框に立つ椿姫の両肩にそっと手を置き、彼女の通学鞄を持っていた冷え切った両手を、自分の大きくて温かい掌でぎゅっと包み込むように握りしめた。 「こんなに手を冷たくして……外は風が強かっただろう。大丈夫か?」 「あっ……」 兄の掌から伝わってくる、清潔で、優しくて、何よりも馴染み深い温もり。 その温もりに触れられた瞬間、椿姫の胸の奥を、言葉では言い表せないほど激しい感情の奔流が突き抜けた。 今、自分が握られているこの白い指先は、ほんの数十分前まで、あの薄暗い廃ビルの悪臭の中で、不良たちの精液の染みを見つめながら自分のおまんことけつまんこをグチュグチュに掻き回していた指なのだ。どれだけウェットティッシュで丁寧に拭き取ったとしても、爪の隙間や皮膚の奥には、まだ自分の処女蜜の匂いと、あの廃ビルの埃と煙草の臭いが微かに残っているはずだった。 もし兄にその匂いを悟られたらどうしようという緊張感と、何も知らずに自分の汚れた手を優しく温めてくれる兄の無垢さに対する、背筋が凍るような優越感。 椿姫は廃ビルの埃と自分の汗、そして愛液の匂いを兄に悟られないよう、ほんの少しだけ身体を一歩後ろへ引きながら、小首を傾げて天使のように微笑んでみせた。 「ごめんなさい、兄さん。帰りに駅前の大きな本屋さんへ寄りましたら、どうしても気になる参考書が見つかってしまって……夢中で立ち読みをしておりましたら、いつの間にかこんなお時間になってしまいましたの。心配をおかけして、本当に申し訳ありませんわ」 よどみなく唇から紡ぎ出される、優雅で完璧な嘘。 「本屋さんで立ち読み」をしていたはずの妹が、実際には駅裏の廃ビルで、三日後に自分を輪姦することになる不良たちの声を聞きながら、四つん這いになって潮を噴き散らしていたなど、この善良な兄が想像できるはずもない。 「なんだ、そうだったのか。てっきり変な男にでも絡まれたんじゃないかと思ってヒヤヒヤしたよ。……でも、無事で本当によかった」 はじめが心から安堵したように息を吐き、椿姫の黒髪を優しく撫でる。 その兄の掌の清潔な温もりを髪と頬に感じた瞬間、椿姫の心の中で、最後のひとかけらの迷いすらも完全に消滅し、黒い狂気が絶対的な『確信』へと変わった。 (ああ、なんて温かい手なのでしょう……。この優しい温もりを、この心配そうな瞳を、わたくしは一生、他の誰にも――白石結衣なんかには絶対に渡しませんわ) (三日後の夜、わたくしは本当に『変な男たち』に捕まって、四十八時間かけてボロボロに壊されますのよ、兄さん。あなたが居酒屋でお酒を飲んでいる間にね。……そして、手遅れになったわたくしを抱きしめた時、あなたのその優しい手は、二度とわたくしから離れられなくなるのですわ) 完璧な妹の仮面の下で、椿姫は太腿の内側に張り付いた下着の生温かさと、今もなお自分の膣口とけつまんこからじわりと滲み出ている愛液の感触を、うっとりと噛みしめていた。 兄に頭を撫でられながら、彼女はスカートの下でひそかに両脚の太腿をきゅっとすり合わせ、濡れたクロッチでクリトリスを刺激して、甘い吐息を胸の奥へと飲み込んだ。 ■ 第十五節:リビングの団欒――兄の隣でホットミルクを啜りながらの、クッション隠蔽オナニー 「さあ、まずはリビングで温かいものでも飲みなさい。今、ホットミルクに蜂蜜を入れたやつを作ってあげるからな」 「ありがとうございます、兄さん。兄さんの入れてくださるホットミルク、わたくし大好きですわ」 コートや鞄を置いてリビングへと入った椿姫は、制服姿のまま、部屋の中央にある三人掛けの布張りソファへと深く腰を下ろした。 まだお風呂にも入っていない彼女の身体には、廃ビルの階段下やマットレスの上で付着した目に見えない汚濁と、何よりも、四回にわたる激しい絶頂で噴き出した自分自身の愛液と潮の匂いが、制服のスカートの内側にたっぷりと閉じ込められていた。 座った瞬間、ぐっしょりと濡れたままのショーツがソファのクッションとお尻の間に挟まれ、にゅるり、と冷たくも淫らな感触が秘唇とけつまんこの入り口に広がる。 「んっ……ふぅ……」 誰も見ていないうちに、椿姫はソファの上に置かれていた大きめの白いクッションを一つ手に取り、それを自分の膝の上――ちょうどたくし上げたスカートの裾と股間を上からすっぽりと覆い隠すような位置へと抱え込んだ。 ほどなくして、キッチンから白いマグカップを二つ持ったはじめが戻ってきて、椿姫のすぐ隣へと腰を下ろした。 「ほら、熱いから気をつけて飲むんだぞ」 「はい、いただきますわ……っ」 椿姫は左手でマグカップを受け取り、湯気の立つ甘いホットミルクをちびりと口に含みながら、クッションの下に隠した右手を、ゆっくりと自身のスカートの内側へと滑り込ませた。 すぐ隣、肩と肩が触れ合うほどの至近距離には、大好きな兄・はじめが座り、テレビのニュース番組を眺めながらホットミルクを飲んでいる。 その兄の体温を左肩に感じながら、椿姫の右手はクッションの陰で、すでに冷たく湿りきったショーツの脇をぐいとずらし、熱く充血したままのおまんこと、ヒクヒクと蠢くけつまんこへと直接触れ始めたのである。 (あ、あぁ……っ、兄さんのすぐ隣で……廃ビルで汚れたままのおまんこを触るなんて……っ、もし兄さんがクッションをどかしたら、全部見られてしまいますわ……っ) 先日のダイニングテーブルの下よりも、はるかに距離が近い。 もし少しでも大きな水音を立てたり、身体を不自然に揺らしたりすれば、隣に座る兄にたちまち気づかれてしまうだろう。 しかし、廃ビルでの極限の露出自慰を経て、感覚が完全に麻痺し、かつ異常なまでに鋭敏になった今の椿姫にとって、兄の真横で秘所を弄るスリルは、どんな媚薬よりも強烈に脳髄を痺れさせた。 彼女は左手でマグカップを持ち、何食わぬ顔でホットミルクを啜りながら、クッションの下の右手で、まずは勃起したままのクリトリスを爪の先でコリコリと引っ掻いた。 「んくっ……!」 マグカップの中に小さな吐息を落とし、ごくりと温かいミルクを飲み込む。 熱いミルクが食道を通って胃の腑へと落ちていくのと同時に、右の中指がぬるりと音を立てて膣口へと沈み込み、薬指がその後ろのけつまんこの窄まりへと浅く差し込まれた。 「どうだ椿姫、温まったか? さっきは本当に手が氷みたいだったからな」 「え、ええ……っ、兄さんのおかげで、もう身体の芯まで……ぽかぽかと、熱くなってまいりましたわ……っ」 嘘ではなかった。今、椿姫の下腹部は、兄の隣で二穴に指を突き入れている背徳感によって、マグマのように熱く煮えたぎっていた。 彼女は兄の方に少しだけ身体を傾け、自分の左肩と頬を、兄のたくましい右肩へとそっと預けた。 「甘えん坊な妹」を装ったそのポーズは、同時に、クッションの下で激しく動き始めた右手の振動をごまかし、兄の体臭を間近で吸い込むための淫らなカモフラージュでもあった。 「ふふ、椿姫はたまに本当に甘えん坊になるなあ。……よしよし、来週の金曜日は飲み会で遅くなっちゃうけど、その代わり週末はどこか好きなところへ連れて行ってやるからな」 来週の金曜日。その言葉が兄の口から出た瞬間、椿姫のおまんことけつまんこが、クッションの下でビクン! と激しく指を締め付けた。 (兄さん……来週の週末、あなたはわたくしをどこへも連れて行くことなんてできませんわ。だってその時、わたくしはあの廃ビルのマットレスの上で、四人の不良たちに組敷かれて、おまんこもけつまんこも精液まみれにされて泣き叫んでいるのですもの……っ!) (あなたが「椿姫、どこへ行ったんだ」って必死に探している土曜日も、日曜日の午前中も、わたくしはずっとあの獣たちの下で、休む間もなく輪姦され続けているのですわ……っ!) 優しい兄の言葉と、三日後に確定している残酷な現実との落差。 それが椿姫の脳内でスパークし、彼女は兄の肩に頬をすり寄せたまま、クッションの下で中指と薬指をズブズブと深く抜き差しし、親指でクリトリスを強く押し潰した。 くちゅ、ぬちゅっ、という微かな粘膜の音がクッションに吸収される。 しかし、湧き出る愛液の量はもはやショーツや太腿だけでは受け止めきれず、ソファの布張りの座面へとじわりと染み出し始めていた。 「んっ……ふ、ぁ……っ、兄さん……わたくし、兄さんとこうして一緒にいられる時間が、一番幸せですわ……っ」 「ああ、僕もだよ、椿姫」 兄が優しく微笑んで、再び椿姫の頭を撫でる。 その兄の手が髪に触れた瞬間を合図にして、椿姫はクッションの下で指を最も深くまで突き刺し、Gスポットとけつまんこの内壁を同時にぐりっと強く抉り上げた。 (イク……っ、兄さんに頭を撫でられながら、イッちゃいますわ……っ!) 「んんっ……!」 マグカップの縁を唇で強く噛み締め、椿姫は兄の肩に身体を預けたまま、背中をぎゅーっと硬直させて、音のない激しい絶頂を迎えた。 ぷしゅっ、とクッションの下のおまんこから熱い潮と蜜が溢れ出し、自分の右手と太腿、そしてリビングのソファをびっしょりと濡らしていく。 けつまんこもひくひくと薬指を締め付け、全身を駆け巡る甘い痙攣を「寒気」のように装いながら、椿姫は兄の温かい肩口で、誰にも気づかれることなく淫らなアクメの涙を瞳に浮かべていた。 ■ 第十六節:熟睡する兄の寝室へ――汚れた下着の奉納と、兄の指を咥えながらの夜這い二穴自慰 その夜の深夜二時過ぎ。 入浴を済ませ――しかし、あえて廃ビルで穿いていたあの愛液と潮と埃にまみれた純白のショーツだけは洗わずにビニール袋へ密閉して隠し持っていた椿姫は、家の中が完全に寝静まったのを確認すると、薄いシルクのネグリジェ一枚だけを羽織った素足の姿で、自室から音もなく抜け出した。 廊下の先にある、兄・はじめの寝室のドア。 椿姫はドアノブをゆっくりと回し、隙間から月の光が差し込む薄暗い寝室の中へと、白い幽霊のように滑り込んだ。 ベッドの上では、はじめが穏やかな寝息を立てて深く眠り込んでいる。 三日後の夜から始まる地獄の後は、もう二度と、この兄がこんなにも無防備で安らかな眠りにつくことはできなくなるだろう。妹を守れなかったという悔恨と罪悪感に苛まれ、悪夢にうなされながら、一生を椿姫の看病と贖罪のために捧げることになるのだから。 「兄さん……わたくしの愛しい兄さん……」 椿姫はベッドのすぐ脇のフローリングの床に膝をつくと、手に持っていたビニール袋の中から、今日一日、廃ビルとリビングで自分の愛液と潮を吸い込み続けた『汚れた純白のショーツ』を取り出した。 まだじっとりと湿り気を残し、むせ返るような濃厚な処女の雌の匂いを放っているその下着を、彼女は眠っている兄の顔のすぐ横――枕元のシーツの上へと、そっと置いた。 まるで、目に見えないマーキングによって兄の意識の奥底を自分の匂いで支配しようとするかのような、狂気じみた魔術的儀式だった。 そして椿姫は、ベッドの脇に立ったまま、自分が羽織っていたシルクのネグリジェの肩紐をスルスルと落とし、床の上へと脱ぎ捨てた。 月明かりが差し込む兄の寝室で、一糸まとわぬ真っ白な全裸の肢体が露わになる。 彼女はそのまま、ベッドの縁から少しだけ外へ垂れ下がっていた、眠る兄の右手へと自分の顔を近づけた。 「あぁ……兄さんの指……昼間も、さっきも、わたくしを優しく撫でてくださった、綺麗で温かい指ですわ……」 椿姫はベッドの脇の床にぺたんとM字開脚で座り込むと、眠っている兄を絶対に起こさないよう細心の注意を払いながら、兄の右手の人差し指と中指の先端を、自分の熱い唇の間へとそっと含んだ。 「んちゅ……っ、れろ……っ、はぁ……」 赤い舌先で、眠る兄の指の腹や爪の周りを、まるで赤ん坊がおしゃぶりを吸うかのように、あるいは愛しい人の肉棒をフェラチオするかのように、ねっとりと優しく舐め回す。 自分の唾液で兄の指先が濡れ光り、微かな塩気と兄の肌の匂いが口いっぱいに広がった瞬間、椿姫の股間からは、またしても滝のような愛液が床の上へと溢れ出した。 (兄さんの寝顔を見ながら……兄さんの指をお口でしゃぶりながら、そのすぐ横でオナニーをするなんて……っ、わたくし、もう完全に壊れてしまっておりますわ……っ!) 椿姫は兄の指を口に含んでちゅぱちゅぱと吸い続けながら、自分の左手で白い乳房の乳首を強く抓り上げ、右手を大きく開いた股間へと伸ばした。 今日一日で何十回となく自分の指を受け入れ、廃ビルの洗面所やマットレスの上で散々に開発された彼女のおまんことけつまんこは、もはや少し触れただけでぱっくりと口を開き、トロトロの粘膜を晒け出すようになっていた。 彼女はまず、右手の人差し指と中指の二本を、蜜が滴るおまんこの膣口へと根元までズブリと突き入れた。 「んんっ……!(ちゅぷ、れろろっ……)」 快感で漏れそうになる喘ぎ声を、兄の指を強く吸うことで必死に押し殺す。 さらに彼女は、右手の薬指と小指の二本を、すぐ下の濡れそぼったけつまんこの入り口へとあてがい、ぐっと力を込めて直腸の奥へとねじ込んだ。 右手の四本の指すべてを使い、人差し指と中指でおまんこを、薬指と小指でけつまんこを同時に犯すという、極限まで淫らな二穴同時責めだった。 ぐちゅっ、じゅぷぷっ、ずぼっ、にゅるるっ……! 静まり返った兄の寝室に、兄の穏やかな寝息と重なり合って、椿姫が自分の股間を掻き回す粘り気のある水音が響く。 彼女は兄の指を舌で転がし、よだれを兄の掌へと垂らしながら、床の上で白い腰を激しく前後に振り立てた。 (兄さん、見て……っ! あなたが眠っているすぐ横で、あなたの清純な妹が、全裸でおまんことけつまんこに四本も指を突っ込んで、獣みたいに腰を振っておりますわ……っ! 三日後の夜も、あなたが居酒屋で笑っている裏で、わたくしはあの廃ビルで、四人の男たちにこんなふうに前も後ろもお口も犯され尽くすのですわよ……っ!) 眠る兄の無防備な顔と、枕元に置かれた自分の汚れたショーツ。 そして口の中に広がる兄の指の味と、股間の二つの穴を抉り抜く圧倒的な快感。 すべてが一つに収束し、椿姫の脳髄は、もはや快楽と狂気の区別すらつかない白い熱狂の渦へと叩き込まれた。 彼女は兄の指からそっと唇を離すと(そこにはキラキラと光る彼女の唾液の糸が引いていた)、代わりに自分の左手の指を口に咥えて声を殺し、空いた左手のひらの付け根で自分の乳房を押し潰しながら、右手の四本の指で前後の穴を狂ったようにピストンし続けた。 処女膜のすぐ手前のGスポットと、けつまんこの奥の性感帯が同時にゴリゴリと擦り上げられ、子宮と直腸が連動して激しく収縮する。 「んぐっ、んんっ、ふぁぁっ……!(イク……っ、兄さんのベッドの横で、兄さんの匂いに包まれながら、イッちゃいますわぁっ……!)」 椿姫は床の上で両脚をピンと伸ばし、白い裸体をぎゅーっと反らせて、魂が抜けるほど激しい絶頂へと突き抜けた。 ぷしゃあああっ!! じょぼぼぼっ!! 大きく開かれたおまんこから、今日何度目かも分からない大量の透明な潮が勢いよく噴き出し、兄の寝室のフローリングの床をびっしょりと濡らして水たまりを作っていく。 同時にけつまんこも二本の指を万力のように締め付け、前後の穴から溢れ出した蜜と潮が床の上で混ざり合う中、椿姫は眠り続ける兄のベッドの縁にしがみつき、涙と涎に塗れた顔で幸福そうに微笑みながら、いつまでもガクガクと白い肢体を痙攣させ続けていた。 (第14章・その5 完/その6へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第14章:退路の完全焼却――白石結衣の排除と「助けを呼ばない」準備(6) ■ 第十七節:赤く囲まれた最終日――完全に焼却された退路と、殉教者の微笑み 五月二十七日から二十八日にかけての、静まり返った深夜。 水無月椿姫の自室には、机の上のスタンドライトの淡い光だけが灯り、壁に掛けられたカレンダーを白く照らし出していた。 椿姫は清潔なパジャマ姿で机の前に立ち、右手に持った赤いサインペンのキャップをパチリと外した。 彼女の涼やかな瞳が真っ直ぐに見つめているのは、カレンダーに並んだ数字の列――その中にある『5月28日』、そしてその隣にある運命の『5月29日』の文字だった。 白い指先が滑らかに動き、赤いペンの穂先が『5月28日』の数字を幾重にもぐるぐると丸く囲んでいく。 まるで、自らの処女の血でその日付に封印を施すかのような、鮮烈で不吉な赤色だった。 「……これで、すべての準備は整いましたわ」 ペンを机の上に置いた椿姫は、ひややかでありながら、どこか神聖な法悦すら漂わせる微笑みを唇に浮かべた。 頭の中で、この一週間の間に自分が打ってきたすべての布石を一つずつ点検していく。 第一に、本来の被害者であり、正史において兄・はじめの生涯の愛を奪い去るはずだったヒロイン・白石結衣の完全排除。 彼女は今頃、遠く離れた地方の実家で、母親と共に平穏な夜を過ごしているはずだ。三十日の夜まで彼女がこの街へ戻ってくることはなく、あの五月二十九日の夜のタイムラインに白石結衣が割り込む余地は完全に消滅した。 第二に、通信手段の破棄と、救出ルートの完全遮断。 明後日――五月二十九日の夜、駅前の居酒屋で兄がゼミの仲間たちと酒を酌み交わしているその裏で、椿姫は駅裏の路地へと向かい、特定しておいたあの深い排水溝の泥水の底へと自分のスマートフォンを投げ捨てる。 兄にSOSを送ることも、位置情報を知らせることも自ら放棄し、途中で兄が駆けつけて「俺が助け出した」という救済の余地を残す旧計画は、完全に灰へと帰した。 そして第三に、犯行現場である廃ビルと、そこに巣食う四人の獣たちの確認、さらには『五月三十一日の昼過ぎ』に警察が別件のパトロールで踏み込んでくるまでの約四十数時間というタイムリミットの確定。 昨日、あの廃ビルに潜入して直接耳にした通り、あの四人の不良たちは間違いなく五月二十九日の夜に駅裏で獲物を待ち構えている。そしてそこへ、スマートフォンも持たない無防備な椿姫が一人で通りかかるのだ。 「もう、後戻りはできませんわ。わたくしが自分で退路をすべて焼き払い、自分で橋を落としたのですもの。誰も……そう、兄さんですら、わたくしが徹底的に壊され尽くす三十一日の昼までは、わたくしを助けに来ることはできませんわ」 もし普通の人間が、これほどまでに完璧に『自分が四十八時間輪姦され続けるための罠』を自ら構築したとすれば、その精神は恐怖でとうに崩壊していただろう。 事実、椿姫の心臓もまた、明後日の夜に迫ったその現実を思うたびに、氷水の中に投げ込まれたかのように冷たく収縮し、本能的な恐怖に打ち震えていた。 しかし、過去二十九回のループで兄の愛を奪われ続けてきた彼女の執念は、その死の恐怖すらも完全に凌駕していたのである。 「白石結衣さん、どうぞ安全な場所で温かくしてお眠りなさい。あの地獄の舞台は……すべてわたくしが買い取って差し上げましたから」 (兄さんに途中で助け出されるヒロインになんて、ならなくて結構ですわ。傷が浅ければ、兄さんは一生の十字架を背負ってはくださらない。……わたくしが完全に手遅れになり、四人の男たちの精液に塗れてボロボロの肉便器にされてから見つけてもらわなければ、何の意味もないのですもの) 時計の針が、深夜零時を回り、日付が『五月二十八日』へと変わった。 今日という一日は、水無月椿姫が『誰にも汚されていない無傷の処女』として、愛しい兄と共に過ごすことができる、この人生で最後の二十四時間となる。 ■ 第十八節:姿見の前の『純潔の葬送儀礼』――無傷の白い裸体に告げる別れの自慰 「……わたくしのこの綺麗な身体も、今日と明日で、お別れですわね」 椿姫は机の前からゆっくりと立ち上がると、部屋の隅に置かれた大きな姿見(全身鏡)の前へと歩み寄った。 そして、鏡の中に映る自分自身の姿を見つめながら、パジャマのボタンを上から一つずつ外し、ズボンと純白のショーツを足首まで滑り落として、一糸まとわぬ完全な全裸となった。 スタンドライトの柔らかな光の中に、息を呑むほど美しく、そして儚い少女の裸体が浮かび上がる。 肩口まで流れる艶やかな黒髪。陶器のように滑らかで、しみ一つない真っ白な素肌。 華奢な鎖骨の下には、重力に逆らうように瑞々しく張り詰めた豊満な双丘があり、その頂には、まだ男の唇にも指にも触れられたことのない、淡い桜色の小さな乳首がちょこんと乗っている。 キュッとくびれた細い腰から、なだらかな曲線を描く白いヒップ、そしてすらりと伸びたしなやかな太腿へと続くラインは、まさに神様が細心の注意を払って作り上げた芸術品のようだった。 椿姫は鏡の前で、自分の白い両手をそっと胸元へと添え、そこからくびれた腰、平坦で滑らかな下腹部へと、まるで壊れ物を扱うかのように優しく撫で下ろしていった。 「見てごらんなさい、椿姫……。これが、まだ誰のおちんちんも受け入れていない、あなたの無垢で清らかな身体ですわよ……」 しかし、明後日の夜には、この芸術品のような白い裸体は、あの廃ビルの薄汚れたマットレスの上へと乱暴に投げ出されるのだ。 四人の粗暴な不良たちの、ヤニと垢にまみれた太い指が、この白い乳房を容赦なく鷲掴みにし、赤い手形がつくほど乱暴に揉みしだく。彼らの臭い口とざらついた舌が、この桜色の乳首を噛み千切らんばかりにしゃぶり尽くし、白い肌という肌に、汚い唾液と噛み跡と、青黒い鬱血の痣を刻み込んでいく。 「あ……っ、んぅ……っ」 鏡を見ながらその光景を思い描いただけで、椿姫の桜色の乳首はぷくりと硬く充血し、閉じられた白い太腿の間から、キラキラと光る透明な愛液の筋がツーッとふくらはぎの方へと垂れ落ちた。 彼女はこれから失われる自らの純潔を悼み、同時にそれを兄のために捧げる『葬送の儀式』を行うかのように、鏡の前でゆっくりと膝を曲げ、M字に大きく脚を開いてしゃがみ込んだ。 その姿勢によって、鏡のすぐ目の前に、彼女の最も秘められた場所――淡い桃色の秘裂と、その下にある小さなけつまんこが、あられもなくクローズアップされて映し出される。 椿姫は両手の人差し指と中指を股間へと伸ばし、鏡に向かって左右の小陰唇をくぱぁと大きく押し広げた。 「あぁ……なんて綺麗なおまんこなのでしょう……っ。まだ一度も男の人を知らないから、こんなにも綺麗なピンク色で……奥にはちゃんと、兄さんのために守ってきた処女膜がありますわ……っ」 鏡に映る膣口のすぐ奥、熱くひくつく粘膜の向こうに、彼女の純潔の証である薄い膜が確かに存在している。 椿姫は右手の中指を、愛液が止めどなく湧き出すその膣口へとそっと差し込み、処女膜の表面を、破らないようにほんの少しだけ指の腹で優しく撫でた。 「ひっ……! あ、あぁ……っ、ここが……明後日の夜、あの不良たちの太くて硬いおちんちんで、ブチッて引き裂かれる場所ですわね……っ」 指先から伝わる繊細な痛みと、それ以上に強烈な背徳の快感に、椿姫の華奢な肩がびくりと震える。 「お別れですわ、わたくしの処女……。二十九回もループして、ずっと大切に守ってきたけれど……三十回目の今度こそ、兄さんの心を永遠に鎖で繋ぎ止めるために、あの獣たちの泥靴で踏みにじらせて差し上げますわ……っ!」 椿姫は中指で処女膜の手前のGスポットをくちゅくちゅと優しく、しかし執拗に擦り上げながら、左手の指でぷっくりと勃起したクリトリスの包皮を剥き、その敏感な核をくるくると撫で回した。 さらに彼女は、鏡に映る自分のお尻の穴――愛液が垂れ落ちてぬるぬるに光っている小さなけつまんこへと、右手の薬指をずぷりと沈み込ませた。 「んくっ……! あ、あぁっ……おまんこの処女膜は破られてしまいますけれど……このけつまんこも、きっと二日間の間に、あの四人の男たちに何度も犯されて、ぽっかり口を開けた下品な穴に作り変えられてしまいますわ……っ」 鏡の中の自分が、M字開脚でしゃがみ込んだまま、前のおまんこと後ろのけつまんこに指を突き入れ、白い乳房を揺らしてハァハァと熱っぽく喘いでいる。 こんなにも美しく清楚な少女が、自らの純潔が獣たちに蹂躙される未来を幻視しながら、自分の指で二穴を犯して悦んでいるのだ。 椿姫は鏡の中の自分の瞳をじっと見つめ、左手の人差し指で自分の乳首を強く弾きながら、右手の二本の指でおまんことけつまんこを同時に激しく掻き回し始めた。 くちゅ、じゅぷ、ずぷぷっ、にゅるるっ……! 静かな深夜の自室に、鏡の前で響く粘り気のある水音と、椿姫の甘く切ない吐息が満ちていく。 「さようなら、綺麗なままのわたくし……っ。明後日の夜からは、わたくしは四人の男の肉便器になって、お腹の中も、けつまんこの中も、お口の中も、あの人たちの臭い精液でいっぱいに満たされますわ……っ! でも、それでいいのですわ……っ、ボロボロに汚されたわたくしを見て、兄さんが泣きながら抱きしめてくださるなら、わたくし、何回だって喜んで犯されますわぁっ……!」 鏡の中の自分の顔が、恐怖と歓喜の涙で濡れ、口端から涎が垂れ落ちる。 前後の穴を同時に抉る指の動きが最高潮に達した瞬間、椿姫は鏡の前でしゃがんだまま背中をぎゅーっと反らせ、自らの純潔への別れを告げる激しい絶頂を迎えた。 「あ、あぁっ、イク……っ! 処女のままの綺麗なおまんこで、イッちゃいますわぁっ……! 兄さん、兄さんっ……!」 ぷしゃあっ! と鏡のガラス面に向かって、おまんこから透明な潮と愛液が勢いよく飛び散り、鏡に映る彼女自身の白い裸体をびっしょりと濡らして垂れ落ちていく。 けつまんこも薬指を強く締め付けて痙攣し、椿姫は自分の潮で濡れた姿見の前にへたり込みながら、荒い息を吐いてうっとりと微笑んだ。 ■ 第十九節:決戦前夜の狂宴――四十八時間の泥濘を幻視する、最後のベッドルーム・アクメ そして翌日の五月二十八日――運命の事件の前夜。 その日一日、椿姫はこれまで以上に完璧で、これまで以上に健気で愛らしい妹として、兄・はじめの前で振る舞い続けた。 一緒に朝食を摂り、大学へ行き、夕方には腕によりをかけて兄の好物ばかりを並べた夕食を作り、食後には並んでテレビを見ながら他愛のない会話で笑い合った。 『綺麗なままの私で、兄さんと過ごせる最後の夜』 その一分一秒が、椿姫にとっては宝石のように尊く、そして同時に、明日の夜から始まる四十八時間の地獄をより一層残酷に際立たせるための、最高のスパイスとなっていた。 「じゃあな椿姫、おやすみ。明日は前に言ってた通り、駅前の飲み会で帰りが二十二時過ぎになるから、戸締まりだけはしっかり頼むぞ」 「はい、兄さん。明日もどうぞお気をつけて……いってらっしゃいませ。わたくし、兄さんのことをずっと、ずうっと想っておりますわ」 夜の二十三時。リビングの前で兄と交わした、最後の「おやすみ」。 何も知らない兄が寝室へと引っ込んだ後、自室へと戻った椿姫の身体は、ついに翌日に迫った『本番』への極限の緊張と昂ぶりによって、立っていられないほど激しく震え、下腹部からはすでに止めどなく熱い処女蜜が溢れ出していた。 「……いよいよ、明日ですわね」 椿姫は部屋の明かりをすべて消し、月明かりだけが差し込むベッドの上へと、全裸のまま倒れ込んだ。 明日の今頃――五月二十九日の二十三時。 自分はこの温かいベッドの上ではなく、あの駅裏の廃ビルの、冷たくて臭いマットレスの上にいるのだ。 スマホは排水溝の泥水の中。兄はほろ酔い気分で家に帰り、「あれ、椿姫はもう寝たのかな?」くらいに思って眠りにつくか、あるいは部屋にいないことに気づいて電話をかけ始める頃だろう。 しかし、その電話が繋がることは永遠にない。 その時、廃ビルの小部屋では何が起きているか。 「あ……っ、はぁ、はぁ……っ! 明日の今頃、わたくしは……あの四人の男たちに制服をビリビリに破かれて……っ、最初の一人に両手首を押さえつけられて、おまんこの処女膜を、太いおちんちんで一気に突き破られておりますわ……っ!」 椿姫はベッドの上で自分の白い枕をぎゅっと抱きしめ、その枕に顔を埋めながら、両手を自分の股間へと伸ばした。 もはや前戯など必要なかった。彼女の桃色の秘裂は、明日の夜の輪姦を想像しただけで洪水のように愛液を噴き出し、シーツをぐっしょりと濡らしている。 彼女は右手の人差し指、中指、薬指の三本を束ねて、処女膜を傷つけないように注意しながらも、自分のおまんこの入り口へとギリギリまで深く、太くねじ込んだ。 同時に、左手の中指と薬指の二本を、愛液でぬるぬるに濡れた後ろのけつまんこへと、根元まで一気にズブリと突き刺した。 「いやあああっ……!? あ、あぁっ、前が三本で、後ろが二本……っ! おまんこもけつまんこも、はち切れそうに広がっておりますわぁっ……!」 五本の指が、彼女の華奢な股間の二つの穴を同時に押し広げ、ぐちゅぐちゅ、ずぼぼぼっ! と凄まじい水音を立てて掻き回し始める。 椿姫は抱きしめた枕を『兄・はじめ』に見立ててその布地に激しいキスを繰り返し、涎で枕カバーをべとべとに濡らしながら、自分の腰をベッドの上で狂ったように跳ね上げさせた。 (ああ、見えますわ……っ! 明日の夜から三十一日の昼まで、わたくしがどんなふうに犯され続けるか、全部はっきりと見えますわ……っ!) (処女を奪われて血が出ているおまんこに、二人目の男がすぐにまたおちんちんをねじ込んで、中出しした精液の上からまた精液を上書きして……っ! 三人目の男がわたくしのけつまんこに唾を塗りたくって、太いおちんちんをお尻の穴の奥まで突っ込んで、二本の肉棒でわたくしをサンドイッチにして犯しまくるのですわ……っ!) (わたくしが「やめて、痛い、壊れちゃう」って泣き叫んでも、誰も助けてくれない……っ! だってわたくしが自分でスマホを捨てたから……っ! 四十時間、眠ることも許されず、おまんこもけつまんこもお口も、四人の男たちの精液便器として使い潰されて、精液の海の中で気を失うのですわ……っ!) それは、普通の少女なら発狂して舌を噛み切るような悪夢のビジョンだった。 だが、椿姫にとっては、その地獄の深さこそが、兄・はじめの魂を永遠に買い取るための『代価』の高さそのものだったのだ。 「はぁっ、あぁっ、いいですわ、もっと、もっと犯してっ……! 明日の夜、わたくしを世界で一番惨めで、世界で一番汚れた生贄にしてくださいませっ……! そして三十一日の昼、警察と一緒に病院へ駆けつけてきた兄さんに、変わり果てたわたくしの姿を見せるのですわ……っ!」 (『俺のせいだ、俺が飲み会なんかに出て、椿姫を一人にしたせいだ……!』って、兄さんは泣き崩れますわ……っ! そしてその瞬間から、兄さんの人生も、時間も、心も、肉体も、すべてがわたくしへの償いのために捧げられる……っ! 白石結衣なんて二度と思い出すこともなく、兄さんは一生、わたくしという檻の中に閉じ込められるのですわ……っ!) 「これで退路は完全に焼き払いましたわ……っ! もう誰も、わたくしを助けには来られない……っ! さあ、愛しい兄さん……わたくしを一生の檻に閉じ込める準備をなさいませえええっ……!!」 第14章のすべてを結実させる、究極の狂気と悦楽の絶頂が、椿姫の白い肉体を直撃した。 「イクっ、イッちゃいますわあああっ!! 明日の輪姦を想いながら、おまんこもけつまんこも、全部イッちゃいますわあああっ!! 兄さん、兄さん、大好きですわあああっ!!」 ベッドの上で全身をぎゅーっと極限まで反らせ、椿姫は枕に顔を埋めて魂の絶叫を上げた。 ぷしゃああああっ!! じょぼぼぼぼぼっ!! 三本の指が突き刺さったおまんこから、まるでダムが決壊したかのように大量の透明な潮と熱い処女蜜が噴水となって吹き上がり、ベッドのシーツも掛け布団も、彼女の白いお腹や乳房までもびっしょりと水浸しにしていく。 同時に、二本の指を飲み込んだけつまんこも直腸の奥から激しく痙攣し、前後の穴から同時に吹き荒れる暴力的なまでの快楽の嵐の中で、椿姫は白目を剥きかけ、口端から泡立つ涎を垂らしながら、幾度も幾度も激しく腰を跳ね上げ続けた。 「はぁ……っ、はぁ……っ、あ、あぁ……っ……」 やがて、長い長い痙攣の波が静かに引いていくと、椿姫は自分の潮と愛液で冷たく濡れそぼったベッドの上で、ぐったりと四肢を投げ出し、月明かりに照らされた天井を見上げた。 その白い顔には、涙の跡と共に、すべてをやり遂げた聖女のような、あるいは地獄の扉を自ら開いた悪魔のような、深く静かな微笑みが浮かんでいた。 明日は五月二十九日。 水無月椿姫が、兄との『最後の晩餐』を終え、スマートフォンを排水溝へ捨てて、四十八時間の泥濘へと自ら出立する日である。 彼女は濡れたままの秘所にそっと手を添え、静かに目を閉じて、運命の朝が訪れるのを待ち侘びるのだった。 (第14章・完/第15章:『最後の晩餐と、スマホなき出立』へ続く) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第一幕:五月二十八日・最後の晩餐と調理場の秘め事 五月二十八日の夕暮れは、まるで世界の終わりを祝福するかのように、ひどく穏やかで美しい茜色を水無月家のダイニングキッチンに投げかけていた。 窓ガラスを透過する晩春の柔らかな西日が、磨き上げられたステンレスの調理台と、その前に立つ水無月椿姫の白い横顔を淡い黄金色に染め上げている。 コトコトと小鍋の中で煮込まれるデミグラスソースの芳醇な香りが、甘く切ない湯気となって室内に立ち込めていた。赤ワインと香味野菜、そして牛すじを何時間もかけて丁寧に煮詰めたそのソースは、兄である水無月はじめが子どもの頃から何よりも好んでいた、水無月家の特別な日の味だった。 「……ふふ、とてもいい香りですわ。兄さん、きっと喜んでくださる……」 誰に聞かせるでもなく、椿姫は濡れたように艶やかな唇を綻ばせ、ひとりごちた。 その声は聖堂に響く賛美歌のように清らかでありながら、どこか底知れない危うさと、蜜のように濃密な陶酔を孕んでいた。 彼女の白い肌は、キッチンの熱気と、それ以上に胸の奥底で渦巻く異様な昂ぶりによって、うっすらと桜色に上気している。制服から着替えたばかりの清楚な淡いブルーのワンピースの上から、純白のフリルがあしらわれたエプロンを身につけたその姿は、誰が見ても非の打ち所のない、健気で献身的な妹そのものだった。 しかし、椿姫の瞳の奥には、すでに二十九回もの永劫にも等しい時間を巡り、三十周目という名の最終局面に辿り着いた者だけが持つ、ひややかでありながら狂おしいほどの情念の炎が揺らめいていた。 (明日……五月二十九日の夜が来れば、私のこの身体は、もう二度と元の綺麗なままではいられなくなるのですわね……) 木べらをゆっくりと動かしながら、椿姫は自らの白い指先をじっと見つめた。 爪の先まで美しく整えられた、傷ひとつない清らかな指。 これまでに一度たりとも、この三十周目の世界においては男の不浄な欲望に汚されたことのない、無垢なる処女の肉体。 だが、その脳裏には、これまでの二十九回のループで経験してきたあらゆる快楽と絶望、そして兄・はじめと肌を重ねた日々の甘美で淫らな記憶が、鮮烈な焼き印のように刻み込まれている。肉体は穢れを知らぬ純潔でありながら、魂と神経の隅々に至るまで、すでに熟れきった牝としての感度を宿しているという倒錯した事実が、今の椿姫をどうしようもなく震わせていた。 (傷ひとつない綺麗な私の手で、兄さんのためにお料理を作るのは……これが、最後ですわ。明後日の朝、あの廃ビルから助け出された時、私のこの指も、白い肌も、すべてが泥濘と獣たちの精液に塗れて、見る影もなく壊れているのですもの……) そう考えた瞬間、椿姫の下腹部の奥深く――まだ誰も受け入れたことのない処女の子宮が、きゅうっと音を立てんばかりに甘く疼いた。 悲しいはずだった。悔しいはずだった。 この三十周目の世界で、まだ自分のことを「大切で可愛い妹」としてしか見ていない無邪気な兄に、汚れなき最初の血を捧げられないことが、胸を掻き毟りたくなるほど無念でたまらない。 けれど、それと同時に、自らの純潔を生贄として凄惨な地獄へ投げ出すことで、優しく責任感の強い兄の心に一生消えない贖罪の十字架を背負わせ、永遠に自分だけの虜にできるのだという確信が、彼女の背筋に抗いがたい快楽の電流を走らせるのだ。 「んっ……はぁ……っ、あぁ……」 コンロの火をごく弱火に落とした椿姫は、思わず調理台の縁に片手をつき、小さく熱い吐息を漏らした。 エプロンの胸元が、荒くなり始めた呼吸に合わせて大きく上下する。 小柄で華奢な体躯でありながら、豊かに実った双丘は、清楚なワンピースとエプロンの布地を内側から押し上げるように膨らんでいた。その先端にある小さな蕾は、すでに下着のレースと擦れ合うだけで、ちりちりとした甘い痺れを訴えて硬く尖り始めている。 (いけませんわ……これから兄さんが帰っていらっしゃるというのに、こんなところで身体が熱くなってしまうなんて……) 頭ではそう戒めながらも、椿姫のもう片方の手は、まるで独自の意志を持った生き物のように、エプロンの裾へと滑り込んでいた。 調理場には、鍋が立てる小さく穏やかな沸騰音と、遠くから聞こえる夕方の街の喧騒しか存在しない。 兄が大学の講義を終えて帰宅するまで、まだ三十分ほどの猶予があった。 「綺麗な自分」として過ごす最後の夕暮れ。その神聖な料理の時間に、兄への狂おしい愛慕と、明日訪れる破滅への予感に身を委ねることが、どうして罪だと言えるだろう。 椿姫は、ワンピースのスカートを片手でそっとたくし上げた。 夕陽の差し込むキッチンの床の上に、ほっそりとした白い太ももが露わになる。そしてその奥、太ももの付け根を包む純白のコットンショーツのクロッチ部分は、すでに彼女自身の内側から溢れ出した熱い蜜によって、じっとりと透き通るような染みを作っていた。 「あ……っ、もう、こんなに濡れてしまって……っ。兄さんの好きなハンバーグを捏ねて、兄さんの好きなスープを作っているだけで、私のおまんこ、兄さんを求めて泣いていますわ……っ」 普段の清楚な彼女からは想像もつかないほど淫らで直接的な言葉が、濡れた唇から甘いため息とともに零れ落ちる。 過酷なループを幾度も重ね、愛する兄のすべてを手に入れるために聖女の仮面を被り続けた彼女は、心の奥底では誰よりも貪欲で、誰よりも生々しい女の情欲を滾らせていた。婉曲な言い回しなど、今の彼女の滾る想いにはまだるっこしいだけだった。 白い指先が、湿ったショーツの布地の上から、ぷっくりと膨らんだ縦筋を優しくなぞり上げる。 「ひゃうっ……! ん、くぅ……っ」 たったそれだけの刺激で、椿姫の華奢な肩がびくりと跳ねた。 指の腹に伝わる、自分の秘所の異常なまでの熱さ。布越しでもはっきりとわかるほど、秘唇は充血して柔らかく綻び、その上端にある敏感な陰核は、薄い皮を押し上げて主張するように勃起していた。 二十九回分の記憶が、彼女の肉体を最初から開発され尽くした淫乱な器へと変貌させているのだ。処女でありながら、男の指や舌、そして熱い肉棒に掻き回される快感の記憶を脳が克明に覚えているため、少し触れただけでも全身の性感帯が一斉に共鳴し始める。 椿姫は冷蔵庫の冷たい側面に背中を預けながら、片足を少しだけ開いて立ち、エプロンの下で秘めやかな愛撫を続けた。 片方の手はワンピースの胸元のボタンを二つほど外し、純白のブラジャーのカップの中に滑り込ませる。 マシュマロのように柔らかく、それでいて弾力に満ちた白い乳房を自らの手のひらで下から持ち上げるように揉みしだくと、指の隙間にむにゅりとした甘い肉感が溢れた。 「んぁっ……はぁ、はぁ……っ、兄さん……っ、私の胸、こんなに熱くて柔らかいですのに……明日の夜には、見知らぬ獣たちの汚い手で、雑に揉み潰されてしまうのですわ……っ」 自分自身に言い聞かせるように囁きながら、人差し指と親指で、ぷっくりと膨れ上がった桜色の乳首をきゅっと摘まみ上げた。 「あぁっ! んんっ……!」 甘い痛みが胸の奥から下腹部へと一直線に駆け抜け、ショーツの中の秘孔から、どくん、と新たな愛液が溢れ出す。 指先で乳首を転がし、爪の先でカリカリと甘く引っ掻くたびに、椿姫はぎゅーっと背中を反らせ、冷蔵庫の扉に後頭部を押し付けた。 キッチンに漂うデミグラスソースの濃厚な香りと、自らの股間から立ち昇り始めたむせ返るような牝の匂いが混ざり合い、彼女の理性をさらに甘く溶かしていく。 (ああ……兄さんに見ていただきたい……。こんなふうに、兄さんのためのエプロンを着けたまま、おまんこをぐしょぐしょに濡らして乱れている私を、兄さんに見せつけたいですわ……っ) 見せつけることへの強い渇望が、椿姫の胸を焦がす。 清潔で無垢な妹の皮を一枚剥げば、そこには兄の視線によって犯されることを何よりも望む、一途で淫らな女がいる。 椿姫は我慢できなくなり、ショーツの脇に指を引っ掛けて、濡れそぼった布地を横にずらした。 外気に晒された秘唇から、透明で粘度の高い愛液が糸を引いて伸び、白い太ももの内側へとつうっと垂れ落ちていく。 「はぁっ、んっ……すご、い……っ、糸を引いて……っ」 彼女は自らの白い中指を、露わになったピンク色の粘膜へと直接押し当てた。 ぬちゅり、と小さな水音が静かなキッチンに響く。 まだ一度も異物を受け入れたことのない今世の膣口は、きゅっと固く閉じているはずなのに、指先が触れた瞬間にパクパクと生き物のように蠢き、中へと誘い込むように甘く収縮した。 しかし、椿姫はその大切な処女の入り口には決して指を挿入しなかった。そこは明日、兄を永遠に縛り付けるための殉教の舞台で散らされるべき聖域であり、今ここで自ら破るわけにはいかない。 その代わり、彼女の指は、膨らんだ陰核の周りを円を描くように執拗に撫で回し、さらに溢れ出る蜜をたっぷりと絡め取って、秘裂のさらに奥――窄まった菊門、すなわちけつまんこの皺へと滑らせていった。 「んくっ……! あ、はぁっ……お尻の穴まで、こんなにひくひくして……っ」 愛液でぬるぬるに濡れた中指の腹で、ピンク色のけつまんこの周囲を優しくマッサージするように擦る。 過去のループにおいて、あらゆる角度から開発され尽くした記憶を持つ彼女の身体は、後ろの穴への刺激にも敏感に反応した。指先で皺を伸ばすように撫で、第一関節の先端をほんの少しだけ窄まりに押し当てると、ぞくりとした背徳の快感が尾てい骨から脳天へと突き抜けた。 「あぁっ、んんっ……! 兄さん、兄さん……っ、私、こんなにお行儀の悪い妹ですの……っ。兄さんが帰ってくるのを待ちながら、おまんこも、けつまんこも、自分の指で弄って……っ、あんっ、あぁっ!」 人差し指でクリトリスを小刻みに弾きながら、中指でけつまんこの入り口をぐりぐりと圧迫する。 前後の性感帯と、片手で抓り上げている乳首からの三重の快楽に、椿姫の膝ががくがくと震え始めた。 目の前のコンロでは、兄の大好物であるハンバーグのソースが、ことことと幸せそうな音を立てている。その家庭的で温かい日常の風景と、エプロンの下で繰り広げられている淫靡な自慰行為とのあまりにも激しいコントラストが、椿姫の興奮を極限まで煽り立てた。 (ああ、これが最後……綺麗な私のままで、兄さんのご飯を作りながらイくのは、これが最後ですわ……っ!) 「っ、くぅ、あぁっ……イく、イっちゃいます……っ、兄さん、兄さんの匂いの中で、イくぅっ……!」 クリトリスの先端を爪の腹で強く押し潰し、同時にけつまんこをきゅっと指先で弾いた瞬間、椿姫の視界が真っ白に弾けた。 声にならない甘い悲鳴を噛み殺しながら、彼女はぎゅーっと全身を反らせ、つま先立ちになって激しく痙攣した。 ぷしゃあっ、と処女の秘孔から透明な潮と愛液が入り混じった熱い飛沫が噴き出し、たくし上げたスカートの内側とキッチンのフロアマットを濡らす。 しばらくの間、椿姫は荒い息を吐きながら冷蔵庫に凭れかかり、余韻に震える下腹部をそっと押さえていた。 やがて呼吸を整えると、彼女は濡れた太ももを清潔なタオルで丁寧に拭き取り、乱れた衣服とエプロンを何事もなかったかのように整えた。 鏡に映る自分の顔は、絶頂の後の艶めかしい紅潮を宿しており、今まで以上に美しく、そして儚げな聖女の輝きを放っていた。 それから数十分後。 「ただいまー! おおっ、なんだかすごくいい匂いがするぞ!」 玄関のドアが開き、明るく屈託のない兄・はじめの声が家に響き渡った。 その声を聞いた瞬間、椿姫の胸は張り裂けそうなほどの愛しさと切なさでいっぱいになり、同時に先ほど絶頂したばかりの秘所が再びじんわりと熱を帯びるのを感じた。 「お帰りなさいませ、兄さん。ちょうど今、お食事の支度が整ったところですわ」 ダイニングのテーブルには、これ以上ないほど豪華な手料理が並べられていた。 肉汁をたっぷりと閉じ込めた特製デミグラスソースのハンバーグ、綺麗なロゼ色に焼き上げられたローストビーフ、黄金色に輝くコーンスープ、彩り豊かな温野菜のサラダ、そして艶やかに炊き上げられた白米。 カバンを置いてダイニングに入ってきたはじめは、その光景を目にして目を丸くし、子どもみたいに無邪気な笑顔を浮かべた。 「どうしたんだ椿姫、今日はずいぶん豪華だな! 俺の誕生日でもないし、何かのお祝いか?」 「ふふ、大袈裟ですわ、兄さん。いつも私のために一生懸命働いて、優しく守ってくださる兄さんへの、ほんの少しの感謝ですわ。さあ、温かいうちに召し上がってくださいまし」 椿姫は聖母のような慈愛に満ちた微笑みを浮かべ、兄の向かい側の席に静かに腰を下ろした。 スカートの下では、まだ先ほどの自慰の熱が冷めやらず、湿った純白のショーツが敏感な粘膜に張り付いている。椅子に座る動作ひとつとっても、擦れる布地の感触に腰の奥がうずいたが、彼女は少しの動揺も顔に出さなかった。 「いただきます! ……うわ、美味い! 椿姫のハンバーグはいつも最高だけど、今日のは特別美味いぞ!」 「本当ですか? よかった……たくさん作りましたから、おかわりもたっぷりありますわよ」 笑顔で箸を動かしながら、椿姫はテーブルの下で、スリッパを脱いだ自らの白い素足をそっと伸ばした。 そして、無邪気に食事を楽しむ兄の足のすぐそば――あと少しで触れ合いそうな距離に、自分のつま先を忍ばせる。 直接触れはしない。ただ、兄の体温と気配を足先に感じながら、彼女は胸の奥で静かに別れの言葉を紡いでいた。 (召し上がれ、兄さん……。傷ひとつない綺麗な私の手で作るお料理は、これが最後ですわ。私の肉汁も、私の純潔も、明日の夜にはすべて汚い獣たちに貪り食われてしまう……。だからせめて今夜だけは、私のすべてを込めたこの手料理で、兄さんのお腹と心を満たしてあげたいのです……) ローストビーフを噛み締める兄の逞しい喉仏の動き。美味しそうに目を細める屈託のない笑顔。 そのひとつひとつを、椿姫は瞬きすら惜しむように瞳の奥へと焼き付けていく。 テーブルの下で、彼女は片方の太ももをもう片方の太ももにきゅっと擦り合わせた。兄が「美味い、美味い」と喜ぶたびに、まるで自分の身体そのものを兄に褒められ、味わわれているかのような錯覚に陥り、ショーツのクロッチにまたじわりと温かい蜜が滲み出てくる。 「いやあ、本当にごちそうさまでした! なんだか申し訳ないくらい贅沢しちゃったな。ありがとうな、椿姫」 「いいえ、兄さんがそんなに喜んでくださるなら、私こそ幸せですわ」 食器を片付け、食後の紅茶を淹れて二人で穏やかな語らいの時間を過ごす。 何気ない大学の話、近所の笑い話、来月の予定の話。 兄が語る「当たり前の未来」の話を、椿姫は穏やかな微笑みで頷きながら聞いていた。その「来月の日常」が、明日の夜をもって永遠に粉砕され、兄が自分なしでは生きられない共依存の檻へと閉じ込められることを知りながら、彼女は最後まで完璧で清らかな妹を演じ切ったのだった。 (さあ……あとは、夜が更けるのを待つだけですわ。綺麗な私のままで、兄さんにお別れを告げる、最後の儀式を……) 時計の針が深夜へと向かうにつれ、水無月家の空気は静まり返り、椿姫の肉体にはさらなる背徳の熱が静かに、そして確実に蓄積されていった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第二幕:月下の寝室と、触れられない唇 時計の針が午前二時を指し示す頃、水無月家の邸内は、まるで深い海底に沈んだかのような完全なる静寂に支配されていた。 窓の外では、雲ひとつない夜空に蒼白い満月が浮かび上がり、銀色の砂を撒き散らしたような冷たくも幻想的な月光を、廊下のフローリングへと投げかけている。 二階の自室で、椿姫は静かにベッドから抜け出した。 彼女が身に纏っているのは、シルクの糸で織られた純白のネグリジェだった。薄く透けるような生地は、月明かりを受けるたびに真珠のような淡い光沢を放ち、その下に隠された彼女の華奢でありながら蠱惑的な肢体の輪郭を、かえって淫らなほど鮮明に浮かび上がらせている。 ネグリジェの下には、ブラジャーを着けていなかった。豊かな双丘は柔らかいシルクの布地一枚だけで包まれ、歩くたびにたゆんと甘く揺れ動き、先端の小さな突起が布地を内側からかすかに押し上げている。下半身に身につけているのは、細い紐のようなレースで編まれた純白のショーツだけだった。 (兄さんは、もうすっかり眠っていらっしゃる頃ですわね……) ドアノブに手をかける前、椿姫は自室の姿見の前に立ち止まり、月光に照らされた自分自身の姿をじっと見つめた。 これから兄の寝室へと忍び込む。ただ寝顔を見て別れを告げるためだけなら、パジャマのままでもよかったはずだ。それなのに、なぜ自分はブラジャーを外し、こんなにも肌が透ける薄いネグリジェを選び、まるで初夜を迎える花嫁のような姿になっているのか。 答えは明白だった。彼女の魂と肉体が、今夜を「綺麗なままの自分で兄と過ごす最後の夜」――すなわち、魂だけの初夜として定義していたからだ。 「んっ……ふぅ……っ。兄さんのお部屋に行く前から、もうこんなに乳首が硬くなってしまって……」 姿見の前で、椿姫は自らの両手を胸元へと添えた。 シルクの上から、ぷっくりと膨らんだ乳首を指の腹でそっと撫でる。さらりとした生地が敏感な先端を擦り、それだけで甘い電流が背骨を駆け上がった。 「あぁ……見てください、兄さん……。私のこの白い肌、まだ誰の歯形も、誰の指の跡もついていない、兄さんだけの綺麗なお肌ですわ……」 鏡の中の自分を兄の視線に見立てて、椿姫はネグリジェの裾を太ももの付け根までゆっくりと持ち上げた。 純白のレースショーツに包まれた下腹部が露わになる。夕食の前にキッチンで一度激しく絶頂したというのに、彼女の秘所は少しも鎮まるどころか、深夜の静寂とこれから行う背徳的な忍び込みへの期待によって、再びたっぷりと蜜を湛えていた。 レースの編み目の隙間から、きらきらと光る透明な雫が滲み出し、太ももの内側を濡らしている。 「はぁ、んっ……私、本当にいやらしい妹ですわね……。おまんこをこんなに濡らして、眠っている兄さんを襲いに行くなんて……っ」 彼女は鏡を見つめたまま、片方の足を少し横に開き、自らの秘所の形がレース越しにはっきりと見えるように腰を突き出した。 見せつけるようなそのポーズをとった瞬間、羞恥と興奮が脳内で火花を散らし、膣口がきゅうっと音を立てて収縮する。 指先でショーツのクロッチを軽く押し込むと、ぐちゅり、と柔らかな粘膜に布地が食い込み、たまらない快感が下腹部を貫いた。 「んくっ……! だめ、ここでイってしまっては……っ。この熱は、兄さんのすぐそばで、兄さんの寝息を浴びながら解放しなければ意味がありませんわ……っ」 椿姫は唇を噛み締め、震える手でネグリジェの裾を下ろすと、音を立てないように自室のドアを開けた。 素足で冷たい廊下を踏みしめる。一歩進むごとに、ネグリジェの裾がふわりと揺れ、股間の湿ったショーツが敏感な陰核と秘唇を擦り上げる。 兄の寝室のドアの前に辿り着いた時、彼女の心臓は早鐘のように打ち鳴らされ、吐息は熱を帯びて白く揺らいでいた。 カチリ、とごくわずかな音すら立てぬよう、慎重にドアノブを回し、扉を押し開ける。 部屋の中には、カーテンの隙間から差し込む青白い月光の帯が斜めに伸びており、その光の先に、ベッドの上で無防備に眠る兄・はじめの姿があった。 規則正しい、穏やかで深い寝息。 夏掛けのタオルケットが胸のあたりまでずり落ち、少し開いたパジャマの襟元から、男らしく引き締まった鎖骨と、たくましい胸板が覗いている。昼間の優しい笑顔とはまた違う、無防備でどこか幼さを残しながらも、確実に異性としての色気を放つ兄の寝顔。 (ああ……兄さん……っ) 椿姫は扉をそっと閉めると、息を殺してベッドサイドへと歩み寄り、絨毯の上に静かに膝をついた。 ベッドの高さと、膝をついた彼女の胸元の高さがちょうど重なる。 ほんの数十センチの距離から漂ってくる、兄の匂い。洗い立てのシーツの清潔な香りに混じる、若く健康な男性特有の、少し汗ばんだような温かく芳しい体臭。 その匂いを胸いっぱいに吸い込んだ瞬間、椿姫の頭の中がくらくらと揺れ、下腹部の奥が一気に沸騰したかのように熱くなった。 「はぁ……っ、ん……兄さんの匂い……っ。どうしてこんなに、私の頭をおかしくさせる匂いがするのでしょう……」 声に出さないよう、唇の形だけでそう呟きながら、椿姫はベッドの縁に両手をつき、眠る兄の顔へと自らの顔をゆっくりと近づけていった。 三十センチ、二十センチ、十センチ……。 距離が縮まるにつれて、兄の鼻先や少し開いた唇から漏れる温かい寝息が、椿姫の頬や唇に直接ふわりと吹きかかるようになる。 規則正しく繰り返される愛しい人の呼吸の熱。 彼女の視線は、月明かりに照らされた兄の唇に釘付けになっていた。 (触れたい……っ。今すぐ、この唇に私の唇を重ねてしまいたい……っ) 猛烈な誘惑が、嵐のように椿姫の理性を揺さぶった。 あと少し――ほんの少しだけ首を傾げれば、柔らかく温かい兄の唇を奪うことができる。 これまで二十九回のループの中で、何度も激しく求め合い、舌を絡め合い、唾液を交換したあの甘美な感触が、彼女の唇の裏側に鮮明に蘇る。 椿姫は瞳を潤ませ、震える唇を、兄の唇のすぐ上――本当にあと少しで触れ合ってしまう極限の距離まで近づけた。 兄の吐き出す熱い息が、彼女の半開きの唇の隙間から口内へと流れ込んでくる。まるで空気越しにディープキスをしているかのような錯覚に、全身の産毛が粟立ち、背筋にぞくぞくとした快楽の波が押し寄せた。 (……いいえ、だめですわ。ここで触れて、もし兄さんが目を覚ましてしまったら、すべてが台無しになってしまう……。我慢なさい、椿姫。触れ合わないからこそ、この別れは尊くて、こんなにも気持ちがいいのですわ……) 理性の力で、あと少しの距離を寸止めする。 唇が触れられないもどかしさと、眠る兄の至近距離で呼吸を共有しているという背徳感が、椿姫の肉体を限界まで昂ぶらせていた。 彼女は顔を兄の顔のすぐ上に保ったまま、片手を自らの胸元へと動かし、ネグリジェの細い肩紐をするりと肩から滑り落とした。 さらり、とシルクの布地が滑り落ち、月光の下に、椿姫のたわわな白い双丘が完全に露わとなった。 傷ひとつない、透き通るように白い肌。重力に逆らうように美しく張り詰めたお椀型の乳房の頂には、すでに充血してぷっくりと硬く尖った桜色の乳首が、夜気の冷たさと興奮に震えながら屹立している。 「んっ……ふぁ……っ」 兄の顔からわずか十数センチの場所で、自らの裸の胸を晒け出すという圧倒的な露出の倒錯。 もし今、兄がふと薄目を開ければ、目の前に妹の豊満な白い乳房が突き出されているのを目撃することになる。 「見せつける」ことへの異常なまでの快楽が、椿姫の脳髄を痺れさせた。彼女はベッドの上で仰向けに眠る兄の顔のすぐ横へと少し体勢を移し、自分の露わになった乳房を、兄の頬のすぐそば――あと少しで柔らかい乳肉が兄の肌に触れてしまいそうな距離へと突き出した。 「あぁ……っ、兄さん……見てくださいまし、私の胸……。兄さんの寝息が、私の乳首にあたって……っ、んんっ、熱い……っ」 兄が寝息を吐き出すたびに、その温かい空気が、屹立した桜色の乳首の先端を優しく撫で上げていく。 見えない兄の吐息による愛撫。 椿姫はたまらず自らの白い指先を伸ばし、兄の吐息を浴びている乳首をそっとなぞった。 「ひゃんっ……! あ、んっ……!」 自分の指で触れているはずなのに、すぐそばにある兄の体温と匂いのせいで、まるで兄の大きな手で直接乳首を弄ばれているかのような強烈な幻覚に襲われる。 彼女は両方の乳房を自らの両手で包み込み、眠る兄の顔に見せつけるようにして、ゆっくりと揉みしだき始めた。 むにゅり、たゆん、と白い肉塊が指の間で形を変え、親指と人差し指で左右の乳首を同時に摘まみ上げては、ぎゅっと引っ張ったり、くるくると回したりする。 「はぁっ、んっ……兄さん、気持ちいい……っ。兄さんのすぐ横で、おっぱい見張りながら弄るの、すごく気持ちいいですわ……っ」 しかし、胸だけの刺激では、すでに沸点に達しつつある下腹部の疼きを鎮めることなど到底不可能だった。 椿姫の視線が、ベッドの端に無造作に投げ出されている、兄の右手へと向けられた。 長くて節くれだった、男らしい指先。手のひらを上に向けて、軽く緩められたその手は、月明かりの下で静かに横たわっている。 椿姫はゴクリと唾を飲み込むと、膝をついたまま這うようにしてベッドの端へと移動し、自分の下半身を、ベッドから少しはみ出している兄の手のすぐそばへと近づけた。 ネグリジェの裾を腰の上まで完全にたくし上げ、ロマンティックな純白のレースショーツを、自らの手で太ももの半ばまで引き下ろす。 冷たい月光が、熱く濡れそぼった処女の秘裂を照らし出した。 すでに愛液は太ももの内側を伝って膝のあたりまで濡らしており、ピンク色の秘唇は呼吸に合わせてぱくぱくと淫らに開閉を繰り返している。 椿姫は、ベッドの縁に置かれた兄の右手のひらから、わずか数センチ――本当にあと少し動けば自分の濡れた秘所が兄の指先にべったりと押し付けられてしまうほどの至近距離に、自らの股間を位置させた。 片足をベッドのマットレスの端に軽く乗せ、大きくM字に開脚して、眠る兄の手のひらに向かって自分のおまんこを丸見えの状態で晒け出す。 「あ、あぁっ……! 兄さんの手……すぐそこに、兄さんの指がありますわ……っ。あと少し腰を前に出せば、兄さんの指が、私のおまんこに触れてしまう……っ」 兄の手のひらから立ち昇る微かな体温が、むき出しになった敏感な粘膜にじんわりと伝わってくる。 触れたい。このまま腰を押し付けて、兄の無防備な指先に自分の愛液を塗りたくり、その太い指を処女の入り口へと導いてしまいたい。 だが、彼女は必死に腰の位置を固定し、代わりに自分自身の右手を股間へと差し入れた。 くちゅっ、ぬちゅり……と、静まり返った兄の寝室に、粘り気のある卑猥な水音が響き渡る。 「んんっ……! あぁっ、音が、鳴ってしまいますわ……っ、兄さんが、起きちゃう……っ」 すぐ目の前で兄が眠っているという極限のスリルが、羞恥心を何倍もの快楽へと変換していく。 椿姫は左手で片方の乳房を激しく揉みしだきながら、右手の人差し指と中指で、自らの充血した秘唇を左右に大きく押し広げた。 眠る兄の手のひらに見せつけるように、ピンク色の艶やかな粘膜と、ぷっくりと肥大した陰核、そしてきゅっと窄まった処女の膣口を完全に露出させる。 「見て……兄さん、見てくださいまし……っ。これが、まだ誰にも使われていない、兄さんだけの綺麗なおまんこですわ……っ。明日の夜には、見知らぬ男たちの太くて汚いもので、無理やりこじ開けられて、ぐちゃぐちゃに壊されてしまうおまんこですのよ……っ」 熱い涙が、椿姫の長い睫毛を濡らした。 悔しさと悲しみ、そして身を焦がすような背徳の快楽が渾然一体となり、彼女の指の動きを次第に激しく、狂おしいものへと変えていく。 中指の腹でクリトリスを押し潰すように扱き上げながら、薬指を滑らせて、たっぷりの愛液を後ろの穴――けつまんこへと塗り広げた。 「んくぅっ……! あ、はぁっ、お尻も……けつまんこも、兄さんのすぐそばで広がっていますわ……っ」 彼女は薬指の先端を、ひくつくけつまんこの窄まりへとずぶりと押し込んだ。 処女の膣口は守らなければならないが、後ろの穴ならば、どれほど深く自分を慰めても純潔の証が失われることはない。 ぬぷり、と第一関節から第二関節へと、愛液を潤滑剤にして白い指がけつまんこの中へと飲み込まれていく。 「あぁっ! んんっ、入っ、たぁ……っ! 兄さんの寝室で、私、お尻の穴に指を入れて……っ、くぅ、気持ちいい……っ!」 直腸の粘膜が自分の指をきゅうきゅうと締め付け、その圧迫感が薄い壁を隔てた処女の膣内をも同時に刺激する。 人差し指でクリトリスを激しく弾き、中指で処女の膣口の表面をくちゅくちゅと撫で回し、そして薬指でけつまんこの中をぐりぐりと掻き回すという、三点同時の猛烈なセルフプレジャー。 しかも、すぐ目の前には兄の右手があり、視線を上げれば月光に照らされた兄の寝顔がある。 「はぁっ、はぁっ、んっ……さようなら、私の綺麗な身体……。このループの兄さんに、私の初めてを捧げられないことだけが、悔しくて、悔しくてたまりませんわ……っ」 指を抜き差しするたびに、くちゅ、ずぷ、ぬちゅっ、と淫らな水音が響き、椿姫の白い腰が淫靡に波打つ。 彼女は声を殺すために、空いている左手の親指を自らの口に咥え込み、歯を立てて必死に喘ぎ声を押し殺した。 しかし、鼻から抜ける「んんっ、ふぅっ、あぁっ!」という熱っぽい吐息までは隠しきれない。 けつまんこの奥を自分の指先で強く引っ掻き、同時にクリトリスを摘まんで強く捻り上げた瞬間、限界を超えた快楽の奔流が椿姫の全身を駆け巡った。 (イく……っ! 兄さんの目の前で、触れられないまま、イってしまいますわ……っ!) 「んんんっ――!!」 声なき絶叫とともに、椿姫はぎゅーっと背中を限界まで反らせ、激しく全身を痙攣させた。 ぱしゃっ、と処女の秘裂から熱い愛液が飛び散り、そのうちの小さな一滴が、ベッドの端にあった兄の指先のすぐ横のシーツをぽつりと濡らす。 けつまんこが自分の薬指を万力のように強く締め付け、子宮が何度も大きく収縮して、終わりのない絶頂の波が彼女を揺さぶり続けた。 しかし、一度の絶頂では、彼女の胸に渦巻く狂おしいほどの未練と情欲は収まらなかった。 荒い息を整えながら、椿姫はふと、ベッドの足元の椅子に無造作に掛けられていた、兄が今日一日着ていた白いワイシャツに目を留めた。 彼女は震える足で立ち上がると、そのワイシャツをそっと手に取り、再びベッドサイドの絨毯の上へと崩れ落ちるように座り込んだ。 「あぁ……兄さんのシャツ……っ。兄さんの汗と、体温の匂いが、こんなにも濃く残っていますわ……」 椿姫は、兄のワイシャツに顔を埋め、まるで酸素を求める溺れかけの人間のように、深く、貪欲にその匂いを吸い込んだ。 ベッドの上よりさらに濃厚な、兄の肌そのものの匂い。 彼女はワイシャツの袖を自らの首に巻き付けるようにして抱きしめ、さらにはシャツの裾を股間へと導き、先ほど絶頂してぐしょぐしょに濡れそぼった秘裂とけつまんこへと直接押し当てた。 「ひゃうっ……! あ、あぁっ……兄さんのシャツが、私のおまんこに当たって……っ、擦れて……っ!」 まるで兄自身に股間を顔を埋められているかのような、あるいは兄の身体に直接跨っているかのような強烈な倒錯感。 椿姫は兄のワイシャツを股間に挟み込んだまま、その上から両手でシャツを掴み、自らの秘所へとごりごりと強く擦り付け始めた。 ザラリとした綿の生地が、過敏になったクリトリスと濡れた秘唇を容赦なく摩擦し、湧き出る愛液をどんどん吸い込んでいく。 「んっ、はぁっ、あぁっ! ごめんなさい、兄さん……っ、兄さんの大切なシャツを、私のおまんこのお汁で汚してしまいます……っ! でも、止まらないのですっ、兄さんの匂いに包まれながら擦るの、気持ちよすぎて止まりませんわ……っ!」 シャツに顔を埋めて兄の匂いを吸い込みながら、下半身ではその同じシャツの裾で秘所とけつまんこを激しく擦り上げる。 腰を前後にグラインドさせるたびに、純白のネグリジェが乱れ、露わになった二つの白い乳房が暗闇の中でたゆんたゆんと淫らに跳ね踊った。 彼女は自らの唇をシャツの襟元に押し当て、そこに兄の首筋があるかのように、ちゅう、れろ、と舌を這わせて甘く舐めしゃぶった。 「んちゅ……っ、れろ、あぁっ、兄さん、好きですわ……っ、愛しています、私のすべてを壊してでも、あなたを私のものにします……っ! だから、今夜だけは……綺麗な私がイくのを、夢の中で見ていてくださいまし……っ!」 股間に押し当てたシャツの布地越しに、指先でクリトリスをグリグリと押し潰し、ぎゅーっと身体を硬直させて、椿姫は二度目の、そして先ほど以上に深く長い絶頂へと達した。 「あ、あぁぁっ……んくぅぅっ……!!」 びくん、びくん、と華奢な腰が何度も跳ね上がり、兄のワイシャツに温かい愛液の染みがじゅわっと広がっていく。 しばらくの間、彼女はシャツを抱きしめたまま絨毯の上で小刻みに震え、静かな陶酔の余韻に身を委ねていた。 やがて、濡れたシャツの端を、自分の涙と汗を拭うようにそっと頬に当ててから、まるで最初からそうであったかのように元の椅子へと丁寧に掛け直す(裾の湿り気は、朝までには乾く程度の場所を選んで)。 そして彼女はゆっくりと立ち上がり、ネグリジェの胸元とショーツを整えると、最後にもう一度だけ、眠る兄の顔を覗き込んだ。 (さようなら、私の綺麗な身体……。そして、何も知らない無邪気なままの兄さん。……明後日の朝、私たちが再び出会う時、私たちはもう二度と離れられない、永遠の共犯者になるのですわ) 椿姫の瞳から、透き通った熱い涙が一粒だけ溢れ出し、ぽたり、と眠る兄の頬へと零れ落ちた。 はじめが眠りの中でわずかに眉を動かし、すぐまた穏やかな寝息へと戻るのを見届けると、聖女は月光の溶ける闇の中へと、音もなくその身を滑り込ませて部屋を去った。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第三幕:五月二十九日・運命の宵闇と手書きメモの背徳 ついに、運命の五月二十九日が幕を開けた。 朝から空には薄い雲が垂れ込め、夕方になるにつれて、街全体を重く湿った宵闇が包み込んでいった。過去二十九回のループにおいて、椿姫の人生を決定的に狂わせ、あるいは彼女自身が舞台装置として利用してきた「あの日」の空気が、寸分違わぬ温度と湿度をもって水無月家の周囲に漂い始めている。 午後七時四十五分。 玄関先で、兄のはじめが革靴に足を通しながら、少し申し訳なさそうに振り返った。 「ごめんな、椿姫。昨日の夜はあんなに豪華なごちそうを作ってくれたのに、今日はゼミの集まりで夕飯を一緒に食べられなくて」 「いいえ、お気になさらないでくださいまし、兄さん。大学の皆様とのお付き合いも大切なことですもの」 椿姫は三つ指をつかんばかりの淑やかさで微笑み、立ち上がった兄の歩み寄ると、そのジャケットの襟元を白い指先でそっと整えた。 ふわり、と兄がつけていた控えめなコロンの香りと、その奥にある温かい体臭が鼻腔をくすぐる。 昨日の深夜、寝室で彼のワイシャツに顔を埋めて狂おしいほどに嗅ぎ、自らの秘所を擦り付けて絶頂した、あの愛しい男の匂いだった。 条件反射のように、椿姫の制服のスカートの奥で、純白のショーツに包まれた秘裂がじゅわりと甘い蜜を滲ませる。 「……? どうした、椿姫。少し顔が赤いみたいだけど、熱でもあるのか?」 至近距離で見上げてくる妹の潤んだ瞳と、うっすらと桜色に染まった頬に気づき、はじめが心配そうに眉をひそめて手を伸ばそうとした。 その大きな手のひらが自分の額に触れる前に、椿姫はすっと半歩だけ後ろへ下がり、聖女のような清らかな微笑みで首を振った。 「いいえ、なんでもありませんわ。少しキッチンが暑かっただけですの。……それで、兄さん、お帰りは何時頃になりますか?」 「ああ、一次会だけで切り上げるつもりだから、二十二時頃には戻るよ。遅くとも終電前には帰るから、先に休んでていいからな」 「わかりました。では、お気をつけていってらっしゃいませ、兄さん」 ガチャリ、と玄関のドアが開き、そして閉まる。 遠ざかっていく兄の足音が外のアスファルトに吸い込まれ、完全に聞こえなくなった瞬間、水無月家の家の中には、耳が痛くなるほどの静寂が降り立った。 「……いってらっしゃいませ、兄さん。あなたが二十二時にこの家へ戻られた時……もう、あなたの知っている無垢な妹は、この世のどこにもいませんわ」 誰もいない玄関ホールで、椿姫の唇からひややかに澄み切った、それでいて甘美な陶酔に濡れた吐息が漏れた。 彼女はゆっくりと踵を返し、リビングダイニングへと歩みを進めた。 時計の針は午後八時を指そうとしている。 これから彼女が実行するのは、三十周目という最終ループにおける、最も緻密で、最も残酷な「生贄の演出」だった。 椿姫はリビングのサイドボードから、淡いクリーム色の便箋と、普段から愛用している黒塗りの万年筆を取り出した。 そして、兄が帰ってきた時に必ず真っ先に目にするダイニングテーブルの中央に座り、背筋を伸ばして便箋に向き合った。 白い指先が万年筆を握る。 これから書くのは、ただの置き手紙ではない。 兄・はじめの心に、一生涯決して拭い去ることのできない「後悔」と「自責の念」という名の猛毒を撃ち込むための、呪いの契約書だ。 サラサラと、万年筆のペン先が紙の上を滑り、流麗で気品のある文字が紡ぎ出されていく。 『兄さんの帰りに合わせて、駅前の洋菓子店へケーキを買いに行ってまいりますね。 椿姫』 たったそれだけの、短く、健気な一文。 しかし、この一文が持つ意味は計り知れないほど重く、残酷だった。 もし椿姫が何の書き置きもせずに夜の街へ出て事件に巻き込まれたなら、それは「なぜ夜遅くに一人で出歩いたのか」という単なる不運な事故として処理されるかもしれない。 だが、この置き手紙があればどうなるか。 昨日の夜には兄の大好物を並べて感謝を伝え、今夜もゼミから帰ってくる兄を喜ばせようと、ただその一心で夜の洋菓子店へケーキを買いに出かけた、あまりにも優しく献身的な妹。 その妹が、自分のためにケーキを買いに行った帰り道に、獣のような男たちに拉致され、四十八時間にもわたって筆舌に尽くしがたい凌辱の限りを尽くされ、ボロボロになって発見される――。 「ふふ……あはっ……っ。なんて残酷で、なんて完璧なシナリオでしょう……」 書き終えたばかりの文字を見つめながら、椿姫の華奢な肩が、ぶるぶると小刻みに震え始めた。 「兄さんのためにケーキを買いに行ってきます」という、愛らしくて健気な嘘。 実際に彼女が買いに行くのは、甘いショートケーキでもチョコレートケーキでもない。兄の一生を自分へと縛り付け、他のどんな女にも目を向けさせず、永遠に傷ついた妹の庇護者として生きさせるための、世界で一番残酷で甘美な十字架なのだ。 「んっ……あぁ……っ、いけない、手紙を書いただけですのに、お腹の奥が……子宮が、きゅうきゅうって疼いてしまいますわ……っ」 テーブルに置いた手書きメモを見つめているうちに、椿姫の下腹部には、昨日以上の猛烈な熱の塊が渦巻き始めていた。 これから一時間後には、自分はこのメモを残して家を出て、自らの足で地獄の廃ビルへと歩いていく。 そして明日の朝、二十二時に帰ってきた兄がこのメモを見つけ、いくら待っても帰らない妹を心配してスマートフォンに電話をかけ、それが繋がらないことに気づいた時、兄はどんな顔をするのだろう。 さらに明後日の朝、変わり果てた姿の自分と対面した時、兄はこの手書きのメモを握りしめて、どれほど絶望し、どれほど激しく涙を流してくれるのだろう。 その光景を脳裏に思い描いた瞬間、椿姫の股間から、どくん、と音を立てて熱い愛液が噴き出し、純白のショーツを一気にぐしょぐしょに濡らした。 「はぁっ、はぁっ……あぁ、たまらない……っ! 兄さんの絶望するお顔、私のために泣き崩れる兄さんを想像するだけで、おまんこがこんなに悦んで……っ!」 椿姫はたまらず椅子から立ち上がると、手にしていた万年筆のキャップを閉め、それを握りしめたまま、リビングの奥にある三人掛けのソファへとふらふらと歩み寄った。 そこは、兄のはじめがいつもテレビを見たり、コーヒーを飲んだりする時に決まって腰掛けている、彼の特等席だった。 クッションには、つい十数分前までそこに座っていた兄の微かな温もりと、彼の匂いがまだ色濃く残っている。 椿姫はそのソファのクッションの上に、制服のプリーツスカートを穿いたまま膝立ちになり、背もたれに寄りかかるようにして、自らの白い太ももを大きく左右に開いた。 「これから清めのお風呂に入らなければいけませんのに……っ、だめ、その前に一度、この手紙の前で出しておかないと、歩けなくなってしまいますわ……っ」 彼女は片手で制服のスカートをお腹の上までたくし上げ、もう片方の手で、すでに愛液が糸を引いて染み出している純白のショーツを、太ももの付け根から片足だけ完全に脱ぎ捨てた。 片方の足首にだけ白いショーツが引っかかった、ひどく淫靡でだらしない格好。 ダイニングテーブルの上には、今書いたばかりの『ケーキを買いに行ってまいりますね』という清楚な置き手紙が、照明の光を受けて白く浮かび上がっている。 その「健気な聖女の証」をすぐ目の前に見据えながら、椿姫は兄の座っていたソファの上で、自らの赤く充血した秘裂と、その奥でひくつくけつまんこを無防備に晒け出した。 「見て……見てくださいまし、兄さん……っ。あなたに宛てた可愛いお手紙のすぐ横で、あなたの妹が、こんなにはしたなくお股を広げて、おまんこを見せつけていますわ……っ」 誰ひとりいないリビングに、椿姫の甘く蕩けた声が響く。 彼女は左手の指先で、濡れそぼった小陰唇をぴらりと左右に押し広げた。 照明の光の下に露わになったのは、まだ一度も男の肉棒を知らないとは思えないほど艶やかに熟れ、蜜を滴らせるピンク色の粘膜と、ぷっくりと誇らしげに勃起したクリトリス、そしてその下でパクパクと呼吸するように開閉する小さな処女孔だった。 さらにその下、会陰を伝って流れ落ちた愛液が、ピンク色の菊門――けつまんこの細かい皺をぬるぬると光らせている。 椿姫は右手に握っていた、今まさに兄への置き手紙を書いたばかりの黒塗りの万年筆を持ち直した。 高級な樹脂で作られた、丸みを帯びて滑らかな、少し太めの万年筆の軸。 「ふふ……兄さんにお手紙を書いたこのペンで、私のおまんこをいじめてあげますわ……」 彼女は、万年筆の丸い尻軸の部分を、自らの勃起したクリトリスへとコツンと押し当てた。 「ひゃうっ……! あ、んんっ……冷たくて、硬い……っ!」 ひんやりとした樹脂の感触が、熱く火照った粘膜に鮮烈な刺激を与える。 椿姫は万年筆の軸を縦に滑らせ、濡れそぼった秘裂の溝に沿って、上から下へとゆっくりと往復させ始めた。 ぬちゅ、くちゅり、と粘り気のある愛液が万年筆の黒い軸に絡みつき、艶やかな光沢を放つ。 指で触れるのとは違う、硬質な異物の感触。それが、これから一時間後に廃ビルで味わうことになる「他者による蹂躙」の予感を強烈に掻き立て、彼女の背筋をぞくぞくと粟立たせた。 「あぁっ、んっ……このペンで、『ケーキを買いに行く』って嘘を書いたのですわ……っ。兄さんを騙して、兄さんを一生私の虜にするための、悪いペン……っ、そんな悪いペンで、私のおまんこ、擦られてイきそうになっています……っ」 彼女は万年筆の軸でクリトリスをぐりぐりと押し潰しながら、空いている左手の指先を、制服のブラウスの隙間へと滑り込ませた。 ボタンを弾き飛ばすようにして胸元を大きくはだけさせ、純白のブラジャーのカップを上から引き下ろす。 ぽろん、と豊かな白い双丘が飛び出し、先端の桜色の乳首がリビングの空気に触れてぷるんと震えた。 「んんっ、はぁっ……おっぱいも、熱い……っ!」 左手で自分の乳房を鷲掴みにし、爪が食い込むほど強く揉みしだきながら、乳首を指先で激しく弾く。 そして右手では、愛液でぬるぬるになった万年筆の丸い軸の先端を、処女の膣口の表面――決して破らないよう、入り口の柔らかな肉壁の窪みへと押し当て、くるくると円を描くように焦らし続けた。 「くぅっ、あぁっ! 入り口が、おまんこの入り口が、欲しがってパクパクしていますわ……っ。でも、ここには入れられませんの……っ、ここはあとで、獣たちにめちゃくちゃに突き破らせて、兄さんに最初の血を見せないための、生贄の場所ですもの……っ!」 その代わりとばかりに、椿姫は万年筆の軸をさらに下へと滑らせ、ひくひくと収縮を繰り返すけつまんこの入り口へと、その丸い先端をあてがった。 昨夜、兄の寝室で自分の指を受け入れたばかりのけつまんこは、すでに自らの性感帯としての快楽を思い出し、異物の侵入を待ち望むように柔らかく綻んでいる。 「んっ、ふぅ……っ、お尻なら……けつまんこなら、どれだけ深く犯しても、私の処女は傷つきませんわ……っ。入ってきて……兄さんへのお手紙を書いたペン、私のけつまんこに、ぜんぶ入ってきてぇっ……!」 椿姫が腰を浮かせ、自らの体重をかけるようにして万年筆の軸を押し込むと、ぬぷり、ずぷぷっ……と、いやらしい音を立てて、黒い万年筆がピンク色のけつまんこへと深々と飲み込まれていった。 「あ、あぁぁっ――!! 入った、太いのが、お尻の穴にずぼって入りましたわぁっ……!!」 指よりも硬く、滑らかで冷たい万年筆の軸が、直腸の熱い粘膜を押し広げながら奥へと侵入していく。 その異物感と圧迫感に、椿姫はソファの上でぎゅーっと背中を反らせ、甘い嬌声をリビング中に響かせた。 彼女は右手で万年筆の端を持ち、自らのけつまんこの中で、ずぷずぷと激しく抜き差しを始めた。 同時に、左手は胸から股間へと移動し、人差し指と中指で勃起したクリトリスと処女の秘唇を、水音が飛び散るほど激しく掻き回し始める。 前のおまんこを指でグチュグチュに弄り、後ろのけつまんこを兄への置き手紙を書いた万年筆でズボズボと犯すという、極限まで倒錯したオナニー。 「あんっ、あぁっ、すご、い……っ! けつまんこ、万年筆でほじくられて、おまんこの奥まで擦れてますわ……っ! はぁっ、んんっ、兄さん、兄さんっ、見てくださいましっ、テーブルの手紙を見る前に、このソファで、お尻にペンを突っ込んでヨガり狂っている私を見てぇっ……!」 ずぷっ、ぬちゅっ、ぐちゅり、ぱちゅんっ! 静かなリビングに、とても清楚な美少女が出しているとは思えないほど下品で生々しい水音が木霊する。 ソファのクッションに染み込んだ兄の匂いが、彼女の激しい動きによって舞い上がり、鼻腔を直接刺激する。 視線の先には、テーブルの上の白い便箋。 『兄さんの帰りに合わせて、駅前の洋菓子店へケーキを買いに行ってまいりますね。 椿姫』 その文字が、快楽の涙で滲んで揺れ動く。 (ああ……もうすぐですわ。もうすぐ、私はこの手紙を残して、獣たちの待つ地獄へ行く……。私の綺麗な処女も、このけつまんこも、白いおっぱいも、ぜんぶ泥水に塗れて壊される……っ! なのに、どうしてこんなに気持ちがいいの……っ、兄さんを永遠に手に入れられると思うと、おまんこもけつまんこも、嬉しくてたまらないのですわ……っ!) 万年筆の軸をけつまんこの一番深いところまで根元近く押し込み、直腸の壁をぐりぐりと抉りながら、左手の指でクリトリスを力任せに潰すように扱き上げた。 その瞬間、脳髄を焼き切るような閃光が走り、椿姫はソファの上でぎゅーっと全身を硬直させた。 「ひゃ、あぁぁぁっ――!! イく、イっちゃいますわぁっ! 兄さんへの嘘の手紙を見ながら、けつまんこでイくぅぅっ――!!」 ぷしゃあぁっ!! と、無垢な処女孔から大量の透明な潮が勢いよく噴き出し、ソファの革張りの表面と、自分の制服のスカートをびしょ濡れに染め上げた。 けつまんこが万年筆の軸を抜けなくなるほど強烈に締め付け、全身がガクガクと雷に打たれたように跳ね回る。 一分近くにも及ぶ長い絶頂の痙攣が収まった後も、椿姫はだらしなく舌を出し、半開きの瞳でテーブルの上の手書きメモをうっとりと見つめ続けていた。 「はぁ……はぁ……っ、ん……っ。……さあ、これで準備の第一段階は完了ですわね」 やがて彼女はゆっくりとけつまんこから万年筆を引き抜き、ソファの汚れと万年筆を綺麗に拭き取って片付けると、何事もなかったかのように立ち上がった。 テーブルの上には、一点の汚れもない、清楚で健気な置き手紙だけが静かに残されている。 時計の針は午後八時十五分。 出立の前の「最後の清めの儀式」を行うため、椿姫は濡れた秘所を熱く疼かせたまま、浴室へと向かうのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第四幕:純潔の最後の清め(出立の儀式) 午後八時十五分。 水無月家の浴室には、白百合の香りを模した上質なバスソルトと、きめ細やかな石鹸の泡の香りが、温かい湯気とともに立ち込めていた。 脱衣所で制服と、先ほどリビングで汚してしまった下着をすべて脱ぎ捨てた椿姫は、一糸纏わぬ生まれたままの裸身を浴室の淡い照明の下へと晒した。 湯気に霞む大きな鏡の前に立ち、彼女は自分自身の身体を、まるで美術館の彫刻を鑑賞するかのように静かに見つめた。 そこに映し出されているのは、汚れを知らぬ無垢な処女の肉体でありながら、見る者の理性を一瞬で狂わせるほど完成された、蠱惑的な美少女の肢体だった。 透き通るように白い肌は、一点の傷も、痣も、吹き出物すらなく、真珠の粉を刷いたかのように滑らかに輝いている。華奢な鎖骨の下には、小柄な体躯には不釣り合いなほど豊満に実ったお椀型の双丘がたわわに張り出し、その頂には淡い桜色の乳輪と、すでに湯気の熱でぷっくりと蕾を膨らませた小さな乳首が愛らしく自己主張していた。 キュッと引き締まった細い腰から、なだらかな曲線を描いて広がる白いお尻と、すらりと伸びた太もも。そしてその付け根の奥には、薄い産毛に守られたピンク色の秘裂が、まだ誰の侵入も許していない清らかな一本の縦筋として、慎ましやかに閉じている。 (これが、私の綺麗な身体……。三十周目の世界で、誰にも触れられず、ただ兄さんのためだけに守り抜いてきた、無垢な私の最後の姿ですわ……) 椿姫は洗い場の椅子に腰を下ろし、シャワーのお湯で全身を濡らすと、泡立てたボディソープを両手いっぱいに掬い取った。 これから始まるのは、単なる入浴ではない。 自ら進んで獣たちの待つ泥濘へと身を投げ、四十八時間にも及ぶ凄惨な凌辱の生贄となるための、厳かで淫靡な「出立の清めの儀式」だった。 古来、神や悪魔に捧げられる生贄の処女が、祭壇に上がる前に香油と清らかな水で全身の隅々まで洗い清められたように、椿姫もまた、これから徹底的に汚され、壊される自分の肉体を、最高に美しく清潔な状態へと整えようとしていたのだ。 「んっ……ふぅ……っ。あわあわで、とってもいい香りですわ……」 白い泡をたっぷりと纏った両手が、まずは自らの首筋から鎖骨、そして豊かな乳房へと滑っていく。 ぬるり、と泡が肌の上を滑り、自分の手のひらの感触がいつもより何倍も生々しく感じられる。 彼女は両方の乳房を下から包み込むように持ち上げ、泡のクッション越しに、柔らかい乳肉をゆっくりと、慈しむように揉みしだいた。 (あと一時間もすれば、この白い胸は、見知らぬ男たちの脂ぎった手で鷲掴みにされ、煙草のヤニと酒の臭いに塗れた口で乱暴に吸い付かれるのですわね……) そのおぞましくも鮮烈な未来のビジョンが脳裏をよぎった瞬間、椿姫の胸の奥がぞくりと震え、泡にまみれた桜色の乳首が、ちりちりとした熱を帯びて硬く勃起した。 「あ、んっ……! 考えちゃいけないのに……っ、汚されることを想像するだけで、乳首がこんなに硬くなってしまいます……っ」 彼女は人差し指と中指で、泡まみれの乳首を挟み込み、きゅっきゅっと甘く擦り上げた。 ぬるぬると滑る泡が摩擦を極限まで減らし、その分だけ神経の先端を直接撫でられるような繊細で鋭い快感が走る。 さらに手のひらを下げ、くびれたウエストから、丸みを帯びた白いお尻へと泡を塗り広げていく。 そして、椿姫は洗い場の床に直接お尻をつき、鏡に向かって自らの両足を大きくM字に開いた。 湯気の向こうの鏡に、全身を白い泡で飾り立て、恥ずかしい場所を丸見えにして座り込む自分の淫らな姿が映し出される。 「見て……これが、私のぜんぶですわ……。おまんこも、けつまんこも、今はこんなに綺麗で、いい匂いがする泡に包まれていますの……」 鏡の中の自分を見つめながら、椿姫は泡まみれの右手を股間へと導いた。 まずは外側のふっくらとした大陰唇を、次に内側の柔らかな小陰唇を、傷つけないように指の腹でそっと撫で洗う。 先ほどリビングで絶頂した時の愛液の残りを綺麗に洗い流し、文字通り一点の曇りもない純潔の花弁へと戻していく作業。 だが、清めれば清めるほど、彼女の過敏な粘膜は「これから汚される」という予感に反応して、内側から新たな熱い蜜を次々と湧き出させてしまうのだった。 「んくっ……あぁ、せっかく石鹸で洗っていますのに……っ、中からどんどん、いやらしいお汁が出てきて、泡と混ざってしまいますわ……っ」 ぬるぬるの石鹸の泡と、とろりとした愛液が混ざり合い、股間からいやらしい水音が響き始める。 椿姫は指先をさらに奥へと滑らせ、ピンク色のけつまんこの皺の一つ一つにまで丁寧に泡を塗り込み、くるくると優しく指の腹で洗い清めた。 「あぁっ、んっ……お尻の穴も、綺麗にしておかないと……っ。獣たちは、私のおまんこだけじゃなくて、このけつまんこまで、きっと無理やり使って汚すでしょうから……っ」 清らかな白百合の香りをさせながら、最も下品な言葉を呟き、けつまんこの入り口を指先でくすぐる椿姫の瞳は、殉教者の恍惚に潤んでいた。 全身の泡をシャワーで綺麗に洗い流すと、彼女はたっぷりと張られた湯船の中へと、静かにその白い肢体を沈めた。 ざぷん、と清らかなお湯が溢れ出し、椿姫の肩までを温かい水音が包み込む。 お湯の中で、ふわりと長い黒髪が揺らめき、透き通るような白い肌が水面の揺らぎに照らされて幻想的に浮かび上がった。 椿姫は湯船の縁に頭を預け、目を閉じて深く息を吐き出すと、お湯の中で再び太ももをゆっくりと左右に開いた。 温かいお湯が、無防備に開かれた秘裂のひだの間へと流れ込み、敏感な粘膜を優しく愛撫する。 彼女は水中で、自らの白い右手の人差し指と中指を、そっと秘唇へと滑らせた。 「んっ……ふぁ……っ」 お湯の中で触れる自分の秘所は、驚くほど柔らかく、そしてお湯の温度以上に熱く火照っていた。 指先で小陰唇をそっと押し広げ、その奥にある、まだ誰にも貫かれていない小さな処女の蕾――膣口へと、中指の腹を優しく押し当てる。 傷ひとつない、清らかな処女膜に守られた入り口。 しかし、そこに指先が触れた瞬間、二十九回分のループの記憶――兄のはじめに優しく抱かれ、あるいは過酷な運命の中で激しく貫かれてきた無数の快楽の記憶を持つ膣口が、まるで「覚えている」というかのように、きゅん、と甘く切なく収縮したのだ。 「あ……っ、んんっ……! きゅって、締まって……っ、私の身体、処女ですのに、中に入ってくるものの気持ちよさを、全部覚えていますのね……っ」 きゅっ、きゅぅっ、と指先を吸い込むように蠢く小さな入り口から、とろりとした透明な愛液が止めどなく溢れ出し、清浄な湯船のお湯の中へとゆらゆらと溶け出していく。 まるでお湯全体が、椿姫の処女の蜜によって甘く芳醇な媚薬へと変わっていくかのようだった。 (ああ……兄さん……。本当なら、この清らかなお湯の中で溶け出す私の蜜も、このきゅっと締まる処女の入り口も、すべて今夜、兄さんの熱いものに捧げるはずでしたのに……) 過去のループで経験した、兄との甘いバスルームでの情事の記憶が、鮮やかに脳裏にフラッシュバックする。 後ろから兄の逞しい胸板に抱きすくめられ、耳元で「愛してるよ、椿姫」と囁かれながら、お湯の中でゆっくりと挿入されたあの至福の瞬間。 激しいセックスよりも、兄と溶け合うような緩やかで甘いセックスが何よりも好きだった彼女の身体が、その記憶を追い求めて狂おしく疼き出した。 「兄さん……っ、兄さん、好きですわ……っ、あなたに、おまんこを舐めていただきたい……っ、あなたの優しい指で、私の中をいっぱいにしていただきたいですわ……っ!」 お湯の中だけではもはや我慢できなくなった椿姫は、ざばっと湯船から立ち上がると、濡れそぼった白い裸体のまま洗い場へと戻り、シャワーヘッドを手に取った。 湯船の縁に片足を大きく乗せて立ち、秘所を完全に露出させた体勢で、彼女は強めの水圧に設定したシャワーの温水を、自らの勃起したクリトリスへと至近距離から直接浴びせかけた。 「ひゃあぁぁっ――!! あ、あぁっ、シャワーが、クリトリスに当たってぇっ……!!」 無数の細かいお湯の粒が、剥き出しになった敏感な陰核をマシンガンのように連続で叩きつける。 人間の指では到底不可能なその高速の水流刺激に、椿姫は一秒も経たないうちに理性を吹き飛ばされ、シャワーヘッドを握らない方の手で自分の乳房を乱暴に鷲掴みにした。 「あぁっ、んんっ、すご、い……っ! 綺麗にするためのシャワーですのに、おまんこが、おまんこが気持ちよすぎておかしくなっちゃいますわぁっ……!」 彼女はシャワーヘッドを少しずつ動かして、水流をクリトリスから処女の膣口へ、そしてさらにその奥のけつまんこへと交互に当て続けた。 バチバチと温水が粘膜を弾く音と、椿姫の荒い嬌声が浴室のタイルに反響する。 空いている左手の指を、水流が当たっている秘裂へと差し入れ、シャワーの刺激と同時に自らの指でクリトリスと膣口の表面を激しく掻き回した。 さらに中指を滑らせて、温水で温められて柔らかく綻んだけつまんこの中へと、ずぷり、と根元まで指を突き入れる。 「んぎゅぅっ……! あ、はぁっ、けつまんこも、お湯と一緒に指が入って……っ、熱いですわっ、お腹の中が全部とろけてしまいます……っ!」 これから自分を待ち受ける四十八時間の地獄。 その前に、自分の純潔の肉体が持つすべての感度を確かめ、兄への愛を刻み込むかのように、椿姫はシャワーを股間に押し当てたまま激しく腰を振り乱した。 豊かな白い乳房が上下左右に大きく暴れ、濡れた黒髪が白い背中に張り付く。 「いく……っ、またイってしまいますわ……っ! 綺麗な私のおまんこで、兄さんを想いながら、イくぅっ、イくぅぅっ――!!」 シャワーヘッドをクリトリスに密着させ、けつまんこの中の指を強く鉤状に曲げて引き抜いた瞬間、椿姫はぎゅーっと全身を限界まで反らせ、浴室中に響き渡る甘い悲鳴を上げて絶頂した。 びくん、びくんっ! と片足を湯船の縁に乗せたまま腰が激しく跳ね、シャワーのお湯なのか彼女自身が噴き出した潮なのかわからない熱い液体が、白い太ももを伝って排水口へと流れ落ちていく。 やがて、長い余韻の震えが収まると、椿姫は静かにシャワーを止め、清潔なバスタオルで全身の水滴を一点残らず丁寧に拭き取った。 自室へと戻った彼女は、姿見の前に立ち、用意していた「生贄の正装」を手に取った。 一切の装飾を排した、しかし最高級の繊細なレースで仕立てられた、純白のブラジャーと純白のショーツ。 誰が見ても「清純で無垢な深窓の令嬢」としか思えない、一点の穢れもない白。 白い指先が、ブラジャーのホックを留め、豊かな双丘を純白のカップの中へと収める。 続いて、細い脚を純白のショーツへと通し、ゆっくりと腰まで引き上げた。 その瞬間――。 せっかくお風呂で綺麗に洗い清め、タオルで拭いたはずの処女の秘裂から、新しい純白のレースショーツのクロッチに触れた途端、とろり、と一筋の熱い愛液が溢れ出し、真新しい白い布地をじわりと内側から湿らせたのだ。 「……あっ……ん……。ふふ、仕方ありませんわね……。これから兄さんを永遠に縛り付けるための舞台へ向かうのですもの、私の身体が嬉しくて泣いてしまうのも、当然ですわ」 椿姫は、すでに股間がほんのりと湿り始めた純白のショーツの上から、アイロンがピシッと効いた清潔な制服のスカートを穿き、糊の効いた白いブラウスとリボンを身につけた。 最後に髪を丁寧に櫛で梳かし、鏡の前に立つ。 そこにいたのは、どこからどう見ても非の打ち所のない、清廉で無垢な聖女そのものの姿をした美少女だった。スカートの下の純白のショーツが、すでに淫らな覚悟の蜜で濡れていることなど、神様でさえ気づくはずもなかった。 「さあ……参りましょう。私の純潔を捧げる、最後の祭壇へ」 椿姫は静かに微笑むと、リビングの置き手紙を最後に一瞥し、夜の闇が待つ玄関の扉へと手をかけた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第五幕:暗渠への投擲と、断ち切られた命綱 午後八時五十分。 駅前の華やかなロータリーから一本裏手へと入った瞬間、街の空気はまるで別世界のように冷たく、澱んだものへと一変した。 表通りのネオンや街灯の光は雑居ビルの高い壁に遮られ、足元に広がるのは、湿ったアスファルトと古びたコンクリートの塀が続く、薄暗い路地裏の迷宮だった。 コツ、コツ、と静かな夜の路地に、ローファーの控えめな足音が響く。 アイロンの効いた清潔な制服に身を包み、洗い立ての黒髪を夜風に揺らしながら、椿姫はただ一人でその暗がりへと歩みを進めていた。 彼女の白い左手には、駅前の老舗洋菓子店のロゴが入った、上品な白い紙袋が提げられている。 その箱の中には、兄・はじめの大好物である苺のショートケーキと、濃厚なモンブランが二つ、保冷剤とともに丁寧に収められていた。 (ふふ……本当に買ってしまいましたわ、兄さんのためのケーキ……。明後日の朝、警察がこの路地裏やあの廃ビルを捜索した時、泥に塗れて踏み潰されたこのケーキの箱を見つければ、兄さんはどれほど胸を痛めてくださるのでしょうね……) 置き手紙の嘘を「完璧な真実」へと昇華させるための小道具。 しかし、そのケーキを選んでいる最中も、そしてこうして夜の路地裏を歩いている今も、椿姫の意識の半分以上は、自らの制服のスカートの下で渦巻いている猛烈な熱と湿り気へと向けられていた。 一歩、また一歩と暗い路地へと足を踏み入れるたびに、太ももの付け根を包む純白のレースショーツが、内側から溢れ出る粘り気のある愛液でぐっしょりと重くなっていく。 家を出る直前に浴室であれほど丁寧に洗い清め、一点の汚れもない新しい下着を身につけたはずだった。それなのに、今の彼女のショーツのクロッチ部分は、まるで水の中にそのまま浸したかのように完全に透き通り、充血して膨らんだピンク色の秘唇にぴたりと張り付いていた。 脚を前に出すたび、濡れたレースの布地が敏感なクリトリスと小陰唇をぬちゅり、くちゅり、と擦り上げ、その微かな摩擦だけで背筋に甘い稲妻が走る。 「んっ……はぁ……っ。まだ、何も始まっていませんのに……っ、暗い道を一人で歩いているだけで、おまんこがこんなに疼いて……っ」 誰の目もない暗がりで、椿姫は小さく熱い吐息を漏らした。 清らかな白百合の石鹸の香りを漂わせる無垢な美少女が、そのスカートの下では、これから自分が受けるであろう凄惨な凌辱を待ち侘びて、下着から糸を引くほど蜜を垂らしている。 その異常なまでの倒錯が、彼女の神経を針の先のように鋭敏に研ぎ澄ませていた。 やがて椿姫の足が、路地裏の最も深い暗がり――街灯の光が完全に途絶えた、袋小路に近い角の前でピタリと止まった。 彼女の足元には、分厚く錆びついた鉄格子が嵌められた、深い排水溝の開口部があった。 鉄格子の隙間の下には、街の汚水や雨水が流れ込む深い暗渠(あんきょ)が口を開けており、底の見えない真っ暗な闇の奥から、じめじめとした泥水の匂いと、かすかな水のせせらぎが立ち昇ってきている。 椿姫は立ち止まり、制服のポケットから、自らのスマートフォンを静かに取り出した。 電源を入れると、液晶画面の青白い光が、暗闇の中で彼女の白い顔と、長く濡れた睫毛を鮮明に照らし出した。 ロック画面には、数時間前に兄のはじめから届いたメッセージの通知が、そのまま残されている。 『今日はゼミの飲み会で遅くなるけど、22時頃には帰るよ。戸締まりちゃんとして待っててな』 優しくて、頼もしくて、妹想いな兄からの言葉。 このスマートフォンさえ持っていれば、もしこの先で恐怖に耐えきれなくなった時、いつでも兄に助けを求めることができる。GPSの位置情報を辿って、兄や警察がすぐに自分を救い出しに来てくれるだろう。 つまり、この小さな機械は、水無月椿姫を「平穏な日常」と「無傷の幸福」へと繋ぎ止める、最後の命綱だった。 「……さようなら、兄さん。二十二時に帰っても、私はいませんわ。あなたがどれだけ電話をかけても、どれだけメッセージを送っても……もう、二度とこのスマホが鳴ることはありませんの」 椿姫の白い指先が、スマートフォンの側面にある電源ボタンを、迷うことなく長押しした。 画面に『電源を切りますか?』という表示が浮かび上がる。 彼女は聖女のように穏やかで、それでいてひややかに澄み切った微笑みを浮かべながら、画面の上のボタンをそっとスライドさせた。 ふっ、と液晶の光が消え、くるくると回る終了のアイコンすらも闇に溶けて、完全なる暗闇が路地裏へと戻ってくる。 手の中にあるのは、ただの冷たくて黒い無機質な板切れとなったスマートフォン。 椿姫は足元の鉄格子を見下ろした。 そして、鉄格子の隙間の真上にスマートフォンをかざすと、まるで花びらを手放すかのように、自らの白い指先をそっと開いた。 すうっ、と黒い影が鉄格子の隙間をすり抜け、底知れない暗渠の闇へと吸い込まれていく。 一秒、二秒の静寂のあと――。 チャポン……。 はるか下の暗渠の泥水へとスマートフォンが沈んでいく、小さく、しかし決定的な水音が、暗い排水溝の底から反響して聞こえてきた。 泥と汚水にまみれ、冷たい水の底へと沈んだ通信機器。 もう、引き返すことはできない。 どれほど痛くても、どれほど怖くても、どれほど惨めに犯されても、誰かに助けを呼ぶための手段は、彼女自身の手によって永遠に抹消されたのだ。 (あ……っ、沈んでいった……。切れたわ……。助けを呼ぶための命綱が、完全に、消えた……っ!) 「これで、もう誰も私を助けられない」という絶対的な孤立と破滅の事実が、脳髄を直撃した瞬間だった。 「ひっ……! あ、あぁぁっ……!!」 椿姫の背筋に、今まで経験したこともないような凄まじい悪寒と、それと表裏一体の狂おしいほどの歓喜の痺れが、雷撃となって駆け抜けた。 びくんっ! と華奢な下腹部が大きく跳ね上がり、処女の秘孔から、どくん、どくんっ、と熱い愛液が堰を切ったように溢れ出して、純白のショーツを限界まで濡らし尽くす。 「んっ……ぁ……っ! 怖い……っ、全身が震えるほど怖いのに……っ、どうして、どうしてこんなに奥が熱くなって、おまんこが濡れてしまうの……っ!」 膝から力が抜け、椿姫はその場の路地裏の冷たいレンガ壁へと、崩れ落ちるように背中を預けた。 本当に怖かった。過去二十九回のループの記憶があるとはいえ、これから待ち受けている四十八時間の輪姦地獄の痛みと屈辱、臭気と絶望は、思い出すだけでも歯の根が合わないほどの恐怖を伴う。 それなのに、退路を完全に断ち切り、自分が「絶対に逃げられない生贄」になったと自覚した途端、彼女の子宮と粘膜は、恐怖をすべて極上の媚薬へと変換し、狂ったように快楽を求めて疼き始めたのだ。 (だめ……っ、このままでは、足が震えて廃ビルまで歩けませんわ……っ。あぁ、熱い、おまんこが熱くて、破裂してしまいそう……っ!) 椿姫はレンガ壁に背を預けたまま、左手にケーキの紙袋を提げた状態で、右手を制服のプリーツスカートの中へと荒々しく差し入れた。 ここは家のキッチンでも、兄の寝室でも、浴室でもない。 いつ誰が通りかかってもおかしくない、夜の駅裏の路地裏だ。 しかも足元には、今まさにスマートフォンを飲み込んだばかりの不気味な暗渠の排水溝が口を開けている。 そんな場所で、清楚な制服を着た美少女が、スカートの中に手を入れて自らの秘所を弄ろうとしている。 「はぁっ、はぁっ……誰かに見られてしまうかもしれませんのに……っ、でも、止められない……っ、命綱が切れた瞬間から、おまんこが勝手にヒクヒクして、指を欲しがって止まりませんわ……っ!」 彼女は右手の指で、ぐしょぐしょに濡れそぼった純白のレースショーツのクロッチをぐいっと横にずらした。 びちゃり、と粘り気のある愛液が糸を引き、溜まっていた熱い蜜が、剥き出しになった秘裂から一気に溢れ出して、足元の暗渠の鉄格子の上へとポタポタと滴り落ちた。 夜の路地裏の冷たく湿った外気が、熱く充血したピンク色の粘膜と、ぷっくりと肥大したクリトリス、そしてひくつくけつまんこを直接撫で上げる。 「ひゃうっ……! あ、あぁっ、夜風が、おまんことけつまんこに当たって……っ、冷たくて、気持ちいい……っ!」 野外で最も恥ずかしい場所を露出しているという強烈な羞恥心と、これから獣たちに犯されに行く直前であるという極限のサスペンスが、椿姫の感度を常軌を逸した領域へと引き上げていた。 彼女は片足を少し前に出し、暗渠の鉄格子を跨ぐようにして立ちながら、右手の中指と薬指で自らの濡れた秘唇を激しく掻き回し始めた。 くちゅっ、ぐちゅっ、ぬちゅりっ! 静まり返った暗い路地裏に、粘膜と愛液が擦れ合う卑猥な水音が驚くほど大きく響き渡る。 左手に提げた洋菓子店の紙袋が、彼女の激しい呼吸と身体の揺れに合わせて、カサ、カサ、と乾いた音を立てた。 兄へのプレゼントである甘いケーキの箱を持ちながら、暗い排水溝の上でおまんこをグチュグチュに弄り回す妹。 「あぁっ、んんっ! 兄さん、兄さんっ……私、スマホを捨ててしまいましたわ……っ! もう兄さんに助けを呼べない、ただの弱い女の子になってしまいましたの……っ! なのに、見てくださいましっ、こんな暗い路地裏で、立ちんぼみたいにスカートをまくって、おまんこからいっぱいお汁を垂らしていますわ……っ!」 椿姫は声を押し殺そうとしながらも、溢れ出る悦楽を抑えきれず、甘い喘ぎ声を夜気に溶かした。 人差し指で硬く尖ったクリトリスを潰すように扱き上げ、同時に愛液でぬるぬるになった薬指を、後ろのけつまんこの窄まりへとずぷりと突き入れる。 「んぎゅっ……! あぁっ、外でお尻の穴に指を入れるの、すごく変態で、たまらないですわ……っ!」 先ほどリビングで万年筆を受け入れたばかりのけつまんこは、立ったままの体勢でもすんなりと指を飲み込み、熱い腸壁で指先をきゅうきゅうと淫らに締め付けた。 彼女は制服のブラウスの上から、ケーキの袋を持った左手の肘で自らの豊かな乳房を押し潰すように圧迫し、右手ではクリトリスとけつまんこを同時に激しく責め立てた。 (ああ……すぐ向こうから、あの廃ビルから、獣たちの気配が近づいてくるのがわかりますわ……。私のこの綺麗な制服も、白いショーツも、あと数分で引き裂かれてしまう……。でも、その前に、私の意思で、この破滅の快楽でイかせてくださいまし……っ!) 足元の鉄格子の下、スマートフォンが沈んだ暗渠の泥水へと、自分自身の熱い愛液を注ぎ込むかのように、椿姫は腰を突き出して激しく指を動かした。 恐怖が快楽に変わり、絶望が恍惚へと昇華される、殉教者だけの狂ったエクスタシー。 「くぅっ、あ、あぁっ……イく、路地裏で、立ったままイっちゃいますわ……っ! さようなら、私の日常……っ、兄さんを私だけのものにするために、イくぅっ、イくぅぅっ――!!」 クリトリスを強く抓り上げ、けつまんこの中の指を根元まで突き上げて掻き回した瞬間、椿姫はレンガ壁に背を押し付けたまま、ぎゅーっと全身を反らせて絶頂に達した。 「んんんっ――、あぁぁっ……!!」 ぷしゃあっ、と処女の秘孔から熱い潮と愛液が勢いよく噴き出し、黒いハイソックスとローファー、そして足元の錆びた鉄格子をびしょ濡れに濡らしていく。 しばらくの間、彼女は荒い息を吐きながら壁に凭れかかり、暗渠の闇へと落ちていく自分の蜜の音を、うっとりとした耳で聞いていた。 やがて震える指を秘所から引き抜き、ずらしていた純白のショーツを元に戻すと、濡れそぼった布地が冷たい夜気でひんやりと粘膜に吸い付いた。 スカートの乱れを直し、涙で濡れた瞳を拭う。 彼女の足元には、現世との繋がりを絶った深い排水溝。 そして彼女の視線の先――暗い路地を抜けたその正面には、ついに「四十八時間の地獄」の舞台となる廃ビルが、不気味な黒い影となって聳え立っていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第15章:最後の晩餐と、スマホなき出立 第六幕:廃ビルへの一歩――獣たちの待つ宵闇へ 午後九時〇〇分。 スマートフォンを飲み込んだ深い暗渠の排水溝を背にして、椿姫はゆっくりと顔を上げ、前方の闇を見据えた。 路地裏の突き当たりに聳え立つのは、数年前にテナントがすべて撤退し、取り壊されることもないまま放置された五階建ての雑居ビル――通称「駅裏の廃ビル」だった。 剥がれ落ちた外壁のタイルには毒々しいスプレーの落書きが踊り、割れたままの窓ガラスの隙間からは、夜の風に乗って、饐(す)えた安酒の臭いと、むせ返るような煙草の煙、そして飢えた獣のような男たちの粗暴な笑い声が漏れ出してきている。 過去二十九回のループにおいて、椿姫を幾度となく絶望の淵へと叩き落とし、彼女の純潔を泥靴で踏みにじってきた、まぎれもない地獄の入り口。 しかし、三十周目の今、その禍々しい廃ビルを見つめる椿姫の瞳には、一点の迷いもなかった。 ただ、これから始まる四十八時間の殉教に対する震えるような恐怖と、それを遥かに凌駕する、狂おしいほどの背徳の陶酔だけが宿っている。 コツ……コツ……と、彼女は再び歩みを進めた。 一歩踏み出すごとに、先ほど排水溝の上で激しく絶頂したばかりの秘裂から、まだ収まらない余韻の蜜がとろりと溢れ出し、ぐしょ濡れになった純白のレースショーツをさらに重く湿らせていく。 内腿を伝う温かい愛液の感触と、白百合の石鹸が香る清潔な制服とのアンバランスさが、彼女を一歩ごとに「聖なる生贄」へと仕立て上げていった。 廃ビルの薄暗いエントランス前の路地に差し掛かった、まさにその時だった。 「……おい、あれ見ろよ」 割れたガラス扉の暗がりから、低く濁った男の声が響いた。 焚き火のように赤い煙草の火種が二つ、三つと闇の中で揺れ動き、階段の陰にたむろしていた複数の男たちのシルエットが、ぬっと立ち上がる気配がした。 「マジかよ……こんな時間に、こんな駅裏の廃ビル前に、制服着た上玉が一人で歩いてるぞ」 「おいおい、どこのお嬢様だよ。迷子か? それとも、俺たちに遊んでもらいたくてわざわざやって来たのかぁ?」 下卑た笑い声とともに、暗がりから複数の足音が、アスファルトを踏みしめて近づいてくる。 一人、二人、三人、四人……。 どの男も、欲望と退屈を持て余し、理性の箍(たが)が外れた濁った目をしており、アルコールと汗とヤニが混ざり合った強烈な雄の悪臭を全身から放っていた。 近づいてくる獣たちの気配を前にして、椿姫の華奢な肩が、びくりと小刻みに震えた。 心臓が肋骨を突き破りそうなほど激しく脈打ち、喉の奥がカラカラに乾き上がる。 しかし、暗闇の中で誰にも見えないように俯いた彼女の唇には、この世のすべてを見透かしたような、ひややかに澄み切った、そして恐ろしいほどに美しい微笑みが浮かんでいた。 (さあ……来なさい、獣たち。私を徹底的に蹂躙して、汚して、壊して……私の兄さんが一生私から目を離せなくなるような、手遅れで可哀想な人形にしてごらんなさい……っ!) 次の瞬間、椿姫はその微笑みを跡形もなく消し去り、突然暗い路地裏で不良グループに遭遇してパニックに陥った「無垢で無力な美少女」の表情を作って、はっと顔を上げた。 「ひっ……! あ、あの……っ」 後ずさろうとした彼女の背後へ、素早く回り込んだ男の一人が、その退路を完全に塞いだ。 「おっと、どこ行くんだよお嬢ちゃん。せっかく目が合ったんだ、少し俺たちと話ししようぜ」 「い、嫌です……っ、どいてくださいまし! 私、家で兄が待っていますの、早く帰らないと……っ!」 椿姫は胸の前で洋菓子店の白い紙袋をぎゅっと抱きしめ、今にも泣き出しそうに潤んだ瞳で男たちを見上げた。 その気品のある言葉遣いと、透き通るように白い肌、そして制服のブラウスの下ではち切れんばかりに膨らんでいる豊かな胸元を目にした瞬間、男たちの目の色が完全に飢えた肉食獣のそれへと変わった。 「ははっ、『どいてくださいまし』だってよ! 本物のお嬢様じゃねえか!」 「見ろよこの顔、芸能人より可愛いぞ……。しかもこの細い体で、なんだよこのデカいおっぱいは……っ」 男たちの粘つくような視線が、椿姫の全身を舐め回すように這い回る。 清楚な黒髪、潤んだ瞳、桜色の唇、白い首筋、ブラウスのボタンを引っ張る豊かな双丘、くびれた腰、そしてプリーツスカートから伸びる真っ白な太もも。 「見られること」――しかも、これから自分を犯そうとする下劣な男たちに、無垢な生贄として視姦されることへの強烈な羞恥と興奮が、椿姫の下腹部を再びカッと熱く燃え上がらせた。 (ああ……見られていますわ……っ。汚い目つきで、私の綺麗な制服姿が、頭からつま先まで舐め回されています……っ。怖いのに……っ、男の人の臭いが近づいてきただけで、おまんこの奥がまたキュウキュウって鳴ってしまいますわ……っ) 「手になに持ってんだ? ……へえ、駅前の高いケーキ屋じゃねえか。『お兄ちゃん』へのプレゼントってわけか?」 正面に立った大柄な男が、ニヤニヤと笑いながら一歩踏み込み、椿姫の手から白い紙袋を乱暴にひったくった。 「あっ! そ、それは兄さんの……返してくださいまし!」 「うるせえな、そんなもん後でいいだろ!」 ボトッ、と無造作に放り投げられた紙袋がアスファルトの上に落ち、さらに別の男の汚れたスニーカーによって、グシャリ、と無惨に踏み潰された。 箱の中の甘い苺のショートケーキが潰れ、白い紙袋に赤い苺の果汁と生クリームが染み出していく。 それはまるで、これからこの廃ビルの中で無惨に散らされることになる、椿姫自身の純潔と処女血を暗示しているかのような光景だった。 「あ……あぁ……っ、兄さんの、ケーキが……」 ショックで立ち尽くす椿姫の両肩を、二人の男が左右からガシリと乱暴に掴んだ。 「さあて、お嬢ちゃん。こんな外じゃ寒いだろ? あのビルの中で、俺たちがたっぷり温めてやるよ」 「いやぁっ! 離して……っ、誰か、助けて……っ、兄さん、兄さんっ――!」 後ろの男に汚れた手で口を塞がれ、くぐもった悲鳴を上げながら、椿姫の華奢な身体は軽々と持ち上げられ、そのまま廃ビルの暗いエントランスの奥へと引きずり込まれていった。 割れたガラスの破片が靴底でジャリッと鳴り、黴(かび)と埃、そして精液と小便が混ざり合ったような廃ビル特有の饐えた悪臭が、椿姫の鼻腔を一気に満たす。 扉の奥の暗がりに入った瞬間、外の路地からの視線は完全に遮断され、そこは法も道徳も届かない、獣たちだけの密室となった。 「ぷはっ……! けほっ、やめて、お願いです、帰らせて……っ!」 コンクリート剥き出しの冷たい壁に、背中からドンッと乱暴に押し付けられる。 男たち四人が、獲物を逃がさないようにぐるりと彼女を取り囲んだ。 至近距離から吹きかかる、安酒と煙草の臭い息。 普通のお嬢様なら気絶してしまいそうなその悪臭の中で、椿姫は恐怖に震えながらも、自分のスカートの中の秘所が、先ほど以上にどくどくと熱い蜜を溢れさせていることに気づき、背筋を震わせていた。 (ついに、始まってしまった……っ。もうスマホもない、誰もここへは来ない……。ここから明後日の朝まで、私はこの獣たちの肉便器にされて、おまんこも、けつまんこも、お口も、全部壊されるのですわ……っ!) 「へへっ、近くで見るとマジでたまんねえな……。おい、ちょっと味見させろよ」 リーダー格の男が下卑た笑みを浮かべ、椿姫の制服のブラウスの胸元へと、脂ぎった太い手を伸ばした。 そして、糊の効いた白い布地の上から、彼女の豊満な左の乳房を、むぎゅっ、と力任せに鷲掴みにしたのだ。 「ひゃうっ……!? あ、や、やめて……っ!」 自分自身の優しい手のひらや、兄の温かい手とはまるで違う、遠慮も慈しみもない、ただ肉の塊を潰すような乱暴で荒々しい男の握力。 ブラウスの布地と純白のブラジャーのレースが強く擦れ、その下で既に充血して敏感になっていた桜色の乳首が、男の分厚い手のひらによってグシャリと押し潰された。 痛みに近いほどの強い圧迫感。だが、出立前の儀式と路地裏での自慰によって極限まで感度が引き上げられていた椿姫の肉体は、その乱暴な刺激すらも強烈な快楽のシグナルとして受け取ってしまった。 「んくっ……! はぁ、あぁっ……!」 「おいおい、今すげえ甘い声出したぞこいつ! ほら、ブラウスのボタン外しちまえ!」 パチン、パチンッ! と乱暴な手つきでブラウスのボタンが引き千切られるように外され、純白のレースのブラジャーに包まれた見事な双丘が、廃ビルの薄闇の中に晒け出された。 男たちが「うおっ、すげえ!」「真っ白じゃねえか!」と興奮した歓声を上げ、左右から二人の男の手が伸びてきて、ブラジャーのカップを乱暴に下へと引きずり下ろす。 ぽろんっ、と豊かな白い乳房が飛び出し、先端の桜色の乳首が、すでにぷっくりと硬く尖って屹立しているのが男たちの目の前に露わになった。 「なんだよこれ、もう乳首ビンビンに勃ってんじゃねえか! お嬢様、口では嫌がりながら、実はこういうのが好きだったんじゃねえのか?」 「ち、違いますっ……! 寒くて、勝手になっただけで……っ、ひゃあんっ!」 男の一人が、汚れた親指と人差し指で、彼女の硬く尖った乳首を強く摘まみ上げ、ぐりぐりと捻り回した。 もう片方の乳房には、別の男が酒臭い口を近づけ、ちゅうぅっ、と下品な音を立てて吸い付き、ざらついた舌で乳輪をベロベロと舐め回し始める。 「あ、あぁっ、いや、おっぱい、吸わないで……っ、臭い、お酒の臭いが……っ、んんっ!」 嫌悪感で顔を背けながらも、左右の乳房を二人の男に同時に貪られるという複数人プレイの快感に、椿姫の腰がぴくん、ぴくんと勝手に跳ねてしまう。 そして、しゃがみ込んだ三人目の男の手が、ついに彼女の清潔なプリーツスカートの裾を掴み、腰の上まで一気にめくり上げた。 「へへっ、お嬢様のパンツはどんなのかなぁ……って、おい、見ろよこれ!!」 スカートの下から現れた、純白のレースのショーツ。 しかし、その清楚な下着の股間部分は、誰の目にも明らかなほどぐっしょりと透明な愛液で濡れそぼり、ピンク色の秘裂の形がくっきりと透けて見えるばかりか、太ももの内側にまでキラキラと光る蜜の筋が幾重にも垂れ落ちていたのだ。 「うわっ、すっげえエロい! 真っ白なレースのパンツが、マン汁でぐしょぐしょに透けてるぞ!」 「はははっ! 『兄さん助けて』とか泣きながら、自分のマンコは俺たちに犯されると思って大洪水じゃねえか! とんだドスケベお嬢様だぜ!」 男たちの嘲笑と驚きの声が、廃ビルのエントランスに響き渡る。 自分がキッチンで、寝室で、リビングで、浴室で、そして排水溝の上で重ねてきた背徳の自慰の痕跡を、見知らぬ獣たちの目の前に完全に暴かれ、見せつける形になってしまった圧倒的な羞恥。 椿姫の白い顔が真っ赤に染まり、瞳からポロポロと大粒の涙が零れ落ちた。 「み、見ないで……っ! ちがう、これは、怖くて……っ、勝手に出てしまっただけで……っ!」 「嘘つけ、こんなに糸引いてるくせに! ほら、そんなに濡れてんなら、俺の指で確かめてやるよ!」 しゃがみ込んだ男が、純白のショーツのクロッチを乱暴に引き千切るように横にずらし、太くて節くれだった汚い指を、椿姫の無垢な秘裂へと直接押し当てた。 ぐちゅりっ!! と、廃ビルの中に、驚くほど大きくて下品な水音が響き渡る。 「いやあぁっ――!! や、やめてっ、汚い指で、私のおまんこ触らないでぇっ……!!」 他人の指。兄のものでも、自分のものでもない、見知らぬ男の硬くて荒々しい指が、過敏になりきったクリトリスを容赦なく弾き、濡れそぼった小陰唇をグチュグチュとかき混ぜる。 さらに、背後に回り込んだ四人目の男が、スカートの下から椿姫の白いお尻を両手でガシリと掴み、左右のお尻の肉を乱暴に押し広げて、その奥でひくつくピンク色のけつまんこを露わにした。 「おい、ケツの穴も真っピンクでひくひくしてるぞ! こっちも指突っ込んでやろうぜ!」 「いやぁっ、そっちは、お尻の穴は見ないで……っ、んぎゅうぅっ!?」 ぬぷりっ、と背後の男の唾液で濡らされた太い中指が、すでに開発されて柔らかくなっていた椿姫のけつまんこへと、何の躊躇もなく根元まで突き入れられた。 前のおまんこは、まだ処女膜の手前の浅い入り口とクリトリスを、正面の男の太い指で激しくグチュグチュに弄り回され、後ろのけつまんこは、背後の男の指で直腸の壁をゴリゴリと乱暴に抉り回される。 そして上半身では、左右の白い乳房を二人の男に揉みくちゃにされ、乳首を強く噛み引っ張られていた。 「あ、あぁぁっ!! だめ、だめですわっ、そんな、四人でいっぺんに……っ、おっぱいも、おまんこも、けつまんこも、汚い指で掻き回されたら……っ!」 まだ肉棒を挿入されてすらいない、ほんの序の口の凌辱。 しかし、昨日から今日にかけて「兄のために壊れる覚悟」で極限まで昂ぶり続けていた椿姫の肉体は、四人の男たちによる無慈悲で下品な同時愛撫の前に、あっけなく限界の壁を突破させられてしまった。 (ああ……っ、始まる……っ! 私の四十八時間の地獄が、今、ここから始まるのですわ……っ! ごめんなさい、兄さん、私、獣たちの汚い指で、処女を奪われる前に、もうイかされてしまいます……っ!) 「ほら、イけよド変態お嬢様! 俺たちの指で潮吹いてみろ!」 正面の男がクリトリスを爪で強く潰し、背後の男がけつまんこの中の指を激しく抜き差しした瞬間、椿姫の視界が真っ白な閃光に塗り潰された。 「ひゃ、あぁぁぁぁっ――!! いやぁっ、イく、汚い指で、おまんことけつまんこ一緒にイかされちゃいますわぁぁっ――!!」 廃ビルの冷たい壁に背中を押し付けたまま、椿姫はぎゅーっと全身を限界まで反らせ、プシャアァァッ!! と男たちの顔や腕に大量の透明な潮をぶちまけながら、激しい絶頂の痙攣に身を震わせた。 「うおっ、すげえ潮吹きだ!!」「マジで最っ高の上玉だぜ! おい、奥の部屋へ運べ! 今夜から明後日まで、こいつの穴という穴を、俺たち全員で一睡もさせずに犯し尽くしてやるぞ!!」 荒い息を吐きながらぐったりと脱力する椿姫の身体が、男たちの腕によって廃ビルのさらに深い闇――汚れたマットレスが敷かれた奥の部屋へと運ばれていく。 遠ざかる意識と、燃え上がるような粘膜の熱の中で、椿姫は薄れゆく視界の先に、愛しい兄・はじめの笑顔を思い浮かべ、血を吐くような歓喜とともに心の中で囁いた。 (待っていてくださいね、兄さん……。明後日の朝、私がこの地獄から這い出た時……あなたはもう、永遠に私だけのものですわ……) こうして、水無月椿姫の無垢なる純潔が散らされ、終わりのない四十八時間の泥濘へと沈んでいく【第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦】の幕が、今ここに切って落とされたのだった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第1部) ■ 第一節:午後九時五分――捕縛と連行、退路なき密室へ  五月二十九日、午後九時五分。  駅裏の歓楽街から一本外れた暗い路地裏には、湿り気を帯びた夜気と、飲食店の換気扇から吐き出される酸化した油の臭いが澱のように溜まっていた。頭上で明滅する古い街灯は羽虫の死骸を無数に抱え込み、ジジ、ジジ、と不規則な放電音を鳴らしながら、ひび割れたアスファルトに水無月椿姫の細長い影を落としている。  椿姫の白い指先には、駅前の洋菓子店で購入したばかりの白い紙袋が提げられていた。箱の中には、兄である水無月はじめが好む、甘さを控えたショートケーキとチョコレートケーキが二つずつ収められている。だが、そのケーキが兄の待つ食卓に並ぶことは永遠にない。なぜなら、数分前、椿姫は自らの手で最新のスマートフォンを路地裏の暗い排水溝へと滑り落とし、外界との通信手段を完全に断ち切ったばかりだったからだ。  すべては、三十周目という果てしない時間遡行の果てに椿姫が選び取った、ひややかな殉教の計画だった。  これまでの二十九回の人生において、椿姫はあらゆる手段を講じてこの路地裏の悲劇を回避しようと試み、あるいは兄と共に平穏な日常を守り抜こうと足掻いてきた。しかし、運命の歯車は常に残酷な軋みを上げ、最後には必ず誰かが取り返しのつかない破滅へと突き落とされる。ならば、いっそのこと自らが全ての泥濘を引き受け、完膚なきまでに蹂躙され尽くした「被害者」となることで、兄の罪悪感と庇護欲を永遠に縛り付ける十字架になろう――それが、美しい黒髪の姫カットの奥で彼女が弾き出した、狂気にも似た打算であった。 (大丈夫……私の心も、魂も、これまでの二十九回の人生で、すべてはじめ兄さんのものになっている。これから起きることは、ただの物理現象。肉の器がどれほど泥に塗れようと、頭の中で兄さんとの甘い蜜月の記憶を再生し続けていれば、痛みなんて少しも怖くないはず……)  糊の効いた清楚な制服のスカートを夜風に揺らしながら、椿姫はわざと足音を響かせて廃ビルが立ち並ぶ袋小路の暗がりへと踏み込んだ。陶器のように滑らかで白い肌が、薄闇の中でまるで夜咲く白百合のように浮かび上がる。  その時だった。  錆びついた防火扉の陰、積まれたポリバケツの向こう側から、複数の重苦しい靴音がぬっと滲み出たのは。 「おいおい、お嬢ちゃん。こんな遅い時間に一人でどこ行くんだよ?」 「すげえ、マジで超上玉じゃねえか。お兄さんたちと少し遊ぼうぜ」  暗がりを裂いて現れたのは、四人の男たちだった。  先頭に立つ大柄な男――リーダー格の男Aは、格安のウイスキーと煙草のヤニが混ざり合った息を吐きながら、獲物を値踏みするような粘つく視線で椿姫の全身を舐め回した。その隣では、細身で狡猾そうな目つきをした男Bが舌なめずりをし、背後には無口で熊のように分厚い体躯を持つ巨漢の男Cと、すでにポケットからスマートフォンを取り出して下卑た笑みを浮かべる軽薄そうな男Dが控え、退路を完全に塞いでいる。  椿姫は計算通り、肩をびくりと震わせ、怯える無垢な少女を演じて一歩、二歩と後退った。 「あ……あの、通してください。私、お家で兄が待っていますから……」 「兄貴ぃ? 知らねえよそんなもん。こんな暗い路地を一人で歩いてる方が悪いんだろ」  男Aが一歩踏み出すと同時に、椿姫の背後に回り込んでいた巨漢の男Cが、丸太のように太く逞しい両腕を伸ばし、椿姫の華奢な身体を背後から乱暴に羽交い締めにした。 「きゃあっ……!? や、やめて……っ!」  計画していたはずの捕縛。しかし、実際に他人の男の腕が腋の下から胸元へと食い込み、万力のような力で締め上げられた瞬間、椿姫の背筋に想定外の悪寒が走った。  臭い。  鼻腔を突いたのは、兄の清潔な石鹸の香りや温かい体臭とは少しも似ていない、吐き気を催すような獣の悪臭だった。何日も洗っていないような脂ぎった頭皮の臭い、安酒の饐えたアルコール臭、湿った衣服に染み付いたヤニと饐えた汗の臭気。それらが濃厚な塊となって椿姫の顔を包み込み、思わずえずきそうになる。 「騒ぐんじゃねえよ、お嬢ちゃん」 「んぐっ……!? ふぐ、んんっーー!!」  男Aの大きく脂ぎった掌が、悲鳴を上げようとした椿姫の唇と鼻孔を正面から乱暴に塞いだ。ザラついた皮膚の感触と、掌に染み付いたニコチンと精液の残り香が直接唇に押し当てられ、椿姫は本能的な嫌悪感に首を激しく振った。  指先から力が抜け、白い紙袋がコンクリートの地面へと落下する。  直後、男Bの汚れたスニーカーが、その紙袋を無造作に踏み抜いた。グシャッ、と鈍い音が響き、箱の中のショートケーキが無残に潰れ、純白の生クリームと赤い苺の果肉がドブ板の泥水と混ざり合って広がっていく。 (あ……っ、兄さんの、ケーキが……っ)  それを見た瞬間、椿姫の胸の奥で、ひややかだったはずの計算に最初の小さな亀裂が入った。  男Cは羽交い締めにされたまま足をバタつかせる椿姫を軽々と持ち上げ、廃ビルの割れたガラス窓の脇にある、赤錆の浮いた重厚な鉄扉の奥へと引きずり込んでいく。靴先がコンクリートの段差を虚しく蹴り、ローファーの片方が脱げて暗い廊下に転がった。  ギーッ、ガチャンッ!  背後で鉄扉が閉ざされ、重い鉄パイプが閂として差し込まれる音が、まるで地獄の門が閉まる音のように廃ビルの奥深くへと反響した。 ■ 第二節:午後九時二十分――制服の剥奪と、泥濘の白百合  連れ込まれた先は、廃ビルの最奥にある窓のない小部屋だった。  天井から垂れ下がった裸電球が一つだけ、黄色く濁った光を投げかけている。湿気を含んだコンクリートの壁には黒いカビが斑模様を描き、床には潰れた空き缶や吸い殻、精液で黄ばんだティッシュの山が散乱していた。そして部屋の中央には、スプリングが軋み、黒い染みが幾重にもこびりついた破れたマットレスが一枚、無造作に敷かれている。 「オラッ、大人しくしろ!」 「だめっ……!?」  男Cに乱暴に突き飛ばされ、椿姫の華奢な身体が埃っぽいマットレスの上へと投げ出された。舞い上がった埃とカビの胞子が喉を刺激し、椿姫は激しく咳き込みながら身を起こそうとする。  だが、その視界を遮るように、男Dがスマートフォンの強いLEDライトを至近距離から椿姫の顔面へと浴びせかけた。 「うわ、明るいとこで見るとマジで超絶美少女じゃん! 見ろよこの黒髪、お人形さんみてえだし、肌なんか真っ白だぜ!」 「へへっ、さっきからすげえいい匂いがしてんだよな。お嬢様学校の上玉ってやつか? たまんねえなオイ」  ピピッ、と電子音が鳴り、動画撮影の赤いランプが点灯する。  椿姫は眩しさと恐怖に目を細め、白い両手で顔を隠そうとした。しかし、巨漢の男Cが膝をついて椿姫の両手首を片手でまとめて掴み上げ、そのまま頭上のマットレスへと体重をかけて押さえつけた。 「いやっ……! 離して、触らないで……っ!」 「触らないで、だと? これから朝までたっぷり可愛がってやるっつーの」  リーダー格の男Aがニヤリと笑いながら椿姫の腰の上に馬乗りになった。ズボンの膨らみが椿姫の下腹部に直接押し当てられ、布地越しにも伝わる異様な熱量と硬さに、椿姫の腹筋が強張る。 (耐えるのよ、椿姫……っ! これは予定通りのこと、私の計画の一部なんだから……っ! 兄さん、はじめ兄さん、あなたを想っていれば、こんな獣たちの手なんて……!)  必死に目を閉じ、脳裏に兄の優しい笑顔を思い描こうとする。  だが、現実はあまりにも暴力的で、五感を直接蹂躙してきた。  男Aの太い指が、椿姫の清楚な制服のブレザーの襟元を鷲掴みにし、左右へと力任せに引き裂いたのだ。  ビリビリッ、バツンッ!  仕立ての良い濃紺の生地が無残に裂け、金色のボタンが弾け飛んでコンクリートの床を転がる。さらに男Aは、その下の白いブラウスの胸元に指をねじ込むと、一気に下へと引きちぎった。  パァン、パラパラッ、とプラスチックのボタンが四方八方に飛び散り、左右に大きく開いたブラウスの隙間から、純白の繊細なレースがあしらわれたブラジャーと、そのカップに収まりきらないほど豊かに実った白い双丘が露わになった。 「おおっ、すっげえおっぱい! 着痩せするタイプかと思ったら、めちゃくちゃデカいじゃねえか!」 「うひゃあ、下着も真っ白だぜ! 清楚ぶってエロい身体してんなあ!」  男Dが興奮した声でスマートフォンを胸元へと近づけ、接写するようにライトを照らし出す。  冷え切った廃ビルの空気と舞い散る埃が、剥き出しになった椿姫の白い肌を直接撫で、鎖骨から鳩尾にかけて細かい鳥肌が立った。呼吸が浅く速くなり、羞恥と緊張で豊かな乳房が上下に大きく波打つ。  そこへ、細身の男Bが獲物に群がるハイエナのように割り込んできた。 「俺、こいつのおっぱい最初から狙ってたんだよな。へへっ、いただきます」 「ひゃうっ……!? い、いやぁっ、汚い手で触らないでぇっ……!」  男Bのヤニで黄ばんだザラついた指先が、椿姫の華奢な鎖骨から豊かな乳房の谷間へと這い回り、純白のブラジャーのワイヤーを掴んで上へと乱暴に押し上げた。  ぷるんっ、と弾力のある音を立てて、二つの白い果実が外気の中へと解放される。まだ誰の垢にも塗れていない今周回の肉体は、淡い桜色の乳輪と、小さく窄まった蕾のような乳首を震わせていた。  兄以外の男の視線に、最も大切な白い肌を晒される猛烈な屈辱。  椿姫が身を捩って逃れようとした瞬間、男Aが彼女の穿いているプリーツスカートの留め具を力づくで引きちぎり、スカートそのものをビリビリと引き裂いて剥ぎ取った。  残されたのは、太腿までを覆う黒いハイソックスと、恥丘を包む純白のレースショーツただ一枚。しかもそのショーツの薄い布地は、恐怖と緊張、そして過去のループで開発され尽くした肉体の悲しい反射によって、すでにほんのりと湿り気を帯び始めていた。 ■ 第三節:午後九時三十分――執拗なる全身蹂躙と、裏切る肉体の記憶 「見ろよ、こいつ嫌がってるくせに乳首ピンピンに勃ってきてるぞ」 「ほんとだ、スケベな身体してんじゃねえか。たっぷり味見してやろうぜ」  男たちの下卑た笑い声が密室に反響する中、本格的な肉の蹂躙が始まった。  男Bは椿姫の右の乳房を五本の指がめり込むほど乱暴に鷲掴みにすると、形が歪むほど強く揉みしだきながら、脂ぎった唇を桜色の乳首へと吸い付かせた。 「んっ、ひぐぅっ……!? や、やめてっ、吸わないでぇっ……!」  チュウウウッ、ジュルルッ、レロレロッ!  粘り気のある熱い舌が乳輪の周りを執拗に這い回り、唾液でテラテラと光らせる。そして次の瞬間、男Bは吸い上げた乳首の先端に、黄色い歯を立ててガリッと強く噛みついた。 「ひいっ……!! あ、あぁっ、痛い、痛いぃっ……!」  鋭い痛みが乳腺から脳天へと突き抜け、椿姫の背中がぎゅーっと跳ね上がった。  だが、苦痛の悲鳴を上げたのも束の間、反対側の左の乳房にはリーダー格の男Aがむしゃぶりついていた。男Aは無精髭の伸びた顎を白い肌にジョリジョリと擦りつけながら、左の乳首を口いっぱいに含み、舌先で転がしながら強い吸引力で吸い上げる。  それだけではない。細身の男Bは乳首を噛み続けながら、白い乳房の柔らかいまろやかな斜面や鎖骨の下に唇を押し当て、チュウウウッ、と下品な音を立てて皮膚を吸い上げ、赤紫色の醜いキスマークと歯型を次々と刻み込んでいった。 「いやぁっ、跡をつけないで……っ! そこは、兄さんの……はじめ兄さんだけの身体なのにぃっ……!」 「あん? さっきから兄さん兄さんって、ブラコンかよお前! ならその大事な兄貴が見たら泣いて喜ぶくらい、全身に俺たちのマーキング残してやるよ!」  男Aが下卑た笑みを浮かべ、椿姫の白い首筋にも噛みつくように吸い付いた。  一方、椿姫の両手首を頭上に押さえつけていた巨漢の男Cは、空いた片手で自身のズボンのファスナーを下ろし、すでにギンギンに勃起した太く無骨な肉棒を取り出していた。黒ずんだ亀頭からは我慢汁が糸を引いて垂れ落ちている。 「おら、顔貸せよ。口も寂しいだろ」 「え……っ? いや、何をするの……やめて、近づけないで……っ、んぐぅっ!?」  男Cが椿姫の顎を太い指で無理やり掴み、顔を横へと向けさせたかと思うと、その唇に自らの赤黒い亀頭をグイッと擦りつけた。  むせ返るような小便と恥垢の臭いが鼻腔を直撃する。椿姫は必死に唇を真一文字に結んで拒絶したが、そこへ今度は男Aが顔を近づけ、男Cの肉棒の横から椿姫の唇を強引に奪った。 「んむっ!? ふぐ、んんっ、ぷはっ……や、んむぅぅっ!!」  男Aの分厚い舌が、歯列をこじ開けて椿姫の口腔内へと土足で踏み込んでくる。  煙草のヤニと安酒、そして歯周病のような生臭さが混ざり合った他人の唾液が、椿姫の清潔な舌に絡みつき、逃げ回る舌先をねっとりと捕らえて吸い上げた。ジュルッ、レロォッ、グチュッ、と水音が響き、溢れ出た二人の唾液が椿姫の顎を伝って首筋へと垂れ落ちる。  窒息しそうなディープキスで呼吸を奪われ、苦しさに鼻から息を吸い込めば、すぐ鼻先に突きつけられた男Cの肉棒の濃厚な雄臭が肺の奥まで流れ込んでくる。 (気持ち悪い……っ、吐きそう、臭い、汚い……っ! 違う、こんなのキスじゃない……兄さんのキスは、もっと優しくて、甘くて、温かいのに……っ!)  頭の中で必死に兄の記憶を呼び起こそうとする。  しかし、ここで椿姫を最も絶望させたのは、他ならぬ自分自身の「肉体の反応」だった。  彼女の魂は、二十九回のループを重ねてきた記憶を保持している。そして同時に、その神経系と脳の快楽回路もまた、過去の周回において兄と幾千回も肌を重ね、開発され尽くした「熟れきった女」の感度を克明に記憶していたのだ。  男Bに乳首を甘噛みされ、男Aに舌を絡め取られ、そして撮影役の男Dが片手でスマートフォンを構えたまま、もう片方の手で椿姫の白い内腿から純白のショーツの上へと指を這わせた、その瞬間だった。 「おっ、おい見ろよこれ! ショーツの真ん中、もうグッショリ濡れてんぞ!」 「ひゃうっ……!? ち、ちが……っ、んくぅっ!」  男Dの指先が、薄手のレースショーツ越しに、椿姫の閉ざされた秘裂の筋をツツーッと上下になぞる。  ただそれだけの刺激で、椿姫の腰がビクンッと跳ね、ショーツのクロッチ部分にじんわりと透明な愛液の染みが広がってしまったのだ。  男Dは面白がるように、ショーツの布地を秘裂の溝へとグイグイと食い込ませ、ぷっくりと膨らみ始めたクリトリスの突起を布越しに指の腹でぐりぐりと捏ね回した。 「あ、あぁっ……! や、やめて、そこ、触っちゃダメぇっ……!」 「ダメって、こんなに糸引いて濡らしてるくせによく言うぜ。ほら、カメラにバッチリ映ってるからな。お嬢様が不良に囲まれて、おまんこ濡らして喜んでる証拠映像だ!」  クチュ、グチュッ、と湿った布地が擦れる音が、スマートフォンのマイクに克明に拾われていく。  椿姫の白い頬が、羞恥と屈辱で真っ赤に染まった。心はこれほどまでに嫌悪し、恐怖に震えているというのに、乳首は男Bの舌先で弾かれるたびに硬く尖り、秘裂の奥からは自分の意思に反して熱い蜜が次々と湧き出してくる。 「よし、本番の前に少しこいつのエロい身体で遊んでやろうぜ。おい、脚閉じさせてみろ」  男Aの指示で、男Bと男Dが椿姫のすらりと伸びた白い両脚を掴み、膝を揃えてぴったりと閉じさせた。  そして男Aは、純白のショーツに包まれた椿姫の柔らかそうな太腿の付け根――閉じた内腿と恥丘の間の浅い谷間へと、自らの勃起した肉棒をねじ込んだ。男Bもまたズボンを下ろし、椿姫の豊かに盛り上がった二つの乳房を左右から強く寄せ集めると、その深い渓谷へと自らの肉棒を挟み込んだ。  上からはパイズリ、下からは太腿とショーツ越しの素股という、上下同時の擦りつけが始まった。 「んぐぅっ、あ、あぁっ……! な、なにこれぇ……っ、いや、擦りつけないでぇっ……!」 「うおっ、すげえ、太腿の肌がモチみたいに柔らかくて吸い付いてくる!」 「おっぱいも最高だぜ! ほら、唾垂らしてやるからもっとヌルヌルにしろよ!」  ペッ、と男Bが椿姫の胸の谷間に自分の唾液を吐きかけ、それを使って激しく腰を振り始める。白い双丘が男の激しいピストンに合わせてぶるん、ぶるんと淫らに揺れ動き、亀頭が顎の下まで突き上がっては、椿姫の唇や顎先にぬるりとした先走り汁を塗りたくっていく。  同時に下半身では、男Aの太い肉棒が、愛液で湿った純白ショーツのクロッチと柔らかい内腿の肉を擦り上げ、往復するたびに硬い竿の腹が椿姫のクリトリスをゴリッ、ゴリッと強く圧迫した。 「ひぅっ、あ、あぁっ……! やだ、クリトリス、擦れて……っ、ひぐっ、いやぁっ!」  嫌なのに。気持ち悪いのに。  肉棒の熱と摩擦が薄いレース越しに敏感な豆を扱き上げるたび、背骨を駆け上がる甘い電流に、椿姫の爪先がピンと伸び、背中がぎゅーっと反り返ってしまう。  さらに、頭上で両手首を押さえていた男Cが、空いた自分の肉棒を椿姫の腋の下へと挟み込み、汗ばんだ白い腋の肉で扱き始めたかと思えば、男Dは椿姫の丸く白い尻の下に手を差し入れ、ショーツの布地をずらして、まだ誰も触れたことのないピンク色のけつまんこの皺へと唾液で濡らした親指をぐりぐりと押し当ててきた。 「ひゃあぁっ!? そ、そこはお尻の穴……っ、けつまんこなんか触らないでぇっ……!」 「うひゃはは! けつまんこもキュッて締まってヒクヒクしてんぞ! あとでこっちの穴にもたっぷりぶち込んでやるからな!」  四人の男たちの肉棒と指と舌が、椿姫の白い裸体を隙間なく埋め尽くし、粘液と汗でドロドロに汚していく。  男Aの素股のピストンが限界に達し、男Bのパイズリの腰使いも荒々しく加速した。 「くそっ、たまんねえ、まずは一発、この真っ白な腹とおっぱいにぶっかけてやる!」 「俺も出るっ、オラァッ!」  男Aと男Bが同時に獣のような呻き声を上げ、椿姫の身体の上で脈打つ肉棒を扱き上げた。  ビクンッ、ドピュッ、ドピュルルルッ――!!  濃厚で黄色みがかった白濁液が、勢いよく放たれた。  男Bの精液は椿姫の豊かな胸の谷間から鎖骨、顎先、さらには半開きになった唇や黒髪の姫カットへとべっとりと降り注ぎ、男Aの精液は純白のショーツの上から白い下腹部、へその窪みへと大量にぶちまけられた。  栗の花を百倍に濃縮したような、むせ返るほど生臭く熱い他人の精液が、白い肌の上でドロドロと泡立ちながら流れ落ちていく。 「あ……っ、あぁ……っ、いや……臭い……っ、熱い……っ」  自分の胸と腹の上で湯気を立てる二人の男の精液を見つめ、椿姫の瞳が恐怖に大きく見開かれた。  だが、男たちの欲望は、この一発の射精で収まるどころか、さらなる凶暴な本能へと火をつけたに過ぎなかった。男Aの肉棒は射精した直後にもかかわらず、精液でぬめったまま再び赤黒く膨張し始めていた。 「さあて、前菜はここまでだ。いよいよ、そのまだ誰も使ってねえ極上のおまんこを、俺たちが最初に開通してやるぜ」  午後九時四十分。  まだ、地獄の初日の夜が始まってから、わずか三十五分しか経過していなかった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第2部) ■ 第四節:午後九時四十分――猿轡と拘束、無慈悲な開脚と舌の嬲り  白い双丘から平坦な腹部にかけて、男二人の濃厚な精液がドロドロと垂れ落ち、裸電球の薄暗い光を鈍く反射していた。  むせ返るような栗の花に似た生臭さと、男たちの体臭が混ざり合った空気に、椿姫は浅い呼吸を繰り返しながらマットレスの上で身を捩った。これまではただ外側から擦りつけられただけだ。それだけでも、これほどの汚辱と吐き気に襲われているのに、今からこの獣たちの肉棒が自分の身体の中――兄にだけ捧げるはずだった純潔の聖域へと押し入ってくる。  その現実を突きつけられた瞬間、椿姫の喉の奥から、ひややかだったはずの計画を裏切る本能的な悲鳴がせり上がった。 「いや……っ、やめて! 誰か、誰か助けてぇっーー!!」  廃ビルの分厚いコンクリートの壁に、鈴を転がすような美しいソプラノの悲鳴が反響した。  だが、その声は誰の耳にも届かない。それどころか、男たちの嗜虐心にさらなる油を注いだだけだった。 「ちっ、うるせえ女だな! おい、そいつの口を塞げ!」 「へへっ、任せろよ。お嬢様にはぴったりの猿轡があるぜ」  動画撮影をしていた男Dがニヤニヤと笑いながら、椿姫の白い脹脛から黒いハイソックスを乱暴に引きずり下ろした。一日中履き続け、先ほど路地裏から引きずり込まれた際にコンクリートの埃と自身の冷や汗を吸ったその靴下を、男Dは二つに丸めると、悲鳴を上げようと開かれた椿姫の小さな口へと力任せにねじ込んだのだ。 「んぐっ!? ふぐぅっ、んんっ、おえっ……!」  口腔内いっぱいに広がる、乾いた繊維の感触と、自分自身の汗と埃の混じった微妙な臭気。舌が奥へと押し込められ、唾液が瞬く間に繊維に吸い取られて口の中がカラカラに乾き、息をすることさえ苦しくなる。さらに男Aは、引き裂いたブラウスの袖の布切れを使うと、椿姫の口を横一文字に塞ぐようにきつく縛り上げ、後頭部で固結びにした。 「んーっ! んぐぅっ、ふーっ、んっ……!」  必死に声を張り上げようとしても、唇の隙間からは湿ったくぐもった呻き声しか漏れない。顎の関節が強制的に開かされたまま固定され、飲み込めない唾液が口の端から白い頬を伝ってツーッと糸を引いた。  その間に、巨漢の男Cが椿姫の両手首を頭上のマットレスに押さえつけたまま、自分の膝で彼女の華奢な両肩を踏みつけるように固定した。そして男Bと男Dの二人が、椿姫の白くすらりとした両脚の足首をそれぞれ鷲掴みにすると、左右へと限界まで大きく押し広げた。  膝を曲げられ、太腿が脇腹につくほど極端なM字開脚の姿勢。  骨盤が浮き上がり、精液と愛液でぐっしょりと濡れ透けた純白のレースショーツの股布が、男たちの目の前に無防備に突き出された。 「うっひゃあ、すげえ眺めだぜ! お嬢様が股を全開にして、おまんこ見せつけてやがる!」 「んんっ、んぐぅっ……!(見ないで、やめて、閉じて……っ!)」  椿姫は必死に内腿に力を込めて脚を閉じようとしたが、男たちの大柄な腕力に押さえつけられ、少しも動かすことができない。自分の意思に反して最も恥ずかしい秘部を照明の下に晒け出させられる屈辱に、耳の先端まで火がついたように赤く染まる。  そこへ、リーダー格の男Aがゆっくりと膝を進めた。  彼の太く節くれだった両手の指が、純白のショーツのクロッチ――愛液で半透明に透けた細い布地の中央に引っ掛けられる。 「ほらよ、邪魔な布切れはおさらばだ」  ビリィッ、ブツンッ――!  乾いた音を立てて、純白のレースが無残に引き裂かれた。  冷たい密室の空気が、ついに何の遮蔽物もなくなった椿姫の秘部へと直接触れ、露出させられたばかりの淡い桜色の秘裂がヒクッと小刻みに震えた。  男の視線に晒されたそこは、三十周目の時間遡行を経たばかりの、傷ひとつない無垢な処女の蕾だった。黒い陰毛すら生えていない、つるりとした白い恥丘の下に、左右対称の整った大陰唇がぴたりと閉ざされ、その隙間からほんのわずかに覗く薄紅色の小陰唇が、すでに滲み出た透明な蜜で真珠のように艶めいている。そしてそのさらに下、丸みを帯びた白い尻の割れ目の奥には、きゅっと固く窄まった淡い色素のけつまんこが、呼吸に合わせて細かく収縮していた。 「うわ……おい、マジかよ。こいつパイパンじゃねえか! しかも真っピンクで、綺麗すぎるだろ……!」 「ちょっと待て、すぐ挿れるのはもったいねえ。まずは指と舌で、このお嬢様のおまんことけつまんこがどうなってるか、じっくり検分してやろうぜ」  男Aが下卑た笑みを浮かべ、ヤニで黄ばんだ両親指を椿姫の閉ざされた秘唇の左右へと添えた。 (大丈夫、私の魂は兄さんのもの、これはただの肉体……っ)  椿姫は涙で滲む瞳を固く閉じ、ひややかに自己暗示をかけようとした。  しかし、男Aの汚れた両親指がグイッと左右に力を込め、閉ざされた花びらを無慈悲にこじ開けた瞬間、その精神的防壁は音を立てて揺らいだ。  クチュッ、と粘膜が剥がれる小さな音がして、外気に晒されたことがない内部の鮮やかな紅色の粘膜と、その奥で小さな三日月型に張られた純潔の証――薄い処女膜のひだが、スマートフォンの強いライトの下に丸見えにされたのだ。 「おいおいおい! カメラ寄れ、もっと寄れよ! こいつマジで処女膜あるぞ! まだ誰のちんぽも咥えたことねえ、本物の生娘だ!!」 「ひぐっ、んんっ……!!(いやぁっ、撮らないで、そんなところ広げないでぇっ……!)」  男Dがスマートフォンを秘裂から数センチの距離まで近づけ、フラッシュライトを焚きながら処女膜のひだをズームで撮影する。  そして男Aの中指が、その薄い処女膜の入り口へとヌルリと差し込まれた。破れないよう浅く、しかし爪の先端で柔らかい粘膜の縁をカリカリと引っ掻くように弄り回す。  その瞬間、椿姫の全身が激しい恐怖と悪寒でガタガタと震え出した。  だが、男たちの嬲りはそれだけでは終わらなかった。 「処女のおまんこがどんな味がするか、俺が味見してやるよ」 「俺は後ろのけつまんこの方を舐めてやるぜ!」  男Bが椿姫の開かれた股間へと顔を埋め、同時に男Dが椿姫の腰をさらに高く持ち上げさせて、その下にある小さなけつまんこへと舌先を突き立てたのだ。 「んぐぅぅっーー!? ふぎっ、んんっ、んぅぅっ!!」  二人の男の熱い舌が、上下の穴を同時に舐め上げた。  男Bのザラついた舌は、椿姫の秘裂の下端から上端へと、まるでソフトクリームでも舐めるかのようにベロォッと平たく這い上がり、包皮を剥き出しにされた敏感なクリトリスを唇で挟んでチュウウウッと強く吸い上げた。  一方、男Dの舌先は、唾液をたっぷりと塗りたくった上で、固く閉じたけつまんこの放射状の皺をレロレロと執拗に舐め回し、時折、尖らせた舌先を窄まった括約筋の隙間へとズブッとねじ込んでくる。 (ひゃうっ、いや、やめてぇっ……! おまんこも、けつまんこも、そんな汚い舌で舐めないでぇっ……!)  脳裏では悲鳴を上げている。しかし、椿姫の身体は残酷なまでに正直だった。  二十九回のループの中で、兄に愛され、撫でられ、あらゆる性感帯を開発され尽くしてきた彼女の神経系は、「舌で粘膜を舐め上げられ、クリトリスを吸われる」という物理的刺激に対して、条件反射で強烈な快楽の電気信号を脳へと送り込んでしまったのだ。  ビクンッ、ビクビクンッ!  男Bがクリトリスを前歯で軽く甘噛みしながら舌先で高速に転がし、同時に男Aの太い指が処女膜のすぐ手前の浅い膣口をクチュクチュと掻き回した瞬間、椿姫の腰がぎゅーっと跳ね上がった。 「んっ、んんっーー!! ふぐぅっ、あ、んんんっーー!!」  靴下の猿轡を噛み締める奥歯がギリギリと鳴り、閉じられた瞼から熱い涙がこぼれ落ちる。  それなのに、開かれた処女の秘裂からは、まるで堰を切ったかのように透明で糸を引く愛液がプシュッ、トロトロォッと溢れ出し、男Bの顎から男Dの顔面までをびしょ濡れにしてしまったのだ。  小さな身体が小刻みに痙攣し、処女膜の奥の膣肉と、舌で犯されているけつまんこの括約筋が、キュウウウッ、ヒクヒクッ、とリズムを刻んで同時に収縮する。  不本意極まりない、強制的な小絶頂。  見知らぬ下劣な男たちに上下の穴を舐め回されただけで、自分の身体が勝手にイってしまったという事実に、椿姫の心は真っ黒な絶望と羞恥に塗り潰された。 「ぎゃははは! おい見ろよ、こいつ処女のくせにクンニされただけでイきやがったぞ!」 「すっげえ蜜の量だ! けつまんこまでパクパク動いて俺の舌を咥え込もうとしてやがる! 骨の髄までドスケベな牝じゃねえか!」 ■ 第五節:午後九時五十五分――破瓜の惨劇・一人目の無慈悲な種付け 「よし、もう十分ほぐれただろ。いよいよ俺の番だ、どけお前ら!」  リーダー格の男Aが、口の周りを椿姫の愛液で濡らした男Bを脇へと押し退け、開かれた白い両脚の間へと割り込んだ。  ズボンの前を大きく引き下ろすと、そこからは先ほど素股で射精したばかりとは思えないほど凶悪に反り返り、赤黒く充血した極太の肉棒が姿を現した。太い血管がミミズのように浮き上がり、カリ首が大きく張り出した歪な亀頭は、椿姫の小さな秘裂の入り口よりもはるかに太く見える。 「んっ、んぐっ……!?(いや、待って、そんな太いの入らない、嘘、やめて……っ!)」  それを目にした瞬間、椿姫の脳内から「これはただの物理現象」「計画通りの殉教」というひややかな余裕が完全に吹き飛んだ。  これまで二十九回のループで彼女が受け入れてきたのは、自分の身体を誰よりも気遣い、時間をかけて指で慣らし、愛おしそうに少しずつ挿入してくれた兄の優しい性交だけだったのだ。こんな、凶器のような他人の肉塊を力任せにねじ込まれる恐怖など、彼女は一度たりとも経験したことがなかった。  椿姫は縛られた首を激しく左右に振り、拘束された手足を必死に暴れさせて逃れようとした。  だが、男Bと男Cが彼女の白い太腿と両膝を上から全体重をかけて押さえつけ、腰を少しも逃がさないようにマットレスへと縫い止めた。 「暴れるんじゃねえよ。お前の大事な処女、俺がたっぷり味わって奪ってやるからな」  男Aは自分の赤黒い亀頭を掴むと、椿姫の愛液で濡れた秘裂へと無造作に押し当てた。  ヌチャッ、と粘っこい音を立てて、熱い亀頭が小陰唇を押し広げ、薄い処女膜のすぐ手前に引っかかる。入り口は小さく窄まっており、表面は先ほどのクンニで濡れていたとしても、処女膜の奥の細い膣道はまだ一度も異物を受け入れたことがなく、固く閉ざされたままだ。 「おい、カメラしっかり回せよ。こいつの処女が破れる瞬間、バッチリ撮っとけ!」 「オッケー、いつでもいけるぜリーダー!」 「んんっ、んぐぅぅっーー!!(やめて、兄さん、助けて、これだけはダメ、いやぁぁっ!!)」  椿姫の瞳から大粒の涙が溢れ出し、必死の懇願を込めて男Aを見上げた。  しかし、男Aはその美しい涙顔を見てさらに嗜虐的な笑みを深めると、椿姫の細い腰骨を両手で鷲掴みにし、腰を後ろへ引いてから――全体重を乗せた容赦のない一撃を、真っ直ぐに叩き込んだ。  ズブッ、ブツンッ、ズチュウウウッ――!! 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!??」  靴下の猿轡が千切れんばかりに噛み締められ、声にならない絶叫が椿姫の喉から迸った。  下腹部の中心を、焼けた鉄の杭で無理やり貫かれたかのような、鋭く激しい肉裂きの激痛。  三十周目の今まで、兄のために、あるいは兄の身代わりとなるために守り抜いてきた純潔の処女膜が、見知らぬ下劣な男の太い亀頭によって、いとも容易く、無慈悲に引き裂かれたのだ。 「うおっ、おぉぉっ……! マジで膜がブチッて破れたぞ! ぐっ、くそっ、中が狭すぎて締め付けが半端じゃねえ……!」  男Aは苦悶とも歓喜ともつかない唸り声を上げながら、激痛に痙攣する椿姫の腰をさらに強く引き寄せ、まだ奥へと入りきっていない肉棒を力任せにねじ込んだ。  グググッ、ズブブブッ、ゴツンッ!  愛液の行き届いていない奥の膣壁を、太いカリ首が逆撫でするように抉り広げ、ついに男Aの剛直が根元まで完全に椿姫の処女膣へと呑み込まれた。太い亀頭の先端が、まだ誰にも触れられたことのない最奥の聖域――小さく閉じた子宮口へとゴツッと直接突き当たる。 「あがっ、んぐぅっ、ひぐ、うぅぅっ……!!」  椿姫の全身がぎゅーっと反り返り、瞳が白黒と明滅した。  痛い。裂ける。お腹の中が全部壊れてしまう。  引き裂かれた処女膜から溢れ出した鮮やかな破瓜の鮮血が、ぴったりと結合した男Aの肉棒の根元からタラタラと流れ出し、椿姫の白い内腿とけつまんこの溝を伝って、薄汚れたマットレスの上を真っ赤に染め上げていく。 「見ろよこの血! ぎゃはは、リーダー、マジで初物いただきじゃねえか!」 「ああ、最高だぜ……熱くて、ヒダが全部俺のちんぽに絡みついてきやがる。おらっ、お嬢ちゃん、俺のちんぽで処女卒業した気分はどうだぁ!?」  男Aは椿姫が痛みに慣れる時間など一秒も与えず、彼女の細い首元を片手でマットレスへと押さえつけると、そのまま獣のように荒々しいピストンを開始した。  ズチュッ、グチュッ、パン、パン、パァンッ!  引き抜くたびに、裂けたばかりの傷口と柔らかな膣粘膜がカリ首に引っかかって外へとめくれ上がりそうになり、突き入れるたびに、鮮血と愛液を潤滑油にして子宮口がゴツン、ゴツンと容赦なく殴打される。 「んぐっ、ふぐぅっ、あ、んんっ、んぐぅぅっーー!!」  首を絞められながらの激しい抽挿に、椿姫の呼吸は乱れ、涙と涎が顔中をぐちゃぐちゃに汚した。  男Aの荒い鼻息と、ヤニ臭い汗が額からポタポタと椿姫の顔や胸元へと滴り落ちる。下腹部で暴れ回る他人の肉棒は、まるで焼け火箸のように熱く、ゴツゴツとした血管の凹凸が傷ついた膣壁を生々しく削り取っていく。 (痛い、痛い、やめて、こんなはずじゃなかった……っ! 兄さん、はじめ兄さん、どこにいるの、痛いよぉっ……!)  頭の中で兄との甘い記憶を再生する余裕など、どこにも残っていなかった。  あるのは、内臓を直接掻き回されるような圧倒的な暴力の衝撃と、見知らぬ男の肉が自分の最も深い場所を犯し続けているという、気が狂いそうなほどの喪失感だけ。  しかし、それ以上に椿姫を恐怖のどん底へと突き落としたのは、数十回と繰り返される暴力的なピストンの中で、彼女の「二十九周分の肉体」が再び裏切り始めたことだった。  ズリュッ、グチュルルッ、パァンッ!  男Aの太い肉棒が、膣の前壁にある敏感なGスポットの膨らみを何度も強く擦り上げ、同時にその先端が子宮口をグリグリと圧迫し続ける。すると、激痛で麻痺しかけた神経の奥底から、かつて兄に深く突かれた時に覚えた「雌としての快楽記憶」が勝手に呼び覚まされ、傷口から血を流しているはずの膣壁から、ぬるりとした熱い愛液がどっと湧き出してきたのだ。 「んっ!? んぐぅっ、ひっ、んんんっーー!?(うそ、なんで、痛いのに、おまんこが勝手に……っ!)」  鮮血と愛液が膣内で激しく掻き混ぜられ、結合部からピンク色に泡立った粘液がグチュグチュと溢れ出す。  さらに、空き家のようだった男Bと男Cの手が、再び椿姫の豊かな双丘へと伸び、精液でぬめった乳房を乱暴に揉みしだきながら、硬く尖った左右の乳首を指先で強く抓り上げた。  乳首とGスポットと子宮口を同時に責め立てられ、椿姫の膣肉が意思に反してキュウウウッ、と男Aの肉棒を強く締め上げてしまう。 「うおっ、なんだこいつ、処女で血ィ流してるくせに、奥がパクパク吸い付いてきやがるぞ!」 「くそっ、もう我慢できねえ! お前のその綺麗な子宮に、俺のガキの種を一番乗りでぶち込んでやるよぉっ!!」  男Aの腰の動きが狂ったように加速した。  パァン、パァン、パァン、ズチュウウウッ!  マットレスのスプリングが悲鳴を上げ、椿姫の白い肢体が上下に激しく揺さぶられる。  男Aは最後の一突きで、自らの亀頭を椿姫の子宮口へと密着させるように根元まで深くねじ込むと、首筋に太い血管を浮き上がらせて獣のような咆哮を上げた。 「オラァッ! 全部飲めやぁっ、処女まんこぉっ!!」 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!!」  ビクンッ、ドクンッ、ドピュルルルルッ――!!  椿姫の最も神聖な処女の最奥で、男Aの肉棒が大きく脈打ち、灼熱のマグマのような精液を勢いよく噴き出した。  一発、二発、三発、四発……!  傷ついたばかりの処女膣の壁と、固く閉じた子宮口へと、見知らぬ不良の濃厚で生臭い精液が、まるで高圧洗浄機のようにドクドクと容赦なく叩きつけられる。熱い白濁液が小さな膣内を瞬く間に満たし、逃げ場を失った精液が子宮の入り口を押し広げて奥へと雪崩れ込んでいく感覚が、残酷なほど鮮明に椿姫の脳髄へと伝わった。  しかも、男Aは射精しながらも腰を細かくグラインドさせ、亀頭で子宮口をぐりぐりと捏ね回しながら、最後の一滴まで椿姫の胎内へと擦り込んでいく。  その異常な熱量と圧迫感に、椿姫の身体は再び裏切りの痙攣を起こし、他人の種付けを受け入れながらビクン、ビクンと不本意な絶頂の波に跳ね上がってしまった。 (あ……っ、あぁぁ……っ、出されてる……っ、兄さん以外の人の精液が、私の一番奥に、こんなにたくさん……っ)  男Aが荒い息を吐きながら、なおも半勃ちのまま硬さを保つ肉棒をゆっくりと引き抜いた。  ズリュッ、ボulululッ……!  栓を失った椿姫の処女膣から、破瓜の赤い鮮血と、男Aの大量の白い精液が混ざり合い、生々しいピンク色の濁流となってドロリとシーツの上へ溢れ出した。 「おい見ろよ、処女の血と俺らの精液が混ざってピンク色になってるぜ! このお嬢ちゃん、最高の肉便器じゃねえか!」  男Dが歓喜の声を上げながら、ピンク色の精液を垂れ流してヒクヒクと痙攣する椿姫の膣口をドアップで撮影する。  しかし、椿姫が激痛と喪失感に涙を流して息を整える時間など、この密室には少しも存在しなかった。男Aが退いたスペースへと、すでにギンギンに反り返った肉棒を握りしめた二人目の男Bと、三人目の巨漢・男Cが、餓えた獣の目を光らせてのしかかってきていたのだ。 「まだ終わりじゃねえぞお嬢ちゃん、次は俺たちの番だ!」  午後十時十五分。  処女を奪われたばかりの傷口が癒える間もなく、終わりなき連鎖輪姦の幕が切って落とされた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第3部) ■ 第六節:午後十時三十分――二人目と三人目の連鎖輪姦・泡立つ接合部  裂けたばかりの処女膜の傷口がジンジンと熱を持ち、開かれたままの膣口からは、鮮やかな破瓜の血と一人目の男Aが注ぎ込んだ白濁の精液が混ざり合い、生温かいピンク色の泡となってドロドロと溢れ出していた。  椿姫は靴下の猿轡を噛み締めたまま、激痛と喪失感に肩を小刻みに震わせ、涙でぐしゃぐしゃになった瞳で虚空を見つめていた。  だが、男たちが彼女に傷を癒やす一秒の猶予すら与えるはずがなかった。 「へへっ、リーダーの精液で中がいい具合にトロトロになってんじゃねえか。お次は俺がたっぷり可愛がってやるよ!」 「んっ……!? んぐぅっ、ふーっ、んんっーー!(待って、いや、まだ痛いのに、抜いたばかりなのにぃっ……!)」  細身の男Bが、すでに我慢汁を滴らせて反り返った自らの肉棒を握りしめ、椿姫の白く細長い両脚を再び左右へと大きく押し広げた。  男Bの肉棒は、リーダー格の男Aのものとはまた違う、先端が尖り、竿の途中に不気味な凹凸が浮き出た厭らしい形状をしていた。  男Bは椿姫の膣口から垂れ落ちる男Aの精液と鮮血に自分の亀頭をぐりぐりと擦りつけて塗し、そのまま一切の躊躇なく腰を突き出した。  ズブッ、グチュルルルッ――!! 「んぐぅぅっーーーーーっ!!!」  再び下腹部を貫く鈍痛と、異物に押し広げられる強烈な圧迫感。  だが、最初の一人目と決定的に違ったのは、その挿入があまりにも「滑らか」に、そして「粘っこい水音」を伴って行われたことだった。  一人目の男Aが膣の奥深くまで満たした大量の精液と、椿姫自身の傷口から流れる血液、そして意に反して分泌された愛液が混ざり合い、極上の潤滑油となって男Bの肉棒を迎え入れてしまったのだ。  ズチュッ、グチュッ、クチュルルルッ!  男Bが腰を前後に揺さぶるたび、接合部からは他人の精液が空気を含んで白く泡立ち、密室の四方の壁に反響するほど下卑た水音が響き渡った。 「うおっ、すっげえ! リーダーの精液と処女の血でニュルニュルだぜ! しかも中が熱くて、ヒダが細かいミミズみたいにウネウネ絡みついてきやがる!」 「おら、おっぱいも遊ばせとくのはもったいねえよな。俺にも気持ちよくさせろよ」  下半身を男Bに犯され始めたその瞬間、今度は椿姫の上半身に巨漢の男Cがのしかかってきた。  男Cは椿姫の胸の上に跨るように膝をつくと、先ほど男Bの精液でドロドロに汚れたままの豊かな白い双丘を、丸太のような両手で左右から乱暴に鷲掴みにした。そして、その柔らかいまろやかな谷間へと、自分の黒々と太い剛直をズプリと挟み込んだのだ。 「んぐっ!? ふぐぅっ、んんっーー!!」  重苦しい肉の塊が胸元を圧迫し、肺から空気が押し出される。  男Cは椿姫の乳房をまるで自分のオナホールであるかのように強く寄せ集め、精液をローション代わりにして、ニチャッ、グチュッ、と粘っこい音を立てながら胸の谷間で激しく腰を振り始めた。  下からは男Bの鋭いピストンで処女を奪われたばかりの膣を抉られ、上からは男Cの巨根で豊かな乳房を乱暴に扱き上げられる。  しかも男Cが腰を突き出すたび、その黒ずんだ巨大な亀頭が胸の谷間から飛び出し、靴下の猿轡を噛まされた椿姫の顎先や唇、さらには鼻先へとビチャッ、ビチャッと音を立ててぶつかり、濃厚な我慢汁と他人の精液を顔面に塗りたくっていく。 (兄さん、兄さん……っ! はじめ兄さん、助けて……っ、見ないで、こんな浅ましい姿、見ないでぇっ……!)  椿姫は固く目を閉じ、必死に心の中で兄の名前を連呼し、かつての周回で兄と交わした優しい抱擁の記憶を呼び起こそうとした。  兄の温かい指先。兄の優しい声。兄の清潔な匂い。  そうやって意識を過去の記憶へと逃避させようとすればするほど、残酷なパラドックスが椿姫の肉体を襲った。  脳裏に「兄に抱かれた記憶」を思い浮かべたことで、二十九回分のループで徹底的に開発され尽くした彼女の肉体が、今まさに自分の膣内を抉っている凶暴なピストンを「快楽の刺激」として誤認し、さらなる敏感な反応を引き起こしてしまったのだ。  ズリュッ、グチュッ、ゴリッ、ゴリゴリッ!  男Bの先端の尖った亀頭が、角度を変えて椿姫の膣の上壁――ぷっくりと膨れ上がったGスポットの肉塊を執拗に擦り上げる。  その瞬間、椿姫の背骨を、痛みを塗り潰すような激しい甘い稲妻が駆け上がった。 「んっ!? ひぐっ、んんんっーー!!(ちがう、いやぁっ、なんで、こんな人たちのちんぽなのにぃっ……!)」  さらに、休んでいたリーダー格の男Aが脇から手を伸ばし、男Cの巨根を挟み込んでいる椿姫の白い乳房の先端――ぷっくりと勃起した左右の乳首を指先で摘まみ上げ、爪を立ててコリコリと強く捻り回した。同時に、撮影役の男Dは空いた片手の指を二本、椿姫の割れ目の上端にある敏感なクリトリスへと押し当て、泡立つピンク色の精液を塗り込みながら高速で弾き始めた。  胸の谷間、乳首、クリトリス、そしてGスポット。  四人の男たちによる容赦のない同時責めに、二十九周分の熟れきった神経系が完全に暴走した。  嫌悪感で涙を流しているにもかかわらず、椿姫の膣壁からは新たな愛液がプシュッ、プシュッと勢いよく噴き出し、膣内の柔らかなヒダがまるで意思を持った生き物のようにキュウウウッ、ギュウウウッと収縮して、男Bの肉棒を根元まで強く吸い上げてしまったのだ。 「うおっ、おいマジかよこいつ! 処女だったくせに、めちゃくちゃちんぽ締め上げてくるぞ! まるで名器じゃねえか!」 「ぎゃはは、口では嫌がってたくせに、おまんこは正直だな! おら、もっとイけよ、俺のちんぽでイき狂え!」  男Bが椿姫の腰を掴み、小刻みに、かつ高速でGスポットだけを連続で突き上げる。  パン、パン、パン、グチュルルルッ!  抗いようのない肉体の快楽の津波が、椿姫の理性を根底から呑み込んだ。 「んぐぅぅっーー!! んっ、んんっ、ふぐぅぅぅっーーー!!!」  背中がぎゅーっと大きく反り返り、拘束された手足の指先がピンと張り詰める。  鮮血を流したばかりの処女膣が、二人目の男のピストンによって強烈な絶頂へと叩き込まれ、ビクン、ビクン、ビクビクンッ、と激しい痙攣を繰り返した。収縮する膣肉が男Bの肉棒を絞り上げ、同時にその下にある小さなけつまんこまでもが、快楽の余波でパクパクと淫らに開閉を繰り返す。 「くそっ、やべえ、この締まりは我慢できねえっ! 俺も中に出すぞ、オラァッ!!」  絶頂して痙攣する椿姫の膣肉の締め付けに耐えきれず、男Bが腰を最奥まで突き入れて呻き声を上げた。  ビクンッ、ドピュッ、ドピュルルルッ――!!  一人目の男Aの精液がまだたっぷりと残る膣の奥深くへと、二人目の男Bの熱く粘り気のある精液が、二発、三発、四発と勢いよく注ぎ込まれた。  異なる二人の男の遺伝子が、椿姫の聖なる胎内でどろどろに混ざり合い、子宮口を熱い白濁の沼へと沈めていく。  そしてそれと同時に、胸の上でパイズリを続けていた男Cはまだ射精せず、荒い息を吐きながらその巨体を持ち上げると、精液を出して満足げに引き抜いた男Bと入れ替わるように、椿姫の開かれた股間へと移動した。 ■ 第七節:午後十一時十五分――三人目の極太巨根と、押し潰される胎内  男Bの肉棒が引き抜かれた瞬間、椿姫の膣口からは、もはや赤みよりも白濁の色が濃くなった二人分の精液の塊が、ボululッ、ドロドロォッと音を立てて溢れ出した。  二度の激しい絶頂と破瓜の痛みで、椿姫はぐったりとマットレスに横たわり、靴下の猿轡の隙間からヒュー、ヒューと浅い息を吐いている。  しかし、彼女の股間に膝をついた三人目の男――巨漢の男Cが構えた肉棒の威容は、これまでの二人を遥かに凌駕するものだった。  男Cの巨体に見合ったその剛直は、まるでビール瓶の首のように太く、黒ずんだ表皮には太い静脈がボコボコと浮き出て、先端の亀頭はテニスボールに近いほどの凶悪な膨らみを持っていた。先ほどのパイズリで椿姫の唾液と男Bの精液をたっぷりと纏い、裸電球の下でぬらぬらと妖しく光っている。 「んっ……!? んぐ、ふーっ、んんっ!?(うそ……そんなの、絶対に入らない、裂けちゃう、本当に壊れちゃうぅっ……!)」  朦朧としていた椿姫の意識が、極限の恐怖によって一瞬で引き戻された。  男Cは無言のまま、丸太のような両腕で椿姫の白い太腿の裏側を抱え込むと、彼女の細い腰を軽々と持ち上げ、いわゆる「種付けプレス」の体勢で彼女の膝が胸元につくほど真っ二つに折り曲げた。  華奢な椿姫の身体の上に、百キロ近い男Cの汗ばんだ巨体が覆いかぶさる。  そして男Cは、二人分の精液が泡立って溢れ出る椿姫の小さな膣口へと、その極太の亀頭を宛てがい、上から全体重を乗せて一気に押し込んだ。  グチュッ、ギチチチッ、ズブウウウッ――!! 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!??」  声にならない悲鳴とともに、椿姫の目から再び新しい涙が噴き出した。  ミシミシと音を立てて、まだ処女を失ったばかりの狭く柔らかな膣壁が、限界を超えて左右へと無理やり押し広げられていく。  二人分の精液でどれほど濡れていようとも、物理的な直径の差はあまりにも暴力的だった。膣の入り口の粘膜がパンパンに引き伸ばされて白く変色し、太すぎる肉塊が内壁のヒダをすべて押し潰しながら、内臓を直接圧迫するほどの体積でズブズブと侵入してくる。  椿姫の平坦で白い下腹部が、男Cの極太の肉棒の形に沿って、外から見ても分かるほどぷっくりと歪に盛り上がった。 「うわ、すっげえ……! あいつのデカマラが根元まで入って、こいつの腹がボコッて膨らんでんぞ!」 「カメラで腹んとこ撮っとけよ! お嬢様のちっちゃいおまんこが、デカマラで形変わっちまうぞ!」  男Aと男Bが下卑た歓声を上げる中、男Cは低い唸り声を漏らしながら、折り曲げた椿姫の身体を上から押し潰すようにして、重く、深いピストンを開始した。  ズシンッ、グチュルルルッ、ドチュッ、ズリュウウウッ!  一突きごとに、マットレスが床まで沈み込み、椿姫の細い背骨が軋みを上げる。  これまでの二人が「突く」動きだったとすれば、男Cのピストンは膣内を丸ごと「削り取り、耕す」ような圧倒的な質量の暴力だった。  引き抜かれるたびに、太すぎるカリ首が膣壁のヒダとGスポットをゴリゴリと強引に引っ掻き、押し込まれるたびに、逃げ場のない最奥の子宮口が極太の先端でグシャッと押し潰される。 「んぐっ、おごっ、んんっ、ふぐぅぅっーー!!」  胃が圧迫され、猿轡の奥で何度もえずきそうになる。  お腹の中が全部、この人の太い肉棒の形に作り変えられてしまう。  しかも、男Aと男Bはただ見ているだけではなく、種付けプレスで無防備に突き上げられた椿姫の白い尻の割れ目――精液と愛液が垂れ落ちてぬるぬるに光るけつまんこの入り口へと、二人がかりで指を伸ばしてきたのだ。 「ほら見ろ、おまんこにデカマラぶち込まれて、けつまんこの方がこんなにぷっくり盛り上がってヒクヒクしてんぞ!」 「俺が指で後ろの穴もほぐしてやるよ。おらっ、どうだ!」  ズブッ、ニュルルッ!  垂れ落ちてきた精液をローション代わりにして、男Aの太い中指が、椿姫のまだ未開通のけつまんこへと第一関節、第二関節と一気にねじ込まれた。 「ひいっ!? んぐぅぅっーー!!(いやぁっ、お尻の穴に指入れないでぇっ、抜いて、抜いてぇっ……!)」  前の穴を極太の肉棒で限界まで押し広げられているため、薄い壁一枚を隔てただけの直腸に差し込まれた男Aの指は、膣内を往復する男Cの肉棒の硬さと動きをダイレクトに挟み撃ちにした。  ゴリッ、グチュッ、ズチュウウウッ!  前のおまんこも、後ろのけつまんこも、同時に異物で満たされ、薄い粘膜の壁を両方から擦り合わされる異常な感覚。  さらに男Bは、男Aの指の脇からもう一本自分の指を椿姫のけつまんこへと無理やり差し込み、二本の指で窄まった括約筋をグイグイと左右に広げてかき回し始めた。 「んぐぅっ、あ、んんっ、ひぐぅぅっーー!!」  痛いのか、苦しいのか、それとも気持ちいいのか、もはや椿姫の脳は正常な判断力を失いかけていた。  ただ確かなのは、二十九周分の感度を持つ彼女の肉体が、極太の巨根による子宮口への直撃と、けつまんこへの二本指の拡張という過激すぎる刺激によって、完全にリミッターを振り切ってしまったことだった。  ブシャッ、プシュルルルッ!  男Cが巨体を揺らして深く突き下ろすたび、結合部の隙間から白濁した精液と透明な潮が霧吹きのように飛び散り、椿姫の全身が電撃を浴びたようにガクガクと跳ね上がる。  一度、二度、三度と、息を継ぐ間もなく連続で押し寄せる強制的な絶頂の波。  瞳は涙で滲み、焦点が合わなくなりかけながらも、膣肉とけつまんこの両方がキュウウウッ、ギュウウウッと激しく収縮して男たちの肉棒と指を締め上げ続けた。 「ぐおぉっ……出る、出るぞ……っ!」  無口だった男Cが、ついに野太い呻き声を上げ、椿姫の華奢な身体が二つ折りのまま潰れてしまいそうなほどの力で、最後の最奥への押し込みを行った。  ズシンッ、ゴツンッ!  極太の亀頭が子宮口の入り口にぴたりと噛み合い、次の瞬間、巨漢の睾丸から汲み上げられた規格外の量の精液が爆発した。  ドクンッ、ドピュルルルルルッ、ビュルルルルッ――!! 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!!」  一回の脈動ごとに吐き出される量が、前の二人とは桁違いだった。  すでに二人分の精液で満たされていた椿姫の膣内へと、三人目の男Cのドロリと濃厚で熱い精液が、まるでダムが決壊したかのように際限なく注ぎ込まれていく。  十秒、二十秒と続く長い射精の間、逃げ場を完全に失った三人分の精液は、ついに固く閉ざされていた椿姫の子宮頸管を水圧でこじ開け、神聖な子宮の内部へと直接いっぱいと流れ込んでいった。  お腹の奥が、他人の熱い精液で物理的に膨れ上がっていく感触。  結合部からは入りきらない白濁液がブクブクと音を立てて噴き出し、同時に指で広げられたけつまんこへと流れ込んで、下腹部から尻の割れ目までが真っ白な精液の海へと沈んでいった。 (お腹が……お腹が精液でいっぱいになって、破裂しちゃう……っ! いや、やめて、もう入らないよぉっ……!)  男Cがようやく腰を引き、ズリュリュッ、ボulululッ、と鈍い音を立てて極太の巨根を引き抜いた時、椿姫の膣口はすぐには閉じることができず、ぽっかりと赤く口を開けたまま、そこから三人分の夥しい精液を滝のようにシーツへと垂れ流し続けていた。  しかし、悪夢はまだ終わらない。  時計の針が深夜零時を指そうとする中、これまでずっとスマートフォンで撮影を続けていた四人目の男Dが、ギンギンに勃起した肉棒を片手に、椿姫の顔の前へと歩み寄ってきたのである。 「さあて、おまんこばっかりズルいよなあ。次は俺が、その可愛いお口と喉の奥までたっぷり犯してやる番だぜ!」  深夜零時。  日付が変わり、窒息とさらなる凌辱のフェーズが幕を開けようとしていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第4部) ■ 第八節:深夜零時――喉奥イラマチオと窒息の恐怖、強制嚥下の屈辱  時計の針が深夜零時を回り、カレンダーの日付が五月二十九日から三十日へと切り替わった。  しかし、窓ひとつない廃ビルの最奥の密室には、時間を知らせる時計の音すらなく、ただ裸電球のジジという放電音と、男たちの荒い息遣い、そして粘液が混ざり合う湿った水音だけが支配していた。  三人目の男Cの極太の肉棒が引き抜かれた後も、椿姫の下腹部からは三人分の白濁した精液がポタポタとシーツへ垂れ落ち、白い太腿や尻の割れ目をドロドロに汚していた。子宮の奥まで隙間なく詰め込まれた他人の精液の重みと熱さに、椿姫は浅く苦しげな呼吸を繰り返している。  そこへ、これまでずっとスマートフォンを片手に下卑た実況と撮影を続けていた四人目の男Dが、待ちきれないといった様子で椿姫の頭上へと歩み寄ってきた。 「いやあ、お嬢様の処女喪失から三連続中出しまで、最高のビデオが撮れたぜ! だけどよお、俺だけまだこの上玉の中を味わってねえんだよなあ」  男Dは椿姫の後頭部に回されていたブラウスの布切れを乱暴に解き、彼女の口に押し込まれていた靴下の猿轡をグイッと引き抜いた。  スポンッ、と湿った音がして、靴下と一緒に飲み込めず溜まっていた大量の唾液が、椿姫の唇から顎へと銀色の糸を引いて垂れ落ちた。 「ぷはっ……! はぁ、はぁ、げほっ、ごほっ……! や、やめて……もう、許して……っ、お家に、帰してぇっ……!」  ようやく解放された口から出たのは、掠れきった涙声の懇願だった。  「どんな苦痛も物理現象として耐え抜ける」などという当初のひややかな計算は、すでに跡形もなく砕け散っている。ただ一刻も早くこの悪臭と暴力の密室から逃げ出したい、兄の温かい腕の中に帰りたいという本能的な恐怖だけが、椿姫の口を衝いて出ていた。  だが、男Dはその懇願を鼻で笑い飛ばした。 「帰してだぁ? 何言ってんだ、まだ日付が変わったばっかりじゃねえか! オラ、声出して啼いてみろよ! 兄貴たちの精液でおまんこがいっぱいなら、次は俺の精液を口からもたっぷり味わえよ!」 「え……っ? い、いや、あ、んぐぅぅっーー!!??」  椿姫が言葉を継ごうと口を開いたその瞬間、男Dは撮影し続けていたスマートフォンを男Aに渡し、両手で椿姫の黒髪の姫カットを乱暴に鷲掴みにすると、今まで焦らされてギンギンに反り返っていた自らの肉棒を、彼女の小さな口腔へと根元まで一気にねじ込んだのだ。  ズブッ、グポォッ、オエェッ!  何の前触れもなく舌の上を押し潰し、柔らかい上顎を擦り上げて、熱い亀頭が直接喉の奥――狭く閉じた咽頭の入り口へと突き刺さる。 「おごっ、んぐぅっ、げほっ、おえぇぇっ……!!」  強烈な嘔吐反射が襲い、椿姫の瞳から生理的な涙がボロボロと噴き出した。  気道が太い肉の塊によって完全に塞がれ、息を吸い込むことができない。しかも、男Dの肉棒からは先走り汁だけでなく、先ほどから蒸れていた饐えた恥垢とアンモニアの臭気が強烈に漂い、舌の味蕾を直接汚染してくる。  苦しさに椿姫が首を振って逃れようとすると、両脇に立った男Aと男Bが彼女の頭と肩を上から押さえつけ、さらに下半身には再び巨漢の男Cが割り込み、精液が垂れ流れる膣内へと、まだ硬さを保ったままの極太の剛直をズブズブと再挿入してきたのだ。 「んぐぅぅっーー!! おごっ、ぐぽっ、んんんっーー!!」  下からは男Cの巨根で再び子宮口まで抉られ、上からは男Dに頭を掴まれて、喉の奥をオナホールのように扱き上げられる上下同時の串刺し。  グポッ、ジュルルッ、ゴポォッ、オエッ!  男Dは椿姫が苦しんでえずくのを面白がりながら、わざと食道の入り口に亀頭をぐりぐりと押し込み、激しいイラマチオのピストンを繰り返した。  喉の奥を突かれるたび、オエッ、ゴホッ、と激しい吐き気とともに大量の透明な涎と胃液の混じった粘液が口の端から溢れ出し、椿姫の白い頬から首筋、そして胸元へとダラダラと流れ落ちていく。  口呼吸を完全に封じられ、必死に鼻から空気を吸い込もうとするが、鼻先にあるのは男Dの下腹部の剛毛と、そこに染み付いた汗と精液のむせ返るような悪臭ばかりだ。酸素が足りず、肺が焼けつくように苦しい。  下腹部を男Cの巨根で突き上げられる衝撃と、喉の奥を男Dの肉棒で犯される衝撃が頭蓋骨の内部で激しく連動し、椿姫の視界がチカチカと白い火花を散らして明滅し始めた。 (くる、しい……っ、息が、できない……っ! 死んじゃう、喉が破れちゃう、誰か、兄さん、たすけて……っ!)  男Dの指が椿姫の黒髪をさらに強く引っ張り、彼女の首をマットレスの端から反り返らせるようにして、食道へと一直線に肉棒を突き立てる。  苦痛と酸欠で椿姫の喉の筋肉がキュウウウッと激しく痙攣した、その時だった。 「うおっ、すげえ、こいつ苦しがって喉の奥がギュウギュウ締まってきやがる! やべえ、出るっ、喉の奥で全部飲めやぁっ!!」 「んぐっ!? んんっ、んぐぅぅぅっーーー!!??」  男Dが椿姫の顔を自らの股間へと隙間なく押しつけ、鼻先が恥骨にめり込むほどの深さまで肉棒をねじ込んだまま、激しい射精を開始した。  ビクンッ、ドピュッ、ドピュルルルッ――!!  舌の奥、咽頭の壁へと直接叩きつけられる、熱くドロドロとした大量の精液。  吐き出そうにも、唇は男Dの肉棒の根元で完全に塞がれ、それどころか男Aが横から椿姫の鼻を指でつまんで塞いできたため、息を継ぐためには喉の奥に溜まった精液を飲み込む以外に選択肢がなかった。  ゴクッ、ゴキュッ、んぐっ、ゴクンッ……!  自分の意思に反して喉仏が上下し、見知らぬ男の苦くて生臭い、ザラついた精液の塊が、食道を通って椿姫の胃の中へと強制的に嚥下させられていく。  十発近くにも及ぶ長い射精のすべてを喉奥で受け止めさせられ、ようやく男Dが肉棒を引き抜いた瞬間、椿姫はマットレスの上で激しくむせ返った。 「げほっ、ごほっ、おえぇっ……! はぁ、はぁ、あ、うぅっ……!」  飲み込みきれなかった白濁液が、咳き込む口から白い糸を引いて溢れ出し、唇と顎を真っ白に汚す。口の中いっぱいに広がる強烈な精液の臭いと味に、涙が止まらない。 ■ 第九節:午前一時――けつまんこの処女剥奪と、三穴同時蹂躙の地獄  しかし、男たちの狂宴は、一巡の射精を終えてなお加速するばかりだった。  男Dが口から離れたのも束の間、リーダー格の男Aと細身の男Bが、すでに二回戦目に向けてギンギンに勃起させた肉棒を揺らしながら、椿姫の身体をマットレスの上で強引に引き起こした。 「おい、おまんことお口はもう開通したからよ、残るはひとつだよなあ?」 「へへっ、さっき指を二本入れてほぐしといた、あの真っピンクのけつまんこだぜ! お嬢様の後ろの処女も、俺たちがまとめて奪ってやろうぜ!」  その言葉の意味を理解した瞬間、椿姫の血の気が一気に引いた。 「え……っ? い、いや……っ、うそでしょう、お尻の穴なんて、そんなところに入るわけない……っ、やめて、やめてくださいぃっ……!」 「入るかどうか、今から試してやるっつーの! おいC、そのままおまんこに挿れたまま抱え上げろ!」  無口な巨漢の男Cが、椿姫の膣内に自分の極太の肉棒を深く突き刺したままの状態で、彼女の華奢な身体を正面から抱きかかえるように持ち上げた。いわゆる「対面座位」に近い形で、男Cがマットレスに胡座をかき、その膝の上に椿姫を跨らせて、彼女の白い背中とお尻を後ろに控える男Aたちの側へと突き出させたのだ。  しかも男Cは、椿姫の白い太腿の裏を抱え上げてM字に大きく開脚させ、自分の極太の肉棒が挿さったままの膣口と、そのすぐ下でヒクヒクと震える小さなけつまんこの両方が、背後から丸見えになるように固定した。 「あ、あぁっ……! いや、抜いて、放してぇっ……!」  前の穴には男Cのビール瓶のような巨根が根元まで突き刺さり、薄い膣壁をパンパンに押し広げている。それだけでもお腹が張り裂けそうなのに、背後へと回り込んだ男Aが、結合部から溢れ出て尻の割れ目へと垂れ落ちている大量の精液と愛液を手のひらで掬い取り、椿姫の固く窄まったけつまんこの入り口へとベチャベチャと塗りたくった。 「ほら見ろ、おまんこにCのデカマラが入ってるせいで、けつまんこの入り口が外に押し出されてぷっくり開いてやがるぜ。ここにもう一本ぶち込んだら、このお嬢様どうなっちまうかなあ!」 「いやぁっ、だめ、ほんとうに裂けちゃう、死んじゃうからやめてぇっーー!!」  椿姫は涙と涎と精液でぐちゃぐちゃになった顔を振り乱し、必死に懇願した。  だが、男Aは椿姫の丸く白い尻たぶを両手で左右へと力任せに引っ張り広げ、露わになったピンク色のけつまんこの蕾へと、自らの赤黒く充血した太い亀頭をグイッと押し当てた。  そして、一切の容赦なく腰を前へと突き出した。  ギチッ、ミシミシッ、ズブウウウッ――!! 「ああぁぁぁっーーーーーーっ!!??」  これまでのどんな痛みとも質の違う、脳髄が真っ白に焼き切れるような異常な激痛と圧迫感が、椿姫の下半身を貫いた。  排泄するための器官であり、これまで二十九回のループの中でも一度たりとも他人の肉棒など受け入れたことのなかった不浄の穴――けつまんこの固い括約筋が、男Aの太い亀頭によって無理やり外側からこじ開けられ、直腸の粘膜へとズブズブとねじ込まれてきたのだ。  しかも、たった数ミリの薄い肉壁を隔てたすぐ隣――前の膣内には、すでに男Cの極太の巨根が隙間なく詰まっている。  二本の凶悪な肉棒が、椿姫の華奢な骨盤の内部で互いの硬さをぶつけ合い、前後の穴を同時に限界を超えて押し広げた。 「うおっ、おぉぉっ……! すっげえ、けつまんこの締まりがキツすぎて、ちんぽが千切れそうだぜ! しかも壁のすぐ向こうで、Cのデカマラがゴリゴリ擦れてるのが分かるぞ!」 「あ、がっ、ひいっ、い、いたい、お尻、裂けるぅっ、抜いて、抜いてぇぇっ……!!」  椿姫は全身を痙攣させ、泡を吹くほど激しい悲鳴を上げた。  しかし、男たちの陵辱はそこでも止まらなかった。  前後の二穴を男Cと男Aの肉棒で同時に串刺しにされ、苦痛に喘いで大きく開かれた椿姫の口へと、今度は細身の男Bが正面から立ちはだかり、自らの勃起した肉棒を再び喉奥へとズブッとねじ込んできたのだ。 「んぐぅぅっーー!? おごっ、ぐぽぉっ、んんんっーー!!」  前の穴(おまんこ)、後ろの穴(けつまんこ)、そして上の穴(口)。  少女の身体に存在する三つの穴すべてが、同時に三人の男たちの太い肉棒によって根元まで埋め尽くされ、一切の逃げ場を失った「完全なる三穴同時輪姦」の体勢が完成してしまった。 「ぎゃははは! 見ろよこれ、三つの穴全部にちんぽが刺さって、完全に肉便器じゃねえか! カメラで全員の結合部バッチリ撮ってやるからな!」  男Dがスマートフォンを構えて周囲を回りながら撮影する中、三人の男たちが同時に腰を動かし始めた。  ズチュッ、グチュルルッ、ズブッ、グポォッ!  下からは男Cが極太の巨根で子宮口を突き上げ、後ろからは男Aが直腸の粘膜を抉りながら薄い腸壁越しにGスポットの裏側をゴリゴリと削り取り、上からは男Bが椿姫の頭を掴んで喉の奥を激しくピストンする。  三方向から同時に加えられる暴力的なピストンの衝撃に、椿姫の華奢な肉体はまるで嵐の中の小舟のように激しく揺さぶられた。 (あ、あぁっ……! なに、これ……っ、おまんこも、けつまんこも、お口も……全部、全部ちんぽが擦れて……っ、頭が、おかしくなっちゃうぅっ……!)  前と後ろの二本の肉棒が交互に、あるいは同時にピストンするたび、膣と直腸を隔てる薄い一枚の粘膜が二本の熱い肉柱に挟まれて万力のように扱き上げられる。  それは、激痛であると同時に、人間の神経が耐えうる許容量を遥かに超えた、異常なまでの快楽信号の洪水でもあった。  二十九周分の開発された感度を持つ椿姫の脳は、けつまんこを抉られる苦痛と、膣壁を挟み撃ちにされる摩擦を処理しきれず、全ての神経回路をショートさせた。 「んぐぅぅっーー!! ひぎっ、おごっ、んんんっーーー!!!」  喉を男Bの肉棒で塞がれたまま、椿姫の全身がビクン、ビクン、と激しく跳ね上がり、目を見開いたまま白目を剥きかける。  プシュッ、ブシャアアアッ!  二本の肉棒で極限まで圧迫された股間から、精液と混ざり合った大量の潮と愛液が噴水のように吹き出し、男Aと男Cの腹や太腿をびしょ濡れにした。  おまんこも、初めて犯されたばかりのけつまんこも、そして窒息しかけている喉の奥までもが、強烈な三穴同時絶頂の痙攣によってキュウウウッ、ギュウウウッと三人の男の肉棒を同時に絞り上げる。 「くそっ、けつまんこがすげえ力で締まってきやがった! やべえ、俺はけつまんこの一番奥にぶちまけてやるぜ!」 「俺も口に出すっ!」「おぉぉっ……!」  三人の男たちが、痙攣してイき狂う椿姫の三つの穴へと、ほぼ同時に限界のピストンを叩き込み、一斉に咆哮を上げた。  ビクンッ、ドピュルルルルッ、ドクンッ、ビュルルルルッ――!!  喉の奥へは男Bの精液が、子宮の奥へは男Cの二度目の大量の精液が、そして初めて開通させられたばかりのけつまんこの奥深く――直腸の粘膜へは男Aの熱い精液が、三方向から同時に勢いよく注ぎ込まれた。 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!!」  口からは飲み込みきれない精液が鼻や唇の端から溢れ出し、膣内は四人分・計五発目の精液でパンパンに膨れ上がり、そして直腸の奥までもが熱い白濁液で満たされていく。  全身のすべての穴を他人の精液で満たされながら、椿姫は終わりのない絶頂の痙攣の中で、意識が暗転しそうになるのをただ必死に耐えるしかなかった。  だが、その朦朧とした意識が再び冷たい現実へと引き戻された時、彼女を待っていたのは、肉体の苦痛以上に残酷な「時間」と「自縛」の絶望だった。  午前二時。  まだ、初日の夜すら明けてはいなかった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第5部) ■ 第十節:深夜二時――猛烈な後悔と、自縛の絶望  三人の男たちの肉棒が、椿姫の口と、おまんこと、けつまんこから同時に引き抜かれた瞬間、彼女の華奢な身体は糸の切れた操り人形のように、埃と体液で汚れたマットレスの上へと崩れ落ちた。  ゴボッ、ドロドロォッ、ジュルルッ……。  閉まりきらなくなった前後の二つの穴からは、四人分の白濁した精液と破瓜の鮮血、そして腸液が混ざり合った生温かい汚濁の塊が、止まることなくシーツの上へと垂れ流され続けている。  かつて陶器のように滑らかで美しかった白い肌は、今や男たちの乱暴な指先で掴まれた青黒い痣と、赤紫色の無数のキスマークや噛み跡、さらには乾き始めた精液の白いカピカピとした幕とべっとりとした粘液で、見る影もなく汚されていた。引き裂かれた清楚な制服と純白の下着の残骸は、ゴミくずのように部屋の隅へと蹴り飛ばされている。 「ふぅーっ、さすがに二発ずつ出すとちょっと腹減ったな。おい、酒とツマミ出せよ」 「おう、ここに缶チューハイとウイスキーがあるぜ。いやあ、それにしてもこのお嬢様、マジで最高の穴だったなあ!」  男たちはようやく一息ついた様子で、マットレスの周囲に胡座をかき、プシュッと空き缶のプルタブを開けて安酒をあおり始めた。  リーダー格の男Aと細身の男Bが煙草に火をつけ、紫煙を天井の裸電球へと吐き出す。  そして男Aは、すぐ足元に転がり、両脚をだらしなくM字に開いたままピクピクと小刻みに痙攣している椿姫の白い下腹部を、裸足の足の裏で無造作に踏みつけながら、吸いかけの煙草の灰をトントンと彼女の豊かな乳房やへその上へと振り落とした。 「あ……っ、う、ぅ……っ」  まだ微かに熱を持った灰が、精液で濡れた白い肌の上に落ち、黒く汚い染みを作って溶けていく。  しかし、椿姫にはそれを払い落とす気力すら残されていなかった。  荒い呼吸を繰り返しながら、涙で腫れ上がった瞼の隙間から、薄暗いコンクリートの天井を見つめる。  その時、男Dがスマートフォンを操作しながらボソリと呟いた言葉が、まるで氷の刃のように椿姫の鼓膜へと突き刺さった。 「おう、今何時だ? ……って、なんだ、まだ深夜の二時かよ。外が明るくなるまで、まだ三時間以上あるじゃねえか」  ――深夜、二時。  その言葉が脳内で反芻された瞬間、椿姫の全身から、先ほどまでとは全く別の意味で血の気がサーッと引いていった。 (え……っ? ま、まだ……深夜の二時……?)  思考が凍りつく。  あれほど何度も、おまんこも、けつまんこも、喉の奥も引き裂かれるほど犯され、お腹の中が破裂しそうなほど他人の精液を注ぎ込まれ、永遠にも等しい時間を生き延びたと思っていたのに。  時計の針は、彼女がこの廃ビルに引きずり込まれた午後九時過ぎから、まだたったの五時間しか進んでいなかったのだ。 (まだ……初日の夜すら、明けていないの……!?) (嘘でしょう……? 嘘よ、そんなの嘘だわ……! だって、もうこんなに身体中が痛くて、気持ち悪くて、息をするだけでお口の中からあの人たちの精液の臭いがして……もう一歩だって動けないくらいボロボロなのに……っ!)  ひややかだったはずの殉教の計画が、音を立てて完全に崩壊し、その後から底知れぬパニックの黒い濁流が押し寄せてきた。  なぜ、こんな無謀な計画を立ててしまったのか。  「頭の中で兄との記憶を再生していれば、肉体の苦痛などただの物理現象として耐え抜ける」?  なんと愚かで、なんと傲慢な幻想だったのだろう。  現実の暴力は、意識を過去へ逃避させる隙間など少しも与えてはくれなかった。処女膜を力任せに食い破られる激痛も、息ができないほど喉奥にねじ込まれる異物の恐怖も、直腸を裂かれる衝撃も、そして何より、二十九周分の感度を持つ自分自身の肉体が、獣たちのピストンに反応して勝手に愛液を噴き出し、何度も絶頂させられてしまうという魂の尊厳の破壊も――すべてが、想像を絶する生き地獄だった。 (いや……っ、耐えられない! こんなの耐えられるわけがないわ……っ! 痛い、気持ち悪い、死んでしまう……っ! 助けて、兄さん! はじめ兄さん、助けて、誰か助けてぇっ……!!)  心の中で狂ったように絶叫し、椿姫は震える白い指先をコンクリートの床へと伸ばし、爪が割れるのも構わずに床を引っ掻いて、鉄扉の方向へと這い出そうとした。  ここから逃げなければ。今すぐ助けを呼ばなければ、本当に心も身体も壊れて死んでしまう。  しかし、数センチ身体を引きずったところで、椿姫の脳裏に、残酷すぎる記憶が鮮明に蘇った。  ――チャポン、と暗い水の音が響いた、あの夕暮れの路地裏。  鉄格子の隙間から、自らの白い指先で、冷たい排水溝の底へと滑り落としたスマートフォンの画面。  「もし途中で苦しさに負けて、兄さんに助けを求めてしまったら計画が台無しになるから」と、ひややかな微笑みすら浮かべて、自ら退路を断ち切ったあの瞬間。 (あ……っ、あぁぁ……っ! 私が……私が自分で、スマホを捨てたんだわ……!) (誰も助けに来られないように、GPSも辿れないように、私が自分の手で退路を焼き払ったんだわ……!)  過去のループの記憶によれば、この廃ビルに警察の捜査の手が入り、彼女が発見されるのは、明後日――五月三十一日の昼過ぎ。  今はまだ、五月三十日の午前二時。  つまり、助けが来るまで、あと三十時間以上も残されているのだ。  たった五時間で、処女も、けつまんこの純潔も奪われ、全身の穴という穴を精液まみれにされて死にかけているというのに、これと同じ、あるいはこれ以上に過酷な蹂躙が、あと三十時間以上――この六倍もの時間、途切れることなく続くというのか。 (いやぁぁっ……!! ごめんなさい、ごめんなさい兄さん、私、馬鹿なことをしたわ……っ! こんなはずじゃなかった、こんなに苦しいなんて知らなかったの……っ! 助けて、今すぐここに来て、私を見つけてよぉっ……!!)  自らが張り巡らせた完璧すぎる罠に、自分自身が囚われ、二度と抜け出すことができないという自縛の絶望。  ポロポロと溢れ出した後悔の涙が、埃と泥にまみれたコンクリートの床を黒く濡らしていった。 ■ 第十一節:深夜二時四十分――酒席の余興と、恥辱の自己開帳・異物嬲り 「おっ、おい見ろよ。こいつ床這いずって逃げようとしてんぞ。ぎゃはは、まだ元気があんじゃねえか!」 「よし、俺たちのちんぽがまた勃つまでの間、酒のツマミにこいつのエロいショーでも見物しようぜ」  泣きじゃくりながら這い出そうとした椿姫の足首を、男Cが無造作に掴んでズルズルとマットレスの中央へと引き戻した。  そしてリーダー格の男Aは、椿姫の顔を覗き込みながら、スマートフォンのカメラを再び彼女の目の前に突きつけた。 「おいお嬢ちゃん、これ以上乱暴にされたくなかったらよ、今から俺たちの言う通りにしろ。カメラに向かって、自分の手でその精液まみれのおまんことけつまんこを両方ガバッと広げて、『私はお兄さんたちの肉便器です、もっと精液ください』って言ってみろよ」 「え……っ!? い、いや……そんなこと、言えるわけ……っ」 「あぁん? 言えねえなら、この火のついた煙草をその綺麗な乳首に押しつけてもいいんだぜ?」  男Aが赤く燃える煙草の先端を、椿姫の桜色の乳首から数ミリの場所へと近づけた。チリッ、と熱い空気が皮膚を焦がす感触に、椿姫は恐怖で全身を硬直させた。  すでに心は恐怖で折れかけている。今ここで火傷を負わされる痛みへの恐怖には、到底抗うことができなかった。 「や、やめて……っ! やります、やりますから、それだけは……っ!」  椿姫は涙をボロボロと零しながら、促されるままにマットレスの上で仰向けになり、自分の両脚をM字に開いた。  そして、震える白い両手を自分の股間へと伸ばす。  右手の中指と人差し指を、破瓜の血と精液でぐちゃぐちゃに濡れたおまんこの秘唇に添え、左手の中指と人差し指を、その下のぽっかりと緩んだままのけつまんこの縁へと添えた。 「ほら、もっとしっかり左右に引っ張って、中が見えるように広げろよ!」 「う、うぅっ……ひぐっ……!」  クチュッ、ニュルルッ、と湿った音がして、椿姫は自らの指先で、自分の最も恥ずかしい二つの穴を左右へと大きく押し広げた。  スマートフォンの強烈なLEDライトが、引き裂かれた処女膜の残骸と、真っ赤に充血した膣粘膜、そして直腸のピンク色の内壁を残酷なまでに照らし出す。広げられた二つの穴の奥からは、男たちが注ぎ込んだ白濁の精液がまだいっぱいと波打ち、呼吸に合わせてボululッと溢れ出してくる。 「あ、あぁ……っ、わ、私は……お兄さんたちの、肉便器、です……っ。おまんこも、けつまんこも……もっと、精液、ください……っ、う、うわぁぁんっ……!」  言わされた瞬間、羞恥と惨めさで胸が張り裂けそうになり、椿姫は顔を歪めて号泣した。  だが、男たちのサディスティックな要求はさらにエスカレートしていく。 「ぎゃははは! 最高だぜ! じゃあ次はよ、そのおまんことけつまんこから垂れてる俺たちの精液を、自分の指で掬い取って、カメラを見ながら美味しそうに舐めてみせろ! それからクリトリスを自分で擦ってオナニーしろよ!」 「ひっ……!? そ、そんな……っ」  拒絶することは許されない。  椿姫は嗚咽を漏らしながら、おまんことけつまんこの結合部からシーツへとドロドロに垂れ落ちている、四人分の混ざり合った生温かい精液と血液を指先でたっぷりと掬い取った。  そして、それを震える唇へと運び、スマートフォンのレンズを見つめたまま、赤い舌を出してペロリ、チュウウウッと舐め取った。 「んっ……ちゅ、れろぉっ……んくっ……!」  口の中に広がる、鉄錆のような自分の処女血の味と、濃厚で塩辛く苦い他人の精液の味。  吐き気を必死に噛み殺しながら指先を綺麗に舐め取ると、今度は男Bに命じられるまま、右手の指先でぷっくりと充血したクリトリスをクチュクチュと擦り、左手の指を二本、精液でぬめる自分のおまんことけつまんこへと交互に抜き差しし始めた。 「はぁ、あ、んっ……! や、やだ……見ないでぇっ……!」  自分の指で自分の秘部を掻き回す、究極の公開羞恥オナニー。  それなのに、先ほどまでの輪姦で過敏に火照りきった神経は、自分の指先の動きにすら敏感に反応してしまい、グチュッ、クチュルルッと淫らな水音を立てて腰が勝手に揺れ動いてしまう。  すると、それを見ていた男Cと男Dが、飲み干したばかりの冷たいビール瓶と、細長いウイスキーのミニボトルを手に取って近づいてきた。 「指だけじゃ物足りねえだろ。おら、俺たちがこの冷たい瓶で両方のおまんこに栓をしてやるよ!」 「え……っ!? ひゃあぁぁっーー!!??」  ズブッ、ニュルルルッ!  椿姫が手を退ける間もなく、男Cがビール瓶の首を椿姫のおまんこへと差し込み、同時に男Dがウイスキーのミニボトルをけつまんこへと根元までねじ込んだのだ。  ガラスのひんやりとした冷たさと、一切しならない無機質な硬さが、熱く火照った膣内と直腸の粘膜を同時に圧迫し、椿姫は目を見開いて悲鳴を上げた。  男たちはその二本のガラス瓶の底を掴むと、グチュグチュ、ゴリゴリと音を立てて前後の穴の中で瓶を同時に回転させ、角度を変えてGスポットと直腸壁を冷たいガラスで強く抉り回した。 「あぎっ、ひぃっ、あ、あぁぁっーー!! つ、冷たい、硬いぃっ、ガラスが中で当たって……っ、いやぁっ、抜いてぇっ!!」  しかも男Aは、二本の瓶を突き刺されて悶絶する椿姫の露出したクリトリスと、そのすぐ下にある小さな尿道口を指先で意地悪く弾きながら、彼女の膨らんだ下腹部を上からグイグイと強く圧迫した。 「ほら、さっきからガタガタ震えて、おしっこも我慢してんじゃねえのか? 二つの穴に瓶を詰めたまま、カメラの前でお漏らししてみろよ!」 「い、いやぁっ、おしっこはダメ、お腹押さないでぇっ……! あ、あぁっ、出ちゃう、見ないでぇっーー!!」  前後の穴を硬いガラス瓶でパンパンに塞がれ、下腹部を強く押されたことで、限界に達していた膀胱の括約筋がついに決壊した。  プシュッ、ジョロロロロッ――!!  クリトリスを擦られながらの強制絶頂とともに、椿姫の尿道口から黄金色の熱い飛沫が勢いよく弧を描いて噴き出し、マットレスの上から自分の白い太腿、さらには胸元へとびしゃびしゃと降り注いだ。  二つの穴に酒瓶を突き刺されたまま、不良たちのカメラの前で放尿しながらイかされるという、人間としての尊厳を根底から粉砕する恥辱。  アンモニアの甘酸っぱい湯気が立ち昇る中、椿姫の瞳からは、もはや正気を保っていられないほどの絶望の涙が止めどなく溢れ出していた。  そして、時計の針が未明の四時三十分を指した頃。  椿姫の痴態を肴に酒を飲み終えた四人の男たちの股間には、再び凶悪な硬さを取り戻した肉棒が、朝まで続く「二周目の輪姦」を求めて黒々と反り返っていたのである。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第16章:一日目・処女喪失と終わらない輪姦――「まだ初日の夜なのに」(第6部) ■ 第十二節:未明四時三十分――二周目の輪姦の始まりと、終わらない濁流  五月三十日、午前四時三十分。  廃ビルの外の世界では、東の空がほんのわずかに群青色から白み始め、早朝の冷たい空気が街路を包み込もうとしている未明の時間帯だった。  しかし、分厚いコンクリートと錆びた鉄扉に閉ざされたこの地下室のような密室には、朝の気配など少しも届かない。  床には飲み干された缶チューハイやウイスキーの空き缶が新たに転がり、むせ返るような煙草の煙と、四人分の精液、血液、愛液、そして先ほど椿姫が強制的に漏らさせられた尿のアンモニア臭が混ざり合い、呼吸するだけで脳が痺れるような淫靡で饐えた悪臭が充満していた。 「おい、少し休んで酒入れたら、またちんぽがギンギンに勃ってきたぜ」 「ああ、こいつのエロいお漏らしショー見てたら我慢できなくなってきた。朝までもう一回ずつ、たっぷり回そうや!」  酒を飲み終えた男たちが、再び獣のように荒い鼻息を吐きながら、マットレスの上へと一斉ににじり寄ってきた。  その足音を聞いた瞬間、二つのガラス瓶を前後の穴に突き刺されたまま横たわっていた椿姫の身体が、ビクッと激しく跳ねた。 「ひっ……!? い、いや……っ、もう、やめて……っ、もう無理、死んじゃう、ほんとうに死んじゃうからぁっ……!」  掠れた声で必死に首を振り、お尻を引きずって後退ろうとする。  だが、リーダー格の男Aは無慈悲な笑みを浮かべると、椿姫の乱れた黒髪の姫カットを片手で乱暴に鷲掴みにし、彼女の華奢な身体をマットレスの上で強引に四つん這いの姿勢へと引きずり起こした。  そして、椿姫のおまんこに突き刺さっていたビール瓶と、けつまんこにねじ込まれていたウイスキーのミニボトルを、二本同時に勢いよく引き抜いた。  スポンッ、ボululululッ――!!  栓を抜かれた二つの穴から、中に閉じ込められていた白濁の精液と愛液、腸液が、泡立ちながら一気にシーツの上へと決壊して流れ落ちた。ガラス瓶によって長時間押し広げられていたおまんことけつまんこは、すぐに閉じることができず、だらしなく桃色の粘膜を覗かせたままヒクヒクと痙攣している。 「はっ、見ろよこの穴! すっかり俺たちのちんぽの形に馴染んで、ぱっくり口開けて待ってやがるぜ!」 「いやぁっ、見ないで……っ、逃がして、兄さん、助けてぇっ……!」  四つん這いのまま前に這い出して逃げようとする椿姫の白い背中と、丸く突き出された白い尻たぶを、男Aの分厚い手のひらが容赦なく叩きつけた。  パァンッ! パァンッ!  乾いた破裂音が密室に響き、白い尻の皮膚に鮮やかな赤い手形が浮かび上がる。  そして男Aは、椿姫の細い腰骨を両手でしっかりと掴んで固定すると、精液でぬめりきった彼女の秘裂へと、再び赤黒く反り返った自らの肉棒を背後から一気にねじ込んだ。  ズチュウウウッ、グチュルルルッ――!! 「ああぁぁっーーーー!!??」  四つん這いの背後から突き入れられる「後背位(バック)」の体勢は、仰向けの時よりもさらに深く、さらに鋭い角度で膣の奥を抉り抜いた。  すでに数時間にわたる輪姦で擦り切れ、真っ赤に充血して腫れ上がった膣粘膜を、男Aの熱い亀頭が容赦なく擦り上げ、一突き目でいきなり最奥の子宮口へとゴツンッと激突する。 「うおっ、やっぱりこいつのおまんこ最高だぜ! 何回挿れても奥がキュウキュウ吸い付いてきやがる!」 「あ、がっ、ひぐぅっ、い、いたいぃっ……! お腹の、奥が、壊れるぅっ……!」  パン、パン、パァンッ、グチュルルルッ!  男Aが獣のように腰を打ちつけるたび、椿姫の白い尻たぶが男の下腹部とぶつかって波打ち、豊かな双丘が四つん這いの胸元でぶるん、ぶるんと激しく揺れ動いた。  しかも、二周目の輪姦は最初から一切の手加減がなかった。  男Aが後ろからおまんこを激しく突きまくっているすぐ脇から、細身の男Bが椿姫の下へと仰向けに滑り込み、四つん這いで垂れ下がる彼女の豊かな二つの乳房に下からむしゃぶりついて、腫れ上がった乳首を再び強く噛みながら吸い上げた。  さらに、巨漢の男Cが椿姫の正面に立ちはだかり、そのビール瓶のような極太の巨根を、悲鳴を上げる彼女の口へと再びねじ込み、残る男Dは男Aのすぐ横に並んで、空いている椿姫のけつまんこへと自らの肉棒を無理やり押し込んできたのだ。  ズブッ、ギチチチッ、グポォッ――!! 「んぐぅぅぅっーーーーーっ!!??」  四つん這いのまま、口には男Cの巨根、おまんこには男Aの肉棒、けつまんこには男Dの肉棒、そして乳房には男Bの口と指。  四人の男たち全員の欲望が、文字通り椿姫の華奢な肉体ひとつに同時に群がり、すべての穴と性感帯を休みなく犯し尽くす地獄の二周目。  グチュッ、ズチュルルッ、ゴポッ、ジュルルルッ!  前後の穴に二本の肉棒が同時に出入りするたび、すでに感覚が麻痺しかけていたはずの下腹部に、内臓ごと掻き回されるような激烈な摩擦熱が迸る。  二十九周分の開発された肉体は、もはや本人の意思とは完全に切り離された自動人形のように、突かれるたびにプシュッ、プシュッと愛液と潮を撒き散らし、全身をガクガクと痙攣させては、終わりのない連続絶頂の渦へと突き落とされていった。 ■ 第十三節:午前四時四十五分――限界を超えた魂と、解離の幻影  一発、二発、三発……。  男たちが場所を入れ替わり、体位を変え、仰向けで、横向きで、あるいは無理やり男の上に跨らせる騎乗位で、椿姫の三つの穴へと次々に新しい精液を注ぎ込んでいく。  六発目、七発目、八発目……。  もはや何人の精液が、どの穴に何回出されたのか、椿姫には数えることすらできなかった。  ただ、子宮の奥も、直腸の奥も、胃のの中も、そして髪の毛から足の指先に至るまでの白い肌のすべても、男たちの熱く生臭い白濁液で隙間なく埋め尽くされ、息をするたびに精液の泡が口や鼻から溢れ出る。 (痛い……苦しい……もう、やだ……っ。あと、三十時間も……こんなのが続くなんて、絶対に無理……っ) (私の身体、もう壊れちゃった……。兄さんのために守ってきたのに……全部、全部ぐちゃぐちゃになっちゃったよ……)  肉体の苦痛と、自らがスマホを捨てて退路を断ったという猛烈な後悔、そして意思に反してイき狂わされ続ける屈辱。  そのすべてが人間の精神が耐えうる限界点を完全に突破した、その瞬間だった。  プツン、と。  椿姫の脳の奥底で、何かが決定的に焼き切れる音がした。  これ以上現実を直視し続ければ、魂そのものが発狂して死んでしまう――そう判断した彼女の脳の防衛本能が、過酷すぎる現実から意識を切り離す「精神の解離」を引き起こし始めたのである。  ズチュッ、グチュルルルッ、パァンッ!  再び仰向けに押し倒され、リーダー格の男Aにのしかかられて、精液が溢れ返る膣内を激しくピストンされている最中だった。  突かれる衝撃で前後に激しく揺れる椿姫の瞳から、徐々に恐怖と苦痛の色が抜け落ち、まるでガラス玉のように虚ろで焦点の合わない光が宿り始めた。  チカチカと明滅する薄暗い裸電球の逆光の中で、上から自分を見下ろし、荒い息を吐きながら腰を振り続けている男Aのシルエットが、ぐにゃりと歪んで見えた。  ヤニと安酒と精液の悪臭が、脳内で勝手に書き換えられ、記憶の奥底にある「甘く優しい香り」へとすり替わっていく。  傷ついた膣壁を抉る暴力的な肉棒のピストンが、かつて二十九回のループの中で何度も味わった、あの愛おしい人の熱へと誤変換されていく。 「あ……っ、あ、に……さん……?」  腫れ上がった唇から、ぽつりと、鈴が鳴るようなか細い声が漏れた。  揺れる視界の中で、下卑た笑みを浮かべる男Aの顔が、自分が命を懸けて守りたかった最愛の兄――「水無月はじめ」の優しい幻影へと、ぴたりと重なりかけたのだ。 「兄さん、なの……? 来て、くれたのね……はじめ、兄さん……っ」 「あぁん? なんだこいつ、急に薄気味悪い声出しやがって。俺がお前の兄貴に見えるのかよ? ぎゃはは、ちんぽ突っ込まれすぎて頭おかしくなっちまったか!」  男Aが嘲笑いながら、わざと乱暴に子宮口をゴツンッと突き上げた。  しかし、解離し始めた椿姫の脳は、その暴力的な一撃すらも「兄からの激しい愛撫」として受け取ってしまった。 「ひゃうっ、あ、あぁっ……❤️ は、はじめ兄さん、すごい……っ、椿姫のおまんこ、兄さんのちんぽでいっぱいになってるぅっ……❤️」  突如として、これまで必死に抵抗し、泣き叫んでいたはずの椿姫の白い両腕が、上から覆いかぶさる男Aの汗ばんだ首筋へと、まるで恋人に縋りつくかのように柔らかく絡みついたのだ。  それだけではない。だらりと開かれていた白い両脚が、男Aの腰へと背後からしっかりと巻きつき、精液まみれの膣肉が、まるで自ら男の種をねだるかのようにキュウウウッ、ギュウウウッと甘く艶めかしい収縮を繰り返して男Aの肉棒に吸い付いた。 「うおっ!? な、なんだこいつ、急に自分で腰振ってしがみついてきやがったぞ! おまんこの締まりがさっきまでと全然違う、すっげえ吸い付きだ!!」 「おいマジかよ、完全に壊れて兄貴とヤってるつもりになってんじゃねえか! エロすぎるだろそれ!!」  男たちが驚きと興奮の声を上げる中、椿姫は虚ろに蕩けた瞳で男Aの顔をうっとりと見つめ、精液と涎で汚れた頬を染めながら、自らの白い腰を艶めかしくくねらせてピストンを迎え入れた。 「あ、あぁっ、兄さん、好きぃっ……❤️ もっと、もっと椿姫のおまんこも、けつまんこも、兄さんの熱いのでいっぱいにしてぇっ……❤️ あ、イク、兄さんのちんぽで、またイっちゃうぅぅっ……❤️❤️」 「くそっ、たまんねえ! ならお前の大好きな兄貴の代わりに、俺の種をもう一度子宮の奥までいっぱいに注ぎ込んでやるよ! オラァッ!!」  ドクンッ、ドピュルルルルッ、ビュルルルルッ――!!  男Aの三度目の大量の精液が、完全に開ききった椿姫の子宮口へと直撃し、胎内をさらに白く染め上げていく。  その熱い奔流を受け止めながら、椿姫は男Aの背中に爪を立て、ぎゅーっと背中を反り返らせて、狂気と紙一重の甘い絶頂に全身を震わせた。  だが、射精を終えた男Aが荒い息を吐いて身体を離した瞬間、ふっと幻影の膜が剥がれ落ち、椿姫の瞳に一瞬だけ残酷な現実の光が戻った。  目の前にいるのは、兄ではない。下卑た笑みを浮かべる見知らぬ四人の不良たち。  そして自分の股間からは、おびただしい量の他人の精液がドロドロと溢れ出している。 「あ……っ、あ、に……さん……。痛いよ……椿姫、もう、壊れちゃったよ……」  虚ろな瞳から、一筋の透明な涙がツーッと白い頬を伝って流れ落ちた。  窓の外では、五月三十日の朝が完全に明けようとしている。  しかし、この廃ビルの密室における四十八時間の地獄は、まだ最初の夜が明けたばかり。  終わらない輪姦の濁流は、壊れかけた聖女の肉体と魂を乗せたまま、さらなる全穴の徹底蹂躙と完全なる魂の解離が待つ「地獄の二日目(第17章)」へと、容赦なく引きずり込んでいくのだった。 (第16章・完) 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その1)  五月の末だというのに、夜明け前の廃ビルに澱む空気は、まるで深い井戸の底のように湿り気を帯びてひややかに沈み込んでいた。  午前五時零分。  錆びついた鉄格子が嵌められた高窓の隙間から、鉛色と淡い蒼色が混じり合った薄明かりが、埃の舞う密室へと斜めに差し込んでくる。コンクリートの剥き出しになった壁には黒ずんだ染みが無数に広がり、床に無造作に敷かれた薄汚いマットレスの上には、かつて誰にも触れられたことのない清らかな白百合であったはずの少女――水無月椿姫が、壊れた人形のように横たわっていた。  ピクリ、と。  冷え切った朝の空気に晒された彼女の白い肩が、わずかに震えた。  意識の底の暗い泥沼から、現実という名の地獄へと引きずり戻される瞬間だった。まず最初に蘇ったのは、視覚でも聴覚でもなく、全身の細胞という細胞が悲鳴を上げるような鈍い激痛と、鼻腔を突き刺すむせ返るようなオスの体臭、そして腐りかけた精液の生臭い匂いだった。 「う……、あ……っ……」  唇の端から、透明な涎が糸を引いて汚れたシーツへと零れ落ちる。声を上げようとしたものの、昨夜から未明にかけて幾度となく泣き叫び、そして男たちの太い肉棒で喉の奥まで容赦なく突き上げられた咽頭は完全に焼け爛れたように枯れ果てており、掠れた吐息しか漏れてこなかった。  重い瞼を、少しだけ押し開ける。  視界は涙と脂汗でぼやけ、薄暗い天井のひび割れが歪んで見えた。  彼女の白い肌には、もはやかつての無垢な面影はどこにも残されていなかった。制服は無残に引き裂かれて布切れの残骸となり、肩口から乳房、くびれた腰回り、そして柔らかい内腿に至るまで、男たちの荒々しい指先で掴まれた青黒い鬱血痕や、獣のように噛みつかれた赤黒い歯型がびっしりと刻み込まれている。全身は乾いてパリパリに固まった白濁液と、男たちの汗、そして床の泥と彼女自身の涙や愛液でドロドロに汚れていた。  そして何より、椿姫を絶望の淵へと突き落としたのは、自らの下腹部に居座る圧倒的な「異物感」と「重み」だった。  昨日の夜、兄であるはじめのためにケーキを買いに出かけたあの帰り道。自らの慢心と甘えから暗い路地裏へと足を踏み入れ、この廃ビルへと引きずり込まれてから、彼女の純潔は無残にも踏みにじられた。二十九回のループの中で、ただの一度も他の男に許すことなく、ただ一人愛する兄・はじめにだけ捧げてきた処女膜は、見知らぬ四人の暴漢たちの凶暴な肉棒によって引き裂かれ、一晩中休むことなく種付けされ続けたのだ。  身じろぎをしようと、わずかに細い脚を動かした、その時だった。  ぐちゅり……と、粘り気のある卑猥な水音が静まり返った密室に響いた。  完全に閉じきることなく、赤く充血してだらしなく口を開けたままになっている彼女の秘裂――おまんこの奥深くから、一晩かけて子宮の隅々にまで注ぎ込まれ、いっぱいに溜まりきっていた男たちの濃厚な精液が、重力に従ってドロリ、ドロリと太腿の付け根へと溢れ出してきたのである。 「ひっ……、あ、あぁ……っ……」  生温かく、ぬるりとした白濁の塊が、破瓜の血をわずかに混ぜたピンク色の粘液とともに、おまんこのひだを押し広げて流れ落ちていく。その感触はあまりにも生々しく、自分が昨夜どれほど凄惨に犯され、どれほど大量の精液を胎内に受け止めてしまったのかを、残酷なまでに肉体へと突きつけてきた。 (あ……、朝……? 嘘……、夜が、明けたの……? まだ……私は、ここにいるの……?)  混濁する頭の中で、椿姫は必死に思考を繋ぎ止めようとした。  これまでの二十九回の人生では、どんなに恐ろしい目に遭いそうになっても、危機が迫れば必ず兄・はじめが駆けつけてくれた。あるいは、決定的な破滅に至る前に何かが起き、彼女は守られてきた。だから今回も、心のどこかで「きっと兄さんが見つけてくれる」「朝になればこの悪夢は終わっているはずだ」と、縋るような思いで夜明けを待っていたのだ。  だが、現実は違った。  高窓から差し込む朝の光は、救いの光などではなく、「二日目の地獄が始まってしまった」という冷酷な宣告に他ならなかった。  同じ時刻――午前五時十五分。  廃ビルから数キロ離れた閑静な住宅街にある水無月家のリビングでは、外の世界に取り残された兄・水無月はじめが、血の気の引いた顔で立ち尽くしていた。  リビングのテーブルの上には、昨日の夜から一口も手がつけられていない冷めきった夕食と、椿姫の可愛らしい文字で書かれた『駅前の洋菓子店までケーキを買ってきます。すぐ帰るね』という一枚のメモが置かれている。  大学の飲み会から帰ってきたはじめが、リビングでうたた寝をしてしまい、ふと目を覚ましたのが午前四時過ぎだった。最初は、椿姫はもう自分の部屋で眠っているものだとばかり思っていた。しかし、二階の彼女の部屋を覗いた瞬間、ベッドのシーツが綺麗に整えられたままで、彼女の姿がどこにもないことに気づいたのだ。 「つばき……? おい、椿姫! どこにいるんだ!?」  家の中を狂ったように探し回り、玄関に彼女の靴がないことを確認した瞬間、はじめの心臓は氷水を浴びせられたように凍りついた。  震える指でスマートフォンの画面を叩き、椿姫の番号へと発信する。 『おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません――』  無機質な自動音声が、鼓膜をひややかに撫でる。  一度切り、すぐさまもう一度かける。同じアナウンス。三度、四度、十度、二十度。履歴がすべて「水無月椿姫」の名前で埋め尽くされていくが、コール音すら鳴らない。 「嘘だろ……おい、嘘だと言ってくれよ……! 昨日の夜から……ずっと帰ってきてないのか!? 俺が……俺が飲み会なんかにうつつを抜かして、潰れて寝てた間に……っ!」  はじめの脳裏に、彼を突き動かしてきた強烈な使命感――いや、歪んだメサイア・コンプレックスが激しい軋みを上げて噴き出した。自分がいなければ椿姫は何もできない。自分がすべてを管理し、自分がすべてを守ってやらなければならない。そうやって妹を鳥籠の中に閉じ込め、支配することで自らの存在価値を保ってきた男にとって、「自分が知らない間に妹が消えた」という事実は、世界そのものの崩壊を意味していた。 「はっ、はぁっ、はぁっ……! 椿姫っ、待ってろ、今すぐ俺が見つけてやるからな……!」  目の下にどす黒い隈を作ったはじめは、テーブルの上のメモを鷲掴みにすると、靴をろくに履き直すことすら忘れ、裸足のままスニーカーを踏み潰すようにして玄関から飛び出した。朝の冷たい空気を切り裂き、彼はまず駅前の交番へと向かって、アスファルトの上を全力で疾走し始めた。  だが、彼がどれほど肺を焼くようにして走ろうとも、その足音が廃ビルの密室に届くことは決してない。なぜなら、椿姫自身が「兄の過保護な支配」に小さな反発を覚え、自分のスマートフォンを意図的に切って、普段は絶対に通らないような裏路地へと自ら足を踏み入れたからだった。  外の世界で兄がパニックに陥りながら街を駆けずり回っている、まさにその瞬間。  廃ビルの密室では、マットレスの脇に転がっていた男のうちの一人――浅黒い肌に卑しい笑みを貼りつかせた男Aが、むくりと上半身を起こしていた。 「んあぁ……っ、よく寝たぜ。……お、なんだよお嬢ちゃん、もうお目覚めかよ」  男Aが喉の奥で痰を絡ませるような下品な音を鳴らし、トランクス一枚の股間をボリボリと掻きむしる。その布地の下では、すでに朝の勃起を迎えた太く逞しい肉棒が、テントを張るように凶悪な輪郭を浮き彫りにしていた。 「ひっ……! い、や……っ、来ないで……っ……」  枯れた声で必死に懇願しながら、椿姫はマットレスの上を這うようにして後ずさろうとした。しかし、一晩中男たちの体重を受け止め、股関節が外れそうなほど大きく脚を開かされ続けた彼女の腰と太腿は、鉛のように重く痺れきっていて、少ししか動くことができない。  逆に、おまんこに力を入れた拍子に、ぷしゅっ、と下品な音を立てて、胎内に残っていた白濁液が再びシーツの上へとこぼれ落ちた。 「くくっ、なんだよその音は。昨日の夜あれだけ俺たちのザーメンをいっぱいに注ぎ込んでやったってのに、まだおまんこから垂れ流してやがるのか。……どれ、朝飯代わりに、まずはその可愛いお口とトロトロのおまんこで、俺の朝立ちちんぽをスッキリさせてくれや」  男Aがゆっくりと歩み寄り、椿姫の目の前に仁王立ちになると、トランクスを一気に引き下ろした。  ボロン、と弾けるように飛び出したのは、黒ずんだ太い血管が幾重にも浮き上がり、カリ首が毒々しいほど赤黒く膨張した巨大な肉棒だった。昨夜、椿姫の処女を奪い、何度も彼女の子宮口を抉り抜いた凶器そのものである。しかもその表面には、昨夜乾ききった椿姫自身の愛液と処女膜の破瓜血、そして男自身の精液がカピカピになってこびりつき、むせ返るような「イカ臭さ」を周囲に撒き散らしていた。 「いやぁっ……❤️ やめて、もう、ゆるしてぇっ……❤️」  椿姫は涙をボロボロと零しながら首を横に振った。恐怖と嫌悪で全身が粟立っているのに、彼女の喉の奥からは、過去二十九回のループで兄に愛され、徹底的に開発され尽くした「メスの声」が、甘い吐息となって勝手に漏れてしまう。 「許してだぁ? ふざけんなよ、まだ二日目が始まったばっかりだろうが。今日一日、夜が明けるまでまだまだたっぷり可愛がってやるからよ……ほら、口開けろ!」  男Aは椿姫の長い黒髪を乱暴に鷲掴みにすると、彼女の頭を強引に引き寄せ、その顔面に自らの股間をぐいっと押しつけた。 「んぐっ……!? んっ、ぷぁっ、く、くさいぃ……っ❤️ いやぁ、お兄さんのじゃないのに、こんな匂い、嗅ぎたくないぃっ……❤️」  鼻先を直接擦りつけられた亀頭から立ち昇る、強烈なアンモニア臭と発酵したチーズのような恥垢の臭い。椿姫が顔を背けようと顎を引いた瞬間、男Aはもう片方の手で彼女の細い顎を乱暴に掴み、親指と人差し指を頬に食い込ませて、無理やりその小さな唇をこじ開けた。 「いいからしゃぶれってんだよ!」  ズブッ――!  容赦のない腰の突き出しとともに、太い亀頭が椿姫の口腔へと一気にねじ込まれた。 「んごぉっ!? んぐ、うぅっ、げほっ、んんっ……❤️」  乾ききっていた口の中が、一瞬にして男の熱い肉塊で埋め尽くされる。舌の上を、カピカピに乾いた昨夜の体液がこびりついた肉竿がザラザラと擦り上げていき、椿姫の唾液と混ざり合って再びドロドロに溶け出していく。その塩辛くて苦い、吐き気を催すような味が味蕾へと広がり、椿姫は涙目でえずいた。  だが、男Aは彼女の頭を両手でしっかりと固定すると、まるでオナホールでも扱うかのように、前後に激しく腰を振り始めた。  ジュボッ、グポッ、ジュルルッ、ゴポォッ!  朝の静寂に包まれた廃ビルに、少女の喉を犯す粘着質な水音がいやらしく反響する。 「んぐぅっ❤️ んっ、んغっ、お、おく、喉の奥まで、あたってるぅ……っ❤️ くるし、くるしいよぉっ……❤️」  亀頭が上顎をゴリゴリと擦り、柔らかい喉ちんこを押し潰して、食道の入り口へと強引にめり込んでくる。窒息しそうな苦しさに椿姫が目を白黒させ、喉をぎゅーっと収縮させて吐き出そうとすると、その咽頭の痙攣が逆に男Aの肉棒を甘く締め上げる結果となってしまった。 「うおっ、すげえ……! お前、泣きながら喉の奥でちんぽ締め上げてんじゃねえか! 最高だぜ、そのお上品な顔が涎と涙でぐちゃぐちゃになってよぉ!」  男Aは嗜虐的な興奮に目を血走らせながら、さらに深く、さらに荒々しく腰を突き入れた。椿姫の唇の端からは、泡立った白い唾液と我慢しきれずに溢れた先走り汁がダラダラと顎を伝って流れ落ち、引き裂かれたブラウスの隙間から覗く白い乳房へと滴り落ちていく。  しかも、男Aの蹂躙は口だけでは終わらなかった。  彼は椿姫の頭に腰を打ちつけながら、片足を上げて、仰向けに半ば倒れ込んでいる椿姫の股間――昨夜の精液でぬかるんだおまんこの真上へと、無骨で汚れた足の親指をぐりっと押し当てたのだ。 「いやあああっ!?❤️ んぐぅっ、んんっーー!?❤️」  口を塞がれたまま、椿姫の全身がぎゅーっと跳ね上がった。  男Aのざらついた足指が、皮を剥かれてぷっくりと赤く充血していた彼女のクリトリスを、容赦なく踏み潰すようにこね回したのである。それだけではない。足の指先がそのまま下へと滑り、だらしなく開いたおまんこの割れ目へとズブリと食い込み、中に溜まっていた昨夜の冷えかけた精液を、ぐちゅぐちゅと音を立てて掻き回し始めたのだ。 (い、いやぁっ……❤️ お口に汚いおちんぽ突っ込まれながら、おまんこを足で踏まれてるぅっ……❤️ 私、人間扱いされてない……ただの便器みたいに扱われてるのに……っ❤️)  頭の中では、プライドがずたずたに引き裂かれる屈辱感で発狂しそうになっていた。  しかし、彼女の肉体に刻まれた「記憶」は、あまりにも残酷だった。  過去二十九回のループ。そのすべてにおいて、椿姫は兄のはじめと深く愛し合い、毎晩のように抱かれ、全身の性感帯という性感帯を極限まで開発され尽くしていた。一度は処女膜が再生した肉体であっても、魂と神経回路に深く焼きついた「快楽への感度」は、少しも消えてはいなかったのだ。  だから、どれほど汚らわしい男の足指であっても、敏感に肥大したクリトリスをゴリゴリと擦り潰され、おまんこの入り口をぐちゅぐちゅと弄ばれると、彼女の肉体はそれを「快感」として敏感に受け取ってしまう。 「んんっ❤️ んぐっ、ふ、ふぅっ、や、だめぇ……っ❤️ あし、足でクリトリスいじめないでぇっ……❤️ おまんこ、また、あつくなってきちゃうからぁっ……❤️」  鼻に抜けるような甘い嬌声が、肉棒を咥えたままの唇から漏れ出す。  男Aの足指が動くたび、おまんこの奥から、昨夜の精液とは明らかに違う、新しく分泌されたばかりの透明でトロトロの愛液が、後から後から止めどなく湧き出してきた。ぐちゅっ、ぬちゅっ、くちゃあっ、と、足指とおまんこが奏でる音がどんどん水っぽく、淫靡なものへと変わっていく。 「ははっ、見ろよお前! 俺の足でまんこ踏んづけられてんのに、新しいマン汁がダラダラ垂れてきたぞ! 口じゃ嫌がってても、おまんこは朝からちんぽが欲しくてたまらねえんだな!」 「んんっーー! ちが、ちがうのぉっ……❤️ お口、んぐっ、はなしてぇ……っ❤️」  男Aは嘲笑うと、ズボッと椿姫の口から唾液まみれになってヌルヌルと光る肉棒を引き抜いた。  ぷはぁっ、と椿姫が荒い息を吐き出し、酸素を求めて胸を上下させたのも束の間。男Aはすぐさま彼女の華奢な両脚を乱暴に掴んで左右へと大きく押し広げ、その真ん中に覆いかぶさるようにして膝をついた。 「ほらよ、お望み通り、朝からたーっぷり中出ししてやるぜ!」 「あ……っ、い、やぁっ、まって、抜いたばかりなのに、まだおまんこの中、昨日のせーえきでいっぱいなのぉっ……❤️ これ以上は、だめぇっ……❤️」  椿姫が必死に骨盤を捻って逃げようとするが、男Aの分厚い手が彼女の腰骨をガッチリと押さえ込み、マットレスへと縫い止める。  そして、赤く充血してひくひくと蠢くおまんこの入り口へと、唾液と先走り汁でぬめり光る極太の亀頭があてがわれ――次の瞬間、一切の躊躇もなく、根元まで一気に突き入れられた。  ズリュウウウッッ!! 「あああああっっ!?❤️❤️ は、はいって、きたぁっ……❤️❤️」  一晩中犯され続けて腫れ上がり、熱を持っていた膣粘膜を、凶悪な熱塊が乱暴に押し広げて侵入してくる。  初日に処女を奪われたばかりの彼女の膣内は、まだ本来ならば狭く引き締まっているはずだった。しかし、昨夜四人の男たちに何十回となく出し入れされ、大量の精液と愛液でいっぱいに満たされていたため、肉棒はぬかるんだ泥濘を掻き分けるような「グチュウッ、ズブズブッ」という凄まじい水音を立てて、いとも容易く最奥の子宮口まで到達してしまった。  ドンッ! と、分厚い亀頭が子宮の入り口を直撃する。 「ひぐぅっ❤️ あ、ああっ、そこ、しきゅうっ……❤️ 昨日の、おつゆが、奥に押し戻されてるぅ……っ❤️」  男Aの肉棒がピストンを始めるたび、膣内に溜まっていた昨夜の古い白濁液が、まるでポンプで撹拌されるように泡立ち、新しい愛液と混ざり合って、結合部から白いメレンゲのような泡となってブクブクと吹きこぼれていく。  パァン! パァン! グチュッ、ズチュッ、パンパンパンッ!  朝の廃ビルに、肉と肉が激しくぶつかり合う破裂音と、水気をたっぷりと含んだ粘膜の摩擦音が響き渡る。  男Aは椿姫の引き裂かれたブラウスの胸元に手を突っ込み、ブラジャーごと引きちぎるようにして、彼女の豊かに実った白い乳房を二つとも丸出しにした。朝の冷気に晒されてぷっくりと硬く尖ったピンク色の乳首を、男Aの太い指先が摘まみ上げ、雑巾でも絞るようにギュウッと捻り上げる。 「ひゃああっ❤️ ち、乳首っ、ちくび引っ張らないでぇっ……❤️ いたい、痛いのに、おまんこの奥が、キュウってなっちゃうよぉっ……❤️」  乳首を強く抓られ、同時に下からGスポットを極太のカリ首でゴリゴリと削り取られるように擦り上げられる。  痛覚と快感の境界線が曖昧になり、椿姫の白い太腿がガクガクと痙攣を始めた。 (だめ……っ、なんで、こんな獣みたいな男に犯されてるのに……っ! 私の身体、兄さんに教えてもらった気持ちいい場所を、この人たちに全部見つけられて……勝手に、イかされちゃう……っ!)  抗おうとすればするほど、おまんこの肉壁は熱い肉棒に吸い付くようにうねり、無数のヒダが亀頭のカリ首に絡みついていく。 「くっ、うおぉっ……! なんだよこの名器は……! 昨日あれだけ犯したのに、中がキュウキュウ締まって、ちんぽを奥へ奥へと吸い込んでくるぞ……! おらっ、朝の一発目だ、子宮の奥まで全部飲めやぁっ!」  男Aが野獣のような唸り声を上げ、椿姫の両脚を彼女の胸につくほど深く折りたたむ「屈曲位」の体勢へと持ち込んだ。  全体重を乗せた上から下への猛烈なプレス。おまんこの最奥、柔らかく降りてきていたポルチオ(子宮頸部)を、膨張しきった亀頭が真正面から何度も、何度も、ハンマーのように叩き潰す。 「あ、あ、あぁっ❤️ だめ、そこ、トントンって突かれたらぁっ❤️ あたま、真っ白に、なるぅっ……! イク、いやなのに、イかされるぅぅっーー❤️❤️」  椿姫の背中がマットレスの上でぎゅーっと反り返った。  足の指先までピンと張り詰め、おまんこの奥から熱い潮のような愛液がプシャアッ! と勢いよく噴き出した、まさにその絶頂の瞬間。  ビクンッ! ドクウッ! ドピュウウウッ、ドクドクドクッ!!  男Aの肉棒が激しく脈打ち、一晩溜め込まれた濃厚でドロドロの朝一番の精液が、痙攣してパックリと口を開けていた椿姫の子宮口めがけて、直接叩き込まれた。 「ひいいいっ……❤️❤️ あつっ、あついぃ……っ❤️ おなかの、一番奥に、ドクドクって、また出されてるぅぅっ……❤️❤️」  焼けるように熱い白濁の奔流が、子宮の内壁をバシャバシャと洗い上げる。一発、二発、三発、四発……男Aは最後の一滴まで絞り出すように腰をぐりぐりと押しつけ、椿姫の胎内を新しい精液でパンパンに満たしてから、ようやく満足げな溜息とともに肉棒を引き抜いた。  ズポッ、と栓が抜けた瞬間。  ごぽぉっ、どろり……と、おまんこの口から、昨夜の古い精液と今注ぎ込まれたばかりの熱い精液が混ざり合った白い濁流が、シーツの上へと大量に溢れ出した。  しかし、地獄の二日目は、この朝の一発で終わるはずがなかった。  男Aの荒い息遣いと、椿姫の掠れた喘ぎ声に誘われるようにして、部屋の隅で雑魚寝していた残りの三人――陰湿な目つきをした痩せ型の男B、丸太のような腕を持つ巨漢の男C、そしてまだ若いチンピラ風の男Dが、次々と目を覚まし、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながらマットレスの周りへと集まってきたのである。 「おいおいAの兄貴、抜け駆けかよ。朝から景気のいい音させやがって」 「くくっ、見ろよこいつ。朝からもうおまんこからザーメン垂れ流して、顔がトロトロに蕩けてやがるぜ」  男たちが立ち上がり、それぞれの股間を膨らませながら、獲物を値踏みするように椿姫を見下ろす。  絶頂の余韻で全身をヒクヒクと痙攣させていた椿姫は、自分を取り囲む四人の男たちの影を見て、血の気が引くような恐怖に襲われた。 (ま、まだ……来るの……? やめて、もうおなかの奥、痛くて、重たくて……これ以上されたら、私、ほんとうに壊れちゃう……っ)  そんな彼女の悲痛な願いなど、男たちにとっては最高のスパイスでしかなかった。 「なあ、いきなり挿れる前によ、こいつの身体がどれくらいスケベに出来上がってるか、みんなでじっくり弄って遊ぼうぜ。昨日も思ったけどよ、こいつ、乳首とクリトリスをちょっと強めにいじってやると、面白いみたいにビクビク跳ねるんだよな」  若い男Dがそう言いながら、椿姫の左側へと膝をつき、巨漢の男Cが右側へと腰を下ろした。そして男Bは、大きく開かれたままの椿姫の両脚の間に陣取る。 「ひっ……! なに、するの……っ、さわらないで、いやぁっ……❤️」  男Cの分厚く巨大な掌が、椿姫の右の乳房を鷲掴みにした。白い柔肉が指の間からむにゅっとはみ出し、その先端のピンク色の乳首を、男Cは爪を立てるようにしてカリカリと引っ掻きながら、指の腹で強く押し潰した。  同時に、左の乳房には男Dが吸い付いた。ちゅるっ、じゅぷっ、と下品な音を立てて乳首を口に含み、前歯で甘噛みしながら、舌先で激しく転がし始めたのである。 「あ、ひゃんっ❤️ だめぇっ、両方から、おっぱい、いじめないでぇっ……❤️ んっ、あぁっ、歯が、あたって、ビリビリするぅっ……❤️」  左右の乳首から、全く異なる種類の強烈な快感信号が背骨を駆け上がっていく。  椿姫の乳房は、兄のはじめによって毎晩のように優しく、時には執拗に愛撫され続けてきた、彼女にとって最も弱い性感帯の一つだった。それを二人の男に同時に、しかも荒々しく責め立てられ、彼女の胸郭は激しい呼吸とともに大きく上下し始める。 「へへっ、口じゃ嫌がってても、乳首はこんなにビンビンに勃起してんじゃねえか。……じゃあ、こっちはどうかな?」  股間に陣取った男Bが、自身の指先にたっぷりと唾液を塗りたくると、椿姫のおまんこへと両手を伸ばした。  彼はまず、左手の親指と人差し指で、精液まみれの陰唇を左右へと大きく押し広げ、ピンク色の粘膜と、その上端でぷっくりと勃起しているクリトリスの包皮を完全に剥き出しにした。そして、右手の二本の指を、グチュグチュと精液が溢れ続けるおまんこの中へとズブリと突き入れたのだ。 「いやぁっ!?❤️ ゆ、ゆびぃっ、おまんこに、太い指が、はいって……っ❤️」 「ただ入れるだけじゃねえぞ。……ほら、ここだろ? お前が一番弱いのは!」  男Bは膣内に挿入した二本の指を鍵状に曲げると、おまんこの天井部分――ザラザラと膨らんだGスポットの肉壁を、内側から手前に引きずり出すようにして、ゴリゴリ、グチュグチュと激しく掻き回し始めた。さらに同時に、左手の親指の腹で、剥き出しになったクリトリスを上からグリグリと容赦なく押し潰す。 「ああああっ!?❤️❤️ そ、そこは、だめぇっ、クリトリスと、おまんこの中、いっしょにゴリゴリされたらぁっ……❤️❤️」  グチュッ、クチュッ、ジュボッ、グチュグチュグチュッ!  男Bの指が激しくピストンし、膣内を掻き乱すたび、先ほど男Aが出したばかりの濃厚な精液が空気と混ざり合い、凄まじい水音を立てて周囲へと飛び散る。  左右の乳首を男Cと男Dに捏ね回され、噛みつかれながら、股間では男BにクリトリスとGスポットを同時に責め立てられる。四方八方から押し寄せる容赦のない快楽の暴力に、椿姫の理性はあっという間に吹き飛ばされた。 「いや、いやぁっ❤️ とめて、おねがい、でちゃう、なにか、おまんこから出ちゃうぅっ……❤️❤️」  下腹部の奥が、熱い鉛を流し込まれたようにキュウウッと収縮する。おしっこを我慢する時のような、けれどそれとは比べ物にならないほど甘くて強烈な切迫感が、膀胱の裏側からGスポットへと突き上げてくる。 「おっ、なんだ? 潮吹くのか? 吹けよ、俺たちの前でみっともなくおまんこから潮吹き散らしてみせろ!」  男Bが指の動きをさらに速め、Gスポットを爪の先で弾くように強く擦り上げた――その瞬間だった。 「あ、あ、あぁぁぁーーーっっ!! イク、イっちゃうぅぅっ❤️❤️ でる、でるぅぅっーー❤️❤️」  椿姫の全身がぎゅーっと反り返り、大きく開かれたおまんこの奥から、プシャアアアアッッ!! と、透明な潮が霧吹きのように勢いよく噴き出した。  一度タガが外れると、もう止まらなかった。男Bが指を抜き差しするたびに、プシュッ、ビシャアッ、ジョロロロッ! と、熱い愛液の奔流が男Bの顔面や腕、そして周囲の床へと次々に撒き散らされていく。シーツにはあっという間に巨大な水たまりができあがり、精液と潮が混ざり合った強烈なメスの匂いが密室中に充満した。 「はひぃっ……❤️ あ、うぅ……っ、私、また、イかされて……おまんこから、こんなに、お水……っ❤️」  ガクガクと小刻みに震えながら、白い太腿を濡らして横たわる椿姫。  だが、時計の針はまだ午前七時を回ったばかりだった。彼女の純潔な肉体を徹底的に作り変える、さらなる陵辱の宴は、ここから本番を迎えようとしていたのである。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その2)  午前八時零分。  廃ビルの高窓から差し込む太陽光はさらに角度を変え、密室の中に漂う埃と、男たちが吐き出す安煙草の紫煙を白く浮かび上がらせていた。  朝の執拗な愛撫と潮吹きによって体力を根こそぎ奪われた椿姫は、自分自身の潮と男Aの精液でぐっしょりと濡れそぼったマットレスの上で、浅い呼吸を繰り返していた。全身の皮膚は熱を持ったように火照り、少し指先を動かそうとするだけで、下腹部の奥から鈍い痛みと痺れるような疼きが駆け上がる。  その周囲では、男たちがコンビニの袋から取り出したぬるい缶ビールをプシュッと開け、下品な音を立てて喉を鳴らしながら朝食代わりに煽っていた。 「ぷはぁっ! 朝からいい女を泣かせて飲むビールは最高だな!」 「ああ、まったくだ。だがよぉ……」  痩せ型で陰湿な目つきをした男Bが、空き缶を片手で握り潰しながら、マットレスの上で丸くなっている椿姫の白い尻へと、ねっとりとした視線を這わせた。 「おい、見ろよこれ。昨日から俺たち四人で散々突っ込んで中出ししまくったせいでよ、こいつの前のおまんこ、すっかりガバガバになって緩んできやがったぞ。今もほら、パックリ口が開いたままで、中のザーメンがだらだら垂れてやがる」  男Bが足のつま先で、椿姫の白い太腿をちょんと蹴り上げた。  それだけで、力なく開かれた秘裂の奥から、泡立った白濁液がどろりとシーツへと零れ落ちる。 「ほんとだなぁ。最初はあんなにキツくて、亀頭を入れるだけでもパンパンだったのによ。……で、どうすんだよBの兄貴」  若い男Dが面白そうに尋ねると、男Bは口の端を歪めて、背筋が凍るような嗜虐的な笑みを浮かべた。 「決まってんだろうが。前のおまんこが緩くなったならよ……まだ誰も使ってねえ、後ろの『けつまんこ』を開通させてやるんだよ」  その言葉が鼓膜を揺らした瞬間、椿姫の全身がビクンッと弾かれたように強張った。 「え……っ、う、うそ……っ、お、お尻……?」  掠れた声で呟きながら、椿姫は恐怖に目を見開いた。  けつまんこ。不浄の穴。排泄のための器官。  二十九回のループの中で、兄のはじめとどれほど深く、どれほど淫らに愛し合った夜であっても、あの場所だけはただの一度も触れさせたことがなかった。兄もまた、椿姫の純潔と尊厳を愛おしむように、彼女の前の秘所だけを優しく愛し続けてくれたのだ。だから、後ろの窄まりは、三十回目の人生を生きる彼女にとって、文字通り「まだ誰にも踏みにじられていない最後の聖域」であった。 「い、いや……っ! やめて、お尻は、だめぇっ……❤️ そこは、ちがうの、そんなところ、絶対だめぇっ……❤️」  椿姫は必死に両手で自分のお尻を隠そうとしながら、マットレスの端へと逃れようともがいた。  しかし、巨漢の男Cが無造作に腕を伸ばし、彼女の細い足首を片手で軽々と掴んで引きずり戻した。 「暴れんなよお嬢ちゃん。お前の身体に、俺たちが使えねえ場所なんか一つもねえんだよ!」 「きゃああっ!?❤️ は、はなしてぇっ、いやぁっ……❤️」  男Cと男Dの二人がかりで、椿姫の身体は強引にマットレスの上へと「うつ伏せ」にひっくり返された。  顔面を、自分自身の潮と男たちの精液が染み込んだ臭いシーツへと押しつけられ、両腕を背中の後ろへとねじり上げられるように押さえ込まれる。そして、彼女の華奢な腰だけが forcibly(強引に)高く持ち上げられ、丸く形の良い白い双丘が、男たちの目の前に無防備に突き出される「四つん這い」の体勢を作らされた。 「う、うぅっ……❤️ いやぁ、見ないでぇっ……❤️ お尻、突き出させないでぇっ……❤️」  羞恥で耳の先まで真っ赤に染め上げ、椿姫はシーツに顔を埋めて泣きじゃくった。  高く持ち上げられた白い臀部の割れ目。その下端では、散々犯され抜いたおまんこが赤く腫れ上がり、まだ白濁液を糸を引いて垂れ流している。そして、そのすぐ数センチ上――白い双丘を男Bの両手がガッと左右へ大きく押し広げた瞬間、これまで太陽の光にすら晒されたことのなかった、淡い桜色をした小さな窄まりが露わになった。 「うっひょお! 見ろよこのけつまんこ! 綺麗なピンク色して、キュウキュウに窄まってやがるぜ! 流石にお嬢様だな、後ろの穴は完全な処女ってわけだ!」  男たちの下卑た歓声と、すぐ背後から吹きかけられる生温かい吐息に、椿姫の小さな菊門が恐怖でキュッと固く引き締まる。 「ひっ……❤️ 見ちゃ、だめぇっ……❤️ お兄さんにも、見せたことないのにぃっ……❤️」 「あ? 兄さんだぁ? なんだよ、お前シスコンかよ! ギャハハハッ! だったらなおさら最高じゃねえか、大好きな兄貴にも触らせたことのねえ処女けつまんこを、俺たちの汚えちんぽでガバガバの便器に改造してやるぜ!」  男Aが笑いながら近づいてくると、手に持っていた缶ビールを傾け、飲み残しのぬるいビールを椿姫の高く突き出された尻の割れ目めがけて、ジョボジョボと直接注ぎかけた。 「ひゃあああっ!?❤️❤️ つ、つめたいぃっ……❤️ なに、これぇっ……❤️」  炭酸の泡がパチパチと弾けながら、アルコール臭い液体が白い双丘の間を伝い落ち、固く閉じたけつまんこのヒダと、その下のおまんこへと流れ込んでいく。  さらに男Bが、喉の奥からカーッ、ペッ! と粘り気のある大量の唾液を直接その桜色の窄まりへと吐きかけた。 「いやぁっ……❤️ つば、汚い、いやぁっ……❤️」 「ローション代わりだよ、ありがたく思えってんだ。……ほら、まずは指で慣らしてやるから、けつまんこの力抜けよ!」  男Bの節くれだった太い人差し指が、ビールと唾液、そして下のおまんこから垂れてきた精液をたっぷりと絡め取りながら、椿姫の小さな菊門の真ん中へと、ぐいっと押し当てられた。 「いやああっ!?❤️ い、いたいっ、はいらない、そんなところ、指なんてはいらないよぉっ……❤️」  異物の侵入を拒絶しようと、括約筋が必死に収縮する。  しかし、男Bは容赦しなかった。爪の先にわずかに力を込め、細かく円を描くようにして窄まりのヒダをこじ開けながら、ズブッ……ズブリッ、と第一関節、第二関節へと、強引に指をねじ込んでいったのだ。 「いやぁっ、う、うあああっ❤️❤️ は、はいって、きたぁっ……❤️ お尻の、なかに、太い指がぁっ……❤️」  これまで排泄物を出すことしか知らなかった一方通行の器官に、外から太い異物が逆流して押し入ってくるという、未知の恐怖と強烈な違和感。  直腸の粘膜は膣壁よりもはるかに薄く、デリケートだ。そこを男Bの無骨な指が、ヌチャッ、グチュッ、とビールと唾液を泡立てながら、根元までズブリと埋め込んでいく。 「くくっ、すげえ締め付けだぜ……! 指一本入れただけで、折れそうなくらいギチギチに噛みついてきやがる。だがよぉ、俺のちんぽは指なんかよりずっと太えんだ。もっと広げねえとなぁ!」  男Bは指を根元まで入れたまま、直腸の入り口を内側から広げるように、グイッ、グイッと指を曲げて引っ張り始めた。 「ひいっ!?❤️ い、いたい、裂けちゃう、お尻の穴、裂けちゃうからやめてぇっ……❤️❤️」  焼けるような痛みと、お腹の奥が直接かき乱されるような吐き気にも似た感覚に、椿姫はシーツを噛み締めて悶絶した。  だが、男Bは彼女の悲鳴をBGMにするかのように楽しみながら、さらにもう一本の指――中指を添えて、二本の指を同時にけつまんこへと突き入れた。  ズブズブッ! グチュウッ! 「ああああっっ!!❤️❤️ に、二本は、だめぇっ……❤️ ひろげないで、お尻、こわれちゃうぅっ……❤️❤️」  窄まりが限界近くまで押し広げられ、ピンク色のヒダが真っ赤に充血してピンと張り詰める。  男Bは二本の指を直腸の奥でハサミのように開き、薄い腸壁をゴリゴリと擦り上げながら、前後に激しく抜き差しを始めた。ズチュッ、グポッ、ジュブジュブッ! と、おまんことはまた違う、空気が抜けるような下品で生々しい水音が、椿姫の尻の穴から連続して響き渡る。  そして、男Bの指が直腸の「腹側」――つまり、すぐ隣にあるおまんことの間を隔てる薄い肉壁を、内側から強くグイグイと押し上げた、その時だった。 「あっ……!?❤️ ひ、ひゃうぅっ……!?❤️❤️」  椿姫の口から、それまでの悲鳴とは明らかに質の違う、高く甘い嬌声が飛び出した。  直腸の腹側の壁を強く擦り上げられるということは、薄い一枚の壁を隔てた向こう側にある、すでに開発され尽くした膣の後壁や子宮頸部(ポルチオ)、そしてGスポットの裏側を、後ろから間接的に圧迫し、抉り上げることに他ならない。  しかも、男Aが横から手を伸ばし、四つん這いになっている椿姫のおまんこへと、下から三本の指をズブリと突き入れ、前後の穴を指で同時に挟み撃ちにするように掻き回し始めたのである。 「あ、あ、あぁっ!?❤️❤️ な、なにこれぇっ……❤️ 前と、後ろ、両方に指がはいって……っ、なかの壁が、こすれてるぅっ……❤️❤️」  前のおまんこでは男Aの指が精液を掻き回しながらGスポットを押し上げ、後ろのけつまんこでは男Bの二本の指が直腸粘膜を広げながら前側の壁を押し下げる。  痛いはずなのに。恥ずかしくて死んでしまいたいほど屈辱的なはずなのに。  二十九回のループで快楽に対して極限まで敏感に調教されていた彼女の骨盤内の神経網が、直腸からの未知の圧迫刺激を「強烈な快感」へと変換し始めてしまったのだ。 「おっ、おい見ろよ! こいつ、けつまんこに指突っ込まれてんのに、おまんこの方からまた新しいマン汁がダラダラ垂れてきたぞ!」 「すげえな、お尻の穴まで最初からスケベに出来てやがる! ほら、三本目も入るんじゃねえか!?」  ズブリッ! と、男Bが薬指まで加えた三本の指を、椿姫のけつまんこへと一気にねじ込んだ。 「いやあああっ❤️❤️ さ、三本っ、お尻に指三本もはいってるぅっ……❤️❤️ おなか、おなかの奥が、変になっちゃうよぉっ……❤️❤️」  グチュグチュ、ズボズボと三本の指で激しく拡張され、括約筋が次第に麻痺したように熱を持ち、ぬるぬるとした腸液が分泌され始める。指が引き抜かれた瞬間には、あんなに固く閉じていた桜色の窄まりが、ぽっかりと小さな穴を開けたままヒクヒクと痙攣し、中から赤い直腸粘膜がわずかに覗いていた。 「よっしゃ、これだけほぐしてやりゃあ十分だろ! いくぜ、俺の極太ちんぽで、お前の処女けつまんこをぶち抜いてやる!」  男Bがズボンを完全に脱ぎ捨て、椿姫の突き出された尻のすぐ後ろへと膝をついた。  彼の股間からは、やや反り返った形状の、カリ首が異様に大きく張り出した凶悪な肉棒が屹立している。男Bは、椿姫のおまんこから垂れ落ちている白濁液と愛液を手で掬い取ると、それを自分の肉棒全体へとたっぷりと塗りたくり、テラテラと光らせた。 「い、いや……っ、ゆびでも、あんなに苦しかったのに……っ❤️ そんな太いの、お尻にはいるわけない、死んじゃう、お尻裂けて死んじゃうよぉっ……❤️❤️」  背後から迫る圧倒的な質量の気配に、椿姫は涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら首を振った。  だが、男Cと男Dが彼女の肩と腰を上からガッチリと押さえつけ、少しも動けないように固定する。  そして、男Bが椿姫の白い双丘を両手で大きく左右へ割り開き、ヒクつく桜色のけつまんこの入り口へと、分厚いカリ首の先端をギチッと押し当てた。 「ひっ……❤️ あ、あたっ、てるぅ……っ、お尻の穴に、太い先っぽが、あたってるよぉっ……❤️」 「くくっ、入り口がパクパクして、ちんぽを欲しがってやがるぜ。……ほら、息吐けよ、一気にぶち込むぞ!」  男Bが腰を引き、そして――一切の容赦もなく、前方へと体重を乗せて突き出した。  ギチィッ……、ズブウウウッッ!! 「あがっ、あああああああっっーー!!?❤️❤️❤️」  廃ビルの密室が揺れるほどの、絶叫。  椿姫の細い背中がぎゅーっと極限まで反り返り、首筋に青い血管が浮き上がった。  指三本で拡張されていたとはいえ、充血してパンパンに膨れ上がった大人の男の肉棒の太さは、比較にすらならない。硬く張り出したカリ首が、悲鳴を上げる括約筋の輪をミシミシと音を立てんばかりに押し広げ、薄い直腸の入り口を強引にめりめりとこじ開けて侵入してきたのだ。  焼けた鉄の杭を、生身の尻の穴へと直接打ち込まれるような錯覚。 「い、いっ、あ、あぁっ❤️❤️ さける、お尻、さけちゃうぅぅっ❤️❤️ ぬいて、おねがい、抜いてぇぇっーー❤️❤️」  椿姫は爪が剥がれそうなほど強くシーツを掻きむしり、足をバタバタと悶えさせた。  しかし、男Bはうめき声を上げながら、さらに腰をグイッ、グイッと小刻みに揺さぶり、狭い肉道をこじ開けるようにして肉竿を奥へ奥へとねじ込んでいく。  ギチギチッ、ズブッ、ズリュウウウッ……! 「うおぉっ……! す、すげえ締め付けだ……! けつまんこの入り口が、ゴムの輪っかみたいにカリ首に食い込んで、中の粘膜が熱くてヌルヌルしてやがる……!」  半分、三分の二、そしてついに――パチン、と男Bの恥骨が椿姫の白い尻肉にぶつかるまで、凶悪な肉棒が根元まで完全にけつまんこの中へと呑み込まれた。 「か、はぁっ……❤️❤️ お、おくまで、お尻の、いちばん奥まで、はいっちゃったぁ……っ❤️❤️」  椿姫の瞳から、大粒の涙がポロポロと止めどなく零れ落ちる。  お腹の奥、本来ならば決して異物が入ってはならない直腸の深部まで、男の熱い肉柱がずっしりと居座っている。息をするたびに腸壁が肉棒の形に沿って押し広げられ、内臓全体が下から突き上げられるような強烈な圧迫感に、呼吸すらままならない。 (あ、あぁ……っ、兄さん……っ、ごめんなさい、ごめんなさいぃ……っ。私、前だけじゃなくて、お尻の処女まで……こんな人たちに、奪われちゃったよぉ……っ)  心の中で兄に謝罪する椿姫の感傷など、男Bには少しも関係なかった。 「ははっ、根元まで全部入ったぞ! お嬢様の処女けつまんこ、俺が開通してやったぜ! ……ほら、ここからはお前のけつまんこを俺のちんぽの形に作り変えてやるからな!」  男Bは椿姫のくびれた腰を両手でガッシと掴むと、一度肉棒をカリ首が引っかかるギリギリの浅いところまでズ즈ッと引き抜き――そこから、全体重を乗せて一気に最奥まで叩き込んだ。  ズパァンッ!! 「いやああああっっ!?❤️❤️ お、おく、お尻の奥、突かないでぇっ……❤️❤️」  ズパンッ! グチュッ、ズボッ、パァン、パァン、パンパンパンッ!!  容赦のない、暴力的とも言えるけつまんこへのピストンが始まった。  引き抜かれる時には、反り返ったカリ首が括約筋の内側を引っ掛けるようにゴリゴリと削り取り、赤い直腸粘膜を今にも外へめくり出してしまいそうなほど強く引っ張る。そして突き入れられる時には、ビールと唾液、腸液が混ざり合った粘液を巻き込みながら、直腸の奥のS状結腸の手前までを、太い亀頭が容赦なく突き上げるのだ。 「だめっ❤️ ひぃっ、あ、あぁっ❤️❤️ お尻、お尻が、ゴリゴリって、抉られてるぅっ……❤️❤️ やめて、おなか、おなかのなかが、ぜんぶ掻き回されちゃうぅっ……❤️❤️」  肉棒が激しく出し入れされるたび、椿姫のけつまんこから「グチュッ、ブチュウッ、ズボボッ!」という、まるでお下品なおならと水音が混ざり合ったような卑猥な音が密室中に響き渡る。その音自体が、椿姫の羞恥心を極限まで煽り立てた。  しかも、男Bが激しく尻を突き上げるたび、その衝撃で椿姫の身体が前後に揺さぶられ、下にある無防備なおまんこの中から、先ほど溜まっていた男Aの精液がいっぱいと波打ち、ボタボタとシーツの上へとこぼれ落ちていく。  そして、数十回、数百回と執拗に直腸粘膜を摩擦され続けるうちに――椿姫の肉体に、恐るべき変化が起こり始めた。 「あ……っ、ひ、ふぅっ……❤️ な、なに、これぇ……っ❤️ お尻、痛かったのに……なんか、あつい……っ❤️」  あれほど焼けるように痛かった括約筋の摩擦が、次第に痺れるような熱へと変わり、男Bのカリ首が直腸の腹側の壁――おまんこの裏側にある性感帯をゴリゴリと擦り上げるたび、背骨の奥をチリチリとした電流のような快感が駆け上がり始めたのである。  さらに、彼女の顔の前でニヤニヤと見ていた若い男Dが、四つん這いになっている椿姫の胸の下へと手を差し入れ、垂れ下がる二つの白い乳房を鷲掴みにしながら、片方の手で彼女の肥大したクリトリスを激しく弾き始めたのだ。 「ひゃあああっ!?❤️❤️ ま、まえも、クリトリスも触っちゃだめぇっ……❤️ お尻と、いっしょにされたら、わけわかんなくなっちゃうぅっ……❤️❤️」 「おいおいBの兄貴、こいつけつまんこ犯されながら、声がどんどん甘くなってきてるぜ! おまんこからまた新しい汁が滝みたいに流れてきてるぞ!」  男Dの言う通りだった。  けつまんこを太い肉棒で抉られるたびに、直腸の壁越しに子宮とGスポットが後ろから激しく揺さぶられ、誰も挿入していないはずのおまんこの方が、キュウキュウと空気を噛むように痙攣し、透明な愛液をダラダラと垂れ流し始めていたのである。 (うそ……っ、いやぁ、私、お尻の穴を犯されてるのに……っ❤️ なんで、こんなに気持ちよくなっちゃってるの……!? だめ、お尻で感じるなんて、ほんとうに変態になっちゃう、兄さんのお嫁さんになれなくなっちゃうのにぃっ……❤️❤️)  必死に快感を拒絶しようと奥歯を噛み締めるが、二十九回のループで培われた「快楽に素直すぎる肉体」は、直腸という新たな性感帯までも、わずか十数分の激しい蹂躙によって完全に開花させてしまった。 「はひぃっ❤️ あ、あぁっ、そこ、お尻のなか、前の方の壁、こすらないでぇっ❤️❤️ ゾクゾクって、あたまの芯まで痺れちゃうぅっ……❤️❤️」 「くくっ、ここかよ! けつまんこの中からまんこの裏側をゴリゴリ擦られるのがそんなに気持ちいいのか、このドスケベ女がぁっ!」  男Bは椿姫の弱点を見抜くと、腰の角度を少し変え、反り返った肉棒の先端で直腸の前壁を集中的に抉るような、重く粘っこいピストンを繰り出した。  ズチュッ、ゴリッ、ズブブッ、パン、パン、パァンッ!  一回突かれるごとに、椿姫の白い尻肉が波打ち、おまんこの奥と直腸の奥で同時に火花が散るような強烈な快感が炸裂する。 「あ、あ、あぁっ❤️❤️ だめ、くる、お尻で、お尻の穴でイかされちゃうぅっ……❤️❤️ いやぁ、けつまんこでイクの、やめてぇぇっーー❤️❤️」 「イけよ! 処女けつまんこにたっぷり最初のザーメンぶち込んでやるから、お尻でイき狂えぇっ!!」  男Bが最後のスパートをかけるように、荒々しく椿姫の腰を引き寄せ、根元まで深く肉棒を突き刺した瞬間。  椿姫の全身が電撃を浴びたように硬直し、直腸の粘膜が男Bの肉棒を雑巾絞りのようにギュウウウッと強烈に締め上げた。 「いやあああああっっーー!!❤️❤️ イ、イクぅぅっ、お尻で、けつまんこでイっちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  おまんこから再びプシャアッ! と熱い潮が噴き出すのと同時に、男Bの肉棒が直腸の最奥でビクンビクンと激しく脈打った。  ドピュウウウッ!! ドクッ、ドクドクドクッ、ビュルルルッ!! 「いやぁっ!?❤️❤️ あ、あついぃっ……❤️ お尻の、なかに、お尻の奥に、ドクドクって出されてるぅぅっ……❤️❤️」  これまで一度も精液など受け入れたことのなかった清潔な直腸の奥深くへ、男Bの濃厚で臭い白濁液が、凄まじい勢いで直接発射されていく。  熱い。お腹の奥が火傷しそうなほど熱い。  腸壁が熱い精液を浴びてビクビクと痙攣し、その痙攣がさらなる快感を呼び起こして、椿姫はけつまんこに中出しされながら二段階目の激しい絶頂へと突き落とされた。 「はぁ、はぁっ……! す、すげえ、けつまんこの奥でザーメン全部搾り取られたぜ……!」  男Bが荒い息を吐きながら、ズポォッ! と勢いよく肉棒を引き抜いた。  その瞬間。  ぼこぉっ、ぶりゅりゅっ……と、完全に閉じきらずにぽっかりと口を開けたままになった椿姫のけつまんこから、今注ぎ込まれたばかりの白く泡立った精液が、下品な空気音とともにドロドロと溢れ出し、白い尻の割れ目からおまんこの方へと流れ落ちていった。 「あ……、う、あぁ……っ❤️ お尻から……せーえきが、垂れてるぅ……っ❤️」  四つん這いのまま、ガクガクと震える椿姫。  だが、男たちの凌辱には一分の隙間もなかった。 「よっしゃ、Bの兄貴が開通させたばかりのホヤホヤのけつまんこ、次は俺が味わわせてもらうぜ!」  すぐ横にいた若い男Dが、すでにギンギンに反り返った自分の肉棒を扱きながら、男Bと入れ替わるようにして椿姫の背後へと回り込んだのである。 「え……っ、ま、まって、いま、お尻でイかされたばっかりなのぉっ……❤️ まだ、お尻のなか、Bさんのせーえきでいっぱいで、ヒリヒリしてるからぁっ……❤️❤️」 「そのザーメンが最高のローションになるんじゃねえか! ほら、いくぜ!」  男Dは、白濁液を垂れ流してヒクヒクと蠢く椿姫のけつまんこへと、一切の前戯もなしに、自らの太い肉棒を根元まで一気に突き刺した。  ズリュウウウッッ!! 「ああああっっ!?❤️❤️ ま、また、お尻にぃっ……❤️❤️」  男Bの精液が潤滑油となり、男Dの肉棒は「グチュウッ、ズボォッ!」という凄まじい水音を立てて、いとも簡単に直腸の最奥まで到達した。  しかも男Dは、四つん這いになっている椿姫の上半身を後ろから抱き起こすようにして、自らの胸板に彼女の背中を密着させる「背面騎乗位(背面座位)」のような体勢へと持ち込んだ。そして、椿姫の細い太腿を左右から抱え上げ、彼女の股間――おまんことけつまんこの結合部が、前にいる男Aと男Cから丸見えになるように大きくM字に開かせたのである。 「ひっ、いやぁっ❤️❤️ そんな、足、抱え上げないでぇっ……❤️ お尻に刺さってるところ、みんなに、見られちゃうぅっ……❤️❤️」  羞恥のあまり顔を真っ赤にして悶える椿姫。  真正面から見れば、彼女の白いおまんこからは男Aの精液がダラダラと垂れ落ち、そのすぐ下のけつまんこには、男Dのどす黒い肉棒が根元まで突き刺さり、白い泡を吹き出しながら出入りしている様が、これ以上ないほど鮮明に晒されていた。 「うわっ、すげえエロい眺めだな! お嬢様のけつまんこ、二本目のちんぽもパクパク飲み込んでやがるぞ!」 「ほら、お前のけつまんこがどれだけいやらしくちんぽを咥え込んでるか、自分でしっかり見ろよ!」  男Dが椿姫の顎を後ろから掴んで下を向かせながら、下から上へと、彼女の身体ごと持ち上げるような激しい突き上げを開始した。  ズボッ、グチュッ、ズリュッ、パンパンパンパンッ!! 「あ、ひゃあああっ❤️❤️ み、みえるぅっ、私のお尻の穴に、太いおちんぽが、出たり入ったりしてるの、見えちゃうよぉっ……❤️❤️」  全体重が男Dの肉棒一つにかかり、これまでよりもさらに深く、S状結腸の入り口までを亀頭がゴリゴリと突き上げる。  男Bの精液が直腸の中で撹拌され、白いメレンゲのようになってけつまんこの縁からブクブクと溢れ出す。さらに男Dは、空いた片手で椿姫のおまんこの中へと指を二本突き入れ、直腸の中の自分の肉棒と、膣内の自分の指とで、薄い肉壁を挟み込んでギュウギュウと擦り合わせた。 「ああああっ❤️❤️ それ、だめぇっ、なかの壁、指とおちんぽで挟まないでぇっ……❤️❤️ お尻も、おまんこも、ぜんぶ、バカになっちゃうぅっ……❤️❤️」  視覚から入る「自分のけつまんこが犯されている」という強烈な倒錯感と、すでに開発された直腸粘膜への容赦ない連続ピストン。  椿姫は男Dの腕の中で首を横に振り乱し、涎を垂らしながら、立て続けに二度、三度と激しい直腸アクメへと登り詰めた。イくたびに彼女の括約筋は万力のように男Dの肉棒を締め上げ、前のおまんこからはピューッ、ピューッと愛液の潮が噴水のように飛び散る。 「うおっ、やべえ、けつまんこがキュウキュウ締まって……俺ももう出るぞ! おらっ、二発目のケツ中出しだ、全部受け止めろぉっ!」  ズブウウウッ! ビクンッ、ドピュウウウッ、ドクドクドクッ!! 「あひぃいいっ❤️❤️ また、お尻の奥に、あついのが、いっぱい出てるぅぅっ……❤️❤️」  二人分の濃厚な精液が直腸の奥までいっぱいに注ぎ込まれ、椿姫のお腹は物理的に少し膨らんだように見えた。  男Dが肉棒を引き抜くと、もはや完全に閉じる力を失ったけつまんこは、ピンク色の粘膜をひくひくと震わせながら丸く口を開け、中から二人分の白濁液をゴポゴポと止めどなく吐き出し続けていた。  前のおまんこも、後ろのけつまんこも、すべて男たちの排泄処理用の穴として開通させられた椿姫。だが、悪魔たちの本当の遊びは、この「二つの穴」が揃ったここから始まろうとしていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その3)  午前十一時零分。  廃ビルの外では、初夏を思わせる日差しがアスファルトを照りつけ、街を行き交う人々のざわめきが遠くの風に乗って微かに届いていた。  外の世界では、兄・水無月はじめが、駅前の交番から所轄の警察署へと駆け込み、生活安全課の窓口で血を吐くような思いで捜索願を提出していた。しかし、「高校生の家出や無断外泊は珍しくない」「本人が自分の意思でスマートフォンの電源を切り、裏路地へ入っていった可能性もあるため、直ちに誘拐などの事件性があると断定することはできない」という警察官の事務的でひややかな対応に、はじめは机を叩いて激高していた。 「家出なんかじゃねえ! 椿姫は俺のためにケーキを買いに行ったんだ! あいつが俺を置いて勝手にどこかへ行くはずがないだろ!! 今この瞬間にも、あいつがどこかで泣いてるかもしれないんだぞ!!」  喉が裂けるほど叫んでも、組織の歯車はすぐには動かない。はじめは警察署を飛び出し、自らの足で駅周辺の防犯カメラの位置を確認しながら、聞き込みを続けるために再び街の雑踏へと駆け出していった。  そんな兄の必死の咆哮が届くはずもない廃ビルの密室では、文字通り「生地獄」と呼ぶほかない光景が繰り広げられていた。  午前八時から始まったけつまんこの開発と連続中出しによって、椿姫の下半身はすでに感覚が麻痺するほど使い込まれていた。マットレスの上にぐったりと横たわる彼女の股間では、前のおまんこも後ろのけつまんこも、真っ赤に充血してだらしなく口を開けたままになっており、呼吸に合わせてヒクッ、ヒクッと小刻みに痙攣しては、中に溜まった数人分の濃厚な精液をゴポゴポと泡立てながら垂れ流している。  だが、男たちの飽くなき性欲とサディズムは、その程度の陵辱では到底満たされなかった。 「おい、見ろよ。前のおまんこも後ろのけつまんこも、どっちもすっかりトロトロにほぐれて、ちんぽの形に開きっぱなしになってやがるぜ」  男Bが、自身の再び勃起し始めた肉棒を扱きながら、邪悪な笑みを浮かべて言った。 「ってことはよぉ……いよいよ『あれ』ができるってわけだな。俺が後ろのけつまんこを突いてる時に、Cが前のおまんこにぶち込む。……二穴同時ってやつをよ!」  その言葉に、丸太のような太い腕を持つ巨漢の男Cが、ゴクリと喉を鳴らして進み出た。男Cの股間にぶら下がる肉棒は、四人の男たちの中でも群を抜いて太く、まるでビール瓶の首のような凶悪な胴回りをしていた。 「に、二穴……同時……っ?」  意識が朦朧としていた椿姫の瞳に、再び強烈な恐怖の色が浮かび上がった。  前のおまんこに一本、後ろのけつまんこに一本。どちらか片方だけでもお腹の奥が張り裂けそうなほど苦しくて、頭がおかしくなりそうなのに、その両方の穴に同時に大人の男の太い肉棒をねじ込まれるなど、想像しただけで内臓が破裂してしまいそうだった。 「い、いやぁっ……❤️ それだけは、だめぇっ、死んじゃう、前と後ろ、いっしょになんて、絶対にはいらないよぉっ……❤️❤️」  椿姫は涙を振り乱して必死に首を振ったが、男Bは無造作に彼女の身体を掴むと、まず自らがマットレスの上に仰向けに寝転がり、その上に椿姫を「背面騎乗位」の形で跨がらせた。 「ほら、まずは俺のちんぽをけつまんこで咥え込めよ!」 「いやぁっ!?❤️❤️」  男Bが椿姫の細い腰を掴み、自分の屹立する肉棒の上へと一気に引き下ろした。  ズリュウウウッ!! グチュウッ!  すでに先ほど二発の中出しを受けてトロトロに緩み、精液でぬかるんでいた椿姫のけつまんこは、抵抗することすらできずに男Bの肉棒を根元までズッポリと呑み込んでしまった。 「ひいっ……❤️ お、お尻に、また根元まで、はいってるぅ……っ❤️」  男Bの胸板の上に背中を預けさせられ、椿姫は苦しげに息を吐いた。直腸の奥深くまで太い異物が突き刺さり、下から体重を支えるように押し上げられている。  そして――その状態で、男Bは椿姫の白い両脚を膝の裏からガッチリと抱え上げ、彼女の股間を天井へ向かって大きくM字に開かせた。  そこへ、巨漢の男Cが仁王立ちになって歩み寄ってきたのである。 「ひっ……! い、やぁっ、Cさん、そんなに大きいの、無理ぃっ……❤️ いま、お尻のなかにBさんのがはいってるから、おまんこの中、すごく狭くなってるのぉっ……❤️❤️」  椿姫の言う通りだった。  女性の骨盤内において、おまんこ(膣)とけつまんこ(直腸)は、わずか数ミリという極めて薄い一枚の肉壁(膣直腸中隔)を隔てて隣り合っている。今、後ろのけつまんこに男Bの太い肉棒が根元まで突き刺さっているため、その分だけ薄い肉壁が前のおまんこの側へと大きくせり出し、普段よりも膣内の空間が半分以下に押し潰されて狭くなっているのだ。 「狭くなってるからこそ、最高に気持ちいいんじゃねえか! ほら、いくぜお嬢ちゃん、お前の二つの穴を俺たち二人でパンパンに埋めてやるよ!」  巨漢の男Cが、大きく開かれた椿姫の両脚の間へと覆いかぶさり、精液を垂れ流すおまんこの入り口へと、自らのビール瓶のように極太の亀頭をギチッと押し当てた。 「あ、あぁっ、だめぇっ、やめて、裂けちゃう、ほんとうにおなか裂けちゃうよぉっ……❤️❤️」  男Cが巨体を揺らし、腰を前へと一気に突き出した。  ギチギチギチィッ……、ズブウウウウッッ!! 「あああああああっっーー!!?❤️❤️❤️」  声にならない、魂が引き千切られるような絶叫が椿姫の喉から迸った。  狭い。苦しい。熱い。  後ろのけつまんこに男Bの肉棒が居座っているすぐ隣へ、男Cの規格外の極太肉棒が、膣壁をミシミシと押し広げながら強引に割り込んできたのだ。  ズリュッ、ゴリゴリッ、ズブブブッ……!  前のおまんこに入る男Cの肉棒と、後ろのけつまんこに入っている男Bの肉棒が、薄い一枚の肉壁を挟んで、椿姫の体内で「ゴリッ、ギチギチッ」と直接ぶつかり合い、激しく擦れ合いながら奥へ奥へと進んでいく。 「うおぉっ!? す、すげえっ!! おいB、お前のちんぽがすぐ裏でゴリゴリ動いてるのが、俺のちんぽにダイレクトに伝わってくるぞ!!」 「ああっ、俺の方もだ! Cの極太ちんぽが前から壁を押し潰してくるから、けつまんこの中が万力みたいにギチギチに締まって、ちんぽが潰れそうなくらい気持ちいいぜ!!」  二人の男が歓喜の唸り声を上げる中、その真ん中で二本の凶器を同時に体内に捻じ込まれた椿姫は、白目を剥きそうになりながら全身をガクガクと痙攣させていた。 「か、はぁっ……❤️❤️ あ、うぅっ……、お、おなかの、なかに……おちんぽが、二本も、はいってるぅぅっ……❤️❤️ くるしい、おなか、パンパンで、息ができないよぉっ……❤️❤️」  信じられないほどの圧迫感だった。  下腹部の中が、二人の男の熱い肉塊によって隙間なく完全に埋め尽くされ、内臓や子宮がすべて上へと強引に押し上げられている。少しでも息を吸おうとすれば、横隔膜が下がって骨盤内の圧力が高まり、二本の肉棒が膣壁と腸壁にさらに深く食い込んでくるのだ。  だが、男たちがこの挿入だけで満足するはずがなかった。 「よっしゃ、まずは交互に動いて、中の薄い壁をたっぷり擦り上げてやろうぜ!」  下の男Bが腰をグイッと突き上げると同時に、上の男Cが腰をズズッと手前に引く。そして次の瞬間、男Bが腰を引き、男Cが全体重を乗せて前のおまんこをズパァンッ! と最奥まで突き抜いた。  グチュウッ、ゴリゴリゴリッ、ズチュッ、ズボボボッ!! 「いやあああああっっ!!?❤️❤️❤️ な、なかっ、なかの壁がぁっ……❤️❤️ 二本のおちんぽに、挟まれて、ゴリゴリって擦れてるぅぅっーー❤️❤️❤️」  椿姫の背中がぎゅーっと反り返り、口の端から大量の涎がダラダラと溢れ出した。  解剖学的な地獄であり、同時に悪魔的な快楽の罠だった。  前のおまんこと後ろのけつまんこを隔てるわずか数ミリの薄い肉壁には、無数の神経束と毛細血管が密集している。その薄い一枚の肉壁が、前から男Cの極太のカリ首で、後ろから男Bの反り返ったカリ首で、まるで洗濯板のように交互に逆方向へとゴリゴリ、ギチギチと激しく擦り合わされるのだ。  逃げる場所は、体内のどこにもない。  前から突かれれば肉壁が後ろへ押し出されて男Bの肉棒に強く擦りつけられ、後ろから突かれれば肉壁が前へ押し出されて男Cの肉棒に強く擦りつけられる。 「あ、あ、あぁっ❤️❤️ やめて、こすれる、おまんこと、けつまんこの間の壁が、焼けちゃうぅっ……❤️❤️ あつい、おなかのなかが、火事みたいに熱いよぉっ……❤️❤️」  グチュッ、ブチュッ、ズリュリュッ、パン、パン、パァンッ!!  二つの穴から同時に溢れ出す精液と愛液、そして腸液が混ざり合い、結合部からは白い泡がブクブクと止めどなく吹きこぼれて、男Bの腹の上をドロドロに汚していく。  最初は内臓が抉られるような圧迫感と苦しさに悶えていた椿姫だったが、十数回、数十回と薄い肉壁を両面からサンドイッチ状に摩擦され続けるうちに、彼女の脳髄を、これまでの人生で一度も味わったことのないような、暴力的で抗いがたい「快楽の津波」が襲い始めた。 (な、なにこれぇっ……!?❤️ だめ、こんなの、人間のするセックスじゃないのに……っ❤️ 前と後ろ、いっしょにゴリゴリされるたびに、子宮も、Gスポットも、お尻の奥も、ぜんぶ一度に電流が走って……っ❤️❤️) 「おいC、今度は同時に突くぞ! せーの、で奥まで一気にぶち込め!」 「おうよ!」  男Bと男Cが呼吸を合わせ、一度二本の肉棒を浅いところまで引き抜いてから――同時に、全力で最奥めがけて腰を叩きつけた。  ズパァンッ!! ドチュウウウッ!! 「あいいいいいっっーー!!?❤️❤️❤️」  椿姫の瞳がぐるりと上転しかけた。  前のおまんこの最奥にあるポルチオと、後ろのけつまんこの最奥にある直腸の深部が、二本の巨大な亀頭によって「同じ瞬間」に真正面からドンッ! と突き上げられたのだ。  しかも、二本の肉棒が同時に最も太い根元まで侵入してくるため、骨盤内の圧力が極限まで跳ね上がり、おまんことけつまんこの間の肉壁がペシャンコに押し潰されて、そこにあるすべての神経が一度に火花を散らす。  ズパンッ! ズパンッ! グチュグチュッ、ドチュッ、パンパンパンパンッ!! 「あ、ひぃっ、あ、あぁっ❤️❤️ どうじ、同時に突かないでぇっ❤️❤️ おなか、おなかの奥が、二本のおちんぽで、持ち上げられてるぅっ……❤️❤️ あたま、おかしくなる、イかされる、二本の穴で、いっしょにイかされちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  男Aと男Dもその光景に興奮し、左右から椿姫の上半身に群がった。男Aが彼女の白い乳房を乱暴に揉みしだいて乳首を強く抓り上げ、男Dが彼女の口元へと自分の勃起した肉棒を押しつけて、無理やりしゃぶらせようとする。  しかし、今の椿姫にはおちんぽを丁寧に舐める余裕すらなく、開いた口から「だめっ❤️ ひいっ❤️ ひゃあああっ❤️❤️」と獣のような嬌声を上げながら、全身をビクンビクンと跳ねさせて悶え狂うことしかできなかった。  前も後ろも、熱い肉棒に隙間なく埋められ、粘膜という粘膜が全て擦り上げられる。  そしてついに、限界を超えた同時ピストンの嵐の中で、椿姫の肉体が大爆発を起こした。 「あ、あ、あぁぁぁーーーっっ!!❤️❤️ イク、イっちゃうぅぅっ!! おまんこも、けつまんこも、ぜんぶ、ぜんぶいっしょにイっちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  プシャアアアアッッ!!  二本の肉棒が隙間なく詰まっているにもかかわらず、そのわずかな隙間を縫って、おまんこの口から熱い潮が噴水のように勢いよく吹き出した。  絶頂の痙攣によって、おまんこの膣壁とけつまんこの括約筋が同時にギュウウウウッ!! と極限まで収縮し、体内の二本の肉棒を互い違いに押し潰すように締め上げる。 「うおぉっ、やべえっ、前も後ろも同時に締まりやがった! 出る、俺も出るぞぉっ!」 「くっ、俺も限界だ、けつまんこの奥にぶちまけるぜぇっ!!」  ビクンッ! ドピュウウウウッ!! ドクッ、ドクドクドクッ!!  前のおまんこの最奥で男Cの極太肉棒が、後ろのけつまんこの最奥で男Bの肉棒が、完全に同時に脈打ち、大量の熱い白濁液を二つの穴へと一斉に解き放った。 「ひいいいいいっっーー!!❤️❤️❤️ あつっ、あついぃっ、まえも、うしろも、いっしょにドクドクって、せーえき出されてるぅぅっ……❤️❤️ おなかの中、ぜんぶ、ぜんぶ白いので満たされちゃうぅぅっ……❤️❤️」  子宮の奥と、直腸の奥。二つの異なる臓器が、同時に焼けるような精液の奔流で満たされていく。その異常なまでの熱量と満腹感に、椿姫は舌を出し、全身をガクガクと震わせながら、長い長い二穴同時絶頂の渦へと飲み込まれていった。  だが、これで終わりではなかった。  男Bと男Cが息を切らしながら二本の肉棒を引き抜くと、椿姫のおまんことけつまんこから、まるで決壊したダムのように大量の白濁液がゴポゴポと音を立てて噴き出した。  すると、それを見ていた巨漢の男Cが、まだ半分以上硬さを保っている自分の極太肉棒を撫でながら、ニヤリと笑った。 「おいA、お前まだ二穴同時やってねえだろ。今度は俺がこいつを抱え上げるからよ、お前が後ろからけつまんこにぶち込め。立たせたまま、空中で前後から串刺しにしてやろうぜ!」 「おっ、そいつはいいな! いわゆる『サンドイッチ駅弁』ってやつだ!」  男たちの残酷な提案に、絶頂の余韻でぐったりとしていた椿姫は、力なく首を振った。 「あ……っ、う、うそ……❤️ もう、たてない、腰が、抜けてるのに……っ❤️」  しかし、身長百八十センチを超える巨漢の男Cは、まるで赤ん坊でも持ち上げるかのように、椿姫の華奢な身体を正面から軽々と抱え上げた。  椿姫の両腕を自分の太い首に回させ、彼女の白い太腿を左右からガッチリと抱えて、自分の腰の位置へと彼女の股間を合わせる――正面からの「駅弁」の体勢だ。 「きゃああっ!?❤️ あ、足が、床から浮いてるぅっ……❤️ おろして、こわいよぉっ……❤️」 「怖くねえよ、俺の極太ちんぽでしっかり下から支えてやるからな!」  男Cは椿姫の身体を少し持ち上げると、精液を垂れ流すおまんこの入り口へと自分の極太肉棒をあてがい、そのまま手を緩めて、椿姫の体重を利用して一気に下へと串刺しにした。  ズリュウウウウッッ!! 「ああああっっ!?❤️❤️ ふ、ふかいぃっ、自分の重さで、おまんこの一番奥まで、おちんぽが突き刺さってるぅっ……❤️❤️」  足が宙に浮いているため、椿姫の全体重が、おまんこの中に突き刺さった男Cの極太肉棒一本へとダイレクトにのしかかる。子宮口が亀頭の先端にギチギチと押し潰され、まるで串刺しにされた蝶のような無防備な姿。  そして、その宙に浮いた椿姫の背後へと、男Aがぴったりと密着するように歩み寄った。 「ほらよ、お尻の穴が丸見えでヒクヒクしてやがるぜ。後ろからも支えてやるよ!」  男Aは、男Cに抱え上げられて無防備に突き出されている椿姫の白い尻肉を両手で掴んで押し広げると、少し背伸びをするような角度で、ぽっかりと開いたけつまんこへと自らの肉棒を根元まで一気にねじ込んだ。  ズブウウウウッッ!! グチュウッ!! 「いやあああああっっーー!!?❤️❤️❤️ ま、また、二本はいってきたぁっ……❤️❤️ 足が、つかないのに、前と後ろから、おちんぽで挟まれてるぅぅっ……❤️❤️」  完全に空中で、二人の大男の肉体の間にサンドイッチ状に挟み込まれ、おまんことけつまんこに二本の太い肉棒を同時に突き刺された異様な体位。  逃げようにも足は宙を掻くばかりで、少しでも力を抜けば、自分自身の体重で二本の肉棒がさらに深く内臓の奥へとめり込んでくる。 「うおっ、すげえぞこれ! こいつの体重が全部ちんぽに乗っかって、さっきよりさらに中の壁がギチギチに擦れ合ってやがる!」 「ほら、上下から同時にシェイクしてやるぜ!」  男Cが椿姫の身体を両腕で抱えたまま、わっしょい、わっしょいと上下に激しく揺さぶり上げ、同時に背後の男Aが腰を前後に激しくグラインドさせてけつまんこを抉り抜いた。  ズチュッ、ゴリゴリッ、グポォッ、パン、パン、パァンッ!! 「あ、だめっ❤️❤️ ひぃっ、ゆ、ゆらさないでぇっ❤️❤️ おなかの中で、二本のおちんぽが、ぐちゃぐちゃに暴れてるぅぅっ……❤️❤️ おまんこも、けつまんこも、壊れちゃう、溶けちゃうよぉっ……❤️❤️」  宙に浮いたまま、二人の男の間で激しく上下にバウンドさせられる椿姫。  彼女の二つの白い乳房が、揺さぶられるたびにブルンブルンと激しく跳ね回り、結合部からは先ほど注ぎ込まれたばかりの精液が、白いしぶきとなって床へとバシャバシャと撒き散らされていく。  薄い膣直腸壁が、二本の肉棒によって極限まで擦り潰され、ポルチオと直腸の最奥が同時に何度も叩き上げられる。 「だめ、また、またイクぅぅっ❤️❤️ 空中で、二本突かれたまま、イかされちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  椿姫が男Cの首にしがみつき、背後の男Aの肩に後頭部を預けながら、全身をぎゅーっと反り返らせて絶叫した瞬間。  男Aと男Cもまた、唸り声を上げながら同時に彼女の体内へと二度目の大量射精をぶちまけた。  ドピュウウウッ!! ドクドクドクッ、ビュルルルッ!! 「あひぃいいいっ❤️❤️ おなか、おなかが、せーえきで破裂しちゃうぅぅっ……❤️❤️」  前のおまんこにも、後ろのけつまんこにも、もはや入りきらないほどの白濁液が注ぎ込まれ、二本の肉棒が刺さったままの結合部から、滝のように白い液体が床へと溢れ落ちていった。  二穴同時蹂躙という究極の屈辱と快楽によって、椿姫の理性の堤防は、今まさに決壊の瞬間を迎えようとしていたのである。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その4)  午後一時零分。  太陽が真上に昇り、廃ビルの外の世界が最も明るい昼下がりの光に包まれる頃、密室の中の空気は、むせ返るような精液の悪臭と、少女が流す汗と愛液の甘い匂いで、息が詰まるほど濃密に濁りきっていた。  午前中に行われた「けつまんこの開通」と、それに続く「二穴同時蹂躙」の嵐。  マットレスの上へと再び投げ出された椿姫の肉体は、もはや本人の意思で制御できる領域を完全に超えてしまっていた。  彼女の白い太腿はだらしなく左右に開かれたまま、ピクッ、ビクンッと断続的に痙攣を繰り返している。そして何より惨めだったのは、誰も触れていない瞬間でさえ、赤く腫れ上がったおまんこと、ぽっかりと開いたままのけつまんこの二つの穴が、まるで呼吸をする生き物のようにパクパクと収縮し、中に溜まった四人分の白濁液をブクブクと泡立てながらシーツへと垂れ流し続けていることだった。 「はぁ……っ、あ、うぅ……っ❤️ とまって、おまんこも、お尻も、ヒクヒクするの、とまってよぉ……っ❤️」  椿姫は涙で濡れた頬をシーツに擦りつけながら、自分の下腹部を必死に手で押さえようとした。  しかし、一度極限の刺激によって叩き起こされた骨盤内の神経回路は、まるで壊れたオルゴールのように、勝手に快楽の余韻を奏で続けていた。過去二十九回のループの中で、愛する兄・はじめに何百回、何千回と抱かれ、愛撫され、開発され尽くしてきた彼女の「メスの本能」が、見知らぬ暴漢たちの凶暴な肉棒による二穴同時責めをきっかけにして、完全に暴走を始めてしまっていたのである。 「くくっ、おい見ろよこいつ。ちんぽ抜いてやったってのに、まだ一人で腰をビクビク動かしてイき続けてやがるぜ」  若い男Dがポケットから自分のスマートフォンを取り出し、カメラアプリを起動して、録画開始の赤いボタンをタップした。  ピロリン、という軽박な電子音が密室に響く。 「あ……っ!? な、なに、それ……っ、と、撮らないで、カメラ、やめてぇっ……❤️❤️」  レンズを向けられたことに気づいた椿姫は、恥辱のあまり顔を真っ赤にして、引き裂かれた制服の布切れで自分の胸と股間を隠そうとした。  だが、男Aが彼女の細い両手首を上から乱暴に踏みつけ、バンザイをするような形でマットレスへと固定した。さらに男Bと男Cが左右から彼女の脚を掴んで持ち上げ、カメラのレンズに向かって、精液まみれのおまんことけつまんこが最もよく見えるように、股間を全開にして突き出させたのである。 「いやぁっ❤️❤️ 見せないで、そんな、おまんことお尻の穴がガバガバになってるところ、動画に撮らないでぇっ……❤️❤️」 「ギャハハハッ! 最高にエロい映像が撮れてるぜ! ほら、カメラに向かって自分の状態をご説明しろよお嬢様。最初はお上品に処女ぶってた癖に、二日目にはおまんこもけつまんこもザーメンまみれにされて、ちんぽ欲しさにヒクヒクさせてるただのメス豚だってなぁ!」  男Dがスマートフォンを椿姫の股間からわずか十センチの距離まで近づけ、接写で撮影し始める。  スマートフォンのLEDライトが眩しく点灯し、椿姫の白い肌と、無残に荒らされた二つの秘孔を白日の下に照らし出した。  前のおまんこは、花びらがめくれ上がったように充血し、中からトロトロの愛液と精液が糸を引いて垂れている。そしてすぐ下のけつまんこも、本来あるべき皺が伸びきって丸く口を開け、ピンク色の直腸粘膜をヒクヒクと震わせながら、白い泡をぷくぷくと吹き出していた。 「ほら、カメラの前で、こいつがどれだけスケベなメス豚か証拠を残してやろうぜ!」  男Bが再び仰向けになり、その上に椿姫を跨がらせて後ろのけつまんこへ肉棒をズブリと挿入すると、すぐさま正面から男Aが覆いかぶさり、前のおまんこへと自らの肉棒を根元まで一気に突き刺した。  ズリュウウウッ!! グチュウッ!! 「ああああああっっーー!!?❤️❤️❤️」  またしても、二本の太い肉棒が同時に彼女の体内へと捻じ込まれる。  しかも今度は、すぐ横で男Dがスマートフォンのカメラを回し続け、椿姫の苦悶と快楽に歪む顔と、二本の肉棒が二つの穴に出入りする結合部とを、交互にドアップで撮影しているのだ。 「おい見ろよカメラの画面! 二本同時に突っ込まれた瞬間、こいつの目が一瞬でトロンと蕩けやがったぞ!」 「いや、ちが、ちがうのぉっ……❤️ 感じてなんか、ないのにぃっ……❤️❤️」  椿姫は必死に否定しようと首を振った。  しかし、男Aと男Bが上下から激しく腰を打ちつけ、膣と直腸の間の薄い肉壁を二本の肉棒でゴリゴリと挟み撃ちにして擦り上げ始めた瞬間、彼女の口から飛び出したのは、言い訳の言葉ではなく、誰が聞いても快楽に溺れているとしか思えない、甘く蕩けたメスの喘ぎ声だった。 「あんっ❤️ あ、ひゃあああっ❤️❤️ そこっ、また、なかの壁が、二本のおちんぽで、ゴリゴリってされてるぅっ……❤️❤️」  ズチュッ、グチュウッ、ゴリゴリッ、パン、パン、パァンッ!! 「おいおい、感じてないって言いながら、おまんこの中もけつまんこの中も、ちんぽを離さねえようにギュウギュウ吸い付いてきてるぞ! それどころか……おい見ろ、こいつ自分から腰振ってんじゃねえか!!」  男Aの指摘は、残酷なまでの真実だった。  カメラで撮られているという極限の羞恥と、二穴同時ピストンによる圧倒的な快感の奔流の中で、椿姫の白い腰は、彼女の理性の制止を振り切って、無意識のうちに前後にクネクネといやらしく揺れ動いていたのである。  自ら腰を動かすことで、前のおまんこに入っている男Aの亀頭がより深くポルチオを突き上げ、後ろのけつまんこに入っている男Bのカリ首がより強く直腸の性感帯を擦り上げる。過去二十九回のループで「どう動けば一番気持ちよくなれるか」を徹底的に教え込まれた彼女の身体が、今、最も忌むべき暴漢たちの肉棒の上で、勝手に快楽を貪るための動きを再現してしまっていた。 (うそ……っ、いやぁ、なんで私、自分から腰なんか振ってるの……!? とまれ、とまってよ私の身体ぁっ……! こんなの、動画に撮られてるのに……まるで私が、二本のおちんぽを欲しがって喜んでるみたいじゃない……っ!)  頭の中の理性が、恐怖と屈辱で悲鳴を上げる。  私は水無月椿姫だ。兄さんだけを愛し、兄さんだけに純潔を捧げてきた誇り高い妹のはずだ。こんな汚らわしい獣たちに犯されて、お尻の穴まで使われて、それで気持ちよくなって自分から腰を振るなんて、絶対に許されるはずがない。死んだ方がマシだ。舌を噛み切ってでも、この屈辱から逃れなければ――。  そう強く思えば思うほど、男たちは彼女のプライドを粉々に打ち砕くように、さらに執拗な責めを加えた。 「ほら、乳首もクリトリスも同時に弾いてやるぜ! カメラに向かって、最高にみっともないアヘ顔晒してイけやぁっ!」  男Cが横から太い手を伸ばし、椿姫の二つの乳首を両手の指先で摘まんでギュウッと強く引っ張り上げながら、男Aが親指の腹で、二本の肉棒の結合部のすぐ上で勃起しきっている彼女のクリトリスを、容赦なく高速で擦り潰した。  おまんこ、けつまんこ、クリトリス、そして左右の乳首。  五つの性感帯を同時に、しかも限界を超えた強さで責め立てられる「五点同時蹂躙」。 「ああああああっっーー!!?❤️❤️❤️ だめぇっ、ぜんぶ、ぜんぶいっしょにされたらぁっ❤️❤️ イ、イク、カメラの前なのに、またイかされちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  ビクンッ、ビクビクビクンッ!!  椿姫の全身がぎゅーっと反り返り、おまんこから再び大量の潮がプシャアアッ! とカメラのレンズめがけて勢いよく吹き出した。  その瞬間、彼女の脳髄を焼いたのは、これまで味わったどんな絶頂よりも激しく、暴力的で、頭の中が真っ白に塗り潰されるようなオーガズムの閃光だった。 「あ、ひぃいいっ❤️❤️ イく、イきっぱなしになっちゃうぅっ❤️❤️ おまんこも、けつまんこも、とまらない、イくの止まらないよぉぉっーー❤️❤️❤️」  一度の絶頂では終わらない。  痙攣して締め付ける二つの穴を、男Aと男Bは少しも休むことなくズ보ズボと突き上げ続け、絶頂の波が引く前に次の絶頂を無理やり叩き込む「強制連続アクメ」の地獄へと彼女を引きずり込んだのだ。  一回、二回、三回、五回、十回――。  呼吸することすら忘れ、涎と涙を顔中から撒き散らしながら、椿姫は二本の肉棒に串刺しにされたまま、壊れたゼンマイ仕掛けの人形のようにビクンビクンと跳ね続けた。  そして、男Aと男Bが彼女の体内へ再び大量の精液をぶちまけて肉棒を引き抜いた後も、休む時間は一秒たりとも与えられなかった。 「よっしゃ、カメラ回したまま、今度は俺たち四人で順番に休まずぶち込み続ける『輪姦リレー』だ! お前の穴がどっちに入れられてるかも分からなくなるまで、ザーメン漬けにしてやるぜ!」  男Cが椿姫を仰向けに押し倒して前のおまんこへ極太肉棒をねじ込み、同時に男Dが彼女の口へと肉棒を突き入れる。かと思えば、数分後には体位をひっくり返され、男Dが後ろのけつまんこを突き上げながら、男Bが前のおまんこを犯す。  グチュッ、ズボッ、パン、パン、パァンッ! ドピュウウウッ!! 「だめっ❤️ ひぃっ❤️ ま、また、イくぅっ❤️❤️ あつい、おなかのなか、お尻のなか、お口のなか、ぜんぶ、せーえきで溺れちゃうぅぅっ……❤️❤️」  誰の肉棒が前に入っているのか、誰の肉棒が後ろに入っているのか、もはや椿姫には判別すらつかなかった。  ただ、絶え間なく二つの穴を太い肉柱で抉り抜かれ、数分おきに子宮と直腸と喉の奥へと熱い白濁液をドクドクと注ぎ込まれ、そして最後に四人の男たちに周囲を取り囲まれて、顔面から乳房、お腹の上に至るまで、ビュルルルッ! と大量の精液を頭から浴びせかけられた。  白い肌も、黒髪も、長い睫毛も、すべてがドロドロの白濁液で塗り潰されていく。  ――その時だった。  顔面にかけられた熱い精液が、椿姫の開いたままの唇へと流れ込み、舌の上で塩辛い味を広げた、まさにその瞬間。  プツン――。  椿姫の頭の中の、一番奥深い場所で。  張り詰め、擦り切れ、限界まで引き伸ばされていた「正気」という名の細い糸が、乾いた音を立てて完全に千切れた。 (あ…………)  激しい耳鳴りが、すうっと遠のいていった。  あれほど全身を苛んでいた筋肉の激痛も、引き裂かれた粘膜のヒリヒリとした痛みも、鼻を突く精液の生臭い悪臭も、そして男たちの下品な笑い声さえもが、まるで分厚いガラスの向こう側の出来事であるかのように、急速に現実感を失っていく。  人間の精神には、到底耐えきれないほどの極限の苦痛と屈辱、そして自己の尊厳を根底から破壊されるような望まぬ快楽の飽和に晒された時、心そのものが壊死してしまうのを防ぐための、最後の安全装置が備わっている。  「心理的解離」。  傷つき、汚され、獣たちの玩具として作り変えられてしまった「肉体」から、彼女自身の「魂(意識)」をぷっつりと切り離し、現実とは異なる甘美な幻覚の世界へと避難させる、究極の防衛機制だった。 「……え……? な、に……これ……?」  マットレスの上で、精液まみれのまま横たわる椿姫の瞳から、すうっと焦点が消えた。  それまで恐怖と涙で潤んでいた黒い瞳が、まるで深い霧が立ち込めたかのように白濁した虚ろな光を宿し、薄暗い廃ビルの天井をぼんやりと見つめる。  彼女の脳内では、今この瞬間、凄まじい勢いで「記憶と認識の書き換え」が行われていた。 (こんなに……気持ちいいはずがないもの……。私が、こんなに何度もイかされて、おまんこもお尻もキュウキュウ締めて、自分から腰を振って悦ぶなんて……知らない男の人のわけが、ないじゃない……)  そうだ。  私の身体をこんなに知り尽くして、私の弱い場所を全部同時にいじめて、私をこんなに気持ちよくしてくれる人は、この世界にたった一人しかいない。  二十九回の人生のすべてで、私を愛し、私を抱きしめ、私に快楽のすべてを教えてくれた、たった一人の愛しい人。 (……兄さん、だわ……)  コトリ、と。  崩壊した理性のパズルが、狂気という名の接着剤によって、全く別の歪で甘美な絵図へとピタリと組み合わさった。 (そうよ……ここは、廃ビルなんかじゃない……。ここは、兄さんの部屋で……私を昨日の夜からずっと、休ませてくれないくらい激しく抱き続けてくれているのは……全部、大好きな兄さんなんだわ……❤️)  視界がぐにゃりと歪み、甘い桃色の靄が椿姫の視覚を覆い尽くした。  彼女の周囲で下卑た笑みを浮かべ、再び肉棒を勃起させている四人の醜悪な暴漢たちの輪郭が、ブレて、溶けて、そして――かつて二十九回のループの中で彼女を優しく、時に激しく愛してくれた「兄・水無月はじめ」の頼もしい姿へと、完全に上書きされたのである。  一人の兄ではない。前にも、後ろにも、右にも、左にも、自分だけを求めて情欲に目を輝かせる「兄さん」が何人もいるという、狂おしくも幸福な幻覚。 「おい、なんだこいつ、急に黙り込みやがったぞ。目がいっちゃってるんじゃねえか?」  男Aが訝しげに言いながら、椿姫の頬をペチペチと平手で叩き、彼女のおまんこの中へと指をズブリと突き入れて掻き回した。  先ほどまでなら、恐怖に顔を歪めて「やめて」と泣き叫んでいたはずの行為。  しかし――。 「あ、ふぅっ……❤️ んっ……、にい、さん……?❤️」  椿姫の精液まみれの唇が、ふわりと、まるで咲き誇る白百合のように美しく、そして背筋が凍るほど淫靡な微笑みを形作った。  彼女は焦点を失った虚ろな瞳を男Aへと向け、自分の頬を叩いたその汚れた手に、自らの白い頬をすりすりと愛おしそうに擦り寄せたのである。 「あぁっ……❤️ やっぱり、兄さんなのね……❤️ ごめんなさい、椿姫、ちょっと寝ぼけてて、変な怖い夢を見てたみたい……っ❤️」  ぐちゅり、と。  男Aの指が突き入れられているおまんこの膣壁が、これまでのような拒絶の痙攣ではなく、愛する男を受け入れた時特有の、ねっとりと甘く絡みつくような極上の収縮を見せて指先をきゅうっと抱きしめた。 「な、なんだと……? おい、こいつ、俺のことを『兄さん』って呼んだぞ……!」 「ひっひっひ、二穴同時にぶち込まれてイきすぎたせいで、ついに頭のネジがぶっ飛んで壊れちまったんじゃねえか!?」  男たちが呆気にとられ、やがて嗜虐的な歓喜に顔を歪める中、椿姫の魂はすでに、誰の手にも届かない狂気の楽園へと完全に旅立っていた。 「ねえ、兄さん……❤️ どうして指だけなの……? 椿姫のおまんこも、けつまんこも……兄さんの熱いおちんぽが欲しくて、こんなにヒクヒクして待ってるのに……っ❤️❤️」  自ら白い太腿を左右へと大きくM字に開き、精液が垂れ落ちる二つの穴を男たちの目の前に無防備に晒け出しながら、椿姫は蕩けきった声でおねだりを始めた。  地獄の二日目の午後は、こうして「聖女の完全なる快楽堕ちと精神崩壊」という、最も残酷で最も甘美なフェーズへと突入したのである。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その5)  午後四時零分。  西へと傾き始めた太陽が、廃ビルの高窓から血のように赤く、そして黄金色に輝く夕暮れの光を密室へと投げかけていた。  外の世界では、兄・水無月はじめが、喉から血の味を滲ませながら街の裏路地から裏路地へと走り回っていた。手にした椿姫の写真を通行人に突きつけ、「この子を見ませんでしたか!」と叫び続けるその姿は、すでに正気を失った狂人のようだった。しかし、夕暮れの雑踏は彼にひややかな視線を向けるばかりで、誰一人として有力な手がかりをもたらす者はいない。時間が経てば経つほど「取り返しのつかない事態」が進行しているという予感だけが、はじめの心臓を万力のように締め上げていた。  一方、茜色の斜陽に照らし出された廃ビルの密室では、魂の解離を起こした椿姫による、世にもおぞましく、そして涙が出るほど純粋な「愛の交歓」が繰り広げられていた。 「あ、はぁっ……❤️ にい、さん……っ、兄さん、なのね……?❤️」  マットレスの上で仰向けに寝転がる男Aの腹の上に、一糸まとわぬ全裸――全身に乾いた精液と青黒い痣をまとった椿姫が、自ら跨がっていた。  彼女の白濁して焦点を失った瞳には、下卑た笑みを浮かべる浅黒い肌の暴漢・男Aの姿は少しも映っていない。彼女の脳内という名のスクリーンには、優しくて頼もしい、二十九回の人生をかけて愛し抜いた兄・水無月はじめの端正な顔立ちだけが、甘美な幻影として鮮やかに投影されていた。  さらに恐ろしいことに、彼女の脳は視覚だけでなく、嗅覚も聴覚も味覚もすべてを書き換えていた。廃ビルに充満するむせ返るようなオスの汗と精液の悪臭は「兄さんの部屋の甘くて落ち着く匂い」へと変換され、男たちの下品な罵声は「兄さんの情熱的な愛の囁き」として彼女の鼓膜を震わせていたのだ。 「あ? 誰だよ兄さんって。まあいいや、お前が勝手にそう思いたいなら好きにしろよ。ほら、自分でちんぽをおまんこに挿れて、腰振ってみせろや!」  男Aが自分の腹の上で反り返る太い肉棒の根元を掴み、椿姫の股間へと突き出した。 「うん……っ❤️ いいよ、兄さん……❤️ 椿姫が、いれてあげるね……っ❤️」  椿姫はうっとりと頬を染め、精液でドロドロに汚れた自分の細い指を伸ばして、男Aの凶悪な肉棒を優しく握りしめた。そして、自ら腰を浮かせて位置を合わせると、白濁液を垂れ流してパックリと開いた自分のおまんこの入り口へと亀頭をあてがい――ゆっくりと、愛おしむように自らの白い腰を沈めていった。  ズリュウウウッ……、グチュウッ、ズブブブッ……! 「あ、ふぅぅっ……❤️❤️ は、はいって、きたぁ……❤️ 兄さんの、熱くて硬いおちんぽが……椿姫のおまんこの、いちばん奥まで、はいってきたよぉっ……❤️❤️」  誰かに押さえつけられたわけではない。自分自身の意思で、自分自身の体重を使って、処女を奪った憎むべき暴漢の肉棒を、根元まで深々と呑み込んでいく。  ズンッ、と亀頭の先端が最奥の子宮口に到達した瞬間、椿姫は幸せそうに目を細め、長い吐息を漏らしながら、全身の力を抜いて男Aの上半身へと倒れ込むように抱きついた。 「おいおい、マジかよこいつ……! さっきまであんなに泣き喚いて暴れてたのに、自分からちんぽを根元まで咥え込んで、俺の首っ玉にしがみついてきやがったぞ!」  男Aが驚愕と興奮の入り混じった声を上げる。  しかし、椿姫は男Aの汗臭い首筋に自分の白い頬をすりすりと擦りつけ、涙をポロポロと零しながら、甘えきった声で囁いた。 「兄さん……❤️ すごい、熱いよぉ……っ❤️ 昨日の夜から、ずっと……椿姫のこと、こんなに激しく求めてくれて、嬉しい……っ❤️ 二十九回とも、兄さんはいつも優しかったけど……三十回目の兄さんは、こんなに乱暴で、絶倫なのね……っ❤️❤️」  そう言いながら、椿姫は男Aの首に両腕を回した「密着騎乗位」の体勢のまま、自らの細くくびれた腰を、前後に、そして円を描くように、ねっとりと揺らし始めたのである。  グチュッ、ヌチュウッ、ズリュッ、クチュクチュクチュッ!  ただ上下に跳ねるだけではない。  過去二十九回のループの中で、兄のはじめを最も気持ちよくさせるために彼女が身につけた、極上の腰使いだった。腰を深く沈めたまま骨盤を前後に傾け、膣内のGスポットと最奥のポルチオを自ら亀頭のカリ首へとグリグリと擦りつけながら、おまんこの内壁のヒダを一本残らず総動員して、男Aの肉棒を根元から先端へと吸い上げるように蠕動させる。 「う、うおぉっ……!? な、なんだよこの腰使いは……っ!! さっきまでと全然違うぞ! おまんこの中の肉が生き物みたいにうねって、ちんぽにギュウギュウ吸い付いて離れねえっ……!」  男Aが快感のあまり目を剥き、下から椿姫の白い尻肉を鷲掴みにして、自らも激しく腰を突き上げ始めた。  パァン! パァン! グチュッ、ズ보ッ、パンパンパンパンッ!!  下からの暴力的な突き上げと、上からの椿姫自身の淫らな腰振りが完全に噛み合い、密室にはこれまでで最も激しく、最も粘着質な結合音が響き渡った。 「あ、あんっ❤️❤️ にいさんっ、兄さん、すごいぃっ❤️❤️ そこ、椿姫の赤ちゃんのお部屋、トントンって叩いてくれてるぅっ……❤️❤️ すき、兄さん大好きぃっ、もっと突いて、椿姫のおまんこ、兄さんの形に壊してぇっ❤️❤️」  男Aの荒々しい突き上げによって、椿姫の白い乳房が彼の胸板の上でむにゅむにゅと押し潰され、擦れ合う乳首から甘い電流が走る。それどころか、椿姫は自ら男Aの汚れた唇へと自分の唇を重ね、舌を差し入れて、彼の唾液をむさぼるように濃厚なディープキスまで始めたのだ。 「んちゅっ❤️ じゅるっ、れろぉっ、んふぅっ……❤️ あぁ、兄さんの唾、おいしぃ……っ❤️ もっと、口移しでちょうだい、椿姫の中をぜんぶ兄さんでいっぱいにしてぇっ……❤️❤️」  れろっ、じゅぷっ、と舌を絡ませ合いながら、下のおまんこでは先ほどまでの精液を白い泡にして吹きこぼし、自ら激しく腰を振り乱して快楽を貪る少女。その姿は、聖女が堕ち果てた末の、最も哀切で最も淫靡な狂気の結晶だった。 「くっ、やべえ、こいつマジで最高すぎる……! おい、お前の大好きな『兄さん』のザーメン、また子宮の奥にぶちまけてやるから、しっかり絞れよぉっ!」  男Aがキスを解き、椿姫の上半身を起こさせて「対面座位」のように抱きしめたまま、最後の猛烈な突き上げを繰り出した。 「うんっ❤️❤️ きて、兄さんっ、出してぇっ!! 椿姫の子宮に、兄さんの赤ちゃんのもと、いーっぱい注いでぇぇっーー❤️❤️❤️」  椿姫は涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔に、この世のものとは思えないほど幸福そうな恍惚の笑みを浮かべ、おまんこの最奥――ポルチオを自ら亀頭の先端へとギチギチに押しつけて、膣壁全体を万力のようにギュウウウッ! と収縮させた。  直後。  ビクンッ! ドピュウウウウッ!! ドクッ、ドクドクドクッ!!  男Aの肉棒が限界まで膨張し、開いた子宮口の中へと直接、熱い精液の塊を何発も叩き込んだ。 「あ、ひぃいいいっ❤️❤️ き、きたぁっ、兄さんのあついの、おなかのいちばん奥に、ドクドクってはいってきてるぅぅっ……❤️❤️ しあわせ、椿姫、兄さんに愛されて、イっちゃう、いっしょにイっちゃうぅぅっーー❤️❤️❤️」  自らも全身をぎゅーっと反り返らせ、男Aの肉棒を膣内で強く搾り上げながら、椿姫は甘美な絶頂へと登り詰めた。最後の一滴まで吸い出そうとするかのように、彼女のおまんこは射精が終わった後もキュウッ、キュウッとリズミカルに男Aの肉棒を締め付け続けていた。  そして、男Aの上から降りた椿姫が次に取った行動は、周囲で見ていた男B、男C、男Dの三人をも戦慄させ、同時に極限まで興奮させるものだった。 「はぁ、はぁ……❤️ あ、まだ、あっちにも、こっちにも……兄さんが、いっぱいいるわ……❤️」  椿姫はトロンと蕩けきった虚ろな瞳で、自分の周りを取り囲んでいる残りの三人の男たちを見上げた。  彼女の壊れた脳内では、痩せ型の男Bも、巨漢の男Cも、若い男Dも、全員が「自分を愛してくれる兄・はじめの分身」として認識されていたのだ。 「ねえ、兄さん……❤️ 前のおまんこばっかりじゃなくて……さっき兄さんが新しく作ってくれた、後ろの『けつまんこ』も……また、兄さんのおちんぽでいっぱいにしてほしいの……❤️」  そう言うと、椿姫は自らマットレスの上で四つん這いになり、胸と顔をシーツにすり寄せながら、白いお尻を高く、男たちの目の前へと突き出した。  それだけではない。  彼女は自分の細い両手を後ろへと回し、白い双丘を自らの指で左右へとガバッと大きく押し広げたのである。  ぐちゅり……と音を立てて、今男Aに中出しされたばかりのおまんこから白濁液が糸を引いて垂れ落ち、そのすぐ上では、午前中に散々犯されてすっかり緩み、ピンク色の直腸粘膜がめくれ上がったけつまんこが、パクパクと卑猥に口を開閉させていた。 「ほら、見て、兄さん……❤️ 椿姫のおまんこも、けつまんこも……兄さんのせーえきでこんなにドロドロになって、まだ欲しくてヒクヒクしてるの……❤️ お願い、はやく、どっちの穴にも兄さんのおちんぽを突っ込んでぇ……❤️❤️」 「……っ、ぐ、うおぉぉっ!! なんだよこのド変態メス豚はぁっ!! 自分からケツの穴広げてちんぽおねだりしやがったぞ!!」  若い男Dが興奮のあまり鼻息を荒くし、すぐさま椿姫の背後へと飛びついた。  そして、彼女が自ら両手で押し広げているけつまんこの真ん中へと、勃起しきった肉棒の先端をあてがい、根元まで一気にズブリと突き刺した。  ズリュウウウッ!! グチュウッ!! 「あ、はぁぁっ❤️❤️ きたぁっ、けつまんこに、兄さんの太いのが、ズボってはいってきたぁっ……❤️❤️」  午前中にはあんなに痛がって泣き叫んでいたけつまんこへの挿入を、今の椿姫は、まるで極上の愛撫でも受けるかのように甘い吐息とともに受け入れた。直腸の粘膜が熱い肉棒にぴたりと吸い付き、中に残っていた古い精液を潤滑油にして、ぬるぬると奥へ奥へと招き入れる。 「しかもよぉ、後ろだけじゃ足りねえって顔してやがるぜ! ほら、口も開けろ、こっちの『兄さん』のちんぽもしゃぶれや!」  男Bが四つん這いになっている椿姫の顔の前へと膝をつき、彼女の唇へと自分の肉棒を突き出した。 「あ……❤️ うんっ、お口でも、兄さんのこと、いっぱい気持ちよくしてあげるね……っ❤️ あむっ、んちゅっ、じゅるるるっ……❤️❤️」  椿姫は強制されるまでもなく、自ら小さな口を大きく開けて男Bの亀頭をぱくりと咥え込み、舌を器の形にして裏筋からカリ首、そして玉袋に至るまで、ちゅぱちゅぱ、じゅるじゅると音を立てて献身的に舐めしゃぶり始めた。  後ろのけつまんこを男Dにズボズボと激しく突き上げられながら、そのピストンのリズムに合わせて自ら白い尻を後ろへとグイグイと押し返し、同時に前では男Bの肉棒を喉の奥まで深く咥え込んで奉仕する。 「んغっ❤️ じゅぼっ、んふぅっ……❤️ (お尻のなか、兄さんのおちんぽでゴリゴリってされて、すごく気持ちいい……❤️ お口のなかも、兄さんの匂いでいっぱい……私、全身で兄さんを愛してるのね……❤️❤️)」  さらに、横で見下ろしていた巨漢の男Cが、四つん這いで揺れる椿姫の腹の下へと太い腕を差し入れ、彼女の上半身を起こさせて、自分の太腿の上へと向かい合わせに座らせた――後ろのけつまんこに男Dの肉棒を咥え込んだまま、前から男Cが自分のおまんこへと極太肉棒を突き刺す体勢である。  ズブウウウウッ!! 「ああああっ❤️❤️ は、はいったぁっ、前のおまんこにも、もう一人の兄さんの、すごく太いのがはいってきたぁっ……❤️❤️」  再び完成した、二穴同時の串刺し。  だが、午前中や昼過ぎのそれとは、決定的に異なる点があった。  今回は、椿姫自身が二人の男(幻影の兄たち)に挟まれながら、自らの意思で積極的に腰をくねらせ、前のおまんこと後ろのけつまんこの両方を交互に締め上げて、二本の肉棒から精液を搾り取ろうと必死に奉仕していたことだ。 「あんっ❤️ あ、はぁっ❤️❤️ しあわせぇっ……❤️ 前も、後ろも、どっちも兄さんのおちんぽでパンパンに埋められて……なかの壁が、ゴリゴリって擦れて、すごく気持ちいいよぉっ……❤️❤️」  グチュッ、ズチュッ、ゴリゴリッ、パン、パン、パァンッ!!  夕暮れの赤い光の中で、椿姫は男Cの胸板に手を突き、背後の男Dに尻を押しつけながら、狂ったように自ら腰を振り続けた。  二本の肉棒が彼女の体内で激しく擦れ合うたび、彼女の口からは「兄さん、好きぃ❤️」「もっと突いて、おまんこもけつまんこも、ぜんぶ兄さんのものよぉ❤️❤️」という、涙が出るほど一途で、そして聞くに堪えないほど淫猥な愛の言葉が止めどなく溢れ出す。 「うおぉっ、こいつ自分で二穴同時に腰振って、しかも中の壁でちんぽを交互に絞ってきやがる! もう我慢できねえ、出るぞっ!」 「俺もだ、ケツの奥にぶちまけるぜ!」  男Cと男Dが同時に咆哮し、椿姫のおまんことけつまんこの最奥へと、極太の肉棒を根元まで深く突き刺した。 「きてぇっ❤️❤️ 二人の兄さん、いっしょに、椿姫のなかに出してぇぇっーー❤️❤️❤️」  ドピュウウウウッ!! ドクッ、ドクドクドクッ、ビュルルルッ!!  おまんこの子宮口と、けつまんこの直腸深部へと、同時に叩き込まれる大量の熱い白濁液。さらに彼女の口元へと歩み寄っていた男Bも、椿姫が自ら開けた口の中へと肉棒を突き入れ、舌の上へと濃厚な精液をドクドクとぶちまけた。 「んぐっ❤️❤️ んく、んくっ……ぷはぁっ❤️ お口も、おまんこも、けつまんこも……ぜんぶ、兄さんのあついせーえきでいっぱいになっちゃったぁ……❤️❤️」  口に入った精液をごくりと喉を鳴らして飲み干し、前後の穴から白い濁流をダラダラと溢れさせながら、椿姫は夕闇が迫る密室の中で、完全に壊れた聖女のような法悦の笑みを浮かべていた。  そして、日が完全に沈み、夜のとばりが下りる午後七時――二日目の凌辱のクライマックスである「四穴同時の狂宴」が幕を開けようとしていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第17章:二日目・全穴の徹底蹂躙と、解離する魂――「兄さんの幻影」(その6)  午後七時零分。  太陽は完全に地平線の彼方へと沈み、廃ビルの密室は再び濃い闇に包まれた。壁際に置かれた裸電球の鈍く黄色い光だけが、汗と体液でぬめり光る五つの肉体を怪しく照らし出している。  椿姫の魂が完全に解離し、目の前の暴漢たちをすべて「愛する兄・はじめ」の幻影として認識し、自ら進んで淫らな奉仕と交尾を求めるようになってから、男たちの欲望はもはや一切の歯止めを失っていた。 「おい、こいつがここまで壊れて兄貴呼ばわりで悦ぶならよ……最後は俺たち四人全員のちんぽを、同時にこいつの身体にねじ込んでやろうぜ!」 「おおっ、いいなそれ! 前のおまんこに一本、後ろのけつまんこに一本、お口に一本、そしてそのデカいおっぱいの谷間と両手で一本……名付けて『四穴同時の狂宴』だ!」  男たちの下卑た歓声の中、椿姫の華奢な身体は再び持ち上げられ、組体操のような異様で淫猥なフォーメーションの中央へと据えられた。  まず、マットレスの上に仰向けに寝転がった男Bの腹の上に、椿姫が背中を預けるようにして跨がり、ぽっかりと口を開けた後ろのけつまんこへと男Bの反り返った肉棒を根元までズブリと呑み込む。  次に、大きくM字に開かれた椿姫の両脚の間へと男Aが正面から覆いかぶさり、トロトロに緩みきった前のおまんこへと自らの太い肉棒をズリュウウッ! と最奥まで突き刺した。  さらに、男Bの頭のすぐ後ろに立った若い男Dが、仰け反るような体勢になっている椿姫の顔の上へと股間を突き出し、彼女の小さな口へと自分の肉棒を喉奥までねじ込む。  そして最後に、横から膝をついた巨漢の男Cが、椿姫の豊かに盛り上がった二つの白い乳房の間――汗と精液でヌルヌルに濡れた谷間へと、ビール瓶のように極太の肉棒をぐいっと挟み込み、椿姫自身の細い両手をその上に添えさせて、乳房ごとギュウッと圧迫させたのである。 「んぐぅっ❤️❤️ じゅぼっ、んんっ、ふ、ふごぉっ……❤️❤️」  言葉を発することすらできない。  前のおまんこ、後ろのけつまんこ、喉の奥へと続く口腔、そして二つの乳房で作られた胸の穴。  少女の身体に存在するすべての隙間という隙間が、四人の屈強な男たちの熱く脈打つ肉棒によって同時に、一分の狂いもなく完全に塞がれた瞬間だった。 (あ、あぁ……っ❤️❤️ すごい……っ、前のおまんこにも、後ろのけつまんこにも、お口の中にも、おっぱいの間にも……ぜんぶ、ぜんぶに兄さんのおちんぽがあるぅっ……❤️❤️ 私、全身の穴を全部、兄さんの愛で満たされてる……私、ほんとうに兄さん専用の器になれたんだわ……❤️❤️)  窒息しそうなほどの肉棒の圧迫感と、むせ返るような四人のオスの体臭に包まれながら、椿姫の白濁した瞳には、狂おしいほどの法悦の光が宿っていた。 「よっしゃ、四人同時にピストン開始だ! こいつの全身の穴を、俺たちのちんぽでぐちゃぐちゃにかき回してやれぇっ!!」  男Aの号令とともに、四方向からの同時蹂躙が始まった。  ズパァンッ! グチュウッ! ジュボボッ! ヌチュッ、パン、パン、パァンッ!!  前のおまんこでは男Aが上から全体重を乗せて子宮口を突き上げ、後ろのけつまんこでは男Bが下から腰を跳ね上げて直腸の奥を抉り抜く。薄い膣直腸壁が二本の肉棒の間でゴリゴリ、ギチギチと激しく擦り合わされ、椿姫の下腹部の中で絶え間なく快感の火花を散らす。  同時に、頭の上からは男Dが椿姫の頬を掴んで前後に激しく腰を振り、喉の奥の食道入り口を亀頭でゴポッ、ジュボッと容赦なく犯し抜く。さらに胸元では、男Cが椿姫の柔らかい白い乳房を両手で鷲掴みにして中央へと寄せ集め、自分の極太肉棒をその谷間でズリュッ、ヌチュウッと激しく扱き上げた。 「んごぉっ❤️❤️ んぐ、じゅるっ、んんっーー❤️❤️❤️」  喉を塞がれているため、椿姫の悲鳴にも似た歓喜の喘ぎ声は、くぐもった鼻声となって密室に響く。口の端からは、泡立った唾液と男Dの先走り汁がダラダラと溢れ出し、自分の頬や首筋を伝って、男Cがパイズリをしている白い乳房の谷間へと流れ落ちていく。それがさらなる潤滑油となり、乳房の間で擦れる極太肉棒が「ヌチュッ、グチュウッ」といやらしい音を立てて乳首を巻き込みながら上下する。  逃げ場はどこにもない。  息を吸えば男の股間の匂いが肺を満たし、喉を動かせば亀頭が食道を擦り、胸を揺らせば乳首が肉竿に削られ、腰を動かせばおまんことけつまんこの二本の肉棒が内臓を直接掻き回す。  完全なる「肉人形」としての完成。  しかも椿姫は、ただ犯されるだけでなく、口の中では舌を必死に動かして男Dの裏筋を舐め上げ、両手では自分の乳房を強く寄せて男Cの肉棒を包み込み、そして下腹部ではおまんことけつまんこをキュウキュウと締め上げて、四人の「兄さん」全員を同時にイカせようと狂ったように奉仕し続けていたのである。 「うおぉっ、やべえぞこいつ! 喉の奥でちんぽ吸いながら、おまんこもけつまんこもビクビク痙攣してやがる!」 「イッてるんだ、こいつ四本同時に突かれて、もうずーっとイきっぱなしなんだよ!!」  男Bの言う通りだった。  椿姫の身体は、数分前から途切れることのない「無限絶頂」のループへと突入していた。背骨の奥を白い稲妻が絶え間なく駆け抜け、おまんこの結合部からは、男Aのピストンに合わせてプシュッ、ビシャアッ! と熱い潮が何度も噴き出している。 「いくぞ、四人同時にぶちまけて、こいつの全身をザーメンの海にしてやれぇっ!!」  男たちの興奮が同時に頂点へと達した。  前のおまんこの最奥へ男Aが、後ろのけつまんこの最奥へ男Bが、喉の奥へ男Dが、そして白い乳房の谷間と顔面へ向けて男Cが――四本の凶悪な肉棒が、同じ瞬間にビクンビクンと激しく脈打った。  ドピュウウウウッ!! ビュルルルッ!! ドクッ、ドクドクドクッ!! 「ひいいいいいっっーー!!❤️❤️❤️」  子宮の奥が熱い白濁液で満たされるのと同時に、直腸の奥にも熱い奔流が叩き込まれ、喉の奥には直接ドロドロの精液が流し込まれてごくりと嚥下させられる。そして胸元からは、男Cが放った大量の精液が噴水のように飛び散り、椿姫の白い乳房から顎、頬、そして虚ろに開かれた瞳の上へとベチャベチャと降り注いだ。 (あぁ……っ❤️❤️ あつい、ぜんぶ、あついよぉ……❤️❤️ おまんこも、けつまんこも、お口も、おっぱいも……ぜんぶ兄さんのせーえきで溺れてるぅ……❤️❤️ 私、世界で一番、兄さんに愛されてる妹だわ……❤️❤️)  四方向からの同時射精を受け止めながら、椿姫は全身をぎゅーっと反り返らせ、白目を剥いて舌を突き出し、この日何度目かも分からないほど強烈な絶頂の中で意識を飛ばしかけていた。  ちょうどその頃――午後九時零分。  外の世界では、夜空を覆った分厚い雲から、大粒のひややかな雨が激しく降り始めていた。  所轄の警察署の正面玄関前。  傘も差さず、ずぶ濡れになった兄・水無月はじめが、コンクリートの地面に両膝から崩れ落ちていた。  一日中街を走り回り、靴底がすり減って足の裏からは血が滲んでいる。彼はつい先ほどまで、警察署の廊下で刑事たちの胸倉を掴み、「なんで今すぐ全員で探してくれないんだ! 椿姫が、俺の妹が消えてからもう丸一日経ってるんだぞ!!」と絶叫して暴れ回り、屈強な警官たちに羽交い絞めにされて署の外へとつまみ出されたばかりだった。 『お兄さん、気持ちは分かりますが落ち着いてください。駅前の防犯カメラを確認したところ、妹さんは誰かに無理やり連れ去られたわけではなく、ご自分の意思でスマートフォンの電源を切り、普段通らない裏路地の方へ歩いて行かれた形跡があるんです。現段階では単なる家出の可能性も高く、強制捜査に踏み切るには――』  刑事の言葉が、氷の刃となってはじめの胸を抉り続ける。 「自分の意思で……裏路地へ入っただと……? なんでだ……なんでそんなところへ行ったりしたんだよ、椿姫……っ!」  泥水の中に両手をつき、はじめは獣のように声を上げて慟哭した。  わかっていた。心の奥底では、なぜ椿姫がそんな行動を取ったのか、彼自身が一番よくわかっていたのだ。  自分がこれまで、「お前を守るためだ」という大義名分のもとに、椿姫の行動をすべて監視し、門限を厳しく定め、友人関係すら制限して、彼女を息苦しい鳥籠の中に閉じ込めてきたから。そして昨夜、自分が飲み会で遅くなり、彼女がたった一人でケーキを買いに出かけたあの瞬間、彼女はほんの少しの「自由」や「背伸び」を求めて、兄の言いつけに背くように裏路地へと足を踏み入れてしまったのではないか。 「俺のせいだ……っ! 俺があいつを縛りつけたせいで……俺が、一番肝心な時にそばにいてやらなかったせいで……っ!!」  俺が守るって言ったのに。俺がいなければあいつは生きていけないはずなのに。  はじめを支えていたメサイア・コンプレックスが、ひややかな雨の中で音を立てて崩壊していく。冷たい雨水が彼の顔を打ち、涙と混ざり合ってアスファルトの排水溝へと流れていく。  だが、彼がそこでどれほど泥水を啜って後悔しようとも、今まさに廃ビルの密室で、彼の愛する妹が四人の男たちにすべての穴を犯されながら、「兄さん、大好きぃ❤️」と微笑んで見知らぬ男の精液を飲み干しているという残酷な真実に辿り着く術は、どこにもなかった。  そして、悪夢の二日目も終わりに近づく――深夜二十三時零分。  午後七時の四穴同時蹂躙からさらに四時間もの間、男たちは場所と役割をローテーションしながら、文字通り自分たちの睾丸が空っぽになるまで、椿姫のおまんこ、けつまんこ、そして口の中へと射精に次ぐ射精を重ね続けた。 「はぁ、はぁ……くそっ、もう一滴も出ねえぞ……。昨日から数えて、一人十発以上はこいつの中にぶち込んだんじゃねえか……?」 「ああ……だがよ、寝る前に最後の仕上げだ。俺とCで、もう一回だけ二穴同時にぶち込んで、栓をするみたいに奥までザーメン溜め込んでから寝ようぜ」  疲れ果てて眠気に見舞われながらも、男Aと男Cが最後の力を振り絞るようにして、マットレスの上でぐったりとしている椿姫の身体へと覆いかぶさった。  椿姫はすでに、指一本満足に動かせないほど消耗しきっていた。しかし、男Cが後ろのけつまんこへ極太の肉棒をねじ込み、男Aが前のおまんこへと肉棒を突き刺した瞬間、彼女の虚ろな瞳が再びトロンと甘く潤み、精液でカピカピになった唇から、掠れた歓喜の吐息が漏れ出した。 「あ、はぁっ……❤️ にい、さん……っ❤️ おやすみの、ちゅう、なのね……?❤️ うん、きて……椿姫のおまんこにも、けつまんこにも……朝まで溢れないくらい、いーっぱい兄さんのせーえきで蓋をしてぇ……❤️❤️」  ズチュッ、グチュウッ、ゴリゴリッ、ズブブブッ……!  先ほどまでの激しいピストンではなく、眠りにつく前の男たちによる、重たく、深く、粘っこい「寝溜めの種付けピストン」。  すでに何十発分もの精液でいっぱいに満たされているおまんことけつまんこの中を、二本の太い肉棒がゆっくりと、しかし確実に最奥まで抉り抜き、薄い肉壁を挟んでギチギチと擦り合わせる。 「あ、ふぅっ❤️ んっ、あぁっ……❤️ おなかの、なか……二本の熱いおちんぽで、ぜんぶ掻き回されてるぅ……❤️ きもちいい……眠いのに、おまんこも、けつまんこも、勝手にキュウキュウって締まっちゃうよぉ……❤️❤️」  半ば意識が夢と現の狭間を漂いながらも、椿姫の肉体は最後の奉仕をするように二本の肉棒を甘く締め上げ、そして男Aと男Cが唸り声を上げながら、この日最後となる濃厚な精液を、彼女の子宮と直腸の最奥へとドクドクと吐き出した。 「あひぃ……っ❤️❤️ あつい……おなかのなか、ぜんぶ、兄さんのあついので、いっぱい……っ❤️❤️」  やがて――深夜二十三時三十分。  すべての欲望を吐き出し終えた四人の男たちは、椿姫の身体から肉棒を引き抜くと、そのまま床やマットレスの端に転がり、下品ないびきをかいて深い眠りへと落ちていった。  裸電球の薄暗い光の下。  汚れたマットレスの中央には、水無月椿姫が、まるで糸の切れたマリオネットのように仰向けのまま放置されていた。  全身の筋肉は完全に弛緩しきっており、青黒い痣と乾いた白濁液にまみれた白い両脚は、股関節が外れたかのように左右へ大きく開かれたまま、少しも閉じようとしない。  そして、その無防備に晒け出された股間では――。  本来ならば美しい花びらのように閉じているはずのおまんこも、固く窄まっているはずのけつまんこも、二日間にわたる徹底的な蹂躙と拡張の果てに、完全に閉じる力を失ってぽっかりと暗い穴を開けたままになっていた。  ごぽぉっ……、どろり、と。  椿姫が浅い呼吸をしてお腹がわずかに上下するたび、その開いたままの二つの穴から、四人分の男たちが何十発と注ぎ込んだ白く濁った精液が、細かい泡を噛みながら、ドクドクと止めどなくシーツの上へと流れ出していく。  ピク、ピクッ……と。  マットレスの上に投げ出された椿姫の白い指先が、絶頂の余韻と神経の麻痺によって、少しだけ震えるように揺れた。  彼女の瞳は、薄暗い廃ビルの天井をぼんやりと映したまま、どこにも焦点を結んでいない。  しかし、その顔には、もはや一滴の恐怖も、後悔も、絶望も浮かんではいなかった。  彼女の魂は、傷つき汚された肉体の痛みを完全に切り離し、「自分は最初から最後まで、大好きな兄さんに愛され続けていたのだ」という、狂気の聖域の中で穏やかな安息に包まれていたのである。 「にい……さん……❤️」  静まり返った密室に、掠れきった、けれど鈴を転がすように甘い少女の呟きが落ちた。 「椿姫は、ここにいるよ……。おまんこも、けつまんこも、ぜんぶ兄さんの愛でいっぱいにして、待ってるからね……。だから……早く、迎えに来てね……❤️」  カチ、リ――。  見えない時計の針が、静かに、しかし冷酷に時を刻み、運命の最終日である「5月31日」へのカウントダウンを進めていく。  四十八時間に及ぶ泥濘の果て、ついに警察のサイレンが鳴り響き、兄・はじめが「完全に手遅れとなった壊れた人形」と対面する絶望のクライマックス――【第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形】へと、物語は引き継がれる。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第一幕) ■一:早朝六時――三日目の夜明けと、肉体の限界  五月の末とは思えないほどひやりとした早朝の空気が、廃ビルの割れた窓ガラスの隙間から音もなく滑り込んでいた。  三十周目の世界における、五月三十一日の午前六時。  丸二日間――四十八時間にも及ぶ徹底的な監禁と蹂躙の果てに迎えた、運命の最終日の夜明けだった。  駅裏の路地奥に聳える廃ビルの最奥、錆びついた鉄扉に閉ざされた密室には、むせ返るような精液の生臭さと、男女の汗、甘酸っぱい愛液、さらには垂れ流された排泄物の饐えた臭気が濃厚な霧のように澱んでいる。  その悪臭の海の真ん中、黒ずんだシミと埃にまみれた古いマットレスの上で、水無月椿姫の白い裸体はまるで糸の切れた操り人形のように無造作に投げ出されていた。 「……ぁ……、……ん、ぅ…………」  かすかに開かれた椿姫の唇から、掠れた吐息とも呻きともつかない音が漏れる。  喉の粘膜は幾度となく繰り返された乱暴な喉奥への挿入と白濁液の嚥下によって完全に張り付き、呼吸をするたびに肺の奥がゼエゼエと乾いた音を立てて軋んだ。  かつて一点の曇りもない清楚な輝きを放っていた衣服は、今や見る影もなく引き裂かれ、泥と乾いた体液で固まった布切れとなって肩口や腰回りにわずかにへばりついているに過ぎない。  窓から差し込む青白い朝の光が、無防備に晒された椿姫の肢体を残酷なまでに克明に照らし出していた。  透き通るように白い肌には、男たちの無骨な指先が食い込んだ青紫色の鬱血痕や、乱暴に噛みしだかれた歯形、そして激しく床やマットレスに打ち付けられたことによる打撲の痕が、まるで毒々しい花弁のように無数に咲き乱れている。  豊かな双丘は、二昼夜にわたって揉みしだかれ、吸い上げられ続けたことで赤く腫れ上がり、その頂にある桜色の乳首は普段の数倍にも肥大して、冷たい外気に触れるだけでひりつくような痛痒い熱を放っていた。  そして何より凄惨を極めていたのは、だらりと左右に開かれたまま閉じなくなった白い太腿の中心――女の最も神聖であるはずの秘処と、そのすぐ下に位置するけつまんこの惨状であった。  初めての貫通から休む間もなく四人の男たちの剛直を受け止め続けたおまんこは、鮮やかな朱色の粘膜をめくれ上がらせたまま、ぽっかりと虚ろな口を開けている。そのすぐ下のけつまんこもまた、本来の窄まりを完全に喪失し、赤黒く充血したひだをひくつかせながら、だらしなく弛緩しきっていた。  前後の二つの穴からは、二日間にわたって注ぎ込まれた四人分の濃厚な精液が、破瓜の血や腸液、そして止めどなく溢れる愛液と混ざり合い、白く泡立った粘液となってどろり、どろりと絶え間なくシーツへと滴り落ち続けている。 (……ああ……朝、ですわね……。五月、三十一日の……朝……)  焼き切れた神経の向こう側、泥濘のように重たく混濁した意識の底で、椿姫はぼんやりと時間の経過を悟っていた。  脱水症状と過度な絶頂による発熱で、皮膚の表面は氷のように白く冷えきっているというのに、下腹部の奥底――子宮と直腸のあたりだけが、まるで焼け火箸を突っ込まれたかのようにどくどくと熱く脈打っている。  全身の筋肉は完全に弛緩しきっており、自分の意志で指先を少し動かすことすらおぼつかない。  だが、その極限の肉体的崩壊の中にあっても、椿姫の魂の奥底には、ひややかでいて甘美な陶酔が静かに渦巻いていた。 (あと、数時間……。お昼の二時になれば……過去の記憶の通りなら、この場所に警察が踏み込んでくる……。兄さんが私を見つけ出す前に、私は公権力の手によって、『完全に手遅れな被害者』として白日の下に引きずり出されるのですわ……)  どれほど激しく犯されようとも、どれほど汚辱の限りを尽くされようとも、椿姫の意識は現実の苦痛からふわりと切り離された解離の繭の中にあった。  彼女の頭蓋の奥には、ただ愛する兄・はじめの面影だけがあり、この爛れきった自分の肉体が兄の心を永遠に打ち砕き、逃れられない罪悪感の鎖で縛り付けるための「最高傑作の聖遺物」へと仕上がっていく過程を、もう一人の自分がひややかに、そして恍惚と眺めていたのである。 ■二:早朝の蠢きと、寝起きの獣たちによる再蹂躙 「……んあぁ……っ、クソ、まだ朝の六時かよ……。寒ぃな、このボロビル……」  その時、部屋の隅に転がっていた簡易ソファの上で、毛布にくるまっていた男の一人――筋骨隆々とした体躯を持つ男Aが、獣のような欠伸をしながらむくりと身を起こした。  彼の股間には、早朝の生理現象と、部屋中に充満する淫靡な雌の臭いに刺激されたのか、すでに黒々とした剛直が下着を突き破らんばかりに反り返っている。  男Aは眠たげに目をこすりながら、朝の光の中に横たわる椿姫の白い裸体へと視線を落とし、下卑た笑みを口の端に浮かべた。 「おいおい、見ろよ。三日目の朝だっていうのに、こいつのおまんこもけつまんこも、まだザーメンを垂れ流してヒクヒクしてやがるぜ……。極上の肉便器ってのは、寝てる間も休まずお務めご苦労なこったな」  男Aが立ち上がり、床に散らばった空き缶を蹴飛ばしながらマットレスへと歩み寄る。その物音に反応して、床に雑魚寝していた男B、男C、男Dの三人もまた、濁った目を覚まして身を起こした。  二昼夜にわたって欲望の限りを尽くした男たちの顔には疲労の色が濃く滲んでいたが、それでも目の前に無防備に投げ出された椿姫の、あまりにも美しく、あまりにも淫らに壊れ果てた白い肉体を目にした途端、彼らの股間は再び獰猛な熱を帯びて膨れ上がった。 「へっ、本当だ……。おい、昨日あれだけ中出ししてやったのに、まだおまんこがパックリ開いて『もっと注いでください』って口を開けてやがるぞ」 「昼前にはこの場所をずらかるんだろ? だったらよ、起き抜けの一発として、冷え切ったこいつの腹の中を俺たちの熱いザーメンでまたパンパンに温めてやろうぜ」  男Bが舌なめずりをしながらズボンの前を開き、血管の浮き出た太い肉棒を露出させる。  男Aはマットレスの上に土足のまま片膝をつくと、力なく横たわる椿姫の華奢な足首を乱暴に掴み、すでに開ききっていた両脚をさらに左右へと大きく押し広げた。 「……っ、ぁ……ぅ……っ」  股関節が軋むほどの角度で脚を広げられ、椿姫の唇から微かな吐息が漏れる。  朝の冷たい空気が、無防備に晒け出されたおまんことけつまんこの粘膜に直接触れ、過敏になりきった肉ひだがびくん、と勝手に収縮した。その拍子に、奥に溜まっていた昨夜の残滓がごぽりと音を立てて溢れ出し、白い太腿の付け根を伝ってシーツへと垂れ落ちる。 「たまんねぇな、この眺め……! おい、見ろよこのけつまんこ、俺たちのチンポの形をすっかり覚え込んで、指一本触れなくてもパクパク動いてやがるぜ」  男Aは卑猥な笑い声を上げながら、自身の反り返った巨根の亀頭を、椿姫の濡れそぼったおまんこの入り口へと宛がった。  事前の愛撫など必要なかった。二日間で数え切れないほど貫かれ、常に精液と愛液で満たされ続けてきたその蜜壺は、いついかなる時でも男の欲望を受け入れるための柔らかな肉鞘へと作り変えられていたからだ。  ずぷっ、ずちゅぅぅぅぅっ……! 「……ぁ、ぁぁ……っ、……ぅ、んっ……!」  粘り気のある水音を立てて、男Aの太い肉棒が根元まで一気に椿姫のおまんこを貫いた。  焼き切れたはずの神経の束に、強烈な圧迫感と摩擦熱が稲妻のように走る。限界まで腫れ上がった膣内の粘膜が、侵入してきた熱い肉塊に押し広げられ、意思とは無関係にぎゅぅっと締め付けるように蠢いた。  椿姫の白い背中がマットレスの上でぎゅーっと反り返り、焦点の合わない瞳から大粒の涙がぽろりと零れ落ちる。 「おっ、締め付けてきたぞ! 口じゃ何も言わねえくせに、おまんこの中はまだこんなにスケベに吸い付いてきやがる!」  男Aが椿姫の腰骨を掴み、荒々しく腰を打ち付け始めた。  ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずちゅっ! と、朝の静まり返った廃ビルに、肉と肉がぶつかり合う生々しい音と、白濁液が掻き回される卑猥な水音が響き渡る。  一突きごとに、男Aのカリ首が腫れ上がったGスポットを容赦なく抉り、最奥の子宮口をぐりぐりと乱暴にノックした。すでに何度も精液を注ぎ込まれて重たく下がっている子宮が、直接亀頭で突き上げられるたびに、椿姫の下腹部には脳髄を直接揺さぶられるような鈍く甘い衝撃が走り抜ける。 「俺にもそのけつまんこを使わせろよ! 前と後ろから同時に突いて、こいつの頭をもう一回ぶっ壊してやろうぜ!」  興奮した男Bが椿姫の背後に回り込み、彼女の上半身を強引に抱き起こして、男Aの上に跨がるような背面座位の体勢へと持ち上げた。  自力で首を支えることすらできない椿姫の後頭部が、男Bの汗臭い胸板にだらりと凭れかかる。  その状態で、男Aが下からおまんこを突き上げながら、男Bが自身の滾る肉棒を、精液と腸液でぬめりきった椿姫のけつまんこへと押し当てた。 「ほらよ、お前の大好きなけつまんこにも、起き抜けの極太チンポをぶち込んでやるぞ……!」  ぐぽっ、ずぶぶぶぶっ……! 「……ひ、ぁ……っ、ぁ、あぁぁぁっ……!」  不浄の穴であるけつまんこが、男Bの剛直によって再び大きく押し広げられ、根元まで深々と呑み込んでいく。  おまんことけつまんこ――その間にある薄い肉の壁が、二本の極太の肉棒によって両側から万力のように挟み潰された。  前からは男Aの肉棒が子宮口を押し上げ、後ろからは男Bの肉棒が直腸の粘膜を抉りながらS状結腸の入り口まで達する。二本の熱い杭が、薄い粘膜一枚を隔ててごりごりと擦れ合う異常な感触に、椿姫の全身が激しい痙攣を起こした。 「あ、ぁ……っ、にい、さん……っ、おなか、の、なか……っ、ふたつ、はいって……っ、あつ、い……っ」  虚ろに開かれた唇から、譫言のように兄の名が零れ落ちる。  だが、そのか細い声を掻き消すように、男Aと男Bは息を合わせて交互に、あるいは同時に激しく腰を突き上げ始めた。  ずっちゅん! ぐぽぉっ! ぱちん、ぱちん、どちゅっ、ぐちゅぅぅっ!  前後の穴に溜まっていた古い精液が、二本のピストンによってメレンゲのように白く泡立ち、接合部からぷしゅっ、ぷしゅっと飛沫を上げて飛び散る。  椿姫の白い肌は二人の男の荒い吐息と汗に塗れ、彼女の華奢な肢体は二本の肉棒に串刺しにされたまま、上下に激しく揺さぶられ続けた。 ■三:四方からの蹂躙――休むことなき肉欲の連鎖 「おいおい、お前らばっかり気持ちよくなりやがって! こいつの口とオッパイが余ってるだろうが!」  その淫靡極まりない光景を見ていた男Cと男Dもまた、我慢できずにマットレスの上へと這い上がってきた。  男Cは、男Aと男Bに挟まれて激しく揺れる椿姫の顔の横に立ち、自身の反り返った肉棒を彼女の半開きの唇へと強引にねじ込んだ。  同時に男Dは、無防備に突き出された椿姫の豊かな双丘へとむしゃぶりつき、腫れ上がった乳首を指先で強く抓り上げながら、もう片方の乳房に自身の肉棒を擦り付け始めた。 「んぐっ……!? ぁ、ふ、ぐぅっ……、んんっ……!」  突然喉の奥まで押し込まれた男Cの肉棒に、椿姫の細い喉が苦しげに鳴る。  鼻腔を突く濃厚な恥垢とイカ臭い精液の臭い。乾ききっていた口内が、男Cの先走り汁と自身の強制的に分泌させられた唾液でぬるりと濡れていく。  男Cは椿姫の美しい黒髪を無造作に鷲掴みにすると、彼女の頭を前後に揺さぶりながら、喉奥の狭い食道へと亀頭を遠慮なく突き入れた。 「おぉっ、いいぞ、喉の奥がキュウキュウ締まってやがる! ほら、もっと奥まで咥え込めよ、このクソアマ!」  ぐぽっ、じゅるるっ、んぐっ、げほっ、じゅぷぷっ……!  おまんことけつまんこを同時に抉られながら、口までもが第三の性器として扱われる三重の凌辱。  さらに男Dの荒々しい手が、椿姫の白い乳房を形が変わるほど強く揉みしだき、肥大しきった乳首を爪先で弾くように引っ張り上げる。 「見ろよこの乳首、ちょっと摘まんだだけでこんなにビンビンに勃起してやがる! 全身の穴を犯されながら、オッパイでも感じてやがるんだな!」  男Dが下卑た声を上げながら、椿姫の片方の乳首に吸い付き、歯を立てて甘噛みする。  胸の先から走る鋭い電流のような快感が、喉奥を突かれる苦しさと、おまんこ・けつまんこの両方を同時に掻き回される圧倒的な快楽と混ざり合い、椿姫の焼き切れた脳髄を真っ白な火花で満たしていく。 (……ああ……っ、すごい……っ。私の、身体……全部の穴に、男の人の、太いのが入って……っ。おまんこも、けつまんこも、お口も、おっぱいも……全部、兄さんじゃない人たちの手で、ぐちゃぐちゃにされていく……っ)  解離した意識の底で、椿姫の魂がぞくりと甘美な戦慄に震えた。  本来ならば発狂していてもおかしくないほどの陵辱。しかし、椿姫にとっては、この肉体が汚されれば汚されるほど、壊されれば壊されるほど、「兄さんが守れなかった妹の無惨な姿」としての完成度が高まっていくのだ。  その倒錯した達成感が、肉体に刻み込まれた雌としての本能と結びつき、彼女の意思に反して猛烈な絶頂の波をせり上がらせていく。 「……ん、んんっーー!! ぷはっ、あ、あぁぁぁっ……! い、く……っ、おまんこも、けつまんこも……いっちゃ、うぅぅっ……!」  男Cが一度口から肉棒を引き抜いた瞬間、椿姫は涎と涙でぐしゃぐしゃになった顔を仰け反らせ、ぎゅーっと背中を反らせて絶叫した。  ぴくん、びくん、びくびくっ! と、白い太腿が激しく痙攣し、おまんこの肉ひだとけつまんこの括約筋が、中に突き刺さった男Aと男Bの肉棒を千切れんばかりの力で締め上げる。  同時に、腫れ上がった子宮口がぱっくりと口を開け、直腸の粘膜が波打つように収縮して、男たちの精液を絞り取ろうと浅ましく蠢いた。 「うおっ、すげぇ締まりだ! こいつ、二穴同時に突かれてイッてやがるぞ!」 「くっ、俺ももう限界だ! おい、朝のザーメン、こいつの腹の底に全部ぶちまけてやるぜ!」  椿姫の狂おしい絶頂の収縮に巻き込まれ、男Aと男Bが同時に野太い呻き声を上げた。  男Aが椿姫の腰を万力のように抱きしめて最奥まで肉棒を突き刺し、男Bが彼女の肩を掴んでけつまんこの最深部へと亀頭をねじ込む。  びゅるるるるっ! どくんっ、どぷっ、びゅくぅぅぅぅっ!! 「……っ、あ、あぁぁぁぁっ……!! あつ、い……っ、おまんこ、と、けつまんこに……っ、また、でて、るぅぅっ……!」  おまんこの最奥、開いたばかりの子宮口めがけて、男Aの濃厚で熱い精液が勢いよく噴き上がった。  それと全く同じ瞬間、けつまんこの奥深く、直腸の壁面へと男Bの白濁液がどくどくと大量に注ぎ込まれていく。  前と後ろ、二つの穴の奥底で同時に脈打つ熱い奔流。行き場を失った精液が、すでに溜まっていた古い白濁液を押し出しながら、接合部の隙間からごぽごぽと音を立てて溢れ出した。 「オラァッ! こっちも飲めやぁっ!」 「胸にもかけてやるぜ、ほらよっ!」  さらに、男Cが再び椿姫の口内へと肉棒を押し込んで喉奥で射精し、男Dが彼女の白い乳房の上へと白濁液を勢いよくぶちまけた。  びゅっ、びゅるるっ! と放たれた精液が、赤く腫れた乳首や鎖骨のくぼみを白く染め上げ、喉奥へと注がれた精液が食道を通って空っぽの胃袋へと落ちていく。 「んぐっ、んくっ……、げほっ、……はぁ、はぁ……っ、ぁ……にい、さん……」  四人の男たちが同時に果て、荒い息を吐きながらそれぞれの肉棒を引き抜く。  ずぽっ、ぐちゅり、と卑猥な音が響き、支えを失った椿姫の身体は、再び冷たいマットレスの上へと糸の切れた人形のように崩れ落ちた。  大きく開いたままのおまんことけつまんこからは、今注ぎ込まれたばかりの湯気を立てるような精液が、どろり、どろりと止めどなく溢れ出し、シーツの染みをさらに大きく広げていく。 ■四:重ねられる朝の凌辱――休む間もなき体位変換と子宮の蹂躙  しかし、早朝の男たちの欲望は、たった一度の射精で収まるようなものではなかった。  もうすぐこの廃ビルを去らなければならないという事実が、彼らの残虐な所有欲と嗜虐心をさらに駆り立てていたのだ。 「ふぅ……朝からいい汗かいたぜ。だけどよ、俺はさっき乳にかけただけだからな。まだこいつのおまんこもけつまんこも味わっちゃいねぇんだよ」 「へっ、俺だって口に出しただけだぜ。おい、お前らちょっとどけよ。今度は俺たちがこいつの下の穴をたっぷり使ってやる番だ」  男Dと男Cが、まだ半勃ちのまま濡れ光っている肉棒をしごきながら、マットレスの上でぐったりと横たわる椿姫の両脇へと膝をついた。  椿姫の白い肌は、今しがた浴びせられたばかりの精液と汗でぬめり、朝の光の中で妖しい艶を放っている。  お腹の奥は注ぎ込まれたばかりの男Aと男Bの精液でたぷたぷと重たく膨らみ、呼吸をするたびに、開きっぱなしのおまんことけつまんこから白い泡がぷくぷくと湧き出していた。 「ほら、うつ伏せになれよ。その綺麗な白いお尻を突き出して、俺たちのチンポをおねだりするんだ」  男Dが椿姫の細い腕を掴み、まるで布袋でも扱うかのように無造作に彼女の身体をひっくり返した。  力なくマットレスに顔を埋める形となった椿姫は、男Dによって腰を高く持ち上げられ、白い双臀を朝の光の中へと無防備に突き出す四つん這いの姿勢を取らされた。  その姿勢になると、重力によってお腹の奥から逆流してきた精液が、だらしなく開いたおまんこのひだを伝って太腿の内側へと糸を引きながら垂れ落ちてくる。  そして、雙臀の谷間に覗くけつまんこもまた、赤くめくれ上がった粘膜をひくひくと震わせながら、中に溜まった白濁液を少しずつ外へと漏らしていた。 「くくっ、見ろよこのスケベな眺め! おまんこもけつまんこも、ザーメンでいっぱいになりながら『もっと突いてください』ってヒクついてやがるぜ」  男Dが椿姫の白い臀部を平手でぱあんっ! と強く叩いた。  乾いた破裂音が部屋に響き、白いお尻の肌に鮮やかな赤い手形が浮かび上がる。  その衝撃で椿姫の全身がびくんと跳ね、おまんことけつまんこが同時にきゅうっと窄まって、中から白い飛沫がぷしゅっと飛び散った。 「……っ、ぁ……ぅ、あぁ……っ」  マットレスに押し付けられた椿姫の唇から、くぐもった甘い吐息が漏れる。  痛みすらもが、焼き切れた神経を通るうちに歪な快感のシグナルへと変換され、彼女の下腹部をじんわりと熱く疼かせていた。 「じゃあ、まずは俺がこのトロトロのおまんこを後ろから突きまくってやるよ!」  男Dが椿姫の背後に膝を着き、反り返った肉棒の先端を、精液まみれの秘裂へと一気に突き入れた。  ずちゅっ、ぐぽぉっ! と、まるで底なし沼に杭を打ち込むような重たい水音が響き、男Aが出したばかりの精液が、男Dの肉棒に押し出されて周囲へと激しく飛び散る。 「あ、ぁぁ……っ、また、はいって……っ、おまんこ、おっきい、の……っ」  後ろから深々と貫く後背位の角度は、仰向けの時とはまた違う場所――膣の天井側から子宮口の裏側にかけての敏感な粘膜を、ごりごりと容赦なく抉り上げた。  男Dは椿姫のくびれた腰を両手でしっかりと掴み、最初から全力のピストンで彼女の白い臀部へと腰を打ち付け始める。  ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずちゅっ!  激しい衝撃のたびに、椿姫の豊かな乳房がマットレスの上でたゆん、たゆんと大きく揺れ動き、その先端の腫れ上がった乳首がザラついたシーツの布地に擦れて、ひりつくような快感を絶え間なく生み出した。 「おらっ、おらっ、どうだ! さっきの奴のザーメンを、俺のチンポで奥まで押し込んでかき混ぜてやってるぞ! 気持ちいいだろ、お前のスケベなおまんこが、俺のチンポに絡みついて離さねぇぞ!」  男Dの荒々しい言葉通り、椿姫のおまんこは、侵入してくる肉棒を拒絶するどころか、熱い粘膜のひだのすべてを使ってねっとりと吸い付き、奥へ奥へと引きずり込もうとしていた。  二日間にわたる絶え間ない開発によって、彼女の肉体は完全に「男の性器を受け入れ、精液を搾り取るための器官」へと順応しきっていたのである。 「おい、頭の方を俺に向けろよ。後ろからおまんこを突かれながら、俺のチンポを綺麗にお掃除しろ」  男Cが椿姫の頭の前にしゃがみ込み、先ほど彼女の喉奥に射精してまだ白濁液と唾液がこびりついている自身の肉棒を、再び彼女の口元へと突きつけた。  髪を掴まれて顔を上げさせられた椿姫は、虚ろに潤んだ瞳で目の前の肉棒を見つめ、まるでよく躾けられたペットのように、自らすすんで桜色の舌を伸ばした。 「……ん、ちゅ……っ、れろ、じゅる……っ、んむ……っ」  後ろから男Dに激しくおまんこを突き上げられ、身体が前後に大きく揺さぶられるたびに、男Cの肉棒が自然と椿姫の口内へと深く滑り込んでいく。  彼女はむせ返るような精液の臭いを胸いっぱいに吸い込みながら、亀頭にこびりついた白濁を舌先で丁寧に舐め取り、尿道口から滲み出る新しい先走り汁をちゅうちゅうと音を立てて吸い上げた。 「うおっ、すげぇ……! こいつ、自分から舌を使ってしゃぶりやがったぞ! 目はイッちまってるくせに、身体は完全にド淫乱のメス豚じゃねえか!」  男Cが歓喜の声を上げ、椿姫の頭を押さえてさらに深く喉奥へと腰を突き出す。  後ろからは男Dの剛直がおまんこの最奥を突き上げ、前からは男Cの肉棒が喉の奥を塞ぐ。  すると、先ほど一発抜いて一息ついていた男Aが、再びギンギンに勃起した肉棒を揺らしながら、ニヤニヤと笑って近づいてきた。 「おいおい、けつまんこが空いてるじゃねえか。四つん這いでそんなに可愛くけつまんこをヒクつかせてたら、またぶち込みたくなるだろうが」  男Aは、椿姫の背後で激しく腰を振っている男Dのすぐ後ろに密着するように立ち、高く突き出された椿姫の双臀の谷間――男Dの肉棒が突き刺さっているおまんこのすぐ上にある、赤く充血したけつまんこへと自身の亀頭を押し当てた。 「おっ、やるかよ! 二人で後ろから二穴同時に突っ込むってわけだな!」  男Dが面白そうに笑い、少しだけスタンスを広げて男Aに場所を譲る。  男Aは椿姫の白いお尻の肉を左右にぐっと押し広げると、唾液すらつけず、中から溢れ出る精液だけを潤滑剤にして、その太い肉棒をけつまんこへと一気にねじ込んだ。  ぐちゅり、ずぶぶぶぶっ……!! 「んぐぅぅっーー!? っ、ふ、ぐ、んんんっ……!!」  口を男Cの肉棒で塞がれていた椿姫が、鼻から熱い息を噴き出しながら全身を激しく硬直させた。  四つん這いの姿勢のまま、背後から二人の大男に重なるようにして、おまんことけつまんこを同時に串刺しにされるという、獣以下の浅ましい体位。  しかも、男Aと男Dが背後から同時に腰を打ち付け始めると、その衝撃は先ほどの座位の時よりもはるかに強烈に、椿姫の華奢な骨盤へと叩きつけられた。  どぱんっ! ぐちゅっ! ずちゅんっ! ぱちん、ぱちん、ぱちんっ! 「んんっ、んぐっ、じゅぼっ、……っ、あ、ふ、ぅぅっ……!」  後ろから二本の剛直に同時に突き飛ばされる勢いで、椿姫の顔が前へと押し出され、男Cの肉棒が自動的に喉の奥深くまで突き刺さる。  三人の男たちによる、寸分の狂いもない立体的なピストン運動。  おまんこの中では男Dの肉棒がGスポットと子宮口を擦り上げ、けつまんこの中では男Aの肉棒が直腸のひだを裏返しにするほどの勢いで往復し、口の中では男Cの肉棒が舌と喉仏を押し広げていく。 (……あ、ぁ……っ、こわれ、る……っ、ほんとうに、ぜんぶ、こわれて……っ、にい、さん……っ、つばきの、からだ……もう、もとに、もどらない、よぉ……っ)  三つの穴を同時に隙間なく埋め尽くされ、前後に激しく揺さぶられる肉体の中で、椿姫の意識は再び眩いばかりの絶頂の渦へと飲み込まれていった。  おまんことけつまんこの間の薄い肉壁が、二本の熱い肉棒の摩擦によって火傷しそうなほど熱くなり、そこから発生する異常な快楽の波が、背骨を伝って脳天へと突き抜けていく。  さらに、マットレスに擦れ続ける乳首と、下腹部の中でちゃぷちゃぷと音を立てて揺れる大量の精液の重みが、彼女に「自分は今、救いようのないほど汚され、作り変えられている」という強烈な倒錯の悦びを与え続けていた。 「おらっ、またおまんこがキュウキュウ締まってきたぞ! けつまんこの中の俺のチンポまで押し潰されそうだ!」 「すげぇ、こいつ何べんイけば気が済むんだよ! よし、このまま三人で同時に出して、こいつの身体の中をザーメンで溺れさせてやろうぜ!」  男A、男D、そして男Cの三人が、限界まで高まった興奮のままにラストスパートをかける。  廃ビルの密室に、獣たちの荒い息遣いと、肉がぶつかり合う激しい破裂音、そして粘液が泡立つ淫靡な水音が、まるで狂った交響曲のように鳴り響いた。  びくんっ、びくびくっ、ひくんっ……!  椿姫の白い背中がぎゅーっと反り返り、足の指先までがピンと張り詰めて、声にならない絶頂の痙攣が全身を駆け巡る。  その瞬間、三人の男たちの肉棒が、おまんこ、けつまんこ、そして喉奥の三箇所で同時に大きく脈打った。  どぴゅるるるっ!! びゅくっ、どくんっ、びゅるるるるっ!! 「んぐぅぅっ、んっ、んんーーっ!!」  おまんこの奥底へ男Dの精液が、けつまんこの最深部へ男Aの精液が、そして喉の奥へ男Cの精液が、熱い奔流となって一斉に撃ち込まれた。  すでに許容量をはるかに超えていた椿姫のお腹の中は、新たに注ぎ込まれた大量の白濁液によって完全に満たされ、妊婦のようにわずかにぽっこりと膨らむほどだった。  飲み込みきれなかった精液が口の端から白い筋を作って溢れ出し、後ろで大きく開いたままのおまんことけつまんこからも、二本の肉棒が引き抜かれた途端に、ごぽぉっ、どろどろっ、と白い濁流がせきを切ったように噴き出した。 「……はぁ、はぁ……っ、けほっ、……ぁ、……にい、さん……っ」  マットレスの上にべったりと突っ伏したまま、椿姫は白い精液の海の中で、ただ小さく、壊れた機械のように兄の名を呟き続けた。  指先がぴくりと少し震え、焦点の合わない瞳には、窓から差し込む朝の光だけが虚ろに映り込んでいる。  時計の針はまだ午前七時を回ったばかり。男たちがこの部屋を立ち去るその瞬間まで、彼女の白い肉体を巡る泥濘の饗宴は、まだ終わろうとはしていなかった。 ■五:午前七時半――執拗なる乳首とクリトリスの徹底開発、そして放尿の屈辱  三度目の激しい輪姦が終わったあとも、廃ビルの密室に漂う淫靡な熱気は少しも冷める気配がなかった。  マットレスの上でうつ伏せに倒れていた椿姫の身体は、男Bと男Dの手によって再び仰向けへと引き戻された。  その拍子に、お腹の奥にたっぷりと溜め込まれていた四人分の精液がちゃぷんと音を立てて揺れ、全く閉じなくなったおまんことけつまんこの両方から、白く濁った粘液がどろりと太腿の裏側へと溢れ出す。 「おい、見ろよこいつの下っ腹……。俺たちが二日間で出したザーメンが全部詰まって、こんなにぷっくり膨らんでやがるぜ」  男Bが下卑た笑みを浮かべながら、椿姫の白く滑らかな下腹部を手のひらでぐっと上から押さえつけた。 「……っ、ぁ、うぅ……っ!?」  子宮と直腸が外から直接圧迫され、椿姫の唇から苦しげでありながらもどこか甘い響きを含んだ吐息が漏れる。  男Bの手のひらが下腹部をぐりぐりと撫で回すたびに、中の精液が掻き回され、おまんこの入り口から「ごぽっ、ぐちゅっ」と卑猥な空気の抜ける音とともに白い泡が噴き出した。 「くくっ、押すたびに下からザーメンが漏れてくるぞ。まるで壊れたチューブみてぇだな」 「おい、まだ時間あるんだろ? 俺、こいつのデカいオッパイと、すぐ勃起するスケベなクリトリスをもっと弄り回してやりてぇんだよな」  男Aがニヤニヤと笑いながら、椿姫の胸元へと這い寄った。  引き裂かれた衣服の隙間から完全に露出した豊かな双丘は、表面を乾きかけた精液と新しい精液の二重の膜でコーティングされ、朝の光を受けてぬらぬらと光っている。  男Aと男Bは左右から椿姫の乳房を鷲掴みにすると、まるでパン生地でも捏ねるかのように乱暴に揉みしだきながら、その頂でぷっくりと赤く腫れ上がっている乳首を親指と人差し指で強く摘まみ上げた。 「……ひ、ぁ……っ、ぁ、あぁ……っ、そこ、は……っ」  二昼夜にわたって吸い上げられ、抓られ続けた乳首は、風が当たるだけでも飛び上がるほど過敏な性感帯へと変貌していた。  そこを二人の男の無骨な指先で同時にぎゅうっと潰され、ひねり上げられた瞬間、椿姫の白い背中がマットレスから浮き上がるほどぎゅーっと反り返った。 「ほら見ろ、乳首を引っ張られただけでこんなに背中を反らせてやがる! 口じゃ何も言わなくなっちまったくせに、身体は正直に反応するじゃねえか!」  男Aは椿姫の右の乳首にぱくりと吸い付き、ざらついた舌先で乳輪の周りを激しく舐め回しながら、前歯で乳首の先端をカリカリと甘噛みした。  同時に男Bも左の乳首を口に含み、頬が凹むほどの強い吸引力でちゅうちゅうと音を立てて吸い上げる。  左右の乳房から直接脳髄へと駆け上がる鋭く甘い電流に、椿姫の虚ろな瞳が大きく見開かれ、だらりと開いた太腿がびくん、びくんと小刻みに震えた。 「おい、下のおまんこも見てみろよ。乳首を吸われただけで、クリトリスがこんなにデカく勃起して皮から飛び出してきてるぜ!」  股間の間に陣取った男Dが、椿姫の濡れそぼった秘裂を両手の指でさらに大きく押し広げた。  めくれ上がったピンク色の小陰唇の上部、淫らな包皮を押し上げるようにして、充血しきった桜色のクリトリスがぷっくりと露わになっている。  男Dは自分の指先に唾液をたっぷりと絡めると、その過敏なクリトリスの先端を、爪の腹で弾くようにこりこり、くりくりと執拗に擦り上げた。 「……っ、あ、あぁぁっ!! や、ぁ……っ、そこ、だめ、ぇ……っ、あたま、おかしく、なる……っ!」  乳首への同時責めに加え、女性の快楽神経が最も集中するクリトリスを直接弾かれ、椿姫の焼き切れたはずの理性が再び激しい火花を散らして弾け飛ぶ。  男Dは容赦するどころか、もう片方の手の中指と薬指を、精液が溢れ続けるおまんこの中へとずぷりと突き入れ、膣内の天井にあるザラついたGスポットを中から強く押し上げながら、親指でクリトリスを挟み込んでぐりぐりと扱き上げた。  ぐちゅっ、くちゅっ、じゅぷっ、じゅぷぷっ……!  さらには男Cまでもが加わり、自身の太い指を椿姫のけつまんこへと二本同時にねじ込んで、直腸の壁面を掻き回しながら、おまんこの中の男Dの指と薄い肉壁越しに擦り合わせる。 「あ、ひぃっ、あぁぁぁっ……!! なか、と、そと、と……けつまんこ、まで……っ、いっぺんに、さわられ、て……っ、あ、あぁぁぁっ!!」  両方の乳首、クリトリス、おまんこのGスポット、そしてけつまんこの奥。  全身のあらゆる性感帯を四人の男たちの手と口によって一斉に責め立てられ、椿姫の肉体は瞬く間に限界の淵へと追い詰められた。  脱水症状で乾ききっているはずの身体から、信じられないほどの量の愛液が潮のようにぷしゃあっ! と噴き出し、男Dの顔面とマットレスをびしょ濡れにする。 「うおっ、潮吹きやがった! こいつ、どんだけスケベな身体してんだよ!」 「もっとだ、もっと鳴かせてやれ! おい、下っ腹も一緒に押してやれよ!」  男Cが片手で椿姫のけつまんこを掻き回しながら、もう片方の手で彼女の膀胱のあたりをぐっと強く圧迫した。  その瞬間、絶頂の痙攣によってすべての括約筋の制御を失っていた椿姫の尿道口がぷっくりと開き、潮とは違う、黄金色の温かい液体がちょろちょろ、しゃあぁぁぁっ……と勢いよく弧を描いて噴き出したのである。 「……っ、あ、あぁ……っ、や、だ……っ、で、ちゃう……っ、おしっこ、とまら、ないぃ……っ」  自分の意思ではどうすることもできない、完全なる排泄の制御喪失。  四人の男たちに見下ろされ、乳首とクリトリスを弄ばれながら、おまんことけつまんこからは精液を垂れ流し、尿道からは温かいおしっこを噴き出してしまうという極限の羞恥と屈辱。  しかし、その甘酸っぱいアンモニアの臭いが立ち昇る中、椿姫の身体は放尿の震えそのものをさらなる快楽の引き金としてしまい、背中をぎゅーっと反らせたまま、長い、長い絶頂の痙攣へと沈み込んでいった。 (……ああ……おしっこまで、漏らしてしまって……。本当に、もう人間の尊厳なんて、少しも残っていないわ……。見て、兄さん……あなたの大切だった椿姫は、こんなにも惨めで、こんなにも淫らな壊れた人形になりましたのよ……)  黄金色の水たまりと白い精液が混ざり合うマットレスの上で、椿姫は虚ろな瞳から涙を流しながら、魂の奥底でひややかに、そして甘美に微笑んでいた。  男たちの下卑た哄笑が部屋中に響き渡る中、時計の針は少しずつ、しかし確実に、運命の午前九時――最後の総仕上げの刻へと近づきつつあった。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第二幕) ■一:午前八時――宙吊りの白百合と、重力に逆らえぬ二つの蜜壺  廃ビルの小窓から差し込む朝の光が、少しずつ角度を変えながら白さを増していく。  午前八時。世間では人々が通勤や通学のために街を行き交い、穏やかな日常の朝が始まっている時間帯だった。  だが、駅裏の薄暗い廃ビルの最奥にあるこの密室だけは、外の世界の時間から完全に切り離されたかのような、濃密で退廃的な肉欲の沼の中に沈み込んでいた。  マットレスの上は、今しがた椿姫が絶頂の果てに噴き出した潮と黄金色の放尿、そして前後の穴から止めどなく溢れ出した四人分の精液によって、文字通りぐっしょりと濡れそぼっている。  アンモニアのツンと鼻を突く甘酸っぱい臭気と、精液特有の栗の花にも似た濃厚な生臭さが熱気の中で混ざり合い、呼吸をするたびに肺の奥までその淫靡な空気が染み込んでくるようだった。 「……はぁ、……ぁ、……ぅ…………」  濡れたシーツの上に横たわる椿姫の白い肢体は、もはや自らの力で寝返りを打つことすらできないほどに消耗しきっていた。  脱水と発熱で火照った肌の上には、じっとりと細かい汗の粒が浮き出ており、それが乾きかけた精液の膜を再び溶かしてぬらぬらと妖しく光らせている。  だらりと左右に開かれたままの太腿の間では、鮮やかな朱色に充血したおまんこと、そのすぐ下のけつまんこが、まるで呼吸をする生き物のようにひくひくと小刻みに収縮を繰り返していた。  本来ならば固く閉じているはずの二つの入り口は、二昼夜にわたる絶え間ない巨根の抜き差しによって完全に形を変え、中に溜まった白濁液をせき止める力を失っている。椿姫が浅く息を吸ってお腹がわずかに上下するたびに、「ごぽっ……、どろり……」と粘り気のある音を立てて、白い泡混じりの精液がシーツの上へと垂れ落ち続けていた。 「おい、見ろよ。マットレスがこいつの小便とザーメンでビショビショじゃねえか」 「へっ、構うもんかよ。どうせあと一時間もすりゃあ、俺たちはここからずらかるんだ。だったらよ、マットレスの上なんかに寝かせておかずに、最後は俺たちの腕で抱え上げて、立ったまま奥の奥まで突きまくってやろうぜ」  男Aが下卑た笑みを浮かべながら、再び黒々と反り返った自身の剛直を片手でしごき上げた。  先ほど射精したばかりだというのに、目の前で無防備に晒されている椿姫の白い裸体――特に、精液を垂れ流しながらひくつくおまんことけつまんこの淫靡な有様は、男たちの底なしの性欲を何度でも呼び覚ます媚薬のような魔力を持っていた。 「いいねぇ、いわゆる『駅弁』ってやつか! 自力で立てねぇ人形みてぇなこいつを、上下からチンポで串刺しにして持ち上げてやるんだよ!」  男Bが興奮に目を血走らせながら、マットレスの上の椿姫の脇の下に両手を差し込み、その華奢な身体をぐいっと力任せに抱き起こした。 「……っ、ぁ……、……ぅ、あぁ……っ」  突然重力に従って引き起こされたことで、椿姫の頭がぐらりと後ろへ揺れ、長い黒髪が精液にまみれた白い背中に乱れかかる。  同時に、横たわっていた時にはお腹の奥に留まっていた大量の白濁液が、身体が縦になったことによる重力で一気に下方へと押し寄せた。  ずりっ、どろどろどろっ……!  閉じきらないおまんことけつまんこの両方から、まるで決壊したダムのように大量の精液が太腿の内側を伝って流れ落ち、床のコンクリートの上にぴちゃぴちゃと白い水たまりを作っていく。 「うおっ、すげぇ量のザーメンが垂れてきたぞ! まだ腹の中にこんなに溜まってやがったのか!」 「空いた分だけ、また新しく詰め込んでやりゃあいいんだよ! ほら、脚を広げろ、お前のスケベなおまんこに俺のチンポを引っ掛けてやるからな!」  男Aが椿姫の正面に立ち、力なく垂れ下がった彼女の白い両脚を膝の裏から抱え上げて、左右へと大きくM字に開かせた。  背後からは男Bが彼女の脇の下と豊かな乳房を鷲掴みにして支え、前から男Aが両脚を抱え上げることで、椿姫の身体は床から完全に浮き上がった宙吊りの姿勢となる。  無防備に突き出された腰の中心では、精液を滴らせるおまんことけつまんこが、すぐ目の前に迫った男Aの太い亀頭を待ち受けるかのようにぱっくりと口を開けていた。  男Aは自分の亀頭をおまんこの入り口に宛がうと、抱え上げた椿姫の華奢な腰を、自らの股間へと向かって一気に引き寄せ、沈み込ませた。  ずぷぷぷぷっ、ぐちゅぅぅぅぅっ……!! 「……っ、あ、あぁぁぁっ……!! ふ、か……っ、おまんこ、の、おく、まで……っ!」  椿姫の全体重が乗っかる形で、男Aの反り返った剛直がおまんこの最深部まで一瞬にして突き刺さった。  通常の体位よりもはるかに深く、逃げ場のない角度で侵入してきた亀頭が、すでに柔らかく下がりきっていた子宮口を真正面からぐりんと押し潰す。  その強烈な圧迫感と、膣壁のひだを一気に逆撫でされるような摩擦に、椿姫の白い背中が男Bの胸の中でぎゅーっと反り返り、焦点の合わない瞳から熱い涙が溢れ出した。 「おぉっ、重みでチンポが根元までズッポリ飲み込まれたぞ! 子宮の入り口が亀頭に吸い付いてきて、めちゃくちゃ気持ちいいぜ!」  男Aは椿姫の白い太腿をしっかりと抱え直すと、まるで軽い人形でも扱うかのように彼女の身体を上下に揺さぶりながら、下から激しく腰を突き上げ始めた。  ぱんっ、ぱんっ、ずちゅっ、ぐぽぉっ!  宙に浮いた状態で下から突き上げられるため、椿姫は自分の力で衝撃を逃がすことが少しもできない。  一突きごとに、男Aの太い肉棒が彼女の体重ごと子宮口を突き上げ、お腹の奥の臓器がまるごと持ち上げられるような凄まじい快感と衝撃が全身を貫いた。 「……ぁ、ひっ、あぁぁっ……! おなか、の、おくと……っ、おまんこ、が……っ、とけちゃ、うぅ……っ!」  揺さぶられるたびに、引き裂かれた衣服からこぼれ落ちた豊かな双丘が、それを背後から掴んでいる男Bの手の中でたゆん、たゆんと激しく跳ね回る。  男Bは荒い息を吐きながら、椿姫の腫れ上がった乳首を指先で強く抓り上げ、彼女の耳元に唇を寄せて獣のように囁いた。 「おい、前のおまんこばっかりいい思いをしてんじゃねえぞ。後ろで俺のチンポが、お前のけつまんこに入りたくてウズウズしてんだよ……!」  男Bは片手で椿姫の胸を抱きかかえたまま、もう片方の手で自身の滾る肉棒を導き、宙に浮いた椿姫の白い双臀の谷間――男Aの肉棒が出入りしているおまんこのすぐ下で、だらしなく口を開けているけつまんこへと亀頭を下から押し当てた。 「そのままお尻の力を抜けよ……ほら、後ろからも串刺しにしてやるぞ!」  ぐぽっ、ずぶっ、ずちゅぅぅぅぅっ……!! 「……っ、ひ、ぎ、あぁぁぁぁっーー!! ぁ、あ、ふたつ、とも……っ、おくまで、はいってぇ……っ!!」  背後から男Bの太い肉棒がけつまんこへと深々と突き刺さり、椿姫は文字通り、前後の二人の男たちの肉棒だけで空中に支えられる「二穴同時駅弁」の体勢へと持ち上げられた。  おまんこの中では男Aの剛直が前壁と子宮口を抉り、けつまんこの中では男Bの剛直が直腸の粘膜を押し広げながら奥へと突き進む。  しかも、自分の体重がそのまま二本の肉棒へと乗しかかるため、少しでも男たちが腰を揺らせば、おまんことけつまんこの間の薄い肉壁が二本の熱い鉄杭の間で容赦なくすり潰されるのだ。 「す、すげぇ……! 前と後ろからチンポで挟んで持ち上げたら、こいつのおまんこもけつまんこも、いつも以上にギチギチに締まってきやがる!」 「ほらよ、上下に揺らしてやるぜ! 俺たちのチンポの上でたっぷり踊れや!」  男Aと男Bが息を合わせ、椿姫の華奢な身体を上下にバウンドさせながら、下から交互に、そして同時に激しく腰を突き上げ始めた。  どちゅっ、ぐぽっ、ぱちんっ、ずちゅぅぅっ!  接合部からは、中に溜まっていた精液と愛液が白く泡立ちながらシャワーのように床へと降り注ぎ、廃ビルの密室にちゃぷちゃぷ、ぐちゅぐちゅと信じられないほど淫猥な水音が反響する。 「あ、ぁぁっ、や、ぁ……っ、にい、さん……っ、つばき、の、おまんこ、と、けつまんこ……っ、ふたりの、ひとに、つらぬかれ、て……っ、あし、つかない、まま……っ、おかしく、なっちゃうぅぅっ……!!」  宙に浮いた白い両脚が、開かれたまま空中でぴくん、びくんと激しく痙攣する。  逃げ場のない串刺しの快楽に、椿姫の焼き切れた脳髄は瞬く間に真っ白な火花で埋め尽くされていった。 ■二:群がる残り二人の獣――口内と乳房への同時蹂躙と四重絶頂 「おいおい、すげぇ眺めじゃねえか! 下から見ると、こいつのおまんことけつまんこに二本のチンポが根元まで出入りしてるのが丸見えだぜ!」  そのあまりにも淫靡で倒錯的な光景を目の当たりにした男Cと男Dが、我慢できずに両脇から歩み寄ってきた。  男Aと男Bの間で、二本の肉棒に串刺しにされたまま上下に激しく揺さぶられている椿姫。  彼女の顔は苦悶と恍惚に歪み、半開きの唇からは透明な唾液と先ほど飲まされた精液の残りがだらりと糸を引いて垂れ落ちている。  そして、男Bの腕の上へと押し上げられる形になった豊かな白い乳房は、激しいピストンの振動に合わせてぶるん、ぶるんと淫らに揺れ続けていた。 「ほら、手と口が遊んでるぞ! 両手で俺たちのチンポを握って、交互にしゃぶれ!」  男Cと男Dが、椿姫の顔の左右からそれぞれの反り返った肉棒を突きつけた。  自力で腕を上げる力すら残っていないはずの椿姫だったが、男たちに細い手首を掴まれ、熱く脈打つ二本の肉棒を左右の手のひらにそれぞれ握らされると、二日間の徹底的な調教によって刷り込まれた本能が自動的に指先を動かした。  彼女の白く細長い指が、男Cと男Dの太い竿にそろりと絡みつき、ぎこちなくも艶めかしい手つきで上下にしごき始める。 「おっ、いいぞ、その調子だ! そのままこっちの亀頭にもベロを這わせろ!」  男Cが椿姫の頬に自身の亀頭をぐりぐりと擦り付け、半開きの唇へと先端を押し込んだ。 「……ん、む……っ、ちゅ、れろ……っ、じゅぷ、んぐっ……!」  下からおまんことけつまんこを同時に突き上げられ、身体が上へと跳ね上がるたびに、椿姫は首を振るようにして男Cの肉棒を深く咥え込み、次の瞬間には男Dの肉棒へと唇を移して、そのカリ首を舌先でちろちろと舐め回した。  さらに男Dは、空いた片手で椿姫の揺れる乳房を乱暴に揉みしだき、赤く肥大した乳首を指の腹でぐりぐりと押し潰す。 「んんっーー!? ぷはっ、あ、あぁぁっ……! おっぱい、も……おまんこ、も、けつまんこ、も……っ、ぜんぶ、きもち、よくて……っ、こわれ、るぅぅっ……!」  おまんこを男Aに、けつまんこを男Bに、口と両手を男Cと男Dに同時に支配される、完全なる肉体の包囲網。  四人の男たちの荒い吐息と汗の臭いに全方位から取り囲まれ、椿姫の五感はただ「男の欲望を受け入れ、快楽に溺れること」だけへと収束していく。 (……ああ……っ、なんて、あさましい姿……。地面に足もつかないまま、四人の男の人に群がられて……おまんこもけつまんこも、お口も、おっぱいも、全部好き勝手に使われて……っ。なのに、私のお腹の奥は、こんなに熱く疼いて……何度も、何度もイッてしまうわ……っ)  解離した意識の底で、椿姫の魂が歓喜と絶望の入り混じった戦慄に震える。  これほどまでに徹底的に、これほどまでに隙間なく他人の雄の刻印を刻み込まれれば、どれほど優しい兄・はじめであっても、もはや「何もなかったこと」になど絶対にできない。  自分が今味わっているこの狂おしいほどの快楽と汚辱のすべてが、やがて兄の心を永遠に縛り付けるための甘美な毒へと変わっていく――その確信が、椿姫の肉体から最後の理性のタガを外させた。 「あ、ぁ……っ、いく、また、いっちゃうぅぅっ……! おまんこ、と、けつまんこ、いっしょに……っ、にい、さん、にいさぁぁぁんっ……!!」  椿姫が涙と涎にまみれた顔を大きく仰け反らせ、空中でぎゅーっと全身を反り返らせた。  その瞬間、おまんこの肉ひだとけつまんこの括約筋が、中に突き刺さった男Aと男Bの肉棒を万力のような力で同時に締め上げた。  ぷしゃあぁぁぁっ!!  接合部の隙間から、透明な愛液の潮と白濁液が混ざり合った飛沫が勢いよく噴き出し、男Aの下腹部と床をびしょ濡れにする。 「うおっ、すげぇ! 宙に浮いたまままた潮吹いてイきやがった!」 「くそっ、けつまんこの奥が信じられねぇくらいギュウギュウ締まってくる! おい、俺ももう出るぞ、このまま中出ししてやる!」 「俺たちもだ! 口と顔にぶっかけてやれ!」  椿姫の激しい絶頂の収縮が引き金となり、四人の男たちが同時に限界を迎えた。  男Aと男Bが椿姫の腰をぐっと下へと引きずり下ろし、おまんことけつまんこの最深部――子宮口と直腸の奥底へと亀頭を完全に密着させる。  そして、男Cが椿姫の口内へと肉棒をねじ込み、男Dが彼女の白い顔面と胸元へと亀頭を向けた。  びゅるるるるっ!! どくんっ、どぷっ、びゅくぅぅぅぅっ!! 「んぐぅぅっーー!! っ、ん、んんっ……!!」  おまんこの最奥で男Aの精液が、けつまんこの最深部で男Bの精液が、熱い間欠泉のように同時に噴き上がった。  すでに限界まで満たされていた子宮と直腸が、新たに注ぎ込まれた大量の白濁液によって内側から激しく押し広げられ、焼け付くような熱量が椿姫の下腹部を駆け巡る。  同時に、口の中では男Cの濃厚な精液が喉仏を直接叩き、男Dの放った白濁液が椿姫の長いまつげや白い頬、そして赤く腫れた双丘の上へとびしゃびしゃと音を立てて降り注いだ。 「……ぷはっ、げほっ、けほっ……! ぁ、……あつ、い……っ、おなか、も、お顔、も……まっしろ、に……」  男Aと男Bが荒い息を吐きながら、串刺しにしていた椿姫の身体をゆっくりとマットレスの上へと下ろし、それぞれの肉棒を前後の穴から引き抜いた。  ずぽっ、ごぽぉっ……!  栓を抜かれた瞬間、椿姫のぽっかりと開いたおまんことけつまんこから、二人の男が注ぎ込んだばかりの濃厚な精液が、白い濁流となってどろどろとシーツの上へと逆流し始めた。 ■三:午前八時半――開かれたままの二穴と、休みなきピストンの果てに  マットレスの上に崩れ落ちた椿姫は、顔面から胸元、下腹部、そして太腿の先に至るまで、四人の男たちの精液で文字通り真っ白に染め上げられていた。  だが、まだ午前九時の逃走時刻までにはわずかな時間が残されている。  先ほど口と顔に射精したばかりの男Cと男Dは、目の前で精液を垂れ流しながらひくついている椿姫のおまんことけつまんこを見下ろし、再びその股間を獰猛に膨らませていた。 「おい、さっきはあいつらが二穴駅弁をやったんだからよ、今度は俺たちがこいつの下の穴を同時に使い倒す番だぜ」 「ああ、そうだな。もうすぐここを出て行くんだ、俺たちのチンポの形を、こいつのおまんことけつまんこに一生消えねぇくらい深く刻み込んでやろうぜ!」  男Cと男Dが、ぐったりと仰向けに横たわる椿姫の身体へと再び覆い被さった。  まず男Cがマットレスの上に仰向けに寝転がり、男Dが椿姫のぐったりとした身体を持ち上げて、男Cの腰の上へと対面座位の形で跨がらせた。 「ほら、俺のチンポをお前のけつまんこで飲み込めよ!」  男Cは下から椿姫の白い双臀を掴み、だらしなく開きっぱなしになっているけつまんこの入り口へと、自身の反り返った肉棒を宛がった。  ずぷっ、ずちゅぅぅぅっ……!  すでに男Bの精液でたっぷりと満たされていたけつまんこは、少しの抵抗もなく男Cの太い肉棒を根元まで呑み込み、中から白く泡立った精液をごぽごぽと溢れ出させる。 「……っ、ぁ、うぅ……っ、けつまんこ、また……っ、おっきいの、はいって……っ」  椿姫が男Cの胸板に手をつき、力なく上半身を預けたその瞬間、今度は正面から男Dが彼女の白い両脚を左右に大きく押し広げ、がら空きになったおまんこの入り口へと自身の剛直を突き立てた。 「そして前から、このガバガバのおまんこに俺のチンポをぶち込んでやるぜ!」  ずちゅんっ! ぐぽぉぉっ!! 「あ、ひぃぃっ……!! ぁ、あぁぁぁっ……! ま、た……ふたつ、同時に……っ、おく、までぇ……っ!!」  下からは男Cの肉棒がけつまんこを貫き、上からは男Dの肉棒がおまんこを貫く、上下からの二穴同時挿入。  再びおまんことけつまんこの間の薄い肉壁が二本の巨根によって挟み潰され、椿姫の全身が激しい電流に打たれたように跳ね上がった。 「くくっ、たまんねぇな! お前のけつまんこの中、さっきの奴のザーメンでヌルヌルで、しかもおまんこの中のチンポが動くたびにゴリゴリ擦れて最高だぜ!」 「おらっ、逃げる前に俺たちのタマが空っぽになるまで突きまくってやるからな!」  男Cが下から激しくけつまんこを突き上げ、男Dが上から全体重を乗せておまんこを突き下ろす。  ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、どپんっ!  先ほどまでとは違う角度から、おまんこの最奥の子宮口と、けつまんこの奥の直腸壁が同時に削り取られるような激しいピストン。  さらに、一休みしていた男Aと男Bまでもが両脇から手を伸ばし、椿姫の激しく揺れる白い乳房を左右から鷲掴みにして、腫れ上がった乳首を容赦なくひねり上げ、引っ張り回した。 「……っ、あ、あぁぁっ!! い、く……っ、ずっと、イッてる、のに……っ、とまら、ないぃ……っ! おまんこ、も、けつまんこ、も、おっぱい、も……っ、ぜんぶ、とけちゃ、うぅぅっ……!!」  椿姫の瞳は完全に焦点を失い、白目を剥きかけながら、ただ押し寄せる無限の快楽の波に翻弄され続けた。  一度イッてもピストンは少しも止まらず、絶頂の痙攣の最中にさらなる絶頂が上書きされていく連続アクメの地獄。  おまんこからは愛液と精液が混ざり合った白い泡が噴き出し続け、けつまんこからは下品な水音が部屋中に響き渡る。 (……ああ……っ、もう、わからない……っ。どこが痛くて、どこが気持ちいいのかも……私の身体の境界線が、全部溶けてなくなっていくみたい……。でも……これで、いいの……。もっと、もっと私を壊して……。兄さんが見た瞬間、絶望で息もできなくなるくらい、完璧に汚してちょうだい……っ)  遠のく意識の底で、椿姫の唇はただ「にい……さん……」という掠れた音だけを規則正しく紡ぎ出していた。  そして、男Cと男Dが獣のような咆哮とともに、おまんことけつまんこの最深部へと幾度目かになる大量の精液を同時にぶちまけた時、廃ビルの外からは、街が完全に目覚めたことを告げる午前九時前の喧騒が、かすかに風に乗って届き始めていた。  二昼夜にわたる悪夢の総決算――男たちが立ち去る前の「最後の仕上げ」の時間が、すぐそこまで迫っていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第三幕) ■一:午前九時――壊れた人形への畏怖と、最後の獣欲  時計の針が午前九時を指した頃、廃ビルの密室には、嵐が過ぎ去ったあとのような重苦しく澱んだ空気が垂れ込めていた。  早朝からの激しい輪姦によって、部屋の中の酸素は薄くなり、代わりにむせ返るような精液の生臭さと、汗、愛液、さらには先ほど椿姫が漏らした放尿の甘酸っぱい臭気が、呼吸をするのも苦しいほどの密度で充満している。  マットレスの上には、今しがた男Cと男Dの二穴同時挿入から解放されたばかりの椿姫が、まるで壊れた少女人形のようにぐったりと仰向けに投げ出されていた。  彼女の透き通るように白い肌は、頭から足のつま先に至るまで、四人の男たちが幾度となく浴びせかけた白濁液と自身の汗でべっとりとコーティングされ、窓から差し込む朝の光を受けて鈍く妖しい光を放っている。  だらりと左右に開かれたままの太腿の間では、酷使され尽くしたおまんことけつまんこが、本来の窄まりを完全に失ってぽっかりと赤黒い口を開けていた。  その二つの穴からは、お腹の奥に詰め込まれた四人分の精液が、ごぽり、どろり……と途切れることなく溢れ出し、太腿の裏側を伝ってシーツの染みをさらに広げ続けている。 「……にい……さん……。……にい……さん……」  半開きになった椿姫の唇からは、白い精液の泡が混じった唾液が糸を引きながら垂れ落ち、その奥から、ただ機械的に反復されるか細い呟きだけが漏れていた。  彼女の大きく見開かれた瞳には、天井の染みすら映っておらず、焦点は完全に虚空の彼方へと外れている。  その異様な姿を上から見下ろしていた男たちは、ズボンのベルトを締め直したり、床に散らばった荷物をまとめ始めたりしながら、次第に背筋が薄寒くなるような気味の悪さを覚え始めていた。 「……おい、こいつ、もう完全に目がイッちまってるぞ」  男Aが、椿姫の顔のすぐ前で手をひらひらと振ってみせたが、彼女の瞳はまばたき一つせず、ただ虚ろに宙を見つめたままだった。  男Bも眉をひそめ、自分の足先で椿姫の白い太腿を軽くつついてみる。 「本当だ……。さっきまであんなにアヘアヘ鳴いて潮まで吹いてやがったくせに、呼んでも返事もしねえ。まるで魂の抜けた人形みたいだな……」 「おい、もういいだろ、そろそろずらかるぞ。二日間もぶっ続けで犯し倒したんだ、これ以上やったらマジでこいつ死んじまうって」  男Cが周囲を窺うように声を潜めて言った。  彼らもまた、二昼夜にわたる暴行と快楽の果てに体力を消耗しており、何より、どれほど激しく犯してもただ「にい……さん」と呟くだけの生気のない椿姫の反応に、本能的な恐怖を感じ始めていたのである。 「そうだな、昼になって人通りが増える前に、この街からトンズラしようぜ。……っと、その前に、こいつのカバンとか財布、金になりそうなもんは全部持ってけよ! 引き裂いた服の切れ端なんかも、証拠が残らねぇようにしねぇとな」  男Dが部屋の隅に転がっていた椿姫の持ち物を乱暴に漁り、現金や貴重品を自分のポケットへとねじ込んだ。  だが、いざ立ち去ろうとして再びマットレスの方を振り返った時、男たちの視線は、そこにあるあまりにも淫靡で、あまりにも無防備な白い裸体へと吸い寄せられた。  引き裂かれた衣服の残骸の隙間から盛り上がる、赤く腫れ上がった豊かな双丘と、ぷっくりと肥大した桜色の乳首。  呼吸に合わせてわずかに上下する平坦な下腹部と、その下でぱっくりと口を開け、白い精液をとろとろと垂れ流し続けているおまんことけつまんこ。  たとえ瞳から生気が消え失せ、人形のように動かなくなっていようとも、二日間かけて自分たちの手で徹底的に開発し、調教し尽くしたその極上の雌の肉体は、最後の瞬間まで男たちの劣情を激しく揺さぶってやまなかった。 「……なぁ、どうせもう二度とこの極上の肉便器には会えねぇんだろ?」  男Dがゴクリと唾を飲み込み、ズボンの上から再び膨らみ始めた自身の股間を押さえながら呟いた。 「だったらよ、ここを出て行く前の『最後の抜き納め』として、もう一発だけ……俺たち全員のザーメンを、こいつの身体中にぶちまけて仕上げてやろうぜ」 「……へっ、違いねぇ。どうせ壊れた人形なんだ、最後に俺たちの匂いとザーメンで、頭の先からつま先まで真っ白に塗りたくって置いていってやろうじゃねえか!」  男Dの提案に、男A、男B、男Cの三人もまた、下卑た笑みを浮かべて頷いた。  彼らはまとめた荷物を一度床に置くと、再びズボンの前を開き、最後の欲望を吐き出すために、マットレスの上で虚ろに横たわる椿姫の周囲をぐるりと取り囲んだ。 ■二:最後の狂宴――休みなき摩擦と、開かれた穴への別れの楔 「じゃあ、まずは最後のお別れに、俺たちが開発したこのおまんことけつまんこの感触を、もう一度だけたっぷり味わっておこうぜ」  男Aと男Bがマットレスの上に膝をつき、力なく開かれた椿姫の白い両脚を左右から掴んで、M字開脚の形にぐっと押し広げた。  その瞬間、お腹の奥に溜まっていた精液が「ごぽっ」と音を立てておまんことけつまんこから溢れ出し、二人の手首を白く濡らす。 「くくっ、見ろよ。俺たちが近づいただけで、おまんこもけつまんこもこんなにザーメンを垂れ流して歓迎してやがるぜ」  男Aは自身の反り返った肉棒を握ると、挿入するのではなく、精液と愛液でぬめりきった椿姫のおまんこの縦筋から、ぷっくりと勃起したままのクリトリス、そしてその下のけつまんこの入り口にかけて、太い竿の裏側をぐりぐりと強く擦り付けた。  ぐちゅっ、ぬちゅっ、じゅぷぷっ……! 「……っ、ぁ……、……ぅ、んっ……」  粘膜同士が激しく擦れ合う淫猥な水音が響き、過敏になりきったクリトリスと前後の穴の入り口を同時に太い肉棒で扱き上げられたことで、椿姫の白い太腿がびくん、と無意識に跳ねた。  焦点の合わない瞳は虚空を見つめたままなのに、肉体だけが勝手に快楽に反応し、おまんこのひだが男Aの肉棒に吸い付くようにぱくぱくと蠢く。 「おいおい、擦り付けただけでおまんこがチンポを咥え込もうとしてるぞ! ほら、最後にもう少しだけ中を掻き回してやるよ!」  男Aは亀頭をおまんこの入り口に宛がうと、腰を沈めてずぷりと半分ほど挿入し、浅いところにあるGスポットだけを執拗に抉るように小刻みに腰を振った。  同時に男Bもまた、自身の太い指を三本まとめて椿姫のけつまんこへとずぶりとねじ込み、直腸の粘膜をぐちゃぐちゃと音を立てて掻き回し始める。 「……ぁ、あぁ……っ、……にい、さん……っ、なか、が……っ、あつ、い……」  おまんこの浅い場所を太い亀頭で扱かれ、けつまんこを三本の指で乱暴に広げられる感触に、椿姫の掠れた吐息が次第に熱を帯びていく。  一方、上半身の側に立った男Cと男Dは、無防備に晒された椿姫の豊かな双丘へと両手を伸ばしていた。 「このデカくて柔らかいオッパイともお別れかよ。最後は両側からチンポで挟んで、たっぷりパイズリさせてやるぜ」  男Cと男Dが椿姫の胸の両脇に膝をつき、精液でぬるぬるに光っている左右の乳房を中央へと強く寄せ集めた。  吸い付くように柔らかく、それでいて弾力のある白い双丘の谷間に、男Cが自身の反り返った肉棒をずぷりと挟み込む。  さらに男Dは、そのすぐ横でぷっくりと赤く腫れ上がっている椿姫の乳首に、自身の亀頭の先端をぐりぐりと直接擦り付けながら、もう片方の手で彼女の細い顎を乱暴に掴み上げた。 「ほら、口を開けろよ。お前のその乾いた口の中を、俺のチンポで最後にもう一回潤してやるからな」  男Dが親指と人差し指で椿姫の両頬を強く挟み込み、半開きだった彼女の唇を無理やり大きく開かせると、そこへ自身の滾る肉棒をねじ込んだ。 「んぐっ……!? っ、ふ、ぐぅ……っ、んんっ……!」  乾いて張り付いていた口内の粘膜が、男Dの先走り汁を垂らす熱い亀頭によって強引にこじ開けられる。  男Dは椿姫の顎を掴んだまま、彼女の舌の上に太い竿を乗せ、喉の奥の狭い入り口へと向かって容赦なく腰を突き入れた。  じゅるっ、ぐぽっ、んぐっ、じゅぷぷっ……!  喉奥を直接圧迫される苦しさに、椿姫の目尻から生理的な涙がツーッとこぼれ落ちる。  だが、彼女の舌は無意識のうちに男Dの肉棒の裏筋へと絡みつき、同時に胸の谷間では男Cの肉棒が柔らかな双丘の肉に包まれて激しく往復し、下腹部では男Aの肉棒と男Bの指がおまんことけつまんこを絶え間なく責め立てていた。 (……ああ……っ、また……私の、全身が……男の人たちの、欲望の道具になって……。お口も、おっぱいも、おまんこも、けつまんこも……最後の最後まで、休むことなく使われていくわ……)  解離した意識の底で、椿姫は自分の肉体が再び抗いがたい快楽の渦へと巻き込まれていくのを、まるで他人事のように感じ取っていた。  どれほど意識を切り離そうとしても、二日間で徹底的に開発され尽くした雌の神経は、四人の男たちから同時に与えられる強烈な刺激をすべて純粋な快感として脳髄へと送り込んでしまう。  乳首を擦られるたびに背中がぞくぞくと粟立ち、おまんことけつまんこを掻き回されるたびにお腹の奥がきゅうきゅうと疼いて、喉奥を突かれる苦しさすらもがマゾヒスティックな恍惚へと変わっていく。 「おらっ、どうだ! 最後の抜き納めだぞ、もっとスケベな顔してイッてみせろや!」  男Aがおまんこから肉棒を引き抜き、代わりに自身の指で肥大したクリトリスを激しく弾きながら、もう片方の手で椿姫の下腹部を強く圧迫した。  男Bもけつまんこから指を抜き、二人は立ち上がって、椿姫の白い裸体の上へと自らの滾る肉棒を向け、最後の射精へ向けて激しくしごき始める。  男Cもまた、胸の谷間から肉棒を抜いて椿姫の双丘の上へと亀頭を突きつけ、男Dだけが彼女の顎を掴んだまま、口内へと深く肉棒を突き刺してラストスパートをかけた。 ■三:全身への精液の投擲――白く塗り込められる生贄の完成 「よし、出るぞ……! まずはこいつのカラカラに乾いた口の中に、俺の特濃ザーメンを全部ぶちまけてやる!」  男Dが獣のような呻き声を上げ、椿姫の細い顎を万力のように掴んで固定すると、喉の奥深くまで肉棒を突き刺したまま一気に絶頂を迎えた。  びゅるるるるっ!! どくんっ、どぷっ、びゅくぅぅぅぅっ!! 「んぐぅぅっーー!? っ、ん、んくっ……、ごくん、んんっ……!!」  男Dの太い尿道から噴き出した熱く粘り気のある精液が、椿姫の乾ききった喉奥と舌の上へと容赦なく叩きつけられた。  強烈な栗の花の臭いと、塩辛くえぐみのある白濁液の味が口内いっぱいに広がる。  男Dが顎を掴んで口を閉じさせないため、椿姫は喉を鳴らして一部を嚥下しながらも、飲み込みきれなかった大量の精液が、開かれたままの唇の端からどろどろと白い滝のように溢れ出し、顎から細い首筋へと伝い落ちていった。 「おっしゃ、俺も出るぜ! そのスケベなデカパイと乳首を、俺のザーメンで真っ白にしてやるよ!」  続いて男Cが、椿姫の豊かな双丘の真上で肉棒を大きく脈打たせた。  びゅっ、びゅるるるっ!! びしゃあっ、どぷっ、どぷぷっ!! 「……っ、ぁ、あぁ……っ、あつ、い……っ」  男Cの先端から勢いよく放たれた白濁の飛沫が、椿姫の白い乳房と、赤く腫れ上がった桜色の乳首の上へと次々に降り注いだ。  一発、二発、三発と脈打つたびに、濃厚な精液が双丘の谷間を埋め尽くし、鎖骨のくぼみから脇腹へと白い網目模様を描きながら垂れ流れていく。 「ほらよ、お次は俺たちの番だ! その平坦な下っ腹から、開きっぱなしのおまんことけつまんこ、白い太腿の上まで、隙間なくぶっかけてやるぜ!」  そして、椿姫の腰の両脇に立った男Aと男Bが、同時に野太い咆哮を上げて絶頂に達した。  どぴゅるるるるっ!! びゅくっ、びゅるっ、びしゃあぁぁぁっ!!  二本の太い肉棒から放たれた夥しい量の白濁液が、まるで白い豪雨のように椿姫の下半身へと降り注いだ。  無防備に晒された平坦な下腹部の上に、熱い精液がびしゃびしゃと音を立てて着弾し、へそのくぼみを真っ白な池のように満たしていく。  さらに男Aと男Bは狙いを下へとずらし、ぱっくりと口を開けたままひくついているおまんことけつまんこの真上、そして左右にだらりと開かれた白い太腿の上へと、残りの精液を最後の一滴までしごき出してぶちまけた。 「……ぁ、……ぅ、あぁ……っ、……にい、さん……」  口内から顎、首筋、豊かな乳房、平坦な下腹部、開きっぱなしのおまんことけつまんこ、そして白い太腿に至るまで。  椿姫の透き通るように白い肌は、四人の男たちが最後に放った何重もの白濁液によって完全に塗り込められ、もはや元の肌の色がわからないほどべっとりと白く汚辱され尽くしていた。  部屋の中には、新しく撒き散らされた精液のむせ返るような生臭い熱気が立ち昇り、椿姫は抵抗する素振りすら見せず、ただ虚ろな目で宙を見つめたまま、ぴくぴくと指先を少し震わせるだけだった。  しかし、その指先のわずかな震えとともに、全身に熱い精液を浴びせられた倒錯の衝撃が彼女の焼き切れた神経を駆け巡り、誰も触れていないというのに、開きっぱなしのおまんことけつまんこがきゅうっ、ひくひくっ、と勝手に収縮して、静かな、しかし深い最後の絶頂の余韻に身を震わせていたのである。 ■四:嵐の去り際――置き去りにされる白い生贄 「……ふぅっ、出し切ったぜ……。見ろよこの有様、全身ザーメンまみれで、何が何だかわかんねぇくらいドロドロだな」  男Aが満足げに息を吐き、萎え始めた肉棒をズボンの中へとしまい込んだ。  他の三人もまた、最後の精液を吐き出したことで憑き物が落ちたように冷静さを取り戻し、改めてマットレスの上に横たわる椿姫の惨状に目を向けて、思わず息を呑んだ。  引き裂かれた衣服の残骸。  泥と埃と血痕にまみれたシーツ。  全身に刻まれた青紫色の打撲と噛み跡。  そして、顔から胸、お腹、股間に至るまで、四人分の白濁液で隙間なくコーティングされ、前後の穴からはまだ泡立った精液をとろとろと垂れ流し続けている白い裸体。  その中心で、椿姫はまばたきもせず、ただ虚ろに開いた唇から精液の泡をこぼしながら、壊れたレコードのように「……にい……さん……」と微かに呟き続けている。 「……おい、マジでヤバいぞこれ。早く行こうぜ、こんなとこ誰かに見られたら一発で終わりだ」 「ああ、荷物は全部持ったな? 足跡とか残さねぇように気をつけろよ!」  男たちは急に恐怖に駆られたように慌ただしく荷物を抱え、最後に一度だけ、白い精液の海の中に沈む椿姫を振り返った。  もはやそこには、自分たちが二日間貪り尽くした獲物に対する欲情はなく、ただ「取り返しのつかないほど人間を壊してしまった」という後ろ暗さと気味の悪さだけがあった。  やがて、四人の男たちは逃げるように密室から飛び出し、錆びついた鉄扉を乱暴にバタン! と閉め切った。  階段を駆け下りていく荒々しい足音が少しずつ遠ざかり、やがて廃ビルの外へと完全に消え去っていく。  後に残されたのは、むせ返るような悪臭と、おびただしい量の汚物と体液の海の中にただ一人転がる、椿姫の白い肉体だけだった。  指先を少しだけぴくりと震わせながら、椿姫は遠ざかる男たちの足音を、深い水の底で聞くようにぼんやりと聞き送っていた。 (……行ったわ……。とうとう、みんな、いなくなった……)  誰もいなくなった密室の中で、彼女の唇の端が、垂れ落ちる精液に濡れたまま、ほんのわずかに、壊れた人形のように歪んで微笑んだ。  これから訪れる正午の静寂と、そして午後二時の「運命の保護」に向けた、最後のカウントダウンが始まろうとしていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第四幕) ■一:正午十二時――遺棄された密室の静寂と、乾きゆく白濁の仮面  男たちの荒々しい足音が廃ビルの階段を駆け下り、やがて外の世界の雑踏へと完全に溶け込んで消えてから、どれほどの時間が経っただろうか。  錆びついた鉄扉に閉ざされた最奥の密室には、まるで深い海の底に取り残されたかのような、重たく耳鳴りのする静寂が支配していた。  割れた窓ガラスから差し込む光は、すでに朝の青白さを失い、初夏の高い太陽が放つ白く強い日差しへと変わっている。  その光の筋の中で、無数の埃がきらきらと舞い踊り、マットレスの上に無造作に遺棄された椿姫の白い裸体を、残酷なスポットライトのように照らし出していた。 「……はぁ、……ぁ、……ん…………」  誰もいなくなった部屋の中で、椿姫の掠れた呼吸音だけが規則正しく、しかし今にも途切れそうなほど微かに響いている。  午前九時に男たちが立ち去る直前、彼女の顔面から乳房、平坦な下腹部、そして開きっぱなしの秘処と太腿に至るまで隙間なく浴びせかけられた大量の精液は、三時間の経過とともに少しずつ水分を失い、白い肌の上で半透明のパリパリとした膜へと変わり始めていた。  まばたきをしようとすればまつげが固まった精液で引っかかり、浅く息を吸って胸が上下するたびに、豊かな双丘や下腹部の皮膚が突っ張るような独特の不快感と拘束感をもたらす。  まるで、全身を「他人の雄の欲望の結晶」で作られた見えないコルセットで縛り上げられているかのようだった。  だが、肌の表面の精液が乾き始めているのとは対照的に、だらりと左右に開かれたままの白い太腿の中心――ぽっかりと口を開けたおまんことけつまんこの奥底は、いまだに熱い泥濘の海のままだった。  二昼夜にわたって休む間もなく四人の男たちに貫かれ、何十発分もの白濁液を注ぎ込まれ続けた子宮と直腸は、もはや本来の収縮力を完全に失っている。  椿姫が微かに吐息を漏らすたび、あるいは内臓がぜん動するたびに、お腹の奥から温かく粘り気のある精液が「ごぽり……、とろり……」と音を立てて湧き出し、赤黒く腫れ上がったおまんこの肉ひだと、めくれ上がったけつまんこの粘膜を濡らしながら、シーツの上へと絶え間なく滴り落ち続けていた。  その時、遠く離れた街の中心部から、正午十二時を告げる穏やかなチャイムの音が、風に乗ってかすかに廃ビルの窓へと届いた。  キーン、コーン、カーン、コーン……。  平和な日常を象徴するそのメロディが、悪臭と汚物にまみれた薄暗い密室の中へと滑り込み、椿姫の鼓膜を優しく揺らす。 (……ああ……お昼の、十二時……。静かになったわ……。痛い……お腹の中が、熱くて、重たい……。おまんこの奥も、けつまんこの奥も、まだ太いのが入っているみたいにジンジンと疼いて……でも、もうすぐ……。あと二時間で、時計の針が、午後二時を指すわ……)  焼き切れた神経の向こう側、泥のように重たい身体の感覚を引きずりながら、椿姫の意識は驚くほど澄み切った静けさの中にあった。  激痛も、吐き気も、全身を覆う汚物の臭気も、すべてが薄いガラスの向こう側の出来事のように遠く感じられる完全な解離状態。  その暗い意識の水底で、もう一人の自分――三十回ものループを重ねる中で生まれ落ちた、ひややかで狂おしい深層意識(シャドウ)が、黒い影となってゆっくりと立ち上がり、満足げに囁きかけてきた。 『――よく耐えたな、椿姫。見よ、お前のその白い身体は、今や完全に壊れ果てた。引き裂かれた衣服、全身の痣、乾いて張り付いた精液の膜、そして閉じなくなった前後の穴から垂れ流される汚濁……。誰が見ても、もはや「傷が浅い」だの「気丈に振る舞えば元に戻れる」だのといった綺麗事の言い逃れが一切通用しない、完璧で手遅れな生贄の完成だ』  深層意識のひややかな声が頭蓋の奥に響き渡るにつれ、椿姫の乾いてひび割れた唇の端が、精液の膜をピリピリと引き剥がしながら、ほんの少しだけ弧を描いて緩んだ。  焦点の合わない瞳は天井の虚空を見つめたまま、まるで壊れた少女人形が笑ったかのような、美しくも不気味な微笑みがその白い顔に浮かび上がる。 「……ええ……。本当に、完璧ですわ……。これで、兄さんは……一生、私のもの……」  かすれた声が、誰もいない密室の空気に溶けていく。  かつてのループで、兄・はじめがギリギリのところで助けに駆けつけ、「無事でよかった」と安堵の涙を流したあと、どれほど椿姫がすがりついても、やがて「健気に立ち直った妹」として適切な距離を置かれ、他の誰かの隣へと歩み去っていった絶望の記憶。  あの優しい兄を、絶対に逃げられない共依存の檻へと閉じ込めるためには、兄がヒーローになる機会そのものを奪い去り、「俺が気づかなかったせいで、妹は二日間も獣たちに嬲りものにされ、二度と元に戻らないほど壊れてしまった」という、一生消えない原罪の十字架を背負わせるしかなかったのだ。 ■二:疼き続ける雌の記憶――無意識の指先と、幻の兄に捧げる狂気の自慰 「……ん、ぁ……っ、……にい、さん……っ」  兄・はじめの顔を思い浮かべたその瞬間、椿姫の弛緩しきっていた下腹部の奥が、まるで電流を流し込まれたかのように「きゅうぅぅっ……!」と激しく収縮した。  内臓が絞られるようなその動きに合わせて、開きっぱなしのおまんことけつまんこから、中に溜まっていた白濁液が「ぐちゅっ、どろり」と一際大きく溢れ出す。 (……あ、ぁ……どうして……。男の人たちは、もう誰もいないのに……兄さんのことを考えただけで、おまんことけつまんこが、こんなに熱く疼いてしまうの……?)  椿姫は困惑したように微かに眉を寄せた。  二昼夜、四十八時間という気の遠くなるような時間、彼女の肉体はただの一度も休むことを許されず、四人の男たちによって絶頂から絶頂へと引きずり回され続けてきた。  その結果、彼女の脳髄と神経回路は、「極限の凌辱と苦痛」を「兄を縛り付けるための至上の悦び」として結びつけ、さらには「常に穴の中を何かで満たされ、掻き回されていないと落ち着かない」という、淫らで浅ましい雌の体質へと完全に作り変えられてしまっていたのである。  お腹の奥に残る、男たちの濃厚な精液の熱量。  ひりひりと擦り切れた膣壁と直腸の粘膜が、中に残った白濁液のぬめりを感じ取るたびに、「もっと突いてほしい」「もっと奥まで抉ってほしい」と勝手にひくついて疼き始める。  そして、乾きかけた精液の膜の下で、赤く腫れ上がったまま勃起している左右の乳首とクリトリスが、自分の心臓の鼓動に合わせてどくっ、どくっと痛痒いほどの快感のパルスを送り続けていた。 「……ぁ、……あつ、い……っ、にい、さん……っ、つばきの、からだ……変に、なっちゃった、の……っ」  自分の意志では少しも動かせないはずだった椿姫の白い右手が、まるで目に見えない糸に引かれるかのように、マットレスの上をずり、ずりとわずかに這い動いた。  ぴくぴくと震える細長い指先が、まず辿り着いたのは、自分の平坦な下腹部の上だった。  そこには男Aと男Bが最後にぶちまけた精液が半ば乾きかけながら溜まっており、指先が触れると、ぬるりとした粘り気とともに、その下にある子宮の重たい膨らみが直接伝わってくる。  椿姫の指が、無意識のうちにその下腹部をそっと撫でさすった。  中に入っているのは、名前も知らない四人の無法者たちの汚らわしい種。  けれど、解離した彼女の甘い悪夢の中では、このお腹の奥を満たしている熱い重みも、全身を縛り付ける精液の匂いも、すべてが「兄さんの愛を独占するための聖なる刻印」へと反転していく。 「……あ、ぁ……っ、にい、さん……みて……。つばきのおなか、こんなに、いっぱい……。他の人の、せいえきで……おまんこも、けつまんこも、たぷたぷに、なってるの……っ」  譫言のように呟きながら、椿姫の震える指先はさらに下へと滑り落ち、だらりと開かれた太腿の間――精液を垂れ流し続けている自分の秘処へと辿り着いた。  本来の清楚な彼女であれば、自らそこへ触れることなど想像すらできなかったはずだ。  だが今の椿姫の指は、何の躊躇いもなく、赤くめくれ上がった小陰唇のひだと、その上でぷっくりと肥大して剥き出しになっているクリトリスへと、ぬるりと触れ合った。 「……っ、ひ、ぁ……っ! ぁ、あぁ……っ!」  自分の指先がクリトリスをかすめただけで、焼き切れたはずの背骨にチリチリとした甘い火花が散り、白い背中がマットレスの上でぎゅーっと反り返った。  同時に、空いていた左手までもがゆっくりと胸元へと持ち上がり、精液でコーティングされた豊かな乳房の上から、赤く腫れ上がった自分の乳首をそっと指の腹でなぞり始める。 (……ああ……っ、自分の指で、触っただけなのに……っ。あんなにたくさんイかされたあとだから、少し触れただけで、頭の中が真っ白に痺れていくわ……っ)  くちゅ、ぬちゅっ、ちゅぷ……と、静まり返った正午の密室に、椿姫自身の指が精液まみれの秘処をなぞる小さな水音が響き始める。  彼女は虚ろな瞳で天井を見つめたまま、まるで兄・はじめに自分の壊れた身体を見せつけ、報告するかのように、人差し指と中指をおまんこの入り口からけつまんこの入り口へとゆっくりと滑らせた。 「……にい、さん……っ、ここ、が……つばきの、おまんこ、よ……っ。四人の、男の人に、何十回も、太いのを、ねじこまれて……っ、ほら、指が、なんの、抵抗もなく、はいっちゃう……っ」  ずぷり、と、二本の細い指が、ぽっかりと開いたおまんこの中へと吸い込まれるように沈み込んだ。  かつては指一本入れることすらできなかった純潔の蕾は、今や自分の指を二本入れても隙間ができるほどに拡張され、内壁は溶けたバターのように熱くぬめりきっている。  指先を少し動かすだけで、中に溜まっている四人分の濃厚な精液が「ぐちゅっ、ごぽっ」と音を立てて掻き回され、指の付け根から白い泡となって溢れ出してきた。 「……ぁ、あぁ……っ、おまんこの、なか……ドロドロで、あつい……っ。それに、こっちも……っ、つばきの、けつまんこ、も……っ」  椿姫は精液で白く塗れた指をおまんこから引き抜くと、そのまま白い糸を引きながら、すぐ下でだらしなくひくついているけつまんこの入り口へと指先を当てた。  お尻の穴であるにもかかわらず、そこもまた完全に窄まりを失っており、中指の先端を押し当てただけで、ぬるりと直腸の粘膜の中へと指が呑み込まれていく。 「……っ、ふ、ぁ……っ、けつまんこ、も……ぱっくり、ひらいて……っ、なかから、せいえきが、とまらない、の……っ。にい、さん……っ、つばき、もう、お嫁になんて、いけない……っ。にいさんが、一生、面倒をみてくれなきゃ、生きていけない身体に、なっちゃったのよ……っ」  左手では腫れ上がった乳首をくりくりと転がし、右手ではおまんこのクリトリスを親指で擦りながら、中指でけつまんこの入り口を浅く掻き回す。  誰にも見られていない孤独な密室の中で、全身精液まみれの裸体を晒しながら行われる、あまりにも倒錯的で、あまりにも狂気に満ちたひとり遊び。  彼女の脳裏には、この無惨な姿を目撃して顔を蒼白にし、涙を流しながら自分を抱きしめるであろう兄・はじめの姿が、鮮明な幻となって浮かび上がっていた。 『椿姫……! なんてことだ、俺が……俺がもっと早く見つけていれば……!』 (ええ、そうよ、兄さん……。あなたが遅かったから、私はこんなにも壊れてしまったの……。だから、私のおまんこも、けつまんこも、この汚れた身体の全部を、あなたの愛と一生をかけて、綺麗な上書きの聖餐で満たしてちょうだい……っ)  その甘美極まりない妄想が頂点に達した瞬間、椿姫の疲れ果てた肉体に、再び激しい絶頂の津波が押し寄せた。 「……っ、あ、あぁぁぁっ……!! にい、さん……っ、にいさぁぁんっ……! い、く……っ、にいさんの、こと、かんがえた、だけで……っ、おまんこも、けつまんこも、いっちゃうぅぅっ……!!」  びくんっ、びくびくっ、ひくんっ……!  椿姫の白い肢体がマットレスの上でぎゅーっと反り返り、全身の筋肉が細かく痙攣した。  誰に突かれているわけでもないのに、おまんこの肉ひだとけつまんこの括約筋が激しく収縮を繰り返し、お腹の奥に残っていた白濁液が「ごぽぉっ、どろどろっ……!」と音を立てて一気に外へと吐き出される。  同時に、クリトリスを押さえていた指先を濡らすようにして透明な愛液がぷしゅっと溢れ出し、太腿の内側を温かく濡らしていった。 「……はぁ、……はぁ、……ぁ……、……にい、さん…………」  長い、長いひとりきりの絶頂が収まると、椿姫の両腕は再び糸が切れたようにマットレスの上へとだらりと落ちた。  もはや本当に、指先を少し動かす体力すら残っていない。  荒い呼吸を繰り返すたびに、胸の上で乾きかけた精液の膜がひび割れ、股間からは新しく溢れ出た白濁液がシーツへと染み込んでいく。 ■三:午後一時半――熱病のまどろみと、刻一刻と近づく審判の足音  正午のチャイムからさらに一時間あまりが経過し、密室の中の空気は、初夏の午後の熱気によってむっとするような温度へと上昇していた。  窓から差し込む日差しは少しずつ傾き始め、部屋の中に充満する精液と汗と排泄物の臭いは、熱せられたことでさらに濃厚で鼻を突く異臭へと変わっている。  マットレスの上の椿姫は、先ほどの自慰による絶頂で最後の力を振り絞ったあと、浅い熱病のようなまどろみの中へと沈み込んでいた。  脱水症状が極限まで進行し、唇は白く乾ききって皮がめくれ、全身の皮膚は氷のように冷たいのに、頭の芯と下腹部の奥だけが、まるで炭火を埋め込まれたかのようにちりちりと熱く燃えている。 (……あつい……でも、さむい、わ……。身体が、鉛みたいに重くて……もう、まぶたを閉じることも、できない……)  半開きのまま固定されたような椿姫の瞳には、天井のコンクリートのひび割れがぼんやりと映り込んでいた。  彼女の肉体は、客観的に見ればいつ命の危険に陥ってもおかしくないほどに衰弱し、傷つき果てている。  引き裂かれた衣服の布切れは、乾いた精液と泥で皮膚に張り付き、白い太腿や二の腕には、男たちの指の跡が黒ずんだ青紫色のアザとなって無数に浮かび上がっていた。  そして、だらりと開いたままの股間では、おまんことけつまんこの粘膜が外気に晒されて赤く爛れ、いまだに止まることなく白い粘液を少しずつ滲み出させている。  だが、その死体のように動かなくなった肉体の奥底で、椿姫の魂だけは、まるで獲物を待ち構える蜘蛛のように静かに、そして正確に時間の経過を数えていた。 (一時、三十分……。もうすぐ、よ……。前のループでも、その前のループでも……五月三十一日の午後二時ちょうどに、別件の捜索でこの廃ビルに入った警察官たちが、この部屋の異臭に気づいて踏み込んできた……)  あの時は、自分自身がこの廃ビルに囚われていたのではなかった。  しかし、三十回目のループにおいて自らその運命の歯車の中へと身を投じ、四十八時間にも及ぶ地獄の泥濘をくぐり抜けた今、すべての舞台装置は、寸分の狂いもなく「午後二時の破局」へと向かって噛み合おうとしている。 『もうすぐだ、椿姫。警察官たちがこの扉を蹴破り、お前のその無惨な姿を白日の下に晒す。そして病院へと運ばれたお前の前に、何も知らずに遅れてやってくる兄・はじめが現れるのだ』  深層意識の甘い囁きに、椿姫の乾いた喉が「……く、ふ……」と微かに鳴った。  声にはならない笑い。  おまんこの奥とけつまんこの奥が、その未来の光景を想像しただけで、またしても「きゅうっ……」と甘く疼いて精液の雫を押し出す。 「……にい……さん……。……にい……さん……」  椿姫は意識の表層を完全にシャットアウトし、自らの心を「壊れた人形」の仮面の下へと深く、深く沈み込ませた。  ここからはもう、賢く計算高い椿姫は必要ない。  ただ、むごたらしく犯され、心も身体も引き裂かれ、虚ろな目で大好きな兄の名前だけを呼び続ける、哀れで無垢な被害者であればいいのだ。  静まり返った廃ビルの外、遥か遠くの街路の方角から――。  かすかに、しかし確実に、大気を切り裂くようなサイレンの音が響き始めたのは、まさにその直後のことだった。  ウー……、ウー……、カンカンカン……。  遠雷のように近づいてくるその音を、椿姫は泥濘の底で聞きながら、ただぴくりと指先を少し震わせ、壊れた唇から兄の名を反復し続けた。  運命の午後二時。第3部の終焉であり、兄・はじめへの永遠の呪いが完成する瞬間が、今まさに幕を開けようとしていた。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第五幕) ■一:午後二時――サイレンの咆哮と、鉄扉を揺るがす突入の足音  五月三十一日、午後二時〇〇分。  初夏のけだるい午後の空気を切り裂いて、複数台のパトカーと救急車が放つサイレンの咆哮が、駅裏の寂れた路地裏へと一斉に雪崩れ込んできた。  ウーッ、ウーッ、ピーポー、ピーポー……!  赤色灯の回転する赤い光が、廃ビルの割れた窓ガラスを不気味に染め上げ、静まり返っていたコンクリートの廃墟がにわかに騒然とした空気に包まれる。  マットレスの上で、乾きかけた精液と汚物の海に沈んでいた椿姫の耳にも、そのけたたましいサイレンの音と、ビルの外で飛び交う男たちの怒号や無線の交信音が、まるで遠い別世界の出来事のようにくぐもって届いていた。 「……ぁ……、……にい……さん……」  椿姫の乾いてひび割れた唇が、微かに動いてその名を紡ぐ。  全身の筋肉は完全に弛緩しきっており、首を傾けて窓の方を見ることすらできない。  ただ、だらりと左右に開かれたままの白い太腿の間で、赤く腫れ上がったおまんことけつまんこだけが、外の世界の騒ぎに呼応するかのように「ひくっ、ひくひくっ……」と無意識の収縮を繰り返し、お腹の奥に溜まった白濁液をとろりとシーツへと漏らし続けていた。  その時、廃ビルのコンクリートの階段を、複数の重たい編み上げ靴がドタドタと激しく駆け上がってくる音が響き渡った。  別件の不審者通報と盗難品の捜索のためにビルへと踏み込んだ制服警官と私服刑事の一団が、フロアの奥から漂ってくる異様な気配に気づき、最奥の部屋へと向かって一直線に突き進んできたのである。 「おい、なんだこの廊下の空気は……! 奥の部屋から、とんでもない悪臭が漂ってきてるぞ!」 「足跡もこの扉の前で途切れてる……! 誰か中に閉じ込められてるかもしれん、応援と救急隊にもすぐ上がるよう連絡しろ!」 「おい、奥の部屋だ! 鍵は開いているぞ! 踏み込め!!」  鉄扉のすぐ向こう側で、緊迫した男たちの怒号が弾ける。  そして次の瞬間――。  バンッ!! ガチャァァンッ!!  錆びついた鉄扉が外から力任せに蹴破られ、剥がれ落ちた赤錆の粉とともに、数人の警察官たちが拳銃や警棒を構えながら密室の中へと一斉に雪崩れ込んできた。 「警察だ! 動くな!!」  先頭を切って飛び込んだ若手警官の叫び声は、しかし、部屋の中の空気をひとたび肺に吸い込んだ瞬間に、激しい咳き込みと呻き声へと変わった。 「うわっ……!? げほっ、ごほっ……な、なんだこの臭いは……っ!!」 「くそっ、鼻が曲がりそうだ……! 精液と、小便と、血の臭いが混ざり合って……換気がまるでされてないぞ、窓を開けろ!」  二昼夜にわたって密閉された空間で醸成された、四人分の濃厚な精液の生臭さと、椿姫が絶頂の果てに撒き散らした潮と放尿のアンモニア臭、さらには破瓜の血と汗の饐えた臭気。  むせ返るような「雌と雄の泥濘の臭い」が、踏み込んできた警官たちの顔面を容赦なく殴りつけたのだ。  警官たちは片手で口と鼻を覆いながら、薄暗い部屋の奥へと一斉に強力なLED懐中電灯の光を向けた。 ■二:白日の下に晒される惨状――懐中電灯が照らし出す爛れきった裸体  幾筋もの鋭い懐中電灯の光が、舞い上がる埃を切り裂いて交錯し、部屋の真ん中に敷かれた黒ずんだマットレスの上でピタリと止まった。  その光の円の中心に浮かび上がった光景を目にした瞬間、修羅場をくぐり抜けてきたはずのベテラン刑事から若手の制服警官に至るまで、全員がまるで石に変えられたかのように息を呑み、その場に凍りついた。 「……なっ……、なん、てことだ…………っ!」  誰かの震える声が、静まり返った部屋にぽつりと落ちる。  懐中電灯の眩しい白い光が、残酷なまでに克明に照らし出していたのは、もはや人間の尊厳を完全に剥ぎ取られ、白い肉塊へと変貌した一人の女性の姿だった。  かつて清楚であったはずの衣服は、肩口と腰回りにわずかな布切れを残して無惨に引き裂かれている。  透き通るように白い肌には、首筋から鎖骨、豊かな双丘、くびれた腰、そして細長い太腿に至るまで、男たちの暴力的な指の跡である青紫色の鬱血痕と、獣のように噛みしだかれた赤い歯形が、隙間なくびっしりと刻み込まれていた。  しかも、その傷だらけの白い肌の表面は、顔面の頬やまつげから、盛り上がる乳房、平坦な下腹部、さらには太腿の内側に至るまで、何重にも浴びせかけられた大量の精液が半ば乾いて張り付き、ライトの光を反射してぬらぬらと白く異様な光沢を放っている。  そして、警官たちの視線を最も強く釘付けにし、彼らの背筋を凍りつかせたのは、力なく左右へと大きく開かれたまま閉じなくなっている彼女の股間の惨状であった。  白い太腿の中心で、本来ならば固く秘められているはずのおまんこの肉ひだが、度重なる乱暴な挿入によって赤黒く腫れ上がり、めくれ上がったままぽっかりと虚ろな穴を開けている。  そのすぐ下に位置するけつまんこもまた、本来の窄まりを完全に喪失してだらしなく口を開け、周囲には破瓜の赤い血痕と、黄色い放尿の染みが幾重にも広がっていた。  しかも、その開きっぱなしになったおまんことけつまんこの二つの穴からは、懐中電灯の光に照らされているまさにその瞬間にも、お腹の奥に溜まりきった何人分もの白濁液が「ごぽり……、とろり……」と白い泡を立てながら自律的に漏れ出し、シーツの上へと糸を引いて滴り落ち続けていたのである。 「おい、奥に誰か倒れてるぞ……! なんてむごいことを……こんな華奢な女性に……っ!」 「複数人に、何十時間もぶっ続けで犯されてたのか……!? 見ろよあの身体……前も後ろも開きっぱなしで、全身ザーメンまみれじゃねえか……っ!」  若手警官の一人が、あまりの凄惨さと痛ましさに顔を真っ青にし、拳を握りしめて怒りに声を震わせた。  だが、数人の男たちの視線と強力な懐中電灯の光を一身に浴びせられたマットレスの上で、椿姫の肉体は、彼らが想像もしない倒錯した反応を示していた。 「……っ、ぁ……、……ん、ぅ…………」  眩しい光が半開きの瞳を射抜き、見知らぬ制服姿の男たちに自分の最も恥ずかしい姿――全身を精液で塗り込められ、おまんことけつまんこをぱっくりと開いて白濁を垂れ流している浅ましい裸体を余すところなく見下ろされているという事実。  その極限の被視姦の刺激が、椿姫の焼き切れた神経回路へと流れ込み、二日間の調教で開発され尽くした彼女の雌の本能を、無意識のうちにざわめかせたのだ。 (……ああ……警察の人たち……。ふふ、やっと、来ましたのね……。私が完全に壊れて、おまんこもけつまんこも閉じなくなって、誰の目にも『手遅れ』になってから……計画通りに、私を見つけてくれたわ……)  解離した意識の底で、椿姫がうっとりと甘い吐息を漏らす。  複数の男たちに自分の汚されきった裸体を見つめられているという羞恥と達成感によって、精液の膜の下にある彼女の桜色の乳首が、ぷくり、とさらに硬く充血して勃起した。  同時に、懐中電灯の光で真っ正面から照らし出されているおまんことけつまんこの赤い粘膜が、まるで男たちの視線に吸い付くかのように「きゅうっ、ひくひくっ……」と淫らに収縮し、奥から新しい白濁液と愛液の混ざった雫をぷしゅりと押し出したのである。 ■三:午後二時十五分――震える手による保護と、溢れ出す汚濁の証明 「おい、突っ立ってるな! まだ息があるぞ、生きてる!」 「救急隊! 早くストレッチャーを持ってこい! 毛布だ、早くこの子の身体を包んでやれ! こんな姿をこれ以上晒させるな!」  ベテラン刑事が我に返って怒鳴り声を上げ、すぐに後ろから駆け上がってきた救急隊員たちを手招きした。  白い感染防止衣とゴム手袋を身につけた二人の救急隊員が、部屋の悪臭と椿姫の惨状に息を呑みながらも、プロとしての使命感でマットレスの脇へと膝をついた。 「わかりますか!? 救急隊ですよ、もう大丈夫ですからね!」  若い救急隊員が声をかけながら、まずはバイタルを確認しようと、椿姫の首筋へとゴム手袋の指先を当てた。  ひやりと冷たいゴムの感触が、乾いた精液のこびりついた首筋に触れる。  ただそれだけの接触だというのに、過敏になりきった椿姫の身体はびくんと小さく跳ね、半開きの唇から「……ぁ、んっ……」と、まるで愛撫を受けたかのような艶めかしい吐息が漏れ出た。 「脈が弱くて速い……重度の脱水と、外傷性ショックを起こしています! それに、下半身の裂傷と出血がひどい……すぐに清潔な保温毛布で包んで、ストレッチャーへ移します!」  もう一人の隊員が、広げた白い保温毛布を椿姫の裸体の上へとそっと掛けようとする。  そして、ストレッチャーへと乗せるために、二人の隊員が椿姫の背中と膝の裏へと腕を差し込み、マットレスからその華奢な身体をぐっと抱き起こした、まさにその瞬間だった。 「……っ、ぁ、うぅ……っ、……にい、さん……っ」  抱き起こされて身体が折れ曲がり、下腹部に自分の体重と隊員の腕の圧力が加わったことで、椿姫のお腹の奥――弛緩しきった子宮と直腸の中にまだたっぷりと溜め込まれていた四人分の精液が、一気に出口へと押し出されたのだ。  ごぽぉっ……! ぐちゅっ、どろどろどろっ……!!  静まり返った室内に、あまりにも生々しく、あまりにも淫靡な水音が大きく響き渡った。  隊員が抱え上げた椿姫の股間――閉じきらないおまんことけつまんこの両方から、白く泡立った大量の精液がまるで決壊したように噴き出し、彼女の白い太腿と、隊員が敷こうとしていた清潔な白い毛布、さらには自分のゴム手袋の上へと、べっとりと糸を引きながら垂れ落ちたのである。  それとともに、温められた精液の強烈な生臭さが再びぶわっと周囲に立ち昇った。 「う、うわっ……!? こ、これ、全部……精液、なのか……っ!?」 「なんて量を中に出されてるんだ……っ! お腹の中が精液でいっぱいになるまで犯され続けてたってのかよ……畜生っ!!」  若い救急隊員が、自分の腕の中でだらりと垂れ下がる椿姫の下半身から止めどなく溢れ出る白濁の量に戦慄し、立ち会っていた警官たちもまた、顔を歪めて壁を殴りつけた。  これこそが、椿姫が四十八時間かけて自らの肉体に刻み込んだ「絶対的な手遅れの証拠」だった。  どれほど言葉を繕おうとも、救急隊や警察の記録には「発見時、被害者の口腔・乳房・全身に多量の精液が付着しており、膣および肛門は過度の凌辱により弛緩し、内部から複数人分の精液が大量に流出していた」という冷酷な事実が、永遠に消えない公文書として刻まれるのだ。  しかも、救急隊員の逞しい腕に抱き起こされ、おまんことけつまんこから大量の精液をひり出したその粘膜の摩擦によって、椿姫の焼き切れた身体は、救出の最中であるにもかかわらず、微小な、しかし確実に甘い絶頂の余韻(アフターショック)にぴくぴくと震えていた。 (……あ、ぁ……おまんこと、けつまんこから……また、あんなにたくさん、男の人たちのせいえきが溢れ出て……。救急隊の人たちの白い毛布まで、私のなかから出た汚い汁で、真っ白に汚してしまったわ……)  毛布でぐるりと身体を包まれ、ストレッチャーの上へと横たえられながら、椿姫の焦点の合わない瞳が、周囲を取り囲む男たちの姿をぼんやりと捉える。  紺色の警察の制服。白い救急隊の服。  その中に、見慣れた兄・はじめの姿は、どこにもない。 (……ああ……本当に、兄さんはここにはいないのね……)  「助けに来たのは兄ではない」。  「すべてが完全に終わったあとで、見ず知らずの公権力によってボロ雑巾のように拾い上げられた」。  その事実を確認した瞬間、椿姫の意識の最も深い場所で、黒い影(シャドウ)が歓喜の声を上げて微笑んだ。  これこそが、愛する兄・はじめに「俺は間に合わなかった」「俺が呑気に過ごしている間に、妹は一人で地獄の底で壊れ果てていた」という、死ぬまで解けない原罪を背負わせるための、完璧なチェックメイトだった。 「……にい……さん……。……にい……さん……っ」  毛布に包まれたまま、椿姫の白い唇から、またしても機械的な兄の名がこぼれ落ちる。  そのか細く、あまりにも痛ましい声を聞いた刑事たちは、彼女が極限の恐怖と苦痛の中で家族の助けを求め続けていたのだと信じ込み、込み上げる涙と怒りを噛み殺しながら、ストレッチャーの搬送を急がせた。  誰も知らない。その虚ろな人形の仮面の下で、彼女がどれほど甘美な狂気と、兄を永遠に独占する悦びに打ち震えているかなど、誰一人として知る由もなかったのである。 【第3部:消えた白百合と、四十八時間の泥濘】 第18章:三日目・手遅れの保護――サイレンの音と虚ろな人形(第六幕・完) ■一:午後二時三十分――階段の振動と、毛布の下で疼き続ける泥濘の余韻 「よし、ゆっくり持ち上げろ! 階段が狭くて急だから、絶対に揺らすなよ!」 「道を開けろ! 被害者を救急車へ搬送するぞ!」  警察官たちの怒号と誘導の声が飛び交う中、白い保温毛布に包まれた椿姫の身体を乗せたストレッチャーが、廃ビルの最奥の密室から運び出されていく。  午後二時二十分から三十分にかけての時間。  二日間にわたって彼女を閉じ込めていた薄暗い牢獄から、外の光の世界へと引き戻される瞬間だった。  だが、救急隊員たちがどれほど慎重に担架を運ぼうとしても、エレベーターのない老朽化した廃ビルの急な階段を下りる際には、どうしても規則的な上下の揺れと振動が発生してしまう。  ガタン、ゴトン、とストレッチャーが一段ずつ階段を下りるたびに、清潔な白い毛布の下で、誰にも見えないまま椿姫の爛れきった裸体が小さく揺さぶられた。 「……っ、ぁ……、……ん、ぅ…………」  毛布の柔らかい繊維が、乾きかけた精液と新しい精液でべっとりとコーティングされた彼女の白い肌に直接擦れる。  とりわけ、二昼夜にわたって男たちに吸い上げられ、抓り回されて数倍に肥大しきっていた左右の桜色の乳首は、毛布の裏地がわずかに掠めるだけでも、まるでヤスリで擦られたかのような鋭く甘い電流を背骨へと走らせた。  さらに、振動が加わるたびに、彼女の平坦な下腹部の奥――まだ完全に排出しきれていない四人分の精液が溜まった子宮と直腸が、ちゃぷり、ちゃぷりと重たく揺れ動く。 (……あ、ぁ……揺れて、いるわ……。おっぱいの先が、毛布に擦れて……ジンジンして……。それに、お腹の奥のせいえきが、階段を下りるたびに、おまんことけつまんこの壁を中からトントンって叩いて……っ)  解離した意識のまどろみの中で、椿姫は自分の肉体が、救出されているまさにその最中にも関わらず、淫らな快感の余韻に支配され続けていることを感じ取っていた。  力なく開いたままの太腿の間では、赤く腫れ上がったおまんこの肉ひだと、すっかり緩みきったけつまんこの入り口が、ストレッチャーの揺れに合わせて「ぐちゅっ、ぬちゅっ……」と密かに粘膜を擦り合わせている。  そして、一段下りるごとに、二つの穴から温かく粘り気のある白濁液がじわり、じわりと押し出され、せっかく巻かれたばかりの清潔な白い毛布の内側を、またしても生臭い精液の染みでドロドロに汚し続けていた。  やがて、ストレッチャーが暗い階段を下りきり、廃ビルの入り口の扉をくぐり抜けた瞬間――。  初夏の午後二時半の、目が眩むほど白く強い太陽の光が、椿姫の顔の上へと一気に降り注いだ。 「……っ、ぁ…………」  丸二日ぶりに浴びる、本物の太陽の光。  あまりにも眩しく、あまりにも健全なその白昼の輝きに、椿姫の焦点の合わない瞳がわずかに細められる。  ビルの外には、何台ものパトカーと救急車が赤色灯をくるくると回転させながら停まっており、規制線の向こう側には、突然の騒ぎに何事かと集まってきた大勢の通行人や野次馬たちが、固唾を呑んでこちらを見つめていた。 「おい、誰か運び出されてきたぞ……!」 「毛布に包まれてる……女の子か? 顔が真っ白じゃねえか……」 「なんか、すごい臭いがしねえか……? 一体あの中で何をされてたんだ……」  ざわざわと波のように広がる野次馬たちの囁き声と、無数の好奇と同情の視線。  表面上は白い毛布で隠されているとはいえ、その毛布のすぐ下では、椿姫は一糸まとわぬ全裸のまま、全身を四人の男たちの精液で塗り込められ、前のおまんこからも後ろのけつまんこからも白濁液を垂れ流しているのである。 (……ああ……たくさんの人が、私を見ている……。太陽の下で、こんなに大勢の人の前で……毛布の下の私は、おまんこもけつまんこも開きっぱなしで、他の男の人たちのせいえきをダラダラ漏らしているのよ……っ)  白日の下に自分の爛れきった秘密を晒しているという背徳的な倒錯感が、椿姫の焼き切れた脳髄をちりちりと甘く焦がした。  誰にも触れられていないというのに、毛布の下で彼女の白い太腿がぴくりと震え、ぷっくりと勃起したままのクリトリスとおまんこの奥が、きゅうぅぅっ……と静かに収縮して、声にならない小さな絶頂の波が彼女の背筋を駆け抜けていった。 ■二:救急車内の処置――白い胸に貼られる電極と、曇りゆく酸素マスク 「急げ! そのまま車内へ収容しろ!」  ガラガラと車輪の音を立てて、ストレッチャーが救急車の後部扉から車内へと滑り込まされ、ガチャンとロックがかかる。  すぐに扉が閉められ、外の野次馬たちの視線が遮断されると同時に、車内の明るい照明の下で、救急隊員たちによる迅速な応急処置が開始された。 「血圧低下、頻脈あり! すぐに高濃度酸素投与を開始します! 心電図モニターを装着!」  隊員の一人が、椿姫の白い顔へと透明な酸素マスクをあてがった。  彼女の顔面には、男Dや男Cが浴びせかけた精液が半ば乾いて白くこびりついており、マスクの柔らかいシリコンの縁が、その精液の膜の上から彼女の頬と顎をぴたりと覆う。  シューッ、という冷たい酸素の流れる音が響き、乾ききっていた椿姫の肺の中へと新鮮な空気が送り込まれた。  同時に、もう一人の隊員が心電図の電極パッドを貼るために、椿姫の胸元を覆っていた白い毛布を少しだけめくり上げた。  その瞬間、車内の明るいライトの下に、再び彼女の無惨で淫靡な双丘が露わとなる。  豊かな白い乳房には、青紫色の指の跡と赤い歯形が無数に刻まれ、その上を男Cが最後にぶちまけた大量の白濁液がべっとりと覆って、ぷっくりと赤く腫れ上がった桜色の乳首をぬらぬらと光らせていた。 「……っ、くそ……胸までこんなに酷く噛まれて、精液まみれじゃないか……。ガーゼで少し拭ってから電極を貼るぞ」  隊員が悔しそうに唇を噛みながら、消毒液を含ませた清潔なガーゼで、椿姫の鎖骨の下や乳房の脇にこびりついた精液をそっと拭き取った。 「……っ、ひ、ぁ……っ、……ん、ぅ……っ」  ひやりとしたガーゼが、火照りきった乳房の肌を撫で、その振動で赤く肥大した乳首がぷるんと揺れる。  救急隊員による医療処置であるにもかかわらず、二日間の徹底的な乳首責めによって開発され尽くした椿姫の胸は、そのわずかな接触すらも男の手による愛撫として誤認し、乳首をさらに固く尖らせながら、下腹部のおまんことけつまんこを「ひくっ、きゅうっ……」と連動して疼かせてしまうのだった。  ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……。  電極が貼られ、心電図モニターの無機質な電子音が車内に規則正しく鳴り響き始める。  その速く乱れた心拍音は、彼女が受けた肉体的ショックの深さを示すと同時に、毛布の下でいまだに鎮まることなく渦巻いている、雌としての淫らな興奮と狂気の鼓動そのものでもあった。 ■三:反復される呪いの名――第4部・全身上書きの聖餐へ  処置を終えた若い救急隊員が、椿姫の胸元に再びそっと毛布を掛け直し、彼女の瞳孔と意識レベルを確認するために、その顔を覗き込んだ時だった。  隊員は、透明な酸素マスクの向こう側で、精液の残滓がこびりついた椿姫の白い唇が、わずかに、しかし絶え間なく何かを呟き続けていることに気づいた。  マスクの内側が、彼女の吐く浅く熱い息によって、白く曇っては消え、曇っては消えを繰り返している。  隊員が思わず耳を近づけると、酸素の流れる音に混じって、まるで壊れたオルゴールが同じ旋律を奏で続けるかのような、か細く掠れた声が聞こえてきた。 「……にい……さん……。……にい……さん……」  それは、途切れることなく反復される、ただ一人の兄の名前だった。 「……にい、さん……。にい、さん……痛いよぉ……どこに、いるの……? つばき、こわいよぉ……にい、さん……」  焦点の合わない虚ろな瞳から、ひとすじの透明な涙がツーッとこぼれ落ち、乾いた精液の膜を溶かしながら耳元へと伝い落ちていく。  その姿は、誰の目から見ても、筆舌に尽くしがたい地獄の凌辱の中で精神を完全に破壊され、ただ大好きだった兄の助けだけを求め続けながら壊れてしまった、哀れで無垢な少女の姿そのものだった。 「……っ、ちくしょう……! ずっと、お兄さんの名前を呼んでるのか……っ! 大丈夫だよ、もうすぐ病院に着くから、お兄さんにもきっとすぐ会えるからね……っ!」  若い救急隊員は、込み上げてくる熱い涙を必死に拭いながら、毛布の上から椿姫の華奢な肩をそっと優しく叩いた。  運転席のドアが閉まり、「救急車、発進します!」という声とともに、再びけたたましいサイレンの音が鳴り響き、車体がゆっくりと動き始める。  ピーポー、ピーポー、ウーッ、ウーッ……!  病院へと向かって加速していく救急車の揺れの中で、椿姫は酸素マスクを白く曇らせながら、表面上は壊れた人形のように「……にい……さん……」と呟き続けていた。  だが、その虚ろに開かれた瞳の最も深い奥底――誰にも覗き込むことのできない魂の深淵では、三十回のループの果てにすべてを思い通りにした聖女であり魔女である彼女自身が、甘美でひややかな悦楽の笑みを浮かべていた。 (……ええ、そうよ……。早く、警察の人から兄さんへ連絡を入れてちょうだい……。『あなたの妹さんが、廃ビルで変わり果てた姿で発見されました』って……)  救急車がカーブを曲がるたびに、毛布の下で、開きっぱなしのおまんことけつまんこから、まだ残っていた温かい精液がとろり、と太腿の内側へと漏れ出してくる。  全身にこびりついた四人分の雄の臭い。  噛み跡とアザだらけの白い乳房。  そして、誰の種とも知れない白濁液で満たされたお腹の奥。  この完璧なまでに汚され、壊れ果てた肉体こそが、これから病院の白いベッドの上で兄・はじめを迎え撃つための、最も残酷で、最も美しいドレスなのだ。 (待っていてね、兄さん……。今から、あなたの腕の中へ帰りますわ。あなたが私を見つけた瞬間、どんな顔をして、どんな声で泣き崩れるのか……考えるだけで、私のおまんこもけつまんこも、またこんなに熱く濡れてきてしまう……。もう二度と、私から目を離させない。一生解けない罪と愛の呪いを抱えて、私のすべてを、あなたの熱いもので上書きしてもらうのよ……)  ぴくり、と毛布の下で椿姫の白い指先が少し震え、酸素マスクの奥の唇が、誰にも気づかれないほどかすかに、うっとりと歪んだ。  初夏の街を切り裂いて走る救急車のサイレンは、四十八時間の泥濘の終わりを告げるとともに、絶望の淵へと突き落とされた兄と、彼を永遠に絡め取る妹との運命の再会――【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】の幕開けを高らかに告げるファンファーレとなって、青空の下へとどこまでも鳴り響いていった。 (第18章・完) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その1) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■一:夕暮れの救急外来と、すり減った靴底の絶望  五月三十一日、午後五時〇〇分。  西の空がどす黒い茜色から、まるで凝固しかけた古い血のような暗紫色へと移り変わっていく夕暮れ時だった。  総合病院の正面玄関に備え付けられた自動ドアが、けたたましいモーター音を立てて左右に開く。しかし、そこへ飛び込んできた水無月はじめは、ドアが完全に開き切るのを待つことすらできず、強化ガラスの縁に自身の肩を激しく打ちつけながら院内のロビーへと転がり込んだ。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……! つ、椿姫……っ、椿姫はどこだ……っ!!」  はじめの喉から絞り出された声は、すでに人間の言葉としての輪郭を失いかけていた。二日間、一睡もせずに街中を駆けずり回り、名前を呼び続け、喉の粘膜が血の匂いを帯びるほど擦り切れていたからだ。  彼の姿は、平穏な夕方の総合病院の中にあって異様なほどの鬼気と悲惨さを放っていた。  丸二日間にわたる不眠不休の捜索と、警察からの電話を受けた直後の狂乱の疾走により、彼が身に纏っているシャツもジーンズも泥と乾いた汗にまみれて黒ずんでいる。途中で何度もアスファルトに転倒したのか、両膝の布地は無残に裂け、その下の皮膚からは赤黒い血が滲んで布に張り付いていた。片方のスニーカーは靴紐が千切れ、かかとを踏んづけたまま走ってきたせいで足首には深い靴擦れの傷が刻まれ、もう片方の足に至っては途中で靴が脱げたことにすら気づかなかったのか、泥だらけの靴下から足の指が突き出している有様だった。  顎から頬にかけては手入れのされていない無精髭がざらざらと生え揃い、落ち窪んだ眼窩の奥では、毛細血管が幾重にも破れて真っ赤に血走った双眸が、狂人のそれのようにぎょろぎょろと救急処置室の案内表示を探して彷徨っている。  ――『水無月はじめさんのお電話ですか。警察です。妹さんの……水無月椿姫さんが、先ほど保護されました。現在、救急車で中央総合病院へ搬送されています』  三十分前、スマートフォンのスピーカーから響いたその無機質な警察官の声が、はじめの頭蓋骨の内側で今も壊れたレコードのように反響し続けていた。  見つかった。椿姫が見つかった。生きていた。  その事実だけが、すでに限界を超えて断裂しかけていた彼の筋肉と神経を無理やり繋ぎ止め、ここまで走らせてきた唯一の燃料だった。しかし同時に、電話口の向こうで警察官が言い淀んだあの一瞬の沈黙――『命に別状はありませんが、その、かなり衰弱しておられまして……とにかく、すぐ病院へ来てください』という重苦しい声のトーンが、はじめの心臓を氷の万力でじわじわと押し潰していた。 「水無月はじめさんですね!? こちらです、救急処置室は奥の廊下です!」  受付の前で待ち構えていた制服姿の女性警察官が、駆け込んできたはじめの異様な風体に一瞬息を呑みながらも、すぐに声を張り上げて手招きをした。 「椿姫は!? 妹は無事なんですか!? どこにいるんですか、会わせてください、今すぐ会わせてくださいっ!!」  はじめは女性警察官の肩を掴まんばかりの勢いで詰め寄り、涙と汗でぐしゃぐしゃに濡れた顔を歪ませて叫んだ。 「落ち着いてください、水無月さん! 今、処置室の中で先生が最後の処置をされています。もうすぐ終わりますから、まずはあちらのベンチで……」 「落ち着けるわけないでしょうがっ!! 二日間だぞ、丸二日間、あいつは一人で……っ! 俺が、俺があの夜、飲み会なんかに出ていなければ……俺が帰りにケーキを買ってきてくれなんて頼まなければ、椿姫は……っ!!」  廊下の白いリノリウムの床に、はじめの膝がガクンと折れた。  消毒液とクレゾールのツンと鼻をつく冷たい匂いが充満する病院の廊下で、はじめは床に両手をつき、獣のように嗚咽を漏らした。  五月二十九日の夜。大学の友人たちに誘われるまま、何の疑いもなく居酒屋の暖簾をくぐり、安いアルコールで喉を潤して笑っていた自分の姿が脳裏に浮かぶ。その同じ時刻に、自分のために誕生日ケーキの箱を大事そうに抱えて夜道を歩いていたはずの妹――世界の誰よりも純粋で、優しくて、自分を「兄さん、兄さん」と慕ってくれた可愛い妹が、どんな暗闇へ引きずり込まれていたのか。  それを想像するだけで、胃の腑がねじ切れ、熱い胃液が食道を逆流してきそうになる。  救急処置室の重厚なスライドドアの前には、『処置中・立入禁止』の赤いランプが冷たく点灯していた。  女性警察官に両脇を支えられるようにして、処置室前の長椅子にようやく腰を下ろしたはじめは、自分の両手のひらで顔を覆い、震える指の隙間からその赤いランプだけを睨みつけていた。少しの油断で意識が暗転しそうになるのを、自分の太腿の肉を爪が食い込むほど強くつねり上げることで必死に繋ぎ止める。  時計の秒針が一つ進むたびに、処置室の扉の向こう側から、金属製のトレイが触れ合うカチャリという乾いた音や、看護師たちの慌ただしい足音が微かに漏れてくるような気がした。 ■二:処置室の扉の向こう側――洗浄される白い肉体と、聖女の追憶  その頃、赤いランプが灯る救急処置室の分厚い扉の向こう側では、白く眩しい無影灯の光の下で、水無月椿姫の「事後処置」が最終段階を迎えていた。  産婦人科および救急外科の機材が運び込まれた処置台の上で、椿姫は両足を左右の脚架(シュツルム)に大きく開かされた無防備な姿勢のまま、白いシーツの上で静かに横たわっていた。 「……直腸内の第3回生理食塩水洗浄、完了しました。裂傷部位の縫合糸、バイクリル4-0で結紮終わっています。膣腔内の洗浄および残留物の吸引もすべて完了です」  マスクとゴム手袋を装着した中年の担当医師が、ひややかな、しかしどこか痛ましさを押し殺したような低い声で看護師に告げた。  処置台の脇に置かれたステンレス製の膿盆(のうぼん)の中には、椿姫の体内――すなわち膣の奥深く、さらにはけつまんこの深部から洗浄液とともに掻き出され、吸引された白濁液と粘液、そしてわずかな鮮血の混ざり合った汚物が、生々しい悪臭を放ちながら溜まっていた。 「……ひっ、ん……っ、あ、うぅ……っ」  処置台の上で、椿姫の白い喉元が小さく震え、掠れた吐息が唇の隙間から漏れた。  鎮痛剤と軽い鎮静剤が点滴のルートから落とされているにもかかわらず、彼女の身体は医療器具が引き抜かれる感触に敏感に反応し、背中をぎゅーっと反らせた。  無影灯の容赦ない白い光が、彼女の全身に刻み込まれた「丸二日間の蹂躙の証拠」を残酷なまでに鮮明に照らし出している。  透き通るように白い肌には、首筋から鎖骨、さらには豊かに盛り上がった双丘の丸みに至るまで、赤黒く、あるいは毒々しい紫色に変色した無数の鬱血痕――男たちの荒々しい唇によって吸い上げられたキスマークと、獣のように食い込まれた歯型がびっしりと散らばっていた。内腿の柔らかい皮膚には、無理やり脚をこじ開けられた際についたであろう黒い指跡のアザがいくつも残り、手首と足首にはロープと粘着テープで長時間拘束されていたことによる赤い擦過傷が痛々しく輪を描いている。  しかし、もしこの処置室にいる医師や看護師たちが、椿姫の長く濡れた睫毛の奥にある瞳の「本当の光」を覗き込むことができたなら、彼らは背筋が凍りつくような戦慄を覚えたに違いない。 (……あぁ、冷たい消毒液が、わたくしのおまんことけつまんこの奥を洗っていきますわ……)  椿姫は、虚ろに天井を見つめる「壊れた被害者の少女」の表情を完璧に保ったまま、その意識の深層で、うっとりとするような熱い疼きを噛み締めていた。  医師のゴム手袋に包まれた指が、縫合の具合を確かめるために彼女の濡れた秘裂の入り口と、執拗に開発され尽くしたけつまんこの窄まりにそっと触れる。それは純粋な医療行為であり、ひややかな触診に過ぎなかったが、三十周目という果てしない時を繰り返してきた椿姫の熟れ切った肉体にとっては、これから始まる「兄・はじめとの聖餐」に向けた前戯の延長でしかなかった。 (丸二日間……あの薄汚い廃ビルの中で、名も知らぬ男たちに散々犯され続けましたけれど……)  処置室の天井を見つめながら、椿姫の脳裏には、わずか数時間前まで続いていた廃ビルでの狂乱の記憶が鮮やかに蘇っていた。  汗と脂と煙草、そして饐(す)えた精液の臭いが充満するコンクリートの部屋。そこで彼女は、自らが意図して踏み込んだ罠の中で、複数の男たちの欲望の捌け口として扱われた。  男たちの太く醜悪な肉棒が、彼女の小さな口の中にねじ込まれ、喉の奥まで激しく突き上げられた時の息が詰まるような圧迫感。  白い太腿を左右へ乱暴に押し広げられ、まだ処女膜のあった無垢な膣へと最初の男が押し入ってきた時の、肉が裂けるような鋭い痛みと、それを上書きするように二十九周分の淫蕩な記憶が一気に開花した瞬間のめくるめく電流。  さらには、前の穴だけでは飽き足らなくなった男たちが、彼女の白いお尻の割れ目を掴んで広げ、唾液とローション、そして溢れ出た白濁液を塗りたくって、まだ誰も踏み入れたことのなかった後ろの穴――けつまんこへと極太の亀頭をねじ込んできた時の、腸壁が裏返るような灼熱の衝撃。 『おい見ろよ、こいつのけつまんこ、最初はあんなにキツくて血が滲んでたのに、今じゃ俺たちのチンポを根元まで咥え込んでヒクヒク締めてやがるぞ!』 『前も後ろも同時に突いてやれ! ほら、お口も寂しそうにしてるぞ、お嬢ちゃん!』  男たちの下卑た哄笑とともに、おまんことけつまんこを同時に極太の肉棒で串刺しにされ、薄い膜一枚を隔てて二つのペニスが体内をごりごりと擦れ合う異常な快楽。喉の奥まで別の男の亀頭で塞がれ、呼吸すらままならない状態で、全身の穴という穴をピストン運動で揺さぶられ続けた二日間。  その最中、椿姫はずっと、瞼の裏にたった一人の男――最愛の兄・水無月はじめの顔だけを思い浮かべていたのだ。 (兄さん、兄さん……見ていてくださいますか? わたくしがこうして見知らぬ男たちにおまんこもけつまんこも犯され、白い肌を噛み砕かれ、お腹の中がいっぱいになるまで精液を注ぎ込まれているのは……すべて、兄さんのその『正義感』と『罪悪感』を、わたくし一人のために永遠に縛り付けるためなのですわ……♡)  男たちが彼女の膣内で、けつまんこの奥深くで、そして喉の奥で、幾度となく熱い精液を脈動とともに吐き出すたび、椿姫は自分の肉体が「被害者の妹」という最強の武器へと鍛え上げられていくのを実感し、背筋をぎゅーっと反らせて絶頂していた。  そして今、病院の処置台の上で、それらの汚らわしい他人の精液はすべて医療器具によって綺麗に洗浄され、吸い出された。  残されたのは、「丸二日間にわたって前も後ろも口も犯され尽くし、傷だらけになった可哀想な妹」という、医学的にも警察の調書的にも一点の曇りもない『完璧な事実』と、男の肉棒の味を覚えて敏感に疼き続ける熟れ切った牝の肉体だけである。 「よし、処置はすべて終了だ。……本当によく耐えたね、椿姫さん。もう怖いことはないよ。外にお兄さんが来ているから、個室へ移ったら会えるからね」  医師がマスク越しに優しく声をかけ、椿姫の脚を脚架からゆっくりと下ろした。  看護師たちが手際よく彼女の股間に医療用の清潔な吸水パッドを当て、病院支給の薄い白い病衣を着せ直していく。 「……あ、に……さん……?」  椿姫は、まるで今初めて意識がハッキリしたかのように、乾いた唇を微かに震わせてその言葉を紡いだ。  その瞬間、彼女の閉じられたばかりの白い太腿の間で、洗浄されたばかりのはずのおまんこの奥から、無色透明で粘り気の強い熱い蜜が、とろりと一筋溢れ出し、当てられたばかりの医療用パッドをじんわりと湿らせた。けつまんこの縫合された入り口も、まるでこれから訪れる兄の指や舌を待ち焦がれるかのように、きゅっ、きゅっと淫らに収縮を繰り返していた。 (……来ましたわね、兄さん。わたくしのヒーロー。間に合わなかった、哀れで愛おしいわたくしの兄さん……♡) ■三:ひややかな医学的報告と、粉砕される兄の理性  カシャン、と重苦しい音を立てて、救急処置室のスライドドアが開いた。  ベンチで頭を抱えていたはじめは、弾かれたように立ち上がった。足元がふらつき、転びそうになるのを壁に手をついて支えながら、出てきた白衣の担当医師へと駆け寄る。 「先生っ!! 椿姫は!? 妹はどうなったんですか!?」  はじめの血走った目が、医師の顔を射抜くように見つめる。  中年の医師は、目の前に立つ青年のあまりにも鬼気迫る形相と、泥と血にまみれた衣服を見て、小さく息を吐いた。そして、手元のカルテのバインダーを胸に抱え直すと、職業的な落ち着きを保ったひややかな声で、しかし言葉の一つ一つを噛み締めるように口を開いた。 「お兄さんですね。……まず結論から申し上げますと、妹さんの命に別状はありません。意識もありますし、バイタルサインも現在は安定しています」 「よ、よかった……っ、ああ、神様……っ!」  はじめの全身から一瞬だけ力が抜け、安堵の涙がどっと溢れ出そうになった。だが、医師の言葉はそこで終わらなかった。むしろ、本当の「地獄」の宣告はそこから始まったのだ。 「ですが……お兄さん。どうか気を強く持って聞いてください。妹さんは、駅裏の廃ビルで警察に保護されるまでの丸二日間、複数の男たちによって監禁され、極めて悪質かつ継続的な性的暴行を受けていました」 「……え?」  はじめの顔から、急速に血の気が引いていく。周囲の音が遠のき、医師の声だけがやけに大きく、金属の杭のように鼓膜へと打ち込まれていく。 「搬送されてきた時点で、全身に無数の打撲痕、拘束痕、そして咬傷……つまり、人間の歯による噛み跡が確認されました。さらに……」  医師は一瞬だけ視線を落とし、隣に立つ女性警察官と目配せをしてから、医学的な事実を正確に告げた。 「……膣内、直腸……つまり後ろの穴ですね、それと胃の内容物の吸引検査から、少なくとも四人から五人分以上の、異なる男性の精液が大量に検出されました。無理やり押し広げられたことによる膣壁および肛門括約筋周辺の裂傷が激しく、先ほどまで内部の徹底的な洗浄と、裂けた粘膜の縫合処置を行っていたところです。感染予防のための抗生剤と、緊急避妊薬の投与も済ませました」  ――膣内。  ――直腸(けつまんこ)。  ――胃の中。  ――複数の男の精液。裂傷の縫合。内部の洗浄。  医師の口から淡々と紡ぎ出されたそのひややかな医学用語の羅列が、はじめの脳内で、あまりにも具体的で、あまりにも残酷で、あまりにも生々しい「映像」へと強制的に変換されていく。 「あ……、あぁ……っ、う、そだ……っ」  はじめの喉がヒュッと引き攣り、酸素を吸い込むことすらできなくなった。  頭蓋骨の内側が、真っ赤な炎で焼き尽くされるような錯覚。  見てはいなかったはずの光景が、まるで今目の前で上映されているかのように、血走った瞳の裏側に鮮명に浮かび上がるのだ。  ――薄暗い廃ビルの冷たい床の上で、あの小さな椿姫が、泥だらけの男たちに押さえつけられている。  ――『兄さん、助けて! 兄さん、どこにいるの!?』と泣き叫ぶ椿姫の可愛い唇に、見知らぬ男の黒ずんだ汚い肉棒がねじ込まれ、その悲鳴がぐちゅぐちゅという粘着質な水音に掻き消される。白い喉が苦しげに膨らみ、無理やり吐き出された精液をごくんと嚥下させられ、胃袋の中まで他人の白濁液で満たされていく。  ――まだ誰にも触れさせたことのなかったはずの、花びらのように清らかだった妹のおまんこが、乱暴な指と巨大な肉棒でこじ開けられ、処女の血を流しながらズブズブと奥の奥まで貫かれる。  ――それだけではない。椿姫の白くて丸いお尻が鷲掴みにされ、恥ずかしい後ろの穴――けつまんこまでが汚い唾液で濡らされ、太い肉棒で無理やり拡張されていく。裂けて血が滲むけつまんこを、男たちが交代で突き上げ、腸の奥深くまでドクドクと熱い精液を注ぎ込んでいく。  ――前のおまんこも、後ろのけつまんこも、上のお口も、すべて同時に男たちの肉棒で塞がれ、白い肌には獣のような歯型とキスマークが刻まれ、丸二日間、四十八時間近くにわたって、休む間もなく犯され、汚され、精液の壺として扱われ続けた椿姫――! 「う、あぁぁぁぁぁぁっ……!! お、おえっ……、うぇっ、げほっ、ごほっ……!!」  はじめは廊下の床に突っ伏し、胃の奥からせり上がってきた黄色い胃液を床にぶちまけた。  しかし、二日間何も食べていなかった胃袋からは酸っぱい胆汁と唾液しか出ず、彼は床を爪で引っ掻きながら、血を吐くような嗚咽を繰り返した。 「水無月さん! 大丈夫ですか、水無月さん!」  女性警察官が慌てて背中をさするが、はじめの耳にはもう何も届いていなかった。 (俺のせいだ……っ! 俺のせいだ、俺のせいだ、俺のせいだぁぁぁっ!!)  はじめの脳内で、これまで彼という人間を形作っていた「常識」「倫理」「道徳」「社会性」といったすべての防壁が、巨大な鉄球で叩き潰されたガラス細工のように粉々に砕け散っていく音がした。  あの夜、俺が居酒屋でヘラヘラと笑っていた時、椿姫は服を剥ぎ取られていたんだ。  俺がビールをジョッキで流し込んでいた時、椿姫は口の中に他人のペニスを突っ込まれ、精液を飲まされていたんだ。  俺が「遅いな、どこ行ったんだろう」と呑気にスマートフォンを眺めていた時、椿姫はおまんこもけつまんこも引き裂かれ、俺の名前を呼びながら泣き叫んでいたんだ!  間に合わなかった。  俺は、たった一人の妹すら守れなかった。ヒーローになんてなれなかった。それどころか、俺がケーキなんか頼んだせいで、俺があの夜ひとりきりで夜道を歩かせたせいで、椿姫の純潔も、尊厳も、未来も、すべてをドブ川に叩き落とした張本人は、この俺じゃないか!! 「……お兄さん。妹さんは今、処置室の裏からストレッチャーで四階の個室病室へ移動しました。精神的なショックが極めて大きく、現在は誰とも口を利けない虚脱状態にあります。……ですが、麻酔から覚めかけた時、うわ言のようにずっと『兄さん、兄さん』とあなたのお名前だけを呼んでおられました」  医師のその言葉が、床に突っ伏して震えていたはじめの脳髄に、稲妻のように突き刺さった。 「……え……?」  はじめが、涙と吐瀉物と鼻水で汚れた顔をゆっくりと上げる。  あんな目に遭って。丸二日間も地獄の底で嬲り者にされて。俺が見捨てたも同然だったのに。  それでも椿姫は、俺を恨むどころか、俺の名前を呼んでいたのか……? 「会わせて、ください……っ。先生、お願いです、今すぐ椿姫のところへ……っ!」  はじめは、袖口で乱暴に口元と涙を拭い去り、壁に爪を立てながら立ち上がった。  その瞳からは、先ほどまでの単なるパニックや動揺は消え失せていた。代わりにそこに宿っていたのは、自責の念が臨界点を超えて反転した、どす黒く燃え盛る「狂気的な庇護欲」と「自己犠牲の業火」だった。  もし本来の歴史(正史)であれば、この先はじめが別の女性へと向けるはずだった異常なまでの献身とメサイア・コンプレックス。それが今、この瞬間、医師のひややかな処置報告という劇薬によって、一滴残らず妹・水無月椿姫ただ一人へとロックオンされたのである。 ■四:処置後の個室病室――孤独なベッドで疼く花弁と、兄を待つ罠  四階、特別個室病棟の一番奥にある『408号室』。  外部の刺激や好奇の目から被害者を隔離するために用意されたその個室は、厚手の遮光カーテンが引かれ、薄暗い夕闇の中に沈んでいた。  室内に響くのは、ベッド脇の心電図モニターが刻む「ピッ……ピッ……ピッ……」という規則正しい電子音と、点滴スタンドから伸びる透明なチューブの中を薬液が落ちていく微かな気泡の音だけである。  そのベッドの中央で、水無月椿姫は、白いシーツを胸元まで引き上げた状態で静かに横たわっていた。  看護師たちが部屋を出て行き、廊下から近づいてくる「荒々しく引きずるような足音」が耳に届き始めるまでのわずかな数分間。  誰もいない薄暗い病室の中で、椿姫は、点滴の針が刺さっていない方の左手を、シーツの下へとそっと忍び込ませていた。 「……ふ、ぅ……っ、ん、はぁ……♡」  薄暗い病室の空気に、先ほどまでの処置室での「痛々しい被害者」の喘ぎとはまるで違う、甘く、艶やかで、どこか恍惚とした吐息が溶け出した。  シーツの下で、椿姫の白く細い指先は、自身の薄い病衣の裾をたくし上げ、股間に当てられたばかりの分厚い医療用吸水パッドの上から、熱く充血したおまんこの割れ目をくちゅり、と撫で上げていた。 (あぁ……まだ、おまんこの奥も、けつまんこの奥も、ジンジンと熱を持って脈打っていますわ……♡)  縫合処置と洗浄によって、物理的な裂傷は塞がれ、他人の精液は洗い流された。しかし、丸二日間にわたって屈強な男たちの肉棒で休みなく突き回され、開発され尽くした彼女の肉体は、すでに以前の「無垢な少女の身体」ではなかった。  少し指先でパッドの上からクリトリスの膨らみを押し潰すだけで、膣の奥がきゅうっと音を立てんばかりに収縮し、縫合糸が引き攣れる微かな痛みさえもが、脳髄を痺れさせる甘い快楽のスパイスへと変換されてしまう。  椿姫は、パッドの隙間から自分の指を滑り込ませ、熱く濡れそぼった自身の秘裂にじかに触れた。  くちゅ、ぬちゅっ……と、処置を終えたばかりとは思えないほど濃厚な愛液が、彼女の指先をたちまちコーティングしていく。 「んっ……♡ こんなに、おつゆが溢れて……。もし今、あのひややかなお医者様がご覧になったら、何とおっしゃるかしら……♡」  彼女の指先はそのまま、おまんこの入り口から少し下へと滑り降り、小さな菊の蕾――男たちに散々犯され、今は医療用の糸で裂傷を縫合されているけつまんこの入り口へと触れた。  ぷっくりと赤く腫れ上がったけつまんこの縁を、自らの愛液で濡れた指の腹でくるくると優しくなぞる。 「あ、んっ……♡ けつまんこも、こんなにヒクヒクして……。すっかり、男の人の熱いものを咥え込む悦びを思い出してしまいましたわね……」  二十九回のループの中で、彼女は幾度となく自らの肉体を磨き上げ、どうすれば男が狂い、どうすれば男が全ての理性を捨てて自分に溺れるかを研究し尽くしてきた。だが、そのすべては、たった一人の男――血の繋がった兄である水無月はじめを、身も心も、魂のひとかけらに至るまで完全に自分の所有物にするための準備に過ぎなかった。  これまでの二十九回の世界では、どれほど健気に尽くしても、どれほど兄を愛しても、最後には必ず「兄妹だから」という倫理の壁と、正史のヒロインという邪魔者によって、はじめの心は奪われていった。  だからこそ、三十周目のこの世界で、椿姫は自らの純潔と肉体を「生贄」として祭壇に捧げたのだ。  兄の頼みでケーキを買いに行く途中に拉致され、丸二日間、おまんこもけつまんこも口も、見知らぬ男たちに徹底的に凌辱されるという「取り返しのつかない悲劇」。  それを突きつけられた時、誰よりも妹想いで、誰よりも責任感が強く、そして誰よりも「傷ついた者を救わずにいられない」歪んだヒーロー願望を持つ兄・はじめがどうなるか。 (もうすぐですわ……。今頃、兄さんは先生からすべてをお聞きになったはず。わたくしのおまんこも、けつまんこも、お腹の中も、知らない男たちの精液でいっぱいにされたと知って……きっと、頭がおかしくなるほどご自分を責めていらっしゃいますわね……♡)  廊下の奥から、バタバタと看護師の制止を振り切るような、荒々しく乱れた足音が近づいてくるのが聞こえた。  椿姫は、シーツの下から素早く自分の左手を引き抜いた。  自分の愛液で濡れた指先を、誰にも気づかれないように自身の唇へと運び、ちろり、と赤い舌先で舐め取って飲み込む。自分の蜜の味と、これから始まる兄との甘美な地獄の味に、彼女の背筋がぞくりと震えた。  そして彼女は、病衣の襟元を少しだけ――首筋や鎖骨、そして白い乳房の上部に刻まれた赤紫色の噛み跡とキスマークが、入り口に立つ人間の目に最も残酷に飛び込んでくる絶妙な角度へと指先で整えた。  深呼吸をひとつ。  椿姫の瞳から、先ほどまでの妖艶でひややかな計算の光がすっと消え失せる。  代わりにその大きな双眸を満たしたのは、すべてを奪われ、魂まで引き裂かれてしまったかのような、底知れぬ虚無と絶望の闇。  次の瞬間――408号室のドアノブが、壊れんばかりの勢いでガチャリと捻り開けられた。 ■五:開かれた病室の扉――血の匂いと消毒液、そして交錯する視線  ギィッ、と蝶番が軋む音を立てて、薄暗い個室病室の扉が大きく開け放たれた。  廊下の蛍光灯の白い光が、暗い室内の床へと斜めに差し込み、その逆光のシルエットの中に、水無月はじめの姿が浮かび上がった。 「つ……、椿姫……っ」  入り口で立ち尽くしたはじめの喉から、風が漏れるような掠れた声がこぼれ落ちた。  彼の後ろからついてきた看護師が、「お兄さん、まだ処置が終わったばかりですから、どうか刺激しないように静かに……」と声をかけたが、はじめにはその言葉は少しも届いていなかった。彼は無言のまま、まるで夢遊病者のように覚束ない、ガタガタと震える足取りでベッドへと一歩、また一歩と近づき、背後のドアを自らの踵でバタンと蹴り閉めた。  薄暗い個室の中に、兄と妹の二人きりになった。  はじめの血走った瞳が、ベッドの上に横たわる妹の姿を、頭からつま先まで食い入るように見つめる。  そこにあったのは、二日前の夕方、「兄さん、行ってきますね! 一番美味しそうなチョコレートケーキ、買ってくるから待ってて!」と太陽のような笑顔で手を振っていた妹とは、あまりにもかけ離れた姿だった。  病院の薄い白い病衣に包まれた、ひどく小さく見える身体。  左腕には痛々しい点滴の針が刺さり、透明なテープで固定されたチューブがスタンドへと伸びている。  そして何より、はじめの呼吸を完全に止めたのは、少し着崩れた病衣の襟元から覗く、椿姫の白い肌の状態だった。  かつては透き通るように白く、傷ひとつなかったはずの細い首筋から、華奢な鎖骨の窪み、さらには病衣の合わせ目の奥にわずかに見える豊かな乳房の隆起にかけて――まるで獣に食い荒らされたかのような、赤黒く、あるいはどす黒い紫色に腫れ上がった無数の「噛み跡」と「吸引痕」が、隙間なくびっしりと刻み込まれていたのだ。  手首にはロープが食い込んで皮膚がめくれた赤い筋が走り、シーツの裾から少しだけ覗いている白い足首にも、同じような拘束の痕が生々しく残っている。  そして、病室の中に漂う、強い消毒液の匂い。その奥に、微かに、しかし確実に混ざり合っている、熱っぽく蒸れた「女の肉体の匂い」と、処置の後に残った生々しい体液の残り香。 (本当だったんだ……っ。先生が言っていたことは、全部、全部本当だったんだ……っ!!)  はじめの膝から、完全に力が抜けた。  ドサッ、と鈍い音を立てて、はじめはベッドサイドの床に両膝をついた。  目の前にある妹の身体が、まるで少しでも強く触れれば粉々に崩れ落ちてしまいそうな壊れたガラス人形のように見えて、彼は自分の汚れた手を伸ばすことすらためらわれた。  この白い首筋を、見知らぬ男たちが汚い歯で噛み砕いたのか。  この薄い病衣の下にある柔らかい胸を、お腹を、そしてその下の最も大切な場所を――おまんこも、けつまんこも、あいつらは二日間ずっと引き裂き、犯し、汚い精液を注ぎ込み続けたのか。 「つ、椿姫……っ、椿姫、俺だ……兄さんだぞ……っ」  はじめは、ベッドの縁にすがりつき、ボロボロと大粒の涙をシーツの上にこぼしながら、極限まで震える右手をゆっくりと持ち上げた。  ベッドの上の椿姫は、ピクリとも動かず、ただ焦点の合わない虚ろな瞳で薄暗い天井の一点を見つめているだけだった。その頬には乾いた涙の跡が幾筋もこびりつき、唇は痛々しくひび割れている。  まるで魂そのものが、あの廃ビルの中に置き去りにされてしまったかのような絶望的な虚脱状態。  はじめは唇から血が滲むほど強く奥歯を噛み締めながら、シーツの上に無造作に投げ出されていた椿姫の右手――その細く、白く、冷え切った指先へと、自分の震える指先を、ほんの少しだけ、恐る恐る触れさせた。  ――その瞬間だった。  はじめの指先の熱い体温と、二日間走り回った汗と泥の匂い、そして何よりも「水無月はじめ」という存在の確かな温もりが、椿姫の指先の神経を伝って脳髄へと駆け上がったその刹那。  ビクンッ!! と、まるで高圧電流を流し込まれたかのように、椿姫の華奢な全身がベッドの上で激しく跳ね上がった。 ■六:壊れた人形の覚醒と、狂おしき捕食の始まり(追加濃密官能シーン) 「……っ!? 椿姫……!?」  はじめが驚いて目を見開いた次の瞬間、今まで死んだ魚のように虚ろだった椿姫の大きな瞳に、カッと燃え上がるような強烈な光が戻った。  その瞳が、ぐるりと音を立てんばかりの速さで動き、ベッドサイドに膝をついているはじめの顔を捉える。 「あ……、あ、に……っ、兄さん……っ!?」  掠れた、しかし心臓を直接鷲掴みにするような声。  次の瞬間、椿姫は左腕に繋がれた点滴のチューブがピンと張り詰め、スタンドがガシャンと大きく揺れて軋むのも少しも構わず、ベッドの上から上半身をがばりと乗り出した。 「兄さんっ!! 兄さん、兄さん、兄さぁぁぁぁんっっ!!!」 「うわっ、つ、椿姫、危ない、傷が……っ!」  制止する間もなかった。  椿姫はベッドから転がり落ちるような勢いで身を投げ出し、床に膝をついていたはじめの首っ玉へと、両腕を回して死に物狂いで抱きついたのだ。  ドォンッ、と二人の身体が激しくぶつかり合い、はじめは椿姫の華奢な身体を受け止めたまま、ベッドの側面へと背中を打ちつけるようにして座り込んだ。 「兄さんっ、兄さんっ、本物の兄さんだぁっ……! うわぁぁぁんっ、兄さぁぁんっ!!」  病室の静寂を引き裂くような、凄絶な絶叫と号泣。  それは「半分は三十周目の計算し尽くされた演技」であり、しかし同時に「半分は丸二日間の凌辱によって肉体に刻み込まれた本物の恐怖とトラウマ、そして兄に会えたことへの極限の安堵」が混ざり合った、誰にも真似できない迫真の感情爆発だった。  椿姫ははじめの首に両腕をぎゅーっと巻きつけ、自分の顔を、泥と汗と無精髭にまみれたはじめの首筋へと力任せに擦りつけた。 「はぁっ、はぁっ、んんっ……! 兄さんの匂い……っ、兄さんの匂いだぁっ……♡ クソッ、あいつらの臭い匂いじゃなくて、わたくしの兄さんの匂い……っ!!」 「椿姫……っ、椿姫っ!!」  はじめの首筋に、椿姫の熱い涙と鼻水、そして荒い息遣いが一気にぶちまけられる。  だが、椿姫の行動は単なる「怯えた妹の抱擁」では終わらなかった。  彼女はまるで、自分の鼻腔や口の中にこびりついた「見知らぬ男たちの精液と汗の臭い」を、兄の体臭と体液ですべて洗い流そうとするかのように、はじめの喉仏から耳の下、さらには無精髭の生えた顎のラインへと、自分の濡れた唇と赤い舌を狂ったように這わせ始めたのだ。 「ちゅっ、れろっ、んちゅぅっ……! はぁっ、はぁっ、兄さん、兄さんっ……♡ じゅるっ、ちゅぷ、れろれろっ……!」 「なっ、つ、椿姫……!? おい、どうしたんだ、そこは汚い、俺、二日間お風呂にも入ってなくて……っ!」 「いいのっ、これがいいのぉっ!! んちゅっ、ちゅうぅっ♡ 兄さんの汗の味、兄さんの匂い、もっと、もっとわたくしのお口の中に頂戴ぃっ……!!」  椿姫は涙をポロポロとこぼしながら、はじめの首筋の皮膚に吸い付き、しょっぱい汗を舌先でぺろぺろと貪るように舐め取った。  「知らなかったの、兄さん……っ! わたくし、あいつらに、お口の中に何回も、何回もあの臭くてドロドロしたものを出されて……っ! 喉の奥まで気持ち悪いものを突っ込まれて、息ができなくて、飲まなきゃ殴られるから、ごっくんって、何回も飲まされたのよぉっ……!!」 「っ……!! やめろ、椿姫、もう言わなくていい、ごめん、ごめんよぉっ……!!」  耳元で生々しく囁かれる「凌辱の具体相」と、同時に首筋を執拗に舐め回す妹の熱い舌の感触に、はじめの脳髄は罪悪感と異常な興奮の渦へと叩き込まれていく。  椿姫の小さな舌が、はじめの耳たぶをぱくりと咥え込み、ちゅっちゅっと赤子のように激しく吸い上げる。耳の穴の入り口まで唾液でべとべとに濡らしながら、彼女は片方の手を下げ、はじめの泥だらけのシャツの胸元を掴むと、ボタンが弾け飛ぶほどの力でそれを引き裂くように開け放った。 「お口の中が、まだあいつらの精液の臭いがするの……っ! 病院の先生にお腹の中まで洗ってもらったのに、消えないのよぉっ! だから兄さん、兄さんの味で、わたくしのお口も喉も全部上書きしてぇっ……♡ ちゅるっ、んちゅ、じゅるるっ……♡」  椿姫は露出させたはじめの逞しい胸板へと顔を埋め、汗ばんだその胸の皮膚、さらには小さく突起した男の乳首にまで唇を押し当てて、涙と涎でぐっしょりと濡らしながら吸い付いた。  薄い白い病衣は、彼女が激しく身をよじるたびに大きくはだけ、その下から、紫色の噛み跡とキスマークに彩られた白い双丘が、たぷんと揺れてはじめの腕や胸板へとじかに押し当てられる。  処置室で消毒されたばかりの肌が、兄の熱に触れたことで一気に紅潮し、むせ返るような甘い雌の芳香――恐怖と快楽が入り混じった濃密なフェロモンを病室中に撒き散らし始めていた。 「それだけじゃないの……っ、兄さん、ここも……ここもまだ、あいつらの太いのが入ってるみたいに、怖くて、痛くて、震えが止まらないのよぉっ……!!」  椿姫は、はじめの首筋に涙と唾液を塗りたくりながら、自らの右手で、はじめのゴツゴツとした大きな右手首をガシリと掴んだ。  そして、呆然と涙を流すはじめの手を強引に引っ張り、自分の薄い病衣の裾の下――白い太腿の間へと、そのまま導き入れたのだ。 「あっ……!? つ、椿姫、そこは……っ、今、縫ったばかりだって先生が……っ!」 「いいから触ってぇっ!! 兄さんの手で押さえてくれなきゃ、わたくし、またあいつらに犯されてるみたいで頭がおかしくなっちゃうぅっ……♡」  ぐいっ、と椿姫の力で引き込まれたはじめの掌が、医療用ショーツと分厚い吸水パッドの上から、妹の股間――おまんこのふっくらとした丘へとじかに密着した。  その瞬間、はじめは自分の掌に伝わってきた「異様な熱気」と「湿り気」に、息を呑んだ。  パッドが当てられているにもかかわらず、その中心部はまるで熱湯を含んだかのようにじっとりと熱く湿り、しかもその奥にある椿姫の秘裂が、はじめの手が触れた瞬間に「ビクッ、ビクビクッ……!」と生き物のように激しく脈打ったのが分かったからだ。 「ひゃ、あぁぁっ……♡ あ、兄さんの手……っ、大きくて、あったかくて……っ♡ んんっ、はぁっ、はぁっ……!」  椿姫ははじめの肩に顎を乗せ、背中をぎゅーっと反らせながら、自分の股間をはじめの掌へと自らぐいぐいと押しつけた。 「ねえ兄さん、わかる……? わたくしのここ……おまんこも、その後ろの……けつまんこも、知らない男の人たちに、二日間ずっと、何十回も突かれて、広げられて、中に出されちゃったの……っ♡ 痛かった、裂けちゃうくらい痛かったのに……兄さんの手が触れたら、こんなに熱くなって、震えてるのよぉっ……♡」  椿姫はさらに腰を浮かせ、はじめの長い指先を、前の割れ目だけでなく、そのさらに奥――お尻の割れ目の中心にある、縫合処置を終えたばかりのけつまんこの位置へとぐっと押し当てさせた。  パッド越しに伝わる、柔らかくも熱く腫れ上がった二つの穴の感触。  はじめの脳裏に、再びあの「複数の男の精液が膣とけつまんこから検出された」という医師の言葉が蘇り、同時に、自分の掌の上でびくびくと助けを求めるように痙攣する妹の秘部の熱が、彼の残された理性を根底から焼き切っていった。 「はぁっ、んっ、兄さん……っ♡ 手を離さないで……もっと強く、わたくしのおまんこもけつまんこも、兄さんの手で全部塞いでぇっ……♡ 誰のモノも入ってこないように、兄さんの体温で、わたくしの身体の奥まで溶かしてよぉっ……♡」  点滴のチューブが揺れ、心電図モニターの音が「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ!」と急激に速まっていく中、椿姫は兄の首筋に甘く熱い吐息と涙を吹きかけながら、自らの腰を兄の掌へと淫らに擦りつけ続けた。  「被害者の妹の悲痛な懇願」という仮面を被った、最も残酷で、最も甘美な誘惑の儀式が、薄暗い病室の片隅で今まさに幕を開けていた――。 (その2へ続く) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その2) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■七:剥ぎ取られる医療用パッドと、熱く濡れそぼる二つの傷口  ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……と、ベッド脇の心電図モニターが刻む電子音が、薄暗い408号室の中で不規則に、そして熱っぽく跳ね上がっていた。  ベッドの側面にもたれかかるようにして床に座り込んだ水無月はじめの胸の中で、妹の椿姫は、まるで嵐の海で唯一の流木にしがみつく遭難者のように、全身の力を込めて抱きついていた。 「はぁっ、はぁっ、あに、さん……っ、兄さんの手、あったかい……っ♡ もっと、もっと強く押さえてて、離さないでぇっ……!」  椿姫の熱い吐息が、はじめの汗と泥にまみれた首筋を焦がすように吹きつける。  そして、彼女の薄い白い病衣の裾の下へと引き込まれたはじめの右手は、医療用ショーツと分厚い吸水パッドの上から、椿姫の股間――ふっくらとした恥丘から、おまんこの縦の割れ目、さらにはお尻の谷間の奥にあるけつまんこの位置までを、すっぽりと覆うように密着させられていた。 「つ、椿姫……っ、落ち着け、な、傷が開いちゃうから……っ! 先生が、下の方も後ろの方も、縫ったばかりだって言ってたんだ……っ!」  はじめは、自分の掌の下で「ビクッ、ビクンッ」と熱く脈打ち、しかもパッド越しにさえ分かるほどじっとりと湿り気を帯びていく妹の秘部の感触に、頭が沸騰しそうになりながら必死に声を絞り出した。  しかし、手を引くことはできなかった。  もし今、自分のこの手を少し(1ミリたりともではなく、ほんの少し)でも離してしまえば、目の前にいるこの傷つき果てた妹が、その瞬間に恐怖で発狂し、本当に舌を噛み切って死んでしまうのではないか――そんな強迫観念が、はじめの脳髄を完全に支配していたからだ。 「やだぁっ! 離したらやだぁっ!! こんなオムツみたいな冷たいパッドじゃ、全然足りないのよぉっ……!!」  椿姫は涙で濡れた頬をはじめの頬へと激しく擦りつけながら、突然、自分の左手を病衣の下へと差し入れた。  点滴のチューブがに繋がれたその華奢な左手が、マジックテープで留められていた医療用の簡易ショーツの脇を、ビリッ! という乾いた音を立てて乱暴に引き剥がす。 「なっ……!? おい、椿姫、何をして……っ!」 「だって、これがあるから、兄さんの手の温もりがじかに伝わらないんだもの……っ! わたくしのおまんこも、けつまんこも、まだあの人たちの気持ち悪い感触が残ってて、冷たくて、怖くてたまらないの……っ! じかに、兄さんの素手で塞いでくれなきゃ嫌ぁっ……♡」  椿姫は泣きじゃくりながら、消毒液とわずかな血、そして彼女自身が先ほどから溢れさせていた濃厚な愛液でぐっしょりと重くなっていた医療用パッドを、自らの手で引き抜くと、ベッドの足元へと無造作に放り投げた。  そして、再びはじめの大きな右手首を両手で掴み、何の遮るものもなくなった、生まれたままの素肌の股間へと、ぐいっ! と力任せに押し当てたのだ。  ――ぐちゅり、と。  静かな病室の中に、およそ怪我人の看護とは思えないほど粘着質で、淫靡極まりない水音が響いた。 「っ……!!? あ、あぁっ……!」 「ひゃ、あぁぁぁんっ……♡♡ あ、熱い……っ、兄さんの手、じかに当たってるぅっ……♡♡」  はじめの荒れた掌と五本の指が、椿姫の熱く濡れそぼった素のおまんこと、そのすぐ後ろにあるけつまんこの入り口へと、じかに吸い付くように密着した。  はじめは、自分の指先に伝わってきたその「生々しすぎる感触」に、背筋を雷に打たれたかのように硬直させた。  熱い。火傷しそうなほど熱い。  しかも、処置室で洗浄されたばかりのはずの椿姫のおまんこは、まるで堰を切ったようにとろとろの熱い蜜を溢れ出させており、はじめの掌から指の股に至るまでを、一瞬にしてぬるぬる、ぐちょぐちょの粘液で濡らし尽くしたのだ。  それだけではない。  普段なら綺麗に閉じているはずの柔らかい花びら(小陰唇)は、丸二日間にわたって男たちの太い肉棒で執拗にこじ開けられ、摩擦され続けたせいで、ぷっくりと赤く充血してめくれ上がっていた。そして、はじめの中指の腹がちょうど触れている膣口の下端や、薬指と小指の先が触れている後ろの穴――けつまんこの窄まりの縁には、医師が先ほど結んだばかりであろう極細の医療用縫合糸のチクチクとした感触と、痛々しくも淫らに腫れ上がった粘膜の熱が、はっきりと指先に伝わってきたのである。 (こ、ここを……っ! 椿姫の、こんな柔らかくて小さな場所を、あいつらは……っ!!)  指先から直接脳髄へと流れ込んでくる「凌辱の物理的な証拠」に、はじめの瞳から再びボロボロと熱い涙がこぼれ落ちた。  おまんこの入り口も、けつまんこの入り口も、本来の形が歪むほど散々に使われ、腫れ上がり、縫われている。どれほど痛かっただろう。どれほど怖かっただろう。こんな小さな身体で、見知らぬ男たちに押さえつけられ、前も後ろも引き裂かれながら、こいつはずっと俺の名前を呼んでいたのか! 「う、うぅっ……ごめん、椿姫……っ、ごめんよぉっ……! 痛かったな、怖かったよな……っ!」  はじめは罪悪感で胸が張り裂けそうになりながら、まるで傷口から流れる血を止めるかのように、震える掌で椿姫のおまんことけつまんこを優しく、しかししっかりと包み込んで押さえた。  彼は気づいていなかった。  今、自分の掌をぐっしょりと濡らしているこの大量の熱い液体が、単なる傷口の浸出液などではなく、三十周目の記憶を持つ椿姫が「最愛の兄の素手で秘部を塞がれた」という極上の背徳感と歓喜によって噴き出させている、純度百パーセントの『愛液』であるということに。 「はぁっ、んんっ……♡ そう、兄さん……っ、そこよ、そこをぎゅーって押さえてて……っ♡」  椿姫は、はじめの首筋に顔を埋めたまま、彼の涙で濡れた頬に自分の唇を押し当て、ひそかに恍惚の笑みを浮かべながら腰をくねらせた。  兄のゴツゴツとした、男らしい大きな手。  廃ビルで自分を犯した男たちの手よりもずっと温かくて、優しくて、そして罪悪感に震えている愛おしい手。  その掌の付け根が、充血して勃起したクリトリスをぐっと押し潰し、長い中指と薬指の腹が、濡れそぼったおまんこの割れ目と、縫合されたばかりのけつまんこのヒダを同時に擦り上げる。 「あ、んっ、ふぁぁっ……♡ 兄さん、わたくし、おかしいの……っ。すごく怖かったはずなのに、兄さんの手がここにあると、お腹の奥がキュウキュウって鳴って……なんだか、ふわふわしてきちゃうのよぉっ……♡」 ■八:内腿の噛み跡と、罪悪感が生み出す倒錯の愛撫 「椿姫……っ、待ってろ、今、ベッドに寝かせてやるから……っ。床の上じゃ体が冷える……っ」  はじめは、自分の手に絡みつく熱い愛液の感触に理性を揺さぶられながらも、片腕を椿姫の膝の裏へと回し、彼女の華奢な身体をベッドの上へと抱き上げた。  しかし、ベッドの白いシーツの上に背中を下ろされた瞬間も、椿姫ははじめの首から少しも腕を離そうとしなかった。それどころか、ベッドの上へと大きく開いた自分の白い両脚を、はじめの腰へと外側からがっちりと絡みつけ、彼の上半身を自分の方へと引きずり倒したのだ。 「いやぁっ! 離れないで、ちょっとでも離れたらやだぁっ!!」 「わ、わかってる! 離れない、どこにも行かないから……っ!」  ベッドのマットレスがギシッと音を立てて沈み込み、はじめは仰向けになった椿姫の上に覆いかぶさるような体勢になった。  裾が完全にめくれ上がり、腰のあたりまでたくし上げられた白い病衣。  その下で、椿姫の白い下半身が、薄暗い病室の光の中に無防備に晒し出されていた。  はじめは、息を呑んでその光景を見下ろした。  細くしなやかな白い太腿。しかし、その内側の最も柔らかく敏感な皮膚には、男たちの太い指で無理やり押し広げられた黒い指跡のアザと、まるで獣が肉を食いちぎろうとしたかのような、赤紫色の生々しい「歯型」が、左右にいくつも刻み込まれていた。  そして、その白い太腿の付け根――医療用パッドを剥ぎ取られたばかりの股間では、淡いピンク色だったはずのおまんこの花びらが赤黒く充血してめくれ上がり、そこから溢れ出した透明な蜜が、お尻の割れ目の奥にある、同じく赤く腫れて医療用の黒い糸がわずかに見えるけつまんこの入り口へと、つぅーっと糸を引いて流れ落ち、白いシーツに濃い染みを作っていた。 「見て……兄さん、見てよぉっ……」  椿姫は、涙で潤んだ大きな瞳ではじめを見上げながら、自らの両手で自分の太腿の裏側を抱え込み、おまんこの割れ目も、けつまんこの窄まりも、そして内腿の無残な噛み跡もすべてが兄の目の前に丸見えになるように、ぐっと脚をM字に開いて見せた。  点滴のチューブが彼女の白い腕から垂れ下がり、その痛々しさと、あまりにも扇情的で淫靡なM字開脚のポーズが、頭がおかしくなるほどアンバランスな退廃美を醸し出している。 「わたくしの足も、お腹も……おまんこも、けつまんこも……全部、知らない男の人たちの歯と、指と、あそこ(肉棒)で、こんなに見苦しくされちゃった……っ。ねぇ兄さん、わたくし、もう汚い……? こんなふうに前も後ろもガバガバにされて、傷だらけになった妹なんて、見るのも気持ち悪い……?」 「そ、そんなこと言うなっ!! 汚くなんかないっ、気持ち悪くなんかないっ!!」  はじめは、椿姫のその自虐的な言葉に胸をえぐられ、叫ぶように首を横に振った。  そして次の瞬間、彼の中に渦巻いていた「かわいそうで触れられない」という遠慮や躊躇が、音を立てて完全に決壊した。  汚いわけがない。こいつは何も悪くない。全部、守れなかった俺の責任だ。  もし椿姫が自分の身体を汚いと思い込んでいるのなら、俺が――兄であるこの俺が、その傷跡も、汚れも、嫌な記憶も、すべて俺の唇と舌で吸い取って、綺麗にしてやらなければならない! 「俺が……っ、俺が全部、消してやるから……っ! 椿姫、お前は少しも汚くなんかない、世界で一番綺麗だ……っ!!」  はじめはうわ言のようにそう叫ぶと、M字に開かれた椿姫の白い太腿の間へと、自らの顔を深く埋めた。 「あ、ひゃっ……♡ あ、兄さん……っ!?」  はじめの無精髭の生えた頬が、椿姫の柔らかい内腿の肌に擦れる。  彼はまず、右の太腿の付け根――おまんこのすぐ脇の皮膚に刻まれた、ひときわ大きくどす黒い男たちの「噛み跡」へと、自分の震える唇を押し当てた。 「ちゅっ……、ん、ちゅぅぅっ……、れろ、ちゅぱ……っ」  涙をこぼしながら、はじめはその痛々しい歯型の上を、まるで毒でも吸い出すかのように強く、熱く吸い上げた。さらに舌先を伸ばし、熱を持った鬱血痕を何度も何度も丁寧に舐め回す。 「んんっ、あぁっ……♡ 兄さん、そこ、おまんこのすぐ近く……っ、お髭が当たって、くすぐったい、けど、気持ちいいよぉっ……♡」  椿姫の白い太腿がビクビクと痙攣し、彼女の華奢な背中がベッドの上でぎゅーっと反り返った。  男たちに噛みつかれた時は痛みと屈辱しかなかったはずの傷跡が、最愛の兄の涙と唾液で濡らされ、熱い舌で愛撫された瞬間、全身の毛穴が開くような強烈な性感帯へと変貌していく。 「ごめん、椿姫……っ、こんなところまで噛まれて……っ、ちゅっ、じゅるっ、れろっ……俺が、全部舐めて治してやるからな……っ」  はじめは、自分の行為が「兄妹の一線」をとっくに踏み越えていることにすら気づいていなかった。いや、気づいていたとしても、もはや彼の壊れた脳にはブレーキをかける機能など残されていなかった。  彼は左の太腿の噛み跡へも顔を移し、そこにも唇を押し当てて、ちゅうちゅうと音を立てて吸い上げる。  その間も、彼の鼻先には、わずか数センチの距離にある椿姫の充血したおまんこと、その下のけつまんこから立ち昇る、むせ返るほど濃厚で甘い「雌の匂い」と消毒液の入り混じった匂いが直撃していた。  息を吸い込むたびに、妹の秘部の匂いが肺の奥まで満たされ、はじめの股間では、泥だらけのジーンズの中で、彼自身の男根が痛いほど硬く、熱く勃起し始めていた。 ■九:縫合糸をなぞる指先と、止まらない蜜の氾濫(追加濃密官能シーン) 「はぁっ、はぁっ、兄さん……っ♡ 足だけじゃ、やだ……っ。もっと、一番怖かったところも、兄さんが守って……っ♡」  太腿の内側を執拗に舐め回され、すでに瞳をトロンと潤ませた椿姫が、点滴の刺さっていない方の手で、はじめの頭髪を優しく、しかし逃がさない強さで撫でながら囁いた。 「わたくしのおまんこも……後ろの、けつまんこも……先生に縫ってもらったところが、ズキズキして、でも熱くて、どうにかなっちゃいそうなの……っ。兄さんの指で、ちゃんとお薬みたいに撫でて……? あいつらの感触を、兄さんの指で全部追い出してぇっ……♡」  その甘い懇願に導かれるまま、はじめの視線が、極限の至近距離で妹の「二つの穴」へと注がれた。  目の前で、椿姫のおまんこが「くぱぁ……っ、ひく、ひくっ……」と呼吸するように開閉し、その中心から、透明で粘り気の強い愛液がぷくぷくと泡立ちながら溢れ出している。  そして、そのおまんこの下端から会陰を伝って流れ落ちた蜜が、すぐ下のけつまんこ――男たちに散々犯されて少しだけ緩み、ピンク色の柔らかいヒダがぷっくりと腫れ上がって、端に黒い縫合糸が結ばれているその小さな穴を、てらてらと妖しく光らせていた。 「つ、椿姫……っ、痛くないか……? もし痛かったら、すぐ言うんだぞ……っ」  はじめは、ゴクリと乾いた喉を鳴らし、震える右手の指先を、再びその熱く濡れた秘部へと伸ばした。  まず、親指の腹が、ぷっくりと包皮から飛び出して充血しきっているクリトリスへと触れる。  そして人差し指と中指が、とろとろの蜜で溢れ返るおまんこの入り口へと添えられ、さらに薬指と小指の腹が、その下のけつまんこの腫れ上がったヒダへと、そっと当てがわれた。 「ひゃ、あぁぁぁっ……♡♡ んんっ、そこぉっ……! 全部、いっぺんに兄さんの指が当たってるぅっ……♡♡」  椿姫がベッドの上で激しく首を振り、シーツを握りしめて甘い悲鳴を上げた。  はじめは、傷口を痛めないようにという一心で、自分の指先にたっぷりと椿姫の愛液を絡め取り、まるで高級な絹やガラス細工を撫でるかのように、極限まで優しく、ねっとりと五本の指を動かし始めた。  くちゅ……っ、ぬちゅ、くちゅるっ……!  親指の腹で、敏感に尖ったクリトリスを円を描くようにくるくると転がす。  人差し指と中指で、充血した小陰唇の花びらを上下にゆっくりと撫でさすり、膣口のすぐ手前――縫合糸が結ばれているあたりの熱く腫れた粘膜を、愛液を塗り込むようにして優しくタッピングする。  そして同時に、薬指の腹で、お尻の割れ目の中心にあるけつまんこの窄まりを、ぬるぬると滑らせながら撫で回したのだ。 「あ、あぁっ、兄さんっ、兄さんっ……♡♡ すごい、兄さんの指、すごく優しいのに、お腹の奥までビリビリって来ちゃうぅっ……♡♡」  椿姫の口から、もはや「被害者の悲鳴」ではなく、完全に快楽に蕩けきった女の嬌声が漏れ始めた。しかし、はじめの耳には、それすらも「ショックと痛みで錯乱して俺にすがりついている妹の悲痛な声」として届き、彼の庇護欲と興奮をさらに狂わせる燃料にしかならない。 「ここか、椿姫……っ、ここも、あいつらにひどいことされたんだな……っ」  はじめの薬指が、けつまんこのぷっくりと腫れたヒダの中心――キュッと窄まりながらも、指先が触れるとまるで何かを吸い込もうとするかのように「ひくっ、ひくひくっ」と蠢く後ろの穴の入り口を、くにくにと優しくほぐすように撫でた。  丸二日間、廃ビルで男たちの太い肉棒に貫かれ続け、腸壁の快楽を徹底的に教え込まれた椿姫のけつまんこは、兄の優しい指先が入り口を撫でるだけで、当時の強烈なピストンの記憶と、今の「兄に触られている」という背徳の悦びが重なり合い、たまらない疼きを発していた。 「んあぁっ♡ そ、そこ……後ろの、けつまんこもぉっ……♡ わたくし、後ろの穴なんて、うんちするところなのに……あいつらに、唾とかローションとかいっぱい塗られて、太いおちんちんを無理やりねじ込まれて……っ♡ 最初は裂けちゃうくらい痛かったのに、何回も、何十回も奥まで突かれて、けつまんこの中にも熱い精液をドクドクって出されて……っ♡ だから今、兄さんの指が触れただけで、けつまんこがびっくりして、きゅうきゅうって締まっちゃうのよぉっ……♡♡」 「っ……!! く、くそっ、あいつら、椿姫のこんな小さな後ろの穴まで……っ!」  椿姫が涙声で語る、あまりにも具体的で淫猥な「けつまんこ凌辱」の報告。  それを聞きながら、実際に自分の薬指の先で「きゅうっ、きゅっ」と指の腹を吸い込むように収縮する椿姫のけつまんこの感触を味わわされたはじめは、頭の血管がブチブチと音を立てて切れるような錯覚に陥った。  彼は無意識のうちに、指先の動きを速め、強くしていた。  くちゅ、ぐちゅ、ぬちゅっ、じゅぷ、くちゅるるっ……!!  おまんこの割れ目からは、もはや掌では受け止めきれないほどの愛液が次から次へと湧き出し、はじめの手首を伝ってベッドのシーツをびしょびしょに濡らしていく。  はじめは、まだ縫合されたばかりだからと、指を中へ深く挿入することだけは必死にこらえていたが、その代わり、おまんこの入り口の浅い部分と、クリトリス、そしてけつまんこの入り口のヒダを、愛液で泡立つほど激しく、執拗にこね回した。  それどころか、再び顔を椿姫の内腿へと埋め、おまんこのすぐ横の付け根や、ふっくらとした恥丘の上へと、自分の唇と舌を押し当てて、じゅるじゅると音を立てて舐め回し始めたのだ。 「ひゃあぁぁっ!! あ、兄さんっ、お顔が、おまんこに当たってるぅっ……♡♡ 指で前も後ろもくちゅくちゅされながら、太腿をちゅうって吸われたら、わたくし、わたくしぃっ……♡♡」  椿姫はベッドの上で背中をぎゅーっと極限まで反らし、点滴の刺さった左手でシーツを掴み、右手で自分の太腿の間に埋まった兄の頭をぐいぐいと股間へと押しつけた。  はじめの無精髭が、恥丘の柔らかい肌や、充血した大陰唇の外側をジョリジョリと刺激する。  そして、親指がクリトリスをぐっと潰すように擦り上げ、中指がおまんこの入り口を浅くかき回し、薬指がけつまんこのヒダをくるくると弾いた、その瞬間――。 「い、イクっ……!! 兄さん、ごめんなさい、わたくし、兄さんの手で、イッちゃう、イッちゃいますぅぅぅっっ♡♡♡」  ビクンッ、ビクビクビクンッッ!!  椿姫の白い全身が、まるで感電したかのように激しく跳ね上がり、おまんこの奥から「ぷしゅっ、じゅばぁっ……!」と熱い愛液の飛沫が噴き出して、はじめの顎から首筋、そして掌へと勢いよく降りかかった。  縫合されたばかりのおまんこの入り口と、けつまんこの窄まりが、同時にギリギリと音を立てんばかりに固く収縮し、微かな痛みの火花とともに、脳天を突き抜けるような真っ白な絶頂が椿姫を襲った。 「はぁーっ、はぁーっ、ひぃっ、んんぅぅっ……♡♡」  絶頂の余韻で小刻みに痙攣し、おまんこからもけつまんこからもヒクヒクと熱い吐息を漏らす椿姫。  はじめは、自分の顔と手を濡らした妹の熱い体液の匂いにむせ返りながら、ゆっくりと顔を上げた。  M字に開かれた白い脚の間で、赤く充血し、愛液にまみれててらてらと光る妹のおまんことけつまんこ。そして、涙と快楽の汗で顔をぐしゃぐしゃにしながら、荒い息をついて自分を見つめる椿姫の瞳。  心電図モニターの音が「ピピピッ、ピッ、ピッ」と激しく鳴り響く病室の中で、二人の間にはもはや、かつての「普通の兄妹」に戻る道など、少しも残されてはいなかった。 (その3へ続く) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その3) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■十:午後六時の狂乱――骨が軋む抱擁と、双丘の圧착  病室の壁に掛けられた時計の針が、午後六時を指していた。  遮光カーテンの隙間から漏れていた夕暮れの赤黒い光はすでに消え失せ、408号室の中は、枕元の小さな間接照明と、心電図モニターの緑色の液晶の光だけが浮かび上がる濃密な闇に包まれていた。  ベッドの上では、一度目の激しい絶頂を終えたばかりの椿姫が、まだ荒い息を吐きながら、再び全身の力を振り絞ってはじめの上半身へと飛びつくようにしがみついていた。 「兄さんっ! 兄さん、兄さぁぁぁんっっ!!」  病室の防音壁に反響するほどの、椿姫の悲痛で熱狂的な絶叫。  彼女は、自分の股間から溢れ出た愛液で濡れたままのはじめの首筋へと再び顔を埋め、熱い涙と鼻水、そして火傷しそうなほど荒い息遣いを撒き散らしながら、細腕が千切れんばかりの力で兄の首っ玉にしがみついていた。 「どこにいたの、ずっと、ずぅっと呼んでたのにぃっ!! 痛かった、怖かったよぉっ……! 暗くて、臭くて、冷たい部屋で……わたくし、兄さんが助けに来てくれるって信じて、ずっと『兄さん、兄さん』って叫んでたのにぃっ……!!」 「ごめん、ごめんよ椿姫っ……! 俺が馬鹿だった、俺が守れなかった、俺のせいだぁっ……!!」  ベッドの上で膝立ちになり、椿姫の華奢な身体を受け止めたはじめは、彼女の両肩から背中へと自分の逞しい両腕を回し、文字通り骨が軋んで折れてしまいそうなほどの強い力で妹を抱きしめ返した。  「かわいそうで触れられない」という段階は、先ほどの秘部への接触でもう完全に過去のものとなっていた。  今のはじめを突き動かしているのは、「この腕の力をほんの少しでも緩めたら、椿姫がどこかへ消えてしまう」「俺の体温で全身を包み込んで温めなければ、この子は死んでしまう」という、狂気じみた強迫観念だった。  むぎゅうぅっ……と、二人の胸と胸が極限まで強く押し合わされる。  椿姫が着ている病院の薄い白い病衣は、先ほどの乱れで胸元が大きく左右にはだけており、ブラジャーも何もつけていない彼女の豊かで柔らかい双丘が、ボタンの弾け飛んだはじめのシャツの隙間から覗く、汗ばんだ逞しい男の胸板へとじかに、むにゅりと押し潰されるように密着した。 「あ、んっ……♡ 兄さんの胸、硬くて、あつい……っ♡」  椿姫の白い乳房には、廃ビルの男たちによってつけられた紫色の鬱血痕や歯型がいくつも残っていたが、それがはじめの熱い胸板に強く圧迫され、擦れ合うことで、ジンジンとした微かな痛みとともに、乳首の先端がぷっくりと硬く勃起していく。  互いの心臓が「ドクン、ドクン、ドクン!」と早鐘のように打ち鳴らされる鼓動が、押し潰された乳房と胸板の皮膚を通して、まるで一つの心臓になったかのように直接伝わり合っていた。 「怖かったのよ、兄さん……っ! 知らない男の人たちに、手も足も縛られて……っ!」  椿姫は、はじめの首筋やうなじに自分の濡れた頬と唇を隙間なく擦りつけながら、彼の耳元で、あえて最も残酷で、最も扇情的な言葉を選び取って囁き続けた。 「前も、後ろも、お口の中も……全部、全部めちゃくちゃにされちゃったぁぁっ……!! わたくしのおまんこ、兄さん以外の誰にも見せたことなかったのに……あいつらの太くて汚いおちんちんで、奥の奥までズブズブって突かれて、赤ちゃんのお部屋までこじ開けられて、熱い精液を何回も中に出されたの……っ!」 「う、あぁっ……! ごめん、椿姫、ごめんよぉっ……!」  はじめは、椿姫の白い首筋やうなじへと自分の顔を深く埋め、ボロボロと大粒の涙をこぼしながら、うわ言のように謝罪の言葉を繰り返した。  彼の大粒の涙が、椿姫の首筋から鎖骨、そして押し潰された双丘の谷間へとぽたぽたと落ちて流れ込んでいく。 「それだけじゃないの……っ! おまんこがいっぱいになったら、今度はわたくしのお尻を掴んで、後ろの……けつまんこにまで、無理やり太いおちんちんをねじ込んできたのよぉっ……!! 『けつまんこも最高に締まるな』って笑いながら、おまんことけつまんこに二本同時に入れられて、お腹の中でゴリゴリって擦れ合って……っ! わたくし、お尻の穴まで精液でいっぱいにされて、壊れちゃうかと思ったのよぉっ……!!」 「やめろ、もう言うな、椿姫っ……!! 俺が悪かった、全部俺が悪いんだぁっ……!!」  はじめの理性は、妹の口から直接語られるその凄惨な輪姦の描写によって、さらなる深淵へと突き落とされていった。  普通なら、妹が他の男に犯された話など、兄としては耳を塞ぎたくなるはずだ。  しかし、極限の罪悪感とメサイア・コンプレックスに脳を焼かれたはじめにとっては、椿姫が受けた苦痛と陵辱が具体的であればあるほど、「そんな地獄を味わわせてしまった俺は、一生をかけてこいつのすべてを受け止めなければならない」という自己犠牲の快楽物質が脳内にドクドクと分泌されていくのだ。  しかも、それと同時に、自分の胸板にむにゅむにゅと柔らかく押しつけられる妹の豊かな乳房の感触と、先ほど自分の手を濡らしたおまんことけつまんこの熱い粘液の記憶が、彼の男としての本能を狂おしいほど刺激していた。 ■十一:兄の太腿への騎乗と、ズボン越しの灼熱の擦りつけ(追加濃密官能シーン) 「はぁっ、はぁっ、兄さん……っ、もっと、もっとくっついて……っ! まだ寒いの、お腹の奥がスースーして、怖いのよぉっ……♡」  椿姫は泣き叫びながら、ベッドの上で膝立ちになって自分を抱きしめているはじめの身体へと、さらに深く絡みついていった。  彼女は、医療用パッドもショーツも脱ぎ捨てて完全に丸出しになった自分の下半身を浮かせると、なんと、ベッドの上に揃えてついているはじめの泥だらけの太腿の上へと、正面から跨がるようにして腰を下ろしたのだ。  ぐちゅっ……と、再び粘着質な水音が二人の股間の間で鳴り響いた。 「なっ……!? つ、椿姫、お前、下になにも履いてないのに、俺のズボンなんかの上に座ったら……っ、泥がついてるし、傷口にバイ菌が入るぞ……っ!」  はじめが驚いて腰を引こうとしたが、椿姫は彼の首に回した両腕と、彼の腰の後ろへと絡みつけた白い両脚の力をぎゅーっと強め、少しも離れようとしなかった。 「いいのっ! 泥だらけでも、兄さんの匂いがするからこれがいいのぉっ……♡ 病院の綺麗なシーツなんかより、兄さんの身体の上にいる方が、ずっと安心するんだもの……っ♡」  椿姫が腰を落とした場所は、ちょうどはじめの太腿の付け根――すなわち、先ほどから妹の淫らな姿と匂いに当てられて、ジーンズの中でちぎれそうなほど硬く、熱く膨張していたはじめの「男根」の真上だった。  分厚いデニム生地越しであるにもかかわらず、はじめの股間に聳え立つ肉棒の太く逞しい輪郭と、ズキズキと脈打つ灼熱の体温が、椿姫の無防備に開かれたおまんこの割れ目と、そのすぐ後ろのけつまんこの入り口へと、ごりっ、と硬く押し当てられる。 「ひゃ、あぁっ……♡♡ あ、兄さんの、ここ……っ、すごく硬くて、熱いのが、わたくしのおまんこに当たってるぅっ……♡♡」 「っ……!! ち、違うんだ椿姫、これは、その……っ、ごめん、俺、最低だな、妹がこんな目に遭って泣いてるのに……っ!」  自分の勃起が妹の素の秘部にじかに伝わってしまったことに気づき、はじめは顔を真っ赤にして自己嫌悪に悶えた。  だが、椿姫はその兄の動揺と罪悪感を見逃さなかった。  彼女は、涙で濡れた大きな瞳で、至近距離からはじめの血走った目を見つめ返し、その唇に、聖母のような、それでいて悪魔のように淫靡な微笑みを浮かべたのだ。 「ううん、最低なんかじゃないわ、兄さん……っ♡ うれしい……わたくし、すごく嬉しいのよ……♡」  椿姫は、はじめの首に腕を巻きつけたまま、自分の白い腰を、前後にゆっくりと、ねっとりと揺らし始めた。  ぬちゅ……っ、ぐちゅ、くちゅるっ……!  彼女の充血したおまんこから止めどなく溢れ出す濃厚な愛液が、はじめのジーンズの股間部分をみるみるうちに黒く濡らし、デニムの繊維の奥まで熱い蜜を染み込ませていく。  そして、ジーンズの膨らみの下に隠れた兄の極太の肉棒の稜線に沿って、椿姫は自分のおまんこの花びらと、敏感に勃起したクリトリス、さらにはお尻の割れ目の奥にある縫合されたばかりのけつまんこの入り口までを、体重をかけてぎゅーっと押しつけ、前後に擦り上げたのだ。 「う、あぁっ……!? つ、椿姫、やめろ、そんなに擦りつけたら、傷が……縫ったところが裂けちゃうぞ……っ!」 「裂けてもいいのっ……♡ あいつらにつけられた傷なんて、兄さんの熱いおちんちんで擦り潰してくれた方が、ずっといいのよぉっ……♡♡ んんっ、はぁっ、あぁっ♡ 見て、兄さん、わたくしのおまんこもけつまんこも、兄さんの硬いのに擦れて、こんなにおつゆを出して喜んでるわ……♡」  椿姫の腰使いは、到底「処置を終えたばかりの重傷患者」とは思えないほど艶めかしく、執拗だった。  左腕に繋がれた点滴のチューブが、彼女の激しいグラインドに合わせて空中で大きく波打ち、スタンドの金具がカチャカチャと悲鳴のように鳴り響く。  薄い病衣はすでに両肩から完全にずり落ち、腰のあたりでくしゃくしゃに丸まっているため、彼女の上半身も下半身も、実質的に生まれたままの全裸となっていた。 ■十二:汗と涙の舐め合い――腋の下から乳房、そして露出する兄の肉棒へ 「兄さん、抱きしめて……っ! わたくしが他の男の人のことなんか全部忘れられるくらい、もっと強く抱きしめて、身体中を兄さんの匂いだらけにしてぇっ……♡」  ジーンズの股間に自分の秘部をぐちゅぐちゅと擦りつけながら、椿姫は再びはじめの顔や首筋へと、自分の唇と舌を激しく這わせた。  はじめもまた、股間に伝わる妹の素のおまんことけつまんこの灼熱の感触と、胸板に擦りつけられる柔らかい双丘の弾力に、ついに理性の防波堤を完全に破壊された。 「椿姫……っ、椿姫、俺の椿姫……っ! 誰にも渡さない、もう二度と、お前を一人になんかしないぞ……っ!!」  はじめは獣のような呻き声を上げると、自分の腕の中で裸同然になって腰を振る妹の白い首筋へと、今度は自分から激しく唇を押し当てた。 「んひゃっ……♡ あ、兄さんの唇、熱い……っ♡」  ちゅっ、じゅるっ、れろ、ちゅぱぁっ……!  はじめは、椿姫の首筋に残る男たちの紫色のキスマークや歯型の上を、自分の涙と唾液で洗い流すかのように、激しく吸い上げ、舌で舐め回した。  そのまま彼の唇は、椿姫の華奢な鎖骨の窪みへと降りていき、そこに溜まった彼女の玉のような汗をぺろりと舐め取る。さらに、彼女の腕が自分の首に回されていることで無防備に晒された、白くスベスベとした「腋の下」の窪みへと、はじめは顔を埋めた。 「あっ、や、そこっ……♡ 兄さん、わきの下は、くすぐったい、ひゃあぁっ……♡♡」  処置室の消毒液の匂いと、椿姫自身の甘い汗の匂いが最も濃く立ち昇る腋の下を、はじめは無精髭をジョリジョリと擦りつけながら、熱い舌でべろべろと舐め上げた。  廃ビルで男たちに両腕をバンザイの形で縛り上げられ、散々に舐め回されて開発されていた彼女の腋の下は、兄の舌が触れただけで背筋をぎゅーっと反らせるほどの性感帯となっていた。 「はぁっ、はぁっ、兄さん……っ、わたくしも、わたくしも兄さんを舐めるぅっ……♡」  椿姫も負けじと、はじめの耳の穴に舌先をねじ込み、そのまま彼の首筋から、泥と汗にまみれた胸板へと唇を滑らせた。  ちゅぷ、じゅるるっ、れろっ……♡  男の硬い胸筋の盛り上がりと、その先端にある小さな乳首を、椿姫は自分の赤い舌先でチロチロと弾き、唇で甘噛みしながら、たっぷりの唾液で濡らしていく。  二人はまるで、発情期の獣のつがいが互いの毛並みを毛繕いし、自分の縄張りの匂いを擦りつけ合うかのように、ベッドの上で抱き合ったまま、汗と涙と唾液を交換し合った。  そして、椿姫の腰の動きがさらに激しさを増した時だった。 「んっ、はぁっ……♡ 兄さん、ズボンが固くて、おまんこがヒリヒリしちゃう……っ。もっと、じかに兄さんの温かいところに触れたいの……っ♡」  椿姫は、はじめの胸板に唇を這わせたまま、片手を二人の密着した股間の間へとスルスルと忍び込ませた。  そして、自分の愛液でぐっしょりと濡れて重くなっていたはじめのジーンズのフロントボタンを外し、金属製のジッパーを「ジジッ……」と音を立てて一番下まで引き下ろしたのだ。 「お、おい、椿姫……っ!? な、何をする気だ、ダメだ、そこは……っ!」 「ダメじゃないわ、だって、こんなに苦しそうに膨らんでるんですもの……♡ 兄さんのおちんちんも、わたくしを慰めたいって、ずっとドクドク言ってるわ……♡」  ジッパーが開かれた隙間から、汗と蒸れた雄の匂いを放つ黒いボクサーパンツが露わになる。その布地を突き破らんばかりにテントを張っている、兄・はじめの極太の肉棒。  椿姫は、ボクサーパンツのゴムに指をかけて少しだけ引き下げ、下着越し、あるいは半分露出した亀頭の熱い先端へと、自分のとろとろに濡れそぼったおまんこの割れ目を、じかに「むにゅっ、ぐちゅり……♡」と押し当てた。 ■十三:肉棒と二つの傷口の密着――狂乱の素股絶頂 「う、あぁぁぁっ……!!?」 「あ、ひゃあぁぁぁんっ……♡♡♡ あ、あったかい……っ、いやぁ、熱い、熱すぎるわ、兄さんっ……♡♡」  分厚いデニムの障害物がなくなり、薄い下着の布地一枚、そして亀頭の先端に至っては「生の粘膜同士」がじかに触れ合った瞬間、二人の口から同時に獣のような喘ぎ声が漏れた。  はじめの脳髄に、火花が散った。  自分の亀頭の先端に、妹の熱く充血したおまんこの花びらが、ぬるり、と吸い付くように絡みつく感触。  そして、竿の腹から根元にかけては、椿姫の愛液でぐっしょりと濡れた会陰と、そのすぐ後ろにある、縫合されたばかりの熱いけつまんこの窄まりが、ぴたりと密着しているのだ。  もしここで腰を少し突き上げれば、あるいは椿姫が腰を少し浮かせれば、簡単にその「縫合されたばかりの傷口」へと自分の肉棒がズブリと突き刺さってしまう――そんな綱渡りのような極限の危険性と、粘膜同士が擦れ合う圧倒的な快楽が、はじめの全身をガタガタと震わせた。 「つ、椿姫、動くな……っ! お願いだから動かないでくれ、本当に入っちゃう、お前の傷が壊れちゃうから……っ!!」  はじめは必死に椿姫の白い腰を両手で掴んで止めようとした。  しかし、彼のその「傷つけたくない」という優しい懇願こそが、椿姫にとっては最高の催淫剤だった。 「入らないわ、こうやって、上から擦りつけるだけだから……っ♡ お願い、兄さん、止めないで……っ! わたくしのおまんこも、けつまんこも、あの人たちの気持ち悪いおちんちんの形を覚えちゃってるの……っ! だから、兄さんの大きくて優しいおちんちんをこうやって押し当てて、悪い記憶を全部、外から押し潰して消してほしいのよぉっ……♡♡」  ぐちゅっ、ぬちゅるっ、ずりゅっ、くちゅ、ぐちゅぐちゅっ……!!  椿姫は、はじめの制止を振り切るようにして、彼の太腿の上で激しく腰を前後にグラインドさせ始めた。  いわゆる「素股」の体勢。  しかしそれは、単なる性技としての素股ではなかった。  丸二日間、他の男たちに犯され続けて赤く腫れ上がり、医療用の糸で縫合されたばかりのおまんこの入り口とけつまんこの入り口を、最愛の兄の勃起した肉棒の竿へと、自らの体重をかけてぎゅーっと押しつけ、愛液と我慢汁を泡立たせながら擦り合わせるという、狂気と背徳の極みのような行為だった。 「あ、あぁっ、兄さんっ、すごい……っ♡ 兄さんのおちんちん、あいつらのよりずっと熱くて、硬くて、ドクドクって脈打ってるのが、おまんこの奥まで伝わってくるぅっ……♡♡」  椿姫が腰を前に進めるたび、はじめの肉棒の硬い竿が、彼女の充血した小陰唇を左右に押し分け、おまんこの入り口の縫合糸を微かに擦りながら、後ろのけつまんこのぷっくりと腫れた蕾までを「ずりっ、ぬちゅっ」と強く撫で上げていく。  逆に彼女が腰を後ろへ引くたび、カリ首の引っかかりが、敏感に勃起したクリトリスをコリコリと激しく弾き飛ばすのだ。 「く、うぅっ……! 椿姫、お前のそこ、すごく熱くて、ぬるぬるで……っ、あぁっ、ダメだ、俺、おかしくなりそうだ……っ!」  はじめは、自分の肉棒を包み込む妹の花びらの柔らかさと、お尻の割れ目の奥で「ひくっ、ひくっ」と竿の根元に吸い付いてくるけつまんこの淫らな動きに、目を白黒させながら喘いだ。  そして彼の手は、腰を止めるどころか、無意識のうちに椿姫の白く丸いお尻の肉を両手でガシリと鷲掴みにし、自分の方へとさらに強く引き寄せて、股間の密着度を極限まで高めてしまっていた。 「もっとっ、もっと強くお尻を掴んで、兄さんっ……♡♡ わたくしのお尻を広げて、けつまんこもおまんこも、兄さんのおちんちんで全部スタンプみたいに潰してぇっ……♡♡」  椿姫は、点滴のチューブが千切れんばかりに揺れるのも構わず、はじめの首に腕を回し、彼の唇の下の顎や首筋をベロベロと舐め回しながら、狂ったように腰を振り続けた。  病室の中に、「ぐちゅっ、くちゃっ、ぬちゅるっ、ぱちゅん、ぐちゅぐちゅっ!」という、粘液と肉と肉が激しく擦れ合う卑猥な水音と、二人の荒い呼吸音が充満する。  おまんこから溢れ出た大量の愛液は、はじめの肉棒と下着、ジーンズを完全に水浸しにし、さらには彼の太腿を伝ってベッドのシーツへと大きな水溜まりを作っていた。 「あ、あぁっ、来る、また来ちゃうっ……♡♡ 兄さん、わたくし、兄さんのおちんちんに擦りつけただけで、おまんこもけつまんこもキュウキュウって締まって……頭の中、真っ白になっちゃうぅっ……♡♡」  椿姫の背中が、ぎゅーっと限界まで反り返る。  彼女の胸元の白い双丘が、はじめの胸板で激しく弾み、紫色の噛み跡が熱い汗でツヤツヤと光る。 「兄さんっ、好き、大好きぃっ……♡ わたくしを助けてくれた、わたくしだけの兄さん……っ、イク、おまんこもけつまんこも、兄さんの上でイッちゃいますぅぅぅっっ♡♡♡」  ビクンッ!! ガクガクガクッ!!  椿姫が、はじめの首筋に歯を立てんばかりに顔を押しつけ、声にならない甘い絶叫を上げながら、二度目のさらに激しい絶頂へと達した。  ぷしゃあぁぁっ……!! と、おまんこの入り口から熱い潮と愛液が勢いよく噴き出し、密着していたはじめの肉棒と下腹部を熱湯のように濡らし尽くす。  同時に、彼女の膣全体とけつまんこの括約筋が、まるで目の前にある兄の肉棒を今すぐ体内へと飲み込もうとするかのように、激しく、リズミカルに収縮を繰り返した。 「はぁっ、はぁっ、んんぅっ……♡♡ あ、兄さん……っ、温かい……♡」  絶頂の痙攣で全身をビクビクと震わせながら、椿姫は力が抜けたようにはじめの胸へと倒れ込んだ。  はじめは、自分の股間を妹の熱い愛液でぐっしょりと濡らされ、今にも暴発しそうなほど限界まで張り詰めた肉棒の疼きに耐えながら、腕の中で荒い息をつく全裸同然の妹を、ただ狂おしく抱きしめ続けることしかできなかった。  心電図モニターの電子音と、二人の重なり合う心音。  そして、午後七時――二人の関係が、そして肉体の交わりが、さらに決定的な領域へと踏み込む次の瞬間が、すぐそこまで迫っていた。 (その4へ続く) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その4) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■十四:午後七時の決壊――極限の視線衝突と、魂を喰らうディープキス  午後七時〇〇分。  個室病室の空気は、もはや病院のそれではなく、熱帯の密林か、あるいは密閉された温室のように、二人の男女の汗と涙、そして大量に放出された甘い愛液の蒸気によってむせ返るほど重く、熱く澱んでいた。  二度目の激しい素股絶頂を終え、はじめの胸にもたれかかって荒い息をついていた椿姫を、はじめはゆっくりとベッドのシーツの上へと仰向けに寝かせ、その上に自らの逞しい上半身を覆いかぶせるような体勢をとった。 「はぁっ、はぁっ、あに、さん……っ♡」  ベッドの白いシーツの上に広がる、椿姫の艶やかな黒髪。  はじめの両手が、その汗と涙で湿った黒髪をかき抱くようにしてシーツの上へと差し込まれ、彼女の青白くも熱っぽく上気した小さな顔を下からすっぽりと包み込んだ。  二人の顔の距離は、わずか数センチ。互いの荒い鼻息が、相手の頬や唇の粘膜をじかに撫でるほどの極限の至近距離で、兄と妹の視線が真っ正面から衝突した。  はじめの血走った瞳に映っていたのは、下から自分を見上げる椿姫の、底知れぬほど深く、潤みきった大きな双眸だった。  その瞳の奥には、丸二日間の凌辱によって刻み込まれた痛ましい怯えの影と、それ以上に濃密な――「兄さんしか見えない」「兄さんがいなければ今すぐ死んでしまう」という、狂おしいまでの絶対的な依存と渇望の色が、どろどろと渦巻いて宿っていた。 「兄さん……わたくしの口、まだ、気持ち悪いの……っ。あいつらに無理やりキスされて、舌を入れられて、汚い唾も精液もいっぱい飲まされたから……っ。ねえ、兄さん……わたくしのお口の中、兄さんの唇で、綺麗にして……?」  ぷるぷると震えながら、少しだけ開かれた椿姫のピンク色の唇。  その言葉を聞いた瞬間、はじめの脳内で、かろうじて最後の一本だけ繋がっていた「兄としての理性のタガ」が、ぷつん、と音を立てて完全に弾け飛んだ。 「つ、椿姫……っ!!」  はじめは、呻くように妹の名前を呼ぶと、まるで獲物の喉笛に食らいつく飢えた狼のような激しさで、椿姫の唇へと自らの唇を叩きつけた。 「んむぅっ……!!♡」  涙の塩気と、互いの熱い吐息が混ざり合った唇と唇が、音が鳴るほど激しくぶつかり合い、擦れ合う。  それは優しい兄妹の口づけなどでは断じてなかった。「かわいそうだから慰める」という段階すら通り越し、「他人の痕跡を俺のすべてで塗り潰してやる」「こいつの口の中から、あの男たちの記憶を一滴残らず喰らい尽くしてやる」という、狂気的な独占欲の爆発だった。  はじめは、椿姫の柔らかい上下の唇を自分の唇で塞ぎ込むと、迷うことなくその隙間へと、自らの分厚く熱い舌を強引にねじ込んだ。 「んっ、ちゅるっ、んむぅ、はぁっ……♡♡ じゅるっ、れろ、ちゅぱぁっ……♡♡」  口内へとなだれ込んできた兄の熱い舌を、椿姫は驚くどころか、待っていましたとばかりに自らの小さな赤い舌で熱烈に迎え入れ、狂ったように絡め返した。  二人の舌が、狭く熱い口腔の中で激しくぶつかり合い、捻じれ合い、互いの唾液をぐちゃぐちゃにかき混ぜていく。  はじめの舌先が、椿姫の歯並びの裏側をなぞり、上顎の敏感な粘膜を擦り上げ、さらには「あいつらの肉棒が突っ込まれた」という喉の奥深くへと、届く限りの長さで突き入れられる。 「んぐっ、んんぅっ……♡ ちゅるるっ、じゅぷ、ごくっ、んくっ……♡♡」  椿姫は、自分の口の中に溢れ返る兄の熱い唾液を、一滴たりとも外へこぼすまいと、喉を鳴らして貪るようにごくん、ごくんと嚥下し続けた。  無精髭が椿姫の口の周りや柔らかい頬の肌をジョリジョリと赤くなるほど擦り上げるが、彼女はその痛みさえも「兄さんに求められている証拠」として歓喜に変え、点滴の刺さっていない右手で、はじめの後頭部をぎゅーっと抱え込んで、さらに深く唇を押しつけ合った。  じゅるっ、ちゅぷ、くちゃっ、れろれろっ、ちゅぅぅっ……!  薄暗い病室の中に、心電図の電子音をも掻き消すような、淫靡で粘着質なディープキスの水音が延々と響き渡る。  互いの唇の端から、飲み込みきれなかった透明な唾液の糸がだらりと垂れ落ち、椿姫の顎から首筋へと伝い落ちていく。  酸素が欠乏し、頭がクラクラと痺れてきても、二人は少しも唇を離そうとしなかった。まるで唇を離した瞬間に、再びあの廃ビルの悪夢が割り込んでくるかのように、鼻から荒い息を吐き出しながら、何分も、何十分も、互いの口内を蹂躙し、舐め回し、唾液を交換し続けたのだ。 ■十五:白い双丘の傷跡と、狂おしき上書きの吸引 「ぷはぁっ……! はぁっ、はぁっ、んちゅ……っ♡ 兄さん、兄さんのキス、すごく熱くて、お口の中、全部兄さんの味になったわぁ……♡♡」  ようやく唇がわずかに離れた瞬間、二人の唇の間には、銀色に光る濃厚な唾液の橋が幾筋も架かっていた。  トロンと蕩けきった瞳で微笑む椿姫の顔を見下ろしながら、はじめの荒い呼吸はさらに熱を帯び、彼の血走った視線は、そのまま彼女の首筋から下――完全に前が押し開かれた白い病衣の胸元へと吸い寄せられた。  そこには、薄暗い間接照明の下で白く浮かび上がる、椿姫の豊かで形の良い双丘が、荒い呼吸に合わせて大きく上下に波打っていた。  だが、その本来なら雪のように白く清らかだったはずの乳房の肌には、目を覆いたくなるほど生々しい「男たちの暴虐の痕」が刻み込まれていた。  右の乳房の内側には、大きな口で肉を噛み千切ろうとしたかのような、上下の歯型がくっきりと赤紫色に腫れ上がっている。左の乳房のふくらみの上にも、強く吸われて内出血を起こしたどす黒いキスマークがいくつも散らばり、そして何より、二つの乳房の頂点にあるピンク色の乳首とその周りの乳輪が、男たちの荒々しい指と歯で散々にいじくり回されたせいで、痛々しいほど赤く充血し、ぷっくりと腫れ上がっていたのだ。 「ここも……っ、この胸も、あいつらに……っ!!」  はじめの大きな手が、震えながら椿姫の白い乳房へと添えられた。 「んっ……♡ そうなの、兄さん……。わたくしのおっぱい、あいつらに『いい乳してやがる』って、乱暴に揉まれて、つねられて、歯でガジガジって噛みつかれたの……っ。痛くて泣いたのに、乳首も千切れそうなくらい強く吸われて……まだ、あいつらの気持ち悪い唾の跡が、おっぱいの上に残ってるみたいなのよぉっ……!」  椿姫は、自ら背中の下に腕を入れて胸をぐっと突き出すようにぎゅーっと反らし、傷ついた双丘を兄の目の前へと差し出した。 「お願い、兄さん……っ。わたくしのおっぱいに残ったこの気持ち悪い痕を、兄さんの唇と舌で、全部吸い取って……っ! あいつらの歯型が見えなくなるくらい、兄さんのキスマークで、わたくしの身体を上書きしてぇっ……♡♡」  その言葉が引き金となり、はじめは再び獣と化して、椿姫の白い胸元へと顔を埋めた。 「消してやる……っ! こんな汚い痕、俺が全部、俺の痕で塗り潰してやるからな、椿姫っ……!!」  ちゅっ、じゅるるっ、ちゅぅぅぅっ……!!  はじめは、まず右の乳房に刻まれた男たちの赤紫色の歯型の上へと、自分の熱い唇を吸い盤のように押し当て、頬が窪むほどの強い吸引力で、その皮膚を激しく吸い上げた。 「ひゃ、あぁぁっ……♡♡ んんっ、そこっ、噛まれたところを、兄さんに強く吸われてるぅっ……♡♡」  一度内出血を起こして敏感になっている傷跡の皮膚を、さらに上から強く吸い上げられ、熱い舌先でベロベロと舐め回される。  微かな痛みと、それを遥かに凌駕する背徳の快感が、椿姫の胸から直接おまんこの奥へと一直線に駆け抜けていく。  はじめは、男たちの歯型を覆い隠すように、その上から自分の赤い吸引痕(キスマーク)を一つ、また一つと執拗に刻みつけていった。まるで「この乳房は俺のものだ、他の男の痕跡など少しも残さない」とマーキングするかのような、狂気的で情熱的な愛撫。  そして、彼の熱い唇と舌は、ついにその頂点――ぷっくりと硬く勃起して震える、椿姫のピンク色の乳首へと辿り着いた。 「あ、んあぁぁっ……♡♡ ち、乳首っ、兄さんのお口に、乳首が入っちゃったぁっ……♡♡」  ちゅぱっ、じゅるっ、れろ、ちゅぅぅぅっ……!  はじめは、片方の手で左の柔らかい乳房を、指がめり込むほどの力でむぎゅうっと揉みしだきながら、右の乳首を乳輪ごと大きく口に含み、赤子が母乳を求めるかのように、あるいは毒を吸い出すかのように、激しく音を立てて吸い上げた。  口の中で、硬く尖った妹の乳首を舌先でチロチロと高速で転がし、前歯でカリカリと優しく甘噛みしてから、再び唾液でたっぷりと濡らして強くチュウッと吸い上げる。 「はぁっ、あぁっ、いい、すごくいいわ、兄さんっ……♡♡ もっと吸って、もっと強く噛んでぇっ……♡ あいつらにされた嫌なことが、兄さんの熱いお口の中で、全部気持ちいいことに変わっていくぅっ……♡♡」  椿姫はベッドの上で背中をぎゅーっと反らし、自分の胸にむしゃぶりつく兄の頭を両手で抱きしめながら、快楽に濡れた嬌声を部屋中に響かせた。  胸への激しい刺激に連動して、彼女の無防備に開かれた下半身では、おまんこの奥から再び熱い蜜が「たらり、どろり……」と止めどなく溢れ出し、お尻の割れ目のけつまんこを伝って、ベッドのシーツをさらに広く、深く濡らし続けていた。 ■十六:聖なる浄化の舌――おまんことけつまんこへの狂乱の口づけ(追加濃密官能シーン)  左右の乳房を交互に吸い上げ、白い双丘のすべてを自分の唾液と新しい赤いキスマークで埋め尽くしたはじめだったが、彼の暴走した「浄化と上書きの衝動」は、もはや胸元だけでは到底収まらなかった。 「はぁっ、はぁっ……まだだ、椿姫……っ。お前が一番傷つけられて、一番怖かった場所……っ!」  はじめは、唾液で濡れた唇を椿姫の胸から離すと、荒い息を吐きながら、彼女の白いお腹のラインに沿って、ずるずると自らの身体を下へと滑らせていった。  へその窪みを舌先で舐め、その下のわずかに膨らんだ柔らかい下腹部――医師が「内部を洗浄した」と語った子宮と直腸が収まっているその白い皮膚へと、はじめは何度も何度も唇を押し当ててキスを繰り返す。  そしてついに、彼の顔が、再び椿姫のM字に開かれた白い太腿の間へと辿り着いた。 「あ、ひっ……♡ あ、兄さん、そこは……っ、さっきイッたばかりで、おつゆがいっぱい出てて、汚いから……っ♡」  椿姫が、恥じらうように(しかし脚は少しも閉じずに、むしろおまんことけつまんこがよく見えるように腰をわずかに浮かせて)震える声で言った。  はじめの目の前、わずか数センチのところに、先ほどの二度の絶頂によってさらに赤黒く充血し、とろとろの白濁した愛液を泡立たせている妹のおまんこと、そのすぐ下で愛液にまみれてひくひくと収縮する、縫合処置を終えたばかりのピンク色のけつまんこが、二つの淫らな花のように並んで晒されていた。 「汚くなんかないって言っただろ……っ! あいつらが、この中も、後ろの穴も、汚いものでいっぱいにしたって先生が言ってた……っ! 機械で洗っただけじゃ足りない、俺が……俺の口で、お前の嫌な記憶を全部、吸い出してやるからな……っ!!」  はじめの瞳には、もはや正常な人間の光はなかった。  愛する妹が受けた凌辱の穢れを、自らの舌で舐め取って清めるという、究極の自己犠牲であり、究極の変態的耽溺。  次の瞬間、はじめは椿姫の両方の太腿を自分の両肩へと担ぎ上げるようにして大きく押し広げると、その熱く濡れそぼった秘裂――おまんこの真ん中へと、自らの顔面と唇を、じかにガブリと押し当てたのだ。 「ひゃ、あぁぁぁぁぁんっっ!!?♡♡ あ、兄さんっ、おまんこ、おまんこ舐めちゃダメぇっ……♡♡」  じゅるるるっ!! れろっ、ちゅぷ、じゅぷぷっ……!!  病室の中に、これまでで最も下品で、最も生々しい粘膜の吸引音が響き渡った。  はじめは、鼻先が椿姫のクリトリスに押し潰されるほど深く股間に顔を埋め、分厚い舌を平たく伸ばして、おまんこの下端から上端までを、一気にベロリと舐め上げた。  舌の上に広がるのは、わずかに残る病院の消毒液の苦味と、それを完全に圧倒するほどの、甘酸っぱく、濃密で、鉄錆のような熱を帯びた妹の「愛液」の味だった。 「んっ、ちゅるっ、じゅるるっ……! はぁっ、椿姫、お前のここ、すごく熱い……っ、ちゅぱ、れろれろっ……!」 「あ、あぁっ、兄さんの舌、おまんこの花びらを広げて、中まで入ってきちゃうぅっ……♡♡ そこ、縫ったばかりのところ、舌でチロチロされたら、痛いのと気持ちいいのが混ざって、おかしくなっちゃうよぉっ……♡♡」  はじめは、傷口を裂かないように細心の注意を払いながらも、おまんこの入り口の縫合糸のすぐ脇から、熱くひくつく膣口の中へと、自らの舌をぐっと突き入れた。  丸二日間の輪姦と直前の洗浄処置を経た椿姫の膣内は、兄の熱い舌が侵入してきた瞬間、歓喜に震えて「きゅうっ、ぐちゅっ!」と舌の根元まで締め上げてくる。  はじめは、その膣の奥から湧き出してくる熱い蜜を、「じゅるっ、じゅるるっ、ごくっ……!」と音を立てて吸い出し、まるで聖水を飲むかのように自らの喉へと流し込んでいった。  だが、彼の「浄化の舌」は、前のおまんこだけでは終わらなかった。 「はぁっ、はぁっ……後ろもだ、椿姫……っ。お前の後ろの……けつまんこも、俺が綺麗にしてやる……っ!」  はじめは、椿姫のお尻の丸みを両手でガシリと掴んで下から持ち上げると、愛液でぬるぬるに光る会陰を舌で舐め下ろし、そのままお尻の割れ目の中心――赤く腫れ上がり、端に黒い縫合糸が見える小さな菊の蕾、けつまんこの入り口へと、自らの唇と舌先をじかに押し当てたのだ。 「ひぎぃっ、あぁぁぁぁっっ!!?♡♡ う、嘘、兄さんっ、そこは、後ろの穴、けつまんこよぉっ……!!♡♡」  お尻の穴にじかに兄の熱い舌先が触れた瞬間、椿姫は点滴のチューブが千切れんばかりにベッドの上で跳ね上がり、裏返ったような絶叫を上げた。 「れろっ、ちゅぷ、ぴちゃ、じゅるるっ……! ここも、あいつらに無理やり入れられたんだな……っ、ごめん、ごめんよ椿姫……っ、ちゅぅぅっ、れろれろっ……!」  はじめは、涙と妹の愛液でぐしゃぐしゃになった顔のまま、椿姫のけつまんこの細かいヒダの一つ一つを、舌先で丁寧に、執拗に舐めほぐしていった。  廃ビルで男たちに散々犯され、開発され尽くしていた椿姫のけつまんこは、おまんこ以上に敏感な快楽器官へと変貌していた。  そのぷっくりと腫れた入り口を、最愛の兄のざらついた舌の腹で「べろり、れろれろっ」と撫で回され、さらには窄まりの中心を「ちゅぷ、じゅるるっ!」と強く吸い上げられる異常な快感。 「あ、あぁっ、ダメぇっ、けつまんこ、兄さんに舐められてるぅっ……♡♡ あいつらにおちんちん突っ込まれて、精液出されたけつまんこを、兄さんが舌でぺろぺろって洗ってくれてるぅっ……♡♡ んあぁっ、舌先、ちょっとだけ中に入ってきてる、お尻の穴がキュウキュウって兄さんの舌を噛んじゃうよぉっ……♡♡」  椿姫はもはや羞恥心など完全にかなぐり捨て、自分のお尻を自ら突き出すように腰を浮かせ、はじめの顔面へと自分のおまんことけつまんこを交互にぐいぐいと押しつけた。  はじめもまた、妹の二つの穴から溢れ出る熱気と匂いに完全に酔いしれ、おまんこの入り口に中指の第一関節までを浅く差し込んで「くちゅ、くちゅ」と前壁を擦り上げながら、同時に舌先をけつまんこの窄まりへとねじ込み、親指の腹でクリトリスを激しく弾き立てるという、三点同時の狂乱の責めを繰り広げた。 「ひゃあぁぁっ!! おまんこに指が入って、けつまんこを舌でほじられてるぅっ……♡♡ すごい、兄さん、わたくしの身体、あいつらに汚されたところが全部、兄さんの唾と指でトロトロに溶かされていくぅっ……♡♡ イク、またイクっ、けつまんこ舐められながらイッちゃいますぅぅぅっっ♡♡♡」  ビクンッ、ビクビクビクンッッ!!  椿姫の背中が、ベッドの上でぎゅーっと限界まで反り返り、おまんこの中から三度目の、まるで洪水のような大量の潮と愛液が「ぶしゃあぁぁっ!!」とはじめの顔面めがけて噴き出した。  はじめは、顔中に降りかかる妹の熱い絶頂液を浴びながら、それでもけつまんことおまんこから唇を離さず、痙攣して締め付けてくる二つの穴から溢れる蜜を、むせ返りながら最後の一滴まで吸い尽くしたのだった。 (その5へ続く) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その5) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■十七:午後八時の侵入者と、閉ざされた共依存の聖域  時計の針が、午後八時〇〇分を指そうとしていた。  三度目の激しい絶頂を終え、ベッドのシーツを愛液と潮でぐっしょりと濡らした椿姫の上へと、顔中を妹の蜜でテラテラに光らせたはじめが再び這い上がり、二人は互いの汗ばんだ裸身を隙間なく密着させて荒い息をついていた。  まさにその時だった。  コン、コン……と、静かな408号室のドアが外側から控えめにノックされた。 「失礼します、水無月さん。夜の検温と、点滴の交換に参りましたが……」  ドアの向こうから聞こえてきた看護師の落ち着いた声とともに、銀色のドアノブがガチャリと回り、扉がほんの少しだけ開きかけた。  もし今、廊下の光が室内へと差し込めば、そこにあるのは「ショックで寝込んでいる被害者と、それを静かに見守る兄」などではなく、病衣を剥ぎ取られて全裸同然になり、股間から大量の愛液を溢れさせている妹と、その顔を彼女の体液で濡らして覆いかぶさっている兄という、あまりにも異常で淫靡な狂乱の現場だった。 「ひっ……! あ、兄さん、怖い、誰か入ってくる……っ! 見られたくない、兄さん以外の誰にも見られたくないよぉっ……!!」  椿姫は、はじめの腕の中でビクッと身体を震わせ、シーツを胸元に引き寄せながら、彼の胸板へと必死に顔を埋めて泣きついた。  その怯えた声と、腕の中で小鳥のように震える妹の感触が、はじめの脳内に宿った「狂気的な庇護欲」にさらなる油を注いだ。 「入るなッッ!!!」  はじめは、ベッドの上から振り向きざまに、廊下がビリビリと震えるほどの猛烈な怒声を浴びせかけた。  それだけではない。彼は椿姫の身体にシーツを掛け直すと、獣のような俊敏さでベッドから飛び降り、開きかけたドアへと突進して、外に立っていた看護師の目の前で扉をバァンッ!! と力任せに押し閉めたのだ。  ガチャンッ! と、内側からサムターンを捻り、個室病室の鍵を完全にロックする。 「み、水無月さん!? あの、点滴の確認だけでも……!」 「うるさいっ、入ってくるなと言っているだろうが!! 椿姫は今、知らない人間を見るだけでパニックを起こすんだ! 椿姫には俺がついている! 俺が全部見るから、朝まで絶対に誰も近づくなッ!!」  ドアの向こうで看護師が息を呑み、「……わ、わかりました。何かあればナースコールを押してくださいね」と気圧されたように足早に立ち去っていく足音が響く。  再び訪れた、完全なる密室の静寂。  外の世界との繋がりを自らの手で遮断し、鍵をかけたことで、この408号室は文字通り、兄と妹の二人しか存在しない「隔離された共依存の檻」へと変貌した。  はじめは、荒い息を吐きながらベッドへと戻り、シーツの上で自分を待っていた椿姫の身体を、再びその逞しい腕の中へとすっぽりと抱きしめた。 ■十八:悪魔の囁きと、兄・はじめの完全なる陥落 「はぁっ、はぁっ……もう大丈夫だ、椿姫。鍵をかけたから、もう誰も入ってこない。俺が絶対に、誰ひとりこの部屋には入れないからな……っ」  はじめが汗ばんだ額を椿姫の額にコツンと合わせ、熱っぽい声で囁く。  その兄の腕の中にすっぽりと収まりながら、椿姫は、涙で濡れた長い睫毛を震わせ、下からじっとはじめの瞳を見つめ上げた。  彼女の白い頬は先ほどまでの絶頂の余韻でほんのりと桜色に染まり、はだけた病衣の間からは、はじめがつけたばかりの赤いキスマークと、廃ビルの男たちの紫色の歯型が混ざり合った豊かな双丘が、呼吸に合わせて艶めかしく揺れている。 「兄さん……ありがとう……」  椿姫は、自分の白く細い指先を伸ばし、妹の愛液と涙で濡れたままのはじめの頬や、ざらざらとした無精髭のラインを、愛おしそうにそっと撫でた。  そして、ぽろり、と一筋の美しい涙をこぼしながら、消え入りそうなほど儚く、それでいて相手の魂の最も柔らかい部分を正確にえぐり取る声で、こう呟いたのだ。 「ねえ、兄さん……。わたくし、もう、汚い体になっちゃったわ……」 「っ……! 椿姫、またそんなことを……っ」 「だって、本当のことですもの……。まだ結婚もしていないのに、知らない男の人たちに丸二日間も閉じ込められて……おまんこも、けつまんこも、お口の中も、何十回も犯されて、誰の子かもわからない精液をいっぱい注ぎ込まれて……。先生に縫ってもらったけれど、わたくしの身体には、もう一生消えない傷がついちゃった。……こんな泥だらけの中古品になったわたくしなんて、もう、普通のお嫁さんになんて行けないわ……」  椿姫は、自分の下腹部――先ほどはじめが舌で舐め清めたばかりの股間へと視線を落とし、自嘲するように痛々しく微笑んだ。  そして、再び顔を上げると、はじめのシャツの襟元を両手でぎゅーっと握りしめ、狂おしいまでの懇願の瞳を向けて続けた。 「わたくし、もう兄さん以外の男の人なんて、顔を見るのも怖いの。もし、兄さんが将来、わたくしじゃない他の綺麗な女の人を好きになって、わたくしを置いてどこかへ行ってしまったら……わたくし、その瞬間に舌を噛み切って死んでしまうわ……。ねえ、兄さん……教えて? 兄さんは、こんな手遅れで、前も後ろも傷物になってしまった汚い妹なんて……やっぱり、重荷になって、いつか捨ててしまうの……?」  ――ドクンッ!!  その言葉が放たれた瞬間、はじめの心臓が、肋骨を突き破らんばかりに激しく跳ね上がった。  『他の綺麗な女の人を好きになって、わたくしを置いてどこかへ行ってしまったら』。  『舌を噛み切って死んでしまう』。  『こんな手遅れの私を捨てるの?』。  それらの言葉は、水無月はじめという男の根底にある「自己犠牲の本能」と「俺が守らなければというメサイア・コンプレックス」の核心を、寸分の狂いもなく撃ち抜く致命の一撃だった。  俺のせいで、椿姫はこんな身体になった。  俺がケーキを買いに行かせたせいで、こいつはおまんこもけつまんこも引き裂かれ、普通の幸せな結婚をする未来を永遠に奪われた。  それなのに、この期に及んで俺が「他の女」に目を向けるだと? この傷つき果てた妹を置いて、俺だけが普通の人生を歩むだと?  そんなことが許されるわけがない!! 「捨てるわけがないだろッッ!!!」  はじめの口から迸ったのは、もはや兄としての言葉ではなく、すべての社会的倫理と道徳をかなぐり捨てた、一人の「狂信者」の咆哮だった。  彼の血走った瞳の奥に、どす黒く、しかし純粋無垢に燃え盛る狂気の決意の光が宿る。 「お前を捨てるくらいなら、俺が今ここで死ぬ!! いいか、椿姫、よく聞け! 俺の命も、俺の人生も、今日この瞬間から全部お前のものだ!! 他の女なんか見ない、誰にも指一本触れさせない! 一生、お前が死ぬその日まで、俺がお前のそばにいて、お前だけを守って、お前だけを抱いて生きていくッ!!」 (――ああ……♡)  鬼気迫る形相でそう叫び、自分を抱きしめる兄の腕の中で、椿姫の唇の端が、はじめの死角でひややかに、そして歓喜に満ちて深く吊り上がった。 (ご覧なさい、わたくしの兄さんの、この美しく狂った瞳を……。二十九回の世界では、どれほど手を伸ばしても届かなかった兄さんの魂が、今、完全にわたくしだけの檻の中へと落ちてきましたわ……♡)  正史であれば、この先はじめが出会うはずだった「別のヒロイン」へと向けられるはずだった、異常なまでの献身と病的な庇護欲。  それが今、三十周目のこの病室において、完全に、不可逆的に、水無月椿姫ただ一人へとロックオンされ、固定された瞬間だった。 ■十九:誓いの証――引きずり出される兄の剛直と、涙の奉仕(追加濃密官能シーン) 「兄さん……っ、ほんとう……? 本当に、一生わたくしだけを抱いて、わたくしだけの男の人になってくれるの……?♡」  椿姫は、嬉し涙をポロポロとこぼしながら、はじめの首筋に顔を擦りつけ、甘い声で問いかけた。 「ああ、本当だ! 神様に誓う、いや、神様が許さなくても、俺はお前だけのものだ、椿姫……っ!」 「うれしい……っ、ああ、兄さん、大好き、大好きよぉっ……♡♡ でもね、兄さん……わたくし、言葉だけじゃ、まだ少しだけ不安なの……っ」  そう囁くや否や、椿姫はベッドの上でむくりと上半身を起こし、自分を覆うように膝をついていたはじめの股間へと、自らの白く細い両手を伸ばした。  先ほどの素股で愛液にまみれ、フロントジッパーが開いたままになっていたはじめのジーンズと、その下の黒いボクサーパンツ。  椿姫はその両方に指をかけると、ためらうことなく、ずりっ! と太腿の半ばまで一気に引き下ろしたのだ。  ボロンッ!! と。  窮屈な布地の拘束から解き放たれたはじめの「男根」が、重苦しい存在感を放ちながら、薄暗い病室の空気の中へと勢いよく跳ね上がった。 「あ、あぁっ……♡ すごい……これが、わたくしの兄さんの、おちんちん……っ♡♡」  椿姫の大きな瞳が、目の前に反り立つ兄の剛直を捉えて、うっとりと見開かれた。  二日間の禁欲と、先ほどからの極限の興奮と罪悪感によって、はじめの肉棒は血管が浮き出るほどパンパンに膨張し、どす黒い赤銅色に充血して、お腹に張り付くような角度で天を衝いていた。大きく張ったカリ首の先端にある鈴口からは、すでに透明で粘り気の強い我慢汁が「たらり……」と糸を引いて垂れ落ち、そこには先ほど椿姫が擦りつけた彼女自身の愛液が混ざり合って、むせ返るような濃厚な雄の匂いを放っている。 「つ、椿姫、やめろ、まだお前の身体は処置が終わったばかりで、入れるわけには……っ!」  はじめが慌てて腰を引こうとしたが、椿姫は彼の太腿を両手でしっかりと押さえつけ、その場に跪くような姿勢になると、熱く滾る兄の肉棒へと自らの顔を近づけた。 「おまんこやけつまんこに、今すぐ全部入れるのは先生がダメって言ったけれど……でも、わたくしのお口や、おっぱいや、おまんこの外側なら、いくら使っても大丈夫だわ……♡ ねえ兄さん、さっき、わたくしのおまんこもけつまんこも、お口で綺麗に舐めてくれたでしょう? だから今度は、わたくしに、兄さんの熱いものを全部お掃除させて……?♡」  椿姫は、上目遣いではじめの瞳をじっと見つめたまま、ピンク色の小さな唇をすぼめ、脈打つ亀頭の先端へと「ちゅっ……♡」と愛おしそうに口づけを落とした。 「う、あぁっ……!! つ、椿姫……っ!」  針で突かれたような鋭い快感が背骨を駆け上がり、はじめの全身がビクンと震える。 「んちゅっ、ちゅぷ……れろっ……♡ はぁっ、すごい熱いわ、兄さん……。あの廃ビルで、わたくしのお口に無理やり突っ込まれたあいつらの汚くて臭いおちんちんとは、全然違う……♡ 兄さんのおちんちんは、すごく綺麗で、優しくて、わたくしが大好きな匂いがするわぁ……♡♡」  ちろり、れろれろっ、じゅるっ……!  椿姫は、点滴のチューブが左腕から揺れるのも構わず、両手で兄の太い竿の根元を優しく握りしめると、赤い舌先を伸ばして、鈴口から溢れ出る我慢汁をチロチロと丁寧に舐め取った。  そのまま舌の腹を使って、敏感な裏筋からカリ首の段差へとぐるりと這い上がらせ、そして小さな口を大きく開けると、赤黒く充血した兄の亀頭を、「あむっ……、じゅぷぅっ……♡♡」と、温かい口腔の中へと丸ごと咥え込んだのだ。 「ぐ、うぅぅっ……!! あ、あぁっ、椿姫、お前の口の中、すごく熱くて……っ!」  はじめは、ベッドのヘッドボードに片手をつき、自分の股間に顔を埋めて肉棒をしゃぶる妹の姿を見下ろして、苦悶と快楽の入り混じった呻き声を上げた。  かつては純粋無垢だったはずの妹が、今、自分のペニスを口いっぱいに咥え込み、頬をすぼめて「じゅるっ、じゅوب、ちゅぷぷっ……♡」と淫らな音を立てて吸い上げている。  それは、三十周目の記憶を持つ椿姫が培ってきた極上のフェラチオ技術だったが、何も知らないはじめの目には、「あの男たちに口の中まで散々犯され、しゃぶらされたせいで、こんなことまで覚えてしまった可哀想な妹が、俺のために必死に奉仕してくれている」という、涙が出るほど健気で背徳的な光景として映ったのだ。 「んむっ、じゅるるっ、ちゅぽ、んくっ……♡ ぷはぁっ……♡ ねえ兄さん、気持ちいい……? わたくしのお口、あいつらに喉の奥までおちんちんを突っ込まれて、何回も精液を飲まされたから……こうやっておちんちんを舐めるの、上手になっちゃったのよ……♡ でも、嫌々やらされたあいつらの時と違って、兄さんのおちんちんを舐めてると、わたくしのおまんこまでキュウキュウって疼いて、おつゆが止まらないのぉっ……♡♡」  椿姫は、一度口から亀頭を「ちゅぽんっ」と抜き、自分の唾液でテラテラに光る肉棒の竿へと、今度は自らの豊かな双丘――男たちの紫色の歯型と、はじめの赤いキスマークが混在する白い乳房を、左右から「むぎゅうぅっ……♡」と押し当てて挟み込んだ。 「あ、あぁっ……!? む、胸で……っ!」 「んっ、よいしょ……っ♡ わたくしのおっぱいも、兄さんのおちんちんで擦って、あいつらの嫌な感触を全部消してちょうだい……♡ たっぷりお唾を垂らすから……んちゅ、たらぁっ……♡」  椿姫は、谷間に挟み込まれた兄の亀頭の上へと、自らの口から濃厚な唾液の糸をだらりと垂らして潤滑剤にすると、両手で自分の柔らかい乳房を内側に寄せ上げながら、上下に「むにゅっ、ずりゅ、くちゃっ……♡」と激しく動かし始めた。  マシュマロのように柔らかく、しかも熱を持った妹の双丘の谷間で、硬く張り詰めた肉棒が押し潰され、擦り上げられる極上のパイズリ。  さらに椿姫は、胸の谷間から突き出してくる亀頭の先端へと、上目遣いのまま赤い舌を伸ばし、「れろっ、ちゅぷ、じゅるるっ……♡」と鈴口を吸い上げながら、激しくおっぱいを揺らし続けたのだ。 ■二十:白濁の聖餐――全身への大量射精と、上書きの完了 「く、うぅっ……! ダメだ、椿姫、もう、限界だ……っ! 離れろ、お前の顔や身体に、俺の汚いものなんかかけられない……っ!!」  二日間溜まりに溜まった精液が、睾丸の奥から一気にせり上がってくる感覚に、はじめは必死に腰を引こうと叫んだ。  しかし、椿姫は離れるどころか、はじめの腰骨を両手でガシリと捕まえ、最後の仕上げとばかりに、自らの身体を再びはじめの股間へと密着させた。 「汚くなんかないっ!! 兄さんの精液は、わたくしを綺麗にしてくれる一番のお薬なのよぉっ……♡♡ 出してっ、兄さん! おまんこの上にも、おっぱいにも、お顔にも、お口の中にも……あいつらに出された汚い精液の記憶が全部流れ落ちちゃうくらい、兄さんの熱い精液で、わたくしを真っ白に染めてぇっ……♡♡」  椿姫は、はじめの肉棒の根元を自分の熱く濡れそぼったおまんこの割れ目とけつまんこの入り口へとぎゅーっと押し当て、亀頭の先端を自分の胸の谷間と顎の下へと向けさせたまま、自らのお尻と胸を使って、兄の剛直を狂ったように扱き上げた。  ぐちゅっ、じゅぷ、しゅこっ、ぬちゅるるっ……!!  下からはおまんことけつまんこの灼熱の粘膜と愛液が竿の根元を包み込み、上からは柔らかい乳房と熱い舌先が亀頭を責め立てる。 「つ、椿姫っ、椿姫ぃっっ!! 俺が、俺が一生、お前を守るからなぁぁぁっっ!!!」  はじめの脳内で、真っ白な閃光が炸裂した。  次の瞬間、限界まで膨れ上がった亀頭の鈴口がカッと大きく開き、そこから、まるで消防車のホースから放水されたかのような凄まじい勢いで、熱く、濃く、真っ白な精液の奔流が解き放たれた。  ドピュッ!! びゅるるるるっ!! ドクン、びゅっ、びゅびゅびゅっ!! 「ひゃ、あぁぁぁぁんっっ♡♡♡ き、来たぁっ、兄さんの熱いのが、いっぱい飛んでくるぅっ……♡♡」  一発目の最も濃く大量の白濁液が、椿姫の顎から小さな唇、さらには鼻筋や長い睫毛の上へと、熱い飛沫となってまともに直撃した。  二発目、三発目の精液は、彼女が突き出していた白い双丘――廃ビルの男たちに噛みつかれた紫色の歯型の上へと、まるで白いペンキをぶちまけるかのようにドロドロと降り注ぎ、傷跡を真っ白に覆い隠していく。  そして四発目、五発目、六発目と、終わりのない脈動とともに吐き出され続ける大量の精液が、椿姫のお腹から、下のおまんこの割れ目、さらにはけつまんこの入り口にまで、熱い白濁の川となって流れ落ちていったのだ。 「んっ、あぁっ……♡ こんなに、たくさん……♡ まだ出てる、ドクドクって、すごく濃くて、熱い……♡♡」  椿姫は、顔面から胸、お腹、股間に至るまでを兄の精液でべっとりと白く染め上げられながら、その圧倒的な熱量と、むせ返るような青臭い「兄の雄の匂い」に包まれ、自らのおまんことけつまんこをビクビクと収縮させて甘い小絶頂に達していた。  彼女は、まだピクピクと痙攣して最後の滴を吐き出しているはじめの亀頭を、再び自分の小さな口へと「あむっ……♡」と咥え込み、尿道の中に残った一滴までを「ちゅぅぅっ、んくっ……♡」と音を立てて吸い出し、喉を鳴らして美味しそうに飲み干した。  さらに、自分の胸の傷跡やお腹の上に溜まったドロドロの精液を、白く細い指先ですくい取ると、はじめの目の前で、赤い舌を出して「ぺろり、ちゅぱ……♡」と舐め取って見せたのだ。 「はぁっ……♡ おいしい……♡ ねえ、見て、兄さん……。わたくしのお口の中も、おっぱいの傷も、おまんこの上も、全部、兄さんの熱い精液でいっぱいになったわ……♡ これでやっと、あいつらの気持ち悪い匂いが消えて、わたくし、兄さんだけの綺麗な妹に戻れたわぁ……♡♡」  顔中に白濁液をつけたまま、天使のように無垢で、娼婦のように淫靡な笑顔を浮かべる椿姫。  その姿を見下ろしたはじめは、自らが妹の身体にぶちまけた精液の白さと、それを喜んで舐め取る彼女の姿に、もはや後戻りのできない「共犯と所有の恍惚」を感じ取りながら、崩れ落ちるようにして椿姫の身体を再び強く抱きしめたのだった。 (その6・完結編へ続く) 椿姫リメイク 第19章:病院での対面――「間に合わなかった兄」の崩壊(その6・完) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 ■二十一:午後八時三十分――狭いベッドの茧(まゆ)と、精液の塗り込み  午後八時三十分。  内側から固く鍵が閉ざされた408号室の中は、先ほどはじめが放出したばかりの大量の精液の青臭くも濃厚な匂いと、椿姫が三度の絶頂で撒き散らした甘い愛液の香り、そして二人の熱い汗の匂いが完全に溶け合い、むせ返るような「交尾後の密室」の空気で満たされていた。 「はぁっ、はぁっ……椿姫、冷えるといけない、拭いてやるからな……っ」  大量の射精を終えてなお、荒い息をついているはじめが、枕元のティッシュペーパーに手を伸ばそうとした、その時だった。 「いやっ……! 拭かないで、兄さんっ……♡」  椿姫が、点滴の刺さっていない右手で、はじめの手首をきゅっと掴んで引き止めた。  彼女の顔にも、紫色の噛み跡が残る白い双丘にも、そして平坦なお腹から股間にかけても、まだはじめが吐き出したばかりの白くドロドロとした精液がたっぷりと張り付き、間接照明の光を浴びて淫靡に輝いている。 「せっかく、兄さんがわたくしの身体に出してくれたのに……拭いちゃったら、またあの人たちの匂いが戻ってきそうで怖いの……。お願い、このままにして……? それより、兄さんもここへ入って、わたくしをぎゅーって抱きしめてて……♡」  椿姫は、自分の胸やお腹の上に溜まった兄の温かい精液を、自らの掌でまるで高級な美容クリームでも塗り広げるかのように、首筋の噛み跡や乳房の歯型、さらには太腿の内側の傷跡へと、ぬるぬる、ぺたぺたと愛おしそうに塗り込みながら、ベッドのシーツをめくって自分の隣のスペースを空けた。  そのあまりにも倒錯的で、あまりにも健気な妹の姿に、はじめの胸は再び締め付けられるような愛おしさと罪悪感でいっぱいになった。 「……わかった。わかったよ、椿姫。ずっと、朝が来るまで、いや、これからもずっとこうしてくっついていてやるからな……」  はじめは、泥だらけだった片方の靴と靴下を乱暴に脱ぎ捨て、さらに愛液と精液で汚れたジーンズとシャツもその場へ脱ぎ捨てると、黒いボクサーパンツ一枚(しかも前が大きく開いて半勃ちの肉棒が覗いている状態)のまま、病院の狭いシングルベッドの中へと潜り込んだ。  ギシッ……とベッドのَスプリングが深く沈み込み、一枚の白い掛け布団の下で、兄と妹の裸同然の肉体が、再び少しの隙間もなくぴったりと重なり合った。 「あ、んっ……♡ 兄さんの身体、すごく大きくて、あったかい……♡ わたくしの身体に出してくれた兄さんの精液が、兄さんの胸とお腹の間で、ぬるぬるって擦れてるわ……♡♡」  二人の肌と肌の間で、まだ乾ききっていない精液と汗、そして愛液が「くちゃっ、ぬちゅっ」と音を立てて接着剤のように絡み合う。  はじめは、ベッドから落ちそうになるのも構わず、椿姫の華奢で白い裸身を自分の腕と脚で全身ごと包み込むように抱き寄せた。 ■二十二:胎児のような抱擁(スプーン体勢)と、終わらない後戯の愛撫(追加濃密官能シーン) 「痛くないか、椿姫……? 点滴の針、引っ張られてないか……?」 「うん、大丈夫よ、兄さん……。こうやって、後ろから兄さんに抱っこされてると、わたくし、なんだか兄さんのお腹の中にいる赤ちゃんになったみたいで、すごく安心するの……♡」  狭いベッドの上で、二人は横向きになり、椿姫の背中をはじめの広い胸板と腹筋でぴったりと包み込む「スプーン」の体勢をとっていた。  左腕の点滴チューブが無理のない位置に垂れ下がるように整えられ、そのすぐ下から、はじめの逞しい両腕が椿姫の白い身体へと回されている。  だが、これほど密着し、精液と愛液の匂いに包まれた布団の中で、二人の肉体がただ「静かに眠る」ことなどできるはずもなかった。  はじめの鼻先には、椿姫の黒髪の甘いシャンプーの残り香と、うなじから立ち昇る熱い牝の匂いが常に漂っている。  そして何より、椿姫の白く丸いお尻の割れ目が、はじめの股間――先ほどあれほど大量に射精したばかりだというのに、妹の柔肌に触れたことで再びむくむくと硬さと熱を取り戻してしまった彼の「男根」へと、むにゅり、とじかに押し当てられていたのだ。 「んっ……♡ ねえ、兄さん……お尻のところに、また兄さんの硬くて熱いのが、当たってるわ……♡」  椿姫が、くすりと甘く吐息を漏らしながら、自分のお尻を後ろの兄の股間へと、ぎゅーっと押し返すようにくねらせた。  ぬちゅり……と、彼女のおまんことけつまんこの周りに残っていた愛液と精液が潤滑油となり、はじめの再勃起した肉棒の竿が、椿姫の柔らかいお尻の谷間――ちょうど縫合処置されたばかりのけつまんこの入り口の上から、熱く濡れたおまんこの花びらの外側へと、ぴったりと挟み込まれるように密着した。 「つ、椿姫……っ、ごめん、俺、どうしてもお前に触れてると、ここが鎮まらなくて……っ」 「謝らないでって言ったでしょう、兄さん……♡ 兄さんのおちんちんがずっと硬くなってくれてるの、わたくしを守ろうとしてくれてるみたいで、すごく嬉しいのよ……♡ ねえ、お願い……眠るまででいいから、兄さんの手で、わたくしのおっぱいも、おまんこも、けつまんこも、全部触ってて……? 兄さんの手で塞いでおいてくれないと、また悪い夢を見そうなの……♡」  耳元で囁かれるその甘い懇願に、はじめはもはや抗う術を持たなかった。 「ああ……触っててやる。俺がずっと、お前の身体を全部押さえててやるからな、椿姫……」  はじめは、椿姫の白い首筋やうなじの噛み跡へと、「ちゅっ、んちゅ……」と優しいキスを幾度も落としながら、彼女の身体に回した自分の両手をゆっくりと動かし始めた。  まず、上になっている左手が、椿姫の脇の下から前へと回り込み、精液でぬるぬると光る彼女の豊かな双丘を、背後から鷲掴みにするように包み込んだ。 「あ、ふぁっ……♡ 兄さんの手、おっぱいを下から持ち上げてるぅ……♡」  むにゅっ、むぎゅうぅっ……と、柔らかい乳房の肉がはじめの五本の指の間から溢れ出す。  彼は、男たちにつけられた傷跡を労わるように優しく掌で撫でさすりながら、人差し指と中指の腹で、ぷっくりと硬く尖った乳首を挟み込み、コリコリ、くにくにと甘く転がした。  そして同時に、下から回されたはじめの右手が、椿姫の平坦なお腹を滑り降り、少しだけ持ち上げられた彼女の白い片脚の間――熱く濡れそぼったままの股間へと、再び深く差し入れられた。  くちゅっ、ぬちゅるっ……♡  布団の中で、粘り気のある水音が静かに響く。  そこは、椿姫の愛液と、先ほどはじめがかけた精液が混ざり合い、とろとろの白いエマルジョン(乳濁液)となって溢れ返っていた。 「んんっ、あぁっ……♡ 兄さんの指、おまんことけつまんこに、また触ってるぅ……♡」  背後から抱きしめる体勢のまま、はじめは自分の長い中指と薬指を、椿姫のおまんこの割れ目に沿って上下にゆっくりと滑らせた。  さらに、彼女のお尻の割れ目に挟み込まれた自分の熱い肉棒を、後ろから腰をわずかに揺らすことで前後にスライドさせ、自分のペニスの竿と、前から当てた自分の指先との間で、椿姫のおまんこの花びらとけつまんこの蕾を「サンドイッチ」にするようにして、ねっとりと擦り上げたのだ。 ■二十三:うなじへの愛の囁きと、甘い小絶頂の波紋 「ひゃ、あぁっ……♡♡ すごい、兄さん……っ、後ろからは兄さんの熱いおちんちんがけつまんことおまんこに擦れて、前からは兄さんの指でクリトリスとおまんこをくちゅくちゅされてるぅ……♡♡」  椿姫は、はじめの胸板に背中を預けたまま、背中をぎゅーっと反らし、自分の頭を後ろのはじめの肩へと預けて甘い吐息を漏らした。  激しいピストンや乱暴な責めではない。  まるで壊れやすい宝物を磨き上げるかのような、極限まで甘く、緩やかで、しかし少しの休みもなく延々と続けられる「保護と所有の愛撫」。 「愛してるぞ、椿姫……っ。お前は俺の宝物だ。誰が何と言おうと、俺が一生、お前を幸せにしてやる……っ」  はじめは、椿姫の耳たぶを後ろから甘噛みし、熱に浮かされたような声で愛の言葉を囁き続けながら、指先と腰の動きを止めなかった。  ちゅっ、れろっ……と耳の穴やうなじを舌で舐め上げながら、左手で乳首を摘まんで引っ張り、右手の中指でおまんこの入り口の縫合糸の脇をくちゅくちゅと浅くほぐす。そして、自分のお腹の下で再び限界近くまで硬くなった肉棒の亀頭を、椿姫のお尻の割れ目の中心――ぷっくりと腫れたけつまんこの入り口へと、後ろから「ぐりっ、ぬちゅっ……」と優しく押し当てては、割れ目に沿って上下に滑らせる。 「あ、んっ、はぁぁっ……♡♡ 兄さん、お尻の穴に、兄さんの先っぽが当たって、けつまんこがヒクヒクってしちゃう……♡ 入れちゃダメなのに、わたくしのけつまんこ、兄さんのおちんちんを欲しがって、きゅうきゅうって吸い付いてるの、わかる……?♡」 「ああ、わかるよ……っ。お前の後ろのここも、前のおまんこも、俺の指とペニスにすっごく熱く吸い付いてきてる……っ。傷が治ったら……全部、俺が中まで愛してやるからな、椿姫……っ」 「ほんとう……? 約束よ、兄さん……♡ わたくしの傷が治ったら、おまんこにも、けつまんこにも、一番奥まで兄さんのおちんちんを入れて、兄さんの赤ちゃんができるくらい、毎日いっぱい中に出してね……♡♡」  その淫らで甘い未来の約束を交わしながら、布団の下では、「くちゅ、ぬちゅ、じゅぷ、くちゅるっ……」という粘着質な水音が、子守唄のようにリズミカルに響き続けた。  椿姫は、兄の腕の中で完全に力を抜き、されるがままに乳首とおまんことけつまんこを弄ばれながら、数分おきに「んっ、あぁっ……♡ また、イッちゃう……ふぁぁっ……♡♡」と、波が寄せては返すような甘く穏やかな小絶頂(ミニ・オーガズム)を何度も何度も繰り返した。  彼女が小さくイクたび、おまんこの奥から新しい温かい蜜がじゅわっと溢れ出し、二人の密着した下半身をさらにねっとりと濡らしていく。はじめはそのたびに、震える妹の身体をより強く抱きしめ、彼女の指先に自分の指を絡ませて(恋人繋ぎで)固く握りしめ続けたのだった。 ■二十四:ひややかな微笑みと、運命の深夜零時への秒読み  やがて、どれほどの時間が経っただろうか。  二日間の不眠不休の捜索と、極限の精神的ショック、そして病室での狂乱の情事と大量の射精によって、肉体的な限界を迎えていたはじめの呼吸が、少しずつ深く、規則正しい寝息へと変わり始めた。  だが、眠りに落ちかけてもなお、はじめの両腕は椿姫の裸身を万力のように固く抱きしめたままであり、彼の右手は椿姫の濡れたおまんこの上に、左手は彼女の乳房の上に、まるで番犬が宝物を守るかのようにぴたりと添えられたまま離れなかった。 「……ん、椿姫……っ、どこにも、行くなよ……俺が、守るから……」  寝言でさえも、自分の名前を呼び、うなじに熱い吐息を吹きかけてくる兄。  その逞しくも傷ついた「絶望のヒーロー」の腕の中で、水無月椿姫は、暗闇の中でゆっくりと目を開けた。  先ほどまで、涙と快楽の汗にまみれ、「兄さんがいなきゃ死んじゃう」と泣き叫んでいた可憐で哀れな被害者の少女の表情は、今の彼女の顔には少し(たりともではなく、少し)も残っていなかった。  心電図モニターの緑色の光に照らし出された椿姫の白い顔。  そこに浮かんでいたのは、背筋が凍りつくほど美しく、妖艶で、そして絶対的な勝利を確信した支配者の「ひややかな微笑み」だった。 (……計画通り。ええ、すべて、わたくしの描いた絵図の通りですわ、兄さん……♡)  椿姫は、自分のおまんことけつまんこに今も密着している兄の温かい指先と、お尻の割れ目に押し当てられたままの兄の肉棒の感触を、うっとりと味わいながら胸の中で独白した。  二十九回のループ。  どれほど純潔を守り、どれほど献身的に尽くしても、決して手に入らなかった水無月はじめの「すべて」。  それが今、自らの純潔をドブに捨て、丸二日間にわたって見知らぬ男たちに前も後ろも口も犯され尽くすという「純潔の殉教」を経たことで、いとも容易く、しかも二度と解けない呪いの鎖となって、兄の魂を完全に絡め取ったのだ。 (可哀想な兄さん……。わたくしが自分で罠に飛び込んだとも知らず、すべてご自分のせいだと信じ込んで、一生わたくしのおまんことけつまんこを舐めて慰める奴隷になることを、ご自分の意志でお選びになりましたわね……♡)  椿姫は、自分の胸に回されているはじめの腕に、そっと自分の白い手を重ね、爪を立てないように優しく撫でた。  痛む下腹部も、縫合されたばかりの膣口とけつまんこの熱も、全身に刻まれた男たちの醜い歯型も、今の彼女にとっては、兄を永遠に縛り付けるための誇らしい「聖痕(スティグマ)」でしかなかった。  ふと、椿姫が視線を上げると、病室の壁に掛けられた時計の針が、午後八時三十分を回り、さらに静かに時を刻み続けているのが見えた。  五月三十一日の夜が、更けていく。  あと三時間半あまりで、この三十周目の世界における最大の分岐点――これまで二十九回すべてにおいて、強制的に時間を巻き戻してきた運命の『深夜零時』がやってくる。 (さあ、審判の時が近づいてまいりましたわ……。正史のヒロインと出会うはずだった未来を塗り潰し、兄さんの心と身体をここまで完全に簒奪した今……今夜の深夜零時、あの忌まわしいループの時計の針は、果たして前へと進むのでしょうか……♡)  もし、零時を回っても時間が巻き戻らなければ、その時こそ、水無月椿姫の「完全なる勝利」が確定する。  その後に待っているのは、退院後の水無月家で繰り広げられる、誰にも邪魔されない兄と妹の、文字通り「全身上書きの聖餐」の日々――。 「……ふふっ……♡ おやすみなさい、わたくしの兄さん。目が覚めたら、またたっぷり、わたくしの傷口を兄さんの愛で塞いでくださいませね……♡」  椿姫は、眠る兄の指先でおまんこの入り口をくちゅりと自ら擦り上げ、最後の甘い吐息を漏らすと、兄の広い胸板へと背中をさらに深く押しつけ、満足げに目を閉じた。  閉ざされた病室の闇の中で、時計の秒針だけが、運命の深夜零時(第20章)へと向かって、冷たく、そして熱狂的に秒読みを開始していた――。 【第19章・完】 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第1部:午後九時――男性恐怖症の演舞と、兄の完全監禁】  総合病院の四階、廊下の突き当たりに位置する特別個室の病室は、まるで海の底に沈んだ棺のように静まり返っていた。  時刻は午後九時を回ったばかり。消灯時間を過ぎた室内には、天井の常夜灯が落とす青白い光と、ベッド脇に立つ点滴スタンドのデジタル表示が放つ緑色の微光だけが漂っている。規則正しく滴り落ちる薬液の音が、ぴちょん、ぴちょん、と静寂を切り裂くように響き、そのすぐ隣では壁掛け時計の秒針が、三十回目の「五月三十一日」の終わりに向けて、無機質なリズムを刻み続けていた。  クレゾールとアルコール消毒液が混ざり合った病院特有の清潔で無機質な臭気。しかし、幅の狭いシングルベッドの上に掛けられた白いシーツと薄手の毛布の内側には、それとは正反対の、むせ返るほどに生々しく濃厚な「牝の匂い」が澱んでいた。  水無月椿姫は、乱れた黒髪を枕の上に扇状に広げ、薄手の白い病衣に包まれた華奢な肢体を横たえていた。  その白い肌には、痛々しいコントラストを描くように、男たちの指や歯型が残した紫色の鬱血痕がいくつも散らばっている。鎖骨の窪み、華奢な肩口、柔らかな双丘の膨らみ、そしてくびれた腰骨のあたりまで、まるで毒々しい花弁を散らしたかのように刻み込まれた無数の痕跡。縫合処置を施されたばかりの下腹部の奥底には、まだ生々しい鈍痛が鉛のように居座っていた。  だが、半分ほど伏せられた椿姫の長い睫毛の奥で、漆黒の瞳は驚くほど冴え渡り、ひややかな光を湛えていた。 (あと三時間……ええ、たった三時間ですわ。この時計の針が深夜零時を指し示し、六月一日へと足を踏み入れるまでの辛抱ですわね)  椿姫は毛布の下で、自らの白い指先をそっと動かし、病衣の裾から覗く自分の太腿の内側を撫でた。  そこには、この三十周目の世界で刻まれた傷だけでなく、過去二十九回にわたる「終わらない五月」の中で、数え切れないほどの男たちによって蹂躙され、暴かれ、開発され尽くしてきた記憶が、神経の隅々にまで焼き付いている。処置を終えて清拭されたはずの肌は、すでに内側から湧き上がる異様な熱気を帯びており、縫合された秘裂の奥からは、鈍痛と表裏一体の甘美な疼きが絶え間なく脈打っていた。  ベッドのすぐ脇に置かれたパイプ椅子には、兄である水無月はじめが、まるで罪人のように深く項垂れて座っていた。  彼は何時間も前から同じ姿勢のまま、固く握りしめた両拳を膝の上に置き、血走った瞳で床の一点を見つめている。妹を守れなかったという自責の念、自らが理想としていた正義やヒーロー像が脆くも崩れ去った絶望、そして何よりも、目の前で傷つき果てた妹の姿に対する圧倒的な罪悪感。それらが彼の思考能力を完全に奪い去り、彼をただの「都合のいい舞台装置」へと変貌させていた。  椿姫にとって、いまや兄という存在は、愛憎の対象ですらない。自らの計画を完遂し、この忌まわしい五月のループを打ち破って永遠の庇護を手に入れるための、極めて有用な「愛しい人」であり、体温と精気を提供するための「道具」にすぎなかった。  部屋の四隅には、常夜灯の光さえも吸い込んでしまうような、濃密な「黒い影」がじっとりと淀んでいる。それは他人の目には決して映らない怪異――椿姫自身の無意識が紡ぎ出した超能力の具現であり、彼女が真の意味で望む結末を手に入れるまで、幾度でも時間を五月一日へと巻き戻し続けてきた絶対的な番人であった。  影は音もなく揺らめきながら、壁掛け時計の針と、ベッドの上の椿姫を交互に見つめている。  その時だった。  コン、コン、と控えめなノックの音が響き、直後にドアノブの金属がカチャリと回る硬質な音が病室の静寂を破った。 「失礼します、水無月さん。夜間の回診とバイタルチェックに――」  白衣を着た中年の男性医師が、カルテを手にして扉を少し開け、室内へと足を踏み入れようとした、まさにその瞬間である。  椿姫の脳内で、ひややかな計算のスイッチが音もなく切り替わった。  ドアノブの金属音が鼓膜を揺らしたコンマ一秒後、椿姫はまるで電流を浴びたかのように全身をぎゅーっと硬直させ、大きく見開いた瞳を白目近くまで剥いて、喉の奥から引き攣ったような過呼吸の音を鳴らし始めた。 「ひっ……ぁ、はっ、はぁっ、はぁっ……!?」 「つ、椿姫……!?」  パイプ椅子から弾かれたように立ち上がったはじめが、蒼白な顔でベッドへと駆け寄る。医師も驚いて足を止め、「水無月さん、落ち着いて、診察だけですから」と一歩近づこうとした。  その男性医師の低い声と、かすかな整髪料の匂いが漂ってきた瞬間、椿姫は完璧に計算し尽くされた狂乱の演舞を解き放った。 「嫌ぁっ……!! 嫌、嫌ぁぁぁっ!! 男の人が来る! 来ないで、近づかないでぇっ!!」  椿姫は細い両手で自分の頭を抱え込み、黒髪を振り乱しながらベッドの上で激しく暴れ狂った。点滴のチューブが大きく揺れ、スタンドがガタガタと不穏な音を立てる。 「またあいつらのちんぽが入ってくるぅっ!! 嫌ぁっ、お腹の中が裂けちゃう、どろどろの精液かけられるの嫌ぁっ!! 助けて、兄さん、私を殺して、今すぐ殺してぇっ!!」  病室中に響き渡る、絹を裂くような絶叫。あえて医師の目の前で「ちんぽ」や「精液」といった生々しく卑猥な言葉を吐き散らすことで、彼女がいかにむごたらしい性的蹂躙によって精神を破壊されたかを、残酷なまでに視覚化してみせる。もちろん、その錯乱のすべては、ひややかな頭脳によって一分の狂いもなく制御された演技にすぎない。  だが、愛しい人であるはじめの目には、最愛の妹が再び地獄の恐怖に引きずり込まれ、魂を砕かれていく断末魔の光景としてしか映らなかった。 「う、うわあああっ! 椿姫、大丈夫だ、誰も何もしない!! 先生、出て行ってくれ! 今すぐ部屋から出て行ってくれ!!」  はじめは血相を変え、ほとんど狂乱状態のまま男性医師の胸倉を掴まんばかりの勢いで立ちはだかった。医師が「しかし、鎮静剤の処置を――」と口を開く暇さえ与えず、はじめは力づくで医師の肩を押しやり、廊下へと強引に追い出した。 「誰も入るな!! 男の医者も、看護師も、朝まで絶対にこの部屋に近づくな!! 俺が……俺が朝までずっと見ているから、誰も近づかないでくれええっ!!」  怒号とともに扉を乱暴に閉め切ったはじめは、震える手でドアノブの下にあるサムターンを回し、ガチャン、と重々しい音を立てて内側から鍵をかけた。さらに彼は、扉の前に立ち塞がるようにして肩で荒い息をつきながら、廊下の気配を睨みつけている。  その兄の広い背中を、ベッドの上から見つめる椿姫の双眸から、錯乱の色が嘘のようにスッと消え失せた。  あれほど激しく上下していた胸の喘ぎは瞬時にして整い、乱れた黒髪の隙間から覗く瞳には、氷のようにひややかな、そして蜜のように甘美な光が宿る。 (ふふ……本当にチョロいものですわね、兄さん。さあ、その通りよ。私の檻の扉を、あなた自身の手で内側から閉めるのですわ。これで朝まで、誰一人として邪魔者の入らない完全な密室が出来上がりましたわね)  椿姫は毛布の下で、誰にも見えないように唇の端を優雅に吊り上げた。  しかし、口から漏れ出る声は、依然として恐怖に震える哀れな少女のそれを完璧に保っていた。 「はぁっ……はぁっ……にい、さん……? 鍵、かけてくれたの……? あの男の人たち、もう入ってこない……?」 「あ、ああ……! 大丈夫だ、椿姫。俺が鍵をかけた。ここには俺しかいない、誰一人として指一本触れさせないから、安心しろ……!」  はじめは扉の前から離れられないまま、まるで忠実な番犬のようにドアの前に膝をつき、必死の声で呼びかけてくる。扉のすぐそばに張り付いていれば、万が一にも外部の人間が入ってくるのを物理的に防げると信じ込んでいるのだ。 (ええ、まずはそこで番犬のように座っていらっしゃい。あなたが罪悪感に震えながらドアを見張っている間に、私はこの身体の火照りを、少しばかり整えておきますから)  それから数十分の間、病室には再び重苦しい静寂が降りた。  はじめは万が一にも外部の気配を入れまいと、扉のすぐ脇の床に背を預けて座り込み、ベッドから少し離れた死角で、膝を抱えて震えている。妹の荒れた呼吸を刺激しないよう、彼はこちらを直視することさえ躊躇い、ただひたすら耳を澄ませて番犬の役割を果たしていた。  一方、ベッドの上の椿姫は、顔の半分まで引き上げた毛布の陰で、とろんと潤んだ瞳を細めていた。  先ほど自ら演じた「またあいつらのちんぽが入ってくる」というあられもない絶叫が、他ならぬ椿姫自身の肉体に、強烈な催淫剤として作用していたのである。 (あぁ……声に出しただけで、こんなにも子宮の奥がきゅうきゅうと疼いてしまうなんて……)  二十九回分の時間遡行の中で、椿姫の肉体は文字通り、ありとあらゆる快楽の記憶を刻み込まれた淫乱な器へと変貌していた。最初は苦痛でしかなかった陵辱も、十周、二十周と繰り返されるうちに、彼女の卓越した順応性と歪んだ全能感によって、すべてが極上の快感へと変換されていたのだ。  今回の三十周目における傷の鈍痛でさえ、今の椿姫にとっては、自らが悲劇の聖女として君臨するための心地よいスパイスにすぎない。  椿姫は周囲の気配を窺い、はじめが扉の前で深く俯いているのを確かめると、毛布の下でゆっくりと自らの右手を這わせた。  薄手の白い病衣は、彼女の体温とじっとりとした汗によって、すでに肌に吸い付くように湿っている。椿姫はまず、病衣の上から自分の左胸――男たちの乱暴な指先によって紫色の痣がいくつも刻まれた、豊かで柔らかな双丘をそっと撫で上げた。 (んっ……)  声にならない吐息が、鼻腔から熱く漏れる。  自分の指先が乳輪の周りをなぞるだけで、布地の下の桜色の乳首が、まるで待ち構えていたかのようにぷっくりと硬く勃起した。痣の残る乳房の肉を少し強めに抓り上げると、微かな痛みとともに、背筋を駆け上がるような甘い電流が走る。  椿姫はそのまま、病衣の裾を太腿の付け根まで静かにたくし上げた。  毛布の作る暗いドームの中に、むわっとした濃密な牝の匂いが一気に広がる。処置の後に穿かされていた簡素な白い紙ショーツのクロッチ部分は、すでに椿姫の秘裂から止めどなく滲み出した愛液によって、ぐっしょりと重たく濡れ透けていた。 (こんなにも濡れてしまって……もしあの医師が本当に診察していたら、私が恐怖で震えているのではなく、発情して蜜を垂れ流していることがバレてしまったかもしれませんわね……ふふっ)  ひややかな嘲笑を胸の内で転がしながら、椿姫は濡れそぼった紙ショーツの脇に指を掛け、それを横にずらして、自らの熱い秘所を直接指先で触れに行った。  くちゅり、と小さく粘ついた水音が、毛布の中で密やかに響く。  扉の前に座るはじめには聞こえるはずもない、極めて繊細で淫靡な音。椿姫の中指と薬指が、ぷっくりと充血して膨れ上がった淡い桃色の大陰唇を押し広げると、そこからは糸を引くほど濃厚な透明の愛液が、とろり、とろりと止めどなく溢れ出してきた。  下腹部の奥には縫合の鈍い疼きがある。しかし、そのすぐ手前にある膣口と、花弁の頂点に鎮座するクリトリス、さらにはその下にある菊門――二十九回のループの中で幾度となく男たちに抉られ、開発され尽くしたけつまんこに至るまで、すべての粘膜が熱病に浮かされたようにひくひくと収縮を繰り返していた。 (あぁ……っ、素晴らしいですわ……私の身体、二十九回分の快楽を少しも忘れずに、全部覚えておりますのね……)  椿姫は左手で自らの乳首を病衣越しにひねり上げながら、右手の中指の腹を、包皮を剥き出しにした敏感なクリトリスへと押し当てた。  くちゅ、くちゅ、と指先を小刻みに円を描くように動かすごとに、自分の愛液が潤滑油となって卑猥な摩擦音を生み出す。腰の奥がじんわりと痺れ、白い太腿が毛布の下でぴくん、ぴくんと甘く痙攣した。 「っ……はぁ、んっ……にい、さん……」  椿姫はあえて、苦しげにうなされるようなトーンで小さく兄の名を呟いた。  すると、扉の前にいたはじめが、びくりと肩を震わせて顔を上げる。 「椿姫……!? どうした、傷が痛むのか!? 今でも怖いのか!?」 「う、ううん……なんでも、ないの……ただ、少し、身体が震えて……あなたがそこにいてくれるか、確かめたくなっただけ……」 「ここにいるぞ! 俺はずっとここにいる、少しも動かないから安心しろ、椿姫……!」  はじめの悲痛なまでに真剣な声が返ってくる。  妹が恐怖の余韻で震えているのだと信じ込み、拳を握りしめて涙ぐんでいる兄。まさかその数メートル先の毛布の中で、妹が彼の声をBGMにしながら、自分の指で秘裂とけつまんこを弄び、下品なほどに愛液を垂れ流して自慰に耽っているなどとは、夢にも思っていないのだ。 (ええ、そうやって私を心配して、罪悪感で胸を潰していなさいな、兄さん。あなたのその惨めで愚かな声を聞くたびに、私のおまんこから熱いお汁がどくどくと溢れて止まりませんわ……)  圧倒的な優越感と支配欲が、椿姫の性感帯をさらに鋭敏に研ぎ澄ませていく。  彼女は溢れ出る愛液を指先にたっぷりと絡め取ると、その指を秘裂の割れ目からさらに下、シーツに押し付けられた臀部の谷間へと滑らせた。そこにある小さな蕾――幾度ものループの中で男たちの剛直や太い指を呑み込み、すっかり柔軟で淫らな第二の性器へと作り変えられたけつまんこの入り口に、ぬるりと濡れた中指の先端を押し当てる。  ぷちゅり、と淫らな音を立てて、指の第一関節がすんなりと菊門の奥へと沈み込んだ。 (んんっ……! けつまんこまで、こんなに熱くてとろとろですわ……)  直腸の粘膜が、侵入してきた自分自身の指を、まるで男の肉棒を歓迎するかのようにきゅうきゅうと締め付けてくる。縫合された前方の傷口に無理な負担をかけずとも、この開発され尽くしたけつまんことクリトリスを同時に責め立てれば、椿姫の肉体はいくらでも快楽の渦へと沈み込むことができた。  彼女は中指をけつまんこの中に浅く抜き差ししながら、親指の腹でクリトリスをぐっと押し潰し、ぐりぐりと激しく扱き上げた。  くちゅ、ずちゅ、ぬちゅっ、と毛布の下で粘膜と愛液が擦れ合う音が濃密さを増していく。シーツの上で椿姫の白い腰がぎゅーっと反り返り、足の指先がシーツを強く掴むように丸まった。  二十九回分のループで味わった無数の絶頂の記憶が、脳裏にフラッシュバックのように明滅する。それらはもはや彼女を苦しめるトラウマではなく、彼女が世界そのものを支配し、兄という最後の獲物を完全に屈服させるための養分であった。 (あ、くぅっ……イッてしまいますわ……兄さんを番犬にして、すぐそばに侍らせたまま、ひとりでおまんことけつまんこを弄って、イッてしまいますわ……っ!)  椿姫は声を殺すために、空いた左手の親指を自らの唇に押し当て、白い歯で甘く噛みしめた。  次の瞬間、親指でクリトリスを強く弾き、中指でけつまんこの内壁を抉り上げた途端、脳天を白く焼き切るような鋭い快楽の奔流が背骨を駆け上がった。 「んんっ、くぅぅぅっ……!!」  毛布の中で、椿姫の華奢な肢体がぎゅーっと張り詰め、激しい痙攣に襲われる。誰も触れていないはずの膣口がぱくぱくと開閉し、そこから熱い愛液がぷしゃあっ、と音を立てんばかりの勢いで吹きこぼれ、紙ショーツと白いシーツにじっとりとした大きな染みを作った。けつまんこの奥も激しく収縮し、自らの中指を万力のように締め上げて離さない。  十数秒にわたる長い小刻みな痙攣ののち、椿姫はふうっ、と甘い吐息を吐き出して、ベッドの上にぐったりと脱力した。  しかし、ひややかな捕食者である椿姫の貪欲さは、単なる独り遊びの絶頂だけで満たされるはずもなかった。  時刻は午後九時三十分を回り、次の段階――兄をベッドという「檻」の中へと引きずり込むための布石を打つべき時間が迫っている。それと同時に、今しがた自らの手で吹きこぼした大量の愛液と、全身に滲んだ淫らな汗を、あの「愛しい人」である兄自身の手で処理させるという、さらなる倒錯的な愉悦を椿姫は思いついていた。  椿姫はけつまんこからゆっくりと中指を引き抜き、愛液で白く濁って光る自分の指先を、うっとりと眺めた。それから、その指をシーツの端で拭うことさえせず、わざと自分の内腿から膝の裏側にかけて、べっとりと愛液を塗り広げていった。紙ショーツも片足の付け根から乱暴に引き千切るようにして脱ぎ捨て、毛布の奥深くへと蹴り込んで隠す。  準備を整えた椿姫は、再び瞳に潤んだ涙の膜を張り、今にも消え入りそうなか細い声で、扉の前のはじめを呼んだ。 「にい……さん……。ねえ、兄さん……こっちに来て……」  その声に、はじめは弾かれたように立ち上がり、ベッドの脇へと駆け寄ってきた。 「どうした、椿姫! どこか苦しいのか!?」  ベッドの柵のすぐ横に立ったはじめを、椿姫は濡れた黒髪の隙間から、縋るような上目遣いで見つめた。 「あいつらの……あいつらの汚い精液や汗が、まだ私の足やお腹にべったりくっついている気がするの……。さっき怖くて汗をかいたら、太腿のところがぬるぬるして……気持ち悪くて、怖くて、おかしくなりそうなの……❤️」  椿姫の言葉は、半分は真実であり、半分は残酷な嘘であった。彼女の太腿をぬるぬると濡らしているのは、男たちの精液ではなく、彼女自身がたった今、激しいオナニーによって噴き出させたばかりの濃厚な愛液にほかならない。  だが、罪悪感に盲目となったはじめには、それが妹を苦しめるトラウマの幻覚であるとしか思えなかった。 「そ、そんなことはないぞ、椿姫。病院で先生たちが綺麗に処置してくれたんだ、もうどこにも汚いものなんか――」 「うそよっ!! だって、ここ、こんなに濡れてて気持ち悪いのよぉっ!! 嫌ぁっ、看護師さんは呼ばないで、誰にも見られたくないの!! 兄さん……お願い、そこにある温かいタオルで、私の足を拭いて……っ。兄さんの手で、この気持ち悪いのを全部拭い取ってくれなきゃ、私、また気が狂っちゃう……❤️❤️」  椿姫がポロポロと大粒の涙をこぼしながら、細い手で自分の毛布の端を少しだけめくってみせる。  常夜灯の薄暗い光の中に、白い病衣の裾から伸びる、ほっそりとした白い両脚が浮かび上がった。その内腿のあたりが、確かに何か粘り気のある液体によって艶めかしく光り、しっとりとした湿り気を帯びているのが見て取れた。  はじめは息を呑み、顔を真っ赤に染めながらも、妹が再びパニックを起こすことを何よりも恐れた。 「わ、わかった……! わかったから泣くな、椿姫。俺が拭いてやる、俺が全部綺麗にしてやるから……!」  はじめはサイドテーブルの上に置かれていた保温器の中から、清潔な蒸しタオルを一枚取り出すと、震える手でベッドの脇に膝をついた。 (ふふ……そうよ、跪きなさいな、兄さん。あなたが汚らわしい汗だと思い込んでいる私の熱いお汁を、その手で丁寧に拭い取るのですわ)  椿姫は内心でひややかな笑みを深めながら、表面上は羞恥と恐怖に震える妹を演じ、ゆっくりと両膝を立てて、白い太腿を左右に少しだけ開いた。  病衣の裾が重力に従って滑り落ち、紫色の指跡が残る内腿の柔肌が露わになる。さらにその奥、下着を脱ぎ捨てたばかりの無防備な秘裂と、その下にひっそりと息づくけつまんこまでもが、薄暗い影の中で今にも見えそうになっていた。  むわっ、と立ち昇る、甘酸っぱく濃厚な牝の匂いが、蒸しタオルの湯気に乗ってはじめの鼻腔を直撃する。 「っ……!」  はじめの喉仏が、ごくりと大きく上下した。それが単なる寝汗などではなく、成熟した女の秘所から溢れ出た粘液の匂いであることに、彼の本能が気づかないはずはない。しかし、彼の歪んだ倫理観と強烈な自責の念は、「妹がそんなふうに濡れているはずがない」と現実を無理やりねじ曲げ、思考を停止させていた。 「んっ……あ、兄さん……早く、拭いて……っ❤️ 太腿の奥の方まで、ぬるぬるしてるの……全部、綺麗に拭き取って……❤️❤️」  椿姫が甘く掠れた声で催促し、自らの右足を少し上げて、はじめの腕へと白いふくらはぎを押し付けた。 「あ、ああ……すまない、今やる……」  はじめは視線を逸らすようにしながら、蒸しタオルを包んだ無骨な右手を、椿姫の白い内腿へと恐る恐る伸ばした。  熱いタオルの布地が、愛液で濡れそぼった内腿の柔肌にぴたりと触れ、ゆっくりと滑っていく。 「あ、ふぅっ……んんっ……❤️」  自分の手ではなく、兄という「オスの手」がタオル越しに内腿を撫で上げた瞬間、椿姫の背筋に先ほどとは比べものにならないほど強烈な快楽の電流が走った。  たとえ愛しい人であっても、自分の策略によって完全に屈服させ、罪悪感で縛り上げた男の指先が、自らの最も敏感な領域に触れているという事実。それが椿姫の支配欲を極限まで満たし、縫合された下腹部の奥をきゅうんと甘く締め付けさせる。 「もっと……もっと上よ、兄さん……っ❤️ 足の付け根のところ……まだ、あいつらの気持ち悪いのが残ってる気がするの……っ、そこを、強く拭いて……❤️❤️」  椿姫はシーツの上で腰をぎゅーっと浮かせ、自ら秘裂のすぐ際まで、はじめのタオルを持つ手を誘導するように内腿を擦り付けた。  はじめの荒い吐息が、太腿のすぐ上から降り注ぐ。彼の手が、太腿の付け根――大陰唇のぷっくりとした膨らみに、タオルの端がわずかに掠めるギリギリの場所まで到達した。  実際、椿姫が腰をわずかに揺らすたび、毛布の陰で露わになった充血した花弁とクリトリス、さらには先ほどまで指を咥え込んでいたけつまんこの入り口が、蒸しタオルの厚み越しにはじめの指の関節へとぐりぐりと押し当てられていた。 「つ、椿姫……こ、これ以上上は、傷口に障るんじゃないか……!?」  タオルの布地を通して伝わる、異様なまでに熱く、ぬめりを帯びた粘膜の感触。はじめは額に脂汗を浮かべ、手を少し引こうとした。  だが、椿姫は自分の両膝をきゅっと閉じることで、はじめの右手首を白い太腿の間でしっかりと挟み込み、逃がさなかった。 「だめぇっ……! 手を離さないで、兄さん……っ❤️ そこを、兄さんの手でぎゅって押さえててくれなきゃ、またあいつらのちんぽが入ってくる幻覚が見えちゃうの……っ! お願い、動かないで、そのまま私のここを、タオルでぎゅーって押さえてて……っ❤️❤️」  涙声で懇願しながら、椿姫は自らの両腿に力を込め、タオルを巻いたはじめの拳を、自らの秘裂とけつまんこの両方へと真っ直ぐに押し付けた。 「う、ぐっ……! わ、わかった、動かないから……! 俺が押さえているから、怖がるな、椿姫……!」  はじめは妹の錯乱を鎮めるためだけに、言われるがまま拳に力を込め、温かい蒸しタオルを椿姫の股間へとぐっと圧迫した。 (あ、はぁっ……❤️ 素晴らしいですわ、兄さん……! 何も知らないまま、自分の拳で私のおまんことけつまんこを同時に圧迫して、気持ちよくさせてくれているのね……っ❤️❤️)  熱い蒸しタオルの温度と、はじめの無骨な拳の硬さが、充血したクリトリスと膣口、そしてけつまんこの粘膜を隙間なく押し潰してくる。  椿姫は「怖い、怖いよぉ……っ❤️」とすすり泣くふりをしながら、まるで兄の拳に跨がって素股をするかのように、自らの腰を前後左右へと小刻みに、そして淫らに揺すり続けた。  ぐちゅ、ぬちゅっ、とタオルに愛液が吸い込まれていく微かな水音が響く。しかし、はじめはそれを自分の蒸しタオルの水分音だと信じ込み、ただ必死に「大丈夫だ、俺がついている」と繰り返すばかりだった。  縫合の鈍痛が、兄の拳による圧迫によって甘美な痺れへと昇華されていく。二十九回分のループで鍛え上げられた椿姫の肉体は、わずか数分間の拳への擦り付けだけで、二度目の絶頂の崖っぷちへと容易く登り詰めていた。 「ひっ、あ、あぁっ……❤️ にい、さん……っ、温かい……兄さんの手、すごく温かくて、奥までじんじんするのぉ……っ❤️❤️」  椿姫はベッドの柵を掴むはじめの左腕にしがみつき、爪を立てながら、自らの股間をはじめの右拳へと限界までぎゅーっと押し付けた。  ぷしゃあっ、と蒸しタオルの繊維の許容量を超えるほどの熱い愛液が膣口から迸り、タオルの下のはじめの指先までをじっとりと濡らし尽くす。けつまんこもひくひくと激しく収縮し、タオルの角を吸い込むようにして痙攣した。 「はぁっ……はぁっ……んっ……❤️」  激しいアクメの波を、恐怖の発作が収まったかのような安堵の吐息へと巧妙に偽装しながら、椿姫はゆっくりと太腿の力を緩めた。  はじめが恐る恐る手を引くと、その蒸しタオルは椿姫の濃厚な愛液をたっぷりと吸って重たくなり、異様なほどの熱気と甘い香りを放っていた。しかし、暗がりの病室の中で、はじめはそのタオルをただ無造作に洗面器へと放り込み、妹の頭を不器用に撫でることしかできなかった。  壁掛け時計の針は、やがて午後十時を指そうとしている。  椿姫は涙に濡れた睫毛の奥で、ひややかに時計の文字盤を一瞥した。 (さあ……準備運動はこれくらいにしておきましょうか。次はあなた自身のその身体を、私のベッドの中へと引きずり込んで差し上げますわ、兄さん)  終わらない五月の最後の夜は、絶対的な捕食者である妹の筋書き通りに、さらなる深淵へと幕を開けようとしていた。 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第2部:午後十時――ベッドの中の檻・愛しい人としての兄の配置】  病室の壁掛け時計が、午後十時ちょうどを指し示した。  空調の微かな唸り声と、点滴の雫が落ちる規則的な音だけが響く薄暗い個室の中で、水無月椿姫は毛布を顎の下まで引き上げ、まるで嵐に打たれた小鳥のように華奢な肩を小刻みに震わせてみせていた。  もちろん、その震えは寒さや恐怖によるものではない。先ほど自らの指と、兄・はじめが握る蒸しタオルを使って二度までも絶頂をむさぼった余韻が、白い肌の奥で甘い痺れとなって渦巻いているのを、恐怖の震えへと巧妙に擬態しているだけのことだった。  ベッドの脇に置かれたパイプ椅子に戻り、再び頭を抱えて項垂れているはじめの姿を、椿姫は長い睫毛の隙間からひややかに観察する。 (まだ椅子に座っているつもりですの? 愚かな兄さん。あなたが座るべき場所はそこではなくてよ。これから一生を過ごすことになる、この狭いベッドという名の檻の中ですわ)  椿姫は呼吸をわざと浅く乱し、シーツの上から細い右手を伸ばして、はじめが着ているスウェットの上着の裾を、指先で弱々しく引っ張った。  くい、くい、と布地を引くかすかな感触に、はじめは弾かれたように顔を上げる。 「椿姫……? どうした、まだどこか痛むのか?」  覗き込んでくるはじめの瞳は、睡眠不足と極度の精神的摩耗によって赤く充血し、妹の一挙手一投足に怯えるような色が張り付いていた。  椿姫は潤んだ大きな瞳で兄を見上げ、唇をわなわなと震わせながら、消え入りそうな声で囁いた。 「兄さん……寒い……っ❤️ 身体の芯が氷みたいに冷たくて、あいつらの冷たい手が、まだ私の背中やお腹や、お尻の上を這い回ってる気がするの……っ。お願い、そこに座ってないで、ここに入って……私を温めて……❤️❤️」  椿姫は細い腕を動かし、自分が潜り込んでいる白い毛布の端を、招き入れるように少しだけ持ち上げた。  その瞬間、毛布の内側に籠もっていた濃密な熱気――椿姫の肌の匂いと、先ほどたっぷりと吹きこぼしたばかりの愛液の甘酸っぱい香気が、ふわりと病室の冷たい空気の中へと流れ出した。 「こ、ここにか……? しかし、椿姫、これは病院のシングルベッドだぞ。俺なんかが入ったら狭くてお前が窮屈だし、それに、今は男が近づくだけでも怖いんじゃ――」 「兄さんは違うって言ったでしょう……!? 兄さんが遠くにいるから、あいつらの幻覚が隙間から入ってくるのよぉっ……❤️ お願い、私をひとりにしないで……兄さんの体温で、私を隙間なく包んでくれなきゃ、私、本当に冷たくなって死んじゃう……っ❤️❤️」  椿姫がシーツを握りしめ、再び過呼吸の前兆のように喉をひゅうひゅうと鳴らし始めると、はじめの僅かな躊躇いは一瞬にして吹き飛んだ。  彼にとって、椿姫が少し取り乱すこと自体が、自らの心臓をナイフで抉られるに等しい恐怖なのだ。 「わ、わかった! 入る、今すぐ入るから、落ち着け、椿姫……!」  はじめは慌ててスニーカーを脱ぎ捨てると、きしむシングルベッドの端へと膝を乗せ、椿姫が持ち上げた毛布の中へと、その大柄な身体を滑り込ませてきた。  ギシッ、とベッドの金属スプリングが重たく軋む。  大人二人が横たわるにはあまりにも狭い、幅九十センチ足らずの医療用シングルベッド。必然的に、二人の身体は少しの隙間も許されないほど完全に密着することになった。 (ふふ……まんまと檻の中へ入ってきましたわね。自ら進んで罠に掛かる、哀れで使い勝手のいい愛しい人ですこと)  椿姫は内心でひややかにほくそ笑みながら、表面上は安堵に涙ぐむ少女を演じ、はじめの身体を自分にとって最も心地よく、最も搾取しやすい位置へと巧みに誘導し始めた。  まず、彼女は自らの華奢な背中をはじめの分厚い胸板へとぴたりと預けるようにして、横向き(側臥位)の姿勢をとった。そして、ぎこちなく宙に浮いているはじめの逞しい右腕を掴むと、それを自分の細い首筋から鎖骨の上へと回させ、まるで背後から羽交い締めにするような形で抱きしめさせたのである。 「こうして……っ❤️ もっと、ぎゅーって抱きしめて、隙間をなくして、兄さん……❤️❤️」 「あ、ああ……こうか、椿姫。これで寒くないか……?」 「うん……っ、温かい……❤️ 兄さんの身体、まるで大きな毛布みたい……❤️❤️」  椿姫はうっとりと目を細め、自らの後頭部をはじめの胸元へと深く押し付けた。  それはまさに、兄という一個の人間を、自らの体温を保ち、性的な渇きを癒やすための「肉の毛布」として配置した瞬間であった。  背中越しに、ドクン、ドクン、と激しく打ち鳴らされるはじめの心拍音が直接伝わってくる。緊張と罪悪感、そして妹の柔らかすぎる肢体を全身で抱きしめていることへの本能的な動揺によって、彼の心臓は早鐘のように脈打っていた。  さらに、毛布という密閉空間の中で、はじめの肌から立ち昇る微かな汗の匂いと、家庭用の素朴な石鹸の匂いが、病室に漂っていたクレゾール消毒液の無機質な臭気を、少しずつ確実に上書きしていく。 (ああ……っ、オスの匂いですわ。私を守るために必死になって、恐怖と興奮で汗ばんでいる、都合のいいオスの匂い……)  その匂いを肺の奥深くまで吸い込んだ途端、椿姫の下腹部がきゅうんと音を立てんばかりに甘く疼いた。  二十九回分のループの中で、彼女は数え切れないほどの男たちの体臭や精臭にまみれてきたが、それらすべての記憶が、いま背後に密着している「兄」という絶対的に安全な所有物の匂いをトリガーにして、一気に再燃し始めたのだ。  すでに紙ショーツを脱ぎ捨てて素肌に直接まとっている薄手の白い病衣の下で、充血した秘裂の奥から、とろり、と新たな愛液が止めどなく分泌され始める。縫合処置された傷口の鈍痛さえもが、背中から伝わる兄の体温によってじんわりと温められ、脳髄を蕩かすような快感の種火へと変わっていった。  時刻は午後十時二十分を過ぎようとしていた。  はじめは、腕の中の妹を刺激しないよう、呼吸すら殺すようにして石像のごとく固まっている。しかし、椿姫がそんな退屈な静止状態を許すはずもなかった。プロットの段階では単なる密着にすぎないこの時間帯を、彼女は自らの肉欲と支配欲を満たすための、濃密な「搾取の宴」へと書き換えることに決めたのである。 「んっ……ふぅ、はぁ……っ❤️ にい、さん……?」  椿姫は毛布の中で、わざとらしく熱っぽい吐息を漏らしながら、頭を少し後ろへ反らし、はじめの顎の下へと自らの黒髪と白い項(うなじ)を擦り付けた。 「ど、どうした、椿姫。苦しいのか?」 「ううん……でも、目を閉じると、まだ口の奥とか、喉の奥に、あいつらの気持ち悪い感触が残ってるみたいで……っ❤️ ねえ、兄さん……あなたが本当に兄さんなのか、私の口で確かめさせて……?❤️❤️」  はじめが言葉の意味を理解するよりも早く、椿姫は自分の首筋に回されていたはじめの大きな左手を両手で捕らえると、その無骨な人差し指と中指の先端を、自らのぷるぷると震える桜色の唇へと導いた。 「えっ……つ、椿姫、何を――!?」 「しーっ……動かないで、兄さん……❤️ 兄さんの指の味で、私の口の中を綺麗にしてほしいの……っ❤️❤️」  椿姫は潤んだ瞳で背後のはじめを流し見ながら、ちろり、と鮮やかな赤い舌先を伸ばし、はじめの指の腹を下から上へと艶めかしく舐め上げた。  ぴちゃ、と静かな病室に、粘膜が濡れる生々しい水音が響く。  はじめの全身が、まるで落雷に撃たれたかのようにビクンと跳ねた。しかし椿姫は両手で彼の手首をしっかりと固定し、少しも逃がさない。それどころか、彼女はあどけない赤子が母乳をねだるかのような、それでいて熟練した娼婦が男の肉棒を咥え込むかのような淫靡な唇の動きで、はじめの太い指を二本まとめて口内へと深く迎え入れたのである。 「んっ、ちゅぅっ……れろ、ちゅぱ……っ❤️❤️」 「っ、く、うぅ……! つ、椿姫……っ!」  温かく湿った椿姫の口腔が、はじめの指を隙間なく包み込む。  彼女の柔らかな舌は、二十九回分のループの中で男たちの剛直を幾度となく奉仕し、絡みつき、精液を搾り取ってきた極上の性感器官であった。その舌が、はじめの指の関節の皺から爪の間、指の股に至るまで、ねっとりと唾液を絡めながら這い回る。  ちゅる、じゅぷ、ちゅぱっ、と毛布の端から漏れ出る卑猥な吸引音。  椿姫はただ指を舐めるだけでは飽き足らず、喉の奥をきゅっと鳴らして唾液を飲み下しながら、自分の白い歯列で兄の指の腹を甘く噛み、舌先で指先をまるでカリ首を責めるかのように執拗に転がした。 (ふふ……どうですの、兄さん。傷ついた妹が精神を落ち着かせるための指しゃぶりだとでも思っていらっしゃるのかしら? あなたの指、私の熱い舌に絡め取られて、ぶるぶると震えておりますわよ)  実際、背後に密着しているはじめの胸板は、先ほどにも増して激しく上下し、彼の呼吸は荒々しい熱気を帯び始めていた。  妹の口の中の異様な熱さと、ねっとりと吸い付いてくる舌の巧みすぎる動きに、はじめの理性は早くも危険信号を発している。だが、「これを拒絶すれば椿姫がまた発作を起こす」という強迫観念が、彼から指を引き抜くという選択肢を完全に奪っていた。  椿姫ははじめの指をたっぷりと唾液まみれにして弄びながら、同時に下半身でも、さらなる挑発を開始した。  背後に密着しているはじめの腰回り――スウェットのズボンに包まれた股間のあたりを、自らの丸く柔らかな臀部で、ぐい、ぐい、と後ろ向きに押し返し始めたのだ。 「んちゅ……っ、はぁ、んっ……❤️ 兄さんの指、しょっぱくて、温かい……っ。もっと、お腹の奥まで兄さんでいっぱいにしたいのに……っ❤️❤️」  指を一度唇から離す際、椿姫はわざと糸を引く唾液の橋を架けてみせ、そのまま顔を少し捻って、はじめの無防備な首筋と鎖骨のあたりへと、濡れた唇を直接押し当てた。 「ひっ……!? つ、椿姫、そこは……っ!」 「んっ……ちゅ、れろぉ……っ❤️ 兄さんの匂い……ここ、すごく兄さんの匂いがするわ……っ。あいつらの臭いを消すために、もっと嗅がせて、もっと舐めさせてぇ……っ❤️❤️」  椿姫ははじめの首筋に吸い付くと、ちゅぅっと音を立てて肌を吸い上げ、舌先で脈打つ頸動脈の上をねっとりと舐め回した。  男の急所である首筋から耳朶の裏にかけて、椿姫の熱い吐息と湿った舌が這い回るたび、はじめは「う、ぐぅっ……」と呻き声を漏らし、全身の筋肉を硬直させる。彼はあくまで「妹を落ち着かせるための保護者」として振る舞おうと必死に耐えているが、その下半身では、抑えきれないオスの本能がすでに鎌首をもたげ始めていた。  椿姫の白いお尻に押し当てられているスウェットの布地の奥で、はじめの肉棒がみるみるうちに血を集め、硬く、太く膨張していくのが、椿姫には手にとるように分かった。 (あぁ……っ、やっぱり膨らんできましたわね。可哀想な妹を慰めているつもりで、おちんちんをこんなに硬くしてしまうなんて……なんて浅ましくて、なんて都合のいい愛しい人なのでしょう)  兄の勃起を臀部で感知した瞬間、椿姫の秘裂からは、さらにどろりとした濃厚な愛液が溢れ出した。  下着を着けていない彼女の股間は、薄い白い病衣の布地一枚だけを隔てて、自分の太腿とシーツをぐっしょりと濡らしている。そればかりか、横向きの姿勢で少し膝を曲げているため、ぷっくりと膨らんだ臀部の割れ目の奥にあるけつまんこの蕾が、ちょうど背後から密着してくるはじめの太腿の付け根や、膨らみ始めた股間の先端へと、病衣越しにかすかに触れ合う位置にあった。 「にい、さん……っ❤️ まだ、お尻の方と、太腿の裏側が、ざわざわするの……っ。あいつらに後ろから押さえつけられた時の感じが、消えないのよぉ……っ❤️❤️」  椿姫はさらなる快楽を引き出すため、再び哀れな被害者の仮面を被り直し、自分の腰のあたりに置かれていたはじめの右手を掴んで、自らの臀部から太腿の裏側へと強引に導いた。 「つ、椿姫……ここはお尻だぞ、俺がこんなところを触ったら――」 「兄さんだから触ってほしいのっ!! 兄さんの大きな手で、私のお尻も、その奥も、全部覆い隠して守ってくれなきゃ嫌なのぉっ……❤️ お願い、あいつらの指の感触を、兄さんの手で塗り潰してぇ……っ❤️❤️」  涙声で激しく懇願しながら、椿姫は自ら病衣の裾を腰の上までたくし上げ、白く滑らかな双臀――紫色の掴み跡が生々しく残る、豊満で弾力に満ちた裸のお尻を、毛布の中で完全に露出させた。そして、ためらうはじめの無骨な右手を、その裸の臀肉の上へと直接ベタリと押し当てたのである。 「っ……!!」  布地を介さない、驚くほどきめ細かく、吸い付くようにしっとりとした妹の臀部の感触に、はじめは息を呑んで絶句した。  だが椿姫は、彼に思考する隙を少しも与えない。 「撫でて……っ❤️ 兄さんの手で、私のお尻、強く揉んで、撫で回して……っ。あなたが私の後ろを守ってくれてるって、身体に分からせてよぉ……❤️❤️」  椿姫が自分の手を添えて、はじめの指を強引に動かす。  一度動き始めたはじめの手は、妹のパニックを鎮めようとする義務感と、掌に吸い付くような女体の柔らかさに魅了された本能とが入り混じり、次第に力を込めて椿姫の白い臀肉を揉みしだき始めた。  むにゅ、ぐにゅっ、と無骨な五本の指が、柔らかなお尻の肉に深く食い込む。 「あ、はぁっ……んんっ……❤️ そう、そこよ、兄さん……っ、もっと強く、お尻の割れ目のところまで、指を入れて……っ❤️❤️」  椿姫は甘い吐息を漏らしながら、自らの腰をぎゅーっと後ろへ突き出し、臀部の深い谷間をはじめの指先へと自ら食い込ませていった。  そこはすでに、前の秘裂から垂れ落ちてきた大量の愛液によって、ぬるぬると滑りやすくなっている。はじめの中指と薬指が、椿姫の誘導に従って臀部の谷間へと滑り落ちた瞬間、その指の腹は、熱く充血してひくひくと蠢く小さな蕾――椿姫のけつまんこの入り口へと、まともに触れ合った。  ぬちゅり、と粘ついた感触がはじめの指先を襲う。 「なっ……!? つ、椿姫、ここ、濡れて……それに、ここは駄目だ、お尻の穴に指が……!」  はじめが驚愕して指を少し引こうとする。しかし、椿姫は上側の足を下ろして両腿と臀部をきゅっと締め上げ、はじめの手を自らの臀肉の間に挟み込んで固定した。 「抜かないでぇっ……!! そこなの、そこもあいつらに意地悪された場所なのよぉっ……❤️ だから、兄さんの指で蓋をしてっ! 悪いものが入ってこないように、兄さんの指で私のけつまんこをぎゅーって押さえて、塞いでいてぇっ……❤️❤️」  あえて「けつまんこ」という下品極まりない言葉を、無垢な少女が恐怖のあまり口走ったかのように涙声で叫ぶ椿姫。  その言葉の破壊力と、指先に吸い付いてくる菊門の異様な熱さに、はじめの脳髄は完全にショートした。 「ふ、塞ぐって……お、俺はただ、お前を守るためだけに……っ!」  自己正当化の呪文をうわ言のように呟きながら、はじめの中指の腹が、椿姫のけつまんこの蕾へとぐっと強く押し当てられる。 (あ、あぁっ……❤️ 愚かな兄さん……! 妹のけつまんこを塞いで守っているつもりで、自分の指で私の性感帯をぐりぐりと責め立てているなんて……最高ですわ……っ❤️❤️)  椿姫は毛布の中で恍惚の笑みを浮かべ、自ら腰を小刻みにくねらせることで、はじめの中指の先端を、愛液でぬめるけつまんこの入り口へと浅くめり込ませた。  ぷちゅ、くちゅ、と菊門の皺が兄の無骨な指の腹に擦れ合い、直腸の入り口が甘く痙攣する。それと同時に、臀部の谷間を縦に走るはじめの掌の下半分や手首のあたりが、すぐ上にある椿姫の秘裂――たっぷりと蜜を湛えた大陰唇と、勃起したクリトリスへと、ずり、ずり、と重たく擦れ合った。 「んっ、あぁっ、はぁっ……❤️ 兄さん、すごい……っ、兄さんの手で、後ろも前も全部塞がれて、私、安心でお腹の奥が溶けちゃいそう……っ❤️❤️」  椿姫は背後のはじめの首筋に再び顔を埋め、彼の肌に熱い吐息と唾液を塗りたくるようにキスを繰り返しながら、自らの下半身をはじめの右手へと激しく擦り付け続けた。  はじめはもはや、自分が何をしているのかさえ理解できていない。ただ腕の中で熱く喘ぎ、しがみついてくる妹の肉体を抱きしめ、右手の指を彼女のけつまんこと秘裂の粘膜に押し当てたまま、自らのスウェットの中で限界まで膨張した肉棒を、妹の白い太腿の裏側へと無意識のうちに押し付けていた。  くちゅ、ぬちゅ、ずちゅっ、と毛布の下で響く淫らな水音は、もはや言い逃れのできないほど大きく、粘り気を帯びている。  縫合された下腹部の鈍痛が、けつまんこへの圧迫とクリトリスへの摩擦によって、白い火花のような快感へと次々に変換されていく。二十九回分のループで培われた椿姫の絶頂回路は、兄という「無自覚な道具」の指先を借りて、今夜三度目のクライマックスへと一気に駆け上がっていった。 「あ、くぅっ……❤️ にい、さん……っ、もっとして、もっと強く私のけつまんことおまんこ、手でぎゅーって押さえてぇっ……❤️❤️」 「つ、椿姫……っ、俺が守る、俺が全部塞いでおいてやるから……っ!」  はじめが必死の力で右手を押し込んだ、まさにその瞬間。  椿姫のけつまんこがはじめの中指の先端をきゅうっと強く噛み締め、同時に手首の骨で押し潰されたクリトリスから、脳髄を焼き尽くすような絶頂の電流が迸った。 「ひぃっ、あ、あぁぁぁっ……❤️❤️❤️」  椿姫の華奢な背中が、はじめの胸板の上でぎゅーっと大きく反り返る。  ぷしゃあっ、と膣口から新たな愛液の奔流が吹き出し、はじめの掌から手首、さらにはベッドのシーツに至るまでを、熱い牝の蜜でぐっしょりと染め上げた。けつまんこの蕾もひくひくと激しく収縮を繰り返し、兄の指先に淫らな拍動を伝え続ける。  全身をガクガクと震わせながら果てた椿姫の痙攣を、はじめは「まだ恐怖の発作が続いているのだ」と勘違いし、愛液でべっとりと濡れた右手を彼女の股間に押し当てたまま、左腕でその華奢な肩をさらに強く抱きしめた。 「はぁっ……はぁっ……ん、ふぅ……❤️」  腕の中で甘く弛緩しながら、椿姫は壁掛け時計の針が午後十一時へと近づいていくのを、ひややかな瞳で見つめていた。 (三度目ですわね……ふふ、でも、まだ夜はこれからですわ。次は、その不器用な手を私の胸とお腹の傷へと導いて、もっと直接的に私に奉仕させて差し上げますわ、兄さん)  ベッドという名の狭い檻の中で、捕食者である妹と、愛しい人である兄の倒錯した夜は、いよいよ核心の時間帯へと差し掛かろうとしていた。 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第3部:午後十一時――支配的官能イベント①・病衣の下の誘導愛撫】  壁掛け時計の短針が『11』を指し、深夜零時の審判まで残り一時間を切った頃。  個室病室のシングルベッドの上を覆う白い毛布の中は、まるで熱帯の温室のようにむせ返るほどの熱気と湿気、そして濃密な牝の香りで満たされていた。  水無月椿姫は、背後に密着して「肉の毛布」と化している兄・はじめの胸板に後頭部を預けながら、うっとりと半眼に開いた瞳で、部屋の隅に淀む「黒い影」を見つめていた。影は静かに波打ちながら、主である椿姫が最後の仕上げに取り掛かるのを待っている。  一方、背後のはじめは、先ほど自分の右手で妹の臀部と秘所の際を押さえつけ、その掌が彼女の粘液でぐっしょりと濡れてしまったことに、激しい動揺と罪悪感を覚えていた。彼はそれを「傷口から滲み出た体液か、極度の恐怖による発汗」だと必死に思い込もうとしていたが、鼻腔をくすぐる甘酸っぱく淫靡な匂いが、彼の理性を内側から容赦なく蝕んでいる。 (ふふ……手が止まっておりますわよ、兄さん。あなたが勝手に躊躇って休むことなど、私が許すはずもないでしょう?)  椿姫はひややかな内心の声とは裏腹に、再びか細く震える吐息を漏らし、自分の腰のあたりで固まっているはじめの大きな右手を、自らの細い両手でそっと包み込んだ。  そのまま彼女はその手を持ち上げると、自分の胸元――薄手の白い病衣の合わせ目へと導き、少しの迷いもなく、その無骨な手を襟元の隙間から内側へと滑り込ませたのである。 「えっ……!? つ、椿姫、ここは胸だぞ……!」  はじめが驚いて手首を少し引こうとする。しかし、椿姫は両手で彼の手首をしっかりと押さえ込み、涙に濡れた声で切実に訴えかけた。 「兄さんの手だけは……痛くないの……❤️ あいつらの手が私の胸を乱暴に掴んだ時の痛みが、まだ皮膚の下でズキズキしてるの……っ。お願い、兄さんの手で、あいつらの触ったところを全部触って、清めて……❤️❤️」  「清めて」という、聖女のように無垢で健気な言葉。  しかし、その実態は、自分の発情した乳房を兄の無骨な手で揉みしだかせ、快楽を貪るための巧妙な命令にほかならない。  はじめは「清める」という言葉に抗うことができなかった。妹の肉体に刻まれた忌まわしい男たちの記憶を、兄である自分の手で上書きして消去してやらなければならない――その歪んだメサイア・コンプレックスが、彼の最後の倫理観をたやすく踏み越えさせた。 「わ、わかった……俺の手でよければ、いくらでも撫でてやる。だからもう、あいつらのことは思い出すな、椿姫……」  はじめは震える息を吐きながら、病衣の下に滑り込ませた掌で、椿姫の白い肌を恐る恐る撫で始めた。  最初は鎖骨の下から肋骨のあたりを、壊れ物に触れるようにそっと摩っていたその手を、椿姫は自らの両手でぐっと誘導し、左胸――年齢以上に豊かに熟れ、重たげに膨らんだ双丘の頂へと真っ直ぐに押し当てた。  むにゅり、と驚くほど柔らかく、それでいて張り詰めた弾力を持つ乳房の肉が、はじめの大きな掌のくぼみにすっぽりと収まる。 「あ、はぁっ……❤️ そこよ、兄さん……っ、私の胸、兄さんの大きな手で全部包んで、ぎゅーって揉んで……❤️❤️」  椿姫が背筋をぎゅーっと反らし、自ら胸を突き出すようにしてはじめの掌へと乳房を押し付けた。  白い双丘の肌には、男たちの歯型や指跡である紫色の鬱血痕がいくつも生々しく残っている。はじめの無骨で少しざらついた指先が、その傷跡の上をなぞるようにして乳房の肉を揉みしだくたび、椿姫の胸の先端にある桜色の乳首が、きゅっ、と音を立てんばかりに硬く、ぷっくりと勃起した。  すでに先ほどまでの愛液が乾きかけ、かすかに粘り気を帯びていたはじめの指先が、椿姫の柔らかな乳肉に深く食い込み、その形を淫らに変えていく。 「んっ……ぁ……っ❤️ 兄さん、そこ……もっと強く撫でて……っ❤️❤️ 乳首のところも、あいつらに噛まれたから……兄さんの指で、優しく摘まんで、擦ってぇ……っ❤️❤️」  椿姫は甘い嬌声を惜しげもなく漏らしながら、自分の手で、はじめの親指と人差し指を、硬く尖りきった自らの左の乳首へと誘導した。  はじめは言われるがまま、無骨な二本の指で、妹の小さな桜色の蕾を挟み込む。  ぷにゅ、こりっ、と指の腹で乳首の先端を転がし、少し力を込めて抓り上げる。 「ひゃうっ、あ、あぁっ……❤️❤️ 気持ちいい……ううん、すごく安心するわ、兄さん……っ❤️ もっと、もっと指先でこりこりして、引っ張って……っ❤️❤️」  一瞬、本音の「気持ちいい」という言葉を漏らしてみせ、すぐに「安心する」と言い直すあざといまでの演技。だが、すでに妹の熱い吐息と、掌の中でたぷたぷと揺れ動く豊かな乳房の感触に脳を焼かれているはじめには、その言葉の違和感に気づく余裕など少しも残されていなかった。  彼はもはや呼吸を荒く乱し、椿姫の誘導がなくても、自らの意志で右手の五指を動かし、彼女の左の乳房を鷲掴みにして揉みしだき、さらには右の乳房へと手を移して、両方の乳首を交互に指先で捏ね回し始めていた。 (ふふ……なんて素直な手つきですこと。清めるためと言い訳しながら、すっかり私のおっぱいの虜になって、夢中で乳首を弄っておりますわね)  椿姫はひややかな観察眼で、背後の兄の変貌を楽しんでいた。  自分の耳元に吹きかかるはじめの吐息は、まるで発情した獣のように熱く濁っている。そして何よりも決定的な変化は、椿姫の丸い臀部と太腿の裏側に密着している、はじめの下半身にあった。  先ほどから膨らみ始めていた彼ペニスが、椿姫の熱い吐息と、掌に伝わる柔らかな乳房の弾力に当てられ、スウェットのズボン越しにまるで赤熱した鉄の棒のように、ぐんぐんと硬く、太く反り上がっていくのを、椿姫は自らの臀部の肌でひややかに感知していたのである。 (あぁ……っ、こんなに硬く、大きく反り上がって……。立派な反応だけは一人前ですわね)  臀部の割れ目のすぐ近くに押し当てられる、熱鉄のような剛直の感触。それが椿姫の支配欲をさらに煽り立て、縫合された下腹部の奥を、焼けつくような快感で疼かせた。  しかし、乳房への愛撫だけでは、二十九回分のループで開発され尽くした椿姫の貪欲な肉体が満足するはずもなかった。  時刻は午後十一時二十分を回っている。プロットに記された次の段階へ進む前に、椿姫はこの「清めの儀式」という名目を最大限に悪用し、兄の両手を自分の全身――特に最も淫らに濡れそぼっている下半身の奥深くへと導き、徹底的に奉仕させることにした。 「はぁっ、んっ……❤️ 兄さん、胸だけじゃ足りないの……っ。左の手も使って……私の胸も、お腹も、その下も……全部、兄さんの手で清めてくれなきゃ嫌ぁ……っ❤️❤️」  椿姫は自分の首の下に回されていたはじめの左腕を引き抜き、その左手もまた、病衣の襟元から自分の左胸へと押し当てさせた。  そして、今まで胸を揉んでいたはじめの右手を自らの右手で掴むと、病衣の内側を通って、なめらかな肋骨の下、きゅっとくびれたウエスト、そして可愛らしい臍の窪みを通過し、さらにその下――縫合処置のガーゼが小さく貼られた下腹部へと、ゆっくりと滑らせていったのである。 「っ……! つ、椿姫、これ以上下は、傷が……!」 「傷の上は優しく撫でて……っ❤️ でもね、本当に清めてほしいのは、そのもっと下なの……っ。あいつらの汚いものが一番たくさん入った場所を、兄さんの指で綺麗に掻き出して、清めてほしいのよぉ……❤️❤️」  椿姫は涙声で囁きながら、はじめの右手を下腹部のガーゼのさらに下、柔らかい陰毛がうっすらと生え揃う恥丘の膨らみへと導き、そのまま熱くぬめり立つ秘裂の真ん中へと、彼の指先をずぷりと沈み込ませた。  ぐちゅりっ!!  先ほどよりもはるかに濃厚で、まるで沸騰した蜜のように熱い愛液が、はじめの五本の指を一瞬にして包み込んだ。 「う、あぁっ……!?」  あまりの熱さと、指に絡みつく粘液の量に、はじめが驚愕の声を漏らす。  それも無理はない。椿姫の秘所は、先ほどからの自慰と蒸しタオルへの擦り付け、そして今の乳房への愛撫によって、文字通り洪水のように愛液を垂れ流し続けていたのだ。大陰唇はぷっくりと充血して花開き、その中心にあるクリトリスは包皮から完全に飛び出して、豆粒のように硬く脈打っている。 「ひっ、あ、あぁっ……❤️❤️ 兄さんの指、あたったぁ……っ❤️ 私のおまんこに、兄さんの熱い指が触ってるぅ……っ❤️❤️」  椿姫はもはや隠そうともせず、「おまんこ」という直接的な淫語を甘い吐息とともに吐き出しながら、自らの白い太腿をM字に大きく開き、背後のはじめの右手が動きやすいように腰をぎゅーっと突き出した。 「お、お前……何を言って……俺はただ、お前を落ち着かせるために……」 「ええ、そうよ、私を落ち着かせるためよ、兄さん……っ❤️ 左手で私のおっぱいを揉んだまま、右手の指で、私のおまんこの中と、お豆のところ、いっぱい撫でて清めてぇ……っ❤️❤️ そうしなきゃ、私、また怖くて叫んじゃうわよ……っ?❤️❤️」  甘美な誘惑と、冷酷な脅迫が一体となった囁き。  「叫んじゃうわよ」という一言が、はじめの脳内に残っていた最後のブレーキを粉々に打ち砕いた。もし今、椿姫が再び絶叫して暴れ出せば、廊下の外にいる医師や看護師たちが鍵を壊してでもなだれ込んでくるかもしれない。それを防ぐためには、妹の言う通りに、この熱く濡れそぼった秘所を指で撫で続けるしかないのだ――そんな狂った三段論法で、はじめは自らの行為を完全に正当化した。 「わ、わかった……! 叫ぶな、椿姫。俺が……俺の指で、全部清めてやるから……っ!」  はじめの左手が、椿姫の左の乳房をぐしゃりと強く鷲掴みにし、乳首を指の股で挟んで激しく捏ね回し始める。  それと同時に、彼の無骨な右手の指が、椿姫の濡れそぼる秘裂の上を、ぎこちなくも力強く上下に往復し始めた。  くちゅ、ぐちゅ、じゅぷ、ぬちゅっ……!!  毛布の中で、まるで泥濘を掻き混ぜるかのような、下品で淫靡な水音が大音量で響き渡る。 「あ、はぁぁっ……❤️❤️ そう、それよ兄さん……っ! すごい、兄さんの太い指、私のおまんこをぐちゅぐちゅにして、お汁がいっぱい出てきちゃう……っ❤️❤️」  椿姫は歓喜に身を震わせながら、自分の右手を、自分の股間を弄っているはじめの甲の上へと重ね、彼の指の動きをさらに細かく、自分が最も気持ちよくなれる角度へとコントロールし始めた。  まず、はじめの人差し指と中指の腹を、ぷっくりと勃起したクリトリスの真上に押し当てさせ、上から下へと少し強めの圧力でぐりぐりと擦り潰させる。そして薬指と小指を、縫合の傷に響かない浅い膣口から、さらにその下にある臀部の谷間――先ほども開発されたばかりのけつまんこの入り口へと滑らせたのである。 「んんっ、あぁっ……❤️ 兄さん、中指はお豆のところで、薬指は……そう、後ろのけつまんこの穴に、ずぼって入れてぇ……っ❤️❤️ 前も後ろも、全部兄さんの指で掻き回して清めてぇっ……❤️❤️」  椿姫が自ら腰をくねらせ、ぬるぬるに濡れたはじめの薬指を、自分のけつまんこの蕾へとぐっと呑み込ませた。  ずぷり、と熱い直腸の粘膜が、兄の無骨な薬指を第二関節までやすやすと咥え込む。 「く、うぅっ……! 椿姫、後ろの穴が、俺の指を締め付けて……っ!」  はじめはもはや、背後から椿姫の首筋に顔を埋め、荒い息を吐きかけながら、夢中で両手を動かし続けていた。  左手では紫色の痣が残る白い乳房を乱暴に揉みしだいて桜色の乳首を引っ張り上げ、右手では人差し指と中指でクリトリスと膣口を激しく扱きながら、薬指をけつまんこの中へとずぶずぶと抜き差しする。  それは「清め」などという言葉からはほど遠い、ただの濃厚で淫猥な全身愛撫であった。しかし、主導権を握っているのは間違いなく、愛撫されている側の椿姫自身である。彼女は兄という「自動愛撫人形」の両手を完璧に操縦し、自分の肉体が求めるままの強さと速度で、自らの性感帯を徹底的に奉仕させていたのだ。 (あ、はぁっ……❤️ 最高ですわ……! 私が指一本動かさなくても、兄さんが勝手に息を荒くして、私のおっぱいもおまんこもけつまんこも、夢中で弄り回してくれていますわ……っ❤️❤️ なんて惨めで、なんて気持ちのいい道具なのでしょう……!)  二十九回分のループで蓄積された感度が、兄の無骨な指先によって次から次へと開花していく。  縫合された下腹部の鈍痛が、けつまんこの内壁を擦り上げる薬指の刺激と共鳴し、子宮の奥底を直接ノックされているかのような錯覚を生み出す。さらに、背後に密着しているはじめのスウェットの股間からは、限界まで勃起した彼の肉棒が、椿姫の白い臀肉をぐいぐいと押し上げてきていた。 「にい、さん……っ❤️ もっと、もっと速く指を動かして……っ! 私のおまんこのお汁、兄さんの指でいっぱい泡立てて……っ、けつまんこの奥も、ぐりぐりしてぇっ……❤️❤️」 「ああ、椿姫……っ、すごい、お前の中、すごく熱くて、指が吸い込まれそうだ……っ!」  はじめの口から、もはや保護者としての建前すら崩れかけた、オスの本能丸出しの呻き声が漏れる。もちろん、彼のセリフに甘美な情緒など少しもない。ただ妹の肉体の魔力に呑み込まれ、思考を失って手を動かすだけの哀れな操り人形の喘ぎである。  ぐちゅ、ずちゅ、ぱちゅ、ぬちゅっ、と毛布の中で激しさを増す水音。  椿姫の白い太腿がガクガクと震え、病衣の裾はすでに吹きこぼれた愛液によって絞れるほどに濡れ透けていた。 「あ、くぅっ……イク、またイッちゃう……っ❤️ 兄さんの指に清められて、私のおまんこもけつまんこも、嬉しくてイッちゃいますわぁっ……❤️❤️」  椿姫は背後のはじめの首筋に白い腕を回し、彼の頭を自分の肩口へと強く抱き寄せながら、全身をぎゅーっと硬直させた。  次の瞬間、はじめの左手が乳首を強く抓り上げ、右手の中指がクリトリスを押し潰し、薬指がけつまんこの奥の粘膜を強く引っ掻いたのと同時に、椿姫の脳髄が真っ白な閃光に包まれた。 「ひぃっ、あ、あぁぁぁぁっ……❤️❤️❤️」  ぷしゃあああっ!! と、これまでで最も激しい勢いで、膣口から熱い愛液の奔流が潮のように噴き出した。  それははじめの右手全体をずぶ濡れにするだけでなく、毛布の裏地やシーツ、さらには背後に密着していたはじめのスウェットの太腿部分にまで飛び散り、濃厚な牝の匂いを病室中に撒き散らした。  けつまんこもまた、侵入しているはじめの薬指を千切れんばかりの力でぎゅうぎゅうと締め付け、小刻みな痙攣を何十回となく繰り返す。 「はぁっ、はぁっ、あぁっ……❤️ す、すごい……兄さんの指、まだ私の中でびくびくしてる……っ❤️❤️」  絶頂の余韻に身を震わせながら、椿姫は自分のけつまんこと秘裂から、ゆっくりとはじめの右手を抜かせた。  そして彼女は、自分の愛液と直腸の粘液でてらてらと光り輝くはじめの右手を掴むと、なんとその指先を、背後のはじめ自身の口元へとぐっと突きつけたのである。 「ねえ、兄さん……❤️ 私の中から出てきた悪いもの、兄さんの指にいっぱいついてるわ……。これ、シーツで拭いたら看護師さんにバレちゃうから……兄さんの口で、綺麗に舐めて、飲み込んで……?❤️❤️」 「なっ……!? こ、これを、俺が舐めるのか……!?」  自分の指先にべっとりと絡みつき、糸を引いている妹の濃厚な愛液。それを舐め取れという常軌を逸した要求に、はじめは目を剥いて絶句した。  だが、椿姫は潤んだ瞳で彼を見上げ、容赦なく最後のひと押しを加える。 「だって、私のものは全部、兄さんが引き受けてくれるんでしょう……?❤️ 私の汚いところも、全部綺麗にしてくれるって、今、手でしてくれたじゃない……お願い、舐めて、兄さん……❤️❤️」  その甘い囁きに、すでに理性を崩壊させていたはじめは、催眠術にかけられたかのように頷き、自らの震える唇を開いて、妹の愛液にまみれた自分の指先を口の中へと含んだ。  ちゅぷ、れろ、と、大柄な男が自分の指に付着した妹の牝蜜を舐め取る、倒錯の極みのような音が響く。 (あぁ……っ、本当に舐めておりますわ。私がおまんことけつまんこから垂れ流したお汁を、ありがたい聖水のように啜っているなんて……ふふ、もうこの男は、頭から爪先まで完全に私の下僕ですわね)  自分の蜜を舐め取る兄の喉仏がごくりと鳴るのを見届けた椿姫は、満足げに目を細めると、その視線をゆっくりと、スウェットのズボンをテントのように突き上げている兄の股間へと落とした。  時刻は午後十一時四十分。  いよいよ、あの反り立つ熱鉄の肉棒そのものを、自らの太腿と秘裂で直接搾取する時間がやってきたのである。 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第4部:午後十一時四十分――支配的官能イベント②・反り立つ肉棒の太腿挟みと擦り付け】  時刻は午後十一時四十分。  三十回目の「五月三十一日」が終わりを迎えるまで、残された時間はわずか二十分となっていた。  個室病室の狭いシングルベッドの上では、水無月椿姫の華奢な肢体と、その背後に密着する兄・はじめの大柄な肉体が、一枚の白い毛布の下で絡み合うように重なっている。先ほど椿姫のおまんことけつまんこを自らの指で掻き回し、その指に付着した濃厚な愛液を自分自身の舌で舐め取らされたはじめは、もはや正常な思考能力を完全に喪失し、ただ荒い鼻息を妹の項(うなじ)に吹きかけるだけの、熱を帯びた肉の塊と化していた。  椿姫は、自分の白いお尻のすぐ後ろで、スウェットの布地を今にも突き破らんばかりに反り立っている「それ」の存在を、ひややかな意識のすべてで捉えていた。 (あぁ……なんて熱くて、なんて無様に膨れ上がっているのでしょう。傷ついた妹を必死に守っている保護者のつもりでいながら、おちんちんはこんなに凶暴に勃起させて……本当に、最高の愛しい人ですわね)  椿姫は毛布の中で、わざとらしく苦しげな吐息を漏らしながら、華奢な身をくねらせるようにしてよじった。  そして、背後に密着しているはじめの股間――熱鉄のように硬く反り上がった肉棒の真ん中へと、病衣の裾がたくし上がって剥き出しになった自らの丸いお尻と、愛液でぬるぬるに濡れた白い太腿の付け根を、ぐっと後ろ向きに押し付けたのである。  それだけではない。椿姫は一度少しだけ開いた両脚を、そのまま後ろへ滑らせるようにして閉じ、スウェット越しに屹立するはじめの剛直を、自らの柔らかく肉付きのいい両太腿の間へと、すっぽりと挟み込んでしまったのだ。  むにゅり、と熱い肉の柱が、椿姫のしっとりとした内腿の柔肌に隙間なく包囲される。 「っ、う、あぁっ……!?」  予想だにしなかった極上の感触に、はじめが喉の奥で鋭く息を呑んだ。  妹の太腿の内側は、先ほどから止めどなく溢れ出している愛液によって、まるでローションを塗りたくったかのように滑らかで、しかも火傷しそうなほどに熱い。その二本の白い肉の柱が、スウェットの薄い布地一枚を隔てて、限界まで充血したはじめのペニスを上下から挟み込んだのである。  あまりの刺激の強さと、一線を越えてしまいそうな恐怖に駆られ、はじめは顔を蒼白にして、慌てて腰を少し引こうとした。 「つ、椿姫……すまない、俺はそんなつもりじゃ……! 勝手におかしなことになってしまって、今すぐ離れるから……!」  しかし、捕食者である椿姫が、一度捕らえた獲物を逃がすはずもなかった。  腰を少し引こうとしたはじめの動きを察知するや否や、椿姫は自分の胸元に回されていたはじめの両手を自らの手で強く握りしめると同時に、白い両太腿にぎゅーっと力を込め、挟み込んだ兄の剛直を万力のように強く締め上げたのである。 「ぐ、うぅっ……!?」  逃げ場を失ったはじめの肉棒が、椿姫の太腿の間でビクンと激しく脈打つ。 「引かないで……っ❤️ ねえ、兄さん、少しも離れないでよぉ……っ❤️❤️」  椿姫は涙に濡れた甘い声で懇願しながら、背後のはじめの頬へと自らの白い頬をすり寄せた。 「ここ……兄さんの硬くて熱いのが、私の太腿とお尻にぎゅーって当たっていると、兄さんが男として、強い力で私を守ってくれてるんだって、すごく安心できるの……っ❤️ お願い、引かないで……そのまま、私の足の間に挟ませておいて……❤️❤️」  「守ってくれているから安心できる」という、あまりにも倒錯した、しかしメサイア・コンプレックスに憑りつかれた男の急所を正確に射抜く殺し文句。  はじめは「う、うぅ……椿姫……」と呻きながら、腰を引く力を完全に失ってしまった。妹が安心するためには、この浅ましく勃起した自分の性器さえも、彼女の精神安定剤として差し出さなければならない――そう思い込んだ瞬間、彼は自ら腰を少し前に押し出し、椿姫の太腿の間へと自分の股間を深く預けてしまったのである。 (ふふ……本当に単純な頭ですこと。そうやって言い訳をしながら、私のおまんこのすぐそばに、その硬いおちんちんを押し付けてきなさいな)  椿姫はひややかな微笑みを胸の奥に浮かべながら、健気な妹の仮面の下で、一方的な熱量の搾取を開始した。  彼女は両太腿でスウェット越しのはじめの肉棒をぎゅーっと挟み込んだまま、自らの腰をゆっくりと、しかし極めて淫らなリズムで前後へと揺すり始めたのだ。  ずり、ずり、ぐちゅ、ぬちゅっ……。  薄い白い病衣の裾はすでに腰の上までめくれ上がっており、下着を着けていない椿姫の秘裂――たっぷりと蜜を湛えて花開いた大陰唇と、勃起したクリトリス、そして臀部の谷間にひそむけつまんこの蕾が、スウェットの布地越しに浮き上がったはじめの肉棒の太い筋に向けて、まともにぐりぐりと擦り付けられていく。 「あ、はぁっ……❤️ 硬い……兄さんの熱いの、すごく硬くて、太くて、私のおまんこのところにゴリゴリって当たってるわ……っ❤️❤️ 嬉しい……兄さんが私を、こんなに熱く守ってくれてる……っ❤️❤️」  椿姫はうわ言のように甘い賛辞を並べ立てながら、腰のグラインドをさらに強く、深くしていった。  二十九回分のループの記憶が、下半身の神経束を焼き切るように疼き立つ。縫合処置された下腹部の奥にある鈍痛さえもが、兄の硬い肉棒の隆起によって外側から圧迫されることで、脳髄が痺れるような甘美な快楽へと瞬時に変換されていった。  椿姫の膣口からは、まるで栓の抜けた水瓶のように、どろり、どろりとした濃厚な愛液が止めどなく溢れ出し、スウェットのズボンの太腿から股間のあたりを、みるみるうちに黒ずんだ大きな染みへと変えていく。布地を透過した熱い牝の蜜が、内側のパンツまでをも貫通し、はじめの肉棒の亀頭や竿の皮膚へとじっとりと染み込んでいった。 「く、あぁっ……! 椿姫、お前のそこ、すごく熱くて……俺の服まで、びしょ濡れに……っ!」  はじめは背後から椿姫の両乳房を再び鷲掴みにし、紫色の痣が残る柔肌を揉みしだきながら、太腿の間で扱かれる自分の肉棒の快感に耐えきれず、腰を無意識に突き上げてしまう。  だが、椿姫は彼に主導権など少しも渡さない。はじめが腰を動かそうとすれば、太腿の締め付けをさらに強めて動きを封じ、あくまでも自分自身のペースで、自分のクリトリスとけつまんこが最も気持ちよく擦れる角度へと、兄の肉棒を誘導し続けたのである。  やがて、スウェットの布地越しに擦り付けるだけでは物足りなくなった椿姫は、プロットの枠をさらに踏み越え、より直接的で、より残酷な搾取へと手を伸ばした。  時刻は午後十一時四十八分。 「んっ、はぁ……っ❤️ 兄さん、ズボンの布が擦れて、お股の傷に当たると少しヒリヒリするの……っ❤️ ねえ、お願い……布じゃなくて、兄さんの直接の肌で、私のここを温めて……?❤️❤️」  椿姫は甘い吐息とともにそう囁くや否や、自分の右手を後ろへと回し、はじめが穿いているスウェットのウエストゴムと、その下の下着の縁に細い指を掛け、一気に太腿の半ばまでずり下ろしてしまったのである。  ボロンッ、と重たい音を立てんばかりの勢いで、毛布の暗がりの中へ、はじめの完全に勃起しきった生身の肉棒が跳ね出した。  むわっ、と立ち昇る、濃厚で青臭いオスのカウパー液とフェロモンの匂い。 「なっ、つ、椿姫!? ダメだ、直接当てたら、本当にまずいことに――!」 「まずいことなんてしないわよ、兄さん……っ❤️ だって私、お股を縫ってるから、中には入れられないもの……。ただ、兄さんの一番熱いところを、私の太腿とおまんこの外側に、直接ぴたってくっつけててほしいだけなの……っ❤️❤️ ほら、あいつらの冷たいちんぽの記憶を、兄さんの温かいおちんちんで消してよぉ……っ❤️❤️」  椿姫は有無を言わせぬ素早さで、跳ね出したはじめの赤黒く充血した生身の肉棒を、自らの愛液でぐっしょりと濡れそぼった白い両太腿の間へと、再び挟み込んだ。  ぐちゅりっ!!  布地という障害物が消え去り、沸騰した湯のように熱い椿姫の粘膜――ぷっくりと膨らんだ大陰唇の花弁、剥き出しのクリトリス、そして愛液にまみれたけつまんこの蕾が、はじめの剥き出しの肉棒の竿から亀頭の裏筋にかけて、隙間なくじゅわりと密着した。 「う、あぁぁぁっ……!!」  生身の粘膜同士が直接触れ合った瞬間、はじめの口から、これまでで最も情けない、裏返ったような呻き声が漏れた。  だが、椿姫の瞳はどこまでもひややかに澄み渡ったまま、太腿の肉と自らの秘裂を使って、兄の肉棒を完全に捕獲していた。 (あぁ……っ❤️ なんて熱くて、なんてびくびくと脈打っているのでしょう……! でも、勘違いしないでちょうだいね、兄さん。あなたのおちんちんを私のおまんこの中に入れてあげる気なんて、少しもありませんわ。あなたはただ、私が外側から擦り付けて気持ちよくなるための、生きたディルドになればいいのですわ……っ❤️❤️)  椿姫は両太腿をぎゅーっと閉じ合わせ、内腿の柔肉と、たっぷりと愛液を分泌し続ける秘裂の割れ目で、はじめの肉棒の根元から先端までをみっちりと包み込んだ。いわゆる「素股」――しかも、男に腰を振らせるのではなく、女が一方的に男の性器を固定して自らの性感帯へと擦り付ける、絶対支配の素股である。  ぬちゅ、ぐちゅ、ずちゅ、ぱちゅっ……!!  椿姫が腰を前後に大きくグラインドさせるたび、自分の愛液と、はじめの鈴口からだらだらと溢れ出す透明な我慢汁とが混ざり合い、白く泡立ちながら凄まじい水音を奏でる。 「はぁっ、あ、あぁっ……❤️❤️ すごい……兄さんの直接のおちんちん、ツルツルしてて、熱くて、私のお豆とおまんこの入り口に、カリのところが引っかかって気持ちいい……っ❤️❤️」  椿姫は腰を前に引くときには、反り上がった肉棒の太い竿の上を自分のクリトリスと膣口でずりずりと滑り降りさせ、逆に腰を後ろへ突き出すときには、ぷっくりと張った亀頭のカリ首を、自分の臀部の谷間――熱くひくつくけつまんこの入り口へと、ぐりっ、と押し当てて擦り上げた。  前へ動けばクリトリスと膣口が焼けつくように扱かれ、後ろへ動けばけつまんこの蕾が亀頭の先端で抉られる。さらにその往復運動のすべてが、下腹部の縫合された傷の奥へと絶妙な振動を伝え、痛みを極上の快楽物質へと変えていく。 「つ、椿姫……っ、駄目だ、そんなに擦り付けたら、俺、おかしくなりそうだ……っ! お前のそこが熱すぎて、ぬるぬるして……っ!」  はじめは背後で歯を食いしばり、椿姫の白い乳房を揉みしだく手に力を込めながら、太腿の間で扱かれる快感に全身をガクガクと震わせていた。彼はもはや、妹を慰めているのか、それとも自分が妹の股間に犯されているのかさえ分からなくなり、ただ必死に射精感だけを堪えている哀れな姿。 「おかしくなんか、ならないわよ、兄さん……っ❤️ ほら、おちんちんの先っぽから、ぬるぬるのお汁がいっぱい出てきて、私のお尻とけつまんこを濡らしてるわ……っ❤️❤️ もっと出して、兄さんの熱いお汁と体温、全部私に頂戴……っ❤️❤️」  椿姫はさらに残酷な快楽をむさぼるため、一度腰を少し浮かせて角度を変えると、反り立つはじめの亀頭の先端を、自らのけつまんこの入り口へとピタリと照準を合わせた。  もちろん、根元まで挿入させてやるつもりはない。ただ、愛液と我慢汁でぬるぬるに滑る亀頭の先端――最も敏感な鈴口とカリ首の部分だけを、自分のけつまんこの柔らかな括約筋の輪っかへと、ぷちゅり、と浅く押し当てて咥え込ませたのである。 「ひっ、あ、あぁぁっ……!? つ、椿姫、先っぽが、後ろの穴に……っ!」 「んんっ、あぁっ……❤️❤️ はいってるぅ……っ、兄さんのおちんちんの先っぽ、私のけつまんこの入り口に、ぷちゅって嵌まってるわぁ……っ❤️❤️ でも、奥までは入れてあげない……っ、このまま、先っぽだけ私のけつまんこでぎゅーって噛んで、竿のところで私のおまんこを擦るのよぉ……っ❤️❤️」  椿姫はけつまんこの括約筋をきゅうっと意識的に収縮させ、亀頭のカリ首を甘く締め上げながら、太腿の付け根と秘裂の花弁を、その下に連なる太い肉棒の竿へと体重をかけて押し付け、激しく上下に腰を揺すり始めた。  ずちゅ、ぐちゅ、ぬちゅ、じゅぷっ……!!  亀頭をけつまんこの入り口で浅く扱かれながら、同時に竿全体を熱い秘裂と内腿の肉で扱き上げられるという、男にとっては拷問にも等しい快楽。しかしはじめは、妹が「安心する」と言い張るその行為を拒むことも、自分の意志で腰を突き入れることも許されず、ただ「う、ぐぅっ、あぁっ……!」と情けない声を押し殺して、肉棒を硬直させ続けるしかなかった。 (あ、はぁっ……❤️ たまりませんわ……! 二十九回のループの果てに、兄さんのおちんちんをこんなふうにただの摩擦棒にして、私のけつまんことおまんこを同時に気持ちよくさせているなんて……っ❤️❤️)  椿姫の全身は玉のような汗に塗れ、薄手の白い病衣は胸元も裾もすっかりはだけて、紫色の痣が散らばる白い裸体が常夜灯の微光の中に淫らに浮かび上がっていた。  縫合の傷の疼き、けつまんこの入り口を押し広げる亀頭の硬さ、そして肉棒の太い血管の浮き出た裏筋でクリトリスをゴリゴリと削り取られるような摩擦感。それらすべてが一つに溶け合い、椿姫の脳髄を今夜四度目の、そしてこれまでで最も凶暴な絶頂へと突き動かしていく。 「あ、くぅっ……❤️ くる、またすごいのきますわ……っ! 兄さん、おっぱいもっと強く抓って、おちんちん少しも動かさないで、硬くしたままでいてぇっ……❤️❤️」  椿姫の命令通り、はじめはまるで忠実な機械のように両手で彼女の乳首を強く抓り上げ、腰に力を込めて肉棒を鉄柱のごとく張り詰めさせた。  その硬직した兄の剛直に、椿姫は自らの秘裂とけつまんこを限界までぎゅーっと押し付け、最後の激しいグラインドを繰り出した。 「ひぃっ、あ、あぁぁぁぁっ……❤️❤️❤️」  背骨を雷光が駆け抜け、椿姫の華奢な肢体が毛布の中でぎゅーっと大きく反り返った。  ぷしゃあああっ!! と、膣口から噴き出した大量の愛液が、挟み込まれたはじめの肉棒全体を滝のように洗い流し、スウェットのズボンとシーツを文字通り水浸しにしていく。それと同時に、けつまんこの括約筋がビクビクと激しく痙攣し、咥え込んでいた亀頭の先端を万力のように締め上げた。 「う、く、あぁぁっ……!!」  その凄まじい締め付けと熱湯のような愛液の奔流に、はじめもまた限界を迎え、亀頭の先端からドクッ、ドクッ、と濃厚な先走り液と一部漏れ出た白濁液を、椿姫のけつまんこの入り口と太腿の間へと情けなく吐き出していた。しかし、完全な射精の快楽すら椿姫の激しい痙攣の陰に呑み込まれ、彼はただ妹の絶頂を支えるための土台として震え続けるしかなかった。  壁掛け時計の針は、ついに午後十一時五十八分を指そうとしている。  荒い息を整えながら、椿姫は太腿の間にまだ硬く熱い兄の肉棒を挟み込んだまま、ゆっくりと首を巡らせ、審判の刻が迫る時計の文字盤を見つめた。 (さあ……残るはあと二分。最後の呪いの言葉を吐かせて、この男を永遠の檻へと封印して差し上げましょう) 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第5部:午後十一時五十九分――永遠の誓約の強要】  チク、タク、チク、タク……。  個室病室の壁に掛けられた時計の秒針が、三十回目の「五月三十一日」の最期の時を刻みながら、深夜零時へと一歩ずつ確実に近づいていく。  デジタル表示の時刻は『23:58』。  部屋の四隅に淀んでいた「黒い影」が、まるで息を潜めて審判の瞬間を待ち構えるかのように、じわりとその濃度を増してベッドの周囲へと這い寄ってきていた。  シングルベッドの上では、水無月椿姫が、愛液と先走り液でぐっしょりと濡れそぼった自らの白い両太腿の間に、兄・はじめの赤黒く充血した肉棒を依然としてぎゅーっと挟み込んだまま、静かに呼吸を整えていた。  先ほどの激烈な素股とけつまんこへの亀頭擦り付けによって、毛布の中は文字通り淫靡な沼地と化している。椿姫の秘裂からはまだ余韻の蜜がとろとろと糸を引いて溢れ続け、挟み込まれたはじめの剛直を温かく湿らせていた。  背後のはじめは、妹の裸の乳房を両手で鷲掴みにし、股間を彼女の熱い秘所とけつまんこの粘膜で挟み込まれたまま、罪悪感と性的興奮の極限状態で、浅く荒い息を繰り返している。彼の理性はすでに崩壊し、善悪の判断も、兄妹という禁忌の意識も、すべてが椿姫の放つ濃厚な牝の香りと涙の演技によって塗り潰されていた。 (あと二分……ええ、ここで最後の楔を打ち込んで差し上げますわ。あなたが二度と他の女を見ることなく、二度と私のそばから離れることを考えられないようにする、永遠の呪いの契約ですわね)  椿姫は壁掛け時計から視線を外すと、太腿の間の肉棒をきゅうっと締め上げたまま、毛布の中で上半身を少しだけひねり、背後のはじめの胸元へと白い顔を向けた。  乱れた黒髪が白い頬に貼り付き、常夜灯の微光を受けた大きな瞳には、いつの間にか今にもこぼれ落ちそうなほどの大粒の涙が、きらきらと美しく湛えられていた。 「にい……さん……っ❤️」  消え入りそうなほどか細く、それでいて鼓膜の奥に直接絡みつくような甘い声。  はじめがビクンと肩を震わせ、腕の中の妹を見下ろす。 「どうした、椿姫……まだどこか怖いのか?」  椿姫は自分の胸に添えられているはじめの無骨な指先を、自らの細い指でそっと撫でながら、上目遣いに兄の瞳をじっと見つめ、計算し尽くされた最後のトドメの言葉を紡ぎ出した。 「兄さん……あんな男たちに散々犯されて、お股も裂けて、体中を汚された私を……兄さんは、いつか置いてどこかへ行ってしまうの……?❤️」 「えっ……?」 「だって……私、もう綺麗な身体じゃないもの……。こんな風に、兄さんのおちんちんを足の間に挟んで貰わなきゃ安心できないくらい、壊れてしまった汚い妹だもの……っ❤️ だから兄さんは、いつか私が邪魔になって……白石さんみたいに、何にも汚されていない、綺麗な女の人のところへ行っちゃうの……?❤️❤️」  『白石さん』――はじめがかつて淡い憧れを抱き、健全な青春の象徴として見つめていた女性の名前。  その名前を、今この場、妹の裸の乳房を揉みしだき、妹の秘裂とけつまんこに自らの勃起した肉棒を挟み込ませているこの瞬間に出されたことで、はじめの脳内に残っていた最後の自尊心と罪悪感が、音を立てて大爆発を起こした。  ぽろぽろと白い頬を伝って流れ落ちる椿姫の涙。  自分が無力だったせいで妹はこんなにも傷つき、男の影に怯え、自分にしか縋れなくなってしまったのに、その自分を「いつか捨てて他の女のところへ行ってしまうのか」と怯えさせている――その錯覚が、はじめの心を完全に打ち砕いたのである。 「い、行くわけがないだろ!! バカなことを言うな、椿姫!!」  はじめは血走った瞳を見開き、まるで狂ったように両腕に力を込めて、椿姫の華奢な裸体を自分の胸板へとぎゅーっと抱きしめた。  そのあまりの力の強さに、椿姫の柔らかな双丘がはじめの腕の中でむにゅりと潰れ、太腿の間に挟まれた肉棒が、彼女の秘裂とけつまんこの入り口へとさらに深く、ゴリッと音を立てんばかりにめり込む。 「あ、はぁっ……❤️❤️」  椿姫が甘い吐息を漏らすのにも構わず、罪悪感と勃起の昂ぶりで完全に理性を失ったはじめは、彼女の耳元で魂を売り渡すような絶叫を上げた。 「白石さんなんて関係ない!! 俺にはもう、他の女なんて少しもどうでもいいんだ!! 俺がお前を一生守る! お前のそばに一生いて、お前だけを見て、お前だけを抱いて生きるから……!! だから、お願いだからもう泣かないでくれ、椿姫ええっ!!」  『お前のそばに一生いて、お前だけを抱いて生きる』。  病室の薄暗い空気を震わせて響き渡った、兄の決定的な誓約の言葉。  その言葉が鼓膜を揺らした、まさにその瞬間であった。  はじめの胸元に顔を埋めていた椿姫の唇の端に――兄からは決して見えない死角の中で――氷のようにひややかで、そして悪魔のように甘美な勝利の笑みが、深く、鮮やかに刻み込まれた。 (言いましたわね、兄さん。誰に強制されたわけでもなく、あなた自身の口で、『一生私だけを抱いて生きる』と誓いましたわね。その言葉こそが、あなたを永遠にこの檻へと繋ぎ止める鎖……そして、この五月の世界を完全に終わらせるための鍵ですわ)  時計のデジタル表示が『23:59』へと切り替わる。  深夜零時まで、残りあと一分。六十秒。  椿姫はその最後の六十秒間を、単なる待機時間として過ごすつもりは毛頭なかった。兄が口にしたばかりの「一生お前だけを抱いて生きる」という誓いを、言葉だけでなく、彼の肉体と五感のすべてに消えない烙印として焼き付けるため、彼女はベッドの上でさらなる支配的官能の仕上げへと打って出たのである。 「ほんとう……?❤️ 本当に、白石さんのところへも行かないで、一生私だけを抱いてくれるのね、兄さん……?❤️❤️」  椿姫は涙に濡れた瞳を妖しく光らせながら、抱きしめてくるはじめの腕の中で、まるで蛇のようにしなやかに身体を反転させた。  今まで背を向けていた側臥位の姿勢から、はじめの胸板へと正面から向き合う形へと体勢を変えたのである。もちろん、その間も彼女の白い両太腿は少しも緩められることなく、はじめの硬く反り立った生身の肉棒を、愛液まみれの股間でぎゅーっと挟み込んだままであった。  正面から向き合ったことで、椿姫のすぐ目の前には、荒い息を吐くはじめの顔があり、彼女の大きく開かれた病衣の胸元からは、紫色の鬱血痕と噛み跡が生々しく残る白い双丘と、ぷっくりと勃起した桜色の乳首が、はじめの鼻先へと突きつけられる形となった。 「ああ、本当だ……! 俺は一生、椿姫だけのものだ……!」 「じゃあ……言葉だけじゃなくて、今すぐ、私の身体に誓って……❤️ 兄さんの口で、私のこのおっぱいにキスして、乳首を吸って、『一生椿姫だけを抱きます』って、私の肌に直接刻み込んでぇ……っ❤️❤️」  椿姫は自らの細い両手で、はじめの後頭部をしっかりと掴むと、彼の顔を自分の左胸――先ほどまで彼の手で散々揉みしだかれ、熱く火照りきった豊かな乳房へと、強引に押し付けた。 「っ、う、ああ……椿姫……っ!」  もはや一片の躊躇いも残っていないはじめは、押し付けられた妹の白い乳房へと、まるで渇ききった旅人が泉にむしゃぶりつくかのように唇を吸い付かせた。  ちゅっ、ちゅぅっ、れろ、じゅぷっ……!  はじめの熱い唇と舌が、他の男たちの歯型が残る乳房の肌をねっとりと舐め回し、そのまま頂点で硬く尖る桜色の乳首を、口の中へと深く咥え込む。 「あ、はぁぁっ……❤️❤️ すごい、兄さんのお口、すごく熱いわぁ……っ❤️ そう、もっと強く吸って……私の乳首、兄さんの舌でころころって転がして、甘噛みしてぇ……っ❤️❤️」  椿姫ははじめの頭を自分の胸へと強く抱き寄せ、黒髪の中に白い指を絡めながら、正面から絡み合った下半身をさらに激しく、淫らに動かし始めた。  正面から向き合った姿勢での素股は、先ほどまでの背面からのそれとはまた異なる、強烈な密着感と摩擦を生み出していた。  椿姫が腰をぐっと前に突き出すたび、自分のぷっくりと膨らんだ恥丘と、パックリと花開いた大陰唇の粘膜、そして剥き出しのクリトリスが、はじめの反り上がった肉棒の表側――太い血管が浮き出た竿の皮膚へと、ずり、ずり、と重たく擦り付けられる。さらに、彼女が両脚をはじめの腰の後ろへと絡みつけるようにして引き寄せると、肉棒の先端である亀頭が、彼女の膣口を押し広げながら滑り抜け、その下にあるけつまんこの熱い蕾へと、ぐりっ、とめり込むように当たるのである。  ぐちゅ、ぬちゅ、ずちゅ、じゅぷっ……!!  上でははじめが「んっ、ちゅぅ、じゅるっ……」と音を立てて妹の乳首をむさぼり吸い、下では椿姫が自らの秘裂とけつまんこで兄の肉棒を扱き上げながら、滝のような愛液を垂れ流す。 「んんっ、あぁっ……❤️ 兄さん、おっぱい吸いながら、ちゃんと言って……っ❤️ 『一生、椿姫のおまんことけつまんこだけを気持ちよくするために生きます』って、私のおっぱいに誓ってよぉ……っ❤️❤️」  椿姫が彼の髪を少し強く引っ張り、甘い声で命じる。  乳首から一度唇を離したはじめは、唾液で濡れ光る唇を震わせ、瞳を完全に濁らせたまま、妹に教え込まれた通りの言葉を吐き出した。 「ち、誓う……! 俺は一生、椿姫だけを……椿姫の身体だけを愛して、お前だけを抱いて生きる……!」  その瞬間、椿姫は自分の左手の指を、今まさに二つの性器が激しく擦れ合っている股間の結合部へと差し入れ、自分の愛液と兄の我慢汁が白く泡立って混ざり合った濃厚な粘液を、指先にたっぷりと掬い取った。  そしてその指を、言葉を吐いたばかりのはじめの唇へと突き出し、彼の口の中へと強引にねじ込んだのである。 「ほら、これがその契約の印よ、兄さん……っ❤️ 私のおまんこから出たお汁と、兄さんのおちんちんから出たお汁が混ざった味……全部、残さず舐めて飲み込みなさい……っ❤️❤️」 「んっ、ぐ、ちゅる、れろぉ……っ!」  はじめは言われるがまま、妹の指に絡みつく自分たちの淫汁を舌で舐め取り、喉を鳴らして飲み下した。そればかりか、椿姫が指を引き抜くと、彼は再び彼女の右の乳房へと顔を埋め、もう片方の乳首に吸い付きながら、自分の両手で彼女の白いお尻を鷲掴みにし、臀部の谷間にあるけつまんこの周りへと指先を食い込ませてきた。 (あぁ……っ❤️ 完璧ですわ……! もうこの男には、プライドも、理性も、自分の意志さえも少しも残っておりませんわ。ただ私が与える蜜を啜り、私の身体を温め、私が気持ちよくなるためだけに機能する、永遠の奴隷……!)  壁掛け時計の秒針が、最後の十秒を刻み始める。  23時59分50秒……51秒……52秒……。  椿姫の視界の端で、病室の四隅に淀んでいた「黒い影」が、まるで歓喜に震えるかのように大きく波打ち、ベッドの上の二人を取り囲むようにして立ち昇ってきた。  縫合された下腹部の傷の奥から、これまでとは次元の違う、まるで世界の因果律そのものが書き換わるかのような凄まじい熱量と快楽の予兆が、渦を巻いてせり上がってくる。 「あ、はぁっ……❤️ くる……兄さん、零時がくるわ……っ! 私たちの、新しい世界が始まるのよぉ……っ❤️❤️」  椿姫ははじめの首筋に両腕を回してしがみつき、両太腿と秘裂、そしてけつまんこの粘膜で兄の肉棒を限界までぎゅーっと締め上げながら、審判の瞬間である深夜零時へと、その全身を投げ出していった。 椿姫リメイク 第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐 第20章:五月三十一日・深夜零時の審判――永遠の囚人となる兄 【第6部:深夜零時――影の消滅と、六月一日の凱歌アクメ】  ピ、ピ、ピ……ポーン。  個室病室の壁に掛けられた時計から、深夜零時を告げる控えめな電子音が鳴り響き、それとほぼ同時に、遠くの夜の街からゴーン、と重々しく空気を震わせる寺院の鐘の音が、窓ガラスを透過して微かに届いた。  三十回目の「五月三十一日」が終わりを告げる、運命の境界線。  これまでの二十九回のループにおいては、この瞬間、必ず世界は不気味な軋み音を立てて暗転し、椿姫の意識と肉体は、まだ何事も起きていない「五月一日」の朝へと強制的に引き戻されてきた。  だが――今夜は違った。  病室の四隅から立ち昇り、シングルベッドの上の二人を取り囲んでいた濃密な「黒い影」が、まるで満足げな深い溜息をつくかのように、ふわりと温かい風となって揺らめいたのだ。  椿姫が兄・はじめの口から「一生お前だけを抱いて生きる」という絶対的な誓約を引き出し、彼を罪悪感と肉欲の鎖でベッドという檻の中に完全に捕獲したことで、彼女の無意識が紡ぎ出した超能力――時間を巻き戻し続けていた怪異は、ついにその本来の目的を完遂したのである。  黒い影は空間を巻き戻すことなく、一筋の黒い奔流となって収束すると、はじめの胸板にしがみついている椿姫の白い胸の奥――ドクンドクンと高鳴る彼女の心臓の中へと、スッと音もなく吸い込まれ、完全に消滅した。  次の瞬間。  壁掛け時計のデジタル表示が、『5月31日 24:00』から、パタリと音を立てて『6月1日 0:00』へと切り替わった。 (……時計が、進んだ……っ!)  椿姫の大きく見開かれた漆黒の瞳に、『6月1日』という文字が鮮やかに焼き付く。 (六月一日……っ! 三十回目にして、ついに時間が進みましたわ! 終わらない五月が終わり、私の、私だけの新しい世界が始まりましたのね……っ! 私の勝ちですわ!! この男は一生、私の罪悪感という鎖に繋がれた、哀れで忠実な飼い犬になりましたのよ!!)  三十回に及ぶループの果てに掴み取った完全なる勝利。  自らの超能力が心臓へと回収されたことによる圧倒的な生命力の奔流と、兄という存在を一生涯にわたって支配下に置いたという全能感が、椿姫の脳髄を真っ白な稲妻となって焼き切った。  その精神的なエクスタシーは、瞬時にして二十九回分の記憶を持つ彼女の淫乱な肉体へと直結し、未曾有の快楽の津波を引き起こした。  椿姫は、はじめの硬く反り立った肉棒を自らの白い両太腿と秘裂、そしてけつまんこの入り口でぎゅーっと挟み込み、はじめの両手で自分の豊かな乳房を揉みしだかせた姿勢のまま、華奢な腰と背中を、まるで強弓を引くかのようにぎゅーっと激しく反り返らせたのである。 「ん、あぁぁぁぁっ……❤️❤️❤️」  病室の静寂を震わせる、甘く、気高く、そしてどこまでも淫らな凱歌の喘ぎ。  膣の奥にも、けつまんこの奥にも、指一本、肉棒の先端すら完全には挿入されていないにもかかわらず、ただ「完全勝利の法悦」と「外側から擦り付けられる兄の肉棒の熱さ」だけで、椿姫の子宮がまるで歓喜に咽び泣くかのように激しく収縮を繰り返した。  ぷしゃあああああっ!!  縫合処置された下腹部の鈍痛さえもが純粋な快楽の火花へと昇華され、パックリと開いた膣口から、これまでで最大量の愛液が間欠泉のように勢いよく吹きこぼれた。熱湯のように滾る牝の蜜が、太腿の間に挟まれたはじめの肉棒から睾丸、さらには彼の下腹部とベッドのシーツに至るまでを、ぐっしょりと隙間なく濡らし尽くしていく。  それと同時に、亀頭のカリ首に押し当てられていたけつまんこの蕾も、ひくひく、きゅうきゅうと猛烈なリズムで開閉し、勝利の痙攣を兄の性器へとダイレクトに叩きつけた。 「あ、はぁっ……❤️ い、イク……っ、六月一日の私、気持ちよすぎて、頭が真っ白になって、ずっとイッちゃってますわぁっ……❤️❤️❤️」  ビクン、ビクン、と全身を小刻みに跳ねさせながら、果てることのない絶頂の波に溺れる椿姫。  そのあまりの激しい痙攣と、股間から止めどなく噴き出す温かい愛液の感触に、抱きしめているはじめもまた、妹が恐怖の発作ではなく、何かとてつもない生命の奔流に震えているのだと本能的に錯覚し、彼女を壊れるほど強く抱きしめ返した。 「椿姫……っ、椿姫!! 大丈夫だ、俺がここにいる、ずっとこうして抱きしめているからな……!!」  腕の中でまるで気を失うかのように甘く脱力し、はぁ、はぁ、と熱い吐息を彼の首筋に吹きかけながら、椿姫は涙に濡れた声で、最後のダメ押しとなる甘い呪詛を囁いた。 「ん、あぁぁっ……❤️ 兄さん……大好きよ……っ❤️ 一生、私を離さないでね……ずっと、このベッドの中で、私だけの兄さんでいてね……❤️❤️」 「ああ、離さない……! 一生、お前を離すもんか……!」  だが、深夜零時を越えて六月一日へと突入したこの病室の夜は、その一回の凱歌アクメだけで幕を閉じることはなかった。  時刻が午前零時五分、そして零時十分へと進んでいく中、超能力を心臓へと回収して名実ともにこの世界の絶対的な支配者となった椿姫の肉体は、さらなる勝利の饗宴――すなわち、永遠の囚人となった兄・はじめの肉体と精気を、最後の一滴まで徹底的に搾り取る「六月一日の聖餐」を求めて疼き続けていたのである。 (ふふ……時間はちゃんと進んでおりますわね、午前零時六分……。もう二度と五月一日には戻らない。ならば、この新しく始まった六月一日の最初の記念として、この飼い犬のおちんちんから、我慢に我慢を重ねた熱い精液を、私の太腿とおまんこの外側でたっぷり搾り取って差し上げましょう)  一度は脱力してみせた椿姫であったが、彼女は毛布の中でゆっくりと白い肢体に力を取り戻すと、自分を抱きしめているはじめの肩を、細い両手でぐっと押しやった。 「つ、椿姫……?」  戸惑うはじめを、狭いシングルベッドのマットレスの上へと仰向けに押し倒すようにして寝かせると、椿姫はその白い病衣が半ば肩から滑り落ちた淫らな姿のまま、仰向けになったはじめの腰の上へと、ゆっくりと跨がったのである。  いわゆる、騎乗位の体勢。  常夜灯の青白い光が、はじめの腹の上で誇らしげに胸を張る椿姫の裸体を照らし出す。紫色の鬱血痕や噛み跡が散らばる豊かな双丘は、彼女の呼吸に合わせてたぷんと揺れ、その先端の桜色の乳首は、勝利の興奮によってルビーのように硬く輝いていた。  そして彼女の白い両太腿の間では、下着をずり下ろされたままのはじめの肉棒が、先ほどからの素股と愛液のシャワーによっててらてらと濡れ光り、今にも破裂しそうなほど赤黒く反り立っている。 「な、なあ、椿姫……どうして上に……傷に障るから、横になっていた方が……」  下から見上げるはじめの声は、もはや完全に覇気を失い、目の前に聳え立つ妹の圧倒的な牝としての美しさと淫靡さに呑み込まれて震えていた。  椿姫はそんな兄の顔を、氷のようにひややかで、それでいて蜜のように蕩けた瞳で見下ろしながら、にっこりと微笑んだ。 「だって、兄さん……私のために、ここをこんなに硬くして、ずっと苦しそうにしてくれてるんですもの……❤️ 一生私だけを抱いてくれるって誓った兄さんの熱いおちんちんを、そのままにしておくなんて、可哀想でできないわ……❤️❤️」  椿姫はそう言いながら、腰をゆっくりと沈め、仰向けに突き出されたはじめの剛直の上に、自らの愛液でぐっしょりと濡れそぼった秘裂と、その下のけつまんこの割れ目を、上からぴたりと重ね合わせた。  じゅぷりっ、と粘액同士が吸い付く卑猥な音が、静かな病室に響き渡る。 「う、あぁっ……!?」  上から体重をかけて押し付けられた椿姫の秘所の熱さに、はじめの腰がビクンと跳ねる。  椿姫は彼のお腹の上に自分の細い両手をついてバランスを取ると、膝をきゅっと閉じて太腿の付け根で肉棒を挟み込みながら、まるで馬に跨がる女王のように、自らの腰を前後へと大きく、優雅に、そして容赦なくグラインドさせ始めた。  ぐちゅ、ずちゅ、ぬちゅ、ぱちゅっ……!!  先ほどまでの横向きでの素股とは比較にならないほど、椿姫自身の体重がまともに乗った、強烈な騎乗位素股である。  彼女が腰を前へと滑らせれば、ぷっくりと充血した大陰唇の花弁が肉棒の太い竿を左右から包み込んで扱き上げ、そのすぐ下にあるけつまんこの熱い蕾が、反り上がった亀頭のカリ首から鈴口の上を、ずり、ずり、と重たく擦り抜けていく。逆に腰を後ろへと引けば、剥き出しになった敏感なクリトリスが、肉棒の裏筋の隆起にゴリゴリと引っかかりながら、亀頭の先端までを一気に擦り上げるのだ。 「あ、はぁっ、んんっ……❤️❤️ すごい……上から乗ると、兄さんの硬いおちんちんが、私のお豆にも、おまんこの入り口にも、後ろのけつまんこにも、全部一気にゴリゴリって当たって、すごく気持ちいいですわぁ……っ❤️❤️」  椿姫は黒髪を揺らしながら、惜しげもなく甘い嬌声を病室に響かせた。  もはや「男性恐怖症で怯える妹」という建前すら、最小限のベールしか残されていない。しかし、下に敷かれているはじめは、その矛盾に気づくどころか、自分を見下ろしながら腰を振り、豊かな乳房を揺らして快楽を貪る妹の姿に完全に魂を抜かれ、ただ「あ、あぁ……椿姫、椿姫……っ」とうわ言のように彼女の名前を呼ぶだけの、哀れな生き物と化していた。 「ほら、兄さん……手、遊ばせておかないで……っ❤️ あなたが一生きれいにするって誓った私のおっぱいと、お尻のところ、両手でしっかり掴んで、揉みなさいな……っ❤️❤️」  椿姫が上から甘く命じると、はじめは即座に両腕を伸ばし、揺れ動く椿姫の白い双丘を乱暴に鷲掴みにしたかと思えば、次には彼女の白く丸いお尻を両手で掴み、自分の股間へとさらに強く押し付けるようにして腰の動きを補助し始めた。 (あぁ……っ❤️ なんて忠実な下僕なのでしょう! 私が気持ちよくなるために、自分のおちんちんを擦り減らして、必死にお尻を支えておりますわ……っ❤️❤️)  時計のデジタル表示は『6月1日 0:12』を指している。  新しい月の、新しい時間の流れの中で、椿姫の下腹部の奥にある縫合の鈍痛は、もはや完全に快楽の起爆剤へと作り変えられていた。肉棒の太い竿が外側から恥骨と下腹部を圧迫するたび、子宮の奥がキュン、キュンと甘く疼き、膣口からは白く泡立った愛液が止めどなく溢れ出して、はじめの下腹部から陰毛の茂みまでをドロドロに濡らしていく。  そして、限界が迫っているのは椿姫だけではなかった。  先ほどから一時間以上にわたって焦らされ続け、妹の熱い粘膜と愛液に揉みくちゃにされてきたはじめの肉棒が、椿姫の太腿と秘裂の間で、爆発寸前の熱量を帯びてビクビクと激しく脈打ち始めたのである。 「つ、椿姫……っ、駄目だ、もう限界だ……! で、出てしまう、お前のそこに、白いのが出てしまう……っ!!」  はじめが苦悶と快楽に歪んだ顔で叫ぶ。  だが、椿姫は腰の動きを少しも止めないどころか、最後の一撃を加えるように、自らのけつまんこの入り口と膣口で肉棒の亀頭から竿までをぎゅーっと強く締め上げ、激しい高速のグラインドを浴びせかけた。 「出しなさい……っ❤️ 兄さんの我慢してた熱い精液、私のおまんことけつまんこの上から、お腹の上まで、全部びゅーびゅーってぶちまけて、私に捧げなさいな、兄さん……っ❤️❤️ 私も、あなたのその熱いので、もう一回イッてあげますわぁっ……❤️❤️❤️」  椿姫が上体をぎゅーっと反らし、自分の両手で自らの桜色の乳首を強く抓り上げながら、最後の体重を乗せて腰をぐっと沈み込ませた、その瞬間だった。 「う、あ、あぁぁぁぁっ……!!」  はじめの口から獣のような咆哮が漏れ、太腿と秘裂の間に挟み込まれた肉棒の先端から、ドクンッ、ドクッ、ビュルルルッ!! と、凄まじい勢いで濃厚な白濁の精液が噴き出した。  一発目の熱い精液が、椿姫のけつまんこの蕾と膣口を直撃し、二発目、三発目の奔流が、彼女の秘裂の割れ目を通って白い下腹部、縫合のガーゼの上、さらには豊かな双丘の谷間にまで、白く粘ついた弧を描いて飛び散っていく。  その火傷しそうなほど熱い兄の精液が自分の秘所と肌を汚していく感触と、太腿の間でビクビクと跳ね回る肉棒の脈動が引き金となり、椿姫の肉体もまた、今夜最後にして最大の絶頂へと一気に突き抜けた。 「ひぃっ、あ、あぁぁぁぁぁっ……❤️❤️❤️ 熱いっ、兄さんのせいえき、私のおまんことおっぱいにいっぱいかかって、あつぅいっ……❤️❤️❤️」  椿姫の全身が雷に打たれたようにぎゅーっと反り返り、膣口からは精液を押し流すほどの大量の愛液がぷしゃあああっ、と噴き出して、はじめの下腹部の上で白い精液と透明な牝蜜が淫らに混ざり合った。けつまんこもまた、最後の精液を搾り取るかのように肉棒の根元をぎゅうぎゅうと締め上げ、長い、長い痙攣を繰り返す。  やがて――時計の針が『6月1日 0:15』を指す頃。  個室病室には、嵐が過ぎ去った後のような、重たく湿った静寂と、むせ返るほど濃厚な精液と愛液の匂いだけが充満していた。  椿姫は、精液と愛液でドロドロに濡れた白いお腹と胸をそのままに、仰向けになって荒い息をついているはじめの胸板の上へと、くったりと甘えるように身を預けて横たわっていた。  はじめは、自らが妹の肉体の上に大量の精液をぶちまけてしまったという取り返しのつかない事実に戦慄しながらも、同時に、もう二度とこの妹から離れることはできないという絶対的な宿命を受け入れ、震える両腕で椿姫の華奢な肩を必死に抱きしめ続けている。  その兄の胸の中で、椿姫は誰にも見えないように、満足げな、どこまでもひやかで艶やかな笑みを浮かべていた。 (ふふ……これで、すべてが終わって、すべてが始まりましたわね。明日の朝、帰宅したお父様とお母様がこの部屋に入ってきたら、どうやって屈服させて、私たち二人だけの完全な聖域を作り上げましょうか……楽しみで仕方がありませんわ)  三十回に及んだ「終わらない五月」を打ち破り、兄を永遠の囚人として捕獲した聖女・水無月椿姫の夜は、甘美な勝利の余韻とともに、静かに更けていった。 (第20章・完) 椿姫リメイク 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成 【第1部:病院ロビーでの対面と、病室における秘密の蜜見せつけ調教】 六月上旬の午後の光が、総合病院の巨大なガラス張りのロビーに白々と差し込んでいた。消毒液の匂いと、空調が吐き出す乾いた風の音、そして行き交う看護師や外来患者たちのざわめきが混ざり合うその空間は、これから水無月椿姫が演じようとしている「完璧な悲劇」の舞台として、これ以上ないほどお誂え向きに整えられていた。 車椅子に深く腰掛け、あるいは兄である水無月はじめの腕に縋りつくようにして個室からロビーへと降りてきた椿姫は、退院を目前に控えた儚げな少女そのものに見えた。艶やかに濡れたような黒髪は白い肩へと流れ落ち、透き通るような白い肌は、病室の蛍光灯の下でも陽光の元でも、触れればそのまま溶けて消えてしまいそうな危うい美しさを湛えている。薄手の病衣の襟元や、華奢な手首のあたりには、まだ薄紫色の鬱血痕が生々しく残っていた。それはあの日、凄惨な現場から救い出された「痛ましい被害者」の刻印であり、同時に、周囲の人間からあらゆる理性と疑念を奪い去るための最強の武器でもあった。 その傷跡は、丁寧な縫合と洗浄を経てすでに塞がりつつあったが、椿姫の肉体の内側では、まったく別の熱が絶え間なく渦巻いていた。隣に立ち、自分の肩を必死に支えている兄・はじめの体温。彼の首筋から漂う清潔な石鹸の香りと、その奥に滲む雄としての微かな汗の匂い。それを肺の奥深くまで吸い込むたび、椿姫の肉体に刻み込まれた二十九回分の開発の記憶が、甘く、重く、疼き始めるのだ。清楚で可憐な病衣のスカートの下、純白の薄い布地に包まれたおまんこからは、すでに糸を引くほど粘り気を帯びた愛液がとめどなく溢れ出し、白い太腿の内側をぬるりと濡らしていた。 だが、椿姫の表情にはそんな淫らな昂ぶりの気配は少しも浮かんでいない。ただ怯えた小動物のように長い睫毛を震わせ、はじめの袖口を白い指先でぎゅっと握りしめている。その隣にいるはじめはといえば、睡眠不足で目の下に隈を作りながら、「俺が離れたら椿姫は壊れてしまう」「俺がこの子を守らなければならない」という盲目的な使命感に脳の髄まで支配された、ただの無力な保護者ロボットと化していた。彼にはもう、自分の意志で何かを疑うことも、椿姫の秘めた愉悦に気づくこともできない。ただ椿姫が震えれば背中をさすり、椿姫が涙を浮かべれば自分の身を盾にして世界を睨みつけるだけの、都合のいい「愛しい人」であり、生きた「肉の盾」であった。 「椿姫……っ! 椿姫、どこだ、無事だったのか……っ!」 ロビーの自動扉が開き、大きなスーツケースを引きずったまま、血相を変えて駆け込んでくる男女の姿があった。急遽、海外の滞在先から呼び戻された水無月家の両親――父と母である。父親は旅先の装いのまま、乱れた髪も気にせずに涙を浮かべ、変わり果てた愛娘の姿を視界に捉えるなり、大股で駆け寄ってきた。母親もその後ろから、ハンカチで口元を押さえながら嗚咽を漏らして走ってくる。 父親が両腕を広げ、椿姫の華奢な肩を抱きしめようと一歩踏み出した――まさに、その瞬間だった。 椿姫の脳内で、ひややかな計算の歯車がカチリと音を立てて噛み合った。 彼女は、父親の影が自分のつま先に落ちるよりも早く、美しい双眸を限界まで見開き、白目を剥くような凄絶な表情を作った。そして、病院のロビー全体に反響するほどの、耳をつんざくような絶叫を喉の奥からほとばしらせたのである。 「いやあああああああっ!! 来ないでぇぇっ!! 男の人が来る、殺される、触らないでぇっ!!」 それは、聞く者の心臓を氷水の中に叩き込むような、狂乱の悲鳴だった。 椿姫はまるで今まさに強姦魔の群れに襲われているかのように激しく頭を振り乱し、失禁せんばかりに全身をガタガタと痙攣させながら、隣にいたはじめの背中へと転がり込むように隠れた。白い指先がはじめのシャツの背中を爪が剥がれそうなほど強く引っ掻き、彼の背中に顔を押し付けて、呼吸困難に陥ったかのようにヒュッ、ヒュッ、と浅い息を繰り返す。 「来ないでぇっ! 男の人の声なんて聞きたくない! その低い声、あいつらと同じよぉっ! 兄さん、助けて、兄さん以外触らないでぇっ!!」 「つ、椿姫……!? 私だ、お父さんだよ、椿姫……!」 父親が愕然として足を止め、呆然と手を伸ばそうとする。だが、椿姫がさらに激しく絶叫し、白目を剥いて膝から崩れ落ちそうになると、条件反射で動く番犬のように、はじめが父親の前に立ちはだかった。はじめは父親の胸倉を突き飛ばさんばかりの勢いで両手を広げ、血走った目で実の父親を睨みつけた。 「父さん、離れてくれ! それ以上近づくな! 椿姫は男の人がダメなんだ、父さんの声や姿を見るだけでパニックを起こすんだぞ!」 「なっ……はじめ、お前、私はこの子の父親だぞ……!?」 「関係ない! 今この子に触れたら、椿姫の精神が本当に壊れちまう! 下がってろって言ってるだろ!」 はじめの怒号がロビーに響き渡る。父親は息子に拒絶され、愛する娘からは汚らわしい怪物を見るかのような恐怖の絶叫を浴びせられ、その場に立ち尽くしたまま顔を蒼白に染めた。 「なら、私が……! 椿姫、お母さんよ、もう大丈夫だからね……!」 母親が涙を流しながら、横から回り込んで椿姫の肩に触れようと手を伸ばす。しかし椿姫は、母親の指先が自分の髪に少し触れただけで、電流を浴びたかのように身をよじり、はじめの首っ玉へと両腕を回して死に物狂いでしがみついた。 「いやっ、いやぁっ! 離さないで、兄さん、私を誰にも渡さないで! 兄さんの匂いじゃないと息ができないの、兄さん、兄さんっ……!!」 「母さんも離れてくれ! 今は俺以外、誰が近づいても駄目なんだ!」 はじめは椿姫の華奢な身体を両腕で抱きすくめ、両親から引き離すように後ずさった。椿姫の白い脚が絡みつくようにはじめの腰へと押し当てられ、豊かな黒髪がはじめの首筋を覆い隠す。母親は伸ばした手を宙に浮かせたまま絶句し、ぽろぽろと大粒の涙をこぼして父親の腕に縋りついた。 その時――はじめの広い背中に顔を埋め、両親の視線から完全に隠れた死角の中で、椿姫の瞳から恐怖の色がすっと消え失せていた。 涙に濡れた長い睫毛の下、黒曜石のように澄み切った瞳は、驚くほどひややかに、そして甘美な陶酔を湛えて、肩越しに立ち尽くす父親の絶望しきった顔を覗き見ていた。赤い唇の端が、誰にも見えない角度で、ゆっくりと優美な弧を描いて吊り上がる。 (ええ、お父様。あなたのその傷ついた顔が見たかったのですわ。娘に怪物扱いされ、近づくことさえ許されず、ただ遠くから震えて見守るしかなくなった無력な父親の顔……。これであなたは、二度と私に近づけません。私の世界に、兄さん以外の男は一匹たりとも必要ありませんの) 椿姫ははじめの首筋に柔らかい唇を押し当て、怯えて震えるふりをしながら、鼻先で兄の皮膚の匂いを深く吸い込んだ。すると、下腹部の奥がきゅうっと甘く収縮し、病衣の下のおまんこから、また一筋、熱い蜜がぷっくりと湧き出して太腿を伝った。自分の描いた筋書き通りに家族が絶望し、兄が自分だけの忠実な盾として機能している――その絶対的な全能感が、どんな 물리的な愛撫よりも強く、椿姫の肉体を内側から濡らし続けていた。 「……部屋に戻ろう、椿姫。ほら、もう誰も来ないからな。俺がずっとついているから」 はじめは妹の冷酷な微笑みなど少しも知る由もなく、ただ壊れ物を扱うような手つきで椿姫を抱き上げ、両親をロビーに置き去りにしたまま、エレベーターへと向かった。背後から聞こえる母親のすすり泣きと、父親の打ちひしがれた溜息は、椿姫にとって勝利を祝うファンファーレ以外の何物でもなかった。 *** 個室へと戻ると、椿姫はすぐにはじめの袖を引き、内側から病室の簡易ロックをかけさせた。さらに、ベッドの周囲を取り囲む厚手の医療用カーテンを、隙間なくぴっちりと閉め切らせる。昼下がりの陽光はカーテンによって遮られ、ベッドの上は淡い薄暗がりに包まれた、二人だけの狭い密室となった。 「はぁ、はぁ……っ、兄さん……怖かった、怖かったわ……」 ベッドの白いシーツの上に横たわった椿姫は、胸元を押さえながら、わざとらしく荒い吐息を漏らしてみせた。はじめはベッドサイドに膝をつき、自分の手の中に椿姫の小さな手を包み込んで、必死に宥めるように声をかける。 「大丈夫だ、椿姫。鍵もかけたし、父さんたちには俺から厳しく言っておく。俺がここにいる限り、誰にもお前には触れさせない」 「本当……? 本当に、兄さんは私のそばにいてくださる……?」 椿姫は潤んだ瞳ではじめを見上げた。その瞳の奥には、怯える少女の仮面の下で爛々と輝く、捕食者の光が宿っている。はじめの額にはうっすらと汗が浮かび、妹を守らなければという強迫観念で呼吸が浅くなっている。彼には、自分の意思など何一つない。椿姫が「右を向け」と涙声で請えば右を向き、「服を脱げ」と震えながら縋れば、それを医療行為だと信じ込んで服を脱ぐだろう。 「でも……私、まだ怖いの。あのお父様の低い声が、耳の奥に残っていて……私の身体がまだ、あの汚らわしい男たちのものなんじゃないかって、震えが止まらないのよ……」 椿姫はそう呟くと、白い指先を自分の病衣の裾へと伸ばした。そして、ベッドサイドに跪いているはじめの目の前で、ゆっくりと、実に焦らすような緩慢な動作で、薄いグリーンの病衣の裾をたくし上げ始めたのである。 「つ、椿姫……!? 何をしてるんだ、冷えるぞ……!」 はじめが慌てて目を逸らそうとする。だが、椿姫はもう片方の手で、はじめの顎をぐっと掴んだ。華奢な指先であるはずなのに、そこには決して逆らうことを許さない絶対的な支配の力が込められていた。 「見ないでなんて言わないで、兄さん……っ。目を逸らしたら、私、見捨てられたと思って今すぐ舌を噛んで死んでしまうわ……っ。見て、兄さん。私のここを、ちゃんと見て……!」 脅迫めいた甘い嘆願に、はじめの身体がビクリと硬直する。「死んでしまう」という一言が、はじめの脳の安全装置を容易く破壊した。彼は視線を逸らすことができなくなり、吸い寄せられるように、椿姫がたくし上げた病衣の奥へと目を向けた。 そこには、すでに下着すら身につけていない、椿姫の無防備で真っ白な下腹部と太腿が惜しげもなく晒されていた。病院の白いシーツの上で、椿姫は自らの両脚をゆっくりと左右へ開き、膝を立てたM字開脚の姿勢をとる。 なめらかな白い太腿の付け根、その中心にある秘裂は、先ほどロビーで両親を屈服させた興奮と、兄を意のままに操っている優越感によって、すでにぐっしょりと愛液に濡れそぼっていた。淡いピンク色の花びらのような小陰唇が、熱い呼吸に合わせてひくひくと生き物のように蠢き、その隙間から透明で粘り気のある蜜がとめどなく湧き出しては、シーツの上に小さな濡れた染みを作っている。 さらに、その濡れ光るおまんこのすぐ下――白いお尻の谷間の奥に隠された、キュッと窄まった小さな「けつまんこ」までもが、丸見えになっていた。色素の薄い桜色のけつまんこは、おまんこから垂れ落ちてきた愛液に濡れてテラテラと妖しく光り、椿姫が息を吐くたびに、まるで兄の視線を吸い込もうとするかのように、きゅうっ、ひくっ、と細かく収縮を繰り返している。 「あ……っ、う……」 はじめの喉がゴクリと大きく鳴った。妹の最も恥ずかしい秘密の場所――おまんことけつまんこの両方が、すぐ目の前、鼻先から少ししか離れていない距離で、ぱっくりと開かれて見せつけられている。そこから立ち昇る、むせ返るほど濃厚で甘い女の匂いが、カーテンで閉ざされた狭いベッド空間に充満し、はじめの鼻腔を直接殴りつけた。 (ふふ……いいお顔ですわ、兄さん。私のおまんことけつまんこから、少しも目を離せなくなっていますわね) 椿姫は内心でひややかに嘲笑いながら、さらに両膝を大きく外側へと割り開き、自らの白い指先を、濡れそぼったおまんこの両脇へと添えた。そして、人差し指と中指で、ぷっくりと充血したピンク色の肉ひだを、左右へとゆっくり押し広げてみせたのだ。 ニュルッ、クチュ……と、粘膜が剥がれる小さな水音が静かな病室に響いた。 指で押し広げられたおまんこの内側からは、鮮やかな紅色の粘膜と、ひくひくと脈打つ膣口、そして包皮から顔を覗かせた小さなクリトリスが完全に露わになった。二十九回ものループの中で数えきれないほどの快楽を刻み込まれ、開発され尽くした椿姫の蜜壺は、処女のような見た目の可憐さとは裏腹に、男の精液と愛撫を貪欲に求める熟れきった淫らさを湛えている。開かれた膣口がパクパクと口を開閉し、そのたびに濃厚な白濁まじりの愛液がとろりと溢れ出して、下にあるけつまんこの窄まりへと糸を引いて垂れ落ちていく。 「ほら、見て、兄さん……。私のおまんこも、その下のけつまんこも、怖い夢のせいでこんなに熱くなって、勝手にひくひく動いて止まらないの……。私が今、誰の妹なのか、私のこの秘密の場所が誰のものなのか、兄さんの目でちゃんと確かめてくださらないと、私、おかしくなってしまいそうよ……」 椿姫は熱っぽい吐息を漏らしながら、腰を少しだけ浮かせて、開いたおまんことけつまんこをはじめの顔面へとさらに近づけた。 見せつけること。自分の最も淫らに濡れたおまんこと、恥ずかしくひくつくけつまんこを、自分を必死に守ろうとしている無力な兄の目の前に突き出し、その理性を視覚と嗅覚だけでじわじわと溶かしていくこと。その倒錯的な支配の快感が、椿姫の背筋をぞくぞくと震わせる。 「椿姫……お前、下着は……っ」 「履いていないわ。だって、布が擦れるだけでも、あいつらに触られた記憶が蘇って怖いんですもの……。ねえ、兄さん。見ているだけじゃ駄目。兄さんの手で、兄さんの口で、私のここがもう安全だって、おしえて……?」 椿姫は片手で自分のおまんこを押し広げたまま、もう片方の手ではじめの無骨な右手を取り、自分の濡れそぼった秘裂へと導いた。はじめの指先が、熱くぬめり気を帯びたおまんこの割れ目に触れた瞬間、椿姫の腰がぎゅーっと甘く反り返り、鼻にかかった艶やかな吐息が漏れた。 「んぅ……っ、あぁ……っ、兄さんの指、温かい……。ほら、こんなに濡れているでしょう? これ、全部、兄さんに守ってもらえている安心感で溢れてきた蜜なのよ……」 嘘である。それは安心感などではなく、兄を所有物として弄ぶ愉悦と、開発されきった肉体の疼きが溢れさせた純然たる淫蜜だった。だが、椿姫の潤んだ瞳と儚げな声色に操られたはじめは、それを拒絶することができない。 椿姫ははじめの指を自分の愛液でたっぷりと濡らさせると、そのぬるぬるに光る指先を、おまんこの割れ目から下へと滑らせ、ひくつくけつまんこの窄まりへと押し当てさせた。 「あっ、んん……っ! そこ……兄さんの指が、私のけつまんこに当たってる……っ。おまんこの蜜でぬるぬるになって、けつまんこの入り口まで、兄さんの指の形を覚えちゃうわ……」 くちゅ、ぬるり、と、愛液を潤滑油にして、はじめの指の腹が椿姫の柔らかいけつまんこの蕾を優しく撫で回す。椿姫は自らはじめの手首を握って動かし、自分のクリトリスからおまんこの入り口、そしてけつまんこの皺へと、ゆっくりと往復させた。激しい動きではない。ただ、ねっとりと、緩やかに、自分の熱と湿り気を兄の皮膚に刷り込むような甘い摩擦。それだけで、感度抜群に開発された椿姫の身体は敏感に反応し、太腿がぷるぷると小刻みに震え始める。 「ねえ、兄さん……指だけじゃ足りないわ。お父様がすぐそこの廊下にいるかもしれないと思うと、胸が苦しくて……兄さんの舌で、私のおまんこを舐めて? ここにある怖い記憶を、兄さんの舌と唾液で、全部綺麗に舐め取ってくださらないと、私、また叫んでしまうわ……」 静かな、しかし絶対的な命令だった。「叫んでしまう」という言葉は、今の両親と病院スタッフがいる状況において、はじめに対する最強の脅迫として機能する。 はじめはゴクリと唾を飲み込み、震える両手でベッドの縁を掴むと、椿姫の白く開かれた両脚の間へと、ゆっくりと自分の顔を埋めた。 「あぁ……っ、いい子ね、兄さん……っ。そう、もっと顔を近づけて……私のおまんこの匂いを全部吸い込んで……」 椿姫は白い手で、自分の股間に顔を埋めたはじめの頭を優しく撫でながら、後頭部をぐっとおまんこへと押し付けた。 次の瞬間、はじめの熱い舌先が、椿姫のぷっくりと濡れそぼったおまんこの割れ目へと、れろり、と這わされた。 「んんっ……! ふぁ、あぁ……っ! 兄さんの舌……っ、熱くて、ざらざらしてて……私のおまんこ、兄さんに舐められてるぅ……っ」 椿姫の背中がシーツの上でぎゅーっと反り上がり、足の指先がぴんと丸まった。 おまんこを舐めてもらうこと――それは椿姫が最も愛する、甘美で従属的な快楽の儀式だった。自分はベッドの上に悠然と寝そべり、脚を開いて見せつけているだけ。それなのに、兄という男は自分の股間に頭を垂れ、まるで女王の靴底でも清める下僕のように、ひたすら舌を突き出して蜜を啜り上げている。 ちゅぷ、じゅるるっ、れろ、ちゅうぅ……っ。 カーテンで仕切られた狭い病室のベッドの上で、粘膜と粘膜が擦れ合い、唾液と愛液が混ざり合う卑猥な水音が響き始める。はじめには、椿姫を巧みにイカせてやろうなどという男としての主導権は少しもない。ただ、椿姫が「そこよ、もっとゆっくり、クリトリスを舌の腹で転がして」「おまんこの穴の中に舌先を入れて、蜜を全部飲んで」と耳元で甘く囁く通りに、機械のように忠実に舌を動かしているだけだ。 だが、その「愛しい人としての無心な奉仕」こそが、椿姫の支配欲と性感帯を極限まで満たしていく。 「んっ、ちゅ、あぁ……っ、上手よ、兄さん……。もっと、おまんこのひだを一枚ずつ広げるみたいに、ゆっくり、甘く舐め上げて……。そう、激しくしないで……じわじわと、兄さんの温かい舌で溶かすみたいに舐めてちょうだい……」 椿姫は両手で自分のおまんこの花びらをさらに大きく左右へ引き開き、充血して勃起したクリトリスと、ひくつく膣口をはじめの舌の前に突き出した。はじめの舌が、露わになったクリトリスをちゅっと吸い上げ、そのまま膣口へと舌先をねじ込んで、中から溢れ出る熱い愛液をじゅるじゅると音を立てて啜り取る。 はじめの顎から唇、そして鼻先までもが、椿姫の分泌した濃厚な女の蜜でテラテラと光り輝いていた。 「ふぁ、あぁ……っ、すごい……私のおまんこから出る蜜を、兄さんが一生懸命飲んでくれてる……。ねえ、そのまま舌を少し下へ動かして……私のけつまんこも、おまんこの蜜と一緒に舐めて……っ」 椿姫がお尻を少し持ち上げて促すと、はじめの舌先は言われるがままに割れ目を下へと滑り降り、愛液で濡れそぼった桜色のけつまんこへと到達した。 れろ……ちゅぷっ、と、最も不浄で秘密めいたけつまんこの窄まりに、実の兄の舌が這わされる。 「ひゃうんっ……! あ、あぁっ、そこ、けつまんこよぉ……っ、兄さんの舌が、私のけつまんこの皺を舐めてる……っ! 気持ちいい……おまんこもけつまんこも、全部兄さんの唾液でべとべとにして……っ!」 けつまんこの周囲に集まる無数の神経が、生温かい舌の感触にビクビクと震え、おまんこの奥の蜜壺が連動してきゅうっと強く収縮した。椿姫は声を殺すために自分の白い手首を口元に押し当てながらも、腰を緩やかに波打たせ、はじめの顔面に自分のおまんことけつまんこをねっとりと擦り付け続けた。 開発され尽くした彼女の肉体は、クリトリスへの甘い吸引と、けつまんこへの執拗な舐め上げ、そして「廊下の向こうには両親がいるのに、私は病室で兄の顔を蜜まみれにして弄んでいる」という背徳的な全能感によって、じわじわと、しかし確実に絶頂の淵へと昇り詰めていく。 「あ、あぁ……っ、来るわ、兄さん……。激しくしないで、そのままの優しい舌のままで、私のおまんこを吸い続けて……。私、兄さんの舌の上で、イっちゃう……っ」 椿姫は絶頂のタイミングを誰かに合わせる必要など少しもなかった。はじめはただの道具であり、椿姫が気持ちよくなるためだけに舌を動かす愛しい人なのだから。 椿姫ははじめの髪の毛を両手でわしづかみにし、彼の口元を自分のおまんこへとぎゅうっと強く押し付けた。 「んんっ、くぅ……っ、あ、あぁあああーーっ……!!」 くぐもった甘い嬌声とともに、椿姫の華奢な身体がシーツの上でぎゅーっと大きく反り返った。 開かれたままのおまんこの奥が、ビクン、ビクン、と激しく脈打ち、透明で熱い絶頂の蜜が、ぷしゃあっ、と潮を吹くように溢れ出してはじめの口内と顔面をびしょ濡れにした。けつまんこも同時にきゅうっと固く窄まり、また緩んではひくひくと震える。 長い、緩やかな波のような絶頂だった。激しい痙攣ではなく、全身の毛穴から甘い蜜が染み出していくような、深くてとろけるようなエクスタシーが、椿姫の白い肢体を幾度も震わせる。 「はぁ……っ、ん、ふぅ……っ。あぁ、気持ちよかったわ、兄さん……」 余韻に震える太腿をゆっくりと閉じ、椿姫は自分の股間から顔を上げさせたはじめの顔を、うっとりと見下ろした。 はじめの口の周りは、椿姫の愛液と唾液が混ざり合って白く泡立ち、顎の先からぽたぽたと蜜の雫が病衣の胸元へと垂れ落ちている。それなのに、はじめの瞳は虚ろなまま、「これで椿姫の発作が収まった」「俺が妹を救ったのだ」という歪んだ安堵感に染まっていた。彼のズボンの股間は、妹の蜜の匂いと痴態に当てられて、痛々しいほどパンパンに膨れ上がっているというのに、彼はそれに触れることさえ許されない。 「ありがとう、兄さん。おかげで、お父様の怖い声を少しだけ忘れられたわ……。でも、まだ病院にいるうちは安心できないの。早く、お家へ帰りましょう? 私の部屋へ帰ったら、もっとたっぷり、兄さんに私を守ってもらうわね……」 椿姫は白い指先で、はじめの唇についた自分の愛液をぬぐい取り、それをはじめの口の中へと押し込んで舐め取らせた。 病院での第一幕は、これ以上ないほど完璧に幕を閉じた。次なる舞台は水無月家の本邸――両親を完全に屈服させ、二度と誰も立ち入れない「永遠の愛の監獄」を完成させるための、第二幕が待っていた。 *** 【第1部・追加濃密官能シーン:退院前夜の消灯後、病室ベッドでの長時間クンニリングスと指入れ・けつまんこ同時弄び】 その日の夜、消灯時間を過ぎた午後十時。 両親は「明日からの自宅での受け入れ準備をする」と言い残し、打ちひしがれた様子で一度自宅へと引き上げていった。本来なら付き添い家族も面会時間終了とともに帰らねばならない規則だったが、先ほどのロビーでの椿姫の凄絶なパニックを見た担当医と看護師長は、「お兄様が離れたら再び自傷や重度のパニックを起こす危険がある」と判断し、個室内の簡易ベッドではじめが泊まり込むことを特例として許可していた。 夜の病棟は、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っている。時折、遠くのナースステーションから聞こえる靴音と、空調の微かな唸り声だけが、薄暗い個室の中を満たしていた。 常夜灯の淡いオレンジ色の光が、ベッドの上に横たわる椿姫の白い肌を艶めかしく浮かび上がらせている。 「……兄さん。起きていらっしゃる?」 簡易ベッドの上で横になっていたはじめが、その小さな呼びかけに即座に反応して身を起こした。彼はパジャマ代わりのスウェット姿のまま、ほとんど眠ることなく、いつでも椿姫の元へ駆けつけられるように身構えていたのだ。 「ああ、起きてるよ、椿姫。どうした、怖い夢でも見たか? それとも、傷が痛むのか?」 ベッドサイドへと歩み寄ってきたはじめを見上げ、椿姫は掛け布団を胸元まで引き下げた。彼女はすでに、病院支給の病衣を脱ぎ捨て、退院用に母が置いていった純白の薄絹のネグリジェに着替えていた。透けるほど薄いその生地の下からは、うっすらと桜色の乳首の突起と、なめらかな曲線をرات描くウエスト、そして下着を一枚も身につけていない白い下腹部の陰影が、常夜灯の光に透けて見えている。 「傷は痛まないわ……。でも、夜になって暗くなったら、お父様のあの顔がまた浮かんでしまって……身体の芯が冷たくて、眠れないの。ねえ、兄さん。その狭いベッドじゃなくて、私のベッドに入って? 私の身体を、兄さんの体温で隙間なく温めてくださらないと、私、夜の間に震え死んでしまうわ……」 椿姫は白いシーツの端をそっとめくり上げ、自分の隣のスペースをぽんぽんと軽く叩いた。 はじめは一瞬だけ躊躇うように息を呑んだが、昼間の狂乱の記憶が彼の理性をすぐに押し潰した。彼は無言で頷くと、言われるがままに椿姫のベッドへと上がり込み、彼女の華奢な身体の隣へと横たわった。 掛け布団が二人の上にかけられると、そこは外気から完全に遮断された、温かく湿った布の密室となった。 椿姫はすぐにはじめの胸元へとすり寄り、彼の首筋に鼻先を埋めながら、自らの白い片脚を、はじめのスウェット越しの太腿の上へと無造作に乗せた。 「ん……温かいわ、兄さん……。やっぱり、兄さんは私だけの毛布ね……」 ネグリジェの裾が太腿の付け根までまくれ上がり、下着を履いていない椿姫のおまんこが、はじめの脇腹から太腿のあたりへと直接押し当てられる。すでにじっとりと蜜を湛えた秘裂の熱と湿り気が、薄いスウェットの布地を通して、はじめの皮膚へとじわじわと染み込んでいく。 はじめの身体がビクリと強張り、その呼吸が荒くなるのを、椿姫は肌で感じ取って満足げに目を細めた。スウェットの股間部分は、昼間のクンニリングスで散々焦らされたまま放置されていたせいで、少し椿姫の肌が触れただけで、すでに鉄の棒のように硬く、熱く勃起して膨れ上がっている。 「ふふ……兄さん、お布団の中に入ったばかりなのに、ここがもうこんなに硬くなっていますわよ?」 椿姫は布団の中で白い手を伸ばし、はじめの膨れ上がった股間を、スウェットの上から手のひらでそっと包み込んだ。 「っ……! つ、椿姫、それは……男の生理現象というか、気にしないでくれ……っ」 「気にしないわけないでしょう? だって、私の身体に触れて、私の匂いを嗅いで、こんなに大きくしてくださっているんですもの……。嬉しいわ、兄さん。お父様みたいな他の男の人はあんなに恐ろしくて気持ち悪いのに、兄さんのここが硬くなっているのを感じると、不思議と心が落ち着くのよ」 椿姫は甘い吐息を吹きかけながら、スウェット越しにはじめの亀頭の先端を指の腹でくるくると撫で回し、そのまま竿の部分を少し(決して力を入れすぎず、ほんの少しずつ)握り込むようにして上下に摩った。 だが、彼女ははじめを気持ちよくさせて射精させるつもりなど毛頭ない。ただ、自分の手の中で兄の理性が溶け、股間に血が集まって苦しそうに息を荒げる様を、退屈しのぎの玩具を弄ぶように楽しんでいるだけだ。 「ねえ、兄さん……。私がぐっすり眠れるように、昼間みたいに、お布団の中で私のおまんことけつまんこを可愛がって? ナースコールを押さずに朝まで静かにしている代わりに、兄さんの指と舌を、私の好きに使わせてちょうだい……」 椿姫は自らのネグリジェの裾を胸の下までたくし上げ、布団の中で完全に下半身を丸出しにした。そして、横向きに寝たまま片脚を高く持ち上げ、はじめの肩の上へと自分の白い足首を引っ掛けたのである。 その姿勢によって、椿姫の白いお尻と、ぱっくりと開いたおまんこ、そしてそのすぐ下でひくつくけつまんこが、布団の中の暗い空間で、はじめの顔と胸元のすぐ目の前に突き出される形となった。 「ほら、兄さん……お布団の中なら、もし看護師さんが見回りに来ても絶対にバレないわ。私のここ、もうこんなに蜜が出て、ぬるぬるになっているの……触って、確かめて……?」 椿姫ははじめの右手を取り、自分の濡れそぼったおまんこの割れ目へと導いた。 くちゅり……と、濃厚な愛液が絡みつく音が布団の中でくぐもって響く。昼間に一度絶頂を迎えたばかりだというのに、椿姫の蜜壺はさらに深く、さらに粘り気を増した蜜を溢れさせており、はじめの指が触れただけで、指と指の間に透明な糸が幾重にも張り巡らされた。 「あぁ……っ、んんっ……兄さんの指、太くて、ゴツゴツしてて……私のおまんこの柔らかいお肉に食い込んでくるわ……。そのまま、指を二本、おまんこの中に入れて? 激しく動かしたら駄目よ……私の傷口が驚かないように、本当に少しずつ、ゆっくりと奥まで沈めて……」 椿姫の甘い指示に従い、はじめの人差し指と中指が、熱くぬめり気を帯びた膣口へとあてがわれた。 二十九回分の快楽を記憶している椿姫の膣肉は、兄の無骨な指を拒むどころか、まるで熱い口のようにちゅぷちゅぷと吸い付きながら、その二本の指を根元まで緩やかに呑み込んでいった。 「ふぁ……っ、あぁ……っ、入ったぁ……っ。兄さんの指が、私のおまんこの一番深いところまで、ぎっしり詰まってる……っ。温かい……おまんこの内側のひだが、兄さんの指の形にぴったり吸い付いて、きゅうきゅうって締め付けてるの、わかるでしょう……?」 膣内は火傷しそうなほど熱く、細かく波打つ無数のひだが、侵入してきたはじめの指を全方位から甘く絡め取っていた。椿姫ははじめの手首に自分の手を添え、指を抜き差しさせるのではなく、膣内の敏感な天井――ぷっくりと膨らんだGスポットのあたりを、指の腹でゆっくりと、撫でさするように圧迫させた。 くちゅ、ぬちゅっ、ぐちゅう……と、布団の中で粘度の高い水音が絶え間なく響く。 「んぅ……っ、そこ、気持ちいいわ、兄さん……。激しいのより、そうやって、私の奥の気持ちいいところを、じわじわって優しく押し潰されるのが大好きなの……。もっと蜜を出してあげるから、空いてる親指で、クリトリスをくるくるって撫でて……そう、そしてもう片方の手の指は、私のけつまんこにも当ててちょうだい……」 椿姫はさらに貪欲に兄の両手を要求した。 はじめの右手の二本の指がおまんこの奥を緩やかに掻き回し、親指が濡れそぼったクリトリスを甘く転がす。そして、おまんこから溢れ出た大量の愛液でぬるぬるになったはじめの左手の中指が、白いお尻の谷間へと滑り込み、キュッと窄まったけつまんこの入り口へと押し当てられた。 「あ、あぁ……っ、両方、触られてる……っ。おまんこには兄さんの右手が、けつまんこには兄さんの左手が……私の大事な穴が全部、兄さんの指で塞がれてるわ……っ」 けつまんこの窄まりに愛液がたっぷりと塗り込まれ、はじめの中指の先端が、ぷにぷにと柔らかい括約筋の輪を少しずつ押し広げていく。第一関節がぬるりとけつまんこの中へと沈み込んだ瞬間、椿姫の全身がビクンと甘く跳ね、おまんこの膣壁がぎゅーっと万力のように兄の右手を締め上げた。 「ひゃぁ……っ、んんっ! けつまんこに、兄さんの指が入ってきたぁ……っ! おまんこと、けつまんこの間の薄い壁が、兄さんの両手の指で挟まれて……っ、こんなの、頭の中まで真っ白に溶けちゃうわ……っ!」 おまんことけつまんこを同時に、しかも極めて緩やかで粘っこいリズムで弄ばれる快感。椿姫はシーツに顔を押し付け、甘い吐息と熱い喘ぎ声を布団の中に漏らしながら、自らの腰をねっとりと揺らし始めた。 彼女が腰を少し動かすたびに、おまんこの中ではじめの二本の指がぐちゅぐちゅと愛液を泡立て、けつまんこの中では中指が熱い直腸の粘膜をぬるりと擦り上げる。二つの穴から溢れ出す熱気と蜜の匂いが、掛け布団の下の空気をむせ返るような淫臭へと変えていった。 「ねえ、兄さん……お布団の中に潜って? 指で私のおまんことけつまんこを広げたまま、そこに兄さんの唇を押し当てて、湧き出てくる蜜を全部じゅるじゅるって吸ってちょうだい……。一滴でもシーツにこぼしたら、私、明日のお迎えの車に乗らないって駄々をこねてやるわよ……?」 どこまでもわがままで、どこまでも甘美な女王の命令だった。 はじめは無言のまま布団の中へと頭を潜り込ませ、椿姫の白く開かれた股間へと再び顔を埋めた。おまんこに二本の指、けつまんこに一本の指を突き入れたまま、その指の隙間から溢れ出してくる熱い愛液に、はじめの唇と舌がぴたりと吸い付く。 じゅるっ、ちゅぷ、れろろ……っ、ぐちゅ、ちゅうぅ……っ! 指と舌が一体となって、椿姫のおまんことけつまんこを隙間なく埋め尽くす。 「あぁ……っ、いいわ、兄さん……っ! お布団の中、兄さんの息と私のおまんこの熱で、サウナみたいに熱い……っ。もっと吸って、クリトリスを唇で挟んで、ちゅーって甘く吸いながら、指でおまんこの奥とけつまんこを同時にトントンって突いて……っ」 懐中電灯も常夜灯も届かない布団の暗闇の中で、椿姫は兄の頭を太腿でぎゅーっと挟み込み、終わりのない緩やかな快楽の波に身を委ねた。 一分、五分、十分……時間がどれだけ過ぎようと、椿姫が満足して「もういいわ」と告げるまで、愛しい人であるはじめの奉仕が終わることはない。椿姫は幾度も小さく甘い絶頂を繰り返し、そのたびにおまんこから熱い蜜を噴き出しては、兄の口内へと余すところなく飲ませ続けたのであった。 こうして病院での最後の夜は、兄を完全なる性的従属物へと作り変える密やかな聖餐のうちに更けていった。 (第1部・完) 椿姫リメイク 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成 【第2部:水無月家への帰還とハサミの狂言・リビングでの完全服従と顔面騎乗調教】 退院の翌日、六月四日の午後。 水無月家の広々とした一階リビングには、張り詰めた糸が今にも切れそうなほど重苦しい沈黙と緊張が漂っていた。 病院から黒いセダンで運び込まれるようにして帰還した椿姫は、リビングの大きな革張りソファの中央に腰掛け、その隣に座るはじめの左腕を、まるで自分の身体の一部であるかのように両手でしっかりと抱え込んでいた。彼女の白い肌は相変わらず透き通るように儚げで、退院祝いとして母が用意した淡いアイボリーの柔らかいルームウェアに身を包んでいる。 ソファの向かい側――少し離れたダイニングテーブルの近くに、父親と母親がまるで罪人のように肩をすぼめて立っていた。昨日の病院ロビーでの凄絶な拒絶劇以来、父親は椿姫の視界に入らないよう、柱の陰に半分身を隠すようにして息を潜めている。少しでも自分が動けば、また娘が白目を剥いて絶叫するのではないかという恐怖が、一家の大黒柱であったはずの男の背筋を無惨に折り曲げていた。 「……椿姫、お水でも飲むか? それとも、すぐ二階の部屋へ上がって休むか?」 はじめが優しく、しかしどこか機械的なほど献身的な声で問いかける。昨日の夜、病室の布団の中で何時間も椿姫のおまんことけつまんこを舐め続け、彼女の蜜を飲み干し続けたはじめの脳は、すでに睡眠不足と慢性的な性的興奮、そして「俺がすべてを受け止めなければこの子は死ぬ」という強迫観念によって、完全に麻痺していた。 「ううん、兄さん……もう少しだけ、こうして兄さんの腕に捕まって、お家の匂いに慣れたいの……。兄さんがこうしてくっついていてくだされば、私、少しずつ頑張れる気がするわ……」 椿姫はしおらしく小首を傾げ、はじめの二の腕に白い頬をすり寄せた。その可憐で健気な姿を見て、遠くから見守っていた母親が感極まったように目頭を押さえる。 だが、椿姫のルームウェアの下――やはり今日も一枚の下着すら身につけていない真っ白な秘裂は、自宅のリビングという日常の空間に兄を縛り付けている優越感で、すでにぬるりとした愛液を滲ませていた。 その時、はじめがふと時計に目をやり、申し訳なさそうに椿姫の肩を軽く叩いた。 「椿姫、すまない。外から帰ってきたばかりだから、洗面所で少し手を洗って、トイレに行ってくる。二分か三分で必ず戻るから、ここで母さんと一緒に待っていてくれ」 「え……っ、兄さん……?」 椿姫の瞳が揺れた。しかし、はじめは「すぐ隣にある洗面所だから大丈夫だ」と自分に言い聞かせるように立ち上がり、椿姫の白い手をゆっくりとほどいて、リビングの扉から廊下へと出て行った。 カチャリ、とリビングのドアが閉まり、洗面所の水道からジャーッという水の音が微かに聞こえてくる。 リビングには、ソファにぽつんと残された椿姫と、少し離れた場所で固まっている両親だけが残された。 一秒。二秒。三秒。 母親が意を決したように、おずおずと一歩踏み出し、「椿姫、何か温かい飲み物でも……」と声をかけようとした、まさにその時だった。 椿姫の瞳から、一切の感情の温度が消えた。いや、正確には、完璧に計算し尽くされた「狂気のスイッチ」が、ひややかに押し込まれたのである。 彼女は音もなく立ち上がると、リビングのサイドボードの引き出しを素早く開け、そこに入っていた重厚な銀色の「裁ち鋏(たちばさみ)」を白い手でわしづかみにした。 「え……? つ、椿姫……!?」 母親の声が裏返る。 椿姫は振り返りざま、ジャキンッ!と裁ち鋏の鋭利な刃を開き、その冷たく光る先端を、自らの透き通るような白い喉元――脈打つ頸動脈のすぐ上へと、肉がへこむほど強く突き立てた。 「あああああああっ!! 兄さんがいないっ!! 兄さんがいないわ、どこに行ったのぉっ!?」 静まり返っていた水無月家のリビングに、鼓膜を突き破るような椿姫の狂乱の奇声が木霊した。 彼女の美しい顔は恐怖と絶望に歪みきっているように見え、見開かれた瞳からはポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちる。喉元に押し当てられた裁ち鋏の刃先が、彼女の激しい呼吸に合わせて少しだけ皮膚を擦り、ぷつりと赤い血の玉が白い肌に滲み出た。 「ひぃっ……!! やめなさい、椿姫、やめてぇぇっ!!」 「椿姫、待て、落ち着くんだ、お父さんが悪かったからそれを離しなさいっ!!」 母親が悲鳴を上げて腰を抜かし、父親が顔面蒼白になって駆け寄ろうとする。だが、父親が一歩動いた瞬間、椿姫はさらに強く鋏の刃を自分の喉へと食い込ませた。 「来ないでぇぇっ!! 一歩でも近づいたら、今すぐこのハサミで喉を突き刺して死んでやるぅっ!! 兄さんはどこ!? 私を汚いお父様たちのところに置いて、私を捨てて逃げたのね!? いやよ、兄さんがいない世界なんていらない、今すぐ死んでやる、喉を切って死んでやるわぁぁっ!!」 「椿姫ええええっ!!」 その絶叫を聞きつけ、洗面所から手も拭かずに飛び出してきたはじめが、リビングのドアを蹴り開けるなり、猛獣のような速さで椿姫へと飛びついた。 「椿姫! ここにいる、俺はここだ! どこにも行かない、お前を置いてなんか行かないからっ!!」 はじめは背後から椿姫の華奢な身体を羽交い締めにするように抱きすくめ、自分の掌が刃で切れるのも構わずに、椿姫の手から裁ち鋏をもぎ取って床へと投げ捨てた。 ガシャンッ!と乾いた金属音がフローリングに響き、銀色の鋏が両親の足元まで転がっていく。 「あ、あぁ……っ、兄さん、兄さんっ……! いたのね、私を捨てたんじゃないのね……っ、怖かった、兄さんが見えなくなったから、私、死ぬしかないと思ったのよぉ……っ!」 椿姫ははじめの胸板にしがみつき、まるで幼児のようにしゃくり上げながら、彼の濡れた手や首筋に自分の頬と唇を必死に擦り付けた。 リビングの床には、腰を抜かしてへたり込んだ母親と、膝から崩れ落ちて呆然と転がる裁ち鋏を見つめる父親の姿があった。 数分。たった数分、トイレと手洗いのためにはじめが視界から消えただけで、この娘は本気で自分の喉を突き刺して自殺しようとしたのだ。しかも、両親がすぐ目の前にいたにもかかわらず、両親の存在は何の抑止力にもならないばかりか、むしろ娘を死へと追い詰める引き金にしかならなかった。 「……だめだ。もう、私たちでは、どうすることもできない……」 父親の口から、魂が抜け落ちたような掠れ声が漏れた。彼は床に両手をつき、震える肩を落としながら、椿姫を抱きしめている息子・はじめに向かって、深く、深く頭を下げた。土下座そのものの姿勢であった。 「はじめ……頼む。父さんが悪かった、全部私たちが悪かったんだ……。お前、大学は休学でも、退学でもいい。就職のことも一切気にしなくていい。お前のこれからの生活費も、一生分のお金も、父さんが全部出すから……! だから頼む、あの子の部屋で、まるで夫のようにずっとそばにいて、一時も離れずにあの子の命を守ってやってくれ……っ!」 「そうです、はじめ、お願いよ……っ! あなたが離れたら、椿姫は本当に死んでしまうわ……! お買い物も食事の用意も、全部お母さんたちが部屋の外まで運ぶから、あなたはただ、椿姫の部屋でずっとあの子を抱きしめていてちょうだい……っ!」 母親もまた、涙と鼻水にまみれた顔で床に額を擦り付けんばかりに懇願した。 「大学を辞めていい」「一生生活費を出す」「夫のようにあの子の部屋でずっとそばにいてやってくれ」。 それは、社会的なモラルも、親としての威厳も、兄妹という血縁の禁忌すらもすべてかなぐり捨てた、両親の完全なる無条件降伏の宣言だった。 「……わかった。父さん、母さん。俺は大学へは行かない。これから先、一秒たりとも椿姫のそばを離れないよ。トイレも風呂も、寝る時も……俺が一生、椿姫の部屋でこの子を守る」 はじめが低く、厳粛な誓いのようにそう答えた。 その瞬間――はじめの広い胸板に顔を埋め、彼の腕の中にすっぽりと収まっていた椿姫の唇が、誰にも見えない角度で、ぞっとするほど美しく、そしてひややかに弧を描いた。 (……合格ですわ、お父様、お母様。それでいいの。あなたたちはただ、一階で息を殺して震えながら、私と兄さんが暮らすためのお金と食事を運ぶだけの下僕になればいいのですわ。そして兄さん……あなたは今、ご両親からの公式な許可を得て、一生私の部屋から出られない『私だけの愛玩奴隷』になりましたのよ) 椿姫の胸の奥から、どくん、どくん、と甘美な勝利の鼓動が湧き上がり、下腹部のおまんこから熱い蜜がどっと溢れ出して太腿を伝い落ちた。 家族は完全に屈服した。社会との繋がりも断ち切らせた。これより先、水無月家の二階にある椿姫の部屋は、誰一人としてノックなしには近づくことすら許されない、完全なる「愛の監獄」――椿姫が絶対君主として君臨する閉ざされた「聖域」となるのだ。 *** 【第2部・追加濃密官能シーン:一階リビングのソファの裏側、および二階へ上がる階段・ドア前での見せつけと顔面騎乗マーキング】 「……父さん、母さん。椿姫がまだ震えているから、あなたたちは今すぐ奥の寝室へ下がって、しばらく出てこないでくれ。顔を見るとまた発作が起きるかもしれない」 はじめの言葉に、両親は「わ、わかった、すぐに行くから……!」と頷き、逃げるようにして一階奥の主寝室へと引っ込んでいった。パタン、と奥の扉が閉まり、広々としたリビングには椿姫とはじめの二人だけが残された。 すると、それまで小刻みに震えていた椿姫の身体から、ふっと緊張が抜けた。彼女ははじめの胸からゆっくりと顔を上げ、涙の跡がきらりと光る白い頬に、うっとりとした妖艶な微笑みを浮かべた。 「……ねえ、兄さん。お父様たち、あっちの部屋へ行ってしまいましたわね。今、このリビングには、私と兄さんしかいませんわ」 「椿姫……? 大丈夫なのか、さっきあんなに怖がって……」 「ええ、兄さんがあんなに強く私を抱きしめて、『一生離れない』って誓ってくださったんですもの。嬉しくて、安心しすぎて……ほら、見て? 私のここ、さっきの恐怖と今の安心で、お漏らししたみたいにぐっしょりになってしまったの……」 椿姫はリビングの大きな革張りソファの背もたれに手をつき、はじめの目の前で、ゆっくりとアイボリーのルームウェアの裾を腰の上までたくし上げた。 先ほどまで狂乱の悲劇が演じられていたはずの家族団欒のリビング。その真ん中で、椿姫は白いお尻と太腿を惜しげもなく露わにし、ソファの座面に片膝をついて、後ろ向きにはじめへと自分のお尻を突き出す姿勢をとったのである。 「っ……! つ、椿姫、ここはリビングだぞ、もし父さんたちが戻ってきたら……!」 「戻ってきませんわよ。だって、兄さんが『出てくるな』と命じたではありませんか。それに……もし出てきそうになったら、兄さんが自分の身体で私のお尻を隠してくださればいいでしょう? ほら、ちゃんと見て、兄さん。私がさっきハサミを持った時、本当はどれだけおまんこを濡らしていたか……見せてあげますわ」 椿姫は白い両手を後ろへと回し、自分の豊かで柔らかい双丘(お尻の肉)を掴むと、ぐっと左右へと大きく引き開いた。 ぷりっ、と白いお尻の谷間が開かれ、その奥に隠されていた二つの秘孔――愛液でドロドロに濡れ光るおまんこと、桜色にひくつくけつまんこが、昼下がりのリビングの明るい光の下に、白日のもとに晒し出された。 「あ……っ、う、あぁ……」 はじめの息が詰まる。 病室の薄暗がりで見せつけられた時よりも、はるかに鮮明に、はるかに生々しく、妹の秘密の場所が目の前でぱっくりと口を開けていた。おまんこのピンク色の小陰唇は充血してぷっくりと膨らみ、その隙間から溢れ出た透明な蜜が、太腿の内側を伝ってソファの黒い革張りの上にポタッ、ポタッ、と滴り落ちている。そして、引き開かれたお尻の中心にあるけつまんこは、細かい菊座の皺までくっきりと見えるほど無防備に晒され、キュッ、キュッ、と生き物のように窄まっては緩む動きを繰り返していた。 「ふふ……すごいでしょう、兄さん? 私、兄さんにおまんことけつまんこを見せつけるのが大好きなの……。兄さんが私のここを見て、息を荒くして、おちんぽを硬くしているのを見るだけで、おまんこの奥がぎゅーっと締まって、蜜が止まらなくなるのよ……」 椿姫は後ろを向いたまま、腰をゆっくりと左右に揺らして、濡れそぼったおまんことけつまんこをはじめの鼻先へと突き出した。 見せつける快感。清純な妹の仮面を被りながら、一皮むけば誰よりも淫らに濡れそぼり、実の兄を視覚だけで発情させて支配する悦び。椿姫は片方の手で自分のお尻を開いたまま、もう片方の人差し指でおまんこの入り口をくちゅくちゅと掻き回し、指先にたっぷりと絡みついた熱い愛液を、はじめの鼻先へと突きつけた。 「ほら、嗅いでごらんなさい、兄さん。ここ、お父様とお母様がいつも座っていたソファの上よ? そんな場所で、私は下着も履かずに、兄さんにこんなにおまんこを見せつけて、蜜を垂らしているの……。まずここで、その革のソファに落ちた私の蜜と、私のおまんこを、兄さんの舌で綺麗に掃除してちょうだい」 「つ、椿姫……しかし……」 「早く、兄さん。もし兄さんが舐めてくださらないなら、私、またさっきのハサミを拾ってしまうかもしれませんわよ……?」 甘い声で紡がれる絶対的な脅迫。はじめの瞳から最後の躊躇いが消え、彼はソファの前の絨毯の上に膝をついた。そして、黒い革の座面に滴り落ちた椿姫の愛液をぺろりと舌で舐め取ると、そのまま突き出された椿姫の白いお尻の間へと顔を埋め、後ろから露わになったおまんことけつまんこへと舌を這わせた。 「んんっ……! あぁ、いいわ、兄さん……っ! 後ろから舐められると、けつまんこからクリトリスまで、兄さんの長い舌で一気に撫で上げられて……っ、ぞくぞくするぅ……っ!」 れろぉっ、じゅるるっ、ちゅぷ……っ。 一階のリビング、奥の寝室には両親が息を潜めているすぐ近くの空間で、兄が四つん這いになった妹のお尻に顔を埋め、おまんことけつまんこを交互にしゃぶり上げるという異常な光景が繰り広げられる。 椿姫はソファの背もたれに胸を押し付け、自分の白いお尻をはじめの顔面へとぐいぐいと押し付けながら、緩やかで甘い刺激に身を任せた。はじめの鼻先がけつまんこの柔らかい窄まりにぐりぐりと押し当てられ、舌先がおまんこの膣口をほじくるように蠢くたび、椿姫の口からは恍惚とした吐息が漏れ出す。 「あぁ……っ、素敵よ、兄さん……。でも、ここは前菜だけにしておきましょう? ほら、このまま私を抱き上げて、二階の私の部屋へ連れて行ってちょうだい。……ただし、階段を上がる間も、私のこの濡れたおまんこに兄さんの指を入れたままで、よ?」 椿姫が振り返って妖しく微笑むと、はじめは蜜で濡れた唇のまま頷き、椿姫の白い太腿の下に腕を差し入れてお姫様抱っこのように抱き上げた。しかも、椿姫の命じた通り、片手の中指を、下着を履いていない椿姫の濡れそぼったおまんこの中へとズブリと挿入したままである。 「んっ、ふぁ……っ! あぁ、階段を一段上がるたびに、兄さんの指が私のおまんこの中でずん、ずんって動いて……っ、気持ちいいわ、兄さん……っ」 二階へと続く階段を、はじめが一歩ずつ上がっていく。その振動に合わせて、おまんこに咥え込まれたはじめの指が膣壁のひだを甘く擦り上げ、溢れ出た愛液がはじめの手首を伝って階段の絨毯へとぽたぽたと滴り落ちる。椿姫ははじめの首っ玉にしがみつき、彼の耳元に熱い息を吹きかけながら、自分の部屋の前まで運ばれていった。 そして、二階の奥にある椿姫の自室へと足を踏み入れ、内側からカチャリと重い鍵がかけられた瞬間――そこはもう、地球上の誰一人として干渉することのできない、椿姫だけの絶対的な王国となった。 「ふぅ……やっと二人きりになれましたわね、兄さん。さあ、さっきのリビングでの続きをしましょう? そこに仰向けに寝転がってちょうだい」 椿姫は部屋の入り口のすぐ内側、柔らかい絨毯が敷かれた床を指差した。 はじめが言われるがままに床の上に仰向けに寝転がると、椿姫はルームウェアを完全に脱ぎ捨て、透き通るような薄絹の純白ネグリジェ一枚の姿になって、はじめの顔の上へとゆっくりと跨がった。 ネグリジェの裾が大きく広がり、まるで白い天蓋のように、はじめの頭と顔面をすっぽりと覆い隠す。 「あ、あぁ……上から見下ろす兄さんの顔、とっても素敵よ……。これから一生、この部屋で私のおまんことけつまんこだけを拝んで暮らすのね。その記念に、私の体重で兄さんの顔を押し潰しながら、たっぷりおまんこを舐めさせてあげるわ……」 椿姫はゆっくりと膝を曲げ、仰向けに寝ているはじめの顔面――その口元と鼻の上へと、自分の濡れそぼったおまんことけつまんこを、隙間なくずっしりと密着させて腰を下ろした。 いわゆる、完全なる「顔面騎乗」の体勢である。 「んむっ……!? んんっ、ぷはっ、じゅるるっ……!」 柔らかい白い太腿の肉がはじめの両頬を挟み込み、熱く濡れたおまんこの花びらがはじめの唇を完全に塞いだ。同時に、お尻の谷間のけつまんこがはじめの鼻先から額のあたりへとぴたりと押し当てられ、はじめは椿姫の秘所の匂いと蜜以外、息を吸うことすらできない状態に陥った。 「んぅ……っ、あぁ……っ! 兄さんの口と鼻に、私のおまんことけつまんこがぴったり重なってる……っ。苦しい? でも、顔を動かしたら駄目よ。息がしたかったら、私のおまんこから溢れる蜜を全部飲み干して、舌でおまんこの中を押し広げてちょうだい……っ」 椿姫ははじめの胸元に両手をつき、自分の腰を、極めて緩やかに、ねっとりと前後左右にグラインドさせ始めた。 くちゅっ、ぐちゅる、じゅぷぷっ……と、はじめの顔の上で粘膜が擦れ合う濃厚な水音が響く。椿姫が腰を前に滑らせれば、桜色のけつまんこがはじめの唇の上へと移動し、舌先でけつまんこの皺を舐め上げられる。腰を後ろへ引けば、充血したクリトリスと膣口がはじめの口へと戻り、ちゅうちゅうと激しく吸い上げられる。 「あ、あぁ……っ、いいわ、兄さん……っ! おまんこも、けつまんこも、兄さんの顔に擦り付けるの、最高に気持ちいい……っ! 私、兄さんにこうやって秘密の場所を見せつけて、顔の上に座って舐めさせるのが、世界で一番好きなのよ……っ」 椿姫の白い肌がうっすらと桜色に紅潮し、薄絹のネグリジェの裾の中で、むせ返るようなメスのフェロモンが充満する。はじめは酸素を求めて必死に舌を突き出し、椿姫のおまんこの奥まで舌をねじ込んでは、湧き出る愛液をゴクゴクと喉を鳴らして飲み干していく。 それはもはや愛撫ではなく、絶対君主である妹が、愛しい人である兄の顔面を「生きたビデ」「温かい舌のついた椅子」として一方的に消費する、甘美な蹂躙の儀式だった。 「んっ、くぅ……っ、あぁ、またイきそうよ、兄さん……っ! そのまま、クリトリスを歯に当てないように唇で甘く挟んで、舌先でおまんこの入り口をれろれろって撫で続けて……っ! 私の蜜で、兄さんの顔を溺れさせてあげるわ……っ!」 椿姫は腰の動きをさらに緩やかで深いものへと変え、自分の全体重をはじめの顔面へと預けるようにして、おまんこを彼の口へとぎゅうっと押し付けた。 次の瞬間、椿姫の背筋がぎゅーっと甘く反り返り、太腿がガクガクと震えてはじめの頭を強く挟み込んだ。 「んんっ、あぁあああーーっ……!! イく、兄さんの顔の上で、おまんこイっちゃうぅぅっ……!!」 ぷしゃあっ、じゅびびっ、と、絶頂を迎えたおまんこから大量の熱い愛液が噴き出し、真下にあったはじめの口内と鼻孔、そして顔面全体をびしょ濡れに染め上げた。 椿姫は幾度も腰をしゃくり上げながら、最後の一滴まで自分の蜜をはじめの顔へと擦り付け、マーキングを完了させた。一階で両親が絶望に震えているちょうどその真上で、二人の歪んだ聖域の幕開けは、こうして蜜まみれの支配によって祝われたのである。 (第2部・完) 椿姫リメイク 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成 【第3部:閉ざされた聖域・愛しい人の指しゃぶり調教と、四つん這いでのけつまんこ・おまんこ見せつけ奉仕】 六月上旬の夕暮れ時、窓の外から差し込む茜色の斜陽が、重厚な遮光カーテンの隙間から一筋だけ漏れ出し、二階にある椿姫の自室の絨毯を赤く染めていた。 部屋のドアには、内側からカチャリと重いサムターンロックがかけられている。その金属の小さな噛み合わせ一つが、一階で息を潜める両親や、大学、友人、そして世間という「外の世界」のすべてを完全に遮断する絶対的な境界線となっていた。もはやこの扉を、椿姫の許可なくノックできる人間はこの世に一人もいない。もし両親が不用意に足音を立てて近づこうものなら、椿姫が一声悲鳴を上げるだけで、彼らは自らの愚かさを呪いながら階段を転がり落ちて逃げていくだろう。 ここには、絶対君主である水無月椿姫と、彼女の命を維持するための生きた医療器具――すなわち「愛しい人」としての兄・水無月はじめしか存在しない。 顔面騎乗による歓迎の儀式を終えた椿姫は、天蓋付きの大きなベッドの縁に、透き通るような純白の薄絹ネグリジェ姿で優雅に腰掛けていた。胸元や華奢な手首に残る薄紫色の鬱血痕が、夕暮れの薄暗がりの中でどこか妖艶な装飾品のように浮かび上がっている。艶やかな黒髪は白い肩から胸元へと流れ落ち、ネグリジェの裾からは、先ほど自分のおまんこの蜜で濡れたばかりの真っ白な太腿とふくらはぎが、スラリと伸びていた。 「……兄さん、おいで。そこに正座して、ここに手を出してちょうだい」 椿姫はベッドの上から、足元の絨毯の上を白い指先でトントンと指し示した。 声には一切の迷いも遠慮もない。まるでお気に入りの大型犬に「お座り」と「お手」を命じるかのような、甘く、そしてひややかな響きだった。 はじめは、まだ顔面に椿姫の愛液の匂いと微かな湿り気を残したまま、催眠術にかけられた人間のように無言で歩み寄り、椿姫の足元――ベッドのすぐ前の床にぴたりと膝を揃えて正座した。彼の脳内では、「どんな異常な要求であっても、椿姫の精神を安定させるためならすべて受け入れなければならない」という自己暗示が完璧に固定化されている。もはや彼にとって、自分の身体は自分のものではなく、妹の発作を鎮めるために差し出された一個の「肉塊」に過ぎなかった。 正座したはじめが、言われるがままに自分の無骨な右手を、ベッドの上に座る椿姫の膝元へと差し出す。 男らしい骨張った関節、少し硬くなった皮膚、そして太く長い指。 椿姫はその手を、自らの透き通るように白い両手でそっと包み込むように握りしめた。そして、うっとりと細めた瞳ではじめの虚ろな顔を見下ろしながら、彼の右手の人差し指と中指の二本を揃えさせ、自らの小さな桜色の唇へとゆっくりと引き寄せたのである。 「ん……あぁ……兄さんの指、温かいわ……」 椿姫が小さな口をあんぐりと開け、赤い舌先をちろりと覗かせる。 次の瞬間、彼女はその小さな口の中へと、はじめの無骨な人差し指と中指を、ズブリ、と根元近くまで一気に迎え入れた。 ジュルッ、ちゅぷ……っ、と、静まり返った夕暮れの密室に、粘っこい唾液の水音がいきなり響き渡った。 はじめの肩がビクリと震えるが、彼には手を引くことも、声を上げることも許されない。椿姫ははじめに一切の感情の揺らぎやセリフを挟ませる隙を与えず、ただ一方的に、自分の口内という温かく湿った器官を使って、兄の指を味わい始めた。 「んっ、ちゅ……っ、じゅるる……っ。ふぁ……兄さんの味……。少しだけしょっぱくて、男の人特有の皮膚の匂いがして……とってもおいしいわ……」 一度唇を離して熱っぽい吐息を漏らすと、椿姫は再びはじめの二本の指を深く咥え込み、器用な赤い舌を蛇のようにねっとりと巻き付かせた。 舌の腹を使って指の腹を下から上へとゆっくりと舐め上げ、指の節々の窪み、さらには爪の生え際の細かい隙間に至るまで、舌先を細かく這わせて丁寧に唾液を塗り込んでいく。そして、指と指の間の水かきのような部分にまで舌先をねじ込み、れろ、れろろっ、と甘くくすぐるような動きを繰り返した。 ちゅぷ、じゅるっ、ちゅうぅぅ……っ、れろ、じゅぷぷっ……。 まるで赤ん坊が母親の乳首を吸うかのように、あるいは熟練した娼婦が男の肉棒をしゃぶり尽くすかのように、椿姫の頬がすぼまり、強い吸引力で兄の指を吸い上げる。二十九回ものループの中で、数えきれないほどの男たちの欲望を受け止め、口内の粘膜まで徹底的に開発され尽くした椿姫の口は、ただ指を咥えているだけだというのに、信じられないほど淫らで巧みな動きを見せた。 「んぅ……っ、ちゅ、あぁ……っ。兄さんの指、私のお口の中で、どんどん熱くなってくるわ……。ねえ、もっと奥までちょうだい……? 私の喉の奥まで、兄さんの指でいっぱいに塞いでくださらないと、またお父様の怖い夢を見ちゃいますわ……」 椿姫はうるうると潤んだ瞳ではじめをじっと見上げながら、自らはじめの手首を掴んでぐっと引き寄せ、その太い二本の指を、自分の柔らかい喉の奥――咽頭の深いところまでズズッと押し込ませた。 「んぐっ……! おえっ……、ん、くぅ……っ、じゅるるっ……!」 喉の奥の敏感な粘膜を無骨な指先で直接突かれ、椿姫の美しい瞳から生理的な涙がポロポロと溢れ出して白い頬を伝った。喉が苦しそうにヒクヒクと痙攣し、嗚咽が漏れる。 だが、椿姫は少しも指を引き抜こうとはしなかった。それどころか、涙で濡れた瞳に恍惚としたひややかな笑みを浮かべ、喉の奥の肉で兄の指先をきゅうきゅうと締め付けながら、大量に分泌される粘り気のある唾液で、はじめの指から手のひら、さらには手首のあたりまでをドロドロにコーティングしていったのである。 糸を引く透明なよだれが、椿姫の口の端からタラタラと溢れ出し、はじめの指を伝って、純白のネグリジェの胸元や白い太腿の上へとぽたぽたと垂れ落ちていく。 その光景は、異様でありながら、息を呑むほどに退廃的なエロティシズムに満ちていた。 はじめは「妹の精神安定のためだ」「こうやって俺の指を吸わせることで、椿姫の発作を抑えているんだ」と自分に言い聞かせ、床に正座して硬直したまま、ただ自分の指が妹の熱い口内でしゃぶり倒されるのを受け入れている。しかし、彼の肉体は正直だった。指先から伝わる妹の舌のぬめり、喉奥の熱い収縮、そして耳を犯すジュルジュルという水音によって、彼のすべての血液は下腹部へと集まり、スウェットの中の肉棒は今にも弾けそうなほど熱く鬱血して反り上がっていた。 (ふふ……なんて哀れで、なんて可愛い私の道具かしら。ただ指をしゃぶられているだけなのに、呼吸がこんなに荒くなって、股間をあんなに膨らませて……でも、私の許可がない限り、あなたは指一本自由に動かすことすらできないのよ) 椿姫はゆっくりと頭を後ろへ引き、ちゅぽんっ!と大きな音を立てて、はじめの二本の指を口から引き抜いた。 引き抜かれた指先と椿姫の赤い唇の間には、白く泡立った唾液の糸が幾重にも長く伸び、夕暮れの薄暗い光の中でキラキラと妖しく輝いている。はじめの右手は、指先から手首にかけて、椿姫の温かいよだれでぬるぬる、べとべとに光り、濃厚なメスの唾液の匂いを放っていた。 *** 【第3部・追加濃密官能シーン:ベッド上での四つん這い・おまんことけつまんこの完全開帳見せつけと、唾液指によるけつまんこ開発・リムジョブ奉仕】 「はぁ……っ、ん、おいしかったわ、兄さん……。お口の中が、兄さんの指の味でいっぱいになったわ。ほら、見て? 兄さんの指、私のよだれでこんなにドロドロになってしまいましたわね……」 椿姫はうっとりと唇を舌で舐め回すと、その唾液まみれになったはじめの手首を優しく引っ張り、床に正座していた彼をベッドの上へと上がらせた。 そして彼女は、はじめの目の前でくるりと背中を向け、柔らかな白いシーツの上に膝と肘をつき、お尻を高く突き出す「四つん這い」の姿勢をとったのである。 「ねえ、兄さん……。お口の中は兄さんの指で安心できたけれど、今度は……私の後ろの穴たちが、寂しくて震えているの。ここへ来て、後ろから私の秘密の場所を、ちゃんと見てちょうだい……」 椿姫は上半身を低くシーツに沈め、白い背中をぎゅーっと美しく反らせながら、薄絹のネグリジェの裾を背中までめくり上げた。 すると、夕暮れの茜色の光が差し込むベッドの上に、椿姫の白く丸みのある双丘が、まるで熟れた果実のように突き出された。さらに彼女は、自らの白い両手を後ろへと回し、お尻の肉を左右へとぐっと大きく引き開いて固定してみせたのだ。 「っ……! あ、う……」 背後についたはじめの視線の先に、先ほど以上に無防備で、先ほど以上に淫らに熟れきった二つの穴が、ぱっくりと晒し出されていた。 下側にあるおまんこは、先ほど兄の指をしゃぶり倒していた時の興奮によって、すでにピンク色の肉ひだがぷっくりと充血してめくれ上がり、開いた膣口からは透明な愛液がとろとろと絶え間なく湧き出している。 そして、そのすぐ上――引き開かれたお尻の谷間の真ん中にある「けつまんこ」は、おまんこから逆流してきた愛液に濡れて桜色に艶めき、細かい放射状の皺をひくひく、きゅうきゅうと小刻みに収縮させながら、まるで兄の指と視線を待ちわびているかのように妖しく蠢いていた。 「見えてるでしょう、兄さん……? 私のおまんこと、その上のけつまんこ……。私ね、兄さんにこうして四つん這いになって、一番恥ずかしいけつまんこまで全部広げて見せつけるのが、たまらなく好きなの……。兄さんの真面目な目が、私のおまんことけつまんこに釘付けになって、まばたきもできなくなっているのを感じるだけで、ほら……おまんこの奥から、また蜜がぷくって溢れてきちゃうわ……」 実際、椿姫がそう囁いた瞬間、彼女の膣口がひくっと脈打ち、粘り気のある愛液の塊がぷっくりと盛り上がって、白い太腿の付け根へとたらりと垂れ落ちた。けつまんこもそれに呼応するように、きゅうっと小さく窄まっては、花びらが開くように柔らかく緩む。 見せつけられることによる視覚的な暴力と、むせ返るような女の匂いに、愛しい人であるはじめの脳は完全に沸騰していた。 「さあ、兄さん……。さっき私がお口でたっぷりよだれをつけて、ぬるぬるにしてあげたその右手の指を……今度は、私のけつまんこに押し当ててちょうだい。私の唾液をローション代わりにして、兄さんの指で、私のけつまんこをゆっくりほぐしてほしいの……」 椿姫はお尻の肉を両手で引き開いたまま、お尻をぷりぷりと小さく左右に揺らして、桜色のけつまんこをはじめの右手へとすり寄せた。 はじめは言われるがままに、椿姫の唾液でドロドロに濡れた右手の中指を伸ばし、その指の腹を、ひくつくけつまんこの中心へとそっと押し当てた。 にゅるっ、くちゅ……と、椿姫自身の温かい唾液が、けつまんこの細かい皺の間へと塗り込まれていく。 「あぁっ……! んんっ、ひゃぅ……っ! 兄さんの指にたっぷりついた私のよだれが、けつまんこに塗られて……っ、ぬるぬるして、すごく気持ちいいわ……っ」 椿姫の白い背中がぎゅーっと反り返り、シーツを掴む指先に力が入る。 自分のお口でしゃぶり倒して唾液まみれにした兄の指が、そのまま自分の最も不浄で敏感なけつまんこを撫で回しているという倒錯感。椿姫は「もっとゆっくり、円を描くみたいにけつまんこの入り口を撫でて」「少しだけ指先を押し込んで、けつまんこの輪っかを広げて」と、甘い吐息まじりに細かな命令を下し続けた。 はじめの中指が、唾液とおまんこから垂れてきた愛液をたっぷりと纏いながら、ぷにぷにと柔らかいけつまんこの窄まりへと、少しずつ、本当に少しずつ沈み込んでいく。 グチュ、ニュルリ……と、第一関節、そして第二関節までが、熱く締め付けるけつまんこの中へと呑み込まれた。 「あ、あぁああっ……! 入ったぁ……っ、けつまんこに、兄さんの太い指がズブズブって入ってきたわ……っ! んんっ、すごい……私のお口でしゃぶった指を、今度は下のけつまんこでしゃぶってるみたい……っ!」 けつまんこの内壁は、おまんことはまた違う、入り口の強い締め付けと奥の吸い付くような熱さを持っており、侵入してきたはじめの中指をぎゅうぎゅうと隙間なく締め上げた。 椿姫は激しいピストン運動など決して求めない。ただ、けつまんこの中に深く埋め込まれた兄の指を、自らの括約筋を意図的に収縮させることで、きゅうっ、きゅうっ、と甘く噛み締めるように味わうのだ。そして時折、自ら腰を緩やかに前後左右へと揺らし、けつまんこの粘膜を兄の指の腹にねっとりと擦り付ける。 「はぁ、あぁ……っ、いいわ、兄さん……。指をけつまんこに入れたまま、人差し指は下のおまんこの中に入れて? 二本の指で、私のおまんことけつまんこを同時に咥えさせてちょうだい……」 言われるがままに、はじめの人差し指が濡れそぼったおまんこの膣口へと滑り込み、中指がけつまんこ、人差し指がおまんこという「二穴同時挿入」の形で、椿姫の秘所へと根元まで埋め込まれた。 二つの穴を隔てる薄い肉壁が、はじめの太い二本の指によって上下からぎゅっと挟み込まれる。 「ひゃうんっ……! あ、あぁっ、これ、すごい……っ! おまんことけつまんこの間の壁が、兄さんの指で挟まれて、少し動くだけで全身に電気が走るわ……っ! もっとゆっくり、指の腹をすり合わせるみたいに、私の奥を甘く揉みほぐして……っ」 くちゅ、ぬちゅっ、ぐちゅうぅ……っ! おまんこから溢れ出る大量の愛液と、最初に塗り込まれた唾液が混ざり合い、四つん這いになった椿姫の股間からは、まるで水溜まりを掻き回しているかのような淫らな水音が絶え間なく響き渡る。 だが、椿姫の支配はまだそこでは終わらなかった。彼女は肩越しに潤んだ瞳ではじめを振り返り、自分の引き開いたお尻の谷間へと、彼の顔を誘うように腰を高く突き出した。 「ねえ、兄さん……指だけじゃ、まだ私のけつまんこもおまんこも満足できないわ。そのまま顔を近づけて……兄さんの指が出入りしている私のけつまんことおまんこを、後ろから兄さんの舌で、べろべろって舐めてちょうだい……っ」 自分の唾液と愛液、そしてけつまんこの粘液が混ざり合った最も淫靡な場所を、そのまま兄の舌で舐め取らせるという究極の従属調教。 愛しい人であるはじめは、何一つ逆らうことなく、四つん這いになった椿姫の白いお尻の間へと再び顔を埋め、二本の指が突き刺さったままのけつまんことおまんこの隙間へと、熱い舌をべったりと這わせた。 「あぁっ、んんんっ……!! 兄さんの舌が、けつまんこに入った指の周りを舐めてるぅ……っ! じゅるじゅるって、私のお尻の穴も、おまんこの蜜も、全部一緒に舐め上げられてるわ……っ!」 れろぉっ、じゅるる、ちゅぷっ、ぐちゅ……っ! はじめの舌が、けつまんこの窄まりを押し広げている自分の中指の根元をぐるりと舐め回し、そこから溢れ出る粘液をおまんこの愛液もろとも啜り上げる。さらに舌先をクリトリスへと伸ばし、四つん這いでぷっくりと突き出された敏感な突起を、下から上へと甘く弾くように舐め続けた。 「ふぁ、あぁ……っ、気持ちいい、気持ちいいわ、兄さん……っ! おまんこも、けつまんこも、兄さんの指と舌でドロドロに溶かされて……っ、私、こんな緩やかで甘い刺激だけで、何回でもイけちゃう……っ!」 椿姫はシーツの上に胸と頬を擦り付け、白い背中をぎゅーっと極限まで反らせながら、自らのお尻をはじめの顔面と右手へとねっとりと押し付けた。 おまんこの膣壁が人差し指を、けつまんこの括約筋が中指を、それぞれ競い合うようにきゅうきゅうと強く締め上げ、その隙間を熱い舌がぬるぬると往復する。二十九回分の開発によって全身が性感帯と化した椿姫の肉体は、その甘美で執拗な粘膜の摩擦に耐えきれず、足の指先までピンと伸ばして大きく痙攣した。 「くぅっ、んんっ、あぁあああーーっ……!! イくっ、おまんことけつまんこ、両方いっぺんにイっちゃうぅぅっ……!!」 びくんっ、びくんっ、と白いお尻が激しく跳ね、おまんこから噴き出した熱い絶頂の潮が、指と舌を絡めていたはじめの顔面と右手を再びびしょ濡れに染め上げた。 けつまんこが中指をちぎれんばかりに強く噛み締め、椿姫は長い黒髪をシーツの上に乱しながら、深く、甘い絶頂の波の中でうっとりと微笑んだ。 愛しい人の指を唾液で飼い慣らし、自分のすべての穴の味を兄の舌と皮膚に刻み込む――聖域における調教の第一段階は、こうしてむせ返るような蜜の香りの中で完了したのであった。 (第3部・完) 椿姫リメイク 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成 【第4部:膝枕の拘束とスウェット越しの嬲り・白い太腿と秘裂での焦らし素股調教】 窓の外の茜色が深い群青色へと溶け始め、閉ざされた二階の自室には、夕暮れから夜へと移り変わる濃密な薄闇が満ちてきていた。 先ほどの四つん這いでの絶頂から呼吸を整えた椿姫は、シーツの乱れを軽く手で直すと、ベッドの中央にゆったりと横座りになり、自分の白く柔らかな太腿を揃えて差し出した。薄絹の純白ネグリジェは、汗と愛液と唾液の湿り気を吸って、彼女の透き通るような白い肌にぴたりと張り付き、その下のなめらかな肉の曲線をいやらしいほど鮮明に浮かび上がらせている。 「……さあ、兄さん。ずっと正座や四つん這いの相手ばかりさせて、少し疲れたでしょう? ここへいらっしゃい。私の膝の上で、少し休ませてあげるわ」 椿姫が自分の白い太腿の上をぽんぽんと優しく叩くと、口の周りと右手を愛液で光らせたままのはじめが、フラフラと吸い寄せられるようにベッドの上へと這い寄ってきた。 椿姫ははじめの肩と頭を白い手で抱き寄せ、そのまま彼の頭をゆっくりと引き倒して、自らの太腿の上へと無造作に寝かせた。 いわゆる「膝枕」の体勢である。 だが、それは優しい妹が兄を労わるための癒やしの膝枕などでは決してなかった。 薄絹のネグリジェ越しに、椿姫のむっちりと柔らかい太腿の肉が、はじめの片頬を下からふんわりと包み込む。同時に、椿姫が上半身を少し前へと傾けることで、ネグリジェの胸元からこぼれそうな二つの柔らかな膨らみが、仰向けになったはじめの視界の真上を覆い隠し、さらには太腿の付け根――先ほどまで散々舐めさせていたおまんことけつまんこの熱い匂いが、すぐ鼻先数センチの距離から濃密に立ち昇ってくる。 それは、視覚と嗅覚と触覚のすべてを妹の肉体で包囲し、男としての自由な思考を完全に奪い去る「肉の拘束具」であった。 「ん……ふふ、いい子ね、兄さん。私の太腿、柔らかくて気持ちいいでしょう? これから先、兄さんは大学の講義室にも、お友達と遊ぶ街にも行かなくていいの。ただこうして、私の太腿の上に頭を乗せて、私の匂いだけを嗅いで生きていけばいいのよ……」 椿姫は片方の白い指先を、膝枕にしたはじめの黒髪へと滑り込ませ、まるで飼い猫の毛並みを整えるかのように、さらさらと優しく髪を梳き始めた。 その規則正しい指の動きと、子守唄のように甘く静かな囁き声に、はじめの瞼がとろりと重くなりかける。 しかし――椿姫のもう片方の空いた白い手は、決して彼をただ眠らせるつもりはなかった。彼女のしなやかな腕が、ベッドの上に横たわるはじめの胴体へとすっと伸び、そのグレーのスウェットの股間部分へと、音もなく舞い降りたのである。 「っ……! あ、う……」 はじめの身体が、太腿の上でビクリと大きく跳ねた。 椿姫の小さな手のひらが触れたスウェットの股間部分は、先ほどからの指しゃぶり、四つん這いでのけつまんことおまんこの見せつけ、そして大量の愛液を飲まされ続けた興奮によって、すでに限界まで血液が集まり、まるで鉄の棒のように硬く、熱く、天を突くように反り上がっていたのだ。スウェットの柔らかい生地が、内側から突き上げる太い肉棒の形にそのまま盛り上がっており、先端の亀頭が当たる部分には、我慢汁(先走り液)がじっとりと染み出して、丸く濃い灰色の染みを作っている。 「あらあら……兄さん、どうなさったの? 私の膝枕で休んでいるはずなのに、ここはちっとも休んでいませんわね……。触っただけで火傷しそうなくらい熱くて、こんなにカチカチに硬くなっていますわよ?」 椿姫ははじめの髪を優しく撫で続けながら、もう片方の手のひらで、スウェット越しの硬い肉棒の膨らみを、上からぎゅっと確かめるように包み込んだ。 そして、彼女は決して激しく扱き上げるようなことはせず、手のひらの腹と五本の指を使って、スウェットの布地の上から、太い肉棒の輪郭をなぞるように、ほんの少しずつ(少しの隙間も逃さないような緻密な圧力で)、じわじわと握り潰すように揉みしだき始めたのである。 「くっ……、つ、椿姫……っ、駄目だ、そこは……っ、俺はお前の兄貴で、お前を守るためにここにいるのに……こんなこと、間違ってる……っ!」 はじめの喉の奥から、最後の理性の残滓のような、掠れた苦悶の声が漏れた。彼は頭を上げて逃れようとしたが、椿姫の太腿の柔らかさと、上から押さえつける左手の優しい力によって、頭を少し動かすことすらできない。 「しーっ……。静かになさい、兄さん」 椿姫はひややかに、しかし聖母のように甘美な微笑みを浮かべると、はじめの髪を撫でていた左手のひとさし指をすっと下ろし、何かを言いかけているはじめの唇の真ん中へと、ぴたりと押し当てて塞いだ。 その指先からは、先ほど自分のおまんこを触った時の、甘酸っぱくて濃厚な愛液の匂いがぷんと漂っている。 「間違ってなんかいませんわ、兄さん。いいのよ、これで……。だって、兄さんのここが私のためにこんなに硬くなって、苦しそうにビクビク脈打ってくれていると……ああ、私は本当に兄さんを独り占めできているんだなって、心の底から実感できるんですもの。もし兄さんのここが柔らかくなったりしたら、私、兄さんに嫌われたと思って、またガラスの破片を探してしまうわ……?」 その言葉は、はじめの「男としての罪悪感」を、「妹を生かすための義務」へと強制的に変換する呪いの言葉だった。 自分が勃起していなければ、椿姫は不安になって死んでしまう。自分が妹の手で股間を弄ばれ、みっともなく腰を震わせることこそが、この傷ついた妹を救う唯一の治療なのだ――そんな狂った論理が、はじめの脳を完全に塗り潰していく。 「そう……それでいいのよ、兄さん。おとなしく、私のおもちゃになっていなさい……」 椿姫は、兄の理性を快楽で吹き飛ばしてやるのではなく、むしろ理性を残したまま「妹の所有物・道具」として淡々と肉体を管理し、嬲りものにする悦びに深く浸っていた。 彼女の白い右手が、スウェットの上から、我慢汁で湿った亀頭の先端を親指の腹でぐりぐりと押し潰すように撫で回す。そして、浮き上がった太い血管の筋を布越しに指先でなぞりながら、根元から先端へと、本当に少しずつ、焦らすような緩慢な速度でしごき上げていく。 「んっ、くぅ……っ、あ、あぁ……っ」 はじめの口から、情けない吐息が漏れる。スウェットの布地が、我慢汁で濡れた敏感な亀頭の表面をザラザラと擦り上げ、直接触れられるよりもはるかに強い焦燥感と疼きを、はじめの下腹部へと与え続けていた。 椿姫はその反応をひややかに観察しながら、爪の先でカリ首の段差をカリカリと引っ掻いてみたり、手のひら全体で竿をベッドへと押し付けるようにして圧迫してみたりと、緩やかで甘い拷問を際限なく繰り返した。 *** 【第4部・追加濃密官能シーン:スウェットを引き下ろしての肉棒露出・白い太腿と足裏での蜜まみれ奉仕、およびおまんこの割れ目に擦り付ける極限の焦らし素股】 「ふふ……スウェットが我慢汁でこんなに汚れてしまいましたわね。ほら、兄さん、少しだけお尻を浮かせてちょうだい。私の可愛いおもちゃがどんなお顔をしているか、直接見せて?」 椿姫は膝枕で頭を拘束したまま、片手ではじめのスウェットのゴム紐に指をかけ、彼に腰を浮かせさせて、スウェットとトランクスを太腿の真ん中まで一気にずり下げさせた。 ボロンッ、と弾けるような勢いで、熱く充血し、黒ずんだ赤紫色に怒張したはじめの太い肉棒が、夕暮れの薄暗い空気の中へと露わになった。 先端の鈴口からは、透明で粘り気のある我慢汁がぷっくりと大きな玉になって溢れ出し、太い竿へとツーッと糸を引いて垂れ落ちている。ドクン、ドクン、と心臓の鼓動に合わせて肉棒全体が激しく脈打ち、椿姫の白い太腿のすぐ横で、みっともなく頭を揺らしていた。 「あぁ……すごいわ、兄さん……。お父様たちを追い払って、この部屋に閉じ込められただけで、兄さんのおちんぽ、こんなに大きくなって、先っぽから涙みたいに汁を垂らしているのね……。綺麗よ、私のためだけに硬くなった、私だけのおちんぽ……」 椿姫はうっとりとした吐息を漏らすと、膝枕の体勢を少し崩し、はじめをベッドの上に仰向けに寝かせ直した。 そして彼女は、自らの純白のネグリジェの裾を腰の上までたくし上げ、下着を着けていない真っ白な太腿と、愛液でぐっしょりと濡れそぼったおまんこ、そして桜色のけつまんこを、再びはじめの目の前に惜しげもなく晒し出した。 「見て、兄さん……。兄さんのおちんぽを見ていたら、私のおまんこからも、またこんなに蜜が溢れてきてしまったわ……。ねえ、私のこの柔らかい太腿と、おまんこから出た熱い蜜で、兄さんのおちんぽを挟んで、ぬるぬるにしてあげる……」 椿姫は仰向けに寝ているはじめの腰のあたりへと移動すると、反り上がった彼の熱い肉棒を、自らの透き通るように白い左右の太腿の内側で、むぎゅっ、と柔らかく挟み込んだのである。 「ぐっ……、あ、あぁ……っ!!」 はじめの喉が鳴り、ベッドのシーツを握る手が震えた。 椿姫の太腿の内側は、羽毛のようにきめ細かく、吸い付くようにしっとりとしており、しかも先ほどからのおまんこの絶頂によって溢れ出た大量の愛液で、すでにぬるぬるに濡れ光っていた。その熱く湿った白い肉の谷間に、火照りきった裸の肉棒が根元から先端までぴたりと挟み込まれたのだ。 「んぅ……っ、あぁ……兄さんのおちんぽ、私の太腿の間で、すごく熱いわ……。ほら、見下ろしてごらんなさい? 私の真っ白な太腿と、その奥のピンク色のおまんこに、兄さんの硬いおちんぽが挟まれているところを、ちゃんと目に焼き付けて……」 椿姫は自らの両手で太腿の外側をぐっと押さえ、肉棒を締め付ける圧力を高めながら、腰をゆっくりと、実に甘く緩やかなリズムで前後へと揺らし始めた。 にゅるっ、くちゅ、ぬちゅうぅ……っ! 太腿の内側に塗られた椿姫の濃厚な愛液と、肉棒の先端から溢れ出る我慢汁が混ざり合い、白い肌と赤黒い肉棒の間で、いやらしい泡を立てながらぬるぬると滑る。 さらに椿姫は、一度太腿を少し緩めると、今度は自分の小さくて白い素足の裏(足裏)と足の指先を、そそり立つ肉棒の竿へとそっと添えた。病院から退院したばかりで外の土を少しも踏んでいない、桜色の清潔で柔らかな足の裏。彼女は自分の太腿からおまんこの愛液を足の裏へとたっぷりと塗りたくると、そのぬるぬるに光る両足の裏で、はじめの肉棒を左右から挟み込み、足の指先で亀頭のカリ首を甘くくすぐるように撫で上げたのである。 「ふふ……私の足の裏、おまんこの蜜でぬるぬるでしょう? こうやって、女の子の一番下の足で、兄さんの大事なところを踏みつけるみたいにして扱いてあげるわ……。ほら、足の指で先っぽをぷにぷにって摘まむと、おちんぽがビクンって跳ねるわね……可愛いこと」 椿姫はベッドの上で片膝を立て、もう片方の足を伸ばして肉棒を嬲りながら、開いた股間――丸見えになったおまんことけつまんこを、仰向けのはじめの視線の真正面にこれ見よがしに見せつけ続けた。 足裏で扱かれるたびに、椿姫のおまんこの花びらも揺れ、中から透明な蜜が糸を引いてはじめの下腹部へと垂れ落ちる。 「でも……足や太腿だけじゃ、私のおまんこが寂しがってしまうわね。次は、もっとすごいことをしてあげるわ……」 椿姫は足をどけると、仰向けのはじめの股間の上へと再び深く跨がり、反り上がった肉棒を自分の股の下へと寝かせるように押さえつけた。 そして、決して膣口の中へ挿入することはせず、愛液でドロドロに濡れそぼった自分のおまんこの縦の割れ目(大陰唇と小陰唇の柔らかい肉ひだの間)と、その奥で勃起しているクリトリス、さらにはお尻の谷間のけつまんこの入り口へと、はじめの太い肉棒の背(裏筋側)を、ぴたりと密着させて押し当てたのである。 いわゆる「素股(すまた)」の体勢であった。 「あ、あぁ……っ、んんっ……! 兄さんの硬くて熱いおちんぽが、私のおまんこの割れ目に、ぴったり当たってるぅ……っ!」 椿姫の口から、心底うっとりとした甘い吐息が漏れた。 挿入はしていない。だが、下着を一枚も隔てない生の粘膜同士――熱く脈打つ肉棒の皮膚と、蜜を滴らせるおまんこの柔らかい肉ひだが、体重をかけられてむぎゅっと隙間なく密着している。 椿姫が腰をほんの少し、ゆっくりと前へと滑らせると、はじめの太い竿が、椿姫のクリトリスをぐちゅりと押し潰すように擦り上げ、そのままおまんこの入り口をなぞり、最後は亀頭の先端が桜色のけつまんこの窄まりにコツンと当たって止まる。そして腰を後ろへと引けば、今度は逆の順番で、けつまんこから膣口、クリトリスへと、太い血管の浮き出た肉棒がぬるぬると粘膜を耕すように擦り抜けていく。 ぐちゅっ、ぬるり、くちゅるっ、じゅぷぅ……っ! 部屋の中に、まるで本当に挿入してセックスしているかのような、いや、それ以上に粘り気の強い淫らな水音が響き渡った。 「んっ、ふぁ、あぁ……っ! 気持ちいい……っ! おまんこの入り口とクリトリスが、兄さんの硬いおちんぽに擦れて……っ、後ろに動くと、けつまんこの穴までおちんぽの先っぽで撫でられて……っ、こんなの、おまんこの中に入れてなくても、頭がおかしくなっちゃうわ……っ!」 椿姫ははじめの胸板に両手をつき、白い背中をぎゅーっと甘く反らせながら、自分の腰をねっとりと、円を描くように揺らし続けた。 彼女は時折、腰を少しだけ浮かせて、はじめの亀頭の先端を、自分のぱっくりと開いたおまんこの膣口へと、ぷにっ、と少しだけ押し当ててみせる。二十九回分の記憶を持つ蜜壺の入り口が、熱い亀頭の先端をちゅぷっと吸い込むようにくわえ込み、あと少し腰を落とせばズブリと根元まで入ってしまう――その極限のギリギリの状態をはじめに見せつけては、ふっと腰を浮かせてまた割れ目で擦るだけの動きへと戻すのだ。 「っ……! つ、椿姫……っ、頼む、そのまま、中へ……っ!」 あまりの焦らしと、おまんこの粘膜の圧倒的な熱さとぬめりに、愛しい人であるはずのはじめが思わず腰を浮かせて挿入を求めようとする。 だが、椿姫はひややかに微笑みながら、上から体重をかけてはじめの腰をシーツへと押さえつけ、その動きを完全に封じ込めた。 「だめよ、兄さん……。まだ、私のおまんこの中には入れてあげないわ。兄さんは私のおもちゃなんですもの、いつ入れるかも、いつ出すかも、全部私が決めるのよ……。今はただ、私のおまんことけつまんこを気持ちよく擦るための『温かい棒』になって、私の蜜でそのおちんぽをドロドロに光らせていなさい……っ」 ぐちゅ、ぬちゅっ、くちゅうぅ……っ! 緩やかで、甘くて、どこまでも支配的な素股の摩擦。 椿姫は自分のおまんこの肉ひだで兄の肉棒を包み込むように締め付けながら、クリトリスを太い竿の裏筋へと執拗に擦り付け続けた。おまんこから溢れ出る白濁した愛液が、はじめの肉棒と玉袋、そして下腹部から太腿の付け根までをベトベトに濡らし、二人の肌が触れ合うたびに、ねっとりとした白い糸が幾重にも引き伸ばされる。 「あ、あぁ……っ、いいわ、兄さんのおちんぽ、硬くて熱くて、私のクリトリスとおまんこの入り口が、とろとろに溶けちゃいそう……っ! まだ兄さんはイっちゃ駄目よ……私だけ、兄さんのおちんぽに割れ目を擦り付けて、先にイかせてもらうわね……っ!」 椿姫は腰の動きをさらにねっとりと深くし、充血しきったクリトリスをはじめの亀頭のカリ首へとぎゅうっと強く押し当てて、小刻みに腰をグラインドさせた。 次の瞬間、彼女の白い肢体がビクンと大きく跳ね、長い黒髪が空中へと舞い上がった。 「んんっ、あぁあああーーっ……!! イくっ、兄さんのおちんぽでおまんこ擦って、イっちゃうぅぅっ……!!」 背中をぎゅーっと反らせたまま、椿姫のおまんこが激しく収縮し、入り口から溢れ出た熱い絶頂の蜜が、挟み込まれたままのはじめの肉棒全体をどろりと濡らし尽くした。 はじめは射精することすら許されず、ただ自分の肉棒の上で妹が勝手に絶頂し、熱い愛液を塗りたくっていく感触に、下腹部を痛々しいほど痙攣させながら耐えるしかなかった。 こうして、道具としての兄の肉体を徹底的に焦らし抜く第四の儀式は、濃密な夜の帳が下りる中で幕を閉じたのである。 (第4部・完) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第一幕) ■ 第一節:消毒液の匂いと、ひややかな勝利の設計図 六月上旬の午後の日差しが、病室の白いレースのカーテンを透かして、リノリウムの床に淡い光の縞模様を作っていた。 消毒液と清潔なリネンの匂いが満ちた個室のベッドの上で、水無月椿姫は退院の支度を終え、薄絹の純白のネグリジェの上に淡い色のガウンを羽織って静かに腰掛けていた。 鏡の中に映る自分の姿を、椿姫はひややかな瞳で見つめる。 そこにあるのは、誰が見ても痛々しく、守ってやらなければ今にも壊れてしまいそうなほど儚げな少女の姿だった。艶やかに波打つ黒髪は白い頬の輪郭を縁取り、透き通るような白い肌には、まだところどころに紫色の鬱血痕が淡い花弁のように残っている。細い手首にも、鎖骨の下の柔らかな膨らみのあたりにも、男たちの指が食い込んだ痕跡がうっすらと刻まれていた。 だが、その痛ましい傷跡とは裏腹に、椿姫の胸の奥底には、静かで甘美な陶酔と、すべてを自らの掌の上で転がしているという全能感が満ち溢れていた。 (三十回目のこの世界……すべてが、私の描いた設計図通りに動いていますわ) 病院での縫合と洗浄を経て、肉体の表層的な傷口はすでに塞がりつつあった。しかし、すぐ隣に控えている兄・はじめの体温と、彼から漂う特有の汗と雄の匂いを浴び続けることで、椿姫の肉体の深奥に刻み込まれた二十九回分の開発の記憶が、絶えず甘く疼いていた。 誰にも見えないガウンの下、純白のネグリジェの奥で、椿姫の秘所は今もじっとりと熱い愛液を滲ませ、内腿をぬるりと濡らしている。感度が良く、全身が性感帯のようになったこの肉体は、これから始まる「家族の屈服」という最大の茶番劇を前にして、昂ぶりを隠せないかのようにひくひくと脈打っていた。 病室の片隅には、大きなボストンバッグを提げた兄のはじめが、まるでネジを巻かれたブリキの人形のように直立して控えている。 目の下には濃い隈が張り付き、頬はこけ、その瞳はただひたすらに「自分が少し目を離したら、妹は死んでしまう」という強迫観念と盲信だけに塗り潰されていた。 椿姫にとって、今のはじめは苦悩する人間でさえない。ただ自分の狂気的な戦略を遂行するための「愛しい人」であり、自分の思い通りに動く所有物、都合のいい道具、そして夜ごとに体温と快楽を搾り取るための肉の毛布に過ぎなかった。 「……椿姫。父さんたちが、もうすぐロビーに着くそうだ。空港からタクシーで直接向かっていると連絡があった」 はじめの掠れた声が、静かな病室に落ちる。 急遽、海外での滞在を切り上げて帰国した両親。彼らが今、どれほどの罪悪感とパニックに駆られてこの病院へ駆けつけようとしているか、椿姫には手にとるように分かっていた。 だからこそ、ここからが仕上げなのだ。 両親の罪悪感と怯えをひややかに計算し尽くし、父親という「家庭内のもう一人の男」を完全に排除し、母親から母親としての権威を剥ぎ取り、「はじめを生涯、私の部屋で飼い殺す公認の檻」を完成させるための、決定的な演舞。 「ええ……兄さん。私、怖いわ……。でも、兄さんがこうして手を握っていてくださるなら、きっと大丈夫ですわね……」 椿姫はか細く震える声を作り、白い指先を伸ばしてはじめの無骨な手首に絡みつけた。 その指先が触れただけで、はじめの身体がびくりと強張り、保護欲と緊張で息を呑むのが伝わる。なんて単純で、なんて扱いやすい道具だろう。椿姫は俯いたまま、長い睫毛の影でひややかに唇の端を吊り上げた。 ■ 第二節:病院ロビーでの対面――父親の拒絶と母親の屈服 エレベーターを降り、一階の待合ロビーへと続く廊下に出た瞬間、騒がしい足音が響いた。 スーツの裾を乱し、血相を変えて駆けてきたのは、水無月家の父親と、その後ろからハンカチで口元を押さえて走る母親だった。 ロビーの照明の下で、両親の視線が車椅子ではなく自分の足で――しかしはじめの腕に縋りつくようにして立つ椿姫の姿を捉える。 「椿姫! おお、椿姫……! 無事だったのか、本当に良かった……!」 父親が涙を浮かべ、両腕を広げて娘を抱きしめようと大股で駆け寄ってきた。 太い眉、低い声、スーツに染み付いた整髪料とタバコの混じった大人の男の匂い。 父親が一歩、二歩と間合いを詰め、その大きな手が椿姫の肩に触れようとした――まさにその瞬間だった。 椿姫は、あらかじめ秒単位で計算していた通りに、カッと大きく目を見開き、白目を剥くようにして瞳孔を揺らした。 そして、静まり返った病院のロビーの天井を突き破らんばかりの、耳をつんざくような絶叫を張り上げた。 「いやあああああああっ!! 来ないでぇぇっ!! 来ないで、来ないでぇっ!!」 「つ、椿姫……!?」 父親の足が凍りついたように止まる。 しかし椿姫の狂乱の演舞は止まらない。彼女はまるで目の前に血塗られた怪物が現れたかのように喉の奥からひきつった悲鳴を絞り出し、今にもその場で失禁せんばかりに全身をガタガタと激しく痙攣させた。 「男の人が来るっ、殺される、犯されるぅっ!! 触らないでぇっ、男の人の声なんて聞きたくない!! 兄さん、助けて、兄さん以外触らないでぇっ!!」 椿姫は自らの両手で耳を塞ぎ、髪を振り乱しながら、はじめの背中へと回り込んでその首っ玉に死に物狂いでしがみついた。 白い指がはじめのシャツの襟首を雑巾のように強く握り締め、華奢な胸を兄の背中にべったりと押し付ける。 「椿姫、落ち着け! 父さんだ、お前の父さんなんだぞ!」 「ひぃぃっ、やめて、その声を聞かせないでぇっ! 苦しい、息ができない、兄さん、兄さん、隠して、私を隠してぇっ!!」 周囲の看護師や外来患者たちが何事かと振り返り、ざわめきが広がる。 父親は顔を真っ青にして立ち尽くし、母親が「あなた、下がって! 私が、私が話しますから!」と泣きじゃくりながら前へ出ようとした。母親が震える手を伸ばし、椿姫の肩を抱こうと近づく。 だが、椿姫は母親の手すらも拒絶するように激しく首を振り、さらにはじめの首へと両腕を巻き付けて、コアラのようにしがみついたまま少しも離れようとしなかった。 「いやぁっ、離さないで! 兄さんから離さないでぇっ! 兄さんの匂いじゃないと駄目なの、兄さんがいないと私、死んじゃうぅっ!!」 その凄絶なまでの男性恐怖と、異常なまでの兄への依存。 背中でガタガタと震えながら泣き叫ぶ妹の感触に、道具であるはじめの脳内のスイッチが完全に切り替わった。 はじめは前に踏み出し、近づこうとする父親の胸倉を突き飛ばすようにして強く手で遮った。 「父さん、離れてくれ! 今すぐ後ろに下がれ!!」 「は、はじめ……しかし、私は父親だぞ……!」 「聞こえないのか!? 椿姫は今、男の人が駄目なんだ! 父さんの低い声も、姿も、全部があの時の恐怖を思い出させるんだ! 母さんも無理に触ろうとするな、椿姫がパニックを起こして過呼吸になるだろうが!!」 はじめが獣のように低い声で両親を威嚇し、椿姫を背中に庇いながら睨みつける。 実の息子から拒絶され、実の娘からは汚物や怪物を見るかのような悲鳴を浴びせられた父親は、文字通り打ちのめされたようによろめき、ロビーのベンチへと力なく尻餅をついた。母親もその隣で顔を覆い、声を殺して嗚咽を漏らし始める。 その惨めな両親の姿を、はじめの肩越しに覗き見ながら――。 はじめの背中に顔を押し付け、涙で濡れた睫毛を伏せた椿姫の口元には、誰にも見えないひややかな、そしてうっとりとするほど艶やかな笑みが浮かんでいた。 (ふふ……お父様、ごめんなさいね。あなたのその絶望に打ちひしがれた顔、とても素敵ですわ。本当に見事なまでに計算通り。これであなたは二度と私に近づけませんし、家長としての威厳も何もかも失いましたわね。私の世界に、兄さん以外の男は一匹たりとも必要ありませんの) 胸の奥が、ぞくぞくするような優越感で熱く満たされていく。 同時に、しがみついているはじめの背中の筋肉の硬さと、首筋から立ち上る汗の匂いが椿姫の鼻腔をくすぐり、下腹部の奥がキュッと甘く収縮した。 ネグリジェの下で、下着すら着けていない秘裂から、またひとすじ、とろりとした透明な蜜が溢れ出し、太腿の内側を伝って落ちていくのを椿姫は心地よく感じていた。 ■ 第三節:退院直前の密室――カーテン越しのマーキングと股間への埋没 ロビーでの騒動の後、主治医からの「ご両親との直接の接触は、しばらくの間は完全に控えてください。お兄様だけが唯一の精神的な支えになっています」という決定的な勧告が下された。 両親は完全に意気消沈し、退院の手続きと精算を済ませるために会計窓口へと去っていった。 出発までのわずかな時間、最終確認と荷物の整理のために、椿姫とはじめは再び二階の個室へと戻ってきた。 カチリ、と病室のドアが閉まる。 「椿姫、もう大丈夫だ。父さんたちは下に行った。誰もここには来ないからな」 はじめがベッドの端に椿姫を座らせ、自分はすぐ前の丸椅子に腰を下ろして、妹の両手を包み込むように握った。その声も手つきも、壊れ物を扱うかのように慎重で、己の欲望など少しも自覚していない保護者のそれだった。 しかし、椿姫の瞳はすでに、獲物をいたぶる捕食者の熱を帯びていた。 彼女はベッドの上でわざとらしく小さく肩を震わせ、潤んだ瞳ではじめを見上げた。 「兄さん……まだ、心臓がどきどきして……あの低い声が耳に残って、怖くてたまらないの……。ねえ、ベッドの周りのカーテンを、全部閉めてくださらない……?」 「ああ、そうだな。外から見えない方が安心するよな」 はじめは素直に立ち上がり、ベッドを取り囲む医療用の白いカーテンをシャッと引き回した。 四方を白い布で仕切られた、わずか数畳ほどの狭く閉塞的な空間。消毒液の匂いがこもるその小さな密室の中で、椿姫は再びはじめの手を引き寄せた。 「兄さん……もっと近くに来て。立ったままでいいから、私の顔のすぐ前に立って……」 「こうか……? 椿姫、俺はここにいるぞ」 はじめがベッドの縁に膝を当てて立つと、ちょうど座っている椿姫の目の高さに、はじめのグレーのスウェットに包まれた下腹部と股間があった。 椿姫は「怖いの……」と甘く掠れた吐息を漏らしながら、両腕を伸ばしてはじめの腰に回し、その股間へと自らの白い頬をべったりと押し付けた。 「つ、椿姫……!? そこは……」 「いや、離れないで……っ。ここが一番、兄さんの匂いが濃くて、安心するの……。お願い、動かないで、私に兄さんの匂いを嗅がせて……」 はじめが身を固くして息を呑む。妹の精神を安定させるためなら拒絶してはならない――その強迫観念が、彼の足を床に縫い止めていた。 椿姫は兄のスウェットの布地に鼻先を埋め、深く、ねっとりと息を吸い込んだ。 繊維の奥から漂う、蒸れた雄の汗の匂いと、かすかな精の匂い。それを肺の奥まで満たした瞬間、椿姫の脳髄に甘い痺れが走り、おまんこの奥がジュワッ、と音を立てんばかりに愛液を噴き出した。 (ああ……たまりませんわ。お父様たちを絶望の底に叩き落とした直後に、こうして兄さんの股間に顔を埋めて、雄の匂いを吸い込むなんて……) 椿姫は頬を擦り付けるだけでは飽き足らず、鼻先と唇を使って、スウェット越しにはじめのまだ柔らかい陰茎の輪郭をなぞり始めた。 「ん……っ、はぁ……兄さん、あったかい……」 吐息が薄いスウェットの生地を突き抜け、はじめの性器に直接吹きかかる。 すると、はじめの肉体が、本能的な雄の反応を示し始めた。柔らかい布地の奥で、肉塊がみるみるうちに血を集め、熱を帯び、ずっしりとした硬い棒状の輪郭へと膨張していくのだ。 「あ……っ、椿姫、待て、ちょっと顔を離してくれ……!」 「どうして? ……ああ、ここが、こんなに大きくなってきたから?」 椿姫は顔を離すどころか、大きく開いた唇をスウェットの膨らみに押し当て、布地越しにハムッ、と甘噛みするように咥え込んだ。 「くっ、うぅ……!」 はじめの喉から、押し殺した呻き声が漏れる。椿姫の熱い唾液がグレーのスウェットを黒く濡らし、布地が亀頭の先へと張り付いた。 椿姫は上目遣いにはじめのこわばった顔を見上げながら、白い手を伸ばし、スウェットのウエストゴムの隙間へと躊躇なく滑り込ませた。 「つ、椿姫っ、何をするんだ、ここは病院だぞ……!」 「静かにして、兄さん。大きな声を出したら、看護師さんが入ってきますわよ? ……私はただ、兄さんが本当に私のそばにいてくれるのか、確かめたいだけなの……。ほら、手が届いたわ……」 ボクサーパンツのゴムをも押し下げ、椿姫の細くしなやかな指先が、熱く滾るはじめの陰茎の根元と、その下にぶら下がる重たい睾丸へと直接触れた。 びくんっ、とはじめの腰が跳ねる。 椿姫はひややかな微笑みを浮かべたまま、まずはその熱い袋を手のひらで優しく転がすように揉みしだいた。しっとりと汗ばんだ陰嚢の皮の感触、中にある二つの丸い玉の重み。それを指の腹でくにくにと弄びながら、もう片方の手でスウェットとパンツの前をぐいっと引き下げた。 ボロン、と弾けるようにして、赤黒く充血し、血管を浮き上がらせたはじめの肉棒が、消毒液の匂う病室の空気の中へと露わになった。 先端の鈴口からは、すでに透明な先走りの汁がぷっくりと玉になって滲み出ている。 「ふふ……すごいわ、兄さん。私に顔を押し付けられただけで、こんなにカチカチに反り上がって……。やっぱり兄さんは、私のための道具ですわね」 「ち、違う、俺はただ、お前が怖がっているから……」 「ええ、そうよ。私が怖がらないように、これを私に差し出してくれるのよね?」 椿姫は言葉巧みに兄の罪悪感と保護欲を絡め取りながら、露わになった肉棒の先端に、ちゅっ、と唇を押し当てた。 先走りの塩辛い味が舌先に広がる。椿姫は目を細め、長い舌をべろりと突き出して、亀頭のカリ首の溝を下から上へとねっとりと舐め上げた。 「あ、ぐ……っ!」 はじめが自分の口を片手で覆い、必死に声を殺す。医療用カーテンのすぐ向こうは病室のドアであり、いつ両親や看護師が戻ってくるかも分からない状況。そのスリルが、椿姫の支配欲をさらに煽り立てた。 椿姫は片手ではじめの睾丸を優しく揉みほぐしながら、もう片方の指先で硬い竿の皮を少しずつ上下に動かし、同時に亀頭を唇の奥へと含んだ。 じゅるっ、ちゅぷ、じゅぷぷっ……。 静かな病室に、粘膜と唾液が絡み合う淫らな水音が響く。 椿姫は急いで射精させようとはしなかった。激しい動きよりも、緩やかで甘く、相手の理性をじわじわと溶かすような愛撫の方が、自分の支配を刻み込むには遥かに適していることを知っていたからだ。 舌の腹で尿道口をくりくりと撫で回し、時折きゅっと頬をすぼめて吸い上げる。はじめの腰がガクガクと震え、手を伸ばして椿姫の頭を押さえようとするが、椿姫はそれすらも許さず、空いた手で自分のガウンとネグリジェの裾を胸の下まで大きくたくし上げた。 「見て、兄さん……。兄さんのこれを舐めていたら、私のおまんこも、こんなに濡れてしまいましたわ……」 ベッドの縁に浅く腰掛けた椿姫が、白い両脚をM字に大きく開いて見せつける。 そこには、一切の下着に覆われていない、無防備で生々しい少女の秘所が晒されていた。 薄桃色の綺麗な肉びらは、すでに内側から溢れ出した大量の愛液でてらてらと光り輝き、呼吸に合わせてぱくぱくと淫らに開閉している。そのさらに下、菊座の窄まり――けつまんこの小さな皺にまで、垂れ落ちた透明な蜜が伝い、シーツにじっとりと濃い染みを作っていた。 見せつけることが大好きで、見られることでさらに感度が高まる椿姫の肉体は、兄の視線が自らの秘裂に突き刺さった瞬間、ぞくりと甘く震えた。 「ほら、もっとよく見て……。退院する前なのに、兄さんの匂いを嗅いだだけで、おまんこがこんなにだらしないことになっているの……。ねえ、兄さんの手で、ここを拭いてくださらない?」 椿姫は肉棒から口を離し、唾液で銀色の糸を引く亀頭を自分の頬に擦り付けながら、片方の指で自らの濡れそぼった陰唇を左右にぷっくりと押し開いて見せた。 鮮やかな桜色の粘膜と、ぷくりと勃起したクリトリス、そして二十九回分の記憶を宿してひくつく膣口が、丸見えになる。 生々しい女の匂いが、むわっとカーテンの内側に立ち込めた。 はじめはゴクリと喉を鳴らし、催眠術にかけられたかのように震える手を伸ばした。 だが、その指先が椿姫の秘裂に触れる直前――椿姫はふっといたずらっぽく笑い、たくし上げていたネグリジェの裾をパサリと下ろして隠してしまった。 「あ……っ」 「ふふ、駄目よ、兄さん。もうすぐお父様たちが戻ってきますもの。……続きは、お家に帰ってから、私の部屋でたっぷりさせてあげますわ。さあ、早くそれをしまって」 寸止めの状態で放置され、パンツの中に無理やり押し込まれたはじめの肉棒は、スウェット越しにもはっきりと分かるほど無様に膨れ上がり、先走りの染みを作っていた。 椿姫は何事もなかったかのようにガウンの紐を結び直し、清純で儚げな被害者の顔へと瞬時に戻ってみせた。 ■ 第四節:帰還の車中――両親の絶望と、密かな脚の絡み合い 病院の正面玄関に横付けされた大型のハイヤーに乗り込む際も、椿姫の徹底した演技は続いた。 父親が助手席に乗ることすら「同じ空間に男の人がいると息ができない」と拒絶し、結局、父親は別のタクシーで後から追いかけることになった。 ハイヤーの後部座席には、椿姫とはじめが隣り合って座り、母親は一番離れた補助席のような位置に縮こまって座るしかなかった。 車が滑り出すと、車内には重苦しい沈黙が流れた。 母親はハンカチで目元を押さえながら、時折ちらりと娘の様子を窺う。 椿姫ははじめの左腕にぴったりと寄り添い、彼の肩に頭を預けて目を閉じていた。外から見れば、兄の庇護の下でようやく安らぎを得ている哀れな妹の姿そのものだ。 しかし、二人を覆うように掛けられた薄手のブランケットの下では、まったく別の光景が繰り広げられていた。 椿姫はネグリジェの下で、自らの白い素足をスルスルと伸ばし、隣に座るはじめの脚へと絡みつけていたのだ。 それだけではない。病院のカーテンの中で寸止めされ、いまだに熱く膨張したままのはじめの股間へと、椿姫は自らの足の甲と柔らかいつま先を、ブランケットの下でそっと押し当てていた。 (んっ……まだこんなに硬いままですわね、兄さん。すぐそこにママがいるというのに、妹の足で踏まれて悦んでいるなんて……) 車の揺れに合わせて、椿姫は足の親指と人差し指で、スウェット越しにはじめの肉棒の先端をぎゅっと挟み込み、ぐりぐりと撫で回した。 はじめの身体がビクッと跳ね、シートの革を握りしめる音が微かに響く。 「……はじめ? どうかしたの?」 母親が不安そうに声をかける。 「い、いや……なんでもないよ、母さん。椿姫が少し、夢を見て震えただけだ……」 はじめが必死に声を繕って答える。 その掠れた声を聞きながら、椿姫はブランケットの下でさらに大胆に足を動かし、同時に自分自身の太腿をすり合わせて、濡れそぼったおまんこの熱を確かめていた。 水無月家の豪壮な門構えが見えてきたとき、椿姫の瞳が静かに開かれた。 そこはかつての温かい家庭ではない。これから自分が絶対的な女主人として君臨し、家族のすべてをひややかに支配するための、完全なる舞台だった。 ■ 第五節:新規官能シーン加筆――玄関ホールから洗面所脇での秘密の露出と匂い付け ハイヤーが水無月家の車寄せに止まり、母親が先に降りて玄関の扉を開け放つ。少し遅れて到着した父親のタクシーも門の前に止まり、父親は娘の視界に入らないよう、庭木の影に身を潜めるようにして遠くから見守っていた。 「さあ、椿姫。着いたぞ。俺がずっとついているから安心しろ」 はじめが椿姫の細い肩を抱き、玄関の上がり框へと導く。 懐かしくも冷たい、高い吹き抜けの玄関ホール。両親が1階のリビングの奥へと先回りして息を潜める中、はじめが「少しだけ手を洗ってくるから、リビングのソファで待っていてくれ」と声をかけた、その直前のことだった。 一階の廊下の角、リビングの死角になる洗面所前の薄暗いアルコーブ(窪み)で、椿姫はふいに足を止め、はじめのシャツの裾をぐいっと引っ張ってその場に引き止めた。 「椿姫……? どうした、気分でも悪いのか?」 「兄さん……手を洗いに行く前に、ひとつだけ、約束して……」 椿姫は周囲に両親の目がないことをひややかに確認すると、壁に背を預け、羽織っていたガウンの前をすっと開いた。 そして、薄絹の純白のネグリジェの裾を、自らの白い両手でたくし上げ、おへその上まで一気に捲り上げてみせたのだ。 薄暗い廊下の照明の中に、白い下腹部と、先ほどの車内の揺れと興奮でさらにぐっしょりと愛液を滴らせている薄桃色の秘裂が、再び生々しく浮かび上がった。 「つ、椿姫っ!? こ、ここは廊下だぞ、父さんや母さんがすぐそこに……!」 「だからこそよ、兄さん……。お家に帰ってきたら、またあいつらのことや、お父様の低い声を思い出して、おまんこが怖くてひくひくしちゃうの……。ほら、見て……」 椿姫は壁に背中を押し付けたまま、片足を上げてはじめの太腿の横に引っ掛け、秘所の割れ目を指先でくぱぁ、と大きく左右に開いて見せつけた。 糸を引くほど濃厚な透明の蜜が、ぱっくりと開かれた膣口からとろりと溢れ出し、その下の小さなけつまんこの蕾にまでぬるぬると垂れ落ちていく。 「あぁ……っ、見られてる……兄さんに見られてると思うと、おまんこもけつまんこも、きゅうって締まって熱いのが出てくるわ……。ねえ、手を洗うなんて言わないで。代わりに、私のここの匂いを、兄さんの指にたっぷり染み込ませておいてちょうだい……」 椿姫は呆然と立ち尽くすはじめの右手首を強引に掴み、その人差し指と中指を、自らの開かれた秘裂のど真ん中へとべったりと押し当てた。 グチュッ、と小さく粘り気のある水音が廊下の隅に響く。 「ほら、兄さんの指、すごくあったかい……。こうして少しずつ、私の割れ目に沿って動かして……。そう、上から下へ……クリトリスから、おまんこの入り口を通って、後ろのけつまんこの皺のところまで、全部よ……」 椿姫自身がはじめの手の甲を上から押さえつけ、彼の指を自分の肉ひだへと擦り付けさせる。 二十九回分の開発を経て極限まで高められた粘膜は、兄の無骨な指の腹が触れただけで敏感に反応し、腰がぎゅーっと反り返りそうになるほどの甘い快感を脳髄へと送り込んでくる。 「んっ、はぁ……っ、いいわ、兄さん……。お父様たちがリビングで震えているすぐ隣で、兄さんの指を私のおまんこで汚しているの……。ほら、もっと奥の蜜も掬い取って……」 椿姫ははじめの中指の先端を、ぷっくりと充血した膣口へと浅く沈み込ませ、ぐちゅぐちゅと掻き回させた。 大量の愛液がはじめの指の第一関節から第二関節までをドロドロに濡らし、濃厚で生々しい女の匂いが二人の間に立ち込める。 さらに椿姫は、その愛液まみれになったはじめの指をずらし、自らの秘裂の下にある薄茶色の綺麗なけつまんこの窄まりへと押し当てさせた。 「あっ、んんっ……そこ、けつまんこの入り口にも、私のおまんこの汁を塗り込んで……。兄さんの指で、私の全部の穴に蓋をしてくれないと、私、不安で壊れてしまいますわ……」 ぬるり、くちゅ、と兄の指先がけつまんこの繊細な皺を撫で回し、椿姫は白い首筋をぎゅーっと反らせて、熱い吐息を兄の耳元へと吹きかけた。 一分にも満たない、しかし永遠にも思えるほど濃密な廊下での露出とマーキング。 やがて椿姫は、愛液でテラテラと光り輝くはじめの指先を自分の秘所から離させると、その指をそのままはじめの鼻先へと突きつけた。 「絶対に、この手を洗っちゃ駄目よ、兄さん……。トイレに行っても、この指についた私の匂いを嗅ぎながら、すぐ戻ってきてね……。もし少しでも遅くなったら……私、どうなってしまうか分かりませんから」 ネグリジェの裾をすとんと下ろし、何食わぬ顔でリビングへと歩き出す椿姫。 その可憐な後ろ姿には、これからリビングで引き起こす「決定的な狂言」への、ひややかで残酷なまでの愉悦が宿っていた。 (さあ、次は第二幕。お父様とお母様に、兄さんの人生のすべてを私へ捧げる誓約書を、口頭で書かせて差し上げましょう) (第一幕・完/第二幕へ続く) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第二幕) ■ 第一節:水無月家リビングの緊張と、計算された空白の数分間 水無月家の広々とした一階リビングには、かつての団欒の面影など微塵も残っていなかった。 厚手のカーテンが閉め切られた室内は昼間だというのに薄暗く、空気はまるで通夜の会場のように重苦しく澱んでいる。 父親は「俺が同じ部屋にいると椿姫が怯えるから」と、リビングの隣の和室の襖を細く開けた隙間の奥に身を潜め、そこから息を殺して娘の様子を窺っていた。母親はリビングの隅、キッチンカウンターの近くに立ち尽くし、いつでも声をかけられるように、しかし刺激しないようにと、胸の前で両手を固く握り締めて震えている。 そのリビングの中央に置かれた革張りのソファに、椿姫はぽつんと腰掛けていた。 「椿姫、本当にほんの少しだけだからな。トイレを済ませたら、一分もかからずにすぐ戻ってくる。絶対にそこから動くなよ」 はじめは先ほど廊下の暗がりで椿姫の秘裂とけつまんこに擦り付けられた右手を、ズボンのポケットの入り口あたりで不自然に浮かせたまま、何度も念を押すように振り返りつつリビングの扉から洗面所へと出ていった。 カチリ、とドアが閉まり、廊下を遠ざかるはじめのスリッパの足音が消える。 リビングには、椿姫と、遠くから見守る母親、そして襖の影の父親だけが残された。 一秒、二秒、三秒……。 椿姫は俯いたまま、長い睫毛の下でひややかに秒数を数えていた。 彼女の鼻腔には、まだ先ほど自分の蜜を塗りつけた兄の指の匂いと、自分自身の股間から立ち上るむせ返るような牝の匂いが漂っている。ガウンの下のネグリジェの裾はしっとりと湿り、ソファの革張りの座面にまで、下着を着けていないおまんこから滲み出た愛液がぬるりと張り付いていた。 (さて……お父様、お母様。あなたたちがまだ心のどこかで抱いているかもしれない『時間が経てばきっと元通りの普通の家族に戻れる』『はじめもそのうち大学へ復学できる』などという甘い幻想を、今ここで木っ端微塵に打ち砕いて差し上げますわ) 椿姫の瞳に、氷のようにひややかな光が宿る。 彼女はソファの脇に置かれたサイドテーブルの引き出しへと、音もなく白い手を伸ばした。 そこには、昔から母親が縫い物の糸切りや封筒の開封に使っていた、銀色に光る鋭利な裁ち鋏がしまわれていることを、椿姫は二十九回分の記憶によって正確に把握していた。 スッ、と引き出しが開き、冷たい金属の持ち手が椿姫の指先に収まる。 洗面所の方から、かすかに水の流れる音が聞こえた。はじめが戻ってくるまで、あと数十秒。 タイミングは完璧だった。 ■ 第二節:ハサミの狂言自傷――両親の完全降伏と「終身飼育」の公認 椿姫は突然、ソファの上から弾かれたように立ち上がった。 そして、手に握り締めた銀色の裁ち鋏の鋭い刃先を、自らの透き通るような白い喉元――脈打つ頸動脈のすぐ上の皮膚へと、迷いなくピタリと突き立てたのだ。 「ひっ……!? つ、椿姫、あなた何をっ!?」 キッチン脇の母親が最初にそれに気づき、喉の奥から引きつった悲鳴を上げた。 その声に反応して、隣の和室の襖がガタッと開き、父親が顔を覗かせる。 二人の視線が自分に完全に集中したことを確認した瞬間、椿姫は狂気に取り憑かれたかのように大きく目を見開き、髪を振り乱して金切り声を上げた。 「兄さんがいない!! 兄さんがどこにもいないわ!! どこに行ったの!? どうして私を一人にするのよぉっ!!」 「椿姫、落ち着いて! はじめならお手洗いに行っただけよ、すぐ戻ってくるわ! だからそのハサミを下ろしてちょうだい!!」 母親が泣き叫びながら駆け寄ろうとする。 だが、椿姫は刃先をさらに強く自らの白い喉元へと押し当て、皮膚を少し窪ませて見せた。ぷつり、と赤い血の玉が滲み出るか出ないかという絶妙な力加減で刃を止めながら、彼女は絶望の淵に立たされた少女の狂乱を完璧に演じ切った。 「嘘よっ、みんな嘘つきだわ!! そうやって私を騙して、また私を一人ぼっちにして、あの怖い男たちのところへ突き出すつもりなんでしょう!? いやぁっ、兄さんがいないなら生きていたくない! 私を置いていくなら、今すぐここで喉を突いて死んでやるぅっ!! 兄さん、兄さん、助けてぇっ!!」 「やめろ、椿姫っ!!」 和室から父親が飛び出そうとしたその瞬間、リビングの扉が壊れんばかりの勢いでバンッと開け放たれた。 「椿姫!! やめろ、俺はここだ、ここにいる!!」 血相を変えて飛び込んできたはじめが、獣のような跳躍でソファの前へと駆け寄り、椿姫の背後からその華奢な身体を力任せに抱きすくめた。 「あぁっ、兄さん……っ!」 「どこにも行かない! 俺はどこにも行かないから、これを離せ、椿姫!」 はじめの震える右手が、椿姫の白い手首を掴み、喉元に突き立てられていた裁ち鋏をもぎ取って床へと投げ捨てた。 カシャアァンッ! と硬質な金属音がリビングの床に響き渡り、銀色のハサミが母親の足元まで転がっていく。 椿姫は力が抜けたようにその場へ崩れ落ち、背後から自分を抱きしめるはじめの胸板へと顔を埋めて、しゃくり上げるように激しく泣きじゃくり始めた。 「うぁぁんっ、兄さん、兄さん……っ! 少しも離れないで、私のそばから消えないでぇっ! 一秒だって見えなくなったら、私、怖くて死んじゃう……っ!」 「ああ、分かった、分かったから……! ごめんな、俺が悪かった。もう絶対に離れない。トイレに行くときも、お前が眠っているときも、ずっとそばにいるからな……!」 はじめは椿姫の黒髪を撫で、自分の胸の中に彼女を閉じ込めるように強く抱きしめながら、ボロボロと涙をこぼしていた。自分が数分目を離しただけで、妹は本当に命を絶ってしまう――その強烈な刷り込みが、はじめの脳髄を完全に焼き切り、彼から最後の理性と自立心を奪い去った瞬間だった。 そして、その凄惨な狂言を目の当たりにした両親の衝撃は、それ以上だった。 母親は転がってきた裁ち鋏を見つめたまま、腰を抜かして床にぺたりとへたり込み、声も出せずに口をパクパクと開閉させている。 和室の入り口で立ち尽くしていた父親もまた、膝から崩れ落ちるようにして床に両手をつき、震える肩を落として深く項垂れた。 数분間の、張り詰めた沈黙と嗚咽。 やがて父親は、床に額を擦り付けんばかりの姿勢で、娘を抱きしめる息子・はじめに向かって、絞り出すような涙声を上げた。 「はじめ……頼む……。父さんが悪かった、全部、あの子を一人で残して旅行になんて行った俺たちの責任だ……」 「父さん……」 「頼む、はじめ……! 大学は、休学でも退学でも、どうだっていい。俺が手続きをしておく。就職なんてしなくていい、お前たちのこれからの生活費も、必要な金も、俺が死ぬまで全部、一生出し続けるから……! だから、お願いだ……お前が、あの子の部屋で、まるで夫のようにずっとそばにいてやってくれ……! 一歩も外に出なくていいから、椿姫を生かしてやってくれぇっ……!!」 「あなた……っ、はじめ、お願いよ、ママからもお願いするわ……っ! あの子を救えるのは、もうあなたしかいないのよぉっ……!」 母親もまた、床に手をついて息子に頭を下げ、号泣した。 親が、実の息子に対して「大学を辞めて、妹の部屋に閉じこもり、夫のように一生添い遂げてくれ」と懇願する。世間の常識も、倫理も、道徳も、すべてが「娘の自殺」という圧倒的な恐怖の前に粉々に砕け散り、家族公認の「終身飼育」が成立した瞬間だった。 はじめは唇を噛み締め、鬼気迫る表情で頷いた。 「……ああ。言われなくても、そうするつもりだ。俺はもう、椿姫のそばから離れない。俺の人生は全部、椿姫のために使う」 その言葉が頭上で響いたとき。 はじめの胸板に顔を埋め、彼のシャツの布地を濡らしていた椿姫の瞳から、涙がすっと引いた。 彼女は兄の腕の中から、床に這いつくばって泣き崩れる父親と母親の姿を、ちらりと横目で見下ろした。 その瞳は、どこまでもひややかに澄み切り、絶対的な支配者の輝きに満ちていた。 (ええ、それでいいのですわ、お父様、お母様。あなたたちはこれから一生、1階で息を潜めて、私たちに生活費と食事を運ぶだけの下僕として生きなさい。そして兄さん……あなたは今日この瞬間から、社会からも家族からも切り離された、私だけの完全な所有物ですわ) 勝利の蜜は、どんな媚薬よりも甘く椿姫の全身を駆け巡った。 彼女のおまんこは、両親の泣き声をBGMにして、さらなる熱い愛液をどくどくと溢れさせていた。 ■ 第三節:新規官能シーン加筆①――二階への階段と廊下・抱擁移動中の秘裂擦り付け 「椿姫、行こう。お前の部屋へ上がるぞ。そこならもう、誰も入ってこない」 「ええ……兄さん、抱っこして……。足が震えて、歩けないの……」 椿姫が甘えた声でねだると、はじめは躊躇うことなく彼女の華奢な身体を横抱き(お姫様抱っこ)にして軽々と抱え上げた。 両親は床に座り込んだまま、二階へと上がっていく兄妹の背中を、ただ祈るような目で見送ることしかできない。 一段、また一段と、二階へと続く木製の階段を上がっていく。 はじめの太い腕に支えられ、彼の胸板にぴったりと身体を密着させながら、椿姫は一階の気配が遠ざかるにつれて、自らの本性を少しずつ露わにし始めた。 「ん……っ、兄さん……兄さんの腕の中、すごく硬くて、熱い……」 「しっかり掴まっていろよ、椿姫」 椿姫ははじめの首に回した両腕に力を込め、彼の耳元に自らの唇を近づけた。 そして同時に、横抱きにされて無防備に開かれたネグリジェの裾の下で、自らの白い太腿とお尻をくねらせ、下着を着けていない濡れそぼった秘裂を、はじめの脇腹から胸元のあたりへと直接ぐちゅりと押し当てたのだ。 「あっ……!? つ、椿姫、お前、下着を……」 「履いていないわよ、兄さん……。だって、病院で兄さんの指やあそこを舐めてから、ずっとおまんこが熱くて、下着なんて邪魔だったのだもの……」 階段の踊り場を曲がり、一階の両親から完全に死角になった瞬間、椿姫は大胆に腰を揺すり、自らの溢れ出る愛液を兄のシャツの布地へとねっとりと擦り付け始めた。 グチュ、ヌチュル……と、静かな階段に粘膜が布地を濡らす淫らな音が微かに響く。 「ほら、兄さん、分かる? 私のここ、さっきお父様たちの前でハサミを持ったときから、ずっとひくひくして、こんなに熱いお汁が出ているの……。兄さんが私を抱きしめてくれたから、おまんこが喜んで泣いているのよ……」 「ま、待て、椿姫、階段の途中でそんなふうに動いたら危ない……!」 「なら、落とさないように、もっとお尻の下を強く支えてちょうだい……。ほら、兄さんの左手、ちょうど私のお尻の割れ目のところにあるでしょう? そのまま、指先を少し奥に入れてみて……」 二階の廊下にたどり着いたときには、はじめのシャツの脇腹あたりは、椿姫の濃厚な愛液でぐっしょりと濡れ透け、熱い体温を伝えていた。 しかも、椿姫の腰を支えていたはじめの左手の指先は、薄いネグリジェの布地越しに、彼女の柔らかく弾力のある臀部の谷間――その奥にあるけつまんこと秘裂の境目あたりに深く食い込んでいた。 「んんっ……そう、そこよ、兄さん……。布の上からでも、兄さんの指が私のけつまんこの入り口に当たってるのが分かるわ……。早く、早く私の部屋へ連れて行って……!」 椿姫は熱い吐息を兄の首筋に吹きかけ、耳たぶをちゅっと甘噛みした。 はじめは呼吸を荒くし、股間を再び大きく膨張させながら、廊下の奥にある椿姫の自室の扉を開け、転がり込むようにして中へと入った。 ■ 第四節:新規官能シーン加筆②――閉ざされた聖域の扉と、玄関マット代わりの顔面騎乗調教 自室に入るなり、椿姫ははじめの腕からふわりと降り立った。 そこは、天蓋付きの大きなベッドと、甘い花の香りのするディフューザー、そして柔らかな絨毯が敷かれた、椿姫だけの優雅な部屋だった。 椿姫はまず、後ろ手にドアノブの下にあるサムターンをひねり、カチャリ、と重く確実な音を立てて内側から鍵を閉めた。 その「カチャリ」という金属音こそが、水無月家の二階に、両親さえノックなしには決して近づくことのできない「完全な愛の監獄(二人だけの閉ざされた聖域)」が完成した合図だった。 「……これで、誰も入ってこられませんわね、兄さん」 振り向いた椿姫の顔からは、先ほどまでの怯えた被害者の表情は完全に消え失せていた。 そこにあるのは、獲物を檻に閉じ込めた絶対的な女主人の、ひややかで妖艶な微笑みだった。 彼女は羽織っていたガウンの紐を解き、床へと滑り落とす。残されたのは、透き通るような白い肌と、胸元や手首の紫色の鬱血痕がうっすらと透けて見える、薄絹の純白のネグリジェ一枚だけ。 「兄さん。この部屋は今日から、私と兄さんだけの世界よ。……でも、外の汚い空気や、一階のお父様たちの匂いをそのままベッドに持ち込むのは嫌だわ。まずはここで、兄さんの顔と口を、私の匂いで綺麗に消毒して差し上げます」 「つ、椿姫……? 消毒って、何を……」 「そこへ仰向けに寝転がりなさい、兄さん。ドアのすぐ前の、その絨毯の上よ」 静かだが有無を言わせぬ命令の響き。 「自分が逆らえば、椿姫はまた発作を起こして死んでしまうかもしれない」――その恐怖と、先ほどから嗅がされ続けている濃厚な牝の匂いに脳を痺れさせられたはじめは、操り人形のように力なくその場の絨毯の上に膝をつき、言われるがままに仰向けへと横たわった。 椿姫はゆっくりと歩み寄り、仰向けに寝転がったはじめの頭を跨ぐようにして、その顔面の真上に立った。 下から見上げるはじめの視界には、ネグリジェの裾の奥にある白い太腿の付け根と、一切の布地に隠されていない、愛液でぬめぬめと光るピンク色の秘裂、そしてそのすぐ後ろのキュッと窄まったけつまんこの蕾が、圧倒的な迫力で迫っていた。 「さあ、兄さん。私のおまんことけつまんこを、下からよく見て……。これが、兄さんが一生かけてお世話しなきゃいけない、妹の秘密の場所よ」 椿姫は言いながら、ゆっくりと膝を曲げ、ネグリジェの裾ではじめの頭全体をすっぽりと覆い隠すようにしながら、自らの剥き出しの股間を、はじめの顔面の上へとダイレクトに沈み込ませた。 むにゅっ、ぐちゅり……! 柔らかく熱を持った少女の肉びらが、はじめの鼻と唇の上へとべったりと密着し、彼の顔面を完全に押し潰すように塞いだ。 「んぐっ、むぅ……っ!?」 「あぁ……っ、いいわ、兄さん……。兄さんの高い鼻が、ちょうど私のおまんこの割れ目に食い込んで、クリトリスに当たってる……。そして兄さんの唇の上に、私のけつまんこが乗っかっているわ……」 純白のネグリジェがテントのように広がり、その内側は椿姫の体温と、むせ返るような愛液の匂い、そして生々しい女の体臭が充満する完全な密室となった。 椿姫ははじめの呼吸を奪うかのように体重を乗せ、自らの腰を前後に、そして円を描くようにゆったりとグラインドさせ始めた。 グチュッ、ヌチュル、ズチュッ……。 溢れ出る大量の愛液が、はじめの鼻先から唇、顎、そして頬へと容赦なく塗りたくられていく。 「はぁ、んっ……ただ乗っかっているだけじゃ駄目よ、兄さん。舌を出しなさい。私のけつまんこの皺も、おまんこの中も、兄さんの舌で綺麗に舐め取ってくれなきゃ、ベッドに行くのを許してあげないわ……」 頭上から降ってくる、甘くひややかな椿姫の声。 ネグリジェの暗闇の中で、息苦しさと強烈なフェロモンに圧倒されたはじめは、本能的に唇を開き、熱い舌を突き出した。 ペロリ、とざらついた兄の舌先が、椿姫のけつまんこの蕾から会陰部、そして濡れそぼった膣口へと下から上へ這い上がる。 「あっ、んんっ……! そう、いい子ね、兄さん……っ。けつまんこ、くすぐったくて、お尻の奥がきゅうってなっちゃう……!」 感度が良く、二十九回分の記憶で開発され尽くした椿姫の肉体は、兄の舌が粘膜を舐め上げた瞬間、甘い電流に貫かれたように震えた。 椿姫は快感に白い首筋をぎゅーっと反らせながら、さらに強く自分の股間をはじめの顔面へと押し付け、腰を小刻みに揺さぶった。 「もっとよ、兄さん、もっと舌を奥まで突き出して……! 私のおまんこの入り口、ぱくぱくしてるでしょう? そこに舌を突っ込んで、中から出てくる熱いお汁を全部飲み干してちょうだい……っ。鼻でクリトリスをぐりぐりって押し潰しながら、おまんことけつまんこを交互に舐めるのよ……っ!」 「んむっ、じゅるっ、れろ、ちゅぷぷっ……!」 はじめの顔面の上で、椿姫の秘所が淫らな水音を立てて踊る。 はじめはもはや自分の意思など少しも持たない「自動舐め奉仕機」と化し、鼻腔を妹の愛液で塞がれながら、ただひたすらに目の前の肉ひだと菊座を舌で舐め回し、啜り上げた。 椿姫は自分の両手でネグリジェの上から自らの柔らかい乳房を揉みしだき、硬く尖った乳首を指先で摘まみ上げながら、顔面騎乗の支配感と快楽にうっとりと酔いしれた。 「あぁ、気持ちいい……っ。一階ではお父様とお母様が泣いているのに、私はすぐ上の部屋で、兄さんの顔を椅子代わりにして、おまんこを舐めさせているのね……。ふふ、最高だわ、兄さん……。ほら、おまんこの奥から、また熱いのがどくどく出てきたわ……一滴もこぼさずに、全部舌で受け止めて……」 椿姫が腰をぐっと沈め、はじめの鼻先でクリトリスを強く擦り上げながら、膣口を彼の唇へと密着させてひくひくと収縮させた。 とろりとした甘い蜜がはじめの口内へと直接注ぎ込まれ、彼の喉がゴクッ、と鳴ってそれを嚥下する振動が、椿姫の秘裂へとダイレクトに伝わってくる。 背中をぎゅーっと反らせ、軽い絶頂の余韻に身を震わせた椿姫は、ようやくゆっくりと腰を浮かせた。 ネグリジェの裾をめくり上げると、そこには鼻から顎までを妹の愛液でテラテラに光らせ、虚ろな目で荒い息を吐く「愛しい人」の兄の顔があった。 椿姫の秘裂と、はじめの唇との間には、銀色の粘り気のある愛液と唾液の糸が幾重にも引いている。 「ふふ……とても綺麗になったわ、兄さん。顔中、私のおまんこの匂いだけね。これでようやく、私のベッドのそばに来る資格ができましたわ」 椿姫は足のつま先ではじめの頬をちょんとつつき、ベッドの方へと優雅に歩みを進めた。 閉ざされた聖域での、終わりのない調教の夜は、まだ幕を開けたばかりだった。 (第二幕・完/第三幕へ続く) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第三幕) ■ 第一節:夕暮れの密室――ベッドサイドの正座と「精神安定具」の定義 窓の外では、六月の長い日がようやく傾き始め、カーテンの隙間から差し込む夕陽が、椿姫の自室を熟れた果実のような茜色へと染め上げていた。 カチャリと施錠されたドアの向こう側――一階のリビングや廊下からは、物音ひとつ聞こえてこない。両親は娘の狂乱とハサミの狂言に完全に肝を潰し、二階の「聖域」を刺激しないよう、息をするのさえ憚るようにして階下で震えているのだ。 外の社会からも、両親の干渉からも完全に切り離された、二人だけの密室。 椿姫は天蓋付きの大きなベッドの縁に腰を下ろし、ふんわりとしたマットレスの上で純白のネグリジェの裾を優雅に広げた。 彼女の白い肌には、夕暮れの淡い光が溶け込み、胸元や細い手首に残る紫色の鬱血痕をどこか妖しい装飾品のように浮かび上がらせている。 「兄さん、おいで。そこに突っ立っていないで、私の足元に座りなさい」 椿姫が鈴を転がすような、しかし有無を言わせぬひややかな声で命じる。 顔面騎乗によって鼻先から顎までを妹の愛液で濡らしたままのはじめは、催眠状態にあるかのようにふらふらと歩み寄り、椿姫が座るベッドのすぐ下の絨毯の上へと、言われるがままに正座した。 今の彼には、過剰な情感も、兄としての威厳も、物語の主導権も一切残されていない。 「俺が拒絶すれば、椿姫はまたハサミを喉に突き立てて死んでしまう」「俺の身体は、妹の壊れかけた精神を繋ぎ止めるための医療器具なんだ」――その歪みきった盲信が、彼を完全なる「愛しい人(所有物・道具)」へと作り替えていた。 ベッドの上から、椿姫は正座するはじめの頭をひややかに見下ろす。 (ええ、いい眺めですわ。私の足元に跪き、私の命令ひとつでどうにでもなる肉の塊……。こうして見ていると、退屈しのぎのおもちゃとしては悪くありませんわね) 椿姫は白い足を伸ばし、正座しているはじめの肩先や胸板を、素足の裏でぷにぷにと軽く踏みつけるように撫でた。 そして、少し身を乗り出すと、小首を傾げて甘く囁いた。 「兄さん……ここに手を出して。右手を、私の口の前に差し出しなさい」 はじめは何の疑問も挟まず、また一言のセリフすら発することなく、無骨で節くれだった自分の右手を、ベッドの上の椿姫の顔の前へと差し出した。 その指先には、まだ一階の廊下で椿姫のおまんことけつまんこに擦り付けた愛液の乾きかけた匂いが、うっすらと残っている。 ■ 第二節:支配的官能イベント①――愛しい人の指しゃぶりと唾液コーティング 椿姫は差し出されたはじめの右手首を、自らの小さな両手でそっと包み込むように掴んだ。 そして、その無骨な人差し指と中指の二本を揃えさせると、艶やかな桜色の唇をゆっくりと開き、自らの温かく湿った口内へと――ズブリ、と根元近くまで一気に迎え入れた。 「ん、ちゅ……っ、じゅるるっ……」 静まり返った夕暮れの部屋に、粘膜が指に吸い付く淫らな水音が響き渡る。 はじめの肩がビクッと跳ねたが、彼は身じろぎひとつせず、ただ硬直したまま自分の指が妹の口内へと飲み込まれていくのを受け入れている。 椿姫ははじめの表情など気にも留めず、ただ一方的に、自らの所有物である兄の指を味わい始めた。 口の中は驚くほど熱く、たっぷりの唾液で満ちている。椿姫はまず、柔らかな舌の腹を使って、人差し指と中指の腹を下から上へとねっとりと舐め上げた。 ザラリ、と微かな突起を持つ舌の感触が、男の無骨な指の皮膚を撫で回す。さらに椿姫は舌先を器用に細く尖らせ、二本の指の間の狭い隙間へとぐいぐいと割り込ませ、指の股の柔らかい皮膚をくすぐるように舐めしゃぶった。 「ちゅぷ、れろ……っ、ん、ちゅるる……兄さんの味……。少し汗ばんでいて、さっきの私のおまんこの匂いも混ざっていて……とってもおいしい……」 一度唇を離してうっとりと呟くと、椿姫の唇と兄の指先との間に、キラキラと光る唾液の糸が幾筋も引いた。 彼女はすぐさま再びその二本の指を口に含み、今度は指の関節の節々、さらには硬い爪の生え際や爪の裏側の隙間に至るまで、舌先を執拗に這わせて丁寧に舐め上げていく。 ジュルル、ちゅぷ、じゅっぽ、じゅるるっ……。 まるで赤ん坊がおしゃぶりを吸うかのように、あるいは極上のキャンディをしゃぶり尽くすかのように、椿姫は頬をきゅっと凹ませて強い吸引力をかけ、はじめの指を吸い上げた。 「んぅ、ちゅ……っ、はぁ……兄さんの指、太くて硬いわ……。もっと、もっと奥までちょうだい……」 椿姫は自らはじめの手首をぐっと引き寄せ、人差し指と中指を自らの喉の奥――柔らかい粘膜がひしめく咽頭へと無理やり押し込ませた。 ズブッ、と指先が喉の奥の壁を突く。 「ぅ、おえっ……、んぐ、けほっ……!」 意図的に嘔吐反射を引き起こし、椿姫の大きな瞳から生理的な涙がポロポロと溢れ出して白い頬を伝った。 喉がキュウッと痙攣して兄の指を締め付け、胃の奥から込み上げる吐き気とともに、大量の粘り気のある唾液がどっと分泌される。 「はぁ、はぁ……っ、けほっ……見て、兄さん……。兄さんの指を喉の奥まで突っ込んだら、涙とよだれがこんなにいっぱい出てきちゃった……。ほら、もっと奥まで突っ込んでくださらないと、私、またあの怖い夢を見ちゃいますわ……んぐっ、じゅるるっ、ちゅぷぷっ……!」 涙で濡れた瞳で妖しく微笑みながら、椿姫は再び喉の奥まで兄の指を咥え込み、自分の頭を前後に揺らして、まるでフェラチオをするかのように激しく指をしゃぶり倒した。 口の端からは収まりきらない透明なよだれがダラダラと溢れ出し、はじめの指の付け根から手のひら、そして手首を伝って、ベッドのシーツの上へとぽたぽたと滴り落ちていく。 一本、二本だけでは終わらない。椿姫は薬指も、小指も、親指も次々と口の中へと放り込み、ついには右手と左手の十本の指すべてを、自らの熱い唾液で一分の隙もなくドロドロにコーティングし尽くした。 正座したままその光景を見つめ、自分の指が妹の熱い口腔と喉奥に蹂躙される感触を味わわされ続けているはじめの股間は、すでに限界まで血を集め、スウェットの下で痛々しいほど熱く鬱血し、鉄の棒のように反り上がっていた。 だが、彼は声を上げることも、手を引くことも許されない。ただ椿姫の精神を安定させるための「指しゃぶり用の道具」として、そこに跪いていることしかできなかった。 ■ 第三節:新規官能シーン加筆①――全身への唾液刻印(耳穴・乳首・足指の舐め回し調教) 十本の指をよだれまみれにして満足げに息を吐いた椿姫だったが、彼女の支配欲と退屈しのぎの悪戯は、そこでは終わらなかった。 「ふふ……指先だけでは足りませんわね、兄さん。兄さんの身体の全部に、私の唾液で『椿姫のもの』っていう印をつけておかないと、私、安心できないもの……。シャツを脱ぎなさい、兄さん」 「え……? し、しかし、椿姫……」 「脱ぎなさいと言っているの。それとも、私がまたハサミを探すところを見たいのかしら?」 ひややかな一言に、はじめは弾かれたように自分のTシャツの裾を掴み、頭から引き抜いて床へと捨てた。 夕暮れの薄明かりの中に、引き締まった兄の上半身が晒される。 椿姫はベッドの縁からスルスルと降り立ち、正座するはじめの目の前に膝立ちになると、彼の首筋へと両腕を回し、まずはその耳たぶへと熱い唇を吸い付かせた。 「ん、ちゅ……っ、れろ、じゅるるっ……」 耳たぶを甘噛みし、そのまま尖らせた舌先を、はじめの耳の穴の中へとズブリとねじ込む。 「ひっ、あ、ぐぅっ……!?」 脳髄を直接掻き回されるような強烈な水音と快感に、はじめの全身がビクビクッと激しく痙攣した。 椿姫は容赦なく耳の穴の内壁を舌で舐め回し、耳の中を自分の唾液でぐっしょりと濡らしながら、濡れた唇をそのまま耳元に寄せて囁いた。 「兄さんの耳、今日からは私の声と、私のおまんこの音しか聞いちゃ駄目よ……。お父様や他の人たちの声が入らないように、私のよだれで蓋をしておいてあげる……ちゅぷ、じゅるっ……」 耳から首筋、そして鎖骨へと、椿姫の舌がナメクジが這うかのようにねっとりと銀色の軌跡を残しながら降りていく。 そして彼女の顔が、はじめの盛り上がった胸板の前へと達した。 「男の人なのに、兄さんの乳首、綺麗なピンク色をしていますわね……。ここも、私がしゃぶったら硬くなるのかしら?」 椿姫ははじめの右の乳首にパクッと唇を被せ、舌先で小さな突起をチロチロと高速で転がしながら、ちゅぅぅっ、と強く吸い上げた。 「う、あぁっ……!」 はじめの背中がぎゅーっと反り返り、太腿の上に置かれた両手が固く握り締められる。 椿姫はくすくすと笑いながら、サロンパスでも貼るかのようにべったりと唾液を塗りたくった右乳首から左乳首へと口を移し、今度は白い歯を立ててカリカリと甘噛みしながら、自らの唾液で塗れた右手の人差し指で、空いている方の乳首を執拗に弾き続けた。 「ほら、兄さん、乳首がこんなにぷっくり膨らんで、硬くなっているわ……。妹に乳首をしゃぶられて感じるなんて、本当に素直で可愛い道具ですこと……」 さらに椿姫は、正座していたはじめの足を崩させて床に脚を伸ばさせると、なんと自らの白い身体を絨毯の上に屈め、はじめの素足のつま先へと顔を近づけたのだ。 「つ、椿姫っ、足は汚い、やめろ……!」 「汚くなんてないわ。だって兄さんは、これから一生この部屋から一歩も外に出ないんですもの。兄さんの足だって、私の大切な所有物よ……」 椿姫ははじめの足首を掴んで逃げられないように固定すると、その親指の先端を、ちゅぷっ、とためらいなく口の中へと咥え込んだ。 「あ、ああっ……!」 足の指を一本ずつ、爪の隙間から指の間、さらには敏感な足の裏の土踏まずに至るまで、椿姫は長い舌を這わせてジュルジュルと音を立てて舐め上げていく。 少女の清らかで美しい顔が、男の無骨な足先に埋まり、よだれを糸引かせながら奉仕している――しかし、その実態は奉仕などではなく、自分の持ち物の隅々にまで自分の体液を塗り込めて所有権を主張する、絶対君主の歪んだマーキングの儀式そのものだった。 ■ 第四節:新規官能シーン加筆②――見せつけM字開脚と、四本の指が絡み合う蜜壺調教 はじめの手の指も、耳も、乳首も、足の指までも自らの唾液でドロドロに濡らし終えた椿姫は、満足そうに舌なめずりをすると、再びベッドの上へと優雅に這い上がった。 しかし、今度はベッドの縁に座るのではなく、柔らかな枕を背もたれにして上体を起こし、純白のネグリジェの裾を胸の上――ちょうど紫色の鬱血痕が残る乳房が半分こぼれ落ちるあたりまで、大胆に捲り上げた。 そして、正座して見上げるはじめの目の前で、透き通るような白い両脚を左右へ大きく、M字の形にぱっくりと開いて見せつけたのだ。 「はぁ、はぁ……見て、兄さん……。兄さんの身体を舐め回していたら、私のおまんこ、もう我慢できないくらい熱くなって、シーツがこんなに濡れてしまいましたわ……」 茜色の夕陽と、点けたばかりのベッドサイドの間接照明が、椿姫の開かれた股間を克明に照らし出す。 一切の布地に隠されていないそこは、すでに異常なほどの興奮によって充血し、淡い桜色から鮮やかな紅へと色づいていた。 ぷっくりと膨らんだ大陰唇の割れ目からは、透明で粘り気のある愛液がとめどなく溢れ出し、そのすぐ下にある可愛らしいけつまんこの窄まりをぬるぬると濡らして、白いシーツの上に直径十センチ以上の濃い水たまりを作っている。 「私、兄さんにおまんこを見られるのが大好きなの……。兄さんの目が私のここに釘付けになって、息が荒くなるのを見ると、おまんこの奥がきゅうって締まって、たまらなく気持ちいいのよ……」 椿姫は自らのおまんこを見せつけながら、自分の右手と左手を股間へと伸ばした。 そして、人差し指と中指で濡れそぼった肉びらを左右にグイッと大きく押し広げ、内部の鮮やかな粘膜と、皮を剥かれてぷくりと勃起したクリトリス、さらにヒクヒクと生き物のように収縮を繰り返す膣口を、はじめの鼻先数十センチの距離に晒け出した。 「ほら、兄さん……もっと顔を近づけて見て。私の秘密の場所、全部丸見えでしょう? おまんこの入り口も、その下のけつまんこの穴も、兄さんに見られて嬉しくて、ぱくぱくって口を開けているわ……。ねえ、さっき私がよだれでドロドロにしてあげた兄さんの指を、ここに出して……」 椿姫は片手で自分の秘裂を押し広げたまま、もう片方の手ではじめの唾液まみれの右手を引っ張り、自らの股間へと導いた。 しかし、すぐにははじめの指だけで触れさせない。 椿姫は自分自身の細く白い指を、はじめの無骨な人差し指と中指に恋人繋ぎのように絡み合わせ、自分の指と兄の指が一体となった状態で、自らのクリトリスと膣口へと押し当てたのだ。 「んっ、ああぁっ……! 兄さんの指と、私の指が、一緒におまんこを触ってる……っ!」 グチュッ、クチュル、ジュプッ……。 先ほど椿姫がたっぷり塗りつけた唾液と、秘裂から溢れ出る熱い愛液が混ざり合い、たちまち白濁した泡を立たせながら淫らな水音を奏で始める。 「こうして、私の指の動きを覚えて、兄さん……。激しく擦っちゃ駄目よ……私は、ゆっくり、ねっとり、甘く撫でられるのが好きなの……。ほら、クリトリスの周りを、兄さんの指の腹でくるくるって優しく回して……そう、少しずつ、皮の上から転がすように……」 椿姫は兄の指をガイドしながら、自らの腰をマットレスの上で艶めかしくくねらせ、見せつけオナニーの快楽に耽っていく。 片方の手で自分の小ぶりな乳房をネグリジェからポロリと露出させ、桜色の乳首を指先で摘まんで引っ張りながら、下半身では兄の指と自分の指を使って、クリトリスから膣口、そしてけつまんこの入り口までを縦横無尽に撫で回させる。 「あぁっ、いい……っ、兄さんの指、ゴツゴツしていて、私のおまんこの柔らかいお肉に食い込んでくるわ……。ほら、見て、兄さん……兄さんの中指が、私のおまんこの中に、少しずつ入っていくところを、目を逸らさずにちゃんと見ていなさい……っ!」 ズチュッ、と粘り気のある音を立てて、はじめの太い中指の第一関節が、椿姫の狭く熱い膣口へと沈み込んだ。 二十九回分の開発記憶を持つ肉壁が、兄の指を歓迎するようにジュルッと纏わりつき、無数の細かいヒダが指先を甘く締め付ける。 同時に、椿姫は自分の薬指を伸ばし、愛液でぬるぬるになった自らのけつまんこの窄まりへと押し当て、ぷにぷにと柔らかい菊座の輪を押し広げて見せた。 「んんっ、はぁぁっ……! 前のおまんこには兄さんの指が入って、後ろのけつまんこは私の指で弄ってるの……っ。どっちの穴も、兄さんに見せつけながら触ると、頭の中が真っ白になるくらい気持ちいい……っ! もっと、兄さん、指を中でくにくにって曲げて、私のおまんこの天井を優しく撫でて……っ!」 椿姫は白い首筋と背中をマットレスの上でぎゅーっと反らせ、開いたM字の脚をガクガクと震わせながら、甘い嬌声を部屋中に響かせた。 一階の両親には決して届かない、しかしこの密室の中では絶対的な支配の音楽となる淫らな喘ぎ声。 ぷしゃあっ、と小さな潮のような愛液が膣口から噴き出し、はじめの指と手のひら、そして彼自身の顔面へと熱い飛沫を浴びせかけた。 「はぁ、はぁ、んっ……あぁ、すごく気持ちよかったわ、兄さん……。ほら、兄さんの指、私のよだれと私のおまんこのお汁が混ざって、こんなにピカピカに光っているわ……」 絶頂の余韻でトロンと潤んだ瞳を向けながらも、椿姫の表情には一切の隙がない。 彼女は荒い息を整えると、床で股間を限界まで膨らませて硬直しているはじめの頭を撫で、ベッドの上へと手招きした。 「さあ、正座はおしまいよ、兄さん。ベッドの上へ上がってきなさい。次は、私の太腿の上で、兄さんのその苦しそうなところを、私がたっぷり可愛がってあげますわ」 (第三幕・完/第四幕へ続く) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第四幕) ■ 第一節:ベッドの上の膝枕拘束――太腿の檻と甘い匂いの罠 窓の外の茜色はいつしか深い群青色へと溶け落ち、椿姫の自室を照らすのは、ベッドサイドのフロアランプが放つ温かな琥珀色の間接照明だけになっていた。 天蓋付きの広いベッドの真ん中で、椿姫は柔らかなシーツの上に横座りになり、自分の白い太腿を揃えて軽く叩いてみせた。 「ほら、兄さん。ここに頭を乗せて、横になりなさい。今までずっと私のために緊張していたんですもの……私が膝枕をして、休ませてあげますわ」 ベッドの上へ這い上がってきたはじめは、すでに上半身裸のまま、愛液と唾液で汚れた右手をどうしていいか分からずに浮かせていた。 椿姫はその兄の頭を白い両手で優しく、しかし拒絶を許さない力でぐいっと引き倒し、自らの太腿の上へと無造作に寝かせた。 ぽすっ、と柔らかい音がして、はじめの後頭部が椿姫の太腿の肉へと沈み込む。 薄絹の純白のネグリジェ越しに伝わる、少女の太腿の驚くほど瑞々しい弾力と、すべすべとした絹の感触、そしてじんわりと高い体温。 しかも、はじめが乗せている頭の数センチ奥――椿姫の太腿の付け根には、先ほど見せつけオナニーでたっぷりと愛液を噴き出したばかりの、下着を着けていないおまんことけつまんこがすぐそこに位置しているのだ。 「ん……っ、兄さんの頭、重たくてあったかいわ……。こうして私の太腿の上に兄さんを乗せていると、兄さんが本当に私だけの道具になったんだって、安心できるの……」 椿姫は片方の細い指先を、はじめの黒髪の中へと滑り込ませ、まるで飼い犬の毛並みを整えるかのようにゆっくりと、規則正しく髪を梳き始めた。 もう片方の腕ではじめの顔を抱き寄せるようにすると、彼女の柔らかな太腿の肉がはじめの片頬をむにゅりと包み込み、ネグリジェの布地の隙間から、むせ返るような愛液の甘い香りと生々しい女の匂いが、はじめの鼻腔へとダイレクトに流れ込んでくる。 はじめは「俺が動けば椿姫の精神が乱れる」という強迫観念に縛り付けられ、その甘美な匂いの檻の中でピクリとも頭を動かすことができない。 椿姫はそんな兄の無力な横顔を上から見下ろし、ひややかな優越感に満ちた微笑みを浮かべた。 (ふふ……なんて哀れで、なんて都合のいい私の兄さん。自分を保護者だと思い込みながら、その実、妹の太腿の柔らかさと牝の匂いに当てられて、呼吸がこんなに浅くなっていますわ) ■ 第二節:支配的官能イベント②――スウェット越しの嬲りと、唇を塞ぐ指 椿姫ははじめの髪を梳いていた左手をそのままに、空いた右手をスルスルと伸ばし、ベッドの上に横たわるはじめの下腹部――グレーのスウェットに包まれた股間へと、迷いなく這わせた。 「っ……!? つ、椿姫……?」 はじめの身体がビクンと強張る。 そこは、病院の個室での寸止め、帰りの車内での足弄り、廊下での秘裂への指擦り付け、そして先ほどの顔面騎乗と指しゃぶりによって、すでに何時間も前から逃げ場のない血液を集め続け、スウェットの布地をテントのように高く押し上げていた。 棒のように硬く、熱く反り上がった雄の肉塊。先端が触れている部分のグレーの布地は、内側から滲み出た大量の先走り汁によって、五百円玉以上の大きさで黒っぽく濡れ透けている。 「あらあら……兄さん、どうしたのかしら、これ。スウェットが破れそうなくらい、こんなに大きく膨らんでいますわよ?」 椿姫はわざとらしく驚いたような声を出しながら、その硬く張り詰めたスウェットの膨らみの上へと、自らの白い手のひらをべったりと押し当てた。 熱い。布越しだというのに、火傷しそうなほどの熱量と、ドクン、ドクンと脈打つ太い血管の鼓動が、椿姫の手のひらへと生々しく伝わってくる。 椿姫はその硬度を確かめるように、まずは手のひら全体でスウェットの上から肉棒の根元から先端までを、ゆっくりと撫で上げた。 そして、五本の細い指をその太い輪郭に絡みつけると、布地の上から――少しずつ、じわじわと握り潰すような力加減で、容赦なく扱き立て始めたのだ。 「う、ぐぅっ……! 椿姫、駄目だ……っ、俺は、お前の兄貴で……こんなことは……っ」 膝枕されたまま、はじめが苦悶に顔を歪め、掠れた声で最後の理性のかけらのような言葉を漏らす。 彼の中にはまだ「自分は妹を守る兄であり、性的な対象として妹を見てはならない」という建前がかろうじて残っていた。 だが、椿姫にとってそんな兄の葛藤など、どうでもいいノイズでしかない。彼女は相手の理性を激しく奪い去るのではなく、あくまで「私の命令通りに反応する便利な道具」として扱うために、ひややかに微笑みながら、左手の白い人差し指を伸ばしてはじめの唇をピタリと塞いだ。 「しーっ……。いいのよ、兄さん。難しいことなんて何ひとつ考えなくていいの。兄さんは私の兄さんで、私を生かすための大切な道具なんですもの。……ほら、兄さんのここがこうしてカチカチに硬くなってくれていると、私が兄さんを誰にも渡さずに独り占めできているって、心から実感できるもの」 唇に押し当てられた椿姫の指先からも、先ほど自分のおまんこを弄ったときの甘い愛液の匂いが漂い、はじめの言葉を完全に封じ込める。 椿姫ははじめの目を見つめたまま、右手の指先にさらに力を込め、スウェットの布地を肉棒のカリ首の段差へと食い込ませるようにして、ぐりぐり、しゅっ、しゅっ、と一定の緩やかなリズムでしごき続けた。 「ほら、見て、兄さん。スウェットのシミが、さっきよりずっと大きくなってきたわ……。私が少しずつ握り締めるたびに、先っぽから透明なお汁がぷくぷくって湧き出しているのね……。ふふ、妹の太腿に頭を乗せて、妹の手で股間を弄られて、どんな気持ちかしら?」 「あ、くぅ……っ、んんっ……!」 唇を塞がれたはじめの喉から、くぐもった呻き声が漏れる。 椿姫は決して彼を射精へとは導かない。気持ちよくて腰が浮きそうになると、すっと手の力を抜いて焦らし、落ち着きかけると再び爪を立てるようにして布越しに尿道口をカリカリと引っ掻く。 兄の理性を無視し、ただ自らの征服欲と支配欲を満たすための玩具として、椿姫はスウェット越しの肉棒を執拗に嬲り続けた。 ■ 第三節:新規官能シーン加筆①――剥き出しにされた鬱血肉棒と、太腿・素足による寸止め蹂躙 やがて、スウェット越しの感触だけでは飽き足らなくなった椿姫は、はじめの頭を一度膝から下ろし、ベッドの上に仰向けに寝かせたまま、彼のスウェットのウエストゴムに両手をかけた。 「こんなに濡れたズボンを履いていたら、私のベッドが汚れてしまいますわね。……脱がせてあげるわ、兄さん。腰を浮かせなさい」 「ま、待て、椿姫……本当にこれ以上は……」 「腰を浮かせなさい、と言ったでしょう? それとも、私が嫌がる顔を見たいの?」 絶対的な女主人の声に、はじめは逆らえず、自ら惨めに腰を浮かせた。 椿姫はスウェットと、その下のボクサーパンツを同時に引き下ろし、彼の足首のあたりまで一気に脱がせきった。 ズボンの拘束から解放された瞬間、ボロンッ、と重たい音を立てんばかりにして、赤黒く鬱血し、太い青筋を幾重にも浮き上がらせたはじめの肉棒が、お腹の方へと向かって反り上がった。 先走りの汁が糸を引いてお腹の皮膚へと垂れ落ち、その下にぶら下がる睾丸も、行き場のない精液をパンパンに溜め込んで重たげに引き締まっている。 「ふふ……すごいわ。病院で見たときよりも、ずっと赤黒くて、太くなっているみたい……。私の部屋に閉じ込められて、お父様たちにも公認されて、兄さんのここも喜んでいるのね」 椿姫は仰向けに寝転がるはじめの腰の横に、純白のネグリジェの裾を翻して跨るように座り直した。 そして、まずは自分の透き通るような白い両脚を伸ばし、その柔らかで瑞々しい二つの太腿の間へと、反り立つはじめの肉棒をむにゅり、と挟み込んだのだ。 「あ、あぁっ……!?」 「んっ……兄さんのこれ、本当に焼きごてみたいに熱いわ……。私の白い太腿が、兄さんの熱で赤くなってしまいそう……」 椿姫は自分の太腿の内側の柔らかいお肉をぎゅっと閉じ合わせ、その真ん中に挟まれた兄の肉棒を、前後にゆったりとスライドさせ始めた(腿コキ)。 しかも、彼女の太腿の内側は、先ほどから溢れ続けている彼女自身の愛液でしっとりと濡れ滑っているため、太腿をすり合わせるたびに、ヌチュッ、クチュル、とまるで本物の膣内に挿入しているかのような淫らな摩擦音が響き渡る。 「どう、兄さん……? 私の太腿のお肉、柔らかくて気持ちいいでしょう? ……ほら、私が腰を少し動かすたびに、兄さんの亀頭が、私のおまんこのすぐ下の入り口や、けつまんこの近くにチュッてキスしてるのよ……」 実際、椿姫が太腿を閉じたまま腰を前後に揺らすと、太腿の間から突き出たはじめの亀頭の先端が、下着を着けていない椿姫の濡れそぼった大陰唇の割れ目や、その後ろのぷっくりとしたけつまんこの蕾へと、ぬるり、ぷにゅり、と絶妙にかすり続けるのだ。 決して中には入れない。ただ入り口の粘膜に先端を擦り付け、自分の愛液を亀頭に塗りたくっては、再び白い太腿の肉でぎゅーっと挟み込んで締め上げる。 「く、うぅっ……! 椿姫、出る、出てしまう……っ!」 はじめが限界に達して腰を突き上げようとした瞬間、椿姫はパッと太腿を開いて肉棒を解放し、代わりに自らの小さな素足の裏を、ビクビクと脈打つ亀頭の先端へとピタリと押し当てた。 「駄目よ、兄さん。まだ勝手に出しちゃ駄目……。私が『出していい』って言うまでは、一滴だって漏らすことは許しませんわ」 椿姫は両足の裏ではじめの肉棒を左右から挟み込み(足コキ)、柔らかいつま先と土踏まずを使って、亀頭のカリ首から根元の睾丸までを、ぐりぐり、ぷにぷにと器用に踏みしだいた。 足の親指の腹で鈴口をぎゅっと押さえつけて射精を強制的に寸止めし、苦悶に喘ぐ兄の顔を上から見下ろして、椿姫はうっとりと目を細める。 ■ 第四節:新規官能シーン加筆②――鬱血痕への先走り塗布と、薄絹ネグリジェの着衣パイズリ 足コキで散々焦らし抜いた後、椿姫はベッドの上で四つん這いのような姿勢になり、仰向けのはじめの股間へと自らの上半身を近づけた。 彼女の胸元では、薄絹の純白のネグリジェがゆるやかに垂れ下がり、その奥にある小ぶりながらも形の良い白い乳房と、鎖骨から胸元にかけて残る紫色の痛々しい鬱血痕が露わになっている。 「ねえ、兄さん……。私の胸に残っている、あの男たちにつけられた紫色のアザ……兄さんは見るたびに苦しそうな顔をするわよね。なら、兄さんのその先っぽから出ている熱いお汁で、この傷跡を上書きして消してくださらない?」 椿姫ははじめの反り立つ肉棒の根元を片手で掴み、先走り汁でぬるぬるに光る亀頭の先端を、自らの胸元の白い肌――紫色の鬱血痕の真上へと、ぺたりと押し当てた。 そして、まるで絵筆で絵の具を塗るかのように、兄の亀頭を自分の鎖骨から胸の谷間、そして紫色のアザの上へと、ねっとりと這わせ始めたのだ。 「んっ……熱い……。兄さんの先走りのお汁が、私の胸の傷跡に塗られていくわ……。ほら、もっと先っぽからお汁を出して、私の胸を兄さんの匂いでベトベトにしてちょうだい……」 亀頭が椿姫の滑らかな皮膚の上を滑り、透明で粘り気のある先走り汁が、白い肌と紫色の鬱血痕の上にキラキラと光る軌跡を描いていく。 さらに椿姫は、薄絹のネグリジェを着たままの自分の両方の乳房を、外側から両手でむぎゅっと寄せ集め、その柔らかくて温かい胸の谷間へと、はじめの肉棒を包み込んだ(着衣パイズリ)。 「あ、あぁっ……!?」 薄く滑らかなシルクの布地と、その下の驚くほど柔らかい少女の脂肪の感触が、限界まで充血した肉棒を優しく圧迫する。 椿姫はそのまま上半身をゆっくりと上下に揺らし、ネグリジェの布地と乳房の肉で兄のペニスをふわふわと扱き上げながら、胸の谷間からひょっこりと顔を出した赤黒い亀頭へと、自らの熱い唇を寄せた。 「ちゅっ……れろ、じゅるるっ……ん、お胸で挟まれながら先っぽを舐められるの、気持ちいいでしょう、兄さん……?」 ペロリ、と長い舌を出して、亀頭の先端に溜まった先走り汁を舐め取り、そのままたっぷりの唾液を胸の谷間へと垂らし込む。 唾液と先走りで濡れた純白のネグリジェは完全に透明になって椿姫の白い乳房と桜色の乳首に張り付き、ジュチュ、クチュル、と布地と粘膜が擦れ合う官能的な音を立て始めた。 しかも、胸で兄の肉棒を挟み込んで上半身を屈めている椿姫の後ろ姿――高く突き出されたお尻の側では、ネグリジェの裾が腰まで捲れ上がり、愛液でぐっしょりと濡れたおまんこの割れ目と、可愛らしく窄まったけつまんこの穴が、無防備に空気中へと晒け出されている。 椿姫はパイズリを続けながら、お尻を左右にぷりぷりと揺らして、自分の二つの穴がいつでも使える状態であることを暗に見せつけ、焦らしに焦らし抜いた。 「ん、ちゅぷ……っ、はぁ……ほら、兄さん、またイキそうになってるわね……。でも、まだ駄目よ。兄さんのこの硬くなった道具は、これから私のおまんこを気持ちよくさせるために使うんですから……」 射精寸前でガクガクと震えるはじめの肉棒からパッと胸と唇を離し、椿姫は再びひややかに微笑んで上体を起こした。 唾液と先走り汁で胸元のネグリジェをぐっしょりと濡らし、妖艶に輝く椿姫の姿は、まさにこの密室を統べる絶対的な女王そのものだった。 (第四幕・完/第五幕へ続く) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第五幕) ■ 第一節:夜の間接照明と、露わにされた白い下腹部 夜はさらに深まり、水無月家の周囲は完全な静寂に包まれていた。 一階からは、相変わらず物音ひとつしない。両親はきっと、二階の椿姫の部屋から聞こえるかすかな衣擦れの音やベッドの軋みにさえ怯え、お互いの顔を見合わせて声を殺しているに違いない。 そんな階下の絶望をよそに、二階の鍵のかかった聖域では、琥珀色の間接照明がベッドの上の二人を妖しく照らし出していた。 椿姫はベッドの中央で、仰向けに横たわるはじめの隣に膝立ちになり、自らの薄絹の純白のネグリジェの裾を、両手でゆっくりと腰の上までたくし上げた。 先ほどの着衣パイズリで胸元が唾液と先走り汁に濡れ透けたネグリジェが捲り上げられると、下着を一切着けていない椿姫の透き通るような白い下腹部と、瑞々しい太腿の付け根、そして愛液でぐっしょりと濡れそぼった薄桃色の秘裂が、再び間接照明の光の下へと完全に露わになった。 「見て、兄さん……。ここが、あの男たちに散々汚されて、病院で縫われた私の場所よ……」 椿姫は静かな、しかしどこか陶酔を帯びた声で呟きながら、片方の手で自分のおまんこの肉びらをそっと撫でた。 病院での縫合と洗浄を経て、外傷はすでに綺麗に塞がっている。だが、その粘膜の奥には二十九回分のループで刻み込まれた無数の快楽の記憶が眠っており、今はただ兄の匂いと気配に反応して、とめどなく熱い蜜を垂れ流し続けていた。 「あいつらに汚されたここが、まだジンジンして、疼いてたまらないの……。ねえ、触って、兄さん。あいつらに汚されたここを、兄さんの指で、私の蜜で、全部塗り潰して……」 ■ 第二節:支配的官能イベント③――唾液と愛液の擦り付け・自慰的誘導によるマーキング 椿姫は横たわるはじめの右手――先ほど自分が口に含んで指の股から爪の間までたっぷりと唾液を塗り込んだあの無骨な右手を掴み、自らの湿りきった秘裂へと直接、ぐちゅりと押し当てた。 「あ……っ、椿姫……」 はじめの指先が、椿姫の熱く濡れそぼった割れ目へとずぶりと沈み込む。 そこはまるで溶けたバターのように柔らかく、そして火傷しそうなほど熱い粘膜の海だった。 はじめ自身には、妹をどう愛撫すればいいかという主導権は一切与えられない。 椿姫ははじめの手首を自らの白い両手でしっかりと掴み、彼を「愛撫する男」としてではなく、ただ「自分の身体を擦り付けて快楽を得るための便利な道具」として使い始めた。 彼女は自分の手で兄の指を前後にゆっくりと動かさせ、まずはぷっくりと充血して皮から飛び出したクリトリスと、その下のひくつく膣口とを、兄の人差し指と中指の腹で交互に擦り上げさせた。 「んっ、はぁぁ……っ、いいわ、兄さん……。兄さんの指、骨ばっていて、私のクリトリスをぐりぐりって押し潰してくる……。こうして、私の手で兄さんの手を動かして、私のおまんこを擦るの、すごく気持ちいい……」 グチュッ、クチュル、ジュプ、グチュルルッ……。 粘り気のある大量の愛液が、椿姫の秘裂から次々と湧き出し、はじめの指先から手のひら、さらには手首のあたりまでをドロドロに汚していく。 二十九回分の記憶を持つ椿姫の膣口は、入り口を擦り上げる兄の指を今すぐ奥まで吸い込もうとするかのように、ぱくぱく、ひくひくと淫らに脈打っていた。 「ほら、兄さん、分かるでしょう……? 私のおまんこの入り口が、兄さんの指を欲しがって、勝手に吸い付いているわ……。少しだけ、中に入れてあげる……」 椿姫ははじめの手首をぐっと押し込み、彼の中指と薬指の二本を、自らの熱くぬめった膣内へとズブリと挿入させた。 「あっ、んんっ……! 入った……兄さんの太い指が二本、私のおまんこの中をいっぱいに広げてる……っ!」 感度が良く、全身が性感帯と化した椿姫の肉体は、激しいピストンなどなくても、ただ兄の太い指が膣壁のヒダをゆっくりと押し広げ、奥の柔らかい粘膜をねっとりと撫で回すだけで、脳髄が溶けるような甘い快感に包まれていく。 椿姫ははじめの手首を操りながら、自らも白い腰を前後にグラインドさせ、兄の指へと自分のおまんこを激しく擦り付け続けた。 さらに彼女は、兄の親指がちょうど自分のクリトリスに当たり、小指の先端が秘裂の下のけつまんこの窄まりに当たるように角度を調整し、一つの手で自分のすべての性感帯を同時に刺激させたのだ。 「はぁ、あっ、あんっ……! すごい、兄さんの手ひとつで、クリトリスもおまんこも、後ろのけつまんこの入り口も、全部いっぺんに擦られてる……っ! あいつらの匂いなんて、もうどこにもないわ……兄さんのよだれと、私のおまんこの蜜で、全部上書きされていく……っ!」 グチュグチュと部屋中に響き渡る水音の中、椿姫は快感の波が頂点へと昇り詰めるのを感じ、白い首筋と背中をぎゅーっと大きく反らせて、甘く艶やかな吐息を長く漏らした。 「あぁぁっ、イク……っ、兄さんの指に擦り付けながら、おまんこイっちゃうぅっ……!」 膣内がキュウウッと激しく収縮してはじめの二本の指を万力のように締め上げ、その隙間から、ぷしゃあっ、と熱い愛液の奔流が溢れ出して、はじめの手のひらとシーツをびしょ濡れに染め上げた。 ■ 第三節:新規官能シーン加筆①――愛液まみれの指の強制味見と、四つん這いでの二穴見せつけ 背中をぎゅーっと反らせて絶頂の余韻に震えた後、椿姫はゆっくりと息を整えながら、自らの膣内から、愛液で白濁してテラテラと光り輝くはじめの指をズチュッと引き抜かせた。 指先からは、とろりとした濃厚な蜜が幾筋もの糸を引いて垂れ落ちている。 「ふふ……見て、兄さん。兄さんの手が、私のおまんこのお汁でこんなにドロドロになっちゃったわ……。ねえ、私の蜜がどんな味がするのか、兄さんの口で確かめてごらんなさい」 椿姫は愛液まみれになったはじめの右手首を掴んだまま、それをそのまま仰向けになっているはじめ自身の口元へと持っていき、彼の唇へと人差し指と中指を無理やり押し込んだ。 「んぐっ……!?」 自分の指にべったりとまとわりついた、妹の熱く濃厚な愛液。その甘酸っぱく、むせ返るような生々しい牝の味と匂いが、はじめの舌の上いっぱいに広がる。 「ほら、さっき私が兄さんの指をしゃぶってあげたみたいに、自分の指についた私のおまんこの汁を、綺麗に舐め取るのよ……。ちゅぱちゅぱって音を立てて、一滴残らず飲み込みなさい」 はじめは催眠にかかったように目を虚ろにさせながら、自分の指を舌で舐め回し、妹の愛液をゴクリと喉を鳴らして飲み干した。 その従順な道具ぶりを見届けた椿姫は、満足そうに頷くと、今度ははじめの目の前でくるりと後ろを向き、ベッドの上で四つん這いの姿勢をとった。 純白のネグリジェを背中までたくし上げ、白く丸みのある桃のようなお尻を、はじめの顔のすぐ目の前へと高く突き出す。 さらに椿姫は、自らの両手を後ろへ回して、自分のお尻の肉を左右へとグイッと大きく引き開いて見せた。 「ほら、兄さん……後ろからもよく見て……。私のおまんこと、けつまんこの両方の穴が、兄さんに見せつけたくてこんなにヒクヒクしているわ……」 引き開かれた白い双丘の谷間には、驚くほどエロティックな光景が広がっていた。 下側にある薄桃色の秘裂は、先ほどの絶頂によってぱっくりと口を開け、中からまだ透明な蜜をとろとろと溢れさせている。そして、そのすぐ上にある薄茶色の小さな菊座――けつまんこの窄まりもまた、垂れ落ちてきた愛液でぬるぬると濡れ光り、呼吸に合わせてきゅう、ぱく、と生き物のように繊細な皺を伸縮させていた。 「私、こうして後ろから全部の穴を兄さんに見られるのも大好きなの……。ほら、兄さんのその自分の口で綺麗にした指で、今度は後ろから、私のけつまんことおまんこを両方いっぺんに触ってちょうだい……」 椿姫がお尻をぷりぷりと揺らして誘うと、はじめは震える両手を伸ばし、突き出された妹のお尻へと吸い寄せられるように触れた。 椿姫の誘導に従い、はじめの右手の親指が濡れそぼったおまんこの膣口へと浅く沈み込み、同時に人差し指の腹が、ぬるぬるに濡れたけつまんこの蕾へとぷにゅりと押し当てられる。 「あっ、んんっ……! そう、そこよ、兄さん……っ。けつまんこの皺を、指の腹でくるくるって撫でながら、おまんこの入り口を引っ掻いて……っ! あぁ、お尻の穴まで熱くなって、変になっちゃう……っ!」 見せつけられる興奮と、二つの穴を同時に弄られる倒錯的な快感に、椿姫はシーツに顔を埋めて甘い嬌声を上げ続けた。 ■ 第四節:新規官能シーン加筆②――鬱血肉棒への密着素股・けつまんこ素股によるマーキングの極致 四つん這いでの見せつけと二穴弄りで十分に粘膜を充血させた椿姫は、いよいよ今夜のマーキングの総仕上げへと移った。 彼女は仰向けに横たわり、いまだに射精を許されず赤黒く反り上がったままのはじめの肉棒を見下ろすと、その腰の上へとゆっくりと跨った(騎乗位の体勢)。 「兄さん……ずっと我慢させてごめんなさいね。兄さんのここ、もう張り裂けそうなくらいパンパンに膨らんでいるわ……。今から、私のこの濡れたおまんことけつまんこを、兄さんのこれに直接擦り付けてあげる……」 「つ、椿姫……っ、まさか、入れるのか……!?」 はじめが驚愕に目を見開く。 だが、椿姫はひややかに、そして残酷なほど甘く微笑んで首を振った。 「ふふ、まだおまんこの中には入れてあげないわよ。だって、簡単に入れてあげたら、兄さんったら一瞬でイってしまうでしょう? ……今日はただ、私の熱い割れ目とけつまんこの入り口に、兄さんの硬い棒を挟んで、私の蜜でコーティングしてあげるだけよ」 椿姫は腰をゆっくりと沈め、お腹の上に倒したはじめの太い肉棒の上へと、自らの濡れそぼった秘裂の割れ目を――ぺたり、ぐちゅり、と縦に重ね合わせて密着させた(密着素股)。 「あ、あぁぁっ……!!」 「んんっ……! あぁ、熱い……っ! 兄さんの硬い棒が、私のおまんこの割れ目にぴったりハマって、クリトリスからけつまんこのところまで、全部に当たってるわ……!」 挿入はしていない。しかし、大量の愛液でぬめりきった椿姫の左右の大陰唇が、はじめの太い陰茎の竿を両側からむにゅりと包み込み、まるで浅い膣の中に入ったかのような錯覚を与える。 椿姫ははじめの胸板に両手をつき、白い上体を起こして胸元のネグリジェの隙間から乳房を揺らしながら、自らの腰を前後にゆったりと、ねっとりとグラインドさせ始めた。 グチュッ、ヌチュル、ズチュ、グチュチュッ……! 肉棒の背筋と、少女の充血した秘裂およびクリトリスが直接擦れ合い、白濁した愛液と先走り汁が泡立って二人の結合部をドロドロに濡らしていく。 椿姫は前後に腰を動かすたびに、わざと少しお尻を浮かせて位置をずらし、はじめのパンパンに張った亀頭のカリ首を、自分の膣口の入り口に引っ掛けては外し、さらに後ろへと滑らせて、キュッと窄まったけつまんこの入り口の蕾へとぐりぐりと擦り付けた(けつまんこ素股)。 「はぁ、あっ、んんっ……! ほら、兄さん、見て……兄さんの先っぽが、私のおまんこの穴と、けつまんこの穴の上を、ぬるぬるって滑っているわ……! どっちの穴も、兄さんの太い棒に擦られて、入り口がぷっくり広がっちゃってる……っ!」 「く、うぅっ、椿姫、腰を止めろ、本当に、出てしまう……っ!」 はじめがシーツをかきむしり、歯を食いしばって呻く。 しかし椿姫は少しも手を緩めない。彼女は激しい動きではなく、兄の肉棒の熱と硬さを自らの粘膜の隅々にまで記憶させるような、緩やかで甘い、しかし徹底的に逃げ場のない腰使いで、自分の愛液を兄のペニスと下腹部全体へと塗りたくり続けた。 「駄目よ、兄さん、動かないで……。私の気の済むまで、私のおまんこを擦り付けるための棒になっていなさい……っ。あぁ、クリトリスが兄さんの太い血管に引っかかって、すごく気持ちいい……っ! おまんこもけつまんこも、兄さんの匂いと熱でいっぱいになっていくわ……っ! あっ、また、またイク……っ!」 椿姫は兄の腰の上で白い身体をぎゅーっと大きく反らせ、長い黒髪を乱しながら、再び激しい絶頂へと達した。 ビクン、ビクンと小刻みに痙攣する秘裂から、熱い蜜がどくどくと溢れ出し、はじめの肉棒から陰嚢、そして下腹部までを完全に水浸しにしていく。 一方で、はじめの肉棒は、絶頂して収縮する椿姫の柔らかい肉びらと太腿の間で強く挟み込まれながらも、絶妙なタイミングで椿姫が腰を浮かせたため、またしても射精の瞬間を寸止めされ、行き場のない疼きにビクビクと脈打つことしかできなかった。 「はぁ、はぁ……んっ……。ふふ、兄さんのあそこ、私のおまんこのお汁でピカピカにコーティングされましたわね……。これで、兄さんの身体は隅から隅まで、全部私のものですわ」 荒い吐息を漏らしながら、椿姫は満足げに兄の肉棒を見下ろし、妖艶な舌なめずりをした。 (第五幕・完/第六幕へ続く) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】 第21章:家族の屈服と、閉ざされた「聖域」の完成(第六幕・最終幕) ■ 第一節:深夜の静寂――一階の怯える下僕と、二階の絶対君主 時計の針が深夜二時を回り、水無月家の屋敷全体が、深い海の底のような静寂に沈み込んでいた。 一階のリビングの奥にある寝室では、おそらく両親がいまだに眠れぬ夜を過ごしていることだろう。 父親は娘から怪物のように拒絶されたショックと罪悪感に打ちひしがれ、母親は娘がいつまたハサミを喉元に突き立てるか分からないという恐怖に震えながら、二階の物音ひとつひとつに神経を尖らせている。 彼らにとって、二階の奥にある椿姫の部屋は、もはや親の権威も常識も一切通用しない「不可侵の聖域」であり、同時に自分たちの息子を生贄として差し出した「開かずの祭壇」となっていた。 そんな一階の重苦しい怯えの気配を、床板越しに心地よいBGMのように感じながら――。 二階の鍵のかかったベッドの上では、椿姫が柔らかな羽毛布団のシーツに身を沈め、隣に横たわる兄・はじめの身体を、まるで大きな抱き枕のように抱き寄せていた。 「兄さん……もっとこっちへ寄って。私を後ろからじゃなくて、向かい合わせでぎゅって抱きしめていなさい……」 椿姫の命令に従い、全裸のままのはじめは、薄絹の純白のネグリジェを乱れたまま纏う椿姫の華奢な身体を、両腕で包み込むようにして抱きしめ、道具のように静かに横たわっていた。 今の彼には、自分の意志で腕を解くことすら許されていない。ただ妹の体温を保ち、妹が悪夢を見ないように寄り添い続けるだけの「生きた肉の毛布」としての役割が、彼の全身を縛り付けていた。 ■ 第二節:新規官能シーン加筆①――添い寝密着挟み込み拘束と、終わらない夜通しの微細調教 しかし、椿姫が求めた「抱き枕」としての機能は、単なる清らかな添い寝などではなかった。 向かい合って横向きに寝転がった椿姫は、自らの白い片脚をすっと持ち上げ、はじめの腰の上へと引っ掛けるようにして絡みつけた。 そして、先ほどの素股で愛液まみれになり、いまだに一滴の射精も許されずに赤黒く勃起したままのはじめの肉棒を、自らの熱く濡れそぼった秘裂の割れ目と、柔らかい太腿の付け根の間へと――再びむにゅり、ぐちゅり、と挟み込んで固定したのだ。 「う、あぁっ……!? つ、椿姫、このまま寝るのか……!?」 「ええ、そうよ、兄さん……。だって、兄さんのこの熱くて硬い棒が、私のおまんことけつまんこの入り口にぴったりくっついていてくれないと、私、寂しくて眠れないもの……」 横向きに抱き合った体勢のまま、椿姫の下着を着けていないおまんこの肉びらが、はじめの太い陰茎の竿にべったりと吸い付く。 さらに椿姫は、お尻を少し後ろへと引いて角度を調整し、はじめのパンパンに膨れ上がった亀頭の先端が、ちょうど自分の膣口のすぐ下から会陰部、そして濡れてひくつくけつまんこの窄まりの真上に当たるようにセットした。 「んっ……ほら、こうして脚を絡めて閉じると、兄さんのあそこが私のおまんこのお肉でぎゅーってサンドイッチされて、少しも動けなくなるでしょう? ……これが、私の抱き枕の正しい使い方よ」 椿姫ははじめの胸板に白い頬を寄せながら、絡みつけた太腿と腰を、ほんの少しずつ、呼吸のリズムに合わせてゆったりと上下前後に揺らし始めた。 クチュ……、ヌチュル……、じゅぷ……。 羽毛布団の下の温かく蒸れた空間で、二人の粘膜と愛液が擦れ合う微かな、しかし恐ろしく淫靡な水音が絶え間なく響き続ける。 激しい摩擦ではない。だからこそ、はじめにとっては地獄のような甘美な拷問だった。 妹の柔らかく熱いおまんこの割れ目が、自分の陰茎をぬるぬると撫で回し、時折きゅっと太腿が閉じられるたびに、亀頭の先端が妹のけつまんこの繊細な皺や、ぱくぱくと開閉する膣口へとむにゅりと押し付けられるのだ。 「はぁ、ん……っ、兄さんのここ、布団の中でどんどん熱くなって、ドクンドクンって脈打ってるのが私のおまんこに伝わってくるわ……。ねえ、兄さん、ただ抱きしめているだけじゃなくて、手もちゃんとお仕事をしなさい」 椿姫ははじめの左手を掴んで自分のネグリジェの胸元へと差し入れさせ、先走りと唾液で濡れた自分の柔らかい乳房と、ぷくりと尖った乳首を優しく揉みしだかせた。 さらに、はじめの右手を背中側から自分の丸いお尻の下へと回させ、その中指と薬指を、肉棒を挟み込んでいるすぐ後ろ――愛液でぬるぬるに濡れた自らのけつまんこの穴と、おまんこの入り口の隙間へとあてがわせた。 「そこよ、兄さん……。前からは兄さんの硬い棒でおまんこの割れ目を擦りながら、後ろからは兄さんの指で、私のけつまんこの入り口とおまんこの端っこを、優しくトントンって撫でていてちょうだい……。そう、私が眠るまで、ずっとその手を止めちゃ駄目よ……」 「あ、くぅ……っ、椿姫……っ」 はじめはもはや言葉を紡ぐこともできず、言われるがままに片手で妹の乳首を転がし、もう片方の指先で妹のけつまんこの蕾と秘裂の後端を愛液まみれになって撫で続けた。 椿姫は時折、快感に白い背中を布団の中でぎゅーっと反らせ、はじめの鎖骨や首筋に熱い唇を押し当てては、ちゅっ、じゅるっ、と甘く吸い付いてキスマークを刻み込んでいく。 ■ 第三節:新規官能シーン加筆②――嫉妬と独占欲の刷り込み・耳元での悪魔的囁き 夜通しの微細な密着摩擦によって、布団の中は二人の体温と、椿姫のおまんこから溢れ出し続ける濃厚な愛液の匂いで、むせ返るような温室と化していた。 椿姫ははじめの首筋を舐め上げながら、その唇を、先ほど自分の唾液で中まで濡らしたはじめの耳元へとそっと寄せた。 ここからが、次の段階――第22章へと繋がる、最も重要で残酷な「心理調教」の仕上げだった。 今まで「受動的な保護者ロボット」として機能させてきたこの兄の脳内に、どす黒い「雄としての嫉妬と狂気の独占欲」の種を植え付け、発芽させるための囁き。 「ん、ちゅ……っ、ねえ、兄さん……。こうして兄さんの硬いあそこを私のおまんこに挟んでいると、とても安心するけれど……でも、時々、思い出しちゃうの……」 椿姫はわざとらしく切なげな吐息を漏らし、自分の膣口を、挟み込んでいるはじめの亀頭へとぐちゅりと強く押し付けた。 「私のこのおまんこの中も、口の中も、胸の上のこの紫色の傷跡も……まだ、あの男たちの汚い指や、あいつらの匂いが残っている気がするの……。さっき兄さんの指と私の蜜で入り口は塗ってもらったけれど……でも、おまんこの一番奥の深いところや、けつまんこの奥までは、まだ兄さんのもので上書きされていないわ……」 「っ……!!」 耳元で囁かれたその言葉に、はじめの身体が雷に打たれたかのように激しく硬直した。 椿姫の言葉は、猛毒のように彼の脳髄へと染み込んでいく。 「もし、このままあいつらの痕跡が私の中に残っていたら……私、また思い出して壊れてしまうかもしれない……。ねえ、兄さん……兄さんは、自分の大切な妹のおまんこが、他の男たちの形のままになっているの、平気なの……? 私のおまんこも、けつまんこも、全身の傷跡も、全部兄さんのその太い棒と熱いお汁で塗り潰して、あいつらの記憶を消したいって……そう思わないの……?」 椿姫は囁きながら、絡めた脚にぐっと力を込め、自分の濡れそぼった膣口の入り口へと、はじめの亀頭の先端をほんの少しだけ、ぷっくりと食い込ませて見せた。 ぬるり、と熱く柔らかい膣肉の入り口が亀頭の先端を咥え込みかけた瞬間――はじめの瞳の奥で、これまで抑え込まれていた何かが、ぷつりと音を立てて千切れた。 保護欲という名の仮面の下で、何時間も妹の裸体と愛液と甘い喘ぎ声に晒され続け、寸止めされ続けてきた雄の本能。そして「妹の身体に残る他の男たちの痕跡を、自分の手で、自分の性器で完全に消し去り、自分だけのものにしたい」という、狂気的なまでの嫉妬と独占欲。 はじめの腕の力が急に強まり、その荒い鼻息が椿姫の首筋に熱く吹きかかる。 だが、椿姫はその変化を敏感に察知すると、ふっと腰を引いて亀頭を膣口から外し、いたずらっぽく、しかし絶対的な支配者の余裕をもって微笑んだ。 「ふふ……いい目をするようになったわね、兄さん。でも、それはまた明日のお楽しみよ。今夜はまず、この部屋が私たちの永遠のお城になったお祝いだもの……このまま、私のおまんこで兄さんのこれを挟んだまま、朝まで大人しく私を抱きしめていなさい」 ■ 第四節:聖域の完成――ただ抱くための肉塊と、女主人たる微笑み 激しく波打つはじめの胸板に白い頬をぴったりと寄せ、椿姫は再びゆったりと目を細めた。 そして、暗い部屋の天井を見つめながら、そのひややかに澄み切った瞳の奥で、今日という一日の完璧な勝利を静かに反芻した。 (お父様もお母様も、完全に屈服した。大学へも行かせない。友達も作らせない。社会からも完全に切り離した。お父様たちはもう、ノックなしにはこの二階の廊下にすら近づけない……) 太腿の付け根では、いまだにはじめの熱い肉棒が、椿姫のおまんことけつまんこから溢れ出る愛液にまみれてビクビクと脈打ち続けている。 胸元にははじめの腕が回され、彼の指先は今も椿姫の乳首とお尻の谷間を、言われた通りに撫で続けていた。 (兄さんはもう、人間なんかじゃありませんわ。この閉ざされた聖域の中で、ただ私を抱き、私のおまんこを濡らし、私の命令通りに快楽を捧げるためだけに生きる、私専用の肉塊ですわ) すべてが、三十回目の設計図通りに完成した。 あとは、今夜自分が耳元で植え付けた「嫉妬と独占欲」の種が、明日、はじめの中で大輪の狂気の花を咲かせるのを待つだけだ。彼が自らの意志で暴走し、男たちの痕跡をすべて消し去るために、私を頭の先からつま先まで、おまんこもけつまんこも全身を上書きしようと襲いかかってくるのを、余裕たっぷりに受け止めて弄んでやればいい。 「おやすみなさい、兄さん……。私の可愛い、一生モノの抱き枕さん……」 椿姫は最後に一度だけ、挟み込んだ兄の肉棒をおまんこの肉びらできゅっと甘く締め上げてから、その桜色の唇に、完全なる女主人のひややかで美しい微笑みを浮かべた。 閉ざされた二階の聖域は、むせ返るような愛液の香りと、終わりのない支配の熱気を孕んだまま、静かに更けていった。 (第21章・完/第22章『狂気の独占欲と、全身上書きの聖餐』へ続く) 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(一) 【第4部:絶望のヒーローと、全身上書きの聖餐】  六月中旬の夕暮れ時は、梅雨入り前の湿り気を帯びた重たい空気が、水無月家の屋敷全体を真綿のように包み込んでいた。  窓の外では、傾きかけた茜色の陽射しが庭木々の葉先を赤銅色に染め上げ、やがて訪れる濃密な夜の気配を少しずつ手繰り寄せている。しかし、二階の奥に位置する椿姫の自室だけは、外界の時間の流れから完全に切り離されたかのように、厚手の遮光カーテンによって薄暗い黄昏の領域に閉ざされていた。  退院からおよそ二週間が経過した夜。  かつては清楚で品行方正な優等生であった水無月椿姫の部屋は、今や両親すらも無断で足を踏み入れることを許されない、兄妹二人きりの絶対的な「聖域」――あるいは甘美なる「愛の監獄」へと変貌を遂げていた。  コン、コン、と控えめなノックの音が廊下側から響き、やがてトレイが床に置かれる微かな物音とともに、階下へと去っていく母親の遠慮がちな足音が遠ざかっていく。  扉の前に置かれた夕食のトレイを回収するのは、常に兄である水無月はじめの役目だった。  ガチャリ、と静かに内鍵を外して扉を細く開け、廊下に置かれた銀盆を抱え上げて部屋へと戻ってくるはじめの背中を、椿姫は天蓋付きの大きなベッドの上から、羽毛布団を胸元まで引き上げた姿でじっと見つめていた。  薄暗い室内灯の淡い琥珀色の光が、椿姫の艶やかな黒髪と、湯上がりでもまだないのにどこか湿り気を帯びた白い肌を柔らかく照らし出している。彼女の双眸は、一見すると嵐に怯える小鳥のように潤み、微かに揺らいでいた。だが、その漆黒の瞳の奥底には、いかなる感情の波風も立たない、氷のようにひややかで透徹した計算の光が宿っていることを、目の前の兄は少しも気づいてはいなかった。 「……椿姫、夕食を持ってきたぞ。温かいポタージュと、柔らかく煮込んだ白身魚のムニエルだ。母さんが、お前が食べやすいようにって小さく切ってくれている」  はじめがベッドサイドの小さな丸テーブルにトレイを置き、椅子を引き寄せて腰を下ろす。その声には、傷ついた妹を少しでも刺激しまいとする過剰なまでの優しさと、自らが彼女を守らなければならないという強迫観念にも似た使命感が滲んでいた。  椿姫はゆっくりと睫毛を伏せ、白い陶器のような頬をかすかに綻ばせると、消え入りそうなほどか細く、それでいて鼓膜の奥に直接絡みつくような甘い声で囁いた。 「ありがとうございます、兄さん……。でも、ごめんなさい。私、どうしても手が震えてしまって……自分ではうまくスプーンを持てそうにないの。……兄さんが食べさせてくださらなければ、きっと少しも喉を通りませんわ」  シーツの上に出された椿姫の華奢な指先が、まるで目に見えない悪漢の影に怯えるかのように、頼りなげにぷるぷると震えてみせる。  それは、緻密に計算し尽くされた完璧な演技だった。  実際のところ、彼女の肉体に刻まれた外傷はすでに癒えきっており、神経の震えなどどこにも存在しない。それどころか、彼女の五感はかつてないほど鋭敏に研ぎ澄まされ、目の前にいる兄という一個のオスをいかにして自らの掌の上で転がし、完全に支配下へ置くかという愉悦に満ちていた。 「謝るなよ、椿姫。お前が謝ることなんて何一つないんだ。……ほら、俺がいくらでも食べさせてやるから、ゆっくり口を開けて」  はじめは即座に銀のスプーンを手に取り、琥珀色のコンソメが浮かぶ白いポタージュを掬い上げると、ふうふうと丁寧に息を吹きかけて冷ましてから、椿姫の唇へと差し出した。  そのあまりにも従順で、献身的な動作。  椿姫は内心でひややかに微笑みながら、赤い花弁のような唇をほんの少しだけ開き、差し出されたスプーンの先端をちろり、とピンク色の舌先で迎え入れた。 (ふふ……本当に単純で、愛おしいほどに扱いやすい私の兄さん。私がこうして少し肩を震わせ、潤んだ瞳で見上げてみせるだけで、あなたは自分が世界中でただ一人の救世主になったかのように錯覚してくださるのですね)  こくり、と細い喉を鳴らして温かいスープを嚥下しながら、椿姫の頭蓋の奥では、極めて合理的でひややかな将来への青写真が鮮明に描かれていた。  先日、彼女が自らの肉体を盾にし、錯乱した被害者を演じきったことで、世間体と娘の命を天秤にかけた両親はついに完全に屈服した。今やこの水無月家において、椿姫の言葉は絶対の法であり、「はじめが傍にいなければ椿姫は精神を崩壊させて命を絶ってしまう」という認識が、両親の骨の髄まで深く刷り込まれている。  だが、椿姫は決して、このまま一生をこの薄暗い部屋の中で過ごし、兄と二人きりで社会から隔絶されたまま朽ち果てるつもりなど毛頭なかった。 (ずっとこの部屋に引きこもっているつもりなど、少しもありませんわ。私は元来、太陽の下で誰からも称賛され、羨望の眼差しを浴びて生きるべき女なのですもの。今はただ、両親に『はじめがいなければこの子は死んでしまう』と徹底的に思い知らせ、退路を断たせるための準備期間に過ぎません)  二度目、三度目と、はじめの手から差し出されるスプーンを口に含みながら、椿姫はさらに先の未来――自らが設計した究極のハッピーエンドへの道筋を反芻する。 (然るべき時期が来れば、私は『兄さんの献身的な愛と介護のおかげで、少しずつ心の傷が癒え、外の世界に出られるようになった』という奇跡の回復劇を演じてみせますわ。怯えながらも兄さんの手を握りしめ、一歩ずつリビングへ、庭へ、そして社会へと復帰していく健気な妹……。そんな姿を見せられたら、お父様もお母様も、兄さんを我が家の救世主として崇め奉るしかなくなりますもの)  そうなれば、もはや誰が二人の仲を引き裂くことができようか。  「はじめが離れたら、せっかく回復した椿姫がまた壊れてしまうかもしれない」という恐怖と、「椿姫を絶望の淵から救い出してくれた感謝」が二重の鎖となって両親を縛り上げる。やがては、兄と妹が実質的な夫婦として生涯添い遂げることすら、家族も周囲も涙を流して祝福せざるを得なくなるのだ。 (そう、世界中が私たちの歪で甘美な愛を認め、祝福するしかない完璧なハッピーエンド。そのためにはまず、この部屋の主導権ではなく、兄さん自身の魂と肉体に、一生外れない首輪を嵌めなければなりませんわ)  椿姫が物語の完全なる支配者として君臨するためには、はじめが「妹に誘惑されて流された」のではなく、「妹を救うために、自らの強い意志と欲望によって妹のすべてを奪い、上書きした」という逃れようのない既成事実と責任感を、彼の脳髄に深く焼き付ける必要があった。  はじめという男は、複雑な内面や対等な葛藤を持つパートナーである必要はない。椿姫の巧みなトラウマ演技と、目の前に晒される爛熟した女体の刺激によって、オスの独占欲と庇護欲を暴発させられる――舞台装置であり、精液を注ぎ込むための都合の良い道具として機能してくれればそれでいいのだ。 「……んっ、はぁ……美味しいわ、兄さん。兄さんの手からいただくと、お腹の奥までぽかぽかと温かくなります……」  椿姫はわざとらしくうっとりとした吐息を漏らし、次の一口が運ばれてきた瞬間、意図的に唇の端からとろりとした白いポタージュの雫を零してみせた。  白いスープの筋が、彼女の小さな顎を伝い、華奢な鎖骨の窪みを通って、薄手のシルクのネグリジェに包まれた豊かな双丘の谷間へとツーッと滑り落ちていく。 「あ……っ、ごめんなさい、兄さん。私ったら、うまく飲み込めなくて……胸元が汚れてしまいましたわ」 「大丈夫だ、今拭いてやるからな」  はじめが慌ててトレイの上のナプキンに手を伸ばそうとした、その瞬間だった。  椿姫の白く細い指が、すっと伸びてはじめの手首を優しく、しかし決して逃がさない絶妙な力加減で掴み止めた。 「いいえ、兄さん……紙なんかで擦ったら、私の肌が赤くなってしまいますわ。ここはまだ、あいつらに乱暴に掴まれた記憶が残っていて、少しの摩擦でもヒリヒリして怖いの……」  椿姫は潤んだ瞳ではじめを下から見上げ、ネグリジェの胸元のリボンを、自らの指先でスルスルと解き始めた。  はらり、と薄いシルクの布地が左右に開き、ランプの淡い光の中に、驚くほど豊満で張りのある白い乳房の上半分と、深く刻まれた魅惑的な谷間が露わになる。そこには、先ほど零れ落ちた白いポタージュの雫が、まるで濃厚な精液の飛沫のように艶めかしく光りながら張り付いていた。  そして、その白い肌のすぐ脇には、退院から二週間が経って薄れかけているとはいえ、男たちに強く吸い上げられ、指を食い込まされた鬱血の痕が、淡い紫色の花弁のように点々と残っていたのである。 「……っ、椿姫……」  はじめの喉が、ゴクリと大きく上下に動いた。  妹の無防備な白い双丘と、そこに刻まれた忌まわしい他人の痕跡。その二つが同時に視覚へと飛び込んできたことで、はじめの瞳孔が急速に開き、呼吸が浅く速くなっていくのを、椿姫はひややかに観察していた。 「お願いい、兄さん……。ナプキンなんかじゃなくて、兄さんの温かい指と……お口で、綺麗にしてくださらない? あいつらの気持ち悪い感触を思い出す前に、兄さんの優しい感触で、この汚れを拭い取ってほしいの……」  それは、拒絶することなど到底不可能な、哀れな被害者からの甘い懇願だった。  はじめはすでに、自分の意思で考えているつもりでいながら、椿姫が敷いたレールの上を忠実に歩かされるだけの操り人形となっていた。 「……わかった。お前がそれで安心するなら、いくらでも綺麗にしてやる」  低く掠れた声で応じると、はじめは椅子から腰を浮かせ、ベッドの上の椿姫へと上半身を傾けた。  まずはその大きな人差し指が、恐る恐るといった様子で椿姫の鎖骨から胸元の谷間へと触れ、とろりとしたスープの雫を掬い取る。  指先が触れた瞬間、椿姫は計算通りに背中をびくっと震わせ、鼻腔をくすぐるような甘い吐息を漏らした。 「ひゃんっ……! あ、はぁっ……兄さんの指、すごく熱いわ……。私の冷たい肌が、兄さんの体温で溶けてしまいそう……」  椿姫は自分の手で、はじめの指先をさらに深く、左右の白い乳房がぶつかり合う谷間の奥へと導いた。  吸い付くようにきめ細かく、驚くほど柔らかな弾力を持った双丘の肉が、はじめの指を左右からむぎゅっと包み込む。指の腹で白い肌をなぞるたび、残っていたスープが体温で温められ、ぬるりとした淫靡な感触となって二人の肌の間で糸を引いた。 「んっ、ふぁ……っ、そこ、指だけではまだ残っていますわ……。兄さん、舌で……兄さんの熱い舌で、直接舐め取って……」  椿姫が白い首筋を後ろへ反らし、胸を突き出すような姿勢をとる。  その挑発的なポーズに吸い寄せられるように、はじめは顔を埋め、椿姫の鎖骨の下から乳房の谷間へと熱い唇を押し当てた。  ちゅっ、じゅるるっ……と、静かな部屋の中に、湿った粘膜が肌を吸い上げる生々しい水音が響き渡る。  はじめのざらついた舌が、白い双丘の斜面を這い回り、スープの残滓を唾液ごと丁寧に舐め取っていく。そのたびに、彼の荒い鼻息が椿姫の敏感な肌に直接吹きかかり、ネグリジェの薄い布地越しに、先端の蕾がぷっくりと硬く充血し始めるのがわかった。 (ふふ……いい子ですわ、兄さん。まるで餌に群がる忠犬のように、私の肌を夢中で舐め回して……。ほら、あなたの息遣いがどんどん獣のものに変わってきていますわよ)  内心ではひややかな優越感に浸りながらも、椿姫の唇から零れ落ちるのは、兄の庇護欲と加虐心を同時に狂わせる極上の嬌声だった。 「あぁっ、んんっ……! 舌が、兄さんの舌が柔らかくて……気持ちいい、ですわ……っ。あいつらに舐められた時は、吐き気がするほど汚らわしくて、死んでしまいたかったのに……兄さんにこうして舐められると、胸の奥がじんじんして、すごく安心するの……っ」  「あいつらに舐められた」という一言が、はじめの動きをぴくりと止めさせ、次の瞬間には、その舌遣いを何倍も激しく、執拗なものへと変貌させた。  ちゅぶっ、じゅるっ、れろぉっ……!  はじめはまるで、妹の肌に残る見えない汚物を自らの唾液で洗い流そうとするかのように、椿姫の乳房の内側から外側へと舌を激しく這わせ始めた。特に、淡く残る紫色の鬱血痕の上をなぞる時、彼の唇には明らかな嫉妬と怒りの力がこもり、ちゅうっと強く肌を吸い上げては、自らの唾液でべっとりと濡らしていく。 「はぁっ、んっ、兄さんっ……! そんなに強く吸われたら、兄さんの痕がついちゃう……っ。でも、いいの……あいつらの汚い痕の上に、兄さんの唇の痕をいっぱい重ねて……っ!」  椿姫は細い指をはじめの後頭部の髪に絡め、彼の顔を自らの豊かな乳房へと強く押し付けた。  すでにスープの汚れなど完全に消え去っていたが、一度火のついたはじめの舌は止まらない。彼は開いたネグリジェの襟元をさらに左右へと押し広げ、白い双丘の頂に咲く淡い桃色の乳首を露わにすると、吸い寄せられるようにその片方を口内へと含んだ。 「ひゃうっ……!? あ、ああっ……! 乳首、おっぱい、吸われちゃって……っ!」  椿姫はベッドの上で背中をびくっと反らせ、甘い悲鳴を上げた。  はじめの熱い口内が、ぷっくりと勃起した乳首を根元まで包み込み、舌先でちろちろと転がしながら、頬を窪ませてジュウッと強く吸い上げる。  ちゅるっ、じゅぷっ、ちゅううっ……!  まるで赤子が母乳を求めるかのような、それでいてオスの独占欲が剥き出しになった貪欲な吸引。  椿姫の肉体は、すでに兄の気配と接触だけで即座に快楽へと順応するよう完全に開発されきっていた。乳首を甘噛みされ、舌の腹で押し潰されるたびに、背骨を駆け抜ける甘い電流が下腹部へと直撃し、シルクのショーツに包まれた秘裂の奥から、とろりとした透明な愛液が止めどなく溢れ出し始める。 (ああ……身体の芯が熱くなってきますわ。演技で声を上げているはずなのに、兄さんの不器用で必死な舌遣いが、私の乳首をこんなにも気持ちよくさせるなんて……)  椿姫は自らの快感を少しも隠すことなく、むしろそれを何倍にも増幅させてはじめへとフィードバックさせた。 「んぁっ、はぁっ、兄さん、すごい……っ! おっぱいの先っぽ、兄さんのお口の中でコリコリってされて……頭の中が真っ白になりますわ……っ。こっちも……右のおっぱいも、寂しいから舐めて……あいつらに抓られた記憶が消えるくらい、兄さんの唾液でいっぱいに濡らしてくださいませ……っ」  懇願するように右の乳房を自ら両手で持ち上げ、ぷるんと揺れる先端をはじめの唇の前へと突き出す。  はじめは荒い息を吐きながら、言われるがままに左の乳首から口を離し――その先端から銀色の唾液の糸を長く引きながら――すぐさま右の乳首へと食らいついた。  れろっ、ちゅぷっ、じゅるるっ……!  空気に晒された左の乳首がひんやりとした室内の空気に触れてさらに硬く尖るのを放置せぬよう、はじめの空いた左手が、椿姫の左の乳房を鷲掴みにした。  むにゅり、と指の隙間から溢れ出るほど豊かな白い肉塊。はじめの無骨な指が、その柔らかさを確かめるように深く食い込み、親指と人差し指で濡れた左の乳首を摘まみ上げては、くいくいと捻り回す。 「あひっ、んんっ……! 両方の乳首、同時にいじめられたら……っ、私、おかしくなっちゃいますわ……っ! あぁっ、兄さんの手、大きくて力強くて……おっぱいの形が変わっちゃう……っ!」  椿姫の嬌声が部屋の中に淫靡に反響する。  だが、これだけではまだ足りない。夕食のついでに行われたこの軽い前戯の段階で、はじめの理性をさらに削り取り、股間の凶器を苦しいほどに充血させておかなければならないのだ。  椿姫は熱っぽく潤んだ瞳で、ベッドサイドのテーブルに残された銀のスプーンへと視線を走らせた。そして、自らの右手を伸ばしてそのスプーンを掴むと、ネグリジェの裾を太腿の付け根までずり上げ、白い下腹部と、すでに愛液でぐっしょりと湿り始めたシルクのショーツを晒け出した。 「……椿姫、何を……?」  乳首を吸いながら、はじめが怪訝そうに視線を下ろす。  椿姫は妖艶に微笑み、しかし声だけはどこまでも可憐で無垢な響きを保ったまま、手にした銀のスプーンの丸い背を、自らのショーツのクロッチ部分――愛液が染み出して半透明に透けている秘裂の真上へと押し当てた。 「だって、兄さん……おっぱいばかりそんなに優しくされたら、お腹の下の方も、切なくて疼いてしまいますもの……。見て、兄さん。兄さんにスープを食べさせてもらっただけで、私、ここがこんなに濡れてしまったの……」  くちゅり、と湿った布地越しに銀のスプーンが秘裂の割れ目へと食い込む。  椿姫が自ら手を動かし、スプーンの背で縦筋を上下にゆっくりと擦り上げると、布地の内側から染み出した粘り気のある愛液が、冷たい銀の表面をぬるりと濡らして鈍く光った。 「んっ……ふぁぁっ……! 冷たいスプーンが、熱いところに当たって……っ、あぁっ、兄さん、見ていて……っ。私、兄さんの前じゃないと、もうご飯を食べることすらまともにできない身体になってしまいましたわ……」  自分の目の前で、最愛の妹が食事用のスプーンを股間に擦り付け、愛液で濡らしていくという背徳の極み。  はじめの呼吸はもはや完全に乱れきり、彼の履いているスラックスの股間部分が、内側から突き上げる巨大な肉棒の膨張によって、ちぎれんばかりに大きく盛り上がっているのが椿姫の目にもはっきりと見て取れた。 「ほら、兄さん……このスプーン、私のお汁でいっぱいになってしまいましたわ。……これも、さっきのスープみたいに、兄さんが綺麗に舐め取ってくださる……?」  椿姫はショーツの脇を指でずらし、露わになったピンク色の秘裂の割れ目へと、直接銀のスプーンの先端を滑り込ませた。  ぬちゅっ、くちゅるっ……と、とろけるような粘膜の音が響き、充血したクリトリスの包皮と小陰唇の間をスプーンの縁が優しく撫で回す。椿姫は腰をくねらせ、びくっと身体を跳ねさせながら、愛液をたっぷりと掬い上げた銀のスプーンを、はじめの鼻先へと突き出した。  銀の皿の上には、透明で濃厚な乙女の蜜が、夕暮れの淡い光を反射してとろりと糸を引いて溜まっている。むせ返るような甘い雌の芳香が、湯気立つポタージュの香りを完全に塗り潰して、はじめの鼻腔を直撃した。 「……っ、椿姫……お前……」 「お願いい、兄さん……。私の身体から出るものは、全部兄さんに受け止めてほしいの。そうじゃないと、私、まだ自分の身体が汚れているような気がして、怖くてたまらないのよ……っ」  ポロポロと大粒の涙を睫毛の先から零してみせる椿姫。  その涙を見た瞬間、はじめの中に残っていた僅かな躊躇は完全に吹き飛んだ。  彼は椿姫の手首を掴み、差し出された銀のスプーンに唇を寄せると、そこに溜まった粘り気のある愛液を、じゅるっ!と音を立てて一気に啜り上げた。 「あぁっ……♡ 兄さん、飲んでくださったのね……私の、いやらしいお汁……」  はじめの舌がスプーンの表も裏も綺麗に舐め回し、甘酸っぱく濃厚な妹の蜜を喉の奥へと嚥下する。  その姿を眺めながら、椿姫は下腹部の奥がキュウッと甘く収縮するのを感じていた。自分の体液を、兄が救済という名目のもとに喜んで飲み干している――その絶対的な支配の構図こそが、椿姫にとって何よりの媚薬であった。 「でも、兄さん……スプーンだけでは、まだ奥の方が熱いままなの……。お風呂に入る前に、少しだけ……兄さんの指で、ここがちゃんといつもの私に戻っているか、確かめてくださらない……?」  椿姫はスプーンをシーツの上に放り投げると、自らの両手でシルクのショーツを太腿の半ばまで引き下ろし、M字に大きく両脚を開いてみせた。  薄暗いランプの光の中に、毛の一本もないつるりとした白い恥丘と、すでに愛液で濡れそぼり、ぴくぴくと小刻みに呼吸するように蠢く鮮やかな桃色の秘裂が、あられもなく晒け出される。  太腿の内側には、あの忌まわしい事件の際に男たちの指が食い込んだ青黒い痣がまだうっすらと残っており、それがかえって中央の無垢なピンク色の粘膜の艶めかしさを残酷なほど引き立てていた。 「ここ……あいつらに無理やりこじ開けられてから、夜になると急に怖くなって、震えが止まらなくなるの……。兄さんの優しい指で触れて、『ここはもう俺だけの場所だ』って、私の身体に教えてほしいの……」  その言葉は、はじめのオスの本能に対する最も効果的な点火剤だった。  「俺だけの場所」――その響きに突き動かされるように、はじめは吸い寄せられるままに右手を伸ばし、椿姫の濡れそぼった秘裂へとその無骨な指先を触れさせた。 「んっ、はぁぁっ……! 兄さんの指……熱い……っ!」  くちゅり、と音を立てて、はじめの中指が縦に並んだ花弁の隙間へと分け入る。  傷ついているどころか、椿姫の秘所は兄の指を待ち侘びていたかのようにとろとろに溶けきっており、何の抵抗もなく指の腹をぬるりと包み込んだ。  はじめはまず、太腿の内側に残る鬱血痕を親指の腹で優しく撫でさすりながら、中指と薬指の二本を使って、濡れた小陰唇をゆっくりと上下に擦り上げた。 「あ、んんっ……! そこ、すごく敏感になってるの……っ。兄さんの指が動くたびに、くちゅくちゅって音がして……恥ずかしいのに、お尻が勝手に浮いちゃいますわ……っ」  椿姫はシーツを両手で握りしめ、白い腰を艶めかしく波打たせて、はじめの指へと自らの秘所を押し付けていく。  はじめの指先が、ぷっくりと包皮から顔を覗かせた桃色のクリトリスに触れた瞬間、椿姫はひときわ高い嬌声を上げて背中をびくっと反らせた。 「ひゃんっ! あぁっ、そこっ……豆、兄さんの指で転がされたら、ダメぇっ……! 電気みたいにビリビリって走って……っ、あ、あぁっ!」  くちゅ、にゅるっ、くちゅるるっ……!  はじめの指は、妹を慰撫するという最初の目的を忘れ、次第にその反応を楽しむかのように執拗にクリトリスを捏ね回し、さらには膣口へと指先を沈め始めた。  第一関節、第二関節と、太い中指がぬめり気を帯びた肉壺の浅い場所へと侵入していく。椿姫の膣内は驚くほど熱く、細かいヒダが幾重にも重なり合って、侵入してきた兄の指をちゅぷちゅぷと貪欲に吸い付くように歓迎した。 「はぁ、はぁ……椿姫、お前の中、すごく熱くて……俺の指を離さないぞ……」 「だって、兄さんの指なんですもの……っ! んっ、あぁっ、私の身体、兄さんのものしか受け付けないように、もう作り変えられてしまっているのよ……っ。もっと、もっと奥まで指を入れて……私の入り口が、兄さんの指の形を覚えるくらい、いっぱい掻き回して……っ!」  椿姫が涙声で甘く喘ぎながら、引き下げていたショーツを片足から完全に抜き去り、自由になった白い両脚をはじめの腰へと絡みつかせる。  ぐちゅっ、じゅぷっ、くちゅぷっ……!  はじめの中指と薬指の二本が、浅い膣内を小刻みに抜き差しされ、上側のザラついたGスポットを擦り上げるたびに、椿姫の秘裂からは透明な愛液が白濁した泡を立てながら溢れ出し、はじめの指の付け根から手のひら、さらにはベッドのシーツまでをもぐっしょりと濡らしていった。 (ああ、いいわ……もっと私の蜜で、あなたの手を汚しなさい。私の匂いと味をあなたの皮膚に染み込ませて、もう二度と私以外の女など触れられないようにして差し上げますわ)  椿姫はひややかな計算を胸の奥に秘めたまま、快楽の波に身を任せて激しく頭を振り乱した。  クリトリスを親指で強く押し潰され、同時に二本の指で膣壁の敏感な天井をグイグイと抉り上げられる。その容赦ない刺激に、椿姫の全身の筋肉がきゅうっと心地よく緊張し、つま先がピンと伸びきった。 「あ、あぁっ、イク……っ! 兄さん、お食事のあとすぐなのに、兄さんの指で……私、イかされちゃいますわ……っ! んんっ、あぁぁっ――!」  ぷしゃあっ、と小さな水音を立てて、秘裂の奥から熱い潮と愛液の奔流が噴き出し、はじめの手首までをびしょ濡れに染め上げた。  椿姫は背中をびくっと大きく反らせ、開いたままのネグリジェの胸元で豊かな双丘を激しく揺らしながら、長い絶頂の余韻にぷるぷると全身を震わせる。膣内の肉壁がキュウキュウと律動的に収縮し、中に挿入されたはじめの二本の指を万力のように強く締め付けた。 「はぁっ……はぁっ……んっ……兄さん、すごい……。指だけで、私をこんなに気持ちよくしてくださるなんて……」  ぐったりと枕に頭を預け、熱っぽい潤んだ瞳ではじめを見上げる椿姫。  はじめは自分の手を濡らす大量の妹の愛液を見つめ、荒い息を吐きながら、その指をゆっくりと膣内から引き抜いた。にゅるり、と粘り気のある音を立てて抜けた指先からは、銀色の愛液の糸が幾筋も椿姫の秘裂へと繋がっている。 「……椿姫、シーツも身体も、すっかり濡れてしまったな」 「ええ……全部、兄さんのせいですわ。私のお腹の中も、太腿も、兄さんに触れられてこんなにドロドロに溶けてしまいましたもの……」  椿姫はわざとらしく恥ずかしそうに内太腿をすり合わせ、濡れた秘裂の感触を確かめながら、甘く掠れた声で次なる舞台への誘導を口にした。 「ねえ、兄さん……こんなにお汁で汚れてしまったら、このままでは眠れませんわ。お風呂に入って、汗もお汁も綺麗に洗い流したいの……。でも、一人で浴室に行くのは怖くてたまらないのよ。閉ざされたタイル張りの部屋を見ると、またあの男たちが扉を開けて入ってくるんじゃないかって……息ができなくなるの」  椿姫はベッドから上半身を起こし、ネグリジェが肩から滑り落ちるのも構わず、はじめの首筋へと白い両腕を絡みつかせてしがみついた。  濡れた乳首がはじめのシャツの胸元に擦り付けられ、甘く淫らな雌の匂いが彼の理性をさらに麻痺させていく。 「だから、お願いい……兄さんも一緒に、お風呂に入って。兄さんと一緒でなければ、私、お風呂になんて入れませんわ……」  耳元で囁かれたその言葉に、はじめが逆らえるはずもなかった。  彼は深く頷くと、半裸のまましがみつく妹の柔らかな肢体を、そのままお姫様抱っこの形で軽々と抱き上げたのである。  こうして、椿姫が周到に用意した第二の舞台――湯気の立ち込める密室のバスルームでの、さらなる支配と挑発の幕が上がろうとしていた。 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(二)  自室に付属する専用のバスルームは、あらかじめ張られていた熱い湯から立ち昇る白く濃密な湯気によって、一寸先も霞むような幻想的な密室と化していた。  カチャリ、と浴室の曇りガラスの扉が閉ざされた瞬間、外の空気とは完全に遮断された湿潤な熱気が二人の肌をねっとりと包み込む。換気扇の低く唸るような駆動音と、湯船から溢れ出たお湯がタイルの上をちょろちょろと流れていく水音だけが、やけに生々しく耳に届いた。 「……ほら、椿姫。着いたぞ。足元が滑りやすいから、俺の肩にしっかり掴まっていろ」  脱衣所から浴室の入り口へと椿姫を優しく下ろしながら、はじめは気づかいを見せる。彼自身は、妹に「服を脱ぐところを見られるのも、まだ男の人の威圧感を感じて怖いかもしれない」と配慮したつもりか、薄手の白いTシャツとハーフパンツを身につけたままの姿で浴室へと足を踏み入れていた。  しかし、当の椿姫はそんな兄の控えめな配慮など嘲笑うかのように、彼の目の前で自ら肩に掛かっていた薄手のネグリジェの紐へと指をかけたのである。 「兄さん……ありがとう。でも、私のことは心配しないで……。兄さんの前なら、私、どんなに無防備な姿になっても平気ですもの」  さらり、と湿った空気の中を滑り落ちるようにして、シルクのネグリジェが椿姫の白い肩から床へと剥がれ落ちた。  すでにベッドの上でショーツを脱ぎ去っていた彼女の肉体は、その瞬間、文字通り一糸まとわぬ完全なる全裸となって、湯気立つ浴室の照明の下に晒け出された。  濡れたように艶めく漆黒の長い髪が、華奢な肩から背中、そしてきゅっと括れた腰のラインを経て、桃のように丸く張り詰めた白い臀部の上まで流れ落ちている。正面を見れば、先ほどはじめの唾液と舌によってたっぷりと可愛がられたばかりの豊満な双丘が、その重みを感じさせない見事な張りを保ったまま誇らしげに突き出され、頂の淡いピンク色の乳首はまだ充血したままぷっくりと硬く尖っていた。  さらに視線を下ろせば、平坦で滑らかな白い下腹部の下には、愛液の名残でしっとりと濡れ光る無毛の秘裂が、閉じた花弁の隙間からわずかに鮮やかな内側の粘膜を覗かせている。 「……っ!」  はじめが息を呑み、思わず視線を逸らそうとするのを、椿姫は見逃さなかった。  彼女はわざとらしく小首を傾げ、寂しそうな、今にも泣き出しそうな声で兄を呼び止める。 「どうしたの、兄さん……? 私の身体、見ないでくださるの……? やっぱり、あの男たちに散々弄ばれて、汚い痕がいっぱいついてしまった私の身体なんて……兄さんにとっても、見るに堪えない汚らわしいものになってしまったのね……っ」  白い両腕で自らの豊かな乳房を抱き隠すようにしながら、椿姫はその場にしゃがみ込みそうになる。  その計算され尽くした「傷ついた妹」の演技が、はじめの胸を鋭い刃のように抉った。 「ち、違う! そんなわけないだろ、椿姫! お前が汚いなんて、俺は少しだって思ったことはない……! ただ、その……お前が恥ずかしいんじゃないかと思って……」 「恥ずかしくなんてないわ、兄さんになら……っ。むしろ、兄さんに目を逸らされる方が、自分が本当にゴミみたいに汚れてしまった気がして、死んでしまいたくなるの……っ。だから、見て……私の身体、ちゃんと見て、兄さんの手で綺麗に洗ってほしいの……」  椿姫は涙で潤んだ瞳ではじめを見上げ、彼の手を取ると、そのまま湯船の中へと一緒に足を踏み入れた。  ざぶぁっ、と豊かな湯が浴槽の縁から溢れ出し、タイルの床を激しく濡らす。  大理石調の広い浴槽の中に二人で身を沈めると、少し熱めの湯が椿姫の白い肌を瞬く間にほんのりとした桜色へと染め上げていった。お湯の浮力によって、彼女の豊満な双丘が水面近くでぷかりと浮かび上がり、波紋が揺れるたびにたわわな肉塊がぷるぷると淫靡に揺れ動く。  椿姫は湯船の中でくるりと背を向け、はじめのすぐ目の前に、自らの濡れた白い背中と肩口を晒すようにして腰を下ろした。そして、洗い場の棚に置かれていた柔らかい海綿スポンジと、甘い薔薇の香りがするボディソープのボトルを手に取り、振り返ってはじめの両手へと押し付けるように握らせたのである。 「兄さん……お願い。私、自分の手で自分の身体に触れると、あの男たちのざらざらした手のひらや、臭い息を思い出してしまって、吐き気がするの……。兄さんの優しい手で、私の身体を隅々まで洗ってくださらない……?」 「……ああ、わかった。俺が綺麗に洗ってやるから、安心しろ、椿姫」  はじめは言われるがままにスポンジにソープを垂らし、お湯を含ませてきめ細かな白い泡をたっぷりと立てた。  そして、まずは湯船の縁に腕を預けている椿姫の華奢な肩口から、うなじ、背中へと、泡立ったスポンジを優しく滑らせ始める。  しゅわっ、と心地よい泡の感触が肌を撫でるたび、椿姫は濡れた黒髪を片方の肩へと流し、白い首筋から肩甲骨のあたりに残る、薄れかけた青紫色の歯型や鬱血の痕を、これ見よがしにはじめの目の前へと突き出した。 「んっ……はぁ……兄さんの洗ってくださる手つき、すごく優しいわ……。でも、兄さん……見て。この首の後ろも、肩のところも……まだあいつらに噛みつかれた痕が消えないの……」  椿姫は湯船から少しだけ腰を浮かせ、今度は身体を半身に捻って、自らの豊かな乳房の脇腹側と、水面に浮かぶ白い太腿の内側をはじめの視界へと晒け出した。  湯気の向こう側、桜色に上気した艶やかな白い肌の上に、男たちの無骨な指が強く食い込んだ痕や、獣のように吸い上げられた紫色の斑点が、いくつも生々しく浮かび上がっている。実際には治りかけの薄い痕に過ぎないのだが、お湯で温まって血行が良くなったことで、それらは普段よりも赤みを帯びて鮮明に浮き出て見えていた。 「ここも……おっぱいの横も、太腿の内側も……あいつらの脂っこい手の感触が、皮膚の奥にべっとり張り付いて消えないのよ……。洗っても洗っても、あいつらの気持ち悪い匂いが私の毛穴から染み出してくるみたいで……っ、いやぁっ、気持ち悪いよぉ……っ!」  椿姫は突然、弱々しく肩を震わせて泣き真似を始め、自らの爪でその乳房の脇の鬱血痕をガリガリと引っ掻こうとする素振りを見せた。  それは、はじめの庇護欲と嫉妬心、そしてオスの加虐的な独占欲を計算通りに沸騰させるための、極めて巧妙なトラップだった。 「やめろ、椿姫! 自分の身体を傷つけるなっ!」  はじめは咄嗟にスポンジを湯船の外へと放り投げ、背後から椿姫の両手首を強く掴み止めた。  そのまま妹の華奢な裸体を背後から抱きすくめる形になり、はじめのTシャツを着た胸板に、椿姫の濡れて滑りやすい白い背中がぴたりと密着する。お湯の中で濡れそぼったTシャツはすでに透けて彼の筋肉質な胸板に張り付いており、布地一枚を隔てて、兄の激しい心拍と熱い体温が椿姫の背中に直接伝わってきた。 (ふふ……計画通りですわ。スポンジなんか捨てさせて、あなたのその大きな素手で直接私を捏ね回させるための誘導……。見事に引っかかってくださいましたわね、兄さん)  椿姫は内心でひややかにほくそ笑みながら、掴まれた自分の手首を導くようにして、はじめの大きな泡まみれの両手を、自らの豊かな双丘の上へと誘導した。 「だったら……兄さんの手で、直接擦って消してぇっ……! スポンジなんかじゃ、あいつらの感触は取れないの……! 兄さんの熱くて大きな手で、私の肌を直接撫でて……あいつらの触った記憶を、全部塗り潰してほしいのよぉ……っ!」  むにゅり、と白い泡にまみれた椿姫の双丘に、はじめの無骨な十本の指が背後から深く食い込んだ。  お湯の浮力と石鹸の泡の滑らかさが相まって、その柔らかな肉塊はまるで生き物のように官能的な弾力ではじめの手のひらを押し返してくる。  はじめは荒い息を椿姫の耳元に吹きかけながら、乳房の脇に残る薄紫色の鬱血痕を、自らの親指と掌底でぐいぐいと強く揉みしだき始めた。 「……消してやる。こんな奴らの痕なんか、俺が全部洗い流してやるからな、椿姫……っ」  泡が滑るぬるぬるとした感触とともに、はじめの両手が椿姫の豊かな乳房を根元から鷲掴みにし、円を描くように激しく揉みほぐしていく。  ただ洗うという行為からは明らかに逸脱した、オスの独占欲が滲み出る力強い揉み方。  椿姫は背後のはじめの後頭部に自らの頭を預け、白い喉元をびくっと反らせながら、浴室のタイルに甘く反響する嬌声を漏らした。 「んっ……ぁ……っ♡ そう、そこですわ、兄さん……っ。兄さんの手、すごく力強くて、温かい……。あいつらに掴まれた時は痛くて怖いだけだったのに、兄さんの手でこうして強く揉まれると……なんだか、胸の奥がとろとろに溶けて、少しだけ安心できるの……」  椿姫は自ら胸を張り、泡でぬめり気を帯びた双丘の頂――すでに硬く充血して尖りきったピンク色の乳首を、はじめの手のひらの中央へとぐっと押し当てた。  ぬるり、と泡の膜を突き破るようにして、コリコリとした硬い蕾がはじめの掌を刺激する。  その感触に、はじめの指先がぴくりと反応し、無意識のうちに中指と人差し指でその勃起した乳首を挟み込むと、泡を絡め取りながらキュッ、キュッと小刻みに扱き上げた。 「ひゃんっ……! あ、はぁっ……兄さん、そこは先っぽ……っ! 石鹸の泡でツルツル滑って、指の間で乳首が弾けちゃいますわ……っ! んんっ、気持ちいい……っ、もっと、もっと強く擦って、私の乳首に染みついた嫌な記憶も全部洗い流して……っ!」  ちゃぷん、ちゃぷん、と湯船のお湯が二人の激しい動きに合わせて波打ち、浴槽の縁から絶え間なく溢れ出していく。  はじめの荒い吐息が椿姫の濡れた耳朶を掠め、彼のハーフパンツに包まれた股間の塊が、背後から椿姫の丸い臀部の割れ目へと、お湯の中でぐいぐいと硬く押し当てられているのがわかった。  椿姫はわざとらしくお尻を後ろへと突き出し、その熱く膨張した兄の肉棒の先端に、自らの柔らかい尻肉をむぎゅっと擦り付けながら、さらなる挑発を仕掛けた。 「ねえ、兄さん……おっぱいだけじゃなくて、こっちも見て……。私の太腿の内側も、お腹の下も……まだあいつらの汚い指の痕が残っているみたいなの……」  椿姫は湯船の中でゆっくりと向きを変え、はじめと正面から向かい合う体勢になると、自らの白い両脚を大きく左右へと開き、浴槽の縁へとその華奢な足首を引っ掛けた。  湯船のお湯の中でM字に大きく開かれた下半身。  ゆらゆらと揺れる透明なお湯の向こう側に、花弁がぷっくりと充血して開いた桃色の秘裂が、まるで水中に咲く淫らな花のように丸見えになっていた。そして、その秘裂へと続く白い内太腿の付け根には、先ほど彼女が言った通り、淡い鬱血の痕が点々と残っている。 「ここ……お湯に浸かっていると、ジンジンして疼くのよ……。兄さん、お願い。ここも兄さんの手と、それから……お口で、綺麗に消毒してくださらない……?」  椿姫は湯船の縁に背中を預け、水面のすぐ上に豊かな乳房を突き出しながら、自らの両手で内太腿の肉をぐっと左右に引き開いてみせた。  そのあまりにも淫靡で、それでいて「救いを求める妹」としての体裁を崩さない完璧な誘惑。  はじめの瞳は、お湯の中でゆらめく妹のピンク色の粘膜と、そのすぐ横にある忌まわしい鬱血痕に釘付けになっていた。 「……お口でって、ここはお湯の中だぞ、椿姫……」 「だったら、私がお尻を上げますわ。……ほら、兄さん。こうすれば、お湯から出るでしょう?」  椿姫は浴槽の縁に掛けた両脚に力を込め、白い腰をぐっと水面の上へと浮かび上がらせた。  ざばぁっ、とお湯を滴らせながら、湯気立つ空気の中に、つるりとした無毛の恥丘と、縦に割れた鮮やかな桃色の秘裂、そして白い内太腿が完全に露出する。お湯で温められた秘所からは、お湯とは明らかに粘度の異なる、とろりとした透明な愛液がツーッと糸を引いて尻の割れ目へと垂れ落ちていた。 「見て、兄さん……こんなすぐ近くに、あいつらの指の痕があるの……。ここを兄さんの熱い唇で吸って、あいつらの痕を消して……。私の大事な場所のまわりを、兄さんの匂いだけでいっぱいにしてほしいの……」  目の前に突き出された、湯気と蜜の匂いが立ち昇る妹の秘所。  はじめはもはや、言葉を返すことすらできなかった。彼は湯船の中で膝立ちになり、濡れた前髪から雫を滴らせながら、浮かび上がった椿姫の内太腿へと自らの顔を深く埋めた。 「あぁっ……♡ 兄さんの顔が、私の足の間に入ってくる……っ」  ちゅっ、じゅるるっ……!  はじめの熱い唇が、椿姫の秘裂からほんの少ししか離れていない、内太腿の最も柔らかく敏感な白い皮膚へと吸い付いた。  そこにある薄れかけた男たちの痕跡を、自分の新しい刻印で完全に塗り潰そうとするかのように、はじめは歯を立てて甘噛みし、舌先で激しく舐め上げては、頬を窪ませてジュウウッと強い吸引を繰り返す。 「ひゃうっ、んんっ……! あぁっ、そこ、皮膚が薄いから……兄さんにそんなに強く吸われたら、お肉が吸い込まれちゃいますわ……っ! んっ、はぁっ……でも、気持ちいい……っ。あいつらの汚い痕が、兄さんの熱いキスマークに変わっていくのがわかりますわ……っ!」  椿姫は浴槽の縁を掴む指先に力を込め、腰をびくっと跳ねさせながら、はじめの後頭部を自らの太腿で挟み込むように促した。  太腿の付け根を舐め回すはじめの鼻先には、当然ながら、すぐ隣でぱっくりと口を開けている椿姫の秘裂が触れ合わんばかりに迫っている。そこから漂う濃厚で甘酸っぱい雌のフェロモンと、刻一刻と溢れ出してくる熱い愛液の雫が、はじめの顎や頬をぬるりと濡らしていった。 (ほら、兄さん……もう我慢できないでしょう? 太腿の痕を消すふりをして、本当はそのすぐ横にある私の蜜壺を舐めたくてたまらないくせに……。いいのよ、私がちゃんと理由を作って差し上げますから、遠慮なくむしゃぶりつきなさいな)  椿姫はひややかな計算のもと、腰をわずかにずらし、ぬめり気を帯びた秘裂の花弁を、はじめの唇と鼻筋へと直接ぐちゅりと擦り付けた。 「あ、んんっ……! ご、ごめんなさい、兄さんっ、足が滑って……お口に、私のあそこが当たってしまいましたわ……っ。でも……あぁっ、兄さんの唇、すごく熱くて……そこも、中の方も、あいつらに汚された気がしてずっと怖かったの……っ。お願い、兄さん……そこも一緒に、お口で綺麗に洗って……っ!」  その一言が、引き金だった。  はじめは低い唸り声を喉の奥から漏らすと、椿姫の白い両太腿を自らの両手でガッシリと抱え込み、逃げ場を塞ぐようにして、その濡れそぼった桃色の秘裂へと真正面から武者振りついた。  じゅるっ、れろぉっ、ちゅぷっ、じゅるるるっ……!  静かな浴室の中に、お湯の跳ねる音よりも遥かに淫靡で生々しい、粘膜を貪り啜る水音が大きく響き渡る。 「ひゃあぁぁっ――!? あ、ああっ、兄さんっ、お口が……舌が、直接割れ目に入ってきて……っ!」  椿姫は背中をびくっと大きく反らせ、湯船の中で豊かな双丘を激しく揺らしながら絶叫に近い嬌声を上げた。  はじめの分厚い舌が、閉じかけた大陰唇を力強く左右へ押し広げ、熱く充血した内側の小陰唇から膣口、そして上端のクリトリスに至るまで、下から上へと一気にベロリと舐め上げたのだ。  お湯でふやけて極限まで敏感になっていた粘膜を、ざらついた熱い舌で直撃され、椿姫の脳髄に本物の強烈な快楽の火花が散る。 「んぁっ、はぁっ、すごい……っ! 兄さん、そんなに激しくジュルジュルって吸われたら……っ、私のお汁、全部吸い出されちゃいますわ……っ!」  はじめはもはや「洗う」などという建前を完全に忘却し、ただ妹の秘所から湧き出る蜜を己の舌で味わい尽くし、他の男たちの気配を根こそぎ舐め取ろうとする狂気じみた執着に憑りつかれていた。  ちゅぶっ、れろっ、じゅぷぷっ……!  彼は鼻先をクリトリスにぐりぐりと押し付けながら、舌を細く尖らせて、ぴくぴくと収縮する膣口の中へとぐ집り、とねじ込んだ。  舌先が浅い肉壁のヒダを掻き分け、中に溜まっていた濃厚な愛液を掻き出しては、喉を鳴らしてゴクゴクと飲み干していく。さらに、左右の手の親指を使って椿姫の秘裂を限界まで大きく押し広げ、完全に剥き出しになったピンク色のクリトリスを唇で挟み込むと、ちゅうううっ!と頬が凹むほどの吸引力で吸い上げた。 「あひぃっ!? だ、ダメぇっ、そこは一番敏感なところなのぉっ……! 吸わないで、そんなに強くちゅうって吸われたら、お豆が取れちゃう……っ、あ、あぁぁっ♡」  椿姫は自らのはじめの濡れた髪の毛を両手で鷲掴みにし、逃げるどころか、自分の股間を兄の顔面へとさらに強く押し付けてぐりぐりと腰をグラインドさせた。  はじめの顔中が椿姫の愛液とお湯でぐっしょりと濡れそぼり、顎から滴り落ちる蜜が湯船の中へと次々に落ちていく。  それだけでは終わらなかった。はじめは椿姫の太腿を支えていた右手を離すと、泡を洗い流したその太い中指と薬指を、自らの舌が蹂躙しているすぐ下の膣口へと、ずぷり!と根元まで一気に突き入れたのである。 「あっあっ……♡ は、入ったぁっ……! お口でクリトリス吸われながら、指が二本も、奥までズブズブって……っ!」  くちゅっ、ぐちゅぷっ、じゅぼっ、じゅぼぼっ……!  浴室の湿った空気の中に、肉壺を激しく掻き回す卑猥な音が反響する。  お湯の中で温められた椿姫の膣内は、先ほどベッドの上で指を入れられた時よりもさらに柔らかく、そして熱くぬめり気を増していた。はじめの二本の指が、膣壁の上側にあるザラついた快感帯を容赦なく抉り、同時に舌先が勃起したクリトリスを高速で転がし続ける。 (ああっ、すごい……っ! 私の可愛い兄さんが、こんなに必死になって私のあそこを貪っているわ……っ! いいわ、もっと掻き回しなさい、私の蜜であなたの口も喉も、指先まで全部溺れさせてあげる……っ!)  ひややかな支配欲と、肉体を駆け巡る純粋な牝としての快楽が渦を巻き、椿姫の理性を甘美な陶酔へと引きずり込んでいく。  彼女は片手を自分の胸へと伸ばし、湯面の上で揺れる自らの豊かな乳房を鷲掴みにすると、硬く尖った乳首を指先で強く摘まみ上げながら、はじめの顔面の上で淫らに腰を跳ねさせた。 「あぁっ、兄さん、そこっ、そこすごいのっ……! 指が奥の気持ちいいところをトントンって叩いて……っ、あいつらの嫌な記憶が、兄さんの指と舌でどんどん消えていくわ……っ! もっと、もっと激しくしてぇっ! 私の中を、兄さんの形に作り変えてぇっ……!」  ぐちゅるっ、じゅぷっ、ちゅううっ……!  妹の言葉に煽られたはじめの指の動きが、さらに激しさを増す。  二本の指がフックのように曲げられ、Gスポットを引っ掻くように強く扱き上げたその瞬間、椿姫の視界が真っ白に弾け飛んだ。 「イクっ、またイっちゃうぅっ……! お風呂の中で、兄さんのお口に、お漏らししちゃうぅっ……! ひゃあぁぁぁっ――!!」  ぷしゃあぁぁっ!!  背中をびくっと限界まで反らせた椿姫の秘裂から、透明で熱い潮の飛沫が勢いよく噴き出し、股間に顔を埋めていたはじめの顔面――目元から唇、そして開いた口の中へと、真正面から浴びせかけられた。  びくっ、びくびくっ、と白い太腿が激しく痙攣し、膣内の肉壁が挿入されたはじめの二本の指を、骨が軋むほど強く締め付けては、熱い愛液をどくどくと吐き出し続ける。 「んっ、ごくん……っ、はぁ、はぁ……!」  はじめは顔面に浴びせられた妹の熱い潮と愛液から逃げることなく、むしろ口に入った分を喉を鳴らして飲み込み、顔に張り付いた雫を舌で舐め取りながら、痙攣する椿姫の秘裂を最後まで優しく吸い続けた。  やがて長い絶頂の波が引き、椿姫がはぁ、はぁ、と肩で荒い息をしながら湯船の中へとずるずると腰を沈めると、はじめもようやくその股間から顔を上げた。彼の顔は妹の体液でてらてらと濡れ光り、その瞳には、もはや後戻りできないオスの暗い情欲の炎がぎらぎらと燃え盛っていた。 「はぁっ……はぁっ……兄さん、ありがとう……。兄さんがお口でいっぱい吸ってくださったおかげで、太腿の痕も、あそこの奥も……なんだかすごく綺麗になった気がしますわ……」  椿姫はトロンと潤んだ瞳ではじめを見つめ、湯船の中で彼の濡れたTシャツの裾へと白い指先を絡ませた。 「でも、ほら……私の身体を洗ってくださるはずが、兄さんの服までびしょ濡れになって、私のお汁までいっぱい飛び散ってしまいましたわね……。さあ、湯船から出て、シャワーで一緒に洗い流しましょう、兄さん……」  そう囁いて微笑む椿姫の唇は、これから洗い場で実行するさらなる「密着と挑発」のシナリオを前にして、妖艶な弧を描いていた。 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(三)  ざばぁっ、と湯船のお湯を大きく波立たせながら、二人は浴槽から洗い場のタイルの上へと上がった。  湯船の中で二度目の絶頂を迎えさせられたばかりの椿姫の肉体は、頭のてっぺんから足の爪先までほんのりと艶やかな桜色に紅潮し、白い肌の表面には無数の水滴が真珠の粒のように弾けていた。  はじめが壁に備え付けられた銀色のシャワーヘッドを手に取り、コックを捻ると、天井近くから降り注ぐような温かい水流がシュウウウッと音を立てて噴き出し、二人の身体に残っていた石鹸の泡と愛液の名残を洗い流し始める。 「……少し熱くないか、椿姫? ほら、まだ背中に泡が残っているから、流してやるよ」  はじめは自分の視線が妹の豊満な裸体に釘付けになるのを必死に抑え込もうとするかのように、シャワーの湯を椿姫の肩口へと向けた。  だが、椿姫がその程度の「優しい兄」の距離感を許しておくはずがない。  温かなシャワーの飛沫が白い肌を叩く中、彼女は突然、ふらりと足元が覚束なくなったかのように膝を緩め、濡れた全裸の身体ごと、目の前に立つはじめの胸板へと倒れ込むようにして密着したのである。 「きゃっ……! ご、ごめんなさい、兄さん……っ。さっきお風呂の中で、兄さんにいっぱい気持ちよくされすぎてしまって……まだ足がふわふわして、上手く立てないの……」 「お、おい、大丈夫か!? しっかり掴まっていろ、椿姫!」  反射的にシャワーヘッドを壁のフックへと戻し、はじめは倒れ込んできた椿姫の華奢な肩と腰を両腕でしっかりと抱き留めた。  びちゃり、と水音を立てて、濡れそぼった二つの肉体が隙間なく重なり合う。  頭上から降り注ぐシャワーの温水が二人を同時に濡らす中、椿姫の濡れた漆黒の黒髪が、まるで生きている黒い蛇のように艶めかしくうねりながら、はじめの首筋から胸元へとべっとりと絡みついた。  そして何より、椿姫の胸元に実る豊満で張りのある二つの白い双丘が、はじめのびしょ濡れになった薄いTシャツの上から、むぎゅぅっと音を立てんばかりに強く押し付けられたのである。 「んっ……はぁ……兄さんの胸、すごく広くて、温かいわ……。こうしてぎゅってしてもらっていると、シャワーの音も全然怖くありません……」  椿姫はうっとりとした甘い吐息を漏らしながら、自らの白い両腕をはじめの首の後ろへと回し、さらに強く上半身を擦り寄せた。  お湯を吸って完全に透けたTシャツの布地越しでも、椿姫の乳房の圧倒的な柔らかさと弾力、そしてその頂でコリコリと硬く尖りきった二つの乳首の感触が、はじめの胸板の皮膚へとダイレクトに伝わっていく。椿姫が呼吸をするたびに、豊かな双丘がむにゅり、むにゅりと形を変えながらはじめの胸の上で滑り、乳首が布地を内側から引っ掻くように擦り上げた。 (ふふ……心臓の音が、私の胸にまでドクンドクンって響いてきていますわよ、兄さん。口では『大丈夫か』なんて保護者のふりをしていながら、身体の方はこんなに正直に反応してくださって……)  椿姫のひややかな意識は、自らの下腹部へと向けられていた。  密着した二人の下半身の間で、はじめの濡れたハーフパンツの股間部分が、先ほどよりもさらに巨大に、そして鉄のように硬く膨れ上がり、椿姫の柔らかく白い下腹部から恥丘のあたりへと、ズシリとした熱い質量をもって押し当てられていたのだ。  服越しに伝わってくる、火傷しそうなほどの熱量と、ドクン、ドクンと脈打つ荒々しい血管の鼓動。  オスとしての器官が、自分の裸体と嬌声という刺激によって完全に勃起し、今にも布地を突き破らんばかりに反り上がっているのを、椿姫は自らの肌で正確に測定していた。  普通ならば、そこで恥じらって身を離す場面だろう。  しかし、椿姫は逃げるどころか、はじめの首に腕を回したまま、自らの白い腰をくねりと艶めかしく波打たせた。  そして、シャワーのお湯と自らの愛液でぬるぬるに濡れそぼった無毛の秘裂の割れ目を、ハーフパンツ越しに反り立つはじめの勃起の先端――大きく膨らんだ亀頭の膨らみへと、下から上へ、ぐちゅり、ぐりぐりと執拗に擦り付け始めたのである。 「……っ!? つ、椿姫、お前……っ!」 「あ、はぁっ……♡ 兄さん……ここ、すごく硬くて熱いのが、私のお腹とあそこに当たってる……。こんなに大きくしてしまって……兄さんも、私の身体を見て、ドキドキしてくださったの……?」  椿姫は濡れた前髪の間から、熱っぽく潤んだ上目遣いではじめの顔を覗き込み、さらに腰のグラインドを深く、粘っこいものへと変えていった。  くちゅっ、ぬちゅるっ……と、濡れたハーフパンツの布地と椿姫の直の粘膜が擦れ合う淫靡な音が、シャワーの水音に混じって響く。  大陰唇のぷっくりとした肉厚な花弁が、布地越しに太い肉棒の竿を挟み込むような形になり、椿姫が膝をわずかに曲げ伸ばしするたびに、充血したクリトリスと膣口が、硬く張り詰めた亀頭のカリ首の上をぐりぐりと滑っていく。 「待て、椿姫……っ、今は俺が、お前を洗ってやっている最中で……こんなふうに擦り付けたら、俺だって……」 「いいのよ、兄さん……。だって、兄さんのなら、私、少しも怖くないわ……。あの男たちの汚くて凶暴なものとは全然違う……兄さんの硬いのは、私を守ってくれるための、優しくて温かい熱なんですもの……。だから、逃げないで……もっと、私のお股にぎゅって当てて……っ」  その甘美な詭弁。  「自分の勃起は妹を傷つける暴力ではなく、妹を安心させるための優しい熱なのだ」と都合よく定義づけられた瞬間、はじめの脳内でブレーキをかけていた罪悪感のタガが、音を立てて外れ始めた。  彼の腰が、無意識のうちに前へと突き出され、ハーフパンツ越しに自らの剛直を椿姫の濡れた秘裂へと強く押し返す。 「あぁっ……♡ そう、すごいですわ、兄さん……っ。兄さんが腰を押し付けてくださると、硬い先っぽが私の割れ目にぐいぐいって食い込んで……っ、お豆が擦れて、気持ちいいの……っ!」  椿姫は甘い吐息をはじめの唇のすぐそばに吹きかけながら、片手をスルスルと二人の密着した身体の間へと滑り込ませた。  そして、お湯を含んで重くなったはじめのハーフパンツのゴム紐に指をかけると、彼の目をじっと見つめたまま、それを一気に太腿の半ばまで引き下ろしたのである。  びりっ、と空気を震わせるような勢いで、窮屈な布地の拘束から解き放たれたはじめの肉棒が、ボロンと大きく跳ね上がって湯気の中に姿を現した。  シャワーの温水を浴びててらてらと濡れ光るそれは、すでに限界まで血を集めて赤黒く充血し、太い血管を浮き上がらせながら、天を突くように凶暴な角度で反り立っている。鈴口からは、我慢汁の透明な雫がとろりと溢れ出し、椿姫の白い下腹部へと熱い糸を引いて張り付いた。 「ふぁぁっ……♡ すごい……兄さんの、こんなに大きくて、立派になって……。先っぽから、熱いお汁が垂れて、私のお腹についていますわ……」  椿姫は感嘆の声を漏らしながら、まだTシャツを着たままのはじめの胸を軽く押して、洗い場の壁際へと彼の背中を預けさせた。  そして、自らは濡れたタイルの床の上に、白い両膝をついてしゃがみ込んだのである。  ちょうど椿姫の目の高さに、反り立つはじめの巨大な肉棒が突き出される形となった。むせ返るような濃いオスの匂いが、湯気とともに椿姫の鼻腔を直撃する。 (ふふ……見事なまでの凶器ですわね。私の演技と裸を見ただけで、こんなにも醜く、そして頼もしく膨れ上がって……。さあ、本番で私の全ての穴を犯させる前に、まずはこの洗い場で、私の身体の感触をたっぷりと思い知らせて差し上げますわ)  椿姫はひややかな計算を瞳の奥に隠したまま、まるで神聖な儀式に臨む巫女のようにうっとりとした表情を浮かべ、目の前の剛直へと自らのピンク色の舌先を伸ばした。  ちろり、と鈴口から溢れ出る透明な先走り汁を舐め取る。  ぴくり、とはじめの腰が大きく跳ね、太い肉棒が椿姫の唇の前でビクンと脈打った。 「んっ……ちゅっ……。兄さんの先っぽのお汁、少ししょっぱくて、すごく熱い味がしますわ……。でも、まだここではお口の中に入れてあげませんわよ? だって、今は身体を洗う時間ですもの……」  椿姫は妖艶に微笑むと、床に置かれていたボディソープのボトルを再び手に取り、自らの豊かな双丘の上へと、とろりとした白いソープの原液をたっぷりと垂らした。  そして、自分の両手で左右の乳房をむにゅむにゅと揉みしだき、白い肌の表面にきめ細やかで濃密な泡の層を作り上げると、そのまま膝立ちの姿勢で前へと身を乗り出し、反り立つはじめの肉棒を、自らの泡まみれの豊満な双丘で左右からむぎゅぅっと挟み込んだのである。 「……っ!? あ、ああっ、椿姫……っ!」  はじめの喉から、堪えきれない呻き声が漏れた。  ぬるり、むにゅぅっ……!  石鹸の泡で極限まで滑りを良くした椿姫の白い二つの乳房が、熱く滾る剛直を根元から亀頭まで完全に包み込み、谷間の深い闇の中へと埋め込んでしまう。  彼女の乳房は、ただ大きいだけでなく、若い牝特有の吸いつくようなきめ細かな肌質と、押し返すような豊かな弾力を兼ね備えていた。その極上の肉塊が、温かいシャワーの湯気の中で、はじめの最も敏感な器官を左右から容赦なく圧迫する。 「ほら、兄さん……見て。兄さんの大きくて硬いのが、私のおっぱいの間にすっかり隠れてしまいましたわ……。あいつらに汚された私のおっぱいも、こうして兄さんの熱いものを挟んで洗えば、きっと中まで綺麗になりますわね……♡」  椿姫は上目遣いではじめの苦悶と快楽に歪む顔を観察しながら、両手で自らの乳房を外側からギュッと寄せ上げ、ゆっくりと上下に揺らし始めた。  ぬちゅっ、じゅるっ、むにゅるるっ……!  泡と温水が混じり合った淫靡な水音を立てながら、柔らかい白い肉壁が肉棒の竿を扱き上げていく。  椿姫が胸を突き上げて下ろすたび、谷間の内側の滑らかな皮膚がカリ首の段差を引っ掛けるように擦り上げ、逆に胸を持ち上げる時には、左右の乳房の頂にある硬く尖った乳首が、肉棒の裏筋や側面をコリコリと刺激した。 「はぁ、はぁっ……! つ、椿姫、お前のおっぱい、柔らかすぎて……っ、そんなに強く挟んで動かされたら、俺……っ!」 「ふふ、気持ちいいですか、兄さん……? んっ、はぁっ……私の方も、兄さんの硬いのがおっぱいの間でビクビクって暴れて、乳首が擦れるたびに、お腹の奥がキュンキュンしてしまいますわ……っ」  椿姫はさらに巧妙に技術を駆使した。  双丘の谷間から、ぷっくりと赤黒く充血した亀頭がひょっこりと顔を覗かせる瞬間を見計らい、彼女は顔を下げて、その先端に熱い唇でちゅっ、と濃厚なキスを浴びせるのだ。  そして、長い舌をべろりと突き出し、泡にまみれた亀頭の先端と鈴口を、れろっ、じゅるるっ!と激しく舐め回しては、再び深い乳房の谷間へと沈めて上下に扱き上げる。 「あ、あぁっ……! 先っぽ、舌で舐めながら、おっぱいで扱くなんて……っ、くそっ、頭がおかしくなりそうだ……っ!」  はじめが壁に手をつき、快感に耐えるように腰を震わせる。  その無様なまでに快楽に支配された兄の姿を見上げながら、椿姫はさらなる追い打ちをかけるべく、膝立ちのままぐっと身体を持ち上げ、今度ははじめの片足の間へと自らの白い太腿を割り込ませた。 「兄さん……おっぱいだけじゃありませんわ。さっき、兄さんが綺麗にお口で洗ってくださった私のここでも……兄さんの熱いものを、綺麗に磨いて差し上げますわね……」  椿姫ははじめの濡れたTシャツの裾を掴んでバランスを取りながら、反り立つ肉棒の下へと自らの腰を滑り込ませた。  そして、石鹸の泡と、自らの内側から止めどなく溢れ出る透明な愛液とでトロトロに濡れそぼった無毛の秘裂の割れ目を、はじめの肉棒の竿の裏側――最も敏感な裏筋から亀頭の先へと、ぴたりと重ね合わせたのである。 「んぁぁっ……♡ あ、当たってる……っ! 今度は布も何もない、兄さんの生の硬いのが、私の割れ目に直接ピタッてくっついていますわ……っ!」  ぬるり、ぐちゅっ……!  挿入はしない。ただ、ぷっくりと充血した左右の大陰唇と小陰唇の花弁を開き、その熱い粘膜の溝で肉棒を下から受け止めるようにして、椿姫は自らの白い太腿をキュッと閉じ合わせた。  太腿の柔らかな内側の肉と、熱くぬめり気を帯びた秘裂の粘膜、そして上からは椿姫自身が押し付ける白い下腹部によって、はじめの肉棒はまるで極上の肉壺に挿入されたかのような錯覚を伴う「素股」の形で完全に包囲された。 「くっ、うぅぅっ……! つ、椿姫、そこは……っ、そのまま動かしたら、入ってしまいそうだぞ……っ!」 「入りませんわ、兄さんが自分で入れようとしなければ……。ほら、兄さん、動かないで……。今は私が、私のお汁と泡で、兄さんの大事なところを洗ってあげているんですから……っ」  くちゅっ、ぬちゅるっ、じゅぷっ、ぐちゅるるっ……!  椿姫が腰を前後に大きくグラインドさせ始める。  その瞬間、泡の滑らかさとは異質な、女体から分泌される濃厚な愛液特有のねっとりとした摩擦が、はじめの肉棒全体を激しく襲った。  椿姫が腰を前へと突き出すたび、クリトリスの硬い突起が肉棒の裏筋を根本からカリ首までゴリゴリと擦り上げ、腰を後ろへと引く時には、ぱっくりと開いた膣口の熱い入り口が、亀頭の先端をちゅぷっと吸い込むように掠めていく。 「あ、あぁっ、兄さんっ、すごい……っ! 兄さんの硬いので、私のお豆と入り口がゴリゴリって擦られて……っ、入ってないのに、中まで入ってるみたいに気持ちいいですわ……っ!」  椿姫の豊かな双丘が、再びはじめの胸板に押し付けられて上下に激しく跳ね踊り、二人の肌の間で白い泡が弾け飛ぶ。  彼女は意図的に、腰を落とす角度をほんの少しだけ変えた。  すると、前後に滑っていた亀頭の先端が、ぬるりとした軌道から外れ、椿姫の熱く濡れそぼった膣口へと、ぷにゅり、と浅く食い込んで止まったのである。 「ひゃんっ……♡ あ……っ、兄さん、今、先っぽが……私の入り口に、少しだけ引っかかって……」  ズキン、と二人の背骨を同時に貫くような、強烈な挿入への予感。  あとほんの少し、はじめが腰を突き上げるか、椿姫が体重を預ければ、その凶暴な肉塊は処女膜を失ったばかりの柔らかな肉壺の奥底へと一気に雪崩れ込んでしまうだろう。  はじめの瞳が血走り、彼の手が椿姫の白い尻肉を鷲掴みにして、そのまま手前へと引き寄せようとした――まさにその瞬間。  椿姫はするりと器用に腰を浮かせてその亀頭の引っかかりを外し、いたずらっぽく、しかしどこか切なげな吐息を漏らしてステップを後ろへと引いた。 「……だめ、ですわ、兄さん。こんな冷たいタイルの洗い場でなんか……。もう泡も全部落ちましたし、身体が冷えてしまいますもの。……続きは、ベッドの上で、ね……?」  シャワーのコックをキュッと捻って止めると、浴室には急速に静寂が戻り、二人の荒い呼吸音と、肌から滴り落ちる水滴の音だけが響いた。  寸前のところで極上の粘膜の感触を取り上げられたはじめの股間では、真っ赤に充血した剛直が、行き場を失った熱量に苦しむようにビクン、ビクンと虚しく空を突いて脈打っている。  椿姫はそんな兄の股間をちらりと一瞥し、満足そうに微笑むと、脱衣所の棚から清潔な大判のバスタオルを二枚取り出した。  まず一枚で、自分の濡れた髪と白い肢体の水気を軽くポンポンと押さえるように拭き取り、そのままバスタオルを胸元で巻いて、白い肩と太腿を露わにした悩ましげな姿を作る。そしてもう一枚のタオルで、半ば呆然と立ち尽くしているはじめの濡れた顔と身体を優しく拭いてやりながら、ベッドルームへと通じる扉をゆっくりと押し開けた。 (さあ、準備運動はここまでですわ、私の可愛いお兄様。あなたの股間も、あなたの頭の中も、もう私のことでいっぱいで破裂しそうでしょう? これからあのベッドの上で、あなたの理性の最後の鎖を、私自身の言葉で完全に引きちぎって差し上げますわ)  湯気の向こう側から、薄暗い照明の灯る寝室へと足を踏み出す椿姫の瞳には、獲物を追い詰めた捕食者のひややかで甘美な輝きが宿っていた。 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(四)  壁の掛け時計の針が、静かに夜の九時を指し示していた。  バスルームから漂い出た湯気と、甘い薔薇のボディソープの香り、そしてそれ以上に濃密な若い女体のフェロモンが、椿姫のベッドルーム全体にむせ返るほど立ち込めている。  風呂上がりの椿姫は、新しい下着もネグリジェも一切身につけようとはせず、白い大判のバスタオルを無造作に胸元へ巻きつけただけの姿で、天蓋付きの広々としたベッドの中央へと横たわっていた。  濡れた漆黒の黒髪が白いシーツの上に扇のように広がり、タオルの短い裾からは、ほっそりとした白いふくらはぎと、ほんのり桜色に上気した太腿が惜しげもなく投げ出されている。 「……兄さん、お部屋の明かりを消してくださらない? 小さな常夜灯だけにして……。明るいままだと、なんだか目がチカチカして、落ち着かないの……。それから、遠くに行かないで、すぐここのベッドの横に座っていてくださいませ……」  シーツの上から、潤んだ瞳ではじめを見上げて囁く椿姫。  はじめは乾いたバスローブを素肌に羽織っただけの姿で、言われるがままに部屋のメイン照明のスイッチを切った。  パチン、と音がして室内が深い闇に包まれ、ベッドサイドの小さなスタンドランプが放つ、ごく淡い橙色の光だけが、ベッドの上の椿姫の白い肢体をぼんやりと浮かび上がらせる。  はじめが吸い寄せられるようにベッドの縁へと腰を下ろすと、マットレスが彼の体重で沈み込み、椿姫の身体が自然と兄の方へとわずかに傾いた。彼のバスローブの前合わせは緩く、その下では、先ほど浴室の洗い場で寸止めされたままの巨大な肉棒が、未だに熱く脈打ちながらテントを張っているのが暗がりの中でもはっきりとわかる。  しばらくの間、部屋には二人の呼吸音だけが静かに流れていた。  だが、それは嵐の前の静けさに過ぎなかった。  はじめの手が、椿姫の濡れた髪を優しく撫でようと伸びてきた、まさにその瞬間――。  椿姫は突然、まるで雷に打たれたかのように全身をびくっと激しく硬直させ、自らの両手で胸元のバスタオルと下腹部を同時に強く掻きむしるような動作を始めたのである。 「……っ、はぁっ、はぁっ……! いや……っ、なにこれ……っ!」 「椿姫!? どうした、急に……どこか痛むのか!?」  驚いて身を乗り出すはじめの前で、椿姫の呼吸は一気に浅く乱れ、美しい顔が恐怖と苦悶(を装った完璧な演技)に激しく歪められた。  彼女はベッドの上で激しく頭を左右に振り乱し、身体に巻きつけていた白いバスタオルを、自らの長い脚で思い切り蹴飛ばしてシーツの彼方へと弾き飛ばした。 「やめて……っ! いやぁっ、消えてない……お風呂で洗ったのに、全然消えてないわ……っ!」  バスタオルが剥がれ落ちたことで、淡い橙色の常夜灯の光の中に、椿姫の湯上がりの瑞々しい白い全裸が、再び完全に露わとなった。  彼女はシーツの上で身をよじり、自らの白い両手で豊満な双丘を強く抱きしめたかと思えば、次の瞬間にはその指先を下腹部へと滑らせ、まるで皮膚の下に潜む見えない虫を掻き出そうとするかのように、白いお腹や太腿の付け根に爪を立てて悶え苦しみ始めたのだ。 「おい、落ち着け椿姫! 誰もいない、ここには俺しかいないぞ! さっきお風呂で、俺が隅々まで綺麗に洗ってやったじゃないか!」  はじめが必死に彼女の両肩を押さえようとするが、椿姫はその手を振り払うようにして背中をびくっと大きく反らせ、大粒の涙をポロポロと頬に伝わせながら、魂を削るような悲痛な叫び声を上げた。 「違うのっ、外側だけ洗ったってダメなのよぉっ……! お腹の中に、まだあの男たちの気配が残ってる……! 目を閉じると、あいつらの重たい身体が私の上にのしかかってきて、臭い息を吹きかけてくるの……っ! それに、ここ……っ、膣の中も、お尻の穴も、あいつらの気持ち悪い精液が奥の方にこびりついて、全然取れないのよぉっ……!!」  そのあまりにも具体的で、生々しく、そして男としての嫉妬心と庇護欲を根底から逆撫でする狂言。  「膣の中も、お尻の穴も、あいつらの精液がこびりついて取れない」――その言葉が発せられた瞬間、はじめの全身の血管が沸騰したかのようにドクンと跳ね上がるのを、椿姫は涙の幕の向こう側からひややかに確認していた。 (ふふ……いい顔ですわ、兄さん。怒りと嫉妬と罪悪感で、目の焦点が合わなくなってきていますわよ。……さあ、言葉だけでなく、視覚でもあなたの理性を完全に破壊して差し上げますわ)  椿姫は涙を流してパニックを熱演しながら、ベッドの中央でM字に大きく両脚を開き、さらに自らの白い両膝を胸元へとぐっと抱え込むような、極めて無防備で淫靡な姿勢をとった。  そうすることで、淡いランプの光が差し込む角度に、彼女の無毛の桃色の秘裂だけでなく、そのさらに下――白い臀部の割れ目の奥にひっそりと窄まる、淡い桜色をした菊門(アナル)の蕾までが、はじめの目の前にあられもなく晒け出されたのである。 「見てよ、兄さん……っ! ここ、前のお穴も、後ろのお穴も……あいつらの太くて汚いものを無理やりねじ込まれて、ドロドロの精液をいっぱい注ぎ込まれたの……っ! お風呂のお湯なんかじゃ、こんな奥の方まで洗えないわ……っ! 今でも奥の方で、あいつらの精液が腐ったみたいにヌルヌルして、私の身体を内側から汚し続けてるのよぉっ……!」  椿姫は泣きじゃくりながら、自らの右手の人差し指と中指を濡れた秘裂の入り口へと突き立てて左右にくぱぁっと押し広げ、同時に左手の指を臀部の下へと回して、窄まったアナルの周囲の柔らかい尻肉をぐっと引き開いてみせた。  前後の二つの穴を、自らの指で同時に押し広げて兄の眼前に晒すという、狂気とエロティシズムの極致。  押し広げられた秘裂の内側は、すでに浴室での興奮の名残と現在の演技による昂ぶりで真っ赤に充血し、奥からは透明な愛液がとろりと溢れ出しては、下の菊門の蕾へとツーッと垂れ落ちている。その愛液に濡れたアナルの細かいヒダが、椿姫の呼吸に合わせてひくひくと淫らに収縮していた。 「……っ、つ、椿姫……お前、そんな格好を……」 「だって、気持ち悪いのっ! このままじゃ私、自分の身体が腐っていくみたいで、頭がおかしくなって死んじゃうわ……っ! 兄さん、お願い……さっきお風呂で前を舐めてくれたみたいに、もっと奥まで……前のお穴の奥も、お尻の穴の奥も、あいつらの精液が残っていないか、兄さんの目と舌で確かめてぇっ……! 私の汚いところ、兄さんのお口で全部吸い出してほしいのよぉっ……!」  身をよじり、開いたままの秘裂とアナルをはじめの顔の前へと突き出すように腰を浮かせる椿姫。  もはや、はじめに選択の余地など残されてはいなかった。  妹が錯乱して自傷に走るのを止めるため――そして何より、最愛の妹の聖なる肉体の奥に、他の男たちの汚らわしい痕跡が残っているかもしれないという耐え難い嫉妬を打ち消すため、はじめはバスローブの裾を乱しながらベッドの上へと這い上がり、椿姫の開かれた両脚の間へと自らの頭を深く突き入れた。 「……わかった、泣くな、椿姫……っ! 俺が全部、お前の中の汚いものを吸い出してやる……! 前も後ろも、俺の舌で綺麗に洗い流してやるから、もう泣くな……っ!」  はじめの大きな両手が、椿姫の白い太腿の裏側をガッシリと抱え込み、彼女の臀部をシーツから高く持ち上げるようにして固定した。  そして次の瞬間、はじめの熱い顔面が、椿姫のむき出しになった股間へと荒々しく埋められたのである。 「あひっ……♡ あ、あぁっ、兄さんっ……!」  じゅるっ、べろぉっ、ちゅぷぷっ……!  先ほど浴室で舐めた時とは比較にならないほど凶暴で、執拗な舌の動きだった。  はじめはまず、大きく開かれた椿姫の秘裂の膣口へと自らの唇を密着させ、まるで掃除機のように頬を強く窪ませて、膣内の奥に溜まっている体液をジュウウウッ!と激しく吸い出した。  もちろん、退院から二週間が経過した彼女の膣内に他人の精液など少しも残っているはずがなく、吸い出されてくるのはすべて、椿姫自身が兄に興奮して分泌した新鮮で甘美な愛液ばかりである。しかし、思い込みと興奮で視野狭窄に陥っているはじめは、溢れ出てくる粘り気のある熱い蜜をすべて口内で受け止め、ゴクン、ゴクンと喉を鳴らして貪欲に飲み干していく。 「んぁっ、はぁっ、すごい……っ! 兄さんが、私の前のお穴をチューチューって吸って……っ、奥に溜まってる悪いお汁を、全部吸い出してくださってる……っ!」  椿姫は膝を抱えた姿勢のまま、背中をびくっと反らせて甘い悲鳴を上げた。  はじめの分厚い舌が、肉壁を押し広げるようにして膣内の浅い場所までぐいぐいとねじ込まれ、ザラついた舌の表面で内部のヒダを一枚一枚裏返すように舐め回す。  れろっ、じゅるるっ、ちゅぶっ、ぐちゅぷっ……!  暗がりの寝室に、妹の秘所を貪り尽くす水音が響き渡る。 (ふふ……あはっ、最高ですわ、兄さん……っ。私が『あいつらの精液が残っている』と嘘をついただけで、こんなに必死になって私の蜜を啜り飲んで……。でも、本当のメインディッシュは、そのもう一つ下のお穴ですわよ……?)  椿姫は快感に震える声で、さらなる奈落へと兄を誘導した。 「兄さん……っ、前だけじゃダメなの……っ! 下も……お尻の穴も、あいつらに犯されて、一番汚された場所なのよ……っ。そこも、兄さんの舌で綺麗に舐めてくれなきゃ、私、安心できないわ……っ!」  椿姫が自ら腰をぐっと持ち上げ、愛液が垂れ落ちて濡れ光る淡い桜色の菊門を、はじめの鼻先から唇の位置へとずり上げた。  普通ならば躊躇するはずの不浄の穴。  だが、現在の椿姫の肉体は風呂上がりで完璧に清潔であり、薔薇のソープの香りと彼女自身の甘い愛液の匂いしか漂ってはいない。そして何より、狂気じみた「浄化と上書き」の衝動に駆られたはじめにとって、妹のすべての部位は自分が救済すべき聖域となっていた。  はじめは一切の躊躇なく、椿姫の白い両尻を左右へガバッと大きく引き開くと、露わになった窄まった桜色のアナルへと、自らの熱い舌先をべろりと這わせた。 「ひゃあぁぁっ――!? あ、ああっ、お尻っ……お尻の穴に、兄さんの舌がぁっ……♡」  これまでにない種類の、背筋がゾクゾクと粟立つような倒錯的な快感が椿姫の全身を駆け抜けた。  ちろっ、れろぉっ、じゅるっ……!  はじめの舌の平たい面が、アナルの周囲の細かい皺を丁寧に押し広げるように下から上へと舐め上げ、やがてその先端をキュッと硬く尖らせると、固く閉じた括約筋の輪の中へと、ぬるり、とねじ込んできたのである。 「あっっ、あ、あぁっ……! だ、ダメぇっ、そこはお尻なのに……兄さんの舌が、中までズブズブって入ってきて……っ! あぁっ、お尻の穴、広がっちゃう……っ!」  椿姫の菊門は、兄の熱い舌先の侵入を受けてぷるぷると小刻みに震え、最初は抵抗するようにキュッと締まったものの、唾液と上から垂れてきた愛液の潤滑によって、すぐに柔らかく解きほぐされていった。  ちゅぷっ、れろれろっ、じゅるるるっ……!  はじめは椿姫の尻肉に顔を深く埋め、鼻先を上の秘裂に擦り付けながら、アナルの入り口を舌先で執拗にほじくり回し、さらには唇を押し当ててジュウッと強く吸い上げる。  不浄の穴を実の兄に舐め回され、唾液でドロドロにされているという圧倒的な背徳感と支配感に、椿姫の脳髄は快楽で沸騰しそうになっていた。 「はぁっ、んんっ、兄さんっ……すごい……っ! お尻の穴、兄さんの舌で綺麗にされて……あいつらの気持ち悪い感触が、兄さんの熱い唾液で溶けて消えていきますわ……っ! もっと、もっと奥まで舌を入れて……ついでに、前のお穴にも指を入れて、両方一緒に綺麗にしてぇっ……!」  椿姫の要求はとどまるところを知らない。  言われるがままに、はじめはアナルに舌を突き入れたまま、片手の太い中指と薬指を上の濡れそぼった膣口へと一気に突き刺し、さらに親指の腹で勃起したクリトリスを強く押し潰した。  ずぷっ、ぐちゅるっ、じゅぼぼっ……!  前後の二つの穴とクリトリスを、兄の指と舌によって同時に責め立てられるという極限の快楽。 「あひぃっ、あ、あぁぁっ……♡ 前も後ろも、兄さんでいっぱいっ……! 前の奥を指でゴリゴリってされながら、お尻の穴をベロベロって舐められて……っ、私、頭がおかしくなっちゃう……っ!」  椿姫はシーツの上で白い裸体をくねらせ、豊かな双丘を激しく跳ね上げながら、自らも両手を胸へと伸ばして二つの乳首を強く引っ張り上げた。  膣内を掻き回す二本の指と、アナルへと侵入する熱い舌先が、薄い肉壁一枚を隔てて内部で擦れ合うような感覚に、椿姫の下腹部は限界まで張り詰めていく。 「イクっ、またイっちゃうわ、兄さんっ……! お尻舐められながら、イかされちゃうぅっ……! んんっ、あぁぁぁっ――!!」  びくぅっ!!と背中を大きく反らせ、椿姫は本日三度目となる激しい絶頂へと達した。  ぷしゃあっ、と膣口から熱い愛液が溢れ出してはじめの顎から首筋を濡らし、同時にアナルの括約筋がキュウウッと強く収縮して、中に差し込まれたはじめの舌先を甘噛みするように締め付ける。  全身をぷるぷると痙攣させながらシーツの上へと崩れ落ちた椿姫であったが、その演技はまだ終わらない。  絶頂の余韻で荒い息を吐きながら、はじめが股間から顔を上げると、椿姫は再びポロポロと涙を零し、今度は先ほどよりもさらに切迫した声で、自らの下腹部を押さえて悶え始めたのである。 「はぁっ、はぁっ……うぅっ、ダメ……っ、兄さん、やっぱりダメよぉっ……! 兄さんの舌と指じゃ、一番奥の深いところまでは届かない……っ! まだお腹の一番奥、赤ちゃんのお部屋のすぐ近くに、あいつらのドロドロした気配がこびりついてるの……っ! お尻のもっと深いところも、まだ熱くて気持ち悪いのよぉっ……!」  椿姫はベッドの上で横向きに丸まり、白い全裸を震わせながら、はじめのバスローブの裾を涙ながらに強く握りしめた。  そして、彼のバスローブの隙間から、すでに限界まで勃起して先端から我慢汁をポタポタとシーツに滴らせている巨大な肉棒へと視線を送り、消え入りそうな、しかし決定的な一言を呟いた。 「舌や指じゃ届かないなら……もう、私の身体を内側から削り取ってでも消すしかないわ……。ねえ、兄さん……どうしたらいいの? こんな汚れた身体のままじゃ、私、今夜にでも死んでしまいたいよぉっ……!」  それは、はじめという操り人形に残された最後の理性の糸を焼き切り、「自分自身の肉棒で妹の奥底まで犯し尽くし、精液で上書きするしかない」という結論へと強制的に到達させるための、完璧なチェックメイトの宣言だった。 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(五)  薄暗い常夜灯の光が揺れる寝室の中で、シーツの上に白い全裸を晒して泣きじゃくる椿姫の姿は、あまりにも痛々しく、同時に悪魔的なまでの艶めかしさを放っていた。  「こんな汚れた身体のままじゃ、今夜にでも死んでしまいたい」  その言葉が鼓膜を打った瞬間、水無月はじめという男の脳内で、これまで彼を「優しい兄」として繋ぎ止めていた倫理や道徳、近親相姦への禁忌といったすべての枷が、音を立てて粉々に砕け散った。  妹を救わなければならない。  あの忌まわしい男どもが椿姫の肉体の最奥に刻みつけたという記憶も、感触も、こびりついた汚らわしい精液の幻影も――すべてを根こそぎ掻き出し、二度と思い出せないように塗り潰してしまえるのは、今この場にいる自分しかいない。そして、指や舌では届かない最奥まで届き、彼女の全身を新しい熱と匂いで満たすことができる手段は、もはや一つしか残されていなかった。 「……死ぬな、椿姫。死ぬなんて、絶対に言わせない……っ!」  地鳴りのように低く、情欲と狂気に震える声だった。  はじめは羽織っていたバスローブの帯を乱暴に引きちぎるようにして解き、それを床へと脱ぎ捨てた。  露わになった彼の引き締まった筋肉質の裸体。その股間には、もはや限界を超えて赤黒く怒張し、太い血管をビクビクと脈打たせながら反り立つ巨大な肉棒が、先端から透明な我慢汁を糸のように垂らして凶暴な存在感を放っている。 「消してやる……! 椿姫、お前の身体に残ってるあいつらの記憶も、匂いも、奥にこびりついてるっていう汚い感触も……今から俺が、俺のこの身体と精液で、全部上書きして消し去ってやる……っ!!」  荒い鼻息を吐き散らしながら、はじめはベッドの上で丸まっていた椿姫の白い裸体を引き起こして仰向けに押し倒し、その上から自らの大柄な肉体をガバッと覆いかぶせた。  ずしり、と重く熱いオスの体重が、椿姫の華奢な肢体の上へと落ちてくる。  はじめの両手が椿姫の顔の左右のシーツを強く掴み、彼の熱い胸板が椿姫の豊かな双丘を上から押し潰すように密着した。そして、彼の下腹部から突き出た鉄のように硬い剛直が、椿姫の濡れそぼった下腹部から太腿の付け根へと、火傷しそうな熱量をもってずしりと押し当てられる。 「あ……っ、兄さん……っ!」  押し倒された衝撃に、椿姫は小さく息を呑み、まるで突然襲いかかってきたオスの迫力に驚いたかのように、自らの顔を横へ向けて柔らかい羽毛枕の中へと半分ほど埋めた。  上から覆いかぶさり、荒い息を吐きながら椿姫の首筋や肩口を見下ろしているはじめの視界からは、枕に隠れた彼女の口元は見えない。  その死角の中で――椿姫の赤い唇は、恐怖に震えるどころか、三日月の形にひややかに、そして歓喜に満ちて大きく吊り上がっていたのである。 (……ふふ、あはははっ……♡ かかりましたわね、兄さん。ついに、自分自身の口で『俺の身体と精液で全部上書きしてやる』と宣言してくださいましたわ)  枕の布地に唇を押し当て、笑いが漏れ出さないように噛み締めながら、椿姫の頭脳は勝利の美酒に酔いしれていた。 (これで完璧ですわ。私が無理やり誘惑したのではなく、あなたが『妹の命を救うため』に、自ら望んで私を押し倒し、これから私のすべてを汚して犯すのです。この既成事実は、もう一生消えません。あなたは私を犯した罪悪感と、私を救ったという使命感の両方で、死ぬまで私の忠実な下僕として縛り付けられるのですわ……)  さあ、おいでなさい、私の可愛い愛しい人。  あなたのちっぽけな正義感も、重苦しい罪悪感も、そして今私のお腹の上で暴れている見苦しいほど巨大なオスとしての欲望も――すべて、私が描いた究極のハッピーエンドのための肥やしにして差し上げますわ。  椿姫は一瞬にして顔からひややかな笑みを消し去り、再び枕から顔を上げると、潤んだ瞳にとろけるような期待と頼りなげな色を浮かべて、すぐ目の前にあるはじめの血走った瞳をじっと見上げた。  そして、白い両腕をゆっくりと持ち上げ、覆いかぶさる兄の汗ばんだ首筋へと優しく絡みつかせながら、甘く熱っぽい吐息とともに決定的な誘導尋問を囁いた。 「兄さん……ほんとう……? ほんとうに、私を……兄さんのもので、全部塗り潰してくださるの……?」  椿姫は自らの片手を二人の密着した身体の間へと滑り込ませ、下腹部に押し当てられているはじめの熱く巨大な肉棒の根元を、華奢な五本の指でそっと握りしめた。  びくんっ!と、握られた剛直が椿姫の手の中で激しく跳ね上がる。 「あいつらに汚された私のお口も……乱暴に揉まれたこのおっぱいも……それから、さっき舐めてもらった前のお穴も、後ろのお尻の穴も……。私の身体にある全部の場所を、兄さんのこの熱くて硬いので突いて……兄さんの濃い精液で、お腹の中がいっぱいになるまで満たしてくださるの……?」  一つ一つの部位を口にするたび、椿姫は握りしめた手をゆっくりと上下に動かし、先走り汁でぬるぬるになった太い竿を優しく扱き上げた。  その甘美極まりない言葉と、手のひらから伝わる繊細な刺激が、はじめの理性の最後の糸をぷつりと完全に断ち切った。 「ああ……っ! 全部だ、椿姫……っ! お前の口も、胸も、前も後ろも、他の奴らに触られた場所は少しも残さず、全部俺の匂いと俺の精液で埋め尽くしてやる……っ! もう二度と、俺以外の男のことなんか思い出せない身体にしてやるからな……っ!」 「あぁっ……♡ 嬉しい……っ、ありがとう、兄さん……っ。私を、兄さんの色に染めて……。あいつらの嫌な記憶なんて、兄さんの熱いので全部焼き切ってくださいませ……っ!」  椿姫が歓喜の涙を浮かべて頷いた瞬間、はじめは今すぐにもその剛直を彼女の秘裂へと突き入れようと腰を浮かせた。  だが、椿姫はここでもなお、物語のペースを完全に自らの手中に収めていた。  ただ単に挿入させてすぐに終わらせてしまっては、「全身上書き」の儀式としては不十分だ。第23章で迎える「全穴への連続射精」という最大のクライマックスに向けて、まずはこの前哨戦の段階で、兄の肉棒を限界ギリギリまで焦らし抜き、睾丸の奥で滾る精液を極限まで濃縮させておかなければならない。 「待って、兄さん……っ。いきなり入れちゃダメよ……。まずは、私の手が、おっぱいが、お口が……兄さんのこの立派なものの形と熱さを、ちゃんと覚えるところから始めてほしいの……」  椿姫ははじめの肩を優しく押して、彼の上半身を少しだけ起こさせると、ベッドの上で彼を仰向けに近い形で座らせ、自らはその股間の間へと白い全裸の身体を滑り込ませた。  淡い橙色の光の中、はじめの腹の上に向かって反り立つ巨大な肉棒を、椿姫が両手で恭しく包み込む。  彼女の白く細長い指が、赤黒く充血した太い竿に絡みつき、まだどこかに残る自分の愛液と、鈴口から止めどなく溢れ出る透明な我慢汁とを混ぜ合わせるようにして、にゅるり、にゅるりと丁寧に塗り広げていく。 「はぁっ……すごい熱……。さっきお風呂で触った時よりも、もっと硬くて、鉄の棒みたいになっていますわ……。ここ、血管がドクンドクンって浮き出ていて……私を早く上書きしたいって、兄さんのここが暴れているのがわかります……」  椿姫はうっとりとした声で実況しながら、右手ではカリ首のすぐ下の敏感な裏筋を指の腹でくいくいと撫で回し、左手はさらに下――熱く重たげに垂れ下がり、内側で大量の精液を製造して張り詰めている二つの睾丸(玉袋)へと伸ばした。  むにゅり、と柔らかい指先が、熱を持った玉袋を優しく下から掬い上げ、転がすように揉みほぐす。 「くっ、うぅぅっ……! つ、椿姫、そこは……玉までそんなふうに触られたら……っ!」 「だって、兄さん……この袋の中に、私を綺麗にするための熱い精液が、今いっぱい作られているのでしょう……? ほら、こんなに重たくて、パンパンに張っていますわ……。私が優しくマッサージして、最後の一滴まで全部出しやすいようにして差し上げますわね……♡」  椿姫は竿を握る右手の動きを少しずつ速め、くちゅっ、ぬちゅっ、と粘り気のある水音を立てながら扱き上げる一方で、自らの顔を股間へと近づけ、左手で持ち上げたその熱い玉袋へと、赤い唇をちゅっと押し当てた。  そして、ピンク色の舌先をべろりと伸ばし、皺の寄った敏感な袋の皮膚を下から上へと、唾液でべっとりと濡らしながら舐め上げたのである。 「あ、ああっ……! 舌が、玉に……っ、はぁ、はぁっ……!」  はじめの腰がシーツの上で大きく跳ね上がる。  ちゅぶっ、れろぉっ、じゅるるっ……!  椿姫は片方の睾丸を口の中へと優しく含み、舌の腹でころころと転がしながら、ちゅうっと甘く吸い上げた。すぐ上では、彼女の右手が太い竿を根元から亀頭までリズミカルに扱き続けており、玉を吸われる鈍く甘い快感と、竿を擦り上げられる鋭い快感が同時に襲いかかり、はじめの脳髄を激しく揺さぶる。 (ふふ……いい声ですわね、兄さん。まだ私の穴には少しも入れていないというのに、もう今にも精液を漏らしてしまいそうなほど腰を震わせて……。でも、まだ出させませんわよ。もっと、もっと苦しいくらいに溜め込みなさい)  椿姫は玉袋から口を離すと、唾液の糸を引きながら舌先をそのまま上へと這わせ、太い竿の裏筋を根元からカリ首の段差まで、じゅるるっ!と一気に舐め上げた。  そして、大きく膨れ上がった赤黒い亀頭の先端へと到達すると、そこからはじけ出る透明な我慢汁を舌先でちろちろと掬い取り、鈴口の小さな割れ目に舌の先端をぐりぐりとねじ込むようにして責め立てた。 「んっ、ちゅぷっ……れろっ……。兄さんの先っぽ、さっきよりずっと濃いお汁がいっぱい出てきていますわ……。美味しい……これが、私を救ってくれる兄さんの味なのね……」  ちゅううっ、と亀頭の先端だけを唇で咥え込み、頬を窪ませて強く吸い上げる。  しかし、はじめがたまらず腰を突き上げて喉の奥まで押し込もうとすると、椿姫はすっと顔を離し、代わりに自らの豊満な白い双丘を持ち上げて、その熱い亀頭へとぷっくりと尖ったピンク色の乳首をぐりぐりと擦り付けた。 「お口への上書きは、あとでもっといっぱいしてもらいますわ……。ほら、兄さん、見て。私のおっぱいの先っぽ、兄さんの亀頭とキスして、こんなに喜んで硬くなっていますのよ……♡」  ぬるり、と我慢汁と唾液で濡れ光る亀頭の傘に、椿姫の左の乳首が押し当てられ、コリコリとした弾力で鈴口を刺激する。  椿姫はそのまま両手で左右の乳房を寄せ上げ、先ほど浴室でやったのと同じように――しかし今度は石鹸の泡ではなく、自分の唾液と兄の我慢汁だけを潤滑剤にして――その熱く滾る剛直を白い双丘の谷間へとむぎゅぅっと挟み込んだ。  泡がない分、きめ細かな素肌と素肌が直接擦れ合う密着感は圧倒的だった。吸い付くような乳房の肉が、熱を持った肉棒の皮膚にぴたりと張り付き、椿姫が上半身を上下に揺らすたびに、むっちりとした肉圧が竿全体を万力のように締め上げていく。 「んっ、はぁっ……! 泡がないと、兄さんの熱い皮膚が、私のおっぱいに直接ギュッて吸い付いて……すごく擦れますわ……っ。ほら、兄さん、私のおっぱいの横に残っていたあいつらの痕……今、兄さんの硬いのでゴリゴリって擦られて、兄さんの熱で上書きされていますわよ……っ♡」  椿姫は意図的に、乳房の脇に残る薄い鬱血痕の部分を肉棒の側面に強く押し当て、そこへ自分の唾液を垂らしては激しく擦り上げた。  そして、谷間から突き出た亀頭の先端に再び唇を寄せ、ちゅぷっ、じゅるっ、と音を立てて吸い付きながら、自分の胸の中でビクンビクンと脈打つ剛直の膨張具合を確かめる。 「くっ、はぁ、はぁ……! もう限界だ、椿姫……っ! そんなふうに焦らすな、早く俺に、お前の全部を上書きさせろ……っ!」  ついに我慢の限界に達したはじめが、椿姫の両脇に手を差し入れて彼女の身体をぐっと持ち上げ、再び自らの下へと押し倒すようにして体勢を入れ替えた。  シーツの上に仰向けに倒れ込んだ椿姫の白い両脚が、はじめの腰を挟み込むように大きく開かれる。  そして、はじめの股間から突き出た限界突破寸前の剛直の先端が、椿姫の愛液でぐっしょりと濡れそぼった桃色の秘裂の入り口へと、ついにぴたりと照準を合わせた。 「あ……っ♡ 兄さんの先っぽが、私の入り口に……っ」  ぷにゅり、と熱く硬い亀頭が、充血して開いた小陰唇の花弁を押し分け、膣口のすぐ手前に押し当てられる。  椿姫は自らの手を下腹部へと伸ばし、その亀頭を自分の指先で導くようにして、クリトリスから膣口、さらにはその下の濡れたアナルの入り口まで、縦のラインに沿ってゆっくりと上下に滑らせた。  ぬちゅっ、ぐちゅるっ……と、溢れ出る愛液が亀頭全体をコーティングし、今にもずぶりと根元まで飲み込まれそうな極限の緊張感が二人の間を支配する。 「さあ、兄さん……私はもう、どこからでも兄さんを受け入れる準備ができていますわ……。でも、入れる前に、まずは私の身体の表面に残っているあいつらの噛み跡やキスマークを、全部兄さんの唇と歯で噛み潰して……それから、私をめちゃくちゃに犯してちょうだい……っ♡」  椿姫が白い腕を広げて兄を迎え入れた瞬間、獣と化したはじめの唇が、彼女の唇と白い肢体へと猛然と襲いかかった。 椿姫リメイク 第22章:疼く傷跡と、兄の狂気――「上書き」への衝動(六)  深夜へと向かう静寂のベッドルームに、二つの唇が激しくぶつかり合い、互いの粘膜を貪り合う濃厚な水音が響き渡った。  んっ、ちゅぶっ、じゅるるっ、れろぉっ……!  はじめは椿姫の小さな顎を片手で掴み、彼女の赤い唇を強引にこじ開けるようにして自らの分厚い舌を根元まで突き入れた。  それはこれまでの優しい兄としてのキスとは完全に異質な、他の男たちに汚された妹の口腔内を自分の唾液で洗い流し、支配しようとするオスの狂気じみた蹂躙だった。  ざらついた熱い舌が、椿姫の柔らかい舌に激しく絡みつき、歯茎の裏から上顎、さらには喉の奥に近い粘膜までを容赦なく掻き回す。二人の唾液が混ざり合って口の端から溢れ出し、銀色の糸を引きながら椿姫の白い頬を伝ってシーツへと零れ落ちていく。 「んんっ……♡ ふぁっ、ちゅるっ、んむぅっ……! はぁっ……兄さん、すごい……っ、お口の中、兄さんの舌でいっぱいにされて……息が、できませんわ……っ」  一度だけ唇が離れた隙に、椿姫は熱く湿った吐息を漏らしながら、自らの白い両腕をはじめの後頭部へとしっかりと回し、彼の髪を指先で掻きむしるように抱きしめた。  そして、自らもピンク色の舌を突き出してはじめの唇を舐め返し、彼をさらに煽り立てるように囁く。 「もっと……もっと強く吸って、噛んで、兄さん……っ。私のお口の中だけじゃなくて、首筋も、おっぱいも、太腿も……あいつらの歯型や指の痕が残っている場所を、全部兄さんの歯と唇で噛み潰して……! 私の白い肌の上に、兄さんの赤い印をいっぱい刻みつけてちょうだい……っ!」  その言葉に突き動かされるように、はじめは椿姫の唇から首筋へと顔を埋め、そこにかろうじて残っていた薄い鬱血の痕へと、文字通り獣のように食らいついた。  ちゅううっ、じゅぷっ、ぎりっ……!  まず熱い唇で皮膚を強く吸い上げ、内出血の赤い斑点が浮かび上がるほど吸引してから、そのすぐ上から自らの白い歯を立ててギリギリと強く甘噛みする。 「あひっ……! んんっ、あぁぁっ……♡ 痛っ……でも、気持ちいい……っ! 兄さんの歯が、私の首筋に食い込んで……っ、あいつらの痕が、兄さんの噛み跡で塗り潰されていくわ……っ!」  椿姫は兄の頭を強く抱きしめたまま、シーツの上で背中をびくっと大きく反らせ、歓喜と快楽の入り混じった甘い絶叫を上げた。  噛みつかれる微かな痛みすらも、現在の椿姫にとっては「兄を自分の思い通りに狂わせている」という全能感を伴う極上の媚薬でしかなかった。  はじめの唇は首筋から鎖骨、そして大きく盛り上がった豊満な白い双丘へと降りていく。  彼は両手で椿姫の乳房を根元から乱暴に鷲掴みにし、指がめり込むほど強く揉みしだきながら、乳房の脇や谷間に残る男たちの痕跡の上へと、次々に激しいキスマークと歯型を刻みつけていった。  ちゅぶっ、じゅるるっ、ちゅうううっ……!  白い陶器のような乳房の肌の上に、はじめが吸い上げた真新しい鮮紅色の吸引痕が、まるで赤い椿の花びらが咲き乱れるかのように一つ、また一つと増えていく。  そして、乳房の周囲を自らの印で埋め尽くすと、はじめは頂でぷっくりと硬く充血している桃色の乳首へと食らいつき、歯でカリカリと甘噛みしながら、ちゅううっと力任せに吸い上げた。 「ひゃあぁぁっ――!? あ、ああっ、乳首、噛まれちゃって……っ! そんなにおっぱい引っ張られたら、ちぎれちゃいますわ……っ! んっ、はぁっ、でも止めないで、兄さんっ……私のおっぱい、兄さんのものだってわかるように、もっと赤い痕をいっぱいつけてぇっ……♡」  椿姫が豊満な胸を自ら突き出し、びくっと背中を反らせるたび、二人の密着した下半身の間では、はじめの限界まで怒張した剛直が、椿姫の愛液でぐっしょりと濡れそぼった秘裂の割れ目をゴリゴリと激しく擦り上げていた。  まだ挿入はされていない。しかし、お互いの性器が熱い粘液を介して密着し、はじめが上半身を動かして椿姫の肌にキスマークを刻むたびに、太い肉棒の竿がクリトリスと膣口を強く圧迫して前後に滑るため、椿姫の下腹部には絶え間なく強烈な快感が送り込まれていた。  はじめの唇はさらに下へと移動し、椿姫の滑らかな白いお腹からくびれた脇腹、そしてM字に開かれた白い太腿の内側へと到達する。  太腿の付け根――あの男たちの無骨な指が最も強く食い込んだ忌まわしい場所を、はじめは両手でガッシリと掴み開き、そこへ顔を埋めて狂ったように吸い付き、歯を立てて噛み締めた。 「あぁっ、そこっ……太腿の内側、皮膚が柔らかいから……っ、兄さんの髭と歯が当たって、ゾクゾクしますわ……っ! あ、あぁっ、すごい、あいつらの薄い痣の上に、兄さんの真っ赤なキスマークがいっぱいついて……私の身体、兄さんの印だらけになっていくぅっ……♡」  内太腿を噛まれながら、すぐ横の秘裂からはじめの顎へと熱い愛液がとろとろと溢れ出す。  はじめはその愛液ごと太腿の肉を舐め上げ、さらには先ほどよりもさらに激しく、椿姫の充血した秘裂の唇そのものにも軽く歯を立てて甘噛みし、クリトリスをジュウウッと吸い上げた。 「あっあぁっ――!! ま、待って、あそこ噛むのはダメぇっ……! お豆吸いながら花びら甘噛みされたら、私、またイっちゃうぅっ……!!」  ぷしゃあぁっ!と熱い潮を吹き散らしながら、椿姫は背中をびくっと反らせて激しく痙攣した。  首筋から乳房、脇腹、そして内太腿に至るまで、かつて男たちに触れられたすべての場所が、今や兄であるはじめの唾液と真っ赤な吸引痕、そして歯型によって完全に覆い尽くされたのである。 (はぁ、はぁ……っ、見事ですわ、兄さん……。これで私の肌の表面は、すべてあなたの所有物としてマーキングされましたわね。……さあ、準備は完全に整いました。次はいよいよ、私の身体の『内側』――すべての穴をあなたの精液で満たす聖餐の始まりですわ)  絶頂の余韻に震えながら、椿姫はひややかに澄み切った頭脳で、第23章の「全穴・全身上書き」へと直結する最初の引き金を引くことを決断した。  彼女は荒い息を吐きながら股間から顔を上げたはじめの両頬を、自らの白い両手で優しく包み込み、彼をベッドの上へと引き上げた。 「はぁっ、はぁっ……兄さん、見て……。私の身体、もうあいつらの痕なんてどこにも見えないくらい、兄さんの赤いキスマークでいっぱいになりましたわ……。すごく熱くて、ジンジンして……私、今すごく幸せよ……」  うっとりと微笑む椿姫の唇に、はじめが再びむしゃぶりつこうとする。  だが、椿姫は彼の唇に自らの人差し指をそっと当てて制し、視線を下――先ほどからずっと焦らされ続け、我慢汁と椿姫の愛液でぬるぬるに光りながら、今にも爆発しそうに赤黒く膨れ上がっているはじめの肉棒へと向けた。 「ねえ、兄さん……外側を全部上書きしてくれたら、次は『内側』でしょう……? さっき約束してくださったわよね。私のお口も、前のお穴も、後ろのお尻の穴も……全部、兄さんの精液で満たしてくれるって……」  椿姫はベッドの上でゆっくりと上半身を起こし、はじめをシーツの上に仰向けに寝かせると、自らは彼の股間の間へと四つん這いになるような姿勢で顔を近づけた。  そして、白い両手で自分の豊かな双丘を持ち上げてはじめの太腿に押し付けながら、目の前にそそり立つ凶暴な剛直を、熱っぽく潤んだ瞳で見つめた。 「あいつらに無理やりねじ込まれて、汚いものを出された私のお口と喉の奥……。まずはここを、兄さんの一番濃くて熱い一発目の精液で、綺麗に洗い流してほしいの……。そのあとで、前も後ろも、朝までかけて何回も何回も私の中に注ぎ込んでちょうだい……♡」  そう囁くや否や、椿姫は赤い唇を大きく開き、ためらうことなくその巨大な亀頭をパクりと口内へと迎え入れた。 「……っ!? あ、ああぁっ、椿姫……っ!」  じゅぷっ、ちゅるるっ、ぐぽっ……!  先ほどまでの焦らすような舐め方ではない。  椿姫は最初から、兄の理性を完全に飛ばして自らの口腔内へと大量の精液を吐き出させるつもりで、その太く長い肉棒を喉の奥深くまで一気に飲み込んでいったのである。  彼女の小さな唇が、太い竿の周囲にぴったりと吸い付き、温かい口内の粘膜が赤黒く充血した亀頭を根元まで包み込む。さらに椿姫は、舌を平たくして肉棒の裏筋に密着させながら、頭を前後に大きく振り動かし始めた。  じゅぼっ、ぐぽっ、じゅるるるっ、ちゅぷぷっ……!  静かな寝室に、妹が兄の肉棒を貪り咥え込む、下品で淫靡極まりない水音が激しく鳴り響く。  これまで徹底的に焦らされ、寸止めされ続けてきたはじめの肉棒にとって、椿姫の熱くぬめり気を帯びた口腔内の圧迫と、容赦のない吸引は、到底耐えられるものではなかった。 「んっ、ぐぷっ、じゅるっ……ふぁ、兄さんっ、お口の中で、さらに大きくなってますわ……っ。いいのよ、我慢しないで……私の喉の奥まで、兄さんの好きなように突いて……っ、んぐぅっ!」  その言葉に、ついにタガが外れたはじめの両手が、椿姫の濡れた黒髪の後頭部をガッシリと鷲掴みにした。  そして、彼は自らの腰を下から激しく突き上げ、椿姫の小さな口をまるで一つの性器として扱うかのように、喉の奥――食道の入り口へと太い亀頭をずぶずぶとねじ込み始めたのである。 「んぐっ!? ぐぽっ、じゅぶっ、んんっ――♡」  喉の奥を直接亀頭でノックされ、椿姫の目尻から生理的な涙がぷくりと浮かび上がる。鼻腔いっぱいに、むせ返るような濃いオスの匂いが充満し、口の端からは泡立った唾液がだらだらと顎を伝って豊かな双丘の上へと垂れ落ちていく。  しかし、椿姫は苦しがって逃げるどころか、喉の奥の筋肉をキュウキュウと意図的に収縮させて亀頭を締め付け、さらに自らの片手を伸ばして、はじめのパンパンに張り詰めた玉袋を下から強く揉みしだいた。 (ああっ、いいわ、兄さん……っ! そうやって私のお口を乱暴に犯しなさい……っ! あなたが激しく腰を振れば振るほど、あなたは私の共犯者として深く堕ちていくのよ……っ! さあ、出しなさい、あなたの一番濃い精液を、私の喉の奥へ全部ぶちまけなさい……っ!)  じゅぼっ、ぐちゅっ、ぐぽぽっ、ちゅるるっ……!  はじめの腰の動きが限界まで加速し、太い竿が椿姫の唇を押し広げて猛烈なピストンを繰り返す。  そして、椿姫が舌先で裏筋を強く弾き、頬を限界まで窪ませてジュウウウッ!と強烈なバキュームを仕掛けた、まさにその瞬間だった。 「くっ、出るぞ、椿姫……っ! お前の口の中の汚い記憶、俺の精液で全部洗い流してやる……っ! 飲め、全部飲めぇっ――!!」 「んんっ、んぐぅぅっ――♡♡」  びくんっ! どぷっ、びゅるるるるっ、どくっ、どくんっ!!  椿姫の口腔内の最奥、喉の入り口に直接押し当てられた亀頭の鈴口が激しく痙攣し、これまで焦らしに焦らされて濃縮されきっていた大量の白濁した精液が、まるで決壊したダムのように凄まじい勢いで噴き出した。  熱い。火傷しそうなほど熱く、ドロドロと粘り気のあるオスの精液が、一度、二度、三度と果てしなく脈打ちながら、椿姫の喉の奥と舌の上へと容赦なく叩きつけられていく。  独特の青臭く濃厚な匂いと、舌に絡みつくような濃い味が口腔内いっぱいに広がり、飲み込みきれないほどの量に椿姫の頬がぷくりと膨らんだ。  だが、椿姫は頭を押さえつけられたまま、少しもむせることなく、潤んだ瞳で上目遣いにはじめの顔をじっと見つめながら、その白い喉を鳴らし始めた。  ごくんっ……ごくんっ……んくっ、ごくんっ……!  一回、また一回と、華奢な白い喉仏が上下に動くたび、口腔内を満たしていた大量の兄の精液が、一滴残らず椿姫の食道を通って胃の腑へと嚥下されていく。  十数秒にも及ぶ長い射精がようやく収まり、なおも竿の中に残る最後の精液までをも、椿姫は根元から唇でしごき上げるようにしてちゅ르르っと吸い出し、綺麗に飲み干してみせた。  ぷはぁっ……と、ゆっくりと亀頭から唇を離した時、椿姫の赤い唇と伸びた舌先、そして垂れた唾液の糸には、わずかに白濁した精液の名残が艶めかしく光っていた。  彼女は自ら口を大きく開けて舌を突き出し、口内の精液をすべて飲み干したことをはじめに見せつけると、残った唇の端の白い雫を舌先でぺろりと舐め取って、うっとりと蕩けきった微笑みを浮かべた。 「はぁっ……はぁっ……ごちそうさまでした、兄さん……♡ すごかった……兄さんの精液、すごく熱くて、濃くて……私の喉の奥を通っていく時、あいつらの嫌な記憶が全部溶けて消えていくのがわかりましたわ……。今、私のお腹の中、兄さんの温かい精液でいっぱいです……」  そのあまりにも淫靡で、健気で、そして背徳的な妹の姿。  一度大量に射精したにもかかわらず、目の前で自分の精液を美味しそうに飲み干して微笑む椿姫を見た瞬間、はじめの股間の肉棒は萎えるどころか、再び太い血管を浮き上がらせ、白い精液と唾液にまみれたままズキズキと凶暴な硬さを取り戻し始めていた。 「ふふ……あはっ、すごいわ、兄さん……。お口を綺麗にしてくださったばかりなのに、もうこんなに硬いままだなんて……」  椿姫はそのままシーツの上へと再び仰向けに寝転がり、白い双丘を揺らしながら、愛液でぐっしょりと濡れそぼった桃色の秘裂と、その下でひくつく桜色のアナルの両方を、自らの両手で大きく左右へと引き開いてみせた。 「お口はもう、兄さんのものになりましたわ……。だから次は、ここよ、兄さん……。まだあいつらの気配が残って疼いている、私の前のお穴と、後ろのお尻の穴……。さあ、覆いかぶさってきて、兄さん。夜が明けるまで、この二つの穴が兄さんの精液で溢れ返るまで……私を、兄さんの手で完全に上書きしてちょうだい……っ♡」  準備はすべて整った。  水無月はじめはもはや、自らの意志で妹を救済するという強固な錯覚のもと、彼女のすべてを犯し尽くすことしかできない忠実な獣へと完全に仕立て上げられた。  荒い咆哮のような息を吐きながら、再び勃起した剛直を突き立てて覆いかぶさってくる兄の影を受け止めながら、椿姫の瞳は歓喜に煌めいていた。  物語はいよいよ、口・膣・アナルのすべての穴への連続射精によって全身を兄の精液で満たし、究極の共犯関係を完成させる最大のクライマックス――【第23章:聖痕の完全上書き】へと、止め処なく雪崩れ込んでいくのであった。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(1)  深夜二十三時三十分。水無月家の二階、内側からおろし金の鍵がしっかりと掛けられた椿姫の自室は、外界のすべてから切り離された濃密な密室と化していた。  枕元に置かれた小さな間接照明だけが、淡い琥珀色の光を投げかけている。その仄暗い光の中に浮かび上がっているのは、ベッドのシーツの上に横たわる椿姫の一糸まとわぬ白い裸体と、その上に覆いかぶさるようにして荒い息を吐く兄・はじめの全裸の肉体だった。  空調の効いた室内には、すでに二人の体温が混ざり合ったむせ返るような熱気と、微かな汗の匂い、そして椿姫の股間から絶え間なく滲み出している甘酸っぱい愛液の香気が漂っている。  椿姫は、シーツの上に艶やかな濡れ黒髪を扇のように広げ、少しだけ潤んだ瞳ではじめの顔を見上げていた。彼女の白い肌には、あちこちに痛々しい鬱血痕や、見知らぬ男たちの乱暴な歯型が青黒く残っている。首筋から鎖骨、豊かな乳房の膨らみ、そして柔らかな太腿の内側に至るまで、四十八時間の泥濘の中で刻み込まれた他人の刻印が点在していた。  だが、今の椿姫の瞳には、絶望の色など少しも宿っていなかった。  それどころか、彼女の頭蓋の芯は氷のようにひややかで、澄み切った計算と支配の愉悦に満ち溢れていた。二十九回ものループを繰り返し、何百回となくこの兄と肌を重ね、その肉棒の形状から血管の浮き出る位置、射精に至るまでの呼吸のリズムまでを完璧に把握し尽くしている彼女にとって、目の前で情欲と独占欲に瞳を血走らせているはじめは、もはや自分を救い出すヒーローなどではない。自分自身の肉体に刻まれた不快な記憶を洗い流し、すべての穴を新鮮で熱い精液で満たすための、もっとも従順で都合のいい「雄の道具」に過ぎなかった。 「兄さん……はぁ、んっ……そんなに怖いお顔で見つめないでくださいませ……」  椿姫は、甘く湿った吐息を漏らしながら、自らの細く白い指先を伸ばし、はじめの熱く火照った頬へとそっと添えた。わざとらしく指先を微かに震わせ、まるで嵐に怯える小鳥のような、可憐で儚げな声色を作る。 「私、まだ怖いの……目を閉じると、あいつらの汚い手や、乱暴なちんぽの感触が、身体の奥から蘇ってきそうで……っ。だから、兄さん……約束して。あいつらが触ったところ、あいつらの精液が入ったところ……私のお口も、おっぱいも、まんこも、お尻の穴も……全部、兄さんの熱いちんぽと精液で塗り潰してくれるって、約束してくださいませ……」  その言葉は、はじめの理性を完全に焼き切るための、計算し尽くされた呪文だった。  椿姫の潤んだ瞳と、自らの口から直接紡ぎ出された淫らで生々しい性器の名称。それが、妹の純潔を他人に蹂躙されたという事実を改めてはじめの脳髄に突き刺し、彼の内部にある原始的なオスの本能――他のオスの匂いを自らの種で上書きし、メスを完全にマーキングしたいという暴力的な独占欲を際限なく肥大化させていく。 「全部、消してやる……っ。あいつらの痕跡なんか、俺が全部塗り潰してやる……お前は、俺だけのものだ……っ」  はじめの喉から、くぐもった獣のような唸り声が漏れた。彼の腹の下では、すでに限界まで勃起した太く逞しい肉棒が、椿姫の下腹部に押し当てられ、ドクンドクンと熱い脈動を伝えている。先端の鈴口からは、我慢しきれない先走り汁がたらりと糸を引いて溢れ出し、椿姫の白いお臍のあたりをぬるりと濡らしていた。  次の瞬間、はじめの熱い唇が、椿姫の柔らかな唇へと深く食らいついた。 「んっ……ふ、んぅぅ……っ♡」  唇を奪われ、強引に歯列を割り開かれて、はじめの熱い舌が口内へと侵入してくる。  椿姫は目を細め、鼻腔から甘い吐息を抜きながら、自らの赤い舌を積極的に絡みつかせていった。クチュ、ジュルッ、レロォ……と、静かな密室に二人の唾液が混ざり合う卑猥な水音が響き渡る。  はじめは憑りつかれたように椿姫の口内を蹂躙し、上顎から歯茎の裏、舌の根元までを執拗に舐め回す。まるで、男たちに汚された彼女の口腔を自らの唾液で洗い流そうとするかのような、必死で不器用なディープキス。  だが、実際に主導権を握っているのは椿姫の方だった。彼女ははじめの舌先を自らの舌で優しく包み込み、ちゅっちゅっと甘く吸い上げることで、彼の興奮をさらに煽り立てていく。  (ええ、そうですわ兄さん……。あなたのその言葉で、今夜のすべての行為は『あなたが自ら望んだ上書き』になりますのよ。私を救うためという大義名分に酔いしれながら、私のすべての穴にあなたの精液を注ぎ込みなさいな……)  ひややかな微笑みを心の奥底に浮かべながら、椿姫は腕を伸ばしてはじめの首筋に絡みつき、さらに深く唇を押しつけた。唾液が唇の端から溢れ出し、椿姫の顎を伝って白い首筋へと銀色の筋を描いて垂れ落ちていく。 「ぷはっ……はぁ、はぁ……兄さんのキス、すごく熱くて……頭の中がとろけちゃいそうですわ……♡」  ようやく唇が離れた瞬間、二人の間にはキラキラと光る唾液の糸が幾筋も架かり、ぱちんと弾けた。  椿姫はトロンと潤んだ瞳ではじめを見上げ、熱っぽく濡れた赤い舌をぺろりと出して、自らの唇に付着した兄の唾液を舐め取った。 「ねえ、兄さん……キスだけじゃなくて、私の身体の表面についたあいつらの匂いも、まずは兄さんの舌と唾液で全部舐め取ってほしいの……。耳の裏も、首筋も、太腿の内側も……私のまんこの周りまで、兄さんの匂いでいっぱいにマーキングしてくださいませ……」  椿姫が甘い声でおねだりしながら、しなやかな肢体をくねらせて見せると、はじめは言葉すら返さず、荒い鼻息とともに彼女の耳元へと顔を埋めた。  「あぁん……っ♡」と椿姫が艶めかしい吐息を漏らす。はじめの熱い舌先が、彼女の小さな耳たぶを甘噛みし、そのまま耳の穴の中へとぬるりと入り込んできたのだ。ジュル、クチュッ、と耳孔のすぐそばで唾液の音が響き、椿姫の背筋に甘い痺れが駆け抜ける。 「んっ、はぁぁ……っ、耳の中、兄さんの舌でほじられてる……っ♡ すごい、ぞくぞくしますわ……そのまま、首筋も舐めて……あいつらに掴まれたところ、兄さんの唾液でベトベトにしてくださいませ……」  椿姫の誘導に従うように、はじめの舌は耳の裏から白い項、そして鎖骨の窪みへと這い降りていく。彼が舌を這わせるたび、そこには濡れた唾液の跡が光り、時折強い吸引とともに赤いキスマークが刻み込まれていく。  椿姫はただ受け身で舐められているだけではなかった。彼女は自らの上に跨るような体勢になっているはじめの股間へと、そっと白い右手を伸ばした。  指先が、熱く滾るはじめの肉棒へと触れる。 「あっ……兄さんのちんぽ、もうこんなに硬くなって、ビクビクって脈打ってますわ……♡ 私の身体を舐めながら、我慢汁をこんなにたくさん垂らして……ふふ、可愛いちんぽですこと……」  椿姫の細くしなやかな五本の指が、はじめの太い陰茎を優しく、しかし逃がさない強さで握り締めた。  二十九回のループの中で、何百回と扱き上げ、咥え込み、膣内や直腸で締め上げてきた、世界で一番馴染み深い兄の性器。表面を走る太い血管の浮き具合も、熱を持って張り詰めた皮の感触も、すべてが椿姫の掌に吸い付くように馴染む。  彼女は、自らの太腿の内側や鼠蹊部を舐め回しているはじめのペニスを、巧みな手つきで上下に扱き始めた。 「んふっ……このカリ首の引っかかりも、熱くて硬い亀頭も……全部、私が大好きな兄さんのちんぽの形ですわ……。ほら、兄さん、私の指先でカリの裏筋をこりこりって撫でられるの、昔から大好きでしたでしょう……?」  椿姫は親指の腹を使って、亀頭の裏側にある敏感な小帯――裏筋のあたりを、溢れ出る先走り汁を塗り広げるようにして執拗に擦り上げた。ぬちゅ、ぬるり、と粘り気のある我慢汁が亀頭全体をコーティングし、間接照明の光を浴びて淫らにぬめり光る。  はじめの腰がガクンと揺れ、椿姫の太腿の付け根に押し当てられていた彼の口から、熱い吐息が漏れた。彼が椿姫の鼠蹊部――大陰唇のすぐ脇の柔らかな皮膚に歯を立てて強く吸い上げるのと同時に、椿姫の左手ははじめの肉棒の根元にぶら下がる、重たく張り詰めた陰嚢(玉袋)へと伸びていった。 「はぁ、んっ……♡ 太腿の付け根、そんなに強く吸われたら、まんこの奥までキュンって疼いちゃいますわ……っ。お返しに、兄さんの玉袋も優しく揉んであげますわね……。こんなにおっきく膨らんで……この中に、私の身体を上書きするための濃い精液が、たぁっぷり詰まってますのね……♡」  椿姫の柔らかな指先が、熱く湿った陰嚢の皮を優しく転がし、中にある二つの睾丸を確かめるように揉みほぐす。右手で亀頭から竿をニチュニチュと音を立てて扱きながら、左手で玉袋を下から持ち上げるように愛撫する。  そのあまりにも巧妙で容赦のない手コキ責めに、はじめは椿姫の太腿に顔を埋めたまま、浅く激しい呼吸を繰り返すばかりだった。彼のペニスはさらに一回りも太く膨張し、鈴口からは透明で粘度のある先走り汁が、糸を引くほど大量に溢れ出して椿姫の白い指先を汚していく。 「まあ、すごいですわ……私の手だけで、我慢汁がこんなにダラダラ溢れてきて……っ。でも、手で出しちゃダメですわよ、兄さん。最初の一発目は、私のお口と喉の奥に直接注ぎ込んで、あいつらに汚された私の喉を、兄さんの精液で綺麗に洗っていただかなくては……」  そう囁くやいなや、椿姫はパッと肉棒から手を離し、しなやかな動作でベッドの上に身を起こした。  時計の針は、ちょうど深夜零時を指そうとしている。  椿姫は、荒い息を吐くはじめの肩を優しく押してベッドの端に座らせると、自らは彼の股間の前に、一糸まとわぬ全裸のまま膝をついて跪いた。  目の前には、天を突くように反り返り、赤黒く充血したはじめの巨大な肉棒が聳え立っている。先ほどまで椿姫が手で扱いていたせいで、亀頭から竿の半ばまでが先走り汁でぬるぬると濡れ光り、むせ返るようなオスの体臭と皮脂の匂い、そして精液の予感を孕んだ青臭い香りを放っていた。 「まずは、私のお口から清めてくださいませ、兄さん……。あいつらの汚いちんぽを無理やり押し込まれて、臭い精液を飲まされた私のお口を……兄さんのちんぽと、兄さんの熱いミルクで、隅々まで満たしてほしいの……」  椿姫は、上目遣いにはじめの瞳をじっと見つめながら、両手で再びその剛直を包み込んだ。  そして、顔を近づけ、膨らみきった亀頭の先端に、自らの柔らかな唇をちゅっと押し当てた。 「んっ……ちゅ、れろぉ……っ♡ はぁ……兄さんのちんぽの匂い……すぅっごく濃くて、頭がくらくらしますわ……」  鼻先を肉棒の根元の陰毛に擦り寄せるようにして、兄の若々しい体臭を肺の奥深くまで吸い込む。そのまま、椿姫は桜色の舌を長く突き出し、肉棒の根元から太い血管に沿って、先端の亀頭までをねっとりと舐め上げた。  れろ、じゅるっ、ちゅぷ……と、舌先がカリ首の段差をなぞり、過敏な裏筋を何度も往復する。先走り汁が溢れ出す鈴口に舌先を突き立てて、尿道口をほじるようにチロチロと刺激すると、はじめの太腿に力が入るのが伝わってきた。 「ふふ、ここを舌で突かれると、ちんぽがビクッて跳ねますわね……♡ じゃあ、玉袋も綺麗にしてあげますわ……あむっ、ちゅる、じゅぷっ……」  椿姫は一度亀頭から口を離すと、その下に垂れ下がる重たい陰嚢へと唇を這わせた。汗ばんだ玉袋の片方を、柔らかな唇でぱくりと咥え込み、口の中で転がすようにして舌で舐め回す。ちゅぅぅっ、と優しく吸い上げながら、もう片方の睾丸を指先で撫でさすり、さらに舌先をその奥の会陰部へと伸ばして、粘膜をねっとりと擦り上げた。  男たちに無理やり頭を掴まれて奉仕させられた時とは全く違う。自らの意思で、自らの計算で、兄の急所を的確に責め立て、射精へと追い込んでいく支配的な快楽。椿姫の股間からは、誰に触れられたわけでもないのに、熱い愛液がとろりと溢れ出し、跪いた彼女の太腿の内側を濡らしていた。 「んちゅ……ぷはぁっ。兄さん、もう準備はバッチリですわ。私のお口の中、唾液でいっぱいにして待ってますの……。さあ、遠慮しないで、私の喉の一番奥まで、兄さんのちんぽを突き刺してくださいませ……」  椿姫は唇を濡らし、小さな口を限界まで大きく開いて、赤い舌を突き出しながら待機した。  彼女のその淫らで健気な姿に、はじめの理性のタガが完全に外れた。彼は椿姫の後頭部に両手を添えると、腰を浮かせて、反り返った極太の肉棒を彼女の口腔へと一気に押し込んだ。 「んぐっ……!? ぁ、ぐ、んぅぅぅっ――♡」  ズブリ、と重たい肉の塊が舌の上を滑り、口内をいっぱいに満たしたかと思うと、そのまま狭い咽頭の入り口を強引に押し広げて、喉の奥深くへと侵入してくる。  普通の女性ならば涙を流して噎せ返るような、容赦のないイラマチオ。だが、二十九回のループで兄のペニスの長さと太さを完全に記憶している椿姫の喉は、その暴力的な侵入を歓喜とともに受け入れた。  (ああっ……これですわ、この太さ、この熱さ……っ! あいつらの不快で乱暴なちんぽの記憶が、兄さんの太い肉棒で、喉の粘膜ごとゴリゴリって削り取られていきますわ……っ♡)  椿姫は鼻から深く息を吸い込み、はじめの股間に自らの鼻先が埋まるまで、根元まで完全に肉棒を呑み込んだ(ディープスロート)。  それだけではない。彼女ははじめが腰を動かすのを待つのではなく、自ら頭を前後に激しく揺らし始めたのだ。 「んぐっ、じゅるっ、ごぽぉっ……! んぅ、じゅぶ、じゅぷぷっ、んغっ……♡」  グチュ、ゴポッ、ジュルルッ! と、唾液と先走り汁が泡立ち、喉の奥が肉棒にピストンされる粘着質な水音が部屋中に響き渡る。  椿姫は喉の奥の筋肉(食道口)を意図的にキュウッと収縮させ、そこに入り込んでくるはじめの太い亀頭を執拗に締め上げた。さらに、口が根元まで達するたびに、舌を裏返して竿の裏側の血管や裏筋に巻きつけ、唇の輪で根元をぎゅーっと絞り上げながら頭を引く。  喉奥を使ったセルフ・イラマチオと、舌と唇によるバキュームフェラチオの同時攻撃。  彼女の瞳は涙で潤み、口の端からは泡立った白い唾液がダラダラと顎を伝って垂れ落ち、豊かな乳房の上へと滴り落ちていく。しかし、その潤んだ瞳は真っ直ぐに上目遣いではじめの顔を捉えて離さず、「もっと突いて、もっと喉の奥を犯して」と淫らに訴えかけていた。 「くっ……お前、そんなに喉の奥で締め付けたら……っ、出る、もう出るぞ……っ!」  はじめが苦しげに唸り、椿姫の頭を掴む手に力を込めた。彼の腰が小刻みに痙攣し、肉棒の中の尿道が、熱い精液の奔流を押し上げるために大きく膨らむのを、椿姫は舌の上で鮮明に感じ取った。  (ええ、お出しなさい、兄さん……! 一滴も残さず、私の喉の奥にぶちまけて、私のお口と胃袋をあなたの精液で染め上げなさい……っ!)  椿姫は自らさらに深く頭を沈め、鼻先をはじめの茂みにぐりぐりと押しつけながら、喉の奥で亀頭を強く吸い上げた。  ドクンッ!! ビュルルルルッ――!! ドピュッ、ドクッドクッ、ビュゥゥゥッ!! 「んぐぅぅっ――♡♡ んっ、んく、ごくっ、んぐぅっ……♡」  はじめの腰がガクガクと震え、椿姫の咽頭の最奥へ向けて、一発目の濃厚で大量の精液が勢いよく噴射された。  直接喉の奥へと叩きつけられる、焼けるように熱く、ドロリと粘度を持った白濁液の塊。一度、二度、三度、四度……まるで堰を切ったかのように、はじめの肉棒は脈動を繰り返すごとに、信じられないほどの量のザーメンを椿姫の喉奥へと吐き出し続ける。  椿姫は少しもむせ返ることなく、トロンと蕩けた恍惚の瞳ではじめを見つめたまま、喉を大きく鳴らしてその熱い奔流を迎え入れた。  ごくっ、んくっ、ごくんっ……と、彼女の白く細い喉仏が上下に動き、兄の濃厚な精液を次々と食道の奥、胃袋へと嚥下していく。口内に溢れかえった分も、舌の上でしっかりと味わうように転がし、その独特の青臭さと渋み、そして塩辛い熱量を粘膜の隅々にまで染み込ませながら、ごくりと飲み干していく。 「んくっ……ごくんっ……んぅ、ちゅぅぅっ……♡」  十数秒にも及ぶ長い射精がようやく収まりかけても、椿姫はすぐに肉棒を口から離そうとはしなかった。  彼女は、まだビクビクと余韻に震える敏感な亀頭を口内に留めたまま、尿道の中に残っている最後の一滴まで吸い出そうとするかのように、ちゅぅぅぅっ、じゅるるっ、と頬を凹ませて強く吸引した(お掃除フェラ)。  過敏になっている射精直後の亀頭を、柔らかな舌の腹でねっとりと撫で回し、鈴口を舌先でちろちろとつつきながら吸い上げられ、はじめの身体が過敏な快感に大きく揺れる。 「んちゅっ……れろ、ちゅぱ……ぷはぁっ……♡」  ようやく椿姫が唇を離すと、まだ硬さを残した肉棒の先端と彼女の赤い唇の間に、白く濁った精液と唾液の混ざった糸が幾重にも伸びた。  椿姫は、自らの唇の端から顎へと垂れ落ちた白い精液の雫を、細く白い人差し指でそっと掬い取った。そして、はじめの目の前で、その指先を自らの桜色の舌の上へと乗せ、見せつけるようにぺろりと舐め取って微笑んだ。 「はぁ、んっ……ごちそうさまでした、兄さん……♡ 兄さんのミルク、すぅっごく熱くて、濃くて、おいしかったですわ……。ほら、見てくださいませ……あぁんっ」  椿姫は再び小さな口を大きく開け、精液を飲み干して綺麗になったピンク色の口腔内と舌を、はじめに向かって誇示するように見せつけた。舌の上には、わずかに残った白い泡が艶めかしく光っている。 「全部、一滴残らずごっくんいたしましたわ……。これで、あいつらの汚いものを押し込まれた私のお口の中も、喉の奥も、お腹の中も……全部、兄さんの精液で綺麗に洗い流されましたわね……♡」  そう言ってうっとりと自分の喉元から胸元へと手を滑らせる椿姫の姿は、凌辱の傷を癒やされた可憐な妹そのものだった。だが、彼女の胃袋の奥に収まった兄の精液の重みは、彼女が仕掛けた「完全なる支配」の最初の楔が、見事にはじめの肉体と精神に打ち込まれたことの動かぬ証拠でもあった。  そして、まだ夜明けまではたっぷりと時間がある。口と喉奥の上書きを終えたばかりの椿姫の視線は、すでにはじめの股間で再び熱を帯び始めている肉棒と、自らの胸元に揺れる豊かな双丘へと向けられていた。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(2)  深夜一時。密室の空気は、一発目の射精と嚥下を終えたことで、さらに濃密な精液の香りと雌雄の熱気に満たされていた。  口と喉の奥を兄の熱いザーメンで洗い流した椿姫は、満足げな吐息を漏らしながら、ベッドの中央へと仰向けに身を横たえた。  シーツの上に広がる彼女の白い肢体は、汗と唾液でうっすらと輝き、呼吸に合わせて豊かな双丘が大きく波打っている。しかし、その美しく盛り上がった乳房の白い肌には、痛々しい青紫色の鬱血痕や、見知らぬ男たちが乱暴にむしゃぶりついた歯型がいくつも残されていた。 「ねえ、兄さん……お口の中は、兄さんの精液ですっかり綺麗になりましたけれど……まだ、私のおっぱいが泣いていますの……」  椿姫は自らの両手を添えて、たわわに実った左右の乳房を下からむぎゅっと持ち上げて見せた。柔らかな脂肪の塊が指の間から零れ落ちそうになり、その頂に咲く桜色の乳首が、すでに期待に充血してぷっくりと勃起している。 「見てくださいませ、このおっぱいについた酷い跡……。あいつらに乱暴に揉みしだかれて、汚い歯で噛みつかれて……私、自分の身体を見るたびに悲しくなってしまいますの……。だから、兄さん……このおっぱいも、乳首も、兄さんの唇と歯で、全部上書きしてくださいませ。あいつらの傷が見えなくなるくらい、兄さんのキスマークと噛み跡で、私のおっぱいを真っ赤に染め上げてほしいの……」  椿姫が潤んだ瞳で懇願し、自らの指先で勃起した乳首をちonと弾いて見せると、はじめの瞳に再び暗い情欲の炎が燃え上がった。  一発目を吐き出したばかりだというのに、彼の股間にある肉棒は、妹の淫らな誘惑と視覚的な刺激によって、すでに元の凶悪な硬さと大きさを完全に取り戻していた。  はじめは無言のまま椿姫の上に覆いかぶさると、彼女が両手で差し出した豊かな双丘の谷間へと、獣のように顔を埋めた。 「あぁんっ……♡ はぁ、兄さんの熱いお口が、私のおっぱいに当たってる……っ♡」  はじめの唇が、まず左の乳房の内側――男たちの青い鬱血痕がもっとも濃く残っている場所へと押し当てられた。ちゅぅぅぅっ、と皮膚を強く吸い上げる音が響く。  男たちが残した痕跡を、自らの吸引力で塗り潰そうとするかのような、執拗で力強いキスマークの重ね書き。 「んっ、ふぅぅ……っ! そう、そこですわ、兄さん……っ♡ もっと強く吸って、あいつらのつけた汚い色を、兄さんの真っ赤な印で消し去ってくださいませ……っ!」  椿姫ははじめの後頭部に両手を回し、彼の顔を自らの柔らかな胸へとぎゅーっと抱き寄せた。そして、背中をシーツから浮かせるようにして、白い乳房を彼の口元へとグイグイと押しつけていく。  一つ、二つ、三つと、青い痣の上に鮮やかな紅色の吸引痕が重なっていくたび、椿姫の脳髄には「自分の思い通りに兄を動かしている」という甘美な全能感が広がっていく。  (ふふ、なんて素直で可愛い兄さんかしら……。私がこうして少し甘い声を出して誘導するだけで、必死になって私のおっぱいに自分の縄張りの印をつけていくわ。ええ、もっと吸いなさい、もっと噛みなさい。その赤い印が増えるほど、あなたはもう二度と私から逃げられなくなるのですから……)  内心でひややかに微笑みながらも、彼女の肉体が感じている快感は紛れもない本物だった。二十九回のループの中で、兄の舌と唇によって徹底的に開発され尽くした彼女の乳房と乳首は、彼の触れ方ひとつで容易に絶頂へと昇り詰めることができるほど敏感になっていたのだ。 「ひゃうんっ……♡ あ、あぁっ……乳首、兄さんの熱い舌で転がされてるぅ……っ♡」  乳房の周囲を赤いキスマークで埋め尽くしたはじめの舌先が、ついに頂点で硬く尖る桜色の乳首へと到達した。  れろっ、ちゅぷ、じゅるるっ……と、唾液をたっぷりと含んだ熱い舌が、ぷっくりと膨らんだ乳首の先端をねっとりと舐め回し、乳輪の周りぐるりを円を描くように這い回る。  さらに、はじめが唇で乳首全体をぱくりと咥え込み、赤ん坊が母乳を吸うようにちゅぅぅぅっ! と強く吸い上げると、椿姫の背筋に甘い電撃が駆け抜けた。 「あぁっ、んぅぅっ……♡ すごいですわ、兄さん……っ、乳首をそんなに強く吸われたら、お腹の奥までキュウって繋がって……まんこから、お汁が勝手に溢れてきちゃいますわ……っ♡ ねえ、吸うだけじゃなくて、歯も立てて……兄さんの歯で、私の乳首を甘噛みしてくださいませ……っ!」  椿姫のおねだりに応えるように、はじめは吸い上げた乳首の根元に、自らの前歯を少しだけ立てて、こり、こりっ、と甘噛みした。  痛気持ちいい鋭い刺激が乳腺から直接脳天へと突き抜け、椿姫は「んあぁぁっ……♡」と甘く艶めかしい吐息を漏らして、シーツの上で身をよじった。  左の乳首を唾液でテカテカに濡らし、真っ赤に充血させるまで吸い上げると、はじめの顔はそのまま右の乳房へと移る。そちらに残っていた男たちの歯型の上にも、自分の歯型を深く重ねるようにして噛みつき、吸い上げ、舌で舐め回す。  開いている方の左の乳房も放置されることはなく、はじめの大きな掌がそれを鷲掴みにし、指が食い込むほどの強さでむにゅむにゅと揉みしだきながら、親指と人差し指で濡れた乳首を摘まんでこりこりと捻り上げた。 「はぁ、あぁんっ……♡ 両方のおっぱい、同時にいじめられて……っ、あぁ、兄さんの歯型が、あいつらの傷の上にくっきりついていくのが分かりますわ……っ♡ 嬉しい……もっと、もっと強く噛んで、私の乳首を兄さんのものにしてくださいませ……っ♡」  椿姫は甘い嬌声を絶え間なく響かせながら、自らの太腿をすり合わせ、股間から溢れ出る愛液でシーツを濡らしていった。  十分以上にもわたる執拗な乳房へのマーキングによって、椿姫の白い双丘は、谷間から脇腹、鎖骨の下に至るまで、はじめがつけた無数の赤いキスマークと歯型で隙間なく埋め尽くされた。左右の乳首は元の倍近くにまで赤くぷっくりと腫れ上がり、石のように硬く尖って、少し空気が触れるだけでもジンジンと甘い快感を訴えている。 「はぁ、はぁ……っ♡ 見てくださいませ、兄さん……私のおっぱい、兄さんの印で真っ赤になって……あいつらのつけた跡なんて、もうどこにも見えなくなりましたわ……♡」  椿姫は熱っぽく潤んだ瞳で自分の胸元を見下ろし、恍惚とした笑みを浮かべた。  そして、彼女は自分の太腿の上で、我慢の限界とばかりにドクンドクンと脈打ち、先走り汁をボタボタと垂らしているはじめの剛直へと視線を落とした。 「私のおっぱいをこんなに綺麗にしてくれたお礼に……今度は、この兄さんだけのものになったおっぱいで、兄さんのちんぽを気持ちよくしてあげますわね……♡」  椿姫はベッドの上で上体を起こすと、はじめを仰向けに寝かせ、その股間の間へと膝をついて割り込んだ。  彼女の目の前には、先ほど喉奥で一発抜いたばかりとは思えないほど猛々しく反り返り、赤黒く充血した太いペニスが屹立している。 「ふふ……私のおっぱいを舐めながら、ちんぽをこんなにガチガチに硬くして……本当に可愛い兄さんですこと。ほら、私のおっぱいに、兄さんのちんぽを挟んであげますわ……♡」  椿姫は一度、亀頭の先端に顔を近づけ、口内に溜めた自分の温かい唾液を「んっ、ぷぁっ……」と亀頭から竿全体へとたっぷりと吐きかけた。糸を引く唾液が太い肉棒に絡みつき、先走り汁と混ざり合ってぬるぬると光る。  彼女はそれだけでは飽き足らず、そのぬめりを自らの左右の乳房の内側――谷間の深い溝へと直接擦りつけて塗り広げた。 「あぁんっ……ちんぽの熱いのが、おっぱいの間に当たって……っ♡ いくわよ、兄さん……むぎゅぅっ……♡」  椿姫が両腕で自らの豊かな双丘を左右から中央へと強く寄せ集めると、たわわな脂肪の塊がむっちりとした肉の壁となり、はじめの太い肉棒を根元から亀頭まですっぽりと包み込んだ。  極上の柔らかさと、吸い付くような肌の弾力、そして唾液と汗が混ざり合った熱いぬめり。外から見れば、椿姫の深く美しい胸の谷間の中に、はじめのペニスが完全に埋没して見えなくなっている。 「どうかしら、兄さん……? あいつらに汚された跡を兄さんが全部消してくれた、この綺麗なおっぱいの谷間は……兄さんのちんぽを、こんなに柔らかく、熱く包み込んでいますわよ……♡」  椿姫は甘い声で囁きながら、両手で乳房をぎゅーっと内側に押し固めたまま、上体を上下に揺らし始めた。  むちゅっ、ぬちゅ、ずりゅっ、むにゅぅっ……!  唾液で潤滑された白い双丘が、硬く脈打つ肉棒の側面を全方向から圧迫し、摩擦しながら上下にスライドする。  椿姫が胸を押し下げるたび、谷間の頂点から赤黒い亀頭がぷるんと顔を出し、彼女が胸を持ち上げるたび、再び柔らかな肉の海の中へとずぶずぶと沈み込んでいく。 「んっ、ふぅっ……♡ はぁ、おっぱいの間で、兄さんのちんぽがビクビクって跳ねてますわ……っ。ただ挟んで擦るだけじゃなくて……ほら、こんなふうに、兄さんがさっき噛んで硬くしてくれた私の乳首で、亀頭をこりこりって擦ってあげますわね……♡」  椿姫はパイズリの動きを巧みに変化させた。  胸を持ち上げた瞬間、左右から乳房を交互にずらすように動かし、石のように硬く尖った自らの二つの乳首を、谷間から覗く亀頭のカリ首や、敏感な裏筋へと直接グリグリと擦りつけたのだ。  乳首の突起がカリの段差を引っ掻き、それと同時に椿姫自身の乳腺にも強烈な摩擦の快感が走る。 「あぁんっ……♡ これ、すごいですわ……っ! 兄さんの熱い亀頭に、私の乳首が擦れて……私までおっぱいでイッちゃいそうになりますの……っ♡ でも、まだまだもっとしてあげますわ……ちゅっ、れろぉ、じゅるるっ……♡」  椿姫は、乳房の谷間で肉棒の竿をむぎゅむぎゅと扱き上げながら、顔を前に突き出し、谷間からひょっこりと顔を出す亀頭の先端を、赤い唇でぱくりと咥え込んだ。  パイズリとフェラチオの同時責め。  柔らかな双丘で竿全体を圧迫・摩擦しつつ、一番敏感な亀頭と鈴口を、温かい口内粘膜と舌先でじゅるじゅると吸い上げる。  クチュ、ジュルッ、ムチュウッ、ジュポッ! と、胸の谷間と口元から、粘り気のある水音が二重に響き渡る。椿姫は上目遣いにはじめの顔をじっと見つめ、彼が快感に顔を歪める瞬間を一つも見逃すまいと観察していた。  (ほら、もう腰が浮いてきていますわよ、兄さん……。一発目を私の喉に出してから、まだ一時間も経っていないのに、またそんなにパンパンに玉袋を膨らませて……。私のおっぱいと舌に負けて、二発目の精液をぶちまけるがいいわ……) 「んちゅっ、ぷはぁっ……! ねえ、兄さん……もう出そうなのでしょう? ちんぽが、おっぱいの中でこんなに熱く膨らんでますもの……っ。我慢しないで……二発目の熱い精液は、この兄さんのキスマークでいっぱいになった私のおっぱいと、首筋と、お顔の上に……たっぷりぶっかけて、私を外側からも兄さんの精液で真っ白に染めてくださいませ……っ♡」  椿姫は口を離すと、谷間から亀頭の先端だけをわずかに覗かせ、その鈴口を自らの顎の下から鎖骨、そして乳房の谷間へと向けるように角度を固定した。  そして、両手で乳房を限界まで強く寄せ集め、乳首を裏筋に押し当てたまま、高速で胸を上下にピストン運動させた。  ぬちゅっ、ぐちゅっ、ずりゅりゅっ! と激しい摩擦音が鳴り響き、椿姫の豊かな胸が暴れるように揺れ動く。 「あぁっ、出してっ、兄さん……♡ 私のおっぱいに、兄さんの濃いザーメン、いっぱいぶっかけてくださいませ……っ♡」  椿姫の淫らな催促が決定打となった。はじめの喉から低い呻き声が漏れ、彼の背中がベッドから浮き上がるほど強く緊張した次の瞬間――  ドピュッ!! ビュルルルルッ――!! ドクンッ、ビュッ、ドピュビュゥゥゥッ!! 「きゃあぁんっ……♡♡ あっ、あぁぁっ……熱いっ、兄さんの精液、すぅっごく熱いですわぁ……っ♡♡」  谷間から突き出た亀頭の先端から、真っ白で濃厚な精液の奔流が、まるで間欠泉のように勢いよく噴き上がった。  一発目の射精は、椿姫の顎先から白い首筋、そして鎖骨の窪みへと一直線に降り注ぎ、二発目、三発目の塊は、彼女が突き出した赤い舌の上や唇、頬の上へとべったりと跳ね飛んだ。さらに続く四発目、五発目のドロドロの白濁液は、はじめのキスマークで真っ赤に染まった豊かな双丘の谷間へと大量に吐き出され、白い肌と赤い吸引痕の上を、真っ白なザーメンがとろとろと覆い尽くしていく(パイズリ挟射・ぶっかけ上書き)。 「はぁ、あぁぁ……っ♡ すごい……っ、二発目なのに、こんなにたくさん……っ♡ 私のおっぱいも、首も、お顔も……兄さんの精液でドロドロになっていきますわ……っ♡」  椿姫は目を細め、顔面と乳房に降り注ぐ熱い白濁の雨を、全身で歓喜しながら浴び続けた。  彼女は射精が終わるまで決して胸の圧迫を緩めず、むぎゅぅぅっと谷間で肉棒を絞り上げるようにして、尿道の中に残った精液まで残らず胸の上へと搾り出させた。  やがて射精の脈動が収まり、はじめが荒い息を吐いて脱力すると、椿姫はそっと両胸を左右に開いた。  ぷるん、と弾けるように解放された双丘の間には、濃厚な精液が溜まって白い池のようになっており、開いた瞬間に左右の乳房と亀頭の間にとろりとした白い糸が幾重にも架かった。 「んふふ……見てくださいませ、兄さん……♡ 私のおっぱい、兄さんがつけた赤いキスマークの上に、兄さんの真っ白なミルクがたっぷりかかって……まるで兄さんのものだって証明するみたいに、キラキラ光ってますわ……♡」  椿姫は恍惚とした表情で、自らの乳房の上に溜まった温かい精液を、両手の掌でむにゅりと撫で広げた。  まるで最高級の美容クリームでも肌に塗り込むかのように、彼女は兄の精液を自らの乳首や乳輪、そして鎖骨から首筋へと丁寧に塗りたくっていく。青臭く濃厚なオスの匂いが、彼女の全身から立ち昇り、男たちの残した微かな記憶すらも完全に塗り潰していく。  さらに椿姫は、自らの頬や唇の周りに飛び散った精液を指先でぬぐい取ると、それを赤い舌の上へと運んで、ちゅぷ、れろっ、と美味しそうに舐め取った。 「んっ……ごくっ……♡ お顔にかかった分も、ちゃんとお口でいただきましたわ……。ねえ、兄さん……お口の中と、おっぱいの次は、いよいよ……あいつらに私の初めてを奪われてしまった、一番大切な場所……。私のまんこを、兄さんのちんぽと精液で、お腹の奥まで綺麗に洗ってくださいますわよね……?」  精液で白く濡れ光る乳房を揺らしながら、椿姫はベッドの上でゆっくりと自らの脚を開き、すでに愛液でぐっしょりと濡れそぼっている自らの股間へと、はじめの視線を誘導していった。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(3)  深夜二時。椿姫の自室のベッドは、すでに二度にわたる射精によって放たれた精液の濃厚な香りと、二人の汗、そして椿姫の股間から止めどなく溢れ出す愛液の甘い匂いでむせ返るようになっていた。  ベッドの中央に仰向けに横たわった椿姫は、自らの白い両手を膝の裏へと回し、しなやかな両脚をM字に大きく抱え上げて、自らの股間を完全にはじめの目の前へと開帳した。  間接照明の淡い光が、惜しげもなく晒け出された彼女の女性器を照らし出す。  ふっくらとした白い大陰唇の内側では、鮮やかな桜色をした小陰唇がすでに充血して艶めかしく濡れ光り、その奥にある膣口は、まるで生き物のようにひくひくと小刻みに収縮を繰り返していた。そして、その小さな膣穴からは、透明で粘り気のある愛液(マン汁)がとろり、とろりと絶え間なく溢れ出し、下の肛門の皺を伝ってシーツに濃い染みを作っている。  見知らぬ男たちに無理やり処女膜を引き裂かれ、幾度となく乱暴に蹂躙された場所。  だが、今の椿姫のまんこは、その忌まわしい記憶に怯えて閉じているどころか、過去二十九回のループの中で何百回と兄のペニスを受け入れ、愛し合ってきた肉体の記憶に忠実に反応し、兄の挿入を待ちわびて熱い蜜を滴らせていたのだ。 「兄さん……見てくださいませ、私のまんこ……。あいつらに、兄さんに捧げるはずだった私の処女を奪われて、あんなに乱暴に突かれて……汚い精液を中出しされてしまった私のまんこですわ……」  椿姫は、太腿を抱えたまま、人差し指と中指を自らの濡れた小陰唇へと伸ばし、くちゅり、と柔らかな肉びらを左右に押し開いて見せた。  ピンク色の粘膜が露わになり、ぷっくりと勃起して包皮から顔を出している小さなクリトリス(陰核)と、ぱっくりと口を開けた紅色の膣口が、はじめの視線の前に晒される。指先と粘膜の間には、キラキラと光る愛液の糸が幾筋も張り巡らされた。 「でも、見て……今、兄さんに全部を委ねていると思うと、私のまんこ、こんなにびしょびしょにお汁を垂らして、兄さんを欲しがってひくひくしていますの……。お願い、兄さん……まずは兄さんの熱い舌で、あいつらに舐め回された私のクリトリスも、小陰唇も、膣の入り口も……全部舐め取って、お口で清めてくださいませ……っ♡」  椿姫のあまりにも淫らで直接的なおねだりに、はじめは喉を鳴らして息を呑んだ。  彼は椿姫の大きく開かれた両脚の間へと這い寄ると、精液と愛液の匂いが入り混じる彼女の股間へと、迷うことなく顔を埋めた。 「あぁんっ……♡♡ はぁ、兄さんの熱い舌が、私のまんこに当たってるぅ……っ♡」  べろり、じゅるるっ――! と、はじめの широく熱い舌が、椿姫の下から上へ、会陰部から膣口、小陰唇、そして頂点のクリトリスまでを一気に舐め上げた。  粘り気のある愛液を唾液ごと啜り上げるような、貪欲で激しいクンニリングス。  椿姫は太腿を抱える手に力を込め、甘い吐息を漏らしながら、自らの腰を浮かせてはじめの顔面へとまんこをぐりぐりと押しつけていった。 「んっ、ふぅぅ……っ♡ そう、そこですわ、兄さん……っ! 私の小陰唇、兄さんの舌でぱくって咥えて、ちゅーちゅー吸ってくださいませ……っ♡ あいつらの汚い唾液がついたところ、全部兄さんの唾液で洗い流してほしいの……っ!」  じゅぷっ、ちゅるるっ、れろぉ……と、はじめの唇が濡れそぼった小陰唇の肉びらを吸い上げ、そのまま舌先を窄まった膣口の中へとずぶりと突き入れる。  舌先が膣の入り口のヒダを掻き分け、溢れ出るマン汁をじゅるじゅると音を立てて飲み干していく。さらに、はじめが鼻先を勃起したクリトリスに押し当て、今度はその敏感な突起を唇で挟み込んで、ちゅっちゅっと強く吸引しながら舌先で高速に弾いた。 「ひゃうんっ……♡♡ あ、あぁっ……クリトリス、そんなに強く吸って転がされたら……っ、あぁんっ、お腹の奥がキュンキュンって跳ねて、すぐイッちゃいそうになりますわ……っ♡」  椿姫の白い太腿が小刻みに震え、膣口からぷしゃっ、と熱い愛液が溢れ出してはじめの顎や頬をびしょびしょに濡らす。  (ふふ……すごいわ、兄さん……。私のまんこの味に夢中になって、まるで犬みたいに必死に舌を動かして……。ええ、もっと舐めなさい、もっと私の愛液を飲み干しなさい。そうやって私の味を脳の奥まで刻み込めば、あなたはもう一生、私のまんこ以外の場所では生きられなくなるわ……)  ひややかな支配の悦びに胸を震わせながら、椿姫は片手を伸ばしてはじめの後頭部を撫でさすり、彼の顔に自らの女性器をさらに深く擦りつけて、舌の上で軽い絶頂の波を味わった。 「はぁ、はぁ……んっ♡ 兄さんの舌のおかげで、私のまんこの外側も、クリトリスも、すっかり綺麗になって、トロトロにほぐれましたわ……。でも、兄さん……本当に洗ってほしいのは、もっと奥……私の膣の奥、子宮の入り口までですのよ……」  椿姫が潤んだ瞳で見つめると、はじめは愛液で濡れ光る顔を上げ、獣のように荒い息を吐きながら膝立ちになった。  彼の股間では、パイズリで二発目を吐き出した後だというのに、三度目となる極限の勃起を遂げた巨大な肉棒が、赤黒く怒張して反り返っていた。先ほど椿姫の胸にかけた精液の残りと、新しく溢れ出た先走り汁が混ざり合い、太い亀頭から竿全体がぬるぬると怪しく輝いている。 「あぁ……兄さんのちんぽ、またこんなに大きく、ガチガチに硬くなって……♡ 私のおっぱいに出したばかりなのに、私のまんこを上書きするために、こんなに張り切ってくださっていますのね……。ねえ、入れる前に、少しだけ……私の濡れたまんこの割れ目に、兄さんの熱いちんぽを擦りつけて、あいつらの感触を入り口から消してくださいませ……♡」  椿姫はすぐには挿入させず、あえて「素股」による焦らしを仕掛けた。  はじめが腰を寄せ、熱く脈打つ肉棒の腹を、椿姫のぐっしょりと濡れた縦筋(割れ目)へとあてがう。  ぬちゅり――と、極太の陰茎が、愛液でたっぷりと潤った大陰唇と小陰唇の間に挟み込まれた。 「んあぁっ……♡ 太くて熱いのが、私のまんこの割れ目に当たってますわ……っ♡ ほら、兄さん、そのまま前後に擦ってみて……」  はじめが腰を前後に動かすと、ぬちゅ、ぐちゅっ、くちゅるっ……と、粘度の高い愛液と先走り汁が混ざり合う淫らな水音が響いた。  硬く張り詰めた肉棒の背側やカリ首の段差が、椿姫の充血した小陰唇の肉びらを押し広げ、頂点で勃起している敏感なクリトリスを、下から上へとグリグリと直接擦り上げる。  それと同時に、肉棒が引くときには、膨らんだ亀頭の先端が膣口の入り口に引っかかり、今にも中へと滑り込みそうになっては、ぷるんと弾けて焦らされる。 「はぁ、あぁんっ……♡ すごいですわ、これ……っ! 兄さんの太いちんぽで、私のクリトリスと膣の入り口がずりずりって擦られて……っ、熱くて、気持ちよくて、お尻が浮いちゃいますわ……っ♡ あっ、んっ、亀頭の先っぽが、まんこの穴に引っかかって……あぁ、もう焦らさないで、兄さん……っ!」  数分間の濃厚な素股によって、椿姫の膣口からは白い泡が立つほど愛液が溢れ出し、はじめの肉棒もまた、彼女の熱い粘膜の感触に限界まで滾りきっていた。  椿姫は自ら両手で太腿をさらに大きく左右へと押し開き、ひくつく膣口をはじめの亀頭の先端へとピタリと合わせた。 「兄さん……あいつらに初めてを奪われて、汚されてしまった私のまんこ……。今すぐ、兄さんの太くて熱いちんぽを根元まで突き刺して、私の膣のヒダも、子宮の入り口も……兄さんの形と兄さんの精液で、全部洗って上書きしてくださいませ……っ♡」  その甘い懇願が放たれた瞬間、はじめは椿姫の両脚の付け根を強く掴み、太く反り返った亀頭を、濡れそぼる彼女の膣口へと真っ直ぐに押し当てた。  そして、一切の躊躇なく、腰を前へと一気に突き出した。  ズブッ、ズブブブブッ――!! 「あ、あぁぁんっ――♡♡ はぁ、あぁぁっ……入ってくるぅ、兄さんの太いのが、私のまんこの一番奥まで、ズブズブって入ってきましたわぁ……っ♡♡」  椿姫の喉から、歓喜と法悦に濡れた甘い嬌声が部屋中に迸った。  愛液でたっぷりと濡れほぐれていた膣口が、はじめの極太の亀頭をぬるりと咥え込み、無数の細かな膣壁のヒダが、侵入してくる硬く熱い肉の杭に吸い付くように絡みついていく。  そして、そのまま一息に根元まで突き入れられた瞬間、膨張しきった亀頭の先端が、椿姫の膣の最奥――柔らかな子宮口へと、ゴツンッ、と重たく密着した。  (ああっ……これですわ、この形、この太さ、この角度……っ♡ 私が二十九回の人生で、何百回も愛して、何百回も繋がってきた、私の大好きな兄さんのちんぽ……っ!)  椿姫の全身の細胞が、歓喜の産声を上げて震えた。  見知らぬ男たちの、ただ乱暴で不快なだけのピストンとは似ても似つかない。彼女の膣穴の長さ、曲がり具合、そしてGスポットやポルチオ(子宮頸部)の位置に至るまで、まるで最初からセットで作られた鍵と鍵穴のように、少しの隙間もなく完璧にフィットする「兄の形」。  男たちに蹂躙されて残っていた不快な違和感が、はじめの圧倒的な熱量と太さによって、膣壁の隅々まで物理的に押し広げられ、一瞬にして塗り潰されていく。 「あぁ、兄さん……っ♡ すごい、私のまんこの中、兄さんのちんぽでパンパンに満たされて……あいつらの感触なんて、もう少しも思い出せませんわ……っ♡ 動いて、兄さん……っ、私のまんこを、兄さんのちんぽでいっぱい突いて、兄さんの形に作り変えてくださいませ……っ!」  椿姫が足首をはじめの腰の後ろでしっかりと組み、彼を逃がさないようにロックして腰を揺らすと、はじめは低い唸り声を上げながら、激しいピストン運動を開始した。 「あいつらが出した場所を……俺のちんぽと精液で、全部塗り潰してやる……っ!」  ズチュッ、グチュ、パンッ、パパパンッ!!  湿った粘膜の摩擦音と、二人の肉体が激しくぶつかり合う重たい破裂音が、静かな密室に淫らなリズムを刻み始める。  はじめが腰を引くたび、充血したカリ首の段差が椿姫の膣壁のヒダをザリザリと逆撫でし、彼が腰を打ちつけるたび、太い亀頭が愛液を掻き分けながら、最奥の子宮口をゴツン、ゴツンッと直接ノックする。  接合部からは、二人の体液が混ざり合って白く泡立ち、ピストンの衝撃とともにシーツの上へと飛び散っていく。 「あんっ、あぁっ、ふぁぁんっ……♡♡ そうっ、そこですわ、兄さん……っ! 私の膣の奥、子宮の入り口を、兄さんの硬い亀頭でゴツゴツって叩いて……っ♡ あぁ、気持ちいいっ、あいつらに突かれた記憶が、兄さんの熱いピストンで、どんどん消えていきますわ……っ♡」  椿姫はシーツの上で濡れた黒髪を激しく揺らし、自らの白い両手を伸ばして、はじめのたくましい背中に爪を食い込ませた。  ただ突かれるだけではない。彼女ははじめが肉棒を突き入れてくるタイミングに合わせて、自らの骨盤を少し浮かせ、鍛え抜かれた膣内の筋肉(PC筋)を意識的にギュウウッ、と強く収縮させて、彼のペニスを根元から先端まで雑巾を絞るように締め上げたのだ。 「くっ、うぅ……っ! お前、中がすごく締まって……奥が、亀頭に吸い付いてくる……っ!」 「んふっ、あぁんっ……♡ だって、私のまんこ、兄さんのちんぽが大好きなんですもの……っ♡ ほら、こうして奥をキュウって締めると、兄さんの亀頭が私の子宮口にちゅーってキスしてるみたいで……すごく気持ちいいでしょう……? もっと、もっと奥まで突いて……私のまんこ、兄さんのちんぽの形で完全に上書きしてくださいませ……っ♡」  椿姫の巧妙な名器の締め付けと、耳元で囁かれる甘い淫語に、はじめのピストンはさらに激しさと速度を増していく。  パンッ、パンッ、グチュルッ、ズパンッ! と、ベッドの軋む音が激しくなり、椿姫の豊かな双丘が、先ほど塗られた白い精液を光らせながら大きく上下に弾み回る。  はじめの片手がその揺れる乳房を鷲掴みにし、もう片方の手が椿姫の腰を強く引き寄せて、体重を乗せた深い突き込みを繰り返す。  二十九回分の記憶を持つ椿姫の肉体は、兄のその容赦ないピストンによって、すでに幾度もの小絶頂を繰り返していた。膣壁が痙攣するたびに新しい愛液がドッと湧き出し、膣内は熱湯のように熱く、ぬるぬると絡みつく極上の肉壺と化している。 「あぁっ、んぅぅっ……♡ 兄さん、私、もうすぐ大っきくイッちゃいそうですわ……っ♡ 子宮の奥が、兄さんの亀頭にトントンって叩かれて、降りてきてますの……っ! お願い、一緒にイッて……っ! あいつらに汚い種を出された私の子宮の中に、兄さんの熱くて濃い精液を、お腹がはち切れるくらい、たぁっぷり中出ししてくださいませ……っ♡♡」  椿姫は両脚ではじめの腰をぎゅーっと抱き締め、彼の首筋に腕を回してしがみついた。  彼女の膣内が、最後の追い込みとばかりに、波打つような強烈な収縮を繰り返す。子宮口がまるで小さな口のようにぱっくりと開き、突き込まれるはじめの亀頭の先端(鈴口)に、ちゅぷり、と直接吸い付いた。  その瞬間、椿姫の脳天に真っ白な閃光が弾け飛び、彼女の背中がシーツの上でぎゅーっと反り返った。 「あ、あぁぁぁんっ――♡♡ イクっ、兄さんのちんぽで、まんこの奥、イッちゃいますわぁぁっ――♡♡」  椿姫が激しい絶頂に達し、膣壁全体が極限の力で肉棒を万力のように締め上げたその刹那、はじめもまた限界を迎え、彼女の最奥へと腰を深く押しつけたまま、三発目となる大量の精液を膣内へと解き放った。  ドクンッ!! ビュルルルルルッ――!! ドピュッ、ドクッドクッ、ビュゥゥゥゥッ!! 「んあぁぁぁっ――♡♡♡ 出てるぅっ、兄さんの熱い精液が、私のまんこの一番奥、子宮の中に、ドクドクって入ってきますわぁ……っ♡♡」  密着した亀頭の鈴口から、焼けるように熱い白濁の奔流が、開いた子宮口をめがけて直撃した。  一度、二度、三度、四度、五度……!  先ほどの二回の射精をさらに上回るかのような、圧倒的な量と濃度のザーメンが、痙攣する椿姫の膣穴の最奥へと次々に叩き込まれていく。  熱い精液の塊が子宮の内部へと流れ込み、内壁をじゅわっと灼くような感覚に、椿姫は絶頂の真っ只中でさらに二段、三段と深いエクスタシーの波へと突き上げられた。彼女の瞳は恍惚に潤み、口元からは甘い吐息と涎が垂れ落ち、全身が快感の余韻にビクビクと震え続ける。 「はぁ、あぁぁ……っ♡ すごい……っ、まだビクビクって、中に出てる……っ♡ 私のお腹の奥、兄さんの精液でいっぱいに満たされて……あいつらの汚い精液の残りなんか、全部押し流されて、兄さんの白い種で真っ白に塗り潰されましたわ……っ♡♡」  十数回にも及ぶ長い射精の脈動がようやく静まる頃には、椿姫の膣内ははじめの濃厚なザーメンで隙間なく満たされ、入りきらなかった白い液体が、深く結合したままの二人の性器の隙間から、ぷくぷくと泡を立ててシーツの上へと溢れ出していた。  処女を奪われた場所の、完全なる上書き。  だが、椿姫の絡みつく白い太腿は、射精を終えて息を荒げるはじめの腰から、少しも解かれようとはしていなかった。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(4)  深夜三時。椿姫の膣内へと大量の精液を注ぎ込んだはじめが、荒い息を吐きながらゆっくりと腰を引こうとした、その瞬間だった。 「んっ……ダメですわ、兄さん……。抜かないで、お願い……っ♡」  椿姫は、はじめの腰に回していた白い両脚の足首をさらに固くクロスさせ、彼の臀部を自分の股間へとぎゅーっと引き寄せた。同時に、精液で満たされたばかりの彼女の膣穴が、抜けかけようとした肉棒のカリ首をキュウウッ、と生き物のように強く締め上げて引き留めたのだ。 「このまま、私のまんこの中に兄さんのちんぽを入れたままにしていてくださいませ……。だって、もし今抜いてしまったら、せっかく兄さんが中出ししてくれた熱い精液が、外にこぼれ落ちてしまいますもの……。それに、兄さんのちんぽが離れたら、またあいつらの冷たい影が戻ってきそうで怖いの……。お願い、繋がったまま、私を抱きしめて……」  椿姫は潤んだ瞳ではじめを見上げ、両腕を彼の首筋に回して、汗と精液にまみれた豊かな双丘を彼の胸板へとむぎゅっと押しつけた。  そのまま、彼女ははじめの上体を起こすように誘導し、ベッドの上で向かい合って抱き合う「対面座位」の体勢へと移行した。  体勢が変わったことで、重力によって椿姫の全体重が真下へと掛かり、膣内に留まっていたはじめの肉棒が、再びズブズブッと子宮口の奥深くまで隙間なく呑み込まれる。 「あぁんっ……♡ すごい、座って抱き合うと、兄さんのちんぽがさっきより深く、子宮の入り口にぐりぐりって入ってきますわ……っ♡」  椿姫ははじめの耳元に熱い吐息を吹きかけながら、彼の肩口に顎を乗せ、内心でひややかに微笑んでいた。  (ふふ……逃がしませんわよ、兄さん。一回の中出しなんかで満足してもらっては困りますわ。私の子宮が完全にあなたの精子を受精して、あなたの子供を確実に孕むまで、今夜は何度でも、玉袋が空っぽになるまで私の膣の中に種付けしていただかなくてはね……)  彼女は抱き合ったまま、自らの白いお尻を小さく円を描くように揺らし始めた。  すでに一度目の大量中出しによって、椿姫の膣内ははじめの濃厚なザーメンでタプタプに満たされている。その中で彼女が腰を動かし、意図的に膣壁のヒダを収縮させて肉棒を揉みしだくと、グチュ、ニチュッ、タプンッ……と、精液と愛液が膣内で掻き回される淫らで重たい水音が、二人の密着した下腹部から響き渡った。 「んっ、ふぅっ……♡ 聞こえますかしら、兄さん……? 私のまんこの中で、兄さんがさっき出してくれた精液が、タプタプって音を立ててますわ……♡ あっ、んんっ……すごい、兄さんのちんぽ、私の中でまたビクビクって硬くなって、大きくなってきましたわよ……♡」  椿姫の熱くぬめった肉壺の締め付けと、耳元で囁かれる甘い声、そして胸板に押し当てられる柔らかな乳房と硬い乳首の感触。  それらすべてが絶え間ない性刺激となってはじめの神経を直撃し、彼のペニスは一度も膣外へ出ることなく、精液の海に浸かったまま、わずか数分で再び鋼のような硬度と極限の太さを取り戻してしまったのだ。 「ふふ、なんて頼もしいちんぽですこと……♡ 私のまんこが気持ちよすぎて、お外に出たくなくなっちゃいましたのね……。いいですわよ、兄さん。このまま抜かずに、二発目の種付けをしてくださいませ……。私が上から動いて、兄さんの濃厚な精子を、もっともっと奥まで搾り取ってあげますわ……♡」  椿姫は対面座位のまま、はじめの首にしがみついて、自ら腰を上下に激しくバウンドさせ始めた。  ズチュッ、グポッ、タプッ、ズブブッ!!  彼女が腰を浮かせるたび、精液で真っ白にコーティングされた太い肉棒の竿が結合部から半分ほど姿を現し、彼女が腰を落とすたび、白い泡を撒き散らしながら根元までズプリと突き刺さる。  膣内に溜まった精液がピストンの圧力で逃げ場を失い、一部は結合部の隙間からぷくぷくと白い泡となって溢れ出し、残りは亀頭の先端によってさらに奥――子宮頸管の内部へとグイグイと押し込まれていく。 「あぁんっ、はぁ、んぅっ……♡♡ 気持ちいいっ、兄さんのちんぽ、さっきの精液でぬるぬるになって、私の膣のヒダを奥まで擦り上げてますわ……っ♡ ねえ、兄さんも下から突いて……私の子宮を、兄さんの精液で完全に塞いでくださいませ……っ!」  椿姫が甘い声で催促し、はじめの唇を奪って濃厚なベロチューを仕掛けると、はじめは彼女の白い尻肉を両手で鷲掴みにし、下から荒々しく腰を突き上げ始めた。  パンッ、パンッ、グチュルッ、ドパンッ!!  上から落とす椿姫の腰の動きと、下から突き上げるはじめのピストンがぶつかり合い、先ほど以上の強烈な衝撃が二人の結合部を貫く。  わずか十分足らずの激しい連撃。すでに極限まで高まっていた二人の肉体は、あっという間に次の絶頂の頂へと駆け上がっていった。 「んむっ……ぷはぁっ! あぁっ、兄さん、また来ますわ……っ♡ 私のまんこ、兄さんのちんぽをぎゅーって締めて、またイッちゃいますわ……っ♡ 出して、このまま抜かずに、二発目の熱いザーメン、私の子宮に上書き中出ししてくださいませぇっ――♡♡」  椿姫が背中をぎゅーっと反らせ、膣内の肉壁を限界まで収縮させて亀頭をロックした瞬間、はじめの腰が大きく跳ね上がり、膣内で二度目(通算四発目)の射精が炸裂した。  ドクンッ!! ビュルルルルッ――!! ドピュッ、ドクッドクッ、ビュゥゥゥッ!! 「あ、あぁぁんっ――♡♡♡ また出てるぅっ、さっきの精液の上に、もっと熱くて濃いのが、ドクドクって注ぎ込まれてますわぁ……っ♡♡」  すでに精液で満たされていた膣奥と子宮口へ、さらに追い打ちをかけるように新しい白濁液の塊が次々と叩き込まれる。  行き場を失った一発目の精液が、二発目の激しい射精圧によって結合部からボulボulと音を立てて噴き出し、二人の太腿とシーツを真っ白に染め上げていく。それと同時に、椿姫の下腹部の奥は、注ぎ込まれた二人分ならぬ二回分の大量の兄の精液によって、ズシリと重たく、熱く満たされていった。 「はぁ、はぁ……んふぅ……っ♡ すごい重みですわ、兄さん……。私のお腹の奥、兄さんの赤ちゃんのもとで、もうタプタプに溺れてますの……♡」  だが、椿姫の貪欲な「上書きと搾取」は、これだけでは終わらなかった。  射精を終えて肩で息をするはじめの胸板を、彼女は白い手でそっと押し倒し、再び彼をベッドの上に仰向けに寝かせたのである。もちろん、股間の結合は少しも解かないままだ。  はじめの上に馬乗りになる「騎乗位」の体勢となった椿姫は、精液で濡れ光る自らの豊かな双丘を誇示するように胸を張り、上から見下ろす支配者の視線ではじめを見つめた。 「まだ眠らせませんわよ、兄さん……。だって、あいつらには二日間で何度も何度も出されたんですもの。兄さんの精液でそれを完全に消し去って、私の卵子に兄さんの精子を確実に受精させるには、もっともっと、私の子宮の奥まで隙間なく詰め込んでいただかなくては……♡」  椿姫は、自らの白い両手を自分のお臍の下――ちょうど奥で、はじめの亀頭が子宮口に当たっている下腹部のあたりへとそっと添えた。 「見てくださいませ、ここ……。兄さんの太いちんぽが、私のまんこの一番奥まで入って、お腹が少しぷっくりって盛り上がっていますわ……。今から、私が上から動いて、兄さんのちんぽを私の子宮口で直接しゃぶってあげますわね……♡」  そう宣言するやいなや、椿姫は騎乗位の体勢で、腰を前後に大きくグラインドさせ始めた。  グチュウッ、ヌチュ、ズリュリュッ、タプンッ……!  二回分の中出し精液が潤滑油となって、結合部からは白いメレンゲのように泡立ったザーメンが溢れ出し、二人の性器と陰毛を真っ白に汚していく。  椿姫はただ上下に跳ねるだけでなく、腰を深く沈めた状態で骨盤を前後に傾け、膣の最奥にある柔らかな子宮口(ポルチオ)を、はじめの膨らんだ亀頭の先端へとグリグリと擦りつけたのだ(ディープスポット責め)。 「あぁんっ……♡♡ これっ、すごいですわ……っ! 上から体重をかけると、兄さんの硬い亀頭が、私の子宮の入り口に直接めり込んで……っ、んふぅっ、ほら、兄さん、私の子宮口が、兄さんの先っぽをちゅぷちゅぷって吸ってるのが分かりますかしら……?♡」  二十九回のループで鍛え上げられた椿姫の膣奥は、まるで第二の口のように自在に収縮し、亀頭のカリ首を吸い上げるように絡みつく。  さらに彼女は、自らの両手で豊かな乳房を揉みしだき、硬く尖った乳首を指先で摘まんで引っ張りながら、見せつけるように腰を激しく上下にピストンさせ始めた。  パンッ、グチュッ、ズチュチュッ、パパンッ! と、白いお尻がはじめの股間を叩くたびに、泡立った精液が飛び散り、彼女の濡れた黒髪と豊かな胸が淫らに乱れ踊る。 「はぁ、あぁっ……♡ 兄さんのちんぽ、二回も中出ししたのに、私のまんこの中でまだこんなにガチガチに反り返って……っ! じゃあ、今度は後ろ向きになって、私のお尻とまんこが兄さんのちんぽを咥え込むところ、たっぷり見せてあげますわね……♡」  椿姫は肉棒を膣内に突き刺したまま、器用に身体を半回転させ、はじめの足元の方へと顔を向ける「背面騎乗位」の体勢へと移った。  膣内で肉棒がぐるりと百八十度回転し、粘膜のヒダがねじり上げられるような強烈な快感に、椿姫は「んあぁぁっ……♡」と甘い声を漏らす。  体勢が変わったことで、はじめの目の前には、椿姫の白く丸みのある美しい桃尻と、その下で泡立つ白い精液にまみれながら極太の肉棒を根元まで呑み込んでいる結合部、そしてそのすぐ上でひくひくと淫らに収縮しているピンク色の肛門(アナル)が、大迫力で晒け出された。 「んっ、ふぅぅっ……♡ 見てくださいませ、兄さん……っ! 私のまんこが、兄さんの太いちんぽをこんなに奥まで咥え込んで、白い精液を泡立てながらズボズボって動いてるところ……っ♡ 背面騎乗位だと、カリ首が私のGスポットをゴリゴリって引っ掻いて……あぁんっ、すごく気持ちいいですわぁ……っ♡♡」  椿姫は両手をはじめの膝の上につき、お尻を高く突き出すようにして、背面騎乗位での激しいピストンを繰り返した。  ズチュッ、グポッ、パンッ、パパパンッ!!  白い尻肉が波打ち、結合部から白いザーメンの飛沫が散る。膣の前壁にある敏感なGスポットを、反り返った肉棒の亀頭が下から上へと執拗に抉り上げ、椿姫の口からは甘い喘ぎ声が途切れることなく溢れ出る。  はじめもまた、目の前で上下に弾む妹の白いお尻を両手で強く掴み、指が食い込むほど臀肉を左右に押し広げながら、下から激しく腰を突き上げた。 「ひゃうんっ……♡♡ あ、あぁっ、下からそんなに激しく突かれたら……っ! Gスポットも子宮口も、同時にゴツゴツって突かれて……私、またイッちゃいますわ……っ♡♡ ねえ、兄さん、もう三発目が出そうなのでしょう? 出してっ、私のまんこに、三回目の種付け中出しをして、私を確実に孕ませてくださいませぇっ――♡♡」  椿姫が背面騎乗位のまま背中をぎゅーっと反らせ、膣穴の入り口から最奥までを万力のように強く締め上げた瞬間――  ドクンッ!! ビュルルルルッ――!! ドピュッ、ドクッドクッ、ビュゥゥゥッ!! 「あ、あぁぁぁんっ――♡♡♡ イクっ、熱いザーメンで子宮の中を叩かれながら、またイッちゃいますわぁぁっ――♡♡」  膣内へと放たれる、三度目(通算五発目)の大量射精。  すでに二回分の精液で飽和状態に達していた椿姫の膣穴と子宮の中へ、さらなる熱い白濁の奔流が無理やり押し込まれ、結合部からは入りきらない精液が間欠泉のようにゴボゴボと音を立てて噴き出した。  お腹の奥が焼けるように熱く、重たく満たされていく絶対的な充足感の中で、椿姫は激しい絶頂に全身を震わせながら、次なる標的――まだ手つかずのまま残されている「後ろの穴」への上書きを見据えて、艶やかに唇を濡らしていた。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(5)  未明三時四十分。密室の空気は、もはや息をするだけでもむせ返るような、濃厚な精液と愛液の匂いに完全に支配されていた。  背面騎乗位で三度目の膣内射精を終えたはじめの肉棒から、椿姫がゆっくりと腰を浮かせて身体を離すと――ズリュリュッ、ボulボulボulッ!! という淫らな水音とともに、彼女のぽっかりと口を開けた膣口から、三回分の中出し精液が真っ白な滝のようにドッと溢れ出した。  ドロドロと粘度を持った熱い白濁液が、充血した小陰唇から白い太腿の内側へと止めどなく流れ落ち、ベッドのシーツの上に大きな白い水たまりを作っていく。  そのまま椿姫は、ベッドの上でくるりと向きを変え、枕に顔を埋めるようにして「四つん這い」の姿勢をとった。  胸をシーツに押しつけ、白く丸みのある豊かなお尻を、背後にいるはじめの目の前へと高く突き出すようなポーズ。  さらに彼女は、自らの両手を後ろへと回し、その柔らかな左右の尻肉を掴んで、ぐいっと外側へと大きく押し開いて見せた。 「はぁ、んっ……兄さん、見てくださいませ……。私のまんこからは、兄さんが三回も出してくれた熱い精液が、こんなにとろとろって溢れ出ていますわ……。でも……まだ、あいつらに汚されたままの穴が、もう一つ残っていますの……」  椿姫が開いて見せた白い臀部の谷間。  精液を垂れ流す膣口のすぐ上にある、ピンク色の細かな皺が寄った小さな窄まり――肛門(アナル)が、間接照明の光の下でひくひくと淫らに収縮していた。膣から溢れ出た白い精液の一部が、重力に従って会陰部を伝い、その窄まりの皺の上をぬるりと濡らしている。 「あいつら……二日目に、私のお尻の穴にも、無理やりちんぽを入れたの……。兄さんにもまだ一度も許したことのない、一番恥ずかしい不浄の穴なのに……あいつらにこじ開けられて、お尻の奥まで突かれて、汚い精液を中出しされてしまいましたの……っ」  椿姫は枕に顔を半分埋めながら、涙声を作ってお尻を小さく揺らしてみせた。  だが、彼女の言葉とは裏腹に、過去のループで兄の指や肉棒によって何度も開発されてきた彼女のアナルは、四十八時間の凌辱を経てさらに敏感な性感帯として開花しており、今この瞬間も兄の太い肉棒に貫かれることを期待して、奥の直腸粘膜を熱く疼かせていたのだ。 「だから、お願い、兄さん……っ。私のお尻の穴も、直腸の奥も……あいつらの感触が残らないように、兄さんの太いちんぽと熱い精液で、全部洗って上書きしてくださいませ……っ♡」  その告白と懇願を聞いた瞬間、はじめの瞳に宿る独占欲と嫉妬の炎が、完全に臨界点を突破して暴走した。 「お尻の穴まで使われたのか……っ! クソッ、あいつらの痕跡なんか、少しも残してたまるかよ……!! 後ろの穴も、俺のちんぽと精液で全部塗り潰してやる……っ!」  はじめは荒い鼻息を吐きながら、四つん這いになった椿姫の背後へと膝を進めた。  (ふふ……ええ、そうですわ兄さん。そうやって怒りに任せて、私のお尻の穴まであなたの精液で満たしなさいな。前の穴も後ろの穴も、すべてを自分の種で汚したとなれば、あなたはもう一生、私以外の女を見ることなどできなくなるのですから……)  椿姫が内心でひややかな凱歌を上げる中、はじめはまず、いきなり肉棒を突き入れるのではなく、彼女の後ろの穴を自らの手で染め上げるための準備を始めた。 「んっ、ひゃうんっ……♡ 兄さんの熱いベロが、私のお尻の穴に……っ♡」  はじめは椿姫の開かれた尻肉の間に顔を埋めると、膣口から溢れ出てアナルへと垂れていた自らの精液ごと、彼女のピンク色の菊門を熱い舌でベロリと舐め上げたのだ(アニリングス)。  れろっ、じゅるるっ、ちゅぷ……と、ざらついた舌の腹が肛門の細かな皺を押し広げるように舐め回し、唾液と精液をたっぷりと塗り込んでいく。さらに、はじめが窄まりの中心に舌先を突き立て、括約筋の輪をほじるようにして直腸の入り口へとぬるりと舌を差し込むと、椿姫の背筋に甘い痺れが駆け抜けた。 「あぁんっ……♡♡ すごいですわ、兄さん……っ! そんなお尻の穴まで、舌を入れてちゅーちゅー吸ってくださるなんて……っ♡ あっ、んぅっ、お尻の皺が、兄さんの唾液と精液でぬるぬるになって、勝手に開いてきちゃいますわ……っ♡」  舌でたっぷりとアナルを濡らしほぐした後、はじめは顔を上げ、椿姫の膣口からまだ止めどなく溢れ出している白い精液と愛液の混合液を、自らの右手の指先でたっぷりとすくい取った。  そして、その白濁液でべっとりと濡れた中指を、ひくつく椿姫のアナルへとあてがい、ぬるり、と第一関節から根元まで一気に差し込んだ。 「んあぁっ……♡ 指、入ってきましたわ……っ♡ 私のまんこから溢れた兄さんの精液が、ローション代わりになって、お尻の穴の中でくちゅくちゅって音を立ててますの……っ♡」  ぐちゅ、にゅるっ、くぽっ……と、はじめの指が直腸の入り口を掻き回し、一本から二本、そして三本へと増やしながら、窄まりを丁寧に押し広げていく。  指先が直腸の前壁――すぐ裏側にある膣の壁を越しに圧迫するたび、膣内に溜まっている大量の精液が押し出されて、前の穴からぷしゃっと白濁液が溢れ出る。 「はぁ、あぁんっ……♡ もう、お尻の穴、兄さんの指と精液でトロトロにほぐれましたわ……っ♡ ねえ、兄さん……指じゃなくて、早く兄さんのその太くて硬いちんぽを、私のお尻の穴に突き刺してくださいませ……っ♡」  椿姫はお尻をさらに高く突き出し、自ら括約筋をぱっくりと緩めて、ピンク色の直腸粘膜をちらりと覗かせながら誘惑した。  はじめは指を引き抜くと、すでに五発を出した後とは思えないほど凶悪に反り返り、精液と愛液でテカテカに濡れ光る自らの極太の肉棒を握りしめた。  そして、その大きく膨らんだ亀頭の先端を、椿姫の後ろの穴――アナルの入り口へとピタリと押し当て、上から体重をかけて一気に腰を押し込んだ。  ヌルッ、ズブッ、ゴボリィッ――!! 「あぐっ……あ、あぁぁんっ――♡♡♡ はぁ、あぁぁっ……入ってくるぅっ、兄さんの太くて硬いちんぽが、私のお尻の穴を押し広げて、奥までズブズブって入ってきましたわぁ……っ♡♡」  窄まっていた肛門の輪が、極太の亀頭を呑み込むために限界まで押し広げられ、細かな皺がピンと張り詰めて消え失せる。  膣とは比較にならないほど狭く、入り口の括約筋が強烈なリングとなって肉棒の根元を締め付ける中、ぬめりきった直腸の粘膜が、侵入してきた熱い肉の杭をズブズブと奥深くまで迎え入れた。  二日間の凌辱によってこじ開けられていた椿姫のアナルだったが、今そこを満たしているのは、見知らぬ男たちの忌まわしい感触ではない。二十九回の記憶が渇望してやまなかった、兄の馴染み深い太さと熱量そのものだった。 「んぅぅっ、はぁ、あぁ……っ♡ すごいですわ、兄さん……っ! 私のお尻の穴、兄さんの太いちんぽでいっぱいになって、お腹の奥まで繋がってるのが分かりますわ……っ♡ あいつらに無理やり入れられた気持ち悪い記憶が、兄さんの熱さで、お尻の粘膜ごと全部溶かされていきますの……っ♡」  椿姫は枕をぎゅっと抱き締め、瞳をトロンと潤ませて恍惚の吐息を漏らしながら、自らの直腸の壁をキュウキュウと収縮させて兄の肉棒を締め上げた。  その極上のアナルの締まりに、はじめは低い呻き声を上げ、椿姫の細く白い腰を両手でガッシリと掴むと、後ろの穴を犯す激しいピストン運動を開始した。  ズチュッ、グポッ、パンッ、パパパンッ!!  四つん這いの椿姫の白いお尻に、はじめの股間が激しく打ちつけられ、乾いた破裂音と、精液にまみれたアナルが肉棒を扱き上げる粘着質な水音が重なり合って響き渡る。  はじめが腰を引くたび、太いカリ首の段差が肛門の括約筋に引っかかってピンク色の粘膜を外側へとめくり上げそうになり、彼が腰を突き入れるたび、根元まで一気に直腸の奥深く――S状結腸の入り口付近までをゴリゴリと抉り上げる。 「あんっ、あぁっ、ひゃうんっ……♡♡ お尻っ、お尻の穴が、兄さんのちんぽでズボズボって掻き回されてるぅ……っ♡♡ すごい、お尻を突かれるたびに、前のまんこの中に入ってる兄さんの精液が、壁越しに押されて……タプタプって溢れ出てきますわぁ……っ♡♡」  それは、まさに極限の背徳と快楽が交差する光景だった。  後ろのアナルにはじめの極太の肉棒が根元まで突き刺さって激しくピストンされ、その圧迫によって、すぐ下の無防備に開いた膣口からは、先ほど注ぎ込まれた三回分の濃厚な精液が、ピストンのリズムに合わせてドクッ、タプッ、と白い泡を立てながらシーツの上へと垂れ流されていくのだ。  前後の穴を同時に兄の存在で支配される感覚に、椿姫の快感は天井知らずに跳ね上がっていく。 「はぁ、あぁぁっ……♡ 兄さん、もっと、もっと激しくお尻を突いてくださいませ……っ♡ 私の直腸のヒダを、兄さんのちんぽの形に全部アイロンがけするみたいに、奥までゴツゴツって突いて……っ♡ あぁんっ、お尻の穴で、イッちゃいますわ……っ♡♡」  椿姫は自らもお尻を後ろへとグイグイと押し返し、括約筋をリズミカルに締めたり緩めたりしながら、はじめの肉棒を直腸全体で扱き上げた。  さらに、はじめの片手が前に回り込み、精液でぬるぬるに光る彼女の豊かな乳房を揉みしだきながら、もう片方の親指で、愛液と精液にまみれた彼女のクリトリスを激しく擦り立てた。  アナルへの深いピストン、膣内の精液の圧迫感、そして乳首とクリトリスへの同時責め。  全身の性感帯を一斉に蹂躙された椿姫は、瞳をトロンと蕩かし、枕の端を甘く噛み締めながら、背中をぎゅーっと反らせて激しいアナル絶頂へと昇り詰めた。 「あ、あぁぁぁんっ――♡♡♡ イクっ、お尻の穴で、兄さんのちんぽに突かれて、頭の中が真っ白になってイッちゃいますわぁぁっ――♡♡ ねえ、兄さん、お尻の中にも出してっ! 私のお尻の穴の一番奥に、兄さんの熱い精液をたっぷり中出しして、後ろの穴も完全に上書きしてくださいませぇっ――♡♡」  絶頂に達した椿姫の直腸が、けいれんしながらはじめの肉棒を万力のように強く締め上げた、その瞬間だった。  はじめは獣のような雄叫びを上げ、椿姫の白いお尻に自らの腰を限界まで深く押しつけると、彼女の直腸の最奥へ向けて、この夜六発目となる大量の精液を激しく解き放った。  ドクンッ!! ビュルルルルルッ――!! ドピュッ、ドクッドクッ、ビュゥゥゥゥッ!! 「んあぁぁぁっ――♡♡♡ 出てるぅっ、お尻の奥、腸の中に、兄さんの熱いミルクがドクドクって噴き出してきますわぁ……っ♡♡」  直腸の深い場所へと、直接叩きつけられる高温のザーメンの奔流。  吸収力の高い直腸の粘膜が、注ぎ込まれる兄の精液の熱量と成分をじゅわじゅわと吸い上げ、椿姫のお腹の奥が、膣側からも直腸側からも、兄の熱い白濁液によってパンパンに満たされていく。  一発、二発、三発、四発……と、長い脈動とともに直腸の奥までたっぷりとザーメンが注ぎ込まれ、椿姫は前後の穴から同時に押し寄せる圧倒的な快感と充足感の波の中で、何度も身体を震わせながら甘い嬌声を響かせ続けた。 第23章:聖痕の完全上書き――前も後ろも、すべてを兄の精液で満たす夜(6)  未明四時を回り、窓の外の闇がわずかに群青色へと溶け始める頃になっても、椿姫の自室のベッドの上では、まだ熱い肉の交わりが続いていた。  四つん這いのアナルへと大量の精液を注ぎ込まれた椿姫は、そのままお腹の下に枕を抱え込むようにしてシーツへと伏せ、はじめが背後からぴったりと覆いかぶさる「寝バック」の体勢へと移行していた。  彼女の後ろの穴(アナル)には、まだはじめの太い肉棒が根元まで突き刺さったままになっている。直腸内を満たした熱いザーメンが潤滑液となり、はじめが腰を揺らすたびに、グチュ、ゴポッ、ズリュリュッ……と、お尻の穴から白い泡がぷくぷくと溢れ出しては、すぐ下の膣口から垂れ落ちる精液と混ざり合っていく。 「んっ、ふぅぅ……っ♡ 兄さん、すごいですわ……お尻の中に出したばかりなのに、まだちんぽがこんなに硬いままで……私の直腸の中で、精液を掻き回してますの……♡」  椿姫は顔を横に向け、自分の肩越しに重なっているはじめの唇を求めて、ちゅっ、れろぉ……と甘いキスを交わした。  そして、彼女は片足を少し高く持ち上げるようにして太腿を開き、後ろから自分の股間が丸見えになる体勢を作ると、艶めかしい声で囁いた。 「ねえ、兄さん……これで私の喉も、おっぱいも、まんこも、お尻の穴も、全部兄さんの精液で満たされましたけれど……最後にもう一度だけ、前のまんこと後ろのお尻の穴、両方を交互に突いて、あいつらの記憶が二度と蘇らないように、ダメ押しのマーキングをしてくださいませ……っ♡」  その淫らな提案に、すでに思考力を完全に奪われ、ただ妹の肉体を自らの種で満たすだけの精液供給機と化していたはじめは、荒い息を吐きながら頷いた。  彼が腰をぐっと引くと、ヌポッ! という音とともに、精液で真っ白に塗れた極太の肉棒が椿姫のアナルから引き抜かれた。  引き抜かれた瞬間、閉じきらないピンク色の肛門がぽっかりと口を開け、直腸の奥から白く濁ったザーメンがどろりと溢れ出してくる。  しかし、はじめは休む間もなく、そのアナルの精液と直腸粘液がたっぷりと絡みついた熱い肉棒を、すぐ数センチ下にある椿姫の濡れそぼった膣口へとあてがい、再び根元まで一気に突き入れたのだ(二穴交互挿入)。  ズブッ、ズチュチュチュッ――!! 「あ、あぁぁんっ――♡♡♡ 今度は、お尻の穴から抜いたばかりの熱いのが、まんこの奥に入ってきましたわぁ……っ♡♡ すごい、お尻に出した精液と、まんこに出した精液が、兄さんのちんぽで一緒に掻き回されてますの……っ♡♡」  椿姫の膣穴は、すでに三回分の中出し精液でタプタプに満たされていた。そこへアナルから抜きたての肉棒が突き込まれ、激しいピストンが再開される。  ズチュッ、グポッ、タプンッ、ズパンッ!!  十数回激しく膣奥の子宮口をノックしたかと思うと、はじめは再び膣から肉棒を引き抜き、白いメレンゲのように泡立った精液を纏ったままの亀頭を、すぐ上のぽっかりと開いたアナルへとズブリと突き刺す。 「ひゃうんっ……♡♡ あっ、またお尻の穴に入ったぁ……っ♡ 前も後ろも、兄さんのちんぽが休まずに出たり入ったりして……っ、あぁんっ、私、どっちの穴でイッてるのか分からなくなってしまいますわ……っ♡♡」  前の膣穴を二十回突いては、後ろのアナルを二十回突く。  二人の股間の結合部は、前後の穴から溢れ出した大量の精液と愛液が泡立って真っ白なクリームのようになり、ピストンのたびにグチュグチュ、タプタプと淫ら極まりない水音を部屋中に響き渡らせる。  椿姫の全身に残っていた見知らぬ男たちの噛み跡や鬱血痕は、すでにすべて、はじめが新たにつけた真っ赤なキスマークと歯型によって隙間なく上書きされていた。そして今、彼女の内部の粘膜もまた、膣壁のヒダひとつ、直腸の皺ひとつに至るまで、兄の肉棒の形と熱量によって徹底的に塗り潰されていく。 「あぁっ、兄さん、もう限界ですわ……っ♡ お尻の穴も、まんこの穴も、両方とも同時にキュウキュウって締まって……連続でイッちゃいますわ……っ♡♡ 最後の一滴まで、私のまんことお尻に、兄さんの精液を全部出し切ってくださいませぇっ――♡♡」  椿姫が全身を痙攣させ、背中をぎゅーっと反らせて極限の絶頂に達した瞬間、はじめはまずアナルの最奥へと肉棒を突き刺して激しい射精を開始し、半分ほど直腸内にぶちまけたところで素早く肉棒を引き抜くと、残りの精液の奔流をすぐ下の膣穴へと根元までねじ込んで、子宮口へと直接叩き込んだ。  ドクンッ、ビュルルッ!! ――ズブッ、ドピュビュルルルルッ!! 「んあぁぁぁっ――♡♡♡ お尻の奥にも、まんこの奥にも、同時に熱いのがドクドクって入ってきましたわぁ……っ♡♡」  未明四時三十分。  夜通し続いた全身上書きの儀式が、ついにその頂点を迎えて幕を閉じた。  最後の精液を一滴残らず椿姫の膣内へと吐き出したはじめが、完全に体力を使い果たし、荒い息を吐きながらゆっくりと腰を引く。  ズリュリュッ……ぽろんっ。  椿姫の膣穴から、ついに肉棒が完全に引き抜かれた。  その瞬間――椿姫の大きく開かれた股間にある「前の穴(膣口)」と「後ろの穴(アナル)」の両方から、堰を切ったように、はじめの熱く濃厚な精液がゴボッ、ゴボゴボッ、と音を立てて同時に溢れ出した。  何度も重ねて注ぎ込まれた真っ白なザーメンが、ピンク色に充血してぽっかりと開いたままの二つの穴から、太腿の内側とお尻の谷間を伝って止めどなく流れ落ち、ベッドのシーツを真っ白に染め上げていく。  それだけではない。ベッドの上に仰向けに倒れ込み、恍惚の余韻に浸る椿姫の艶やかな赤い唇の端からも、最初にごっくんしきれずに残っていた白濁液が、甘い涎とともにたらりと頬を伝って零れ落ちていた。  口、喉奥、豊かな双丘、膣、そしてアナル。  椿姫の肉体に存在するすべての穴が、兄・はじめの精液によって文字通り限界まで満たされ、白い奔流となって溢れ返っている。 「はぁ……はぁ……んふっ……♡」  隣に倒れ込んだはじめは、もはや指一本動かす気力も残っていないかのように、荒い寝息を立てながら、泥のような深い眠りへと落ちていった。  静まり返った密室の中で、椿姫は一糸まとわぬ全裸のまま仰向けに横たわり、自らの白い両手を、ぽっこりとわずかに膨らんだ自分の下腹部へとそっと当てた。  手のひらの下、お腹の奥深くでは、膣と子宮、そして直腸にたっぷりと注ぎ込まれた兄の精液が、確かな重みと熱量を持って、タプタプと温かく波打っているのがはっきりと感じられた。  (……消えたわ。あいつらの汚らわしい感触も、臭いも、記憶も……。すべて、兄さんの熱いちんぽと、このお腹の中に満ちている兄さんの精液で洗い流されて、跡形もなく消え去りましたわ)  椿姫はゆっくりと自分の胸元から太腿へと視線を滑らせた。  白い肌の上を彩っているのは、男たちの残した青黒い痣ではなく、はじめが夜通し吸い続け、噛み続けて刻み込んだ、鮮やかな紅色のキスマークと歯型ばかり。  (ええ、これで私の全身のすべての穴は、正真正銘、兄さんだけのものになりましたのね。そして同時に……私の中にこれだけの精液を注ぎ込んだ兄さんもまた、身も心も、完全に私の所有物になりましたわ)  やがて、時計の針は早朝五時を指した。  遮光カーテンのわずかな隙間から、初夏の爽やかな夜明けの光がひとすじ差し込み、精液と愛液にまみれたベッドの上を白く照らし出す。窓の外からは、朝を告げる小鳥たちの澄んださえずりが微かに聞こえ始めていた。  椿姫は、隣で無防備な寝顔を晒して眠り続けているはじめの方へと、そっと身体を向けた。  彼女は手を伸ばし、眠る兄のたくましい腕を取ると、まだ精液の匂いが濃く残る自らの柔らかな双丘の谷間へと、大切そうに抱き寄せた。  恍惚と快楽の余韻に揺れていた彼女の頭脳は、朝の光の訪れとともに、すでに次なるステージ――完全なる勝利の収穫へと向けて、氷のようにひややかに、そして明晰に動き始めていた。  (ふふ……ご覧なさい、この哀れで愛おしい兄の寝顔を。傷ついた妹を救うという美しい大義名分のもと、私に誘導されるがままに、実の妹のすべての穴に自分の精液を注ぎ込み尽くした男の顔ですわ)  椿姫は、細く白い指先で、眠るはじめの頬や唇を優しく撫でさすった。  (さあ、これで兄さんは完全に私のもの。私のお腹の中に自分の種をこれだけ満たした以上、兄さんはもう一生、私を手放せない運命の伴侶になりましたわ。目が覚めたとき、私の前から後ろまで溢れ出ている自分の精液を見れば、その罪悪感と独占欲の首輪は、二度と外れないほど固く締まることでしょう)  彼女の脳裏には、これから始まる輝かしい日常の青写真が、少しの狂いもなく鮮やかに描かれていた。  (あとは、私が少しずつ『兄さんの献身的な愛のおかげで、恐ろしいトラウマが奇跡的に癒えた』と可憐な笑顔を見せ、日常と社会へ戻っていくだけ。そうすれば、お父様もお母様も、そして世間の人たちも……絶望の淵にいた私を救い出した兄さんを涙ながらに称え、私たち二人が誰にも引き裂けない運命の伴侶であることを、心から祝福してくれるに違いありませんわ)  すべての悲劇を踏み台にし、兄の肉体と人生を完全に絡め取って完成する、歪で甘美な家族公認のハッピーエンド。  前後の穴からまだ温かな兄の精液をシーツへととろとろと溢れさせながら、椿姫の艶やかな唇には、すべてを慈しむ女神のように美しく、そして獲物を完全に呑み込んだ捕食者のようにひややかに澄み切った、絶対的な勝利の微笑みが浮かんでいた。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第一幕:七月の庭園――「奇跡の生還」の演舞と、秘密の朝露】 七月上旬の澄み渡った朝の陽光が、水無月家の二階廊下に敷き詰められた深紅の絨毯を暖かく照らし出していた。高く設けられた飾り窓から差し込む眩い光線の粒が、微かな塵を金色に煌めかせながら宙を舞っている。その光の中を、純白の薄手シルクのブラウスと膝下まである清楚なフレアスカートを纏った水無月椿姫が、音もなく歩を進めていた。 艶やかに櫛の通った黒髪は肩口から背中へと滑らかな曲線を描いて流れ落ち、朝の光を受けて濡れた羽のように艶めいている。かつての凄惨な夜の記憶や閉塞的な病室の空気など微塵も感じさせない、薔薇色の血色が差す白い肌。その隣には、彼女の半歩後ろを影のように寄り添って歩く兄、水無月はじめの姿があった。 一階のリビングでは、両親が二人の降りてくるのを今か今かと待ち侘びている。事件から一ヶ月。怯えきって部屋に閉じこもり、兄以外の誰の声も受けつけなかった妹が、ようやく両親の前へ姿を見せる記念すべき朝だった。 だが、階段の踊り場へと差し掛かる手前、衣装部屋の重厚なオーク材の扉の前で、椿姫はふいに足を止めた。 彼女は左足の踵を軸にして滑らかに身体を半回転させ、後ろを歩いていたはじめの正面へと向き直る。そのまま右手を伸ばし、はじめのワイシャツの胸元を細い指先で摘まむと、扉の奥の薄暗い衣装部屋へと彼の身体をぐいと引き込んだ。 はじめは何の疑問も抱かず、妹の引く力に従って足を踏み出し、背後の扉がカチャリと音を立てて閉まるのを黙って受け入れる。 「兄さん。お父様とお母様の前へ出る前に、少しだけ身支度の仕上げをしていただかなくてはなりませんわ」 椿姫の声は、鈴を転がすように甘く、それでいて逆らうことを許さない女主人の響きを帯びていた。彼女は衣装部屋の奥にあるベルベット張りの長椅子へと歩み寄ると、背筋を伸ばしたまま腰を下ろした。太腿の付け根から膝頭にかけて、柔らかなフレアスカートの裾がふわりと広がる。 「さあ、こちらへいらっしゃい。私の足元へ跪くのです、兄さん」 命じられた瞬間、はじめは迷うことなく一歩前に出て、長椅子の前の毛足の長いラグの上に両膝を揃えてついた。彼の視線の高さに、椿姫の白い膝頭と、スカートの裾の奥の仄暗い影が位置する。 椿姫は長椅子の座面に両手のひらをつき、重心をわずかに後ろへ預けながら、揃えていた両膝を左右へと三十センチほど押し開いた。さらに彼女は右手の指先で自らのスカートの裾を摘まみ上げ、太腿の付け根、さらにはお臍の下までたくし上げてみせる。 そこには、下着の類が一切存在していなかった。 これから両親に「奇跡の回復」を報告しに行くというのに、椿姫はショーツを穿かず、剥き出しの秘所を朝の湿った空気の中に晒していたのである。そればかりか、彼女の白い太腿の内側には、すでに透明で粘り気の強い愛液が幾筋も糸を引いて伝い落ち、艶やかに光っていた。 「ご覧なさい、兄さん。お父様とお母様の前で、兄さんに救われた健気な妹を演じるのだと思っただけで、私のおまんこ、こんなにもねっちょりと濡れてしまいましたのよ。このまま階段を降りたら、太腿を伝って床に雫が落ちてしまいますわ。……あなたの舌で、綺麗に拭い取ってくださる?」 椿姫は左足を床から持ち上げ、ストッキングも穿いていない素足の足の裏を、跪くはじめの右肩へとぺたりと乗せた。そこから足の指先を滑らせ、彼の首筋から顎の下へと当てがい、ぐいと自分の股間へ向けて彼の顔を引き寄せる。 はじめは両手を床についた四つん這いに近い体勢のまま、首を前に伸ばし、椿姫の開かれた両脚の間へと顔を埋めた。 鼻先が彼女の恥丘に触れた瞬間、むせ返るような甘い雌の匂いと、熱く蒸れた粘膜の芳香が彼の鼻腔を直撃する。椿姫の秘裂は、二十九回ものループと、あの病室での長きにわたる上書きの交わりを経て、兄の気配を感じるだけで自動的に蜜を溢れさせる身体へと仕上げられていた。 「んっ……ふぁ、あぁっ……♡ そう、まずは太腿の内側に垂れた分から、れろれろと舐め上げてちょうだい……」 はじめが舌を突き出し、彼女の左太腿の内側から付け根の筋へと舌先を這わせる。れろっ、じゅるるっ、と湿った音が静かな衣装部屋に響き渡った。彼の舌のざらついた表面が柔らかな皮膚を擦り上げるたび、椿姫の腰が長椅子の座面の上でわずかに跳ね、たくし上げたスカートを握る指先に力がこもる。 「あぁんっ、くすぐったいわ、兄さん……っ。でも、本当に拭かなければならないのは、そこではなくてよ。ほら、もっと奥……おまんこのひだの間を、あなたの分厚い舌でこじ開けてご覧なさいな」 椿姫は右手をスカートから離し、自らの人差し指と中指を股間へと伸ばして、桃色に充血した左右の小陰唇をくぱりと押し広げた。ねっとりとした透明な粘液の糸が指先と粘膜の間で幾重にも張り詰め、ぷつりと弾けて飛沫を散らす。露わになった膣口はひくひくと小刻みに収縮を繰り返し、その上端では包皮から飛び出したクリトリスが、朝露を含んだ蕾のようにぷっくりと膨れ上がっていた。 はじめは両手で椿姫の左右の太腿を下から抱え込み、彼女の股間を自分の顔面へと密着させるように引き寄せた。そのまま、開かれた膣口の下端からクリトリスへ向けて、幅の広い舌の腹をべっとりと貼り付かせ、下から上へと一息に擦り上げる。 じゅるっ、ぬちゅり、ちゅぷぷっ……! 粘り気の強い愛液と唾液が混ざり合い、ねっちょりとした水音が衣装部屋の壁に反響する。 「ひゃうっ、あ、あぁぁんっ……♡ いいわ、兄さんっ、舌が熱くて……おまんこの入り口からクリトリスまで、いちどきに塗り潰されていくみたい……っ♡」 椿姫は背筋をぎゅーっと反らせ、長椅子の背もたれに後頭部を預けながら、甘い吐息を漏らした。彼女は左足を彼の肩に掛けたまま、右足も持ち上げて彼の背中の後ろへと回し、両脚ではじめの頭部を挟み込むようにロックする。太腿の内側の柔らかな肉がはじめの耳と頬をむぎゅっと圧迫し、逃げ場をなくした彼の口元へ、彼女は自らの腰を前後に揺すりながらおまんこを擦りつけていった。 「もっと吸って、兄さん……っ。膣の奥から湧き出てくる蜜を、一滴残らずあなたの喉へ流し込みなさいな。んぅっ、ふぁぁっ、ちゅぷちゅぷって、なんて卑猥な音を立てるの……っ♡」 はじめは彼女の膣口に唇を押し当て、頬を窪ませて強い吸引力で中から溢れ出る愛液を吸い出した。じゅるるるっ、ずずっ、と音が鳴るたびに、椿姫の膣道がキュウキュウと締まり、さらなる蜜が彼の口内へと溢れ出す。彼は吸い上げた愛液をごくりと喉を鳴らして飲み干すと、今度は尖らせた舌先を膣内へとねじ込み、ぬるつく前壁のGスポット付近を小刻みに突いた。 「あぁっ、そこっ、舌先でぐりぐりってされたら……っ、あ、あぁんっ♡ お父様たちが下で待っているのに、私、兄さんの舌だけでイッてしまいますわ……っ!」 椿姫の右手が、自分の股間に顔を埋めるはじめの黒髪を鷲掴みにした。彼女は彼の頭を自らの秘所へぐいぐいと押しつけながら、腰を円を描くように激しくグラインドさせる。はじめの鼻先が彼女の勃起したクリトリスをぐりぐりと潰し、舌先が膣肉を掻き回す。彼の顎から首筋にかけて、椿姫の愛液がだらだらと垂れ落ち、着ていた白いワイシャツの襟元を透明な染みで濡らしていった。 「吸って、クリトリスを歯を立てずに唇で挟んで、ちゅうって吸いなさいっ……! あ、あぁっ、ひゃぁぁんっ……♡」 はじめが上唇と下唇で彼女の肥大したクリトリスを挟み込み、舌先でその先端を高速で弾きながら強く吸い上げた瞬間、椿姫の太腿が彼の頭を挟んだまま激しく震えた。彼女の背中がぎゅーっと反り返り、膣口から熱い愛液の奔流がぷしゃっと噴き出して、はじめの口内から顎、頬へと惜しげもなく降り注ぐ。 「はぁっ、はぁっ……んくっ、あぁぁ……♡」 十数秒間、小刻みに腰を痙攣させながら朝の小さな絶頂を味わい尽くした椿姫は、やがて太腿の力を緩め、長椅子の座面へと深く腰を沈め直した。彼女は胸を大きく上下させながら、股間から顔を上げたはじめの顔を見下ろす。 はじめの唇も、顎も、鼻の下も、彼女の濃厚な愛液でてかてかと濡れ光っていた。 椿姫はうっとりと目を細め、ポーチから取り出した白いハンカチで、はじめの顎と唇を丁寧に拭ってやる。だが、あえて鼻の下の匂いだけは残すように軽く押さえるだけに留めた。 「ふふ……よくできましたわ、私の可愛い兄さん。あなたの口の中に私の味をたっぷりと覚え込ませておきましたからね。さあ、立ち上がって。お父様とお母様に、私たちの『美しい絆』をお見せしに行きましょう」 椿姫は立ち上がり、たくし上げていたスカートの裾を綺麗に整えると、何事もなかったかのような清楚で淑やかな微笑みを唇に浮かべた。 二人が衣装部屋を出て、緩やかな螺旋を描く階段を降りていくと、一階のリビングには初夏の朝の光が満ち溢れていた。庭園に面した大きなガラス窓は開け放たれ、手入れの行き届いた芝生と木々の緑を撫でる涼やかな風が、白いレースのカーテンを揺らしている。 椿姫は、はじめの左腕に自らの両腕を絡ませ、彼の脇腹へとしなやかな身体をぴったりと寄せながらリビングへと足を踏み入れた。 ソファから立ち上がった父と母が、息を呑んで二人の姿を見つめる。 先月、病院から戻ったばかりの頃の椿姫は、少しの物音にも肩を震わせ、視線を床に落として誰の顔も見ようとしなかった。だが今、朝の陽光を浴びて立つ彼女は、頬に薔薇色の血色を宿し、澄み切った瞳で両親を見つめ返していた。 椿姫ははじめの腕に添えた指先にわずかな力を込め、一歩前に出ると、スカートの上から両手を揃えて深々と頭を下げた。そして顔を上げ、誰もが心を奪われるほど穏やかで、汚れを知らない少女のような微笑みを浮かべてみせる。 「お父様、お母様……長い間、ご心配をおかけいたしました。兄さんが夜も眠らずに、ずっと私を抱きしめてそばにいてくれたおかげで、私、またこうして笑ってお日様の光を見られるようになりましたの」 透き通るようなその声がリビングに響いた瞬間、母は両手で口元を覆い、ぽろぽろと大粒の涙をこぼし始めた。父もまた、目頭を赤く染めながら大股で歩み寄ると、はじめの空いている方の右手を両手で力強く握りしめた。 「椿姫……! ああ、よかった、本当によかった……! はじめ、ありがとう……お前が、お前の献身があの子を暗い底から救ってくれたんだな!」 父の震える声と、母が椿姫の肩を抱きしめて泣き崩れる温もり。 その感動的な家族の再会の渦中で、椿姫は母の肩越しに、はじめの横顔と、涙に濡れる父の姿をひややかに見つめていた。 彼女の胸の奥底には、計算通りにすべてを動かしきった者だけが味わえる、甘美な嘲笑が静かに広がっていた。 (ええ、存分に泣きなさいな、お父様、お母様。私がどれほど周到に狂言と演技を重ね、絶望の淵に立たされた哀れな被害者を装って、はじめを私だけの檻に閉じ込めたとも知らずにね) スカートの内側では、先ほどはじめに舐めさせたばかりの秘裂から、新たな愛液がぬるりと溢れ出し、太腿の内側を伝って膝裏へと滑り落ちていくのを彼女は感じていた。両親の目の前で、下着もつけずに兄の唾液で濡れた性器を晒しながら、清らかな聖女を演じ切る背徳の快感が、彼女の子宮を内側から甘く疼かせる。 (これで私たちの関係は、誰からも疑われず、家族から涙ながらに感謝される『気高い献身と愛』になりましたわ。もう誰も、私から兄さんを引き離すことなどできはしない) やがて母が「お祝いに、特別なお茶と果物を用意してきますからね」と涙を拭いながらキッチンへと向かい、父も「私も書斎から少し書類を取ってこよう」と場を離れた。 リビングと、そこから続くガラス張りのサンルームには、椿姫とはじめの二人だけが残された。 両親の足音が廊下の奥へと遠ざかった瞬間、椿姫の表情から清楚な少女の仮面が剥がれ落ち、代わりに濃厚な色香を湛えた女主人の笑みが浮かび上がる。 「兄さん、テラスの隣のサンルームへ参りましょう。お父様たちが戻ってくるまでの十五分間……先ほどの続きの『ご褒美』をあげますわ」 椿姫ははじめの腕を引いて、陽光が燦々と降り注ぐガラス張りのサンルームへと移動した。周囲を鉢植えの観葉植物に囲まれた籐のソファに、彼女ははじめを腰掛けさせると、自らは彼の前へと立ち、シルクのブラウスの第一ボタンから第三ボタンまでを片手で外した。 胸元が大きく左右に開き、ブラジャーもつけずに直に生地に触れていた豊かな双丘が、朝の光の下へとまろやかにこぼれ落ちる。白くなめらかな乳房の頂には、すでに淡い桃色の乳首がぷっくりと硬く尖っていた。 椿姫は、ソファに座るはじめの両膝の間に自らの右膝を割り込ませ、彼の上半身へ覆いかぶさるように前傾姿勢をとった。彼女の垂れ下がった二つの乳房が、座っているはじめの顔面へと押しつけられる。 「ほら、兄さん。お父様たちがキッチンでお茶を淹れている間に、私のおっぱいを吸いなさい。そしてあなたの両手は、私のスカートの中へ入れて、おまんことお尻の穴を同時に可愛がるのよ」 はじめは即座に顔を前に出し、彼女の右の乳房へと食らいついた。大きく開いた口で乳輪ごと乳首をぱくりと含み、舌先でコリコリとした先端を転がしながら、じゅるっ、ちゅぷっ、と音を立てて吸い上げる。 同時に彼は両手を椿姫のフレアスカートの裾から内側へと差し入れ、彼女の丸く張り詰めたお尻の肉を背後から鷲掴みにした。 「あぁんっ……♡ そう、いいわ、兄さん……おっぱいを吸う力が強くて、お腹の奥までズンズン響いてきますわ……っ」 椿姫は両手をはじめの後頭部に添えて自分の乳房へと彼の顔を押しつけながら、腰を前後に揺らして彼の両手の中へと自らの股間を押し当てた。 はじめは右手の親指と人差し指で彼女の濡れそぼった膣口を広げ、中指と薬指の二本を、ねっちょりとした愛液が溢れる膣道へと根元までずぶりと突き入れた。さらに彼の左手は、彼女の臀部の谷間を分け入り、膣から垂れ落ちた愛液でぬるぬるに湿った後ろの窄まり――アナルの入り口へと中指の腹を押し当て、くるくると円を描くように揉みほぐしたのち、第一関節、第二関節へとぬるりと挿入していった。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ 前も、お尻も、同時に指が入ってきて……っ、兄さんの太い指が、薄い壁の向こう側で擦れ合っていますわ……っ♡」 サンルームの明るい日差しの中で、ぐちゅっ、ぬちゅっ、ずぷぷっ、という粘っこい水音が激しく鳴り響く。 椿姫は左足を床につけたまま、右膝をソファの座面の端に深く乗せ、はじめの肩に左手を置いて体勢を支えながら、自ら腰を上下にバウンドさせた。彼女が腰を沈めるたび、はじめの右手の二本の指が膣内のGスポットを抉り、左手の中指が直腸の粘膜をずるずると擦り上げる。 「もっと、左のおっぱいも舐めてちょうだい……っ。右ばかりではなくて、両方ともあなたの唾液でベトベトにするのよ、兄さん……っ♡」 彼女が胸を横にスライドさせると、はじめは右の乳首をぷはっと離し、唾液で濡れ光る先端から銀色の糸を引きながら、すぐさま左の乳房へと吸い付いた。右手の親指は膣口の上にあるクリトリスをぐりぐりと押し潰し、中指と薬指は膣の奥を掻き回し、左手の中指はアナルの括約筋を広げるように抜き差しを繰り返す。 「あ、あぁんっ、すごいっ、おまんこの中がぐちゅぐちゅって鳴って……お尻の穴も、兄さんの指の形にきゅうきゅう吸い付いていますわ……っ♡ でも、指だけでは足りません……お父様たちが戻る前に、あなたの硬いペニスをここへ頂戴……っ」 椿姫は一度上半身を起こし、スカートの中に差し込まれていたはじめの両手を抜かせると、素早い手つきで彼のズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろした。トランクスの上からでもはっきりと分かるほど隆起した彼の股間から、熱く脈打つ肉棒を引っ張り出す。 朝の光の中に露わになったはじめのペニスは、血管を浮き立たせ、先端の鈴口から透明な我慢汁をたらりと垂らしながら、天を突くように反り立っていた。 椿姫はソファに座るはじめの太腿の上へと両膝をついて跨がり、スカートの裾で二人の下半身を覆い隠すように広げた。彼女は右手で彼の肉棒の根元を握り、愛液でどろどろに濡れた自らの膣口へと、その分厚い亀頭をあてがう。 「見ていなさい、兄さん。両親に祝福されたばかりの妹のおまんこが、あなたのちんぽをどうやって丸呑みにするか……」 椿姫ははじめの首に両腕を回し、重心を真下へと落として、一息に腰を沈めた。 ずぷっ、ずぶぶぶっ、ぬちゅり……! 「あ、あぁぁぁんっ……♡ 入った、根元まで、一気に入ってきましたわ……っ♡」 極上の愛液で潤い尽くした膣肉が、熱い肉棒を何の抵抗もなく迎え入れ、ひだの一つ一つが亀頭から竿の根元までねっとりと絡みつく。椿姫はブラウスの胸元から二つの乳房をこぼれ出させたまま、はじめの胸板に胸を擦りつけ、ソファの上で腰を前後に激しく揺すり始めた。 ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、じゅぷぷっ……! スカートの下で二人の性器が噛み合い、白い泡を立てながら粘液を飛び散らせる。はじめもまた、椿姫の臀部を両手で下から支え持ち、彼女の動きに合わせて下から力強く腰を突き上げた。 「あぁっ、いいっ、兄さんのペニス、さっきの指よりずっと太くて硬くて……っ、おまんこの一番奥、子宮の入り口をコンコンってノックしてる……っ♡ リビングのすぐ隣で、お父様とお母様に隠れてするセックス、たまらなく気持ちいいですわ……っ♡」 椿姫は唇を半開きにし、甘い吐息をはっ、はっ、と漏らしながら、騎乗位の腰使いをさらに速めていく。彼女は上体を少し後ろへ反らし、両手を自分の開いたブラウスの胸元へと添えて、揺れる乳房を自ら揉みしだきながら、はじめの視線を釘付けにする。 その時、廊下の奥から、食器の触れ合う微かな音と、母の近づいてくる足音が聞こえてきた。 椿姫の瞳が、スリルと支配の歓喜にらんらんと輝く。 「兄さんっ、お母様がいらっしゃいますわ……っ! 今すぐ、私のお腹の一番奥に、あなたの濃い精液を出しなさいっ。一滴も外に漏らさず、私の子宮で全部受け止めてあげますから……っ!」 彼女は再び上体を前へと倒し、はじめの首筋にぎゅっと抱きつくと、彼の耳元に唇を押し当てて熱い息を吹き込みながら、膣内の筋肉を根元から先端まで波打つように強く締め上げた。 くぽっ、ぐちゅるっ、と膣壁が肉棒を扱き上げた瞬間、はじめは喉の奥で低く呻き、腰を突き上げたまま激しい射精を開始した。 どくっ、どくんっ、びゅるるるっ……! 「んんっ、あ、あぁぁぁっ……♡ 来てるっ、熱いのが、おまんこの奥にドクドクって当たって……っ、私も、イク、イッちゃいますわぁっ……♡」 椿姫は声を殺すために、はじめの首筋へと自らの唇を吸い付かせ、背中をぎゅーっと反らせながら激しい絶頂に達した。収縮を繰り返す彼女の子宮口が、はじめの鈴口にぴったりと吸い付き、撃ち出される濃厚な精液を次々と奥へと呑み込んでいく。 十数秒にわたる脈動が収まり、最後の一滴まで膣内に注ぎ込まれたのを確認すると、椿姫は彼の耳元でちゅっと音を立てて唇を離した。 彼女は腰をゆっくりと持ち上げ、まだ硬さを残す肉棒を膣から引き抜く。ずりっ、くちゅっ、と音を立てて抜けた瞬間、結合部から白濁した精液と愛液の混合液がとろりと溢れ出し、はじめの根元を濡らした。だが椿姫は手早くハンカチで彼のペニスを拭い、ズボンの中へと収めてファスナーを引き上げると、自らのブラウスのボタンを留め、スカートの乱れを直して隣の椅子へと優雅に腰掛けた。 そのわずか数秒後、リビングの扉が開き、母がお茶の乗った銀のトレイを持って笑顔で入ってくる。 太腿の内側へと垂れ落ちてくる兄の熱い精液の感触を味わいながら、椿姫は何食わぬ顔でカップを受け取り、誰よりも可憐で淑やかな微笑みを両親へと向けるのだった。 しかし、椿姫の朝の戯れはそれだけでは終わらなかった。 両親と共に和やかなティータイムを過ごし、「少しお部屋で休みますわね」と告げて二階へと戻る途中、彼女は階段の下の廊下の陰にある洗面所兼脱衣所へと、再びはじめの手を引いて滑り込んだのである。 内側から鍵を掛けた瞬間、椿姫は洗面台の大きな鏡の前へと立ち、背後に立つはじめへと振り返ることなく、鏡越しに彼の瞳を見つめた。 「ご覧になって、兄さん。先ほどサンルームであなたが注ぎ込んだ精液が、お茶を飲んでいる間もずっと、おまんこの中から少しずつ垂れてきていましたのよ」 椿姫は鏡に背を向けたままではなく、くるりと向きを変えて鏡の正面に立ち、洗面台の縁に両手をついて、お尻を後ろに立つはじめの方へと高く突き出した。そして右手でスカートの後ろ裾をたくし上げ、腰のくびれの上まで布地を捲り上げる。 鏡の中には、薔薇色に上気した椿姫の顔と、突き出された白い双臀、そしてその谷間で白濁した精液をたらりと糸を引いて垂らしている桃色の秘裂が鮮明に映し出されていた。 「このまま二階の寝室まで歩いたら、廊下の絨毯にあなたの精液を落としてしまいますわ。だからここで、もう一度おまんこの奥に『栓』をするみたいに、もっと濃いのを注ぎ足してちょうだい」 椿姫は洗面台の冷たい陶器の縁を両手でしっかりと掴み、両足を肩幅よりも広く開いて、膝をわずかに曲げながら腰をぐいと反らせた。それによって彼女の膣口と、そのすぐ上にあるアナルの窄まりが、背後に立つはじめの股間の高さへとぴったりと位置づけられる。 はじめは無言のままズボンの前を開き、先ほど射精したばかりだというのに再び硬く充血して反り上がった肉棒を取り出した。彼はその亀頭を、精液でぬるぬるに濡れ光る椿姫の秘裂へと背後から押し当てる。 「んっ……そう、焦らさないで、一気に奥まで突き入れて、兄さん……っ♡」 はじめが椿姫の細い腰を両手で掴み、前へと腰を突き出すと、ずぷぷっ、ぐちゅるっ、という濃厚な水音を立てて、肉棒が再び彼女の膣内へと根元まで埋め込まれた。先ほど注ぎ込まれたばかりの精液がピストンの圧力で押し出され、結合部からぷくぷくと白い泡となって溢れ出す。 「あ、あぁんっ……♡ 鏡に映ってるわ、兄さん……私の後ろから、あなたが獣みたいに腰を振っているところが、ぜんぶ見えていますわ……っ♡」 はじめは彼女の腰骨を強く引き寄せながら、リズミカルに、そして力強く後方から腰を打ちつけ始めた。ぱんっ、ぱんっ、と椿姫の柔らかいお尻の肉がはじめの股間に叩きつけられ、波打つように揺れる。 椿姫は片手を洗面台の縁から離し、自らのブラウスの上から胸を揉みしだきながら、もう一方の手を股間へと伸ばして、肉棒が出入りするすぐ上のクリトリスを指先でこね回した。 「いいわ、もっと深くっ、おまんこの中の精液を、あなたのちんぽで掻き混ぜて泡立てなさいっ……! んぁっ、あぁっ、ひゃぅんっ♡ 膣の壁が、あなたの亀頭に引っ張られて、めくれ上がってしまいそう……っ♡」 鏡の中の椿姫は、とろんと潤んだ瞳で自らの痴態を見つめながら、背後の兄の動きに合わせて自らもお尻を後ろへと押し返し、結合をより深いものへと変えていく。はじめが右手を彼女の腰から離し、彼女のブラウスの隙間から手を差し入れて素肌の乳房を鷲掴みにすると、彼女の膣内がきゅうっと一段と強く収縮した。 「あぁぁっ、おっぱい、乳首を指で潰しながら突かれたら……っ、また、すぐイッてしまいますわ……っ♡ 出して、兄さん、さっきの分の上から、もっと熱いのを上書きしてちょうだいっ……!」 はじめが彼女の乳首を指先で強く摘まみ上げ、同時に腰を最奥まで突き入れて小刻みに震わせた瞬間、二度目の濃厚な精液が彼女の膣奥へと勢いよく放たれた。 びゅるるっ、どくっ、どくんっ……! 「あ、あぁぁぁんっ……♡ お腹の中が、兄さんの精液でたぷたぷになって……あぁっ、幸せ……っ♡」 椿姫は洗面台の縁を掴む指先を白くしながら、全身を震わせて二度目の絶頂を堪能した。二人の荒い吐息が洗面所の鏡を白く曇らせる中、彼女は鏡越しにはじめへと振り向き、満足げな女主人の微笑みを浮かべるのだった。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第二幕:固定化――書斎の密約と、蜜塗れの奉仕】 同日の昼下がり、水無月家の一階奥にある重厚な書斎には、革張りの装丁本とシダーウッドの落ち着いた香りが漂っていた。壁一面の本棚に囲まれた空間の中央には、マホガニー材の巨大な執務机が据えられ、その向かい側の応接ソファには、父、母、そして並んで腰掛けるはじめと椿姫の姿があった。 朝の劇的な「回復の披露」から数時間が経過し、両親の興奮がようやく落ち着いたところで、話題は自然と今後の生活――とりわけ、一ヶ月の間すべての学業と交友を投げ打って妹の看病に専念してきたはじめの進路へと及んでいた。 「はじめ。お前には本当にどれだけ感謝してもしきれないよ」 父は深い皺の刻まれた顔に穏やかな笑みを浮かべ、テーブルの上のコーヒーカップを置きながら口を開いた。 「椿姫もこうして笑顔を取り戻してくれたことだし、来週からはそろそろ大学の講義へ戻っても大丈夫だろう。休学の手続きもまだ取り消せる時期だ。友人たちも心配して連絡をくれているそうじゃないか」 その言葉が空気を揺らした瞬間、はじめの隣に座っていた椿姫が、計算し尽くされたタイミングでわずかに肩を揺らした。 彼女は背筋を伸ばしたまま、視線だけを少しだけ寂しげに床へと落とし、膝の上で重ねていた右手を滑らせて、隣に座るはじめのワイシャツの裾を細い指先でぎゅっと握りしめたのである。 言葉は何一つ発しない。ただ、兄が自分のそばから離れてしまうことへの微かな不安を、健気に押し殺しているかのような繊細な仕草。 だが、その小さな指先の牽引は、今の水無月はじめにとっては絶対の命令であり、世界のすべてを決する合図だった。 はじめは自分のシャツの裾を掴む椿姫の白い指を一瞥するやいなや、背筋を正して正面の父を見据え、一点の迷いもない声で即座に言い放った。 「いいえ、父さん。俺は大学へは戻りません」 「なに……? しかし、お前の将来のキャリアはどうするんだ」 「そんなものは必要ありません。俺は一生、椿姫のそばにいて、この子を守り続けます。少しの間でも椿姫を一人にすることなど、俺には考えられません」 はじめの声には、青年らしい葛藤も、未来への未練も一切含まれてはいなかった。あるのはただ、椿姫という唯一無二の主人のために自らの人生のすべてを捧げ尽くすという、純粋で無機質なまでの献身だけだった。 「兄さん……っ。でも、私のせいで兄さんの将来を……」 椿姫は潤んだ瞳で彼を見上げ、今にも涙がこぼれ落ちそうな声で囁きながら、その実、シャツの裾を握る指先にはさらなる力を込めて彼を繋ぎ止める。 その兄妹の姿を見た父と母は、顔を見合わせ、やがて深い感動に打ち震えるように大きく頷いた。 「……分かった。そこまでお前たちの絆が深く、互いを必要としているのなら、親としてこれ以上口を挟むことはない」 父は立ち上がり、ソファの二人を見下ろしながら力強く宣言した。 「大学のことなど気にしなくていい。お前たち二人の生活の心配は、私が一生にわたってすべて保証しよう。それにな、この屋敷には過去の嫌な記憶も残っているだろうから、春までには閑静な住宅街にお前たち二人だけで暮らせる新しい家も用意してやろう」 「まあ、あなた……! ええ、それがいいわ、あの子たちが誰にも邪魔されずに穏やかに暮らせるお家を贈りましょう!」 母も手を合わせて賛同し、二人は手続きの相談をするために、揃って書斎の扉から出て行った。 パタン、と重い扉が閉まり、書斎の空間に静寂が戻る。 うつむいていた椿姫は、ゆっくりと顔を上げた。その瞳からは、先ほどまでの頼りなげな潤みなど跡形もなく消え失せ、獲物を手中に収めた女主人のひややかな勝利の光が輝いていた。 (ふふ……なんて呆気ないのかしら。大学も、友人も、社会的なキャリアも、私がシャツの裾を少し引っ張っただけで、兄さんの方から喜んでゴミ箱へ投げ捨ててしまいましたわ。しかもお父様ったら、私たちが二人きりで昼も夜も交わり続けるための『新しい檻』まで買い与えてくださるなんて) 椿姫はソファから立ち上がり、はじめの正面へと歩み寄った。 彼女は立ったまま、ソファに座るはじめの頬を両手で包み込み、その唇へと自らの唇をねっとりと重ね合わせる。 ちゅっ、れろぉ、じゅるるっ……! 椿姫の赤い舌が、はじめの唇の隙間をこじ開けて口内へと侵入し、彼の舌に絡みついて唾液を交換する。先ほど洗面所で二度目の射精を受け止めたばかりの彼女の膣内からは、まだ温かい精液が少しずつ染み出し、太腿の内側をぬるりと濡らしていた。 「よく言えましたわね、私の賢い兄さん。社会なんていう雑音はすべて切り捨てて、あなたはこれから先、何十年も、ただ私の身体を愛し、私のおまんことお尻に精液を注ぎ込むためだけに生きていけばいいのですわ」 椿姫は唇を離し、銀色の唾液の糸をぷつりと切ると、書斎の奥にある父の巨大なマホガニーの執務机へと視線を向けた。 「さあ、あちらの椅子へ座りなさい。自分の人生を私に捧げると誓ったご褒美に、今度は私の口で、あなたのちんぽをたっぷりと可愛がってあげますわ」 椿姫ははじめの手を引いて執務机の後ろへと回り込み、父がいつも座っている重厚な黒革の回転椅子へと彼を深く腰掛けさせた。 彼女は椅子の肘掛けに両手をついて前傾姿勢をとり、まずはじめの顔を上から覗き込みながら、右膝を彼の左太腿の外側へ、左膝を右太腿の外側へと乗せて、椅子の座面の上に浅く跨がるような体勢をとった。それから彼女は上体を滑らかに下方へとスライドさせ、膝を床のペルシャ絨毯の上へと下ろし、執務机の下の薄暗い空間で、はじめの両脚の間に跪いた。 先ほど洗面所で収めたばかりのズボンのファスナーを、彼女は赤い唇で直接咥えてじりじりと引き下ろす。 さらにはじめの腰を少し浮かせ、ズボンとトランクスを太腿の半ばまで一気に引きずり下ろした。 すでに彼女の甘い言葉と口づけだけで充血し始めていたはじめの肉棒が、ぽんと勢いよく跳ね出し、椿姫の白い頬をぴしりと叩く。 「んっ……ふふ、すごい匂いですわ、兄さん。さっき私のおまんこの中に出したばかりのあなたの精液の匂いと、私の愛液の甘い匂いが、あなたのペニスの皮の隙間にまで染みついていますわ……♡」 椿姫は両手を背後の床についたまま、顔を前に突き出し、小鼻を膨らませて彼の肉棒の根元から陰嚢、さらには足の付け根の溝へと鼻先を擦りつけた。すぅっ、はぁっ、と深く息を吸い込み、濃厚な雄のフェロモンと自らの体液が混ざり合った淫靡な香りを肺の奥まで満たす。 匂いだけで彼女の瞳はとろんと潤み、スカートの内側の秘裂から、新たな愛液が床の絨毯へとぽたりと滴り落ちた。 「あぁ……この匂い、たまらなく好きですわ。私の兄さんの、私専用のちんぽの匂い……っ♡」 椿姫は背後の床から両手を離し、右手で反り立つ肉棒の根元を優しく握りしめ、左手の指先でその下に垂れ下がる重たい陰嚢を下からふんわりと包み込んだ。 彼女はまず、桃色の舌を長く突き出し、袋の裏側から竿の根元、そして裏筋に沿って、下から上へとべっとりと舌の腹を這わせた。 れろぉっ、じゅるっ、ぬちゅぅ……! たっぷりと唾液を含んだ舌が通過した跡に、てかてかと光る濡れた筋が残る。彼女が左手の指先で玉袋をくちゅくちゅと優しく揉みほぐしながら、舌先でカリ首の下のくびれをチロチロと執拗に撫で回すと、はじめの腰が革張りの椅子の上でわずかに浮き上がった。 「ふふ、ここが弱いのは、もう誰よりも私が知っていますものね……♡ ほら、亀頭の先から、我慢汁がこんなにぷっくりと溢れてきていますわ」 椿姫は鈴口に溜まった透明な粘液に唇を押し当て、ちゅぷっ、と音を立てて吸い取った。そのまま唇をすぼめ、赤黒く充血した亀頭だけを口内へとぱくりと含み込む。 口の中の温かい粘膜と、溢れ出る唾液が亀頭を包み込み、彼女の舌先が鈴口の小さな裂け目をぐりぐりとほじくり返した。 「んっ、ちゅぷ、じゅるるっ……れろ、ちゅぅぅっ……♡」 書斎の静まり返った空間に、椿姫が兄の肉棒をしゃぶるねっちょりとした水音だけが大きく響き渡る。彼女は頭を前後に少しずつ動かしながら、唇の輪をきゅっと締めて竿の半ばまでを飲み込み、頬を強く窪ませて吸引力を高めた。 じゅぽっ、じゅぷぷっ、ずずずっ……! 引き抜くたびに、彼女の唇がカリ首に引っかかり、粘り気の強い唾液が白く泡立って竿の周囲に絡みつく。 「んふっ……ぷはぁっ♡ ねえ、兄さん、気持ちいいでしょう? あなたが大学も友達も全部捨てて、私だけのものになったから、こんなに一生懸命おしゃぶりしてあげているのですよ……♡」 椿姫は一度口を離し、唾液でどろどろに濡れ光る肉棒に自らの白い頬をすりすりと擦りつけ、顔を愛液と唾液で汚しながら、上目遣いにはじめの顔を見上げた。 それから彼女は、自らのブラウスのボタンをすべて外して床へと脱ぎ捨て、さらにスカートのホックも外して、机の下で一糸まとわぬ全裸の姿となった。白い裸体を執務机の影に晒した彼女は、右手で自分の右の乳房を揉みしだき、左手を自分の股間へと伸ばして、濡れそぼったおまんこの中へ二本の指を突き入れながら、再び肉棒へと口を近づけた。 「今度は、私の喉の一番奥まで、あなたのちんぽを咥え込んであげますわ……っ。あ、んぐっ……じゅぼっ、じゅるるるっ……!」 椿姫は顎を大きく開き、反り立つ肉棒を亀頭から根元まで、一息に口内から食道の手前へと押し込んだ。 彼女の細い喉仏が、侵入してきた太い肉棒の形にぷっくりと押し広げられる。鼻先がはじめの陰毛に深々と埋まり、苦しさと背徳の快感で彼女の目尻から生理的な涙がじわりと滲み出た。 「んんっ、んくっ……じゅぽ、じゅぷぷっ、ちゅるるっ……♡」 彼女は自分の指で自らの膣内をぐちゅぐちゅと激しく掻き回しながら、頭を上下に大きく振り、喉の奥の粘膜で亀頭を締め上げるディープスロートを繰り返した。彼女の口角からは、収まりきらない大量の唾液がだらだらと顎を伝って垂れ落ち、彼女の揺れる二つの乳房の上へと降り注いで、白い肌をぬるぬるに濡らしていく。 はじめがたまらず右手を伸ばし、椿姫の艶やかな黒髪を掴んで、自らも椅子の上で腰を前後に揺すり始めた。 普通なら苦しくて顔を背けるような荒々しい喉奥へのピストンを、椿姫はむしろ歓喜に目を細めて受け入れ、鼻から熱い息を吐き出しながら、舌を竿の裏側にぴったりと密着させて扱き上げる。 「んぅっ、んっ、ちゅぷぷっ……! ぷはっ、はぁっ……♡ いいわ、兄さんっ、そのまま私の口の中に、あなたの濃い精液をぶちまけなさいっ……! 喉の奥で、ぜんぶ飲んであげますから……っ♡」 彼女が再び根元まで肉棒を呑み込み、唇を根元の皮膚に押し当てたまま、喉の奥をきゅうっと収縮させて吸い上げた瞬間、はじめの身体が椅子の上で硬直し、太い脈動とともに精液が噴き上がった。 どくっ、どくんっ、びゅるるるっ……! 「んんっーーっ♡ んくっ、んっ、こくっ、こくんっ……♡」 喉の奥に直接叩きつけられる熱くドロドロとした白濁液を、椿姫は少しもむせることなく、喉を鳴らして次々と嚥下していく。これほど大量の精液が放たれても、彼女は口を離さず、最後の一滴まで尿道から吸い出すように、じゅるるっ、ちゅぅぅっ、と長い時間をかけて肉棒を吸い続けた。 やがてゆっくりと頭を引き、ちゅぽん、と音を立てて口を離すと、彼女の唇と亀頭の間には、白く濁った唾液と精液の糸が長く張り詰めていた。 椿姫は舌を出して唇の周りに残った精液をぺろりと舐め取り、ごくりと飲み下してみせる。 「はぁっ……♡ ごちそうさまでした、兄さん。お父様の執務机の下で飲むあなたの精液は、どんな高級なお茶よりも甘くて濃厚でしたわ」 しかし、書斎での奉仕は、その日の午後のほんの序章にすぎなかった。 「ほら、兄さん。私の顔も胸も、あなたの唾液と精液でこんなにベトベトになってしまいましたわ。両親が買い物に出かけているうちに、二階の浴室で綺麗に洗い流しましょう……もちろん、洗い流したあとは、また新しい精液で汚していただきますけれどね」 椿姫は脱ぎ捨てた衣服を拾い上げて軽く羽織ると、はじめの手を引いて二階の広々とした大理石造りの浴室へと向かった。 昼下がりの明るい光が曇りガラスの窓から差し込む浴室で、二人は生まれたままの裸体となった。 湯気を立てる広い浴槽の脇に敷かれたマットの上へ、椿姫ははじめを仰向けに寝かせた。彼女は温かいシャワーで二人の身体を流すと、泡立てたボディソープを自らの全身――豊かな乳房から、くびれた腰、平坦な下腹部、そして太腿から臀部に至るまで、たっぷりと塗りたくった。 白い泡にまみれてぬるぬると光る裸体を揺らしながら、椿姫は仰向けに寝るはじめの上へと覆いかぶさった。 彼女はまず、自らの両脚をはじめの両脚の外側へと開き、股間を彼の腹の上に乗せるような低い体勢から、泡塗れの二つの乳房をはじめの胸板へとむぎゅっと押しつけた。 「んっ……ふふ、兄さんの胸、熱くて硬いですわ。私の柔らかいおっぱいで、隅々まで洗ってあげますわね……♡」 ぬるっ、きゅるっ、と泡が弾ける音を立てながら、椿姫は上半身を前後左右に大きく滑らせ、自らの乳房と乳首をはじめの胸板から鳩尾、そして腹筋の上へと擦りつけていく。硬く尖った彼女の乳首が、泡の潤滑を伴ってはじめの皮膚の上を何度も引っ掻くように通過し、その摩擦だけで椿姫自身の吐息も熱く乱れ始めた。 彼女はそのまま膝の位置を後方へとずらし、上半身を低く保ったまま、はじめの股間へと自らの胸元を移動させた。 そこでは、書斎で喉奥へ射精したばかりのはじめの肉棒が、すでに再び天を突くように硬く反り上がっていた。 「まあ……さっき私の口にたっぷり出したばかりなのに、もうこんなに元気になって。本当に、私のことしか考えられない忠実なちんぽですこと……♡」 椿姫は両膝ではじめの太腿を挟み込み、重心を前へと傾けて、左右の豊かな乳房でその熱い肉棒を根元からむぎゅっと挟み込んだ。 泡と湯気でぬるぬるに滑る白い双丘の谷間に、赤黒い肉棒が深々と埋没し、先端の亀頭だけが彼女の胸の谷間の上からぷっくりと顔を覗かせる。 「あぁんっ……♡ おっぱいの間に、兄さんの熱いペニスが挟まって……ドクドクって脈打ってるのが、胸の奥まで伝わってきますわ……っ♡」 椿姫は両手で自分の乳房を外側から強く中央へと寄せ集め、肉棒を圧迫したまま、肩と背中を上下に揺らしてパイズリを開始した。 ぬちゅっ、ずりっ、ぐちゅるっ……! 泡の滑りと、彼女のきめ細かな肌の弾力が組み合わさり、まるで極上の粘膜に包まれているかのような快楽が肉棒を襲う。さらに椿姫は、胸の谷間から突き出る亀頭へと顔を近づけ、赤い舌を突き出して鈴口をれろれろと舐め回しながら、時には上体を沈めて亀頭をぱくりと口に含み、おっぱいと口の両方で同時に肉棒を扱き上げた。 「んっ、ちゅぷっ、じゅるるっ……♡ どう、兄さん? 私のおっぱいと口に挟まれて、頭の中が真っ白になってきたでしょう? でも、おっぱいに射精するのはまだ駄目よ……この熱いおちんぽは、ちゃんとおまんこの中で搾り取ってあげますからね」 椿姫は口と胸を離し、シャワーの温水で二人の身体の泡をさっと洗い流すと、大理石の浴槽の縁へと歩み寄った。 彼女は浴槽の縁に両肘をつき、上半身を前へと深く倒して、丸く濡れ光るお尻を背後の洗い場へ向けて高く突き出した。両足を肩幅よりも大きく開き、膝をわずかに曲げて腰を反らせると、桃色に充血した秘裂と、その上の可愛らしいアナルの窄まりが、湯気の中でくっきりと露わになる。 「さあ、兄さん。後ろから来て、私のおまんこにあなたのペニスを根元まで突き入れなさい」 はじめはマットの上から立ち上がり、濡れた床を踏みしめて椿姫の背後へと密着した。彼は彼女の濡れた臀部を両手で鷲掴みにし、反り立つ肉棒の先端を、愛液と温水でぬるぬるに湿った彼女の膣口へとあてがった。 そして、腰を一気に前へと突き出す。 ずぷっ、ずぶぶぶっ、ぐちゅり……! 「あ、あぁぁぁんっ……♡ 来たっ、兄さんの太いのが、おまんこのひだを押し広げて、一番奥まで入ってきましたわぁっ……♡」 浴室の高い天井に、二人の肉体がぶつかり合う、ぱんっ、ぱんっ、という乾いた音と、ぐちゅっ、じゅぷぷっ、という粘っこい水音が大きく反響する。 はじめは椿姫のくびれた腰を両手でしっかりと掴み、後ろから休むことなく激しいピストンを繰り返した。温水で温められた彼女の膣内は普段以上に柔らかく、それでいて吸いつくような粘り気を持って肉棒に絡みつく。 「あぁっ、いいっ、兄さんっ、後ろから突かれると、亀頭がGスポットを何度も引っ掻いて……っ、あ、あぁんっ♡ もっと強く、私のお尻が赤くなるくらい、激しく腰を打ちつけなさいっ……!」 椿姫は左肘だけで浴槽の縁を支え、右手を自分の股間へと伸ばして、肉棒が出入りする結合部のすぐ上にあるクリトリスを、自らの指先で激しく擦り始めた。さらに彼女は、時にはその右手を後ろへと回し、揺れ動くはじめの陰嚢を指先で優しく揉み上げながら、自らもお尻を後ろへと突き出してピストンの衝撃を受け止める。 はじめが上体を前へと倒し、椿姫の濡れた背中に自分の胸板を密着させると、両手を前へと回して、浴槽の縁の下で揺れる彼女の二つの乳房を背後から鷲掴みにした。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ 後ろからおっぱいを揉まれながら、おまんこの奥を突かれるの、たまらないっ……♡ 兄さん、私を孕ませるつもりで、子宮の入り口をこじ開けて、一番濃い精液を注ぎ込みなさいっ……!」 椿姫が首を後ろへと捻り、肩越しにはじめの唇を求めてベロチューを交わした瞬間、彼女の膣道が根元から先端まで激しく波打つように収縮した。 はじめは彼女の唇を塞ぎ、舌を絡め合ったまま、彼女の最奥へと肉棒を深く突き刺して、今日三度目の射精を解き放った。 どくんっ、びゅるるるっ、どくっ、どくっ……! 「んんっ、むぐっ……ぷはぁっ、あ、あぁぁぁんっ……♡ お腹の中が、兄さんの熱い精液でいっぱいになって……イク、イッちゃいますわぁっ……♡」 椿姫は浴槽の縁を掴んだまま背中をぎゅーっと反らせ、開いた両脚の爪先を床に突っ張って、全身を痙攣させながら長い絶頂へと昇り詰めた。 結合部から溢れ出た白濁液が、彼女の白い太腿の内側を伝って浴室の床へと流れ落ちていく。椿姫は荒い息を吐きながら、背後から自分を抱きしめる兄の腕の重みを心地よく感じ取り、幸福な檻の女主人としての支配をまた一つ深めるのだった。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第三幕:陽光のベッドと、目覚めの指しゃぶり――至福の朝露と六十九の蜜宴】 それから数日が過ぎた休日の朝、午前九時。 二階にある椿姫の広々とした寝室には、南向きのバルコニーに掛けられた白いレースのカーテン越しに、柔らかく暖かな朝の陽光がたっぷりと差し込んでいた。 かつての閉塞的な病室の空気や、暗い夜の記憶など、この明るい部屋には微塵も残されてはいない。清潔なリネンの香りと、昨夜遅くまで二人が交わし合った甘い体液の残り香が、陽だまりの中で溶け合っている。 部屋の中央に据えられたキングサイズのベッドの上で、椿姫は一足先に目を覚ました。 彼女は身に纏っていた純白の上質なシルクガウンの紐を解き、肩からさらりとシーツの上へと滑り落とした。朝の光の中に、一糸まとわぬ彼女の白い裸体が惜しげもなく晒し出される。 事件の傷跡はすでに薄れ、代わりに彼女の首筋から鎖骨、豊かな乳房の膨らみ、そして平坦な下腹部や太腿の内側に至るまで、兄であるはじめの唇が刻みつけた淡い薔薇色のキスマークが点々と彩りを添えていた。全身の隅々まで兄の愛撫によって開発され尽くし、いつ触れられても即座に蜜を溢れさせる最高の状態へと仕上がった肉体。 椿姫は朝の光に目を細めながら、隣でまだ深い眠りについているはじめの寝顔を愛おしそうに見下ろした。 彼女は掛け布団を静かに捲り上げ、仰向けに眠るはじめの逞しい胸板の上へと、自らの右脚を大きく跨がせた。左右の膝を彼の脇腹の外側、柔らかいマットレスの上につき、ちょうど彼の鳩尾のあたりに自らの剥き出しの秘所が位置するように腰を下ろす。 まだ体重をすべては預けず、膝で重心を支えながら、彼女の既に湿り気を帯びた小陰唇が、はじめの温かい腹筋の皮膚へと直にぺたりと触れ合った。 ぬちゅ、と微かな粘着音が鳴り、彼のお腹の肌に彼女の朝一番の愛液が透明な筋を描く。 「ふふ……いつまで眠っていらっしゃるの、兄さん。もう朝ですわよ」 椿姫は上半身をわずかに前へと傾け、豊かな二つの乳房をはじめの胸の上で揺らしながら、右手のひらで彼の頬をペチペチと優しく、リズミカルに叩いた。 一回、二回、三回。 柔らかい指先と手のひらが頬を撫で叩く感触に、はじめの瞼がピクリと揺れ、やがてゆっくりと開かれる。朝の光の中で、彼の視界いっぱいに、一糸まとわぬ裸体で自分の上に跨がり、女主人の微笑みを浮かべて見下ろす妹の姿が映し出された。 はじめが目を開けたその瞬間、椿姫はベッドの横に置かれていた彼の右手を両手で掬い上げるように引き寄せた。 彼女は視線をはじめの瞳に絡みつかせたまま、引き寄せた彼の右手の人差し指と中指の二本を、自らの赤い唇の間へと深く迎え入れた。 「んっ……ちゅぷ、じゅるるっ……れろぉっ……♡」 朝の静かな寝室に、椿姫が兄の指をしゃぶる淫らな水音が響き渡る。 彼女は温かい口内へと深く指を含み、柔軟な舌をその指の腹から背、さらには関節の節々へとねっとりと絡め取った。頬を窪ませてちゅぅぅっと強く吸い上げ、指の間の水かきのような薄い皮膚の部分まで尖らせた舌先でチロチロと執拗に舐め回していく。 彼女の口内から溢れ出た朝の粘り気のある唾液が、はじめの指先から手のひらへとだらだらと伝い落ち、朝の光を受けてきらきらと輝いた。 「んふっ……ちゅぷっ、ぷはぁ……♡ おはよう、私の兄さん。今日も一日、この身体の隅々まで愛して、私を幸せにしてくださるのでしょう?」 唾液でぬるぬるに濡れ光る彼の指先から唇を離すと、二人の間には銀色の細い糸が張り詰め、やがてぷつりと切れて彼女の顎を濡らした。 その濡れた吐息と、上から見下ろす艶やかな視線、そして腹部に押し当てられた彼女の秘所の熱。 ただそれだけの刺激で、シーツの下にあったはじめの股間が、むくりと音を立てんばかりに巨大に膨れ上がり、掛け布団の端をテントのように高く押し上げた。 「まあ……♡ 私が指を少し舐めて、おはようと声をかけただけで、あなたのおちんぽったら、もうこんなに硬く反り上がってしまいましたのね」 椿姫は満足そうに喉を鳴らして笑うと、跨がっていた膝の位置を少しずつ後ろ――はじめの足元の方へとずらしていった。 彼女はまず、自分の顔を彼の首筋へと近づけ、喉仏の上にちゅっと口づけを落とした。そこから舌先を出し、鎖骨のくぼみから彼の分厚い胸板へと、唾液の筋を引きながら這い降りていく。 彼女の膝が彼の太腿の両脇へと移動し、それに伴って、彼女の豊かな二つの乳房がはじめの腹筋の上をむぎゅっ、むぎゅっ、と押し潰しながら滑っていく。 椿姫ははじめの右の乳首に唇を寄せ、小さな突起を舌先で転がしながら、ちゅぷっ、と甘く吸い上げた。 同時に彼女の右手は、シーツを押し上げていた彼の股間へと伸び、邪魔な布地を足元へと蹴り飛ばして、朝立ちでパンパンに張り詰めた彼の肉棒を鷲掴みにした。 「んっ……れろ、ちゅぅっ……♡ 兄さんの乳首も、こんなに硬くなっていますわ。そしてこちらのおちんぽは……ふふ、火傷しそうなくらい熱くて、血管がビクビクって浮き出ていますわね」 椿姫は彼の乳首から口を離すと、今度は舌先を彼の鳩尾から臍のくぼみへと這わせ、さらにはじめの太腿の間へと上体を沈み込ませる代わりに、一度膝立ちになって腰を持ち上げた。 彼女ははじめの腰を跨ぐ位置へと自らの膝を移動させ、彼の腹の上に沿って前傾姿勢をとると、反り立つ彼の肉棒を自分の股間の下へと寝かせるように配置した。 そのまま彼女は、重心を真下へとゆっくりと下ろし、毛を綺麗に整えられた自らの恥丘と、愛液でぬるぬるに濡れそぼった左右の大陰唇・小陰唇を、はじめの肉棒の竿の表側へとじっとりと重ね合わせたのである。 ぬちゅりっ……! 粘膜と皮膚が密着し、濃厚な愛液が竿の全体へと一気に広がる音が鳴った。 「あ、あぁんっ……♡ 兄さんの硬いペニスに、私のおまんこがただ少し触れただけで……こんなにも蜜が溢れて止まりませんわ……っ♡」 まだ挿入はしない。椿姫ははじめの胸板に両手をつき、背中をしなやかに反らせながら、肉棒の上に自らの秘裂を押し当てたまま、腰を前後に大きくスライドさせ始めた。 いわゆる素股の動きだった。 ぐちゅっ、ぬるり、じゅぷぷっ……! 彼女が腰を前へと押し出すたび、ぷっくりと勃起した彼女のクリトリスが、はじめの太い竿の筋や、カリ首の段差にぐりぐりと強く擦りつけられる。逆に彼女が腰を後ろへと引くたび、ぱっくりと開いた彼女の膣口が、亀頭の先端や鈴口をパクパクと咥え込むように掠め取り、そこから溢れ出る透明な愛液と、鈴口から滲み出る我慢汁とをねっちょりと混ぜ合わせて白く泡立てていく。 「んぁっ、あ、あぁぁっ……♡ いいわ、兄さんのペニスの形が、おまんこの入り口とクリトリスに擦れて……っ、入れる前から、こんなに気持ちいいなんて……っ♡」 椿姫は自らの腰を前後に揺するだけでなく、左右へも八の字を描くようにねっとりとグラインドさせた。彼女の温かい大陰唇が肉棒を左右から包み込み、まるで柔らかい唇で竿全体を挟んでしゃぶっているかのような感触を彼に与える。 下を見下ろせば、二人の股間の間では、彼女の桃色の粘膜と彼の赤黒い肉棒がぬるぬると光りながら擦れ合い、糸を引く粘液が彼の陰嚢からシーツの上へと垂れ落ちていた。 「ほら、兄さん、見てご覧なさい……私のおまんこの汁で、あなたのペニスがこんなにテラテラに光っていますわ。でも、本番の前に、もっとお互いの味と匂いを確かめ合いましょう……」 椿姫は素股の動きを止めると、彼の胸板についた両手を軸にして、しなやかな身のこなしで身体の向きをぐるりと百八十度回転させた。 彼女ははじめの頭部の両脇に自らの左右の膝をつき、仰向けに寝る彼の顔面の真上に、愛液を滴らせる自らの股間を位置づけたのである。そして彼女自身の上半身は、はじめの股間の方へと倒れ込み、反り立つ彼の肉棒の目の前へと自らの顔を寄せた。 陽光の降り注ぐキングサイズベッドの上での、シックスナインの体勢だった。 椿姫の目の前には、彼女の愛液で濡れ光るはじめの巨大な肉棒と、その下で重たげに垂れ下がる陰嚢がある。一方、はじめの目の前には、白く張り詰めた椿姫の丸い双臀と、その谷間でぱっくりと花開いた桃色の秘裂、さらにはその後ろでひくひくと呼吸するように収縮する薄桃色のアナルの窄まりが、手を伸ばせばすぐ届く距離に迫っていた。 「さあ、兄さん。私の腰を下ろしますから、あなたの鼻と舌を、私のおまんことお尻の穴に深く埋めなさい。私の朝の匂いを、あなたの肺の奥までいっぱいに吸い込むのよ……♡」 椿姫は膝を曲げて重心を落とし、はじめの顔面の上へと自らの股間をむぎゅっと押しつけた。 彼女の柔らかい太腿の内側がはじめの両頬を挟み込み、濡れそぼった膣口が彼の唇の上へ、そしてぷっくりと膨らんだアナルの蕾が彼の鼻先へとぴったりと密着する。 はじめは両手を伸ばして椿姫の丸いお尻の肉を左右から大きく掴み広げ、鼻から深く息を吸い込みながら、分厚い舌を突き出して彼女の秘裂を激しく舐め上げ始めた。 じゅるるっ、れろぉっ、ちゅぷぷっ……! 「ひゃうっ、あ、あぁぁんっ……♡ 兄さんの熱い息が、おまんことお尻に直接かかって……っ、舌が、おまんこの中まで入ってきていますわ……っ♡」 股間を舐め上げる強烈な快感に腰を震わせながらも、椿姫はすぐさま目の前の肉棒へと奉仕を開始した。 彼女は右手で竿の根元を握り、左手の指先で彼の陰嚢を下から優しく揉みほぐしながら、まずは長い舌を出して、玉袋の表面から竿の裏筋、そして亀頭の先端までをべっとりと舐め上げた。 自分の愛液がたっぷりと塗り込まれた肉棒を舐めると、自らの甘い蜜の味と、兄の雄くさい我慢汁の味が口の中で混ざり合い、彼女の脳髄をクラクラするほどの興奮で満たしていく。 「んっ、ちゅぷ、じゅるるっ……♡ 美味しい……私の味と、兄さんのちんぽの味が混ざって、最高に淫らな味がしますわ……♡ んぐっ、じゅぼっ、じゅぷぷっ……!」 椿姫は大きく口を開け、亀頭から竿の半ばまでを一気に口内へと咥え込んだ。舌の腹で竿の裏側を圧迫しながら頭を上下に振り、ちゅぅぅっ、じゅるるっ、と激しい音を立てて吸い上げる。 それに応えるように、顔面に跨がられたはじめもまた、彼女の臀部を掴む手に力を込め、膣口からクリトリスを舐め上げるだけでなく、彼女の秘裂から垂れ落ちてくる愛液を舌先で掬い上げては、鼻先にある彼女のアナルの窄まりへとべっとりと塗り広げ始めた。 れろっ、ぬちゅっ、と彼の舌先が菊門の皺を一枚ずつ解きほぐすように舐め回し、やがて硬く尖らせた舌先を、彼女のアナルの中へとずぷりとねじ込んでくる。 「あ、あぁぁっーーっ♡ んぐっ、ぷはぁっ……! お尻っ、兄さんの舌が、お尻の穴の中までほじって……っ、あぁんっ、そこを舐められたら、おまんこまでキュウキュウって締まってしまいますわ……っ♡」 椿姫は肉棒から一度口を離し、唾液の糸を引きながら甘い喘ぎ声を上げたが、すぐに不屈の奉仕意欲を取り戻し、今度は彼の陰嚢へと顔を埋めた。彼女は左右の玉を片方ずつ口の中へとぱくりと含み、舌先で優しく転がしながらちゅぷちゅぷと吸い上げ、同時に右手のひらで濡れ光る竿を根元から亀頭まで高速で扱き上げる。 「んっ、ちゅぅっ、れろれろっ……♡ ほら、兄さん、玉袋を吸われながら、もっと私のお尻の穴も、おまんこも、あなたの唾液でグチョグチョにしなさい……っ。私がこのあと、あなたの太いペニスを前にも後ろにも咥え込みやすいように、あなたの舌でたっぷりと準備させるのよ……♡」 はじめは彼女のアナルから舌を引き抜くと、再び膣口へと口を移し、中から湧き出る愛液をじゅるるっと音を立てて吸い飲みながら、右手の中指を彼女の濡れたアナルへとぬるりと挿入し、左手の中指を膣内へと突き入れて、二本の指と舌とで彼女の二つの穴を同時に責め立てた。 「あ、あぁぁんっ……♡ すごいっ、指が前と後ろに入って、クリトリスを舌で吸われて……っ! んぐっ、じゅぼっ、じゅるるるっ……!」 椿姫は快感で跳ねる腰を彼の顔面にぐりぐりと押しつけながら、再び彼の肉棒を根元まで深く口内へと呑み込み、喉の奥で亀頭を締め上げながら激しく頭を上下させた。 だが、彼の陰嚢がキュッと引き締まり、射精の予兆が伝わってきた瞬間、椿姫はちゅぽん、と音を立てて肉棒から口を離した。 「ふふ……駄目ですわ、兄さん。朝一番の特濃の精液は、お口ではなくて、私のおまんこの一番奥……子宮に直接注ぎ込んでいただかなくてはね」 椿姫は唾液で濡れた唇を舌先でぺろりと舐め、彼の顔の上から腰を浮かせると、再び身体の向きを正面へと戻すべく、陽光の輝くベッドの上でしなやかに体勢を入れ替えるのだった。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第四幕:蜜月の騎乗位――至福の結合と、連続種付けの狂宴】 白いレースのカーテンを透かして差し込む朝の陽光が、キングサイズのベッドの上で重なり合う二人の裸体を黄金色に照らし出していた。 シックスナインの体勢から腰を浮かせた椿姫は、仰向けに横たわるはじめの身体の上で、右膝、次いで左膝を滑らかに移動させ、再び彼の正面を見下ろす向きへと身体を百八十度回転させた。 彼女の白い太腿の内側からふくらはぎにかけては、先ほどはじめが舌を這わせた唾液と、彼女自身の膣口から溢れ出した愛液とが混ざり合い、朝の光を受けてきらきらと濡れ光っている。そして彼女の両膝の間に位置するはじめの股間では、彼女の口と舌で寸前まで追い詰められた巨大な肉棒が、赤黒く充血し、先端から透明な我慢汁を糸を引いて垂らしながら、今にも破裂しそうなほど硬く反り立っていた。 椿姫は両膝をはじめの腰の外側についたまま、背筋を伸ばして腰を高く持ち上げた。 彼女は右手を自分の股間へと伸ばし、熱く脈打つはじめの肉棒の根元を細い指先でしっかりと握りしめると、その分厚い亀頭の先端を、自らの濡れそぼった秘裂の入り口へと導いた。 二十九回ものループ、そしてあの病室での長きにわたる全身上書きの交わりを経て、椿姫の膣口は、兄の肉棒の太さも、長さも、反り返る角度も、さらには表面に浮き出た血管の凹凸に至るまで、すべてを記憶し尽くした専用の器となっていた。 亀頭の先端が桃色の小陰唇に少し触れただけで、ちゅぷっ、と甘い水音が鳴り、膣の奥から新たな蜜がどっと湧き出してカリ首を濡らす。 「ほら、兄さん、目を逸らさずにしっかり見ていなさい。あなたの可愛い妹のおまんこが、あなたのちんぽをどうやって根元まで呑み干すのか……朝の光を浴びながら、その目に焼きつけるのよ」 椿姫は左手を彼の逞しい胸板の上につき、右手で肉棒を支えたまま、ためらいなく重心を真下へと落として腰を沈めた。 ずぷっ、ずぶぶぶっ、ぬちゅり……! 「あ、あぁぁんっ……♡ はじめ兄さん……っ、温かい、兄さんの形が、一番奥まで届いていますわ……っ♡」 傷跡の痛みなど微塵も存在しない。極上の愛液で潤い尽くした彼女の膣道は、侵入してくる剛直を何の抵抗もなく、それでいて吸い付くような密着感をもって迎え入れた。 数センチ沈むごとに、幾重にも重なる柔らかな膣ひだがカリ首の段差にねっとりと引っかかり、それを押し広げて進むたびに、結合部からは白く泡立った愛液がぷくぷくと溢れ出して、はじめの陰嚢と根元の毛を濡らしていく。 やがて椿姫の柔らかいお尻の肉がはじめの太腿の付け根にぺたりと着地し、長い肉棒が先から根元まで一本の余りもなく彼女の体内へと収まった。 膣の最奥では、降りてきた彼女の子宮口が、到達したばかりの分厚い亀頭の先端へと、ちゅぷりと口づけをするように密着している。 「はぁっ、はぁっ……♡ んんっ、すごい……お腹の真ん中に、兄さんの熱い鉄の棒がずっしりと居座っているのが分かりますわ。ほら、私がおまんこの中をきゅうって締めるたびに、あなたのちんぽがビクビクって跳ねていますわよ……♡」 椿姫は挿入したままの体勢で、骨盤の底の筋肉を意図的に収縮させ、膣壁全体で彼の肉棒をぎゅうぎゅうと搾り上げてみせた。それだけで、下になったはじめの喉から低い呻き声が漏れ、彼の両手がたまらず椿姫のくびれた腰へと伸びてくる。 「ふふ、我慢しなくていいのですよ、兄さん。さあ、私の朝の運動を始めましょうか」 椿姫ははじめの胸板に両手のひらをしっかりとつき、上体をわずかに前傾させながら、自らの膝と太腿の筋肉を使ってリズミカルに腰を上下させ始めた。 ずぷぷっ、ぐちゅっ、ちゅぷ、ぬちゅるっ……! 彼女が腰を二十センチほど持ち上げると、愛液でてかてかにコーティングされた赤黒い竿が外気の中へと引き抜かれ、カリ首が膣口のすぐ内側で引っかかる。そこから彼女が体重を乗せて一気に腰を落とすと、ぱんっ、と弾けるような肉音とともに、再び亀頭が子宮口を直撃し、周辺の粘液を白く泡立てながら周囲へと飛沫を散らした。 「あ、あぁんっ、いいわ、兄さんっ……♡ 私が腰を動かすたびに、あなたのカリ首が私のGスポットをゴリゴリって擦り上げて……っ、んぁっ、ふぁぁんっ♡」 椿姫は上下のピストンに、前後左右へのねっとりとした腰の回転を加えた。 彼女が骨盤を前へと傾けて腰を沈めると、反り上がった肉棒の先端が膣の前壁にある敏感な膨らみを執拗に押し潰し、逆に彼女が背中を反らせて骨盤を後ろへと傾けると、亀頭が子宮の入り口のすぐ裏側にある深い袋小路をぐりぐりと抉り出す。 彼女の胸元では、朝の陽光を浴びた二つの豊かな乳房が、彼女の激しい上下動に合わせて、たぷん、たぷん、と大きく円を描いて揺れ動いていた。薔薇色の乳首が空気を切り裂くように跳ね、彼女の艶やかな黒髪が白い肩口から背中の上へと波打つ。 「ほら、兄さん、見ているだけではなくて、あなたも下から腰を突き上げなさいっ。あなたは私の快楽のための道具なのですから、私が命じた通りに、おまんこの奥を突くのです……っ♡」 女主人の甘い叱咤が飛んだ瞬間、はじめは椿姫の腰骨を両手で強く掴み、彼女が腰を振り下ろすタイミングに合わせて、下からマットレスを蹴るように激しく腰を跳ね上げ始めた。 ずどっ、ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅるるっ……! 上からの体重と、下からの突き上げが真正面からぶつかり合い、結合部から上がる水音は一気に激しさを増した。 「ひゃうっ、あ、あぁぁんっ……♡ そうっ、それよ兄さんっ、下からドンドンって突き上げられたら、おまんこの奥があなたの亀頭の形でめくれ上がって……っ、あぁっ、きもちいいっ、気持ちよくて、おまんこが溶けてしまいますわぁっ……♡」 椿姫は彼の胸板から両手を離し、上体を高く起こすと、自らの両手で激しく揺れ動く自分の二つの乳房をわしわしと揉みしだいた。親指と人差し指で硬く勃起した自分の乳首を強く摘まみ上げ、引っ張りながら、腰をさらに激しく打ちつける。 彼女の膣内は、押し寄せる快楽の波によって小刻みな痙攣を始め、肉棒の周囲を熱い粘膜の渦となって締め上げていった。 「来るっ、兄さん、朝一番のイクのが来ますわ……っ! 一緒に出しなさい、あなたの朝一番の濃い精液を、私の子宮の入り口に直接ぶちまけるのよっ……! あ、あぁっ、ひゃぁぁぁんっ……♡」 椿姫が首を後ろへと投げ出し、長い黒髪を揺らしながら背中をぎゅーっと反らせた瞬間、彼女の全身を強烈な絶頂の電流が駆け抜けた。 彼女の膣道が根元から最奥まで万力のように強く収縮し、子宮口が亀頭の先端へと吸い付くようにぱっくりと口を開く。 その極上の締めつけに促され、はじめは腰を高く突き上げたまま、朝一番の濃厚で熱い精液を彼女の最奥へと勢いよく解き放った。 どくんっ、びゅるるるっ、どくっ、どくっ、びゅくぅっ……! 「あ、あぁぁぁーーっ♡ 熱っ、熱いのが、子宮の奥にドクドクって叩きつけられて……っ、お腹の奥が、兄さんの精液で火傷しそう……っ♡ んぁっ、あぁぁぁんっ……♡」 一回、二回、五回、十回と、果てしなく続く肉棒の脈動。そのたびに大量の白濁液が彼女の子宮内へと注ぎ込まれ、収まりきらなかった分が結合部の隙間からぷくぷくと白い泡となって溢れ出し、二人の密着した股間からシーツの上へとだらだらと流れ落ちていった。 だが、朝の絶頂を味わい尽くして荒い息を吐く椿姫は、自分の膣内でまだ少しも萎えることなく硬さを保ち続けている兄の肉棒を感じ取ると、うっとりと潤んだ瞳を細めて微笑んだ。 「はぁっ、はぁっ……♡ すごいわ、兄さん。こんなにたくさん私のお腹の中に出したのに、あなたのちんぽったら、まだ私のおまんこの中でビンビンに硬いままですわね」 椿姫は肉棒を膣内に深く咥え込んだまま、少しも抜くことなく、はじめの胸板に手をついて腰をほんのわずかだけ浮かせた。 そして彼女は、膣内の中心で貫かれている肉棒そのものを回転の軸として、右足を彼の左脚の外側へ、左足を彼の右脚の側へと一歩ずつ跨ぎ移動させながら、結合したまま身体の向きをぐるりと百八十度回転させてみせたのである。 ずりっ、ぐちゅるっ、ぬちゅぅ……! 膣内で肉棒が半回転し、内壁の粘膜とすでに注ぎ込まれた大量の精液とがねっちょりと掻き混ぜられる強烈な感触に、椿姫の口から甘い吐息が漏れる。 回転を終えた彼女は、仰向けに寝るはじめの顔に背を向け、彼の足元の方を向いて跨がる背面騎乗位の体勢となった。 「んんっ……♡ おまんこの中で、あなたのペニスがぐるりって回って……中の精液が泡立っていますわ。ほら、兄さん、この向きなら、あなたの大好きな私のお尻と、あなたのちんぽが私のおまんこに出入りするところが、まる見えでしょう?」 椿姫ははじめの膝のあたりに両手をつき、上半身を前へと傾けながら、丸く白いお尻を彼の顔の正面へ向けて高く突き出した。 はじめの視線のすぐ先には、朝日を受けて輝く彼女の桃色の双臀と、その谷間でまだ精液を付着させてひくつくアナルの窄まり、そしてそのすぐ下で、白濁した精液と愛液をどろどろに溢れさせながら太い肉棒を呑み込んでいる結合部が、あますところなく晒し出されていた。 「あぁっ、見ていなさい、兄さん……っ。私が後ろ向きで、あなたの精液を掻き出しながら腰を振るところを……っ♡」 椿姫は膝に手をついたまま、突き出したお尻を上下左右に激しくバウンドさせ始めた。 ぐちゅっ、じゅぷぷっ、ぱんっ、ぱんっ……! 背面騎乗位の角度では、反り上がったはじめの肉棒は、先ほどとは逆の向き――すなわち彼女の膣の後壁から最奥の袋小路にかけてを、下から上へと抉り上げるように摩擦する。 しかも膣内には先ほど放たれたばかりの濃厚な精液がたっぷりと満たされているため、彼女が腰を上下させるたびに、精液が潤滑油となってピストンの速度を跳ね上げ、同時に結合部から白いしぶきとなって周囲へと激しく飛び散った。 「あ、あぁんっ、すごい音っ……♡ 兄さんの精液とおまんこの汁が混ざって、ぐちゅぐちゅって部屋中に響いていますわ……っ♡ ほら、私のお尻を両手で掴んで、もっと奥まで突き上げなさいっ!」 はじめが両手で彼女の柔らかい臀部の肉を鷲掴みにし、左右へと大きく押し広げながら下から腰を突き上げると、彼女のアナルの窄まりと、肉棒を咥え込む膣口のひだが、さらなる克明さで露わになった。 椿姫は背中で彼の視線を感じながら、さらに大胆な体勢へと移行する。 彼女は彼の膝についていた両手を離し、自分の両足を前に伸ばして、はじめの両脚の上へと重ねるように投げ出すと、そのまま背中を後ろ――すなわちはじめの胸板の上へと倒れ込ませたのである。 背面座位のまま、彼の身体の上にぴったりと背中を預けて重なり合う密着体勢。 はじめは下から彼女の両脇へと腕を通し、彼女の胸元で揺れる二つの乳房を背後から鷲掴みにした。そして彼の足の裏をマットレスに踏ん張り、自分の身体の上に重なる妹の腰を、下から連打するように激しく突き上げ始める。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ 背中が兄さんの胸にくっついて、おっぱいを揉まれながら、下からドンドンって突かれたら……っ、逃げ場がなくて、おまんこの一番奥ばかりに当たってしまいますわ……っ♡」 椿姫は後頭部を彼の肩口に預け、首を横に捻って、後ろにいるはじめの唇へと自らの唇を押し当てた。舌を突き出して彼の舌とねっとりと絡め合い、唾液を交換しながら、自分の両手を自分の両膝の裏へと回して、自らの両脚をM字に大きく抱え上げた。 脚を抱え上げたことで、彼女の骨盤がさらに深く持ち上がり、結合部が丸見えになった状態で、はじめの肉棒が根元の陰嚢ごと彼女の秘裂へとめり込んでいく。 「んちゅっ、れろっ……ぷはぁっ♡ いいわ、兄さんっ、そのまま、二発目の精液も私のおまんこの中に出しなさいっ……! さっきの精液でいっぱいになった子宮に、もっと押し込んで、私のお腹が膨らむくらい種付けするのよっ……!」 椿姫は自分の片手を膝裏から離し、丸見えになった自分の結合部へと指を伸ばして、精液と愛液の泡にまみれたクリトリスを自らの指先で激しく弾き飛ばした。 背後から乳房と乳首を強く捏ね回され、下から子宮口を連続で小突かれ、自らクリトリスを擦り上げる三重の快楽。 「イクっ、またイッちゃいますわっ、兄さんっ……! あ、あぁっ、ひゃぁぁぁんっ……♡」 椿姫が抱え上げた両脚の爪先をピンと伸ばし、彼の胸の上で背中をぎゅーっと反らせて二度目の激しい絶頂に達したその瞬間、はじめもまた彼女の腰を深く抱き留め、膣の最奥へと二度目の濃厚な射精を叩き込んだ。 びゅるるるっ、どくっ、どくんっ、びゅくぅっ……! 「あぁぁっーーっ♡ また出てるっ、さっきの精液の海の中に、新しい熱いのがドクドクって注ぎ足されて……っ、おまんこから溢れて、お尻の谷間まで垂れてきていますわ……っ♡」 すでに一度目の射精で満たされていた彼女の膣内から、入りきらない大量の白濁液が結合部の隙間を押し広げてごぼごぼと溢れ出し、彼女の割れ目から下にあるアナルの窄まり、さらには下のシーツへと滝のように流れ落ちていった。 二発分の濃厚な精液をお腹の奥に受け止めながら、椿姫は兄の腕の中で満足げに目を細め、次なる快楽――後ろの穴への連続渡りに向けて、熱い吐息を整えるのだった。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第五幕:アナルへの連続渡り――全穴の充足と、歓喜の潮吹き】 二度目の濃厚な膣内射精が終わり、キングサイズのベッドの上には、二人の荒い呼吸音と、結合部からとろとろと溢れ出す精液の微かな水音だけが響いていた。 だが、椿姫の底なしの性欲と支配欲は、前の穴を満たしたくらいでは到底収まりはしない。 彼女ははじめの胸板に預けていた背中を起こし、抱え上げていた両脚を下ろしてマットレスの上に両膝をつくと、ゆっくりと腰を持ち上げて、自らの膣内から彼の肉棒を引き抜いた。 ずりっ、くちゅぷっ、どろり……! 栓の役割を果たしていた太い肉棒が抜けた瞬間、ぽっかりと口を開いた彼女の桃色の膣口から、二発分の白濁した精液と愛液の混合液が、まるで決壊したダムのようにどっと溢れ出した。 椿姫はそのままベッドの上で身体の向きを反転させ、両手と両膝をシーツの上についた四つん這いの体勢をとった。さらに彼女は胸をマットレスへと低く沈め、肘を曲げて顔をシーツに寄せながら、丸く白いお尻だけを天井へ向けて高く突き出した。 すると、重力に従うのではなく、彼女の膣口から溢れ出たばかりの温かい精液の一部が、彼女の股間の割れ目を伝い、あるいは先ほどの背面座位の角度の名残で、膣口の上方に位置する後ろの穴――薄桃色のアナルの窄まりへとたっぷりと垂れかかり、細かい菊門の皺を白くぬるぬるに濡らし上げていたのである。 椿姫は四つん這いのまま首だけを後ろへと捻り、濡れた黒髪の間から、背後に起き上がったはじめの瞳を艶やかに見上げた。 彼女は右手を後ろへと回し、人差し指と中指で自分の右のお尻の肉をぐいと横に引っ張って、精液でてかてかに光るアナルの入り口を兄の目の前へと見せつけるように開いてみせた。 「兄さん……前のおまんこだけでは、まだ足りませんわ。ご覧なさい、あなたが注ぎ込んだ精液が垂れてきて、私のお尻の穴がこんなに白く濡れていますのよ。……ここにも、兄さんの熱い印をちょうだい」 その甘い誘惑の言葉に、はじめは四つん這いになった椿姫の背後へと膝立ちで進み寄った。 彼の股間では、たった今二回連続で射精したばかりだというのに、膣から引き抜かれた抜き身の肉棒が、精液と愛液をまとってぬるぬると輝きながら、少しも硬さを失わずに反り立っていた。 はじめは左手で椿姫の左の臀部を大きく掴んで押し広げ、右手で自らの肉棒を握ると、精液でたっぷりとぬめりを帯びた彼女のアナルの窄まりへと、その分厚い亀頭の先端をぐいと押し当てた。 「んっ……♡ そう、もうあなたの指と舌でほぐしていただいたし、あなたの精液が最高のローションになっていますわ。焦らさないで、一息に私のお尻の奥まで押し込みなさい、兄さん……っ♡」 はじめが腰に力を込め、抜き身の肉棒を前方へと一気に突き入れた。 ぬるりっ、ずぷっ、ずぶぶぶっ……! 「あ、あぁぁぁんっ……♡ 入ったぁっ、お尻の穴に、兄さんの太いペニスが、根元までズブズブって入ってきましたわぁっ……♡」 かつての病室での開発以来、毎日のように兄の肉棒を受け入れ続けてきた椿姫のアナルは、驚くほど柔軟に、そして何の抵抗もなくその剛直を根元まで飲み込んだ。 入り口の括約筋がカリ首を通過した瞬間、きゅうっと強い力で竿の根元を締めつけ、その奥の熱い直腸粘膜が、侵入してきた肉棒の全体へと吸い付くように歓喜の痙攣を起こす。 しかも、すぐ隣にある彼女の膣内には、先ほど注ぎ込まれたばかりの二発分の精液がたっぷりと詰まっている。後ろの直腸へと太い肉棒が押し込まれた圧力によって、薄い壁を隔てた膣内が内側から強く圧迫され、ぽっかりと開いたままの前の膣口から、白濁した精液がごぼっ、とろり、と押し出されてシーツの上へと滝のように流れ落ちた。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ すごいっ、お尻に兄さんのちんぽが入ってきたら、圧されて、前のおまんこからさっきの精液がドクドクって溢れ出ていますわ……っ♡」 はじめは椿姫のくびれた腰を両手でしっかりと鷲掴みにし、四つん這いで突き出された彼女のお尻へ向けて、最初から容赦のないストロークで腰を打ちつけ始めた。 ぱんっ、ぱんっ、ぐちゅっ、ずぷぷっ、ぬちゅるっ……! 直腸の粘膜と精液が擦れ合う、ねっちょりとした卑猥な音が寝室中に響き渡る。 後ろの穴で太い肉棒が激しく往復するたび、薄い腸壁と膣壁を介して、前の膣内のGスポットまでもが裏側からゴリゴリと強く擦り上げられる。前からは兄の白い精液がだらだらと垂れ落ち続け、後ろでは兄の熱い肉棒が直腸の最奥までを抉り抜く。 「あ、あぁぁっ♡ お尻も、お腹も、全部兄さんのもので満たされて……っ、私、世界で一番幸せですわ……っ♡ もっと、もっと奥まで突いて、私のお尻の形をあなたのペニスの形に作り変えなさいっ……!」 椿姫は四つん這いのまま、左手でシーツを強く握りしめ、右手を自分の股間へと差し入れて、精液を垂れ流す膣口と、その上で肥大しきったクリトリスを自らの指先でぐちゅぐちゅと激しく掻き回した。 直腸を抉る快感と、膣壁が裏から圧迫される快感、そしてクリトリスを直接擦り上げる快感が一つに束ねられ、彼女の脳髄を真っ白な法悦で塗り潰していく。 「あぁっ、ひゃぅんっ、お尻っ、お尻の穴が、兄さんのちんぽに引っ張られて……っ、気持ちいいっ、おまんこより深く締まって、おかしくなってしまいますわ……っ♡ イクっ、お尻で突き上げられて、私、お潮が吹いてしまいますわぁっ……!」 はじめが彼女の臀部に股間を強く打ちつけ、直腸の奥のS字結腸の入り口付近を亀頭でぐりぐりと押し上げたその瞬間、椿姫の全身が激しく跳ね上がった。 彼女は四つん這いのまま背中をぎゅーっと反らせ、顔を上げて甘い絶叫を上げながら、前方のシーツへ向けて、自らの尿道口と膣口から透明な潮と愛液の奔流を盛大に吹き飛ばした。 ぷしゃぁぁぁっ、びゅるるっ、しゃぁぁぁっ……! 「あ、あぁぁぁーーっ♡ 出てるっ、お尻を突かれて、前からいっぱい、お潮が噴き出していますわぁっ……♡ とまらないっ、あぁっ、ひゃぁぁぁんっ……♡」 朝の陽光の中で、きらきらと輝く液体が弧を描いて飛び散り、白いシーツを広範囲にわたってびしょびしょに濡らし上げていく。潮を吹き上げながら激しく痙攣する彼女の直腸が、はじめの肉棒を根元から先端まで万力のように締め上げた。 その凄まじいアナルの収縮に、はじめもまた唸りを上げ、彼女の直腸の奥深くへと肉棒を根元まで埋め込んだまま、今日四度目となる濃厚な精液を勢いよく放った。 どくんっ、びゅるるるっ、どくっ、どくっ……! 「んんっ、あ、あぁぁぁっ……♡ お尻の奥に、熱いのが、ドクドクって注ぎ込まれて……っ、お腹の中も、お尻の中も、兄さんの精液でたぷたぷですわ……っ♡」 直腸の粘膜に直接叩きつけられる熱い白濁液の感触に、椿姫は再び小刻みに潮を噴き出しながら、長いアナルアクメの余韻に身を震わせた。 だが、体液の海と化したベッドの上でさえ、椿姫の快楽への探求は止まらなかった。 「はぁっ、はぁっ……♡ 見てご覧なさい、兄さん。シーツが私の潮とあなたの精液で、こんなにびしょ濡れになってしまいましたわ。……でも、まだ終わりではなくてよ。今度はあちらの姿見の前と、お日様の当たる窓辺へいらっしゃい」 椿姫はアナルから肉棒が抜けると同時に、後ろの穴からも白濁した精液をたらりと垂らしながらベッドから降り立った。前のおまんこからも、後ろのアナルからも、白い精液が彼女の白い太腿の内側を伝って幾筋も流れ落ちている。 彼女はそのまま寝室の隅に置かれた大型の姿見の前へと歩み寄り、鏡の正面に立って、後ろからついてきたはじめを手招きした。 「私の身体が、前も後ろもあなたの精液でどんなに汚れて、どんなに美しく輝いているか……鏡に映して、二人で一緒に見ながら交わりましょう」 椿姫は姿見のすぐ前に立ち、自分の右足を高く持ち上げて、鏡の脇にあるドレッサーの台の端へと踵を乗せた。片足を大きく開脚した立ち姿によって、鏡の中には、彼女の豊かな双丘から平坦な下腹部、そして前後の二つの穴から白濁液をぽたぽたと滴らせる股間が、正面からくっきりと映し出される。 背後から密着したはじめは、左腕を彼女の脇の下から前へと回して彼女の右の乳房を鷲掴みにし、右手を彼女の開かれた太腿の間へと伸ばした。 そして彼は、まずアナルから抜いたばかりの精液塗れの肉棒を、彼女の前の膣口へと再びずぶりと突き入れた。 「あ、あぁんっ……♡ 今度はまた、おまんこの方に入ってきましたわ……っ♡ お尻に出したばかりのあなたのちんぽが、また前の穴を掻き回してる……っ!」 背面立位のまま、片足をドレッサーに乗せた体勢で、はじめが下から上へと十数回激しく腰を突き上げる。鏡の中で、椿姫の二つの乳房がぶるぶると揺れ、結合部から白い泡が飛び散る。 すると椿姫は、鏡越しにはじめの瞳を見つめたまま、甘く命じた。 「次は、すぐにお尻へ入れ替えなさい、兄さん……っ。前と後ろを交互に突いて、私の二つの穴をあなたのちんぽ一本で繋ぐのよ……っ♡」 はじめは膣の奥から肉棒をずりっと引き抜くと、間髪入れずにその先端を数センチ上の彼女のアナルへとあてがい、ずぶぶぶっと再び直腸の奥までねじ込んだ。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ すぐにお尻に入ってきて……っ、前の穴が寂しくてパクパクしてるのに、お尻の奥があなたの亀頭で押し広げられていますわ……っ♡」 アナルを二十回ほど激しく突き上げては、再び引き抜いて前の膣へと戻し、膣内の精液を掻き混ぜては、またすぐさまアナルへと突き入れる。 前と後ろの穴を休むことなく行き来する連続渡りのピストンに、椿姫の二つの穴はどちらもぽっかりと兄の肉棒の形に馴染みきり、抜かれるたびに「くぽっ」と音を立てて精液の泡を吐き出した。 「そのまま、抱き上げて窓のところへ連れて行きなさいっ……!」 椿姫がドレッサーから右足を下ろすと、はじめは彼女の両太腿の裏に両腕を回して、彼女の身体を軽々と抱え上げた。駅弁の体勢の裏返し――いわゆる背面抱き上げの姿勢のまま、彼女の直腸に肉棒を深く突き刺した状態で、彼は明るい陽光が降り注ぐ南向きのガラス窓の前へと歩み寄った。 レースのカーテンが開かれたガラス窓の向こうには、水無月家の美しい庭園が広がっている。 椿姫は抱え上げられたまま、両手のひらと自らの豊かな二つの乳房を、日差しで温まった窓ガラスへとむぎゅっと押しつけた。 外から見れば、白い裸体の乳房がガラスに張りつき、ぷっくりと尖った薔薇色の乳首がガラスの表面に擦りつけられている光景が丸見えになる。 「あ、あぁぁんっ……♡ お庭の光の中で、おっぱいがガラスに潰れて……お尻の穴で、兄さんのちんぽに宙吊りにされていますわ……っ♡ もっと、下からドンドンって突き上げなさいっ!」 はじめが彼女の太腿をM字に大きく開かせたまま、下から豪快に腰を突き上げるたび、椿姫の乳房が窓ガラスの上でぬちゅっ、ぬちゅっ、と汗と愛液で滑りながら上下に揺れ動く。 さらにはじめが一度肉棒を引き抜き、抱え上げたまま前の膣へと入れ直して最奥の子宮口を突き上げると、椿姫の尿道口から再び透明な潮がぷしゃぁぁっと勢いよく噴き出し、目の前の窓ガラスを内側からびしゃびしゃと濡らし上げた。 「あぁぁっ、窓にっ、窓ガラスに私のお潮がかかって……っ、お日様の光でキラキラしていますわ……っ♡ 兄さん、最後はまたお尻に戻して、お尻の奥に五発目の精液を注ぎ込みなさいっ……!」 彼女の命令に従い、はじめは再び肉棒を彼女のアナルへと根元まで突き刺し、窓ガラスに彼女の身体を押しつけるようにして高速のピストンを叩き込んだ。 前のおまんこからは潮と精液がガラスと床へと降り注ぎ、後ろのアナルは熱い肉棒をぎゅうぎゅうと搾り上げる。 「イクっ、またお尻でイッちゃいますわぁっ……! あ、あぁっ、ひゃぁぁぁんっ……♡」 椿姫がガラスに頬と胸を押しつけたまま背中をぎゅーっと反らせて絶頂に達した瞬間、はじめの肉棒が彼女の直腸の最奥で大きく脈打ち、大量の熱い白濁液を再び腸内へと注ぎ込んだ。 前も後ろも、文字通り頭の先から足の先まで兄の体液で満たし尽くされた椿姫は、窓ガラスからずるずると崩れ落ちるようにしてベッドへと連れ戻され、二人は白濁液と潮の海の中へと幸せに沈み込むのだった。 第24章:エピローグ――幸福な檻の女主人(誰からも祝福される大団円) 【第六幕:大団円――桜舞う新居の祝祭と、幸福な檻の女主人】 季節は巡り、半年後の春。 両親から惜しみない祝福とともに贈られた、閑静な住宅街の一角に建つ白亜の新居には、暖かな春の陽光と、庭先に咲き誇る満開の桜の香りが満ち溢れていた。 誰の目も憚ることなく、水無月はじめと水無月椿姫の二人だけが暮らすために用意された、贅沢で清潔な愛の城――すなわち、椿姫が設計し、完成させた『幸福な檻』である。 引っ越しを終えてからというもの、新居のあらゆる部屋、あらゆる家具の上には、すでに二人の濃厚な交わりの記憶と体液が染みついていた。 この日の午前中も、バルコニーへ出る前のひととき、一階の広々としたアイランドキッチンには、春の光の中で淫らな水音が響き渡っていた。 椿姫は素肌の上に、純白のフリルがあしらわれたエプロンだけを一枚纏った、いわゆる裸エプロンの姿でキッチンカウンターの前に立っていた。 横から見れば、エプロンの布地の脇からは、ブラジャーもつけていない豊かな白い乳房の側面がまろやかにこぼれ出し、後ろを振り返れば、腰の上で結ばれた大きなリボンの下には、ショーツ一つつけていない丸く張り詰めた白い双臀が、春の空気の中にまるごと晒し出されている。 「ふふ……新居のキッチンで、あなたの朝ご飯を作ってあげようと思ったのに、兄さんったら、私のエプロン姿を見ただけで、もうおちんぽをこんなに硬くしてしまいましたのね」 椿姫はキッチンカウンターの大理石の天板に背中を預け、片足をカウンターの下の収納扉に軽く掛けながら、目の前に立つはじめの股間へと右手を伸ばした。 この家の中では、はじめはいつでも椿姫の要求に応えられるよう、下半身には緩いガウンしか纏っていない。彼女がガウンの前を左右に押し開くと、そこからはすでに先走りの汁をたらりと垂らした巨大な肉棒が、勢いよく跳ね出した。 椿姫はそのままカウンターの前で膝を曲げ、清潔なフローリングの床の上へとしゃがみ込むと、エプロンの胸当ての間から自らの二つの乳房をぽろりと外へと引っ張り出した。 彼女はしゃがんだ体勢のまま、自分の左右の乳房ではじめの熱い肉棒を挟み込み、先端の亀頭へと赤い舌を伸ばして、れろぉっ、ちゅぷっ、と濃厚な音を立てて舐め回した。 「んっ……ちゅぅっ、じゅるるっ……♡ 新しいお家のキッチンでしゃぶる兄さんのちんぽも、相変わらず熱くて素敵な匂いがしますわ……♡ ほら、私のおっぱいに擦りつけながら、お口の中に我慢汁をたっぷり出しなさいな」 椿姫はエプロンの上から自分の乳房を両手で寄せ集め、ぬちゅっ、ずりっ、と肉棒をパイズリで扱き上げながら、亀頭をぱくりと口に含んで頬を窪ませた。 彼女の口内から溢れ出た唾液が、肉棒の竿を伝って彼女の白い胸の谷間へと流れ落ち、さらにはエプロンの純白の生地をもじっとりと濡らしていく。 数分間の濃厚なフェラチオとパイズリで肉棒を限界近くまで高めさせると、椿姫はちゅぽんと口を離し、フローリングの上からしなやかに立ち上がった。 彼女は今度はキッチンカウンターの天板に両手をつき、上半身を前へと倒して、エプロンのリボンの下で無防備に剥き出しになった丸いお尻を、はじめの方へと高く突き出した。 すでに彼女の桃色の秘裂からは、兄の肉棒をしゃぶっていた興奮だけで、透明な愛液が太腿の内側を伝って床へとぽたぽたと滴り落ちていた。 「さあ、兄さん。お料理の仕上げの前に、まずは私のおまんことお尻に、朝の調味料をたっぷり注ぎ込みなさい……♡」 はじめは彼女の背後へと一歩踏み出し、エプロンの裾を腰の上へと捲り上げると、濡れそぼった彼女の膣口へと反り立つ肉棒をあてがい、後ろから一気に根元まで突き入れた。 ずぷっ、ずぶぶぶっ、ぐちゅるっ……! 「あ、あぁぁんっ……♡ 新しいキッチンで、後ろから突かれるの、たまらなく気持ちいいですわ……っ♡」 ぱんっ、ぱんっ、と明るいダイニングキッチンに肉音が響き、椿姫がカウンターの上で揺れる自分の乳房を片手で揉みしだきながら腰を押し返す。 はじめは彼女の膣内を数十回激しく突き上げてから、一度肉棒を引き抜き、愛液でぬるぬるに光る亀頭をそのまま数センチ上の彼女のアナルへと押し当てて、ずぷぷっと直腸の奥までねじ込んだ。 「ひゃうっ、あ、あぁぁっ……♡ おまんこから、すぐにお尻に入ってきて……っ、エプロン姿のまま、お尻の穴を兄さんのちんぽで掻き回されていますわ……っ♡」 彼は彼女の細い腰を掴み、後ろの穴と前の穴を交互に突き上げながら、最後は再び彼女の膣の最奥へと肉棒を埋め込み、新居のキッチンでの最初の一発となる濃厚な精液を、彼女の子宮へとたっぷりと注ぎ込んだ。 「んんっ、あ、あぁぁぁんっ……♡ お腹の奥に、熱いのがドクドクって……っ、あぁっ、幸せ……っ♡」 キッチンの床とカウンターを愛液と精液で汚し、シャワーを浴びて純白の春物のワンピースへと着替えた椿姫は、やがて二階の寝室から続く広々としたバルコニーへと足を踏み出した。 柔らかな春の風が吹き抜け、庭の桜の木から舞い上がった淡い桃色の花びらが、バルコニーの手すりの上をひらひらと踊るように通り過ぎていく。 椿姫がバルコニーの手すりに白い手を添えて立つと、すぐ背後から歩み寄ってきたはじめが、彼女の細い腰を背後から優しく、そして恭しく抱きしめた。 椿姫は彼の腕の中に背中を預けながら、左手を胸の前へと持ち上げ、春の陽光にかざして見つめた。 彼女の細く白い左手薬指には、はじめから贈られたプラチナとダイヤモンドの美しい指輪が、眩いばかりの輝きを放っている。 バルコニーの下の通りを歩いていた近所の婦人たちが、ふと立ち止まって二人の姿を見上げ、微笑ましそうに言葉を交わすのが聞こえてきた。 「まあ、ご覧になって、水無月さんのお宅のお兄様と妹さんよ」 「あんなに傷ついた妹さんを、お兄様がご自分のすべてを投げ打って支え続けられたんですってね。本当に、奇跡のように仲の良い、まるで理想のご夫婦のようなお二人だわ」 通りから向けられる、一点の曇りもない温かい祝福の視線。 先週末にこの新居を訪れた両親もまた、幸せそうに寄り添う二人の姿を見て、「はじめ、椿姫をよろしく頼むよ」と涙を浮かべて頭を下げていったばかりだった。 誰一人として、二人を咎める者はいない。 世間体も、血縁の壁も、倫理の鎖も、すべては「絶望の淵から妹を救い出した兄の気高い献身」という美しい物語によって塗り替えられ、人々はこぞって二人が生涯添い遂げることを讃えている。 椿姫はゆっくりと首を回し、自分の腰を抱くはじめの頬へと、自らの柔らかい唇でそっと口づけを落とした。 そして彼女は、誰が見ても非の打ち所がない、慈愛と幸福に満ちた女主人の笑みを浮かべた。 その美しい微笑みの奥で、彼女の心は、澄み切った勝利の歓喜に打ち震えていた。 (過去の二十九回のループも、あの夜に男たちに犯された泥濘の記憶も、すべてはこの瞬間のための生贄にすぎませんでしたわ) (兄さんは、もう頭から爪先まで私のもの。自分の意志も、未来も、精液の一滴に至るまで、すべてを私に捧げ、一生私の身体を抱き、私の足元で愛を囁き続ける幸福な囚人) (そして私たちは、誰からも責められることなく、世界中の誰からも祝福されながら、この美しい檻の中で永遠に愛し合い続けるのです) 春風がひときわ強く吹き抜け、数枚の桜の花びらが、開け放たれたガラス扉から二階の主寝室の白いシーツの上へと舞い込んだ。 椿姫はバルコニーの手すりから手を離し、はじめの腕を引いて寝室の中へと歩み戻った。 「さあ、兄さん。ご近所の方々にも私たちの幸せな姿をお見せしたことですし……ベッドへ参りましょう。さっきキッチンで出したばかりですけれど、あなたのおちんぽ、私のワンピースのお尻に当たって、もうずっと硬くなっていましたわよ」 椿姫はベッドの端に立つと、自らの手で純白のワンピースの背中のファスナーを下ろし、肩からさらりとはぎ取って床へと落とした。 その下には、やはり下着は何一つつけてはいなかった。 先ほどシャワーで洗い流したはずの彼女の股間には、バルコニーで人々の祝福の視線を浴びていた興奮によって、すでに新しい愛液がねっちょりと溢れ出し、白い太腿の内側を濡らしている。 彼女は桜の花びらが散り敷かれたキングサイズのベッドの中央へと、はじめを仰向けに寝かせた。そして彼のガウンを剥ぎ取り、生まれたままの姿になった彼の身体の上へと、自らも一糸まとわぬ裸体でゆっくりと跨がった。 椿姫はまず、彼の上半身の上に覆いかぶさり、自らの豊かな二つの乳房を彼の胸板へとむぎゅっと押しつけながら、彼の唇を深く奪った。 ちゅっ、れろぉ、じゅるるっ……! 彼女の舌が彼の口内を隅々まで蹂躙し、甘い唾液を流し込む。彼女の左手の薬指に輝く指輪が、はじめの頬を優しく撫でた。 「んふっ……ぷはぁっ♡ 私の愛しい兄さん、私の最高の伴侶、そして私だけの忠実な道具……。さあ、今日も、明日も、これから何十年も続く私たちの蜜月を、もう一度このベッドに刻みつけましょう」 椿姫は腰を浮かせ、彼の股間で天を突くように反り立つ肉棒を右手で握ると、愛液でどろどろに濡れた自らの膣口へと、その分厚い亀頭をあてがった。 そして彼女は、春の陽光を全身に浴びながら、ゆっくりと、しかし根元まで一息に腰を沈み込ませた。 ずぷっ、ずぶぶぶっ、ぬちゅり……! 「あ、あぁぁんっ……♡ あぁ、これですわ……私のおまんこの中に、兄さんの熱いペニスが隙間なく詰まっている、この感触……っ♡ 前も後ろも、私の身体のすべては、あなたの形を暗記し尽くしていますわ。だって私の身体は、兄さんをこの幸福な檻に閉じ込めるためだけに作られた器なのですから……っ♡」 椿姫ははじめの胸板に両手をつき、桜の花びらが舞うベッドの上で、しなやかに、そして淫らに腰を揺すり始めた。 ぐちゅっ、じゅぷぷっ、ぬちゅるっ、ぱんっ、ぱんっ……! 彼女が腰を跳ね上げるたび、豊かな双丘が春の光の中で大きく弾み、結合部からは白く泡立った愛液がとめどなく溢れ出して、シーツに落ちた桜の花びらをじっとりと濡らしていく。 はじめは命じられるままに彼女のお尻を両手で支え、下から規則正しく、力強く腰を突き上げ続けた。彼の瞳には、自分の上に君臨する妹の姿しか映っておらず、彼女を悦ばせ、彼女の中に精液を捧げることだけが、彼の存在理由のすべてとなっていた。 「あぁっ、いいわ、兄さんっ……♡ もっと深く、私の子宮の入り口に、あなたの亀頭をぐりぐりって押しつけなさいっ……! そして私がお尻を求めたらすぐにお尻へ入れて、私がお口でしゃぶりたいと言ったらすぐにお口へ出すのよ……っ♡」 椿姫は上体を起こし、左手薬指の指輪を自分の胸元に添えながら、右手で自らの肥大したクリトリスを激しく擦り上げた。 膣内の粘膜が熱くうねり、肉棒の竿からカリ首までをねっとりと吸い上げる。 「ほら、兄さん、出しなさいっ……! 私たちの新しいお家のベッドに、あなたの熱い精液をたっぷり注ぎ込んで、私のお腹の中をあなたのものでいっぱいに満たすのよっ……! あ、あぁっ、イク、またイッちゃいますわぁっ……♡」 椿姫が長い黒髪を春風に揺らし、背中をぎゅーっと反らせて至上の多幸感の中で絶頂へと達した瞬間、彼女の膣道からは透明な潮と愛液がぷしゃぁぁっと勢いよく噴き出し、同時にその最奥では、はじめの肉棒が大きく脈打って、果てしない量の濃厚な精液を彼女の子宮へとドクドクと注ぎ込み始めた。 びゅるるるっ、どくっ、どくんっ、びゅくぅっ……! 「あ、あぁぁぁーーっ♡ 熱いっ、兄さんの精液が、お腹の一番奥にいっぱいに広がって……っ、あぁっ、幸せ、私、世界で一番幸せですわぁっ……♡」 絶頂の痙攣が全身を駆け巡る中、椿姫はそのまま上体を前へと倒し、まだ膣内で脈打ち続ける肉棒を咥え込んだまま、はじめの首筋へと両腕を回して彼を強く抱きしめた。 (私の勝利。苦痛も、涙も、すべてはこの甘美なハッピーエンドのためのスパイスに変わりましたわ。さあ、私だけの兄さん……一生私を愛し、私の身体に溺れて、この幸福な檻の中で生きなさいな) 桜の花びらが舞い散る明るい寝室の中で、椿姫の瞳には、ひややかに澄み切った勝利の光と、誰にも侵されることのない永遠の幸福が、いつまでも美しく宿っていた。 ――完――