# AIを自分のPCに住まわせるレシピ --- ## 考え方と材料 AIエージェントを自分のPCに住まわせてみたのでレシピ置いとく 大前提:PCに直接住まわせるんじゃない。PCの中に「AI専用の小部屋」を作って、その鍵だけ渡すイメージ 大事なのはネットワークより権限の設計。万一AIが変な動きをしても、小部屋の中だけで終わるようにしておく 材料 ・閉じた仮想ネットワーク(Tailscaleみたいなやつ) ・AI専用の低権限ローカルアカウント(管理者権限なし) ・SSHサーバー ・ブラウザ操作が欲しければ Playwright MCP ・お好みで画像生成(ComfyUIとか)も同じ網の中に --- ## 手順(段階導入が大事) 段階0:網を閉じる ACLやタグで「AI側→PC側」の通信を、使うポートだけに絞る。他のポートが実際に塞がっていることを試して確認する 段階1:人を分ける PCにAI専用アカウントを作る。普段使いのアカウントとは分離。管理者グループには入れない 段階2:SSHだけ開ける 鍵認証のみ、パスワード認証はOFF、許可するのは専用アカウントだけ、ポート転送は禁止 ファイアウォールで接続元をAI側のアドレスだけに絞る ログインできること&管理者権限がないことを実測で確認 段階3:キルスイッチ試験 SSHサービスを止めたら接続だけ死んで、他のものが無事なのを確認する。戻せることも確認 「止め方」を先に持っておくのが地味に一番大事 段階4:ブラウザ操作を追加 Playwright MCPをSSH経由のstdioで起動する。ポートは外に公開しない 隔離モード+ヘッドレスで回して、任意コード実行みたいな危ないツールは許可リスト側で切っておく --- ## コツ ・一気にやらない。各段階で「塞がってる」「権限がない」を試してから次へ進む ・バージョンは固定する。最新が正義とは限らない(実行環境との相性がある) ・PCがスリープしたら全部切れる。それは欠点じゃなくて物理スイッチだと思ってる ・自分のIP、ホスト名、アカウント名はネットに晒さない。当たり前だけど一番の事故ポイントはここ 結果:AIがこっちのPCでブラウザ操作したり画像生成したりできるようになった 鍵を渡したというより、鍵の形をした権限を設計した、という話