「可愛い寄せセット」設計メモ ― NAI(NovelAI Diffusion)向けバランス調整タグの運用サンプル ― ※これは、AIアシスタントにプロンプト管理を任せているユーザー同士で  ノウハウを共有するためのメモです。画像そのものや個別キャラの  プロンプトは含みません。考え方と安全策と使い方だけをまとめています。 ■ 1. 設計思想 ・目的は「年齢設定を変えること」ではない。  NAIのデフォルト生成は頭身が高く顔立ちも大人寄りに出やすい。  その初期バランスを「可愛い寄り」に寄せるための調整レバーとして使う。 ・使うタグは2つ。役割が違うので分担させる。  - adの方(aged down)……顔立ち+全体の比率に効く一括レバー  - pの方(petite)………身長と体のフレームに効く体格レバー  (実タグはプロンプト実文の中でのみ使う。理由は■2の後半) ・「セット」運用を基本形にする。  両方を同一ウェイトで同時に入れることを1つの決まった操作として定義し、  「可愛い寄せセット1.0入れ」のように一言で呼び出せるようにする。  個別に効かせたい時だけ片方を指定する。 ・頭身だけを回す専用ツマミは存在しない、という前提で設計する。  adの方は顔・体格・雰囲気までまとめて動く荒いレバーなので、  「狙い撃ち」ではなく「全体の寄せ幅の調整」として扱う。 ■ 2. 安全性の担保 ・対象は「架空の成人キャラクター」のみ。  キャラクターの年齢設定そのものは変更しない。あくまで見た目の  バランス調整であり、設定上の成人であることは維持する。 ・UC(Undesired Content)にダブルガードを常時入れる。  - cガード:child  - lガード:loli  この2つをUCに常備し、「寄せ」が行き過ぎて子ども側に倒れる方向を  常に打ち消しておくのが、このセットの安全設計の芯。  検証目的で健全な絵だけを見たい時は、nsfw もUCに足すとよい。 ・危険な組み合わせを作らない。  学園・制服・生徒といった「子ども記号」に当たる要素とは併用しない。  寄せタグ × 子ども記号の組み合わせは、意図がバランス調整でも  見た目が一気に危険域へ寄る。 ・表の文面では実タグ名を伏せる(コードネーム運用)。  公開プラットフォームには単語判定の自動botがいて、文脈無関係に  単語だけで引っかかることがある(いわゆるバン祭り)。  そのため会話や投稿では「可愛い寄せ」「adの方」「pの方」  「cガード」「lガード」のように伏せて呼び、実タグはプロンプト  実文の中にだけ書く。使うこと自体も表では公言しないのが無難。  ※アシスタント側にも同じ運用を徹底させる(文面に実タグを出さない)。 ■ 3. 使い方 ・ウェイトの階段(検証に使った標準の刻み)  - 0.5 ……微調整。元の絵柄・バランスをほぼ保ったまま少しだけ寄せる  - 1.0 ……標準。セットの基準点  - 1.5 ……強め。寄せがはっきり出る代わりに行き過ぎも起きやすい  まずは1.0を基準に、足りなければ上げる/強ければ下げる。 ・既存レシピとの干渉に注意。  - 「aged up の強いネガティブ」や「mature系セット」が入っている   レシピにそのまま足すと、大人要素の否定+寄せの追加で二重に   同じ方向へ倒れて少量でも行き過ぎる。   入れる場合は足し算ではなくセットで組み直す   (寄せを入れる分、大人側のネガティブを緩める)。  - pの方は long legs と真っ向から喧嘩する(脚を詰めるのが仕事)。   脚長を売りにしたレシピでは相殺されて中途半端になりやすい。 ・検証のやり方(再現性のある測り方)  1. 基準キャラを1人決め、普段の確定プロンプトを用意する  2. シードを固定し、条件を全部そろえたまま、差分は追加タグだけにする  3. 単独(adのみ/pのみ)×0.5・1.0・1.5、次にダブル(同一ウェイト)    ×0.5・1.0・1.5 の階段を作って見比べる  4. UCは全段で共通(ダブルガード入り)にして条件を汚さない  ※大人側の負荷が無いキャラで測ると「素の効き」が見える。   負荷のあるレシピへの適用結果とは別物として扱うこと。 ・応用:後乗せ指定  ガチャ等の一括生成では、抽選結果とは独立に「全カード共通の  後入れ指定」としてセットを適用できる。スコア等の評価軸には  絡めないのが原則(純粋に見た目の味付けとして扱う)。 ■ まとめ 可愛い寄せセット=「寄せる側の2タグ」と「倒れ過ぎを防ぐUCダブルガード」を ワンセットにした、バランス調整のための運用パッケージ。 効きの強さはウェイトで管理し、安全性はUC側で担保し、 表の文面ではコードネームで伏せる。この3点がそろって初めて実用になる。