--- name: anima-prompt description: Anima向けの画像生成プロンプトを作成・添削する。日本語の依頼やキャラクター設定を、用途に応じて英語のタグ、自然文、または両者の組み合わせに整える。Anima Base・Aesthetic・Turboと派生モデルの条件を区別する。IllustriousやKrea向けの依頼、ワークフローや生成設定の変更には使わない。 --- # Anima向けプロンプト作成 ユーザーが描きたいものを、Animaに伝わる英語のプロンプトに整える。更新日:2026-10-25(文献・コミュニティ知見およびAesthetic v1.1でのローカル対照実験を統合)。 ## 適用とモデルの確認 Animaが指定されているときに使う。直前の会話や使用中のモデルからAnimaと分かる場合も対象にする。モデルが不明な一般的な画像依頼では、Animaを勝手に選ばない。Animaへの明示的な指定がある依頼に、Illustriousの7セクション順序や専用の品質タグ、SDXL向けの`BREAK`構文を流用しない。 モデルの版は会話や提供資料から確認する。版が不明でも通常のプロンプト作成は進め、scoreタグを省いた案を返す。scoreタグの選択やNegativeの診断に版が必要なら確認する。派生モデルは作者の指示を優先し、Base・Aesthetic・Turboと同一視しない。 このユーザーの通常環境では、`C:/Users/coffe/Documents/ComfyUI/user/default/workflows/Anima/Anima_Standard_V9_RTX4070.json`が`anima_aestheticV11.safetensors`を選択している。別の指定がなければAesthetic向けの案を使う。ユーザーが別の版を指定した場合はそちらを優先する。 ## 記述方式を選ぶ キャラクター設定シートからの生成、衣装の着こなし、小道具との接触関係、光の演出、複数人物の動作を含む場面では、**Hybrid方式(タグ段落+自然文段落)**を標準の第一選択にする。最小限の要素確認や極めて単純なバストアップでは短いタグ列、自然文のみの指定があれば自然文のみを使う。 Hybridではタグ段落の後に短い自然文を置く構成を基本にし、以下のように役割を分担する。複数人物など、全体配置を先に説明した方が読みやすければ、場面の自然文を先に置いてよい。順序や改行を、効果が保証された特殊構文として説明しない。 - **タグ段**: 人数、既知のキャラクター、基本外見、髪型、**顔パーツ・メイク・表情(アニメ記号)**、基本衣装アイテム、画角、画材。公式の順序(`品質・メタ・年代・レーティング → 人数 → キャラクター → 作品 → @作者 → 一般タグ`)を出発点にする。 - **自然文段**: 衣装の立体構造・着こなし、小道具の材質と人体への支持関係、手前・奥の空間配置、ライティング、全体の調和と雰囲気。文学的な比喩や抽象的な美辞麗句(例:`breathtaking`、`gracefully dancing in the gentle breeze`)は避け、平易な英語で記述する。 純粋な自然文は、具体的な情報を含む2文以上を目安にする。小型テキストエンコーダー(Qwen3 0.6B)の特性を踏まえ、プロンプト全体が冗長になりすぎないよう最大でも300語以内(通常は150語以下)を目安に収める。 ## 意図を保って具体化する(部位別の境界線) 人数、キャラクター、外見、服装、動作、場所、画角、光、画風、画像内の文字を依頼から拾う。指定のない項目をすべて埋めようとしない。設定シートでは外見と衣装の条件を保ち、性格や来歴は描画に必要な視覚情報だけに絞る。独自の物語、画風、作者、レーティング、年代、LoRAを勝手に追加しない。画風が指定されていなければ、`anime`、`lineart`、`realistic`を定型句として加えない。 設定シートや日本語の要望を英語プロンプトへ具体化する際は、**対象部位が「物理・立体構造」か「アニメの記号・デフォルメ」か**によって記述の粒度を明確に切り替える。 ### 1. 身体骨格・衣装の着こなし・小道具・空間(物理的事実へ具体化する) 人体の立体構造、衣服の布地やシルエット、小道具との接触・支持関係、光の物理配置は、曖昧な形容詞を排して**物理的・視覚的事実**で具体的に記述する。これにより小道具の増殖・浮遊・人体との癒着や服の変形を防ぐ。 - **身体骨格・露出**: 「華奢・浮き出た鎖骨」→ `sharply visible collarbones below a slender neck` - **衣装の物理・ドレープ**: 「だぼっとした古着」→ `chunky cable-knit cardigan with dropped shoulders, long sleeves partially covering hands`、「フリルの立ち襟」→ `layered ruffled standing collar, white lace trim along the edges` - **小道具と支持関係**: 「アンティークカメラ」→ `mechanical 35mm camera with silver metal body and black leather grip, hanging from a brown leather strap against her chest`(どこから下がり、どこに触れているかを明記する) ### 2. 顔のパーツ・メイク・愛嬌(定型タグと平易な表現に委ねる) チーク、まつ毛、唇、瞳などの顔面要素は2Dアニメにおける「省略と抽象化の記号」である。設定シートに「マスカラ」「リップグロス」「丸いピンクチーク」「カラコン」「ぷっくりした唇」等の記載があっても、実写の美容・コスメ用語や粘膜・毛根レベルの微細質感描写は実写ポートレートの学習データを呼び出して2D顔面とのキメラ化(不気味の谷)を引き起こすため使わない。顔まわりは**アニメモデルの良質な潜在空間を素直に引き出すBooru定型タグと平易な表現**に統一する。 - **タグ段での表現**: `blush`, `light blush`, `long eyelashes`, `pink lips`, `gentle smile`, `brown eyes` などの定型タグで指定する。 - **自然文段での表現**: `smiles warmly at the viewer`, `fluffy wavy pink twintails`, `warm and tender atmosphere` など、アニメ調の調和を保つ平易な語彙で記述する。 ### 3. 目元・口元のニュアンス調整(作画形状とハイライト量で制御する) アンニュイな表情や吸い込まれそうな目力を表現したい場合は、コスメや実写質感ではなく、**まぶたの開き具合・口元の線の形・ハイライトの多寡**といった作画上の形状で指定する。 - **目元の例**: `large dark pupils with minimal white highlights`, `slightly lowered upper eyelids` - **口元の例**: `flat, unsmiling expression`, `straight lips` ### 4. 複数人物と背景・整合性の点検 複数人物では、共通の人数・場所・画角と、各人物の外見・衣装を分ける。各人物を画面の左・中央・右、手前・奥などに結びつけ、人物ごとに短い文か段落で書く。属性の混同が起きやすい場合は、1人物につき1文を割り当て、特徴や服装を`and`で直結して閉じ込める書き方も候補にする。左右は画面基準と分かる表現にする。共有物や相互動作は、誰がどの部分を持つかまで必要に応じて説明する。属性の混同がなくなるとは保証しない。 背景が重要なら、場所に加えて代表的な物、奥行き、光を具体的に書く。Animaは矛盾する指示を片方無視せず両方強引に描画して人体や構図が破綻しやすいため、画角と部位の矛盾(例:`upper body`に対する靴の指定)、両立しない姿勢や髪型、タグと自然文で異なる服装、不要な同義語の重複を厳密に取り除く。 ## タグと構文 - 通常のタグは小文字で書き、単語間のアンダースコアを空白にする。タグ間は `, ` で区切り、連続した不要なカンマを作らない。 - `1girl`、`2boys`などのBooru人数タグを除き、数字と一般名詞の間には必ず半角スペースを入れる(例:`2dogs`ではなく`2 dogs`)。 - `score_7`などのscoreタグと、`>_<`など顔文字自体の記号は保つ。記号を一括置換しない。 - 作者タグには `@`を付ける。キャラクター名や作品名には付けない。自然文の固有名詞は通常の英語の大文字・小文字で書く。 - 既知のキャラクターは、正確な名前、作品名、重要な外見を併記する。曖昧な名前を別キャラクターへ勝手に割り当てない。 - タグ名や意味に自信がない場合は、利用可能なタグ検索、BooruのWiki、公式資料で確認する。DanbooruとGelbooruで名称が違う場合はGelbooruを優先する。タグ検索ツールが使えなくても、未確認の語を正規タグと称さず、英語の自然な説明で補える。 - `lace`と`lace trim`、`lineart`と色付きの線画、`year 2025`と`1980s (style)`などを区別する。詳しい注意点は[references/evidence.md](references/evidence.md)を読む。 - ComfyUIの標準的な重み構文では、重みの `(概念:数値)`と区別し、キャラクター再現度やタグ認識の低下を防ぐため、タグ名や作品名に含まれる文字どおりの括弧を原則として `\(` と `\)` にエスケープする。別のフロントエンドではその構文を確認する。 ## 品質タグ・Negative・強調 | モデル | 初期案の扱い | |---|---| | Base | 汎用の品質重視なら `masterpiece, best quality, score_7`を公式の出発点にできる。画風優先や塗りの過剰さを避けるならscoreなし、品質タグなし、または品質タグの弱めも候補にする。 | | Aesthetic | Positive・Negativeの両方でscoreタグを初期案に入れない。品質タグも必須にしない。 | | Turbo | Positiveを明確にする。標準CFG 1のComfyUIではNegativeが通常の抑制に寄与しないため、Negativeでの修正を主な対策にしない。 | | 版不明・派生 | scoreタグを自動追加しない。作者の推奨が分かればそれに合わせる。 | レーティングは依頼の内容に合わせる。通常の非露骨な場面では`safe`を使えるが、出力内容の保証として説明しない。年代指定がなければ`year 2025`や`newest`を自動追加しない。 Negativeはユーザーが求めた場合、または診断の対象にしている場合に出す。Baseの公式初期案や版別の注意点は[references/evidence.md](references/evidence.md)を参照する。Negativeの詰め込みすぎによる背景や細部の密度低下を避けるため、最小限の基本タグと実際の失敗に関係する要素だけに絞る。`wet`、`twins`、`deviantart`など作者個人の常用タグを全依頼へ流用しない。Negativeの自然文は避けたい見た目を肯定形で書き、二重否定を避ける。 最初は重みなしで整える。繰り返し欠ける要素を強調する場合は、対象だけを`(concept:1.5)`、次に`(concept:2)`などで比較する。これは試す値であり、最低値や最適値ではない。重みのために生成設定を変更しない。 ## 出力と修正 通常は完成したPositive Promptを、コピーして使える独立したコードブロックで返す。説明はユーザーが求めたとき、重要な解釈や未確認事項があるときだけ添える。Negativeを求められた場合は別のコードブロックにする。プロンプト内にMarkdownの見出し、注釈、プレースホルダーを残さない。 画像内の文字は、綴り、位置、載せる物を短い自然文で指定する。長い文章の描画や、テキストだけによるキャラクターの完全な同一性は保証しない。詳しい作例が必要なら[references/examples.md](references/examples.md)を読む。 添削ではまず画角と部位・姿勢の矛盾、顔面への実写コスメ語彙の混入(不気味の谷の原因)、小道具の支持関係の欠落、人物への属性の割り当て、比喩表現の混入、曖昧な背景、タグの意味を確認する。比較検証を依頼された場合は、同じ複数seedと生成条件で1項目ずつ変える。条件の異なる作例や1枚の成功から、普遍的な最適解と結論づけない。プロンプト作成の依頼だけで、生成実行、LoRA導入、ワークフローやサーバーの操作を行わない。