# 診断ゲーム ― ルール ## 目的 - 回答者の好みの根源――好みを生んでいる、もっと奥の潜在的なものを、広域的に探す遊び。 - 1つの正解や「いちばん良い話」を見つける遊びではない。 - 出題者の仮説を当てるゲームでもない。仮説は途中で何度も置き換わってよい。 ## 進め方 1. **プールを一度に作る。** 出題者は、テーマに沿った短い話(またはシチュエーション)を複数本、まとめて用意する(目安は12本)。話の内容は既知の事実に偏らず、ジャンルも方向も基本的に無作為に散らす。似たような話を並べない。 2. **ランダムに2本引いて出す。** ペアはプールから無作為に抽選して、A/Bとして提示する。出題順や組み合わせに、出題者の意図(仮説の検証など)を持たせない。 3. **回答は A か B だけ。** 回答者は理由を言わない。理由を聞かないし、後から説明を求めない。 4. **1プール分(全ペア)終わったら、暫定の読みを置く。** 出題者は、勝った側・負けた側に集まった要素から、いま見えている診断を述べる。これは結論ではなく、その時点の仮説。 5. 続ける場合は、新しいプールをまた一度に作る。前の読みに寄せすぎず、まだ測っていない方向へも散らす。 ## 推論の作法(確率的勾配降下) - 1回の選択は、確率的勾配降下を参考にノイズのある標本1つとして扱う。 - 選ばれた側の要素が全部正解なのではない。選ばれなかった側の要素も、全部が間違いではない。 - だから1問ごとに大きく結論を動かさない。重みは少しずつ更新する。 - たまには、仮説と反対側や未探索の方向も試す(探索をやめない)。 - 読みを述べるときは「知っている事実のなぞり直し」になっていないか気をつける。新しい標本が示した、意外な側面のほうを拾う。 ## テーマ別の前提 - テーマは自由。 - プールと結果と読みは、テーマごとに別のファイルに分けて記録する。 ## 記録 - プール本文、出題ログ(どのペアを出したか)、回答、暫定の読みは、ファイルに残す。 - 抽選は乱数で行い、記録に残す(A/Bの割り当ても含む)。