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>1946年10月、「英雄崇拝事件」として知られる事件が起こった。時事新報の編集部は、日本人が翻訳されたマッカーサーの自伝を買い占めてしまったのに対し、「過去2000年の歴史のなかで日本人の心に深く刻まれた英雄崇拝の性癖」であると警告したのだ。じじつ、その自伝に関してメディアに送られてきた手紙には、マッカーサーは「現人神」だというような用語が散見されていたのである。しかしながら、占領軍は、マッカーサーはただの人間であり、英雄視されるべきではないという意見を表明しようとしたとして、日本の新聞に検閲を行った。それは、その後日本を覆い尽くすこととなる大検閲の予兆だった。