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> 天然痘に似た症状が出るウイルス感染症「サル痘(エムポックス)」について、世界保健機関(WHO)が今月、感染者の減少が続いているとして「緊急事態」の終了を発表した。 > 一方、国内では今年に入ってから患者の報告が増えており、専門家は「リスクの高い行動に気を付け、引き続き警戒をして」と注意を呼び掛ける。 > サル痘は、発疹部分との接触や体液などを介して人から人へうつる。WHOなどによると、患者には、男性間の性交渉があった人が多く含まれていることが分かっている。通常6〜13日間の潜伏期間を経て、発熱したり、顔、体に水疱(すいほう)が出たりする。多くは2〜4週間で自然回復するが、小児や妊婦、免疫力が低下した人は重症化する場合もある。 > 主にアフリカの一部地域で発生していた感染症だったが、昨年5月以降に欧米などで感染が拡大。WHOは同年7月、サル痘の流行が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言していた。その後感染者の減少を受け、緊急事態の終了を今月発表した。