第十三話
雪の降る日

                                             
セリオ:あかり姉様ご苦労様でした。
姉さん:うむ!
雅史 :3カ月間本当にお疲れさまでした!!
姉さん:おう! おめーらもご苦労だったな。
    まぁ、なんか中途半端な感じだったけど
    TVじゃしょーがねーかぁ!
雅史 :そうですねぇ。
    そう言えば風邪の方は大丈夫なんですか?
姉さん:いや、私風邪ひいてないし…。
雅史 :えぇ!?
    そ、そうなんですかぁ?
姉さん:…ったくよ〜! おめ〜何年私に付き合ってんだよ!
    作戦だよ! 作戦!
    おめーももう少し学習しろよな!
    がしゅ!!
雅史 :ぐは!!
姉さん:う〜ん前回もそうだったけど雅史じゃいまいち
    のれねぇなぁ…。
    セリオ! お前私の相方やってみるかぁ?
セリオ:がんばってみます。
姉さん:おう! まあやってみれ〜。
セリオ:はい。
姉さん:そいでよ、さっきの続きだけど
    なんで私が仮病を使ったか解るか?
セリオ:クリスマス会場に行かないためですね。
姉さん:ほほう、やるじゃねえか。
    そう、あそこは志保が仕切ってる。
    多分私を陥れるための罠が五万と配置されてるだろう。
    いわばあそこは志保のフィールド…。
    のこのこと敵のフィールドに足を運ぶほど私は馬鹿じゃねぇよ。
セリオ:賢明です。
    その結果志保はしびれを切らし、のこのことあかり様のフィールドに
    足を踏み入れてしまった。
姉さん:そう私の家にね…。
雅史 :す、水面下でそんなことしてたんですか…。
    僕あのシーンでの沈黙めちゃくちゃ怖かったですよ…。
姉さん:あぁ、あのシーンの間、お前にも解ったか?
    素人じゃぁ、あの表情の真の意味は読み取れまい。
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雅史 :めちゃくちゃ怖かったです…。
    あの顔をされちゃ志保もひとたまりもありませんよ…。
セリオ:いえ、志保はあれだけでは完全に沈黙していません。
    あかり様はあの時あかり様の肩越しに、ある物を志保に見えるよう
    に配置しています。
雅史 :あぁ!!
姉さん:ふふ、まぁそんなとこだ…。
    言っただろう? あそこは私のフィールドなんだよ!
    志保があそこに入った所で奴の負けは確定していた。
雅史 :で、でも、もしそれでも志保があの時浩之のことを好きって言ってた
    らどうしたんですか?
姉さん:そんときゃ、部屋中に配置した私のスタンド『ベアーズカンパニー』
    が志保を射殺していたわ
雅史 :ス、スタンドだったんですか?
姉さん:もち!
セリオ:パーフェクトですね。
姉さん:あったりまえだろぉ、誰だと思ってんだよ!
    がははははは!!
    まぁ、最後の演出は雅史ご苦労だったな!
雅史 :えぇ!? 僕何かしましたっけ…。
姉さん:ぁあ?浩之をこっちに迎えによこしたのはお前じゃねーのか?
雅史 :いえ、僕が気づいた時にはすでに居ませんでした…。
姉さん:んじゃセリオか?
セリオ:私は関知していません。
姉さん:……う〜ん、つまり浩之の意志ってことかぁ?
セリオ:…もしかしたら。
姉さん:ん? なんだ!
セリオ:志保ではないでしょうか。
    浩之が出かけた後、不振に思っている他のキャラを押さえつけてい
    たのがたしか志保でした…。
雅史 :どうゆうこと?
姉さん:…ふん! いまさらになって私に命ごいをしたってわけでしょう…。
    セリオ!志保を連れてこい!
セリオ:ハイ。

10分後

志保 :す、すみませんでした!!
    あたしが浅はかでした!!
    あかりさんを裏切るつもりはもっとうございません!!
    どうかご慈悲を!!
姉さん:…………。
    靴なめろ。
志保 :は、はい!!
雅史 :(え!? 志保が靴なめ? ということは僕はやっと靴なめから開
    放されるのか!!)
志保 :ぺろぺろ!
    どが!!
志保 :ぐは!!
姉さん:ばーろぅ!! 右は雅史がなめんだよ! おめーは左だ!!
志保 :は、はい! すみません!!
姉さん:おら、雅史! おめぇもささっとなめろ!!
雅史 :が〜〜〜〜〜〜ん。
    はい……ぺろぺろ。
姉さん:服ぬげやぁ!!
    がほぉ!!
雅史 :な、なんで僕だけ!?
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姉さん:ふん! とりあえず志保ぉ今回の件はラストの働きでちゃらにして
    やる!
    次同じことしたら確実に消すからな!
志保 :は、はは〜〜〜〜!!
    あかりさん! 一生ついていきます!!
姉さん:(こいつの能力は確かに使えるからな、まぁいいだろ…。)
セリオ:賢明なジャッジです。
姉さん:ふ、ふふふふ……。
    はーはっはっはっはっはっはッ!!!!
    大団円じゃね〜か!!
    浩之も手に入ったしよぉ!!
志保 :おめでとうございます!!! ぺろぺろ。
姉さん:うん! 「V」だな!!
浩之 :何やってんだあかり?
姉さん:おう! 浩之かぁ!! おめぇ手に入れんのに苦労したんだぞ、あ
    たしゃ!! がっはっはっはっは!!
雅史 :あっ。
志保 :あっ。
セリオ:……。
姉さん:あっ。
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浩之 :……あかりお前熱でもあんのか?
    それになんで志保と雅史がお前の靴なめてんだ?
    しかも雅史裸だし…。
みんな:あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
姉さん:しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
    ちぃ、セリオォォ!! 浩之を捕獲だ!!
セリオ:は、はい。
浩之 :な、なにぃぃぃ!!
    おい! どうゆーことだこりゃ!!
雅史 :ね、姉さん!
姉さん:雅史!! 琴音は!?
雅史 :今日は、ねこねこクラブの集まりで…。
姉さん:すぐ連れてこい!!
雅史 :はい!

    たたたたたたたたっ…。

浩之 :おい! 雅史!! どうなってんだ!? お〜〜〜〜い!!
志保 :悪く思わないでねヒロ…。
    まさか最後でこんなことにになるとはねぇ…。

30分後

琴音 :藤田さんのあかり姉さんに関する記憶を消しました…。
姉さん:…そう、それでどれ位消したの?
琴音 :ここ三カ月間の記憶全部です。
姉さん:…つまりどうゆうこと?
琴音 :えっと、つまりこの三カ月間で起こった全ての姉さん関連のイベント
    が藤田さんの記憶から削除されました……。
姉さん:がーーーーーーんッ!!
琴音 :すみません、わたしの力不足です。
雅史 :しょうがないよ記憶操作は初めてだもん。

浩之 :よう、あかり! なんか久しぶりだな!
姉さん:…またやり直しかよ……とほほ。








     市内某邸宅

レミィ:ど〜ゆ〜ことなのよう!!
   アタシの出番全然ないじゃない!!
   作者に騙されたわ!!
   今回はアタシとアカリのラストバトルじゃないのぉぉ!
   どうなってるのよう!!!

HiRo:すみません。ノリだけで動いてるもんで…。
    第二部を計画中なんでそっちの方でがんばってください。

レミィ:oh! NO!!!!!

HiRo:それでは皆さん長いことおつきあい頂きましてありがとうございまし
    た!
    第二部は計画中って言うかもう出来てます。
    再編ディスクだからね!
    じゃぁ、さっさと『続・あかり姉さん』に行ってみよう!


TVシリーズ完

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