お腹を空いたチビたちがキューキューと鳴いてるし…
水以外飲めずに三日も断食してるからしょうがないし…でもそんなチビも可愛いと思うし…
今から腹いっぱいになるから許してほしいし…そんな想いを込めながらモチモチしてやるし…
モチモチしてやるとチビも嬉しそうな声を出して私も顔が緩むし…

まずは手に持った半田ごてを起動させるし…
これから行うことにチビの口とお尻の穴を閉じる必要があるし…
チビも見たこともない道具に興味津々し…
自分から半田ごての先端に近づいてくれるんだから良い子だし…そのまま先端を口に入れちゃったし…

「ｷｭｰ？ﾊﾟｸ……ｷﾞｭﾎﾞｧｧ！！？………！！！？？！」

元は接合のために使う加熱工具だからそりゃそうなるし…
口に加えた事でチビのモチモチな口はすぐにくっついて使い物にならなくなるし…
ジタバタするのを抑えて後ろ向きにしてそのままお尻の穴も接合するし…

「ｷﾞｭｰ！？ｷﾞｭｰｷﾞｭｰ！！」
「ﾀﾞﾇｩｩｳ！？」

ヴッフ…他のチビも突然の大声と光景にジタバタは止まらんし…
同じようにジタバタしてるチビを捕まえては同じように口とお尻の穴を塞いでいくし…
チビは豆と違って逃げようとしないから楽なもんだし…

「……！………！？」
「…………！！！」

口もお尻も塞がれてジタバタするしかないし…
でもあまりの熱さと痛みでそのジタバタも緩慢だし…可愛いし…

次にお肉と野菜を混ぜ込んだのを入れたタッパーを取り出すし…
チビの断食してスカスカのお腹を包丁で切り裂いて混ぜ込み肉をどんどん詰め込むし…
二倍ぐらい膨れたら後は水溶きの片栗粉をのり代わりに使ってお腹を閉じるし…
これだけだと次の工程でお腹が閉じきれないから針を使わないホチキスで無理やり閉じるし…
ちょっとお腹周りが不格好になるけど安定性が増すし…
体が重くなってジタバタができないチビも可愛いし…
可愛い顔が苦悶の表情になってるし…やっぱあんま可愛くないし…

あとは事前に熱したフライパンで焼くし…どんどん焼くし…
重くて動けなかったチビもこの時ばかりはジタバタが止まらないし…
口も閉じてるから声も出せないし…
そしてこのジタバタがセルフに全身を焼きながら中身の混ぜ込み肉に熱が浸透するし…
ある程度焼いたら蓋をして蒸すし…その間にレンチンしたご飯とお皿を用意するし…
5分ほど蒸せば水気も無くなってパチパチ音が響くと頃合いし…
あとはフライパンのチビたちをお皿に盛りつけて完成し！

焼いて蒸されてすっかりモチモチ肌も無くなってるけどまだ生きてるし…
生命の強さを感じるし…
まずはお腹のほうをガブリと嚙みつけば肉汁とモチっとした食感がたまらないし…
これぞお手製たぬき餃子だし…
コンビニTANUKIにも冷凍たぬき餃子はあるし…でも私はお肉マシマシの餃子が好きだし…
気づけばパクパクし…モグモグし…ご馳走様し…
美味しいものはいつだってすぐに時間が過ぎるものだし…

「ふぅ…戻りましたし…なんか匂うし…」
「おかえりし…餃子食ってたし…」
「コンビニバックヤードで餃子作って食うたぬき初めて見たし…ずるし…」

同僚たぬきとモチモチし合いながらお昼の時間はあっという間に過ぎるし…
お仕事の時間になって搬送たぬきが来たし…
ハンコし…商品確認するし…大丈夫し…ありありしー…

「なんかいっぱいフローズンたぬきが来たし…もう夏の時期過ぎてるし？」
「ヴッフ…これは新商品に使う奴だし…そのままでは売らんし…」

搬送たぬきが持ってきたのはフローズンたぬきし…
果実からポップしたフルーツたぬきを冷凍保存した夏の人気商品の一つし…
でも夏の時期が過ぎてるから売り上げが落ちる商品し…

「使うのはこれだし…」
「透明なコップと…ミルクサーバーし…？」

普段はコーヒーを自分で入れて頂く商品し…
これに冷凍したフローズンたぬきをいくつか入れてホットミルクを中に注ぐし…
あっつあつのミルクがコップを満たすと中のチビたちは冷凍から目覚めるし…
目覚めると当然火傷しかねない熱さにジタバタするし…

「……ｷﾞｭ…？ｷﾞｭﾎﾞﾎﾞｯｧ！？」
「ﾀﾞﾎﾞｩｩﾀﾞﾎﾞｩｩ！」

ヴッフフ…溺れないように必死にジタバタして他のチビを蹴落とす勢いし…
でも狭いから浮上はできずにただ熱いミルクの中でジタバタするとフルーツたぬきの味がミルク全体に広まるし…
ジタバタする動きが弱まると完成し…とりあえず同僚と飲んでみるし…

「おっ……これはホットミックスジュースだし…程よい温かさもあって結構落ち着くし…」
「お客様の好みによって自分で味付けを変えたり、単一のホットミルクジュースにもできるし…秋から冬の目玉商品になるし…」

フローズンたぬきを一年中売り続ける策としての商品だし…
たぬきは果実の類でポップすると農家の人も売り上げに響くから結構困ってると聞くし…
そうしたもんで農相や関係各所では一年通しての安定の供給と需要の確立が求められてるらしいし…
私としてもコンビニの売り上げが伸びるならいくらでも協力するし…

「よく考えてるもんし…私は食うと寝ると売るぐらいしかできんし…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ ｷﾞｭﾎﾞｧ…ﾀﾇｰﾀﾇｰ…
「商品開発部の苦労も伺えるし…あっちに知り合いがいるから今度一緒に遊びに誘うし…」

こうしてコンビニで働いて数字と睨めっこするぐらいしかできない身としては新しく商品を作るのは凄いことだし…
息抜きも大事だし…今度の休みは商品開発している知り合いでも誘って遊びに行くし…
口の中のフルーツたぬきを食べながら今日のお仕事がんばるし…