【5匹目】


「ぺろぺろし！ぺろぺろし！！」
うちのたぬきはアメを舐める時口に飴を含みながらぺろぺろし！と喋る
口を開けたまま飴をしゃぶるので唾液は口からダラダラ垂れるし飛沫もある
酷い時は…あっ
「ぺろぺろし！ぺろぺっ・・・ああ、落としちゃったし」
口から落とす

「いい加減にしなさい、雨を舐める時は口を閉じる！これで5回目だよ」
「こうやって食べたほうが飴はおいしくなるし…絶対やめないし」
生意気にも逆らいながら落ちた飴をまた口に含んだ
フローリングは奇麗にしているとはいえ汚い、そもそも唾液と飴で今しがた汚れたばかりだ

「全く…舐めるのはアメだけにしろ、人間様を舐めるなよ！」
そう言ってたぬきの頬に全力でびんたをぶちかまし飴を吐き出させる
そして倒れたたぬきの頭を押さえつけながら口の中にスタンガンをぶち込んだ
「ﾍﾞｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ!!!?ｼﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ…」
たぬきは白目をむきながら倒れて手足を同時にバッタンバッタンと地面に叩きつけていた
効果覿面だ、よかったよかった
…なんか臭い
よく見るとスタンガンのショックでたぬきがウンチを漏らしていた
両頬をひっぱたいて風呂で丸洗いして無理やり寝かせた


次の日
「ぺろぺろし…ご主人、この飴味がしないし…」
「ん？そんなはずは…好物のパインアメじゃないか」
「ぺろぺろし…やっぱり味がしないし…この飴不良品だし！」
試しに袋の中の飴を一つ口に放り込んでみる…うん、うめぇ
「おいしいよ？」
「なんでし…たぬきだけ味がしないかし?」
「…んぁあ！そういう事か、病院に行くぞ」
「…し？」



「あーこれ舌が焼き切れていますし…再生不可能なレベルだし…なんででしょうかし…まあいいや、ナースさん！たぬ工たぬタン用意してー！！」
「なんでだし！？たぬきの舌どうして壊れたんだし！！？」
「それは私も知らないですよし…ご主人さんから聞いたけどバガ面で飴ばっかり食べてらしいし…飴の喰いすぎじゃないかし？」
「そんな…し…もう何食べても味がわからないし…」
「まあ手術するから待ってるし…ってそういえばご主人さんここ来るの何度目だし…変なたぬきばっかり当たって可哀そうだし」
「お気遣いありがとうございます。まともなたぬきを飼ってみたいですよ本当」
「私は変じゃないしいぃいい！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ


手術後、たぬ工たぬタンをつけられたたぬき
「さてと…これで味が感じられるようになったし」
「ぺろぺろし…しょっぱし！！」
「あー説明する前に食べるなし…頭たぬきだし。ご主人さんに渡したスイッチで味の感じるレベルを調整できるし」
「旨味と塩見をＭＡＸにしました」
「酷いしぃいい！！！早く甘みを全開にしてほしいし！」
「だーめ、そうするとまたアホ面でペロペロしって飴舐めるでしょ」
「ﾀﾞﾇﾀﾞﾇﾀﾞﾇ…ﾀﾞﾇｰ!!」
怒ったたぬきはスイッチをひったくったと思ったら甘みを全開にして…

バキィ！！

スイッチを壊した
「ししし…これで大丈夫し！ぺろぺろし…唾が飛ばない様に静かにぺろぺろし」
「あー…壊しちゃったし。もう替えはないし…」
「甘たぬきになっちゃった…あーあ」
「ぺろぺろし…後悔はしてないし…いししし」


その晩
「晩御飯はうどんだし…ずるずるし…ブヘェ！！甘いし！このうどん甘いし！！」
「自分で甘さしか感じれなくしたんだからそうなるでしょ…」
「おえぇ…ご主人元に戻してし…」
「後悔しないんでしょ？そもそも替えは無いって言ってたじゃないか、たぬきなのに頭たぬき以下じゃん」
「おええし…た、助けてし…」


1週間後、飴しか食べられないたぬきは栄養バランスを崩し餓死した…


おしまい




補足歴史
1匹目：強制脱糞のストレスで首つり
2匹目：水銀中毒で病死
3匹目：乱暴なプレイをされて窒息死
4匹目：寝言で「おしっこしー」と言っておねしょしたので山に捨てられる、その後おねしょで体が冷えて凍死