
午前5時の大きめな公園
「ふんふふーん♪タタラタラタラ掃除のダンスー♪」
少年がご機嫌に公園を掃除しながら歌っていた

この公園は最近動物の糞尿で汚れることが多く、町内会の悩みの種であった
しかしこの少年が「日課のジョギングの前に掃除をしましょうか？もし原因がわかりましたら共有もしますよ！」と申し出たのだ
町内会の高齢者は感謝しつつ少年の行為に乗っかったのだった
「いやーいい子だわ」「健康的でまじめで成績もいいんだって」「足もすごく早いんですよ」
おじいちゃんおばあちゃんから達の信頼も厚かった

「しっかしなんで汚れるんだろうな…昔にもこんなことあったような…サッサッサー♪っておや？」
少年の近くの茂みがごそごそと揺れたと思ったら…ぷりんと可愛らしいお尻が出てきた
「…！？」
飛び出たお尻はプルプル震えていて、茂みの中から声が聞こえてきた
「ふんふんし…ポコー！！」ブリリリ！！
茂みの尻からきったねぇうんちが排泄され…葉っぱを持った小さな手が出てきて尻を拭いていた
「これでヨシっと…」
茂みの尻がパンツを履こうとした

「いやよくねぇよ！」
箒の柄の部分をパンツに引っ掛け引っ張るとパンツを履き替えの状態でたぬきが転がり落ちてきた
しかもうんちの上に

べちゃあ！！
「あーうんちお尻でふんじゃったしぃいいいい！！お前何するし！！…って人間だし！？」
「人間だよ、ここ最近公園が汚れていたのは隠れ住んでいたたぬき達の仕業だったのか…！！！」
「ひい！ごめんなさいし！」
たぬきは怯えながら謝罪した
謝れるだけまだマシなたぬきと言えよう
母親の必死な声が聞こえてきたのか、茂みの中からちびたぬき達が出てきた
「ママー！大丈夫し！？」「ﾆﾝｹﾞﾝﾀﾞｼｰ!」「ﾏﾏｳﾝﾁｸｻｲｼ!!ﾀﾞﾇｰ!!」
「ああ！ちび達出てきちゃだめだし！」
親たぬきがちび達の前に飛び出守ろうとした

「いや…公園にウンチするんじゃないよ。お前らの家じゃないんだぞここ」
「いや…たぬきはここに前から住んでいましたし…それはもうほぼ私たちの家ですし…
　あと茂みの中にウンチしたら臭くてかなわないし…それくらい許してほしいし…」
先ほどの謝罪は何処へやら、意味不明な権利の主張をしてきた
「自分勝手なたぬきだな、まぁ町内会の方々からは原因が対処できそうなら全部任せるとも言われていたし…」
そう言うと少年は箒を構え
「お前たちを駆除することにした」
とたぬき達に死の宣告をした

血の気が引いていく親たぬきと泣きそうな顔をしている子たぬき達
「ちょ、ちょっと待ってほしいし！もう公園内でうんちしないですし！茂みからも出ませんし！見逃してください視！！」
「「「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲｼ…」」」
たぬき達が一生懸命謝ってきた
だがここでたぬきの言うことを信じてはいけない
野良のたぬきは平気で嘘を吐くし人間に危害を加えるのだ
たぬきが人間の領域で暮らす場合、飼いたぬきや仕事をしているたぬきでない場合は殆どが害獣であるのだ

たぬき達の薄っぺらい謝罪を話半分に聞きながら少年がどうやって駆除しようかと考えていると
ぺろん♪
と茂みからちっちゃな可愛らしいお尻が出てきた
「ﾌﾝｼ…ﾎﾟｺｼ…ｷｭﾝ!!」ﾌﾟﾘﾎﾟｺﾝ♪
ちっちゃなうんちが出てきた

「あ…ああ…あのバカチビ！隠れてればいいのに！…ああ！なんでもないし！茂みにちびはいないし！！」
「いやもうすぐに嘘ついてるじゃん…そういう所がたぬきの信用できないところなんだよ」
少年はたぬきをにらみつけながら茂みから飛び出た尻当たりに手を突っ込み…チビをつかみ取った
「ｷﾞﾆｨｰ!?ﾅﾝﾀﾞｼ!?」
「公園で野糞をするな害獣が！」
ちびの耳元で叫んで脅した
しかし

「ギュエエ！うるさいし！！公園での野糞がなんだし！！抗議のおしっこをするし！ッシー！！！」
ｼﾞｮﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ!!
ちびたぬきは捕まれながら少年に向け抗議のおしっこをまき散らしたが…

少年は直ぐに手を放し流れるような動きで回避した
抗議のおしっこをしながら落ちるちびたぬきの後ろへ回り込んだのだ
その間0.054秒、飛び散る小便すらも少年にとってはスローモーションに見えたほどだ

「しー！！？」ｼﾞｮﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ!!
少年が避けた先にはたぬき達がいた、このままでは自分の家族に抗議のおしっこをかけてしまう状況であるがそれは起こらなかった
何故なら回り込んだ少年は既にシュート体制に入っていた
落下するちびたぬきが少年の腰当たりの高さになった瞬間にちびたぬきに向けて超速の蹴りを放った
50m走を5秒09で走る瞬発力、100mを8秒20で走り切る持続力を持つ神速の麒麟児の本気の蹴りだ
サッカーボールすら破裂する威力の蹴りを受けたちびがどうなるかは明白だった

ﾊﾟｧﾝ!!
乾いた音が響く
ちびたぬきは蹴られた衝撃で雲散霧消、原型もなく赤い霧になって吹き飛んだ
赤い霧が抗議のおしっこを吹き飛ばし、たぬき達を血の赤に染めた

「え…ちび…きえたし…？」
「あかいし…」「ｱ…ｱ…」「こわいち…」

状況を理解できないたぬき達に少年が言い放つ
「次はお前らだ」

ギャアイイイイイイ！！
親たぬきと子たぬき2匹は恐怖のあまりその場で失禁しながらジタバタし始めた
一匹の子たぬきはジタバタしながら逃げ出した
「逃がすかよ…ボディシュートだ！！」
ジタバタする子たぬきを思いっきり蹴り飛ばした

先ほどの蹴りとは違い蹴る瞬間のインパクトを抑えた
そして足から子たぬきが離れる瞬間に思いっきり振りぬいた
「ﾀﾞﾇﾀﾞﾇﾀﾞﾇﾀﾞﾇｰｰｰｰｰｰ!!!!」

蹴り飛ばされた子たぬきは流星の如く空を駆け抜け…逃げる子たぬきに激突した
「ｷﾞｬｹﾞｲｲｨｨｨ!!」「ﾄﾞﾇｯ!!」
衝突した瞬間、二匹は衝撃に耐えられずバラバラになって吹き飛んだ
飛び散る手足や頭部が花火のようで美しいな…と少年は思った

「ひ、ひ、ひ…ちび達が…」
何とかジタバタから復帰し残った一匹の前に立ちふさがり叫んだ
「ち！び！…なんとか…逃げるし！私が少しでも時間を稼ぐし！」
それ聞いた子たぬきは先ほどの子たぬきと同じようにジタバタしながら器用に走って逃げていた

だが少年は当然害獣を逃がすわけがない
立ちはだかる親たぬきの頭部を少年は鮮やかに跳び後ろ回し蹴りをブチ込んだ
その衝撃に耐えられず親たぬきを脳部は捥げすさまじい勢いで回転しながら飛んで行った
その飛んでいく頭部の先には…逃げていた子たぬきがいた
「ｷｭｷｭ!?ﾏﾏｰｺﾅｲﾃﾞｰ!!…ﾀｷﾞｭｶﾞｱ!?」
飛んでくる頭部に弾き飛ばされ子たぬきは四散、親たぬきの頭部は勢い止まらず公園のトイレの壁にぶつかり破裂した

「これで良し…と。いやーいいことしたな、これで町内会の人も喜ぶぞー！」
残された親たぬきの胴体を箒の先端に取り付けて糞尿と血肉を拭きとりゴミ袋にまとめた
「よーし終わった終わった、まだ午前6時だからジョギングできるな…」

少年は公園敷地内の専用ゴミ捨て場にゴミ袋を置き網をおろすと日課のジョギングを始めた



終


・少年
普段はおとなしいがキレると手を付けられない
中学1年生でありながら陸上競技の世界記録を殆ど塗り替えた人外魔境
サッカー部や陸上部から声をかけてもらっているが全部断りひたすら走り込みを続けているランニングマニア
1年前にたぬきを飼い始めたが関係は良好である


・たぬき親子
糞尿を公園に垂れ流す害獣
公園には他にもたぬき達が住んでいたが、この事件がきっかけで少年に全員見つかり赤い霧にされた