

『タヌキ・サバイバル・マニュアル』


どうも、冒険家のトッシー・イモヘアーです。
皆さんは『ミラクル・タヌキ・サバイバー』という本を知っていますか？
サバイバルの達人ベアルフ・グタヌス氏は日本の雪山で遭難した後、
「あの時TANUKIが居なかったら、今頃私はSHONBORIだった」
と語りました。
その経験をまとめたこの本はベストセラーとなり、我々の業界に衝撃を与えました。
そして今日ではサバイバルにおけるたぬきの有用性を疑う人は誰も居ません。
今回私は、着の身着のまま、バックパックも無い状態で冬の雪山に挑みます。
救助が来るまでの2日間で、実践的なタヌキ・サバイバルテクニックの数々をご紹介しましょう！

(アイキャッチ)

どうも、トッシー・イモヘアーです。
ヘリで降り立った平地から、この様に木々の生い茂った山の斜面へと移動しました。
私の持ち物はこのナイフと火打ち石のみです。
防寒着は着ていますが、このまま夜を過ごせば凍死の危険があります。
でも大丈夫、この山には不思議生物たぬきが生息しているのです。
見てください、この木の陰に、たぬきの"ため糞"があります。
たぬきは同じ場所に糞をする習性があるので、この様に小さな糞の山があったら近くにたぬきが住んでいる証拠です。
たぬきは死骸も排泄物もほんの数日で分解されて消えてしまうのですが、これはまだ新しいですね。
雪も被っていないし、出して数時間といったところでしょうか。ちょっと落とし主を呼んでみましょう。
タヌーキー！ここにタヌーキのウンチがあるよー！こんな所にウンチをしたタヌーキは誰だろうー！

<恥ずかしいからやめてくださいし…

聞こえましたか？今、反応がありました！
とても近いですが、正確な位置は分かりません…。
巣穴らしき場所を片っ端から掘って探しても良いですが、事態は一刻を争います。
今は生き残る事を優先して、"禁断のテクニック"を使いましょう。
先に言っておきますが、これはモラルに反する技です。非常事態以外では決して使わないで下さい。
いいですか？決して濫用してはいけません。約束ですよ。ではいきます。

アー…キツーネ！タヌーキ！テンプーラ！ツキーミ！オニーク！ヒガ「それ以上は言っちゃダメだしぃぃぃ！」

オオッ！巣穴からたぬきが飛び出してきました！

「あぶなかったし…！一体なにを考えてるし…って首掴んで持ち上げないでしぃ…！」

うわぁ見てください、このたぬき、身体がモチモチふっくら膨らんでいます。
冬の巣篭もりに備えて、秋にしっかりエサを集めて栄養を摂った証拠です。優秀なたぬきですよ。

「…たぬき褒められてるし…？ちょっと照れるし…」

ハァイたぬき、キミの巣には他に誰か居る？

「もう1人の大人たぬきと一緒に、ちび5人をそだててるし…」

大所帯ですね。他の巣穴を探す手間が省けました。この近くに寝床を拵えましょう。

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どうも、トッシー・イモヘアーです。
たぬきを見つけたので巣穴の前に枝と葉っぱでシェルターを作りました。
今夜はここでたぬき達と一緒に過ごします。枝集めに時間がかかったので、もう日が傾いてしまいましたね。
でも途中で冬の山菜を見つけたので結果オーライです。たぬき達にも分けてあげたらすっかり仲良くなれました。

「タヌ…そのメラメラしてるの怖いけどあったかいし…」

先程、火を起こして焚き火を始めたのですが、ご覧の様にたぬきは知能が高いので無闇に火を恐れたりしません。
ほら、そろそろ晩御飯にするから他のたぬきも巣から出ておいで。

「みんなもおいでし…こっちの方があったかいし…」

「「ｷｭ?」」
「「ｷｭｯｷｭｯ！」」
「ｷｭｩｩﾝ…!」

よちよち歩きのちび達が５匹、巣穴から出てきました。
掌サイズですが、2足歩行が出来るので生後2ヶ月は経っているでしょうか。

「イテテし…うんし…うんし…」

もう1匹の親たぬきも出てきましたが、足をひきずっています。どうしたんでしょう？

「この前雪で滑って転んじゃったんだし…イテテし…」

なるほど、通りで今まで姿を見せなかったわけです。うーん…これは骨折しているかもしれませんね。

「痛いから足は触るな…あっでもおなかモチモチしてくれるのはうれしいし…」

もう1匹の親たぬきに比べると体温も低いですね。弱っている証拠です。
丁度良いので晩御飯はこっちの怪我たぬきにしましょう。まず、ナイフでお腹を縦に裂きます。

「おじさんの手おっきくてあったかいし…もっとモチモチしt…ッｷﾞｭｱｧｱｧｱｧｱｧｱ!?」

「なにやってるしぃぃぃぃ！？」

この時内臓を破かないように表層だけを切ってください。
私は慣れているので勝負服ごと一気にやってしまいましたが、皆さんは服を脱がせてから慎重に切りましょう。

「痛…し…ｸﾞｷﾞｭ…ｪｪ…ﾀﾇｰ…ﾀﾇｰ…!」

「あ…あ…！ともだちに酷いことしないでしぃぃ…！」

次に裂いたお腹に手を突っ込んで内臓を掻き出します。

「ﾀﾞﾇｷﾞｭｩｩ…!!」

「ひぃぃぃっ！」

横隔膜より下の内臓を取り除けば十分、肺や心臓は残しておいて構いません。
そうしたら全身と腹腔内を雪でガシガシ洗います！

「…冷た…ぬ…し…ｷﾞｭ…」

しっかり汚れを取ったら、太くて長い枝を串の様に突き刺しましょう！

「や…め…し…ﾌﾞｷﾞｭｩ!」

背中から頭を枝が貫通してようやく絶命したようですね。
最後に、串刺したぬきを火の側に設置して焼けるのを待ちましょう！
そういえば、いつの間にかもう一匹の親たぬきが静かになりましたね。どうしたんでしょう？
…なるほど、仲間が解体されたショックで気絶してしまった様です。
ちびたぬき達の方はというと…火の暖かさで眠ってしまった様で、調理に気付いていません。
見えますか？たぬき玉になっていて、とてもかわいいですね！

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どうも、トッシー・イモヘアーです。
現在の気温は-10℃、極寒の雪山でたぬき一家に晩御飯をご馳走になるところです。
本日の献立はたぬきの丸焼きと焼き山菜盛り合わせです。上手に焼けたので早速食べましょう！
うん、たぬき肉はしっかり火を通したのにぷるぷるもちもちの食感です。
巣篭もりの為に栄養をつけているからでしょうか、脂が乗っていて肉のうまテイストも濃く感じます。
それでも牛や豚に比べると淡白で、鳥や兎に近い味わいでしょうか。
うん、うん、薄い血の仄かな塩味も美味しいです。たぬきは血抜きの必要が無いという話は本当ですよ。

「…ｷｭ?」
「「ｷｭｰﾝ!ｷｭｰﾝ!」」
「ｷｭｯ、ｷｭｯ、ｷｭｯ…!」

匂いにつられてちびたぬき達が目を覚ましました。目の前に千切った肉を置いてやると…

「「ｷｭｩｩｩｩﾝ!」」
「「ｷｭ!…ﾓﾁｭﾓﾁｭｸﾁｭｸﾁｬ…!」」

ガツガツ食べていますね！巣篭もり中滅多に補給出来ないタンパク質にちび達も大喜びです。
もちろん家族の肉だとは気付いていません。

「うぅーんし…んがっ！？うわぁッ、たたたぬき殺しだしィィ！」

気絶していた親たぬきも目を覚ましました。

「ハッ！？そ…それ…たぬき焼いてたべてるし…？」

うん。絶品だよ。

「酷いじ…たぬきの大事なともだちだったのに…ひぐっ…」

ごめんね。でも私も生き延びるのに必死なんだ。

「わかるじ…！弱肉強食だじ…！たぬきじゃ、おじさんには勝てないし…
　悔しいけど…我慢ずるじぃぃ…！その代わりもう誰も殺さないでし…！」

ありがとう、分かったよ、たぬき。
この親たぬきは人間との実力差を弁え、例え今逃げても巣から離れては生きていけない事も理解しています。
子供を見捨てない責任感もあるし、本当に優秀です。
さて、お腹もいっぱいになったので、そろそろ寝ましょう。
焚き火が近いとはいえ油断してはいけません。身体が冷えない様に服の中にちびたぬきを入れて暖をとりましょう。

「ｷｭ…？ｷｭ!ｷﾞｭｰ!ｷﾞｭｰ!」

5匹いるので2匹は普通にお腹に抱えて、もう2匹はそれぞれ脇の下に、もう1匹は股の間に挟みます。
脇も内腿も太い血管が通っている箇所なので､温めれば体温の低下が防げるはずです。

「「ｷｭｰ!ｷｭｰ!ｷｭｰﾝ!」」
「ｷﾞｭｰ!ﾑｷﾞｭｩｰ!!」

「ちびをくさそうな所に挟むのやめてし！」

おっと、股間に挟んだちびが暴れています。これはくすぐったい！

「ｷﾞｭｩｩ!…ﾀﾆｭｩｩｩ!!」

股間のちびを怒らせてしまいました。このままでは眠れないので、少し大人しくしてもらいましょう。
ちびたぬきを殺さず動けなくする方法はいくつかありますが、今回は一番強力な方法を使います。
こうして両手でちびの身体と頭を持ったら…ペットボトルの蓋を開ける要領で、頭をほんの一瞬だけ180°回転させます。
長くやり過ぎると死なせてしまいますから、ほんの一瞬だけですよ？いきますよ、えいッ！

「ｷﾞｭｷﾞｯ!?」
「ああっ！？やめてしぃぃぃぃぃぃぃ！！」

こうすると、ほら、首から下が動かずプランプランになっているのが見えますか？

「ｷﾞｭ…ｷｭ…?ｷｭ……?」

モチモチの首の肉はギリギリ耐えますが、頚椎とその中の神経は捩じ切れてしまうという訳です。
首から下が麻痺したこのちびは、湯たんぽとしての機能をしっかり果たしてくれるでしょう。

「ちび！？しっかりするし！！ちびぃ！？」

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おはようございます、トッシー・イモヘアーです。
こんなによく眠れたのはいつ以来でしょうか。
昨夜はたぬき達に囲まれて、極寒の夜を快適に過ごすことが出来ました。
さて、今日は今居る小高い山を登り、山頂で迎えのヘリを呼びたいと思います。
火の始末をしたら早速出発しましょう。ちびたぬきはこのまま服の中やポケットに入れて暖を取るのに使います。

「「ｷｭ…!? ｷｭｯ!ｷｭｯ!ｷｭｰｯ!ｷｭｩｩﾝ!ｷｭｩｩﾝ!」」

「…ﾎﾟｺｰし…むにゃ…おはようございまーし…って、おじさんちび持ってどこ行くしぃぃ！？」

視界も開けていて傾斜もきつくない小山ですが、凍った雪に足を取られるので登るのは大変です。
おっと、親たぬきが後ろから必死の形相で追いかけてきていますね。
歩幅は小さいですが、体重の軽さとモチモチ手足のグリップ力を活かして懸命について来ています。
健気に頑張るたぬきの姿を見ていると、私も元気づけられます。張り切っていきましょう！
……さぁ、2時間も登ればもう山頂です！晴れていてとても気持ちがいいですね。

「ひぃ…ひぃ…まってし…まってし…！」

少し遅れて親たぬきも登頂です。健闘を讃えましょう！おめでとう！たぬき！

「はひぃ〜…！ふぅ…ふぅ…やっと追いついたし…ち…ちび返して…し…」

うーん、視界が開けているのは良いのですが、植物が少なくて狼煙をあげる為の燃料があまり見つかりませんね。
晴れて気温が上がった所為か、枯れ枝も湿っています。仕方ありません、ここはたぬきの尻尾を使いましょう。

「ふぅ…ふぅ…たぬ！？さわるな…！ﾀﾇｯ!?」

こうして片手で尻尾の先端を掴んだら、ナイフで根元から一気に…斬り落とします！

「やめっ…ｷﾞｬｯ!?ﾀﾞｯｯﾇｩｱｧｱｧｱｧｱｧｱｧ!?」

たぬきのふわふわで油分を豊富に含んだ尻尾は、よく燃えるので着火剤に使えます。

「ｼｯﾎﾟぉ！ｼﾞｯﾎﾞとれだｼﾞｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!?」

ついでにちび達の尻尾も貰いましょう。

「「ｷｭ!? ｷｭｷｭｩ!?」」
「「ｷｭﾋﾟｨｨ…!」」

「やめる…し…ち…び…逃げてし…！」

ちびの尻尾は刃物が無くても素手で簡単に千切れます。こんな風に！

「「「「ｷﾞｭｯｯﾋﾟｨｲｨｲｨｲｨ!?」」」」

私は慣れているので5匹の尻尾をまとめて引き千切ってしまいましたが、皆さんは1匹ずつ丁寧にやりましょう。

「ｷｭ…! ﾁｯﾎﾟ…ﾄｪﾀﾁ…ｷﾞｭｩｩﾝ…!」
「ｷｭｩｩﾝ…! ｷｭﾜｧｧｧﾝ!」
「ｷｭｰﾝ!ｷｭｰﾝ! ﾔ…ﾀﾞﾁ…!」
「ｷﾞｭ…ｷﾞｭｰ…ｷﾞｭｰ…!」
「…ﾁｯﾎﾟ…ﾅｨ…ﾁｯﾎﾟﾅｲ…ﾁ…! ｷｭ…!」

おぉ、何匹かのちびが急に喋り始めました。
余程ショックが大きかったんでしょう。

「あぁ…ちび…！まもってあげられなくて…ごめんし…」

では早速焚き火を起こしましょう。
まず、たぬきの尻尾と樹皮を着火剤にして火打石で火を起こします。
そこに細い枯れ枝を円状に並べて焚べれば、小さな焚き火ができました。

「ﾁｯﾎﾟ…ﾓ…ﾓｪﾀﾁ…?」
「ｷｭｴｪｪﾝ! ｷｭｪｪｪﾝ!」
「ｷﾞｭｩｰ! ﾀﾆｭｩｩｩｩ!」 
「ｷﾞｭ…? ｷﾞｭｩｩ…!」

目の前で尻尾を燃やした所為で、ちび達を大泣きさせてしまいましたね。

「ｷｭ…! ﾁｯﾎﾟ……ﾁｯﾎﾟｫｰ!!」

ワオ！ちびが1匹火に飛び込みました！

「ｷﾞｭ!? ｱﾁﾞｭｼﾞｨ! ｷﾞｭﾜｧｧｱｧｧｱｧｧｧ!! ｱﾁﾞｭｯ! ｷﾞｭｷﾞｭｨｨｨｨｨ!!」

燃えながらも必死に焚火をほじくり返しています。尻尾を取り返したかったんですね。
おっ、尻尾の燃えカスを抱えて焚き火から這い出てきました。

「…ﾏ…ﾏ…ｺｪ…ﾁﾞｯﾎﾟ……ｷﾞｭ…」

「あ…ちび…ちびィィィィィ！」

ちびは身体に火がついたままですね。
いいですか皆さん。年々たぬきを原因とした山火事が増加しています。
もし、火がついたたぬきが走り回る様な事があったら…必ずッ！

「ﾋﾞｷﾞｭ!!」

…この様に踏み潰してでも止めてください。

「あああああああ！！ちびィィィィ！！」

さて、尻尾の無いたぬきは生存率がガクッと下がります。ちびならば尚更、越冬は難しいでしょう。
命を無駄にしない為に、残り4匹のちびは私のブランチにしましょう。

「「「「ｷｭ!?」」」」

「ひどいしぃぃ！？殺さないって言ったし！殺さないって約束したしぃぃぃ！！」

やり方は昨夜のディナーと同じです。腹を裂いて内臓を取り除いた後、串焼きにしてみます。

「ｷｭｰ!ｷｭｰ!! ﾏ…ﾏ…ﾀﾁｹ…ｼ!」

「ちび！今…行くし…！あれ…なんでし…！さっきから！おっと…上手く立てないし…！
　何度も立ち上がろうと…してるのにぃ…！」

御覧の様にたぬきは尻尾を失うとバランスが取れず立てなくなります。
訓練次第ですが、再び2本足で歩ける様になるたぬきは少ないそうです。

「ﾏﾏ…! ﾏ…ｷｭｱｧｯ!? ﾁﾞｭｷﾞｭｩｩｩｩ!!」

はい、1匹捌きました。どんどんいきましょう。

「ｷｭｩ!? ﾋﾟｨｲｨｲｨｯ! ｷﾞｭﾊﾞｧｧｧｧｧ!!」
「ﾀﾆｭ…! ﾔﾀﾞﾁ…! ﾀﾞﾆｭｩｩｩｩｧｧｯ!? ﾌﾞﾌﾞｷﾞｭｩ!!」

さぁ、最後は昨夜私が首を捻ったちびです。
他のちびより元気が無くて体温も低い。それにさっきから「ｷﾞｭ」しか言ってません。
今までよく持ち堪えてくれました。

「ｷﾞｭ…ｷｭ…ｷﾞｭｳﾞｯ!!…ｷｭ……ﾍﾟ…」

捌き終わったら、雪で全身を揉み洗いして、並べて枝に刺して焚き火で焼きましょう。
ジャパニーズヤキトリスタイルですね。

「ちび…ちびが…ぜんぶ死んじゃったし…たぬきが…ふがいないから…！ちび…！ごめんしぃぃぃぃ！！」

…中までしっかり火が通ったら…頂きます！
うん…！身がぷちぷちプリプリしていて、昨日食べた親たぬきとはまた違った食感です。
心臓と肺を取り除いていないからでしょうか？丸焼けだというのにまだ微かにジタバタしています。
オドリ・グイもたぬきを食べる楽しみの一つですね
では、最後の腹拵えも済んだので、狼煙を上げて迎えを呼ぼうと思います。
焚き火に生木や青い葉っぱ、たぬきの"ため糞"から拝借した糞を加えて燃やします。
ご存知でしたか？動物の糞は昔から狼煙によく使われていたんです。
もうもうと白い煙が天高く昇っていくのが見えるでしょう？これを見てすぐに救助が駆けつけてくれます。

さて、今回は1泊2日という短い期間でしたが、日数が増えてもやる事は変わりません。
たぬきの巣穴を見つけて、利用する。
たぬきさえ見つけ続けられれば、例え雪山でも何日だって生きていけるでしょう！
そうこうしている内に迎えのヘリが来ました。

「うぁぁぁぁし！なんか変なの来たしィィィ！！風っ…！つよっ…!?とっ飛ばされっ!?…しィｨｨｨｨｨｨｨｨｧｧ…ｧ…」

なんということでしょう、親たぬきがヘリの風圧で山の頂上から転がり落ちていきました。
今までありがとうー！たぬきー！さようならー！
テレビの前の皆さんも、さようなら！またどこかでお会いしましょう！
冒険家のトッシー・イモヘアーがお送り致しました！


『タヌキ・サバイバル・マニュアル』


END


《制作・著作: ディスタヌキーチャンネル》
《字幕・吹替: ケーブルタヌスネットワーク》





・その後の親たぬき
なんとか生きており、這いずって巣に戻った。家族の分の蓄えのお陰で無事に越冬する。
春になり、別の巣穴のたぬき達に「突如やってきた人間に家族を殺された」ことを伝えるも、
人の居ない僻地故に誰にも信じてもらえなかった。
その後、失意の内に姿を消した。
上手く歩けず死んだとも、蛹になったとも、単に山を去っただけとも言われている。
