近所の公園にいる野良たぬき達に北斗の拳を読ませたらあっという間にブームになった
元々漫画を読まないのだろうか、真剣に読みふけっていた
ただ半端にしか渡していないのでレイユダの決着までだったが…
そのせいでレイユダ決着で漫画が終わったと思い込んでしまった

たぬき達の中で一番人気はレイになっている
ケンシロウそっちのけでレイごっこをしている


「ひょおおし！」
「しゃおおおし！」
「ほわっちょぉぉおし！」
見よう見まねで跳ねたりもちもちの腕を振っている

「今は知略の時代だし…」
「うわー！尻尾も濡れたし…」
「ユダヌキさまは本当に頭の良いお方だし…ししし！」
そのおかげかユダも人気である


たぬき達は北斗兄弟をあまり選ばない
心霊台のやる役でトキを選ぶ子もいるようだが…
悲しいことにラオウは不人気で誰もやりたがろうとしない
「あいつはレイに酷いことしたし…」
「しかも弟に負けて馬と一緒に逃げたし…」
「腰抜けだし…！」
こう言っているけど最後まで読ませたらこいつらはラオウやりたがるんだろうな…


別のところではたぬき達が一匹のたぬきを羽交い絞めにして、そのたぬきをもちもちと突いている
もちっ…もちっ…
「しっしっし…何本目で死ぬしぃ～？」
おお、シンを選ぶとは中々目の付け所が違う
「たぬきの心変わりは恐ろしいものよしぃ～」
「こいつ自分で言わせておいてし…!」
あっ違う、こいつら別の方を読んでるっぽい


「おまえ～…私の名前を言ってみろしぃ」
「…たぬきだし？」
「たぬきだけどたぬきじゃないしぃいい！！…やっぱりジャギはやりたくないしぃいい！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
ジャギは不人気で

「ん～…間違ったし？」
「こら！やめるしどけし！…ここはこの秘孔だし…」
(ﾓﾁｯ)
「…あれ…間違ったし？」
「こら！やめるしどけし！…ここはこの秘孔だし…」
(ﾓﾁｯ)
「…あれ…間違ったし？」
「いつ治るしぃいいい！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
アミバに至っては増殖している


そんな様子を見て一つの考えが浮かんだ
たぬきは適当な生態なので秘孔だと言って突いたらどうなるか？
…やってみるか

「あ…北斗くれた人間だし！」「いらっしゃいし～」「もちもちしてし…」
北斗のおかげかここの野良たぬき達には人気だ
もちもちして欲しいと寄ってきたたぬきのほっぺたを人差し指でﾌﾞﾆｨと強く突く
「ぶにゅう…つんつんじゃなくてもちもちしてしー」
「たぬき…いまたぬ崩壊の秘孔を突いた、5秒後に気絶して3分後に爆発して死ぬ秘孔だ」
「…しいいぃぃぃ！？そんな！酷いし！…ﾀﾇｯ!!!…ｽﾋﾟｰ…ﾎﾟｺｰ…」
案の定秘孔が効いてしまった
しかしそれは気絶じゃなくてただ寝ているだけじゃ？

「あー！ともだちに酷いことしないでしー！」
「爆発しちゃうしー！！とめてしー！！」
他の二匹はジタバタと抗議をしてくる
…まずい、このままだと本当に爆発しそうだ
では逆の頬っぺたをﾌﾞﾆｨと強く突いて…
「今さっきの秘孔を無効にする秘孔を突いた…5秒後に起きるよ」
「本当し…？」「大丈夫かし…？」
「ﾎﾟｺｰ…ﾀﾇｰ……ダヌッ！はぁし…はぁし…危ない所だったし」
「起きたし！」
「人間すごいし…北斗神拳伝承者だったし…」
改めて思うけどこいつら適当すぎだろ…



終



・公園のたぬき達
漫画を渡してきた人間を北斗神拳伝承者と思い込んでしまう
「断固相殺拳ってどんな技だし？」「血粧嘴ってどんな技し？」「秘孔を教えてし！」とたぬき達は問い詰めて困らせたとか

・ちびたぬきたち
「ケーーンし！」とバットリンごっこにいそしんでいる