『連れ去られる者たち』


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コンビニのレジにまっすぐ向かったたぬきは店員に向かって中華まんを注文した
「店員さん、あんまんくださいし…」
「ダヌッ！？まんまんくださいし！？」
「違うし！あんまんだし！熱々のあんまんだし！！」
「あ…熱々のまんまん！？発情たぬきだしぃいいい！！」　
ﾎﾟﾁｯ
店員たぬきはすぐさまレジ真下の通報ボタンを押した

1分後、通報を駆けつけた業者にあんまんたぬきは連行されていった
「ちょっと待ってし！まんまんじゃないし！あんまんだしぃいいい！！！」
「ふぅ…悪は去ったし…」

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公園で野良たぬきが一匹でションボリしている野良ちびたぬきを見つけた
「お前一人ぼっちかし…」
「ｷｭｰ…」
「そうかし…だったら今日から私の子になるし…ほれ、もちもちするし…」
野良たぬきはちびを抱きかかえ頬をくっ付け合い親愛のもちもちをした
「ｷｭｰ…ｷｭｰ♥」
「ふふ…よかったし…ションボリ顔が満面の笑みだし…」
たまたま通りすがった別の野良たぬきがそれを耳にしてしまい
「はぁ！？まんまんの笑み！？こいつロリペドたぬきだしぃいい！！誰か大人の人間来てしぃい！！！」
「ちっ違うし！！満面だし！ま！ん！め！ん！」
「大声でまんまん言うなし！変態たぬき！！」

1分後、駆けつけた駆除業者にたぬきは連れ去られていった
「違うし！満面だし！まんまんじゃないって言ってるしぃいい！！！」
「ｷｭ!ｷｭ!ﾏ…ﾏﾏｰ!!」
残されたちびたぬきは連れて行かれる親たぬきを追いかけるも当然追いつくことはなくまた一人ぼっちになってしまった
次の日、公園の片隅でしっぽを抱えたまま動かなくなっているちびたぬきが発見され清掃業者にゴミ袋に放り込まれた

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たぬカーに乗っているゴキゲンなたぬきがたぬミルクの補充に来た
「ヘイ係員さん！たぬミルクレギュラー満タンでお願いしますし！」
「はぁ！？たぬミルクまんまん！？おい新入りすぐに電話するし！発情たぬきが出たし！！」
「何言ってるし！レギュラー満タンだし！」
「レギュラーまんまんしぃ！？新入り早くするし！こいつやべぇやつだし！！」
「違うしぃいいい！！」
1分後、駆け付けたたぬ去勢業者にたぬカーごと連行されていった
「満タンだし…まんまんじゃないし…話聞いてし…」
「まーだ言ってるし…」
「やだじぃいいい！！去勢はやだじぃいいい！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

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飼いたぬきと散歩しているとゴミ捨て場に奇妙なたぬきが居た
「なんだしあのたぬき…白いパンツとタンクトップかし？」
「いや違う…あれただのビニール袋だわ」
ビニールたぬきはこちらに気づいたのか笑顔で近寄ってきた
「ふっふっふ…見るし！今まで裸だったけどようやく服を手に入れたし！白のドレスだし…」
クルクルと回って自分の姿を自慢してくる
こっちはゴミを纏った汚い野良たぬきにしか見えないんだが…
「くるくるし…くるくっヘブシ！」
あっ回り過ぎて転んだ
ちょうど強めの風も吹いてビニール袋が丁度野良たぬきの頭部まで包み込む形となった
「ま、前が見えないし…」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

そんな野良たぬきに後ろから近づいてきてビニール袋の持手の部分をひょいっとつまみ上げた
「あぶないあぶない、ゴミを見落とすところだった」
「離してし…私はゴミじゃないし…中にたぬきが居ますし…やめてし…」
ゴミ回収業者はビニール袋下部から出ているジタバタしている足が見えていなかったのと回収車の轟音で中の野良たぬきに気づいていないようだった
そのままゴミ回収車にビニール袋を投げ込んだ
「あっあっ出してし…たぬきはゴミじゃないし…たすけてしぃいいい………」

「あーあ…バカなたぬきだったし」
「まぁゴミには違いなかったな」

