
年末の大掃除をしているとうちで飼っているたぬきが意気揚々と話しかけてきた
「私もお手伝いしますし！！」
「不器用なお前じゃ掃除は無理だよ」
「できるし！できるったらできるんだしぃいいいい！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

うちのたぬきはとてもそそっかしくて不器用だ
服を前後逆で着てしまったり靴下が裏返しで履いてしまう
食べ方は汚いしコップはしょっちゅう落とすのでプラスチック製のものを渡している

「お手伝いしたいしぃいいい！！！」
「はぁ…わかったよ、じゃあ廊下を雑巾がけして」
「まかせてし…ピカピカのツルツルにしてやるし…！」
不器用たぬきに掃除できるか不安なのでこっそり見ることにした


「べちゃべちゃし…よし」
ぞうきんを水に浸した後に絞らずそのまま床にベチャっと叩きつけた
「あ、おいバカちゃんと絞れ」
「掃除開始しー！！」

ベチャベチャの雑巾で廊下を水浸しにしていくたぬきだったが自身が水浸しにした床で雑巾がけの態勢のまま転んでしまい
「あっあっすべっダヌッ！！」
べちゃあ！！
お腹を強かに打ち付けてしまった
そして
ブリブリブリッ！！
「あっ…し」
転んだ衝撃でうんちを漏らしてしまった

「はぁ…」
目の前には床を水浸しにしてうつ伏せに転んだままうんちを漏らしているビチャビチャのたぬきが一匹
流石に愛想が尽きたので

「ダヌー！！尻尾からもっちゃだめだし…痛いしパンツもずれてウンチ出ちゃうし…」
尻尾を掴んで持ち上げた後に窓を開け


ブゥォオオオン！！！
全力で投げ捨てた

「キュー！！！！ダヌー！！！！！」
「さぁて床の掃除でもするか…」


次の日の昼
買い物に出かけようと外に出たら玄関の前で凍死している汚らしいたぬきを見つけたのでゴミ捨て場まで蹴って運んだ