
「ほら！うんちできましたし！」
そういってうちのたぬきは誇らしげな顔をしていた
しかしたぬきの出した排泄物は床の上に落ちていた
トイレに排泄をしろと何度言っても同じミスを繰り替えしてしまう
トイレの上で踏ん張って床の上に排泄するという訳の分からないことをするのだ
「トイレの上でうんちしてるし！私は間違ってないし！ししし…」
どうやらわざとやってへらへら笑っているようだ
酷いときはたぬきの食事トレイに排泄することもある
その時に「さっきトレイにうんちしろって言ったのは飼い主だし！」とも言ってきた

この子はペットショップで買ってきたたぬきなのだが、店の中では一番人気"だった"らしい
当初は可愛く店に来た人たちも可愛いと言われていたようだが、媚びたダンスが鼻につく感じがあり来る客たちも購入まで進むことはなかった
20%引きになり本人もやばいと思い始めたのか控えめなダンスを覚え始めた
そんな姿が目に留まり私も購入したのだが…

「快便だし！うんちの仕方がが間違ってるのなら教えた飼い主が悪いし！さっさと拾えし…ししし」
持て囃された時の記憶が強いのか、人間をどこか下に見た発言が多く自分勝手にふるまっていた

懇切丁寧にトイレトレーニングに付き合って3か月
毎日毎日トイレの外に排泄をする悪ふざけを改善する気のないたぬきに頭を抱えていた

知り合いでたぬきに詳しい先生さんが居たので相談をしてみたところ
「あいつらは調子に乗ると止まらないからな。どこかでビシッっとキツく言わないともっとひどいことになるぞ」
と教えてもらった

私のたぬきの育成では駄目なことは駄目とはっきり言うが、口調を強くしたり暴力をふるうことはなかった
「一度痛い目に合わせないとあいつらは反省しない。リポップ前の性格が引き継がれているのは特にひどいからな」
「暴力も方便だ、一度やってみると言い。特に普段優しいお前からのセッカンは効果的だと思うがな」
そうか、優しいだけじゃダメなんだな…今度は心を鬼にして教育してみるか



そう心に決めて帰宅をすると
「おかえりし。うんちできたから見てみてし！ししし」
と相も変わらずトイレの外に排泄をしていた
ヘラヘラと笑っていて悪びれもしていない様子だ
…よし！心を鬼にして


ムンズ
「しぃ！？」
ﾊﾟｧｧｧｧﾝ!!!!!ﾄﾞﾊﾟｧｧｧｧﾝ!!!!!!!
「ギャッ！ｷﾞｬｲｨ!!」
髪の毛を掴んで持ち上げた後に思いきり往復びんたをぶちかました
そしてたぬきを顔に近づいて
「何度言ってもわからないようなので今度から粗相をした場合はお前の体に教えることにした」
「ｶﾞｧｧｧ…痛いし！動物虐待だ　
ﾊﾞﾊﾟｧｧｧﾝ！ﾊﾟｧｧｧｧﾝ!!!
もう一度往復ビンタをした
「まずはごめんなさいだろ？トイレがちゃんと出来なくてごめんなさいだろうが…」
「ﾋﾞｭｪｴ…ご、ごめんなさいだし…」
ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞｧｧｧﾝ!
今度は4回往復ビンタした
「ごめんなさい…"だし"？だしってなんだ、本当に反省しているのか」
「ｷﾞｭｩ…ご、ごめんなさいし」
ﾊﾟｧﾝ！
今度は一回ひっぱたいた
「"し"、も要らん。もう謝罪は良いから自分の排泄物を掃除しろ。臭いも消えるようにしろよ」
「は、はひ！」
「少しでも臭いが残ってたら…分かってるよね？」
「は、はいし！…あっ！」
ﾊﾟｧｧﾝ!!
「はぁ…さっき"し"は要らないと言ったばかりだろ…」
と捨て台詞を吐き台所へ向かった

…よし！心を鬼にしたぞ！
ちょっと言いすぎたかもしれないけどこうでもしないと治らないっぽいしなぁ…
おっよしよしちゃんと排泄物を捨てた後にクリーナーで拭いているな
っとイカンイカン、まだ甘やかさないようにしよう



ｶﾗﾝｶﾗﾝ…
「ホラ、ご飯だ。今日からお前のごはんを減らすようにしたから」
今まで埃をかぶっていたペットフードをエサ皿に出した
「こ、これだけ…だけですか？いつも見たいな手料理は…」
ふふふ、うまく"し"を飲み込んだか
「ああそうだ、今までは色々甘やかしすぎたからな。手料理もおやつもなしだ」
「ｷｭｳｩ…」
ｶﾘｺﾘ…
今まで見たことないションボリ顔でご飯を食べている
よしよし、教育が効いているぞ

「よしじゃあ私はもう寝るから。」
「おやすみなさいし…あ」
ﾊﾟｧｧﾝ!!!
「おやすみ」
「ﾋﾞｴｪｪ…お、おやすみなさい…」


やっぱやり過ぎたのかも知れない
あんなションボリ顔を見たのは初めてだった
甘やかしすぎも良くないけど厳しすぎも良くないのでは
私は頭の中で厳しく接するか、いつも通り接するか悩んでいるうちに意識が沈んでいった…




次の朝
「ふわぁ…たぬきーおはよう」
挨拶しても返事はない、まだ寝ているのか…
たぬきの寝顔はまだションボリで目元に涙の跡が残っていた
やはりやり過ぎたか…？
今日からは前見たいにふつうに接しようと思いながらたぬきの布団をめくり
「おーい、朝だ…ぞ…」
「ふわぁ…おはようし…」
たぬきが寝ぼけながら目をこすっていた
しかしたぬきの寝ていた当たりの色が黄色に変わっている
そう、おねしょしたのだ
たぬきもそれに気づいたのか「ああっ！！！」と大声を出した
「ご、ごめんなさいし！昨日ごしゅじんさまが怖くて部屋を歩けなくて…トイレに行けなくて…ごめんなさいし！！」
丸まって謝罪をし続けるたぬき
しかし…
「私のせいにしたね…昨日やったことは全部意味なかったのかな…しかも"し"を二回も言ったね？」

ﾊﾟﾝﾊﾟｱｧﾝ！！
「ﾋｷﾞｭｲ!ご、ごめんなさいし！」
ﾊﾟｧﾝ!!
「これだけ言ってもダメでしかもおねしょした…もうちょっと教育が必要だね」
「な、なにするんでし？」
ﾊﾟｧﾝ!
たぬきの頬を思いっきりひっぱたきながら来ている服をひん剥いた
「ｷﾞｬｲｲ!なにするんですか…？」
たぬきをロープで縛りベランダにもっていくと物干し竿にロープの反対側を結んで吊るす形にした
「ｷﾞｭｳ…ロープが食い込んで痛いぃ…」
痛みに悶えるたぬきを後にし私はいったん自分の部屋に戻った


「うう…ずっと吊るされるし…？」

「おまたせ」
「ひぃ！」
たぬきは私の手に持っているものを見て悲鳴を上げ大粒の涙を眼に浮かべた
所謂布団叩きと呼ばれるものだ
「今からお尻叩き10回だ。今後の大きいペナルティは全部お尻叩きだから」
「まって！まってくださいし！本当に反省しています！」
「もうウンチもちゃんとしますし！おねしょもしませんし！許して！許してくださいだしー！！」
「反省しているなら"だし"と"し"はやめろよな…」

私がそういい終えると蒲団たたきをたぬきの尻に向けて全力で振るった
ﾊﾞｯｼｨｨｨｨﾝ!!!
「ギャピイィィィィ！！ｷﾞｭｱ!ｷﾞｭｱ！ｷﾞｨｨｨｨｨ！！」
「1回」
ﾊﾞｯｼｨｨｨｨﾝ!!!
「ｱﾋﾞｮｱｱｱｱｱｱｱ!!!ｷﾞｭｰｷﾞｭｰｷﾞｭｰ!!」
「2回」

…

ｽﾞﾊｯﾞｼｨｨｨｨｨﾝ!!!
「ギャピィー！!!!!…ﾀﾇｰﾀﾇｰ…ﾀﾞﾇｰ…」
「10回」
10回叩いたたぬきの尻は真っ赤に腫れモチモチさのかけらもない状態になっていた
そして
尻叩きが終わった瞬間

ｼﾞｮﾛﾛﾛﾛﾛ……
ﾌﾞﾘｯﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ…

たぬきは痛みに耐えられず失禁してしまった

「おい、さっきちゃんとトイレするって言ったよね？」
「ﾀﾞﾇ…ｷｭｰ…」
「まぁいいや、ちょっと待ってろ」
そういいながら用意したバケツ一杯の水をたぬきにぶちまけた

「ﾀﾞﾇｯ!ﾊｧﾊｧ…」
「あと1時間したらさっき漏らした分の尻叩き10回だからな」
「ｷｭｰ…ごめんなさい…もうしないから…許して」
「駄目だよ、これは教育だから」
「おしり…もうむり…ごめんなさい…」
「分かったよ…」
「!?ア、ありがとうございます…(よかったし…隙を見て逃げ出すしかないし…)」
「尻じゃなくて両頬10回これで叩くから」
「しぃ！？！？」

1時間と3分後

「ｺﾋｭｰ…ｺﾋｭｰ…」
そこには顔面も尻も真っ赤にパンパンに腫れあがった不細工な化物が吊るされていた
化物の下にはいろいろな汁や固形物が溜まっている
「よし、降ろしてやる。そうそう晩までご飯はなしだ」
「ｺﾋｭｰ…ﾋｨ…」
「晩御飯までお前の出した汚い汚物の掃除だ…そうだ、今日からお前の寝床はそのベランダだからな」
「ひどい…」
「さっきお前がおねしょした寝具は全部捨てた、お前みたいなペット以下の生物には必要ないもんな」
そういいながら新聞紙をベランダの隅に置いて
「布団とトイレ変わりだ。それでどうにかしろ」
言い捨ててバケツと雑巾を置いてベランダの鍵を閉めた
「うう…ひどいし…なんでこんなことに…」

やはり厳しく言わないとたぬきのためにならなかったらしい
昨日みたいな生ぬるい教育では通じない
これからはもっと厳しくしないとな…
そう思いながら遅めの朝ご飯の用意をし始めた



夜も更け雨も降ってきた
風邪をひいてしまうと可愛そうなので晩御飯の時間にベランダのカギを開け中に招き入れる
「今日は特別だ、中で食え」
「ありがとうございま…す…」
ご飯トレイに少しのペットフードを入れる
「あ…あの…ベッドにあったタオルケットは何処ですか…？あれ…お母さんの形見で…」
「ベッドと一緒に捨てたよ。ペット以下にそんなの必要ないだろ、何度も言わせるな」
「これからのお前のベッドはトイレだ。命令があるとき以外はそこから動くな」
「うっ…うううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！おかぁ…さん…」
涙を流しながらご飯を食べている
腫れていてよくわからないが相当ションボリ顔なのだろう




それから1週間、ペナルティを起こすような行動もなくすごせたたぬき
教育の成果が出たかと自分もほっこりしている
もう少ししたら前みたいな生活に戻しても我儘は言わなくなるだろうと安どのため息を漏らした
「ふぅ…」

「ひぃ！？」
ﾋﾟｼｬｼｬ!
ふとたぬきの方を見るとトイレ中だったのか、おしっこをしていた
しかし私のため息に驚いたのかバランスを崩しおしっこがトイレからはみ出てしまった
「あ…ちが…ごめんなさいし…ごめんなさいぃぃぃぃ！」
「あーあ…教育が足りなかったか…」
「ち、ちがいます！ため息にびっくりしちゃって！わざとじゃないんです！」

ﾊﾟｧﾝ！

「わざとかわざとじゃないか決めるのは私だからな。お前が決める事じゃない、図々しい！」
「ご、ごめんなさいまし…」
「ペナルティの時間だ」
私はそういうとたぬきに目隠しをしてベランダにつるした
「ひ…ゆるしてくださいぃ」
「駄目だ、今日は厳しく倍の２０回叩く。そして叩く個所は…バラバラに叩く」
「ぎゃびぃぃぃぃぃぃいい！！」

最初に尻、次に左腕、右腕、顔面、背中とランダムにひっぱたいて行く
目が見えない状態で次にどこを叩かれるか分からないストレスか、たぬきはｷﾞｬﾋﾟｰｷﾞｬﾋﾟｰといつもより大きい悲鳴を上げていた

１８回殴ったあたりでﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ!とたぬきから何かがずり落ちた
また失禁か…？と見ると真っ赤な肉塊が落ちていた
たぬきに見るとと右頬がベロリと剥がれ落ちていた
叩きすぎたせいでグズグズになり千切れ飛んでしまったのだ
「痛だぁぁぁぁぁいいいいい！！」
「うるさいぞ！」
左頬を思いっきりはたくと同様に千切れ飛んだ…頬肉は限界だったようだ
よく見ると手足も骨折していて変な方向に折れ曲がっている
最後の一発を叩こうとしたがこれ以上やっては死んでしまう
これは虐待ではない、教育なのだ


吊るした状態のたぬきを降ろし生存確認を行う
「ふぃ、ふぃたいぃぃぃ…たふへて…」
良かった生きていた
私はソーイングセットでたぬきの両頬を乱暴に縫い始めた
「ｷﾞｬｱｱｧｧｧｱｧｲｨｨｨｨｨｨ!!」
「静かにしろ、ズレるだろ」
無理やり縫い合わせ傷口をふさいだ
残りはダクトテープで補強し血が流れ出ないようにした
しかしこれじゃあペットフードが食べられない、可哀そうすぎると思った私は
「しばらくはペットフードは無理だな…砕いて水と混ぜて飲ませてやる」
「ひゃ、ひゃひはほうほはいはふ…」



5日後
たぬきの回復は早く両頬はもう復活した
しかし、以前のモチモチさは全くなくただの頬に成り下がっていた
しかも乱暴に顔を縫ったせいか顔が歪んでしまっていた
右目は大きく垂れ下がり左目は横に引っ張られてしまい、可愛げのない歪んだションボリ顔を状態だ
手足も固定せず自然回復させたせいか不完全なまま骨が戻っている
足はガニ股のように不自然なOの字になっていた

「これだけかわいげのないたぬきだとペットショップでも誰も買ってくれないだろうな…」と呟くと

「ひぃ！う、売らないでください！こんな体じゃもうどこでも生きていけませんし！」
ﾊﾟｧﾝ！
「いいかげん"し"はやめろ…あと売るとは一言も言ってないだろ」
恐怖と痛みでジタバタしようとするも骨格のゆがみの所為か、体を上下させて歪んで固定された曲がった腕を上下に振る動きしかできていない
「うう、何でもしますからここに居させてくださいぃ…」
ガッと頭を掴み耳元で囁いた

「どこにもやらんし逃がすつもりはないぞ…」
「あ、ああああ…」
ﾁｮﾛﾛﾛﾛ…


逃がさないのは当然だ
このたぬきを捨てる気も売る気もない
私はこのたぬきが大好きだし大切なのだ
教育の結果、素直にもなってくれたから言うことはない
ただし今後は心の中だけで甘やかすようにするだけだ

愛してるよ…私の世界で一番大切なたぬき…



おわり