センリ
[浴場1]
6人程度が座れるベンチの据え付けられたサウナ室へと場所を移すセンリ。木造の部屋は薄暗く、薪か魔動機かで間接的に熱された空気が大変蒸し暑い
ふぅ、とひとつため息をつきながら、ベンチの真ん中に腰掛ける。汗腺から残りの老廃物をすべて流しきればリフレッシュ完了だ
……高温多湿のサウナ室の中に、初春を思わせる沈丁花の濃密な香りと、雌の汗のフェロモンがむわむわと満ちる
センリ
[浴場1]
「強くならないといけませんね………ふぅ………」 全身から玉の汗を垂らしながら、ぼそりと独り言をもらす
「強くなって……強くなれれば、あの少年のように軽口を叩く人にも迅速に大自然の裁きを……」 ぶつぶつ
センリ
[浴場1]
「…………限界まで汗と垢を出し切りましょう。次の修行は森篭もり30日を目指しますよ………」
木製のベンチに深く腰掛け、はしたなく脚をおっぴろげ、下の花弁からもモワモワと汗の蒸気を放ちつつ熱気に総身を晒す
他者の視線がないためか……いや、あってもこの女はこのくらいする
センリ
[浴場1]
………外気に当たる休憩もたびたび挟みつつ、たっぷり1時間半サウナを満喫したセンリ。掛け湯のみでは落としきれない老廃物もすべて流しきったと見ていいだろう
センリ
[浴場1]
「そろそろ水分補給もしないとですね。よく食べよく飲みよく出して、また明日から修行がんばりましょう♪」
……むせかえるほどのメリアめしべの香気をサウナに残し、去っていく