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2号車 GM ログをクリアしました 1771068120270
2号車 GM 〈黒の猪号〉2~3車両目は仕事の予定の無い冒険者の、憩いの場になっています。 食事を取ることが出来る他、ビリヤード等のゲーム、また特殊なマナカメラで撮った映像を映し出すマナテレビというものもあるようです。 1771068162660
2号車 GM マナテレビにはキングスフォールの街並みが映されている。雪が積もっている。 1771068171870
2号車 リリィ・サキナ 「ふぁぁ……あー、寝ちゃってた」 1771086735686
2号車 リリィ・サキナ 口元を手で押さえながらあくびをかみ殺す女。聖職者であることは装いから明らかだが、その衣装には珍妙な改造が施されている。 1771086788277
2号車 リリィ・サキナ 「人少ないな~、こんなものなのかな?」 1771086848844
2号車 リリィ・サキナ マナテレビにはキングスフォールの街並みが映っている。雪が積もっていた。椅子に腰かけて画面を見つめる。 1771086936936
2号車 リリィ・サキナ 一人の時間というものはいいものだ。それがたとえどうしようもなく心に肌寒い風を吹き込ませるとしても。 1771086972559
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「おはようございます、リリィさん」 その隣で────いつの間にやらいたようだ。元々いたのかもしれない。 1771087017704
2号車 リリィ・サキナ 雪も嫌いではない。心身と降り積もる雪は静寂を突き刺し、暗闇にもみた一面の銀世界が心に焼き付けられるのだ…… 1771087022954
2号車 リリィ・サキナ 「うわっ!?」 1771087026541
2号車 リリィ・サキナ 「えっちょ、い、いつのまに……!?」 1771087041007
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「?」 「ああ、リリィさんが寝ている最中に私もここに」 1771087064082
2号車 リリィ・サキナ 「うへぇ~油断したなぁ~も~」 1771087089194
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「油断……?ここには居眠りしても問題ないスペースだと聞き及んでいますが」 1771087110328
2号車 リリィ・サキナ 「何でもないない、こっちのハナシ~」 1771087141079
2号車 リリィ・サキナ 「ヴァレンシアちゃんとこんなところで会うとは思わなかったからさ~」 1771087156672
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そうでしょうか?まあ、そうかもしれませんね。私は放浪の身で、リリィさんは拠点……というか働いている場所がある身ですし」 1771087204254
2号車 リリィ・サキナ 「まぁ私も似たようなものではあるけどねぇ。一応拠点置いてるだけで遠出はするし」 1771087240072
2号車 リリィ・サキナ 「ヴァレンシアちゃんは何で旅してるんだっけ? 聞いたっけ?」 1771087269167
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「お話していなかったかと」 1771087280324
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「家族に、ノスフェラトゥに襲われた過去を持つ人がいまして」 1771087304066
2号車 リリィ・サキナ 「ふんふん」 1771087319230
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「復讐ですね。家族を害した本人はもう殺されているらしいのですが」 1771087342423
2号車 リリィ・サキナ 「ん? うん」 1771087365086
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「?」 「どこかおかしいところがあったでしょうか」 1771087381422
2号車 リリィ・サキナ 「やった当人はもういないんだよね?」 1771087403466
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そうですね」 1771087409273
2号車 リリィ・サキナ 「で、復讐」 1771087414519
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「はい」 1771087419911
2号車 リリィ・サキナ 「個人じゃなくて種族に?」 1771087427165
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「はい」 1771087431656
2号車 リリィ・サキナ 「……ふーん?」 1771087446496
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「?」 1771087476402
2号車 リリィ・サキナ リリィの瞳がかすかに、しかし確かに。緩やかに、細められた。 1771087522239
2号車 ヴァレンシア・ルーラル リリィさんを見ているから、その様子は当然捉えている。 1771087554223
2号車 リリィ・サキナ そこにはいつも、陽気で友好的で好意に塗れた感情の色が浮かんでいるが、今日のそれは異なる。 1771087586333
2号車 リリィ・サキナ 懐疑、疑心、不審、嫌悪、軽蔑、それらを……ほんの少しずつつまんで、水に溶かしたような。 1771087644502
2号車 リリィ・サキナ ぱちり、と。瞬きをした次の瞬間には消えてしまったけれど。 1771087667110
2号車 リリィ・サキナ 「まぁまぁ、蛮族もアンデッドも人族の敵だからね~」 1771087693258
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「……?」 複雑な、その感情を一瞬では把握しきれず。 1771087709957
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ええ、その通りです」 1771087715735
2号車 リリィ・サキナ 「人族の平和を守るため、敵を狩り続ける道を選んだんだね~」 1771087757352
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「いえ、違います、それは」 1771087768310
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そのような立派な志ではありません」 1771087775263
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「許せない。私が。それだけです」 1771087781832
2号車 リリィ・サキナ 「家族を害されたから?」 1771087866530
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そうです」 1771087882822
2号車 リリィ・サキナ 「一匹残らず?」 1771087890965
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「できることなら。不可能でしょうけどね」 1771087908784
2号車 リリィ・サキナ 「別に~? できるかどうかは問題じゃないでしょ」 1771087950540
2号車 リリィ・サキナ 僅かに首を傾けながら、けらけらと笑う。 1771087964523
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そう、ですね、それは間違いないです」 1771087979988
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そういう、気持ちで挑んでいます」 1771087985823
2号車 リリィ・サキナ まだ表層だな~、これ。多分根深い問題がこの殻の中にあるんだろうけど~ 1771088022303
2号車 リリィ・サキナ まだまだ踏み込むには早いかな~~? 1771088035076
2号車 リリィ・サキナ 「じゃ、今日もノスフェラトゥの噂を聞きつけて討伐に出てたところだったり~?」 1771088067225
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「いえ、それを為すには力が全く足りていないので。修行中です」 1771088093182
2号車 リリィ・サキナ 「大変そうだもんね~、一匹刺し違えてでも倒せばお終いってわけじゃないだろうし~」 1771088169792
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ええ、長い永い旅路になるかと」 1771088185886
2号車 リリィ・サキナ 「ま、でも安心したかな?」 1771088209818
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「安心、ですか」 1771088238785
2号車 リリィ・サキナ 「持続可能な復讐でしょ? 自暴自棄で捨て身でやるんだったら流石にね~」 1771088255915
2号車 リリィ・サキナ 「どこかの誰かさんが行き倒れのアルヴにしたみたいなことしなきゃいけないしさ~」 1771088285216
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「あはは、出来ればしましたけどね」 1771088332278
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「そちらの才能がないので」 1771088379049
2号車 リリィ・サキナ 「才能って言っていいのかは疑問だけどね、聖職者としても人族としても自殺紛いの真似してる人見たらほっとくわけにもいかないしさ~」 1771088435586
2号車 リリィ・サキナ 「私はそんな大層な、命かけるほどの目標があるわけじゃないからね。尊敬と、ちょっぴり恐怖も感じちゃったりするのでした~」 1771088520667
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「……怖い、ですか」 1771088540135
2号車 ヴァレンシア・ルーラル それは少し悲しいかな。しゅんとする。少しだけ。 1771088554606
2号車 リリィ・サキナ 「だって死ぬのは怖いでしょ」 1771088616325
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「それは……そうですが」 1771088703079
2号車 リリィ・サキナ 「痛いのはいやだし、死ぬのも嫌。手段として必要な方法ではあるけど、だからって負けたり死ぬつもりでやる気にはなれないかな~」 1771088725046
2号車 リリィ・サキナ 「憎い相手がいたからって、殺されるかもしれないと思ってでも殺してやろうとまでは思えないかも」 1771088756355
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「……健全だと、思います。その方が」 1771088788297
2号車 リリィ・サキナ 「ヴァレンシアちゃんは?」 1771088809806
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「不健全ですよ、全く。怒りを抑えることが出来ずにこうしているんですから」 1771088885214
2号車 リリィ・サキナ 「自覚あるタイプ~~」 1771088898289
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ずっとずっと。この炎が燃え尽きることはないのでしょう」 1771088945320
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「それでいいと思っています」 1771089049752
2号車 リリィ・サキナ 返事もなく、じいっと見つめる。沈黙を挟んで…… 1771089131487
2号車 リリィ・サキナ 「迷ったりしない?」 1771089156918
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「迷う?何にでしょうか」 1771089187573
2号車 リリィ・サキナ 「ノスフェラトゥを倒すことにじゃないよ。それ以外のことに」 1771089215243
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「と、言いますと……」 1771089242935
2号車 リリィ・サキナ 「諦め切れないし忘れられないし最後にはそうするんだろうってのは、言葉の節々から感じ取れるし」 1771089259876
2号車 リリィ・サキナ 「ただそれだけでずっと生きてくのも疲れるんじゃないかな~って」 1771089281214
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「かも、しれませんね」 1771089307511
2号車 リリィ・サキナ 「ま、別に説教臭い話したいわけじゃないんだよね」 1771089355853
2号車 リリィ・サキナ 「息抜きはたまにはしてね~って感じで受け取っておいてくれたら嬉しいかな!」 1771089382224
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ありがとうございます」 ふっと笑って。 1771089397160
2号車 ヴァレンシア・ルーラル でも息抜きって何をすればいいんでしょうね? 1771089405447
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 分からないなあ。と思案に入る。 1771089440089
2号車 リリィ・サキナ 「ところでヴァレンシアちゃん、昨日何食べた?」 1771089450108
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「昨日……?」 1771089457334
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「お野菜とパンです、いつも食べてますので」 1771089471731
2号車 リリィ・サキナ 「楽しかった?」 1771089486473
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「いえ、とくには……」 1771089500146
2号車 リリィ・サキナ じっとりとした視線を向ける。明らかに作った表情ではあるが、非難がましい顔だった。 1771089538271
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「えっと……」 責められているのは分かる、なぜかはわからない 1771089573480
2号車 リリィ・サキナ 「よくないよヴァレンシアちゃん!」 1771089584542
2号車 リリィ・サキナ 「よくないよ!」二回言った。 1771089592551
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「え、でも栄養は摂れていますよ」 1771089626430
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「好き嫌いも私してません」 1771089634982
2号車 リリィ・サキナ 「私は今そんなカタブツの司祭みたいな話してないの」 1771089663444
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「え、では何故」 1771089695599
2号車 リリィ・サキナ 「他人と食卓を囲んで楽しく美味しくすることが食事には重要だから……っ!!」 1771089733763
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「でも私基本的に一人ですし」 1771089748057
2号車 リリィ・サキナ 「でもじゃない」理不尽 1771089765980
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ええ……」 1771089808242
2号車 リリィ・サキナ 「ヴァレンシアちゃん……」 1771089822546
2号車 リリィ・サキナ 「ナンパ、しなさい」 1771089830235
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ええ……?」 1771089844302
2号車 リリィ・サキナ 「別に誰でもいいから適当に声かけて仲良くなって友達でも顔見知りでも作りなさいと言っています」 1771089866515
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「友達ならリリィさんが……」 1771089884040
2号車 リリィ・サキナ 「でもずっと私の傍にいるわけじゃないじゃん」 1771089912068
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「まあ、それはそうですけど。でもそれはリリィさんにバードパス亭のお仕事があるからですし」 1771089933534
2号車 リリィ・サキナ 「じゃあ他の場所でもいろんな人と仲良くなるしかないじゃん」 1771089967489
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「しかないとは……?」 1771089989366
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「あ、でも最近クリムさん。というお方と知り合いましたよ」 1771090001254
2号車 リリィ・サキナ 「しかないじゃん」二回言った。特に意味がない部分を。 1771090002842
2号車 リリィ・サキナ 「あ、そうなんだ? へ~どんな子?」 1771090011804
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「レプラカーンの中でもとくに小さい方でしたね」 1771090032395
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「ヒューレ様。という別大陸の神の信徒の方です。刀鍛冶でもあるようで」 1771090072315
2号車 リリィ・サキナ 「へぇ~、刀鍛冶の。レプラカーンで……鍛冶師? ってあんまり想像つかないけど」 1771090111744
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「それはちょっと不思議かもですね」 1771090250905
2号車 リリィ・サキナ 「知り合って仲良くなれた~?」 1771090371898
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「はい。そう思います」 1771090406823
2号車 リリィ・サキナ 「街で会ったら声をかける?」 1771090432484
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「お久しぶりです。お食事でも一緒にどうですか」 「でしょうか」 1771090450590
2号車 リリィ・サキナ 「いいじゃ~~ん!」 1771090460591
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「はあ…」 1771090471071
2号車 リリィ・サキナ 「全然ちゃんとできるじゃん、楽しくそのままご飯食べればいいよ……!」 1771090478578
2号車 リリィ・サキナ 「もっと一杯知り合い作ろうね~~」 1771090487973
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「えと……頑張ります」 1771090499034
2号車 リリィ・サキナ 「がんばりたまえ~」 1771090528498
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「リリィさん」 1771090535889
2号車 リリィ・サキナ 「ん?」 1771090540827
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「あの、一緒にお食事、どうですか?」 1771090552879
2号車 リリィ・サキナ 「その言葉が聞きたかった……」 1771090568637
2号車 リリィ・サキナ 「ちょっといいご飯食べよ! それで他の知り合いに自慢できるような楽しい時間にするの」 1771090622915
2号車 リリィ・サキナ 「私のことお友達だって紹介してくれてもいいよ~」 1771090645410
2号車 リリィ・サキナ へらへら笑いながらヴァレンシアの手を勝手に取って引っぱっていく 1771090660087
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 「それはもう、当然。機会があれば」 1771090660704
2号車 ヴァレンシア・ルーラル 引っ張られるままについていく。 1771090673880
2号車 リリィ・サキナ そして食堂に行き普段の倍くらいする食事を恃んでついでに避けも進めたりして断られたりしたのでありましたとさ。 1771090928222
2号車 リリィ・サキナ どっとはらい。 1771090930457