澄み切った空気に、爽やかな風。 今この森には、清浄な物しか存在しないのではないだろうか? そう思えるほどに、辺りは静かで穏やかだった。 そんな中、泉から水音が聞こえてくる。 湧き水が常に清浄に保つそこで、一人の女性、アポロウーサが身を清めていた。 「ふぅ‥‥」 彼女は一息吐くと、泉の水に身体を沈め、その美しい肢体を晒す。 そして水面をその身体で揺らし、ちゃぷんという音と共に、水に沈み、しばらくして浮かびあがる。 髪の毛が水を跳ね上げながら広がり、また沈んでいく様はとても幻想的だ。 そんな彼女の元に、一匹の熊がやってくる。 体長2メートルを超える巨体だが、凶暴さを感じないその獣は、彼女の元に飛び込んだ。 彼女はそれに気づくと、笑顔を浮かべて共に水浴びをし始める。 水遊びを楽しむように、戯れる二人。 言葉も無く、まるで睦み合うように、じゃれ合う二人。 そして、やがて水遊びにも飽きたのか、彼女のその腕に抱かれるように頭を擦り付け始めた。 「うふふ」 彼女が笑い声を上げると、ふわりと、まるで衣が剥がれるように熊の毛皮の中から、全裸の少女が姿を現す。 そのまま抱き合い、互いの体温を確かめるかのように、肌を重ね合ねる。 二人は神に純潔を捧げた存在だからこそ、こうして互いを求め、愛おしげに見つめあい、口づけを交わす。 少女は、人間としての名も姿も捨て、アポロウーサに全てを捧げているのだ。 少女の愛を全身で受け止めるアポロウーサは、優しく少女の背中を撫でると、そっと抱きしめる。 「貴女を愛していますよ。私だけの可愛い子」耳元で囁かれたその言葉に、少女は幸せそうな笑みを浮かべた。 二人は泉から上がり、木陰へと移動して、お互い裸のまま横になる。 柔らかな布を敷き、その上に寝転ぶと、自然と手を繋ぎあう。 少女はアポロウーサを見上げるようにして見つめており、その瞳は期待に染まっていた。 「もう我慢できませんか?」 そう問いかけられた少女は顔を赤く染めながらも、コクりと小さく首肯する。 そんな彼女を愛おしむように頬に手を当てると、アポロウーサはその唇を奪った。 舌を絡ませあい、唾液を交換しあい、貪るような激しいキスをする二人。 長い時間をかけ、ようやく唇を離しても、二人は口の外で舌を絡めあっている。 荒い呼吸を繰り返す少女の胸の先端はピンと張り詰めて、その存在を主張していた。 それを指先で摘まんだり押しつぶしたりしながら弄ると、可愛らしい声で鳴く彼女の姿に、アポロウーサは愛おしさを覚える。 甘い声を出す少女の声を彼女が楽しんでいると、少女の秘所からは止めどなく蜜が流れ出し始め、太腿まで濡らしていた。 それを見たアポロウーサは、そこを指で優しくなぞる。 少女はいやいやと言うように首を振って抵抗するが、それは逆効果であり、より強く刺激されるだけだった。 そしてついに限界を迎えた少女は、甲高い声を上げながら達してしまう。 「それじゃあ、今度は貴女が私に奉仕してくれますね?」 絶頂を迎え放心している少女に、微笑みながらアポロウーサは語りかける。 すると、少女は緩やかに絶頂の余韻から覚めていき、コクリと一度大きく首を動かした。 少女は嬉しそうな笑みを浮かべ、アポロウーサの胸に顔を埋めて甘えるような仕草を見せる。 そして、そのまま乳房を口に含み、赤子が母乳を求めるように吸い付く。 微笑ましい子供のようにも見えるが、その舌の動きは愛する人に気持ちよくなって欲しいという想いが込められた物であり、淫靡なものだった。 やがて満足するまで吸ったのか、ゆっくりと口を離すと、次は秘部へと向かう。 少女の愛撫で既に濡れているそこへと辿り着くと、恭しくその花弁へと舌を這わせる。 丹念に舌が動き回り、やがて奥まで差し込まれた時、その快楽に思わず声が出てしまう。 「ふぅ‥‥ん‥‥っ」 アポロウーサが快楽に喘ぐ度、少女はそれが嬉しいのか、さらに激しく責め立てていく。 まるで蜜を求める熊のように、愛液を舐めるその姿に、彼女は興奮を覚えていた。 少女の舌で徐々に昇り詰め、そして、遂に果てる。 「あっ! んっ‥‥!」 身体を大きく震わせ、声にならない声を上げるアポロウーサ。 勢い良く噴き出す潮を、少女は一滴も零さないよう口で受け止める。 そしてお互いに、一度達した秘所を擦りつけ、快楽に溺れていく。 さっき泉から響いていた水音とは違う、淫靡で粘り気のある水音が森の中に響く。 二人の処女が、雌としての快楽に溺れ、蕩け切っていた。 お互いの一番敏感な部分が触れ合い、擦れ、混ざり合うような錯覚に酔う。何度も繰り返した行為だが、決して飽きることは無い。 ただただ、互いの事だけを考え、相手を愛し、今この瞬間だけは、何もかもを忘れて、互いに快楽を求める事しか頭に無い二人は、純粋に愛し合っていた。 先に限界が来たのは、少女の方だった。 だけれども、アポロウーサも後少しで絶頂出来ると、股を擦りつけて必死に絶頂へと向かう。 そして、少女が二度目の絶頂を迎えると同時に、アポロウーサは快楽の頂点に達した。 二人は密着した股の間に満たされた互いの蜜の混合物を指で混ぜ合わせながら、二人は互いに上気する吐息が混ざり合わすように口づけを交わす。 しばらくして、少女は再び熊の姿へと戻り、主に仕える獣に戻る。 そうして、アポロウーサは自らの愛しい獣を抱き寄せ、その毛皮に包まれ、共に眠りについた。