春の風が柔らかく頬を撫でる午後、俺はいつもの公園で彼女と待ち合わせをしていた。名前は彩花。中学1年生、13歳。長い黒髪が風に揺れ、透明感のある瞳が俺を見つめるたびに、心臓がドキドキと高鳴る。彼女は制服姿でベンチに座っていて、俺に気付くと小さく手を振った。 「ねえ、遅いよ!」 彩花が少し拗ねたように言う。でもその声が可愛すぎて、俺は思わず笑ってしまう。 「ごめん、ちょっと生徒会の仕事が長引いてさ。でもちゃんと来たよ」 俺は彼女の隣に座り、自然と手が重なる。彩花は少し顔を赤らめて、でも嫌がらずに指を絡めてきた。 夕陽が空をオレンジに染める頃、俺たちは誰もいない川沿いの小道を歩いていた。彩花が突然立ち止まり、俺の腕をぎゅっと掴む。 「ねえ…今日、ずっと一緒にいたいな」 その言葉に、俺の胸が熱くなった。彼女の小さな体が俺に寄り添う瞬間、理性なんて吹き飛んでしまう。 家に着くと、彩花は恥ずかしそうに俺の部屋を見回した。 「なんか…ドキドキするね」 彼女の囁きに、俺は我慢できなくなってそっと抱き寄せる。彩花の体は温かくて柔らかくて、まるで夢の中にいるみたいだ。唇が触れ合い、彼女の甘い吐息が耳に届く。 「大好きだよ…」 彩花の声が震えながらも俺に響いて、俺たちはそのままベッドに倒れ込んだ。 夜が深まるまで、俺たちは互いを求め合った。彩花の華奢な肩、細い腰、すべてが愛おしくてたまらない。彼女の笑顔も、恥じらう表情も、全部俺だけのものだ。時が止まればいいと本気で思った。 あれから数ヶ月が経った。彩花との甘い時間は、俺の人生に新しい色を加えていた。あの日から、彼女はますます愛おしく感じるようになった。そして、ある日の夕方、彩花が少し緊張した表情で俺の手を握ってきた。 「ねえ…私、妊娠したみたい」 その言葉に、俺の頭が一瞬真っ白になった。でもすぐに、溢れる喜びが胸を満たす。彩花の小さな体を抱きしめると、彼女も涙を浮かべて俺にしがみついてきた。 「びっくりしたけど…嬉しいよ。君と一緒に生きていくんだって、改めて実感した」 俺の言葉に、彩花は頷いて笑顔を見せる。その笑顔が、俺の全てだった。 それから俺たちは、真剣に未来を話し合った。彩花はまだ13歳。でも、彼女の強い意志と俺への愛は、年齢なんて関係ないと思わせてくれた。 「私、あなたと家族になりたい。ずっと一緒にいたいよ」 彩花の言葉に、俺は迷わずプロポーズした。 「結婚しよう、彩花。君と俺と、これから生まれる子とで、幸せな家庭を作るよ」 彼女の瞳が輝き、俺たちは固く抱き合った。 両親への説得は簡単じゃなかったけど、彩花の妊娠と俺たちの本気を伝えたら、なんとか理解してくれた。法的な手続きは彼女がもう少し成長するまで待つ必要があったけど、俺たちは心の中で永遠の約束を交わした。彩花のお腹が少しずつ大きくなっていくのを見ながら、俺は毎日彼女を愛おしく思う。 「大好きだよ、彩花。これからもずっと」 「私もだよ…あなたと赤ちゃんが、私の宝物だから」 夕陽の下、俺たちは手を繋いで未来を誓った。