育成ウマ娘イベント:フラッシュシフト『ダイエット成功!』 ――寮の部屋 「おうフラシ!邪魔すんでー!」 「邪魔すんなら帰ってくださいー」 「くぅ~!これこれ!このお約束通りの反応がたまらへんねん! まあ要件はこれや、ほれ例のブツ」 「こ……これは関西で売ってる味付けのカップうどん!!こんなに沢山!!タマ先輩ありがとうございます!!もうほんまこっちのうどんは汁が濃いわで関西のうどんが恋しゅうて!!!」 「わっはっは!ええってええって!せっかくやし食べよか!」 「はい……!」 「あぁ~昆布だしが沁みる~」 「やめられへん止まれへん!」 ――トレーニングジム 「……という訳でな、太ったんよ」 【太っちゃったかー……】 フラッシュシフトから相談を受け、急遽ダイエット向けのトレーニングメニューを組むことになった。 【はい息を止めないでー!】 筋トレメニューを始めるが、正直フラシの動きは精彩を欠いている。 「うーん……なんや心までちょっと弛みかけてるみたいやから、トレーナーもうちょいウチにハッパかける感じの事言うてくれへん?」 フラシのやる気が出るようなセリフかぁ……そんなの1個しか思いつかなかった。 【そんな腑抜けた脂肪でヴァーミリアンの前に立てるのか!?】 「ハッ……!そうやウチは愛するヴァーミリアンの前で惨めな姿を見せるわけにはいかへんねん……! うおおおヴァーミリアン!!ヴァーミリアン!!」 【頑張れお前にはヴァーミリアンがついている!!】 「ハッそれは……(本人に無断で作った)I♡ヴァーミリアンタオル!! うおおおおいくでヴァーミリアン!!」 「ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!」 【ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!】 「ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!」 【ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!】 「うおおおヴァーミリアンへの愛と共に脂肪が燃えてるんを感じる!!」 【今日はジムも珍しく人がいないから捗るな!!】 「なんでやろな?知らんけど」 【まあいいか!ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!】 「ヴァー・ミリ・アン!ヴァー・ミリ・アン!」 「ケー……異常者2人がトレーニングジムにいマース……怖いデース……」 「ポニーちゃん達から通報を受けて来たんだけど……何これ」 (なんやウチ責任感じるわ……) ヴァーミリアンへの愛を再燃させたフラッシュシフトは 全力でダイエットに臨み、 見事に成功したのだった。 >「太り気味」が治った