「ごめんあそばせ。少し……あの方を思い出していました」 *基本情報 【元ネタ】伝承、レ・ファニュ著『女吸血鬼カーミラ』 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】カーミラ(槍) 【異名・別名・表記揺れ】マーカラ・カルシュタイン、ミラーカ、カルミラ、カーミルラなど 【性別】女性 【身長・体重】153cm・52kg 【肌色】純白 【髪色】アッシュグレー 【瞳色】ブライトイエロー 【スリーサイズ】85/52/85 【外見・容姿】ウェーブがかった長い髪を持つ、抜けるような白い肌の美少女 【地域】オーストリア 【年代】19世紀 【属性】中立・悪 【天地人属性】地 【その他属性】サーヴァント、地属性、中立属性、悪属性、人型、女性、愛する者、ヒト科のサーヴァント、童話、七騎士のサーヴァント 【ステータス】筋力:C++ 耐久:E++ 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:C *【クラス別スキル】 **対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 *【保有スキル】 **吸血(魅了):A 吸血によって自らの魔力を回復する。更に吸血された相手には若干の魅了効果も付与される。 誰の血でも回復するが、ランサーは特に人間の女性の血を吸血することを好み、特に回復量が上昇する。 **怪力(吸血鬼):C 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 このスキルが発動すると華奢な乙女の細腕とは思えないほどの力を発揮し、相手を締め上げる。 **変化(吸血鬼):A 吸血鬼としての能力の1つ。姿を自在に変形させる。 黒い霧や透明化、果ては特定の人間そっくりに変身することも可能。 また、本人が匂わせているところによると普段ランサーが取っている美しい少女の姿ですら、お気に入りの過去の獲物の姿であり本来の姿ではないようだ。 *【宝具】 **『&ruby(ヘマティック・バンク){令嬢眠る血棺}』 ''ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人'' 「マーカラ」という名で埋葬されていたランサーの棺桶に由来する宝具。 中に深紅の血液が満たされている木製の棺桶である。 その効果はランサーの回復能力向上と擬似的な無敵化。 この棺桶の中にランサーが入ると特定の手段を用いない限り開かなくなる。 棺桶の蓋が閉じられている間はランクC以下の攻撃を全てシャットアウトし、その内部でランサーの魔力と肉体を回復する。 その回復能力は凄まじいもので、手足の欠損のみならず霊核すら僅かに欠けた程度なら数秒のうちに回復が可能。 真名解放から彼女が閉じこもるまでの時間もごく僅かなものであるため、全力でこの宝具を活用すれば一撃でランサーを倒さない限りじり貧に追い込まれてゆくことだろう。 **『&ruby(カーミルラ){死妖姫}』 ''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人'' 『女吸血鬼カーミラ』の伝承はレ・ファニュが全くの無から生み出したものではなく、参考とした伝承や物語がいくつも存在している。 真名解放を行うことによりそれらの伝承をもまた自らの霊基に取り込み、ランサーは物語の登場人物という存在から逸脱する。 言うなれば逆「無辜の怪物」を意図的に発動させられる宝具と考えると分かりやすい。 種別としては自己強化型宝具にあたり、全ステータスを1ランク上昇させる他、狼人間としての性質やサーヴァント「エリザベート・バートリー」としての特性など幾つもの能力を獲得する。 また、この宝具の使用による特異な性質として、発動中においてランサーは「真名」を喪失する。 *【Weapon】 **『木杭』 ランサーにとどめを刺した巨大な木製の杭。 『吸血鬼は心臓を杭で穿たれると死ぬ』という伝承から来たものであり、宝具ではないがいわゆる死因宝具に近いもの。 ドラキュラとしてのヴラド三世とは異なり短時間に無尽蔵に生み出すことこそ出来ないが、やはり自らの肉体から生み出す自己回復能力を持つ巨杭であり、ランサーのメインウェポン。 ランサーのあらゆる部位から太さ・長さを問わず生み出すことが出来、望めばハリネズミのように全身を杭だらけにすることすら不可能ではない。 その由来から自分も含めた吸血鬼特攻の性質を持つ。 *【解説】 シェリダン・レ・ファニュ著『女吸血鬼カーミラ』に登場する女性の吸血鬼。 初めは主人公ローラと出会うミステリアスな美少女として登場し、ところどころ不審な点を見せつつも彼女の友人として絆を深めてゆく。 だが同時にカーミラはローラを誘惑するような言動を繰り返し、ローラもまた初めは反応に困る素振りを見せながらもすぐにカーミラに魅了されその関係は深まってゆく。 しかし、ある夜ローラは黒猫のような動物に胸を噛まれ、その黒猫が人間の女の姿に変化するのを目撃。 その夜からローラは謎の体の不調に襲われることとなる。 やがてローラは姪のベルタを「ミラーカ」という少女に殺されたと語るスピエルドルフ将軍と出会う。 ローラはこのスピエルドルフ将軍とベルタと本来会う約束になっていたものの、ベルタの急死により取りやめになっていたという事情があった。 そして、ベルタとミラーカの関係はローラとカーミラに似通ったものであった。 スピエルドルフが怪しみベルタの寝室で寝ずの番をしていた夜、彼はその寝室に侵入したミラーカを発見するも取り逃がしてしまう。 果たしてその明け方にベルタは衰弱死してしまったのだという。 スピエルドルフはベルタの死にミラーカが関連しているのではないかと疑っていたのだ。 その時スピエルドルフの元にカーミラが現れるも、彼女は不思議な術を用いて巧みにスピエルドルフを返り討ちにするのだった。 そこに現れたのが男爵を名乗る謎の男。 彼はマーカラという女性の墓を知っていると語る。ローラはその名前に覚えがあった。 マーカラとは、ローラが幼い頃に出会ったカーミラそっくりの女性の名前であった。 果たしてマーカラの墓を掘り返してみると、現れたのは血で満たされた棺と、その中で目を見開いたまま眠るカーミラの姿であった。 スピエルドルフはカーミラの心臓に杭を打ち込み、首を切り落とすとその体を燃やして灰にし、川へと流した。 それ以降、ローラの前にカーミラが姿を現すことはなかったが……。 ローラの心の中には僅かながらもいつまでもカーミラの姿がこびりついて残っていたのであった。 ……という一連の流れが、物語のあらすじである。 この物語の中ではマーカラという名前こそカーミラの本名であり、カルシュタイン家の伯爵夫人が吸血鬼に変貌したものであったとされている。 だが、このサーヴァントにおいてはマーカラという名前すらも吸血鬼が人間の形を取る際に名乗った名前の一つに過ぎないと定義している。 *【人物・性格】 外向的、行動的。 普段の振る舞いこそ深窓の令嬢のようにたおやかで上品なものであるが、同時に非常に活動的でありアクティヴな性格。 好奇心旺盛で無邪気な性格であり、自らの知らない存在を知るとそれについて深く知ろうとする。 吸血鬼ではあるものの日光は弱点ではなく日中も問題なく行動することが可能。 野山を駆け回り、花を愛で、虫に親しむ彼女の姿を見ているだけでは、まるで無垢な少女であるかのように錯覚させられる。 そして、物語にあるとおりの女性好き。 特に自らと同年代、もしくは少し幼い少女を好み、現代においては女性アイドルグループや女優などに対して蕩けた目線を向けるなど、目移りしがちで軽薄なある意味これもまた少女らしい一面を覗かせることも。 一方で仮にも育ちのよい令嬢であったためか礼儀作法や言葉遣い、立ち振る舞いの美しさは折り紙付きであり、聖杯によって現代知識を得た現在においては現代の上流階級においても通用するほど。 また教養においても優れており、楽器の演奏や舞踏などにもその才を覗かせる。 日常的には物腰穏やかで人当たりのよい性格ではあるが、吸血鬼であることには高いプライドを持っている。 そのプライドは常時であれば他者を見下すために用いることはなく、精神的頑強さや自分という存在への自信へと繋げているが、同じ吸血鬼と敵として相対する場合には反応が変化する。 即ち自分こそが吸血鬼小説の中でも最古の一つとも言える存在であり、ゆえに「物語の吸血鬼」は自分を敬うよう求めるようになる。 基本的には女性好き、男性嫌いな彼女ではあるが、存外マスターがどちらの性別であっても特段大きな反応は見せず、むしろ良好な関係を築こうと積極的にコミュニケーションを取ってくる。 基本的にはマスターの命令にも従順であり、物語で与えてくるイメージに反して扱いやすいサーヴァントの部類に入る。 大きな理由がなければ嘘をついたり隠し事をしたりすることもなく、マスターが、そして自分が聖杯戦争に共に勝ち残るために最大限の努力を提供してくれる。 ただし、これは彼女が聖杯に賭ける願いが「ローラとの再会」であることに由来している。 即ち彼女は今でもローラのことを愛し──そして、獲物として狙っているのである。 (現在の容姿もまた、ローラと深く関わっていた時の容姿──即ち、ローラを魅了した際の容姿を選択しその形を取っている) マスターと友好な関係を築き、聖杯戦争へと積極的に参加しているのは、偏にその戦いを勝ち抜いてローラと再会することしか考えていないからなのである。 そしてそうであるが故に、マスターから恋愛感情を向けられることだけは極端に嫌い、拒絶する。 強引に迫った場合マスター殺しも厭わないため、彼女の扱いに気をつける必要があるとすればその一点に尽きると言えるだろう。 一方、彼女が残虐な殺人者であり吸血鬼であることもまた事実である。 あくまでもマスターとの友好的な関係を優先するだけで魂喰らいや一般人の殺害に対しても躊躇は一切なく、むしろ必要とあらば喜んで行う。 またローラへ捧げている貞操と吸血行為はまた別であると考えているらしく、魂喰らいや自らの回復とはまた別に、個人的な趣味嗜好として女性から吸血することを好む。 我慢はできる類のものではあるのかマスターから止められた場合には行わないが、許可を得た場合には自ら進んで夜の街へ繰り出し、女性たちを襲うのである。 そして、敵との戦闘方法もまた残虐で手段を選ばないもの。 全身から無数に生やすことのできる杭を用い、貫いて引き裂くことを主体とした肉弾戦を展開する。 出自が戦士ではないため槍術や棒術のようなテクニックにおいては他のサーヴァントに譲るものの、変化スキルを躊躇いなく使用し、肉体を自在に変形させながら多面的に攻撃を仕掛けるため、白兵戦の能力はむしろ高い。 そして一定以上のダメージを受けた際には宝具『&ruby(ヘマティック・バンク){令嬢眠る血棺}』を発動させ自らの肉体を癒してしまう。 後の一手を読みづらい人間離れした戦い方と高性能な回復宝具により、大技は持ち合わせていないものの継戦能力が非常に高いサーヴァントといえるだろう。 一方、苦手とするのは自らと同じくタフで回復能力に長けた相手。 手数こそ多いものの、一度に大きなダメージを与える手段を持っていないため、一撃で決着を付けなければならない類の相手に対する対抗手段を持っていないがゆえである。 そのようなサーヴァントを相手する場合にはマスターは的確に敵の弱点を見抜き、ランサーの火力でとどめを刺せるだけの状況に持ち込めるようサポートすることが求められる。 総じて言うと、派手な能力こそないものの、幾つかの地雷を除けば性格的な問題も少なく基本的にはマスターに協力的である扱いやすいサーヴァント。 主が真っ当であっても外道であってもそれに応じた態度を取ってくれるため、マスターに求められるのは性格面よりもその低い火力を補うことのできる支援能力だといえるだろう。 イメージカラー:白 特技:花遊び、ストーキング 好きなもの:美少女、紅茶、草木、虫 嫌いなもの:男性、醜いもの、吸血鬼殺し 天敵:スピエルドルフ将軍 願い:ローラとの再会 イメージCV:天海由梨奈 【一人称】わたくし 【二人称】あなた 【三人称】彼、彼女 *【因縁キャラ】 **エリザベート・バートリー、カーミラ(公式) 自らが無辜の怪物として影響を与えた相手。 しかしながら結局のところ風評被害としての悪影響を与えたというよりもサーヴァントとしての戦闘能力を高められている側面が強いため、あまり後ろめたくは思っていない。 むしろ宝具『&ruby(カーミルラ){死妖姫}』により自らも力を借りる相手であるともいえるためか、「普段から二人分の力を扱えてずるい」とまで思っている。 **[[バートリ・エルジェーベト]] 同じく自らが無辜の怪物として影響を与えた相手。 上記の二人とは逆に、無辜の怪物として大きな精神的悪影響を与えていることを後ろめたく思っているためか、あまり関わりたがらず避け気味。 基本的に存在に触れたがらず、時には彼女のことを忘れたふりすらするが、もし敵として相対することになった場合には全力で殲滅にかかる。 たとえ生前が無垢であろうとも、否、無垢であることこそが吸血鬼としては許し難い存在であろうから。 なお、容姿は割と好み。 **[[ヴラド・ツェペシュ]] 自らが無辜の怪物として影響を与えた……はずの存在。 ただしこちらが「物語の吸血鬼」であるのに対し相手は真の吸血種であるため、基本的にあちらの方が強い。 ただし「物語の吸血鬼」としてプライドを持つランサーにとって、自分からの影響も少なからず受けているはずにも関わらず元来より吸血種である存在はとても認められない。 ゆえに戦力的には敵わないのにも関わらず挑まずにはいられない相手であり、一種の天敵とも呼べる存在といえるだろう。 なお、容姿は割と好み。 **[[ヴラド三世(アナザー)]] 自らが無辜の怪物として影響を与えた存在。 吸血鬼としての伝説を得たことに対して好意的に思っている彼の様子を見て、ランサーはとっても得意げ。 感謝してくれてもいいですわよ、とまるで自分の手柄であるように振る舞う。 そして彼もまたランサーを褒めてくるためか、本来は苦手な男性であるにも関わらずやたら仲が良さそうに見えるが……。 本質的には吸血鬼であることすら自らの栄光の一部でしかない彼と、吸血鬼であることそのものが誇りであるランサーは、本質的な部分ですれ違っている。 *【コメント】 ||= [END] [+]FGO風サーヴァントセリフテンプレ集 召喚:「お招きいただき感謝いたしますわ。わたくしの名はカーミラ。授かりしクラスはランサーですわ。あなたとは良好な関係を築きたいと思っております。どうか以後宜しくお願いいたしますわ、わたくしのマスター」 レベルアップ:「&ruby(これ){種火}も悪くないですけれど……。わたくしにはやはり、美少女の血液こそが甘美なるものですわ……」 霊基再臨:「力を得ると共に姿も変わる。とはいえ、元々特定の姿を持たないわたくしにとっては衣替えのような感覚ではありますわね……。秘密ですわよ?」 その2:「あら。今回は姿が変わらないのかしら。それはそれで味気ないものですわね」 その3:「がおーっ! だなんて。少し怪物らしい姿になってみましたわ! うふふ! あら、そんなに恐れずとも、頭の中は今までのわたくしと変わりませんわよ?」 最終:「真なる形を取らないわたくしにとっては、この姿もまた仮初めのもの……。けれど、ここまで力を得られたこととそれは関係ありませんわね。わたくしにここまでの力を与えてくださったこと、感謝しますわ。貴方の願いを叶えるため、是非とも尽力させていただきます」 開始:「あら。美味しそうな獲物がぞろぞろと」 その2:「お任せくださいませ。一匹残らず屠って差し上げますわ」 スキル:「力を得ましてよ」 その2:「侮って貰っては困りますわ」 選択:「ええ」 その2:「それでは」 その3:「喜んで」 攻撃:「行きますわよ!」 その2:「こっち!」 その3:「お見えになって!?」 EX:「ほらほら、どこを見ていらっしゃいますの!?」 宝具選択:「そろそろ頃合いですわね」 その2:「一休み致しましょうか」 宝具:「失礼、ごめんあそばせ。戦闘の最中ではありますけれど──わたくし、少々疲れてしまいましたの。わたくしが戻るまでの間、せいぜい無駄な足掻きをなさってくださいな。おいでなさい! わたくしの聖域──『&ruby(ヘマティック・バンク){令嬢眠る血棺}』よ!」 小ダメージ:「くっ!」 大ダメージ:「なかなか……ですわね……」 戦闘不能:「吸血鬼とは退治されて然るもの……。けれどわたくしは諦めません……。諦めませんわ……」 その2:「あぁ、ローラ……わたくしのローラ! どこ、どこにいるんですの……」 勝利:「随分と不格好な死体ですわね。死に様まで無様とは」 その2:「ようやく美少女成分が補給できますわ! 吸っても宜しいですわよね、マスター!」(敵が美少女の時のみ) 会話:「せっかくのいい天気なのに、どうしてお部屋に閉じこもっていますの? ほら、野山の草木の緑が萌えて! こんなにも美しいですわよ!」 その2:「召喚いただいたときにも申し上げましたが、マスターとはお互い助け合う良好な関係を築けたらと思っておりますわ。貴方と対立することがわたくしに何か利益をもたらしまして? わたくしは絶対に遭いたい相手がおりますから……あの方にもう一度遭うために、わたくしは最善を尽くすだけです」 その3:「マスターとサーヴァントの関係? そうですわね……。少なくともお互いに利益を与え合う関係ではありたいですわよね。少なくとも貴方のサーヴァントとして喚ばれ、わたくしが応じた時点で貴方とわたくしは味方同士。なのでしたら、最大級協力し合うことこそが勝利への一番の近道と信じておりますの」 その4:「哀れなお方……とわたくしが言う権利は恐らくないのでしょう。けれども、ヒトならざるモノとして生きるのであれば──その身を血の中に沈める覚悟はお持ちになっていただきたいものですわね。少なくとも、わたくしはその意識を以て現界しておりますわ」([[バートリ・エルジェーベト]]) その5:「『吸血鬼ドラキュラ』は少なからずわたくしという存在の影響下にあるはずのモノ。それなのに貴女は貴女という個体のみにて吸血鬼として成立している。それがどういう意味を持つのか、ご理解なさっていて? 貴女は──存在しているだけでわたくしという吸血鬼を侵害しているのですわ!」([[ヴラド・ツェペシュ]]) その6:「ええ! 貴女のその力の一端はわたくしが由来として存在しているのですわ! 存分に奮い、敵を蹂躙してよろしくてよ! わたくしとしても鼻が高いですわ!」([[ヴラド三世(アナザー)]]) 好きなこと:「あら、わたくしにそんなことを聞くなんて無粋ではなくて? もちろん美しい少女たちの存在、そしてその生き血こそわたくしという吸血鬼の存在意義といっても過言ではありませんわ!」 嫌いなこと:「……まぁ、何が嫌いかといえば美しくないものですけれど。後はまあ、確かに男性の血は吸う気にはなりませんわね。ええ、そこは取り繕っても仕方ありませんもの」 聖杯について:「もう一度、もう一度遭いたい方がわたくしにはおりますのよ。その方と再び巡り会うまでは、わたくしは絶対に恋をしない。そう自らを戒めておりますわ」 絆:「マスター? どうしましたの、そんなにかしこまって? 別にわたくしにそんなに気を使わずともよろしいのに」 その2:「確かにわたくしはヒトならざるモノ。けれどもそんなわたくしでもヒトの世界に合わせようという気持ちくらいはありますわ。遠慮ならさず話しかけてくださいまし」 その3:「今のわたくしとマスターは同じ目標を目指し歩む者ですわ。でしたら、互いの認識や視点を共有しておくこともまた、必要なことではありませんこと? ──別に解り合う必要はありませんわ。ただ、知っておけばよいというだけのこと」 その4:「あら。どうしましたの? わたくしは少し微睡んでおりましたわ。心地よい日溜まりの中、のんびりするのも時には悪くないでしょう? 宜しければ紅茶を入れて参りますわ。お茶菓子の準備もお任せくださいな」 その5:「いい加減、貴方/貴女との付き合いも長いものになりましたわね……。実を言うと、わたくしの側もマスターのような人間とうまく関係性を築いていけるのか、不安な気持ちもありましたのよ? ま、杞憂だったわけですけれどね。うふふ……」 イベント:「何か催し物が行われてるようですわよ! これを逃す手はありませんわね!」 誕生日:「えっ、今日が誕生日なんですの? そう先に仰ってくださればいいのに! そうですわね……。なにかわたくしにできる範囲で用意させていただきますわね。少々お時間をいただいてもよろしくて?」 [END]