ひと屋について・その2 ひと屋と選ばれし子供達に関して 【ひと屋がデジタルワールドに与えた影響】 ひと屋の影響を最も受けたと思われるデジタルワールドが、火置麗子ら選ばれし子供を召喚した名目は、不自然かつ急速に力を付けたデジモン、突然テイマーと組んだデジモンが増加していることの調査・解決である。 管理者やアヌビモンはひと屋の存在を知っていたが、既にアヌビモンだけでは太刀打ちの出来ない勢力に対して、選ばれし子供を召喚するに至った。 愛甲真優美は、かつて自分達が救ったこのデジタルワールドの制圧を最初の目標としており、他のデジタルワールドには、現在のところ大きな影響は出ていない。 選ばれし子供達や片桐篤人の旅の最中では、明らかに人間の捕食を目的にしたデジモン、ひと屋と繋がっていると思われるデジモンが、人間を騙してダークエリアに連れて行こうと企む様子もあった。 デジモン同士のトラブルでは、金目の物を狙った行動が度々発生しており、騒ぎを起こしたデジモンの一部には「金があればテイマーが手に入る」と犯行の動機を語るものもいた。 勿論このデジタルワールドの全てがそうではないが、力と金にまつわる事件がやたらと多く発生していたようだ。 また、ひと屋経由でテイマーを手に入れたデジモンとテイマーの関係はまちまちである。 テイマーのことは強くなるための外付け装置と思っているデジモンと、そんなデジモンから解放されたいと望むテイマー。これが度々見受けられた関係であったが、例外も当然存在している。 たまに、テイマーを力尽くで奪おうとするデジモンもいるらしいが……中々上手くいかないようだ。 【選ばれし子供たち】 火置麗子(勇気) 14歳 風見愛為理(愛情)13歳 雷門友華(友情) 15歳 知念大地(知識) 14歳 正木真也(純真) 13歳 水嶋誠太郎(誠実)15歳 兼光輝美(光)  12歳 片桐篤人(奇跡) 14歳 火置麗子・水嶋誠太郎の2名が究極体への進化を可能としていた。愛甲真優美はダークエリアへ来た選ばれし子供達に対して、テイマー付きでアヌビモンとの合流を阻止、その上で選ばれし子供には六幹部総出で強襲する作戦を取った。仮に六幹部が敗れても残ったテイマー付き達と愛甲自身で迎え撃つ算段ではあったが、半分残っていたならば、敗北の目もあったと愛甲は判断している。 結果は選ばれし子供は片桐篤人を残し壊滅。しかし、その生き残りが犬童三幸を購入して逃走。 選ばれし子供が2人生き残ってるような状況となり、後に六幹部も完全に壊滅。 その後、テイマー付きのデジモン達によって六幹部は新たに再編成される。 片桐篤人・火置麗子が所持していた2つを除き、紋章とデジヴァイスはひと屋に回収されたようだが……? 【片桐篤人と選ばれし子供】 片桐篤人は、火置麗子に好意を持っていたが、火置麗子は水嶋誠太郎が好きだったようで、ついに自分の気持ちを口に出すことは無かった。 また、知念大地とは特に親しく、荒んでた時期でも良く話しかけてくれたのもあり、篤人も邪険に扱うことができなかった。 ちなみに、片桐篤人は誘拐されジャンクモンと出会ってから、放浪生活を送っていた期間は本当に元の世界に戻れるかもわからない不安や、度々現れるひと屋の追っ手や関わりのあるデジモンの襲撃等もあり荒んでおり、善性こそ無くさなかったが敵に対しては非常に攻撃的であった。 追われてる立場でもあったため、なるべく人を遠ざけて巻き込まないような言動を取っており、選ばれ子供たちと最初にあった時期は誘われても一緒に行動することを拒否していた。 その後も選ばれし子供達とは、度々顔を合わせては遠ざけたり共闘したりと微妙な関係であったが、少なくとも「嫌な奴ではない」と思われていた。 ちなみに管理者は7名を召喚し、最後の一人……【奇跡】の紋章の持ち主はデジタルワールド内の人間から選ぶ方針であったため、篤人が選ばれた。 篤人自身は、色々あったが最終的に一緒に戦ったりなんだりした選ばれし子供達と同じ仲間になれることが心の底から嬉しかったようだ。 ちなみに、篤人はデジタルワールドのことをかなり嫌っている。 まとめると 分からん……何が起きたのかよく分からん……