[サウナ]
GM :
《抗いがたき言葉》
・参加するPCの服装は自動的に水着かサウナ着になる
・ここはサウナ。緻密に計算され錬成されたサウナストーンがウリ。自由にお使いください。
[サウナ]
八千華 一果 :
「……」
ちんまりとした影がぐいとドアを開けると、その身体に熱気が叩きつけられる。
[サウナ]
八千華 一果 :
呆けたような顔がちょっぴり緩んだ。
少しだけもたつきながら中へ入り、ゆっくりと腰を下ろす。
[サウナ]
八千華 一果 :
「……あっつ」
当然だった。熱気のないサウナなどあるものか。
ぼんやりと、彼女はその暑さを享受する。
[サウナ]
ホイップ :
じゃあその辺で入ろうかな
「お邪魔しまーす」
[サウナ] ホイップ : 「…むっ!エフェクトの気配!」《抗いがたき言葉》
[サウナ]
八千華 一果 :
「……ああ、こんにちは」
覇気のない挨拶をしてから、面を上げる。
どこかで見たような。
ああそうだ、酒場かカフェだったか。
[サウナ] ホイップ : サウナに入って着た時ホイップは普通に水着を着ていた。だがしかし、サウナで着席した瞬間、いつの間にかギリギリな恰好に変わる
[サウナ] ホイップ : 「こんにちは!…なんか使われてるよここ!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「……あちゃあ」
気づかなかった。それほどの余裕がなかったのかもしれない。
「初めから入る気しかなかったしあんまし気にならなかったなぁ」
[サウナ]
浮月 :
「安心してください。危害を加えるものではありませんので」
ふと声がした方を見てみれば、白髪の青年がこちらを見ていた。
[サウナ] ホイップ : 「おお。早くも黒幕登場だー」
[サウナ] 八千華 一果 : 「暑くないのか君」
[サウナ]
浮月 :
『私もこの通り、サウナ着ですから』
サウナ着の青年は、にこりと笑う。
[サウナ] ホイップ : 「自分も対象なんだ…漫画とかでそういうルールの領域展開的なやつあるよね」
[サウナ]
八千華 一果 :
(パチクリ)
「なるほど」
疲れてたんだな。普通の服に見えた。
[サウナ] 浮月 : 「ふふ、お客様に喜んでいただければ私は満足です」
[サウナ] ホイップ : 「まあ悪意があるなら後でドンパチになるだろうし、ないならふつーに楽しめばいいよね」とりあえず受け入れた
[サウナ]
八千華 一果 :
「ふぅ……」
多分店主……店主?らしき男から目を外す。
まぁ、バイト君レネビの言うとおりだ。その時はその時である。
[サウナ] 香取 郡 : 「お邪魔しまーす」水着着用でサウナ入室
[サウナ] 香取 郡 : 「うわっぷあっつ。サウナってこんな暑いものだったんですか」
[サウナ] 浮月 : 「ようこそお客様」
[サウナ]
八千華 一果 :
「……知らなかったのかいお嬢さん」
びっくりだ
[サウナ] 香取 郡 : 「ああどうも、お邪魔してまーす。ゆっくりさせていただきますね~」
[サウナ] ホイップ : 「こんにちはー。暑いよねえ。キミ?お姉さん?は大丈夫?」ホイップには一果ちゃんの年齢が判別できなかった
[サウナ] 香取 郡 : 「サウナに入るのは初めてなものでして。噂には聞いてましたが想像以上でした」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
恐る恐るサウナに入る。温泉は好きだけど、暑がりなのもあって、今までサウナには入ったことはなかった。
でも、このプールはサウナがウリのようで、せっかくなのにスルーするというのは、勿体無いでしょう。
[サウナ] 香取 郡 : 「えーと確か…牛乳とか飲めばいいんでしたっけ? サウナの作法は」
[サウナ] ホイップ : 「それお風呂上りじゃない?」
[サウナ] 八千華 一果 : 「お気遣いドーモ。これでも身長以外は健康なんだ、私。御年27だしお姉さんでいいよ」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「わ、湯気すごい……」
もわっと顔に浴びせられた蒸気に思わず目を細める。
「お、お邪魔します……」
[サウナ] 香取 郡 : 「終わってから飲むものなのですか? タイミングが重要なのですねぇ」
[サウナ] 香取 郡 : 「お邪魔されまーす」
[サウナ] ホイップ : 「あっこんにち…デッカ…!」思わず本音が出てしまうホイップであった
[サウナ]
八千華 一果 :
「まぁ中で飲むより終わってからでは……?」
「やぁどうもどうも」
[サウナ] 香取 郡 : 「あとなんでしたっけ、熱した石に水をかけるとかなんとか」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ロウリュだね、分かるとも」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「でもちょくちょくお水はのんだ方が良さそうですよね、この暑さだと」
[サウナ] 香取 郡 : 「ところで、何故わざわざ石を熱したうえで、さらに水をかけるのでしょうか」
[サウナ] ホイップ : 「し、失礼しました…!お姉さんよろしくお願いします…!」つい失礼なことを言ったのでゆかりさんにペコペコしだすホイップ
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「失礼しまーす…と…いっぱいいるな…」
男が入ってくる。
[サウナ] 香取 郡 : 「はいどうも~、失礼されちゃいまーす」
[サウナ] 八千華 一果 : 「揮発するアロマ水蒸気を浴びると健康促進効果があるとかなんとか」
[サウナ] 八千華 一果 : 「……まぁ、私も詳しくは知らない。ここのパンフ見ただけだし」
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「ロウリュならできるぞ?今ならアウフグースもついてくる」
手に持った小瓶を見せて
[サウナ] ホイップ : 「こんにちはー。水はまあ…しつど?とかじゃないの?知らないけど」頭の悪い発言
[サウナ] 香取 郡 : 「飲み水…あっと言う間にお湯になりそうですね」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「よろしくお願いしますー。どうしてそんなペコペコしてるのでしょう……?」デッカ、の意味に気付いていない。
[サウナ] 八千華 一果 : 「お湯通り越して湯気だねぇ」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「ふぅ、油断するとあっという間にのぼせちゃいそうですねぇ」
[サウナ] ホイップ : 「ええっと…お姉さんにはペコペコすべきかなって…!」今までいたのはお姉さんじゃないのかよ。なにげに失礼なホイップであった
[サウナ] 四条英美里 : 「うわ、いっぱい居るー! おじゃましまーす!」ガラララ
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「ええと確かロウリュで湯気や蒸気を発生させて発汗を促すんだそうだ。そうする事で新陳代謝や活性化が期待できるって訳だな」
店長から聞いた内容を垂れ流す
[サウナ]
八千華 一果 :
「……」
まぁ、言いたいことはあるが。
多めに見ましょう今回は、という眼光をホイップに送ります。
[サウナ] ホイップ : 「こ、こんにちはー」(綺麗なお姉さんが増えてきてちょっとドキドキしてきたな…)
[サウナ] 香取 郡 : 「いっぱいいますよ~。つかみ取りですよ~」
[サウナ] 四条英美里 : 「何を掴むんですか~?」
[サウナ] 香取 郡 : 「夢とか希望とか一攫千金とか~」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ハート」
[サウナ] 香取 郡 : 「あと世界?」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「こんばんはです」と四条さんに頭を下げつつ。
「蒸気を沢山浴びるのが良いんでしょうか。もう汗凄いですのに、これ以上となるとちょっと怖いかもです」浄場さんの解説にむむむってしてる
[サウナ] 四条英美里 : 「いいですね~世界!」
[サウナ] ホイップ : チラチラ(おっ…って言ったら怒られるよねさすがに…)
[サウナ] 浄場 迅斗 : (わかるぞ…少年…という眼差し)
[サウナ] 四条英美里 : 「どうしたんですか?」と二人に
[サウナ] 香取 郡 : 「いいですよね~世界。多分世界の縮図的なヤツなんでしょうね~この部屋も」
[サウナ]
八千華 一果 :
怒るよ
ナイチチどころかまな板だ私
[サウナ] ホイップ : 「ええっと…男同士は目で会話すると言いますか…!」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「仲間外れでしょうか?」しょぼん
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「ごめんな!もうしないから!」
[サウナ] ホイップ : 「いえ…お姉さんは別腹です!」何言ってんだお前
[サウナ] 八千華 一果 : 「特殊技能持ちだねぇ……」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「最近の子供はすげぇなあ…」
[サウナ] 四条英美里 : 「すごい?」
[サウナ] 八千華 一果 : 「マセてるってことかな……」
[サウナ] 四条英美里 : 「ませてるってなんですか?」?という顔
[サウナ] 香取 郡 : 「早熟って奴ですか?」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「大人っぽいってことでしょうか?早く立派な大人になりたいですものね」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「いまは子供の時間を楽しみな…」
[サウナ]
八千華 一果 :
「大人びているねぇ、と」
「いや、精神の成長ツリーはこの子の場合ちょっと偏りがあるような気もするが……」
[サウナ] 香取 郡 : 「立派な大人は汗水垂らすものだそうです。まさしくここは大人量産室なのですね」
[サウナ] 四条英美里 : 「わぁ!すごいですね~、私も汗を流して早く大人になりたいです!」
[サウナ] ホイップ : 「ええっと…」設定上18歳とか言ったらどうなるだろうか。でも子供扱いの方が今の状況を楽しめる気もする…!そんなホイップであった
[サウナ] 香取 郡 : 「じゃあ早期成長を願ってお湯の掛け合いっ子しちゃいますか!えいえーい」ロウリュ用の水をぱしゃぱしゃ
[サウナ] 八千華 一果 : 「アッ」ジュッ
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「よーしじゃあロウリュタイムだ!いくぞー!」
アロマを水に足してぱしゃぱしゃと
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「ふふ、汗水垂らす苦労なんてしなくていい、なんて言われそうですが……」
[サウナ] ホイップ : 「わー(相対的に)冷たいですよー!」水がかかって
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「うおすっげえ湯気」
アロマのいい香りが湯気とともに広がる
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「ひゃっ!?」
岩から吹き出る蒸気に目を丸くする。
[サウナ] 四条英美里 : 「うわー!あっつーい!?」
[サウナ] ホイップ : 「あつい!暑いじゃなくて熱い!!」ロウリュは体感温度が上がるらしいですね
[サウナ] 香取 郡 : 「おー、何のアロマでしょうかこれは」
[サウナ] 香取 郡 : 「てかあつぅ。あっつぅ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「思ったより肌がピりつくぜ」
[サウナ]
浄場 迅斗 :
「そしてこれだ!ハヌマーン式アウフグース!」
適度な風が放たれ湯気が熱波となる!
[サウナ] 四条英美里 : 「おおおー! 良く分からないけどすごいです…!」
[サウナ] 香取 郡 : 「うひゃあこれは流石に我慢大海では!?」
[サウナ] 玖珂 ゆかり : 「湯船と違って……顔も暑いのが……辛いですねぇ……」早くもくらくらし始めてる。暑がりさんです
[サウナ] ホイップ : 「ちょっと!?エフェクトは反則でしょ!?」《元気の水》を体の表面に出してちょっとバリア!
[サウナ]
八千華 一果 :
「そのワードは聞き捨てならな──」
声が続かない。
熱風が押し寄せてくる──!
[サウナ] 四条英美里 : 「わぶぶぶ。 私サラマンダーなのにとっても熱いですよ!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「熱いが爽快だろう?あっでも無理はダメだからな?」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ヒィーン」
[サウナ] ホイップ : 「…お姉さん大丈夫ですか?」ゆかりさんに
[サウナ] 浄場 迅斗 : ゆかりさんの周りに空気の幕を発生させておこう
[サウナ] 香取 郡 : 「私はのぼせそうで怖いのでお先にプールに行ってきまーす…」
[サウナ] 八千華 一果 : ナイスアシスト
[サウナ] 香取 郡 : 退出し水風呂へ
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「おういってらっしゃい!気持ちいいぞー?」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「もうだめですぅー……」
へろへろしながらサウナを出る。もう少しお話してたかったけど流石に耐えられない……。
「あれ?」
と思ったら急に少し熱気が和らいだ。コテリと首を傾げる。
[サウナ] 四条英美里 : 「? どうしたんですか?」
[サウナ]
八千華 一果 :
「お兄さん、器用だねぇ」
なるほど、ここにいる人間は概ねご同類らしい。
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「というかこれで採用されたんだわ。熱波師なのよ、俺」
[サウナ] 八千華 一果 : 「納得。みんなそういう世界になればいいねぇ」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「いえ、なんでしょう。急に楽になりましたね……?」
手助けに気付いていない。実はまだレネゲイド案件未経験なのだ!
[サウナ] 四条英美里 : 「分かった!ハヌマーンってやつですね!」
[サウナ] ホイップ : 「心配だからボクも出ますねー」ホイップが立ち上がった瞬間服が水着になる。どういうエフェクトだよ
[サウナ] 八千華 一果 : 早着替えエフェクト!
[サウナ] ホイップ : 「ほらお姉さん、水風呂行きましょ。ボクお水持って来ますから」ゆかりさんに
[サウナ] 八千華 一果 : 「プレイボーイ……」
[サウナ] 四条英美里 : 「せっきょくてき?ってやつなんですね!」
[サウナ]
玖珂 ゆかり :
「急に水風呂は逆に風邪ひきそうですねぇ……」
とか言いつつも着いていこう。
[サウナ] 四条英美里 : 「それで、そこの子はどうしたの? 元気ないけどのぼせちゃった?」と一果さんに話しかける なんせ見た目がという
[サウナ] ホイップ : ではホイップは水風呂の辺りまでゆかりさんを連れて行くと水を取りに別れた。部屋移動!
[サウナ]
八千華 一果 :
「そうとも言うぜ」
「今は……少しだけそのチャレンジ精神が眩しいよ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「いや、身体はすこぶる元気なんだ」
[サウナ]
八千華 一果 :
「ちょっと……失敗してね」
「今は休みを言い渡されてる」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「そいつあ…落ち込むなあ…」
[サウナ] 四条英美里 : 「失敗かぁ… でも大丈夫! 無理して、とは言わないけど、なるべく笑顔で居よう!」
[サウナ] 四条英美里 : 「こうして、顔を持ち上げて笑顔の形にするだけでもけっこう違うよ?そうすると、気分の方も釣られて元気になっちゃうかも!」両手指で自分の顔をぐにーと持ち上げる
[サウナ]
八千華 一果 :
「前は、上手くできたんだけどな」
イチカも人差し指を口角にそえて、へたくそな笑顔を作った。
[サウナ] 八千華 一果 : 「うん、まずは前向きになることから始めるよ」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…俺達に話してみないか?秘密にしとくからよ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「……そうだね、じゃあ、少しだけ」
[サウナ] 四条英美里 : 「ぜったい、秘密にするよ!」
[サウナ] 黒木 翼 :
[サウナ] 八千華 一果 : 「まずはこう見えて27歳であることをお伝えさせてもらうんだけど」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…ほう」
[サウナ] 四条英美里 : 「え!? ご、ごめんなさい私ったらつい!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「いいんだ」いいんだ
[サウナ] 四条英美里 : 「倍以上も歳の差がある人に失礼しちゃいました…!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…すげーな、レネゲイド」ボソ
[サウナ] 八千華 一果 : 「それをウリにして動いてはいたし、さもありなん」
[サウナ] 四条英美里 : 「ほんとにすごいですね!エンシェントレネゲイド?ってやつですか?見るのは初めてで…」
[サウナ] 八千華 一果 : 「実際直近のお仕事なんて身売りされた子供に紛れてバニーガールになってカジノに潜入だからね……」
[サウナ] 八千華 一果 : ※イメージです
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…大変だな」
[サウナ] 四条英美里 : 「でも似合いそうですね!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「悪意がない……!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「まぁ、そこである子を保護しまして」
[サウナ] 八千華 一果 : 「その子も……あー、レネゲイドだったわけなんだけど」
[サウナ] 四条英美里 : 「なるほど」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「レネビってやつだな」
[サウナ]
八千華 一果 :
「そうそう。生まれて一年もしてない子だった」
「その子に、何でかなつかれてね。居候として私の家で一緒にくらしてたんだ」
[サウナ] 八千華 一果 : (無茶苦茶世話されていたことは伏せておこう……)
[サウナ] 四条英美里 : 「いい出会いですね!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「いいねぇ…独り身は寂しいからなぁ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「うん、私もそう思う」日常生活が格段に楽になってQOL爆上がりだったので
[サウナ] 八千華 一果 : 「けど、困ったことがあってね。有難迷惑というか、気持ちは分かるんだが」
[サウナ] 八千華 一果 : 「私の仕事についてきたいって、その子が」
[サウナ] 四条英美里 : 「きっとお姉さんが強いからですね、なんとなーく分かります」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…待つ身がつらいかなんとやら、か」
[サウナ]
八千華 一果 :
「そだね。お手伝いがしたかったらしい」
「私があの子を助けたように、あの子も私を助けたかった」
[サウナ] 八千華 一果 : 「でも、私の仕事は……まぁ、だいぶ危険な類のものばっかりだから」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「それは…連れていけないな」
[サウナ]
八千華 一果 :
「死にかけることも、何度もあった」
「そういうものばかり選んでいるからだけど」
[サウナ] 四条英美里 : 「そんな仕事を任されるなんてエリートなんですね!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「ふふ、ありがとう」
「頑張ったからね、色々と」
[サウナ]
八千華 一果 :
「まぁ、実力も伴っていない……って言ったら失礼だけど」
「その子は実践に連れていくにはあまりにもか弱かった」
[サウナ] 四条英美里 : 「……」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…そいつは」
[サウナ]
八千華 一果 :
「私は守れる自信はなかった」
「誰かを護る前提で仕事をしたことはどうしても少なかったし」
[サウナ]
八千華 一果 :
「その子を失ってしまうことが怖くて、私の仕事からなるべく遠ざけたつもりで」
「それがダメだったのかな」
[サウナ]
八千華 一果 :
「いなくなっちゃったんだ」
「強くなる、なんて言って」
[サウナ] 四条英美里 : 「……」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…それを、その子に伝える前にいなくなっちまったのか」
[サウナ] 四条英美里 : 「待ってて貰う事も立派な戦いですから」
[サウナ] 四条英美里 : 「きっと、戦いに行っちゃったんでしょうね」
[サウナ]
八千華 一果 :
「うん、あの子なりにやれることを探して、そうして選んだと思う」
「私が言っても、多分納得しなかっただろうし」
[サウナ]
八千華 一果 :
「でも、帰ってこない」
「もうずいぶんと経ったのに」
[サウナ] 八千華 一果 : 「足取り一つ、掴めちゃいない──!」
[サウナ] 四条英美里 : 「心配ですよね。保護した場所も場所ですし」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「下手をしたら、良くないやつらに捕まった…とかも思考に入るよな…辛いな」
[サウナ]
八千華 一果 :
「私は、どこで間違ったのかな」
「今まで何度も迷って悩んできたけど、今回は」
[サウナ] 八千華 一果 : 「……張り裂けそうなんだ」
[サウナ] 四条英美里 : 「大丈夫ですよ」一果さんの手を取る
[サウナ] 四条英美里 : 「大丈夫ですから」
[サウナ]
八千華 一果 :
「……恥ずかしいな」
「ここまで話すつもり、なかったのに」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「ああ、大丈夫だ。見つけ出して、帰ってきたら。思いっきり抱きしめてやれ」
[サウナ] 四条英美里 : 「上手く言えないですけど──」
[サウナ] 四条英美里 : 「きっと、ここで出会った事に意味があるから、お話してもらえたんだと思うんです」
[サウナ] 四条英美里 : 「『その子』とお姉さんもそうです。 意味があるから出会ったんだから、無意味に別れるなんて事、ありません!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「…いい事言うな、嬢ちゃん。嬢ちゃんのいう通りだよ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「……運命なんて私はそこまで信じちゃないけど」
[サウナ]
八千華 一果 :
「君の言うことは、そうだね」
「なんだか、信じられるような気がするよ」
[サウナ] 四条英美里 : 「ありがとうございます」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「え俺は?」
[サウナ] 八千華 一果 : 「そうさね……」
[サウナ]
八千華 一果 :
「言われた通り、ちゃんと見つけるよ。そんで、ぎゅっとする」
[サウナ] 八千華 一果 : 「そしたらここに客を一人増やそうか」
[サウナ] 四条英美里 : 「わぁ、素敵!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「苦手かもしれないけどね……サウナは」
[サウナ] 四条英美里 : 「もちろん、笑顔で出迎えてあげましょうね!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「ま、そん時は加減してやるさ」
[サウナ] 四条英美里 : 「ろうりゅ?とかはやめた方がいいかもですね~」
[サウナ] 八千華 一果 : 「そうだね。代わりにさっきの風の膜、お願いね」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「任せとけ」
[サウナ]
八千華 一果 :
「……私は一果。八千華 一果」
「実はお巡りさんだから、どこかで会ったら頼ってくれてもいいよ?二割引きで引き受けちゃう!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「警察かあ…すげえなあ」
[サウナ] 四条英美里 : 「一果さんですね。 私は四条英美里、UGNチルドレンです。 コードネームは、“さぁ、笑って!”」
[サウナ]
八千華 一果 :
「あっ、コードネーム忘れてた」
「"警血(レッドゾーン)"だよ。終わると血だまりだらけなんだよね。主に私の血なんだけど」
[サウナ] 四条英美里 : 「それ私もちょっと分かります、結構捨て身の戦いなんで!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「分かるよ……」分かるよ
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「あーじゃあ俺も名乗るか。"祓い屋"浄場迅斗だ。霊能者兼イリーガル!まあ何でも屋だな」
[サウナ] 八千華 一果 : 「熱波師は副業?」
[サウナ] 四条英美里 : 「霊能者!すごい、始めて見ました!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ああ、何でも屋の業務内容の中にあるのかな」
[サウナ] 四条英美里 : 「居るんですね!?霊!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「……いるのかなぁ?EXレネゲイドだったなんてオチのが多い気もするが……」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「切って倒すタイプの祓い屋だったんだけどな。最近悪霊ってジャーム化した低位のレネビだって聞かされたよ…夢がねぇ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ああやっぱり……」
[サウナ] 四条英美里 : 「でも世の中にはレネゲイドだけじゃ説明の付かない事もあるらしいですから、どこかには必ず居ますよ! 貞子!」
[サウナ] 八千華 一果 : 「いてほしくない怪異筆頭なんだけど!」
[サウナ] 四条英美里 : 「でも始球式出来ますよ!」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「怨念の塊…核って言えばいいのかね。ぶった斬れるぜ。そうするとスーッと消えてくんだ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「やってたけどさぁ!球投げてたけどさぁ!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「なるほど……存在の核的なものがあるのね」
「我々の心臓とか脳相当の部分が」
[サウナ] 四条英美里 : 「ははぁ… かわいそうですけど、でも迷惑かけてるんじゃしょうがないですよね」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「たまにすげえ異形のやつがいてここまで歪み果てるもんかあ…って思ってたりしたんだよ。エグザイルなんだなあれ」
[サウナ] 四条英美里 : 「サラマンダーの人魂とか、キュマイラの猫又とかですか!?」
[サウナ]
八千華 一果 :
「あるある」
「寄生獣チックなのはだいたいエグザイルのイメージ」
[サウナ] 八千華 一果 : 「たまにいるけど。たこ足キュマイラとか」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「なんか悲しくなるぜ…見えてるの一部かと思ってたらオーヴァードみんな見えるからなあ」
[サウナ]
八千華 一果 :
「まぁ……そのうち会えるよ」
「いや祝福すべき出会いじゃないかもだが」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「はあ…まああんな気の滅入るモンみてるのが俺だけじゃないのは良かったな!」
[サウナ] 四条英美里 : 「私は一度見てみたいなって思いますけど!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「うーんアグレッシブ」
「その若さは見習いたい」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「こわいぞー」
[サウナ] 四条英美里 : 「FHエージェントに比べればきっと怖くないですよ!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「そうかな」
「そうかも」
[サウナ] 四条英美里 : 「ふう… それにしてもあっついですね… サラマンダーとはいえそろそろ限界ですね…」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「あんまり無理はダメだぞ。オーヴァードでも危ないのは危ない」
[サウナ] 八千華 一果 : 「ヒートショックに気を付けるのよ~」
[サウナ] 四条英美里 : 「はい、そろそろあがりますね」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「シャワーは浴びろよー」
[サウナ] 四条英美里 : 「はい! あ……そうだ、一果さん」出口の扉に手をかけながら
[サウナ] 八千華 一果 : 「んん?」
[サウナ] 四条英美里 : 「きっとあの子をここに連れて来て下さいね!」
[サウナ]
八千華 一果 :
「……ああ、約束する」
命に代えても、違えることはないと。
[サウナ] 四条英美里 : 「私がそこに居れないのだけは、残念ですけど!」
[サウナ]
四条英美里 :
そう言うと、ギイ、と扉を開いて去っていき……途中で、途切れた。
汗の足跡は、途中でフッと消えた
[サウナ]
八千華 一果 :
「……ありがとう」
「四条さん」
[サウナ] 浄場 迅斗 : 「いい子だな、あの子」
[サウナ]
八千華 一果 :
「うん」
「私には勿体ないくらいだ」
[サウナ]
八千華 一果 :
(あの子にだけ、ブラッドリーディングがまともに機能しなかった)
(これだけの熱気で汗が揮発しているのに、何一つ読み取れなかった)
[サウナ] 八千華 一果 : (けど、不思議と警戒する気が起きなかったのは──)
[サウナ]
八千華 一果 :
「似たもの同士だったのかな、私たち」
ぼそりと、そんなことを呟いた。