「ガジェット大好き!ダートウマ娘の!  キョウワヴィクターさんとサイレンススズカさんのお話~!!」 1、 どもども~、ヘロちゃんお疲れ~ そして、お疲れ様でしたっ!キョウワヴィクターさん! いやぁ、二冠馬って時点で超すごいんだけど…… KGⅣ&QESに勝ってんの豪華すぎだよねっ! フクちゃんさんとの奇妙な縁も印象に残ったな~。 うん、でもそれよりも何よりも……やっぱ秋天の勝利だよね。 サイレンススズカさんが無事に助かって……それだけで十分なのに勝っちゃってるしねっ! 誰も気がついていないけれど、成し遂げられた偉業…… 男の子ってぇ……こういうの大好きっしょ? ウチも大好きさっ! さてさてさて~、今回はサイレンススズカさんと「逃げ馬」の特徴について書いてみたいと思います! よろしくね~! 2、 古今東西、「逃げ」の戦法を得意とした名馬はたくさんいる。 だけどその中でもいまだに稀代の「逃げ馬」として名前が上がるほどにサイレンススズカさんは知られてる。 そもそも「逃げ」の戦法は、最初に先頭に立ってそのまま他馬の追随を振り切ってゴールに辿り着くのが前提なわけ。 スタートで失敗がなければ負けるわけない……となってくれればいいんだけど、 実際はそんなに上手くはいかないよん。 まず当然のことだけど、競走馬のスタミナは無限にあるわけじゃないよね。 最初にスパートをかけて一人旅を演じる都合上、どうしても終盤になればなるほどスタミナがなくなる。 終盤まで脚を溜めていた他の馬にゴール前で捉えられて、差し切られる…… なんていうのもすっごくよくある話。 3、 だから、一定のペースで「逃げ」を打つ、なんていうわけじゃなくて、 実際には先にスタミナを消耗している状態から、息を入れたり加速したり…… ブレーキとアクセルを使い分けてゴールまでどうやって持たせるかっていうのが「逃げ馬」のセオリーかな。 それに先を行くってことは、他の馬全部の目標にされちゃうしね~。 逆に目標にされることを利用した「幻惑逃げ」なんて戦法もあるけどね…… 先週「菊花賞」があったし、98年のセイウンスカイさんの「菊花賞」を見てみるのもいいかもねっ。 でね、なんでサイレンススズカさんが稀代の「逃げ馬」として今も語られるかというと…… レースの最後までペースが落ちなかったからなの。 4、 誤解しないで欲しいのは、サイレンススズカさんに無尽蔵のスタミナがあったとか、そういうわけじゃないよん。 そんな才能の持ち主だったら、デビューからずっと勝ちまくりだっただろうしね。 サイレンススズカさんの稀有な才能は、走ることにためらいがないっていうところだって ウチは思うんだっ! 旧5歳になって武豊騎手に見出されて、才能を一気に開花させた…… 「大逃げ」なんてリスク高すぎな戦法をあえて取ったのも、それが一番似合ってるからだろうねっ。 確かヘロちゃんがずっと前に教えてくれたけど、 競走馬と騎手の人馬一体の走りの到達点の一つが サイレンススズカさんと武豊騎手の「金鯱賞」だって言っててすっごい納得したんだよね~。 ……あ、ちなみにスズカさんの走りに「逃げて差す」って表現が使われることあるけど…… 細かく見ると再加速せず、終始先頭を変わらないペースで走ってゴールに入ってんの。 だからシンプルに「逃げ」でいいと思うな。 5、 武豊騎手をして、「理想のサラブレッド」と言わしめたサイレンススズカさん。 走ることが好きで好きでしょうがない。 もっと走りたいっ!って言ってるかのように駆け抜けていったサイレンススズカさん…… 天皇賞・秋での出来事は思い出すたびに胸が苦しくなるけど…… 最後の瞬間まで全力で生きた姿はやっぱり忘れられないよね…… ……個人的なことなんだけど 競馬を知るきっかけがサイレンススズカさんのエピソードだったんだ。 こんなに鮮やかに駆け抜けた馬がいたんだ!ってなったのが始まり。 だからね、こんな風に語れるのもすっごくありがたいっ! 6、 以上、通りすがりのガジェット大好き!ダートウマ娘でした~。 読んでくれた人ありがとねっ! や~、なんかいつもに増して長くなっちゃった……ごめんね。 ちょっと語りたいこと多すぎてさ。 長文失礼しました~。 ヘロちゃんもお疲れ様です。 次回も楽しみにしてるよん。 またねっ!