Ccfolia Log

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GM

──C大学病院。
一件すると普通の大学病院だが、ここは時間外の『特別診療』が密かに行われていた。

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水田 恭子

「あら、またですか……御堂さん」

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GM

本来ならば、とっくに通常の外来は終わっている夜の時間帯である。

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御堂晃成

「ええ……度々すみません……どうしても眠れなくて……」

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GM

御堂晃成は、或る日から不眠症に苛まれ続けていた。

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御堂晃成

目をぎらつかせたまま進められる前に椅子に座る。その姿は薬物を求める薬物中毒者のようにも見える

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水田 恭子

「もしよろしければ、聞かせてくれませんか? その──あなたの見る”悪夢”について。こちらも医者ですので、ある程度のカルテは必要になるんですよ。処方するにしても」

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御堂晃成

「は……」
思わず言葉に詰まる。俺の見ている悪夢はあまりにも……

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御堂晃成

「……必要でしたらお話しますが、その、決しておかしな風に捉えないでいただけると……」

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御堂晃成

「あくまで夢の話ですから……ね」

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御堂晃成

そう前置きして、ぽつりぽつりと言葉を絞り出すように語り始める

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GM

そして、男は狂気の眼で静かに語り出した──。

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御堂晃成

『夢の中で目が醒めると、俺はいつもおかしな空間にいるのです。建物の中にいるようですが、周囲の壁は肉の塊のでできているようで、まるで、巨大な生き物の消化器官に呑み込まれているようで……』

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御堂晃成

『恐れ慄いていると、ブゥン……ブゥン……と気味の悪い虫の羽音が続くのです。耳を塞いでもその音は頭の中に直接響いているようで……』

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御堂晃成

無意識のうちに膝が震え出していた

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御堂晃成

『はぁ……はぁ……理由はわかりませんが……海老にも似た虫のような生き物は……その羽音で俺と"友達"になりたいと……伝えようとしてるようで』

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御堂晃成

『様々なものを見せて……来るのです……地上をおぞましい生き物が徘徊する光景や……かつては人間だったと思われる部族が……堕落して怪物のような姿に退化していく過程……を……』

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御堂晃成

うっ、と思わず吐き出しそうになるのをこらえて持参してきた水を飲む

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水田 恭子

「み、御堂……さん?」

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御堂晃成

「だ……大丈夫です……」

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御堂晃成

呼吸を整え、心の中で己を鼓舞しながら再び続ける

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御堂晃成

『生き物は、まるで俺に知識を与えているつもりのようでした。ただ、その内容はあまりに冒涜的で……』

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御堂晃成

ふとくぐもったフルートとオーボエの音色が響いてきた。それに野蛮な太鼓に合わせて理解の及ばない存在が狂ったように踊り続ける光景が続く

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御堂晃成

おぞましい宴の中心で鎮座するそれは──

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御堂晃成

「ひっ……うわあああああ……!!!」

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水田 恭子

「御堂さん、御堂さん……!」
慌てて近づき、背中を摩る。

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御堂晃成

泡を吹いて椅子から転がり落ちる

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御堂晃成

「は……はやく……薬を……!こ、これ以上は……!!」

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水田 恭子

「その前に、1つだけ……答えてください」

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GM

女医はわずかな瞬間だが、冷徹な目つきで、彼を哀れむように覗いてくる。

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御堂晃成

意識を失わないのは俺の中にいる"友人"が善意で真実を見せてくれるからなのだろう。クソったれめ、普通の人間ならとっくに意識を失えていただろうに

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御堂晃成

「な……なにを……」
憐れむような視線に思わず凍りつく。やはり話すべきではなかったのだろうか

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水田 恭子

「御堂さんの夢ですが、それは……どのような場所だと感じますか? ここではないどこかの場合、多くは地球の果て、地底世界、宇宙の深淵、異世界、現実の変異のいずれだと思い込みます。あなたの夢は、どこにありますか?」

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御堂晃成

「わから……ない……ただ……」

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御堂晃成

「現在なのか遥かな未来なのか……現実の地球の……現実の話のように感じられるのが……」

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御堂晃成

「とても……おそろしい……」

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御堂晃成

友人が語る物語が、友人が見せて来る光景が、いずれも真実だとしたのなら

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御堂晃成

この世界の、いや、この宇宙の全ては───

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水田 恭子

「わかりました。では、利き腕と反対の腕を出してください。これから、ラボナールを打ちます」

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GM

それは、バルビツール酸系の麻酔薬の一つ。静脈注射により、鎮静・催眠効果を示す。
アメリカでは死刑執行時に意識を無くす薬物として知られいた。

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御堂晃成

「……!」

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御堂晃成

その言葉に瞬時に反応して左腕を差し出す

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GM

しめやかに注射の針がキミの腕に侵入する。
本来ならば、侵蝕率を数%は下げてくれそうな代物だが……キミの”悪夢”を一時的に遮断するくらいしか効果はないだろう。

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御堂晃成

(悪夢から逃れるために夢に逃げ込む……まったくバカみたいな話だが)

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御堂晃成

(こうするほか……ない……からな……)

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水田 恭子

「それと、ラボナ錠を出しておきますね。これ、あまり在庫ないですから……」

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御堂晃成

「助かります……」

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GM

すらすらと女医はカルテに筆を運び、鍵つきの金庫から錠剤のブリスターを取り出してくる。

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御堂晃成

意識がぼんやりとしてきた。そう、これでいいのだ

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水田 恭子

「では、お会計は──」

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GM

医師のタブレットに表示された金額は、診察・投薬・処方にしては異常なまでの金額が示されている。

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御堂晃成

「……桁が2つほどおかしくないです?」

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水田 恭子

「あら、御堂さん。こちらも、相応のリスクは承知の上で特別診療を行っているんですよ」
優し気な声色をしているが、冷たい微笑を湛えたような顔をしていた。

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御堂晃成

「……カードで」
とはいえ背に腹は代えられない。苦虫を噛み潰したような顔でそう絞り出した

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水田 恭子

「いえ、現金でお願いします。審査会社は通したくありませんので」
どこか、彼女の口角が上がっているような気がした。

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御堂晃成

渋々と財布の中身を確認する

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GM

裏社会の情報屋であるキミならば、時に現金しか融通か利かない局面があることは知っている。
その甲斐あり、どうにかギリギリで足りていただろう。

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御堂晃成

(そうか……さっきのクスリはそういうシロモノってことか……)

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御堂晃成

鞄の中から緊急時のための現金袋を取り出して渡す

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水田 恭子

「はい、お大事に。それと、効き目が薄いからとODしたら死にますからね。それ」
札巻きを長い指で数え、机の中にしまい込む。

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御堂晃成

「ええ、気を付けます」

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GM

そして、女医から教わった”裏口”を使用して警備員に遭遇せずにC大学病院を後にした。

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御堂晃成

何気ない様子で大学病院から出て雑踏へ

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GM

この街の夜は、騒がしい。
雑踏の中を多くの人が行き交い、猥雑な様はまるで香港の九龍砦めいていた。

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御堂晃成

いつもより冷たい夜風が今日はやけに心地よかった

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御堂晃成

(とはいえ財布の方はお寒くなっちまったな。どこかで仕事を探さないと)

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GM

酒も食事も雑多に氾濫している夜の街を素通りしていく、素寒貧な男。

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GM

空腹を凌ぎながら小走りにしていたキミは、ふと……不思議な匂いをその鼻に捉える。

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御堂晃成

「……ん?」

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GM

飢えたキミは、その甘露のような香りに誘い込まれるように裏路地の方に向かって歩を進めてしまうことだろう。

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御堂晃成

匂いに引き寄せられるようにふらふらと路地裏へと向かう

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GM

そして、無意識の中で路地の奥へ奥へと進むと……気が付けば、周囲の景色はキミがたびたび垣間見る”悪夢”そのものが広がっていた。

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御堂晃成

「…………?!?!」

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路地裏の怪物

『くぁwせdrftgyふじこlp──』

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御堂晃成

頭部を何かで強打されたような衝撃を感じた。さきほどまでのまどろみは瞬時に消え去りいつもの思考力が戻って来る

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GM

名状しがたい何かが、凡そ人間の発する音程ではない声を上げていた。

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御堂晃成

「待て……待て待て待て待て……俺はまだ寝てないはずだぞ」

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GM

ここで、御堂は衝動判定を。難易度は9

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御堂晃成

2dx+1 メンタルはよわい (2DX10+1) > 8[3,8]+1 > 9

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御堂晃成

お、成功しましたね

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GM

侵蝕率が+2D10してしまう。

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御堂晃成

2d10+36 侵蝕率上昇 (2D10+36) > 8[6,2]+36 > 44

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system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 36 → 44

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GM

脂汗を額から垂れ流しても、どうにかキミは正気を保てている。

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GM

そして、キミは眼をごしごしと拭う。

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御堂晃成

「クソッ……マジかよ……!」

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GM

すると、君の目の前には──。

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GM

可憐な少女が、独り居た。

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GM

そして、いつしか周囲の風景もただの路地裏になっている。

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御堂晃成

「あ……?」

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GM

さらは登場をどうぞ

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御堂晃成

クスリが効きすぎて寝ぼけていたのだろうか?ほっと胸を撫でおろす

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愛蔵 さら

「とぅれりり♪ とぅれりり♪ …………んう?」
路地裏から見える僅かな空を仰ぎ見ながら、調子はずれの音を響かせ歌っている。
そして、ようやっとといった様子で、近づいてきた男性に気付き振り返る。

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GM

その少女は、ようやく……見つけることができた。

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GM

失踪した”父親”以外に、己が近づいても逃げたり、叫んだりしない人間を。

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愛蔵 さら

「……!」
ぱぁっと顔を輝かせ、素足でそのまま御堂に近づく。
下から、顔を見上げるように覗き込む。じぃっと覚えるかのように。

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御堂晃成

「……こんなところで何やってるんだ?夜も遅いしこのあたりは物騒だから一人でいると危ないぞ」

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愛蔵 さら

「にげない、きえない、さけばない……。ねぇ、あなたが」
質問が聞こえていないかのように呟き、じぃと見上げたまま、嬉しそうな輝く笑顔で。

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御堂晃成

「お、おい……聞いてるのか?」

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愛蔵 さら

「わたしと、“あいしあう”をしてくれる……ひと?」
純粋に、混じり気のない喜ぶ色だけを乗せて、少女はただ、まばゆいほどの笑顔を浮かべる。

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御堂晃成

「あ……?」言葉の意味が一瞬わからず硬直する

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御堂晃成

「"あいしあう"って……まさか、パパ活か?」

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愛蔵 さら

「んっ、ふふ……あはは♪」
嬉しそうに、その返事ともつかない声を返答と受け取り、嬉しそうに抱き着く。
薄い布一枚だけしか纏っていない少女の身体の柔らかさが、ダイレクトに御堂に触れる。

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愛蔵 さら

「ぱぱ……かつ?」
不思議そうな顔を。

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愛蔵 さら

「ぱぱ……おとうさんはね、いないの……。いなくなっちゃった。あなた、しってる?」
首を傾げて、少しだけ悩むような顔で。

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御堂晃成

「……そうか、それは悪いことを聞いてしまったな」
わずかな時間でしかないがこの不思議な少女の反応から推測するに……

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御堂晃成

「ところで、キミは何処から来たんだ?」

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愛蔵 さら

「ん……? んー…………あっち?」
なんと返事をしていいか迷い、暫し唸ってから狭い路地の人が通れぬような隙間を指して、小首を傾げる。

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御堂晃成

あまりに純粋で……無知な様子の彼女に潜入捜査したカルト教団の子供達を思い出す。閉鎖的な空間で育てられ、外の世界を知ることもなく、無知で残酷なまでに純粋で──

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愛蔵 さら

その答えは曖昧で、少女自身もよく分かっていなさそうなのが、はっきりと見て取れる。

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御堂晃成

「はぁ……仕方ない……そりゃ困っただろう」

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愛蔵 さら

「……ん? あは!」
まじまじと見られているのに気付けば、嬉しそうに笑みを溢し。
ぎゅうと、再び抱き着き、そこに御堂がちゃんといると確かめるかのように顔をうずめる。

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御堂晃成

閉鎖的な環境で育てられ、両親が死に、親戚が引き取るのを嫌がって一人でいるのかもしれない。そう思うとほおってもおけなくなってくる

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御堂晃成

「こら、誰かに見られるとまずい。少し離れるんだ」

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御堂晃成

「そうだな……キミの名前は?」

main

愛蔵 さら

「ん、はぁい……。ねぇ……にげないあなた。わたしと“あいしあう”をしてくれるあなた? ……あなたのおなまえは?」

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愛蔵 さら

「……あは♪ さら……あいぞう、さら」
同じ質問を、同じようなタイミングでしたことに、嬉しそうに微笑み。
少しだけ身を離してから、名前を告げる。

main

御堂晃成

「俺か?俺は御堂晃成(みどうこうせい)。晃成でいい」

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愛蔵 さら

「みどう……こーせー? ……こーせー? ……こーせー!」
名前を何度も繰り返し、舌になじませるように何度も呟き、明るい声と共に名前を呼ぶ。

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御堂晃成

「よしよし、わかってくれたか」
少女の子供のような反応に戸惑う。きっと満足な教育も与えられてこなかったのだろう

main

御堂晃成

「それじゃあさら、ひとまずここを離れよう。さっきも言ったようにこのあたりは物騒で危ない」

main

愛蔵 さら

「ん! んー……♪ ふふ、いっしょ……いっしょ!」
褒められると嬉しそうに笑みを溢し。
こくりと頷いてから、御堂の袖をそっとつまむ。

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GM

そうして、男は──少女と出会った。

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御堂晃成

「どこか安全な場所に行こう。それからキミのことを教えてくれ」

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GM

──それは、セカイを犯す愛とも知らず。

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愛蔵 さら

「わたしのこと? えーと、えーとね……」
なにを話したらいいだろうかと、首を捻って必死に考えながら、御堂について歩いていく。

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GM

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GM

OP 夏目 街輔

夏目は登場を

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夏目 街輔

1d10+38 登場 (1D10+38) > 10[10]+38 > 48

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system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 38 → 48

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GM

──C県立S高校。

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GM

夏目 街輔が三年生として所属している県立高校だ。

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GM

不良学生として知られるキミの登校時間は、どうだろうか。

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夏目 街輔

「だり……」
周囲から"そういう"目で見られていることは、もうそういうものと諦めている。

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夏目 街輔

喧嘩を買っているのは事実ではあるし、何より、目つきの悪さは本人である俺が一番よくわかっている。
だからこそ、というわけではないが、できる限り無遅刻無欠席を貫いている。わざわざ自分から評判落とす意味もない。

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GM

そうして、重たい足取りでクラスに向かう。

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夏目 街輔

「…………」
無言でドアを引き、大きなあくびと共に自分の席へ向かう。

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GM

札付きのキミには、誰も話しかけてこない。

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GM

はずだった──。そう、彼女を覗いて。

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夏目 街輔

周囲から注目されるのをなんとなく察したが、空気を悪くしても意味ないから無視。

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GM

銀色の髪をした、外国人のような顔つきの彼女だけは、キミに臆面もなくコミュニケーションを取ってくる。

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カノン

「――相変わらず、不機嫌そうですね。夏目くん」

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夏目 街輔

「んだよ、今日の授業の予習すんだから話しかけんな」
しっしと追い払おうとする。

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カノン

「ふふ、不良顔に似合わず勤勉ですね。良き事です。主は仰いました、怠惰は罪……勤勉は善、と」
何やら適当なことを言いながら、当たり前の顔をして前の席の椅子を借りて座り、その様子を眺める。

main

夏目 街輔

「…………」
目の前の銀髪の女を務めて無視する。兎にも角にも胡散臭く、話を聞いて後悔した記憶は少なくない。

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夏目 街輔

カバンから筆記用具と教科書を引きずり出し、黄色の付箋の貼ってある頁を開く。
蛍光マーカーで昨日やったことを思い出しながら文字列をなぞっていく。

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カノン

「…………いけずですね。やれやれ、夏目くんはもう少し愛嬌というものを身に着けた方が良いですよ。後輩たちを見習って下さい」
無視されれば、少しつまらなそうにつぶやきながら、前髪を弄りつつ、聞こえるように愚痴をこぼす。

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夏目 街輔

「身につけたらどうなるんだよ、なんかくれんのか?」

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カノン

「おや、ナニか欲しいんですか?」
揶揄うネタが出来たとでも言わんばかりに、声もなく笑みを作り、ニィッと片頬を吊り上げる。

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夏目 街輔

「個人的な希望としては木製バットなんかが好みだ、夜な夜な徘徊しながら素振りをするのが趣味なんだ。ああ、安心してくれ、将来の夢がアメリカンベースボーラーなだけの善良な市民だ」
脳のリソースを使わない適当なジョークを垂れ流す。

main

夏目 街輔

「最近は近所でだいぶ有名になってきてて練習の甲斐があったと感じるよ。昨日もお兄さんお話いいですか?っておまわりさんに話しかけられた」

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カノン

「はぁー……やれやれ、何故そう暴力に走りたがるのですか。年頃の男子生徒ともあろうものが不健全な。もう少し色を求めても良い年頃でしょうに……。おまわりさんもそれは呼び止めますとも」
大げな仕草でやれやれと肩を竦めて首を振る。

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夏目 街輔

「おいおい俺は将来の夢が野球選手な善良な市民だぜ?お前はうちの野球部の連中も不健全と称するのか、ああ、そういう人間なんだなお前は」
シャープペンシルに持ち替え、教科書に直接細く説明を書き込んでいく。

main

カノン

「ふむ……。私としては健全な野球部員の何人か程度ならば、不健全な道を歩ませられるかやってやれないこともない気がしますが……。もしや夏目くんは、私にそのチャレンジをしろと仰っていますか?」

main

カノン

「なるほど、そういう趣味の持ち主でしたか……」

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夏目 街輔

「5点だ」
これだからこいつは嫌なんだ。ジョークがまともに通じない、ツッコミのキレもない。もっと世の人間はアメリカンコメディを嗜むべきだ。フルハウスとかな。

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カノン

「5点満点中でしょうか?」
小首を傾げ

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夏目 街輔

「ああ、5点満点のうち5点だ。おめでとう、免許皆伝だ、もう俺が教えることは何もない、あとは1人で道を歩んでくれ」

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カノン

「師匠を置いてなどいけませんね。私は常に貴方と共に歩みますとも。主も仰いました。赤信号……みんなで渡れば怖くない、と」

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夏目 街輔

「お、100点。さっきのはやっぱ100点満点中の5点だった」

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カノン

「不出来な弟子が師の下を離れるなど言語道断ですね。まだまだ研鑽を積ませて頂きます、師よ」
ニコリと笑みを作り

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GM

こうして、数少ないクラスメイトと戯れていると、担任教諭が教室にあっという間に入ってくるのだ。

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カノン

「おっと……それでは、師よ。私はこれで……ふむ、重ねて言うようですが。笑顔……少しは浮かべた方が健康に良いですよ?」
片頬に指を当て、笑みの形を作ってから、自分の席へと戻ります。

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夏目 街輔

「笑えるようなことがあれば笑ってるよ」
筆記用具をしまい、腕を組み、担任を見据える。

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GM

規律、礼──。こうして、なんでもない学園の日常がまた始まっていくのだった。

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GM

そうして、気が付くと夏目は屋上にいた。

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石上 建

「……だから、……で。あ、先輩……起きてます?」

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GM

キミの目の前には、2人の後輩生徒がいる。

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瀧本 美浪

「おや?お疲れですかい」

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夏目 街輔

「…………すまん、宇宙人と交信してた。アルファケントゥリの知識を授かれたよ」
目を覚まし、ゆっくりと伸びをする。

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GM

2年生の石上 建と、1年生の瀧本 美浪。本来ならば、交流を持ちえないだろう後輩たちなのだが。

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瀧本 美浪

「それはすごい。次のテストは先輩がぶっちぎりですかね。お零れに預かりたいもんですが」

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GM

キミは、”刺青”をその身に宿してから”同類”との邂逅が増えている。彼らもそう、同じく異能を操る超越者(オーヴァード)らしい。

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石上 建

「乳酸菌、足りてますか?」
ポット型の弁当箱で、揚げパン入りの中華粥を口にしている。

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夏目 街輔

「一緒にチャネリングしてもいいが、宇宙人たちの機嫌次第だな……乳酸菌?」
立ち上がり、ラジオ体操を始める。

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石上 建

「人間ってここじゃなくて、腸の方で幸せだとか図るらしいですよ。だから、腸内環境を整えるのがいいんだとか」
コンコンと自分の頭を突いてから、下腹部の方を指す。

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瀧本 美浪

「実際先輩は朝早くて夜もお忙しいから、無理が来てるんじゃあ?そりゃあ我々は……無茶が出来る体ですけども」大量の菓子パンをビニール袋パンパンに持ち込んで、大口を開けて齧って消化していく

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夏目 街輔

「受験生に無茶言うんじゃねえよ、勉強勉強勉強だ。飯食う暇ありゃ知識を詰め込んで寝る暇あったら記憶する。あと2〜3年後にはお前らもこうなんだぜ」

main

石上 建

「そんなに苦労して大学にいって、それからどうするんです? まさか、先輩が会社勤めするようには」
ずずず……と残りの粥を啜る。

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瀧本 美浪

「健康に悪いですよそれ絶対」

main

夏目 街輔

「バカお前、良い大学入れば良い会社に行けるんだよ。俺はしっかり社会人になるの」

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石上 建

「でも、身体検査でひっかかりません? それ」
彼の背後の方を指差す。

main

夏目 街輔

「最悪消す手術すっから良いんだよ。てか普通の企業に身体検査って項目は無いだろ」

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瀧本 美浪

「無理して背伸びしても良い目は無いと思いますが……まぁチャンとした身分ってのは大事ですな」

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夏目 街輔

「俺は普通に生きて普通に働いて普通に死ぬんだ。オーヴァードなんかにゃ関わらねえでな」

main

石上 建

「普通──か。お嬢、普通って何だろうね」

main

瀧本 美浪

「それが一番なのは確かですがねぇ……」

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瀧本 美浪

「普通ってのも難しいでしょうよ。平均って訳でも無いんですから」

main

夏目 街輔

「はん、んな難しく考える必要もねえよ。バケモンじゃなくて人間として生きて人間として働いて人間として死ぬってこった」

main

石上 建

「僕にとって、山で生きていくことは普通だった。でも、その山を師に追い出されてしまって此処にいる。そうなると、僕は普通じゃないんだな。こうして、S高にいるのが」

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瀧本 美浪

「ウチも生まれも育ちも一般的って訳じゃあないんでなんともですな。使わないのも勿体ないですが、そう決心されてるなら大したもんだ」

main

GM

オーヴァードとしての年季の違いか、彼らはキミとは主張を異にしている。

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夏目 街輔

「は、お前らとの価値観の違いなんか関係ねえよ。俺は俺だからな……」

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瀧本 美浪

「まぁ……凄腕オーエルってのも居るみたいですからね。先輩の夢もそう無理じゃないでしょう」

main

夏目 街輔

「なんだよ凄腕OLって……バリキャリなだけじゃねえか」

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石上 建

「それもそうですね。先輩、今日も昼食抜きで大丈夫です? よかったら、芒果プリン。いいですよ」
使い捨てのプラカップを取り出し、差し出す。

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瀧本 美浪

「残業こなしつつ夜の街でも大活躍らしいですよ。……勉強するにも糖分は必要でしょうに」

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夏目 街輔

「お、サンキュ、もらっとく。一応言うけど、俺食ってねえわけでもねえんだわ」
プリンを受け取る。

main

石上 建

「そうなると……経済的な?」
もう2つ同じものがあるようで、瀧本にも1つ配る。

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夏目 街輔

「んにゃ、1日7食くらいになってっから、飯食う時間が合わねえの」
<超人的代謝>のせいだ。

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瀧本 美浪

「あー……」わかるーという顔

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夏目 街輔

「バイト代やらなんやらも飯代に消えるのは辛え、世の中金金金だ」

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石上 建

「先輩まで、お嬢みたいな早弁を……なるほど。S高は空前絶後の早弁ブーム、と」

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瀧本 美浪

「急にカロリーが必要になっても……周りの理解も難しいですからねぇ。それは確かに……大変ですね」

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夏目 街輔

「親父が農家継げ大学は行くなっつうしよ、今のうちに家出て行く金貯めてえってのに……」

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石上 建

「カロリー取りたいなら、スニッカーズとかいいですよ。確か、登山食としても勧められているとか」

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夏目 街輔

「世の中金じゃねえって言ったやつ出てこいよ、金じゃねえか結局」

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瀧本 美浪

「今の世は資本主義ですからね。金がパワーです」

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夏目 街輔

「甘えの苦手」
プリンを頬張る。

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石上 建

「なのに食べてくれてるんですね。すみません、まかないに付き合わせて」

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瀧本 美浪

「真っ向勝負する気概の先輩はカッコいいですね。……何かあれば、相談には乗りますから」と言いつつ、(ヤクザには)頼らないだろうなという信頼感のある言葉

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夏目 街輔

「ちょっと食うくらいは好きなんだがな、ショートケーキで胸焼けするレベル」

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石上 建

「なるほど、憶えておきます。甘さ控えめのデザートの需要あり、と」

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夏目 街輔

「は、晩飯何食うか困ったら相談するよ」

main

石上 建

「はい。熊猫軒、ちょっとくらいは遅くまでやってますので」
営業スマイルで返す。

main

瀧本 美浪

「たまにはウチで食っててもいいですよ」
にやりと悪い笑顔で返す

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夏目 街輔

「俺は菜食主義者だからな、人で出汁取ってそうだから遠慮させてもらう」

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瀧本 美浪

「ははは。そんなそんな、ははは」

main

石上 建

「そういえば、猿の肉って意外とコリコリしてるんだ。蜜柑とか主食にしていると仄かなハーブ感もあって悪くなかったのを思い出したよ。なんとなく」

main

夏目 街輔

「おいおいおい、じゃあ今度菜食主義者で出汁取ってくれよ、そうなりゃ俺でも食える。俺の信じてる神様だって許してくださるだろうよ。おお神よ」
プリンのカップをぐしゃりと握りつぶす。

main

瀧本 美浪

「機会あったら試してみますよ」

main

瀧本 美浪

「先輩がコッチと違う道に挑戦してるのは重々承知なので……応援することしか出来ませんが、御武運を」

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夏目 街輔

「これ俺殺人教唆になるのかしら、法律も勉強してみるわ」

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夏目 街輔

「どうでも良いけど、俺に厄介事持ち込むんじゃねえぞ。全身全霊で拒否してやるからな」

main

石上 建

「先輩から厄介ごとを持ち込まれたときは、またあの時みたいに力になりますよ」

main

瀧本 美浪

「ははは、がんばってみます」

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GM

後輩と他愛もないランチタイムを過ごす。
会話はやや物騒だが──これも、キミの学校での日常の一幕だ。

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GM

そんな日々が続くと思っていた──夜までは。

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GM

夏目の一日は長い。

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GM

学校に登校し、勉強し、少しだけ仮眠を取ってから、夜の街に繰り出す。

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GM

今夜も、”あの店”に向かおうとしていた。

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GM

その道中、キミは昨夜のことを思い浮かべていた。

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蘇芳 綾音

「お、ガイじゃん。どうしたの?」

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GM

タトゥーショップ「cold glycerin」。そこは、未成年であっても施術を行う違法店舗。

main

GM

ちょっと背伸びしたかったはずのキミが、非日常(オーヴァード)となってしまった因縁ある場所だ。

main

GM

キミを出迎えたのは、下腹部にバラのタトゥがある露出の多いパンクファッションの女。この店の店員の蘇芳 綾音だ。
彼女もこの店で施術を受け、オーヴァードへ覚醒してしまった先輩とも呼ぶべき人物である。

main

夏目 街輔

「どうしたもこうしたもねえよ、色々教わりにきたんだよ」
ため息を吐き、腕を組む。

main

蘇芳 綾音

「へぇ~へぇ~。アンタ、見かけによらずウブなんだ♪」
にやりと笑い、己の顎に親指と人差し指をかける。

main

夏目 街輔

「ああ、隠してたが実はウブなんだ。生まれがキャベツ畑でお医者様が言うにはコウノトリに埋められてたらしい。だからか性的なコンテンツの情報を全く知らないんだ。話変わるがドラッグストアでコンドーム買う時紙袋入れてくれるけど、あれって一種の羞恥プレイじゃねえかな、どう思う?」

main

蘇芳 綾音

「アタシ、使わないからわかんなーい♪」
舌をぴっと出して、棚からテキーラの瓶を手にし、雑に並べたショットグラスへ、これまた雑に注いでいく。

main

夏目 街輔

「この身体になって得したことはねえ、今じゃ二日酔いだって恋しい」
グラスを奪い、一息で飲み干す。

main

蘇芳 綾音

「そう? プラシーボでも、飲んだ方がアガると思うけどなぁ」
同じく一気に飲み干す

main

夏目 街輔

「とにかく身体が矢継ぎ早に分解しやがる。酔えない酒に何の意味があんだ、ただの苦い水だ。コーラでも飲んでた方がマシだよ」

main

夏目 街輔

ショットグラスを所在なさげに手元で弄る。

main

蘇芳 綾音

「んじゃ、分解されないくらいキッツいの……する?」
十徳指のイージーエフェクトで、彼女の左手がまるで凶悪な玩具に化していた。

main

夏目 街輔

「おぉい、店内で火遊びのお誘いか?奥から怖いお兄さん達が出て来ねえなら乗ってやっても良いが……今日は気分じゃねえ」
ヘラヘラと両手を上げ、降参の構え。

main

夏目 街輔

「店長は?いねえの?」

main

蘇芳 綾音

「え~ケチ。あ、アンタ……やっぱ、ああいうのが好みなの? わかるー」

main

夏目 街輔

「んなわけねえだろ、俺は胸の小さくてケツのでかい女が好みだ。巨乳はダメだ、老後を想像して萎える」

main

蘇芳 綾音

「アタシもさ、店長と何回か寝たけど……あれで結構攻められるの好きだったり──え、違う?」
空いたグラスに、雑にお替りを注いでは、飲み干す。

main

夏目 街輔

「店長さんにこのタトゥのこと聞きてえんだが……毎度毎度躱される」

main

蘇芳 綾音

「そっか。今日は出掛けてていないよ。また、明日きなよ」

main

夏目 街輔

「は?マジ?無駄足じゃん」

main

蘇芳 綾音

「だから、しようってのに。ガイ、いい男の癖にチキンなんだから♪」
指先で彼の胸元をなぞる。

main

夏目 街輔

「…………」
言い表せない倦怠感とか怒りとかが溜まって、爆発しそうになるけども、大きなため息にすることで抑える。

main

夏目 街輔

「お前はもうちょいケツデカくしろよ、そしたら抱いてやる」

main

蘇芳 綾音

「いったな、こいつ。生意気じゃん、クソガキ~♪」
分厚いソールで、彼の股座を悪戯に軽く蹴りつける。

main

夏目 街輔

「痛いもんは痛いからやめろっ……あとケツに筋肉がうっすら乗ってるとより良い。最近の日本の女はダメだ、椅子に座りすぎてて潰れちまってる。嘆かわしいことこのうえない」
膝から崩れ落ちながらも口を止めることはない。

main

蘇芳 綾音

「アンタさ、ブラジルにでも行って来たら?」
机の上の匣から煙草を1本口に咥え、夏目にライターを投げつける。

main

夏目 街輔

「ブラジルぅ?何があんの?」
胸の前で受け取る。

main

蘇芳 綾音

「アンタ好みのデカケツ女が、ふりふりしながらサンバしてんじゃね?」
顎を突き出して、着火を促す。

main

夏目 街輔

「ワビサビがわかってねえな……日本人だからエロいんだろが。あと1本寄越せ」

main

蘇芳 綾音

「アンタ、甘いの嫌いじゃないっけ?」
火を灯してやった彼女の吸い口からは、甘ったるい香が立ち込めている。煙草の匣に目をやると、小さな悪魔が描かれていた。

main

夏目 街輔

「ああ……あんた趣味悪いのな……」
げんなりした。

main

蘇芳 綾音

「なによ、アタシが何吸おうがいいじゃない。だいたい、アンタが前に吸ってたバチバチ音が鳴ってたアレこそ、公害よ公害」

main

夏目 街輔

「あれずっと残ってんだけど、明日持ってきてやるから、受け取ってくれ」

main

蘇芳 綾音

「やーだよっ。でも、ま……タダなら受け取ってあげてもいいか」

main

夏目 街輔

「お、マジか……多分10本くらいあるわ」

main

蘇芳 綾音

「アンタさぁ。向こう見ずな人?」
呆れながら、引き出しの中にある、メンソール系のたばこを1本手渡してくる。

main

夏目 街輔

「は、この店の客だぞ?そんくらい分かんだろ」

main

蘇芳 綾音

「これ、店長のだから。ちゃんと新品買って来いよ、後輩クン♪」
近寄り、彼の煙草に向かってシガーキス。

main

夏目 街輔

「……吸うけどさぁ」
なんとも言い難い表情をしながら、タバコを咥える。

main

夏目 街輔

「トコトン趣味合わねえなぁ……」
スースーする感覚に顔を顰めながら、ぼはぁと息を吐いた。

main

GM

気だるげな、それでいてどこか居心地が悪くはない夜をキミは過ごす。
そして、それは今夜も繰り返されると──信じていた。

main

GM

──店に向かう途中、キミは馴染のある、厭な匂いを感じた。

main

GM

噎せ返る酸っぱい錆鉄のようなそれは、喧嘩のときによく嗅いでいる。

main

GM

血、だ。

main

夏目 街輔

「…………」
あの店で何かトラブルがあったのか、はたまた"普通"の殺人事件か。
兎にも角にも、巻き込まれたくはないが、前者だった場合いやが応にも当事者になる。

main

夏目 街輔

嫌だけど、すっげえ嫌だけど、匂いのする方へ向かう。

main

GM

一つ奥の路地に踏み込むと、キミの視界がチカチカと点滅する。

main

蘇芳 綾音

「──。」

main

GM

どこかでよくみたことのある形をした残骸が、壁にバラの花を咲かせていた。

main

GM

その隣には、見知らぬ男だったものが辺り一面に転がっている。

main

夏目 街輔

舌打ち。
顔見知りの肉片やら内臓やら、気分は良くない。

main

夏目 街輔

「"店長"さんは何やってんだ……」
がりがり頭を掻く。

main

GM

異常な死体を目の当たりにした夏目は衝動判定。難易度は6

main

夏目 街輔

2dx+1 うーん雑魚メンタル (2DX10+1) > 3[1,3]+1 > 4

main

GM

1D10をどうぞ。そして侵蝕率が+2D10されます

main

夏目 街輔

1d10 (1D10) > 2

main

夏目 街輔

2d10 侵蝕率 (2D10) > 19[9,10] > 19

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 48 → 67

main

GM

思わず、キミは凄惨な現場から逃げ出そうとする。
が、上手く足が動かない。

main

夏目 街輔

「…………」
店へ行こうとするが、足が思ったように動かない。思っていたよりも衝撃は大きかったらしい。

main

GM

せり上がる胃液をどうにかしていると、キミの視界に1つの人影が映し出される。

main

夏目 街輔

「あー……」

main

神城 長月

「なんて──綺麗」

main

GM

彼女は言葉を発している。だから、生者であるのは間違いないだろう。

main

夏目 街輔

「状況証拠的に───あ?」

main

夏目 街輔

「なんだあんた、これの知り合いか?」
肉片を指す。

main

神城 長月

「いえ、特に存じ上げませんのよ」

main

夏目 街輔

「あ、そう……悪いな、こう見えても内心は大恐慌でな」

main

夏目 街輔

「あんたはどうしてこんなとこに?」

main

神城 長月

「まぁ、貴方……同胞なんですの」
壁を眺めていた彼女は、シャフ度で振り返り、キミに鋭い視線を投げかける。

main

夏目 街輔

「あ?」

main

神城 長月

「だって、この”ワーディング”の中で意識を保てているということは、そうではなくって?」

main

夏目 街輔

「ああ、そうなの?そういうのもあんのか」

main

GM

ワーディング、確か屋上で後輩達から聞いたことがあるような気がする単語だ。
そうであれば、オーヴァード用語なのだろうとキミは納得するかもしれない。

main

夏目 街輔

「ニュービーなんだ、これから学んでいこうと思ってる。バブちゃんと言っても良いな」

main

神城 長月

「まぁ、そうでしたの。なら、このわたくしと出会えたのはきっと運命かもしれませんわ」
つかつかと、ヒールを鳴らして近づいてくる。

main

夏目 街輔

「なんだ、その筋では有名な人だったのか?」

main

神城 長月

「ええ。神城グループの娘でしてよ」

main

GM

世界有数のコングロマリットとして、それは名を馳せている。
C県S市には、傘下たる神城化学工業の施設がある事は市民にとって有名な話しである。

main

夏目 街輔

「神城ォ!?大企業じゃん」

main

神城 長月

「うふふ……そして、わたくしも貴方と同じく飢えた獣。これから、お見知りおきを」

main

夏目 街輔

「……よくわかんねえが、大企業とコネが出来んのは良いことだな」

main

神城 長月

「今夜は、もう満ち足りましたから……また近いうちに。それまでに、強くなることですわ」
キミの唇に人差し指を当てて。

main

夏目 街輔

「……そうですか」

main

神城 長月

「ええ。またお会いしましょう……バブちゃんさん」

main

夏目 街輔

「ああ、じゃあな」

main

GM

彼女は夜の街に溶け込むように、去っていった。

main

GM

その整った、いい尻に視線を奪われそうになったのだが──。

main

GM

彼女の足元に向かって、壁から血が河のように流れて行ったのを、キミは見逃さなかった。

main

夏目 街輔

「もぉ〜……なんか絶対面倒なやつじゃ〜ん……」

main

夏目 街輔

頭を抱えて、その場にしゃがみ込んだ。

main

GM

──蘇芳綾音の下手人は誰なのか?

main

GM

キミは、その謎を解き明かす必要があるように感じていた。

main

夏目 街輔

「……"店長"んとこ行くか」

main

GM

ダブルクロス The 3rd Edition

  魍魎跋扈
Monster A GoGo

main

GM

main

GM

OP 白炭 梨沙

登場を

main

白炭 梨沙

1d10+32 登場 (1D10+32) > 10[10]+32 > 42

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 32 → 42

main

GM

心霊専門のコンサルタント事務所『オフィスF』。
それは、C県S市の雑多なビル群の中にひっそりと構えていた。

main

GM

ここの数少ない所員であるキミは、外出から戻った所長を労うようにお茶を出すだろう。

main

白炭 梨沙

「おつかれ。いつものでいいでしょ?」
手袋、タオルなどを挟んでティーポットを持つ

main

緑埜 菫玲

「うん。よくわかっているね、梨沙ちゃんは」
外套をハンガーに掛け、所長席の椅子に腰を落ち着ける。

main

白炭 梨沙

「外回り、順調?」
中身を注ぐと同時に塵が集まって器になっていく

main

緑埜 菫玲

「面白いお仕事が見つかったよ。受けてくれるね、梨沙ちゃん」
既に確定したような言葉で、彼女の方を見上げながら告げる。

main

白炭 梨沙

御茶の水位の上昇とほぼ同値の早さで形成

main

白炭 梨沙

「……所長の言う面白い仕事を?わたしが」

main

緑埜 菫玲

「そう。今回は刑事さんからの依頼だから」

main

GM

所長たる菫玲のいうところの刑事というのは、もちろん普通の刑事などではない。
“ワンダフル・ガイズ”という二つ名で恐れられている、公安警察特殊犯罪調査室の実働部隊の隊長的存在のオーヴァードだ。

main

白炭 梨沙

「そっちのお仕事!?わたしで大丈夫……なんだろうね、所長が振って来るんだから」

main

緑埜 菫玲

「公安が関わっているから、表立って私が動くと都合が悪いんだって」

main

白炭 梨沙

「あんまり……”ワンダフル・ガイズ”さんみたいな熱血は……合わないけど。がんばる」

main

白炭 梨沙

「具体的には……なにすればいいの」

main

緑埜 菫玲

「本題を話す前にお茶にしよう。梨沙ちゃん、適当にお茶請けも持ってきて」
机の上の両肘をつきながら、気だるげに。

main

白炭 梨沙

「……(所長が動けないのヤだな)はぁい」
散らばる雑誌や机に転がってる石材の破片とかが塵になって腕のようになり、奥の戸棚の中からクッキー缶を転がり出す

main

白炭 梨沙

「クッキーでいいよね」

main

緑埜 菫玲

「うん、悪くないね。そうだ、ロシアンティーにしたいからジャムも持ってきてくれるかな? 真っ赤な、イチゴのやつ」

main

白炭 梨沙

「はぁい(注文が多い……)」
給湯室の冷蔵庫の扉に穴が開いてジャムの小瓶が飛び出してくる
こちらは底に節足動物か蟹のような足が付いてちょこちょこ歩いてくる

main

白炭 梨沙

梨沙が使用済みのFAX用紙を丸めて冷蔵庫に投げると
当たった際に塵に変換され、扉に空いた穴がキレイに戻った

main

緑埜 菫玲

「よく誤解されているけれど、ロシアンティーは紅茶の中にジャムを入れるんじゃなくて、飲んでいる途中にジャムを舐めるのが正しいよ。梨沙ちゃんは、知っていたかな?」
グラスの紅茶の香りを愉しんでいる様子。

main

白炭 梨沙

「前にテレビで見た時は芸能人もお茶にジャム入れてたよ。初耳」

main

緑埜 菫玲

「そういうことで、このお茶を口にしてから、舐めようか。ほら」
自分の人差し指の指先にジャムを塗りたくり、それをキミの目の前に差し出してきた。

main

白炭 梨沙

「む……」

main

白炭 梨沙

「(いつもの揶揄いが始まった……)」
面倒だなぁ飲んじゃえば一緒じゃんと初手ジャム投入を考えていたが……無視すればもっと面倒だなとも思う

main

白炭 梨沙

「ぐびり」カップを傾ける
「あー……、れろ」一瞬唇を噛んで……舌を伸ばして目の前の指先を綺麗にする

main

白炭 梨沙

「ちびり」再びカップの中に口を付ける

main

緑埜 菫玲

「……うん、よくできました。えらいえらい」
目元だけは全く笑っていないのだが、微笑で返す。

main

白炭 梨沙

「ん。……作法としては落第だと思うけど」何だかんだ付き合えば褒めてくれるから
ちょっとしか言い返せないのだ

main

緑埜 菫玲

「いいんだよ、そんなこと。ここは日本の隅っこだし、露助も気にしていないよ。いちいち、ね」

main

白炭 梨沙

「一応ココに置いてもらって結構経って……成長して、常識ってヤツも知って。……所長が結構無茶ぶりするってわかったよね」

main

緑埜 菫玲

「そうでもしないと、梨沙ちゃんに出すお給料もないからね。働かざる者食うべからず──いい言葉だと思うな」
自分のジャムは、きちんとスプーンに乗せて、それを舐めている。

main

白炭 梨沙

「ソウダネ(そうかな……って疑問に思ってる顔)」

main

GM

楽しいアフタヌーンティタイムを過ごしながら、所長はジャムを舐めている彼女に1つの写真を手渡した。

main

緑埜 菫玲

「刑事さんがね、昨日の夜に現場検証してるときに撮ってくれたみたい」

main

白炭 梨沙

「コレが、次の飯のタネ」

main

GM

それは、1人の女性だったものが赤い薔薇に変わり果てた姿を映し出していた。

main

白炭 梨沙

「………」ジャムスプーンを口にくわえたままもごもごと口を動かす

main

白炭 梨沙

「このためにロシアンに?」

main

緑埜 菫玲

「この子に限らないけれど、ここ最近──S市では失踪者と、奇怪な死体が多発しているみたいなの」

main

白炭 梨沙

「美味しいからいいけど……」
お高めの果肉入りのヤツだから尚更アレだなぁと
口の中で舌でイチゴの塊を圧し潰す

main

緑埜 菫玲

「こんな狭い路地裏で、まるで大型トラックに刎ねられたようにひしゃげているよね。もう、わかっているだろうけれど”心霊”の仕業なんだ」

main

白炭 梨沙

「警察が目を付けるくらいに?……事故や獣害じゃ無いだろうね」

main

GM

所長のいう心霊事件とは、もちろん本当に霊的な事件を指している訳ではない。レネゲイド事件ということだ。

main

緑埜 菫玲

「ところが、警察の方は捜査が立ちいかないみたい。”心霊”事件だからっていうより、圧力がかかっているって言ってたな。刑事さん」

main

白炭 梨沙

「しかも野良じゃないっぽいってコトかぁ……”ワンダフル・ガイズ”さんもイライラだろうね。そりゃ所長に投げもするか」

main

GM

この街で圧力をかけてくるような団体は、たかが知れている。”結社”と呼ばれる秘密組織、或いは反社会勢力の集団、それか──。

main

白炭 梨沙

「”企業”……とかの圧力なら、面倒だね。利益とか面子とか、とにかく細かいから。担当部署とかで」

main

緑埜 菫玲

「フフ……梨沙ちゃんも、鼻が利くようになったね」
所長は、これが”企業”──神城グループの仕業であると仄めかす。

main

白炭 梨沙

「ヤの人とかだったら所長は別のお楽しみ使ってくるだろうからネ」

main

緑埜 菫玲

「それでこそ、数少ない有望な所員だよ。だから今回は頼れるのが、梨沙ちゃんだけってところなんだ。探偵さんに外注もできないよね」

main

白炭 梨沙

「外から持ってきたのか、つくったのか……」

main

白炭 梨沙

「所長がそう言うなら、そうなんだろうね。……働かざる者って言われちゃったら……はりきるしかないし」

main

白炭 梨沙

「任せて。所長の期待には、応えるから」

main

緑埜 菫玲

「うん、頑張ってね。梨沙ちゃん」
キミの頬に手を添えて微笑みかけるのだが──やはり、目元は笑っていない。

main

緑埜 菫玲

「──そうだ。無事に解決したら、熱海にでもいこうか」
ふと、何かを思いついたかのように。

main

白炭 梨沙

「(コレ解決すれば、褒めてくれるでしょ……あ、やっぱりご褒美あった)」

main

白炭 梨沙

「……うん、いいね(ソコに行けば……笑って褒めてくれるかな)」

main

緑埜 菫玲

「お部屋に露天風呂のある温泉旅館にしよう。そこで新鮮な海の幸やお肉を食べて──海を眺めながら、2人で温泉で癒されるの。それって、すごくいいと思うよね」

main

白炭 梨沙

「楽しみに、してるよ」

main

緑埜 菫玲

「うん。その慰安旅行が今回の出来高報酬に相応しいと思うな。いってらっしゃい、梨沙ちゃん」

main

白炭 梨沙

「………ん、がんばる。いってきます」残りのジャムを紅茶に投入
グイっと飲み切る

main

GM

事務所を出て、少し歩いてからキミは思った。

main

GM

どうして、所長の旅費まで当然のように自分の出来高報酬に含まれているんだろう──か。

main

白炭 梨沙

「…………まぁいつものことだけど。”あの人は自分が一緒に”の部分が報酬になるって自覚的に言って……るんだろうな」

main

白炭 梨沙

「置いてもらってる身だし……親(代わり)孝行と思いなさい、ってね」と自分を納得させた

main

GM

こうして、キミもS市の猥雑な夜に紛れ込んでゆく。

main

GM

main

GM

ミドルシーン①

さらと御堂は登場をどうぞ

main

愛蔵 さら

1d10+36 (1D10+36) > 2[2]+36 > 38

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 36 → 38

main

御堂晃成

1d10+44 登場です (1D10+44) > 4[4]+44 > 48

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 44 → 48

main

GM

彼女を連れ歩いていては人目に付きそうだったと考えた御堂は、ひとまず自宅に戻ることにした。

main

GM

単身者用のアパートメントに住んでいる彼の暮らしぶりはどうだろうか?

main

御堂晃成

そこら中に散らばっているカップ麺やコンビニ弁当の容器をいそいそと燃えるゴミ袋の中に突っ込んで彼女が座れるスペースを作る

main

御堂晃成

「狭くて汚いがガマンしてくれ」

main

愛蔵 さら

「とぅれ?」
部屋の中をキョロキョロ覗いて興味深そうに眺めている。

main

愛蔵 さら

「んーん、へーき。ここが、こーせーのおへや?」

main

御堂晃成

「ああ、そうだな」空のビール缶を潰してかん・ペットボトルの袋へ放り込む

main

御堂晃成

「その格好で寒くないか?暖房入れるぞ」

main

愛蔵 さら

「そうなんだー! あは、ふふふ♪ んん、へーきだよ」

main

御堂晃成

「ならいいが……」
かくいう彼も周囲の者と比べると薄着に見えるが本人は気づいていない

main

愛蔵 さら

「こーせーはへーき? わたしはどっちでもいいよ!」

main

御堂晃成

「わかった。じゃあこのままでいいだろう」

main

愛蔵 さら

「ね、ね? ここで、“あいしあう”してくれるの?」
猫のような仕草ですりより、キラキラとした目を御堂に向ける。

main

御堂晃成

(今月は少しでも節約したいからな……)

main

御堂晃成

「…………」

main

御堂晃成

「……少し落ち着こうか。いや、そういうつもりで連れ込んだわけじゃないんだ」

main

愛蔵 さら

「……ちがうの?」
残念そうに、露骨にがっかりと意気消沈する。

main

御堂晃成

「というか、だ。まずそれがどういう行為なのか知っているのか?」

main

愛蔵 さら

「んっとね、ふく?をぬいでだきあうの! あのおくのばしょで、たまにひとがやってきて、そうしてからだをいっしょにしてた! それが“あいしあう”でしょ? すてきなこと!」

main

愛蔵 さら

「おとうさんも、わたしに“あい”をしりなさいって、ずっといってくれてた。だから、わたし、“あいしあう”したいの!」

main

御堂晃成

「ん~……んんん……」
眉間にしわができる。間違ってはいない。間違ってはいないんだが

main

御堂晃成

「最後の最後はそうなるんだが……途中色々とすっとばしてないか?おとうさんからどう教わったんだ?」

main

愛蔵 さら

「んー……よく、わかんない。わたしに、あいはいいものだ。おまえもあいをしりなさい。ってずっといってくれてたけど……いなくなっちゃった」
しょんぼりと肩を落として、床を見る。

main

御堂晃成

「そうか……まあ、焦ることはない。これから学んでいけばいいさ」

main

愛蔵 さら

「ん……ありがと、こーせー!」

main

愛蔵 さら

「ふふ、こーせー?」
じゃれつくように、御堂へと腕を延ばし、また身体に横から抱き着く。

main

御堂晃成

「お、おい……」
戸惑いながらも強く拒否することもできない

main

GM

これでは恋人同士というよりは、娘か愛玩動物に近いようなものを御堂は感じるかもしれない。

main

愛蔵 さら

少女らしいしなやかな体付き、未発達だからこその柔らかさ。
……愛くるしい仕草のはずの中に、何故か一抹の違和感を覚えさせながらも、さらは無邪気にじゃれつき続ける。

main

GM

御堂は意志の難易度6で判定を。

main

御堂晃成

ヒエッ

main

御堂晃成

2dx+1 い、意志! (2DX10+1) > 2[1,2]+1 > 3

main

御堂晃成

アッ

main

GM

しかし、どこかこの少女には危うい色香を感じてしまっているのもまた事実だった。

main

愛蔵 さら

「どうかした、こーせー?」
下から、無邪気に危うく、見えてはいけない部分まで見えそうな無防備さで、身体を密着させ上目遣いに顔を見る。

main

御堂晃成

「い、いや、なんでもないんだ……」

main

愛蔵 さら

「あは、へんなこーせー!」

main

御堂晃成

「そのうち……わかる……」
目の前の少女を汚したくなる衝動をおぼえたことに内心ショックを受ける。肉体の変容だけではなく精神の変容も進行しているのだろうか?

main

御堂晃成

「とりあえず……これからのことを考えよう」

main

GM

そうして、どうにか僅かに残された正気を頼りに、彼女へ失踪したという父親のことを改めて尋ね始めた。

main

愛蔵 さら

「とぅれ、これから?」

main

御堂晃成

「ああ。キミは父親がいなくなって今一人ぼっちになってしまっているようだからな。住む場所も通う学校もないのは困るだろう?」

main

愛蔵 さら

「が……こー……?」
言葉の意味が分からないという感じで。

main

御堂晃成

「これからのことを考える上でどうしてこうなっているのか、改めて経緯を聞かせてくれないか?まずはキミの父親についてもっと詳しく教えて欲しい」

main

愛蔵 さら

「んっとね……」

main

愛蔵 さら

「あのね、おとーさん。せんせーってよばれてたの」

main

GM

──先生。学校教諭か医者なのだろうか?

main

愛蔵 さら

「よくわかんないけど、わたしがね。けんきゅーじょ?っていうところにいたら、きてくれたの。“かみしろ”ってみんなよんでた!」

main

御堂晃成

(先生、研究所、神城……)

main

御堂晃成

「神城って……あの神城か……?!」

main

愛蔵 さら

「でも、ちょっとまえに……いなくなっちゃった。おとーさんはね、わたしみたいなちからはなかったの。でも、いっぱいくわしくて、いっぱいいろいろはなしてくれた」

main

GM

この時点で、情報屋のキミには嫌な予感しかなかっただろう。
たしかに、この街には神城グループ傘下の神城化学工業の研究所があるのだ。

main

愛蔵 さら

「とぅれ……?」
何に御堂が驚いているのか、まるで分かってない様子。

main

愛蔵 さら

「えっとね、それで……おとーさんいなくなって、なんだかすごく“かみしろ”にいるのも、いやになったから、こっそりぬけだして、それからはずっと、あそこにいたの」

main

御堂晃成

「確かにキミの"おとうさん"は先生と呼ばれるだけの人だったようだ」

main

愛蔵 さら

「せんせーって、すごいの?」

main

御堂晃成

「ああ、教師や教諭の言い換えでしかない場合もあるが、普通『先生』と呼ばれる人間は尊敬される仕事をしている人だ」

main

愛蔵 さら

「ん? んん? えっと……おとーさん、すごい! ……ってこと?」
よくわかっていない顔。

main

御堂晃成

「そうだ。続きを聞かせてくれないか?どうして"おとうさん"は"かみしろ"が嫌になったのか、それから、キミとおとうさんは何処にいたのか」

main

愛蔵 さら

「やった! おとーさん、すごい! すごい!」
ぴょんぴょんと跳ねて喜びを示す。
「えっとね……ごめんなさい、それはよく、わからないの。いつも、わたしはおなじところにいたから、どことか……そういうのは」

main

愛蔵 さら

「おとーさんも、きづいたらいなくなってた……。そしたら、いやで、つまらないひとたちばっかりになったから……それで、わたしもぬけだしちゃって。あとは……ぜんぜん」

main

愛蔵 さら

「えっとね……たぶん、なんにち、か……まえかな? おとうさんがいなくなったの。よくおぼえてないけど、それくらいだったとおもう」

main

御堂晃成

おぼろげながら事情が読み取れてきた。この少女はカルトの二世ではなく神城の研究所で何らかの目的のために飼われていたのだろう

main

御堂晃成

「ということは……だ。外に出たのもここ何日かの話か……」

main

愛蔵 さら

「……あんまり、わからなくて……ごめんなさい」
また、しょんぼりと肩を落とす。

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御堂晃成

「気にしなくていい。わからないことは誰にだってある」

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愛蔵 さら

「ん……えへ、こーせー、ありがとう!」

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GM

彼女から、ある程度の情報は聞き出せた。
あとは街に繰り出して情報を収集するのが手っ取り早いだろう。

main

御堂晃成

「とりあえず住む場所も頼れそうな人間もいないのはわかった。これから先どう生活していくかという問題はあるが……何をするのかが決まるまでは俺の部屋を自由に使ってくれていい」

main

GM

ついでに、腹も減っていた。
夜市のように賑わっている飲食店町に行くのも悪くはない。

main

愛蔵 さら

「やった! こーせーだいすき!!」
首に向かって抱き着く。

main

御堂晃成

「あとはそうだな……頼れそうな人間がいないかどうか探してみるか。キミの"おとうさん"の居場所も誰か知っているかもしれない」

main

愛蔵 さら

「しってるひと、いるの? ん、おとーさんもみつけたい!」
真剣な顔で、こくりと頷く。

main

御堂晃成

「よし、方向性は見えてきたぞ。最初にやるべき大事な仕事は」

main

御堂晃成

「腹ごしらえだ」

main

愛蔵 さら

「とぅれ?」

main

御堂晃成

「メシだよ、メシ」

main

愛蔵 さら

「メシ……ごはん!」

main

御堂晃成

「食わなきゃ体も動かないし頭も働かないからな」

main

愛蔵 さら

「わかった、たべる! ごはん、ごはっん♪」
るんるん気分でその場でくるりと回って見せて。

main

GM

御堂はふと思った。夜の街へ連れまわすなら、下手にハイティーンや20代よりは幼い少女の方が親子を偽りやすいのかもしれないと。

main

御堂晃成

(その前にしまむらにでもよって適当に服を揃えるべきかな……)
と無防備すぎる彼女を見て思った

main

御堂晃成

外では"こーせー"ではなく"パパ"と呼ばせるべきだろうか?疑われたら嫌だしなあと考えながらも

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愛蔵 さら

「とぅれ? こーせー! はやくいこ! ね、はやくぅっ!」
外に行く気満々でワクワクしながら袖を引っ張る。

main

御堂晃成

「お、おい、慌てるなって」
苦笑いしながら立ち上がる

main

御堂晃成

「そうだ、さら」

main

愛蔵 さら

「なぁに、こーせー?」

main

御堂晃成

「外では"こーせー"ではなく"パパ"と呼んでもらっていいか?」

main

愛蔵 さら

「…………やだ」

main

御堂晃成

「な、なぜ……」

main

愛蔵 さら

「ぱぱは、おとーさんでしょ? こーせーはこーせーだもん。わたしと、“あいしあう”してくれるひと!」

main

愛蔵 さら

「だから、やだ!」

main

御堂晃成

(そ、そうきたかァ~~~ッ!)

main

御堂晃成

「んー……んんん……」

main

愛蔵 さら

「わたしに、こーせーってよばれるの……いや?」
じぃっと……哀しそうな顔で、みつめる。

main

御堂晃成

「仕方ない……その代わり目立つような真似はナシだぞ」

main

愛蔵 さら

「はぁい!」
腕に抱き着き、楽しそうに鼻歌を歌いながら。

main

御堂晃成

はぁ……とため息をついてから2人で夜の街へ繰り出した

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GM

main

GM

ミドルシーン②

全員登場をどうぞ

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御堂晃成

1d10+48 登場 (1D10+48) > 9[9]+48 > 57

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 48 → 55

main

愛蔵 さら

1d10+38 (1D10+38) > 3[3]+38 > 41

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 55 → 57

main

白炭 梨沙

1d10+42 登場 (1D10+42) > 7[7]+42 > 49

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 38 → 41

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 42 → 49

main

夏目 街輔

1d10+67 登場 (1D10+67) > 3[3]+67 > 70

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 67 → 70

main

GM

それぞれの目的で調査を開始した4人。
しかし、腹ごなしや小休憩のために飲食街の一角の店に入り込んでいた。

main

GM

超人的代謝のせいもあり、とにかく飯を喰らっている学ランの青年がいる。

main

御堂晃成

「凄い食い方してるな……」
学ランの少年に視線を向けてから

main

愛蔵 さら

「こーせー、こーせー! なにかいっぱいある!!」

main

御堂晃成

「ここはレパートリー豊富だからな。俺はマーボー定食にしようと思うがさらはどれにする?」

main

白炭 梨沙

「(多分……オーヴァード、だよね。噂の男子高校生でもあそこまでは食べないでしょ……)」とちょっと引く

main

愛蔵 さら

「ん、よくわかんない……。こーせーがえらんで、わたしソレ食べる!」

main

夏目 街輔

「……」
レバニラ炒めを酸辣湯で流し込み、餃子を3つ纏めて口へ放り込む。

main

御堂晃成

「それじゃあ同じのにするぞ」
呼び鈴を鳴らして店員を呼び注文を伝える

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愛蔵 さら

「はぁい!」

main

夏目 街輔

ペットボトルの烏龍茶(3本目)を空にしたところで、一息吐く。

main

白炭 梨沙

では親子連れ?の次に注文
「春巻き……饅頭……んー……」

main

愛蔵 さら

「……ぴっ!」
店員にお冷を持ってこられると、警戒するようにビクリと身を震わせる。

main

白炭 梨沙

「肉まんをとりあえず、10個!」

main

夏目 街輔

(クソ……食費が痛ぇな……)
薄くなった財布とその中身に思いを馳せつつ、肉夾饃へかぶりつく。

main

白炭 梨沙

「ん?」声を出した小さい子をチラリと見る

main

愛蔵 さら

「こーせー……これ、へいきなの? ……さわったら、ジュッとかいわない……?」
水を警戒して、遠巻きに。

main

御堂晃成

「いうわけないだろ。ただの水だから安心してくれ」

main

御堂晃成

そう口にしてから、酸か何かで拷問のような行為をされていたのだろうかと想像してしまう

main

愛蔵 さら

「そう……? ……んっ! ……ほんとだ!」
おそるおそる、顔を寄せて唇をつけて……パっと明るい顔で笑う。

main

夏目 街輔

(……探せっつってもなぁ、手がかりもねえしどうすっか。神城グループくらいか?なんか関わりあんの)
皿上を全て空にして、椅子にもたれかかった。

main

白炭 梨沙

「(あの子も……昔のわたしみたいにあんま食べたことない子なのかな……)」と外食よく解ってない?さらを見て思う

main

御堂晃成

しばらくして2人分のマーボー定食がテーブルに運ばれてくる

main

御堂晃成

「これがマーボー定食だ。食ったことは……なさそうだな」

main

愛蔵 さら

「ふわー……あかくてぐつぐつ……これ、たべられるの?」

main

白炭 梨沙

とりあえず運ばれてきた肉まんを両手に持って
肉まんを食べながら次に食べる肉まんを考えてる

main

御堂晃成

「勿論。ここのは少し辛めだが慣れるとウマいんだ」

main

GM

肉まんを両手に持つ彼女のバストは、それに劣ることのない豊満であった。

main

御堂晃成

「それじゃ、いただきます」
両手を合わせる

main

夏目 街輔

力が強くなったのはまだ良い(よくはない)が、この食欲だけはどうにかならないものか。
"店長"に詳しく聞いてはいないが、超人でも餓死するとかありそうで食わないわけにもいかねえし。

main

愛蔵 さら

「へー……じゃあ、いただきます?」
御堂の仕草を見て、真似するように手を合わせる。

main

御堂晃成

続いてレンゲで真っ赤なマーボーを掬って一口

main

御堂晃成

「……ん?今日はいつものような刺激がないな?」

main

愛蔵 さら

「……いぴゅっ!? こーせー! これ、あつい!!!!」
おもむろに手を麻婆豆腐の中に突っ込み、慌てて手を引く。

main

御堂晃成

テーブルに置いてある唐辛子をドバッとかけて再び口へ

main

御堂晃成

「そうそうこれくらいで……って」

main

御堂晃成

「そうか……箸や匙の使い方から教えなきゃいけなかったな」

main

夏目 街輔

(子供がうるせえな……落ち着かねえ)
飯も食ったし、店を出ようと立ち上がる。

main

白炭 梨沙

「騒がしいな……やっぱり外食が珍しいのかな……って、んん?」思わず視線を向けて麻婆豆腐に手を突っ込んでる娘を見て左手の肉まんを落とす

main

愛蔵 さら

「うー……“かみしろ”だと、そんなのおそわらなかった。てでたべられるのだけだされたよ……?」
ふーふーっと手に息を掛けながら涙目で。

main

夏目 街輔

(かみしろ?)
立ち上がった姿勢で、固まる。

main

御堂晃成

指でしーと合図

main

白炭 梨沙

「んん……!?」右手の肉まんも落とす

main

夏目 街輔

(考えすぎか?神城グループっつったらそりゃあ大企業だ、街中で広告も大々的に流れてやがる)

main

御堂晃成

「外で"かみしろ"の名前を出すのはマズい。誰が聞いているかわからないからな」小声で諭す

main

GM

──その刹那、白炭と夏目に戦慄が走った。
見た目が幼く、言動や行動がどこか怪しい少女が自分の調査対象である『神城』と言い放ったからだ。

main

愛蔵 さら

「どうしたのこーせー? ……へんなかっこう! これなに? しー?」
アハハっと笑いながら真似をして、自分の前に指を立て、シーっと音を立てる。

main

御堂晃成

とはいえ既に2人には気づかれている

main

白炭 梨沙

「てで食べられ……?」齧っていた口に含んでいた肉まんを呑み込む

main

御堂晃成

「……そこからか?そこから教えないとか?」
ディスコミュニケーションこわい

main

愛蔵 さら

「わかった、もう言わないっ! “かみしろ”ダメ!」
素直に頷きつつ、最後に大きな声で告げてしまい。

main

夏目 街輔

(ただ口走っただけなら隠す必要もねえ、つまりはそういう事だろ)
一度立ち上がったが、再び座り、背もたれに体重を預ける。
(あの親子を追うか)

main

GM

この男と少女は、何かしらで己のヤマに関わっている可能性が高い。
見逃す訳にはいかないだろう。ただでさえ、相手が相手なだけあって苦戦しているのだから。

main

愛蔵 さら

「……おとーさんいなくなっちゃったのも、いっちゃだめ?」
こてんと首を傾げる。

main

御堂晃成

「……誰かと話をする時は話していい人かどうかを考えてから口にするんだ。残念ながら世の中はさらに優しい人ばかりじゃないからな」

main

御堂晃成

「おいおいわかると思う。それより……」

main

夏目 街輔

(訳ありにも程があんだろ……)
ややげんなりとしつつ、親子が食べ終わるのを待ち構える。

main

愛蔵 さら

「ん……じゃあ、こーせーにだけはなすね!」

main

御堂晃成

周囲を見渡す。こちらの様子を気にかけていそうそうなのが2人

main

御堂晃成

(高校生と……デカパイちゃんか……ぱっと見たところ神城の関係者ではなさそうだが……)

main

白炭 梨沙

「あー……ごめんなさい。今、”かみしろ”って言いましたね?」椅子を座りながら動かして近寄って小声で

main

愛蔵 さら

「とぅれ……? ……んっ!」
口の前で、指を立てて、しーの構え!

main

白炭 梨沙

「それも……訳アリそうで」おとうさんが~の部分を指して
肉まんが乗った皿を2人のテーブルに乗せる

main

御堂晃成

「……キミは?」小声で

main

白炭 梨沙

「……わたし、この街で心霊関係の揉め事とか扱ってるんです。”心霊”の」あるなら名刺もその皿に乗せましょう

main

白炭 梨沙

「あ、コレ良かったら」と名刺ごと皿を勧める

main

GM

御堂ならば、心霊コンサルタント事務所『オフィスF』の存在は聞いたことはあるだろう。

main

愛蔵 さら

「しん、れー……?」

main

白炭 梨沙

「超常現象とも言う。……フツー、じゃないこと?」

main

御堂晃成

「『オフィスF』……だと!?あの……!?」

main

愛蔵 さら

「ふつー……わからない。……こーせーがねらいなら、あげないよっ!」
ぅーっと威嚇するように、御堂の手を掴み、警戒の声をあげる。

main

白炭 梨沙

「有名……というか、すごいのは所長ですけど」

main

白炭 梨沙

「コーセーさん?狙い……とかじゃないよ。話聞きたいのは……そっちの方?」

main

御堂晃成

「大丈夫だ、さら。この人はキミに害を為すような人ではなさそうだから」

main

愛蔵 さら

「…………そう、なの?」

main

白炭 梨沙

「神城が、何かを隠したがってるみたいなの。最近の事件に関わってるコトを……ね」

main

愛蔵 さら

「しー、しなくていい?」

main

御堂晃成

「それは……」
もう一人の高校生に視線を向ける

main

GM

そして、これ以上の話しをオープンなスペースでやるのは身の危険もある。
御堂ならば、裏社会の情報交換に使われている隠れ家のような店を幾つか知っているはずだ。

main

御堂晃成

「そうだな……話す前に場所を移そう」

main

夏目 街輔

「…………」

main

夏目 街輔

ため息を一つ。最近マジで増えた。そのうちストレスで髪の毛抜けるんじゃねえかな、マジで。

main

夏目 街輔

「すまん、俺も噛ませてもらって良いか」

main

白炭 梨沙

「あ、やっぱり君もコッチの人」

main

愛蔵 さら

「……っ! かむきなら、あげないよっ!!」
御堂の腕にぎゅっと抱き着き、大事に守るように睨む。

main

GM

人数、そして見た目が未成年もいることからオーセンティックなバーに連れて行くわけには行かず、御堂は個室が完備されている雀荘を目指すことにするだろう。

main

夏目 街輔

「こんなオープンスペースで堂々とオハナシしようとしてたから、あんたらがどっちか判断できなかった。悪いな」

main

御堂晃成

「話をするつもりはなかったがな。偶然とはいえ恐ろしいものだ」

main

白炭 梨沙

「まぁ、いきなりだったから」

main

白炭 梨沙

「でも、この巡りあわせは大事にしなきゃだと思う」

main

愛蔵 さら

「こーせーがいいっていうなら、いいけど……」
なんだか納得いってない感をだしつつ、渋々と。

main

御堂晃成

「とりあえず……急いで食ってしまうから少しだけ待っててくれ」

main

夏目 街輔

「……ああ、ごゆっくりどうぞ」

main

白炭 梨沙

「どうぞどうぞ」こちらも肉まんを頬張る

main

御堂晃成

猛スピードで白米とマーボーをかき込む

main

愛蔵 さら

「……こーせー、これ、つかいかたこれでいいの?」
鷲掴みにしてレンゲを片手に見様見真似で四苦八苦しながら食べていく。

main

御堂晃成

「あってる。初めてにしてはなかなか上手いぞ」

main

愛蔵 さら

「んっ、あ……えへへぇ♪」
嬉しそうにしながら、一生懸命食べて。

main

白炭 梨沙

「(はじめて……)」ぽいぽいと2人より先に食べ終わるようにと肉まんを口に放り込む

main

愛蔵 さら

「ごちそーさま! ちょっとしたがピリピリしたけど、おいしかったぁ!」

main

御堂晃成

数分後、テーブルの上には空になった食器だけが残されていた

main

御堂晃成

「ごちそうさま。口に合ったようでよかった」

main

夏目 街輔

「…………」

main

御堂晃成

「さて……話の続きは俺の馴染の店でいいか?」

main

白炭 梨沙

「んぐ。……うん、大丈夫です」

main

GM

御堂は、この4人の中では一番年齢も高く、ひとまず彼に従うのが得策に思えるだろう。

main

愛蔵 さら

「んっ!」
もっとも信頼している御堂に全て任せると頷き。

main

夏目 街輔

一瞬、「cold glycerin」跡地も考えたが、犯人がうろついているとも限らない。顔色悪いオッサンについていくことにした。

main

夏目 街輔

「ああ、それで良い」

main

御堂晃成

「理解が早くて助かるよ」

main

御堂晃成

そうして情報交換のため個室が完備されている雀荘へ3人を案内する

main

GM

卓に着き、4人は情報交換を始める。
──無論、麻雀を打つフリをして。

main

御堂晃成

「……高校生のキミ、神城の名前に反応していたようだが何かあったのか?」

main

夏目 街輔

「俺からかよ、順番的にお姉さんじゃねえの?」

main

白炭 梨沙

「…………何も書いてない、はずれ」パンフレット片手にとりあえず並べる

main

白炭 梨沙

「わたしは一応神城が隠してるコトを探りたいって大本の事情は言ったけど……男子高校生が何で神城を気にしてるのかなって」

main

白炭 梨沙

「就活ってやつ?」

main

愛蔵 さら

「かみしろ、つまらないよ? ずっとおなじところにいるか、へんなばしょにつれてかれてなにかジロジロみられるの!」

main

夏目 街輔

「あ〜、あぁ……」
どこまで正直に話すか逡巡し、神城グループを名乗る人間と出会った旨を明かすことにした。

main

夏目 街輔

「知り合いが殺されてな、赤いペンキぶちまけたみたいに。そんでそこに神城グループ所属って自称する謎の人間がいたワケ」

main

白炭 梨沙

「へぇ……」

main

御堂晃成

「なるほど……にわかには信じがたいがキミがここにいる理由は理解できた」

main

夏目 街輔

「高校生探偵とかじゃねえから安心してくれ……」

main

白炭 梨沙

「気になっちゃうお話だね。こっちもソレ関係だよ」

main

御堂晃成

「それなら神城を探るのがスジだろうな」

main

愛蔵 さら

「とぅれ……ころされる、ってなぁに?」
言葉の意味すら理解できてないといった様子で。

main

夏目 街輔

「ああ、それと、こっちじゃ俺はニュービーだから。そこんとこよろしく」

main

白炭 梨沙

「最近噂のジャムみたいになっちゃう多分殺人事件。それの警察の捜査が圧力でストップかけられてるってコトらしいから」

main

白炭 梨沙

「現場にグループの人がいたんじゃあ……神城も頑張っちゃうか」

main

御堂晃成

「生命活動を停止……つまり死に至らせることだな」とさらに

main

愛蔵 さら

「し……」

main

夏目 街輔

「ああ、死んでた。それも、俺らの同類が」

main

御堂晃成

「なら犯人は"こっち側"というわけか」

main

夏目 街輔

「そういうもんなのか」

main

白炭 梨沙

「超人を何とか出来るのは、同じ超人だけだしね」

main

御堂晃成

「ただの人間にやすやすと殺されたりしないだろう?」

main

夏目 街輔

「さっき言ったろ、俺はニュービーなんだ。そういう話は専門外だ。どっかに教科書とかあんのか?それとも塾か予備校か?」

main

御堂晃成

「教えてくれる奴はいたぞ。俺の時は少々変わった奴だったが……さて、俺の……いや、俺達の話がまだだったな」

main

白炭 梨沙

「たいていは師匠に習う徒弟みたいなもんだよ」

main

白炭 梨沙

「大きいところはたいてい秘密結社だからね」

main

愛蔵 さら

「こーせーのこと、ばかにするならおこるよ!」

main

夏目 街輔

「……調子狂うな」

main

御堂晃成

「神城の名は出したが2人のような事件とは直接関わりのある話ではないかもしれない。そこいるさらの父親的存在が神城の研究者だったようだが数日前に突然失踪した。それで彼女の父親を探し出すために神城の人間に当たれないかと考えていたところだったんだ」

main

愛蔵 さら

「はえー……こーせー、すごい。うん、そんなところ!」

main

GM

御堂はうっかり忘れているが、彼にとってはさらとの出会いこそが事件ではあるのだが……。

main

御堂晃成

それはそう

main

夏目 街輔

「結局振り出しか、どうするよ」

main

白炭 梨沙

「そのおとうさんが消えた時期と事件の時期が……って2つの点を線で結んで相関って言ってもいいけど……」

main

白炭 梨沙

「何にせよ普通にやってたら大企業バリアでろくに調べられなかったんだから、手掛かりになりそうってだけでヨシ!じゃんね」

main

愛蔵 さら

「わたしは、おとーさんさがすよ! おとーさん、こーせーがいうには、せんせーですごいっていってた! だから、なにかしってるんじゃない?」

main

愛蔵 さら

「あとね、こーせーと、“あいしあう”するの! おとーさんさがして、“あい”みつけたよって、いうのっ!」
御堂の方を見て、にこやかな笑みを浮かべる。

main

御堂晃成

「……後で言葉の勉強をしようか」

main

白炭 梨沙

「あい……!」

main

夏目 街輔

「そいつに話聞ければ良いんだけどな、顔も名前も知らねえときた。おまけに幼女と愛し合ってて最高だな。最近俺の中で倫理観が崩壊してんだ。助けてくれ」

main

白炭 梨沙

「学生は大変だね……」

main

愛蔵 さら

「???」
何が悪いのか分かってない顔。

main

御堂晃成

「人をおかしな目で見るんじゃない。俺は正常だぞ」

main

夏目 街輔

顔を両手で覆う。タトゥー入れただけでこんなことになるか。そんなに悪いことだと知らなかったんだ。おお神よ。

main

白炭 梨沙

「わたしは心霊というかオーヴァード事件に首を突っ込むぶっちゃけ裏家業だし……そちらさんも裏の人でしょ?」

main

御堂晃成

「ただ神城を探るというのならお互いに協力できる部分はあるかもしれない。名乗り遅れたが俺はこういう者だ」

main

御堂晃成

名前と携帯だけが書かれたいかにも怪しげな名刺を差し出す

main

夏目 街輔

「どいつもこいつも裏裏裏だ。もうちょい表側行かねえ?大学選びについてとか聞きてえんだけど」
名刺を受け取る。

main

白炭 梨沙

「御堂コーセーさん……なるほど漢字はこうなの」読みはもう解ってるから

main

愛蔵 さら

「むっ、またこーせーのことばかにしたっ」

main

御堂晃成

「裏の裏は表だろう?万物は表裏一体、どう見るかだ」

main

白炭 梨沙

「こっちの仕事に学歴関係無いし……何ならわたし学校行ってないし……」

main

愛蔵 さら

「がっこー……ってそんなにだいじ? おいしいの?」

main

夏目 街輔

各々の答えを聞き、今日一デカいため息が出た。

main

夏目 街輔

「いやもう……いったん置いておくぞ」

main

夏目 街輔

「名刺もらったは良いけど、あんた何屋さんなんだ。名前と電話番号だけとか怖えよ。肩書きなり何なり書いたほうが良いと思うぞ。高校生からのアドバイスだ」

main

御堂晃成

「俺か?俺は情報屋というやつだ」

main

夏目 街輔

「おお、男の子の憧れの職業だ。生きてて出会う機会があるとは思わなかった」

main

白炭 梨沙

「わっ!今一番欲しい人」

main

夏目 街輔

「都合よく情報屋さんがいるんだ。色々調べてもらおう」

main

白炭 梨沙

「コーセーさんは情報屋。わたしもオーヴァードや警察系のコネはあるし、ニュービーの夏目くんは現場で参考人に会ってる」

main

白炭 梨沙

「とりあえず、お互い色々持ちよれば……出来ることもある、よね?」

main

愛蔵 さら

「わたし! わたしも、なにかてつだう! てつだえるよ!」

main

御堂晃成

「勿論。『オフィスF』の協力を得られるならこれほど心強いものはない」

main

白炭 梨沙

「もちろんさらちゃんは……重要参考人!貴重なお話が聞けそうだもんね」

main

夏目 街輔

「なんとかうまいこと働かずに情報だけ貰えねえか、高校生に任せねえでくれ」

main

白炭 梨沙

「『働かざる者食うべからず』……らしいよ、夏目くん」

main

愛蔵 さら

「んっ! ……しー、しなくていいよね、こーせー?」

main

御堂晃成

「情報はカネと同じだ。自分のとこに流れて来る仕組みさえつくりゃ働かなくても入って来るが、仕組みを作るまでは汗水たらして働かないといけないぞ」

main

御堂晃成

「大丈夫だ。この2人なら話してもいいぞ」

main

夏目 街輔

「学生は学ぶことが仕事だろ?俺は受験生だ。寝る間も惜しんで勉強をする時期だ。参考書と友達にならないといけないんだ」

main

愛蔵 さら

「んっ、わかった!」

main

白炭 梨沙

「学生って大変なんだね……やっぱ学校行かなくてよかったのかも」

main

夏目 街輔

「基本的に未成年でも容赦なく使い潰そうとしてくるよなこの界隈……」

main

夏目 街輔

「……あ、続けて?」
幼女へ続きを促す。

main

御堂晃成

「未成年だからできることもある」

main

御堂晃成

「倫理的にはどうかと思うが学校に怪物が紛れ込む話を聞くと綺麗事ばかりも言ってられないのだろう」

main

愛蔵 さら

「んっ、おとーさんはすうじつまえにきえちゃった。なんできえたかはわからないけど、せんせーってよばれてたよ。わたしはね、おとーさんがいなくなってから、“かみしろ”からにげだして、こーせーとあったの!」

main

白炭 梨沙

「結構お偉いさんっぽいねおとうさん」

main

愛蔵 さら

「こーせーはね、わたしをみても、にげたり、さけんだり、しなかったの! わたしといっしょにいてくれるひとなんだって、すぐわかった! だから、おとうさんのいってた“あい”をおしえてくれるひとだって、わかったの!」

main

愛蔵 さら

「だから、こーせーと“あいしあう”。おとーさんをみつける。それが、わたしのもくてき。いじょー!」

main

白炭 梨沙

「……にげられたことあるの?だれかに」

main

愛蔵 さら

「ん、いっぱい。わたしをみると、こえをあげてにげだすひと、いっぱいいた」

main

愛蔵 さら

「おとーさんは、そんななかでも、わたしをかわいがってくれた。さら、あいをしりなさいって、いって」

main

白炭 梨沙

「こんなにかわいいのに」撫でようかなと手を伸ばしてみる

main

愛蔵 さら

「んっ……」
目を細めて猫のような顔で心地良さそうに撫でられる。

main

御堂晃成

「初めて出会った場所は路地裏だったな。危なっかしくて見てられなかったから保護したわけだ」

main

白炭 梨沙

「おお……まぁ夜中に小っちゃい子が一人でいたら怖いかな?色んな意味で」とりあえず所長の真似で撫でておく

main

夏目 街輔

「厄介ごとにゃ巻き込まれたくないわな」

main

愛蔵 さら

「にげないひとは、すきよ?」

main

GM

それぞれの背景に何処か疑念もあるが、今は手分けして協力するのが目的に近づける最短の方法であるのには間違いない。

main

夏目 街輔

「まあ、良いよ。仕事はする。けど分かんねえからああしろこうしろみたいな指示はくれ」

main

御堂晃成

「助かる。受験生だからなるだけ負担をかけないよう努力はする」

main

白炭 梨沙

「こまめに色々共有したいね。とりあえずここのみんなで協力……していきましょー!」

main

愛蔵 さら

「こーせー、わたし! わたしは、いっぱいてつだうからなんでもいって!」

main

夏目 街輔

「元気良いな……」

main

御堂晃成

「ああ、さらも頼りにしてるぞ」

main

愛蔵 さら

「えへへへ……♪」

main

御堂晃成

それでは……出発でもよろしいです?

main

白炭 梨沙

ですね

main

愛蔵 さら

OK

main

夏目 街輔

「ああ……案外長居したな」

main

白炭 梨沙

「それじゃ何かあったら名刺の番号にお願い。こっちもすぐ教えるから」

main

御堂晃成

「ああ。お互い協力できるところは協力していこう」

main

愛蔵 さら

「んっ、なにかわかったらおしえてね!」

main

夏目 街輔

「ああ……」
生返事。今日は疲れた。

main

御堂晃成

そうして料金を精算して店を出る。雀卓の上には麻雀をやっていたとは思えないような出鱈目に並べられた牌が残されていた

main

GM

4人は情報収集の為、C県S市の混沌とした街の中に入り込んでゆく。

main

GM

main

GM

ミドルシーン 全員登場をどうぞ

main

愛蔵 さら

1d10+41 (1D10+41) > 9[9]+41 > 50

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 41 → 50

main

夏目 街輔

1d10+70 登場 (1D10+70) > 2[2]+70 > 72

main

白炭 梨沙

1d10+49 登場 (1D10+49) > 7[7]+49 > 56

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 70 → 72

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 49 → 56

main

御堂晃成

1d10+57 登場 (1D10+57) > 4[4]+57 > 61

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 57 → 61

main

GM

4人が店を後にし、調査に向かおうとして路地に入った刹那。

main

GM

知覚かRCで難易度8の判定をどうぞ。

main

御堂晃成

5dx+2 〈知覚〉で (5DX10+2) > 7[1,1,3,5,7]+2 > 9

main

夏目 街輔

3dx10+1 知覚 (3DX10+1) > 10[5,6,10]+5[5]+1 > 16

main

白炭 梨沙

4dx10 〈知覚〉 (4DX10) > 6[1,1,6,6] > 6

main

愛蔵 さら

(1)dx(10) 【知覚】判定 (1DX10) > 8[8] > 8

main

GM

白炭以外は、敵意のようなものがこちらに向けられていることに気づく。

main

GM

これで敵からのアンブッシュは防げそうだ。

main

愛蔵 さら

「……こーせー」
路地の奥を睨んで、袖を掴む。

main

白炭 梨沙

「さーて……お世話になってる人たちのところ回んないとかなー……」普通に歩き出そうとする

main

御堂晃成

「……わかってる。傍を離れるんじゃないぞ」

main

夏目 街輔

「おおいお姉さん待てよ、パパラッチが来てんぜ」
白炭をそれとなく引き留める

main

白炭 梨沙

「うん?……あれ」夏目君に声を掛けられ、2人組がピリッとしてるのを感じて

main

愛蔵 さら

「パパ……? ……おとーさんなの?」

main

御堂晃成

(数は……1、2、3……こちらと同数か……?)

main

神城:コマンダー

「……こちらの気配に気づくとは見事だ」
前方から声が聞こえ、主が姿を見せる。

main

御堂晃成

「……殺気が強すぎる。まるで気づいてくれと言わんばかりだ」

main

神城ブラックオプス

しかし、声の主以外の数人がキミたちの前後を挟み込むようにして展開しているのは分かるだろう。

main

白炭 梨沙

「わっ。……最近引きこもってばっかりだったからな。そりゃ所長さんに蹴り出されるかなー……」

main

白炭 梨沙

「ありがとね、夏目くん」

main

御堂晃成

「ただの噂好きと未成年者に何の用だ?恨まれるような真似はしていないはずだが」

main

神城:コマンダー

「そうか。それは済まなかったな。だが賢明な諸君なら理解できるはずだ。どうして諸君らの命が狙われるのかを」

main

神城ブラックオプス

一斉に武器を構える。

main

愛蔵 さら

「そうだよ! こーせーと“あいしあう”するの! じゃましないで!!」

main

御堂晃成

(神城か……?)チラとさらに視線を向ける

main

夏目 街輔

「あんたら最近スクープになるようなことした?週刊誌の記者さんがお出迎えだ。俺は普通の高校生だから心当たりはねえんだ。悪かったな」

main

白炭 梨沙

「圧力というか暴力で抑えに来るとは……手掛かりゲットになるといいけど」

main

御堂晃成

「問答無用ってわけか」

main

神城:コマンダー

「まさか、捕獲対象をこうも簡単に見つけるとはな。運はいいようだ。悪く思うなよ」
銃を向け、引鉄に指をかける。

main

夏目 街輔

「ちなみに名刺とかってもらえるか?是非とも就職活動の参考にさせていただきたいんだワ」

main

御堂晃成

「名刺なら倒してから奪う方がいいと思うぞ」

main

愛蔵 さら

「とぅれ……っ!」
警戒するように身を屈める。

main

夏目 街輔

「おいおいそんな暴力的なことしたら正当防衛が成立しねえだろ」

main

神城:コマンダー

「悪いが、俺たちに名刺はない。欲しいなら、上に頼むんだな」

main

白炭 梨沙

「向こうから手を出してきたんだし……思いっきりやり返せるよ。やったね」

main

御堂晃成

「あまり頼りたくなかったがやるしかない……か」

main

夏目 街輔

「なあ今からでもやめねえ?マリオゴルフで決着つけねえ?」

main

GM

見通しの悪い空間での戦闘のため、敵味方含めて全員の最大射程が10mまで減ります。

main

GM

PC全員のトループから前方10mにコマンダーと兵士1人、後方10mに兵士2人の配置。

main

御堂晃成

着古したスーツのポケットに手を入れて"それ"の感触を確かめる。有機物と無機物の中間のような不思議な手触りをした一見装飾を施された石のようなそれを握りしめると

main

御堂晃成

掌の中で銃のような形状へと変わっていく

main

神城:コマンダー

「弊社のために──死ね」

main

GM

避けられない戦いが、始まる。

main

白炭 梨沙

「多数決でリアル大乱闘になっちゃった。残念だね夏目くん」
手袋を雑に脱いで地面に投げ捨てる

main

愛蔵 さら

「とぅれ……り……り!」
屈めた身、その背の色が緑色に変色していく。
うねうねとそこだけ別の生き物かのように揺らめき始める。

main

夏目 街輔

「マァジ?せめてタイマン希望なんだけど。乱行プレイは興奮しねえんだ」
上着を脱ぎ、袖をまくる。

main

GM

第一ラウンド セットアップ

エネミーはなし

main

夏目 街輔

なし

main

愛蔵 さら

なし

main

白炭 梨沙

なし

main

御堂晃成

なしです

main

GM

行動値16 コマンダー

main

神城:コマンダー

メジャー:対象3体 射程視界の対象が行う次のメジャーのC値-1、判定ダイス+4個

main

神城:コマンダー

「遊んでやれ、お前たち」

main

GM

部下に的確な指示を出した。

main

GM

行動値12 神城ブラックオプス

main

神城ブラックオプス

1は

main

神城ブラックオプス

1D4 (1D4) > 3

main

神城ブラックオプス

メジャー:ワイヤーウイップ 射程:10m 対象:単体

main

神城ブラックオプス

12DX9+1 白兵 をさらへ (12DX9+1) > 10[1,1,4,5,5,6,7,7,9,9,9,9]+10[3,5,9,10]+10[1,10]+2[2]+1 > 33

main

愛蔵 さら

(6)dx(10)+1 〈回避〉判定 (6DX10+1) > 9[1,1,4,5,8,9]+1 > 10

main

愛蔵 さら

ダメ、くらいます

main

神城ブラックオプス

4D10+12 ダメージ (4D10+12) > 39[10,10,10,9]+12 > 51

main

system

[ 愛蔵 さら ] HP : 33 → -18

main

愛蔵 さら

1d10 リザレクト (1D10) > 8

main

system

[ 愛蔵 さら ] HP : -18 → 8

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 50 → 58

main

神城ブラックオプス

警棒と思われた獲物が伸び、さらを絡めとる。

main

愛蔵 さら

「きゃ……っ!?」
身構えていたが、不意に伸びた警棒に気付かず強かに打ち付けられる。

main

御堂晃成

「さら……ッ!」

main

神城:コマンダー

「は、並みの相手なら仕留められたものをよく耐え抜いたものだ。しかし、それもいつまで続くかな?」

main

白炭 梨沙

「結構な装備だね」

main

愛蔵 さら

「や……った、なぁっ!!」
殴られ、一瞬倒れ伏すが、バネのような身の動きで身を起こし、野生動物がする威嚇のように全身で警戒を露わにする。

main

神城ブラックオプス

2は

main

神城ブラックオプス

1D4 (1D4) > 4

main

神城ブラックオプス

メジャー:ワイヤーウイップ 射程:10m 対象:単体

main

神城ブラックオプス

12DX9+1 白兵 をさらへ (12DX9+1) > 10[1,1,1,3,5,5,7,7,8,9,9,10]+7[3,7,7]+1 > 18

main

愛蔵 さら

(6)dx(10)+1 〈回避〉判定 (6DX10+1) > 7[1,3,4,6,7,7]+1 > 8

main

愛蔵 さら

だめー!

main

神城ブラックオプス

2D10+12 ダメージ (2D10+12) > 12[8,4]+12 > 24

main

system

[ 愛蔵 さら ] HP : 8 → -16

main

愛蔵 さら

1d10 リザレクト (1D10) > 2

main

神城ブラックオプス

卓越した連携で”捕獲対象”を追い詰めていく。

main

system

[ 愛蔵 さら ] HP : -16 → 2

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 58 → 60

main

愛蔵 さら

「はぐ、きゅ……ぁあっ!?」

main

夏目 街輔

「後ろにもいるんかよ、徹底してらっしゃることで」

main

神城:コマンダー

「いいぞ、そいつは連れて帰る必要があるからな。他は皆殺しにしても構わん」

main

御堂晃成

「くっ……あくまでさらを標的にするか……神城の連中は徹底しているな」

main

神城ブラックオプス

3は

main

神城ブラックオプス

1D4 (1D4) > 4

main

神城ブラックオプス

メジャー:ワイヤーウイップ 射程:10m 対象:単体

main

白炭 梨沙

「いやー……プロだね」

main

神城ブラックオプス

12DX9+1 白兵 をさらへ (12DX9+1) > 10[1,1,4,4,5,5,5,7,8,8,9,10]+8[1,8]+1 > 19

main

愛蔵 さら

(6)dx(10)+1 〈回避〉判定 (6DX10+1) > 10[1,2,4,5,7,10]+10[10]+4[4]+1 > 25

main

神城ブラックオプス

「……!?」

main

愛蔵 さら

「なんども、あたらない……よっ!!」
服をボロボロにしながら、それでもどうにか最後の攻撃だけは身を躱す。

main

白炭 梨沙

「わっ。……思った以上にさらちゃんスゴイねぇ」

main

夏目 街輔

「おー、かわせるもんなんだ。身体やわらけえのな」

main

神城:コマンダー

「まぐれにしては、上出来だ。流石は、教授の研究対象だ」

main

愛蔵 さら

「やわらかさにはじしんあるの! せまいところとか、いっぱいはいれるし!」

main

GM

行動値10 白炭か御堂

main

御堂晃成

どうしましょう先動きます?

main

白炭 梨沙

お互い単体殴りですからね

main

御堂晃成

一応ミサイルはあります

main

白炭 梨沙

本当だインプラントミサイルお持ちだった

main

白炭 梨沙

こっちで一度指揮官殴ってカバー消費狙ってみます?

main

御堂晃成

ではこうしましょう。コマンダーと工作員のいるエンゲージにミサイルを撃ち込み、生き残っていたら掃除で

main

愛蔵 さら

コマンダー潰せば一気に弱体化できそうですしね

main

御堂晃成

大体考えること一緒ですね

main

白炭 梨沙

そうだね
じゃあ先にミサイルお願いしても?

main

御堂晃成

はーい

main

御堂晃成

マイナーアクションでコンボ▼"#$%&'(=~|(?+M`*`@ (発音不可)(オリジン:プラント+オールシーイングアイ)、シーン中、感覚を使用した判定の達成値+20

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 61 → 67

main

御堂晃成

それは防衛反応なのかそれとも戦闘本能なのか。体内の友達が活性化すると共に五感が研ぎ澄まされていくのを感じる

main

御堂晃成

(相変わらず気持ち悪いが愚痴を垂れている場合じゃねえ)

main

御堂晃成

メジャーでインプラントミサイルをコマンダーと工作員のエンゲージで発射

main

GM

どうぞ

main

御堂晃成

5dx+19 射撃 (5DX10+19) > 8[2,3,5,6,8]+19 > 27

main

神城:コマンダー

回避値15

main

神城:コマンダー

装甲値10

main

神城ブラックオプス

10m以上離れた相手からの回避値+5

main

神城ブラックオプス

回避値17+5=22

main

神城ブラックオプス

装甲値5

main

御堂晃成

3d10+12 ダメージです。装甲は有効 (3D10+12) > 14[2,4,8]+12 > 26

main

神城:コマンダー

残り20HP

main

神城ブラックオプス

1は残り13HP

main

御堂晃成

袖の下から小型のミサイルが発射される。放物線を描いて飛んだそれは標的の近くに到達すると爆発し胞子のような何かをまき散らした

main

神城:コマンダー

「奇妙な兵器だが……その程度で倒れるほど俺たちはヤワじゃない」

main

御堂晃成

「くっ……火力が足りない……」

main

愛蔵 さら

「こーせーすごい!」

main

白炭 梨沙

「隠し武器!結構デカいの持ってたんだね」

main

GM

行動10-2 白炭のメインプロセス

main

御堂晃成

「護身用だがな。戦闘は苦手なんだ」

main

夏目 街輔

「……」

main

GM

先ほどの動きから、敵兵士は遠距離攻撃への身のこなしがあるように見える。
自信がないならば、接近戦に持ち込んだ方がいいかもしれない。

main

白炭 梨沙

「じゃあ……こういうのならどうかな!」
何時の間にか手の中にある石の造花に
地面に落ちた手袋が塵となり、周囲の地面も巻き込んで舞い上がる

main

白炭 梨沙

コマンダー狙いなのでとりあえず動かないで…
メジャーでコンセントレイト+原初の赤:マルチウェポン+砂の加護でコマンダーを攻撃

main

GM

どうぞ

main

白炭 梨沙

マイナーで武器を作成しておきます!

main

GM

はい

main

白炭 梨沙

舞い上がった塵を両の手でかきまぜる
ハンドレッドガンズ+ダブルクリエイトで攻撃力16の武器ふたつ

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 56 → 62

main

白炭 梨沙

9dx8-1 (9DX8-1) > 10[2,3,3,7,8,8,9,10,10]+10[1,3,7,8,10]+10[3,9]+6[6]-1 > 35

main

神城:コマンダー

回避値15

main

神城:コマンダー

装甲値10

main

白炭 梨沙

4d10+26 装甲ガード有効 (4D10+26) > 28[6,8,10,4]+26 > 54

main

神城:コマンダー

撃破

main

白炭 梨沙

そのまま無数の刃と化した、ガラス質の灰の渦巻を挟み込むようにコマンダーへ
両の手でぺちんと挟み込むように質量で圧し潰す

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 62 → 71

main

神城:コマンダー

「むぅぅ……油断、したか。おのれ……デカp」
コマンダーは戦闘不能になり、引き下がる。

main

夏目 街輔

(何言おうとしてんだあいつ…)

main

愛蔵 さら

「デカ……?」

main

白炭 梨沙

「なるほど……タイマンに持ち込めば、それぞれはそこまで怖くないかも」

main

白炭 梨沙

「デカ……公安の刑事が来る前に撤退ってことかな」

main

GM

行動値6 夏目

main

夏目 街輔

じゃあまあ削れてるやつを

main

GM

前方の1狙いと。行動宣言をどうぞ

main

夏目 街輔

すみませんレイジーアームの使用タイミングっていつになるんですかね…?

main

白炭 梨沙

攻撃の直前に使用とありますね

main

夏目 街輔

確かに、白兵攻撃の直前でしたね

main

夏目 街輔

マイナーアクションでアームバンカーを装備(展開)します

main

夏目 街輔

メジャーアクションでコンボ<鉄パンチ>(コンセントレイト+アタックプログラム)
対象は神城(1)

main

GM

どうぞ

main

夏目 街輔

6dx9+15 白兵 (6DX9+15) > 10[3,6,6,7,7,9]+4[4]+15 > 29

main

神城ブラックオプス

10m以上離れた相手からの回避値+5

main

神城ブラックオプス

回避値17+5=22

main

神城ブラックオプス

装甲値5

main

夏目 街輔

3d10+15 装甲有効 ダメージ時BS硬直付与 (3D10+15) > 18[10,6,2]+15 > 33

main

神城ブラックオプス

1は撃破

main

夏目 街輔

「とりま、前のやつ片しておくわ」

main

神城ブラックオプス

「……!」
1は戦闘不能になり、退却。

main

愛蔵 さら

「めんどうそうだったのに、やるときはやるんだね!」

main

夏目 街輔

「こういうとこマメなやつがモテるんだ」
前腕部が稼働し、前方の敵へ指向性を持った雷撃を放つ。

main

白炭 梨沙

「数の差が一番の武器だしね」

main

御堂晃成

「これで数的優位は確保できたな」

main

夏目 街輔

「これ便利だけどさぁ、時間かかんだよなぁ」
アームバンカーが完全に展開され、口から白い煙を吐き出す。

main

GM

行動値3 さら

main

愛蔵 さら

マイナーで完全獣化+破壊の爪

main

愛蔵 さら

メジャーでコンセントレイト+伸縮腕、対象は神城兵2

main

GM

どうぞ

main

愛蔵 さら

(6+5-1)dx(8)+1 判定 (10DX8+1) > 10[1,3,3,4,6,6,6,9,9,10]+7[1,2,7]+1 > 18

main

愛蔵 さら

うわ

main

神城ブラックオプス

10m以上離れた相手からの回避値+5

main

神城ブラックオプス

回避値17+5=22

main

神城ブラックオプス

「……。」
路地の障害物を利用し、的確に躱す。

main

愛蔵 さら

「とぅ……れ……!」
野生動物のように、手足を地面につける。
ぼこぼこと泡立つように膨れあがる背中。
そこに幾つもの緑色の触手が生えていき、敵対する相手へと鋭い爪先を持つ触腕が躍りかかる。

main

愛蔵 さら

「っ……だめっ!?」
暴れるソレを制御できず。
バラバラと路地のあちらこちらに傷をつけていく。
その動きに規則性はなく、振り回されているのが見て取れるだろう。
緑色の粘液を滴らせる触腕は、路地の中で踊り狂う。

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 60 → 73

main

愛蔵 さら

以上!

main

GM

クリンナップからの第二ラウンドのセットアップからの

main

GM

行動値12 神城ブラックオプス

main

神城ブラックオプス

2は

main

神城ブラックオプス

1D4 (1D4) > 1

main

神城ブラックオプス

メジャー:ワイヤーウイップ 射程:10m 対象:単体

main

神城ブラックオプス

8DX10+1 白兵 を白炭へ (8DX10+1) > 8[1,2,2,3,5,6,7,8]+1 > 9

main

白炭 梨沙

3dx10 〈回避〉 (3DX10) > 5[1,4,5] > 5

main

神城ブラックオプス

2D10+12 ダメージ (2D10+12) > 10[9,1]+12 > 22

main

白炭 梨沙

「っと……わっ!」
大技を出した後の隙、そしてさらの暴れっぷりに気を取られた隙に…

main

神城ブラックオプス

ワイヤーが白炭の豊満なバストを強調させるように彼女の全身を締め付けていく。

main

白炭 梨沙

「あ、もうっ……、いっったいったら!」
咄嗟に纏う服の厚みを被弾部分に集めて衝撃を幾分か和らげる

main

system

[ 白炭 梨沙 ] HP : 26 → 4

main

神城ブラックオプス

3は

main

神城ブラックオプス

1D4 (1D4) > 2

main

神城ブラックオプス

メジャー:ワイヤーウイップ 射程:10m 対象:単体

main

神城ブラックオプス

8DX10+1 白兵 を御堂へ (8DX10+1) > 9[1,2,3,5,5,7,7,9]+1 > 10

main

御堂晃成

リアクションで《神の眼》

main

御堂晃成

5dx+22 (5DX10+22) > 9[2,5,6,9,9]+22 > 31

main

御堂晃成

振り下ろされる鋼鉄の鞭を目で見てすんなりと躱す

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 67 → 68

main

御堂晃成

「のんびりした攻撃で助かったよ。おかげで一張羅をボロボロにせずに済んだ」

main

GM

行動値10 白炭か御堂

main

白炭 梨沙

次はこっちから殴りますか

main

御堂晃成

お願いします

main

白炭 梨沙

では補正値が気になるのでマイナーで戦闘移動
エージェントさんたちに接敵

main

神城ブラックオプス

「……!?」
”揺れ”に気を取られる。

main

白炭 梨沙

体を拘束するワイヤーを柔らかい素材に変換
巻き取るように体を滑らせて接近

main

白炭 梨沙

「どこに気を取られてぇ……る、の、かなぁ!」
そのまま相手の装備を分解しての殴り
メジャーでンセントレイト+原初の赤:マルチウェポン+砂の加護を(3)に

main

白炭 梨沙

9dx8-1 (9DX8-1) > 10[3,3,4,4,5,5,8,8,8]+10[2,7,9]+1[1]-1 > 20

main

神城ブラックオプス

回避値17

main

神城ブラックオプス

装甲値5

main

白炭 梨沙

3d10+26 (3D10+26) > 14[7,2,5]+26 > 40

main

白炭 梨沙

インパクトの瞬間にメリケンサック的構築を挟んでおく

main

神城ブラックオプス

2はどこか満足げな顔で血を放ちながら戦闘不能になり、退却。

main

GM

行動値10-2 御堂のメインプロセス

main

御堂晃成

では残った一人に電気銃

main

御堂晃成

マイナーなし、メジャーでそのままぶっ放します

main

GM

どうぞ

main

御堂晃成

5dx+22 〈射撃〉で判定 (5DX10+22) > 10[3,3,5,8,10]+2[2]+22 > 34

main

神城ブラックオプス

10m以上離れた相手からの回避値+5

main

神城ブラックオプス

回避値17+5=22

main

神城ブラックオプス

装甲値5

main

御堂晃成

4d10+10 装甲値-15 (4D10+10) > 22[9,3,2,8]+10 > 32

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 71 → 80

main

御堂晃成

「これでも……くらえっ!」

main

神城ブラックオプス

残り2HP

main

神城ブラックオプス

「……!!」
気力でどうにか踏ん張る。

main

御堂晃成

銃のように見える不思議な物体から電撃が放たれ工作員を痺れさせる

main

御堂晃成

「あと少し……!」

main

御堂晃成

夏目君どうぞー

main

夏目 街輔

ういーっす

main

夏目 街輔

マイナーで神城(3)のところに戦闘移動

main

愛蔵 さら

きめちゃえ

main

夏目 街輔

メジャーアクションでコンボ<鉄パンチ>(コンセントレイト+アタックプログラム)
対象は神城(3)

main

夏目 街輔

6dx9+15 白兵 (6DX9+15) > 10[1,2,6,7,8,10]+4[4]+15 > 29

main

神城ブラックオプス

回避値17

main

神城ブラックオプス

装甲値5

main

夏目 街輔

3d10+15 装甲有効 命中時BS硬直付与 (3D10+15) > 12[5,4,3]+15 > 27

main

夏目 街輔

「ハイエナあざーっす」
白炭に視線を奪われている敵へ、躊躇なく拳を叩き込む。

main

神城ブラックオプス

3ノックアウトされ、そのまま退却。

main

愛蔵 さら

「……ごめんなさい、こーせー……わたし、やくにたたなかった」
肩を落とし、しょんぼりと。

main

御堂晃成

「気にしなくていい。無事で何よりだ」

main

夏目 街輔

「反省会はもうちょい待ってくれ。多分周りにはもういねえっぽいけど、あんたらどう?なんか感じる?」

main

愛蔵 さら

「……んっ。んん、とくになんにも」
励まされてちょっと元気を出しつつ首を振る。

main

白炭 梨沙

「撤退はした感じだけど……情報屋さんの方が解るかな?」

main

GM

どうにか追跡者たちを撃退した4人だった。

main

御堂晃成

「いや……今のところ特には感じるものはないな」

main

御堂晃成

「とはいえすぐに次の追手を放ってくるだろう。急ぎここを離れよう」

main

GM

更なる追っ手はいないが、これで”企業”の神城グループに既にマークされていることは明らかとなっただろう。

main

白炭 梨沙

「とりあえず、企業が本腰上げて妨害してる……というより狙ってるってのは確かだね」

main

白炭 梨沙

「───さらちゃんを」

main

夏目 街輔

「大企業様の腹ん中真っ黒黒じゃん」

main

愛蔵 さら

「……ぅー」

main

御堂晃成

「そうだな」

main

御堂晃成

「目立たないよう服装も変えるべきだろう。後でしまむらにでも連れて行くか」

main

愛蔵 さら

「ふく……? かってくれるの?」

main

夏目 街輔

「今日はもう流れで解散ってことでいいか?他なんかコンテンツある?」

main

御堂晃成

「その格好じゃな……」

main

御堂晃成

あちこち破れているさらの服装を見て眉をしかめる

main

愛蔵 さら

「わーい! ありがと、こーせー!」
ぱぁっと明るい笑顔になり、御堂に抱き着きつつ。
「ん……わたしは、なにもわかんないから」
ちょっとだけ申し訳なさそうに夏目と白炭を見る。

main

白炭 梨沙

「とりあえず次のコンテンツはこっちからログインしないとダメかな」

main

白炭 梨沙

「次の集合場所解ったらお互い連絡ね?」

main

御堂晃成

「そうしよう」

main

夏目 街輔

「あいよ、情報屋さんのとこに連絡入れるわ」

main

白炭 梨沙

「じゃ、ソロ狩りにならないよう気を付けようね。……次会う時のさらちゃん楽しみ」

main

愛蔵 さら

「ん、ありがと。しろずみも、またね!」

main

夏目 街輔

「じゃあな」
手を振って、そのまま帰路に着く。

main

愛蔵 さら

「なつめもまたね! またこーせーいじめたら、だめだからね!」

main

白炭 梨沙

「ん、またね」手を振って、手袋をはめ直して、てくてくと

main

御堂晃成

2人の背中を見送ってから

main

御堂晃成

「……さて、俺達も行くか」

main

愛蔵 さら

「うんっ!!」

main

御堂晃成

「先に言っておくがあまり期待するんじゃないぞ。正直さらくらいの年頃の女の子がどういうのを着るのかわからんからな」

main

愛蔵 さら

「こーせーがえらんでくれるなら、なんでもうれしい!」

main

御堂晃成

純粋な反応が眩しい

main

GM

御堂とさらは、夜中でもやっている市中のファッションセンターを訪れた。

main

御堂晃成

「こういう遅くまでやってくれている店は助かるな。あやうくドンキになるところだった」

main

御堂晃成

「そんじゃテキパキと選ぶか」

main

愛蔵 さら

「どんき? よくわからないけど、そこでもいーよ?」
安っぽい煽情的なナースコスでもなんでも、御堂が選んでくれれば喜んで着るだろうという確信があった。

main

愛蔵 さら

「はーい!」

main

御堂晃成

さらを連れて女の子向けの類が陳列してあるコーナーへと向かう

main

御堂晃成

(うーむ……思ったよりも心理的ハードルが高いな……)

main

愛蔵 さら

「とぅれりり♪ り♪ り♪」
腕に抱き着き、嬉しそうに一緒に歩いていく。

main

御堂晃成

何故なら当然そこには下着の類も置いてあるためだ。さらがいるとはいえ周囲からどういう目で見られているだろうか

main

御堂晃成

「さて……どういうのがいい?これか?それともこういうのか?」

main

愛蔵 さら

「んー……こーせーはどれきてたら、うれしい?」

main

御堂晃成

「そ、そうきたか……」

main

愛蔵 さら

「こーせーの、すきなふく。えらんでほしい。わたし、それきたい!」

main

御堂晃成

「自分が着たいものや似合いそうなものを着るべきだと思うが……それなら仕方ない」

main

愛蔵 さら

「わたし、そういうの……よくわからないから」

main

御堂晃成

マネキンに着せてあるコーディネートを参考にさらに合いそうなものを適当に見繕う

main

御堂晃成

「……これでいいんじゃないか?さら、試着室で着てみてくれ」

main

愛蔵 さら

「わーい! ありがとう、こーせー! ……しちゃくしつ?」
受け取り、喜んでその場で着替えようと、サマードレスの裾を捲ろうとした所で、きょとん、と。

main

御堂晃成

「ああ、買う服がちゃんと合っているかサイズに問題がないか判断できるよう実際に着て確かめることができるんだ」

main

御堂晃成

「試着室は……あそこか。連れて行ってやる」

main

愛蔵 さら

「ん、……うんっ!」

main

御堂晃成

最寄りの試着室へさらを連れて行き中へ

main

御堂晃成

「ここで着替えてみてくれ。終わったら声をかけてくれ」

main

愛蔵 さら

「……こーせーは、はいらないの?」

main

御堂晃成

「……入るわけないだろう。捕まるぞ」

main

愛蔵 さら

「ぶー……みててほしかったのに!」

main

御堂晃成

「とりあえずほれ、スカートだ」
年頃の少女が履きそうなスカートを渡す

main

愛蔵 さら

「はぁーい……」
大人しく受け取り、試着室を閉める。

main

愛蔵 さら

しゅるり、さら……ぬちゃ……しゅる。
っという衣擦れの音が、試着室の外からでも聞こえてくる。

main

愛蔵 さら

「ん、こうかな……。できた、とおもう! ねぇ、こーせーどう!」
暫くの間、悩んだような声が聞こえて来てから勢いよく、試着室のカーテンが開く。
そして、着替えた自分がどう見えるかと期待するように見つめる、さらがいた。

main

御堂晃成

「お……うん、なかなかいいんじゃないか?似合ってるぞ」

main

御堂晃成

お世辞でも何でもない素直な感想だった

main

愛蔵 さら

「わっ! えへ……へへ、やったぁ! ありがと、こーせーっ!」
ぱぁっと嬉し気に顔を輝かせて、そのまま勢いよく腕にまた抱き着く。
ふにゅっという、控えめな柔らかい感触が腕に伝わる。

main

御堂晃成

「こ、こら、店の中だぞ……」

main

愛蔵 さら

「えへへ、うれしーんだもんっ! こーせー……こーせー!」
楽しそうに、嬉しそうに、笑顔を浮かべながら抱き着き続ける。

main

御堂晃成

「参ったな……」
純粋に嬉しいのだろう。それが伝わって来るだけに対応に困った

main

御堂晃成

「他に買っておきたいものはないか?」

main

愛蔵 さら

「んん、なんにも! こーせーがかってくれた、このふくがあれば。ほかはなんにもいらない!」

main

御堂晃成

例えば、下着とか と口に出そうとするが言葉に詰まってしまった

main

御堂晃成

「んんん……とはいえそれだけじゃな……」

main

愛蔵 さら

「ん? ……こーせー、どうかしたの?」

main

御堂晃成

「ああいや、服はさっきのように何かの拍子でボロボロになったりするからな。着替えも必要だしもう何着かあった方がいい」

main

愛蔵 さら

「む……こーせーがかってくれたふく、ぼろぼろになるの、やだな」

main

御堂晃成

「とはいえ服は消耗品だからな。成長すれば着れなくなるし……」

main

御堂晃成

「…………」何か言いたそうな顔

main

愛蔵 さら

「……???」
よくわかっていない顔

main

御堂晃成

「その……大変言いにくいんだが……」

main

愛蔵 さら

「うん!」

main

御堂晃成

「下着の予備も……あった方がいいんじゃないか……?」

main

愛蔵 さら

「……したぎ???」

main

御堂晃成

「……うん???」

main

御堂晃成

嫌な予感がした

main

愛蔵 さら

「???」
まるで分かってない顔で顔を見合わせる

main

御堂晃成

「まさかと思うがさら……そのスカートの下には……」

main

愛蔵 さら

「こーせーがえらんでくれたままだよ! みる?」
笑顔でスカートの裾を掴み、持ち上げていく。
すると、肌色の面積がドンドンと増えていき、明らかに何かの布地で隠れていなければならない部分までも、肌色なのが視界に映り……。

main

御堂晃成

「!!!!」

main

御堂晃成

慌ててスカートをまくり上げる手を下ろさせて

main

愛蔵 さら

「ふぇ? こーせー……?」

main

御堂晃成

「……いいかさら、下着はちゃんとつけるんだぞ」

main

愛蔵 さら

「んー、したぎってなぁに?」

main

御堂晃成

「そこから……そこからか……」

main

御堂晃成

困り果てた顔でさらを連れて再び衣類売り場へ。そして下着の説明をしてから何点か10代の少女が使ってそうなものを選ぶ

main

御堂晃成

ブラのつけかたは説明できなかったので店員さんを呼ぶしかなかった

main

愛蔵 さら

「……いっぱいきなきゃいけないんだね」
何やら面倒そうにしつつ、御堂に言われれば渋々つけていく。

main

御堂晃成

「大事なところを守らないといけないからな……」

main

愛蔵 さら

「……きてたほうが、こーせーうれしいんだよね? それなら、うん……きる」

main

御堂晃成

「頼むぞ……今のご時世本当に厳しいからな……」

main

愛蔵 さら

「ん! ……こーせーが、すきなのつけるね?」
笑顔で、これが御堂の趣味なのだと言って、選ばれたのを試着室で履いてくる。

main

御堂晃成

そしてレジへ。予想外の出費と精神的なダメージはあったが

main

御堂晃成

(喜んでいるようだし、まあ、いいか……)

main

御堂晃成

少しだけ微笑ましい気持ちになれた

main

GM

choice[子供っぽい下着,スポーティな下着,意外と大人っぽい下着] (choice[子供っぽい下着,スポーティな下着,意外と大人っぽい下着]) > スポーティな下着

main

御堂晃成

それっぽい感じがしますね

main

愛蔵 さら

こーせーがえらんでくれたの!
っていって、あとでみんなにみせびらかそう

main

GM

さらはCKと銘の打たれたスポーティな下着を纏うことにした。

main

御堂晃成

大人っぽい下着だったらある意味危なかった

main

御堂晃成

夏目君からは軽蔑の眼差しを向けられるかもしれない

main

愛蔵 さら

夏目くんは思春期だから……

main

GM

main

GM

情報収集:
愛蔵 さら 情報:裏社会8 & 知識:レネゲイド9
愛蔵 酉吾 情報:裏社会6&10
神城 長月 情報:噂話6 & 情報:裏社会11
蘇芳 綾音 情報:噂話8
路地裏の怪物 情報:噂話7&10

main

GM

現時点では以上です。
全てを開示せずとも特定トリガーシーン条件を達すればクライマックシーンには進めますが、クライマックスシーンは3種類あります。

main

御堂晃成

!?

main

GM

誰がクライマックス戦闘の相手になるかで分岐します。

main

GM

決まった方から登場をどうぞ。

main

御堂晃成

とりあえず出ます

main

愛蔵 さら

同じく

main

御堂晃成

1d10+68 ていっ (1D10+68) > 1[1]+68 > 69

main

愛蔵 さら

1d10+73 (1D10+73) > 6[6]+73 > 79

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 73 → 79

main

白炭 梨沙

1d10+80 登場 (1D10+80) > 8[8]+80 > 88

main

御堂晃成

もちろんさらについて調べます

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 80 → 88

main

夏目 街輔

1d10+76 登場 (1D10+76) > 1[1]+76 > 77

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 76 → 77

main

GM

さらについては裏社会と知識の2つがあります。
どちらにしますか?

main

御堂晃成

裏社会で

main

GM

どうぞ

main

御堂晃成

2dx+5 (2DX10+5) > 3[1,3]+5 > 8

main

御堂晃成

グワーッ

main

御堂晃成

あ、いや、ピッタリか

main

GM

御堂は役所に向かい、愛蔵 さらについて調べた。
案の定、彼女の戸籍はない。

main

御堂晃成

(まあ、これは想定通りだ……)

main

GM

また己の情報網を駆使しても、「愛蔵 さら」という人物の痕跡は全くなかった。
密入国者でも、こうはならないだろう。

main

GM

──なぁ、兄ちゃんの捜しているその子ってぇのは、本当に存在するのかい?

main

GM

S市の片隅にある釣り堀で、小さな丸形のサングラスをした同業者に、キミはそう言われてしまう。

main

御堂晃成

「ああ、ここまで痕跡がないのにはビビるが……間違いなく存在するんだ」

main

御堂晃成

「飯にも連れて行ったし、服も買ってやった。それは否定できない事実なんだ」

main

GM

──例の教団の潜入捜査から調子が可笑しいと思ってたが、ついにヤキが回ったか。

などと、からかわれてしまう。

main

GM

御堂が知る限り、彼はオーヴァードではない一般人だ。
そうなると、さらはやはりオーヴァード関係の何かなのだろうか?

main

御堂晃成

(裏事情に精通しているとはいえ……能力がない者には限界があるか……)

main

GM

いつしか、自分の異常性を棚に上げ始めてしまったようだ。

main

GM

main

GM

では、次の方どうぞ

main

白炭 梨沙

では自分が
愛蔵 酉吾について

main

GM

どうぞ

main

白炭 梨沙

砂の加護使って裏社会

main

白炭 梨沙

5dx10+2>=10 〈情報:裏社会〉 (5DX10+2>=10) > 5[3,4,4,4,5]+2 > 7 > 失敗

main

GM

このままですと、裏社会6の方しか開示されません。

main

白炭 梨沙

財産点使っても2つ目開けられないので大人しく1つ目だけ見ます

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 88 → 91

main

GM

愛蔵 酉吾は神城化学工業に転職する前はC大学で教授を務めていたようだ。
しかし、その際に三文安のSF小説のような論文を提出しており、内容を要約すると「外宇宙に高度な文明や能力を持つ存在がいて、地球にも既に襲来している」というようなものだった。

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 68 → 69

main

白炭 梨沙

「んー……コネが足りない。あるいは……(財産点が)」

main

GM

しかし、C大学を辞めるに至った不祥事を起こしているようだが隠ぺいされている。
もう少し、深く探る必要がありそうだ。

main

白炭 梨沙

「裏社会とはいえ……だからこそ、”力”だけじゃ無理だなぁ。警察とか企業の”力”がこっちにも回ってそう。大人しく情報屋さんに投げとくかなぁ……」

main

白炭 梨沙

「とりあえず、実在はしていた。が解ったということで」
以上

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ

main

夏目 街輔

"店長"から頼まれたので、路地裏の怪物を調べます

main

夏目 街輔

2dx10 噂話 (2DX10) > 8[5,8] > 8

main

夏目 街輔

う〜んやっぱ社会が足りない

main

GM

噂話7の方だけ。

main

GM

ここ最近のS市でまとこしやかに囁かれる怪談話がある。
玉虫色に光るアメーバ状の、RPGゲームに出てくるスライムのごとき存在が、路地裏を徘徊しているというものだ。

main

GM

笛の音の様な独特の鳴き声をあげるので、近づいてくるのが分かるというらしい。
専門家によると、これは古代言語か何かでは?とされている。

main

GM

これ以上の深いことは、更に調べないと判明しないだろう。

main

夏目 街輔

「なんだ古代言語って。ムーとか必修科目になってんの?」
路地裏のチンピラと"お話"して集めた情報をまとめてみたが、どれも「らしい」や「されている」がついていた。

main

夏目 街輔

噂の影響か、チンピラの数も減ってきている。
明日のテストを思い出してため息を吐いた。

main

夏目 街輔

以上

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ

main

愛蔵 さら

おとーさん、といきたいけど、神城 長月で調べます。
噂話で。

main

愛蔵 さら

3dx10 (3DX10) > 10[3,4,10]+5[5] > 15

main

御堂晃成

おお

main

愛蔵 さら

わーぉ

main

白炭 梨沙

おお

main

GM

世界有数のコングロマリット、神城グループの会長の妹とされているのだが、表向きには存在していない。
噂によると、前会長が愛人との間に設けた隠し子なのだという。
現在、彼女は神城 早月に異を唱えるレネゲイド利用による利益追求を試みている反会長派の神輿にされているようだ。

main

GM

なぜ神輿にされているのかというと、彼女自体が強力なオーヴァードであるかららしい。
他にも黒い噂があるのだが、それは裏社会に通じていないと判明しないようだ。

main

愛蔵 さら

「……とぅ、れ・り・り♪」
路地裏に身を潜め、人がとても入れぬような隙間へと入りこみながら人のうわさ話を搔き集めていく。
そして聞き終わると、誰の眼にも触れずにまた路地の間へと姿を消す。

main

愛蔵 さら

以上です。

main

御堂晃成

続いて登場しましょう

main

御堂晃成

あ、トリガーなどあればそちらで

main

GM

まだ1つもトリガーは発生していません。

main

御堂晃成

了解です。では出ます

main

御堂晃成

1d10+69 登場 (1D10+69) > 8[8]+69 > 77

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 69 → 77

main

御堂晃成

(さらについては……親父の方を当たってみると何かわかるかもしれない……)

main

御堂晃成

愛蔵 酉吾を調べます

main

GM

どうぞ

main

御堂晃成

2dx+5 裏社会 (2DX10+5) > 6[3,6]+5 > 11

main

御堂晃成

ヨシ!

main

御堂晃成

半ば無意識のまま夜の街を彷徨い歩き伝手を当たっていく。無論、仮眠すらとっていないのだが不思議と体は何の悲鳴も上げてこない

main

GM

愛蔵 酉吾は、オカルトに傾倒しており、様々な奇妙なアイテムを収集している。
さらの父とされているが、実の親子ではなく、さらを拾い教育、観察していたようである。
C大学在籍時にバイオハザードが起きてしまい、病院内にいたネズミをネズミだった何か変貌させてしまったらしい。
本来であれば近隣住民の避難させなければならない程であったが、大学側が不祥事を嫌ったために隠蔽された。
そして、彼は除籍されるや否や神城化学工業に転職したのである。

main

御堂晃成

はたから見ればその姿は夢遊病者や幽鬼のように見えたかもしれない

main

御堂晃成

「オカルトか……」思わずカルトのトラウマが蘇る

main

GM

路地裏の怪物について、調査が進めば何かが分かりそうだ。

main

御堂晃成

「ありがとう。助かった」
お礼を口にしてその場を去る。だがそこに人がいたかどうかはあやふやになっていた

main

御堂晃成

以上

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ

main

愛蔵 さら

出ます

main

愛蔵 さら

1d10 (1D10) > 10

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 79 → 89

main

愛蔵 さら

自分について調べます。
知識:レネゲイド

main

愛蔵 さら

4dx10+1 (4DX10+1) > 6[2,3,5,6]+1 > 7

main

愛蔵 さら

財産点2点つかって9へ!

main

system

[ 愛蔵 さら ] 財産 : 4 → 2

main

愛蔵 さら

「わたしについてわかったら、こーせーよろこんでくれるかな……?」

main

GM

通常のオーヴァードが、レネゲイドを副次的に保有しているのに対し、さらはレネゲイドの方が主体であるかのような生体構造をしていると神城化学工業の研究で判明している。
いわば、「レネゲイド生命体(ビーイング)」と呼ぶべき存在である。
常時、ワーディングを展開しているため、彼女の姿は同類かAWF(アンチワーディングファクター)という特異体質の人間にしか認知されないようで、一般人が遭遇した場合は気絶をするか嫌悪感から逃げ出すようである。
その正体は、父親とされている愛蔵 酉吾の私的研究資料でも入手しない限りは知りえることができないだろう。最も、彼がどこまでさらのことを調べ上げたかは不明であるが。

main

GM

この情報を調べたため、トリガー③「ほんとうのわたし」が解放されました。

main

GM

さらが自分で自分のことを強く思い出そうとしたとき、終局(クライマックスシーン)が発生するだろう。

main

愛蔵 さら

「とぅれ……? ……よくわかんない。こーせーにいえば、わかってくれるかな?」
路地裏の片隅。
どうやって入りこんだのかも分からなぬ狭い空間で人知れず呟くと、隙間に指をかけ、するりと姿を消していく。

main

愛蔵 さら

以上です

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ

main

白炭 梨沙

自分が長月さんを

main

白炭 梨沙

裏社会11を目指します

main

白炭 梨沙

1d10+91 登場 (1D10+91) > 3[3]+91 > 94

main

GM

どうぞ

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 91 → 94

main

白炭 梨沙

用人への貸しを使っておこう…!

main

白炭 梨沙

砂の加護も使って…8ダイス!

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 94 → 97

main

白炭 梨沙

8dx10+2>=11 〈情報:裏社会〉 (8DX10+2>=11) > 9[2,3,3,5,6,9,9,9]+2 > 11 > 成功

main

白炭 梨沙

ギリギリヨシ!

main

GM

神城 長月にはとんでもない嗜好がある。
それは、血を見ることと殺戮行為だ。
彼女は好んで夜な夜な街を徘徊しては、殺人を繰り返している。
──のだが、神城グループの力を用いて殺人罪の揉み消しや捜査の妨害が幾度となく繰り返されている。

main

滝沢 啓

「……奴をブタ箱にブチ込むのは至難の業だ。特に、上が煩くて敵わん」

main

白炭 梨沙

「わぁお。……逆に何を隠そうとしているのかに頭を突っ込んでみたら……ドンピシャじゃんね」

main

白炭 梨沙

「”ワンダフル・ガイズ”さんも大変だね。宮仕えだもんね」

main

GM

所長が懇意にしているという刑事から直接、話しを聞くことにした白炭。
その判断は正しかったようだ。

main

白炭 梨沙

「表向き存在してないオーヴァードで……しかも派閥の神輿」

main

滝沢 啓

「だから、俺にできることがあるとするなら──”善良な市民”サマが悪魔を私刑してくれると願うことだけだ」
煙草をふかしながら、冗談めかしたことを言い放つ。

main

白炭 梨沙

「そりゃあ公安向けで……公安向けじゃないね」

main

滝沢 啓

「──今の路地裏のバケモノ騒ぎは、彼女にとっては好都合だと思わないか?」

main

白炭 梨沙

「んふふ。市民による現行犯逮捕も無理筋だもんね。……お偉いさんの気紛れで潰されるのは、物理的にもご遠慮願いたいもん。善良な一市民としては、早く平和を取り戻したいね」

main

白炭 梨沙

「擦り付けられるし、証拠も消せるし」

main

滝沢 啓

「そうだ。あんた、見た目より賢いな」
煙草を咥えたまま、にんまりと笑う。

main

白炭 梨沙

「義務教育は受けてないけど、所長から特別教育は受けてるもんね」

main

滝沢 啓

「いやいや。そっちじゃなくてだな……栄養が偏ってなくてよかったって、話しだよ」
顎でキミの豊満なバストを指す。

main

白炭 梨沙

「刑事がセクハラもよくないじゃんね。……ヴィジランテって柄でも無いけどさ、絡まれたら……やり返すくらいは、期待しててイイヨ」

main

白炭 梨沙

「企業さんがこっちの世界で頑張るよりは、表の企業努力してほしいしさ」

main

滝沢 啓

「んま……話しを戻すとだ。路地裏のバケモノはそれはそれとして存在しているし、奴が実際に人を襲っているのかもしれない」

main

滝沢 啓

「だが、その陰であのイカレ女が殺人を重ねているのも……また事実だ。神城の連中も、本当に止めたがっているのはどっちなんだか」

main

白炭 梨沙

「バケモノにも関わってるクサイからね。安心してよ……良い具合の情報屋も捕まえたから」

main

滝沢 啓

「そうかい。本当に優秀なデカパイほど怖いものはねぇな」
灰皿に吸殻を押し付けて、鎮火させる。

main

白炭 梨沙

「セクハラ。その情報屋経由で警察嫌いのメディアに売るよ」

main

滝沢 啓

「はっ、褒めてんだよ。わからねぇのか」
後頭部を掻く。

main

白炭 梨沙

「何を言うかより誰が言うかだよ。正直オジサンに体を褒められてもじゃん」

main

滝沢 啓

「はは、違いねぇや。それじゃ、うまくやれよ。カタ、ついたら焼肉でも奢ってやるよ。うちの、ツラのいい後輩付きでな」
手を振りながら、背を向けて彼は去る。

main

白炭 梨沙

「若い男子高校生も連れて行って破産させてやるじゃんね」

main

白炭 梨沙

「相手の面子はともかく、お肉はヨシ。変に街の平和をとかより、気合い入るね」
むん、と拳を握って気合いを入れた

main

GM

その時、彼女の持つ規格外のバストは大いに揺れたことだろう。

main

GM

トリガー②「鮮血の女王様」が解禁されました。

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ

main

夏目 街輔

1d10+77 登場 (1D10+77) > 3[3]+77 > 80

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 77 → 80

main

夏目 街輔

蘇芳 綾音についてを調べます

main

夏目 街輔

3dx10 噂話 (3DX10) > 9[4,6,9] > 9

main

夏目 街輔

よしよし

main

GM

蘇芳 綾音が最後に目撃されたのは、夏目が彼女の死体を目撃する数十分前だ。
裏手にあるシーシャBARで酔っていたところを、意気投合した男性と二人で店を出て行ったのを店員が証言している。
また彼女の遺体であるが、臓器などの一部が欠けている。ひしゃげた肉片をかき集めても、足りないらしい。

main

GM

路地裏の怪物について、更に調査を進めれば何かがわかりそうだ。

main

GM

──夏目は蘇芳について調べるうちに気づいてしまった。

main

GM

もし、あの時──彼女を欲求不満のままにしなければ、この事件に巻き込まれなかったのかもしれない。と

main

夏目 街輔

店員が壁のシミになった場所で腰を下ろす。
鉄臭さは既に薄れ、目を凝らさないと痕跡すら見つけられない。

main

夏目 街輔

「……煙草の趣味さえ良けりゃあな。抱いてやっても良かったんだが」
言い訳のような何かを溢して、ハイライトに火を着けた。

main

夏目 街輔

以上

main

GM

main

GM

次の方、どうぞ。

main

御堂晃成

では低コスト型なので出ます

main

御堂晃成

1d10+77 登場 (1D10+77) > 7[7]+77 > 84

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 77 → 84

main

御堂晃成

最後の路地裏の怪物について

main

GM

どうぞ

main

御堂晃成

3dx 技能なし (3DX10) > 8[4,8,8] > 8

main

御堂晃成

いちたりない

main

御堂晃成

路地裏の怪物について端緒情報を得ようとふらふらと歩き回る

main

御堂晃成

「おい……アンタ……聞きたいことがあるんだがいいか?」
馴染のホームレスに呼びかける……が、いつもは親し気に応じてくれるその男は悲鳴を上げながら逃げて行く

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御堂晃成

「お……おい……」
小さくなっていく背中を呆然と見送る.

main

御堂晃成

「一体、今日はどうしたんだ……まるでバケモノと出くわしたような顔して……」

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御堂晃成

答えはない。冷たいまでの沈黙が流れた

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GM

main

GM

次の方どうぞ

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夏目 街輔

1d10+80 登場 (1D10+80) > 6[6]+80 > 86

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 80 → 86

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夏目 街輔

路地裏の怪物について調べます

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夏目 街輔

3dx10 噂話 (3DX10) > 9[2,3,9] > 9

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夏目 街輔

クソッ1足りない

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夏目 街輔

連日連夜、バケモノとしてのスタミナを活かした情報収集を行なっている。
路地裏に入りは不良を殴り、治安の悪い公園に行ってはチンピラを蹴る。

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夏目 街輔

「不良は不良らしく夜中にたむろしてろよ。逃げんなバカ共」

main

夏目 街輔

路地裏の怪物の噂に加えて、俺まで噂になりそうだったので、ちょっと頻度を抑えることにした。

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夏目 街輔

以上

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GM

main

GM

次の方どうぞ

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御堂晃成

もう一度出ましょうか

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御堂晃成

1d10+84 登場 (1D10+84) > 5[5]+84 > 89

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 84 → 89

main

御堂晃成

3dx 再チャレンジ (3DX10) > 10[8,9,10]+8[8] > 18

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御堂晃成

ヨシ!

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GM

路地裏の怪物であるが、目撃される度に体長が大きくなっているようである。
そして、この怪物の犠牲者と思われる遺体は全て「足りていない」状態らしい。
もともとは小さな存在だったものが、蛮行を繰り返して巨大化している可能性がある。

main

御堂晃成

最早執念と言ってよかった。視界に入った者に次から次へと声をかけていく。その多くは御堂の狂気じみた表情を見るや否や逃げて行くが、僅かばかりの者が恐怖に負けていくばくかの情報を提供してくれる

main

御堂晃成

「あア……助かったよ」

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御堂晃成

口内からブゥン……と羽音のような何かが響いた

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GM

トリガー①「路地裏の怪物」が解禁されました。

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GM

main

GM

全てのトリガー条件が揃う。

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GM

──ふと、御堂は隣にいるさらを見た。

main

GM

彼女の幼さは、まるで自分の本来の何かを忘れ去っているような雰囲気がある。

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GM

もし、それを無理矢理に思い出させてしまうのは──何かの終幕を感じさせる。

main

GM

彼女に出逢う直前、御堂は路地裏の怪物らしきものを目撃している。

main

GM

しかし、その目撃した時間は──蘇芳 綾音が殺害された時刻とほぼ同じだった。

main

GM

もし、さらが瞬間移動のようなものが行えるのならば……さらが路地裏の怪物であるには違いない。
しかし、御堂の目撃した地点と事件現場は離れた場所ではある。

main

GM

神城 長月という殺人鬼の存在もある。
しかし、夏目は事件現場にいたという彼女が蘇芳の遺体から血を吸い取っていたような場面を目撃しているが、肉片を奪うような行為は見ていない。

main

GM

何が事実なのか──キミ達は決めるしかない。

main

御堂晃成

「ネタは揃った……後は真実を見極めるだけだ」

main

御堂晃成

横目でさらを見て安堵する。彼女が猟奇殺人事件の犯人でハなくて本当ニよかっタ

main

愛蔵 さら

「こーせー……?」

main

御堂晃成

「心配するな、ちょっと考え事をしていただけさ」

main

御堂晃成

2人にメッセージアプリで連絡をとる。例の麻雀屋で落ち合おうと

main

愛蔵 さら

「ん……そう? ……でも、なんだかつらそうだよ? ……ね、あたま、かして?」
言いながら、御堂の頭の後ろに手を回す。

main

御堂晃成

「ん……?あ、ああ……」

main

愛蔵 さら

「んっ! ……えへへ! こーせーはいいこいいこ、すごくがんばってる。えらいえらい……」
御堂の頭を自分の胸へと当て、そのまま頭を優しく撫でる。何度も、何度も……安らいで欲しいと願うように。

main

御堂晃成

「お、おい……」
予想もしていなかった行為に戸惑うがさらの手が優しく頭を撫でるうちに

main

愛蔵 さら

「おとーさんがね、こうやってなでてくれたの。わたし、すきだったから。こーせーにも、してあげる!」
にこりと、微笑みを浮かべて。

main

御堂晃成

「まったく……俺は子供じゃないん……だ……ぞ……」
張り詰めていたような緊張感がほぐれていく。いつしか安らかな表情で寝息を立てていた

main

愛蔵 さら

「とぅ、れ、り、り♪ ……おやすみ、こーせー」
そのまま、彼が起きるまで優しく、静かに……慈しむように撫で続ける。

main

GM

そうして、1つの解法に彼らは辿り着いた。

main

GM

main

GM

では、どのトリガーシーンを選択するのか決めてください。

main

白炭 梨沙

1d10+97 登場 (1D10+97) > 2[2]+97 > 99

main

system

[ 白炭 梨沙 ] 侵蝕 : 97 → 99

main

御堂晃成

1d10+89 登場します (1D10+89) > 3[3]+89 > 92

main

system

[ 御堂晃成 ] 侵蝕率 : 89 → 92

main

愛蔵 さら

1d10+89 (1D10+89) > 3[3]+89 > 92

main

system

[ 愛蔵 さら ] 侵蝕 : 89 → 92

main

夏目 街輔

1d10+86 登場 (1D10+86) > 2[2]+86 > 88

main

system

[ 夏目 街輔 ] 侵蝕率 : 86 → 88

main

GM

4人は再び雀荘に集い、情報を交換する。

main

GM

蘇芳 綾音の下手人は路地裏の怪物なのか、神城 長月なのか、さらなのか。

main

白炭 梨沙

「あー……とりあえず、神城さんとこの愛人の娘さんヤバいね。素晴らしい趣味お持ちみたい」とりあえず牌を横に並べる

main

御堂晃成

「神城が隠したがるはずだな……愛人の娘とはいえ影響が大きすぎる」

main

GM

その推理結果を、ここで打ち出さなくてはならない。
そして犯人たるそれをキミたちは対峙をする必要がある。

main

愛蔵 さら

「わたし、れねげいどびーいんぐ、なんだって! ……なんなんだろうね、それ?」
見様見真似で牌を並べてみる。

main

夏目 街輔

「例の被害者達は食われてるか何か。とにかく死体が足りてねえんだと」

main

白炭 梨沙

「なんかー……人にレネゲイドがくっつんじゃなくて、レネゲイドが人になる……みたいな?」

main

愛蔵 さら

「とぅれ……?」
よくわかっていない顔。

main

御堂晃成

「さらはさらのままでいいんだ。難しく考える必要もない」

main

愛蔵 さら

「んっ、こーせーがそういうなら! はーい!」

main

白炭 梨沙

「神城ちゃんは血は見たいけど食べる方は……舌が肥えてるからNG……なのかな?」

main

白炭 梨沙

「夏目くん見てないの?」

main

御堂晃成

「念のために言っておくが……勿論さらが犯人でもないぞ。被害者が殺された時刻を考えるとさらにはアリバイがある」

main

夏目 街輔

「あのお嬢様は血の匂い大好き!みたいなこと言ってたからな、下手したらまじで喰ってんじゃねえか」

main

愛蔵 さら

「とぅれ……? よくわからないけど、こーせーといっしょだったよ!」

main

夏目 街輔

「料理人として雇ってくんねえかな。神城グループ専属シェフの肩書き欲しいんだわ」

main

夏目 街輔

「あー?ハナから幼女は選択肢に入れてねえよ。大人しく情報屋さんと戯れてろ」

main

愛蔵 さら

「むっ、またこーせーのことばかにした!?」

main

白炭 梨沙

「そういえば……情報屋さんは路地裏の怪物もその時見たんだっけ?」

main

夏目 街輔

「してねえよ」

main

愛蔵 さら

「じゃあいいや!」

main

御堂晃成

「それが……確かに怪物のような何かを見た覚えがあるがはっきり覚えてなくてな……」

main

白炭 梨沙

「……さらちゃんにアリバイあるなら怪物にもアリバイ?」

main

御堂晃成

「路地裏に何かがいたような気がしたが実際にいたのはさらだった」

main

愛蔵 さら

「んっ、なんかね。こーせーにあうまで、わたしみるとみんなにげちゃってたよ? わーでぃんぐ? とかいうのしてるんだって、それのせいかも」

main

白炭 梨沙

「あー……そっちかもかー」

main

夏目 街輔

「パンピーがぶっ倒れるあれか」

main

御堂晃成

「なので俺が見た怪物はさらのワーディングの影響という可能性もある」

main

GM

このままでは、さらが路地裏の怪物であり……犯人であると告げているようなものだ。

main

愛蔵 さら

「とぅれ?」
何にも分かっていない顔で小首を傾げている。

main

GM

では、さらが犯人でない場合……犯人は誰になるというのだろう。
殺人令嬢の神城 長月なのか? それとも、これまで得た情報に何か解き明かすカギがあるのだろうか?

main

御堂晃成

「ここで……仮説を一つ提唱してみたい」

main

白炭 梨沙

「おおっ」

main

御堂晃成

「怪物が……もう1体いると考えたらどうだろうか?」

main

GM

意外! それは2体いたッ!

main

白炭 梨沙

「……そりゃあ……怪物はコレだけです!って誰も言ってない……からねぇ」

main

御堂晃成

「さらはレネゲイドが人間の形を模ったレネゲイドビーイングだ。ただ、何かが抜けて落ちていると見てて感じる」

main

愛蔵 さら

「……?」

main

夏目 街輔

「そもそもその幼女って成長してんの?バケモンってどんどんデカくなってんだろ?」

main

GM

ここで、御堂は愛蔵 酉吾がC大学を追放されるに至る不祥事のことと路地裏の怪物の性質を思い出す。

main

愛蔵 さら

「むっ! おおきくなってるもん! ……タブン」

main

白炭 梨沙

「服はキツくなってなさそ……かな」

main

御堂晃成

「ああ、そこも気になっているところだ。さらの父親がマウスの実験に失敗してマウスを別の何かに変貌させてしまった事故があった」

main

愛蔵 さら

「こーせーがあたらしいのかってくれたの! みてみて! にあう?」
パァっと嬉しそうに。

main

夏目 街輔

「通報されなくて良かったな」

main

御堂晃成

「レネゲイドビーイングは時に他の生物に寄生する。その時、さらと似たような性質を持ったレネゲイドビーイングがマウスに入り込んでしまった可能性も否定できない」

main

御堂晃成

「……それはそうだな」>逮捕されなくてよかった

main

白炭 梨沙

「処分せずに隠れて研究を続ける……神城さんやってるかもね」

main

愛蔵 さら

んー、GM。
さら的には、自分以外にもナニかいたとかっていう記憶ありますか?

main

GM

愛蔵教授に自分の一部を採取されたようなことがあったのは憶えているのかもしれません。

main

愛蔵 さら

なるほど、ありがとうございます

main

御堂晃成

「俺の見立てはこうだ。神城で実験体にされていたレネゲイドビーイングはおそらく複数体に別れた。その1体がさらで他の1体に路地裏の怪物になったモノがいる」

main

愛蔵 さら

「えっとね……よくわかんないけどね。おとーさん、わたしのいちぶをプチってして、もってったこと、あるよ?」

main

御堂晃成

「こう考えればさらにアリバイがある説明もつく。そう思わないか?」

main

白炭 梨沙

「なるほど……さらちゃんの発言でさらに信憑性が増した」

main

白炭 梨沙

「そうなら別の場所で同時に……なんてのもよくある話だね」

main

夏目 街輔

「良いんじゃね、実際にいるんならそれで良いし」

main

白炭 梨沙

「さらちゃんみたいに大人しいって訳じゃあ無さそうだし……これ以上犠牲が増えるのは勘弁してほしい」

main

白炭 梨沙

「怪物が消えたら神城ちゃんも少しは大人しくなるだろうしね。隠れ蓑がなくなるんだから」

main

愛蔵 さら

「んー……こーせーのこと、じゃまするなら、わたし。がんばるよ……!」

main

白炭 梨沙

「よし……次は、路地裏の怪物が狩られる番!ということで……さがそっか」

main

愛蔵 さら

「おー!」

main

夏目 街輔

(見つかんなかった時どうすっかな)

main

御堂晃成

「さらの父親の研究資料なり実験記録なりあれば助かるが……仕方ない、今回は素直に足で探すとしよう」

main

GM

さらは、路地裏の怪物が別にいることを認知すると、何故だか御堂への”あいしあう”を求める感情が強くなっていくのを感じた。

main

愛蔵 さら

「……こーせー」
御堂の服の裾を掴み、もじもじとした様子で。

main

御堂晃成

「……どうした?」

main

愛蔵 さら

「なんかね、すごい……むずむずする。……こーせーのことかんがえると、ぎゅってしたくなって……おなかのおくがきゅーってするの」

main

白炭 梨沙

「………!?」思わず触っていた牌を倒す

main

愛蔵 さら

「……あいしあう、したい……かも」
顔色をほんのり赤くし、いつになく陶酔したような瞳で、御堂を見つめる。

main

白炭 梨沙

「!?!?」2つ目を倒す

main

夏目 街輔

「ねえそういうの2人きりの時にやってくんねえ?善良な一市民としては事案の発生に対してアクション取らないといけなくなっちゃうんだワ」
嫌そうな顔しながら通報の構え

main

御堂晃成

「ま、待ってくれ!俺は通報されるような真似はしていない!」

main

夏目 街輔

「これからするんだろ?」

main

愛蔵 さら

「こーせぇー……」
切なそうな声で囁く。

main

白炭 梨沙

「きょ、今日は解散……の方がよさそう?」

main

御堂晃成

「…………」

main

御堂晃成

「か、解散で……」

main

白炭 梨沙

「うん……夏目くん、他の店で飲み……食べ直そう。こっちはほら……若い二人に任せて」

main

夏目 街輔

「ああ……学生の俺が言うのもあれだけどさあ、ちゃんと教育やった方が良いぜ?」

main

愛蔵 さら

「こー……せぇー……♥」
御堂の腕にしがみ付き、腕に自身の下半身を擦り合わせるかのように接する。

main

御堂晃成

「それは……そうだな……」

main

白炭 梨沙

「戸籍が無いなら、自由だよ。好きにできるよ」

main

夏目 街輔

「あとホテル行くか家帰るかしとけよ。ここそういうお店?なら良いけど」

main

御堂晃成

「あっ、こらっ、もう少し我慢しろ」

main

GM

みかねた夏目と白炭はそそくさと、御堂から離れていく。

main

愛蔵 さら

「ふぁぅ……はぁぃ」
もじもじと下半身を擦り合わせながら、言われた通りに一応我慢しようとする。

main

御堂晃成

「……家まで我慢できそうか?」

main

愛蔵 さら

「ん……こーせーが、がまんしなさいっていうなら……がんばる」

main

御堂晃成

「すまん……そうしてくれると助かる」

main

御堂晃成

いくら話のわかるオーナーとはいえそれなりの節度は必要だ

main

愛蔵 さら

「でも、なんか……もうひとりの、わたし? みたいなのがいるっておもったら、すごいこーせーがほしくなっちゃって……がまんする、けど」

main

愛蔵 さら

「……がまんしたぶん、きょうはほんとうに、“あいしあう”してね? ……いっぱい、いっぱい、シたく……なっちゃってる」
とろんとした目になって、もう一度、御堂の腕に抱き着いた。

main

GM

やれやれとため息をつきながら、会計を済ませて足早に自宅に戻る御堂。

main

GM

だが、問題はここからだ──。

main

御堂晃成

(家についてしまった……)

main

御堂晃成

夜風にあたっていれば頭も冷えるだろう、なんて見通しが甘かったことを思い知らされた

main

愛蔵 さら

「こぉーせぇー……ね、もう……がまん、しなくて……いぃ?」

main

御堂晃成

彼女は……本気だ……

main

御堂晃成

「……あ、ああ、もう家だからな」

main

愛蔵 さら

「んふーっ♥」
むぎゅぅっと、御堂の胸に抱き着き、匂いを胸いっぱいに嗅ぐ。

main

御堂晃成

「……まったく」
やや呆れたように、そして諦めたように呟く

main

愛蔵 さら

「こーせーの、においするぅ……♥ はぁー……すごく、どきどきする♥」
深く何度も匂いを嗅ぎながら、また陶酔するかのような瞳になり、御堂の顔を見上げる。

main

愛蔵 さら

「ね、こーせーも……わたしのにおい、かいで? ……それから、いっしょに、ね?」

main

御堂晃成

「しょうがないな……」
微笑みを浮かべながらさらの長い髪の毛を優しくなでた

main

御堂晃成

(見たところ10代前半……本当に……本当なのか俺よ?!)

main

愛蔵 さら

「あ、んぅ……こぉーせー……♥」
優しく髪を弄られると、じれったそうに、くすぐったそうに身を揺すらせる。

main

御堂晃成

「綺麗な髪だな」
さらさらの感触を楽しむ

main

愛蔵 さら

「……んっ、こーせーにそうやってさわってもらえるの、うれしい……すき……」

main

御堂晃成

その言葉に謎の興奮をおぼえる

main

愛蔵 さら

ぶるりと、心地よさを感じているのがはっきりと分かるよう身を震わせる。

main

御堂晃成

「さら……本当にいいのか?」
少女のような華奢な体を抱き寄せて耳元で囁いた

main

愛蔵 さら

「あんっ……。んっ、ずっとシてほしいっていってたでしょ? いまは、すごくシたくなっちゃっただけで、きもちはずっと、かわってないよ」

main

御堂晃成

「……なら、俺もその想いに応えないといけないな」

main

愛蔵 さら

「あは……うれし♥ ……ねぇ、こーせー?」
両手を御堂に向けて上げて、胸を僅かに反らして
「ぬがして……くれる?」

main

御堂晃成

女性経験がないわけではない……が、相手が相手だけに考えてしまうことも多い

main

御堂晃成

(ええい……なるようになれ……ッ!)

main

御堂晃成

覚悟を決めて、買ってあげたブラウスのボタンを一つ一つ外していった

main

愛蔵 さら

「んん……ぁっ……ん、ぅ♥」
身じろぎし、少しずつ脱がされていく衣服の感触を楽しむかのように吐息を漏らしていく。

main

愛蔵 さら

ぱさり……。
暫くそうしていると、やがてそんな軽い音と共に来ていた衣服が地面へと落ち……。

main

愛蔵 さら

「……えへ♥ こーせーが、えらんでくれたしたぎ! ……さっそく、みせちゃったね?」
スポーティな、なだらかな曲線を描く、青色の下着が僅かに湿り気を帯びて御堂の前に姿を見せた。

main

御堂晃成

(さすがに犯罪臭が凄い……!)

main

御堂晃成

上着を脱ぎながら湿り気を帯びているそこに気づいてしまう

main

御堂晃成

「……もう、そんなになってるのか」

main

愛蔵 さら

「うん……。こーせーが、ほしくて……こうなっちゃった」

main

御堂晃成

「……脱がすぞ」

main

愛蔵 さら

「んっ……おねがいします」

main

御堂晃成

心臓が高鳴る、犯罪者はきっと俺と同じような気分を味わっているのだろう

main

御堂晃成

下着を汚さない配慮なんだと言い訳にもなっていない言い訳を自分に言い聞かせながら、ゆっくりと下げていった

main

御堂晃成

(宗助……スマン……俺は犯罪者になってしまう)

main

御堂晃成

心の中で真っ当に生きている弟に謝る

main

愛蔵 さら

「ぁ……んんっ、や……♥」
ずり下げられて、自分の場所が、御堂に晒されそうになった瞬間、恥ずかしそうに、むず痒そうに……期待するように、息を溢す。

main

愛蔵 さら

とろり、蜜が……溢れて、滴った。

main

愛蔵 さら

「はぁ……ぁ、みられちゃった、こーせーに……。ね、こーせー……」
濡れる場所を見せるかのように、隠すこともなく曝け出しながら、そこを見つめる御堂に向かって。
「わたしを、たべて……“あいして”くれる?」
囁いた。

main

御堂晃成

「ああ、”あいして”やるとも」

main

御堂晃成

額と額をあわせ優しく口づけをかわす

main

愛蔵 さら

「ん……ちゅっ♥ ……えへ、へへ! これ、やってみたかったの! こーせー……」

main

御堂晃成

「愛し合う2人だけがやる行為だ。おぼえておくんだぞ」

main

愛蔵 さら

「はぁい……! ふふ、うれしい……♥」

main

御堂晃成

シャツに手をかけてボタンをはずしていく

main

御堂晃成

長い、長い夜が始まろうとしていた───

main

GM