「ハロウィン♪ハロウィン♪とりっく おあ とりーと!」 ハロウィンの季節がやってきた!例年通り忙しそうなカルデアを他所に、その夜、伊織の長屋ではお化けに扮したヤマトタケルが訪れ伊織に甘味をせがんでいた。 「とりっく おあ とりーとだ伊織!さあ!疾く甘味か悪戯か選ぶが良い!」 その姿は白いシーツを被った布お化け。 頭の上から全身まで純白のシルクに身を包み、穴の空いた目玉部分からキラキラと瞳を輝かせ、ぴょこんと飛び出たアホ毛もウキウキと揺れ動いている。 そんなお菓子への期待に満ちたタケルに、もちろん伊織も団子でもくれてやろうと準備をしていたのだが、 一つ、どうしても見過ごせないほど、その姿の一点に違和感を覚える 「ふむ、確かに菓子の準備はしているが……」 そう言いながら伊織は片腕を、その指先をゆっくりと持ち上げ───ぐにっ、と 「ん゛お゛っ!!♡♡」 「これは一体どういうことだ?」 タケルお化けの胸元で、布に覆われながら尚ぷっくらと膨らみ自己主張する"タケルの乳首"を徐ろにつねり上げる……! ──<布お化けガチ勢>── 中世ヨーロッパの埋葬布を由来とし、オペラなどの劇場で幽霊役としてその姿を確立し、ハロウィンを得て民衆へと広まった布オバケ。 オードソックスな幽霊のイメージを持つ以上、その姿は霊体であるが故に音も無く忍び寄るのが絶対条件、布擦れの音などもってのほか! そのためシーツの下にはその身一つ、衣服の類は絶対に着用してはならない!!! ────などと、タケルの無知につけ込んだ"真っ赤な嘘"をマスターから教え込まれたタケルは、素っ裸な玉体を布一つで隠す裸の王様の有様。 シーツが揺れ動くたびに自然と擦れてしまう乳首は、滑らかな布地のもたらす快感によりぷっくらと大きく膨らんでいたのだ! 「───成程。下に何も付けていないのか。」 そんなタケルのお乳首を、伊織の指が確かめるようにスルスルとなぞる。 その大きな指の腹でスリスリゆっくり布地越しに、間接的に自身の恥部を優しく撫でられる感触に、タケルの乳首は期待に溢れ、ムクムクと更なる大きさへと肥大化する。 好ましい彼からの愛撫の快感に、タケルは次第にふーふーと息を荒くし始め、時折り「んっ…♡」と小さく喘ぎながらも、ギュッと拳を握り締め、耐えるようにフルフルとその身と喉を震わせる。 チョロ雑魚乳首日本武尊。お菓子を貰いに来ただけなのに、こんなはずではなかったのに、乳首を擦られる度に甘い痺れが脳を犯し、拒否も出来ぬまま受け入れる心が優位に立って、無言の抗議と切望が、思考と心情をじわじわと淫欲へと傾けてゆく。 そのようないじらしいタケルの反応に、伊織の悪戯心がウズウズと疼き出し、スッ…とタケルの後ろへ移動すると。 「では…悪戯の方を選ぶとするか。」 などと、冷えた目線のまま意地悪な笑みで呟く伊織に、タケルは首を動かし振り向いて 「なっ!違うぞイオリ!それは私が……ッ!んお゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡」 無言のままの、有無を言わさぬ背面両手乳首嬲り!後ろから伸ばされた彼の手が、タケルのウィークポイントを鮮烈に攻め立てる! 急激な快感に思わず身をよじるタケルだが、そんな動きなぞ意に介さず、伊織の指は的確に乳首に追従しては更なる快感を流し込む。 かの宮本武蔵は飛ぶハエを箸で摘んだという、ならばその弟子宮本伊織も動く乳首を摘む事なぞ造作も無き事! 自らが鍛え抜いた剣の腕、千手観音すら掘り起こせる繊細さ、そして生来の理解の鬼っぷりを総動員して、英霊・ヤマトタケルの乳首を攻め立てる! 優しく、素早く、ゆっくりと、焦らすように、激しく、丁寧に、思いやり、有無を言わさず擦り上げ くにくに、すりすり、カリカリ、トントン、シコシコ、グニグニ、さすさす、グ ニ ィ ッ! 乳首を乳輪を乳頭を、あの手この手でたぶらかす。ジッと相手の快感を見定めながら地の如くじっくりと、水の如く流麗に、風の如く魔力を通し、火の如く豪快に、そして空の如くその手を止めず 摘み、擦り、弾き、転がし、撫で上げ、布上で荒ぶるように動き、踊るように蠢く指は、残像や分身を幻視する程に素早く動き、もはや彼の納刀並みにキモい指運びと成り果てていた。 「お゛っ!?おぉおぅ!♡ん゛ふぅ゛っ♡んっ♡んんっ♡ふー、ふー、ふゔぅぅぅぅっ♡♡あ゛っ♡あぁ゛ー♡んあぁ゛ー♡ほおおおぉぉぉぉっっっ!!♡♡♡」 そんな回避不能のソフト&フェザーwithフォースフルな愛撫タッチ緩急の連続に、流石のタケルも膝をガクガク震わせながら快楽の嗚咽を漏らす。 布の下の隠された表情は、既に瞳を潤ませ目尻は溶けて、だらしなく開いた口から矯正を漏らし、口の端からは涎を垂らし、知性無く快感に打ち震えるそれは見るも無惨な破顔っぷり。 そして布をも突き出んばかりにビンビンに膨らんだパフィーなニップルも、弄られ続けたせいで感度も最大まで上り詰め、キュッと乳首を抓られる度、カリカリと乳頭を掻かれる度、スリスリと乳輪を撫でられる度に、薄い胸奥の乳腺がじんわりと熱を帯び、そのゾクゾクとした感覚が臍下の淫欲へと伝播して、きゅぅぅぅぅうっと股下に力が入り、ぐいっと尻を後ろへと突き出してしまう。 布に覆われた大きな臀部を伊織の股座に押し付け、体をくの字に曲げながらも、尚も伊織の乳首攻めは止まず、ジンジンと疼く感度は高まるばかり。 特に魔力を帯びた指で乳首の芯をトントンと刺激される度、感度と共に彼の魔力が乳腺へと流れ込み、暖かな熱が染み込むように乳房全体に広がっていき 「────いまだ!」グニィッッ!! その快楽の熱が堰を超えた瞬間、伊織は大きく乳首をつねり 「お゛っ♡お゛ぉぉぉぉ?!?!♡♡♡」ブシャァァァァァァ!! 溜まり切った魔力と快感が、水属性の魔力特性と相まって母乳へと変換され、勢い良くタケルの乳首から吹き出してゆく。 絶頂による魔力放出の暴走。ギュッと乳首をつねられる度、乳首の内側を母乳が迸り、指の外圧と母乳の内圧に挟まれた快楽神経は暴力的な陶酔感を脳へと送り込む。 ギュッ、プシュゥゥ♡ キュッ、プシュッ♡ グニグニグニ、ピュッ ピュッ♡ グニィ!ブシャァァ♡♡♡ 何度も何度も吐き出される母乳は、薄い布を貫通し濾されながらも、ぴゅうぴゅうと勢いよく噴き上がり、パタパタと畳に落ちては乳臭い匂いと共にシミへと変貌してゆく。 そんな強制的な搾乳の快感に、布に隠された股下からもプシャァッ!と潮を垂れ流し、ガクガクと足を震わせながらも幸せな痺れを感受して、視界は快楽で真っ白なミルク色に塗りつぶされてゆく。 そして長屋に静寂が訪れる。チカチカと瞬いた後の脳は、ぼーっと快楽の残滓に揺蕩いながらも、ゆっくりと引いていく快楽の波に、段々と落ち着きを取り戻したのち ぐ に ぃ ! 「お゛っ!♡」 またもや急に抓られた乳首に、再び熱を灯される。 終わったと思った後の強襲的な快楽にクラクラと脳を焼かれながら 「どうした?まだ続けるか?」 なんて意地悪な声色が耳元に響く 指はゆっくりスリスリと、焦らすように撫でるばかりで、私の答えを待ってるかのような─── そんな彼の意地悪に、私は意を決したように後ろを振り向き 「す……すまないが伊織、私は…今日お菓子を持ってきていないんだ………♡」 なんて、甘えるような声でせがんでみたり── ギュッ! 「んお゛っ!♡」ブシュッッ♡ 「そうか、ならば悪戯を続けるしか無いな」 「………………♡」 ─── ムンムンと甘いミルクの香りを漂わせ、水気の増した長屋から矯正が響く。その中ではタケルが幸せそうにお乳を絞られているのであろう。 彼から与えられるお菓子よりも甘い甘い極上の快楽。 その快感を何度も何回も味わい尽くし、呆れるほどの母乳を出し尽くしたタケルは、法悦に霞む視界のまま、死んだようにぐったりと体を弛緩させながらも、おくるみに包まれる赤子よりも幸せそうな笑顔で満足そうに眠りにつくのであった。 ドリップ アンド トリート END