2025サムレムハロインまとめ 「ハロウィン♪ハロウィン♪とりっく おあ とりーと!」 ハロウィンの季節がやってきた!例年通り忙しそうなカルデアを他所に、その夜、伊織の長屋ではお化けに扮したヤマトタケルが訪れ伊織に甘味をせがんでいた。 「とりっく おあ とりーとだ伊織!さあ!疾く甘味か悪戯か選ぶが良い!」 その姿は白いシーツを被った布お化け。 頭の上から全身まで純白のシルクに身を包み、穴の空いた目玉部分からキラキラと瞳を輝かせ、ぴょこんと飛び出たアホ毛もウキウキと揺れ動いている。 そんなお菓子への期待に満ちたタケルに、もちろん伊織も団子でもくれてやろうと準備をしていたのだが、 一つ、どうしても見過ごせないほど、その姿の一点に違和感を覚える 「ふむ、確かに菓子の準備はしているが……」 そう言いながら伊織は片腕を、その指先をゆっくりと持ち上げ───ぐにっ、と 「ん゛お゛っ!!♡♡」 「これは一体どういうことだ?」 タケルお化けの胸元で、布に覆われながら尚ぷっくらと膨らみ自己主張する"タケルの乳首"を徐ろにつねり上げる……! ──<布お化けガチ勢>── 中世ヨーロッパの埋葬布を由来とし、オペラなどの劇場で幽霊役としてその姿を確立し、ハロウィンを得て民衆へと広まった布オバケ。 オードソックスな幽霊のイメージを持つ以上、その姿は霊体であるが故に音も無く忍び寄るのが絶対条件、布擦れの音などもってのほか! そのためシーツの下にはその身一つ、衣服の類は絶対に着用してはならない!!! ────などと、タケルの無知につけ込んだ"真っ赤な嘘"をマスターから教え込まれたタケルは、素っ裸な玉体を布一つで隠す裸の王様の有様。 シーツが揺れ動くたびに自然と擦れてしまう乳首は、滑らかな布地のもたらす快感によりぷっくらと大きく膨らんでいたのだ! 「───成程。下に何も付けていないのか。」 そんなタケルのお乳首を、伊織の指が確かめるようにスルスルとなぞる。 その大きな指の腹でスリスリゆっくり布地越しに、間接的に自身の恥部を優しく撫でられる感触に、タケルの乳首は期待に溢れ、ムクムクと更なる大きさへと肥大化する。 好ましい彼からの愛撫の快感に、タケルは次第にふーふーと息を荒くし始め、時折り「んっ…♡」と小さく喘ぎながらも、ギュッと拳を握り締め、耐えるようにフルフルとその身と喉を震わせる。 チョロ雑魚乳首日本武尊。お菓子を貰いに来ただけなのに、こんなはずではなかったのに、乳首を擦られる度に甘い痺れが脳を犯し、拒否も出来ぬまま受け入れる心が優位に立って、無言の抗議と切望が、思考と心情をじわじわと淫欲へと傾けてゆく。 そのようないじらしいタケルの反応に、伊織の悪戯心がウズウズと疼き出し、スッ…とタケルの後ろへ移動すると。 「では…悪戯の方を選ぶとするか。」 などと、冷えた目線のまま意地悪な笑みで呟く伊織に、タケルは首を動かし振り向いて 「なっ!違うぞイオリ!それは私が……ッ!んお゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡」 無言のままの、有無を言わさぬ背面両手乳首嬲り!後ろから伸ばされた彼の手が、タケルのウィークポイントを鮮烈に攻め立てる! 急激な快感に思わず身をよじるタケルだが、そんな動きなぞ意に介さず、伊織の指は的確に乳首に追従しては更なる快感を流し込む。 かの宮本武蔵は飛ぶハエを箸で摘んだという、ならばその弟子宮本伊織も動く乳首を摘む事なぞ造作も無き事! 自らが鍛え抜いた剣の腕、千手観音すら掘り起こせる繊細さ、そして生来の理解の鬼っぷりを総動員して、英霊・ヤマトタケルの乳首を攻め立てる! 優しく、素早く、ゆっくりと、焦らすように、激しく、丁寧に、思いやり、有無を言わさず擦り上げ くにくに、すりすり、カリカリ、トントン、シコシコ、グニグニ、さすさす、グ ニ ィ ッ! 乳首を乳輪を乳頭を、あの手この手でたぶらかす。ジッと相手の快感を見定めながら地の如くじっくりと、水の如く流麗に、風の如く魔力を通し、火の如く豪快に、そして空の如くその手を止めず 摘み、擦り、弾き、転がし、撫で上げ、布上で荒ぶるように動き、踊るように蠢く指は、残像や分身を幻視する程に素早く動き、もはや彼の納刀並みにキモい指運びと成り果てていた。 「お゛っ!?おぉおぅ!♡ん゛ふぅ゛っ♡んっ♡んんっ♡ふー、ふー、ふゔぅぅぅぅっ♡♡あ゛っ♡あぁ゛ー♡んあぁ゛ー♡ほおおおぉぉぉぉっっっ!!♡♡♡」 そんな回避不能のソフト&フェザーwithフォースフルな愛撫タッチ緩急の連続に、流石のタケルも膝をガクガク震わせながら快楽の嗚咽を漏らす。 布の下の隠された表情は、既に瞳を潤ませ目尻は溶けて、だらしなく開いた口から矯正を漏らし、口の端からは涎を垂らし、知性無く快感に打ち震えるそれは見るも無惨な破顔っぷり。 そして布をも突き出んばかりにビンビンに膨らんだパフィーなニップルも、弄られ続けたせいで感度も最大まで上り詰め、キュッと乳首を抓られる度、カリカリと乳頭を掻かれる度、スリスリと乳輪を撫でられる度に、薄い胸奥の乳腺がじんわりと熱を帯び、そのゾクゾクとした感覚が臍下の淫欲へと伝播して、きゅぅぅぅぅうっと股下に力が入り、ぐいっと尻を後ろへと突き出してしまう。 布に覆われた大きな臀部を伊織の股座に押し付け、体をくの字に曲げながらも、尚も伊織の乳首攻めは止まず、ジンジンと疼く感度は高まるばかり。 特に魔力を帯びた指で乳首の芯をトントンと刺激される度、感度と共に彼の魔力が乳腺へと流れ込み、暖かな熱が染み込むように乳房全体に広がっていき 「────いまだ!」グニィッッ!! その快楽の熱が堰を超えた瞬間、伊織は大きく乳首をつねり 「お゛っ♡お゛ぉぉぉぉ?!?!♡♡♡」ブシャァァァァァァ!! 溜まり切った魔力と快感が、水属性の魔力特性と相まって母乳へと変換され、勢い良くタケルの乳首から吹き出してゆく。 絶頂による魔力放出の暴走。ギュッと乳首をつねられる度、乳首の内側を母乳が迸り、指の外圧と母乳の内圧に挟まれた快楽神経は暴力的な陶酔感を脳へと送り込む。 ギュッ、プシュゥゥ♡ キュッ、プシュッ♡ グニグニグニ、ピュッ ピュッ♡ グニィ!ブシャァァ♡♡♡ 何度も何度も吐き出される母乳は、薄い布を貫通し濾されながらも、ぴゅうぴゅうと勢いよく噴き上がり、パタパタと畳に落ちては乳臭い匂いと共にシミへと変貌してゆく。 そんな強制的な搾乳の快感に、布に隠された股下からもプシャァッ!と潮を垂れ流し、ガクガクと足を震わせながらも幸せな痺れを感受して、視界は快楽で真っ白なミルク色に塗りつぶされてゆく。 そして長屋に静寂が訪れる。チカチカと瞬いた後の脳は、ぼーっと快楽の残滓に揺蕩いながらも、ゆっくりと引いていく快楽の波に、段々と落ち着きを取り戻したのち ぐ に ぃ ! 「お゛っ!♡」 またもや急に抓られた乳首に、再び熱を灯される。 終わったと思った後の強襲的な快楽にクラクラと脳を焼かれながら 「どうした?まだ続けるか?」 なんて意地悪な声色が耳元に響く 指はゆっくりスリスリと、焦らすように撫でるばかりで、私の答えを待ってるかのような─── そんな彼の意地悪に、私は意を決したように後ろを振り向き 「す……すまないが伊織、私は…今日お菓子を持ってきていないんだ………♡」 なんて、甘えるような声でせがんでみたり── ギュッ! 「んお゛っ!♡」ブシュッッ♡ 「そうか、ならば悪戯を続けるしか無いな」 「………………♡」 ─── ムンムンと甘いミルクの香りを漂わせ、水気の増した長屋から矯正が響く。その中ではタケルが幸せそうにお乳を絞られているのであろう。 彼から与えられるお菓子よりも甘い甘い極上の快楽。 その快感を何度も何回も味わい尽くし、呆れるほどの母乳を出し尽くしたタケルは、法悦に霞む視界のまま、死んだようにぐったりと体を弛緩させながらも、おくるみに包まれる赤子よりも幸せそうな笑顔で満足そうに眠りにつくのであった。 ドリップ アンド トリート END ────────── ふたなり編 ギュッ! 「んお゛っ!♡」 「そうか……ならば悪戯を続けるしか無いな…」 「………………♡」 そんな言葉を発したのちに 「………む。だがしかしセイバー、此方も弄って欲しそうに自己主張をしているが……」 「あっ…………♡」 伊織はタケルオバケの股下、布に隠された足の付け根から、硬く伸びるタケルの陰茎に気がついた。 布を持ち上げピクンピクンと切なそうに揺れ動き、先程までの快感に我慢汁を垂れ流し、その布地の先端を濃く湿らせて、期待に膨らむタケルの愛らしい陰茎。 それはシルクもかくやと言うほどシミひとつない滑らかな身肌と、仮性包茎に隠れた赤い亀頭を併せ持つ。 「此方も弄って欲しいのか?」 などと、ふわりと覆う布地ごと陰茎の根元を掴んだ伊織が言うが (うぁ………♡) 自らの真下、主観で見える股下に、ビンッとそそり立つモノが、布に覆われ根元を絞られ尚も大きく張り出した陰茎が、シーツの輪郭を歪ませながらギチギチと布地を突っ張らせているその様子に、それが己が欲と浅ましさをまじまじと見せつけられたような気がして ──その恥ずかしさと自責の念に、どうしようもないマゾヒズムがドプリと先走りを吐き出して喜びを示す。 その染みが広がる反応に気付いた伊織は、ゆっくりと"先程までと同じような指の動き"で先端を虐め始める。 仮性包茎、少しはみ出た亀頭の先、勃起時に皮を引き下げ七部被りになるタケルの陰茎は、その最も鋭敏な粘膜を少しだけ剥き出しにする。 白い布地と白い包皮に挟まれながら、ひょっこりと先端だけをを覗かせる真っ赤な亀頭、それを布の上から、伊織の大きな指が撫で上げる。 既にクチュクチュになるほどカウパーで濡らし切った布地は、伊織の指が触れる度に強烈な、いわゆるローションガーゼの様な役割を果たし、鋭敏な先っちょに莫大な快感をもたらしている。 腰がブルブルと震える、その容赦のない指と布の快感にタケルの陰茎は更に硬く張り詰め、そのせいで一層布地に強く張り出す快楽器官が更なる快感を生み出し、 更にトントンと優しく、鈴口を指の腹で叩かれる度にその衝撃が尿道を伝い、先端から腰奥の前立腺まで快感が走り、期待に腰が浮き立ちながらゴプリと更なる我慢汁を吐き出してシミを大きく広げてしまう、 快感に股下が緊張を極める、ギチギチと硬く張り詰める陰茎に、軋みを見せるほど硬直する下腹の筋肉。 しかし伊織はじっくりとタケルに快感を与え続けている。元より亀頭は快感を高める器官ではあるが、射精のスイッチとなると竿の方が優勢である。なので伊織はそれを見極め慎重にゆっくりと感度だけを重点的に高め続けている。 そんなイキたいのにイけない生殺しの快感の中、ふーふーと息の荒いタケルは、射精欲に突き動かされるように自然と腰をヘコヘコと降り出すが 「こら待てセイバー、イクのであれば此方もだ。」グニィッッ! 「ホ オ゛ッ!?♡」 布を絞り上げていた片手を離し、伊織は放置されていた胸元の乳首を摘み上げる。 忘れかけていた頃にやってくる痛烈な快感、その快楽に背筋に電流が走り脳はパチパチとスパークし、全身がぞわりと痺れ上がる感覚。 そんなヒクヒクと震え慄くタケルに、伊織はその両手を、右手は亀頭を、左手は乳首を、全く同じシンクロした動きで攻め立てる。 布地越しにスリスリと乳首と亀頭が擦られる、トントンと乳頭と鈴口を小突かれる、サワサワと乳輪と竿を撫でられる。 その全く同時の動きに、タケルは乳房と陰茎がリンクした様な錯覚を覚え、更なる感度をその身に昂らせてゆく。 「おっ?おお?んおぉ?!ほっ!ほおぉぉぉっっっ!!!♡♡♡」 既に感度は上限を極めて、満ち溢れるほどの快楽に夢中な脳のまま、腰をグッと大きく突き出し後ろの伊織に体重を預ける。 焦らされ過ぎた快感に、乳首は張り詰めるように膨らみ切り、母乳濡れのシーツをべったりと乳房に貼りつさせたまま更なる母乳をびゅるりと滲ませる。 それは股下も同様で、期待にジクジクと熱を持つ秘裂からは愛液をダラダラと垂れ流し、限界まで膨らむ亀頭からは布地を越えてぴゅるりとカウパーが溢れ出る。 けれども足りない。ここに来て伊織は、タケルの限度を測るべく残酷なまでに優しいほどのフェザータッチへ移行する。 触れるか触れないかの瀬戸際、与える快感を極小まで絞り切り、ガクガクと震えるタケルの動きを見定めて、緻密に、正確に、イかせない的確な感度を与え続ける。 ふっ♡ふっ♡ふぅっ♡ひゅっ♡ふぅぅぅっ♡と呼吸も既に規律を失い、思考も既に用を成さず、只々、絶頂への渇望が脳内を埋め尽くす。 限度を超えた限界。欲望の水瓶に溢れんばかりの快楽が並々と注ぎ込まれ、それが表面張力で決壊ギリギリを持ち堪えるかのような── ふとした衝撃で法悦へと自壊する予感がずっと続いて、でも甘く蕩けるキモチイイ苦しみが、辛いシアワセがずっと続いて、あとひと押しを、私を壊す最後の一撃を、ずっと彼が取り上げていて。 むずかるように、ぐずるように、「ゔぅぅぅ……」と悔しさの嗚咽が涙と共に溢れ出し、虚しく腰はヘコヘコと空振るばかり。 そんな様子を見かねてか、伊織もタケルの願いを叶えてあげようと、その布の内へと手を伸ばす。 向かうは股下にそそり立つ棒の幹、それをキュッとつまむように、優しく指を添えると「ぁ…」と期待に満ちた声色が、タケルの喉元から漏れ出る。 ドキドキと心音が跳ね上がる、切ない苦しみからの解放と、更なる快感を期待した心が、熱に茹だる脳髄に一粒の水滴を垂らす。 そして伊織が右手に添える乳首をギュッと握ると同時に、左手に摘んだ幹の皮をグッと根元に引き下げ、ブリュンとカリ首と亀頭が剥き出しになった瞬間─── 「────イけ」 「ふ ぎ ゅ う っ …………!?♡♡♡」 ぶ び ゅ っ っ !ぶびゅびゅっ!ぶひゅるぶび!ぶみゅるるるるる!プシッ!プシャッ!プシャァァァ!! 待ち焦がれた快感に、白目を剥くほどの快楽に、タケルは大きく腰を逸らし、ブルリと肌を震わせながら極上の絶頂を迎えた。 ガツンと脳がかち割られるような快感。全身に鳥肌が立ち、痺れるような快感が火照る表皮を駆け抜ける。 ジンジンと熱を持つ乳首からは多量の母乳が溢れ出し、股下からはブシュッと潮を吹き出しながら、蕩けるような粘っこい悦楽が、狭く長い尿道を掻き分け出口を目指す。 その迸る粘性のミルクは、先に待つシルクの繊維に遮られ勢いを失いながらも、無理矢理ブリュブリュと漉されるように染み出して、水気を失いプルプルとゼリー状の濃いタンパク質の塊へと変異しながら外の世界へ溢れ出る。 「─────お゛、─────ご、──────あ゛」 その濃厚な液塊が ぶりゅり…ぶりゅり…と断続的に体積を増やす。のけぞった亀頭の先に乗っかるように、シーツの先から湧き出るように吐き出されたそれは、大きなダマとなった後、でろりと重力に負けて布を伝いながらゆっくりと流れゆく。 そんな様子を、自らの醜い欲が溢れ出る有様を、絶頂に瞬く視界の隅に捉えて羞恥を覚えるが 抜き身の亀頭が擦れる快感が、吐き出す吐精の快楽が、吹き出る母乳の恍惚が、臍下で蠢く繁殖本能の欲求が、脈動と共に勢いよく脳髄へと流れ込み、その喜びに満ちた陶酔が、意識も、視界も、羞恥心も、全てを白妙に染め上げて、それを何度幾度と折り重ねた後、タケルの意識はぷつりと途切れた。 「───おっと。」 気を失い、後ろへ倒れ込むタケルを支える宮本伊織。 脇の下に腕を回し、脱力したタケルの体をしっかりと抱える。 側から見ればそれは浮遊霊が両手を広げるような…何処ぞの貼り付けにされた聖人のようなポーズだが タケルが傷つかないよう伊織はゆっくりと床へと下ろすと、ふぅ、と一息を入れたのち (…………興が乗ったとは言え、やり過ぎたか。これはもう五、六本団子でも用意しておいた方が良いだろうな) などと、反省の意を示しながら、この後のタケルの機嫌取りの算段を思案しつつ、濡れた体でも拭いてやろうかとぐしょぐしょのシーツをめくり上げると  む っ わ ぁ ♡ 「……………ッ!」 瞬間、タケルの匂いが立ち込める。 体液に塗れたシーツと体、それは布に包まれていたが故に、汗と、母乳と、フェロモン諸々の香りが熱と共にその内側に濃縮されており、めくれあがった瞬間濃密な淫臭となって部屋を埋め尽くす。 そんな匂いに当てられて、クラクラと目眩のような興奮に見舞われる伊織。 目の前にはじっとりと汗に濡れ、艶めかしく横たわるタケルの玉体。 意識を失い脱力した身は、女性のように柔らかく、しかしオスのような硬さも併せ持つ調和の取れた造形美、その火照り切った肌は汗の水気を帯びて照りを生み、それがしなやかな肉の陰影を浮き立たせ均整の取れた肉体美を遺憾無く発揮している。 そして美しきその美貌にピッタリと張り付いた濡れ髪が、震える長い睫毛が、ふぅふぅと吐息を漏らす唇が官能的な様相を表し、さらに萎えた状態でヒクヒクと快感の残滓に震える陰茎や、未だピュルピュルと吹き出す母乳、何より不満げにトロトロと蜜を垂らし、疎外された悲しみにきゅうきゅうと雄を求めて窄まる女陰の様子が、誘うように伊織の欲を唆す。 完全なる据え膳、そんな垂涎の状況に、伊織のオスの肉体が、ウズリと欲を滲ませ反応を示すが………… されど!そこは流石の氷の如し!生来より我慢の儘に生きて来た彼は、己が欲を押さえ込む事など造作も無き事! 「ふぅ…」と一息、手慣れた深呼吸で無理矢理に心を落ち着かせた彼は、疼く肉欲を無視してその鋼の如く強靭な精神で冷静にタケルを身をしっかりと思いやり、体を拭こうと手拭いを持って、息もせぬままタケルの足元、開いた股下へとかがみ込む。 そこに チョロ…チョロロロロロ…… 「……………………は?」 失神したタケルの失禁が、意識を失い緩んだ膀胱が、萎えて緩んだ前立腺の関を乗り越え、尿道を伝い放物線を描きながら追い討ちの様に伊織の袴を濡らす。 これには流石の伊織もキャパオーバー、腕を伸ばしたまま固まり、汚れていく袴をよそに(暖かいな…)などと現実逃避の思考に逃げる。 もはや宇宙猫の有様で放尿の終わりを見届ける伊織。 そんな状況でピクリとタケルの瞼が動き、ゆっくりと目を開けて、惚けた顔のまま足元にかがみ込む愛し人の顔を見つけては無意識に微笑む 思考も胡乱に霞んだまま、しばしボーッと微睡のように、動かぬ伊織を眺めていたタケルだが、ふと思い出したかのようにその唇を動かして 「どうしたイオリ……もう終わりか…?」(意訳:もうイタズラは終わりましたか?) 「……………………は?」(認識:もうイタズラは終わりですか?(煽り)) ピシリと亀裂が入る音、色々限界を迎えていた伊織はタケルの思いを計り損ねる。 そも倒れたまま目線を下に向け、伊織を見つけた喜びに緩んだ頬と薄らに上がる口角は、下側から眺めた伊織にとってメスガキの煽り顔にしか見えなかったのだ。 だがしかし、こちらに落ち度があるとは言え、小水を掛けられた上にこのように煽られてはたまったものではない。 粗相を犯した高貴な駄犬、ムワリと渦巻く淫臭に、欠壊寸前の己が肉欲、そして目の前には極上のメスの肉体。 既にいっぱいいっぱいだった伊織の忍耐は砕けるように崩れ去り、漂白された倫理の中、ガチリ、と思考の奥底で噛み合うことの無い歯車が噛み合うと、彼の目的は悪戯からお仕置きへと変貌していた。 ゆらりと、伊織は目に影を落としながら立ち上がり、しゅるりと、濡れた衣服を脱ぎ捨て全裸を晒す。 そのオスの体は一見細身に見えるが、剣士として最適化された肉体。引き締まった腹筋、広く大きな肩幅、そして太い二の腕と大きな手の甲に分厚い血管を浮き立たせ、その身は怒りと興奮に熱を帯び、その姿のままタケルの上へとのしかかる。 両手を顔の横に突き、見下げるように覗き込む伊織、対するタケルの顔は、力の抜け切りトロトロに惚け切った表情で、思考も定まらないままぽーっと眺める無垢な瞳と、赤く艶やかな美しい美貌、そして瑞々しい唇へと── 「んむっ…………♡」 強引な、されど優しい口づけを落とし、その口内に舌を忍び込ませる。 ぬろぬろと舌が絡み合う。起き抜けのほわほわした意識の中で、鮮烈な快感が口内を満たし、いっときの幸福を味わったあと、ちゅぱり…と名残惜しそうにが唇が離れると 「ひぎゅっ…………!!♡」 伊織の太く長い指が、徐ろにタケルの秘裂へと侵入する。 そのままグチョグチョと抽送を開始する伊織。驚くタケルを他所に、既に火照り切った女陰はタケルの意思を離れ、待ちかねた快楽にきゅうきゅうと伊織の指を抱きしめる。 快感に腰が浮かび上がる、股間では用を成した後の陰茎が萎えたままにトプトプとカウパーを垂れ流し、胸の乳首も再び母乳の増産を開始する。 再び動き出した快楽の坩堝、タケルはその本流に流されながらも、チラリと彼の方を見据えると、股下に硬く張り詰める彼の欲棒と、暗く染まる苛立ちにも似た真剣な表情を垣間見る。 (こ……これは………) それは眉間に皺を刻み、瞳を欲で濁し、鋭い眼光は獣のように相手を射抜き見定める。 いつか何処かで見たような、もう見ることは無いと切に願った、月光のように輝く冷たい目線。 あれは彼が我慢を辞めた時の、自身の我儘をさらけ出し、ありのままの姿で私に相対する時の……… ───イオリが本気で私を求めた時の顔! <<<欲顔剣鬼可惜夜フェイス!!!>>> そう、過度なストレスと欲情に、遂に伊織は限界を迎え、その苛立ちと性欲の暴威に満ちた心身は、彼の表情スチルを剣鬼へと変更させていたのだ! ゾクリと、背筋が慄く。 驚嘆と戦慄、恐怖と………期待。 (あれは伊織が本気の時の顔だ、もしそんな彼に本気で攻められたら、私は……♡) 引き攣る恐怖とマゾヒズムが心の天秤で揺れ動く。射殺すような真剣な目線が肝を冷やし、ドクリと跳ねる心臓が、この後の自身に降り注ぐ快感を想像してしまった思考が、吊り橋効果を持ってゾクゾクと背筋を震わせてゆく。 「……イ、イオリ。それは…その表情は……ホ ォ゛ッ♡」 タケルの声を待たずに指を動かす、長く器用な指先を十全に使い、内側のスイートなスポットを強烈に攻め立てる、優しくも無遠慮で繊細な暴力的高機動精密ガシマン。 その暴風のような快感にまたもや潮を吹くタケル、相手を無視した快楽の押し付け、もはや今の彼は欲望に満ちた一人の獣と化している。 そんな彼に勝てるはずもなく、ビクビクと体を震わせて、絶頂に体の力が抜けて、脱ぎ捨てたシーツにくてりと横たわる。 そんなタケルの足を掴みグイッと持ち上げまんぐり返しの体勢にする伊織。 そして熱が当てがわれる、ギチギチと怒りに満ちた彼の肉棒が、赤く張り詰める亀頭が、種付けプレスの様相で見せつけるようにタケルの膣穴へと添えられて 「ま……まっひぇくれ、イオ……オ゛ッ♡……オ゛オ゛ッ♡………ォ゛オオオオッッ!!♡♡♡」 ドチュン!と挿入が成された後、容赦ない腰の打ち付けに、濁った矯正を上げながら舌を出しイキ狂い、その後の抽送でタケルは更なる絶頂を迎えた。 ───そしてその嬌声は、今夜は止む事はないだろう。 月の無いこの夜に、星の綺麗なこの夜に、月のように美しい玉体と、それに見惚れて獣に堕ちた狼男(ウェアウルフ) 犯しか悪戯かと問われれば、無論、前者であるのだろう。しかしその交わりはどこか喜びに満ちた有り様で ドプリと熱が吐き出され、その甘い甘い快楽を、欲情のまま下の口で貪るヤマトタケル。 吹き出す飛沫は甘いミルク、その吹き出る母乳で喉を潤し、口移しで相手の喉へと送り込む宮本伊織。 両者溶け合い絡み合い、獣のように交じり合い、その遠吠えのように響く嬌声は、子供が聞けばお化けと勘違いしそうなほどに。 万聖節の前夜に、お菓子よりも甘い悦びを、競うように貪り合う二人の獣。 精を吐き出し、母乳を漏らし、淫行に耽る可惜な夜 嗚呼、今日は吐漏淫夜、ドリップ アンド スイート 夜はまだ終わらない   Never End ────────── 蛇足のオマケ 「ま……まっひぇくれ、イオ……オ゛ッ♡……オ゛オ゛ッ♡………ォ゛オオオオッッ!!♡♡♡」 ドチュン!と挿入が成された後、容赦ない腰の打ち付けに、濁った矯正を上げながら舌を出しイキ狂い、その後の抽送で更なる絶頂を迎えるタケル。 快楽の熱がその身を焦がす、太く長い陰茎にみっちりと埋めたれられた膣穴は、慄きながらも喜びの抱擁で彼を迎え入れる。 目算七寸に届き得る彼の肉棒が、鉄杭のような硬さと沸る熱を携えて、胎の奥の奥まで到達し、私の薄ら細い腹に陰影を浮かせる。 満たされる圧迫感、切なさを埋める喜び、私の内に彼が入り込む感触が、下腹の熱と共に私の脳に幸せを届ける。 そして抜き去る熱の寂しさを、ぞりりと抉る小高いカリ首が塗り潰し、再び振り下ろされる鉄槌の一撃に、バチュンと打ち付ける肉の衝撃に、雄に穿たれる実感を得た股下の本能が、最奥に鎮座する胎の核心をキュンと疼かせて、それを幾度と繰り返す。 種付けプレス。伊織の体幹を持って打ち付けられるその動きは、掘削機もかくやと言うほどの迫力で、 獣の喜び、雌の喜び、雄の喜びを満たしながら、膣穴を→穿ち→穿たれ→掘られ→掘り進め→衝動のまま悦に向かい続ける二人の獣 そんな股下をほじられる快楽の中、胎奥を満たす悦楽の中、気の向いた彼が顔を寄せ 「んむっ……!♡んぅ゛〜〜♡♡んむ゛ぅ〜〜♡♡♡」 重なり合う唇、滑り込まれた舌先の快感に、そのまま上の口まで手中に納められ、私の口内を快感で凌辱しながら、ねちっこく舌を、下を、刷り込むように馴染ませてくる。 敏感な快楽器官が溶けるように擦れ合い、そんなにも彼は私と溶け合いたいのかと、そんなにも私が欲しいのかと、揺蕩う心が勘違いしそうになるが、そんな思いなど容易く悦楽に溶かされて、燃えるような身の熱が、より強い繁殖への喜びが、私のナカを満たし続ける 高熱に浮かされたままで幻想(ゆめ)を見る、それは彼も同様で、打ち付ける腰の喜びが、悦をもたらす陰茎が、抱く肉の柔らかさが、彼の興奮と快感をより強く高め 想いを、本能を、我儘をさらけ出して相手を喜ばせ、喰らい、犯し尽く喜びに浸る。 そんな獣と同義の悦楽に、伊織は苛立ちにも似た焦燥感を高めながら更なる悦へと走り続ける 獣欲に満ちた交わり。 未だ乳首はピュルピュルと乳を吐き出し、萎える陰茎はトロトロとカウパーを垂れ流すまま、吹き出す汗はその交尾の激しさを物語る。 ムワリと香る発情の湿度を、両者共に好いたツガイの匂いで肺を満たしながら、更なる発情を持ってその終わりを目指す。 「んっ…♡はぁ゛…♡あっ…♡ほぉ゛っ♡…ぉお゛っ…♡おぉ…っ?♡お゛お゛…♡んぎゅっ…♡イ…イオリ゛ぃぃぃ…♡」 「───フッ、───フッ、───ふぅ、───ぐっ、───ん゛んぅ………!」 喜び、悦び、嬉び。生物としてのシアワセは此処にあるのだろう。 押し潰すように体を寄せ、密着するように混じり合う二人、 ぬちょぬちょと両者体液にまみれ、水気を増した身体を擦り合わせ、本能のあるがままに、ヒトでは無い生物(モノ)に戻る悦び。 抱きしめて、抱き締めて、雌肉を喰らい、雄肉を喰らう 満たされ続ける幸福に、飢えを満たした繁殖本能、されど足りぬとせがむ肉欲に、終わりを急かす繁殖原理。 ゾクゾクと総身が痺れる。筋肉が痙攣を覚える。膣壁を抉る快感に双方の肉体が昂りを覚え、両者共に会陰部の括約筋を締め上げると、きつく窄まる膣壁に、陰茎は更にその身を硬く体積を増やす。 ここに増して密着度を深める快楽器官、その溶け合うように離すまいと迫る肉の蠢きに、本能のボルテージは頂点を迎え、下腹に走る切なさを抱いたまま腰の動きが加速する。 パンパンと肉を打ち付ける音が速度を速める。ギチギチと締まる肉が軋みに歪む。蕩けるような快楽が切なさを極め、溶け合う事を願う寂しさが相手を求めて腕を伸ばし、子種をせがむ本能は彼の腰へと脚を絡めてしまう。 視界は既に霞み、意識は既に揺らぎ、心象は既に真白に漂白され、唯、相手の存在を残す限り。 そしてとろける熱が脳髄を満たす、悦に至る秒読み、身を焦がす悦び、そこへ向けて伊織は大きく腰を振り起こし、最後の一撃をバチュンとタケルに向かい振り下ろすと、グッと本能のまま腰を押し付け、隙間なく肌を密着させる。 その衝撃に、内股を満たす震撼に、最後のピースがガチリと組み合うような直感と、激鉄を撃ち抜くような明確な確信。 ギュッと相手を抱きしめて、背筋に悦がゾワリと走り抜け、膣壁と子宮が収縮を始めた瞬間、「─────────ッ!♡」脳の深い所から悦楽が弾けて───── 「──────────────ぉ゛」 ドビュルッ!ブビュルッ!ボビュルッ!ビュルッ!ビュルルッ!ボリュッ!ブリュッ!ブビュルルルルルッッ! ぎゅっ!きゅっ!ぎゅうう!ぎゅぅうぅぅぅ!きゅぅぅぅぅうううう〜〜〜〜〜♡♡♡ 「オ゛ッ!オ゛ォッ!んぉ゛ッ!ほぉぉぉお゛お゛お゛お゛お゛っ!!!」 意識が白に染まる、心が弾けて霧散する。 喉奥から絞り、肺から漏れ出るような吐息。 溶ける意識が快楽に沈み、瞬く光が霞んだ視界を染め上げる、全身は甘く痺れる幸福に満たされ、その充実感と共に安堵と興奮が同時に脳へと叩きつけられる。 対する伊織も目眩のような幸福に、その身を酷く震わせる。 子種が股の内を駆け抜ける、それをツガイに注ぎ込む。オスとして種を付ける喜びに、見初めたメスに吐き出す嬉びに、本懐を成した心身が身震いを起こすほどの恍惚に包まれ、ドクリと生殖器が脈動する度にクラクラと目眩のような酩酊が、甘美な快感と共に幾度と脳を焼いてゆく。 混じり合う事数十秒、ドクリドクリと震える陰茎の脈動を膣奥の一番深い所で感じ合う二人。 法悦の波に揺蕩い、吐き出す吐息は熱を帯び、爆ぜる心音と総身の痺れに呑まれながらも、抱き合う熱が自身と相手の存在を確信してくれて。 幸せに満ちた営み、熱に茹だる喜び、その感覚が刹那を永遠に引き延ばし、幸せの絶頂を無限に味わい続ける。 しかしされど時は進むモノ。終わりを迎えた絶頂は、彼らの意識をゆっくりと引き戻し、肉体も次第に落ち着きを取り戻し、その後は虚脱感と開放感がその身を満たす。 ふぅふぅと鳴る二人の呼吸、そんな音を聴きながら、彼がゆっくりと身を起こし、ぬぽんっ!と竿を引き抜いて、その感覚にぶるりと身震いを起こす。 彼の陰茎に陵辱され、その感覚が未だなお残る膣から熱の残滓がトロリと流れ出て、その違和感に、少しの恥ずかしさと誇らしさを覚えて ふにゃりと心を緩ませていると─── 「ん゛い゛っ……!!!♡♡♡」 ぬ゛ち゛ゅ゛り゛!!とおもむろに彼の指が再び膣へと入り込む! 「あ゛…っ!ふぐぅ……ッ!ま…待てイオリ、今はまだイッたばかり…で……んオ゛ォ゛……♡♡♡」 「………そうだな、俺も今しがた身を裂くような欲を吐き出し終えたばかりだ。」 「………故に、お仕置きの方はこれからと言うわけだ。」 「なっ………何を………」 突然の別腹宣言、欲は欲、仕置きは仕置き、誠実であろう彼は、公私をしっかり分ける生真面目タイプ。犬とか飼ったら躾はきちんとするタイプの男なのだ! そんな彼の言葉に、ヤマトタケルは狼狽える。身に覚えの無い罪に、容赦の無いお仕置きに、何か粗相をしたのかと不安を覚え、そして未だ衰えていない彼の男根の様相と、未だ顔に浮かぶ剣鬼の表情スチルに、嫌な予感がゾクリと背筋を撫であげて、 「わ……私がいったい何をしたと言うのだ!?」 「…………ほう?そうくるか。さすが高貴なる身分のお方だ。平民に用を足しても別に気にも留めないと見える」 「んぇ゛………?」 その言葉に固まるタケル、思考を走らせてもそんな記憶など出てこない。 しかし耳にした伊織の声に、その表情の奥に、ごく稀に、私をおちょくる時の声色が、ドスの効いた声の裏に滲んでるような気がして 何より彼は確信を得ずに巫山戯る立ちでは無いだろう。もしこれが事実であるのなら、あの顔で、あの鬼気で、そんな さでずむ な言の葉を放つ先には── 思考を巡らせ何かを察したタケルは、身の危険を確信し、これはいけない!と逃げ出すように身を捻り、彼の指から逃れようと這う這うの体で移動する。 今の彼は鬼だ、陵辱を是とする性鬼だ、そんな相手に立ち向かうなぞ自ら贄になるようなものだ! 戦略的撤退、これまで何度も伊織に性的に負かされ続けて来たタケルは、伊織の魔の手から逃れようと必死に動く。 そして力の入らぬ四肢に喝を入れ、膝をつき、四つん這いのまま両手を突いて立ちあがろうとしたその瞬間─── ────ズルリ、と床に敷かれていたシーツが滑り、ヤマトタケルは突っ伏すように上半身を滑らせる。 そうして、ツルリと月のように美しい身肌のデカ尻が、伊織の眼前に現れる。 こけた英霊、突き出す大尻、伸びをする猫のような体位、その秘部からトロリと汁を垂れ流し、誘うようにゆらゆらと揺れ動く見事な形状の大臀部。 「───────────」 宮本伊織は何を思ったのか、ここに来て更に男を誘うように尻を突き出され、心の揺れぬ者はいないだろう。 だがしかし彼は、これは仕置きだ、と自らの心を落ち着かせ、剣鬼顔のまま心を鬼にして、自らの欲に蓋をする。 そうしてゆっくりと、腕をダラリと弛緩させ、ゆらりと、その大きな手を振りかぶり 「…………いくぞセイバー」 ────バ チ ン ッ!!!! 「オ゛ッ!!」 その大きな手の平を、眼前の尻へと着弾させる。 その衝撃が尻を駆け抜けた瞬間、驚きと共にマゾメス快感が弾け飛び、ピンと脚を伸ばして絶頂を迎えるタケル。 プシャリと潮が弾け飛ぶ、大英霊によるJack O Challenge with マゾメスアクメ。 その開いた脚と天を衝く尻は見事な三角形を表しており、まるで神々しく雄大な富士山のような身姿を表す。 更に頂上には菊を表す紋様と、その下から溢れ出る潮とカウパーの煌めきは、まるで清らかな柿田川の清流のように澄み渡っており、さながら日本英雄ここに有りと言った御様子。 そんな英霊に似つかわしく無い酷く無様なイキ様に、感心の念を持って眺める伊織は、その尻にじんわりと浮かび上がる赤い紅葉の紋様に、ふと……ある事に気がつく。 「ふむ、そういえば、今年は"紅葉狩り"をしていなかったな───」 そんな言葉を口にして、そんな言葉を耳にしたタケルは、絶望と絶頂のまま震える声で 「ま…まっひぇ……」 「───────秘剣」 「ま────────」 ヒゥュン ヒュン ヒュィン………           ────ブ ワ ッ ! 「「「「「「 ズ パ ァ ン ッ !!!!!!」」」」」」 「  お゛ ! ! ! 」 六閃同時の手の平が、タケルの尻を寸分違わず叩きのめす。 多次元屈折現象。燕返し・比翼の段の応用。剣を持った両手で出来るなら、無手でも可能である事は自明の理であり、六方向から同時に叩かれたタケルの尻は、伊織の手の平の型を六つ赤く同時に浮かび上がらせる。 ジンジンと痺れる痛みが尻に走る。泣きたくなるような衝撃に、無論タケルも目尻に涙を浮かべるが 「───────秘剣」 「な────────」 「「「「「「 ズ パ ァ ン ッ !!!!!!」」」」」」 「  ん  お゛ ! ! ! 」 続く二度目が更なる痛みを引き起こす。 先程と変わらぬ場所を寸分違わず叩かれて、その重ねた痛みの痛烈さにタケルは尻を上げたままガクガクと震えるが、 「───────秘剣」 「ちょ……!ちょっと待てイオリ!宝具ゲージも無しに打ちすぎではないか?!それに秘剣と言うからにはもう少し隠した方が良いと思うのだが!!」 「ふむ、そうだな。だがなセイバー、これは宝具ではなく対人魔剣に属する。故にやろうと思えば…少し気を張ればNPを気にせず打ち放題なのだが……」 「だとしてもやり過ぎだ!バカァ!!」 目に涙を浮かべ、大声で怒鳴り散らすヤマトタケル。そんな様子に伊織も流石にやり過ぎたかと、溜飲を下げながらゆっくりとタケルに近づき。 「成程、確かに少しやり過ぎた。大人気なかったよ、俺は。」 そう言って優しく、タケルの臀部を撫で回す。 「…………んっ♡」 そんな彼の優しい手付き。さするように、労わるように触れるそれは、大きな手の平の感触と共に、ヒリヒリと赤く腫れ、感度の上がった尻にじんわりと染み込むような優しい快感をもたらす。 そんな優しい愛撫の感触に思わず喉を震わせて───── トプリと、新しい雫を、股下から漏らすように垂れ流してしまう。 「…………あ」「…………成程」 仕込まれたマゾの、肉体の勝手な反応。 タケルの体は痛みの後に少し優しくされただけで勝手に喜んでしまう、なんともチョロい肉体なのであった。 そして宮本伊織の手付きが、優しさからやらしさに変わる。労りの気持ちはそのままに、撫でる手は感度を育てるように、じっくりと、繊細に、誘うように尻肉に喜びを与える。 「────ッ!………んっ!……ふぅ……ふぅ………ふぅー♡………ふー♡」 先程までの怒りは何処へやら、優しくフェザーに撫でられる度に、勝手に喜ぶ肉体に、つられて勝手に絆されてしまう心。 伊織に尻を向けながら、そこを優しく撫でられる様子は、まるで甘える猫が気を許した相手に撫でられているような様子で トロトロと溶けていく心に、トロトロと溢れ出る蜜。そんな様子を眺める伊織は、撫でる手をそのままに、ある一点をジッと凝視する。 快感の度に、ヒクヒクと窄まる菊の門。 試しに尻たぶをギュッと広げるように力を込めると、反するようにキュッと窄まる高貴な紋。 ムラリ…と本日何度目かの情欲のスイッチが入る伊織、多分こいつタケルの体ならなんでもエッチだと思ってますよ。 そして興味を惹かれるままに、その肛門を撫で上げて……… 「ひゃうっ………♡」 とタケルの喉から裏返った声が出る。 「イ……イオリそこは…そこはぁ!……おっ♡………おぉッ?♡」 そんな抗議の声を尻目に、その尻の核心をサワサワと撫でるだけで快楽の声を上げるタケルに伊織は、 「ふむ、だがなセイバー、胸は致した、竿も致した、そして先程と膣も致したとなれば、次は此方ではないだろうか?」 「き……キミは私の体を喰べ尽くすつもりか!もしや ふるこーす というヤツか?!」 「………?無論、そのつもりだ。貴殿のように美しい者であれば、何処を喰らっても美味であろうよ。」 「………な!…………な、……………んなゃぁ………?♡」 それが尻を撫でながら言う言葉かと言いたいタケルだが、好いた者からの直接的な"綺麗なお前を食べたい"宣言に、多少頬を染めながら、ほんのちょっとの…その…悪く無さを感じてしまった懐の深いタケルは、そのチョロさ故に反論もできずに混乱のまま尻を撫でられ続けていると ずちゅる!とおもむろに、タケルの尻穴に伊織の指が挿入される。 「ほぉ゛………ッ!!♡♡♡」 目を盗み、溢れ出るタケルの蜜にその指を濡らしていた伊織は、それを潤滑剤として用いて窄まる尻穴へとその指を侵入させる。 そのままクチュクチュと念入りにタケルの尻穴をほぐしていく伊織、美味い料理には下処理が肝要だと彼は知っているのだ。 霊体であるが故に、その穴は一切の穢れなく、逆に透き通る清らかな腸液が、ヌルリと溢れて指の滑りを良くしていく。 そして2本と3本と、段々とその指が増えて行き……… ぬ っ っ ち ょ お ぉ ぉ お…………♡ くっぼりと大口を広げ、だらしなくよだれを垂らす、見事な肉穴が完成した。 ヒクヒクプルプルフルフルと、上半身を突っ伏したまま、羞恥の心に頬を染め、目尻に快感の涙を浮かべながら震えるタケル。 既に準備は万全で、ひり出す用途の尻は彼を求めてヒクヒクと震えて、その期待に陰茎はトプトプと垂れ伝うカウパーを吐き出し床に染みを作る。 火照る思考が己を恥じる。こんな見せしめのような姦淫に、されど期待に飢えた己が尻穴に、やるせなさと切なさと、その奥で芽吹いてしまう悦びに、どうしようもない自分に喜んでしまう、そんな己自身が恨めかしい。 そんな悦な悔しさに、ギュッと拳と尻穴を窄めて震えるタケルの上に、その快楽の張本人である浪人が覆い被さる。 尻穴に当てがわれる肉棒、その硬さと熱に反応した肉穴が求めるようにきゅうきゅうと縋り付いている。 そして耳元に「………いいか?」なんて優しい声。そんな言葉を発したら、私の心も肉体も、ダメだなんて口を動かす事が出来ないではないか。 なので代わりに、キュッと尻を上げて彼に答える、もはや既に、始まる前から勝敗は決しているのだろう。獣のような体勢で、獣のように求める彼と……ケダモノ以下の、私の肉穴。 飢えて大口を開けて、彼の熱を求めて、腹を満たしたいと恥ずかしげもなく欲にくらんだその穴は、私の心を晒す醜い獣欲の写し鏡。 欲しい。熱を、彼を、寵愛を、そう心が望んだ矢先、彼の肉棒がゆっくりと入り込む。 「んっ………くっ…………♡」 待ち侘びた彼の熱が、私の内に入り込む。 場違いな場所、しかし然りと曰う己が箇所。 熱を飲み込むその場所は、待ち侘びた彼を労うように、きゅうぅと締まり喜びを示す。 ねっとりと絡むその穴は、茹だるような熱のまま、柔らかな腸壁を掻き分けて進む彼の肉棒を受け入れ、そのまま奥へ奥へと誘うようで。 背筋に痺れを覚える。喉から呼吸が溢れ出る、居るはずの無い場所に有るモノが、私の臓腑を押し上げて、悦楽を喉へと押し出すように。 快楽の吐露、搾り出す嬌声、ピッタリと密着した彼の腰が、身を覆う彼の熱が、快楽に震える彼の吐息が、私の内も外も閉じ込めるように満たして、その悦楽の内圧に、悦びの痺れが私を満たす。 しばし身体を馴染ませるように止まる二人、密着した彼の熱が、閉じ込められた私の熱が、混じり合うように体温を交換していく。 そうして熱を得て、熱を譲った先に、しっとりと育まれた情欲が、同じ温度になった心と肉棒を引き抜いて、更なる情欲を得ようと再度の抽送を開始する。 初めはゆっくり、そして段々と速度を上げて、タンタンと腰を打ち付け、淡々と快楽へ向かう。 二人言葉は発せずに、唯、相手の具合を、相手の硬さを、己の男根と尻穴で感じ合い、そこに浮かぶ意思などは、悦楽に漏れ出る相手の吐息で分かり切った現状で 言葉無くとも通じ合う、それは睦言無き獣の交尾と同義だろう。茹だる吐息と垂らす涎、快楽に実直で率直な儘、愚直に欲を喰らい合う獣の欲求。 唯一違うのは、これが排泄器を用いる行為であり、繁殖とは関係のない、純粋な快楽のみを求めている事だろう。 くっぼりと伊織を咥えるタケルのアヌスは、その熱が引き抜かれるたびに排泄感で脳を焼き、ぐちょりと押し込まれるたびに圧迫感がその身を満たす。 チリチリとうなじが燃える、火照る体は汗を噴き出す、それに釣られるように漏れる母乳は床を濡らし、尿道はトロつく粘液を吐き出し続ける。 熱い、熱い、体が、快感の熱に身を窶し、けれどもっと欲しいと願う欲深な心。 それに応じるようにきゅゅうっと締まる括約筋の圧に気付いた伊織は、ゴチュリ!と角度を変えて腰を打ち付ける。 「ん゛ぎゅうっ………………♡」 それは、伊織の魔羅がタケルの前立腺を貫いた音。硬く張り詰めた亀頭を、充血した前立腺へと突き立て、その圧と衝撃がドロリと精液を押し出して、タケルの脳を焼いた音。 強制的に漏れ出る吐精、本能的に漏れ出る嬌声、意図せず粘液が尿道を通る快感に、パチパチと電荷が爆ぜるような、快楽のスパークが脳を満たし、溶けるような甘い声を吐きながら、尻穴を更に窄めるタケル。 その反応に伊織は心を良くし、更なる快感を引き出そうと、そこに向かい腰振りを速める。 「お゛っ…♡ぉお゛っ…♡ふぅ゛…♡ん゛っ…♡」 パンパンとアガるリズムにドプドプと流れる吐精。打ち受ける腰が尻を叩くたび、穿つ陰茎が前立腺を攻め立てて、その度にチカチカと短い絶頂が脳を焼く。 それが思考を突き崩すかのようで、白ける眼前に意識は断続的に断線を繰り返し、ふやけきった脳は甘い快楽物質でトロトロと幸せを満たす。 そうして溶けた思考の中、尻穴で彼の陰茎が硬く張り詰めるのを感じる、嗚呼、彼もまた、絶頂に向かうのだろうと、温かな喜びを感じていると。 ───ギュッッ!!「んひぃ゛ッッ!!♡♡」 突然、別種の快楽が脳を満たす。快楽に慄く思考、抓られた、乳首を! プシャリと母乳が噴き出す、彼の大指が乳首を抓る、突然の快楽の強襲に思い出したかのような乳首イキを繰り返す脳髄に、「イクのであれば此方もだ」という先程の彼の言葉がフラッシュバックし、待て、と背筋が直感に震えて、こんな乳首でイキ狂っている時に、そんな腰を大きく振りかぶって、私の尻奥のイイ所を突かれたら─── ───バ チ ュ ン ッ ! 「────お゛ぅっっ♡♡♡」 ビクンッ!!ガクンッ!!ぎゅぅぅうぅぅう!! 貫いた彼の魔羅で、全身が絶頂に満たされる。体はガクガクと震え尻穴は引き攣るように窄まり、その括約筋の動きが膣と陰茎を引き締めて、ドプリプシャリと更なる快楽を引き起こす。 その股がもたらす快感もイキ狂った脳の痺れを助長して、ケツ穴に響く快感も、母乳が吹き出る快感も、ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせた深い深い快楽と成って、快楽に打ち震える脊椎を伝い、限界を迎えた私の脳をパンクさせる。 限度知らずの快感に、魂を焦がす絶頂に、震えて痺れる総身に、思考も視界も保てない、けれど、堕ちゆく意識の中で、腹奥に、彼の、熱い水気を感じたような気がして…… そのまま意識がふつりと途絶えた 「…………ん?起きたか。」 目を覚ますと、耳に入るのは彼の声。 微睡んだ瞼を持ち上げる、目に入るのは見慣れた天井。 寝起きの頭は未だ動かず、されど何処かスッキリとした爽快感が撫で付ける。 そしてゆっくりと身を起こすと、目の前には彼が、全裸の伊織が珍しく髷を解いた姿で立っていた。 それを(この髪型も格好いいなぁ…)なんて、起き抜けで回らぬ頭のまま、ぼーっと眺めていると、 段々と脳に血が回り、先程の情事の記憶が蘇えり。 ──嗚呼、あぁ、ああ…っ! そこで体の感覚に意識が向く、じんわりと麻酔明けのように痺れの残滓を残す身体、特に乳首は未だジンジンと熱を持つ有様で、下腹部に至っては何処かスッキリとした感覚と、腹の中に残る僅かな熱を感じ入る。 しかしその身は、汁に濡れた筈の体には一切の汚れ無く。 「いつまで経っても起きぬからな、簡易的では有るが、一応、身の方を清めておいたぞ」 そんな言葉を発しながら近づく伊織、その手には玻璃のコップに注がれた水を持ち、私の方へと手渡してくる。 それを両手で受け取り、ゴクリと喉を鳴らして体の内へと水を送る。それがじんわりと体に染み込む感覚に、ほぅ、と心を落ち着かせて居ると、隣に伊織が腰掛けて、 「少しやり過ぎてしまったようだが、体の方は大事無いか?」 なんて、今更な言葉を口にするもんだから、こてり、と彼の肩に頭を預け 「…………むぅ、未だに尻の方が痺れるのだが」 「すまない。………ん?いや、この場合はどちらの方がだ?」 「私の口から言わせようとするな、バカ伊織め───」 そんな軽口を語らい合う、寄り添いあって座る二人。 口は悪けれど心は認め、諦めたように許し合うそれは、ありのままを剥き出しにした、心を開く間柄。 穏やかで、心の内で笑い合うような会話、しかし、抱き寄せるように回された彼の片腕が、手持ち無沙汰な彼の指が、悪戯をするように私の乳首を転がして 「こら、伊織!私の乳首は玩具では無いのだぞ!」 「………む?あぁ、すまないセイバー。」 (無意識でやっていたのかこの男は…) そんな言葉を思いながら、すくりと立ち上がるタケル。 軽く弄られた乳首は、先程の情事を思い出して少しぷっくり膨らんで、それが落ち着いた筈の身体に、僅かな熱を灯すようで (我ながら、少し、チョロ過ぎないだろうか…) なんて自戒の念を抱きながらチラリと彼の方を眺めるタケルだが、 それは彼も同様で、隣に座り、触れ合った肌のお陰か、あぐらを描く足元の萎えた陰茎も、ふっくらと微かに血を含み、次の営みに期待を寄せる面持ちで (あれだけ出しておいて、未だ足りぬとせがむのか…絶倫のケダモノめ…。いや、それは私も同じか) そんな伊織の陰茎を見ただけで、胎を疼かせた事を自覚したタケルは、伊織の前へとしゃがみ込み、おもむろに、無理矢理な口づけを行う。 タケルから食らわせた突然の悪戯に、伊織も目を見開いて驚きを隠せない様子だが、更にタケルは空いた手で、伊織の乳首をお返しとばかりにサワサワと撫で付ける。 その快感に、突然の快楽に、驚きながらも体の熱が目覚め、スイッチが入ったかのように膨らんでゆく陰茎。 そして伊織はタケルを抱きしめようとして、ゆるりと腕を伸ばすが、それに反してするりと抜け出す日本武尊 伸ばした腕が空を切る、突然の回避に驚き、そんな惚けた顔をしてる彼に、 「続きをしたいのであればさせてやる……、だが、先に湯浴みだ。その格好から見るにキミはもう浴びてきたのであろう?ならば布団でも用意して待って居るが良い。」 少しの意地悪、少しのお預け、子供からお菓子を取り上げるように、意地悪な笑みで湯浴み(シャワー)へと向かうタケル。 そんなこんなで夜が更けていく。 この後、お預けを食らった伊織からの犯しのお返しを喰らうとはつゆ知らず、鼻歌(残夜幻想)混じりでシャワーを浴びるタケル。 対する伊織は神妙な面持ち、しっかりと布団を敷いて、新しいピカピカのシーツを用意して、その上で裸正座の武士座りで待ち受ける。 獣の営み、夫婦の営み、ツガイの喜び、それを幾度と繰り返す彼らは、終わらぬ夜に紛れ込んだよう。 結局、新しいシーツも体液でガビガビにし、用意していた筈の団子も乾いてカピカピになるまで、その夜の営みを続けていたのでしたとさ。 食玩     終了