■はじめに 本テキストはメタファイズについて筆者個人が使用してきた感想を記載したものである。 引用元などはなく、一個人の偏った思想で記載されている。 自分の思考を伝えるため断定的な書き方をしているが他の意見を否定する意図はなく、むしろ筆者とは違う意見が出てくることを期待している。 また同様に筆者のデッキ構築の考え方なども記載しているが、他の人の構築思想や、異なる思想のテーマ・デッキタイプなどを否定する意図は一切ない。 ■テーマ概要 テーマ設立の経緯などが面倒なので省略するが、基本的には除外テーマである。 多くのモンスターは除外された次のターンに発動する効果を持ち、テーマとしての妨害手段も除外に特化していると考えてよい。 【強み】 ・≪マクロコスモス≫≪ディメンション・アトラクター≫といった全除外系のカードで一切の不都合を受けず、むしろアドバンテージになる。 ・対象を取らない全除外+相手のチェーン封じ といった最強クラスの除去能力を持つ 【弱み】 ・先攻での動きというものが存在しない。テーマとして能動的に用意できる妨害は≪メタファイズ・ディメンション≫の1除外だけであり、≪メタファイズ・ディメンション≫だけでなくメタファイズを除外するためのカードが必要と要求値が高い ・後攻で≪メタファイズ・ラグナロク≫を通したとしてもテーマカードだけではワンショットで8000を削り切ることができない 総じてテーマ外カードをデッキに投入することで A:先攻での妨害力を入手する B:後攻でのワンショット力を入手する の最低限どちらかを満たさなくては戦える形にならないと考える。 ■デッキ構築の考え方 上記のA、B以外に考えるのはメタファイズ自身がもつ2つの性質である。 α:除外を利用してリソースを循環させ、じっくりとアドバンテージを確保して戦う側面 β:≪メタファイズ・ダイダロス≫≪メタファイズ・ネフティス≫を特殊召喚することで一気に相手の盤面を除外し攻撃的に戦う側面 メタファイズをデッキにする場合、 ・このABとαβをどう組み合わせて方向性を決めるか ・メタファイズの特徴である除外ギミックをどのように構築に絡めるか がポイントだと思っている。 【混成構築】 具体例を挙げる  相剣型メタファイズ   これはまず相剣の動きでAを得るという狙いが大きい。   相剣は幻竜族を除外するギミックがあるため自然とメタファイズのリソースを回していくことも可能。   先攻1T目および2T目でのメタファイズはコストにしてしまえばそれでよく、3T目に≪メタファイズ・ラグナロク≫を出すことでβの要素を押し付けるという思想になる。   極端な話、この思想に特化するのであればメタファイズは最小限の3枚程度でも成立する。   αを見据える場合はメタファイズを増やし≪マクロコスモス≫なども採用して相剣に不足しがちな継戦能力を補う構築となる。  クシャ型メタファイズ   これはAも勿論だが、実はBを提供する意味合いでの相性が非常によい。   少ない特殊召喚回数で打点を出せる上に妨害を吸いやすいため、≪メタファイズ・ラグナロク≫を通しやすい。   クシャ自身もテーマ内だけでリーサル打点を出すには意外と面倒でニビルも踏むため、Bは相互に提供する形となる。   ≪クシャトリラ・アライズハート≫も≪メタファイズ・アセンション≫を繰り返し除外することでαの性質を強烈にサポートする。   一方のクシャは除去が対象を取る効果に偏っているため、βによる全体除去が純構築では難しい相手への回答になり得る。 と、そのように混ぜ物からABを提供してもらいメタファイズからαβを提供する形を基本に混成構築を考えている。 ただし非常に当たり前のことだが、 「ABを両方とも兼ね揃えているテーマに混ぜたことでメタファイズ目線での出力は上がるが、メタファイズから提供できる利点がない」 という事象が発生するとメタファイズの構築としては失敗に近い。 逆にメタファイズを混ぜることに利点があるのであれば混ぜ方の形や枚数は自由だと考えている。 ここでいう利点とは総合値で見た強さではなく、何かしら尖った一点だけでも利点があればそれでよいというのが筆者の思想である。 【純構築】 メタファイズを純構築で組む場合、はっきり言うとBを重視する構築はかなり難易度が高いと思われる。 ≪メタファイズ・ラグナロク≫を通すことに特化した後攻型メタファイズも試作したことはあるが、事故った相手を運よく轢き殺せればOKみたいな形にしかできなかった。 後攻で捲るための札とメタファイズの相性は悪いものが多く、打点を足すことも考えると要求値が高すぎるというのが個人的な結論である。 どうしてもというなら後攻で相性がいいカードは≪超融合≫だと考える。 EXへの依存度が低く、≪共命の翼ガルーラ≫は≪メタファイズ・ラグナロク≫と組み合わされば10シンクロだけでなくワンショットも狙えるからだ。 ではAをどうするかというと、基本的には汎用罠に頼る方向になる。 そもそもメタファイズがαを十全に発揮するために一番維持したいカードが≪マクロコスモス≫である。 しかもそのカード自体が相手の動きを弱くしてくれる。特に多くのデッキは墓地をリソースとするため、リソースを枯らす効果が強い。 であれば「≪マクロコスモス≫を守って相手のリソースを枯らし、自分は循環したリソースからβを叩き込む」というのはそれだけで勝ち筋となる。 ただし≪マクロコスモス≫に罠を構えると魔法罠ゾーンは狭くなりがちであるため注意。 ■個別カード解説 ※採用枚数は構築によって大きく変わる。特に最小構築を含めると全部0か1が下限になるため、個人的に純構築を基準に主流と思う採用枚数で書いている。 ・モンスター ≪メタファイズ・ラグナロク≫ 採用枚数:1~3 この文章でも何度も出てきているメタファイズ不動のエース。 デッキからメタファイズモンスターを特殊召喚する効果を持ち、この効果を何としてでも通すのがメタファイズの捲りである。 先攻で引いた場合に召喚することは基本的にしないが、トップ3枚の除外に賭けるしかない場合もまれにある。 枚数は構築により多岐。Bやβを重視する場合に枚数が増えがちだが、その場合でも相剣のようにサーチ前提なら1枚もある。 ≪メタファイズ・ダイダロス≫ 採用枚数:2~3 メタファイズモンスターの効果で特殊召喚した場合に特殊召喚されたモンスターを全て除外する豪快な効果を持つ。 もう一つの効果は「除外された次のターンのスタンバイフェイズにデッキに戻り、同名以外のメタファイズカードを除外する」というものだが、こちらは滅茶苦茶繊細である。 採用枚数を2~としているのはこれが理由で、≪メタファイズ・ダイダロス≫は「敢えてデッキに戻さない」というプレイングを常に考える必要がある。 一番大きな理由は≪アシンメタファイズ≫である。これはメタファイズカードが除外された場合に発動する強制効果を持っている。 相手ターンに発動した場合はメタファイズ以外の表示形式を変更するというもので、これを暴発させたくない場面が多い。 特に注意しないといけないのは 「≪マクロコスモス≫を発動していてそれを守る札はないが、≪アシンメタファイズ≫は任意タイミングで発動できる」というケース 汎用EXから≪マクロコスモス≫を処理されてそのまま積む頻出パターンは適当なエクシーズで殴ってアーゼウスである。 これを防ぐためにアシンを温存するプレイングが存在することは絶対に覚えておいて欲しい。 ただし常に正解なプレイングという訳ではない。リソースの循環を一回分放棄することになるため、あくまで作戦の一つである。 メイン2でリトルナイトが出てきて結局≪マクロコスモス≫は除去されるかもしれない。 しかし大事なのは≪マクロコスモス≫を処理されるまでに少しでも多くのリソースを吐かせることである。 素直にアーゼウスされるより確実に相手に与える損害が大きい。 また、メタファイズというテーマはアーゼウスよりリトルナイトの方が遥かに対処しやすい。 除外ゾーンに残しておくもう一つの狙いは≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫である。 もちろん真面目にテキストを読む相手なら殴っては来ないのだが… 攻撃を抑制するというだけでも除外ゾーンに居座ってもらう価値はある。 ちなみに相手の場バグースカが居るとは死ぬほど利敵するのでそういう意味で効果を使わないケースもあった。 勝手に起こして好き放題動いたあと最後に守備表示に戻されるから地獄であった。 ≪メタファイズ・ネフティス≫ 採用枚数:1~2 メタファイズモンスターの効果で特殊召喚した場合にセットされている魔法罠を全て除外する効果を持つ。 もう一つの効果は「除外された次のターンのスタンバイフェイズにデッキに戻り、同名以外のメタファイズカードをサーチする」というもの。 名称ターン1のないサーチ効果ではあるが、確実にデッキに戻る唯一のメタファイズモンスターであることから枚数を絞って採用している。 表側の魔法罠は除外しないため、自分の≪マクロコスモス≫などは無事だが、相手の永続罠にも無力である。 また、自分のカウンター罠などを巻き込んでしまうこともあるため効果を発動するかは慎重に。 どんな時でも腐らないため、任意のメタファイズを除外する時に迷ったらこのカードを除外すればよい ≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫ 採用枚数:1~2 メタファイズモンスターの効果で特殊召喚した場合、罠カードの効果を受けず、モンスターを戦闘破壊すると再攻撃できる。 もう一つの効果は「除外された次のターンのスタンバイフェイズにデッキに戻り、手札からメタファイズを特殊召喚する」というもの どちらも癖が強いが、≪メタファイズ・ラグナロク≫から呼び出す場合はライフカットが主目的となる。 単純に最高打点というだけでなく二回目の攻撃はダイレクトアタックもできるため、一人で大幅にライフを削ってくれる。 メタファイズモンスターを特殊召喚する効果も強力だが、「除外された次のターンのスタンバイフェイズ」という都合上除外タイミングを選ぶことになる。 手札にメタファイズモンスターが居ない場合は除外ゾーンから戻れない悲しい存在となる、同名を特殊召喚したい場面があるという理由で2枚採用することが多い。 このカードと≪メタファイズ・ダイダロス≫をセットで除外すると≪メタファイズ・アセンション≫の除外を経由して全メタファイズモンスターの特殊召喚が可能なことは覚えておきたい。 ≪メタファイズ・ネフティス≫とセットでも近いことはできるが≪メタファイズ・ネフティス≫だけは特殊召喚できない。 ≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫ 採用枚数:0~1 帳尻合わせのために生まれたPモンスター。 ≪マクロコスモス≫や≪次元の裂け目≫がないとあっという間にEXデッキに行って二度と帰ってこない。 Pゾーンで発動した効果は魔法扱いのため「メタファイズモンスターの効果で特殊召喚した」にならない。 という二つの悲しみを背負っている。 除外された次のターンに特殊召喚される効果と、自分のモンスターが攻撃対象になった時に自身を除外し墓地・除外のメタファイズモンスターを特殊召喚する効果を持つ。 そのため≪マクロコスモス≫や≪次元の裂け目≫さえあれば毎ターン特殊召喚されて攻撃を抑制してくれる。 重要なのは攻撃対象にされたモンスターが誰でもいいことと、自身を除外することで≪アシンメタファイズ≫や≪メタファイズ・ディメンション≫を起動できること。 この組み合わせで隣の≪応戦するG≫を守り相手を硬直させたのは一度や二度ではない。 ≪メタファイズ・ホルス・ドラゴン≫ 採用枚数:0~1 メタファイズ唯一のシンクロモンスター。 除外に関する効果がないのはテーマ成立前のモンスターだから。 ≪メタファイズ・ラグナロク≫と≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫で出すパターンが多い。 効果無効は永続のため、相手の永続魔法や永続罠を潰せると美味しい。 相手モンスターのコントロールを奪ってから≪交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン≫のエクシーズ召喚を狙うことが多い。 自分の効果でチェーンを組むため、無効とコントロール奪取の通したい方を隠すようにすること。 ≪メタファイズ・アームド・ドラゴン≫ 採用枚数:0 幻竜族の初出の1体にしてバニラモンスター。 しかし場のメタファイズを参照するカードがないため積極的に使う理由はない、 フレーバーテキストは好き。 ≪メタファイズ・エグゼキューター≫ 採用枚数:0 「出せる時には負けてるから要らない」と言うのは少々端折りすぎた気もするので真面目にちゃんと書く。 このカードには色々と言いたいことがあるのだ。 まず特殊召喚条件がメタファイズカード5種を場か墓地から除外することである。 つまり現実的に特殊召喚を狙うならばそれなりのメタファイズ濃度が必要である。 メタファイズは展開デッキではないため場からの除外は0~1枚だろう。 甘く見積もっても墓地からメタファイズカード3種類を除外する必要がある。 メタファイズに墓地でアドになるカードはなく、自然と墓地にいくカードもほぼない。 純粋にメタファイズというテーマの動きで考えた場合、このカードが出せる条件を満たすのは 「除外ギミックがなくリソースが回せていない状態で数ターンが経過している」ということになる。 これが「出せる時には負けてる」と言った理由になる。 もちろん芝刈りなどを採用し積極的に墓地を肥やせば先攻1ターン目での特殊召喚を実現することは可能である、 では先攻1ターン目で出したこのカードに何ができるか?何もできないのである。 自分の除外状態のメタファイズを特殊召喚する効果を持ちながら「相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合」という謎の縛りがあるためだ。 芝刈り型で最大のバリューを出せる状態は、後攻で相手の場にはカードが多くあり、芝刈りが通ってこのカードを出せた時であろう。 このケースは「それができるなら勝っている」という典型的なケースなのではないかと思う。 そのため先攻1ターン目での特殊召喚で何が起こるかを考えるならば焦点は除外されたメタファイズカードである。 除外されることでアドバンテージを生むメタファイズカードは丁度5種なのでそれらを全て除外したとしよう。 すなわち≪メタファイズ・アセンション≫≪メタファイズ・ダイダロス≫≪メタファイズ・ネフティス≫≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫が除外を除外した場合である。 まず≪メタファイズ・アセンション≫が除外されたことでサーチが発生する。先攻1ターン目かつ≪メタファイズ・ダイダロス≫≪メタファイズ・ネフティス≫を除外できているならば自然と≪メタファイズ・ディメンション≫が第一候補になる。 そして次ターンのスタンバイフェイズ、≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫の特殊召喚以外にできることは≪メタファイズ・ネフティス≫と≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫のコンビによる任意のメタファイズ特殊召喚と≪メタファイズ・ダイダロス≫による除外である。 とは言え相手の1ターン目のスタンバイフェイズに出して嬉しいメタファイズは強いて言えば≪メタファイズ・ラグナロク≫くらい。 ≪メタファイズ・ダイダロス≫の除外も≪メタファイズ・デコイ・ドラゴン≫を意識するなら発動しない方がいい可能性すらある。 筆者であれば≪メタファイズ・ラグナロク≫を除外することで≪メタファイズ・ディメンション≫の効果が連鎖して「相手がモンスターを特殊召喚した後にデッキトップ3枚の中にメタファイズがあれば相手のカードを1除外」という妨害を期待する。 これはメタファイズというテーマの視点では決して悪い構えではなく、何かのついででこの形になるのであれば嬉しいのだが、≪メタファイズ・エグゼキューター≫を出す労力に見合っているかというと首を傾げざるを得ない。 ついでに言うとこのカードをサーチするために≪メタファイズ・アセンション≫を使った場合は≪メタファイズ・ディメンション≫をサーチできないので上記のプランすら成立しない 後述するが筆者は芝刈り型メタファイズの構築に失敗していることもあり、出した後のケースにはあまり触れてこなかった。 ・魔法 ≪メタファイズ・ファクター≫ 採用枚数:1 これは筆者と筆者以外のメタファイズ使いで評価が違っている自覚がハッキリある。 筆者は凄く重要なカードだと思っているが多分他の人はそう思っていないからだ。 そういう話をもっとしっかり掘り下げたくてこれを書いている。 このカードは二つの永続効果を持つ。 一つはメタファイズモンスターへのチェーンを封じる効果。 要するに無効破壊系の妨害を無力化できるのである。 ≪メタファイズ・ラグナロク≫の効果を通すうえで強力なサポートになる。 …が、フリーチェーンの妨害には無力なので頼りないと感じる思いも分かる。 ただ一つ大事なことは、チェーン封じの恩恵をもっとも受けるのは≪メタファイズ・ラグナロク≫よりも ≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫による特殊召喚である。 フリーチェーン系の妨害が刺さる隙間もなく≪メタファイズ・ダイダロス≫などで一掃することができるからだ。 後攻でこのカードを発動して≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫を除外し、後は罠セットだけするみたいな捲りパターンがある。 何だかんだ≪メタファイズ・ファクター≫があれば捲れたな…みたいな決闘は結構でてくる。 もう一つの永続効果は上級メタファイズモンスターを召喚する際のリリースを無くする効果。 メタファイズモンスターの多くは最上級モンスターであり、自力で特殊召喚される効果を持たない。 ≪マクロコスモス≫などで消極的な盤面になった相手に打点を出したり、メタビとの殴り合いで優位に立ったりとこちらの効果も結構役立つ。 最上級を引いてしまっても事故札ではなく打点にできるのは結構ありがたい場面が多い。 ≪アシンメタファイズ≫ 採用枚数:3 このデッキのエンジンその1にして最大の問題児。 手札からメタファイズを除外して1ドローする効果と、メタファイズが除外された時に発動する強制効果を持つ永続魔法である。 強制効果は自分のターンならば「メタファイズ以外の攻撃力・守備力を500ダウン」で相手ターンならば「メタファイズ以外の表示形式変更」となる メタファイズのα部分を支える重要なカードではあるのだが、その強制効果どうにかして任意効果にならない?と常に思っている。 メタファイズ以外の自分のモンスターも巻き込むため、AやBの部分や汎用EXが派手に被害を食らう。 ライフ少ないから守備表示で出そう…みたいにしたモンスターが突然起き上がって殴られて死ぬケースもあった。 名称ターン1がなくデバフが永続であるため、長期戦でメタファイズ要素を押し出せている場合は滅茶苦茶強い。 そうでなくてもメタファイズからメタファイズ以外(要するにAB要素)に触りに行けるチャンスのため積極的に採用する。 手札で重なったら≪アシンメタファイズ≫で≪アシンメタファイズ≫を除外してもいいので。 ・罠 ≪メタファイズ・アセンション≫ 採用枚数:3 このデッキのエンジンその2 手札からメタファイズを捨てて1ドローしつつデッキからメタファイズを除外する効果と、自身が除外された場合にメタファイズをサーチする二つの効果を持つ。 1ターンに1度いずれか一つの制約付きで。どうしてそれぞれじゃないんですか?というのは本音なのだが一旦置いておく。 前者の効果は全メタファイズカードの中で唯一任意タイミングでメタファイズを除外できる。 後者の効果は全メタファイズカードの中で唯一除外された瞬間にアドバンテージを生む。 という非常に重要なポジションのカード。 前者の効果はそのままだとリソースを失うが、除外ギミックが働いていれば一気にアドバンテージを稼ぐことができる。 注意しなければならないのは≪メタファイズ・ダイダロス≫の効果でこのカードを除外する場合、前者の効果が使用できないこと。 両方の効果が有用であるだけにいずれかターン1なのが本当に悔やまれる。 ≪メタファイズ・ディメンション≫ 採用枚数:1~2 相手がモンスターを特殊召喚した際に除外からメタファイズを特殊召喚する効果と、メタファイズが除外された場合に相手フィールドのカードを1枚除外する効果をもつ永続罠。 メタファイズが先攻で構えられる唯一の妨害だが、このカードとメタファイズを除外するカード(≪メタファイズ・アセンション≫であれば+手札コスト)が必要なため先攻1ターン目の妨害としてはあまり期待していない。 これ結構皆複数投入してるんだよなぁと思いつつ筆者自身は0~1採用が多い。 α要素が強ければ強いほど強いカードと思っており、β要素を重視する場合は0でもいいと思っている。 α要素を強くするには永続罠やそれを守るようなカードの比重をあげたい思考が働くため、α要素が動いてからサーチできればよいと考えがち。 フリーチェーンでメタファイズを除外するカードが多ければ仕事しやすくなるため、≪抹殺の指名者≫が3枚使えた時代はもっと重視していた。 特殊召喚する方の効果で≪メタファイズ・ラグナロク≫を特殊召喚しデッキトップ3枚の中にメタファイズがあれば除外も撃てる。 それに賭けるしかない場面もあるので忘れないようにしたい。 ■テーマ外の相性がいいカード ※混成構築をする場合につかう混成側のカードは除外する。キリがないため ・モンスター ≪ディメンション・アトラクター≫ お馴染み最強誘発。 大事なのは後攻のこのカードをいつ投げるかである。 正直なところ相手が見えない段階では常に裏目があるので何が正解というのはないが、筆者なりの指針はある。 「手札に≪次元の裂け目≫≪マクロコスモス≫があれば即打ち。そうでなければ最大ダメージのタイミングを図る」としている。 このカードが最強誘発とされる最大の理由は即投げで実質的にターンスキップを狙えることだと考える。 が、後攻ワンショットが困難なメタファイズにとってターンスキップのリターンは対して大きくない。 相手のリソースを削るために使う方が有利になると考えている。 例えば相手が≪斬機サーキュラー≫の発動を狙っていたとして、それより先に投げれば相手は何もせずターンエンドするかもしれない。 そして2ターン目にトドメを刺しきれずに3ターン目に≪斬機サーキュラー≫から動かれると妨害が足りないケースが多い。 ならばいっそ≪斬機シグマ≫の蘇生まで待ってから≪ディメンション・アトラクター≫を発動して動きを止めてから盤面を処理する。 というのが筆者の考え方である。 ≪次元の裂け目≫≪マクロコスモス≫さえあれば3ターン目の動きも防げるので即投げする ≪奇采のプルフィネス≫ デッキ、墓地から罠カードを除外するという特異な効果を持つモンスター。 ≪メタファイズ・アセンション≫を除外することでメタファイズをサーチするのは勿論、≪相剣暗転≫を除外してシンクロ召喚を狙うことも。 最近では≪異次元ポスト≫を除外して表側表示で置く技も使える。 小回りが利いて非常に楽しいカードなのだが、筆者は最近ほとんど採用していない。 余裕があれば出したいモンスターだけど余裕がない、というのが最近の評価。 ≪応戦するG≫ 相手がモンスターを特殊召喚する効果を持つ魔法を発動した時、という限定的な条件ながら生きた≪マクロコスモス≫として場に降り立つ手札誘発モンスター。 刺さる相手にはメタメタに刺さるが効かない相手には何もできないという極端なカード。 特に突き刺さるのは融合系デッキを相手にしたときで、多くの融合デッキは墓地の素材でアドを取るため一気にリソースを奪うことができる。 ≪ネクロフェイス≫ 古からの除外の代名詞。 デッキの上から5枚を除外する効果を持つが、個人的にはメタファイズカードの除外を狙うカードという意味では採用圏外だと思っている。 ランダム性が高いうえに上振れたとしてもリターンがそこまであるように思えないためである。 というのもネクロフェイスによる除外は連鎖なども含めて一気に大量に除外するのが期待される動きである。 一方メタファイズは一気に大量に除外されたとしてもその瞬間に出来ることはサーチ1枚で他の恩恵を得るのは次のターンのスタンバイフェイズになる。 メタファイズにとって嬉しい除外ギミックとは瞬間的な大量除外よりも継続的な除外によるα要素の確立や、必要なカードを確実に除外することによるβ要素の実現だと筆者は考えている。 使うとすれば自分のデッキ除外はついでに当たればラッキー程度として相手のデッキタイプの特定やキーカード飛ばしへの期待で考える。 そういう攻撃的な用途で使いつつオマケでリソース循環する、という構築は尖らせていけばそれなりに可能性があるように思う。 ≪炎斬機ファイナルシグマ≫ ≪メタファイズ・ラグナロク≫の効果で大型モンスターを特殊召喚した場合、メインフェイズ2でシンクロ召喚を狙うことが多い。 12シンクロの選択肢にはドローを狙える≪超重天神マスラ-O≫や永続罠を守れる≪騎士皇アークシーラ≫などがあるが、1枠に絞るなら筆者はこのカードを選ぶ。 このカードの最大の利点はどんな時に出しても裏目になりにくいからである。 ≪アシンメタファイズ≫でどんどんステータスが下がることもなければ、その状態で勝手に攻撃表示になって大ダメージを食らうことも、≪メタファイズ・ダイダロス≫の効果で相手モンスターと一緒に吹っ飛んでしまうこともない。 ≪アシンメタファイズ≫が強制効果のせいでメタファイズ名称以外のモンスターにはかなり気を遣うことになるため、その影響を受けないことで余計な思考を削ることができるのは大きなメリットと考える。 ・魔法カード ≪封印の黄金櫃≫ 実はここ最近筆者の中で大きく評価が変わったカード。 その事情は最大の理由である≪異次元ポスト≫の項で触れるため、ここでは以前の評価を記載する。 名称ターン1がなく何でも除外できるカードであるためメタファイズの最強初動と思われがちだが、純構築よりも除外シナジーがある混成構築でこそ輝くカードだと考えていた。 先攻1ターン目にこのカードで除外したいメタファイズカードは≪メタファイズ・アセンション≫くらいしかないからだ。 いくら≪封印の黄金櫃≫に名称ターン1がなくても除外先に名称ターン1があるのであれば連打できる意味が薄い。 特に≪メタファイズ・アセンション≫は≪アシンメタファイズ≫のコストとしてもよく使うカードであり、≪アシンメタファイズ≫で≪メタファイズ・アセンション≫を除外した際の1ドローで引いた場合はがっかりするまであった。 勿論これは純構築の場合であり、相剣型であれば≪莫邪の相剣士≫への泡ケア、クシャ型であれば≪クシャトリラ・バース≫とのコンボなどが狙えるため混ぜ物があるほど強い、というのが元々の考え方であった。 続きは≪異次元ポスト≫で。 ≪抹殺の指名者≫ デッキのメタファイズを除外できる速攻魔法。 発動ターンは効果が無効化されるため≪メタファイズ・アセンション≫の除外には向かないが、 相手ターンに≪アシンメタファイズ≫や≪メタファイズ・ディメンション≫を発動させる場合に最適なカード。 何故か制限カードであることとメタファイズ名称が付いていないのが難点。 先攻で引いた場合はとりあえず伏せて何もなければ相手ターンのエンドフェイズで撃てばよい。 このくらいのカードを普通にテーマ名称で貰っていいだろと常々思っている。 ≪次元の裂け目≫ モンスターカードのみ墓地へいかず除外送りとする永続魔法。 そんなに語ることはないのだが、≪マクロコスモス≫と比較すると即座に効果を発動できるため相手の手札誘発を封じる効果が期待できる。 ただ先攻で封じたいのは≪アシンメタファイズ≫で≪メタファイズ・アセンション≫を除外した瞬間の≪ドロール&ロックバード≫くらいであり、基本的には相手にかける圧力が強い≪マクロコスモス≫の方が優先度が高いと思っている。 ただ≪奇采のプルフィネス≫や≪異次元ポスト≫などで自分の墓地から罠を除外する動きを重視する場合はちがうのかもしれない ・罠カード ≪異次元ポスト≫ 純メタファイズにおける革命的なカード。これ1枚で純構築における≪封印の黄金櫃≫のバリューも跳ね上がった。 このカードについて語る際にまず前提としてメタファイズの妨害について再度説明する。 メタファイズがテーマとして持つ妨害は≪メタファイズ・ディメンション≫による1除外のみである。 そしてこの除外を効果を使うためにはメタファイズカードを除外する必要がある。 ではどうやってフリーチェーンでメタファイズカードを除外するか? メタファイズのテーマカードでは手札コストを伴う≪メタファイズ・アセンション≫しかないのである。 しかも≪メタファイズ・ディメンション≫を先攻1ターン目で構えるにはその≪メタファイズ・アセンション≫を除外するしかない。 ≪抹殺の指名者≫さえあれば2枚で済むが何故か制限カードにされている。 筆者が≪メタファイズ・ディメンション≫にいい印象を持てていなかったのもこの辺が原因な気がする。 しかしその問題を解決したのがこのカードである。 いやそれだけじゃなのだが。すべての効果がメタファイズのためにあると言っても過言ではない。 ここまでは面倒でカードテキストそのまま貼るのはやっていなかったがここでやる "(1):自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分の除外状態のカードの種類(モンスター・魔法・罠)×300アップする。" まずこれが強い。Bの要素だけでなく、≪メタファイズ・ラグナロク≫がダメージを与えやすくなりβの面も強化している。しかも重複する。 "(2):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の手札・墓地からカード1枚を除外する。その後、自分の除外状態のカード1枚をデッキに戻す事ができる。" 次にこれが強い。前述したメタファイズの除外トリガーであり、相手ターンに継続して使えるのが本当に偉い。むしろ何でテーマ内でないのか聞きたいくらい偉い。さらに言えば除外状態のカードを戻せるのも小回りが利いている。 1.効果を発動できなかった≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫を戻す 2.シンクロ素材となった≪メタファイズ・ラグナロク≫をデッキに戻して再びサーチ出来るようにする 3.デッキから特殊召喚しようと思っていたのに≪メタファイズ・ラグナロク≫が除外してしまった≪メタファイズ・ダイダロス≫ と軽く考えるだけで使い道がいくらでも浮かぶ "(3):このカードが除外された場合に発動できる。このカードを自分フィールドに表側表示で置く。" これが一番すごい。何で≪メタファイズ・ディメンション≫についてのか聞きたいくらい凄い。≪封印の黄金櫃≫や≪メタファイズ・ラグナロク≫で除外された場合直ちにアクティブになるため罠特有の遅さというデメリットをかなり低減している。 このカードの登場により≪メタファイズ・ディメンション≫による妨害を構えるためのパターンが爆発的に増加した。 ≪封印の黄金櫃≫を重ね引きした場合の選択肢が増えた。 先攻お祈りで出す≪メタファイズ・ラグナロク≫から妨害が生まれる可能性が生まれた と純構築における革新的な存在なのだ。イラストだけはちょっとアレだが。 と、ここまで絶賛したが個人的には純構築でこそ強いカードであり、混成構築では1枚いれるかどうか、純構築でも1~2枚が現実的なラインだと思っている。 複数枚でバフが重複するとはいえ、ただでさえ圧迫しがちな魔法罠ゾーンにこれを2枚も置くのは相当きついと考えるためである。 もう一つだけ注意すべきなのは≪メタファイズ・ラグナロク≫から特殊召喚する最大打点である≪メタファイズ・タイラント・ドラゴン≫がこのカードのバフも受けないことである。打点の計算を間違わないように注意したい。 ≪マクロコスモス≫ 特に言うことがない最強カード。 筆者はこれを維持するのがメタファイズで勝ちに近付く一番の近道だと思っている。 先攻でこのカードを伏せたならば基本は相手が何か動く前に必ず最速で開くこと。 「アトラクターは考えて撃て。マクロは考える前に開け」がメタファイズ使いの標語だと思っている。 まあ「基本は」と書いたように例外はあるのだが基本に忠実でも困ることはないはず ≪龍皇の波動≫ フィールドのモンスター相手限定ではあるがノーコストで撃てるカウンター罠。 追加効果として手札のモンスターを除外することができるためメタファイズとは相性が良い。 ただし≪次元の裂け目≫や≪マクロコスモス≫の影響下では追加効果を適用できない。 ■おまけ:MDの構築遍歴 詳細な記録は取っておらず記憶を頼りに書くため、矛盾などあってもご容赦願いたい。 マイナーチェンジやネタにもならない構築は省略する ・MD初期型純構築 ≪ディメンション・アトラクター≫も≪抹殺の指名者≫もフル投入できた凄い時代。 環境的にも≪マクロコスモス≫が刺さる相手は多く、純構築でもそれなりに戦うことができたと思う。 MDで最も≪メタファイズ・ディメンション≫のバリューが高かった時期。 しかしMD初期の筆者は資産不足からフルスペックのメタファイズを一度も組めなかった。 ・相剣型メタファイズ 相剣が来たことで混成構築を組む。 メタファイズの割合については最小パターンから最大近くまで試し、αよりはβに重きをおくバランスがよいと考えた。 相剣の2妨害で相手ターンを凌ぎ、3ターン目に≪メタファイズ・ラグナロク≫を通すのが最もシンプルな勝ちの形であった。 相剣からメタファイズに触ることが出来る都合もありピタリとはまったような感覚があり気に入っている。 これで永世になったのは未だに引きずっている。α要素に意識を引っ張られて構築が歪んだうえ汎用カードの採用に環境への意識が不足していた。 ・混沌深淵型メタファイズ 深淵の獣が登場したことで≪復烙印≫に苦しめられることが多く、逆転の発想で深淵と手を組んだ構築。 ≪深淵の獣ルベリオン≫の都合上デッキから≪次元の裂け目≫と≪マクロコスモス≫を排除し、代わりに≪サモンリミッター≫≪能力吸収石≫での妨害を狙う型だった。 ≪混沌領域≫で≪暗黒竜コラプサーペント≫を持ってくる動きも採用し、メタファイズモンスターをコストにする動きでのかみ合わせを模索していた。隠し玉は≪カオス・ネフティス≫ しかし深淵の獣が本格的に烙印と一体化していって複雑化したことや、≪混沌領域≫≪暗黒竜コラプサーペント≫≪サモンリミッター≫の規制により自然崩壊した。 戻ってきたパーツもあるのでこの方向性はまだ研究の余地があるように思う。 ・芝刈り型メタファイズ 失敗談その1 ※ここでいう失敗とはあくまで筆者の構築力では筆者の構築理念を満たすデッキが作成できなかったことを指す。芝刈り型そのものを否定する意図はない。 芝刈り型メタファイズとは≪隣の芝刈り≫による大量の墓地肥やしから≪妖精伝姫-シラユキ≫≪ネクロフェイス≫などでメタファイズの大量除外を狙うデッキだと考える。 そもそも芝刈りデッキとは「通れば勝てる」とまで言われる≪隣の芝刈り≫から爆発的なアドバンテージとリソースを得て一気に勝ちに行くデッキだと思っている。 要するに芝刈りが通った時点で爆発力を得ており、じっくり戦うためのリソース(α)を必要としない、もしくは墓地そのものをリソースとするのではないか。 メタファイズが提供できる一斉除外(β)についても爆発力をリンク値に変換して≪トポロジック・ゼロヴォロス≫でも出せばよいのではないか。 こういった考えから抜け出すことができず、筆者の構築ではメタファイズカードを混ぜることによる爆発力低下を超える形にすることが出来なかった。 ・クシャ型メタファイズ(メタクシャ) どんなデッキからでも出てくる≪クシャトリラ・フェンリル≫に≪マクロコスモス≫を除外されまくり、逆転の発想でクシャと手を組んだ構築。 元々≪クシャトリラ・アライズハート≫が味方であれば非常に助かるとは思っていたが、想定よりも噛み合いがよかった。 ≪メタファイズ・ダイダロス≫がレベル7であることや、≪メタファイズ・ラグナロク≫の除外から≪クシャトリラ・バース≫≪クシャトリラ・プリペア≫での特殊召喚に繋がるからだ。 クシャトリラ自身が召喚権余りがちでコンパクトということもあり、除外軸で手を組めるメタファイズはしっかり利点を提供できていたと思う。 デッキ名にしていた【メタクシャ】も半分くらいヤケクソで作った時の気持ちが反映されており結構気に入っている。 ただ他者からの評判はあまりよろしくなく、デッキの1/3以上がメタファイズカードなのに「ついでみたいに入れてるだけでメタファイズ名乗るな」みたいなことまで言われて軽く封印した。 今思えば別に気にすることじゃなかった気がするのでまた使う。 ・純構築再び 原点に立ち返って純構築に。 「相性が悪い相手は捨ててでも除外が刺さる相手だけを執拗に対策し、トータルで勝てばよい」という開き直りで構築を尖らせた。 カウンター罠を多く採用し、初見殺しスタイルとすることによってランクマやDCにおいてはそれなりに勝てた。 最近一番よく使っている構築なのだが、構築の考え方があまりにも負けコロと逆方向になっているのが最大の懸念点になっている。 ・M∀LICE型メタファイズ(メタス) 失敗談その2 除外テーマということと名前がメタスになることから一応試したけどあまりにもM∀LICEが強すぎて【M∀LICEとメタファイズ】にすらなれなかった。 ランクマではどこからでも≪アーティファクト・ロンギヌス≫が飛んでくるようになりシャドバに逃げた。